JPH0861070A - ターボ過給機付エンジン - Google Patents
ターボ過給機付エンジンInfo
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- JPH0861070A JPH0861070A JP6199842A JP19984294A JPH0861070A JP H0861070 A JPH0861070 A JP H0861070A JP 6199842 A JP6199842 A JP 6199842A JP 19984294 A JP19984294 A JP 19984294A JP H0861070 A JPH0861070 A JP H0861070A
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- Japan
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- intake port
- port
- exhaust port
- exhaust
- intake
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B37/00—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
- F02B37/02—Gas passages between engine outlet and pump drive, e.g. reservoirs
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ターボ過給機付エンジンにおいて、高い掃気
効率を確保しながらも、混合気の吹き抜けを効果的に抑
制する。 【構成】 複数の排気ポートのうち、第1排気ポート1
6のみをターボ過給機のタービン34に接続し、第2排
気ポート18は直接大気に連通する。複数の吸気ポート
のうち、第1吸気ポート12について燃料噴射弁26を
設け、少なくとも第2吸気ポート14にコンプレッサ3
0を接続する。第2排気ポート18の開期間を第1排気
ポート16のそれよりも遅らせ、第2排気ポート18の
開期間と第2吸気ポート14の開期間とをオーバーラッ
プさせる。第1吸気ポート12の開時期は上記第2排気
ポート18の閉時期と略同等の時期に設定する。
効率を確保しながらも、混合気の吹き抜けを効果的に抑
制する。 【構成】 複数の排気ポートのうち、第1排気ポート1
6のみをターボ過給機のタービン34に接続し、第2排
気ポート18は直接大気に連通する。複数の吸気ポート
のうち、第1吸気ポート12について燃料噴射弁26を
設け、少なくとも第2吸気ポート14にコンプレッサ3
0を接続する。第2排気ポート18の開期間を第1排気
ポート16のそれよりも遅らせ、第2排気ポート18の
開期間と第2吸気ポート14の開期間とをオーバーラッ
プさせる。第1吸気ポート12の開時期は上記第2排気
ポート18の閉時期と略同等の時期に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボ過給機による過
給を行いながら燃焼室内を掃気するように構成されたタ
ーボ過給機付エンジンに関するものである。
給を行いながら燃焼室内を掃気するように構成されたタ
ーボ過給機付エンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン、特に過給機付エンジンでは、
低速高負荷時のノッキングの防止が重要な課題である。
このノッキングの防止手段としては、燃焼室内の残留燃
焼ガスを効果的に掃気し、燃焼室内温度を下げるのが有
効である。このような掃気を効率良く行うには、吸気側
の過給圧を排気圧よりも十分高くする必要がある。しか
し、ターボ過給機を備えたエンジンでは、このターボ過
給機のタービンが排気側に設けられているために排気圧
が高くなりやすく、効率の高い掃気は一般に困難とされ
ていた。
低速高負荷時のノッキングの防止が重要な課題である。
このノッキングの防止手段としては、燃焼室内の残留燃
焼ガスを効果的に掃気し、燃焼室内温度を下げるのが有
効である。このような掃気を効率良く行うには、吸気側
の過給圧を排気圧よりも十分高くする必要がある。しか
し、ターボ過給機を備えたエンジンでは、このターボ過
給機のタービンが排気側に設けられているために排気圧
が高くなりやすく、効率の高い掃気は一般に困難とされ
ていた。
【0003】そこで、特開昭63−297725号公報
では、通常の排気ポートに加えて補助排気ポートを燃焼
室内に開口させ、この補助排気ポートに、タービンをバ
イパスするバイパス通路を接続し、かつこのバイパス通
路の途中に開閉弁を設けたものが提案されている。この
エンジンでは、上記開閉弁の開弁期間が、ピストン上死
点を挟む期間であって吸気ポートでの開弁時期と排気ポ
ートでの閉弁期間とを挟む期間に設定されている。
では、通常の排気ポートに加えて補助排気ポートを燃焼
室内に開口させ、この補助排気ポートに、タービンをバ
イパスするバイパス通路を接続し、かつこのバイパス通
路の途中に開閉弁を設けたものが提案されている。この
エンジンでは、上記開閉弁の開弁期間が、ピストン上死
点を挟む期間であって吸気ポートでの開弁時期と排気ポ
ートでの閉弁期間とを挟む期間に設定されている。
【0004】このような構成によれば、まず排気ポート
を開いて高い排気圧をタービンに供給し、これにより過
給圧を高め、その後、タービンに接続されていない補助
排気ポートを開いて排気圧を十分に下げ、この補助排気
ポートでの開弁期間中に吸気ポートを開くことにより、
過給圧と排気圧との十分な圧力差を利用して、上記吸気
ポートから補助排気ポートへ向けて十分な掃気用エアを
流すことができる。
を開いて高い排気圧をタービンに供給し、これにより過
給圧を高め、その後、タービンに接続されていない補助
排気ポートを開いて排気圧を十分に下げ、この補助排気
ポートでの開弁期間中に吸気ポートを開くことにより、
過給圧と排気圧との十分な圧力差を利用して、上記吸気
ポートから補助排気ポートへ向けて十分な掃気用エアを
流すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報のエンジンで
は、補助排気ポートでの開弁期間と吸気ポートでの開弁
期間とのオーバーラップ期間を十分確保することによ
り、高効率の掃気が行えるものの、この期間で吸気ポー
トから補助排気ポートへの混合気の吹き抜けも生じやす
い。このような吹き抜けが生じると、燃費が悪化し、ま
た安定した空燃比が得られにくくなる。逆に、この吹き
