JPH085980B2 - ゴルフ用具部材 - Google Patents
ゴルフ用具部材Info
- Publication number
- JPH085980B2 JPH085980B2 JP61161283A JP16128386A JPH085980B2 JP H085980 B2 JPH085980 B2 JP H085980B2 JP 61161283 A JP61161283 A JP 61161283A JP 16128386 A JP16128386 A JP 16128386A JP H085980 B2 JPH085980 B2 JP H085980B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ionomer resin
- golf
- golf equipment
- irradiated
- reference example
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアイオノマー樹脂で成型されたゴルフ用具用
部材、例えばゴルフボール用コアーを被覆するカバーま
たはゴルフクラブのインサートに関する。
部材、例えばゴルフボール用コアーを被覆するカバーま
たはゴルフクラブのインサートに関する。
(従来の技術) 放射線、例えば電子線およびγ線を照射することによ
り、プラスチックス(例えばポリエチレンやポリ塩化ビ
ニルあるいはゴム等)の性質を改質・改善することが一
般的に行なわれている。例えば、ポリエチレンに放射
線、特に電子線を照射すると、放射線架橋反応が起こ
り、高温での性質を著しく改善させることができる他、
耐薬品性の向上や全く別の効果として形状の記憶効果な
どの機能が付与されることが知られている。
り、プラスチックス(例えばポリエチレンやポリ塩化ビ
ニルあるいはゴム等)の性質を改質・改善することが一
般的に行なわれている。例えば、ポリエチレンに放射
線、特に電子線を照射すると、放射線架橋反応が起こ
り、高温での性質を著しく改善させることができる他、
耐薬品性の向上や全く別の効果として形状の記憶効果な
どの機能が付与されることが知られている。
ところが、この放射線によるポリマー物質の改質・改
善はアイオノマー樹脂の改質には未だ用いられていな
い。
善はアイオノマー樹脂の改質には未だ用いられていな
い。
(発明の内容) 本発明者らはアイオノマー樹脂に放射線を照射するこ
とにより、このアイオノマー樹脂をゴルフ用具用部材に
用いた時に特に優れた効果が付与できることを見出し
た。
とにより、このアイオノマー樹脂をゴルフ用具用部材に
用いた時に特に優れた効果が付与できることを見出し
た。
すなわち、本発明は放射線照射を行ったアイオノマー
樹脂で成型された、ゴルフボール用コアーを被覆するカ
バーおよびゴルフクラブのインサートから成る群から選
択されるゴルフ用具用部材を提供する。
樹脂で成型された、ゴルフボール用コアーを被覆するカ
バーおよびゴルフクラブのインサートから成る群から選
択されるゴルフ用具用部材を提供する。
アイオノマー樹脂はイオン架橋結合を持ったポリマー
群を意味し、強靭性および弾性が優れているので種々の
製品のカバー材料、補強材等に用いられている。本発明
のアイオノマー樹脂としてはこれら種々のアイオノマー
樹脂の如何なるものを用いてもよい。好適なアイオノマ
ー樹脂はモノオレフィンと炭素数3〜8の不飽和モノま
たはジカルボン酸およびこれらのエステルからなる群か
ら選択される少なくとも1種との重合体(不飽和モノま
たはジカルボン酸および/またはこれらのエステル4〜
30重量%含有)を種々の金属、例えばナトリウム、カリ
ウム、リチウム、銅、マグネシウム、カルシウム、ニッ
ケル、亜鉛、アルミニウム、鉄等により中和した熱可塑
性樹脂を言う。
群を意味し、強靭性および弾性が優れているので種々の
製品のカバー材料、補強材等に用いられている。本発明
のアイオノマー樹脂としてはこれら種々のアイオノマー
樹脂の如何なるものを用いてもよい。好適なアイオノマ
ー樹脂はモノオレフィンと炭素数3〜8の不飽和モノま
たはジカルボン酸およびこれらのエステルからなる群か
ら選択される少なくとも1種との重合体(不飽和モノま
たはジカルボン酸および/またはこれらのエステル4〜
30重量%含有)を種々の金属、例えばナトリウム、カリ
ウム、リチウム、銅、マグネシウム、カルシウム、ニッ
ケル、亜鉛、アルミニウム、鉄等により中和した熱可塑
性樹脂を言う。
このようなアイオノマー樹脂の例としては、デュポン
社から市販されている種々のサーリン、例えばサーリン
1601、サーリン1605、サーリン1707、サーリン1706等が
挙げられる。
社から市販されている種々のサーリン、例えばサーリン
1601、サーリン1605、サーリン1707、サーリン1706等が
挙げられる。
本発明の放射線架橋に用いる放射線としては通常電子
線およびコバルト60などによるγ線等が挙げられる。
線およびコバルト60などによるγ線等が挙げられる。
放射線照射方法は常套の如何なる方法を用いてもよ
く、例えばアイオノマー樹脂成型品に通常の装置により
照射する。
く、例えばアイオノマー樹脂成型品に通常の装置により
照射する。
