JPH0859174A - 鉄骨建方用可動吊り治具およびこれを用いた鉄骨建込み方法 - Google Patents
鉄骨建方用可動吊り治具およびこれを用いた鉄骨建込み方法Info
- Publication number
- JPH0859174A JPH0859174A JP19263194A JP19263194A JPH0859174A JP H0859174 A JPH0859174 A JP H0859174A JP 19263194 A JP19263194 A JP 19263194A JP 19263194 A JP19263194 A JP 19263194A JP H0859174 A JPH0859174 A JP H0859174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel frame
- chain
- jig
- sprocket
- erection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手狭な場所においても鉄骨を荷卸し・仮置き
することなく立て起こし、かつ、鉄骨を立て起こした場
合に大きく揺動させることなく、また、建て込んだ鉄骨
の玉掛けを安全に取り外すことができる鉄骨建方用可動
吊り治具を提供することを目的とする。 【構成】 クレーンにより吊り下げられる治具本体2
と、治具本体2に回転自在に支持される第1のスプロケ
ット5と、第1のスプロケット5の駆動機構6と、第1
のスプロケット5に巻回され、その一端部が治具本体2
側に保持されたチェーン15と、チェーン15の他端部
に吊り下げられた自動シャックル装置18と、第1のス
プロケット5から治具本体2に到る間のチェーン15に
吊り下げられ、チェーン15からの吊り下げがチェーン
15を巻回させてこれに係合する第2フック側滑車17
によりなされた第2のフック装置16とを備えている。
することなく立て起こし、かつ、鉄骨を立て起こした場
合に大きく揺動させることなく、また、建て込んだ鉄骨
の玉掛けを安全に取り外すことができる鉄骨建方用可動
吊り治具を提供することを目的とする。 【構成】 クレーンにより吊り下げられる治具本体2
と、治具本体2に回転自在に支持される第1のスプロケ
ット5と、第1のスプロケット5の駆動機構6と、第1
のスプロケット5に巻回され、その一端部が治具本体2
側に保持されたチェーン15と、チェーン15の他端部
に吊り下げられた自動シャックル装置18と、第1のス
プロケット5から治具本体2に到る間のチェーン15に
吊り下げられ、チェーン15からの吊り下げがチェーン
15を巻回させてこれに係合する第2フック側滑車17
によりなされた第2のフック装置16とを備えている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場において鉄骨
を所定の位置に建込むのに好適な鉄骨建方用可動吊り治
具、およびこれを用いた鉄骨建込み方法に関する。
を所定の位置に建込むのに好適な鉄骨建方用可動吊り治
具、およびこれを用いた鉄骨建込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、躯体をS造とする建築構
造は、建築構造物を柔構造とすることができるため、高
層建築物に用いて好適である。これら建築現場等におけ
る鉄骨の建方は、一般的には次のように行われている。
トラック等の荷台上に鉄骨を水平に積載し、該トラック
等によって鉄骨を建築現場へ搬入する。この鉄骨は荷捌
きクレーン等によって荷台から地面上に荷卸し、仮置き
する。この鉄骨の上端部に玉掛けワイヤーを掛け、これ
をタワークレーンによって吊り上げることによって鉄骨
を立て起こし、そのまま所定の位置まで吊り上げること
によって建て込む。
造は、建築構造物を柔構造とすることができるため、高
層建築物に用いて好適である。これら建築現場等におけ
る鉄骨の建方は、一般的には次のように行われている。
トラック等の荷台上に鉄骨を水平に積載し、該トラック
等によって鉄骨を建築現場へ搬入する。この鉄骨は荷捌
きクレーン等によって荷台から地面上に荷卸し、仮置き
する。この鉄骨の上端部に玉掛けワイヤーを掛け、これ
をタワークレーンによって吊り上げることによって鉄骨
を立て起こし、そのまま所定の位置まで吊り上げること
によって建て込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、市街地等の
建物等が密接した所では、立て起こす場所や仮置きする
場所等の作業に十分なスペースを確保することは困難で
あり、このような場合には、搬入された鉄骨を組上がっ
た鉄骨上に仮置きする等非生産的な手順をふむこともあ
った。また、地面上に横倒しされた鉄骨を立て起こす場
合に、その上端部だけを吊り上げるので下端部が地面を
擦り、その下端部が地面から離れた時に鉄骨が大きく揺
れ動いて危険であるという不都合が生じていた。現場で
は、このような揺動を抑え、危険を防止するために相吊
りクレーンを使用する等の方法を採らなければならず、
その作業性に問題があった。また、鉄骨の両端部へのフ
ックの取り付けは地上で行うことができたが、建て込ん
だ後に鉄骨の上端部から玉掛けを取り外すことは、高所
での作業のため安全性・作業性ともに問題があった。
建物等が密接した所では、立て起こす場所や仮置きする
場所等の作業に十分なスペースを確保することは困難で
あり、このような場合には、搬入された鉄骨を組上がっ
た鉄骨上に仮置きする等非生産的な手順をふむこともあ
った。また、地面上に横倒しされた鉄骨を立て起こす場
合に、その上端部だけを吊り上げるので下端部が地面を
擦り、その下端部が地面から離れた時に鉄骨が大きく揺
れ動いて危険であるという不都合が生じていた。現場で
は、このような揺動を抑え、危険を防止するために相吊
りクレーンを使用する等の方法を採らなければならず、
その作業性に問題があった。また、鉄骨の両端部へのフ
ックの取り付けは地上で行うことができたが、建て込ん
だ後に鉄骨の上端部から玉掛けを取り外すことは、高所
での作業のため安全性・作業性ともに問題があった。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、手狭な場所においても鉄骨を荷卸し・仮置きする
ことなく立て起こし、所定の位置に建て込むことがで
き、かつ、鉄骨を吊り上げ、立て起こした場合に大きく
揺動させることなく安全に建て込むことができると共
に、建て込んだ鉄骨の玉掛けを安全に取り外すことがで
きる鉄骨建方用可動吊り治具、およびこれを用いた鉄骨
建込み方法を提供することを目的とする。
