JPH0862324A - 上方にある物体の検出装置 - Google Patents
上方にある物体の検出装置Info
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- JPH0862324A JPH0862324A JP21818794A JP21818794A JPH0862324A JP H0862324 A JPH0862324 A JP H0862324A JP 21818794 A JP21818794 A JP 21818794A JP 21818794 A JP21818794 A JP 21818794A JP H0862324 A JPH0862324 A JP H0862324A
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 13
- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 5
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 4
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大地14から放射される自然熱雑音の反射波
により、上方における物体40の有無を判別する。 【構成】 大地14から放射される自然熱雑音が上方に
ある物体40で反射された反射波を受信する指向性アン
テナ10を空に向けて配置する。この指向性アンテナ1
0で受信された雑音電波を低雑音増幅手段18で増幅し
さらに検波手段20で検波して、受信された雑音電波の
電力の大きさに応じた信号とする。この信号を予め設定
された基準値Vsと判別手段34で比較して、上方にお
ける物体40の有無を判別する。
により、上方における物体40の有無を判別する。 【構成】 大地14から放射される自然熱雑音が上方に
ある物体40で反射された反射波を受信する指向性アン
テナ10を空に向けて配置する。この指向性アンテナ1
0で受信された雑音電波を低雑音増幅手段18で増幅し
さらに検波手段20で検波して、受信された雑音電波の
電力の大きさに応じた信号とする。この信号を予め設定
された基準値Vsと判別手段34で比較して、上方にお
ける物体40の有無を判別する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空中または地上にある
航空機や車輌または人等の、設置されたアンテナの上方
における物体の有無を検出するためのものであり、特に
大地から放射されるマイクロ波帯の自然熱雑音の上方に
ある物体による反射波または上方にある物体自体から放
射される熱雑音を用いて、上方における物体の有無を検
出するようにした上方にある物体の検出装置に関するも
のである。
航空機や車輌または人等の、設置されたアンテナの上方
における物体の有無を検出するためのものであり、特に
大地から放射されるマイクロ波帯の自然熱雑音の上方に
ある物体による反射波または上方にある物体自体から放
射される熱雑音を用いて、上方における物体の有無を検
出するようにした上方にある物体の検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】飛行場において、航空機の進路上の機体
や車輌または人等の物体の有無を判別することは、安全
運行の点から極めて重要である。従来のこの種の装置
は、レーダーのごとく、大地に埋め込まれて配置された
指向性アンテナから電波を特定方向の上空に向けて発射
し、この電波の上方にある物体による反射電波を同じく
大地に埋め込まれて配置された受信アンテナを用いて受
信し、反射電波の有無からアンテナの上方にある物体の
有無を判別するものである。
や車輌または人等の物体の有無を判別することは、安全
運行の点から極めて重要である。従来のこの種の装置
は、レーダーのごとく、大地に埋め込まれて配置された
指向性アンテナから電波を特定方向の上空に向けて発射
し、この電波の上方にある物体による反射電波を同じく
大地に埋め込まれて配置された受信アンテナを用いて受
信し、反射電波の有無からアンテナの上方にある物体の
有無を判別するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき従来の装
置にあっては、上方にある物体による反射電波を確実に
受信アンテナで受信するには、物体までの往復距離およ
び物体の形状,材質,寸法等に応じて相応の電力を有す
る電波を指向性アンテナから発射させなければならな
い。そこで、一般的に発射電波の電力としてかなり大き
なものが必要となり、それだけ送信手段を含む装置が大
型化するとともに大きな電力を消費する。この大型化に
より装置は高価なものとなり、また大電力消費により装
置自体の寿命および信頼性が低いという不具合があっ
た。さらに、電波を発射させるために、相互干渉が問題
となるとともに、法的許認可が必要であって運用者の負
担が重くなるという不具合もあった。
置にあっては、上方にある物体による反射電波を確実に
受信アンテナで受信するには、物体までの往復距離およ
び物体の形状,材質,寸法等に応じて相応の電力を有す
る電波を指向性アンテナから発射させなければならな
い。そこで、一般的に発射電波の電力としてかなり大き
なものが必要となり、それだけ送信手段を含む装置が大
型化するとともに大きな電力を消費する。この大型化に
より装置は高価なものとなり、また大電力消費により装
置自体の寿命および信頼性が低いという不具合があっ
た。さらに、電波を発射させるために、相互干渉が問題
となるとともに、法的許認可が必要であって運用者の負
担が重くなるという不具合もあった。
【0004】本発明は、上述の従来装置の不具合を改善
するためになされたもので、装置自体からは電波を発射
させることなく、大地から放射される自然熱雑音の上方
にある物体による反射波または上方にある物体自体から
放射される熱雑音を検出して、上方における物体の有無
を判別するようにした上方にある物体の検出装置を提供
することを目的とする。
するためになされたもので、装置自体からは電波を発射
させることなく、大地から放射される自然熱雑音の上方
にある物体による反射波または上方にある物体自体から
放射される熱雑音を検出して、上方における物体の有無
を判別するようにした上方にある物体の検出装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の上方にある物体の検出装置は、指向性ア
ンテナを空に向けて配置して、大地から放射される自然
熱雑音の上方にある物体による反射波または前記上方に
ある物体から放射される熱雑音を受信し、この受信され
た雑音電波を増幅手段で増幅するとともに検波手段で検
波して前記受信された雑音電波の大きさに応じた信号に
変換し、この信号を予め設定した基準値と比較手段で比
較することで、前記指向性アンテナが向けられた上方に
おける物体の有無を判別するように構成されている。
めに、本発明の上方にある物体の検出装置は、指向性ア
ンテナを空に向けて配置して、大地から放射される自然
熱雑音の上方にある物体による反射波または前記上方に
ある物体から放射される熱雑音を受信し、この受信され
た雑音電波を増幅手段で増幅するとともに検波手段で検
波して前記受信された雑音電波の大きさに応じた信号に
変換し、この信号を予め設定した基準値と比較手段で比
較することで、前記指向性アンテナが向けられた上方に
おける物体の有無を判別するように構成されている。
【0006】また、前記指向性アンテナの出力と、大地
と同じ環境温度にある無反射終端器の出力とを、スイッ
チ手段により交互に切り換えて前記増幅手段に与え、こ
のスイッチ手段の切り換えによる前記増幅手段の入力の
交流成分をその大きさに応じた信号に変換し、この信号
を予め設定した基準値と比較手段で比較することで、前
記指向性アンテナが向けられた上方における物体の有無
を判別するように構成しても良い。
と同じ環境温度にある無反射終端器の出力とを、スイッ
チ手段により交互に切り換えて前記増幅手段に与え、こ
のスイッチ手段の切り換えによる前記増幅手段の入力の
交流成分をその大きさに応じた信号に変換し、この信号
を予め設定した基準値と比較手段で比較することで、前
記指向性アンテナが向けられた上方における物体の有無
を判別するように構成しても良い。
【0007】そして、斜め上方に向けて良導体反射板を
配置し、前記指向性アンテナをこの良導体反射板に向け
て配置して良導体反射板で反射されたアンテナ指向性が
空に向くように構成することもできる。
配置し、前記指向性アンテナをこの良導体反射板に向け
て配置して良導体反射板で反射されたアンテナ指向性が
空に向くように構成することもできる。
【0008】
【作 用】大地から放射される自然熱雑音の上方にある
物体による反射波または上方にある物体自体から放射さ
れる熱雑音を用いて、上方における物体の有無を判別す
るので、装置自体から電波を発射させることがなく、装
置が小型化されるとともに電力消費が小さい。また、電
波を発射させないので、複数の装置を近接位置に配置し
ても互いに干渉を生じて誤動作するようなことがない。
物体による反射波または上方にある物体自体から放射さ
れる熱雑音を用いて、上方における物体の有無を判別す
るので、装置自体から電波を発射させることがなく、装
置が小型化されるとともに電力消費が小さい。また、電
波を発射させないので、複数の装置を近接位置に配置し
ても互いに干渉を生じて誤動作するようなことがない。
【0009】また、熱雑音を受信する指向性アンテナの
出力と、大地と同じ環境温度の無反射終端器の出力と
を、交互に増幅手段に与えて、その交流成分の大きさに
応じた信号を予め設定された基準値と比較するならば、
環境温度の変化に伴なう大地から放射される自然熱雑音
の大きさの変化および装置内で生ずる熱雑音の変化を相
殺でき、上方における物体の有無の判別を正確に行ない
得る。
出力と、大地と同じ環境温度の無反射終端器の出力と
を、交互に増幅手段に与えて、その交流成分の大きさに
応じた信号を予め設定された基準値と比較するならば、
環境温度の変化に伴なう大地から放射される自然熱雑音
の大きさの変化および装置内で生ずる熱雑音の変化を相
殺でき、上方における物体の有無の判別を正確に行ない
得る。
【0010】そして、斜め上方に向けた良導体反射板を
用いるならば、指向性アンテナの指向方向を良導体反射
板で反射させて上空に向けることができ、指向性アンテ
ナの配置の自由度を極めて高くなし得る。
用いるならば、指向性アンテナの指向方向を良導体反射
板で反射させて上空に向けることができ、指向性アンテ
ナの配置の自由度を極めて高くなし得る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3を
参照して説明する。図1は、本発明の上方にある物体の
検出装置の一実施例のブロック回路図であり、図2は、
指向性アンテナの配置を説明する図であり、図3は、図
1の回路における波形図である。
参照して説明する。図1は、本発明の上方にある物体の
検出装置の一実施例のブロック回路図であり、図2は、
指向性アンテナの配置を説明する図であり、図3は、図
1の回路における波形図である。
【0012】まず、図1に示すごとく、指向性アンテナ
10が空に向けて大地14に埋め込まれて配置され、そ
の出力がスイッチ手段12の一方の端子aに与えられ
る。このスイッチ手段12の他方の端子bには、大地1
4と同じ環境温度にある無反射終端器16の出力が与え
られる。そして、スイッチ手段12の選択端子cの出力
が、低雑音増幅手段18に与えられて適宜に増幅され、
さらに検波手段20に与えられて検波される。そして、
検波出力は、コンデンサ22により直流成分が阻止さ
れ、交流成分のみが整流手段24に与えられて整流さ
れ、さらに平滑手段26で平滑化され、交流成分の大き
さに応じた信号に変換されて比較手段28に与えられ
る。この比較手段28には、基準電圧手段30から予め
設定された基準電圧Vsが与えられ、比較手段28から
判別信号が出力される。なお、スイッチ手段12は、ス
イッチ制御手段32により、端子a,bが交互に選択端
子cに選択されるように制御される。また、コンデンサ
22と整流手段24と平滑手段26と比較手段28およ
び基準電圧手段30により判別手段34が構成されてい
る。
10が空に向けて大地14に埋め込まれて配置され、そ
の出力がスイッチ手段12の一方の端子aに与えられ
る。このスイッチ手段12の他方の端子bには、大地1
4と同じ環境温度にある無反射終端器16の出力が与え
られる。そして、スイッチ手段12の選択端子cの出力
が、低雑音増幅手段18に与えられて適宜に増幅され、
さらに検波手段20に与えられて検波される。そして、
検波出力は、コンデンサ22により直流成分が阻止さ
れ、交流成分のみが整流手段24に与えられて整流さ
れ、さらに平滑手段26で平滑化され、交流成分の大き
さに応じた信号に変換されて比較手段28に与えられ
る。この比較手段28には、基準電圧手段30から予め
設定された基準電圧Vsが与えられ、比較手段28から
判別信号が出力される。なお、スイッチ手段12は、ス
イッチ制御手段32により、端子a,bが交互に選択端
子cに選択されるように制御される。また、コンデンサ
22と整流手段24と平滑手段26と比較手段28およ
び基準電圧手段30により判別手段34が構成されてい
る。
【0013】ここで、指向性アンテナ10は、図2に示
すごとく、その指向性範囲内に、山や木や建物等の検出
対象外の物体42が含まれないようにして、上空に向け
て配置される。
すごとく、その指向性範囲内に、山や木や建物等の検出
対象外の物体42が含まれないようにして、上空に向け
て配置される。
【0014】かかる構成において、指向性アンテナ10
で受信されるマイクロ波帯の熱雑音の雑音温度T1[ケ
ルビン]と、検波手段20から出力される電力Pの関係
は、 P=(T1/T+F−1)KTBG で示される。ここで、T[ケルビン]は環境温度による
雑音温度であり、Kはボルツマン定数[ジュール/ケル
ビン]であり、Bは装置全体の受信帯域幅[Hz]であ
り、Gは低雑音増幅手段18の増幅利得である。
で受信されるマイクロ波帯の熱雑音の雑音温度T1[ケ
ルビン]と、検波手段20から出力される電力Pの関係
は、 P=(T1/T+F−1)KTBG で示される。ここで、T[ケルビン]は環境温度による
雑音温度であり、Kはボルツマン定数[ジュール/ケル
ビン]であり、Bは装置全体の受信帯域幅[Hz]であ
り、Gは低雑音増幅手段18の増幅利得である。
【0015】そこで、スイッチ手段12の選択端子cが
端子bに接続される間は、無反射終端器16の出力が低
雑音増幅手段18に与えられており、この無反射終端器
16は大地14と同じ環境温度にあるので、その出力は
T[ケルビン]であり、出力される電力P0は、 P0=FKTBG である。
端子bに接続される間は、無反射終端器16の出力が低
雑音増幅手段18に与えられており、この無反射終端器
16は大地14と同じ環境温度にあるので、その出力は
T[ケルビン]であり、出力される電力P0は、 P0=FKTBG である。
【0016】また、スイッチ手段12の選択端子cが端
子aに接続される間は、指向性アンテナ10の出力が低
雑音増幅手段18に与えられるが、指向性範囲内に物体
が存在しないとすれば、大地14から放射された自然熱
雑音が空中の大気で反射される僅かな空間背景熱雑音の
みが指向性アンテナ10に入力される。この指向性アン
テナ10とスイッチ手段12と低雑音増幅手段18およ
び検波手段20からなる装置自体で発生する熱雑音は、
装置を適宜に設計製作することで小さくすることがで
き、装置自体の熱雑音と空間背景熱雑音の雑音温度の総
合値TA0[ケルビン]を、十分に小さくすることができ
る。一例として、Tが300[ケルビン]の条件下で、
TA0≦60[ケルビン]に抑制することができる。そし
て、この場合に出力される電力PA0は、 PA0=(TA0/T+F−1)KTBG で示される。
子aに接続される間は、指向性アンテナ10の出力が低
雑音増幅手段18に与えられるが、指向性範囲内に物体
が存在しないとすれば、大地14から放射された自然熱
雑音が空中の大気で反射される僅かな空間背景熱雑音の
みが指向性アンテナ10に入力される。この指向性アン
テナ10とスイッチ手段12と低雑音増幅手段18およ
び検波手段20からなる装置自体で発生する熱雑音は、
装置を適宜に設計製作することで小さくすることがで
き、装置自体の熱雑音と空間背景熱雑音の雑音温度の総
合値TA0[ケルビン]を、十分に小さくすることができ
る。一例として、Tが300[ケルビン]の条件下で、
TA0≦60[ケルビン]に抑制することができる。そし
て、この場合に出力される電力PA0は、 PA0=(TA0/T+F−1)KTBG で示される。
【0017】そして、スイッチ手段12の選択端子cが
端子aに接続される間に、指向性アンテナ10の指向性
範囲内の上方に物体40が存在すると、この上方にある
物体40により大地14からの自然熱雑音が反射された
反射波および上方にある物体40自体が放射する熱雑音
が指向性アンテナ10にて受信され、装置自体の熱雑音
との雑音温度の総合値TA1[ケルビン]は、TA0<TA1
<Tであり、その出力される電力PA1は、 PA1=(TA1/T+F−1)KTBG で示される。
端子aに接続される間に、指向性アンテナ10の指向性
範囲内の上方に物体40が存在すると、この上方にある
物体40により大地14からの自然熱雑音が反射された
反射波および上方にある物体40自体が放射する熱雑音
が指向性アンテナ10にて受信され、装置自体の熱雑音
との雑音温度の総合値TA1[ケルビン]は、TA0<TA1
<Tであり、その出力される電力PA1は、 PA1=(TA1/T+F−1)KTBG で示される。
【0018】したがって、図3(ア)に示すごときスイ
ッチ手段12の切り換えに対して、図3(イ)に示すご
とく、検波手段20からの出力は、P0とPA0が交互に
出力される状態か、またはP0とPA1が交互に出力され
る状態のいずれかとなる。
ッチ手段12の切り換えに対して、図3(イ)に示すご
とく、検波手段20からの出力は、P0とPA0が交互に
出力される状態か、またはP0とPA1が交互に出力され
る状態のいずれかとなる。
【0019】さらに、検波手段20からの出力は、コン
デンサ22により直流成分が阻止されるので、整流手段
24と平滑手段26を経た出力は、図3(ウ)のごと
く、交流成分の大きさに応じた出力信号となる。そこ
で、基準電圧Vsを、指向性アンテナ10の指向性範囲
の上方に物体40が存在する場合の出力VA1と、存在し
ない場合の出力VA0との中間に予め設定する。すると、
比較手段28からは図3(エ)のごとく、上方に物体4
0が存在する場合は、“L”が出力され、存在しない場
合は“H”が出力される。このようにして、比較手段2
8の出力から、指向性範囲内の上方に物体40が有るか
否かを判別する判別信号が出力される。
デンサ22により直流成分が阻止されるので、整流手段
24と平滑手段26を経た出力は、図3(ウ)のごと
く、交流成分の大きさに応じた出力信号となる。そこ
で、基準電圧Vsを、指向性アンテナ10の指向性範囲
の上方に物体40が存在する場合の出力VA1と、存在し
ない場合の出力VA0との中間に予め設定する。すると、
比較手段28からは図3(エ)のごとく、上方に物体4
0が存在する場合は、“L”が出力され、存在しない場
合は“H”が出力される。このようにして、比較手段2
8の出力から、指向性範囲内の上方に物体40が有るか
否かを判別する判別信号が出力される。
【0020】ここで、環境温度の変化により、大地14
から放射される自然熱雑音の大きさおよび装置自体で発
生する熱雑音の大きさが変化し、検波手段20から出力
される電力P0,PA1,PA0は変化するが、P0とPA1を
交互に切り換えて生ずる交流成分の大きさに応じた信
号、またはP0とPA0を交互に切り換えて生ずる交流成
分の大きさに応じた信号を、基準値Vsと比較するの
で、交流成分の大きさに応じた信号には環境温度の変化
による熱雑音の変化分が相殺されており、上記実施例で
は正確な判別が可能である。
から放射される自然熱雑音の大きさおよび装置自体で発
生する熱雑音の大きさが変化し、検波手段20から出力
される電力P0,PA1,PA0は変化するが、P0とPA1を
交互に切り換えて生ずる交流成分の大きさに応じた信
号、またはP0とPA0を交互に切り換えて生ずる交流成
分の大きさに応じた信号を、基準値Vsと比較するの
で、交流成分の大きさに応じた信号には環境温度の変化
による熱雑音の変化分が相殺されており、上記実施例で
は正確な判別が可能である。
【0021】なお、環境温度の変化を無視し、または環
境温度の変化に応じて基準値Vsを適宜に変化させるな
らば、スイッチ手段12を省き、検波手段20から出力
される電力の大きさを基準値Vsと比較手段28で比較
しても良い。また、基準値Vsの設定は、装置を設計す
る際のTA0,TA1の見積りに応じて行なうことができる
が、装置自体を設置場所で実際に動作させて基準値Vs
を調整設定しても良い。
境温度の変化に応じて基準値Vsを適宜に変化させるな
らば、スイッチ手段12を省き、検波手段20から出力
される電力の大きさを基準値Vsと比較手段28で比較
しても良い。また、基準値Vsの設定は、装置を設計す
る際のTA0,TA1の見積りに応じて行なうことができる
が、装置自体を設置場所で実際に動作させて基準値Vs
を調整設定しても良い。
【0022】図4は、本発明の上方にある物体の検出装
置の他の実施例を示す図である。この図4に示す他の実
施例では、指向性アンテナ10がほぼ水平に向けて配置
され、その前方に、大地14に対して略45°の斜め上
方を向けた良導体反射板36が配置されている。この良
導体反射板36の面積は、指向性アンテナ10の指向性
範囲を十分にカバーする大きさである。
置の他の実施例を示す図である。この図4に示す他の実
施例では、指向性アンテナ10がほぼ水平に向けて配置
され、その前方に、大地14に対して略45°の斜め上
