JPH086030Y2 - 焼結製クラッチハブ - Google Patents

焼結製クラッチハブ

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JPH086030Y2
JPH086030Y2 JP1989145050U JP14505089U JPH086030Y2 JP H086030 Y2 JPH086030 Y2 JP H086030Y2 JP 1989145050 U JP1989145050 U JP 1989145050U JP 14505089 U JP14505089 U JP 14505089U JP H086030 Y2 JPH086030 Y2 JP H086030Y2
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JP
Japan
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clutch hub
tempering
sintered
quenching
outer spline
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JP1989145050U
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JPH0385460U (ja
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康之 藤原
光正 石田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両用変速機に用いられるクタッチハブに関
する。
[従来の技術] クラッチハブは、車両用変速機に用いられる部品であ
って、第5図に示すように、中心にはシャフトに挿通す
るための中心孔9が明いており、両側面はスラスト面1
となっており、外周面には等分する位置に3個のキー溝
6が設けられ、さらにこのキー溝6の間は両端の欠歯部
10に挟さまれて、歯を設けた外スプライン部2となって
いる。このクラッチハブはアウトプットシャフトまたは
インプットシャフトに固着され、その両側はシャフトに
回転可能に組み付けられたトランスミッションギャとス
ラスト面1を接触して挟さまれており、その外周部の外
スプライン部2に滑合するスリーブでの摺動により、い
ずれか一方のトランスミッションギャに連結されインプ
ットシャフトのトルクをアウトプットシャフトに伝達す
る役目をする。
従来から、焼結製のクラッチハブにおいては、スラス
ト面に高周波焼入れを施した後焼もどし処理すること
は、一般的に行なわれていることである。また、焼結製
のクラッチハブの外スプライン部は、浸炭焼入れ焼もど
しを施した溶製材のスリーブと滑合するため、クラッチ
ハブの焼結母材の硬さでは、シフト時のスリーブのチャ
ンファ部の攻撃に堪えられず、異常摩耗しシフトフィー
リングが悪化し、シフト時のゴリゴリ感や2段入り感が
生ずるという問題がある。
そのため、外スプライン部の耐摩耗性向上を目標とす
る従来技術では、焼結製のクラッチハブに浸炭焼入れ焼
もどし、浸炭窒化焼入れ焼もどし、無酸化焼入れ焼もど
し等の焼入れ処理や、ガス軟窒化、タフトライド等の表
面改質処理が実施されている。
[考案が解決しようとする課題] 焼結製クラッチハブを焼入れ処理する場合、耐摩耗性
と強度は向上するが、これら熱処理はクラッチハブ全体
を加熱し焼入れして表面硬化層を形成させるものである
ため、変態により寸法変化の発生とともに、形状による
冷却速度のばらつきや原料粉末の成分、粒度あるいは密
度の不均一性により、変態が均一に生ぜず、寸法精度が
大幅に悪化する。かかる寸法精度の悪化は、焼入れ処理
後の仕上げ加工により、外スプライン部の歯頂部3は研
摩加工されるので、大径寸法は改善されるが、歯面4お
よび歯底部5は研摩加工が困難であり、殆どの場合実施
されていないので、オーバーボール径(O、B、D)お
よび小径寸法は改善されないという問題点がある。
また、ガス軟窒化等の表面改質処理の場合、変態を生
じないため、寸法精度は良好で、仕上げ加工は不要であ
るが、表面の高硬度な化合物層が5〜30μmと薄いた
め、スリーブ滑合時のチャンファ部の攻撃に堪えられな
い。
本考案は焼結製クラッチハブを表面硬化する場合の前
記のごとき問題点に鑑みてなされたもので、寸法精度を
悪化させないで、外スプライン部の硬化処理を施した焼