ので、手狭な場所においても鉄骨を荷卸し・仮置きする
ことなく立て起こし、所定の位置に建て込むことがで
き、かつ、鉄骨を吊り上げ、立て起こした場合に大きく
揺動させることなく安全に建て込むことができると共
に、建て込んだ鉄骨の玉掛けを安全に取り外すことがで
きる鉄骨建方用可動吊り治具、およびこれを用いた鉄骨
建込み方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の鉄骨建方用可動吊り治具では、クレーンにより
吊り下げられる治具本体と、該治具本体に水平方向の軸
線をもって回転自在に支持されるスプロケットと、前記
治具本体に搭載されて前記スプロケットを回転駆動する
駆動機構と、前記スプロケットに巻回され、その一端部
が前記治具本体側に保持されたチェーンと、該チェーン
の他端部に吊り下げられた第1のフック装置と、前記ス
プロケットから前記治具本体に到る間の前記チェーンに
吊り下げられ、該チェーンからの吊り下げが該チェーン
を巻回させてこれに係合する第1の滑車によりなされた
第2のフック装置とを備えてなることを特徴とするもの
である。
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の鉄骨建方用可動吊り治具では、クレーンにより
吊り下げられる治具本体と、該治具本体に水平方向の軸
線をもって回転自在に支持されるスプロケットと、前記
治具本体に搭載されて前記スプロケットを回転駆動する
駆動機構と、前記スプロケットに巻回され、その一端部
が前記治具本体側に保持されたチェーンと、該チェーン
の他端部に吊り下げられた第1のフック装置と、前記ス
プロケットから前記治具本体に到る間の前記チェーンに
吊り下げられ、該チェーンからの吊り下げが該チェーン
を巻回させてこれに係合する第1の滑車によりなされた
第2のフック装置とを備えてなることを特徴とするもの
である。
【0006】請求項2記載の鉄骨建方用可動吊り治具で
は、請求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具において、
前記治具本体に第2の滑車が設けられると共に前記第1
のフック装置に第3の滑車が設けられ、前記スプロケッ
トから導出された前記チェーンの他端部側が前記第3の
滑車、前記第2の滑車をこの順に巻回したのち前記第1
のフック装置に固定されていることを特徴とするもので
ある。請求項3記載の鉄骨建方用可動吊り治具では、請
求項1または2記載の鉄骨建方用可動吊り治具におい
て、前記チェーンの一端部は、前記治具本体に設けら
れ、該チェーンの繰り出し、収納を行うチェーン繰り出
し装置に保持されていることを特徴とするものである。
は、請求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具において、
前記治具本体に第2の滑車が設けられると共に前記第1
のフック装置に第3の滑車が設けられ、前記スプロケッ
トから導出された前記チェーンの他端部側が前記第3の
滑車、前記第2の滑車をこの順に巻回したのち前記第1
のフック装置に固定されていることを特徴とするもので
ある。請求項3記載の鉄骨建方用可動吊り治具では、請
求項1または2記載の鉄骨建方用可動吊り治具におい
て、前記チェーンの一端部は、前記治具本体に設けら
れ、該チェーンの繰り出し、収納を行うチェーン繰り出
し装置に保持されていることを特徴とするものである。
【0007】請求項4記載の鉄骨建方用可動吊り治具で
は、請求項1から3記載の鉄骨建方用可動吊り治具にお
いて、前記第1のフック装置は、フック本体の玉掛け自
動解除機構と、該玉掛け自動解除機構を遠隔操作する遠
隔制御装置とを備えてなることを特徴とするものであ
る。請求項5記載の鉄骨建込み方法では、請求項1記載
の鉄骨建方用可動吊り治具をクレーンのフックに取り付
けるとともに、該クレーンにより吊り上げ、該鉄骨建方
用可動吊り治具から吊り下げられた第1のフック装置と
第2のフック装置を平置きした鉄骨のそれぞれ上端部と
下端部に留め付け、その後、前記クレーンにより前記鉄
骨建方用可動吊り治具を所定の高さまで吊り上げて、前
記鉄骨を空中に位置させ、次いで、前記駆動機構により
前記スプロケットを回動制御し、前記チェーンを送り操
作することにより前記鉄骨を空中で立て起こし、該鉄骨
の下端部に留め付けた第2のフック装置を外して、該鉄
骨を建込んでいくことを特徴とする請求項1記載の鉄骨
建方用可動吊り治具を用いたことを特徴とする方法であ
る。
は、請求項1から3記載の鉄骨建方用可動吊り治具にお
いて、前記第1のフック装置は、フック本体の玉掛け自
動解除機構と、該玉掛け自動解除機構を遠隔操作する遠
隔制御装置とを備えてなることを特徴とするものであ
る。請求項5記載の鉄骨建込み方法では、請求項1記載
の鉄骨建方用可動吊り治具をクレーンのフックに取り付
けるとともに、該クレーンにより吊り上げ、該鉄骨建方
用可動吊り治具から吊り下げられた第1のフック装置と
第2のフック装置を平置きした鉄骨のそれぞれ上端部と
下端部に留め付け、その後、前記クレーンにより前記鉄
骨建方用可動吊り治具を所定の高さまで吊り上げて、前
記鉄骨を空中に位置させ、次いで、前記駆動機構により
前記スプロケットを回動制御し、前記チェーンを送り操
作することにより前記鉄骨を空中で立て起こし、該鉄骨
の下端部に留め付けた第2のフック装置を外して、該鉄
骨を建込んでいくことを特徴とする請求項1記載の鉄骨
建方用可動吊り治具を用いたことを特徴とする方法であ
る。
【0008】
【作用】請求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具では、
まず、クレーンによって治具本体を吊り下げ、この治具
本体から吊り下がっている第1、第2のフック装置を、
それぞれトラック等の荷台に平積みされた鉄骨の上端
部、下端部に留め付ける。そして、クレーンによってこ
の鉄骨建方用可動吊り治具を所定の高さまで吊り上げ
て、鉄骨を空中に位置させる。次いで、駆動機構によっ
てスプロケットを回動制御し、チェーンを送り操作する
ことにより鉄骨を空中で立て起こし、鉄骨の下端部に留
め付けた第2のフック装置を外す。この後、クレーンに
よって鉄骨を所定の位置に建込む。このように、トラッ
ク等の荷台から地面等に仮置きせずに、直接、所定の位
置に建て込むことができる。
まず、クレーンによって治具本体を吊り下げ、この治具
本体から吊り下がっている第1、第2のフック装置を、
それぞれトラック等の荷台に平積みされた鉄骨の上端
部、下端部に留め付ける。そして、クレーンによってこ
