JPH0859444A - 透明な液状整髪剤組成物 - Google Patents

透明な液状整髪剤組成物

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JPH0859444A JP22585394A JP22585394A JPH0859444A JP H0859444 A JPH0859444 A JP H0859444A JP 22585394 A JP22585394 A JP 22585394A JP 22585394 A JP22585394 A JP 22585394A JP H0859444 A JPH0859444 A JP H0859444A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた毛髪のセット力を有し、サラッとした
使用感があり、また、容易に水で洗い落とすことがで
き、しかも白髪の目立ちを抑制することができる透明な
液状整髪剤組成物を提供する。 【構成】 以下の成分(A)、(B)及び(C) (A) 液状ラノリン又はその液状誘導体 10〜50重量% (B) 炭化水素系溶剤 40〜80重量% (C) 常温で液状で且つHLB9〜13のノニオン系界面活性剤 5〜15重量% から透明な液状整髪剤組成物を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状整髪剤組成物に関
する。より詳しくは、本発明は、白髪の目立ちを抑制で
きる透明な液状整髪剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘアリキッドと称される透明
な液状整髪剤組成物が、主に20〜60代の男性に広く
使用されている。このヘアリキッドは、ポリアルキレン
グリコール誘導体などのエタノール可溶性高分子化合物
を40〜70%エタノール−水混合溶媒に溶解させたも
のである。
【0003】ところで、一般に加齢に応じて人の頭髪に
は白髪が増加するが、近代社会での高ストレス環境下で
は若年男性層にも白髪が増加している。白髪の増加は、
実年齢よりも見掛年齢を高く感じさせるために、上述し
たヘアリキッドに、白髪の目立ちを抑制する機能を持た
せることが要望されている。
【0004】これに対しては、毛髪をパラフィン類など
の油性材料でコートして毛髪につやを賦与することによ
り黒髪の光の反射強度を高め、それにより白髪の光の反
射強度との差を小さくして白髪の目立ちを抑制すればよ
いことが知られている。
【0005】しかしながら、ヘアリキッドは含水エタノ
ールを溶剤とするために、そのような油性原料を透明で
且つ液状の状態で溶剤に溶解させることができない。
【0006】このため、白髪の目立ちを抑制するための
整髪剤組成物としては、水により洗い落とせるようにす
ることも考慮して、固体もしくはペースト状のパラフィ
ン、ラノリンあるいはモクロウなどの油性材料と、ノニ
オン系界面活性剤とから構成される固体もしくはペース
ト状のポマードが一般的に用いられている。
【0007】なお、このポマードを毛髪に適用する場合
には、ポマードを手に取り、それを毛髪に塗り付け、ク
シもしくはブラシを用いて毛髪を梳いて毛髪全体をセッ
トする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ポマードは、液状ではなく固体もしくはペースト状であ
るために使用感が重く、毛髪に均一に適用しにくく、ま
た、毛髪の適用時に手にべタつくという問題があった。
更に、手についたポマードを水で洗い落としにくいとい
う問題があった。
【0009】このため、白髪の目立ちを抑制するための
整髪剤組成物にサラッとした使用感を実現し、また、容
易に水で洗い落とせるようにするために、整髪剤組成物
を液状とすることが求められていた。更に、整髪剤組成
物が従来より広く使用されているヘアリキッドと同様の
外観ないし使用感を有するように、整髪剤組成物を透明
にすることも求められていた。
【0010】本発明は、以上の従来技術の問題点を解決
しようとするものであり、従来のポマードと同等のセッ
ト力を有し、サラッとした使用感があり、また、容易に
水で洗い落とすことができ、しかも白髪の目立ちを抑制
することができる透明な液状整髪剤組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、油性材料と
して液状のラノリン又はその誘導体を使用し、界面活性
剤として特定のHLB値の室温で液状のノニオン系界面
活性剤を使用し、溶剤として炭化水素系溶媒を使用して