結製クラッチハブを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の焼結製クラッチハブは、スラスト面および外
スプライン部のうち両端の欠歯部に挟まれた歯部を高周
波焼入れしたことを要旨とする。
本考案の焼結製クラッチハブの原料粉は、鉄系の合金
粉なら全てに適用することができる。焼結体の素地組織
は高い表面硬さを得るためには、パーライトあるいはベ
イナイト組織とすることが望ましく、そのため原料粉末
には0.8%前後の黒鉛を配合することが好ましい。
高周波焼入法は定置一発焼入法でも移動焼入法でもい
ずれを用いても良い。高周波焼入れを行う際は、クラッ
チハブの形状に合わせて作成した加熱用誘導コイルを通
してクラッチハブを加熱する。高周波焼入れの範囲は、
従来から実施している左右のスラスト面に加え、キー溝
両側の欠歯部を除き外スプライン部を分割して焼入れて
も良い。
焼入れの際の冷却はコイルの冷却を兼ねた冷却剤によ
るが、水、焼入油、水溶性冷却剤が使用される。高周波
焼入れを施した場合、急熱急冷による残留応力が割れや
破損の原因となるので、必ず焼もどしが行なわれる。焼
もどし温度は100〜300℃の温度の間で、最適の温度が選
ばれる。焼もどしは高周波焼もどしを施しても良く、あ
るいは熱処理炉による焼もどし、たとえば150℃で60分
の焼もどしでも差し支えない。
[作用] 本考案の焼結製クラッチハブは、高周波焼入れによ
り、外周部の表層部のみを局部的に急速加熱して焼入れ
を施すものであるため、表層部の変態による寸法変化を
内部の焼結部材が抑制し、クラッチハブの寸法精度が維
持できる。特に、キー溝両側の欠歯部を除き外スプライ
ン部を分割して焼入れる場合は、焼入れ処理によるキー
溝の変形、キー溝部の溶けだれを防止すると共に、外ス
プライン部の焼入れ歪をさらに防止する。
[実施例] 本考案の実施例を従来例と比較しつつ説明し、本考案
の効果を明らかにする。
(実施例1) 原料粉末には鉄粉に2%の銅粉と0.9%の黒鉛および
0.8%の型潤滑剤のステアリン酸亜鉛を混合したものを
用い、密度が6.6〜7.0g/cm3となるように第5図に示す
クラッチハブを粉末成形した後、窒素雰囲気中で1120℃
で20分間焼結を行い、寸法矯正を施した。焼結したクラ
ッチハブを供試材とし、本考案例として高周波焼入れと
焼もどしを行うと共に、比較のために従来例として無酸
化焼入れ焼もどしおよび浸炭焼入れ焼もどしを行った。
高周波焼入れの条件は、出力電圧6kV、電流3.7A、加
熱時間4〜6秒で実施をした。この条件において、クラ
ッチハブの割れ、歪の悪化等の問題は無かった。表面硬
さはマイクロビッカースにてHv720〜800であった。
高周波焼入れの範囲は、第6図の側面図および第7図
の断面図に示す通りであって、従来から実施している左
右のスラスト面1に加え、キー溝両側の欠歯部10を除き
外スプライン部2を3分割して焼入れた。ここで、キー
溝の両側の焼入れ範囲は、外スプライン部2の歯部と欠
歯部10の境界7を基準として、欠歯部寄りに1.5〜4.0mm
までとした。なお、高周波焼入れ後は、高周波焼もどし
により焼もどしを行った。
無酸化焼入れ焼もどしは、880℃で80分均熱、油冷
後、150℃で60分焼もどしを行うものであり、浸炭焼入
れ焼もどしは、930℃で80分浸炭、160分拡散、850℃よ
り油冷後、150℃で60分焼もどしを行うものである。
本考案例および従来例のクラッチハブについて、熱処
理前と熱処理後の外スプライン(Exと略記)のオーバー
ボール径(O、B、Dの略記)と大径、および内スプラ
イン(Inと略記)のビトウィーンボール径(B、B、D
と略記)と大径の4項目について測定し、平均値および
±3σの範囲を第1図〜第4図にまとめて示した。
第1図〜第4図から明らかなように、本考案例は従来
例と比べて、熱処理前の寸法変化量と熱処理前後の寸法
ばらつき共に極端に小さく、優れた結果の得られること
が確認された。
次に、耐摩耗性を表す指標として、外スプラインの歯
頂部の見掛け硬さ(ビッカース硬さ10kg荷重)を測定
し、得られた結果を第1表に示す。
第1表に示したように、高周波焼入れを施した本考案
例は無酸化焼入れおよび浸炭焼入れを施した従来例より
も優れた見掛け硬さが得られることが判明した。
(実施例2) 実施例1で製作した焼結製クラッチハブを供試材とし
て、実施例1と同じ高周波焼入れ条件で、キー溝および
欠歯部を含むクラッチハブの外周全体について高周波焼
入れを施した。続いて150℃で60分の焼もどし後、実施
例1と同様に熱処理前と熱処理後の外スプラインのオー
バーボール径と大径、および内スプラインのビトウィー
ンボール径と大径の4項目について測定し、平均値およ
び±3σの範囲を第1図〜第4図にまとめて示した。
第1図〜第4図から明らかなように、実施例2は実施
例1と比べて熱処理後の寸法変化がやや大きいものの、
実施例2は従来例と比べて、熱処理前の寸法変化量と熱
処理後の寸法ばらつき共に極端に小さく、優れた結果の
得られることが確認された。
[考案の効果] 本考案の焼結製クラッチハブは以上説明したように、
スラスト面および外スプライン部のうち両端の欠歯部に
挟まれた歯部を高周波焼入れしたことを特徴とするもの
であって、外周部の表層部のみを局部的に急速加熱して
焼入れを施すものであるため、変態に伴う寸法変化を内
部の焼結部材が抑制し、クラッチハブの寸法精度が大幅
に改善された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案例および従来例のクラッチハブの熱処理
前と熱処理後の外スプライン(Exと略記)のオーバーボ
ール径(O、B、Dと略記)の平均値および±3σの範
囲を示す図、第2図は本考案例および従来例のクラッチ
ハブの熱処理前と熱処理後の外スプライン(Exと略記)
の大径の平均値および±3σの範囲を示す図、第3図は
本考案例および従来例のクラッチハブの熱処理前と熱処
理後の内スプライン(Inと略記)のビトウィーンボール
径(B、B、Dと略記)の平均値および±3σの範囲を
示す図、第4図は本考案例および従来例のクラッチハブ
の熱処理前と熱処理後の内スプライン(Inと略記)の大
径の平均値および±3σの範囲を示す図、第5図はクラ
ッチハブの部分側面図、第6図はクラッチハブの焼入れ
範囲を示す側面図、第7図はクラッチハブの焼入れ範囲
を示す第6図のVII−VII線における断面図である。 1……スラスト面、2……外スプライン部、3……歯頂
部、4……歯面、5……歯底部、6……キー溝、10……
欠歯部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラスト面(1)および外スプライン部
    (2)のうち両端の欠歯部(10)に挟まれた歯部を高周
    波焼入れしたことを特徴とする焼結製クラッチハブ。
JP1989145050U 1989-12-15 1989-12-15 焼結製クラッチハブ Expired - Lifetime JPH086030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989145050U JPH086030Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 焼結製クラッチハブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989145050U JPH086030Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 焼結製クラッチハブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0385460U JPH0385460U (ja) 1991-08-29
JPH086030Y2 true JPH086030Y2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=31691708

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989145050U Expired - Lifetime JPH086030Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 焼結製クラッチハブ

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
吉田亨外2名著「熱処理失敗の予防対策」(昭49−12−30)日刊工業新聞社,P.111

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JPH0385460U (ja) 1991-08-29

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