抜けを抑制すべくオーバーラップ期間を短縮すると、十
分な掃気ができなくなる。
は、補助排気ポートでの開弁期間と吸気ポートでの開弁
期間とのオーバーラップ期間を十分確保することによ
り、高効率の掃気が行えるものの、この期間で吸気ポー
トから補助排気ポートへの混合気の吹き抜けも生じやす
い。このような吹き抜けが生じると、燃費が悪化し、ま
た安定した空燃比が得られにくくなる。逆に、この吹き
抜けを抑制すべくオーバーラップ期間を短縮すると、十
分な掃気ができなくなる。
【0006】このような不都合を避ける手段として、吸
気ポート側での燃料噴射期間を補助排気ポートの閉時期
以降に設定することが考えられるが、このような設定を
行っても、前回以前の噴射で吸気ポート壁面に付着した
燃料の吹き抜けは防げない。
気ポート側での燃料噴射期間を補助排気ポートの閉時期
以降に設定することが考えられるが、このような設定を
行っても、前回以前の噴射で吸気ポート壁面に付着した
燃料の吹き抜けは防げない。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、ターボ
過給機付エンジンにおいて、高い掃気効率を確保しなが
らも、混合気の吹き抜けを効果的に抑制することを目的
とする。
過給機付エンジンにおいて、高い掃気効率を確保しなが
らも、混合気の吹き抜けを効果的に抑制することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、燃焼室内に開口して排気弁に
より開閉される第1排気ポート及び第2排気ポートと、
燃焼室内に開口して吸気弁により開閉される吸気ポート
とを有し、上記第1排気ポートのみにターボ過給機のタ
ービンが接続され、上記吸気ポートに上記ターボ過給機
のコンプレッサが接続されたターボ過給機付エンジンに
おいて、上記吸気ポートとして第1吸気ポート及び第2
吸気ポートを設け、少なくとも低速運転領域において、
第2排気ポートでの開弁時期及び閉弁時期をそれぞれ第
1排気ポートでの開弁時期及び閉弁時期よりも遅い時期
に設定しかつ第2吸気ポートでの開弁時期を上記第2排
気ポートでの閉弁時期よりも早い時期に設定するととも
に、第1吸気ポートでの開弁時期を上記第2排気ポート
での閉弁時期と略同等の時期もしくはこれよりも遅い時
期に設定し、少なくとも上記第2吸気ポートに上記コン
プレッサを接続し、上記第1吸気ポートについて燃料噴
射手段を設けたものである(請求項1)。
の手段として、本発明は、燃焼室内に開口して排気弁に
より開閉される第1排気ポート及び第2排気ポートと、
燃焼室内に開口して吸気弁により開閉される吸気ポート
とを有し、上記第1排気ポートのみにターボ過給機のタ
ービンが接続され、上記吸気ポートに上記ターボ過給機
のコンプレッサが接続されたターボ過給機付エンジンに
おいて、上記吸気ポートとして第1吸気ポート及び第2
吸気ポートを設け、少なくとも低速運転領域において、
第2排気ポートでの開弁時期及び閉弁時期をそれぞれ第
1排気ポートでの開弁時期及び閉弁時期よりも遅い時期
に設定しかつ第2吸気ポートでの開弁時期を上記第2排
気ポートでの閉弁時期よりも早い時期に設定するととも
に、第1吸気ポートでの開弁時期を上記第2排気ポート
での閉弁時期と略同等の時期もしくはこれよりも遅い時
期に設定し、少なくとも上記第2吸気ポートに上記コン
プレッサを接続し、上記第1吸気ポートについて燃料噴
射手段を設けたものである(請求項1)。
【0009】ここで、上記第2吸気ポートでの開弁時期
は、上記第1排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期が
より好ましく(請求項2)、上記第1吸気ポートでの開
弁時期は、上記第2排気ポートでの閉弁時期と略同等の
時期がより好ましい(請求項3)。
は、上記第1排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期が
より好ましく(請求項2)、上記第1吸気ポートでの開
弁時期は、上記第2排気ポートでの閉弁時期と略同等の
時期がより好ましい(請求項3)。
【0010】また、上記第2吸気ポートにおけるスロー
ト部流路面積は上記第1吸気ポートにおけるスロート部
流路面積よりも大きく設定するのが、より好ましい(請
求項4)。この場合、上記第2吸気ポートでの開弁期間
を第1吸気ポートでの開弁期間よりも長く設定すること
により、さらに効果的となる(請求項5)。
ト部流路面積は上記第1吸気ポートにおけるスロート部
流路面積よりも大きく設定するのが、より好ましい(請
求項4)。この場合、上記第2吸気ポートでの開弁期間
を第1吸気ポートでの開弁期間よりも長く設定すること
により、さらに効果的となる(請求項5)。
【0011】また、上記第2排気ポートと第2吸気ポー
トとを互いに対角の位置に設けることにより、後述のよ
うなより優れた効果が得られる(請求項6)。
トとを互いに対角の位置に設けることにより、後述のよ
うなより優れた効果が得られる(請求項6)。
【0012】
【作用】請求項1記載のエンジンによれば、少なくとも
低速運転領域において、まず第1排気ポートでの開弁に
より、この第1排気ポートに接続されたタービンに高圧
の排気エネルギー(特に、開弁直後のブローダウンエネ
ルギー)が供給され、このタービンに連結されているコ
ンプレッサにより過給圧が十分高められる。次に、上記
第1排気ポートに加えて第2排気ポートでも開弁される
ことにより、排気圧は十分に下げられる。この第2排気
ポートの開期間中に、上記コンプレッサに接続された第
2吸気ポートで開弁が行われることにより、この第2吸
気ポートから第2排気ポートへ向けて十分な圧力差でエ
アが流れ、燃焼室内が掃気される。この期間では、燃料
噴射手段が設けられた第1吸気ポートがまだ開弁しない
ので、混合気の吹き抜けは生じず、また、前回以前の噴
射で第1吸気ポート壁面に付着した燃料の吹き抜けも生
じない。その後、上記第2排気ポートでの閉弁とほぼ同
時もしくはそれ以降に第1吸気ポートで開弁されること
により、この第1吸気ポート側で形成された混合気がほ
とんど排気側に吹き抜けずに燃焼室内に充填される。
低速運転領域において、まず第1排気ポートでの開弁に
より、この第1排気ポートに接続されたタービンに高圧
の排気エネルギー(特に、開弁直後のブローダウンエネ
ルギー)が供給され、このタービンに連結されているコ
ンプレッサにより過給圧が十分高められる。次に、上記
第1排気ポートに加えて第2排気ポートでも開弁される
ことにより、排気圧は十分に下げられる。この第2排気
ポートの開期間中に、上記コンプレッサに接続された第
2吸気ポートで開弁が行われることにより、この第2吸
気ポートから第2排気ポートへ向けて十分な圧力差でエ
アが流れ、燃焼室内が掃気される。この期間では、燃料
噴射手段が設けられた第1吸気ポートがまだ開弁しない
ので、混合気の吹き抜けは生じず、また、前回以前の噴
射で第1吸気ポート壁面に付着した燃料の吹き抜けも生
じない。その後、上記第2排気ポートでの閉弁とほぼ同
時もしくはそれ以降に第1吸気ポートで開弁されること
により、この第1吸気ポート側で形成された混合気がほ
とんど排気側に吹き抜けずに燃焼室内に充填される。
【0013】ここで、請求項2記載のエンジンでは、上
記第1排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に第2吸
気ポートが開かれるので、この第2吸気ポートでの開弁
当初から第1排気ポートが閉じて第2排気ポートのみが
開いた状態となっている。従って、第2吸気ポートの開
期間のほぼ全域にわたり吸気側の過給圧と排気圧との間
に十分な圧力差が確保される。
記第1排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に第2吸
気ポートが開かれるので、この第2吸気ポートでの開弁
当初から第1排気ポートが閉じて第2排気ポートのみが
開いた状態となっている。従って、第2吸気ポートの開
期間のほぼ全域にわたり吸気側の過給圧と排気圧との間
に十分な圧力差が確保される。
【0014】また、請求項3記載のエンジンでは、上記
第2排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に第1吸気
ポートが開かれるので、上記混合気の吹き抜けを防ぎな
がら第1吸気ポートの開弁期間が最大限確保される。
第2排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に第1吸気
ポートが開かれるので、上記混合気の吹き抜けを防ぎな
がら第1吸気ポートの開弁期間が最大限確保される。
【0015】上記エンジンにおいて、過給が行われない
軽負荷時等に、上記第2吸気ポートの開期間と第2排気
ポートの開期間とのオーバーラップ期間中に第2吸気ポ
ート側へ既燃ガスが逆流してサージタンクや吸気管集合
部等へ達してしまうと、各気筒毎での充填量が正確に得
られなくなるが、請求項4記載のように、上記第2吸気
ポートにおけるスロート部流路面積を上記第1吸気ポー
トにおけるスロート部流路面積よりも大きく設定すれ
ば、その分、第2吸気ポートから上記サージタンク等に
至るまでの部分の吸気系容積が増大され、上記サージタ
ンク等への既燃ガスの到達がより高い確率で防がれる。
また、大きな流路面積の確保により、慣性効果の同調点
が高速側に移行するため、一般には高充填量が得られに
くい高速運転領域でも十分な充填量を確保できる。
軽負荷時等に、上記第2吸気ポートの開期間と第2排気
ポートの開期間とのオーバーラップ期間中に第2吸気ポ
ート側へ既燃ガスが逆流してサージタンクや吸気管集合
部等へ達してしまうと、各気筒毎での充填量が正確に得
られなくなるが、請求項4記載のように、上記第2吸気
ポートにおけるスロート部流路面積を上記第1吸気ポー
トにおけるスロート部流路面積よりも大きく設定すれ
ば、その分、第2吸気ポートから上記サージタンク等に
至るまでの部分の吸気系容積が増大され、上記サージタ
ンク等への既燃ガスの到達がより高い確率で防がれる。
また、大きな流路面積の確保により、慣性効果の同調点
が高速側に移行するため、一般には高充填量が得られに
くい高速運転領域でも十分な充填量を確保できる。
【0016】さらに、請求項5記載のエンジンでは、上
記第2吸気ポートでの開弁期間を第1吸気ポートでの開
弁期間よりも長い期間に設定している分、上記高速運転
領域で第2吸気ポートを通じての充填量をより多く確保
できる。
記第2吸気ポートでの開弁期間を第1吸気ポートでの開
弁期間よりも長い期間に設定している分、上記高速運転
領域で第2吸気ポートを通じての充填量をより多く確保
できる。
【0017】請求項6記載のエンジンでは、上記第2排
気ポートと第2吸気ポートとが互いに対角の位置に設け
られている分、両ポート同士はより大きく離間する。従
って、燃焼室内で掃気エアは第2吸気ポートから第2排
気ポートへ向かって長い距離流れることになり、その分
掃気効率が上がる。
気ポートと第2吸気ポートとが互いに対角の位置に設け
られている分、両ポート同士はより大きく離間する。従
って、燃焼室内で掃気エアは第2吸気ポートから第2排
気ポートへ向かって長い距離流れることになり、その分
掃気効率が上がる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【0019】図1において、エンジンの各気筒10の燃
焼室内には、第1吸気ポート12、第2吸気ポート1
4、第1排気ポート16、及び第2排気ポート18が開
口している。第1吸気ポート12及び第2吸気ポート1
4は、それぞれ図略の吸気弁により開閉され、第1排気
ポート16及び第2排気ポート18は、それぞれ図略の
排気弁により開閉されるようになっている。
焼室内には、第1吸気ポート12、第2吸気ポート1
4、第1排気ポート16、及び第2排気ポート18が開
口している。第1吸気ポート12及び第2吸気ポート1
4は、それぞれ図略の吸気弁により開閉され、第1排気
ポート16及び第2排気ポート18は、それぞれ図略の
排気弁により開閉されるようになっている。
【0020】各第1吸気ポート12には第1独立吸気管
22が接続され、各第2吸気ポート14には第2独立吸
気管24が接続されており、第1独立吸気管24のみに
燃料噴射弁26が設けられている。これらの独立吸気管
22,24は共通のサージタンク20に接続されてお
り、このサージタンク20には、共通吸気管28が接続
されている。そして、この共通吸気管28の途中にター
ボ過給機のコンプレッサ30が設けられており、このコ
ンプレッサ30は、ターボ回転軸32を通じて排気側の
タービン34に連結され、このタービン34と連動して
回るように構成されている。
22が接続され、各第2吸気ポート14には第2独立吸
気管24が接続されており、第1独立吸気管24のみに
燃料噴射弁26が設けられている。これらの独立吸気管
22,24は共通のサージタンク20に接続されてお
り、このサージタンク20には、共通吸気管28が接続
されている。そして、この共通吸気管28の途中にター
ボ過給機のコンプレッサ30が設けられており、このコ
ンプレッサ30は、ターボ回転軸32を通じて排気側の
タービン34に連結され、このタービン34と連動して
回るように構成されている。
【0021】なお、この実施例では両吸気ポート12,
14にコンプレッサ30が接続されたものを示している
が、本発明では少なくとも第2吸気ポートにコンプレッ
サが接続されていればよい。
14にコンプレッサ30が接続されたものを示している
が、本発明では少なくとも第2吸気ポートにコンプレッ
サが接続されていればよい。
【0022】各第1排気ポート16は第1排気マニホー
ルド36を介して第1共通排気管37に接続され、この
第1共通排気管37の途中に上記タービン34が設けら
れている。この第1共通排気管37には、上記タービン
34を迂回してその上流側と下流側とを接続する排気バ
イパス管40が設けられ、この排気バイパス管40の途
中にウエストゲート弁42が設けられている。このウエ
ストゲート弁42は、コンプレッサ30下流側の過給圧
が一定以上になった時点で開弁するように構成されてい
る。
ルド36を介して第1共通排気管37に接続され、この
第1共通排気管37の途中に上記タービン34が設けら
れている。この第1共通排気管37には、上記タービン
34を迂回してその上流側と下流側とを接続する排気バ
イパス管40が設けられ、この排気バイパス管40の途
中にウエストゲート弁42が設けられている。このウエ
ストゲート弁42は、コンプレッサ30下流側の過給圧
が一定以上になった時点で開弁するように構成されてい
る。
【0023】各第2排気ポート16は、第2排気マニホ
ールド38を介して第2共通排気管39に接続され、こ
の第2共通排気管39は上記タービン34を迂回してい
る。すなわち、このエンジンでは、排気ポート16,1
8のうち第1排気ポート16のみがタービン34に接続
された構成となっている。
ールド38を介して第2共通排気管39に接続され、こ
の第2共通排気管39は上記タービン34を迂回してい
る。すなわち、このエンジンでは、排気ポート16,1
8のうち第1排気ポート16のみがタービン34に接続
された構成となっている。
【0024】各ポート12,14,16,18での弁開
閉タイミングを図2に示す。この図2の曲線IN1,I
N2,EX1,EX2は、それぞれ次の量を表してい
る。 曲線IN1:第1吸気ポート12での吸気弁リフト量 曲線IN2:第2吸気ポート14での吸気弁リフト量 曲線EX1:第1排気ポート16での排気弁リフト量 曲線EX2:第2排気ポート18での排気弁リフト量 曲線EX1で示されるように、第1排気ポート16での
開弁期間は、ピストン下死点手前からピストン上死点手
前までの期間に設定されている。これに対し、第2排気
ポート18での開弁期間は、曲線EX2で示されるよう
に、上記ピストン下死点を過ぎた時点から上記ピストン
上死点を過ぎた時点までの期間であり、開弁時期も閉弁
時期も第1排気ポート16より遅い。
閉タイミングを図2に示す。この図2の曲線IN1,I
N2,EX1,EX2は、それぞれ次の量を表してい
る。 曲線IN1:第1吸気ポート12での吸気弁リフト量 曲線IN2:第2吸気ポート14での吸気弁リフト量 曲線EX1:第1排気ポート16での排気弁リフト量 曲線EX2:第2排気ポート18での排気弁リフト量 曲線EX1で示されるように、第1排気ポート16での
開弁期間は、ピストン下死点手前からピストン上死点手
前までの期間に設定されている。これに対し、第2排気
ポート18での開弁期間は、曲線EX2で示されるよう
に、上記ピストン下死点を過ぎた時点から上記ピストン
上死点を過ぎた時点までの期間であり、開弁時期も閉弁
時期も第1排気ポート16より遅い。
【0025】曲線IN1で示されるように、第1吸気ポ
ート12での開弁期間は、上記第2排気ポート18での
閉弁時期と略同等の時期から次のピストン下死点を過ぎ
た時点までの期間に設定されている。曲線IN2で示さ
れるように、第2吸気ポート14での閉弁時期は第1吸
気ポート14の閉弁時期と同時期であり、開弁時期は第
1排気ポート16の閉弁時期と略同等とされている。従
って、第2吸気ポート14の開弁期間は第1吸気ポート
12のそれよりも長くなっている。
ート12での開弁期間は、上記第2排気ポート18での
閉弁時期と略同等の時期から次のピストン下死点を過ぎ
た時点までの期間に設定されている。曲線IN2で示さ
れるように、第2吸気ポート14での閉弁時期は第1吸
気ポート14の閉弁時期と同時期であり、開弁時期は第
1排気ポート16の閉弁時期と略同等とされている。従
って、第2吸気ポート14の開弁期間は第1吸気ポート
12のそれよりも長くなっている。
【0026】次に、このエンジンの作用を説明する。
【0027】各気筒10において、爆発行程終了後、ピ
ストン下死点手前でまず第1排気ポート16が開かれ
る。この第1排気ポート16はターボ過給機のタービン
34に接続されているため、このタービン34には高圧
の排ガスが供給される。従って、この第1排気ポート1
6が開かれてから第2排気ポート18が開かれるまでの
期間EO(図2)では、特に排気弁閉弁初期のブローダ
ウンエネルギーを利用してタービン34及びコンプレッ
サ30が一体に回転駆動され、コンプレッサ30下流側
での過給圧が十分に高められる。
ストン下死点手前でまず第1排気ポート16が開かれ
る。この第1排気ポート16はターボ過給機のタービン
34に接続されているため、このタービン34には高圧
の排ガスが供給される。従って、この第1排気ポート1
6が開かれてから第2排気ポート18が開かれるまでの
期間EO(図2)では、特に排気弁閉弁初期のブローダ
ウンエネルギーを利用してタービン34及びコンプレッ
サ30が一体に回転駆動され、コンプレッサ30下流側
での過給圧が十分に高められる。
【0028】次に、第2排気ポート18が開かれるが、
この第2排気ポート18にはタービン34が接続されて
いないので、排気圧は十分に下げられる。そして、この
第2排気ポート18の開弁期間中に、これと重複して第
2吸気ポート14が開かれるが、この第2吸気ポート1
4側では上記のように過給圧が十分に高められているた
め、この過給圧と排気圧との間には十分な圧力差があ
り、この圧力差でもって第2吸気ポート14から第2排
気ポート18へ向けて燃焼室内を十分なエアが流れ、こ
のエアにより燃焼室内が効率良く掃気される。しかも、
この掃気がなされるオーバーラップ期間OL(図2)で
は、燃料噴射弁26が設けられた第1吸気ポート12で
まだ開弁がされていないので、第2排気ポート18が開
いていても混合気の吹き抜けは生じず、また、前回の噴
射で第1吸気ポート12の壁面に付着した燃料の吹き抜
けも生じない。そして、この第2排気ポート18での閉
弁とほぼ同時に第1吸気ポート12が開かれることによ
り、この第1吸気ポート12を通じて燃焼室内に効率良
く混合気が充填され、その後両吸気ポート12,14が
同時に閉じられて次の爆発行程を迎える。
この第2排気ポート18にはタービン34が接続されて
いないので、排気圧は十分に下げられる。そして、この
第2排気ポート18の開弁期間中に、これと重複して第
2吸気ポート14が開かれるが、この第2吸気ポート1
4側では上記のように過給圧が十分に高められているた
め、この過給圧と排気圧との間には十分な圧力差があ
り、この圧力差でもって第2吸気ポート14から第2排
気ポート18へ向けて燃焼室内を十分なエアが流れ、こ
のエアにより燃焼室内が効率良く掃気される。しかも、
この掃気がなされるオーバーラップ期間OL(図2)で
は、燃料噴射弁26が設けられた第1吸気ポート12で
まだ開弁がされていないので、第2排気ポート18が開
いていても混合気の吹き抜けは生じず、また、前回の噴
射で第1吸気ポート12の壁面に付着した燃料の吹き抜
けも生じない。そして、この第2排気ポート18での閉
弁とほぼ同時に第1吸気ポート12が開かれることによ
り、この第1吸気ポート12を通じて燃焼室内に効率良
く混合気が充填され、その後両吸気ポート12,14が
同時に閉じられて次の爆発行程を迎える。
【0029】従って、このエンジンによれば、図2に示
すオーバーラップ期間OLで高効率の掃気を実現しなが
ら、混合気の吹き抜けを効果的に抑制でき、燃費の悪化
及び空燃比の不安定化を防止できる。
すオーバーラップ期間OLで高効率の掃気を実現しなが
ら、混合気の吹き抜けを効果的に抑制でき、燃費の悪化
及び空燃比の不安定化を防止できる。
【0030】図3は、上記掃気効果を実証するためのシ
ミュレーション結果を示したものである。この図におい
て、各線は次の値を表している。 実線46:過給圧 破線48:第1排気ポート16側での排気圧 折線51:ターボ過給機がなく排気ポートが単一のエン
ジンでのBGR(燃焼室内の残留ガス割合) 折線52:ターボ過給機を備えかつ排気ポートが単一の
エンジンでのBGR 折線53:上記実施例のエンジンでのBGR 折線61:ターボ過給機がなく排気ポートが単一のエン
ジンでの充填効率 折線62:ターボ過給機を備えかつ排気ポートが単一の
エンジンでの充填効率 折線63:上記実施例のエンジンでの充填効率 実線46及び破線48に示されるように、ターボ過給機
付エンジンでは、第1排気ポート16での排気圧よりも
過給圧を上回らせることは困難であり、特に、ウエスト
ゲート弁42が設けられている場合には、高速運転領域
において過給圧が一定以上上がらず、第1排気ポート1
6での排気圧を下回ることになる。しかし、上記実施例
のエンジンによれば、排気圧が十分に下がった第2排気
ポート開弁期間後期で第2吸気ポート14の開弁期間を
オーバーラップさせているので、特にノッキングが生じ
やすくて掃気の必要性が高い低速運転領域(エンジン回
転数が約5000rpm以下の領域)で高い掃気効果を確保で
き、この領域で従来のエンジンよりもBGRを大幅に下
げることが可能となっている(図の斜線部分)。また、
この掃気効果向上に伴って残留ガス排出分だけ新気充填
量も高まるため、上記低速運転領域では、ターボ過給機
なしエンジンと比べては勿論のこと、ターボ過給機を備
えた単一排気ポートのエンジンと比べても同等もしくは
それ以上の充填効率が得られている。
ミュレーション結果を示したものである。この図におい
て、各線は次の値を表している。 実線46:過給圧 破線48:第1排気ポート16側での排気圧 折線51:ターボ過給機がなく排気ポートが単一のエン
ジンでのBGR(燃焼室内の残留ガス割合) 折線52:ターボ過給機を備えかつ排気ポートが単一の
エンジンでのBGR 折線53:上記実施例のエンジンでのBGR 折線61:ターボ過給機がなく排気ポートが単一のエン
ジンでの充填効率 折線62:ターボ過給機を備えかつ排気ポートが単一の
エンジンでの充填効率 折線63:上記実施例のエンジンでの充填効率 実線46及び破線48に示されるように、ターボ過給機
付エンジンでは、第1排気ポート16での排気圧よりも
過給圧を上回らせることは困難であり、特に、ウエスト
ゲート弁42が設けられている場合には、高速運転領域
において過給圧が一定以上上がらず、第1排気ポート1
6での排気圧を下回ることになる。しかし、上記実施例
のエンジンによれば、排気圧が十分に下がった第2排気
ポート開弁期間後期で第2吸気ポート14の開弁期間を
オーバーラップさせているので、特にノッキングが生じ
やすくて掃気の必要性が高い低速運転領域(エンジン回
転数が約5000rpm以下の領域)で高い掃気効果を確保で
き、この領域で従来のエンジンよりもBGRを大幅に下
げることが可能となっている(図の斜線部分)。また、
この掃気効果向上に伴って残留ガス排出分だけ新気充填
量も高まるため、上記低速運転領域では、ターボ過給機
なしエンジンと比べては勿論のこと、ターボ過給機を備
えた単一排気ポートのエンジンと比べても同等もしくは
それ以上の充填効率が得られている。
【0031】なお、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものでなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
れるものでなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
【0032】(1) 本発明において、上記オーバーラップ
期間OLは少なくとも低速運転領域(エンジン回転数が
一定以下の領域)、すなわちノッキングが発生しやすい
領域において確保すれば良く、ノッキングが発生しにく
い高速運転領域では、バルブタイミング可変機構等を用
いて上記オーバーラップOLを短縮し、あるいはなくす
ようにしてもよい。
期間OLは少なくとも低速運転領域(エンジン回転数が
一定以下の領域)、すなわちノッキングが発生しやすい
領域において確保すれば良く、ノッキングが発生しにく
い高速運転領域では、バルブタイミング可変機構等を用
いて上記オーバーラップOLを短縮し、あるいはなくす
ようにしてもよい。
【0033】(2) 本発明において、各ポートにおけるス
ロート部の流路面積は自由に設定すればよい。ただし、
上記図1において、第2吸気ポート14のスロート部流
路面積を第1吸気ポート12のそれよりも大きく設定し
て第2独立吸気管24を太くし、燃焼室内への第2吸気
ポート14の開口部からサージタンク20に至る手前ま
での吸気系容積を大きくすれば、過給が行われない軽負
荷時等において仮に燃焼室内の既燃ガスが上記オーバー
ラップ期間OL中に第2吸気ポート14側に逆流して
も、この既燃ガスがサージタンク20に到達する確率を
大幅に下げることができ、このサージタンクに既燃ガス
が入り込むことによる不都合(すなわち各気筒10につ
いての空気充填量の変動)をより確実に回避できる利点
がある。また、上記流路面積を大きくする分、慣性効果
の同調点を高速運転側に移行でき、これにより、低速運
転領域だけでなく、高速運転領域でも高い充填効率を確
保できる。
ロート部の流路面積は自由に設定すればよい。ただし、
上記図1において、第2吸気ポート14のスロート部流
路面積を第1吸気ポート12のそれよりも大きく設定し
て第2独立吸気管24を太くし、燃焼室内への第2吸気
ポート14の開口部からサージタンク20に至る手前ま
での吸気系容積を大きくすれば、過給が行われない軽負
荷時等において仮に燃焼室内の既燃ガスが上記オーバー
ラップ期間OL中に第2吸気ポート14側に逆流して
も、この既燃ガスがサージタンク20に到達する確率を
大幅に下げることができ、このサージタンクに既燃ガス
が入り込むことによる不都合(すなわち各気筒10につ
いての空気充填量の変動)をより確実に回避できる利点
がある。また、上記流路面積を大きくする分、慣性効果
の同調点を高速運転側に移行でき、これにより、低速運
転領域だけでなく、高速運転領域でも高い充填効率を確
保できる。
【0034】(3) 上記第1吸気ポート12及び第2吸気
ポート14での閉弁時期は、適宜設定すればよい。ただ
し、上記実施例に示したように両吸気ポート12,14
での閉弁時期を同じにする等して第2吸気ポート14で
の開弁期間を長くすれば、高速運転領域でもより多くの
充填量を確保できる。
ポート14での閉弁時期は、適宜設定すればよい。ただ
し、上記実施例に示したように両吸気ポート12,14
での閉弁時期を同じにする等して第2吸気ポート14で
の開弁期間を長くすれば、高速運転領域でもより多くの
充填量を確保できる。
【0035】(4) 上記第2吸気ポート14の開弁時期
は、掃気可能な範囲で第2排気ポート18での閉弁時期
よりも早く設定すれば良く、第1吸気ポート12での開
弁時期も、第2排気ポート18の閉弁時期近傍もしくは
それ以降であればよい。ただし、上記実施例に示したよ
うに第2吸気ポート14での開弁時期を第1排気ポート
16での閉弁時期と略同等の時期に設定すれば、第2吸
気ポートが開いた当初から第1排気ポート16を閉じて
第2排気ポート18のみ開いた状態とでき、第2吸気ポ
ートの開期間のほぼ全域にわたって効率の高い掃気を実
行できる利点がある。また、第1吸気ポート12での開
弁時期を第2排気ポート18での閉弁時期と略同等にす
れば、混合気の吹き抜けを避けながら第1吸気ポート1
2での開弁期間を最大限確保できる利点がある。
は、掃気可能な範囲で第2排気ポート18での閉弁時期
よりも早く設定すれば良く、第1吸気ポート12での開
弁時期も、第2排気ポート18の閉弁時期近傍もしくは
それ以降であればよい。ただし、上記実施例に示したよ
うに第2吸気ポート14での開弁時期を第1排気ポート
16での閉弁時期と略同等の時期に設定すれば、第2吸
気ポートが開いた当初から第1排気ポート16を閉じて
第2排気ポート18のみ開いた状態とでき、第2吸気ポ
ートの開期間のほぼ全域にわたって効率の高い掃気を実
行できる利点がある。また、第1吸気ポート12での開
弁時期を第2排気ポート18での閉弁時期と略同等にす
れば、混合気の吹き抜けを避けながら第1吸気ポート1
2での開弁期間を最大限確保できる利点がある。
【0036】(5) 本発明において、各ポートの配設位置
は適宜設定すればよい。ただし、図1に示すように第2
吸気ポート14と第2排気ポート18とを互いに対角の
位置に配すれば、両ポート14,18の間により大きな
間隔を確保でき、燃焼室内において掃気用エアをより長
い距離流すことができるため、掃気効率をさらに向上で
きる利点がある。
は適宜設定すればよい。ただし、図1に示すように第2
吸気ポート14と第2排気ポート18とを互いに対角の
位置に配すれば、両ポート14,18の間により大きな
間隔を確保でき、燃焼室内において掃気用エアをより長
い距離流すことができるため、掃気効率をさらに向上で
きる利点がある。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、複数の排気ポー
トのうち第1排気ポートのみにターボ過給機のタービン
を接続したターボ過給機付エンジンにおいて、上記吸気
ポートとして第1吸気ポート及び第2吸気ポートを設
け、少なくとも低速運転領域で第2排気ポートでの開弁
時期及び閉弁時期をそれぞれ第1排気ポートでの開弁時
期及び閉弁時期よりも遅い時期に設定しかつ第2吸気ポ
ートでの開弁時期を上記第2排気ポートでの閉弁時期よ
りも早い時期に設定し、第1吸気ポートでの開弁時期を
上記第2排気ポートでの閉弁時期と略同等もしくはそれ
以降の時期に設定するとともに、少なくとも上記第2吸
気ポートに上記コンプレッサを接続し、上記第1吸気ポ
ートについて燃料噴射手段を設けたものであるので、第
2吸気ポートでの開弁期間と第2排気ポートでの開弁期
間とのオーバーラップ期間で吸気側と排気側との間に十
分な圧力差を確保して高効率の掃気を行いつつ、このオ
ーバーラップ期間がほぼ終了した時点から第1吸気ポー
トで開弁することによって上記オーバーラップ期間での
混合気の吹き抜けを効果的に抑制できる。
トのうち第1排気ポートのみにターボ過給機のタービン
を接続したターボ過給機付エンジンにおいて、上記吸気
ポートとして第1吸気ポート及び第2吸気ポートを設
け、少なくとも低速運転領域で第2排気ポートでの開弁
時期及び閉弁時期をそれぞれ第1排気ポートでの開弁時
期及び閉弁時期よりも遅い時期に設定しかつ第2吸気ポ
ートでの開弁時期を上記第2排気ポートでの閉弁時期よ
りも早い時期に設定し、第1吸気ポートでの開弁時期を
上記第2排気ポートでの閉弁時期と略同等もしくはそれ
以降の時期に設定するとともに、少なくとも上記第2吸
気ポートに上記コンプレッサを接続し、上記第1吸気ポ
ートについて燃料噴射手段を設けたものであるので、第
2吸気ポートでの開弁期間と第2排気ポートでの開弁期
間とのオーバーラップ期間で吸気側と排気側との間に十
分な圧力差を確保して高効率の掃気を行いつつ、このオ
ーバーラップ期間がほぼ終了した時点から第1吸気ポー
トで開弁することによって上記オーバーラップ期間での
混合気の吹き抜けを効果的に抑制できる。
【0038】特に、請求項2記載のエンジンでは、上記
第1排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に第2吸気
ポートを開くので、この第2吸気ポートでの開弁当初か
ら吸気側の過給圧と排気圧との間に十分な圧力差を確保
でき、第2吸気ポートの開期間の略全域にわたってより
効率の高い掃気を実現できる。
第1排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に第2吸気
ポートを開くので、この第2吸気ポートでの開弁当初か
ら吸気側の過給圧と排気圧との間に十分な圧力差を確保
でき、第2吸気ポートの開期間の略全域にわたってより
効率の高い掃気を実現できる。
【0039】また、請求項3記載のエンジンでは、上記
第2排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に第1吸気
ポートを開くので、上記混合気の吹き抜けを防ぎながら
第1吸気ポートの開弁期間を最大限確保できる効果があ
る。
第2排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に第1吸気
ポートを開くので、上記混合気の吹き抜けを防ぎながら
第1吸気ポートの開弁期間を最大限確保できる効果があ
る。
【0040】請求項4記載のように、上記第2吸気ポー
トにおけるスロート部流路面積を上記第1吸気ポートに
おけるスロート部流路面積よりも大きく設定することに
より、第2吸気ポートから上記サージタンク等に至るま
での部分の吸気系容積を大きく確保し、既燃ガスが上記
サージタンク等に至るまで逆流するのをより高い確率で
防ぐことができ、このサージタンクへの既燃ガスの侵入
による不都合、すなわち、各気筒毎に正確な充填量を確
保できなくなるという不都合を未然に防止できる効果が
ある。また、慣性同調により充填量が高められる運転領
域を高速側に維持できるため、高速運転領域でも十分な
充填量を確保できる効果もある。
トにおけるスロート部流路面積を上記第1吸気ポートに
おけるスロート部流路面積よりも大きく設定することに
より、第2吸気ポートから上記サージタンク等に至るま
での部分の吸気系容積を大きく確保し、既燃ガスが上記
サージタンク等に至るまで逆流するのをより高い確率で
防ぐことができ、このサージタンクへの既燃ガスの侵入
による不都合、すなわち、各気筒毎に正確な充填量を確
保できなくなるという不都合を未然に防止できる効果が
ある。また、慣性同調により充填量が高められる運転領
域を高速側に維持できるため、高速運転領域でも十分な
充填量を確保できる効果もある。
【0041】さらに、請求項5記載のエンジンでは、上
記第2吸気ポートでの開弁期間を第1吸気ポートでの開
弁期間よりも長い期間に設定しているので、高速運転領
域でも第2吸気ポートを通じての充填量を十分に確保で
きる効果がある。
記第2吸気ポートでの開弁期間を第1吸気ポートでの開
弁期間よりも長い期間に設定しているので、高速運転領
域でも第2吸気ポートを通じての充填量を十分に確保で
きる効果がある。
【0042】請求項6記載のエンジンでは、上記第2排
気ポートと第2吸気ポートとを互いに対角の位置に設け
ているので、両ポート同士を大きく離間させることがで
き、これにより燃焼室内で掃気エアをより長い距離流し
て掃気効率をさらに高めることができる効果がある。
気ポートと第2吸気ポートとを互いに対角の位置に設け
ているので、両ポート同士を大きく離間させることがで
き、これにより燃焼室内で掃気エアをより長い距離流し
て掃気効率をさらに高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるターボ過給機付エン
ジンの全体構成図である。
ジンの全体構成図である。
【図2】上記エンジンにおいて設定されるバルブタイミ
ングを示す図である。
ングを示す図である。
【図3】上記エンジンでの掃気効果を実証するためのシ
ミュレーション結果を示すグラフである。
ミュレーション結果を示すグラフである。
10 気筒 12 第1吸気ポート 14 第2吸気ポート 16 第1排気ポート 18 第2排気ポート 22 第1独立吸気管 24 第2独立吸気管 26 燃料噴射弁(燃料噴射手段) 30 コンプレッサ 34 タービン 36 第1排気マニホールド 38 第2排気マニホールド
Claims (6)
- 【請求項1】 燃焼室内に開口して排気弁により開閉さ
れる第1排気ポート及び第2排気ポートと、燃焼室内に
開口して吸気弁により開閉される吸気ポートとを有し、
上記第1排気ポートのみにターボ過給機のタービンが接
続され、上記吸気ポートに上記ターボ過給機のコンプレ
ッサが接続されたターボ過給機付エンジンにおいて、上
記吸気ポートとして第1吸気ポート及び第2吸気ポート
を設け、少なくとも低速運転領域において、第2排気ポ
ートでの開弁時期及び閉弁時期をそれぞれ第1排気ポー
トでの開弁時期及び閉弁時期よりも遅い時期に設定しか
つ第2吸気ポートでの開弁時期を上記第2排気ポートで
の閉弁時期よりも早い時期に設定するとともに、第1吸
気ポートでの開弁時期を上記第2排気ポートでの閉弁時
期と略同等の時期もしくはこれよりも遅い時期に設定
し、少なくとも上記第2吸気ポートに上記コンプレッサ
を接続し、上記第1吸気ポートについて燃料噴射手段を
設けたことを特徴とするターボ過給機付エンジン。 - 【請求項2】 請求項1記載のターボ過給機付エンジン
において、上記第2吸気ポートでの開弁時期を上記第1
排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に設定したこと
を特徴とするターボ過給機付エンジン。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のターボ過給機付
エンジンにおいて、上記第1吸気ポートでの開弁時期を
上記第2排気ポートでの閉弁時期と略同等の時期に設定
したことを特徴とするターボ過給機付エンジン。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のターボ
過給機付エンジンにおいて、上記第2吸気ポートにおけ
るスロート部流路面積を上記第1吸気ポートにおけるス
ロート部流路面積よりも大きく設定したことを特徴とす
るターボ過給機付エンジン。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のターボ
過給機付エンジンにおいて、上記第2吸気ポートでの開
弁期間を第1吸気ポートでの開弁期間よりも長く設定し
たことを特徴とするターボ過給機付エンジン。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のターボ
過給機付エンジンにおいて、上記第2排気ポートと第2
吸気ポートとを互いに対角の位置に設けたことを特徴と
するターボ過給機付エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19984294A JP3397902B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ターボ過給機付エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19984294A JP3397902B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ターボ過給機付エンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861070A true JPH0861070A (ja) | 1996-03-05 |
| JP3397902B2 JP3397902B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=16414561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19984294A Expired - Fee Related JP3397902B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ターボ過給機付エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3397902B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7178492B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-02-20 | Caterpillar Inc | Air and fuel supply system for combustion engine |
| US7191743B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-03-20 | Caterpillar Inc | Air and fuel supply system for a combustion engine |
| US7201121B2 (en) | 2002-02-04 | 2007-04-10 | Caterpillar Inc | Combustion engine including fluidically-driven engine valve actuator |
| US7204213B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-04-17 | Caterpillar Inc | Air and fuel supply system for combustion engine |
| US7222614B2 (en) | 1996-07-17 | 2007-05-29 | Bryant Clyde C | Internal combustion engine and working cycle |
| US7252054B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-08-07 | Caterpillar Inc | Combustion engine including cam phase-shifting |
| US7281527B1 (en) | 1996-07-17 | 2007-10-16 | Bryant Clyde C | Internal combustion engine and working cycle |
| JP2010169027A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP19984294A patent/JP3397902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7222614B2 (en) | 1996-07-17 | 2007-05-29 | Bryant Clyde C | Internal combustion engine and working cycle |
| US7281527B1 (en) | 1996-07-17 | 2007-10-16 | Bryant Clyde C | Internal combustion engine and working cycle |
| US7201121B2 (en) | 2002-02-04 | 2007-04-10 | Caterpillar Inc | Combustion engine including fluidically-driven engine valve actuator |
| US7178492B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-02-20 | Caterpillar Inc | Air and fuel supply system for combustion engine |
| US7191743B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-03-20 | Caterpillar Inc | Air and fuel supply system for a combustion engine |
| US7204213B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-04-17 | Caterpillar Inc | Air and fuel supply system for combustion engine |
| US7252054B2 (en) | 2002-05-14 | 2007-08-07 | Caterpillar Inc | Combustion engine including cam phase-shifting |
| JP2010169027A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3397902B2 (ja) | 2003-04-21 |
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