の鉄骨建方用可動吊り治具を所定の高さまで吊り上げ
て、鉄骨を空中に位置させる。次いで、駆動機構によっ
てスプロケットを回動制御し、チェーンを送り操作する
ことにより鉄骨を空中で立て起こし、鉄骨の下端部に留
め付けた第2のフック装置を外す。この後、クレーンに
よって鉄骨を所定の位置に建込む。このように、トラッ
ク等の荷台から地面等に仮置きせずに、直接、所定の位
置に建て込むことができる。
【0009】請求項2記載の鉄骨建方用可動吊り治具で
は、一本のチェーンを各滑車に掛け渡すことによって、
治具本体に対し、第2の滑車を定滑車とし、また、第
2、第3の滑車はそれぞれ第2、第1のフック装置に設
けた動滑車としている。これらによって、スプロケット
の回転による第1のフック装置の巻き上げと、第2のフ
ック装置の巻き下げの比率は2:3となる。したがっ
て、第1のフック装置を巻き上げ、上昇させるほど、ス
プロケットでのチェーン吊り角度(すなわち、第1のフ
ック装置とスプロケットとの間のチェーンと第2のフッ
ク装置とスプロケットとの間のチェーンで形成される角
度)は小さくなる。このため、スプロケットに係るチェ
ーン張力は低減される。
は、一本のチェーンを各滑車に掛け渡すことによって、
治具本体に対し、第2の滑車を定滑車とし、また、第
2、第3の滑車はそれぞれ第2、第1のフック装置に設
けた動滑車としている。これらによって、スプロケット
の回転による第1のフック装置の巻き上げと、第2のフ
ック装置の巻き下げの比率は2:3となる。したがっ
て、第1のフック装置を巻き上げ、上昇させるほど、ス
プロケットでのチェーン吊り角度(すなわち、第1のフ
ック装置とスプロケットとの間のチェーンと第2のフッ
ク装置とスプロケットとの間のチェーンで形成される角
度)は小さくなる。このため、スプロケットに係るチェ
ーン張力は低減される。
【0010】請求項3記載の鉄骨建方用可動吊り治具で
は、チェーンの一端部を、治具本体に設けたチェーン繰
り出し装置に保持させているので、チェーンの繰り出し
・収納を自在に行える。すなわち、作業時には、チェー
ンを所定の長さとなるようチェーン繰り出し装置によっ
て繰り出し、作業終了時には、チェーンを収納しておく
ことができる。請求項4記載の鉄骨建方用可動吊り治具
では、第1のフック装置を、遠隔制御装置を備えた玉掛
け自動解除機構としているので、鉄骨を建て込んだ後に
地上等の遠隔から、第1のフック装置を鉄骨の上端部よ
り取り外すことができる。
は、チェーンの一端部を、治具本体に設けたチェーン繰
り出し装置に保持させているので、チェーンの繰り出し
・収納を自在に行える。すなわち、作業時には、チェー
ンを所定の長さとなるようチェーン繰り出し装置によっ
て繰り出し、作業終了時には、チェーンを収納しておく
ことができる。請求項4記載の鉄骨建方用可動吊り治具
では、第1のフック装置を、遠隔制御装置を備えた玉掛
け自動解除機構としているので、鉄骨を建て込んだ後に
地上等の遠隔から、第1のフック装置を鉄骨の上端部よ
り取り外すことができる。
【0011】請求項5記載の鉄骨建て込み方法では、請
求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具をクレーンによっ
て吊り下げ、操作することにより、鉄骨を仮置きする手
順は不要となる。よって、荷捌きチェーンや相吊りチェ
ーン等を使用せずに鉄骨を所定の位置に建て込むことが
できる。
求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具をクレーンによっ
て吊り下げ、操作することにより、鉄骨を仮置きする手
順は不要となる。よって、荷捌きチェーンや相吊りチェ
ーン等を使用せずに鉄骨を所定の位置に建て込むことが
できる。
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
しながら詳細に説明する。図において、符号1は鉄骨建
方用可動吊り治具(以下、吊り治具という)である。吊
り治具1の外枠を構成する治具本体2の上部には、補助
チェーン3の両端が固定されており、該補助チェーン3
の中間部は、タワークレーン(図示せず)のフック4に
掛止されている。治具本体2の内部には、第1のスプロ
ケット5(スプロケット)を有する第1チェーンブロッ
ク6、第2のスプロケット7を有する第2チェーンブロ
ック8および本体側滑車9(第2の滑車)が内設されて
いる。
しながら詳細に説明する。図において、符号1は鉄骨建
方用可動吊り治具(以下、吊り治具という)である。吊
り治具1の外枠を構成する治具本体2の上部には、補助
チェーン3の両端が固定されており、該補助チェーン3
の中間部は、タワークレーン(図示せず)のフック4に
掛止されている。治具本体2の内部には、第1のスプロ
ケット5(スプロケット)を有する第1チェーンブロッ
ク6、第2のスプロケット7を有する第2チェーンブロ
ック8および本体側滑車9(第2の滑車)が内設されて
いる。
【0012】第1チェーンブロック6には、水平方向の
軸線をもつ第1のスプロケット5が回転自在に設けら
れ、この第1のスプロケット5を回転駆動する駆動機構
としてモーター(図示せず)が内蔵されている。第2チ
ェーンブロック8には、第1のスプロケット5の軸線と
平行な軸線を有する第2のスプロケット7が設けられ、
該第2のスプロケット7を回転駆動するモーター(図示
せず)が内蔵されている。この第2チェーンブロック8
の上部は、治具本体2内部に設けられた支持部10に、
ピン10aを介して回動自在に支持されている。また、
第2チェーンブロック8の下部には、チェーン収納ボッ
クス13が吊り下げ設置されている。これらチェーン収
納ボックス13および第2チェーンブロック8はチェー
ン繰り出し装置12を構成している。本体側滑車9は、
第1のスプロケット5の軸線と平行である軸線をもって
支持部材14に回動自在に支持され、該支持部材14の
上部は治具本体2内部に設けられた支持部10に本体側
滑車9の軸線と平行な軸線を有するよう回動自在に支持
されている。
軸線をもつ第1のスプロケット5が回転自在に設けら
れ、この第1のスプロケット5を回転駆動する駆動機構
としてモーター(図示せず)が内蔵されている。第2チ
ェーンブロック8には、第1のスプロケット5の軸線と
平行な軸線を有する第2のスプロケット7が設けられ、
該第2のスプロケット7を回転駆動するモーター(図示
せず)が内蔵されている。この第2チェーンブロック8
の上部は、治具本体2内部に設けられた支持部10に、
ピン10aを介して回動自在に支持されている。また、
第2チェーンブロック8の下部には、チェーン収納ボッ