整髪剤組成物を構成することにより、上述の目的が達成
できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0012】即ち、本発明は、以下の成分(A)、
(B)及び(C) (A) 液状ラノリン又はその液状誘導体 10〜50重量% (B) 炭化水素系溶剤 40〜80重量% (C) 常温で液状で且つHLB9〜13のノニオン系界面活性剤 5〜15重量% を含有することを特徴とする透明な液状整髪剤組成物を
提供する。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明において、液状ラノリンは、毛髪を
整髪し、同時に毛髪に光沢を賦与して光の反射量を増加
させ、白髪の目立ちを抑制するために使用されている。
また、本発明において使用するラノリンが液状である理
由は、整髮剤組成物を液状状態に安定的に保持するため
である。
【0015】このような液状ラノリンは、真空蒸留法、
溶剤分別結晶法あるいは分子蒸留法などにより、比較的
低分子量のラノリン脂肪酸エステルを主成分とする液状
成分としてラノリンから分画採取されたものである(化
粧品原料基準第二版注解I(1241頁、1984年
(薬事日報社))参照)。
【0016】なお、本発明においては、液状ラノリンに
代えてその液状の誘導体を使用することもできる。この
ような誘導体としては、ラノリンをケン化することによ
り得られるラノリン脂肪酸をオクチルドデカノールなど
のアルコールでエステル化したものや、あるいはラノリ
ンをケン化することにより得られるラノリンアルコール
をオレイン酸などの脂肪酸でエステル化したものなどを
例示することができる。具体的には、「YOFCO L
C−D0−D」、「YOFCO LC−DN−D」、
「YOFCO FE−1 SS」(以上、吉川製油株式
会社製)などの商品名で特定される液状ラノリン誘導体
を好ましく使用することができる。
【0017】成分(A)の液状ラノリン又はその液状誘
導体は、整髪剤組成物の10〜50重量%、好ましくは
15〜40重量%となるように使用する。これは、その
使用量が10重量%未満であると、整髪剤組成物の整髪
力が低下し、しかも毛髪のつやが不足して白髪の目立ち
を十分に抑制できなくなり、一方、その使用量が50重
量%を超えるとベタつきの程度が高くなり、重い使用感
となるので好ましくないためである。
【0018】成分(B)の炭化水素系溶剤は、成分
(A)の液状ラノリン又はその液状誘導体と後述する成
分(C)のノニオン系界面活性剤とを溶解して均一な溶
液状態とするための溶剤である。このような炭化水素系
溶剤としては、成分(A)と(C)とを溶解して均一な
溶液状態とすることができ、しかも皮膚刺激の小さい種
々の溶剤の中から適宜選択して使用することができる。
例えば、流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流
動イソパラフィン、軽質イソパラフィンなどの石油系炭
化水素や、スクワレン、スクワランなどの生物由来の炭
化水素系溶剤を使用することができる(化粧品原料基準
第二版注解I(1241頁、1984年(薬事日報
社))、化粧品原料基準外成分規格(1993年(薬事
日報社)参照)。
【0019】成分(B)の炭化水素系溶剤は、整髪剤組
成物の40〜80重量%、好ましくは、50〜75重量
%で使用する。これは、その使用量が40重量%未満で
あると、整髪剤組成物の粘度が高くなり過ぎて使用感が
悪くなり、一方、その使用量が80重量%を超えると有
効成分である成分(A)や成分(C)の配合量が相対的
に減少し、整髪剤組成物が充分な性能を発揮できなくな
るためである。
【0020】なお、本発明において炭化水素系溶剤とし
ては、整髪剤組成物の粘性や乾燥速度を容易に調整でき
るようにするために、例えば、低揮発性成分と高揮発性
成分との2種以上の炭化水素系溶剤を併用することが好
ましい。例えば、比較的低い揮発性の流動パラフィンと
比較的高い揮発性の軽質イソパラフィンとを併用するこ
とができる。この場合、流動パラフィンを30〜50重
量%及び軽質イソパラフィンを20〜40重量%配合す
ることが好ましい。
【0021】本発明においては、整髪剤組成物の洗髪性
や手洗い性を向上させるために、成分(C)としてノニ
オン系界面活性剤を使用する。この場合、ノニオン系界
面活性剤に代えてアニオン系界面活性剤やカチオン系界
面活性剤を使用した場合には、整髪剤組成物の均一性と
透明性とが失われる。
【0022】また、成分(C)のノニオン系界面活性剤
としては、常温で液状のものを使用する。これは、固体
