JPH0861418A - 機械的な衝撃を吸収するための方法及び装置 - Google Patents

機械的な衝撃を吸収するための方法及び装置

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JPH0861418A
JPH0861418A JP20821795A JP20821795A JPH0861418A JP H0861418 A JPH0861418 A JP H0861418A JP 20821795 A JP20821795 A JP 20821795A JP 20821795 A JP20821795 A JP 20821795A JP H0861418 A JPH0861418 A JP H0861418A
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JP
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shock absorber
flow
working chamber
damping fluid
pressure
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JP20821795A
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Magnus B Lizell
マグナス・ビー・リゼル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的な衝撃を吸収し、自動車ボディの運
動、並びに、乗物のホイール及びアクスルの運動を、同
時に減衰させることのできる装置及び方法を提供する。 【解決手段】 本装置は、圧力シリンダ40を備える。
圧力シリンダ40は、減衰流体を収容することのできる
第1及び第2の部分を有する作動チャンバ42を形成す
る。装置は更に、ショックアブソーバ20が圧縮してい
る間に、作動チャンバ42の第1及び第2の部分の間の
減衰流体の流れを制御するための、第1のバルブを備え
る。また、装置は更に、作動チャンバの第1の部分及び
第1のバルブに流体連通する圧力チャンバ90、94を
備える。圧力チャンバと作動チャンバの第2の部分との
間の減衰流体の流れを調節するためのソレノイド124
も設けられる。更に、ショックアブソーバがリバウンド
している間に、作動チャンバの第1及び第2の部分の間
の減衰流体の流れを制御するための第2のバルブが設け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサスペン
ション装置に関し、より詳細には、機械的な衝撃を吸収
するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】運転の間に生ずる望ましくない振動を吸
収するために、自動車のサスペンションと組み合わせ
て、ショックアブソーバが使用される。上記望ましくな
い振動を吸収するために、ショックアブソーバは一般
に、自動車のボディ(自動車ボディ)とサスペンション
との間に接続されている。ショックアブソーバの中に
は、ピストンが位置しており、該ピストンは、ピストン
ロッドを介して、自動車ボディに接続されている。上記
ピストンロッドは、ショックアブソーバが圧縮された時
に、該ショックアブソーバの作動チャンバの中の減衰流
体の流れを制限することができるので、上記ショックア
ブソーバは、減衰力を発生することができ、この減衰力
は、そうでなければサスペンションからボディへ伝達さ
れる振動を緩和する。作動チャンバの中の減衰流体の流
れが、上記ピストンによって制限される度合いが大きく
なればなる程、ショックアブソーバによって発生される
減衰力は大きくなる。
【0003】ショックアブソーバがもたらすべき減衰力
の大きさを選択する際には、乗物の3つの性能特性、す
なわち、乗り心地、乗物の操作性、及び、ロード・ホー
ルディング力(路面保持能力)を考慮することが多い。
多くの場合に、乗り心地は、乗物のメインスプリングの
バネ定数、並びに、シート、タイヤ及びショックアブソ
ーバのバネ定数の関数である。乗物の操作性は、乗物の
挙動(すなわち、ロール、ピッチ及びヨー)の変動に関
係する。最適な乗物の操作性を得るためには、コーナリ
ング、加速及び減速の間に、乗物の挙動が過度に急速に
変動するのを防止するために、比較的大きな減衰力を必
要とする。
【0004】一般に、ロード・ホールディング力は、タ
イヤと地面との間の接触の度合いの関数である。ロード
・ホールディング力を最適にするためには、不規則な表
面(凹凸のある表面)を運転する際の減衰力を大きく
し、過剰に長い時間にわたって、ホイールと地面との間
の接触ロスが生ずるのを防止する必要がある。
【0005】一般に、乗り心地、乗物の操作性及びロー
ド・ホールディング力を最適にするためには、ショック
アブソーバによって発生される減衰力が、道路からの入
力周波数に応答することができるようにする必要があ
る。道路からの入力周波数が、自動車ボディの固有振動
数(例えば、概ね0−2Hz)に等しい時には、ショッ
クアブソーバが、大きな減衰力を与えて、コーナリン
グ、加速及び減速の間の乗物の挙動が過度に急速に変動
するのを防止するようにするのが、一般に望ましい。道
路からの入力周波数が2−10Hzである場合には、シ
ョックアブソーバが、小さな減衰力を与えて、滑らかな
乗り心地をもたらすと共に、ホイールが道路の起伏の変
化に追従できるようにするのが、一般に望ましい。道路
からの入力周波数が、自動車のサスペンションの固有振
動数(すなわち、約10−15Hz)に概ね等しい場合
には、減衰力を比較的小さくして、滑らかな乗り心地を
もたらすと同時に、ホイールと地面との間の過剰な接触
ロスを阻止するために、十分大きな減衰力をもたらすこ
とが望ましい。
【0006】ショックアブソーバの減衰特性を選択的に
変化させるための1つの方法が、米国特許第4,59
7,411号に開示されている。この米国特許において
は、ソレノイドを用いて、ショックアブソーバのベース
バルブの補助開口を選択的に開閉している。これによ
り、上記ベースバルブは、ショックアブソーバの作動チ
ャンバのある部分の中の圧力を調節して、減衰作用を制
御する。ショックアブソーバの減衰特性を選択的に変化
させるための他の方法が、あるPCT出願に開示されて
いる。このPCT出願は、その一実施例において、アブ
ソーバの圧縮/反発(リバウンド)サイクルの数をカウ
ントする圧力センサと、自動車ボディの垂直方向の速度
を決定するために、ホイールサポートに取り付けられ
た、加速度計とを使用している。これにより、アブソー
バの減衰特性は、ボディの垂直方向の速度に応じて、変
化する。
【0007】ショックアブソーバの減衰特性を選択的に
変化させるための別の方法が、英国特許第2,147,
683号(GB2,147,683A)に開示されてい
る。この英国特許は、その一実施例において、バルブデ
ィスクを開示しており、このバルブディスクは、作動チ
ャンバの上方部分と下方部分との間で減衰流体を搬送す
る、バルブボディの溝を覆うために使用される。上記バ
ルブディスクは、その一部が圧力チャンバの中に位置し
ているサポート部材によって、バルブボディに向けて偏
椅されている。上記圧力チャンバは、第1の流路を介し
て、作動チャンバの下方部分に連通し、また、第2の流
路を介して、作動チャンバの上方部分に連通している。
上記第2の流路を通る減衰流体の流量、従って、上記サ
ポート部材に作用する圧力チャンバの中の圧力を調節す
るために、補助的なバルブプレートが設けられる。この
補助的なバルブプレートは、上記第2の流路の上に設け
られ、上記補助的なバルブプレートの一部の下方で上記
バルブボディに設けられたコイルと協働する。上記コイ
ルが励起されると、該コイルによって発生された磁束
が、上記補助的なバルブディスクに対して偏椅力を与
え、これにより、該補助的なバルブディスクが撓み、従
って、上記第2の流路と上記作動チャンバの上方部分と
の間の開口が増大する。従って、上記コイルが、補助的
なバルブディスクを偏椅させて、より多量の作動流体を
上記第2の流路を通して流すことができる位置に、上記
補助的なバルブディスクを着かせると、上記圧力チャン
バの中の減衰流体の圧力が減少し、これにより、上記サ
ポート部材によって上記バルブプレートに伝達される力
が減少する。上記作動チャンバの下方部分の中の圧力
は、上記バルブプレートを撓ませ、これにより、上記溝
を通って流れる減衰流体の量を増大させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】従って、本発明の基本的な目的は、機械的な衝
撃を吸収し、自動車ボディの運動、並びに、乗物のホイ
ール及びアクスル(車軸)の運動を、同時に減衰させる
ことのできる、方法及び装置を提供することである。
【0009】本発明の別の目的は、機械的な衝撃を吸収
し、ターン(乗物の向きを変える操作)、加速、又は、
制動(ブレーキ操作)の間に、自動車がロール、ピッチ
又はヨー運動を生ずる傾向を緩和することができる、方
法及び装置を提供することである。
【0010】本発明の更に別の目的は、機械的な衝撃を
吸収し、路面と自動車のタイヤとの間に、許容できるレ
ベルの摩擦を与え、これにより、自動車の制動能力及び
減速能力を維持することができる、方法及び装置を提供
することである。
【0011】本発明の別の目的は、機械的な衝撃を吸収
し、種々の運転環境及び種々の運転の癖に応じて、自動
車ボディに対する調節可能な減衰特性を生ずることがで
きる、方法及び装置を提供することである。
【0012】本発明の更に別の目的は、種々の型式の自
動車に装着することに関して、高いフレキシビリティす
なわち柔軟性を有する、新規且つ改善された直接作動型
の油圧ショックアブソーバを提供することである。これ
に関連する本発明の目的は、コストが比較的安く、ま
た、メンテナンスが比較的容易な、機械的な衝撃を吸収
するための装置を提供することである。
【0013】本発明のより特定の目的は、種々の運転条
件の下で、装置の種々の通路を通る減衰流体の流れを制
御するソレノイドを用い、これにより、上記装置によっ
てもたらされる減衰力を制御する、上述の特性を有する
新規且つ改善されたショックアブソーバを提供すること
である。
【0014】本発明の更に別の目的は、装置の作動チャ
ンバの2つの部分の間の差圧に応答することのできるコ
ンピュータによって、減衰力が制御される、上述の如き
ショックアブソーバを提供することである。
【0015】本発明の別の目的は、乗物のボディの垂直
方向の運動に応答することができるコンピュータによっ
て、減衰力が制御される、機械的な衝撃を吸収するため
の方法及び装置を提供することである。
【0016】本発明の更に別の目的は、装置が種々の減
衰特性をもたらすことができるように、プログラムを作
り直すことのできるコンピュータによって、減衰力が制
御される、機械的な衝撃を吸収するための方法及び装置
を提供することである。
【0017】本発明の種々の利点は、図面を参照しなが
ら以下の記載を読むことにより、当業者には理解されよ
う。
【0018】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明の好ま
しい実施例による複数の(4つの)ショックアブソーバ
20が示されている。これらのショックアブソーバ20
は、概略的に示す通常の自動車22と作動的に関連して
いる状態で示されている。自動車22は、リアサスペン
ション24を備えており、該リアサスペンションは、乗
物のリアホイール28を作動的に支持するようになされ
た、横方向に伸長するリアアクスル・アセンブリ26を
有している。アクスル・アセンブリ26は、一対のショ
ックアブソーバ20、並びに、螺旋状のコイルバネ30
によって、自動車22に対して作動的に接続されてい
る。同様に、自動車22は、フロントサスペンション装
置32を備えており、このフロントサスペンション装置
は、横方向に伸長して、フロントホイール36を作動的
に支持する、フロントアクスル・アセンブリ34を具備
している。フロントアクスル・アセンブリ34は、第2
の対のショックアブソーバ20、並びに、螺旋状のコイ
ルバネ38によって、自動車22に作動的に接続されて
いる。ショックアブソーバ20は、自動車22のアンス
プラング部分(すなわち、フロントサスペンション32
及びリアサスペンション24)、及び、スプラング部分
(すなわち、ボディ39)の相対的な運動を減衰する役
割を果たす。自動車22は、乗用車として示されている
が、ショックアブソーバ20は、他のタイプの自動乗物
にも使用することができる。
【0019】特に図2を参照すると、本発明の好ましい
実施例のショックアブソーバ20が示されている。ショ
ックアブソーバ20は、細長い管状の圧力シリンダ40
を備えており、該圧力シリンダは、減衰流体を収容する
作動チャンバ42を形成している。作動チャンバ42の
中に設けられているのは、往復動可能なピストン44で
あり、該ピストンは、軸方向に伸長するピストンロッド
46の一端部に固定されている。ピストン44は、当業
界で周知のように、ピストンリング50を収容すること
のできる、円周方向の溝48を有している。ピストンリ
ング50は、ピストン44が運動する間に、減衰流体
が、ピストン44の外周部とシリンダ40の内周部との
間を流れるのを阻止するために使用されている。参照符
号52でその全体が示されているベースバルブが、圧力
シリンダ40の下方端の中に位置しており、上記ベース
バルブは、作動チャンバ42と環状の流体リザーバ54
との間の減衰流体の流れを制御するために使用されてい
る。環状の流体リザーバ54は、シリンダ40の外周部
とリザーバチューブ、すなわち、圧力シリンダ40の外
側の周囲で同心円状に配列されているシリンダ56との
間の空間として、形成されている。ベースバルブ52の
構造及び作用は、本明細書で参照する米国特許第3,7
71,626号に図示され且つ説明されているタイプの
ものとすることができる。
【0020】ショックアブソーバ20の上方端及び下方
端には、概ねコップ状の上方エンドキャップ58、及
び、下方エンドキャップ60が、それぞれ設けられてい
る。エンドキャップ58、60は、溶接の如き適宜な手
段によって、リザーバチューブ56の両端部に固定され
ている。ショックアブソーバ20は、ダートシールド
(汚れよけ)62が設けられている状態で示されてお
り、該ダートシールドは、その上方端が、ピストンロッ
ド46の上方端に固定されている。適宜なエンドフィッ
ティング(端部取付具)64が、ピストンロッド46の
上方端、及び、下方のエンドキャップ60に固定され、
自動車22のボディとアクスル・アセンブリとの間で、
ショックアブソーバ20を固定するように作用してい
る。当業者は、ピストン44が往復運動すると、圧力シ
リンダ40の中の減衰流体が、作動チャンバ42の上方
及び下方のピストン部分の間で、また、作動チャンバ4
2と流体リザーバ54との間で搬送されることを理解す
ることができよう。作動チャンバ42の上方部分と下方
部分との間の減衰流体の流れを制御することにより、シ
ョックアブソーバ20は、自動車のボディ22とサスペ
ンションとの間の相対的な運動を制御可能に減衰させ、
これにより、乗り心地及び道路のハンドリング性を共に
最適にすることができる。この目的のために、ピストン
44には、新規且つ改善されたバルブ構造(弁切り換え
機構)が設けられており、該バルブ構造は、後に詳細に
説明するように、上記ピストンが往復運動する間に、作
動チャンバ42の上方部分及び下方部分の間の減衰流体
の流れを選択的に制御する。
【0021】本発明の第1の好ましい実施例によれば、
ピストン44は、バルブボディ(バルブ本体)66を備
えており、該バルブボディは、第1及び第2の複数(2
つ)の流通路68、70を有している。流通路68、7
0は、バルブボディ66の上面72とバルブボディ66
の下面74との間で伸長している。各々の流通路68
は、弁制御型の上方の出口端部76と、座ぐりされた下
方の入口端部78とを有している。同様に、各々の流通
路70は、弁制御型の下方の出口端部80と、座ぐりさ
れた上方の入口端部82とを有している。
【0022】作動チャンバ42の上方部分と下方部分と
の間の減衰流体の流れを制御するための手段を提供する
ために、2つのバルブディスク84、86が設けられて
いる。バルブディスク84、86は、バルブボディ66
の上面72及び下面74にそれぞれ隣接して、同心円状
に配列されている。バルブディスク84は、流通路68
の出口端部76に整合してこれを覆い、これにより、減
衰流体が、出端部76へ入るのを阻止するに十分な直径
を有している。しかしながら、バルブディスク84は、
流通路70の座ぐりされた入口端部82を覆わず、これ
により、減衰流体が、座ぐりされた入口端部82に入る
のを許容する。バルブディスク84はまた、バルブボデ
ィ66の上面72の凹陥部88と協働して、第1の圧力
チャンバ90を形成する。これに関連して、バルブディ
スク86は、流通路70の出口端部80と整合してこれ
を覆うが、座ぐりされた入口端部78は覆わないよう
な、直径を有している。また、バルブディスク86は、
バルブボディ66の下面74の第2の凹陥部92と協働
して、第2の圧力チャンバ94を形成している。
【0023】バルブボディ66を圧力シリンダ40の中
に支持するために、バルブボディ66は、軸方向に伸長
するピストンポスト98を受け入れることのできる、中
央孔96を有している。ピストンポスト98は、上方部
分100を有しており、該上方部分は、ピストンロッド
46の外ネジ付きの下方端部104とネジ式に係合する
ようになされた、内ネジ付きの中央孔102を有してい
る。半径方向に伸長する2つの流通路105が、ピスト
ンポスト98に設けられており、これら流通路105
は、バルブボディ66の圧力チャンバ94から中央孔9
6まで半径方向に伸長する2つの流通路106に連通し
ている。流通路105、106は、減衰流体が、圧力チ
ャンバ94と後に説明するソレノイドとの間で流れるこ
とを許容する。ピストンポスト98はまた、半径方向に
伸長する段部107も有しており、該段部は、中央孔9
6の直径よりも大きな外径を有している。段部107
は、バルブボディ66の上方に設けられているので、段
部107は、バルブボディ66が、ピストンポスト98
に対して相対的に、上方へ運動することを制限する。ま
た、ピストン保持ナット108が設けられており、この
ピストン保持ナットは、内ネジ付きの孔109を有して
おり、該内ネジ付きの孔は、バルブボディ66の下方の
位置で、ピストンポスト98の外ネジ付きの下方部分1
10とネジ式に係合する。ピストン保持ナット108の
外径は、バルブボディ66の中央孔96の直径よりも大
きいので、ナット108は、バルブボディ66が、ピス
トンポスト98に対して相対的に、下方へ運動するのを
阻止する。ピストンポスト98及びピストン保持ナット
108は、バルブディスク84、86の最内方部分を固
定する役割も果たす。この点に関して、バルブディスク
84の最内方部分は、ピストンポスト98の半径方向に
伸長する段部107、及び、バルブボディ66の上面7
2の両方に係合する。また、バルブディスク86の半径
方向の最内方部分は、バルブボディ66の下面74、及
び、ピストン保持ナット108に係合する。
【0024】バルブディスク84、86をバルブボディ
66の表面72、74に向けて偏椅させるために、同軸
状に配列されて軸方向に隔置された一対の螺旋状のコイ
ルバネ112、114が設けられている。バネ112
は、ピストンポスト98に形成されて半径方向に伸長す
る段部116とバルブディスク84の上面に隣接して該
上面と同軸状に配列された中間の受け板118との間
で、ピストンポスト98と同軸状に配列されている。中
間の受け板118によって、バネ112は、バルブディ
スク84を、バルブボディ66の上面72に向けて、弾
性的に且つ降伏可能に偏椅することができる。同様に、
バネ114は、ピストン保持ナット108の半径方向に
伸長するフランジ120とバルブディスク86に隣接し
て該バルブディスクと同軸状に配列される、中間の受け
板122との間に設けられている。従って、バネ114
は、バルブディスク86を、中間の受け板122を介し
て、バルブボディ66の下面に向けて、弾性的に且つ降
伏可能に偏椅することができる。
【0025】本発明の原理によれば、ピストン44は更
に、バルブディスク84、86の作動を制御することの
できる電気的に制御可能な流通手段を提供するために、
ソレノイド124を備えている。ソレノイド124は、
ピストンポスト98の中央孔128の中でこれと同軸状
に配列された、ハウジング126を備えている。ハウジ
ング126の中には、コイル130と、拡大されたカウ
ンターボア134を有するアーマチャー132とが設け
られている。アーマチャー132は、カウンターボア1
34の中に設けられた螺旋状のコイルバネ136によっ
て、バルブボディ66に対して相対的に、軸方向上方へ
偏椅されている。バネ136の上方端は、カウンターボ
ア134の半径方向の表面138に圧接しており、一
方、バネ136の下方端は、シールプレート140の上
方側部に圧接している。Oリング又は同様なタイプのシ
ール要素142が、コイル130とアーマチャー132
との間に設けられ、これらコイルとアーマチャーとの間
に減衰流体が流れるのを阻止している。環状のリング1
44が、コイル130とシールプレート140との間に
設けられ、コイル130とシールプレート140との間
の空間的な間隔を、確実に一定の値に保っている。
【0026】ソレノイド124はまた、環状のリング1
46も備えており、この環状のリングは、アーマチャー
132とハウジング126との間で、コイル130に隣
接して設けられた、強磁性材料から構成されている。環
状のリング146は、コイル130によって発生される
磁束路を完成し、ソレノイド124の作用を適正にする
ために使用されている。また、ソレノイド124は、ハ
ウジング126の上方部分150で水平方向に配列され
た、環状のハウジングキャップ148も備えている。こ
のハウジングキャップ148は、中央に配列された軸方
向の流通路152を有しており、この流通路は、ハウジ
ング126の中の減衰流体が、後に説明する圧力センサ
の一方の表面まで流れるのを許容する。ソレノイド12
4をピストンポスト98の中で固定するために、外ネジ
付きのソレノイド保持プラグ153が設けられている。
ソレノイド保持プラグ153は、ピストンポスト98の
内ネジ付きの下方部分110に係合する。プラグ153
は、軸方向に伸長する中央孔154を有しており、該中
央孔は、減衰流体が、シールプレート140と作動チャ
ンバ42の下方部分との間で流れるのを許容する。
【0027】ソレノイド124は、シールプレート14
0と協働して作用して、中央の流通路155とシールプ
レート140に設けられて半径方向に変位している複数
の流通路156との間の、減衰流体の流れを制御する。
ソレノイド124が励起されていない時には、減衰流体
は、中央の流通路155と半径方向に変位した流通路1
56との間で流れることができる。ソレノイド124が
励起されている時には、アーマチャー132は、バネ1
36の力に抗して下方へ移動して、シールプレート14
0と封止的に係合する位置に着く。そのような状態にな
ると、アーマチャー132は、通路155及び156の
間の流体の流れを阻止する。Oリング又は同様なシール
要素158が、アーマチャー132に設けられており、
上記Oリング又は同様なシール要素は、ソレノイド12
4が励起された時に、アーマチャー132とシールプレ
ート140との間の減衰流体の流れを阻止する。
【0028】通路155、156を通って流れる流体
が、バルブディスク84、86を逆方向に偏椅すること
を許容するために、バルブボディ66は更に、流通路1
60、162を備えている。流通路160は、圧力チャ
ンバ90から圧力チャンバ94まで、軸方向に伸長して
おり、一方、流通路162は、流通路70から圧力チャ
ンバ94まで、半径方向に伸長している。圧力チャンバ
94の中の減衰流体は、バルブボディ66の流通路10
6、及び、ピストンポスト98の流通路105によっ
て、シールプレート140の半径方向に変位された流通
路156まで流れることができるので、バルブボディ6
6の中には、2つの流路が形成されている。第1の流路
は、減衰流体が、作動チャンバ42の上方部分から作動
チャンバ42の下方部分まで流れることを許容する。こ
の点に関して、第1の流路は、作動チャンバ42の上方
部分の中の減衰流体が、流通路162を介して、圧力チ
ャンバ94まで流れるのを許容する。従って、圧力チャ
ンバ94の中の減衰流体は、ピストンポスト98の流通
路105、及び、バルブボディ66の流通路106を介
して、シールプレート140の半径方向に変位された流
通路156まで流れることができる。ソレノイド124
が励起されていない場合には、半径方向に変位された通
路156を通って流れる減衰流体は、シールプレート1
40の中央流通路155、及び、ソレノイド保持プラグ
153の中央孔154を介して、作動チャンバ42の下
方部分の中へ流れることができる。
【0029】第2の流路は、減衰流体が、作動チャンバ
42の下方部分と圧力チャンバ90との間を流れるのを
許容する。この点に関して、第2の流路は、作動チャン
バ42の下方部分の中の減衰流体が、ソレノイド保持プ
ラグ153の中央孔154を通って、シールプレート1
40の中央流通路155まで流れるのを許容する。ソレ
ノイド124が励起されていない場合には、中央孔15
4を通って流れる減衰流体は、シールプレート140の
半径方向に変位された流通路156、ピストンポスト9
8の流通路105、及び、バルブボディ66の流通路1
06を介して、圧力チャンバ94まで流れることができ
る。次に、減衰流体は、圧力チャンバ94から、流通路
160を介して、圧力チャンバ90まで流れることがで
きる。
【0030】圧力チャンバ90の中の減衰流体の漏洩を
防止するために、環状の保持シール164が設けられて
いる。環状の保持シール164は、バルブディスク84
に隣接して、圧力チャンバ90の中に設けられており、
これにより、圧力チャンバ90の中の減衰流体が、作動
チャンバ42の上方部分へ入るのを阻止している。環状
の保持リング168も、環状の保持シール164に隣接
して、圧力チャンバ90の中に設けられており、これに
より、シール164が変位されて、圧力チャンバ90と
作動チャンバ42の上方部分との間に流体の漏洩が生じ
ないようにしている。同様の態様で、環状の保持シール
170が、バルブディスク86に隣接して、チャンバ9
4の中に設けられている。環状の保持シール170は、
圧力チャンバ94の中の減衰流体が、作動チャンバ42
の下方部分へ入るのを阻止するために、使用されてい
る。環状の保持リング172も、環状の保持シール16
4に隣接して、圧力チャンバ94の中に設けられてお
り、これにより、シール170が変位されて、減衰流体
が、圧力チャンバ94と作動チャンバ42の下方部分と
の間で漏洩することがないようにしている。
【0031】本発明のショックアブソーバ20が作動す
る際には、図6乃至図9に示すように、アーマチャー1
32の位置は、ショックアブソーバ20が、圧縮してい
るか、あるいは、リバウンドしているかすなわち戻って
いるかに依存し、更に、堅いストローク又は軟らかいス
トロークが望まれるかに依存する。軟らかい圧縮ストロ
ークが望まれる場合には、ソレノイド124は、図6に
示すように、アイドル状態(遊んでいる状態)に留まっ
ており、これにより、作動チャンバ42の下方部分の中
の減衰流体が、ソレノイド保持プラグ153の中央孔1
54、及び、シールプレート140の流通路155、1
56を介して、ピストンポスト98の流通路105まで
流れるのを許容する。次に、減衰流体は、ピストンポス
ト98の流通路105から、バルブボディ66の流通路
106、圧力チャンバ94、及び、流通路160を介し
て、圧力チャンバ90まで流れることができる。減衰流
体が、圧力チャンバ90まで流れることにより、圧力チ
ャンバ90の中の圧力は、作動チャンバ42の上方部分
の中の圧力を越え、バルブディスク84の前後に圧力差
すなわち差圧が生ずる。この差圧は、バルブディスク8
4を逆方向に偏椅し、これにより、そうでない場合に許
容されるであろう流量よりも多量の減衰流体が、流通路
68を通って流れることを許容する。より多量の減衰流
体が流通路68を通って流れることを許容することによ
り、軟らかい圧縮ストロークが生ずる。堅い圧縮ストロ
ークが望まれる場合には、ソレノイド124が、図8に
示すように作動され、これにより、減衰流体が、中央通
路155からシールプレート140の半径方向に変位さ
れた通路156まで流れることを阻止する。これによ
り、作動チャンバ42の下方部分の中の減衰流体が、圧
力チャンバ90に入ることが阻止されるので、圧力チャ
ンバ90の中の圧力は、作動チャンバ42の上方部分の
中の圧力と実質的に同じである。圧力チャンバ90の中
の減衰流体により、バルブディスク84の前後には、差
圧が何等生じないので、流通路68を通って流れる減衰
流体によって生ずる逆方向の偏椅力を除いて、バルブデ
ィスク84には、逆方向の偏椅力が全く作用しない。従
って、バルブディスク84は、少量の流体を流通路68
へ流し、これにより、堅い圧縮ストロークを生じさせ
る。
【0032】堅いリバウンドストロークが望まれる場合
には、図7に示すように、ソレノイド124は励起され
ず、これにより、バネ136が、アーマチャー132を
その上昇した位置へ偏椅する。従って、バルブボディ6
6の流通路70、162を通って圧力チャンバ94の中
へ流れる、作動チャンバ42の上方部分からの減衰流体
は、ピストンポスト98の流通路105及びバルブボデ
ィ66の流通路106を介して、半径方向に変位された
流通路156まで流れることができる。アーマチャー1
32が上方へ偏椅されているので、半径方向に変位され
た通路156へ流れる減衰流体は、シールプレート14
0の中央流通路155、及び、ソレノイド保持プラグ1
53の中央孔154を介して、作動チャンバ42の下方
部分まで流れることができる。従って、圧力チャンバ9
4の中の圧力は、作動チャンバ42の下方部分の中の圧
力と実質的に同じであるので、圧力チャンバ94の中の
減衰流体によって、バルブディスク86の前後には、差
圧が全く生じない。従って、バルブディスク86に作用
する唯一の逆方向の偏椅力は、流通路70を通って流れ
る減衰流体によって与えられる偏椅力である。バルブデ
ィスク86に作用する逆方向の偏椅力は、ソレノイド1
24が励起されている場合に生ずるであろう偏椅力より
も小さいので、通路70を通って流れる流体は減少し、
これにより、堅いリバウンドストロークが生ずる。軟ら
かいリバウンドストロークが望まれる場合には、図9に
示すように、ソレノイドが励起され、これにより、減衰
流体が、中央流通路155と半径方向に変位された流通
路156との間を流れるのを阻止する。従って、作動チ
ャンバ42の上方部分から、流通路70、162を通っ
て、圧力チャンバ94に入る減衰流体は、圧力チャンバ
94に留まる。従って、圧力チャンバ94の中の圧力
は、作動チャンバ42の下方部分の中の圧力よりも大き
い。バルブディスク86の前後には、差圧が生ずるの
で、その結果生ずる、バルブディスク86に作用する逆
方向の偏椅力は、多量の減衰流体が、通路70を通って
流れることを許容し、これにより、軟らかいリバウンド
ストロークを生ずる。
【0033】本発明の原理によれば、ショックアブソー
バ20は更に、圧力センサ180を備えており、この圧
力センサは、作動チャンバ42の上方部分及び下方部分
の中の減衰流体の間の差圧を決定するための手段を提供
する。圧力センサ180は、環状部材182に装着され
ており、該環状部材は、ピストンロッド46とピストン
ポスト98の中央孔128の中に形成されて、半径方向
内方に伸長する段部分184との間で、ピストンポスト
98の中に設けられている。環状部材182は、半径方
向に伸長する通路186と、当該環状部材182を部分
的に貫通する軸方向の通路188とを有している。半径
方向に伸長する通路186は、該半径方向に伸長する通
路186の半径方向内方の端部において、軸方向の通路
188に連通する。半径方向に伸長する通路186はま
た、その半径方向外方の端部において、ピストンポスト
98に形成された流通路190に連通する。圧力センサ
180は、軸方向の通路188に被さっているので、作
動チャンバ42の上方部分からの減衰流体は、通路19
0、186を通って、圧力センサ180の第1の表面1
92まで流れることができる。また、作動チャンバ42
の下方部分の中の減衰流体は、ソレノイド保持プラグ1
53の中央孔154、シールプレート140の中央流通
路155、アーマチャー132のカウンターボア13
4、及び、ハウジングキャップ148の流通路152を
通って、圧力センサ180の第2の表面194まで流れ
ることができる。上述の構造によって、圧力センサ18
0の第1及び第2の表面192、194は、作動チャン
バ42の第1及び第2の部分の中の減衰流体と流体連通
する。従って、圧力センサ180は、作動チャンバ42
の上方部分及び下方部分の中の減衰流体の間の差圧を表
す信号を発生することができる。
【0034】自動車22のボディの運動を決定するため
の手段を提供するために、環状部材182に配置された
加速度計196が設けられている。加速度計196は、
環状部材182に固定されているので、この加速度計1
96は、ピストンロッド46と、従って、自動車22の
ボディと一体に動くことができる。従って、加速度計1
96は、自動車22のボディの垂直方向の加速度に応じ
た電気信号を発生することができる。加速度計196か
らの出力に対して数値積分を行うことにより、自動車2
2のボディの垂直方向の速度を決定することができる。
【0035】圧力センサ180及び加速度計196から
の出力に応答して、ソレノイド124を励起するための
電気的な制御信号を発生する手段を提供するために、シ
ョックアブソーバ20は更に、ピストンポスト98の中
に設けられていて、その全体が参照符号198で示され
た、信号調整回路を備えている。複数の第1の導線20
0が、環状部材182を通って伸長し、信号調整回路1
98、圧力センサ180及び加速度計196の間の電気
的な接続を許容している。図10に示すように、信号調
整回路198は、圧力センサ180及び加速度計196
からの出力を、その全体が参照符号202で示されるコ
ンピュータへ供給する前に、増幅する。コンピュータ2
02は、信号調整回路198の出力からの電気信号に応
答し、後に説明する幾つかの記憶されたプログラムの1
つに従って、A出力及びB出力を発生するために使用さ
れる。コンピュータ202は、圧縮ストロークを軟らか
くすべき時、あるいは、堅くすべき時に、それぞれ、論
理的に高い又は低いA出力を発生する。同様に、コンピ
ュータ202は、リバウンドストロークを軟らかくすべ
き時、あるいは、堅くすべき時に、それぞれ、電気的に
高い又は電気的に低いB出力を発生する。次に、コンピ
ュータ202のA出力及びB出力は、その全体が参照符
号204で示されている、ソレノイド駆動回路を介し
て、ソレノイドに供給される。ソレノイド駆動回路20
4は、コンピュータ202の出力、並びに、信号調整回
路198の出力を、ソレノイド124を作動させるため
に用いることのできる、電圧レベルに変換するために使
用される。複数の第2の導線206が、コンピュータ2
02及び信号調整回路198の出力を、環状部材182
を介して、ソレノイド駆動回路204へ供給するために
使用されている。
【0036】図11に示すように、駆動回路204は、
信号調整回路198及び調節可能な電圧供給源からの出
力信号を受信するための比較器208を備えており、上
記調節可能な電圧供給源は、可変抵抗器210によって
示されている。駆動回路204に供給される、信号調整
回路198からの出力は、作動チャンバ42の上方部分
及び下方部分の間の差圧に応じた電圧である。作動チャ
ンバ42の下方部分の中の圧力が、作動チャンバの上方
部分の中の圧力を所定のレベルだけ超えると(すなわ
ち、リバウンドの間に)、可変抵抗器210によって供
給された電圧を超える電圧が、信号調整回路198の出
力側に発生する。そのような状態になると、論理的に高
い出力が、比較器208の出力側に発生する。作動チャ
ンバ42の下方部分の中の圧力が、作動チャンバ42の
上方部分の中の圧力よりも低い場合には、上記信号調整
回路198によって供給される電圧は、可変抵抗器21
0によって供給される電圧よりも低い。このような状態
になると、論理的に低い電圧が、比較器208の出力側
に発生する。
【0037】後に説明する種々の論理ゲートに供給され
る電圧が、適合する大きさを確実に有するようにするた
めに、比較器208の出力は、抵抗器212を介して、
インバータ214に供給され、更に、抵抗器216を介
して、アースに供給される。抵抗器212、216は、
インバータ214に供給される電圧が、確実にある範囲
内にあるようにする役割を果たし、そのある範囲とは、
上記インバータ214に、後に説明する駆動回路204
の他の要素と適合する応答出力を発生させるような範囲
である。比較器208の出力はまた、キャパシタ218
に接続されており、該キャパシタは、比較器208の出
力側に存在する比較的高い周波数のノイズを濾波する役
割を果たす。インバータ214からの出力は、NORゲ
ート220及びANDゲート222に接続されている。
NORゲート220及びANDゲート22は、コンピュ
ータ202のA出力及びB出力も受信する。また、A出
力及びB出力は、XORゲート224にも供給され、ま
た、A出力、及び、XORゲート224からの出力は、
ANDゲート226に供給される。ゲート220、22
2及び226からの出力は、ORゲート228に接続さ
れているので、ORゲート228からの出力は、下の表
1に従って応答する。
【0038】
【表1】 従って、コンピュータ202からのA出力及びB出力が
共に低い時には、ソレノイド駆動回路204は、ソレノ
イド124が、圧力センサ180からの出力に直接応答
するようにする。同様に、A出力及びB出力が共に高い
場合には、駆動回路204は、ソレノイド124が、圧
力センサ180からの反転出力に従うようにする。B出
力だけが高い場合には、駆動回路204は、ソレノイド
124を励起させ、一方、A出力だけが高い場合には、
ソレノイド124は、励起されない状態に維持される。
【0039】ORゲート228からの出力は、励起コン
トローラ230の入力ピン1に供給される。励起コント
ローラ230は、ソレノイド124を励起する外部電源
型のNPNダーリントントランジスタ234に供給され
るベース電流を制御するために使用される。励起コント
ローラ230は、最初に、トランジスタ234が、十分
に大きな電流をもたらし、これにより、アーマチャー1
32をシールプレート140に係合させることを許容す
る。アーマチャー132が、シールプレート140に係
合した後に、励起コントローラ230は、ソレノイド1
24に供給される電流を、シールプレート140に対す
るアーマチャー132の相対的な位置を維持するレベル
まで、低下させる。コントローラ230を励起するため
に、該コントローラ230の供給ピン7が、5ボルトの
公称電位を搬送する供給バスVCCに接続されている。コ
ントローラ230のタイマピン8も、抵抗器236を介
して、供給バスVCCに接続され、また、キャパシタ23
8を介して、アースに接続されている。抵抗器236及
びキャパシタ238の値は、その後ソレノイド124が
最初に作動されて、ソレノイド124を通る電流が減少
する時間を決定する。
【0040】コントローラ230の出力ピン2は、トラ
ンジスタ234のベース、並びに、キャパシタ240の
一方のプレートに接続されている。キャパシタ240の
第2のプレートが、コントローラ230のコンピュータ
ピン3に接続され、これにより、キャパシタ240は、
ソレノイド124がその作動された状態に保持されてい
る時に、当該回路に安定性を与えることができる。これ
らら230の検知入力ピン4が、抵抗器242を介し
て、トランジスタ234のエミッタに接続され、また、
抵抗器244を介して、アースに接続されている。抵抗
器242、244は、ソレノイド124をその作動され
た状態に保持するに必要な最小電流を確立する役割を果
たす。ダイオード246も、トランジスタ234のエミ
ッタとアースとの間に接続され、トランジスタ234の
エミッタにおける電圧を確実に、ダイオード246の順
方向バイアス電圧(約0.7ボルト)に等しくしてい
る。ソレノイド124への電流が減少した時に、トラン
ジスタ234を誘導的なキックバック(急激な反作用)
から保護するために、ツエナーダイオード248が設け
られている。ツエナーダイオード248は、ダイオード
248の前後の電圧が、ダイオード248の降伏電位
(約35ボルト)を越えた時に、ソレノイド124から
の電流のためのパスすなわち経路をもたらす。従って、
ダイオード248は、トランジスタ234のコレクタに
供給される電圧を35ボルトに制限し、これにより、ト
ランジスタ234に対する誘導的なキックバックの影響
を減少させる。
【0041】加速度計196及び圧力センサ180によ
って供給される情報を用いて、図12に示す手順で、乗
物のボディの運動を減衰させることができる。最初は、
圧縮ストローク及びリバウンドストロークは、ステップ
250に示すように、軟らかく、圧縮ストロークの間に
は、ソレノイド124は不作動の状態に保持されるが、
リバウンドストロークの間には、作動されることを表し
ている。ステップ252においては、加速度計196か
らの出力が、コンピュータ202によって読み取られ
て、ステップ254において、前の加速度の読取り値に
加えられ、これにより、自動車22のボディの垂直方向
の速度Vbodyが得られる。コンピュータ202は、ステ
ップ256において、加速度計196から得た速度の値
が、一般的には0.05m/sとすることができる所定
値VOよりも大きいか否かを判定する。垂直方向の速度
bodyが、所定値VO'よりも小さい場合には、ソレノイ
ド124は、ステップ258に示すように、圧縮の間に
は、その不作動状態に保持され、また、リバウンドの間
には、その作動状態に保持される。自動車22のボディ
の垂直方向の速度の値が、所定値VO’よりも大きい場
合には、コンピュータ202は、ステップ260におい
て、自動車22のボディが、道路に対して上方へ動いて
いるのかあるいは下方へ動いているのかを判定する。ス
テップ262に示すように、垂直方向の速度Vbodyが、
正であり、上方への運動を示す場合には、ソレノイド1
24は、圧縮ストローク及びリバウンドストロークの両
方のストロークの間に、不作動状態に保持され、堅いリ
バウンドストローク及び軟らかい圧縮ストロークを発生
する。垂直方向の速度Vbodyが負である場合には、コン
ピュータ202は、ステップ264に示すように、圧縮
ストローク及びリバウンドストロークの両方のストロー
クの間に、ソレノイド124を作動する。ソレノイド1
24の応答が、ステップ250乃至264に従って決定
された後に、プロセスは、ステップ266を通ってステ
ップ250へ戻るか、あるいは、別の方法においては、
他の初期ステップへ戻る。上記方法を用いることによ
り、ショックアブソーバ20は、自動車22のボディの
垂直方向の運動の周波数が、実質的に1.5Hzに等し
い時に、最大減衰力を提供することができる。
【0042】ホイール28、36の固有振動数に起因す
る、自動車22のボディの振動を極力小さくするため
に、コンピュータ202を用いて、ソレノイド124を
図13に示す手順で制御することができる。最初に、作
動チャンバ42の上方部分と下方部分との間の差圧が、
ステップ268において読み取られる。ステップ270
においては、ホイールの固有振動数(一般に、10−1
5Hz)に概ね等しい時間間隔の間に、一連の圧力値が
得られる。次に、ステップ272において、上記差圧の
値を用いて、下記式1に従って、値A2を決定する。
【0043】
【式1】 ステップ274において、A2の値が、AO 2の値と比較
される。AO 2は、ピストンの速度が0.4m/sを越え
た時に、ショックアブソーバが堅くなることを許容する
ように予め選択された定数を表す。しかしながら、AO 2
は、特定の乗り心地特性を最適化するために選択するこ
とができることを理解する必要がある。A2の値が、AO
2の値よりも大きい場合には、ステップ276に示すよ
うに、圧縮の間にソレノイド124が作動されて、堅い
圧縮ストロークを発生し、一方、リバウンドの間には不
作動状態に維持されて、堅いリバウンドストロークを発
生する。A2値が、AO 2に等しいかあるいはそれよりも
小さい場合には、ソレノイド124の作動は、それ以前
の状態から変換しない状態に維持される。次にプロセス
は、ステップ278を通ってステップ268へ戻るか、
あるいは、他の方法の初期ステップへ行く。上記方法を
用いることにより、ショックアブソーバ20は、自動車
22のホイールの垂直方向の運動の周波数が、10乃至
15Hzの値に実質的に等しい時に、最大の減衰力を提
供する。
【0044】圧縮及びリバウンドの間に、ピストン44
及びピストンロッド46が、軸方向に過剰に運動するの
を阻止するために、図14に示す方法を用いることがで
きる。ステップ280において、作動チャンバ42の上
方部分と下方部分との間の差圧が記録される。ステップ
282において、差圧の値を決定することにより、コン
ピュータ202は、ショックアブソーバ20が圧縮状態
にあるかあるいはリバウンド状態にあるかを判定する。
ステップ284に示すように、ショックアブソーバ20
が圧縮状態にあり、ソレノイド124が、作動されて堅
い圧縮ストロークを発生している場合には、プロセス
は、ステップ286を通って、ステップ280に戻る
か、あるいは、他の方法の初期ステップへ行く。圧縮ス
トロークが軟らかい場合には、ステップ288におい
て、圧力センサ180によって記録された差圧を、コン
ピュータ202のメモリに記憶された圧力/ピストン速
度の表と比較することにより、ピストン速度Vpiston
決定される。ステップ290で示すように、ピストン速
度Vpistonの絶対値が、所定値VO(一般に、0.4m
/s)よりも大きい場合には、ソレノイド124が消勢
されすなわち不作動となり、これにより、ステップ29
2において、堅い圧縮ストロークを発生する。次に、プ
ロセスは、ステップ286を通って、ステップ280へ
戻るか、あるいは、他の方法の初期ステップへ行く。
【0045】ショックアブソーバ20が、ステップ28
2において、リバウンド状態にあると判定されると、コ
ンピュータ202は、ステップ294で示すように、ソ
レノイド124が、堅いリバウンドストロークを発生し
ているのか、あるいは、軟らかいリバウンドストローク
を発生しているのかを判定する。そのリバウンドストロ
ークが、軟らかい場合には、プロセスは、ステップ28
6を通って、ステップ280に戻るか、あるいは、他の
方法の初期ステップへ行く。リバウンドストロークが軟
らかい場合には、ステップ296において、作動チャン
バ42の上方部分と下方部分との間の差圧を、コンピュ
ータ202のメモリに記憶されている圧力/ピストン速
度のテーブルと比較することにより、ピストン速度V
pistonが決定される。ステップ298に示すように、ピ
ストン速度Vpistonの値が、所定値VO’よりも大きい
場合には、コンピュータ202は、ステップ300にお
いて、ソレノイド124を消勢し、堅いリバウンドスト
ロークを発生する。ピストン速度Vpistonの値が、所定
値VO’よりも小さい場合には、プロセスは、ステップ
286を通って、ステップ280へ戻るか、あるいは、
別の方法の初期ステップへ行く。上記方法を用いること
により、ショックアブソーバ20は、自動車22のホイ
ールの垂直方向の運動が、そうでなければショックアブ
ソーバ20の過剰な圧縮又は過剰の収縮を生じようとす
る時に、最大の減衰力をもたらすことができる。
【0046】本発明の第2の好ましい実施例が、図15
に示されている。この実施例においては、バルブボディ
302は、凹所部分306を有する上面304と、凹所
部分310を有する下面308とを備えている。作動チ
ャンバ42の上方部分と下方部分との間の流体連通を許
容するために、バルブボディ302は更に、複数(第1
及び第2)の垂直方向の流通路312、314を備えて
いる。流通路312、314は、バルブボディ302の
上面304とバルブボディ302の下面308との間に
伸長している。各々の流通路312は、弁制御型の出口
端部316を有しており、該出口端部316は、座ぐり
された入口端部318と対向している。同様に、各々の
流通路314は、弁制御型の出口端部320を有してお
り、該出口端部は、座ぐりされた入口端部322と対向
している。
【0047】作動チャンバ42の上方部分と下方部分と
の間の減衰流体の流れを制御するための手段を提供する
ために、2つのバルブディスク324、326が設けら
れている。バルブディスク324、326は、バルブボ
ディ302の上面304及び下面308にそれぞれ隣接
して、同軸状に配列されている。バルブディスク324
は、流通路312の出端部316に整合してこれを覆
い、これにより、減衰流体が、出口端部316に入るの
を阻止するに十分な直径を有している。しかしながら、
バルブディスク324は、流通路314の座ぐりされた
入口端部322を覆わず、これにより、減衰流体が、座
ぐりされた入口端部322に入るのを許容する。バルブ
ディスク324はまた、バルブボディの上面304の凹
所部分306と協働して、第1の圧力チャンバ328を
形成する。
【0048】これに関連して、バルブディスク326
は、流通路314の出口端部320に整合してこれを覆
うが、座ぐりされた入口端部322は覆わないような直
径を有している。また、バルブディスク326は、バル
ブボディ302の下面308の第2の凹所部分310と
協働して、第2の圧力チャンバ330を形成している。
【0049】バルブボディ302を圧力シリンダ40の
中で支持するために、バルブボディ302は、中央孔3
32を有しており、この中央孔は、軸方向に伸長するピ
ストンポスト334を使用することができる。ピストン
ポスト334は、内ネジ付きの中央孔を有する上方部分
(図示せず)を有しており、上記内ネジ付きの中央孔
は、ピストンロッド46の外ネジ付きの下方端とネジ式
に係合する。Oリング又は同様なシール要素336が、
バルブボディ302とピストンポスト334との間に設
けられ、減衰流体が、バルブボディとピストンポストと
の間を流れるのを阻止している。軸方向に伸長する2つ
の流通路340が、ピストンポスト334に設けられて
おり、これら流通路は、圧力チャンバ328からバルブ
ボディ302の中央孔332まで伸長する、バルブボデ
ィ302の2つの流通路340に連通している。また、
ピストンポスト334は、半径方向に伸長する2つの流
通路346も備えており、これら流通路は、圧力チャン
バ330からバルブボディ302の中央孔332まで伸
長する2つの流通路348に連通している。流通路34
0−348は、減衰流体が、圧力チャンバ328と後に
説明するソレノイドの1つとの間を流れるのを許容す
る。ピストンポスト334は更に、半径方向に伸長する
段部349を有しており、該段部は、中央孔332の直
径よりも大きな外径を有している。段部349は、バル
ブボディ302の上方に配列されているので、この段部
349は、ピストンポスト334に対して相対的なバル
ブボディ302の上方への運動を制限する。また、内ネ
ジ付きの孔352を有するピストン保持ナット350が
設けられており、上記内ネジ付きの孔は、バルブボディ
302の下方の位置で、ピストンポスト334の外ネジ
付きの下方部分354とネジ式に係合する。ピストン保
持ナット350の外径は、バルブボディ302の中央孔
332の直径よりも大きいので、上記ナット350は、
ピストンポスト334に対して相対的なバルブボディ3
02の下方への運動を阻止する。ピストンポスト334
及びピストン保持ナット350はまた、バルブディスク
324、326の最内方部分を固定する役割も果たす。
この点に関して、バルブディスク324の最内方部分
は、ピストンポスト334の半径方向に伸長する段部3
49、並びに、バルブボディ302の上面304の両方
に係合する。また、バルブディスク326の半径方向の
最内方部分は、バルブボディ302の下面、及び、ピス
トン保持ナット350に係合する。
【0050】バルブディスク324、326をバルブボ
ディ302の表面304、308に向けて偏椅させるた
めに、同軸状に配列され且つ軸方向に隔置された、一対
の螺旋状のコイルバネ356、358が設けられてい
る。バネ356は、ピストンポスト334に形成されて
半径方向に伸長する段部360とバルブディスク324
の上面に隣接して該上面と同軸状に配列された受け板3
62との間で、ピストンポスト334と同軸状に配列さ
れている。バネ356は、中間の受け板362を介し
て、バルブディスク324を、バルブボディ302の上
面304に向けて、弾性的に且つ降伏可能に偏椅するこ
とができる。同様に、バネ358は、ピストン保持ナッ
ト350の半径方向に伸長するフランジ364とバルブ
ディスク326に隣接して該バルブディスクと同軸状に
配列された受け板366との間に設けられている。従っ
て、バネ358は、中間の受け板366によって、バル
ブディスク326を、バルブボディ302の表面308
に向けて、弾性的に且つ降伏可能に偏椅させることがで
きる。
【0051】バルブディスク324、326の作動を制
御するように作動可能な、電気的に制御可能な流通手段
を提供するために、ピストン44は更に、第1及び第2
のソレノイド370、372を備えている。ソレノイド
370は、ピストンポスト334の中央孔375の中に
設けられたハウジング374を有している。ハウジング
374の中には、コイル376と、拡大されたカウンタ
ーボア380を有するアーマチャー378とが設けられ
ている。アーマチャー378は、カウンターボア380
の中に設けられている螺旋状のコイルバネ382によっ
て、バルブボディ320に対して相対的に軸方向下方へ
偏椅されている。バネ382の下方端は、カウンターボ
ア380の下方部分に圧接しており、一方、バネ382
の上方端は、シールプレート384の下側に圧接してい
る。同様に、ソレノイド372も、ソレノイド370の
下方の位置において、ピストンポスト334の中央孔3
38の中で該中央孔と同軸状に配列された、ハウジング
386を備えている。ハウジング386の中には、コイ
ル388と、拡大されたカウンターボア392を有する
アーマチャー390とが設けられている。アーマチャー
390は、カウンターボア392の中に設けられた螺旋
状のコイルバネ394によって、バルブボディ302に
対して相対的に、軸方向上方へ偏椅されている。バネ3
94の上方端は、カウンターボア392の上面に圧接
し、一方、バネ394の下方端は、シールプレート39
6の上面に圧接している。
【0052】ソレノイド370のカウンターボア380
の軸方向の下方端は、軸方向の流通路398を有してお
り、この流通路は、ハウジング374の中の軸方向の流
通路400と同軸状に配列されている。同様に、ソレノ
イド372のカウンターボア392の軸方向の下方端
は、軸方向の流通路402を有しており、この流通路
は、ハウジング386の中の軸方向の流通路404と同
軸状に配列されている。圧力センサ406が、流通路4
00、404に隣接して、ハウジング374と386と
の間に設けられているので、上記圧力センサ406は、
ソレノイド370の中の減衰流体とソレノイド372の
中の減衰流体との間の差圧を決定することができる。圧
力センサ406からの出力、並びに、加速度計408か
らの出力は、信号調整回路198に供給され、該信号調
整回路は、コンピュータ202へ供給する前に、上記出
力を増幅する。次に、コンピュータ202は、ソレノイ
ド駆動回路204を介して、ソレノイド370、372
を制御するために、第1及び第2の電気的な制御信号を
発生する。
【0053】ソレノイド370は、シールプレート38
4と作動的に協働し、中央の流通路410とシールプレ
ート384に設けられて半径方向に変位している複数の
通路412との間の減衰流体を制御する。ソレノイド3
70が開いた時に、減衰流体は、中央の流通路410と
半径方向に変位された通路412との間で流れることが
できる。ソレノイド370が閉じた時には、アーマチャ
ー378は、バネ382の力に抗して、シールプレート
384と封止的に係合する位置まで、下方へ移動する。
この状態になると、アーマチャー378は、通路410
と412との間の流体の流れを阻止する。同様に、ソレ
ノイド372は、シールプレート396と協働して、中
央の流通路414とシールプレート396に設けられて
半径方向に変位されている複数の流通路416との間の
減衰流体を制御する。ソレノイド372が開いている時
には、減衰流体は、中央の流通路414と半径方向に変
位された流通路416との間で流れることができる。ソ
レノイドが閉じている時には、アーマチャー390は、
バネ394の力に抗して、シールプレート396に封止
的に係合する位置まで、下方へ移動する。この状態にな
ると、アーマチャー390は、通路414と416との
間の流体の流れを阻止する。
【0054】ソレノイド370は、ピストンポスト33
4の軸方向の通路422及び半径方向の通路424を介
して、作動チャンバ42の上方部分に連通する。軸方向
の通路422は、シールプレート384の中央通路41
0から伸長し、半径方向の通路424の半径方向最内方
の端部に連通する。また、ソレノイド372は、ソレノ
イド保持プラグ428の中央孔426を介して、作動チ
ャンバ42の下方部分に連通する。ソレノイド保持プラ
グ428は、ピストンポスト334の下方部分にネジ式
に係合する、ネジ付きの外側面を有している。
【0055】流体が、通路410ー418を通って流れ
て、バルブディスク324、326を逆方向に偏椅する
ことを許容するために、バルブボディ302は更に、流
通路430、432を備えている。流通路430は、圧
力チャンバ328から垂直方向の流通路312まで、半
径方向に伸長しており、一方、流通路432は、圧力チ
ャンバ330から流通路314まで伸長している。従っ
て、流通路312の中の減衰流体は、流通路430を介
して、圧力チャンバ328に入ることができ、また、流
通路314の中の減衰流体は、流通路432を介して、
圧力チャンバ330に入ることができる。
【0056】本発明の原理によれば、2つの流路が、バ
ルブボディ302に形成されることが分かる。上記第1
の流路は、減衰流体が、流通路312に入って、作動チ
ャンバ42の上方部分まで流れることを許容する。この
点に関して、第1の流路は、垂直方向の流通路312の
中の減衰流体が、流通路430を介して、圧力チャンバ
328に入ることを許容する。次に、圧力チャンバ32
8の中の減衰流体は、バルブボディ302の流通路34
2、並びに、ピストンポスト334の流通路340を介
して、シールプレート384の半径方向に変位された流
通路412へ流れる。ソレノイド370が開いていれ
ば、半径方向に変位された流通路412の減衰流体は、
第2の中央の流通路410、軸方向の流通路422、及
び、半径方向の流通路424を介して、作動チャンバ4
2の上方部分へ流れることができる。
【0057】第2の流路は、垂直方向の流通路314の
中を流れる減衰流体が、作動チャンバ42の下方部分へ
入るのを許容する。この点に関して、第2の流路は、流
通路314の中の減衰流体が、流通路432を介して、
圧力チャンバ330に入るのを許容する。従って、圧力
チャンバ330の中の減衰流体は、バルブボディ302
の中で半径方向に伸長する流通路346、及び、ピスト
ンポスト334の中で半径方向に伸長する流通路348
を介して、シールプレート396の中で半径方向に変位
された流通路416へ流れることができる。ソレノイド
372が開いていれば、シールプレート396の半径方
向に変位された通路416に供給された減衰流体は、中
央の流通路314を通って流れ、ソレノイドのシールプ
レート396の中央の流体通路414を介して、作動チ
ャンバ42の下方部分へ流れることができる。
【0058】圧力チャンバ328の中の減衰流体の漏洩
を防止するために、環状の保持シール434が設けられ
ている。環状の保持シール434は、バルブディスク3
24に隣接して圧力チャンバ328の中に設けられ、こ
れにより、圧力チャンバ328の中の減衰流体が、作動
チャンバ42の上方部分に入るのを阻止する。環状の保
持リング436も、圧力チャンバ328の中に設けられ
ていて、シール434が変位して、圧力チャンバ328
と作動チャンバ42の上方部分との間で油圧が漏れない
ようにしている。同様にして、環状の保持リング438
は、バルブディスク326に隣接して、チャンバ330
の中に設けられている。環状の保持リング438は、圧
力チャンバ330の中の減衰流体が、作動チャンバ42
の下方部分に入るのを阻止するために使用されている。
環状の保持リング440も、圧力チャンバ330の中に
設けられていて、シール438が変位して、圧力チャン
バ330と作動チャンバ42の下方部分との間で減衰流
体が漏洩しないようにしている。
【0059】軟らかいリバウンドストロークに対応し
て、大量の作動流体を流通路314に流す必要がある時
には、ソレノイド372が閉じられ、これにより、中央
の流体通路414とシールプレート396の半径方向に
変位された通路416との間で流体が流れることを阻止
する。従って、圧力チャンバ328の中の減衰流体を用
いて、作動チャンバ42の下方部分の中へ流すことがで
きる。従って、圧力チャンバ330の中の圧力が増大
し、この増大により、バルブディスク326に与えられ
る逆方向の偏椅力が増大する。次に、バルブディスク3
26が、そうでなければ生ずるような程度よりも大きな
程度まで、バルブボディ302から撓み、これにより、
流通路314を通る減衰流体の流量を増大させる。堅い
リバウンドストロークが望まれる場合には、ソレノイド
372が開かれ、これにより、圧力チャンバ330の中
の圧力が、作動チャンバ42の下方部分の中の圧力に実
質的に等しくなる。このような状態になると、バルブデ
ィスク326に与えられる逆方向の偏椅力が減少する。
従って、より少ない量の減衰流体が、流通路314を通
って流れることができ、従って、堅いリバウンドストロ
ークを発生する。
【0060】軟らかい圧縮ストロークが望まれる場合に
は、ソレノイド370が閉じられ、これにより、中央の
流体通路410とシールプレート384において半径方
向に変位された流体通路412との間の減衰流体の流れ
を阻止する。流体は、通路410と412との間を流れ
ることができないので、圧力チャンバ328の中の減衰
流体は、作動チャンバ42の上方部分の中へ流れること
ができない。圧力チャンバ328の中の減衰流体の圧力
は、作動チャンバの上方部分の中の圧力よりも高くなる
ので、バルブディスク324に与えられる逆方向の偏椅
力が増大して、バルブディスク324をより大きく撓ま
せる。バルブディスク324のこの撓みの増大は、流通
路312を通る減衰流体の流量を増大させ、これによ
り、軟らかい圧縮ストロークを発生する。堅い圧縮スト
ロークが望まれる場合には、ソレノイド370が開か
れ、これにより、圧力チャンバ328が、作動チャンバ
42の上方部分に接続される。従って、圧力チャンバ3
28の中の圧力は、作動チャンバ42の上方部分の中の
圧力に実質的に等しく、これにより、バルブディスク3
26に与えられる逆方向の偏椅力を制限する。
【0061】図16に示す本発明の第3の好ましい実施
例においては、環状の第1及び第2の弁作用部材44
2、444が設けられている。環状の第1及び第2の弁
作用部材442は、第1の圧力チャンバ90及び第2の
圧力チャンバ94の中でそれぞれ同軸状に配列されてい
る。環状の保持シール446、448が、環状の第1の
弁作用部材442とバルブボディ66との間に設けら
れ、そのような弁作用部材とバルブボディとの間の油圧
の漏洩を阻止している。同様に、2つの環状の保持シー
ル450、452が、環状の第2の弁作用部材444と
バルブボディ66との間に設けられていて、これら保持
シールも油圧の漏洩を阻止している。第1の環状の弁作
用部材442は、第1の圧力チャンバ90と作動チャン
バ42の上方部分との間に設けられた、アンローダポー
ト454を有している。このアンローダポート454
は、作動チャンバ42の上方部分に隣接して、拡大され
た直径部分456を有しており、この拡大された直径部
分は、減衰流体を濾過するためのフィルタを収容するた
めに使用することができる。また、アンローダポート4
54は、第1の圧力チャンバ90に隣接する減少された
直径部分458も有している。拡大された直径部分45
6の直径を約1.27mm(0.050インチ)とし、
また、減少された直径部分458を0.33mm(0.
013インチ)とすることができるが、他の適宜な直径
を用いることができることを理解する必要がある。アン
ローダポート454は、本発明の第1の好ましい実施例
に関連して説明した流通路162と同様の態様で機能す
る。
【0062】また、本発明の第3の好ましい実施例は、
流通路105から流通路160まで半径方向に伸長する
流通路460を有している。流通路460は、本発明の
第1の好ましい実施例に関して説明したのと同様に機能
する。
【0063】作動の際には、減衰流体は、ソレノイド1
24が開いているか否かに応じて、流通路460を介し
て流通路160に流入する。次に、流通路160の中の
減衰流体が、第1の圧力チャンバ90に供給され、これ
により、バルブディスク72を偏椅させて、垂直方向の
流通路68を通る減衰流体の流れを調節することができ
る。アンローダポート454の減少された直径部分45
8が比較的小さいために、第1の圧力チャンバ90の中
の圧力は、圧縮の間に、比較的一定に保たれる。リバウ
ンドの間には、作動チャンバ42の上方部分からの減衰
流体は、アンローダポート454を介して第1の圧力チ
ャンバ90に入る。次に、アンローダポート452に入
った減衰流体は、流通路160を介して、第1の圧力チ
ャンバ90から第2の圧力チャンバ94へ流れることが
できる。ソレノイド124が開いているか否かに応じ
て、減衰流体は、第2の圧力チャンバ94から、流通路
460、105、155及び156、並びに、中央孔1
54を介して、作動チャンバ42の下方部分まで流れる
ことができ、これにより、第2の圧力チャンバ94の中
の圧力を調節することができる。
【0064】本明細書に開示した好ましい実施例は、上
述の目的を満足するようにうまく設計されていること
は、明らかであろうが、本発明の範囲から逸脱すること
なく、本発明に変更、変形及び変化を与えることができ
ることは理解されよう。例えば、単一のコンピュータを
用いて、幾つかのショックアブソーバの減衰特性を同時
に制御することができる。また、別のプログラムを用い
て、自動車22の減衰特性を制御することができ、本明
細書に開示したプログラムは個々あるいは組み合わせて
用いることができる。また、圧力センサ及び加速度計は
共に、ソレノイドハウジングの中に設けることができ
る。更に、ソレノイドは、圧電効果型の閉鎖要素の如
き、種々のバルブに対する制御流れを開放及び閉鎖する
ための他の手段で置き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例による機械的な衝撃を
吸収するための装置が、代表的な自動車と作動的に関連
している状態を示す概略図である。
【図2】図1に示す、本発明の第1の好ましい実施例の
機械的な衝撃を吸収するための装置を、部分的に破断し
て示す側面図である。
【図3】図2に示す如き機械的な衝撃を吸収するための
装置の第1の好ましい実施例によるピストンを分解し且
つ拡大して示す斜視図である。
【図4】図2に示す如き機械的な衝撃を吸収するための
装置の第1の好ましい実施例によるピストンを分解し且
つ拡大して示す斜視図である。
【図5】図2に示す如き本発明の第1の好ましい実施例
によるピストンを拡大して示す長手方向の断面図であ
る。
【図6】図5に示すピストンの拡大断面図であって、本
発明の第1の好ましい実施例によるピストンの作用を示
している。
【図7】図5に示すピストンの拡大断面図であって、本
発明の第1の好ましい実施例によるピストンの作用を示
している。
【図8】図5に示すピストンの拡大断面図であって、本
発明の第1の好ましい実施例によるピストンの作用を示
している。
【図9】図5に示すピストンの拡大断面図であって、本
発明の第1の好ましい実施例によるピストンの作用を示
している。
【図10】圧力センサ及び加速度計からの出力を用い
て、図5に示す如き本発明の第1の好ましい実施例のソ
レノイドを作動させる状態を示すブロックダイアグラム
である。
【図11】図10に示す駆動回路の概略的な回路図であ
る。
【図12】本発明の第1及び第2の好ましい実施例によ
る機械的な衝撃を減衰するための装置と共に使用するこ
とのできる、自動車ボディの運動をカシするための方法を
示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1及び第2の好ましい実施例によ
る機械的な衝撃を減衰するための装置と共に使用するこ
とのできる、ホイール又は自動車のアンスプラング質量
の振動を極力少なくするための方法を示すフローチャー
トである。
【図14】本発明の第1及び第2の好ましい実施例によ
る機械的な衝撃を減衰するための装置と共に使用するこ
とのできる、圧縮及びリバウンドの間のピストンの過剰
な軸方向の運動を阻止するための方法を示すフローチャ
ートである。
【図15】本発明の第2の好ましい実施例による、図1
に示す機械的な衝撃を吸収するための装置を拡大して示
す長手方向の断面図である。
【図16】本発明の第3の好ましい実施例による、図1
に示す機械的な衝撃を吸収するための装置を拡大して示
す長手方向の断面図である。
【符号の説明】
20 ショックアブソーバ 22 自動車 40 圧力シリンダ 42 作動チャンバ 66 バルブボディ 68、70 流通路 84、86 バルブディスク 90、94 圧力チャンバ 98 ピストンポスト 105、106 流通路 108 ピストン保持ナット 113、114 バネ 124 ソレノイド 126 ハウジング 132 アーマチャー 140 シールプレート 153 ソレノイド保持プラグ 155、156 流通路 160、162 流通路
フロントページの続き (72)発明者 マグナス・ビー・リゼル アメリカ合衆国ニューヨーク州10003,ニ ューヨーク,イースト・トゥエルヴス・ス トリート 60,ナンバー 10−ディー

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボディの運動を減衰させるため
    の、直接作動型の油圧ショックアブソーバであって、 減衰流体を収容することのできる第1及び第2の部分を
    有する作動チャンバを形成する圧力シリンダと、 当該ショックアブソーバが圧縮される間に、前記作動チ
    ャンバの前記第1及び第2の部分の間の減衰流体の流れ
    を制御するための第1のバルブ手段と、 前記作動チャンバの前記第1の部分、及び、前記第1の
    バルブ手段に流体連通する圧力チャンバと、 前記圧力チャンバと前記作動チャンバの前記第2の部分
    との間の減衰流体の流れを調節するための、電気的に制
    御可能な連通手段と、 当該ショックアブソーバがリバウンドされている間に、
    前記作動チャンバの前記第1及び第2の部分の間の減衰
    流体の流れを制御するための第2のバルブ手段とを備え
    ることを特徴とする油圧ショックアブソーバ。
  2. 【請求項2】 請求項1のショックアブソーバにおい
    て、前記電気的に制御可能な連通手段が、前記圧力チャ
    ンバの中の減衰流体の圧力を制御するように、作動可能
    であることを特徴とするショックアブソーバ。
  3. 【請求項3】 請求項1のショックアブソーバにおい
    て、前記第1のバルブ手段を第1の方向へ偏椅するため
    の、第1のばね手段を更に備えることを特徴とするショ
    ックアブソーバ。
  4. 【請求項4】 請求項3のショックアブソーバにおい
    て、前記圧力チャンバの中の減衰流体の圧力が、前記第
    1のバルブ手段を、前記第1のばね手段によって与えら
    れる偏椅力に対抗する第2の方向へ偏椅するように作動
    可能であることを特徴とするショックアブソーバ。
  5. 【請求項5】 請求項1のショックアブソーバにおい
    て、当該ショックアブソーバがリバウンドされている間
    に、前記第2のバルブ手段を、前記作動チャンバの前記
    第1及び第2の部分の間の減衰流体の流れを制限するこ
    とのできる位置に偏椅させるための、第2のばね手段を
    更に備えることを特徴とするショックアブソーバ。
  6. 【請求項6】 請求項1のショックアブソーバにおい
    て、前記第2のバルブ手段が、バルブディスクを備える
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  7. 【請求項7】 請求項1のショックアブソーバにおい
    て、前記電気的に制御可能な連通手段が、ソレノイドを
    備えることを特徴とするショックアブソーバ。
  8. 【請求項8】 請求項7のショックアブソーバにおい
    て、前記ソレノイドが、前記圧力シリンダの中に少なく
    とも部分的に設けられていることを特徴とするショック
    アブソーバ。
  9. 【請求項9】 請求項7のショックアブソーバにおい
    て、前記ソレノイドが、アーマチャーを備えており、該
    アーマチャーが、前記圧力チャンバと前記作動チャンバ
    の前記第2の部分との間の減衰流体の流れを制御するよ
    うに、作動可能であることを特徴とするショックアブソ
    ーバ。
  10. 【請求項10】 請求項9のショックアブソーバにおい
    て、前記ソレノイドが開いている時に、前記アーマチャ
    ーが、前記圧力チャンバと前記作動チャンバの前記第2
    の部分との間の流体連通を許容するように、作動可能で
    あることを特徴とするショックアブソーバ。
  11. 【請求項11】 自動車ボディの運動を減衰させるため
    の、直接作動型の油圧ショックアブソーバであって、 減衰流体を収容することのできる第1及び第2の部分を
    有する作動チャンバを形成する圧力シリンダと、 当該ショックアブソーバが圧縮される間に、前記作動チ
    ャンバの前記第1及び第2の部分の間の減衰流体の流れ
    を制御するための第1のバルブ手段と、 減衰流体を収容することができるように、前記圧力シリ
    ンダの中に設けられると共に、その内部に有している減
    衰流体の圧力によって前記第1のバルブ手段を第1の方
    向へ偏椅することのできる、圧力チャンバと、 前記作動チャンバの前記第1の部分と前記圧力チャンバ
    との間の第1の流通路と、 前記作動チャンバの前記第2の部分と前記圧力チャンバ
    との間の第2の流通路と、 前記第2の流通路を通る減衰流体の流れを調節するため
    の、電気的に制御可能な連通手段と、当該ショックアブ
    ソーバがリバウンドされている間に、前記作動チャンバ
    の前記第1及び第2の部分の間の減衰流体の流れを制御
    するための、第2のバルブ手段とを備えることを特徴と
    する油圧ショックアブソーバ。
  12. 【請求項12】 請求項11のショックアブソーバにお
    いて、前記電気的に制御可能な連通手段が、前記圧力チ
    ャンバの中の圧力を制御するように作動可能であること
    を特徴とするショックアブソーバ。
  13. 【請求項13】 請求項11のショックアブソーバにお
    いて、前記圧力チャンバの内側の圧力によって発生され
    る偏椅力に対抗する第2の方向に、前記第1のバルブ手
    段を偏椅するための、第1のばね手段を更に備えること
    を特徴とするショックアブソーバ。
  14. 【請求項14】 請求項11のショックアブソーバにお
    いて、当該ショックアブソーバがリバウンドされている
    間に、前記第2のバルブ手段を、前記作動チャンバの前
    記第1及び第2の部分の間の減衰流体の流れを制限する
    ことのできる位置に偏椅させるための、第2のばね手段
    を更に備えることを特徴とするショックアブソーバ。
  15. 【請求項15】 請求項11のショックアブソーバにお
    いて、前記第2のバルブ手段が、バルブディスクを備え
    ることを特徴とするショックアブソーバ。
  16. 【請求項16】 請求項11のショックアブソーバにお
    いて、前記電気的に制御可能な連通手段が、ソレノイド
    を備えることを特徴とするショックアブソーバ。
  17. 【請求項17】 請求項16のショックアブソーバにお
    いて、前記ソレノイドが、前記圧力シリンダの中に少な
    くとも部分的に設けられていることを特徴とするショッ
    クアブソーバ。
  18. 【請求項18】 請求項16のショックアブソーバにお
    いて、前記ソレノイドが、アーマチャーを有しており、
    該アーマチャーが、前記第2の流通路を通る減衰流体の
    流れを調節するように作動可能のであることを特徴とす
    るショックアブソーバ。
  19. 【請求項19】 請求項18のショックアブソーバにお
    いて、前記ソレノイドが開いている時に、前記アーマチ
    ャーが、前記圧力チャンバと前記作動チャンバの前記第
    2の部分との間の流体連通を許容するように、作動可能
    であることを特徴とするショックアブソーバ。
  20. 【請求項20】 自動車ボディの運動を減衰させるため
    の、直接作動型の油圧ショックアブソーバであって、 減衰流体を収容することのできる第1及び第2の部分を
    有する作動チャンバを形成する圧力シリンダと、 当該ショックアブソーバが圧縮されている間に、前記作
    動チャンバの前記第1及び第2の部分の間の減衰流体の
    流れを制御するための、第1のバルブ手段と、 前記第1のバルブ手段を第1の方向に偏椅するように作
    動可能な第1のバネと、 前記圧力シリンダの中に設けられ、減衰流体を収容する
    ように作動可能な圧力チャンバであって、該圧力チャン
    バの内側の減衰流体の圧力が、前記第1のバルブ手段
    を、前記第1のバネによって与えられる偏椅力に対抗す
    る第2の方向へ偏椅させるように作動可能である、圧力
    チャンバと、 前記作動チャンバの前記第1の部分と前記圧力チャンバ
    との間の第1の流通路と、 前記作動チャンバの前記第2の部分と前記圧力チャンバ
    との間の第2の流通路と、 前記第2の流通路を通る減衰流体の流れを調節すると共
    に、前記圧力チャンバの中の圧力を制御するように作動
    可能な、電気的に制御可能な連通手段と、 前記ショックアブソーバがリバウンドされている間に、
    前記作動チャンバの前記第1及び第2の部分を通る減衰
    流体の流れを制御するための、第2のバルブ手段とを備
    えることを特徴とする油圧ショックアブソーバ。
  21. 【請求項21】 請求項20のショックアブソーバにお
    いて、前記第2のバルブ手段が、バルブディスクを備え
    ることを特徴とするショックアブソーバ。
  22. 【請求項22】 請求項21のショックアブソーバにお
    いて、前記ショックアブソーバがリバウンドされている
    間に、前記バルブディスクを、前記作動チャンバの前記
    第1及び第2の部分の間の減衰流体の流れを制限するよ
    うに作動可能な位置へ偏椅させるように作動可能な、第
    2のバネを更に備えることを特徴とするショックアブソ
    ーバ。
  23. 【請求項23】 請求項22のショックアブソーバにお
    いて、前記電気的に制御可能な連通手段が、ソレノイド
    を備えることを特徴とするショックアブソーバ。
  24. 【請求項24】 請求項23のショックアブソーバにお
    いて、前記ソレノイドが、前記圧力シリンダの中に少な
    くとも部分的に設けられていることを特徴とするショッ
    クアブソーバ。
  25. 【請求項25】 請求項24のショックアブソーバにお
    いて、前記ソレノイドが、アーマチャーを備えており、
    該アーマチャーが、前記圧力チャンバと前記作動チャン
    バの前記第2の部分との間の減衰流体の流れを制御する
    ように、作動可能であることを特徴とするショックアブ
    ソーバ。
  26. 【請求項26】 請求項25のショックアブソーバにお
    いて、前記ソレノイドが開いている時に、前記アーマチ
    ャーが、前記圧力チャンバと前記作動チャンバの前記第
    2の部分との間の流体連通を許容するように、作動可能
    であることを特徴とするショックアブソーバ。
  27. 【請求項27】 直接作動型の油圧ショックアブソーバ
    の作動チャンバの第1及び第2の部分の間の減衰流体の
    流れを調節するための方法であって、 前記作動チャンバの前記第1の部分の中の減衰流体を、
    減衰流体を収容するように作動可能な圧力チャンバに入
    れ、前記作動チャンバの前記第1の部分から前記作動チ
    ャンバの前記第2の部分への減衰流体の流れが、前記圧
    力チャンバの中の減衰流体の圧力に応答するようにする
    段階と、 前記ショックアブソーバが圧縮されている間に、前記圧
    力チャンバと前記作動チャンバの前記第2の部分との間
    の選択的な流体連通を許容し、これにより、前記作動チ
    ャンバの前記第1の部分から前記作動チャンバの前記第
    2の部分への減衰流体の流れを調節する段階と、 前記ショックアブソーバがリバウンドされている間に、
    前記作動チャンバの前記第2の部分から前記作動チャン
    バの前記第1の部分への減衰流体の流れを調節する段階
    とを備えることを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 請求項27の方法において、前記作動
    チャンバの前記第1の部分の中の減衰流体を圧力チャン
    バに入れるための前記段階が、圧縮の間に、前記圧力チ
    ャンバの中の減衰流体と前記作動チャンバの前記第1及
    び第2の部分の間の減衰流体の流れを制御するための第
    1のバルブ手段との間の流体連通を許容する段階を含む
    ことを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】 請求項28の方法において、前記第1
    のバルブ手段が、第1のバネによって、第1の方向に偏
    椅されることを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】 請求項29の方法において、前記圧力
    チャンバの中の減衰流体の圧力が、前記第1のバルブ手
    段を、前記第1のバネによって与えられる偏椅力に対抗
    する第2の方向へ偏椅するように作動可能であることを
    特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 請求項27の方法において、リバウン
    ドの間に、前記作動チャンバの前記第2の部分から前記
    作動チャンバの前記第1の部分への減衰流体の流れを調
    節する前記段階が、前記作動チャンバの前記第2の部分
    の中の減衰流体が、減衰流体の流れを調節するための第
    2のバルブ手段を介して、前記第1の部分の中へ流れる
    ことを許容する段階を含むことを特徴とする方法。
  32. 【請求項32】 請求項31の方法において、前記第2
    のバルブ手段が、バルブディスクを含むことを特徴とす
    る方法。
  33. 【請求項33】 請求項32の方法において、前記第2
    のバルブ手段が、第2のバネによって、ある位置へ偏椅
    され、該位置は、前記ショックアブソーバがリバウンド
    されている間に、前記作動チャンバの前記第2の部分か
    ら前記作動チャンバの前記第1の部分への減衰流体の流
    れを制限することができることを特徴とする方法。
  34. 【請求項34】 請求項27の方法において、前記圧力
    チャンバと前記作動チャンバの前記第2の部分との間の
    選択的な流体連通を許容する段階が、電気的に制御可能
    な連通手段を選択的に励起して、前記作動チャンバの前
    記第1及び第2の部分の間の減衰流体の流れを調節する
    段階を含むことを特徴とする方法。
  35. 【請求項35】 請求項34の方法において、前記電気
    的に制御可能な連通手段が、ソレノイドを含むことを特
    徴とする方法。
  36. 【請求項36】 請求項35の方法において、前記ソレ
    ノイドが、前記圧力シリンダの中に少なくとも部分的に
    設けられていることを特徴とする方法。
  37. 【請求項37】 請求項35の方法において、前記ソレ
    ノイドが、アーマチャーを含み、該アーマチャーが、前
    記圧力チャンバと前記作動チャンバの前記第2の部分と
    の間の減衰流体の流れを調節するように作動可能である
    ことを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】 請求項37の方法において、前記アー
    マチャーが、前記ソレノイドが開いた時に、前記圧力チ
    ャンバと前記作動チャンバの前記第2の部分との間の流
    体連通を許容するように作動可能であることを特徴とす
    る方法。
  39. 【請求項39】 直接作動型の油圧ショックアブソーバ
    の作動チャンバの第1及び第2の部分の間の減衰流体の
    流れを調節するための方法であって、 前記作動チャンバの前記第1の部分と減衰流体を収容す
    るように作動可能な圧力チャンバとの間の第1の流通路
    に減衰流体を流し、前記圧力チャンバの中の減衰流体の
    圧力により、第1のバルブ手段を偏椅させて、前記作動
    チャンバの前記第1及び第2の部分の間の減衰流体の流
    れを制御することができるようにする段階と、 前記作動チャンバの前記第2の部分と前記圧力チャンバ
    との間の第2の流通路に減衰流体を流す段階と、 前記ショックアブソーバが圧縮されている間に、前記第
    2の流通路を通る減衰流体の流れを選択的に阻止する段
    階と、 前記ショックアブソーバがリバウンドされている間に、
    前記作動チャンバの前記第2の部分から前記作動チャン
    バの前記第1の部分への減衰流体の流れを調節する段階
    とを備えることを特徴とする方法。
  40. 【請求項40】 請求項39の方法において、前記第1
    のバルブ手段が、第1のバネによって、前記圧力チャン
    バの中の減衰流体の圧力により与えられる偏椅力に対抗
    する方向へ更に偏椅されることを特徴とする方法。
  41. 【請求項41】 請求項40の方法において、リバウン
    ドの間に、前記作動チャンバの前記第2の部分から前記
    作動チャンバの前記第1の部分への減衰流体の流れを調
    節する前記段階が、前記作動チャンバの前記第2の部分
    の中の減衰流体が、減衰流体の流れを調節するための第
    2のバルブ手段を介して、前記作動チャンバの前記第1
    の部分の中へ流れることを許容する段階を含むことを特
    徴とする方法。
  42. 【請求項42】 請求項41の方法において、前記第2
    のバルブ手段が、バルブディスクを含むことを特徴とす
    る方法。
  43. 【請求項43】 請求項42の方法において、前記第2
    のバルブ手段が、第2のバネによって、ある位置へ偏椅
    され、該位置においては、前記作動チャンバの前記第2
    の部分と前記作動チャンバの前記第1の部分との間の減
    衰流体の流れを制限するように作動可能であることを特
    徴とする方法。
  44. 【請求項44】 請求項43の方法において、前記第2
    の流通路を通る減衰流体の流れを選択的に阻止する前記
    段階が、電気的に制御可能な連通手段を選択的に励起し
    て、前記第2の流通路を通る減衰流体の流れを調節する
    段階を含むことを特徴とする方法。
  45. 【請求項45】 請求項44の方法において、前記電気
    的に制御可能な連通手段が、ソレノイドを含むことを特
    徴とする方法。
  46. 【請求項46】 請求項45の方法において、前記ソレ
    ノイドが、前記圧力シリンダの中に少なくとも部分的に
    設けられていることを特徴とする方法。
  47. 【請求項47】 請求項46の方法において、前記ソレ
    ノイドが、アーマチャーを含み、該アーマチャーが、前
    記第2の流通路を通る減衰流体の流れを調節するように
    作動可能であることを特徴とする方法。
  48. 【請求項48】 請求項47の方法において、前記アー
    マチャーは、前記ソレノイドが開いている時に、前記圧
    力チャンバと前記作動チャンバの前記第2の部分との間
    の流体連通を許容するように作動可能であることを特徴
    とする方法。
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