クス13が吊り下げ設置されている。これらチェーン収
納ボックス13および第2チェーンブロック8はチェー
ン繰り出し装置12を構成している。本体側滑車9は、
第1のスプロケット5の軸線と平行である軸線をもって
支持部材14に回動自在に支持され、該支持部材14の
上部は治具本体2内部に設けられた支持部10に本体側
滑車9の軸線と平行な軸線を有するよう回動自在に支持
されている。
【0013】チェーン収納ボックス13内には、チェー
ン15の一端部15aが保持されており、このチェーン
収納ボックス13から繰り出されたチェーン15は、第
2のスプロケット7と第1のスプロケット5のそれぞれ
に掛けられている。このチェーン15の第2のスプロケ
ット7と第1のスプロケット5の間には、第2のフック
装置16に設けられた第2フック側滑車17(第1の滑
車)が吊り下げられている。この場合、チェーン15は
第2フック側滑車17に巻回されている。また、第1の
スプロケット5から導出されたチェーン15の他端部1
5b側は、第1のフック装置である自動シャックル装置
18に設けられて水平方向に軸線を有する第1フック側
滑車19(第3の滑車)に巻回され、さらに本体側滑車
9に巻回された後、自動シャックル装置18の上部に固
定されている。
ン15の一端部15aが保持されており、このチェーン
収納ボックス13から繰り出されたチェーン15は、第
2のスプロケット7と第1のスプロケット5のそれぞれ
に掛けられている。このチェーン15の第2のスプロケ
ット7と第1のスプロケット5の間には、第2のフック
装置16に設けられた第2フック側滑車17(第1の滑
車)が吊り下げられている。この場合、チェーン15は
第2フック側滑車17に巻回されている。また、第1の
スプロケット5から導出されたチェーン15の他端部1
5b側は、第1のフック装置である自動シャックル装置
18に設けられて水平方向に軸線を有する第1フック側
滑車19(第3の滑車)に巻回され、さらに本体側滑車
9に巻回された後、自動シャックル装置18の上部に固
定されている。
【0014】制御ボックス部20の下部には、ワイヤー
25とエアパイプ26の一端が取り付けられ、両者の他
端にはフック本体27が設けられている。エアパイプ2
6の一端は、制御ボックス部20内のエアタンク(図示
せず)に配管されていると共に、他端はフック本体27
に内蔵された電磁弁(図示せず)を介してフック本体2
7のピン28を空気圧により開閉するよう配管されてい
る。上記の自動シャックル装置18は、シャックル用リ
モコン装置29(遠隔制御装置)による遠隔操作でフッ
ク本体27の玉掛けを自在に取り外しできる玉掛け自動
解除機構として機能するように設定されている。
25とエアパイプ26の一端が取り付けられ、両者の他
端にはフック本体27が設けられている。エアパイプ2
6の一端は、制御ボックス部20内のエアタンク(図示
せず)に配管されていると共に、他端はフック本体27
に内蔵された電磁弁(図示せず)を介してフック本体2
7のピン28を空気圧により開閉するよう配管されてい
る。上記の自動シャックル装置18は、シャックル用リ
モコン装置29(遠隔制御装置)による遠隔操作でフッ
ク本体27の玉掛けを自在に取り外しできる玉掛け自動
解除機構として機能するように設定されている。
【0015】上記の構成において、本体側滑車9、第1
のスプロケット5および第2のスプロケット7は、後述
するように定滑車として機能し、第1フック側滑車19
と第2フック側滑車17は動滑車として機能している。
そして、チェーン15の一端部15aは、チェーン収納
ボックス13に収納され、同他端部15bは、制御ボッ
クス部20に固定されている。これらの構成により第1
のスプロケット5の回転による自動シャックル装置18
の巻き上げと、第2のフック装置の巻き下げの比率は
2:3となっている。なお、第1チェーンブロック6お
よび第2チェーンブロック8にそれぞれ内蔵されたモー
ターは、本体操作用リモコン装置(図示せず)によって
遠隔操作ができるように設定されている。また、治具本
体2内部の支持部10には、第1チェーンブロック6と
第2チェーンブロック8の駆動用電源としてバッテリー
30が設置されている。
のスプロケット5および第2のスプロケット7は、後述
するように定滑車として機能し、第1フック側滑車19
と第2フック側滑車17は動滑車として機能している。
そして、チェーン15の一端部15aは、チェーン収納
ボックス13に収納され、同他端部15bは、制御ボッ
クス部20に固定されている。これらの構成により第1
のスプロケット5の回転による自動シャックル装置18
の巻き上げと、第2のフック装置の巻き下げの比率は
2:3となっている。なお、第1チェーンブロック6お
よび第2チェーンブロック8にそれぞれ内蔵されたモー
ターは、本体操作用リモコン装置(図示せず)によって
遠隔操作ができるように設定されている。また、治具本
体2内部の支持部10には、第1チェーンブロック6と
第2チェーンブロック8の駆動用電源としてバッテリー
30が設置されている。
【0016】以下、上記の鉄骨建方用可動吊り治具を用
いた鉄骨建込み方法の手順を説明する。まず、鉄骨34
を、トラック等の荷台に平置きして現場に搬入した後、
鉄骨34の下端部34aおよび上端部34bにそれぞれ
スプライスプレート35、36をボルト(図示せず)に
より緊結・固定する。そして、鉄骨34の下端部34a
に固定されたスプライスプレート35に玉掛けワイヤー
37を設置する。一方、タワークレーンのフック4を治
具本体2上の補助チェーン3に取り付けるとともに、吊
り治具1をタワークレーンにより吊り上げる。第1チェ
ーンブロック6および第2チェーンブロック8を本体操
作用リモコン装置により作動させ、吊り上げられた吊り
治具1からチェーン15を所定の長さまでチェーン収納
ボックス13より繰り出すと共に、自動シャックル装置
18と第2のフック装置16を所定の位置まで下げる。
鉄骨34の上端部34bに固定されたスプライスプレー
ト36のボルト穴に自動シャックル装置18のフック本
体27のピン28を入れ、フック本体27を留め付け
る。また、鉄骨34の下端部34aに固定されたスプラ
イスプレート35に付けられた玉掛けワイヤー37に
は、第2のフック装置16を掛けて留め付けておく。
いた鉄骨建込み方法の手順を説明する。まず、鉄骨34
を、トラック等の荷台に平置きして現場に搬入した後、
鉄骨34の下端部34aおよび上端部34bにそれぞれ
スプライスプレート35、36をボルト(図示せず)に
より緊結・固定する。そして、鉄骨34の下端部34a
に固定されたスプライスプレート35に玉掛けワイヤー
37を設置する。一方、タワークレーンのフック4を治
具本体2上の補助チェーン3に取り付けるとともに、吊
り治具1をタワークレーンにより吊り上げる。第1チェ
ーンブロック6および第2チェーンブロック8を本体操
作用リモコン装置により作動させ、吊り上げられた吊り
治具1からチェーン15を所定の長さまでチェーン収納
ボックス13より繰り出すと共に、自動シャックル装置
18と第2のフック装置16を所定の位置まで下げる。
鉄骨34の上端部34bに固定されたスプライスプレー
ト36のボルト穴に自動シャックル装置18のフック本
体27のピン28を入れ、フック本体27を留め付け
る。また、鉄骨34の下端部34aに固定されたスプラ
イスプレート35に付けられた玉掛けワイヤー37に
は、第2のフック装置16を掛けて留め付けておく。
【0017】次に、図2に示すように、タワークレーン
のフック4を巻き上げ、鉄骨34をその長さ等を考慮し
た高さに適宜吊り上げ、ほぼ水平状態のまま空中に位置
させる。そして、図3および図4に示すように、本体操
作用リモコン装置で第1チェーンブロック6を作動さ
せ、自動シャックル装置18を巻き上げ、チェーン15
を送り操作することにより鉄骨34を垂直に立て起こ
す。このとき、第1のスプロケット5の回転による自動
シャックル装置18の巻き上げと、第2のフック装置の
巻き下げの比率は2:3となっている。したがって、自
動シャックル装置18の上昇に比べ、第2のフック装置
16の下降の方が大きくなっている。例えば、第1チェ
ーンブロック6によって第1のスプロケット5を図2中
の時計回りに6mだけ回動させた場合は、第1のスプロ
ケット5と自動シャックル装置18との距離は2mだけ
短くなり、逆に第1のスプロケット5と第2のフック装
置16の距離は3mだけ長くなる。したがって、自動シ
ャックル装置18側の鉄骨34の上端部34bは約2m
上昇し、第2のフック装置16側の鉄骨34の下端部3
4aは約3m下降する。このように自動シャックル装置
18の上昇に比べ、第2のフック装置16の下降が大き
いので、第1のスプロケット5でのチェーン吊り角度θ
(すなわち、自動シャックル装置18と第1のスプロケ
ット5との間のチェーン15と第2のフック装置16と
第1のスプロケット5との間のチェーン15で形成され
る角度θ)は、自動シャックル装置18を巻き上げるほ
ど小さくなる。
のフック4を巻き上げ、鉄骨34をその長さ等を考慮し
た高さに適宜吊り上げ、ほぼ水平状態のまま空中に位置
させる。そして、図3および図4に示すように、本体操
作用リモコン装置で第1チェーンブロック6を作動さ
せ、自動シャックル装置18を巻き上げ、チェーン15
を送り操作することにより鉄骨34を垂直に立て起こ
す。このとき、第1のスプロケット5の回転による自動
シャックル装置18の巻き上げと、第2のフック装置の
巻き下げの比率は2:3となっている。したがって、自
動シャックル装置18の上昇に比べ、第2のフック装置
16の下降の方が大きくなっている。例えば、第1チェ
ーンブロック6によって第1のスプロケット5を図2中
の時計回りに6mだけ回動させた場合は、第1のスプロ
ケット5と自動シャックル装置18との距離は2mだけ
短くなり、逆に第1のスプロケット5と第2のフック装
置16の距離は3mだけ長くなる。したがって、自動シ
ャックル装置18側の鉄骨34の上端部34bは約2m
上昇し、第2のフック装置16側の鉄骨34の下端部3
4aは約3m下降する。このように自動シャックル装置
18の上昇に比べ、第2のフック装置16の下降が大き
いので、第1のスプロケット5でのチェーン吊り角度θ
(すなわち、自動シャックル装置18と第1のスプロケ
ット5との間のチェーン15と第2のフック装置16と
第1のスプロケット5との間のチェーン15で形成され
る角度θ)は、自動シャックル装置18を巻き上げるほ
ど小さくなる。
【0018】図4に示すように、鉄骨34を垂直に立て
起こした後、鉄骨34の下端部34aのスプライスプレ
ート35に取り付けた玉掛けワイヤー37から第2のフ
ック装置16を取り外し、そして、玉掛けワイヤー37
も下端部34aから取り外す。取り外した第2のフック
装置16は、第2チェーンブロック8を本体操作用リモ
コン装置で作動させ、巻き上げ、余分なチェーン15を
チェーン収納ボックス13内に収納しておく。次に、タ
ワークレーンのフック4を巻き上げ、鉄骨34を所定の
位置に建て込み、この後、シャックル用リモコン装置2
9を操作してスプライスプレート36のボルト穴からフ
ック本体27のピン28を抜く。これによって自動シャ
ックル装置18は、鉄骨34の上端部34bから取り外
される。上記の操作を繰り返すことによって全鉄骨の建
て込みを行う。建て込み作業が全て終了した後、第2チ
ェーンブロック8を本体操作用リモコン装置で作動さ
せ、自動シャックル装置18を巻き上げると共に、繰り
出されていたチェーン15をチェーン収納ボックス13
内に収納する。
起こした後、鉄骨34の下端部34aのスプライスプレ
ート35に取り付けた玉掛けワイヤー37から第2のフ
ック装置16を取り外し、そして、玉掛けワイヤー37
も下端部34aから取り外す。取り外した第2のフック
装置16は、第2チェーンブロック8を本体操作用リモ
コン装置で作動させ、巻き上げ、余分なチェーン15を
チェーン収納ボックス13内に収納しておく。次に、タ
ワークレーンのフック4を巻き上げ、鉄骨34を所定の
位置に建て込み、この後、シャックル用リモコン装置2
9を操作してスプライスプレート36のボルト穴からフ
ック本体27のピン28を抜く。これによって自動シャ
ックル装置18は、鉄骨34の上端部34bから取り外
される。上記の操作を繰り返すことによって全鉄骨の建
て込みを行う。建て込み作業が全て終了した後、第2チ
ェーンブロック8を本体操作用リモコン装置で作動さ
せ、自動シャックル装置18を巻き上げると共に、繰り
出されていたチェーン15をチェーン収納ボックス13
内に収納する。
【0019】このように上記の方法によれば、荷捌きク
レーンや相吊りクレーン等を使わずに鉄骨34を建て込
むことができ、手狭な場所でも地面や組上がった鉄骨上
等に仮置きをせずに鉄骨34の建て込みができる。そし
て、建て込んだ後に鉄骨34の上端部34bからフック
本体27を取り外す作業を、シャックル用リモコン装置
29により遠隔操作で行うため、高所に上がらずとも地
上等で安全に行うことができる。
レーンや相吊りクレーン等を使わずに鉄骨34を建て込
むことができ、手狭な場所でも地面や組上がった鉄骨上
等に仮置きをせずに鉄骨34の建て込みができる。そし
て、建て込んだ後に鉄骨34の上端部34bからフック