状のものを使用した場合には、冬季の低温保存時に整髪
剤組成物中で固化するためである。
【0023】また、成分(C)のノニオン系界面活性剤
としては、そのHLB値が9〜13、好ましくは10〜
11.5のものを使用する。これは、この範囲を外れた
ものを使用すると、整髪剤組成物が白濁するためであ
る。
【0024】このような成分(C)のノニオン系界面活
性剤の具体例としては、液状でHLBが9〜13のポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール
脂肪酸エステル等を挙げることができる。
【0025】成分(C)のノニオン系界面活性剤は、整
髪剤組成物の5〜15重量%、好ましくは、7〜10重
量%で使用する。これは、その使用量が5重量%未満で
あると、整髪剤組成物の洗髪性や手洗い性が不十分とな
り、一方、その使用量が15重量%を超えると、毛髪に
付着する雨や汗などに由来する液滴が白濁するためであ
る。
【0026】本発明の整髪剤組成物には、上述の成分
(A)、(B)及び(C)の他に、一般的な整髪剤組成
物において用いられている公知の添加剤を配合すること
ができる。例えば、香料、色素、紫外線吸収剤、防腐
剤、酸化防止剤等を、本発明の効果を損なわない範囲で
適宜配合することができる。特に、微量の水を添加する
ことは、整髪剤組成物の低温安定性を向上させるので好
ましい。但し、過剰の水を添加すると整髪剤組成物が白
濁するため、水の添加量は整髪剤組成物の2重量%以
下、好ましくは1重量%以下とする。
【0027】本発明の整髪剤組成物は、常法により製造
することができる。例えば、成分(A)、(B)及び
(C)並びに必要に応じて他の添加剤を混合撹拌するこ
とにより製造することができる。
【0028】本発明の整髪剤組成物は、ヘアリキッドと
同様に透明で液状であるので、ヘアリキッドと同様に使
用でき、しかも、同様の使用感を得ることができる。
【0029】
【作用】本発明においては、毛髪のセット力に優れ、し
かも毛髪に光沢を賦与できる液状ラノリン又はその液状
誘導体と、常温で液状で且つHLB9〜13のノニオン
系界面活性剤とを炭化水素系溶剤に特定の比率で均一に
溶解させる。従って、本発明の整髪剤組成物は透明で液
状となり、サラッとした使用感があり、また、容易に水
で洗い落とすことができ、従来のヘアリキッドと同様に
使用できるものとなる。しかも、従来のポマードと同等
のセット力を有し、白髪の目立ちを抑制することができ
る。
【0030】
【実施例】以下の実施例により、本発明を具体的に説明
する。
【0031】実施例1〜2及び比較例1〜5 表1に示す各成分を混合することにより、透明で液状の
整髪剤組成物を製造した。なお、比較例4はポマード処
方の整髪剤組成物の例であり、比較例5は、ヘアリキッ
ド処方の整髪剤組成物の例である。
【0032】得られた整髪剤組成物について、「白髪の
目立ちにくさ」、「ベタツキのなさ」、「つや」、「整
髪力」及び「洗髪性・手洗い性」の各項目を以下に示す
ように試験し評価した。
【0033】(1) 「白髪の目立ちにくさ」試験 人頭模型型男性ヘアウィッグ(白髪含有量30%)に整
髪剤組成物0.5gを均一に塗布し、専門パネラー20
人により目視評価試験を行い、以下の評価基準に従って
評価した。その結果を表1に示す。
【0034】「白髪の目立ちにくさ」評価基準 ◎: 16人以上のパネラーが良好と回答した場合 ○: 12〜15人のパネラーが良好と回答した場合 △: 8〜11人のパネラーが良好と回答した場合 ×: 7人以下のパネラーが良好と回答した場合 (2) 「ベタツキのなさ」試験 人頭模型型男性ヘアウィッグに整髪剤組成物0.5gを
均一に塗布し、専門パネラー20人により官能評価試験
を行い、以下の評価基準に従って評価した。その結果を
表1に示す。
【0035】「ベタツキのなさ」評価基準 ◎: 16人以上のパネラーがベタつかないと回答した
場合 ○: 12〜15人のパネラーがベタつかないと回答し
た場合 △: 8〜11人のパネラーがベタつかないと回答した
場合 ×: 7人以下のパネラーがベタつかないと回答した場
合 (3) 「つや」試験 ヘアリキッド使用者20人による使用評価試験を行い、
以下の評価基準に従って評価した。その結果を表1に示
す。
【0036】「つや」評価基準 ◎: 16人以上のパネラーがつやがあると回答した場
合 ○: 12〜15人のパネラーがつやがあると回答した
場合 △: 8〜11人のパネラーがつやがあると回答した場
合 ×: 7人以下のパネラーがつやがあると回答した場合 (4) 「整髪力」試験 ヘアリキッド使用者20人による使用評価試験を行い、