放射線を放射したアイオノマー樹脂成型物であるゴル
フ用具用部材はアイオノマー樹脂が本来有しているイオ
ン結合による架橋の他に、放射線架橋反法が起こりさら
にアイオノマー樹脂の性能を改善する。
フ用具用部材はアイオノマー樹脂が本来有しているイオ
ン結合による架橋の他に、放射線架橋反法が起こりさら
にアイオノマー樹脂の性能を改善する。
本発明のゴルフ用具用部材は具体的にはゴルフボール
用コアーを被覆するカバーまたはゴルフクラブのインサ
ートが挙げられる。
用コアーを被覆するカバーまたはゴルフクラブのインサ
ートが挙げられる。
(発明の効果) 本発明の放射線を照射したアイオノマー樹脂から得ら
れるゴルフ用具用部材は低温、例えばマイナス10℃以下
の温度で高い耐衝撃性、強度、耐溶剤クラック性等が得
られる。このような低温での高い耐久性により、ゴルフ
用具用部材としてその性能を改善する。
れるゴルフ用具用部材は低温、例えばマイナス10℃以下
の温度で高い耐衝撃性、強度、耐溶剤クラック性等が得
られる。このような低温での高い耐久性により、ゴルフ
用具用部材としてその性能を改善する。
(実施例) 本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
参考例1 サンプル寸法30mm×10mm×0.8mmのアイオノマー樹脂
押出成型物(デュポン社のサーリン1706使用)にコバル
ト60によるγ線照射を行った。得られた照射サンプルを
60℃のトルエン中に1時間浸漬し、浸漬直後の体積膨潤
率を測定した。結果を以下の表−1に示す。
押出成型物(デュポン社のサーリン1706使用)にコバル
ト60によるγ線照射を行った。得られた照射サンプルを
60℃のトルエン中に1時間浸漬し、浸漬直後の体積膨潤
率を測定した。結果を以下の表−1に示す。
表−1から明らかなようにγ線照射により架橋密度が
上がり、体積変化率が減少する。
上がり、体積変化率が減少する。
参考例2 参考例1と同じサンプルを用いて線膨張係数を測定し
た。線膨張係数は島津製作所社製サーマル・アナライザ
ーDT−30を用いて昇温速度2℃/分で測定した。結果を
表−2に示す。
た。線膨張係数は島津製作所社製サーマル・アナライザ
ーDT−30を用いて昇温速度2℃/分で測定した。結果を
表−2に示す。
上記表−2により明らかなようにγ線照射により線膨
張係数が小さくなった。
張係数が小さくなった。
参考例3 参考例1と同じサンプルを用いて、熱膨張率を測定し
た。熱膨張率は参考例2の同じ装置および条件で測定し
た。結果は膨張率(%)を縦軸にとり温度は横軸にとっ
た。グラフとして第1図に示す。
た。熱膨張率は参考例2の同じ装置および条件で測定し
た。結果は膨張率(%)を縦軸にとり温度は横軸にとっ
た。グラフとして第1図に示す。
γ線照射したものは高温で軟化しなかったが、照射し
なかったものは高温で軟化した。γ線照射により耐熱性
が向上するかとが理解できる。
なかったものは高温で軟化した。γ線照射により耐熱性
が向上するかとが理解できる。
参考例4 参考例1と同じサンプルを用いて熱測定を行った。パ
ーキン・エルマー社製示差走査熱量計DSC−1B型を用い
て昇温温度20℃/分で30℃〜200℃まで行った。測定結
果を第2図に示す。
ーキン・エルマー社製示差走査熱量計DSC−1B型を用い
て昇温温度20℃/分で30℃〜200℃まで行った。測定結
果を第2図に示す。
吸熱ピークはγ線照射なしは58℃であり、10Mrad照射
は60℃、20Mrad照射は64℃であった。
は60℃、20Mrad照射は64℃であった。
参考例5 参考例1で用いたサンプルについて引っ張り試験を行
った。使用した試験機は株式会社インテスコから市販の
タイプ250を用いた。引っ張り速度は500mm/分であり測
定温度は50℃、20℃、−30℃であった。結果は以下の通
りであった。
った。使用した試験機は株式会社インテスコから市販の
タイプ250を用いた。引っ張り速度は500mm/分であり測
定温度は50℃、20℃、−30℃であった。結果は以下の通
りであった。
γ線照射により破断応力値が増加した。
実施例1 アイオノマー樹脂(三井ポリケミカル社からハイミラ
ン1601として市販)のシートを作成し、コンプレッショ
ンモールディング法でハーフシェルを作成した。ツーピ
ースボール内核コアにこのハーフシェルを被せて、スモ
ールサイズのゴルフボール金型内で約150℃で2.5分間成
型した。カバーの厚みは2.5mmであった。このボールを
γ線照射し、低温耐衝撃性を調べた。
ン1601として市販)のシートを作成し、コンプレッショ
ンモールディング法でハーフシェルを作成した。ツーピ
ースボール内核コアにこのハーフシェルを被せて、スモ
ールサイズのゴルフボール金型内で約150℃で2.5分間成
型した。カバーの厚みは2.5mmであった。このボールを
γ線照射し、低温耐衝撃性を調べた。
結果を以下の表−4に示す。
低温耐衝撃性:所定の温度に一昼夜保存後、45m/秒の速
度で衝突板に5回打撃し、これをワンサイクルとした。
再度所定の温度まで冷却し、さらに5回打撃しこれを8
回繰り返した。
度で衝突板に5回打撃し、これをワンサイクルとした。
再度所定の温度まで冷却し、さらに5回打撃しこれを8
