JPH0862885A - 電子写真用トナーの帯電特性の測定方法及び装置 - Google Patents
電子写真用トナーの帯電特性の測定方法及び装置Info
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- JPH0862885A JPH0862885A JP6196742A JP19674294A JPH0862885A JP H0862885 A JPH0862885 A JP H0862885A JP 6196742 A JP6196742 A JP 6196742A JP 19674294 A JP19674294 A JP 19674294A JP H0862885 A JPH0862885 A JP H0862885A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 昇温により温度を変化させるという簡単な操
作で、帯電トナー粒子内の電荷トラップの熱的安定性に
関する定量的データを、正確に且つ再現性よく得ること
が可能な新規な電子写真用トナーの帯電特性の測定方法
及び装置を提供すると共に、該データをトナー樹脂のガ
ラス転移点や融点等の熱的特性とも関連の下に測定でき
る方法及び装置を提供する。 【構成】 帯電させた電子写真用トナーの試料を対向電
極間に位置させ、この帯電試料について温度を昇温変化
させて熱刺激電流を測定する。
作で、帯電トナー粒子内の電荷トラップの熱的安定性に
関する定量的データを、正確に且つ再現性よく得ること
が可能な新規な電子写真用トナーの帯電特性の測定方法
及び装置を提供すると共に、該データをトナー樹脂のガ
ラス転移点や融点等の熱的特性とも関連の下に測定でき
る方法及び装置を提供する。 【構成】 帯電させた電子写真用トナーの試料を対向電
極間に位置させ、この帯電試料について温度を昇温変化
させて熱刺激電流を測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真用トナーの帯電
特性の測定方法及び装置に関するもので、より詳細に
は、熱刺激電流測定により電子写真用トナーの種々の帯
電特性を測定する方法及び装置に関する。
特性の測定方法及び装置に関するもので、より詳細に
は、熱刺激電流測定により電子写真用トナーの種々の帯
電特性を測定する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法においては、感光層表面をコ
ロナ放電等により一様に帯電させた後、光学系を介して
画像露光を行い、画像に対応する電荷像を形成させ、こ
の電荷像と逆極性の電荷を有するトナーで現像してトナ
ー像を形成させる。
ロナ放電等により一様に帯電させた後、光学系を介して
画像露光を行い、画像に対応する電荷像を形成させ、こ
の電荷像と逆極性の電荷を有するトナーで現像してトナ
ー像を形成させる。
【0003】この電荷像の現像には、磁性キャリヤと顕
電性トナー粒子との混合物から成る二成分系現像剤が最
も普通に使用されている。現像に際して、キャリヤと顕
電性トナーとは混合され、互いに逆極性の電荷に摩擦帯
電されると共に、磁気ブラシの形で感光層に摺擦され、
顕電性トナーは電荷像にクーロン力で吸引されてトナー
像を形成する。かくして、現像剤の電子写真法への適性
を評価する上で、顕電性トナーの帯電特性を評価するこ
とが最も重大なファクターとなることが理解されよう。
電性トナー粒子との混合物から成る二成分系現像剤が最
も普通に使用されている。現像に際して、キャリヤと顕
電性トナーとは混合され、互いに逆極性の電荷に摩擦帯
電されると共に、磁気ブラシの形で感光層に摺擦され、
顕電性トナーは電荷像にクーロン力で吸引されてトナー
像を形成する。かくして、現像剤の電子写真法への適性
を評価する上で、顕電性トナーの帯電特性を評価するこ
とが最も重大なファクターとなることが理解されよう。
【0004】従来、トナーの帯電特性の評価方法として
は、ブローオフ帯電量測定装置を用いる方法が知られて
おり、この方法によれば、トナーとキャリヤとを混合し
て、摩擦帯電を行わせ、この混合物からトナーのみをN
2 ガスで吹き飛ばし、単位重量当りの帯電量を測定す
る。
は、ブローオフ帯電量測定装置を用いる方法が知られて
おり、この方法によれば、トナーとキャリヤとを混合し
て、摩擦帯電を行わせ、この混合物からトナーのみをN
2 ガスで吹き飛ばし、単位重量当りの帯電量を測定す
る。
【0005】また、トナー帯電の分布を測定する方法も
多数使用されており、例えばイ−スパートアナライザー
を用いる方法や、特公平5−52901号公報に記載さ
れているとおり、平行な対向電極板間の垂直通路内に下
向きの気流を形成すると共に、対向電極板に電圧を印加
し、キャリヤと顕電性トナーとの混合物から成る現像剤
を前記垂直通路内に供給し、該気流の流速をトナー粒子
が電極板に付着するが、キャリヤ粒子が電極板に付着し
ない範囲内のものとし、電極板に付着したトナーパター
ンを、直接或いは転写した後、付着位置と反射濃度又は
透過濃度との関係で評価することを特徴とするトナー帯
電特性の評価方法等も知られている。
多数使用されており、例えばイ−スパートアナライザー
を用いる方法や、特公平5−52901号公報に記載さ
れているとおり、平行な対向電極板間の垂直通路内に下
向きの気流を形成すると共に、対向電極板に電圧を印加
し、キャリヤと顕電性トナーとの混合物から成る現像剤
を前記垂直通路内に供給し、該気流の流速をトナー粒子
が電極板に付着するが、キャリヤ粒子が電極板に付着し
ない範囲内のものとし、電極板に付着したトナーパター
ンを、直接或いは転写した後、付着位置と反射濃度又は
透過濃度との関係で評価することを特徴とするトナー帯
電特性の評価方法等も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のトナー帯電量の
測定法は、トナーの平均の帯電量や個々のトナー粒子の
帯電量の分布は測定できるとしても、トナー中の樹脂の
組成や物性或いは粉体製造条件等に伴う電荷トラップ等
の内部の情報については全く知ることができない。
測定法は、トナーの平均の帯電量や個々のトナー粒子の
帯電量の分布は測定できるとしても、トナー中の樹脂の
組成や物性或いは粉体製造条件等に伴う電荷トラップ等
の内部の情報については全く知ることができない。
【0007】本発明者らは、帯電させた電子写真用トナ
ーについて熱刺激電流を測定することにより、帯電トナ
ー粒子内の電荷トラップの熱的安定性に関する定量的デ
ータ、つまり各温度での電荷の消失量や保持量について
の定量的データが正確に且つ再現性よく得られることを
見いだした。
ーについて熱刺激電流を測定することにより、帯電トナ
ー粒子内の電荷トラップの熱的安定性に関する定量的デ
ータ、つまり各温度での電荷の消失量や保持量について
の定量的データが正確に且つ再現性よく得られることを
見いだした。
【0008】即ち、本発明の目的は、昇温により温度を
変化させるという簡単な操作で、帯電トナー粒子内の電
荷トラップの熱的安定性に関する定量的データ、つまり
各温度での電荷の消失量や保持量についての定量的デー
タを、正確に且つ再現性よく得ることが可能な新規な電
子写真用トナーの帯電特性の測定方法及び装置を提供す
るにある。
変化させるという簡単な操作で、帯電トナー粒子内の電
荷トラップの熱的安定性に関する定量的データ、つまり
各温度での電荷の消失量や保持量についての定量的デー
タを、正確に且つ再現性よく得ることが可能な新規な電
子写真用トナーの帯電特性の測定方法及び装置を提供す
るにある。
【0009】本発明の他の目的は、帯電トナー粒子内の
電荷トラップの熱的安定性に関する定量的データ、つま
り各温度での電荷の消失量や保持量についての定量的デ
ータを、トナー樹脂のガラス転移点や融点等の熱的特性
とも関連の下に測定できる方法及び装置を提供するにあ
る。
電荷トラップの熱的安定性に関する定量的データ、つま
り各温度での電荷の消失量や保持量についての定量的デ
ータを、トナー樹脂のガラス転移点や融点等の熱的特性
とも関連の下に測定できる方法及び装置を提供するにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、帯電さ
せた電子写真用トナーの試料を対向電極間に位置させ、
この帯電試料について温度を昇温変化させて、熱刺激電
流を測定することを特徴とする電子写真用トナーの帯電
特性の測定方法が提供される。
せた電子写真用トナーの試料を対向電極間に位置させ、
この帯電試料について温度を昇温変化させて、熱刺激電
流を測定することを特徴とする電子写真用トナーの帯電
特性の測定方法が提供される。
【0011】帯電試料を一定昇温速度で昇温させ、温度
と電流との分布を求めるのがよく、電子写真用トナーの
粉体を板状に加圧成形し、帯電させた後、測定に付する
ことが好ましい。
と電流との分布を求めるのがよく、電子写真用トナーの
粉体を板状に加圧成形し、帯電させた後、測定に付する
ことが好ましい。
【0012】本発明によればまた、電磁シールドと、該
電磁シールド内に収容された加熱昇温機構と、加熱昇温
機構の内部に収容され且つ電子写真用トナーの帯電試料
を載せる支持電極を備えた支持体と、加熱昇温機構の内
部に収容され且つ前記支持電極に対向して離隔して設け
られた対向電極と、支持体に設けられた熱電対と、対向
電極からの電流を検出する電流検出機構と、電流検出機
構からの電流信号と熱電対からの温度信号に基づいて温
度と電流との分布を表示し或いは記録する表示記録機構
とから成ることを特徴とする電子写真用トナーの帯電特
性の測定装置が提供される。
電磁シールド内に収容された加熱昇温機構と、加熱昇温
機構の内部に収容され且つ電子写真用トナーの帯電試料
を載せる支持電極を備えた支持体と、加熱昇温機構の内
部に収容され且つ前記支持電極に対向して離隔して設け
られた対向電極と、支持体に設けられた熱電対と、対向
電極からの電流を検出する電流検出機構と、電流検出機
構からの電流信号と熱電対からの温度信号に基づいて温