本体27を取り外す作業を、シャックル用リモコン装置
29により遠隔操作で行うため、高所に上がらずとも地
上等で安全に行うことができる。
【0020】また、上述したように、自動シャックル装
置18を巻き上げるほど第1のスプロケット5でのチェ
ーン吊り角度θは小さくなるので、第1のスプロケット
5でのチェーン張力は低減され、安定した巻き上げが行
える。そして、第1チェーンブロック6によって同時に
自動シャックル装置18の巻き上げと第2のフック装置
16の巻き下げを行っており、鉄骨34の下端部34a
の下降力を鉄骨34の上端部34bの上昇力に利用して
いる。これによって、鉄骨34を立て起こすのに必要な
第1チェーンブロック6のモーター駆動電力は、鉄骨3
4の下端部34a位置を一定にして上端部34bのみを
上昇させる場合に比べて大幅に低減できる。したがっ
て、駆動用電源であるバッテリー30の容量を小さくす
ることができる。なお、シャックル用リモコン装置29
および本体操作用リモコン装置は、コードレス、または
コード付きのどちらのリモコン装置でも構わない。
置18を巻き上げるほど第1のスプロケット5でのチェ
ーン吊り角度θは小さくなるので、第1のスプロケット
5でのチェーン張力は低減され、安定した巻き上げが行
える。そして、第1チェーンブロック6によって同時に
自動シャックル装置18の巻き上げと第2のフック装置
16の巻き下げを行っており、鉄骨34の下端部34a
の下降力を鉄骨34の上端部34bの上昇力に利用して
いる。これによって、鉄骨34を立て起こすのに必要な
第1チェーンブロック6のモーター駆動電力は、鉄骨3
4の下端部34a位置を一定にして上端部34bのみを
上昇させる場合に比べて大幅に低減できる。したがっ
て、駆動用電源であるバッテリー30の容量を小さくす
ることができる。なお、シャックル用リモコン装置29
および本体操作用リモコン装置は、コードレス、または
コード付きのどちらのリモコン装置でも構わない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた鉄骨建方用可動吊り治具は、トラック等の荷台に平
積みされた鉄骨の上端部および下端部にそれぞれ第1の
フック装置および第2のフック装置を留め付け、クレー
ンによって本鉄骨建方用可動吊り治具をつり上げると共
に鉄骨を空中に位置させることができる。そして、スプ
ロケットを回動制御することで鉄骨を空中で立て起こす
ことができ、所定の位置に鉄骨を建て込める。これによ
って、地面等に仮置きする手間が省け、作業性が向上す
ると共に、大幅な作業時間の短縮ができる。そして、鉄
骨の両端をフックで支持し、空中において建て起こすこ
とができるので、鉄骨を大きく揺動させることなく安全
に建て込むことができる。
れた鉄骨建方用可動吊り治具は、トラック等の荷台に平
積みされた鉄骨の上端部および下端部にそれぞれ第1の
フック装置および第2のフック装置を留め付け、クレー
ンによって本鉄骨建方用可動吊り治具をつり上げると共
に鉄骨を空中に位置させることができる。そして、スプ
ロケットを回動制御することで鉄骨を空中で立て起こす
ことができ、所定の位置に鉄骨を建て込める。これによ
って、地面等に仮置きする手間が省け、作業性が向上す
ると共に、大幅な作業時間の短縮ができる。そして、鉄
骨の両端をフックで支持し、空中において建て起こすこ
とができるので、鉄骨を大きく揺動させることなく安全
に建て込むことができる。
【0022】また、スプロケットの回転によって同時に
第1のフック装置の巻き上げと第2のフック装置の巻き
下げを行うので、鉄骨の下端部の下降力がその上端部の
上昇力に加担されている。これによって、鉄骨を立て起
こすのに必要なスプロケットの駆動電力は、鉄骨の下端
部の位置を一定にして上端部のみを上昇させる場合に比
べて大幅に低減できる。したがって、治具本体内に内蔵
されたバッテリーの容量を大幅に小さくでき、バッテリ
ー自体を小型化することができる。
第1のフック装置の巻き上げと第2のフック装置の巻き
下げを行うので、鉄骨の下端部の下降力がその上端部の
上昇力に加担されている。これによって、鉄骨を立て起
こすのに必要なスプロケットの駆動電力は、鉄骨の下端
部の位置を一定にして上端部のみを上昇させる場合に比
べて大幅に低減できる。したがって、治具本体内に内蔵
されたバッテリーの容量を大幅に小さくでき、バッテリ
ー自体を小型化することができる。
【0023】請求項2記載の鉄骨建方用可動吊り治具
は、請求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具において、
治具本体および第1のフック装置にそれぞれ第2の滑車
および第3の滑車を設けている。そして、スプロケット
から導出されたチェーンを第3、第2の滑車の順に巻回
したのち第1のフック装置に固定しているので、スプロ
ケットの回転による第1のフック装置の巻き上げと、第
2のフック装置の巻き下げの比率が2:3となってい
る。この結果、第1のフック装置の上昇に比べ、第2の
フック装置の下降の方が大きなり、スプロケットでのチ
ェーン吊り角度θは、第1のフック装置を巻き上げるほ
ど小さくなる。したがって、チェーン吊り角度θの鋭角
化に伴い、スプロケットでのチェーン張力が低減され、
安定した巻き上げを行うことができる。
は、請求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具において、
治具本体および第1のフック装置にそれぞれ第2の滑車
および第3の滑車を設けている。そして、スプロケット
から導出されたチェーンを第3、第2の滑車の順に巻回
したのち第1のフック装置に固定しているので、スプロ
ケットの回転による第1のフック装置の巻き上げと、第
2のフック装置の巻き下げの比率が2:3となってい
る。この結果、第1のフック装置の上昇に比べ、第2の
フック装置の下降の方が大きなり、スプロケットでのチ
ェーン吊り角度θは、第1のフック装置を巻き上げるほ
ど小さくなる。したがって、チェーン吊り角度θの鋭角
化に伴い、スプロケットでのチェーン張力が低減され、
安定した巻き上げを行うことができる。
【0024】請求項3記載の鉄骨建方用可動吊り治具
は、請求項1または2記載の鉄骨建方用可動吊り治具に
おいて、チェーンの一端部を治具本体に設けたチェーン
繰り出し装置に保持させたので、必要に応じてチェーン
の繰り出し・収納を行うことができる。したがって、作
業時では、鉄骨の長さ等に合わせてチェーンの長さを適
宜、制御できると共に、作業終了時には、チェーンを収
納しておくことができる。この結果、更に作業性を向上
させることができる。