方を向けた良導体反射板36が配置されている。この良
導体反射板36の面積は、指向性アンテナ10の指向性
範囲を十分にカバーする大きさである。
【0023】かかる構成にあっては、良導体反射板36
による反射により、指向性アンテナ10を空に向けて配
置しなくても、良導体反射板36の上方における物体4
0の有無を判別することができる。したがって、指向性
アンテナ10の配置等に対する設計上の自由度が増大す
る。なお、指向性アンテナ10に、大地14からの自然
熱雑音が直接に入射されないようにすることは勿論であ
る。また、良導体反射板36で、大地14からの自然熱
雑音が反射されて指向性アンテナ10に入射されないよ
うにすることも勿論である。
による反射により、指向性アンテナ10を空に向けて配
置しなくても、良導体反射板36の上方における物体4
0の有無を判別することができる。したがって、指向性
アンテナ10の配置等に対する設計上の自由度が増大す
る。なお、指向性アンテナ10に、大地14からの自然
熱雑音が直接に入射されないようにすることは勿論であ
る。また、良導体反射板36で、大地14からの自然熱
雑音が反射されて指向性アンテナ10に入射されないよ
うにすることも勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の上方にあ
る物体の検出装置は構成されているので、以下のごとき
格別な効果を奏する。
る物体の検出装置は構成されているので、以下のごとき
格別な効果を奏する。
【0025】請求項1記載の上方にある物体の検出装置
にあっては、大地から放射される自然熱雑音が上方にあ
る物体により反射された電波等を指向性アンテナで受信
して、指向性範囲内の上方に物体が有るか否かを判別す
るので、装置自体は電波を発射する手段を必要とせず、
それだけ装置が簡単であり、小型化が容易であるととも
に、安価に製造し得る。また、電波を発射しないので、
電力消費も少ない。そして、小さな電力で動作するの
で、装置自体の寿命や信頼性の向上が図れる。さらに、
装置自体から電波が発射されないので、複数の本装置を
近接位置に配置しても、互いに干渉を生じて誤動作する
こともない。そしてさらに、法的許認可も必要なく、運
用が極めて容易である。特に、飛行場等において、航空
機の進路に指向性アンテナを埋め込み配置して、進路上
の空中および地上の機体等の有無の判別に好適である。
にあっては、大地から放射される自然熱雑音が上方にあ
る物体により反射された電波等を指向性アンテナで受信
して、指向性範囲内の上方に物体が有るか否かを判別す
るので、装置自体は電波を発射する手段を必要とせず、
それだけ装置が簡単であり、小型化が容易であるととも
に、安価に製造し得る。また、電波を発射しないので、
電力消費も少ない。そして、小さな電力で動作するの
で、装置自体の寿命や信頼性の向上が図れる。さらに、
装置自体から電波が発射されないので、複数の本装置を
近接位置に配置しても、互いに干渉を生じて誤動作する
こともない。そしてさらに、法的許認可も必要なく、運
用が極めて容易である。特に、飛行場等において、航空
機の進路に指向性アンテナを埋め込み配置して、進路上
の空中および地上の機体等の有無の判別に好適である。
【0026】また、請求項2記載の上方にある物体の検
出装置にあっては、環境温度の変化により、判別結果が
誤るようなことがなく、正確に上方における物体の有無
を判別でき、それだけ装置の信頼性が向上する。
出装置にあっては、環境温度の変化により、判別結果が
誤るようなことがなく、正確に上方における物体の有無
を判別でき、それだけ装置の信頼性が向上する。
【0027】そして、請求項3記載の上方にある物体の
検出装置にあっては、良導体反射板を用いて指向性アン
テナの指向方向を屈折させるので、指向性アンテナを配
置する設計上の自由度が大きい。
検出装置にあっては、良導体反射板を用いて指向性アン
テナの指向方向を屈折させるので、指向性アンテナを配
置する設計上の自由度が大きい。
【図1】本発明の上方にある物体の検出装置の一実施例
のブロック回路図である。
のブロック回路図である。
【図2】指向性アンテナの配置を説明する図である。
【図3】図1の回路における波形図である。
【図4】本発明の上方にある物体の検出装置の他の実施
例を示す図である。
例を示す図である。
10 指向性アンテナ 12 スイッチ手段 14 大地 16 無反射終端器 18 低雑音増幅手段 20 検波手段 22 コンデンサ 24 整流手段 26 平滑手段 28 比較手段 30 基準電圧手段 32 スイッチ制御手段 34 判別手段 40 物体
Claims (3)
- 【請求項1】 指向性アンテナを空に向けて配置して、
大地から放射される自然熱雑音の上方にある物体による
反射波または前記上方にある物体から放射される熱雑音
を受信し、この受信された雑音電波を増幅手段で増幅す
るとともに検波手段で検波して前記受信された雑音電波
の大きさに応じた信号に変換し、この信号を予め設定し
た基準値と比較手段で比較することで、前記指向性アン
テナが向けられた上方における物体の有無を判別するよ
うに構成したことを特徴とする上方にある物体の検出装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の上方にある物体の検出装
置において、前記指向性アンテナの出力と、大地と同じ
環境温度にある無反射終端器の出力とを、スイッチ手段
により交互に切り換えて前記増幅手段に与え、このスイ
ッチ手段の切り換えによる前記増幅手段の入力の交流成
分をその大きさに応じた信号に変換し、この信号を予め
設定した基準値と比較手段で比較することで、前記指向
性アンテナが向けられた上方における物体の有無を判別
するように構成したことを特徴とする上方にある物体の
検出装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の上方にある物体
の検出装置において、斜め上方に向けて良導体反射板を
配置し、前記指向性アンテナをこの良導体反射板に向け
て配置して良導体反射板で反射されたアンテナ指向性が
空に向くように構成したことを特徴とする上方にある物
体の検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21818794A JP3153076B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 上方にある物体の検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21818794A JP3153076B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 上方にある物体の検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0862324A true JPH0862324A (ja) | 1996-03-08 |
| JP3153076B2 JP3153076B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=16715983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21818794A Expired - Fee Related JP3153076B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 上方にある物体の検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3153076B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013174566A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Maspro Denkoh Corp | 携帯型マイクロ波測定装置 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP21818794A patent/JP3153076B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013174566A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Maspro Denkoh Corp | 携帯型マイクロ波測定装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3153076B2 (ja) | 2001-04-03 |
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