度と電流との分布を表示し或いは記録する表示記録機構
とから成ることを特徴とする電子写真用トナーの帯電特
性の測定装置が提供される。
【0013】
【作用】本発明では、トナーが有する帯電量を、トナー
の温度を昇温変化させて、熱刺激電流(Thermal
ly Stimulated Current)として
測定する。熱刺激電流(TSC)とは、絶縁体中に蓄積
されていた電荷(双極子空間電荷、以下保持電荷量と称
す)の内、ある温度変化(δT)で放出(解放)される
電荷の変化量(δQ)に対応する電流(i)であり、こ
れらは、下記式(1) i=δQ/δT ‥‥‥‥(1) で表される。かくして、温度Tと熱刺激電流iとの関係
をプロットすれば、各温度に対応する電荷消失量の分布
を一目瞭然な形で正確に求めることができる。
の温度を昇温変化させて、熱刺激電流(Thermal
ly Stimulated Current)として
測定する。熱刺激電流(TSC)とは、絶縁体中に蓄積
されていた電荷(双極子空間電荷、以下保持電荷量と称
す)の内、ある温度変化(δT)で放出(解放)される
電荷の変化量(δQ)に対応する電流(i)であり、こ
れらは、下記式(1) i=δQ/δT ‥‥‥‥(1) で表される。かくして、温度Tと熱刺激電流iとの関係
をプロットすれば、各温度に対応する電荷消失量の分布
を一目瞭然な形で正確に求めることができる。
【0014】また、式(1)を変形して積分すると、下
記式(2) ∫iδT=Q ‥‥‥‥(2) となり、T−i分布曲線を全温度範囲(実際は室温から
融点より若干上の温度までの範囲)で積分することによ
りトータルの電荷量が得られ、ある一定温度範囲での積
分を行うことにより、その温度範囲での消失電荷量を求
めることができる。ある温度での消失電荷量と保持電荷
量とは、下記式(3)の関係にある。 消失電荷量+保持電荷量=トータルの電荷量 ‥‥(3) 尚、上記トータルの電荷量は、T−i分布曲線の面積に
相当するので、電荷量の分布の理解も容易である。
記式(2) ∫iδT=Q ‥‥‥‥(2) となり、T−i分布曲線を全温度範囲(実際は室温から
融点より若干上の温度までの範囲)で積分することによ
りトータルの電荷量が得られ、ある一定温度範囲での積
分を行うことにより、その温度範囲での消失電荷量を求
めることができる。ある温度での消失電荷量と保持電荷
量とは、下記式(3)の関係にある。 消失電荷量+保持電荷量=トータルの電荷量 ‥‥(3) 尚、上記トータルの電荷量は、T−i分布曲線の面積に
相当するので、電荷量の分布の理解も容易である。
【0015】一般に、電子写真用トナーには、結着剤樹
脂が必ず含有されており、この樹脂はトナーの定着性の
みならず、トナーの帯電電荷保持にも重要な役目を担っ
ている。トナー用樹脂の重要な熱的特性として、ガラス
転移点(Tg)と融点(Tm)とがあり、前者のガラス
転移点(Tg)はトナーの耐熱性に、後者の融点(T
m)はトナーの熱定着性に密接に関係している。
脂が必ず含有されており、この樹脂はトナーの定着性の
みならず、トナーの帯電電荷保持にも重要な役目を担っ
ている。トナー用樹脂の重要な熱的特性として、ガラス
転移点(Tg)と融点(Tm)とがあり、前者のガラス
転移点(Tg)はトナーの耐熱性に、後者の融点(T
m)はトナーの熱定着性に密接に関係している。
【0016】本発明によれば、温度と熱刺激電流との分
布図(スペクトルという)を求めることにより、トナー
用樹脂のガラス転移点(Tg)や融点(Tm)との関連
の下での帯電量の分布を知ることができる。
布図(スペクトルという)を求めることにより、トナー
用樹脂のガラス転移点(Tg)や融点(Tm)との関連
の下での帯電量の分布を知ることができる。
【0017】例えば、添付図面 図1は、後述する実施
例1でのトナーA及びBについての熱刺激電流スペクト
ルである。このスペクトルにおいて、左側の低温側の低
いピークP0 と右側の高温側の高いピークP1 とが観察
され、低温側ピークP0 の右側の山裾がガラス転移点
(Tg)に、高温側ピークP1 の右側の山裾が融点(T
m)に相当する。これから、トナー用樹脂高分子がガラ
ス状態からゴム状態に転移する過程での電荷の放出の程
度は少なく、高分子の結晶乃至微結晶の融解に伴う電荷
の放出は大きいということがわかる。勿論、各温度範囲
において、どのくらいの電荷量が消失し、どのくらいの
電荷量が保持されるという値も正確に算出することがで
きる。
例1でのトナーA及びBについての熱刺激電流スペクト
ルである。このスペクトルにおいて、左側の低温側の低
いピークP0 と右側の高温側の高いピークP1 とが観察
され、低温側ピークP0 の右側の山裾がガラス転移点
(Tg)に、高温側ピークP1 の右側の山裾が融点(T
m)に相当する。これから、トナー用樹脂高分子がガラ
ス状態からゴム状態に転移する過程での電荷の放出の程
度は少なく、高分子の結晶乃至微結晶の融解に伴う電荷
の放出は大きいということがわかる。勿論、各温度範囲
において、どのくらいの電荷量が消失し、どのくらいの
電荷量が保持されるという値も正確に算出することがで
きる。
【0018】本発明により、熱刺激電流測定により得ら
れる情報は、上述したトナー用樹脂のガラス転移点(T
g)や融点(Tm)と帯電量との関係に限定されない。
例えば、図4に示すとおり、トナーを粉砕法で製造した
か、トナーを溶融造粒法で製造したか、トナーを溶液造
粒法で製造したか等によるトナーのモルフォロジーや造
粒履歴の相違による帯電特性(温度的特性)の違いも検
出することができる。また、図2及び図3に示すとお
り、粉砕法によるトナーでも、粉砕条件によるトナー帯
電特性(温度的特性)への影響をも調べることができ
る。
れる情報は、上述したトナー用樹脂のガラス転移点(T
g)や融点(Tm)と帯電量との関係に限定されない。
例えば、図4に示すとおり、トナーを粉砕法で製造した
か、トナーを溶融造粒法で製造したか、トナーを溶液造
粒法で製造したか等によるトナーのモルフォロジーや造
粒履歴の相違による帯電特性(温度的特性)の違いも検
出することができる。また、図2及び図3に示すとお
り、粉砕法によるトナーでも、粉砕条件によるトナー帯
電特性(温度的特性)への影響をも調べることができ
る。
【0019】帯電試料を対向電極間に位置させ、一定昇
温速度で昇温させ、温度と電流との分布を求めることも
重要であり、これにより、標準化された熱刺激電流曲線
が得られ、これを積分することにより、一定温度まで昇
温させた場合に失われた電荷量が容易に算出される。
温速度で昇温させ、温度と電流との分布を求めることも
重要であり、これにより、標準化された熱刺激電流曲線
が得られ、これを積分することにより、一定温度まで昇
温させた場合に失われた電荷量が容易に算出される。
【0020】電子写真用トナーの粉体を直接セルをも兼
ねる電極上に充填し、粉体充填層を帯電し測定に付する
こともできるが、一般に取り扱いの点では、電子写真用
トナーの粉体を板状に加圧成形し、帯電させた後、測定
に付することが望ましい。
ねる電極上に充填し、粉体充填層を帯電し測定に付する
こともできるが、一般に取り扱いの点では、電子写真用
トナーの粉体を板状に加圧成形し、帯電させた後、測定
に付することが望ましい。
【0021】このように、本発明によれば、帯電トナー
粒子内の電荷トラップの熱的安定性に関する定量的デー
タ、つまり各温度での電荷の消失量や保持量についての
定量的データを正確に且つ再現性よく得ることができ、
トナー用樹脂の組成や物性、トナー調製法やその条件と
トナー帯電特性との関係を究明するのに有用である。
粒子内の電荷トラップの熱的安定性に関する定量的デー
タ、つまり各温度での電荷の消失量や保持量についての
定量的データを正確に且つ再現性よく得ることができ、
トナー用樹脂の組成や物性、トナー調製法やその条件と
トナー帯電特性との関係を究明するのに有用である。
【0022】
【発明の好適態様】本発明に用いる測定装置の一例を示
す図5において、この装置は、測定試料支持電極(上部
電極)1と、対向電極(下部電極)2とからなる。測定
試料支持電極1は、その上部に帯電された電子写真用ト
ナーの粉体試料3を支持するものである。対向電極2
は、支持電極1から一定間隔をおいて上下に重なる位置
で設けられている。対向電極2はその位置が調節可能に
設けられていることが理解されるべきである。
す図5において、この装置は、測定試料支持電極(上部
電極)1と、対向電極(下部電極)2とからなる。測定
試料支持電極1は、その上部に帯電された電子写真用ト
ナーの粉体試料3を支持するものである。対向電極2
は、支持電極1から一定間隔をおいて上下に重なる位置
で設けられている。対向電極2はその位置が調節可能に
設けられていることが理解されるべきである。
【0023】支持電極1には、その温度(測定試料温
度)を検出するための熱電対4が設けられている。
度)を検出するための熱電対4が設けられている。
【0024】上記の測定試料支持電極1、対向電極2及
び熱電対4のセットは、加熱昇温機構5の内部に収納さ
れており、加熱昇温機構(ヒーター)5には、熱制御機
構(Thermo−Controller)6が付属し
ていて、測定試料を一定昇温速度で昇温させるように、
上記セットを加熱する。
び熱電対4のセットは、加熱昇温機構5の内部に収納さ
れており、加熱昇温機構(ヒーター)5には、熱制御機
構(Thermo−Controller)6が付属し
ていて、測定試料を一定昇温速度で昇温させるように、
上記セットを加熱する。
【0025】上記加熱昇温機構5はノイズを防止するた
めに、電磁シールド(この具体例では三重の電磁シール
ド)7内に収容されている。
めに、電磁シールド(この具体例では三重の電磁シール
ド)7内に収容されている。
【0026】支持電極1は接地され、一方対向電極2か
らは、その出力が配線8を介して取り出され、電流計
(ピコアンメータpA)9により読みとられる。電流計
9からの信号及び熱電対4からの信号は、X−Y記録装
置10に読みとられ、温度を一方の座標軸(X)、電流
を他方の座標軸(Y)として表示し且つ記録する。ま
た、熱電対4からの信号は、Y−T記録装置11に読み
とられ、温度を一方の座標軸(Y)、時間を他方の座標
軸(T)として表示し且つ記録する。更に、電流計9か
らの信号及び熱電対4からの信号は、ホストコンピュー
タ12で制御されるデータ記録装置13に読みとられ、
これらのデータを電子ファイル(フロッピーデスク)等
の形で記録し、保存する。尚、Y−T記録装置11は、
試料3の昇温がリニアに行われているか否かをチェック
するためのものである。
らは、その出力が配線8を介して取り出され、電流計
(ピコアンメータpA)9により読みとられる。電流計
9からの信号及び熱電対4からの信号は、X−Y記録装
置10に読みとられ、温度を一方の座標軸(X)、電流
を他方の座標軸(Y)として表示し且つ記録する。ま
た、熱電対4からの信号は、Y−T記録装置11に読み
とられ、温度を一方の座標軸(Y)、時間を他方の座標
軸(T)として表示し且つ記録する。更に、電流計9か
らの信号及び熱電対4からの信号は、ホストコンピュー
タ12で制御されるデータ記録装置13に読みとられ、
これらのデータを電子ファイル(フロッピーデスク)等
の形で記録し、保存する。尚、Y−T記録装置11は、
試料3の昇温がリニアに行われているか否かをチェック
するためのものである。
【0027】本発明の測定を行うためには、先ず、測定
すべき電子写真用トナーの一定量を秤量し、秤量したト
ナーを導電性支持体上に載せ、室温で、プランジャーで
押圧して、一定厚みの円盤状成形体に加圧成形する。こ
の成形体を、導電性支持体に載せた状態でコロナ帯電器
による帯電等に付して、帯電されたトナー試料3とす
る。
すべき電子写真用トナーの一定量を秤量し、秤量したト
ナーを導電性支持体上に載せ、室温で、プランジャーで
押圧して、一定厚みの円盤状成形体に加圧成形する。こ
の成形体を、導電性支持体に載せた状態でコロナ帯電器
による帯電等に付して、帯電されたトナー試料3とす
る。
【0028】トナー試料としては、帯電量が検出できる
程度の量、一般に10乃至1000mg、特に50乃至
200mg程度の量があればよく、また成形体の厚み
は、特に制限はないが、10乃至1000μm程度の厚
みが適当である。その理由は、上記厚みよりも厚いと試
料内に温度の分布が生じるおそれがあり、正確な測定が
できないおそれがあるからである。粉体への押圧力も、
粉体の充填状態が一定の状態となり、取り扱いに際して
成形体の崩壊が生じないようなものであればよく、一般
に単位面積当たりの荷重が1乃至35kg/cm2 程度
の範囲が適当である。
程度の量、一般に10乃至1000mg、特に50乃至
200mg程度の量があればよく、また成形体の厚み
は、特に制限はないが、10乃至1000μm程度の厚
みが適当である。その理由は、上記厚みよりも厚いと試
料内に温度の分布が生じるおそれがあり、正確な測定が
できないおそれがあるからである。粉体への押圧力も、
粉体の充填状態が一定の状態となり、取り扱いに際して
成形体の崩壊が生じないようなものであればよく、一般
に単位面積当たりの荷重が1乃至35kg/cm2 程度
の範囲が適当である。
【0029】コロナ帯電の極性は、正でも、負でもよ
く、その帯電量は、実際のトナーの帯電量にあたるよう
に、自由に調節することができる。例えばグリッド電極
付きの針状電極コロナ帯電器を用いて、グリッド電極に
印加する電圧を変化させることにより、表面帯電電位を
自由に調節することができる。
く、その帯電量は、実際のトナーの帯電量にあたるよう
に、自由に調節することができる。例えばグリッド電極
付きの針状電極コロナ帯電器を用いて、グリッド電極に
印加する電圧を変化させることにより、表面帯電電位を
自由に調節することができる。
【0030】帯電された電子写真用トナー試料の表面電
位は、非接触型表面電位計により測定でき、一般にその
表面電位が50乃至700ボルトの範囲にあるのが適当
である。
位は、非接触型表面電位計により測定でき、一般にその
表面電位が50乃至700ボルトの範囲にあるのが適当
である。
【0031】板状のトナー成形体の試料3は、支持電極
1上に移し代えて、熱刺激電流測定を行うこともできる
し、また、導電性支持体15と共に支持電極1上に載せ
て熱刺激電流測定を行ってもよい。また、計測するトナ
ーの帯電は、コロナ帯電に限定されず、Journal
of Applied Physics. Vol.
47、No10、Oct.1978のページ4475に
P.W.Chudleighが記しているような液体の
接触による帯電、或いは摩擦帯電で行うことができる。
帯電されたトナーを支持電極に施すには、電極を帯電
し、帯電トナーを現像と同様な方法で支持電極に施せば
よい。
1上に移し代えて、熱刺激電流測定を行うこともできる
し、また、導電性支持体15と共に支持電極1上に載せ
て熱刺激電流測定を行ってもよい。また、計測するトナ
ーの帯電は、コロナ帯電に限定されず、Journal
of Applied Physics. Vol.
47、No10、Oct.1978のページ4475に
P.W.Chudleighが記しているような液体の
接触による帯電、或いは摩擦帯電で行うことができる。
帯電されたトナーを支持電極に施すには、電極を帯電
し、帯電トナーを現像と同様な方法で支持電極に施せば
よい。
【0032】測定電極の他の例を示す図6において、支
持電極1を試料充填セルをも兼ねる試料充電電極15
と、支持部材16とから形成すると共に、資料充填電極
15と支持電極16とが嵌合或いはネジ等で締結される
ようにして、測定作業を能率化することができる。この
図6に示す態様では、粉体を特に成形しなくても、充填
状態が一定となるようにするのみで、帯電試料の作成及
び測定装置への取り付けが可能となる。また、二成分系
現像剤からブローオフされる帯電トナーを試料充填セル
中に充填させることにより、より実際に近い帯電特性の
測定が可能となる。上部電極2の周囲にはガード電極1
7が配置されていて、上部電極と共に石英支持体に支持
され、上部電極からは信号線19が引き出されている。
この具体例では、上記測定ユニットが昇温槽20に浸漬
され、測定が行われるようになっている。
持電極1を試料充填セルをも兼ねる試料充電電極15
と、支持部材16とから形成すると共に、資料充填電極
15と支持電極16とが嵌合或いはネジ等で締結される
ようにして、測定作業を能率化することができる。この
図6に示す態様では、粉体を特に成形しなくても、充填
状態が一定となるようにするのみで、帯電試料の作成及
び測定装置への取り付けが可能となる。また、二成分系
現像剤からブローオフされる帯電トナーを試料充填セル
中に充填させることにより、より実際に近い帯電特性の
測定が可能となる。上部電極2の周囲にはガード電極1
7が配置されていて、上部電極と共に石英支持体に支持
され、上部電極からは信号線19が引き出されている。
この具体例では、上記測定ユニットが昇温槽20に浸漬
され、測定が行われるようになっている。
【0033】熱刺激電流の測定は、図5に示す装置を用
いて、次のように行う。先ず、測定温度範囲を、室温か
らトナー融点よりも高い温度、例えば180℃程度まで
の温度として昇温速度を定め、昇温加熱機構5により前
記のように定められた一定昇温速度で昇温させて、電流
計9により電流値を読みとらせ、電流計9からの電流信
号及び熱電対4からの温度信号をX−Y記録装置10に
読みとらせて、これらのデータを記憶させ、表示させ
る。
いて、次のように行う。先ず、測定温度範囲を、室温か
らトナー融点よりも高い温度、例えば180℃程度まで
の温度として昇温速度を定め、昇温加熱機構5により前
記のように定められた一定昇温速度で昇温させて、電流
計9により電流値を読みとらせ、電流計9からの電流信
号及び熱電対4からの温度信号をX−Y記録装置10に
読みとらせて、これらのデータを記憶させ、表示させ
る。
【0034】これにより、温度変化に対する熱刺激電
流、即ち電荷の変化量の曲線が得られ、トータルの電荷
量、一定温度での電荷保持量(或いは電荷消失量)等の
広範囲の帯電特性を求めることができる。勿論、記録さ
れた温度及び電流値に基づいて、ホストコンピュータに
よる積分によりトータルの電荷量、各ピークの電荷量を
算出し、記録、表示させることも可能である。
流、即ち電荷の変化量の曲線が得られ、トータルの電荷
量、一定温度での電荷保持量(或いは電荷消失量)等の
広範囲の帯電特性を求めることができる。勿論、記録さ
れた温度及び電流値に基づいて、ホストコンピュータに
よる積分によりトータルの電荷量、各ピークの電荷量を
算出し、記録、表示させることも可能である。
【0035】本発明の測定法に用いるトナーは、トナー
とキャリアーとの二成分からなる所謂二成分系現像剤の
トナーでも、またトナー単独を使用する一成分系トナー
でもよい。このトナーは、結着剤樹脂中に、着色剤、更
にトナー用配合剤、例えば、電荷制御剤、離型剤、磁性
粉等を配合したものであり、トナー粒子は、粉砕法で製
造された不定形粒子、溶液や溶融物のスプレー造粒や熱
気流中造粒で製造された球状粒子、直接重合法で形成さ
れた球状粒子等の任意のものであってよい。
とキャリアーとの二成分からなる所謂二成分系現像剤の
トナーでも、またトナー単独を使用する一成分系トナー
でもよい。このトナーは、結着剤樹脂中に、着色剤、更
にトナー用配合剤、例えば、電荷制御剤、離型剤、磁性
粉等を配合したものであり、トナー粒子は、粉砕法で製
造された不定形粒子、溶液や溶融物のスプレー造粒や熱
気流中造粒で製造された球状粒子、直接重合法で形成さ
れた球状粒子等の任意のものであってよい。
【0036】本発明の測定法によれば、このようにモル
フォロジーの異なる各種トナーについても、帯電トナー
粒子内の電荷トラップの熱的安定性に関する定量的デー
タ、つまり各温度での電荷の消失量や保存量についての
定量的データが正確に且つ再現性よく得ることができ
る。
フォロジーの異なる各種トナーについても、帯電トナー
粒子内の電荷トラップの熱的安定性に関する定量的デー
タ、つまり各温度での電荷の消失量や保存量についての
定量的データが正確に且つ再現性よく得ることができ
る。
【0037】
【実施例】本発明を次の例で更に説明する。
【0038】実施例1 電子写真用トナーの試料としては、三田工業株式会社製
の市販トナーA(AC−6500用トナー)及びB(D
C−2556用トナー)を用いた。径24mm及び厚み
約1mmのアルミ板の上に、秤量したトナーを載せ、室
温で厚さ約1mmの円盤状に加圧成形した。アルミ板を
接地し、他方の試料面を針状電極コロナ帯電器を用いて
約2分間帯電させた。帯電した試料の表面電位を非接触
型の表面電位計で測定したところ、−500ボルトであ
った。
の市販トナーA(AC−6500用トナー)及びB(D
C−2556用トナー)を用いた。径24mm及び厚み
約1mmのアルミ板の上に、秤量したトナーを載せ、室
温で厚さ約1mmの円盤状に加圧成形した。アルミ板を
接地し、他方の試料面を針状電極コロナ帯電器を用いて
約2分間帯電させた。帯電した試料の表面電位を非接触
型の表面電位計で測定したところ、−500ボルトであ
った。
【0039】図5に示す装置の支持電極に帯電試料を載
せ、両電極間の距離を7mmとし、3.5℃/分の一定
昇温速度で、室温から170℃迄昇温させながら熱刺激
電流を測定した。
せ、両電極間の距離を7mmとし、3.5℃/分の一定
昇温速度で、室温から170℃迄昇温させながら熱刺激
電流を測定した。
【0040】トナーAについては、試料重量を162m
gと137.3mgとしたものの2種について、またト
ナーBについては、試料重量を81.5mgと97.3
mgとしたものの2種について測定を行った。結果を図
1に示す。
gと137.3mgとしたものの2種について、またト
ナーBについては、試料重量を81.5mgと97.3
mgとしたものの2種について測定を行った。結果を図
1に示す。
【0041】サンプリングしたトナーの充填率及び重量
によらず、ピークは同一温度に現れ、再現性は良好であ
った。電荷トラップの昇温による消失には、低温側の小
さいピークと高温側の大きいピークとの二つがあり、低
温側の小さいピークはゴム状態への転移によるものであ
り、高温側の大きいピークは高分子の融解に伴うものと
考えられる。
によらず、ピークは同一温度に現れ、再現性は良好であ
った。電荷トラップの昇温による消失には、低温側の小
さいピークと高温側の大きいピークとの二つがあり、低
温側の小さいピークはゴム状態への転移によるものであ
り、高温側の大きいピークは高分子の融解に伴うものと
考えられる。
【0042】実施例2及び3 トナー製造時の粉砕条件の影響を調べるため、モデルと
して、市販のトナー用樹脂A(スチレン−アクリル系樹
脂−実施例2)及び市販のトナー用樹脂B(スチレン−
アクリル系樹脂−実施例3)を乳鉢で粉砕し、粉砕時間
を5分、10分、15分とし、この粉体を用いる以外
は、実施例1と同様にして、熱刺激電流を測定した。
して、市販のトナー用樹脂A(スチレン−アクリル系樹
脂−実施例2)及び市販のトナー用樹脂B(スチレン−
アクリル系樹脂−実施例3)を乳鉢で粉砕し、粉砕時間
を5分、10分、15分とし、この粉体を用いる以外
は、実施例1と同様にして、熱刺激電流を測定した。
【0043】得られた結果を図2及び図3に示す。図2
(実施例2)では、粉砕時間の増加と共に、ガラス転移
点に相当する低温側ピークの右側裾の部分で、TSCの
マイナス側へのシフトが認められる(試料粉体中の双極
子の脱配向に基づくものと認められる)。また図2にお
いては、粉砕時間が長くなるにつれて、高温側ピークが
低温側にシフトするのが認められた。
(実施例2)では、粉砕時間の増加と共に、ガラス転移
点に相当する低温側ピークの右側裾の部分で、TSCの
マイナス側へのシフトが認められる(試料粉体中の双極
子の脱配向に基づくものと認められる)。また図2にお
いては、粉砕時間が長くなるにつれて、高温側ピークが
低温側にシフトするのが認められた。
【0044】一方、図3(実施例3)では、粉砕時間の
増加と共に、ガラス転移点に相当する低温側ピークの右
側裾の部分で、TSCがプラス側に増加しているのが認
められる。このTSCスペクトルの変化は、試料粉体の
モルフォルジーが粉砕過程の進行と共に変化し、その結
果とラップの分布が広がったものと思われる。
増加と共に、ガラス転移点に相当する低温側ピークの右
側裾の部分で、TSCがプラス側に増加しているのが認
められる。このTSCスペクトルの変化は、試料粉体の
モルフォルジーが粉砕過程の進行と共に変化し、その結
果とラップの分布が広がったものと思われる。
【0045】実施例4 トナー形態の影響を見るために、モデルとして次の試料
を用意した。即ち、トナーA(粉体)、トナーA(粉
体)の溶融キャストフィルム、トナーA(粉体)のトル
エン溶液からのキャストフィルム。
を用意した。即ち、トナーA(粉体)、トナーA(粉
体)の溶融キャストフィルム、トナーA(粉体)のトル
エン溶液からのキャストフィルム。
【0046】これらの3種の試料について、実施例1に
従い、同一条件下で熱刺激電流を測定した。得られた結
果を図4に示す。これらの結果から、同一組成であって
も、形態により、TSCスペクトルは著しく異なってお
り、電荷トラップの熱的保持性も著しく相違している。
溶液法の試料は、電荷トラップが低温で失われやすく、
溶融法試料は電荷トラップが熱的に最も安定であり、粉
体試料はこれに次いでいることが明らかとなった。
従い、同一条件下で熱刺激電流を測定した。得られた結
果を図4に示す。これらの結果から、同一組成であって
も、形態により、TSCスペクトルは著しく異なってお
り、電荷トラップの熱的保持性も著しく相違している。
溶液法の試料は、電荷トラップが低温で失われやすく、
溶融法試料は電荷トラップが熱的に最も安定であり、粉
体試料はこれに次いでいることが明らかとなった。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、帯電トナー粒子内の電
荷トラップの熱的安定性に関する定量的データ、つまり
各温度での電荷の消失量や保持量についての定量的デー
タを正確に且つ再現性よく得ることができ、トナー用樹
脂の組成や物性、トナー調製法やその条件とトナー帯電
特性との関係を究明するのに有用である。
荷トラップの熱的安定性に関する定量的データ、つまり
各温度での電荷の消失量や保持量についての定量的デー
タを正確に且つ再現性よく得ることができ、トナー用樹
脂の組成や物性、トナー調製法やその条件とトナー帯電
特性との関係を究明するのに有用である。
【0048】また、帯電トナー粒子内の電荷トラップの
熱的安定性に関する定量的データ、つまり各温度での電
荷の消失量や保持量についての定量的データを、トナー
樹脂のガラス転移点や融点等の熱的特性とも関連の下に
測定できるという利点もある。
熱的安定性に関する定量的データ、つまり各温度での電
荷の消失量や保持量についての定量的データを、トナー
樹脂のガラス転移点や融点等の熱的特性とも関連の下に
測定できるという利点もある。
【図1】実施例1でのトナーA及びBについての熱刺激
電流スペクトルである。
電流スペクトルである。
【図2】実施例2での粉砕時間を変えた粉体Aについて
の熱刺激電流スペクトルである。
の熱刺激電流スペクトルである。
【図3】実施例3での粉砕時間を変えた粉体Bについて
の熱刺激電流スペクトルである。
の熱刺激電流スペクトルである。
【図4】実施例4での各試料についての熱刺激電流スペ
クトルである。
クトルである。
【図5】本発明に用いる測定装置の一例を示す配置図で
ある。
ある。
【図6】測定試料支持電極の一例を示す断面図である。
1 測定試料支持電極 2 対向電極 3 電子写真用トナーの粉体試料 4 熱電対 5 加熱昇温機構 6 熱制御機構 7 電磁シールド 8 配線 9 電流計 10 X−Y記録装置 11 Y−T記録装置 12 ホストコンピュータ 13 データ記録装置 14 電子写真用トナー 15 試料充填電極 16 支持部材 17 ガード電極 18 石英支持体 19 信号線 20 昇温槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 政準 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 帯電させた電子写真用トナーの試料を対
向電極間に位置させ、この帯電試料について温度を昇温
変化させて熱刺激電流を測定することを特徴とする電子
写真用トナーの帯電特性の測定方法。 - 【請求項2】 電子写真用トナーの粉体を板状に加圧成
形し、帯電させた後測定に付することを特徴とする請求
項1記載の測定方法。 - 【請求項3】 帯電試料を一定昇温速度で昇温させ、温
度と熱刺激電流との分布を求める請求項1記載の帯電特
性の測定方法。 - 【請求項4】 電磁シールドと、該電磁シールド内に収
容された加熱昇温機構と、加熱昇温機構の内部に収容さ
れ且つ電子写真用トナーの帯電試料を載せる支持電極を
備えた支持体と、加熱昇温機構の内部に収容され且つ前
記支持電極に対向して離隔して設けられた対向電極と、
支持体に設けられた熱電対と、対向電極からの電流を検
出する電流検出機構と、電流検出機構からの電流信号と
熱電対からの温度信号に基づいて温度と電流との分布を
表示し或いは記録する表示記録機構とから成ることを特
徴とする電子写真用トナーの帯電特性の測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6196742A JPH0862885A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 電子写真用トナーの帯電特性の測定方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6196742A JPH0862885A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 電子写真用トナーの帯電特性の測定方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0862885A true JPH0862885A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16362853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6196742A Pending JPH0862885A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 電子写真用トナーの帯電特性の測定方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0862885A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2856151A1 (fr) * | 2003-05-29 | 2004-12-17 | Rigaku Denki Co Ltd | Procede de mesure thermoelectrique et dispositif de mesure thermoelectrique utilisant ce procede |
| JP2006267082A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-10-05 | Rigaku Corp | 電荷調整装置及び方法並びに熱刺激電流測定方法 |
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| WO2011052043A1 (ja) | 2009-10-27 | 2011-05-05 | キヤノン株式会社 | トナー |
| JP2015028462A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-02-12 | 株式会社リガク | 熱刺激電流測定装置 |
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| WO2026083739A1 (ja) * | 2024-10-15 | 2026-04-23 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 表面電位分布計測装置 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP6196742A patent/JPH0862885A/ja active Pending
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