JPH086181A - 写真プリンタ - Google Patents

写真プリンタ

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Publication number
JPH086181A
JPH086181A JP13435394A JP13435394A JPH086181A JP H086181 A JPH086181 A JP H086181A JP 13435394 A JP13435394 A JP 13435394A JP 13435394 A JP13435394 A JP 13435394A JP H086181 A JPH086181 A JP H086181A
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JP
Japan
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light
liquid crystal
photographic printer
photographic
directivity
Prior art date
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Pending
Application number
JP13435394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Saida
博文 齊田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH086181A publication Critical patent/JPH086181A/ja
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 透明電極13,14が形成されたガラス基板
15,16の間に液晶11を封入して、光指向性を制御
するタイプの液晶パネル10を構成する。透明電極1
3,14によりマトリクス状に各画素を構成する。各画
素毎に駆動電圧を変えることにより光指向性を変える。
各画素に対応する位置で、液晶パネル11の光射出側に
は、拡散光吸収パネルを配置する。拡散光吸収パネルに
より、液晶パネル10の各画素で拡散された焼付光を吸
収する。 【効果】 光指向性を変えない場合には、液晶パネル1
0に入射した焼付光がそのまま各画素から出る。この光
は拡散光吸収パネルでは吸収されないため、焼付光の損
失が無い。光指向性を変えると、この拡散光が拡散光吸
収パネルで吸収され、各画素における焼付光量が制限さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真プリンタに関し、特
に覆い焼き,焼込み,色補正等の露光制御が簡単に行え
る写真プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】小領域毎に露光量を制御して覆い焼きや
焼込み等を行う写真プリンタでは、例えば、特公昭64
−10819号公報に示されるように、液晶を透過する
偏向光を電気的に制御し、偏向フイルタ等からなる偏向
子及び検光子を組み合わせることによって、光透過率を
直接変化させるタイプの液晶パネルを用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような液晶パネル
では、偏向を制御することによって光透過率を変えるた
めに、液晶層に光が入射する前に、偏向子によって事前
に1軸偏向の光にしておき、液晶層を透過した後も意図
的に偏向方向が変わった光を吸収させるための検光子が
必要であった。1軸偏向の光にするためには、偏向子に
よって余分な偏向方向の光を透過させないことによって
達成しなければならない。このため、光透過率を変化さ
せるタイプの写真プリンタにおいては、光源からの光は
1軸偏向にする段階で50%程度焼付露光には寄与する
ことができなくなり、更に液晶層を通過した後も数パー
セントの光が物理的に吸収されてしまうといった光量を
無駄にする構成となっていた。したがって、液晶層の前
後における光量の損失を見込んだ消費電力の大きな光源
を備える必要があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、光源からの光を無駄に消費することなく焼付光と
して有効に使用し、小さな光源で覆い焼き、焼込み、色
補正等の小領域毎の露光制御を簡単に行えるようにした
写真プリンタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光の指向性を制御する第1のエレメント
をマトリクスに配置した光指向性制御手段と、前記第1
のエレメントにより指向性が変えられた拡散光を吸収す
る第2のエレメントを第1のエレメントに対応させてマ
トリクスに配置した拡散光吸収手段とを、光源と写真フ
イルムとの間に光源側から順に配置したものである。光
指向性制御手段は、格子状透明電極と、この透明電極間
に配置され、電気的に光の指向性が制御される液晶とか
ら構成することが好ましい。また、拡散光吸収手段の第
2エレメントをプラスチックファイバー又はガラスファ
イバーの周面に黒色剤を配置して構成することが好まし
い。更に、光指向性制御手段は、各エレメントに対応さ
せて3原色の色フイルタをモザイク状に配置させて構成
することが好ましい。また、前記黒色剤における屈折率
Bnとファイバーにおける屈折率Fnとの関係がBn≧
Fnになるようにするとよい。
【0006】また、請求項6に記載した写真プリンタ
は、写真フイルムの濃度分布を測定する手段と、濃度分
布に応じて光指向性制御手段の各エレメントを制御し
て、階調特性を変更する手段とを備えたものである。ま
た、請求項7に記載した写真プリンタは、光源の光量分
布を測定する手段と、光量分布に応じて光指向性制御手
段の各エレメントを制御して、光量むらを補正する手段
とを備えたものである。また、請求項8に記載した写真
プリンタは、写真フイルムの各点を3色分解測光する手
段と、この測光値に基づき光指向性制御手段の各エレメ
ントを制御して、濃度及び色むらを補正する手段とを備
えたものである。
【0007】
【作用】図1は、本発明の光指向性制御手段の一例であ
る液晶パネル10を拡大して示す模式図である。周知の
ように、液晶11は細長い棒状の分子11aからなる有
機化合物であり、自然状態では分子11aが壁11bに
沿ってゆるやかな規則性をもって並んでおり、配向性を
有している。また、液晶11には透明なポリマー12が
混合されており、このポリマー12によって前記壁11
bが不規則に形成される。したがって、図1(A)に示
すように、自然状態、または透明電極13,14を通し
て液晶11へ印加される駆動電圧がしきい値電圧以下の
時はこの液晶パネル10に平行光を入れると、その透過
光は散乱した状態で出る。そして、透明電極13,14
にしきい値電圧以上の電気信号が送られ液晶11に充分
な駆動電圧が印加され画素(エレメント)がONになる
と、液晶分子11aは電界方向に並ぶため、平行光は散
乱されずそのまま平行光として出る。このようにして、
電気的に光の指向性を制御する分散型の液晶パネル10
が構成される。図2は分散型の液晶パネル10の印加実
効電圧と透過率との関係を示したものである。図3は図
2の関係を測定するための系であり、アパーチャ2で集
光角αを規定してその時の液晶パネル10の透過光から
透過率を求めている。図2からもわかるように、しきい
値電圧Ethを越える駆動電圧(実効値)が印加されるに
したがって、ある一定の集光角αで測定される光の透過
率が上昇する。
【0008】これに対して、図9に示すように、ツイス
トネマチックセルからなる光透過率制御タイプの液晶パ
ネルでは、上下の透明電極3,4に配向膜5,6が形成
されており、この配向膜5,6の溝の向きを例えば90
°変えることによって、液晶分子7を90°ねじった状
態で配列している。また、配向膜5,6の溝の向きに合
わせて、光入射側及び光射出側に偏向フイルタ8,9が
配置してある。したがって、図9(A)に示すように、
自然状態では入射側の偏向フイルタ8を通過した平行光
は液晶分子7によって90°ねじられ、光射出側の偏向
フイルタ9を通過して光透過状態となっている。そし
て、画素をONにすることにより、図9(B)に示すよ
うに、この部分の液晶分子7の向きを電界方向に並べる
ことで液晶分子7による90°のねじれが無くなり、光
射出側の偏向フイルタ9によって光遮断状態にされる。
このように偏向フイルタ8を用いて液晶に入射する前の
光を1軸偏向にしているため、光透過状態でも偏向フイ
ルタ8により50%の光が無駄になっている。
【0009】本発明では、画素がOFFの通常状態、及
び液晶分子を電界方向に並べる駆動電圧のしきい値を越
えない駆動電圧での印加状態では光拡散性を与え、しき
い値を越えた駆動電圧で画素がONになった状態では平
行光をそのまま通過させるようにしている。このため、
図9に示すツイストネマチックセルの液晶パネルと異な
り、偏向フイルタ8,9を用いる必要がなく焼付光の損
失を抑えることができる。また、画素がOFFになった
状態、又はしきい値を越えない駆動電圧で画素が印加さ
れた状態では光が拡散され、この拡散光は拡散光吸収パ
ネルで吸収される。
【0010】
【実施例】写真プリンタの概略を示す図4において、ラ
ンプ20から放射され、またリフレクタ21で反射され
た光は、防熱フイルタ22を介して光質調節部23の各
色補正フイルタ24,25,26に送られる。防熱フイ
ルタ22は赤外線カットフイルタと紫外線カットフイル
タとから構成されており、焼付光から赤外線及び紫外線
をカットする。光質調節部23は、シアン,マゼンタ,
イエローの各色補正フイルタ24,25,26を焼付光
路27に挿入して、そのセット位置を変えることにより
焼付光の光質を調節する。
【0011】光質調節部23で光質調節された焼付光
は、拡散ボックス28で均一に拡散される。拡散ボック
ス28からの焼付光は液晶パネル10,拡散光吸収パネ
ル31を透過して、フイルムキャリア32のネガフイル
ム33を照明する。フイルムキャリア32はプリント対
象コマを例えばそのエッジを検出することによりプリン
ト位置にセットする。
【0012】フイルムキャリア32の上方には焼付レン
ズ35,ブラックシャッタ36が配置されており、ブラ
ックシャッタ36がシャッタ駆動部37で開となった時
に焼付レンズ35によりカラーペーパー38の感光乳剤
面にネガフイルム33の画像を結像する。また、フイル
ムキャリア32と焼付レンズ35との間にはハーフミラ
ー40がセットされており、焼付光を分岐して、これを
レンズ41及びズームスプリッタ42を介してスキャナ
ー部43とモニター部44とに送る。なお、ハーフミラ
ー40に代えて、可動ミラーやハーフプリズム等を用い
てもよい。
【0013】スキャナー部43は測光用カラーイメージ
エリアセンサ45を備えており、ネガフイルム33のコ
マの各点を三色分解測光して、この測光値を特性値算出
部46に送る。特性値算出部46は測光値に基づきLA
TDや最大値,最小値等の特性値を算出して、これを露
光量演算部47及びコントローラ48に送る。露光量演
算部47は、これら特性値に基づき周知の露光量演算式
により焼付露光量を算出して、これをコントローラ48
に送る。
【0014】モニター部44は、シミュレート用カラー
イメージエリアセンサ50を備えており、ネガフイルム
33のプリント対象コマの画像を撮像する。この撮像デ
ータはモニター画像処理部51に送られる。モニター画
像処理部51は、γ補正,マスキング処理,ネガポジ変
換等の各種画像処理を行い、仕上がり画像をシミュレー
トしたモニター画像をカラーCRT52に表示する。
【0015】コントローラ48はマイコンから構成され
ており、各部をシーケンス制御してネガフイルム33の
各コマをカラーペーパー38に焼付露光する。コントロ
ーラ48には、各種データや指令を入力するためのキー
ボード55と、これらデータや指令等を表示するディス
プレィ56とが接続されている。なお、ディスプレィ5
6の代わりにカラーCRT52をディスプレィとして用
いてもよい。
【0016】コントローラ48は、露光量演算部47か
らの焼付露光量に基づき色補正フイルタ24〜26のセ
ット位置を求め、このセット位置信号を光質調節部23
に送る。これにより、光質調節部23の光質が調節され
るため、カラーCRT52には仕上がり画像がシミュレ
ート表示される。このシミュレート画像を観察した結
果、自動露光制御では仕上がりがよくない場合には、オ
ペレータによりキーボード55の濃度補正キー及び色補
正キーが操作され、露光補正量が入力される。コントロ
ーラ48は、この露光補正量を露光量演算部47に送
り、ここで入力された露光補正量に基づき修正焼付露光
量を演算する。そして、この修正焼付露光量に基づきフ
イルタセット位置を求め、これに基づき光質調節部23
を介して、焼付光の光質を調節する。
【0017】更に、コントローラ48は特性値算出部4
6からの各種特性値に基づき、液晶コントローラ57を
制御する。液晶コントローラ57は、コントローラ48
からの制御信号に基づき液晶パネル10の各画素をON
・OFF制御するとともに、その駆動電圧を画素毎に変
えて、各画素の光指向性を制御する。これにより、ネガ
フイルム33の特定領域の階調補正や色補正、更には光
源むら補正を行う。これら各補正はコントローラ48の
キーボード55を操作して、各補正モードを選択して行
う。これら補正モードの1つが選択されると、これに対
応した処理プログラムに基づき各部がシーケンス制御さ
れる。各補正モードにおける処理手順については後に詳
しく説明する。
【0018】図1(A),(B)に示すように、液晶パ
ネル10は、透明電極13,14が形成されたガラス基
板15,16の間に液晶11を封入して構成されてい
る。液晶11としては、ポリマーネットワーク型液晶,
高分子分散型液晶,分散型液晶,液晶高分子複合体等の