回繰り返した。
γ線照射したゴルフボール用コアーを被覆するカバー
の低温耐久性は顕著に向上した。
の低温耐久性は顕著に向上した。
実施例2 アイオノマー樹脂(デュポン社製サーリン)でゴルフ
クラブインサートを射出成型し、これをγ線照射した
後、パーシモンヘッドに装着した。これを−10℃、−20
℃、−30℃のメタノール中に浸漬しておき、ゴルフボー
ル実射により耐溶剤クラック性および低温での対衝撃性
を試験した。
クラブインサートを射出成型し、これをγ線照射した
後、パーシモンヘッドに装着した。これを−10℃、−20
℃、−30℃のメタノール中に浸漬しておき、ゴルフボー
ル実射により耐溶剤クラック性および低温での対衝撃性
を試験した。
以上のようにγ線照射したゴルフクラブインサートの
耐溶剤クラック性および低温での対衝撃性は顕著に向上
した。
耐溶剤クラック性および低温での対衝撃性は顕著に向上
した。
第1図は参考例2の熱膨張率(縦軸)と温度(横軸)の
関係を示すグラフである。 第2図は参考例4で測定した熱測定の結果を示す図であ
る。
関係を示すグラフである。 第2図は参考例4で測定した熱測定の結果を示す図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】放射線照射を行ったアイオノマー樹脂で成
型された、ゴルフボール用コアーを被覆するカバーおよ
びゴルフクラブのインサートから成る群から選択される
ゴルフ用具用部材。 - 【請求項2】放射線量が1Mrad以上である第1項記載の
ゴルフ用具用部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61161283A JPH085980B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | ゴルフ用具部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61161283A JPH085980B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | ゴルフ用具部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6315832A JPS6315832A (ja) | 1988-01-22 |
| JPH085980B2 true JPH085980B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=15732160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61161283A Expired - Lifetime JPH085980B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | ゴルフ用具部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085980B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2195174C (en) * | 1996-02-06 | 2006-07-25 | Michael J. Sullivan | Method of improving scuff and cut resistance of ionomer covered game ball |
| US6228940B1 (en) * | 1996-02-06 | 2001-05-08 | Spalding Sports Worldwide, Inc. | Method of improving scuff and cut resistance of ionomer covered game ball |
| JP7552069B2 (ja) * | 2020-05-11 | 2024-09-18 | 住友ゴム工業株式会社 | ラケット用のストリング |
| JP7729061B2 (ja) * | 2021-04-09 | 2025-08-26 | 住友ゴム工業株式会社 | ラケット用のストリング |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5361667A (en) * | 1976-11-16 | 1978-06-02 | Sekisui Chemical Co Ltd | Production of heat shrinkable film |
| JPS5375278A (en) * | 1976-12-17 | 1978-07-04 | Asahi Dow Ltd | Production of heat shrinkable film |
-
1986
- 1986-07-08 JP JP61161283A patent/JPH085980B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6315832A (ja) | 1988-01-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |