JPH0860914A - 複合錠前装置 - Google Patents

複合錠前装置

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JPH0860914A
JPH0860914A JP21947494A JP21947494A JPH0860914A JP H0860914 A JPH0860914 A JP H0860914A JP 21947494 A JP21947494 A JP 21947494A JP 21947494 A JP21947494 A JP 21947494A JP H0860914 A JPH0860914 A JP H0860914A
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秀和 稲生
Toshiaki Asada
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械式錠前装置と電磁式錠前装置を有機的に
組み合わせることによって、玄関扉等の各種用途におい
てセキュリティーを飛躍的に向上させることができる複
合錠前装置を提供する。 【構成】錠前部5に挿入したキー6によって施錠手段A
を施錠位置または解錠位置に駆動する機械式錠前装置7
と;鍵、カード、暗証番号、指紋あるいは音声等による
個人固有情報が予め登録された情報と一致した時に照合
信号が出力される照合手段Bと;機械式錠前装置7の施
錠手段Aの駆動を制止する制止手段Cを備える電磁式錠
前装置12とから構成され、照合手段Bから出力される
照合信号により制止手段Cの制止状態が解放され、キー
6の操作によって機械式錠前装置7の施錠手段Aが解錠
位置に駆動可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の玄関扉等に使用さ
れる、機械式錠前装置と電磁式錠前装置より成る複合錠
前装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物本体側の受金部に係合して扉を建物
本体に対して施錠するデッドボルトを備え、錠前部に挿
入したキーによってデッドボルトを施錠位置または解錠
位置に駆動する機械式錠前装置としては、既に各種構造
のものが存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非合法
に作成した合鍵やピッキング用具の使用によって、錠前
部に正規のキーを挿入したのと同じ状態を作り出し、デ
ッドボルトを解錠位置に駆動して玄関扉を開放し、建物
に違法侵入する事件が多発しており、防犯対策の強化が
要望されている。
【0004】この玄関扉等のセキュリティーを増強する
方策としては、機械式錠前装置の内部構造を複雑にし、
二段三段構えの施錠機構を組み込むことなどが提案され
実用化されている。しかし、機械式錠前装置に頼るだけ
では、時間の早い遅いはあるが、違法侵入を図る側は改
良された錠前ユニットを分解分析することによって、そ
れに適したピッキング用具や不正解錠技術を開発してし
まい、いわゆる鼬ごっこの状態に陥るだけである。
【0005】本発明の目的は、機械式錠前装置と電磁式
錠前装置を有機的に組み合わせることによって、玄関扉
等の各種用途においてセキュリティーを飛躍的に向上さ
せることができる複合錠前装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明の複合錠前装置の特徴は、錠前部5に挿入したキー6
によって施錠手段Aを施錠位置または解錠位置に駆動す
る機械式錠前装置7と;鍵、カード、暗証番号、指紋あ
るいは音声等による個人固有情報が予め登録された情報
と一致した時に照合信号が出力される照合手段Bと;機
械式錠前装置7の施錠手段Aの駆動を制止する制止手段
Cを備える電磁式錠前装置12とから構成され、照合手
段Bから出力される照合信号により制止手段Cの制止状
態が解放され、キー6の操作によって機械式錠前装置7
の施錠手段Aが解錠位置に駆動可能となることである。
【0007】請求項2に記載した本発明の複合錠前装置
の特徴は、請求項1に記載の施錠手段A、照合手段Bお
よび制止手段Cが、次のように構成されていることであ
る。すなわち、施錠手段Aは、建物本体1側の受金部2
に係合して扉3を建物本体1に対して施錠するデッドボ
ルト4であること。照合手段Bは、磁気カードキー9の
挿入によって、磁気カードキー9に記録された情報を読
取る入力部8であること。そして、制止手段Cは、照合
手段Bから照合信号が出力された時に、ソレノイド10
が励磁されることによって解錠位置に後退されるプラン
ジャー11と、電磁式錠前装置12に設けられたサムタ
ーン13の回転軸14に固着されたロックハブ15とか
らなり、ロックハブ15に設けられたロック溝16にプ
ランジャー11のロック端部17が係合する施錠位置へ
とプランジャー11をバネ18によって前進付勢し、機
械式錠前装置7の錠前部5の回転軸19にサムターン1
3の回転軸14を一体回転するように連結したこと。
【0008】請求項3に記載した本発明の複合錠前装置
の特徴は、請求項1に記載の施錠手段A、照合手段Bお
よび制止手段Cが、次のように構成されていることであ
る。すなわち、施錠手段Aは、建物本体1側の受金部2
に係合して扉3を建物本体1に対して施錠する掛金10
4であること。照合手段Bは、磁気カードキー9の挿入
によって、磁気カードキー9に記録された情報を読取る
入力部8であること。そして、制止手段Cは、照合手段
Bから照合信号が出力された時に、ソレノイド10が励
磁されることによって解錠位置に後退されるプランジャ
ー11と、掛金104に係合することによって、掛金1
04が受金部2から離脱する方向に回転することを阻止
するロックレバー119とからなり、プランジャー11
が解錠位置に後退した時に、プランジャー11の先端部
11aによるロックレバー119の回転拘束が解除され
て、掛金104とロックレバ119ーの係合が解除され
るように配置したこと。
【0009】
【作用】請求項1に記載の複合錠前装置では、扉3を解
錠開放しようする者の鍵、カード、暗証番号、指紋ある
いは音声等による個人固有情報が、予め登録された情報
と一致することを照合手段Bで確認した時に、照合手段
Bから照合信号が出力される。この照合信号によって電
磁式錠前装置12の制止手段Cによる制止状態が解放さ
れるため、機械式錠前装置7の施錠手段Aがキー6の操
作によって解錠位置に駆動可能となり、扉3が開放可能
となる。
【0010】請求項2に記載の複合錠前装置では、扉3
を解錠開放しようする者が磁気カードキー9を入力部8
に挿入すると、磁気カードキー9に記録された個人固有
情報が読み取られる。この読み取り情報が予め登録され
た情報と一致した時、照合手段Bから照合信号が出力さ
れる。この照合信号によって電磁式錠前装置12のソレ
ノイド10が励磁されて、プランジャー11がバネ18
の付勢に抗して解錠位置に後退する。これによって、プ
ランジャー11のロック端部17がロックハブ15のロ
ック溝16から脱出するため、電磁式錠前装置12のサ
ムターン13は回転可能となる。そのため、サムターン
13の回転軸14に連結した機械式錠前装置7の錠前部
5の回転軸19を、キー6の挿入によって解錠位置に駆
動することができ、扉3は開放可能となる。
【0011】請求項3に記載の複合錠前装置では、扉3
を解錠開放しようする者が磁気カードキー9を入力部8
に挿入すると、磁気カードキー9に記録された個人固有
情報が読み取られる。この読み取り情報が予め登録され
た情報と一致した時、照合手段Bから照合信号が出力さ
れる。この照合信号によって電磁式錠前装置12のソレ
ノイド10が励磁されて、プランジャー11が解錠位置
に移動する。これによって、プランジャー11の先端部
11aによるロックレバー119の回転拘束が解除され
るため、ロックレバー119は掛金104の回転を阻止
しない位置に回転可能となる。そのため、機械式錠前装
置7の錠前部5にキー6を挿入して、掛金104を解錠
位置に駆動することができ、扉3は開放可能となる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の請求項1記載の複合錠前装置
の概念的なシステム構成図を示したものであり、図2か
ら図12は請求項2記載の複合錠前装置を示したもので
ある。機械式錠前装置7は、建物本体1側の受金部2に
係合して扉3を建物本体1に対して施錠するデッドボル
ト4を備え、錠前部5に挿入したキー6によってデッド
ボルト4を施錠位置または解錠位置に駆動する駆動機構
を内蔵している。図3に示したように機械式錠前装置7
の錠前部5は扉3の外側に配置され、電磁式錠前装置1
2のサムターン13は扉3の内側に配置され、電磁式錠
前装置12の入力部8は扉3の外面または扉に近接した
建物本体1の外面に装着される。電磁式錠前装置12の
ソレノイド10の通電回路には建物内部の商用電源また
は専用電源から駆動電流が供給される。
【0013】扉3が建物本体1に対して施錠されている
時には、機械式錠前装置7のデッドボルト4は建物本体
1側の受金部2に係合しており、図11に示したように
電磁式錠前装置12のプランジャー11のロック端部1
7はサムターン13のロックハブ15のロック溝16に
係合している。そのため、サムターン13の回転軸14
は回転不能に拘束され、これに連動している機械式錠前
装置7の錠前部5の回転軸19も回転不能である。
【0014】違法に作成した合鍵やピッキング用具によ
って、正規のキー6を挿入したのと同じ不正解錠状態を
機械式錠前装置7の錠前部5について作り出すことがで
きても、電磁式錠前装置12による前記拘束については
解除することができないため、錠前部5の回転軸19に
連動した駆動機構の作動によって、デッドボルト4を受
金部2から脱出させて解錠位置に移動させることができ
ず、扉3は違法な解錠開放から防護される。
【0015】正規のキー6と磁気カードキー9を所持す
る建物の正当使用者が扉3を解錠開放するには、磁気カ
ードキー9を電磁式錠前装置12の入力部8に挿入し、
ソレノイド10への通電回路を閉成させる。このソレノ
イド10の励磁によってプランジャー11が吸引され、
図9に示したようにプランジャー11のロック端部17
がロックハブ16のロック溝16から脱出した解錠位置
に後退するため、サムターン13の回転軸14の回転拘
束が解除される。
【0016】そこで、機械式錠前装置7の錠前部5にキ
ー6を挿入して錠前部5の回転軸19を回すと、回転軸
19に連動した内部駆動機構が作動して、デッドボルト
4が建物本体1の受金部2から脱出して解錠位置に移動
し、建物本体1に対する扉3の施錠が解除される。その
ため、正当使用者は扉3を開放して建物に入ることがで
きる。
【0017】扉3の解錠開放後、磁気カードキー9を入
力部8から抜き取ることによってソレノイド10への通
電回路が遮断されると、ソレノイド10のプランジャー
11はバネ18の付勢によって前進し、ロックハブ15
の側面に当接する。正当使用者が磁気カードキー9を入
力部8から抜き取ってから建物内に入り、扉3を閉鎖し
た後、サムターン13を施錠位置に回転させると、ロッ
クハブ15の側面に当接していたプランジャー11のロ
ック端部17は、その回転終端においてバネ18の付勢
によってロックハブ15のロック溝16に突入する。
【0018】上記サムターン13の回転軸14の回転に
連動して錠前部5の回転軸19が回転するため、機械式
錠前装置7のデッドボルト4が施錠方向に駆動され、デ
ッドボルト4が建物本体1側の受金部2に係合する。こ
れによって建物本体1に対する扉3の施錠が再度成立す
る。
【0019】本実施例では、電磁式錠前装置12のサム
ターン13は、軸方向への移動を阻止して回転軸14を
回転可能に支持する固定本体20が六角ナット21によ
ってケース22の背面板23に固着されている。この回
転軸14の先端側角軸部には角パイプ24の基端部が嵌
められ、角パイプ24にはロックハブ15が中央角孔2
5にて嵌められ、角パイプ24とロックハブ15はビス
26によってサムターン13の回転軸14に固着されて
いる。
【0020】機械式錠前装置7の錠前部5の錠機構、錠
前部5とデッドボルト4との間に連動機構は特に限定さ
れず、公知の錠機構や連動機構を適宜選択して使用する
ことができるため、これら機構の詳細な図示は省略して
ある。本実施例では、既設の機械式錠前装置を複合錠前
装置の機械式錠前装置7として取り込み使用するため
に、該既設装置の錠前部5の回転軸19の十文字状溝2
7に係合する十文字状突起28aを連動円盤28の前面
側に設け、連動円盤28の背面側の角棒部29を前記角
パイプ24に嵌め込んでいる。
【0021】図3と図4に示したように連動円盤28は
機械式錠前装置7のケース30の円形孔31に回転可能
に嵌め込まれ、内周溝32に嵌めたC型止め輪33を円
形孔31の内鍔部34に係合させることによって、円形
孔31からの脱出を阻止されている。電磁式錠前装置1
2側の回転軸14と機械式錠前装置7側の回転軸19と
の連結方式は、これに限定されず、機械式錠前装置7を
電磁式錠前装置12と合わせて新規に製作するときに
は、ロックハブの回転軸の前端部に角孔を設け、錠前部
の回転軸の後端部に角孔を設け、両角孔に一本に連動棒
の各端部を嵌め込む等の方式をとることもできる。
【0022】ロックハブ15と共にソレノイドロック機
構を構成するソレノイド10のプランジャー11のロッ
ク端部17は、プランジャー11それ自体で構成するこ
ともできるが、本実施例では、違法侵入を図ろうとする
者が錠前部5の回転軸19を無理に回そうとした時、プ
ランジャー11に直接大きな曲げ応力や剪断応力が作用
して破損することがないように、ロック端部17をケー
ス22に固着したガイドブロック35に嵌めてある。ま
た、このロック端部をプランジャー本体とは別体に構成
することもできる。バネ18は圧縮コイルバネで構成さ
れ、プランジャー11の後端部の止めリング36とソレ
ノイドの固定ハウジング37との間に挿入されている。
ガイドブロック35と固定ハウジング37はビス38に
よってケース22の左側面板39に固着されている。
【0023】ビス40によってケース22の左面側板3
9と右側面板41に固着されたべース板42には、アク
チュエータレバー43をロックハブ15のカム突起44
に対面させて、マイクロスイッチ45がビス46によっ
て固着されている。このマイクロスイッチ45は、ロッ
クハブ15がロック溝16にプランジャー11のロック
端部17が係合する施錠位置まで回転して来た時、図1
1に示したようにアクチュエータレバー43がロックハ
ブ15のカム突起44に押されてオンとなり、ソレノイ
ド10への通電回路を遮断する。これによって解錠操作
後に磁気カードキー9を入力部8から直に抜き取らなく
ても、ソレノイド10への通電が停止されるため、持続
的通電によるソレノイド10の焼損等を生じることがな
い。
【0024】図13から図14は請求項3記載の複合錠
前装置の実施例を示したものである。機械式錠前装置7
は鎌錠方式であり、掛金104は錠前部5に挿入したキ
ー6によって回転駆動される。電磁式錠前装置12は、
入力部8への磁気カードキー9の挿入によってソレノイ
ド10を励磁させてプランジャー11を吸引動作させ
る。機械式錠前装置7を扉3に固着し、電磁式錠前装置
12を建物本体1に固着してある。ロックレバー119
の一端部には錠止アーム部113を設け、他端部には規
制アーム部114を設けてある。ロックレバー119は
中間部において枢軸115によって建物本体1に枢着さ
れている。掛金104の先端部には、受金部2に係合す
るフック部116を設けてあり、ロックレバ−119の
錠止アーム部113の先端内面部113aに係脱する係
止面部116bをフック部116の先端に設けてある。
【0025】フック部116の肩部には、ロックレバー
119の規制アーム部114の先端内面部114aが係
脱する制止面部116aを設けてある。突出作動させた
プランジャー11の先端部11aを規制アーム部114
の基端外面部114bに係合させることによって、錠止
アーム部113の先端内面部113aが掛金104のフ
ック部116に係合する一方、規制アーム部114の先
端内面部114bが掛金104のフック部116の制止
面部116aに係合する施錠位置にロックレバー119
が拘束される。プランジャー11が吸引作動したとき、
規制アーム部114の先端内面部114aが掛金104
のフック部116の制止面部116aから離脱するよう
にロックレバー119を枢軸115を中心としてバネ1
17によって回転付勢してある。
【0026】機械式錠前装置7の錠前部5は扉3の外側
に配置され、電磁式錠前装置12は建物本体1の側柱内
部に配置され、電磁式錠前装置12の入力部8は扉に近
接した建物本体1の外面に装着される。電磁式錠前装置
12のソレノイド10の通電回路には建物内部の商用電
源または専用電源から駆動電流が供給される。
【0027】扉3が建物本体1に対して施錠されている
時には、図13に示したように機械式錠前装置7の掛金
104は本体ケース118から最大限に突出回転してお
り、掛金104のフック部116が受金部2に係合して
いる。このとき、ロックレバー119の錠止アーム部1
13の先端内面部113aは掛金104のフック部11
6の係止面部116bに係合し、ロックレバー119の
規制アーム部114の先端内面部114aは掛金104
のフック部116の制止面部116aに係合しているた
め、掛金104はフック部116が受金部2と係合した
施錠位置に拘束される。
【0028】違法に作成した合鍵やピッキング用具によ
って、正規のキー6を挿入したのと同じ不正解錠状態を
機械式錠前装置7の錠前部5について作り出すことがで
き、内部の連動機構を介して掛金104を解錠方向に回
転駆動しようとするとき、掛金104のフック部116
の制止面部116aがロックレバー119の規制アーム
部114の先端内面部114aを押すため、図13に一
点鎖線で示したようにロックレバー119は枢軸115
を中心として時計回り方向に微小角度回転し、回転終端
でロックレバー119の規制アーム部114の基端外面
部114bは、内蔵のバネ手段によって突出作動してい
るプランジャー11の先端部11a側面に係合する。こ
れによってロックレバー119のそれ以上の回転は阻止
され、ロックレバー119による掛金104の前記拘束
は解除されることがなく、扉3は違法な解錠開放から防
護される。
【0029】正規のキー6と磁気カードキー9を所持す
る建物の正当使用者が扉3を解錠開放するには、磁気カ
ードキー9を電磁式錠前装置12の入力部8に挿入し、
ソレノイド10への通電回路を閉成させる。このソレノ
イド10の励磁によってプランジャー11が吸引され、
プランジャー11の先端部11aがロックレバー119
の規制アーム部114の基端外面部114bと係合不能
な位置に退避するため、ロックレバー119は枢軸11
5を中心として時計回り方向に大きく回転可能となる。
【0030】そこで、機械式錠前装置7の錠前部5にキ
ー6を挿入して回すと、錠前部5に連動した内部駆動機
構が作動して、掛金104が本体ケース118内に没入
回転する。この回転の途中で掛金104はフック部11
6の制止面部116aでロックレバー119の規制アー
ム部114の先端内面部114aを押すことによって、
図14に示したようにロックレバー119を枢軸115
を中心に時計回り方向に回転させる。この回転は錠止ア
ーム部113の先端が受金部2に当接することによって
停止し、ロックレバー119はバネ117の回転付勢に
よって当該解錠位置に待機保持される。
【0031】扉3の解錠開放後、磁気カードキー9を入
力部8から抜き取ることによってソレノイド10への通
電回路が遮断されると、ソレノイド10のプランジャー
11は内蔵のバネ手段によって突出位置に復帰する。
【0032】本実施例では、電磁式錠前装置12の本体
ケース120は建物本体1の側柱に埋め込み固着されて
おり、受金部2は本体ケース120に固着されている。
本体ケース120にはロックレバー119の回転角度規
制用ピン121を固着してある。ロックレバー119を
解錠位置に姿勢保持するためのバネ117は引張りコイ
ルバネで構成され、バネ117の一端部は規制アーム部
114の先端部に装着され、バネ117の他端部は本体
ケース120に固着したバネ受けピン122に装着され
ている。機械式錠前装置7の錠前部5の錠機構、錠前部
5と掛金104間の連動機構は特に限定されず、公知の
錠機構や連動機構を適宜選択して使用することができる
ため、これら機構の詳細な図示は省略してある。
【0033】電磁式錠前装置12の本体ケース120に
はビス123によってマイクロスイッチ124が固着さ
れている。このマイクロスイッチ124は、図14に示
したようにロックレバー119が解錠位置まで回転して
来た時、アクチュエータレバー125がロックレバー1
19のカム突起126に押されてオンとなり、ソレノイ
ド10への通電回路を遮断する。これによって解錠操作
後に磁気カードキー9を入力部8から直に抜き取らなく
ても、ソレノイド10への通電が停止されるため、持続
的通電によるソレノイド10の焼損等を生じることがな
い。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載した複合錠前装置は、カ
ード、暗証番号、指紋あるいは音声等による個人固有情
報が予め登録された情報と一致した時に照合信号を出力
する照合手段Bと、機械式錠前装置7の施錠手段Aの駆
動を制止する制止手段Cを備える電磁式錠前装置12を
備えており、照合手段Bからの照合信号により制止手段
Cの制止状態が解放され、キー6によって前記施錠手段
Aが解錠位置に駆動可能となるので、正規の個人固有情
報を照合手段Bに入力できない者は、キー6を機械式錠
前装置7の錠前部5に挿入しても、あるいは不正解錠手
段によってキー6を挿入したのと同じ状態を該錠前部5
に作り出せたとしても、扉3を解錠開放することができ
ず、建物の玄関扉等の各種用途において高いセキュリテ
ィーを提供することができる。
【0035】請求項2に記載の複合錠前装置では、電磁
式錠前装置12のサムターン13の回転軸14にロック
ハブ15を固着し、ロックハブ15のロック溝16にロ
ック端部17が係合するようにプランジャー11をバネ
18で前進付勢し、機械式錠前装置7の錠前部5の回転
軸19にサムターン13の回転軸14を連動させたの
で、機械式錠前装置7の錠前部5に挿入されるキー6と
電磁式錠前装置12の入力部8に挿入される磁気カード
キー9の両者を所持する者以外の侵入を的確に阻止する
ことができ、セキュリティー機能が増強される。
【0036】請求項3に記載の複合錠前装置では、機械
的錠前装置7の掛金104にロックレバー119を係合
させることによって、掛金104が受金部2から離脱す
る方向に回転しないように拘束し、電磁式錠前装置12
のソレノイド10のプランジャー11の先端部11aを
ロックレバー119に係合させることによって、ロック
レバー119を当該施錠位置に拘束したので、機械式錠
前装置7の錠前部5に挿入されるキー6と電磁式錠前装
置12の入力部8に挿入される磁気カードキー9の両者
を所持する者以外の侵入を的確に阻止することができ、
セキュリティー機能が増強される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る複合錠前装置の概念的
なシステム構成図である。
【図2】本発明の別の実施例に係る複合錠前装置の摸式
的な分解斜視図である。
【図3】図2の複合錠前装置の一部を切り開いて示した
右側面図である。
【図4】図2の複合錠前装置を構成する機械式錠前装置
の背面図である。
【図5】図2の複合錠前装置を構成する電磁式錠前装置
の正面図である。
【図6】該電磁式錠前装置の背面図である。
【図7】該電磁式錠前装置の平面図である。
【図8】該電磁式錠前装置の右側面図である。
【図9】図6のA−A線断面図である。
【図10】図8のB−B線断面図である。
【図11】前記電磁式錠前装置の解錠状態の一部切り欠
き背面図である。
【図12】図2の複合錠前装置の模式的なシステム構成
図である。
【図13】本発明の他の実施例に係る複合錠前装置の一
部を切り開いて示した正面図であり、施錠状態を示して
いる。
【図14】図13の複合錠前装置の一部を切り開いて示
した正面図であり、解錠状態を示している。
【図15】図13の複合錠前装置の模式的なシステム構
成図である。
【符号の説明】
1 建物本体 2 受金部 3 扉 4 機械式錠前装置のデッドボルト 5 錠前部 6 キー 7 機械式錠前装置 8 入力部 9 磁気カードキー 10 電磁式錠前装置のソレノイド 11 プランジャー 12 電磁式錠前装置 13 サムターン 14 サムターンの回転軸 15 ロックハブ 16 ロック溝 17 プランジャーのロック端部 18 プランジャーの付勢用バネ 19 錠前部の回転軸 104 機械式錠前装置の掛金 113 ロックレバーの錠止アーム部 114 ロックレバーの規制アーム部 115 枢軸 116 掛金のフック部 117 ロックレバーの回転付勢用バネ 118 機械式錠前装置の本体ケース 119 ロックレバー 120 電磁式錠前装置の本体ケース 121 ロックレバーの回転角度規制用ピン 122 バネ受けピン 124 マイクロスイッチ 125 マイクロスイッチのアクチュエータレバー 126 ロックレバーのカム突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】錠前部5に挿入したキー6によって施錠手
    段Aを施錠位置または解錠位置に駆動する機械式錠前装
    置7と、 鍵、カード、暗証番号、指紋あるいは音声等による個人
    固有情報が予め登録された情報と一致した時に照合信号
    が出力される照合手段Bと、 機械式錠前装置7の施錠手段Aの駆動を制止する制止手
    段Cを備える電磁式錠前装置12とから構成され、 照合手段Bから出力される照合信号により制止手段Cの
    制止状態が解放され、キー6の操作によって機械式錠前
    装置7の施錠手段Aが解錠位置に駆動可能となることを
    特徴とする複合錠前装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の施錠手段A、照合手段Bお
    よび制止手段Cは、次の構成からなることを特徴とする
    請求項1記載の複合錠前装置。 (1) 施錠手段A:建物本体1側の受金部2に係合して扉
    3を建物本体1に対して施錠するデッドボルト4 (2) 照合手段B:磁気カードキー9の挿入によって、磁
    気カードキー9に記録された情報を読取る入力部8 (3) 制止手段C:照合手段Bから照合信号が出力された
    時に、ソレノイド10励磁されることによって解錠位置
    に後退されるプランジャー11と、 電磁式錠前装置12に設けられたサムターン13の回転
    軸14に固着されたロックハブ15とからなり、 ロックハブ15に設けられたロック溝16にプランジャ
    ー11のロック端部17が係合する施錠位置へとプラン
    ジャー11をバネ18によって前進付勢し、機械式錠前
    装置7の錠前部5の回転軸19にサムターン13の回転
    軸14を一体回転するように連結した。
  3. 【請求項3】請求項1記載の施錠手段A、照合手段Bお
    よび制止手段Cは、次の構成からなることを特徴とする
    請求項1記載の複合錠前装置。 (1) 施錠手段A:建物本体1側の受金部2に係合して扉
    3を建物本体1に対して施錠する掛金104 (2) 照合手段B:磁気カードキー9の挿入によって、磁
    気カードキー9に記録された情報を読み取る入力部8 (3) 制止手段C:照合手段Bから照合信号が出力された
    時に、ソレノイド10が励磁されることによって解錠位
    置に後退されるプランジャー11と、 掛金104と係合することによって、掛金104が受金
    部2から離脱する方向に回転することを阻止するロック
    レバー119とからなり、 プランジャー11が解錠位置に後退した時に、プランジ
    ャー11の先端部11aによるロックレバー119の回
    転拘束が解除されて、掛金104とロックレバー119
    の係合が解除されるように配置した。
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