名称で呼ばれるものが用いられる。この液晶11は、等
方性液体から液晶へ転移する温度を60°C以上とする
ことにより、焼付露光するときにのみ液晶となるように
される。2枚のガラス基板15,16の間にはスペーサ
ー17が配置されており、ガラス基板15,16の間に
均一な隙間を形成する。シール材18は、2枚のガラス
基板15,16の周囲に配置され、液晶11が漏れるこ
とのないようにシールする。
【0019】透明電極13,14は、各ガラス基板1
5,16の液晶封入面側に形成されている。図7に示す
ように、一方の透明電極13は、多数の導線パターンを
X軸方向に並べて構成されており、他方の透明電極14
は多数の導線パターンをY軸方向に並べて構成されてい
る。したがって、これら2つの透明電極13,14によ
り導線パターンが格子状(マトリクス)にはりめぐらさ
れ、XYそれぞれのタイミングを合わせて電気信号を送
ると、XYの交差する場所の画素がONになる。これに
より、目的の画素をONにすることができる。目的の画
素がONになると、図1(B)に示すように、電界に沿
って液晶分子11aが配列されるため、液晶11を透過
する焼付光は拡散されず、そのまま通過する。
【0020】また、透明電極13,14に異なった電圧
を印加させるとともに、これらの電流位相を変化させる
ことにより、各画素の駆動電圧を変更して光指向性を変
える。印加電圧と、後に説明する拡散光吸収パネル31
の各プラスチックファイバー60における拡散光の吸収
後の各画素における光強度との関係は実験等により予め
求められており、これがコントローラ48のメモリ48
aにルックアップテーブルとして記憶されている。
【0021】図5に示すように、拡散光吸収パネル31
は、多数のプラスチックファイバー60をバインダ部材
61により平行に保持して構成したものであり、例えば
直径0.6mm、長さ3mmのプラスチックファイバー60
が用いられる。このプラスチックファイバー60によっ
て、拡散光吸収パネル31の各エレメントが構成され
る。プラスチックファイバー60は液晶パネル10の各
画素に対応して設けられている。なお、プラスチックフ
ァイバー60と液晶パネル10の各画素との対応は、1
対1の他に、1つのファイバー60で複数個、例えば3
個又はそれ以上の画素を対応させてもよい。また、プラ
スチックファイバー60に代えて、ガラスファイバーを
用いてもよい。
【0022】バインダ部材61は接着剤を固化して構成
されている。バインダ部材61には黒色剤が混合されて
おり、バインダ部材61の屈折率Bnとプラスチックフ
ァイバー60の屈折率Fnとの関係がBn≧Fnとなる
ように設定してある。黒色剤としては、顔料,染料、カ
ーボン等が用いられる。これにより、液晶パネル10の
画素がOFF状態、又は前記しきい値を越えない駆動電
圧のみ印加された状態となると、各画素から出る光は指
向性のずれた拡散光となり、この拡散光がプラスチック
ファイバー60を透過する際にバインダ部材61で効率
良く吸収される。この場合にはプラスチックファイバー
60からの焼付光が制限される。また、液晶パネル10
の画素がONとなり平行光が出る場合には、プラスチッ
クファイバー60を透過する際に焼付光がほとんど吸収
されることがなく、焼付光の損失が少なくなる。なお、
バインダ部材61で直接各ファイバー60を固着する代
わりに、バインダ部材や他の保持部材により各ファイバ
ーの両端部を保持して、各ファイバーを平行に集めるよ
うにしてもよい。この場合には、各ファイバー間に黒色
剤を充填したり、各ファイバーの周面に黒色剤を塗布し
たりする。
【0023】次に、本実施例の作用を説明する。プリン
ト作業を行う前には必要に応じて光源むら補正が行われ
る。光源むら補正は、キーボード55を操作して光源む
ら補正モードにすることにより行われる。この光源むら
補正では、光源むら補正用フイルム、例えばフイルムベ
ース濃度とされた素現ネガがフイルムキャリア32にセ
ットされ、この状態で光源20がONにされる。そし
て、スキャナー部43によって、光源20の光量分布が
測定される。
【0024】この光量分布測定では、各点の測光値が一
定値を越えるか否かを判定する。一定値は、カラーペー
パー38を焼付露光した場合に光量むらが発見されるか
否かを基準に決定される。発見された光量むら部分に対
しては、光量むら部分に対応する液晶パネル10の画素
の駆動電圧を上げ、液晶分子が電界方向に並んだ状態と
なる駆動電圧のしきい値を越えるように液晶コントロー
ラ57を制御する。これにより、他の部分よりも相対的
に光量が少ない部分に対応する液晶パネル10の画素の
光指向性が高くなり拡散性が減少するようになる。この
とき使用する駆動電圧は、メモリ48a内のルックアッ
プテーブルから求められる。なお、このようなルックア
ップテーブルを用いる他に、駆動電圧を少しずつ上げな
がらイメージエリアセンサ45で各画素の光量を確認し
つつ、最適の駆動電圧を求めるようにしてもよい。この
ようにして、光源むらが補正される。
【0025】次に、ネガフイルム33の各コマを焼付露
光する場合について説明する。焼付露光前には、先ずス
キャナー部43によってプリント対象コマの各点が三色
分解測光され、これに基づき濃度分布が測定される。こ
の濃度分布において、濃度のかなり低い部分、例えば太
陽光下の風景写真での日陰部分は、ネガフイルム33上
では一様に濃度が低くなる。
【0026】図6はネガフイルムの特性と、カラーペー
パーの特性とを比較して示すグラフである。図におい
て、曲線aはネガフイルム33の特性を示し、曲線bは
カラーペーパー38の特性を示す。図6からも判るよう
に、一般的には、被写体輝度レンジa1に対応するネガ
フイルム33の濃度の変化幅D1に比べて、カラーペー
パー38の焼付露光量に対する濃度の変化幅D2は狭
い。このため、上記ネガフイルム33を用いてカラーペ
ーパー38に画像を焼付露光する場合には、覆い焼きや
焼込みを行うことなく写真焼付を行うと、先に測定した
濃度のかなり低い部分又は濃度の高い部分b2,b3
は、カラーペーパー38の感光領域の中心近傍と、ネガ
フイルム33の濃度の領域の中心近傍とが一致する光強
度で焼付露光すると、カラーペーパー38上ではこの部
分が白く又は黒く画像が潰れてしまい、良好な階調特性
は失われてしまう。
【0027】このため、ネガフイルム33の各点がスキ
ャナー部43で三色分解測光され、この測光値に基づき
特性値算出部46が各種特性値を算出すると、この特性
値は露光量演算部47に送られる他に、コントローラ4
8に送られる。コントローラ48は、各点の濃度分布に
基づき階調補正領域を抽出する。この階調補正領域の抽
出は、各点の濃度値が一定値d2を越え、且つこの一定
値d2を越えた点が隣接して領域を形成する場合に、こ
の領域を階調補正領域であるとして抽出が行われ、この
場合には自動的に階調補正モードに切り換えられる。ま
た、同様にして各点の濃度値が一定値d1より小さく、
且つこの一定値d1よりも小さい点が隣接して領域を形
成する場合にもこの領域が階調補正領域であるとして抽
出が行われる。なお、このような自動抽出及び自動モー
ド切り換えに代えて、オペレータがカラーCRT52の
シミュレート画像を観察し、階調補正が必要と判断した
場合に、階調補正モードを選択して、例えばライトペン
やマウスを用いて、階調補正領域を指定してもよい。
【0028】階調補正領域の自動抽出により階調補正モ
ードに切り換えられた場合、又はオペレータのモニター
画像の観察により階調補正領域が指定されマニュアルに
より階調補正モードにされた場合には、階調補正が行わ
れる。先ず、ネガ原画全体へ入射する光量が最大になる
ように液晶パネル全ての画素への駆動電圧をしきい値を
越える充分な電圧にする。次に、ネガ濃度のかなり低い
部分に対応する液晶パネルの各画素の光指向性を低くし
拡散性が増すように、その画素の駆動電圧を低くし液晶
のしきい値以下にする。これにより液晶分子の配列が崩
れ、この部分で拡散させられた光は拡散光吸収パネル3
1によって吸収され、この画素に対応する部分における
ネガフイルム33に入射する光量は減少する。この状態
で、ネガフイルム33を照射する光量は、フイルム33
上の濃度の高い部分に対応してカラーペーパー38がそ
の階調特性を発揮する量であることをイメージエリアセ
ンサ45で確認して焼付露光する。
【0029】各画素の駆動の際には、前記ルックアップ
テーブルを使用して最適な駆動電圧を各画素毎に求め、
この駆動電圧を画素に印加した。このようにして、ネガ
フイルム33の画像をカラーペーパー38に焼付露光し
たところ、ネガフイルム33の濃度測定において非常に
濃度が低かった部分も黒く潰れず、良好な画像をカラー
ペーパー38に焼付露光することができた。この時、用
いた液晶材料としては、光照射による温度上昇を予想
し、60°C前後で等方性液体から液晶に転移する材料
を選択した。
【0030】したがって、従来の光透過率を変える液晶
パネルに比べて、偏向板による焼付光の損失が無いた
め、偏向板を用いた光透過率変化型の液晶パネルを用い
た写真プリンタと比べて、1/8程度の時間で覆い焼き
や焼込みをともなった焼付露光作業を終了することがで
きた。
【0031】次に、光質調光部23を用いる代わりに、
図7に示すように、液晶パネル70の各画素に対応させ
てモザイク状にR,G,Bの色フイルタ71,72,7
3を配置した実施例について説明する。この場合には、
図8に示すように、ランプ75の光を直接に又はリフレ
クタ76により反射させた後に、光源レンズ77により
平行光にして、液晶パネル70に入射させる。液晶パネ
ル70の上には、図5に示すものと同じように構成され
た拡散光吸収パネル78が配置されており、液晶パネル
70の各画素で拡散された光を吸収させる。また、液晶
パネル70の各画素が拡散されずそのまま透過した光
は、拡散光吸収パネル78で吸収されることなく、その
まま透過するため、焼付光の光量損失とならず、効率の
よい焼付露光が行われる。
【0032】三色の焼付露光量に基づきコントローラ
は、メモリ48a内の前記ルックアップテーブルを使用
して駆動電圧を求め、この駆動電圧となるように液晶コ
ントローラ80を制御する。これにより、各色毎に画素
の駆動電圧が変化して、光拡散性が制御され適正な色バ
ランスとなるようにされる。なお、特定領域をライトペ
ンやマウスにより指定して、この特定領域の色バランス
を変えるように、更に各画素の駆動電圧を変えてもよ
い。このように、光質調節部の代わりに各色毎に各画素
の光拡散性を制御することにより、色補正部の構成を簡
単に且つコンパクトにすることができる。
【0033】更には、図4に示す写真プリンタにおい
て、液晶パネル10に代えて図7に示す液晶パネル70
を用いてもよく、この場合には、全体的な色補正は光質
調節部23で行い、局部的な色補正は液晶パネル70を
用いて行うようにしてもよい。この場合にも、特定領域
の指定は、モニター画面上でライトペン等により行う。
【0034】なお、上記実施例では、同一の写真プリン
タで光源むら補正と階調補正とを行うようにしたが、こ
の他に、光源むら補正のみ又は階調補正のみを行うよう
にしてもよい。
【0035】また、液晶パネルにおいて、上記実施例の
ように、各画素の光拡散度を連続的に変化させる場合
に、駆動電圧を変えることにより各画素毎に焼付露光量
を制御したが、この他に、各画素をON・OFFさせる
ことにより各画素毎に焼付光量を変化させるようにして
もよい。この場合には、OFF時に画素の透過光を拡散
させ、この拡散光を拡散光吸収パネルで吸収し、この画
素における焼付光が制限された状態にする。また、ON
時には画素の透過光をそのまま平行光として拡散光吸収
パネルを通過させ、この画素における焼付光を透過状態
とする。そして、OFF時間を調節することにより、各
画素毎に透過光量を制御して、各画素毎の焼付露光量を
制御する。更には、駆動電圧と駆動時間とを併用して各
画素を制御してもよく、この場合にはより一層きめの細
かい補正制御が行えるようになる。
【0036】また、上記実施例では、ミラーボックスか
らの光を液晶パネルにそのまま入射するようにしたが、
この他に、ミラーボックスと液晶パネルとの間に、指向
性のある光にするために、コリメートレンズや光インテ
グレーター等を配置してもよい。また、液晶パネルの各
画素をON・OFF制御することで、写真の内容や撮影
日等を表した文字を焼き込むようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光の指向性を制御する第1のエレメントをマトリクスに
配置した光指向性制御手段と、前記第1のエレメントに
より指向性が変えられた光を吸収する第2のエレメント
を第1のエレメントに対応させてマトリクスに配置した
光吸収手段とを、光源と写真フイルムとの間に光源側か
ら順に配置して、各エレメント毎に光の指向性を制御し
て、焼付光を拡散させ、この拡散光を光吸収手段で吸収
することによって、各画素毎に焼付光の光量を制御する
ことができ、覆い焼きや焼込み等の局部的な階調補正や
光源むらの補正を簡単に行うことができる。
【0038】また、従来のように、光透過率を変化させ
るタイプの液晶パネルを用いることがないため、偏向フ
イルタ等で焼付光の光量が半減されることがなく、焼付
光を有効に利用することができる。これにより、焼付光
量の損失を見込んだ大光量の光源を用いる必要がなくな
り、光量の小さな光源でも使用可能になり、ランニング
コスト及び設備コストを低くすることができる。また、
光量の小さな光源でよいから、光源をコンパクトに構成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための液晶パネルの模
式図であり、(A)は画素がOFFの場合を、(B)は
画素がONの場合を示している。
【図2】同液晶パネルの印加実効電圧と透過率との関係
を示すグラフである。
【図3】同液晶パネルの印加実効電圧と透過率との関係
を測定するための系を示す概略図である。
【図4】本発明の写真プリンタを示す概略図である。
【図5】拡散光吸収パネルを示す斜視図である。
【図6】写真フイルムとカラーペーパーとの特性を比較
して示すグラフである。
【図7】3色のフイルタを配置した別の実施例における
液晶パネルの要部を示す斜視図である。
【図8】同液晶パネルを用いた写真プリンタの要部を示
す概略図である。
【図9】従来の写真プリンタに用いられる光透過率を制
御するタイプの液晶パネルの動作原理を説明するための
分解斜視図であり、(A)は自然状態の場合を、(B)
はON状態の場合を示している。
【符号の説明】
10 液晶パネル 11 液晶 11a 液晶分子 11b 壁 13,14 透明電極 15,16 ガラス基板 20 光源 23 光質調節部 32 フイルムキャリア 33 ネガフイルム 38 カラーペーパー 43 スキャナー部 44 モニター部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムに記録された画像を光源に
    より照明し、その透過光により感光材料に前記画像を焼
    付露光する写真プリンタにおいて、 前記光源と写真フイルムとの間に光源側から順に、光指
    向性制御手段と拡散光吸収手段とを設け、前記光指向性
    制御手段を、光の指向性を電気的に制御する第1のエレ
    メントをマトリクスに配置して構成し、拡散光吸収手段
    を、前記第1のエレメントにより指向性が変えられた拡
    散光を吸収する第2のエレメントを第1のエレメントに
    対応させてマトリクスに配置して構成したことを特徴と
    する写真プリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の写真プリンタにおいて、 前記光指向性制御手段を、格子状透明電極と、この透明
    電極間に配置され、電気的に光の指向性が制御される液
    晶とから構成したことを特徴とする写真プリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の写真プリンタにお
    いて、 前記拡散光吸収手段の第2エレメントをプラスチックフ
    ァイバー又はガラスファイバーの周面に黒色剤を配置し
    て構成したことを特徴とする写真プリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の写真プリンタにおいて、
    前記光指向性制御手段を、各エレメントに対応させて3
    原色の色フイルタをモザイク状に配置して構成したこと
    を特徴とする写真プリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の写真プリンタにお
    いて、前記黒色剤における屈折率Bnとファイバーにお
    ける屈折率Fnとの関係がBn≧Fnになるようにした
    ことを特徴とする写真プリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいれずか1つ記載の
    写真プリンタにおいて、 前記写真フイルムの各点の濃度分布を測定する手段と、
    濃度分布に応じて光指向性制御手段の各エレメントを制
    御して、階調特性を変更する手段とを備えたことを特徴
    とする写真プリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいれずか1つ記載の
    写真プリンタにおいて、 前記光源の光量分布を測定する手段と、光量分布に応じ
    て光指向性制御手段の各エレメントを制御して、光量む
    らを補正する手段とを備えたことを特徴とする写真プリ
    ンタ。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の写真プリンタにおいて、 前記写真フイルムの各点を3色分解測光する手段と、こ
    の測光値に基づき光指向性制御手段の各エレメントを制
    御して、濃度及び色むらを補正する手段とを備えたこと
    を特徴とする写真プリンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5754305A (en) * 1996-12-03 1998-05-19 Eastman Kodak Company Method and apparatus for correcting light non-uniformity in an LCD photographic printer
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