以下の評価基準に従って評価した。その結果を表1に示
す。
【0037】「整髪力」評価基準 ◎: 16人以上のパネラーが整髪力があると回答した
場合 ○: 12〜15人のパネラーが整髪力があると回答し
た場合 △: 8〜11人のパネラーが整髪力があると回答した
場合 ×: 7人以下のパネラーが整髪力があると回答した場
合 (5) 「洗髪性・手洗い性」試験 ヘアリキッド使用者20人による使用評価試験を行い、
以下の評価基準に従って評価した。その結果を表1に示
す。
【0038】「洗髪性・手洗い性」評価基準 ◎: 16人以上のパネラーが良好と回答した場合 ○: 12〜15人のパネラーが良好と回答した場合 △: 8〜11人のパネラーが良好と回答した場合 ×: 7人以下のパネラーが良好と回答した場合
【0039】
【表1】 表1中、使用した成分1〜10の入手先は以下の通りで
ある。 1 液状ラノリン: YOFCO液状ラノリンSS、吉
川製油株式会社 2 流動パラフィン: ハイコールK290、金田油化
株式会社 3 軽質イソパラフィン: 日石アイソソ゛ール300 、日本石
油化学株式会社 4 トリオレイン酸ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タン:(20EO/HLB値11.0)、
レオト゛ールTW-O320、花王株式会社 5 ホ゜リオキシエチレン(5)ラウリルエーテル:(HLB値10.5)、エマルゲ
ン106、花王株式会社 6 ラノリン: YOFCOラノリンSS、吉川製油株
式会社 7 POEラノリンアルコール: ベヘポールA−2
0、吉川製油株式会社 8 ワセリン: SUPER WHITE PROTOPET IS、WITCO CHE
MICAL CORP. 9 硬化ヒマシ油EO付加物: エマノーンCH40、
花王株式会社 10 ホ゜リオキシフ゜ロヒ゜レンフ゛チルエーテル(40PO) :ユニルーブYM−
370、日本油脂株式会社 表1からわかるように、実施例の整髪剤組成物は、「白
髪の目立ちにくさ」、「ベタツキのなさ」、「つや」、
「整髪力」及び「洗髪性・手洗い性」の各項目について
優れた結果を示した。
【0040】一方、比較例1の整髪剤組成物は、液状ラ
ノリンの含有量が5重量%と低いので整髪力が大きく低
下し、しかも白髪の目立ちを十分に抑制できなかった。
比較例2の整髪剤組成物は、液状ラノリンの含有量が6
0重量%と高いのでベタツキが大きく使用感が低下し、
しかも白髪の目立ちの抑制も洗髪性・手洗い性も不十分
であった。比較例3の整髪剤組成物は、ノニオン系界面
活性剤の含有量が少ないので洗髪性・手洗い性が大きく
低下した。
【0041】また、比較例4の整髪剤組成物は、液状で
はなくペースト状となっているので、ベタツキが大きく
使用感が重く、しかも洗髪性・手洗い性が不十分であっ
た。比較例5の整髪剤組成物は、ヘアリキッド処方であ
るので白髪の目立ちを抑制することができず、毛髪のつ
やも不十分であった。
【0042】
【発明の効果】本発明の整髪剤組成物は、優れた整髪力
を有し、サラッとした使用感があり、また、容易に水で
洗い落とすことができ、しかも白髪の目立ちを抑制する
ことができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の成分(A)、(B)及び(C) (A) 液状ラノリン又はその液状誘導体 10〜50重量% (B) 炭化水素系溶剤 40〜80重量% (C) 常温で液状で且つHLB9〜13のノニオン系界面活性剤 5〜15重量% を含有することを特徴とする透明な液状整髪剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(B)の炭化水素系溶剤が流動パラ
    フィン及び軽質イソパラフィンを含有する請求項1記載
    の透明な液状整髪剤組成物。
  3. 【請求項3】 流動パラフィン30〜50重量%及び軽
    質イソパラフィン20〜40重量%を含有する請求項2
    記載の透明な液状整髪剤組成物。
  4. 【請求項4】 水の含量が2重量%以下である請求項1
    〜3のいずれかに記載の透明な液状整髪剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009269879A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Hoyu Co Ltd 毛髪化粧料組成物及びその使用方法
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