は、請求項1または2記載の鉄骨建方用可動吊り治具に
おいて、チェーンの一端部を治具本体に設けたチェーン
繰り出し装置に保持させたので、必要に応じてチェーン
の繰り出し・収納を行うことができる。したがって、作
業時では、鉄骨の長さ等に合わせてチェーンの長さを適
宜、制御できると共に、作業終了時には、チェーンを収
納しておくことができる。この結果、更に作業性を向上
させることができる。
【0025】請求項4記載の鉄骨建方用可動吊り治具
は、請求項1から3記載の鉄骨建方用可動吊り治具にお
いて、第1のフック装置を遠隔制御装置によるフック本
体の玉掛け自動解除機構としたので、鉄骨の上端部のフ
ック本体を遠隔操作により取り外すことができる。した
がって、鉄骨を建て込んだ後に、高所に上がらずとも地
上等で遠隔制御装置を操作し、鉄骨の上端部に留め付け
たフック本体を安全に取り外すことができる。この結
果、作業の安全性が向上すると共に、高所に上がる手間
が省け、作業効率を向上させることができる。
は、請求項1から3記載の鉄骨建方用可動吊り治具にお
いて、第1のフック装置を遠隔制御装置によるフック本
体の玉掛け自動解除機構としたので、鉄骨の上端部のフ
ック本体を遠隔操作により取り外すことができる。した
がって、鉄骨を建て込んだ後に、高所に上がらずとも地
上等で遠隔制御装置を操作し、鉄骨の上端部に留め付け
たフック本体を安全に取り外すことができる。この結
果、作業の安全性が向上すると共に、高所に上がる手間
が省け、作業効率を向上させることができる。
【0026】請求項5記載の鉄骨建込み方法は、請求項
1記載の鉄骨建方用可動吊り治具をクレーンによって吊
り上げ、鉄骨を空中で立て起こした後、建て込む手順で
あるため、鉄骨を地面等に仮置きする手順を省略でき
る。したがって、相吊りクレーンや荷捌きクレーン等を
使用する手順を必要としない。この結果、鉄骨を建て込
む際の大幅な作業の簡略化および作業時間の短縮化がで
きる。
1記載の鉄骨建方用可動吊り治具をクレーンによって吊
り上げ、鉄骨を空中で立て起こした後、建て込む手順で
あるため、鉄骨を地面等に仮置きする手順を省略でき
る。したがって、相吊りクレーンや荷捌きクレーン等を
使用する手順を必要としない。この結果、鉄骨を建て込
む際の大幅な作業の簡略化および作業時間の短縮化がで
きる。
【図1】本発明の鉄骨建方用可動吊り治具の一実施例を
示す一部を破断した正面図である。
示す一部を破断した正面図である。
【図2】本発明の鉄骨建方用可動吊り治具の一実施例に
よって鉄骨を水平に吊り上げた状態を示す正面図であ
る。
よって鉄骨を水平に吊り上げた状態を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の鉄骨建方用可動吊り治具の一実施例に
よって鉄骨を立て起こす途中の状態を示す正面図であ
る。
よって鉄骨を立て起こす途中の状態を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の鉄骨建方用可動吊り治具の一実施例に
よって鉄骨を垂直に立て起こした状態を示す正面図であ
る。
よって鉄骨を垂直に立て起こした状態を示す正面図であ
る。
1 鉄骨建方用可動吊り治具 2 治具本体 4 タワークレーンのフック 5 第1のスプロケット 6 第1チェーンブロック 7 第2のスプロケット 8 第2チェーンブロック 9 本体側滑車 10 チェーン収納ボックス 12 チェーン繰り出し装置 15 チェーン 15a チェーンの一端部 15b チェーンの他端部 16 第2のフック装置 17 第2フック側滑車 18 自動シャックル装置 19 第1フック側滑車 27 フック本体 29 シャックル用リモコン装置 34 鉄骨 34a 鉄骨の下端部 34b 鉄骨の上端部
Claims (5)
- 【請求項1】 クレーンにより吊り下げられる治具本体
と、 該治具本体に水平方向の軸線をもって回転自在に支持さ
れるスプロケットと、 前記治具本体に搭載されて前記スプロケットを回転駆動
する駆動機構と、 前記スプロケットに巻回され、その一端部が前記治具本
体側に保持されたチェーンと、 該チェーンの他端部に吊り下げられた第1のフック装置
と、 前記スプロケットから前記治具本体に到る間の前記チェ
ーンに吊り下げられ、該チェーンからの吊り下げが該チ
ェーンを巻回させてこれに係合する第1の滑車によりな
された第2のフック装置とを備えてなることを特徴とす
る鉄骨建方用可動吊り治具。 - 【請求項2】 請求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具
において、 前記治具本体に第2の滑車が設けられると共に前記第1
のフック装置に第3の滑車が設けられ、前記スプロケッ
トから導出された前記チェーンの他端部側が前記第3の
滑車、前記第2の滑車をこの順に巻回したのち前記第1
のフック装置に固定されていることを特徴とする鉄骨建
方用可動吊り治具。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の鉄骨建方用可動
吊り治具において、 前記チェーンの一端部は、前記治具本体に設けられ、該
チェーンの繰り出し、収納を行うチェーン繰り出し装置
に保持されていることを特徴とする鉄骨建方用可動吊り
治具。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の鉄骨
建方用可動吊り治具において、 前記第1のフック装置は、フック本体の玉掛け自動解除
機構と、該玉掛け自動解除機構を遠隔操作する遠隔制御
装置とを備えてなることを特徴とする鉄骨建方用可動吊
り治具。 - 【請求項5】 請求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具
をクレーンのフックに取り付けるとともに、該クレーン
により吊り上げ、該鉄骨建方用可動吊り治具から吊り下
げられた第1のフック装置と第2のフック装置を平置き
した鉄骨のそれぞれ上端部と下端部に留め付け、その
後、前記クレーンにより前記鉄骨建方用可動吊り治具を
所定の高さまで吊り上げて、前記鉄骨を空中に位置さ
せ、次いで、前記駆動機構により前記スプロケットを回
動制御し、前記チェーンを送り操作することにより前記
鉄骨を空中で立て起こし、該鉄骨の下端部に留め付けた
第2のフック装置を外して、該鉄骨を建込んでいくこと
を特徴とする請求項1記載の鉄骨建方用可動吊り治具を
用いた鉄骨建込み方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19263194A JP3326733B2 (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 鉄骨建方用可動吊り治具およびこれを用いた鉄骨建込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19263194A JP3326733B2 (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 鉄骨建方用可動吊り治具およびこれを用いた鉄骨建込み方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0859174A true JPH0859174A (ja) | 1996-03-05 |
| JP3326733B2 JP3326733B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=16294470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19263194A Expired - Fee Related JP3326733B2 (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 鉄骨建方用可動吊り治具およびこれを用いた鉄骨建込み方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3326733B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107618999A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-01-23 | 中建交通建设集团有限公司 | 用于桥梁梁底与墩柱狭小空间处的吊运工装及吊运方法 |
| CN111620226A (zh) * | 2020-05-14 | 2020-09-04 | 湖北工业大学 | 一种用于长形构件空中平转竖的吊具及其转换方法 |
| CN114906717A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-08-16 | 上海锡华机械工程有限公司 | 一种海上风机管桩翻身方法及管桩翻身设备 |
-
1994
- 1994-08-16 JP JP19263194A patent/JP3326733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107618999A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-01-23 | 中建交通建设集团有限公司 | 用于桥梁梁底与墩柱狭小空间处的吊运工装及吊运方法 |
| CN107618999B (zh) * | 2017-09-29 | 2024-04-16 | 中建交通建设集团有限公司 | 用于桥梁梁底与墩柱狭小空间处的吊运工装及吊运方法 |
| CN111620226A (zh) * | 2020-05-14 | 2020-09-04 | 湖北工业大学 | 一种用于长形构件空中平转竖的吊具及其转换方法 |
| CN111620226B (zh) * | 2020-05-14 | 2022-07-08 | 湖北工业大学 | 一种用于长形构件空中平转竖的吊具及其转换方法 |
| CN114906717A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-08-16 | 上海锡华机械工程有限公司 | 一种海上风机管桩翻身方法及管桩翻身设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3326733B2 (ja) | 2002-09-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN111661767A (zh) | 一种加固型建筑用吊装工具 | |
| CN223561087U (zh) | 一种装配式叠合板可调角度吊装装置 | |
| JPH0859174A (ja) | 鉄骨建方用可動吊り治具およびこれを用いた鉄骨建込み方法 | |
| JPH08218641A (ja) | 柱材の空中建て起こし方法及び装置 | |
| JPH0723776U (ja) | 建て起こし及び玉掛け外し装置 | |
| JP4502162B2 (ja) | 給排水ポンプユニット | |
| JPH06330634A (ja) | 鉄骨柱建方用可動吊りブロック装置、およびこれを用いた鉄骨柱建込み方法 | |
| JP2579489Y2 (ja) | 自動玉外し揚重装置 | |
| JPH08271670A (ja) | 原子炉格納容器内の重量物の据付方法 | |
| JP2725040B2 (ja) | 建築版の吊込工法及びその装置 | |
| JP2003095585A (ja) | チェーンブロックおよび手動チェーンブロックの脱着式駆動装置 | |
| JP2504541Y2 (ja) | 可動吊り治具装置 | |
| CN222759416U (zh) | 一种建筑预制墙板安装辅助工具 | |
| JPH0192198A (ja) | クレーンにおけるジブの装脱方法及び装置 | |
| JP3218531B2 (ja) | 昇降式荷受けステージの支持方法と昇降式荷受けステージ装置と昇降式荷受けステージ装置の昇降方法 | |
| CN211444796U (zh) | 玻璃幕墙安装吊机 | |
| CN218786475U (zh) | 一种用于超高层建筑施工的建筑物料提升装置 | |
| CN222665231U (zh) | 海上风力发电机组吊装系统 | |
| JP2000143149A (ja) | 建材方向転換装置 | |
| JP3595361B2 (ja) | クレーン | |
| JP2532195Y2 (ja) | 土砂等の運搬装置 | |
| JP2002037589A (ja) | 地下埋設設備の吊上装置、及び該設備の吊上作業方法 | |
| JP3619803B2 (ja) | 壁面取付けアレイアンテナのメンテナンス装置 | |
| JPS62111080A (ja) | 高層構造物の架設方法 | |
| JPS5847872A (ja) | 大版組鉄筋取付け装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020528 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |