JPH0863166A - キーボード式電子弦楽器 - Google Patents

キーボード式電子弦楽器

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JPH0863166A
JPH0863166A JP6228591A JP22859194A JPH0863166A JP H0863166 A JPH0863166 A JP H0863166A JP 6228591 A JP6228591 A JP 6228591A JP 22859194 A JP22859194 A JP 22859194A JP H0863166 A JPH0863166 A JP H0863166A
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finger
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Miyuki Hayashi
幸 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種弦楽器のうち、張架してある弦を指で押
さえて音の高さを調節し、その弦を指、又は、演奏用器
具(演奏用弓、ばち、ピック等)で弾いて演奏する弦楽
器について、指押さえを易しくする、和音等を簡単
に演奏できる、サイレント機能を持たせる、及び、
小型化,分解折り畳み化できる、様にしようとするもの
である。 【構成】 当該弦楽器の弦の部分を、電気的スイッチ機
能を有する、フレッツト、又は、指押さえ位置に対応し
て分割した、指押さえ用キー4と、弦の弾く部分に、同
様の電気的スイッチ機能を有する弾奏用キー5とを、1
列として弦の数だけ配置する。指押さえ用キー4には、
和音や音の組み合わせを指定する機能を持たせる。従来
の楽器と全く同様の演奏が易しくできると共に、和音等
を演奏する場合には、指押さえ用キー4を1個押さえて
弾奏用キー5を弾くことで簡単に演奏できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、張架してある弦を指で押
さえて音の高さを調節し、又は、音の高さを調節して張
架したまま、その弦を指、又は、演奏用器具(ピック、
演奏用爪、演奏用弓、ばち等)で弾いて演奏する、従来
から有る各種弦楽器のその弦の部分を、電気的スイッチ
機能を有するキーに置き換えた、キーボード式電子弦楽
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、各種の弦楽器が有るが、本文中の
本発明に関する各種弦楽器とは、次の三種類に区分して
説明する。 (1).ギター類(竿部にフレット類があるもの) ギター,ウクレレ,マンドリン,バンジョー,バラライ
カ,シタール,シターン,琵琶等 (2).バイオリン類(竿部にフレット類が無いもの) バイオリン、ビオラ、チェロ,コントラバス,三味線,
こきゅう等 (3).チター類(竿部が無く、胴体上面に弦を張架
し、フレットが有るか、又は、無いもの) チター、箏,琴(大正琴も含む),ハワイアンギター,
ハープ等
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来のギター類
楽器、バイオリン類楽器、及び、チター類楽器は、次の
ような問題点が有った。 (1).指押さえが難しい。 音の高さを調整する一般的に左手の指使いによる弦の指
押さえについて、次の様な困難さが有る。 .ギター類楽器 フレット部が有るので正しい押さえ位置は分かりやすい
が、フレットの直ぐ近くを正しく押さえなければならな
い。しかも、その殆どが4本の指を一度に使って押さえ
るので、その押さえ方を覚えておく必要があり、そし
て、正しい指使いで押さえなければならない等、大変な
難しさがある。
【0004】.バイオリン類楽器 フレット部が無いので押さえ位置が分かりにくく、訓練
と経験によって正しい指押さえ位置を習得する必要があ
る。しかも、正しい位置を、適正な押さえ方でしないと
良い音は出せない。 .チター類楽器 フレット部が有るものは、正しい指押さえ位置は分かり
やすいが、フレットの直ぐ近くを正しく押さえなければ
ならない。フレット部が無いものは、指押さえ位置が分
かりにくく、訓練と経験によって正しい指押さえ位置を
習得する必要がある。しかも、正しい位置を、適正な押
さえ方でしないと良い音は出せない。又、各楽器類共、
ビブラートをかけるという高度なテクニックも容易では
ない。
【0005】(2).簡単に和音や音の組み合わせ、及
び、複数音を弾くことができない。 .ギター類楽器 ギター類はコード奏法という、4本の指を使って指押さ
えをして、和音を演奏することができるが、その押さえ
方を覚えておく必要があり、そして、正しい指使いで押
さえなければならないので、初心者は簡単に和音を演奏
することは大変に難しいものである。そして、場合によ
っては、弾かない弦が発生するので、それを覚えてお
き、しかも、その弦は弾かないようにしなければならな
い。 .バイオリン類楽器 基本的には単音としての使い方であり、複数の音を出す
ことは不可能ではないが、かなりの技術を必要とする。 .チター類楽器 バイオリン類楽器と同様である。
【0006】(3).サイレント機能が無い。 最近、周囲環境の事を考えて、サイレント機能を持つピ
アノ等が発売されている。このピアノの場合は、鍵盤は
動いても、弦を叩く装置は弦の直前で停止して弦を振動
させず、鍵盤や弦を叩く装置の動きを電気的に捕らえ
て、その鍵盤の担当する電気的に創成された音が出るも
ので、ヘッドホンによって音を聞くことができるので、
周囲には全く音を出さない様にしたものである。このサ
イレント機能は、必要不可欠のものとなりつつある。し
かし、現在のところこのようなサイレント機能を持っ
た、ギター類、バイオリン類、及び、チター類の楽器は
存在していない。
【0007】このギター類、バイオリン類、及び、チタ
ー類の弦楽器は、弦の振動を利用しているので、音が出
ない様にするには弦の振動を止める以外に方法はなく、
しかしそれでは弦楽器の意味をなさない。サイレント機
能を持つピアノの場合は、鍵盤や弦を叩く装置の動きを
電気的に捕らえることができるが、このギター類、バイ
オリン類、及び、チター類の弦楽器は、弦の振動からそ
の電気的信号をとらなければならないので、多少といえ
ども弦の振動音は無くならない。又、弦の振動を胴体に
よって共鳴させて大きくしているので、胴体を共鳴させ
ない方法で、音を小さくすることはできるが、その音は
聞き取りにくく、又、本来の音色とは違ってしまい、こ
れまた用をなさないし、全くの無音のいわゆるサイレン
トにはならない。
【0008】(4).小型化、及び、分解折り畳み化が
出来ない。 子共等でも使用できる様、又は、携帯用として小型化し
ようとする為には、弦の長さを縮めなければならない、
しかし、弦を短くすると音の高さが変わってしまうので
不可能である。又、胴体の共鳴を利用しているので、こ
の性質を損なわないようにして、しかも、簡単に分解折
り畳み式とする事は困難である。 (5).伴奏を付けた演奏が難しい。 基本的に、これらの楽器は単音的な使用をしており、演
奏に付随して伴奏音を付けることが難しく、別途の伴奏
機能や、ドラムの音やベースの音等を出す機能も持って
いない。等、数々の課題が有る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの課題
を解決するために成されたもので、 1.従来からある弦楽器の内、張架してある弦を指で押
さえて音の高さを調節し、又は、音の高さを設定して張
架ままで、その弦を指、又は、演奏用器具(ピック、演
奏用爪、演奏用弓、ばち等)で弾いて演奏する各種弦楽
器において、その弦楽器の弦の部分に、電気的スイッチ
機能を有する、フレット部、又は、指押さえ位置に対応
して分割した指押さえ用キーと、同様の電気的スイッチ
機能を有する、弦の弾く部分に配した弾奏用キーとを1
列として、弦の本数分に応じて、1列、又は、複数列配
置したことを特徴とする、キーボード式電子弦楽器。
【0010】2.従来からある弦楽器の内、張架してあ
る弦を指で押さえて音の高さを調節し、又は、音の高さ
を設定して張架ままで、その弦を指、又は、演奏用器具
(ピック、演奏用爪、演奏用弓、ばち等)で弾いて演奏
する各種弦楽器において、その弦楽器の弦の部分に、電
気的スイッチ機能を有する、フレット部、又は、指押さ
え位置に対応して分割した指押さえ用キーと、同様の電
気的スイッチ機能を有する、弦の弾く部分に配した弾奏
用キーとを1列として、弦の本数分に応じて、1列、又
は、複数列配置して、スイッチの切替え等によって、
(1).従来のその楽器と全く同じ演奏が出来ること、
及び、(2).ひとつの指押さえ用キーに、ひとつ、又
は、複数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指定し
て、その指押さえ用キーを押さえて、弾奏用キー弾く
と、その指押さえ用キーが指定する和音等が演奏され
る、ことを特徴とする、キーボード式電子弦楽器。
【0011】3.弦の部分に、電気的スイッチ機能を有
する、フレット部に対応して分割した指押さえ用キー
と、同様の電気的スイッチ機能を有する、弦の弾く部分
に配した弾奏用キーとを1列として、弦の本数分配置し
て、スイッチの切替え等によって、(1).従来のその
楽器と全く同じ演奏が出来ること、及び、(2).ひと
つの指押さえ用キーに、ひとつ、又は、複数の和音、或
いは、音の組み合わせ等を指定して、その指押さえ用キ
ーを押さえて、弾奏用キーを弾くと、その指押さえ用キ
ーが指定する和音等が演奏される、ことを特徴とする、
ギター類(ギター,ウクレレ,マンドリン,バンジョ
ー,バラライカ,シタール,シターン、琵琶等)キーボ
ード式電子弦楽器。
【0012】4.弦の部分に、電気的スイッチ機能を有
する、指押さえ位置に対応して分割した指押さえ用キー
と、同様の電気的スイッチ機能を有する、弦の弾く部分
に配した弾奏用キーとを1列として、弦の本数分配置し
て、スイッチの切替え等によって、(1).従来のその
楽器と全く同じ演奏が出来ること、及び、(2).ひと
つの指押さえ用キーに、ひとつ、又は、複数の和音、或
いは、音の組み合わせ等を指定して、その指押さえ用キ
ーを押さえて、弾奏用キーを弾くと、その指押さえ用キ
ーが指定する和音等が演奏される、ことを特徴とする、
バイオリン類(バイオリン、ビオラ、チェロ,コントラ
バス,三味等,こきゅう等)キーボード式電子弦楽器。
【0013】5.弦の部分に、電気的スイッチ機能を有
する、フレット部、又は、指押さえ位置に対応して分割
した指押さえ用キーと、同様の電気的スイッチ機能を有
する、弦の弾く部分に配した弾奏用キーとを1列とし
て、弦の本数分配置して、スイッチの切替え等によっ
て、(1).従来のその楽器と全く同じ演奏が出来るこ
と、及び、(2).ひとつの指押さえ用キーに、ひと
つ、又は、複数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指
定して、その指押さえ用キーを押さえて、弾奏用キー弾
くと、その指押さえ用キーが指定する和音等が演奏され
る、ことを特徴とする、チター類(チター、筝、琴、ハ
ワイアンギター,ハープ等)キーボード式電子弦楽器。
【0014】6.指押さえ用キーに和音、或いは、音の
組み合わせ等を指定する機能を有する打ち込み装置、打
ち込み内容,演奏状態,機能状態等を表示する表示装
置、及び、演奏時の各種切替え作用をするシフトキーを
有することを特徴とする、上記1〜5記載のキーボード
式電子弦楽器。 7.指押さえ用キーを押さえる強さの変化や動き等を検
出するセンサーを設け、その押さえる強さの変化や動き
に対応して、ビブラートの音等を出す上記1〜6記載の
キーボード式電子弦楽器。 8.弾奏用キーの弾く強さやその動く速さ等を検出する
センサーを設け、その弾く強さ、動く速さに対応した大
きさ、強さの音を出す、及び、音の出る時間の長さを対
応する機能を有する、上記1〜6記載のキーボード式電
子弦楽器。 9.演奏に付随して、伴奏機能、ベース音、ドラムス音
等を付加して演奏する機能を有する、上記1〜8記載の
キーボード式電子弦楽器。としたものである。
【0015】
【作用】本発明は、上記のような構成であるから、1、
及び、2の、キーボード式電子弦楽器は、 (1).どれかひとつの指押さえ用キーを押さえ、その
指押さえ用キーの属する列の弾奏用キーを指、又は、演
奏用器具で弾くことにより、本来その指押さえ位置の音
が出る様にして、従来のその楽器と全く同じ演奏が出来
ること、
【0016】及び、 (2).ひとつの指押さえ用キーに、ひとつ、又は、複
数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指定して、更に
スイッチの切替え等によって、指押さえ用キーをどれか
ひとつ押さえて、各弾奏用キーを指、又は、演奏用器具
で弾くと、 .その指押さえ用キーが指定する和音等の、それぞれ
の弦が担当する音が、それに対応する弾奏用キーを弾く
ことにより、それぞれの音が出る、又は、 .その指押さえ用キーの属する列の弾奏用キーを弾い
たときのみ、その指押さえ用キーに指定した和音等が演
奏される、又は、 .どの弾奏用キーを弾いても、その指押さえ用キーに
指定した和音等が演奏される、等ができる。
【0017】2.ギター類キーボード式電子弦楽器は、 (1).どれかひとつの指押さえ用キーを押さえ、その
指押さえ用キーの属する列の弾奏用キーを、指、又は、
ピック、演奏用爪等で弾くことにより、本来その指押さ
え位置の音が出る様にして、従来のその楽器と全く同じ
演奏が出来ること、
【0018】及び、 (2).ひとつの指押さえ用キーに、ひとつ、又は、複
数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指定して、更に
スイッチの切替え等によって、指押さえ用キーをどれか
ひとつ押さえて、各弾奏用キーを指、又は、演奏用器具
で弾くと、 .その指押さえ用キーが指定する和音等の、それぞれ
の弦が担当する音が、それに対応する弾奏用キーを弾く
ことにより、それぞれの音が出るという、従来と全く同
様のコード奏法ができる、又は、 .その指押さえ用キーの属する列の弾奏用キーを弾い
たときのみ、その指押さえ用キーに指定した和音等が演
奏される、又は、 .どの弾奏用キー演奏用器具で弾いても、その指押さ
え用キーに指定した和音等が演奏される。
【0019】3.バイオリン類キーボード式電子弦楽器
は、 (1).どれかひとつの指押さえ用キーを押さえ、その
指押さえ用キーの属する列の弾奏用キーを、指、又は、
演奏用弓、ばち等で弾くことにより、本来その指押さえ
位置の音が出る様にして、従来のその楽器と全く同じ演
奏が出来ること、及び、 (2).ひとつの指押さえ用キーに、ひとつ、又は、複
数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指定して、その
指押さえ用キーを押さえて、弾奏用キーを指、又は、演
奏用弓、ばち等で弾くことにより、 .その指押さえ用キーの属する列の弾奏用キーを弾い
たときのみ、その指押さえ用キーに指定した和音等が演
奏される、又は、 .どの弾奏用キーを弾いても、その指押さえ用キーに
指定した和音等が演奏される、
【0020】4.チター類キーボード式電子弦楽器は、 (1).どれかひとつの指押さえ用キー押さえ、その指
押さえ用キーの属する列の弾奏用キーを、指、又は、演
奏用爪等で弾くことにより、本来その指押さえ位置の音
が出る様にして、従来のその楽器と全く同じ演奏が出来
ること、及び、 (2).ひとつの指押さえ用キーに、ひとつ、又は、複
数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指定して、その
指押さえ用キーを押さえて、弾奏用キーを、指、又は、
演奏用弓、ばち等で弾くことにより、 .その指押さえ用キーの属する列の弾奏用キーを弾い
たときのみ、その指押さえ用キーに指定した和音等が演
奏される、又は、 .どの弾奏用キーを弾いても、その指押さえ用キーに
指定した和音等が演奏される。
【0021】5.指押さえ用キーに和音、或いは、打ち
込み装置によって、音の組み合わせ等を指定することが
でき、又、打ち込み装置の打ち込み内容,演奏状態,機
能状態等を表示装置で表示され、そして、シフトキーに
よって、演奏時に各種切替え作用ができる。 6.指押さえ用キーを押さえる強さの変化や動きを検出
するセンサーにより、その押さえる強さの変化や、動き
にに対応して、ビブラートの音等が出る。 7.弾奏用キーの弾く強さ、又は、その動く速さ等を検
出するセンサーにより、その弾く強さ、動く速さに対応
した大きさ、強さの音、及び、音の出る長さを対応す
る。 8.演奏に付随して、伴奏機能、ベース音、ドラムス音
等を付加して演奏することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、ギター類楽器の実施例としてギターの例を示す。
基本的な構成は、他のギター類楽器も同様である。 (1).竿部2と、胴体部1の一部で従来のギターのフ
レット3の有る部分まで、一般のギターが6弦なので6
列の指押さえ用キー4を設け、その先に続けて弾奏用キ
ー5が2個6列に並んでいる。 (2).竿部2には、従来のギターと同じ間隔のフレッ
ト3を設け、フレット3の間隔が広いものは2〜3個
の、フレット3の間隔が狭いところは1個の指押さえ用
キー4を設けている。
【0023】図2は、バイオリン類楽器の実施例として
バイオリンの例を示す。基本的な構成は、他のバイオリ
ン類楽器も同様である。竿部2と、胴体部1の一部で従
来のバイオリンの指押さえに相当する部分まで、一般の
バイオリンが4弦なので4列の、指押さえ位置に対応し
て分割され、又、一部は更にそれを分割した、指押さえ
用キー4が並び、その先に続けて弾奏用キー5が2個4
列に並んでいる。尚、付属する部品としてバイオリン,
ビオラ等には顎当て、チェロ,コントラバス等には脚棒
が付けられる。
【0024】図3は、チター類楽器の実施例としてチタ
ーの例を示す。基本的な構成は、他のチター類楽器も同
様である。 (1).胴体部1の一部で従来のフレット3の有る部分
には、一般のチターが4〜5弦なので5列の、フレット
3に対応して分割され、又、一部は更にそれを分割し
た、指押さえ用キー4が並び、その先に続けて弾奏用キ
ー5が2個5列に並んでいる。 (2).フレット3が無い部分は、1個、又は、必要に
応じて分割した指押さえ用キー4が弦の数だけ並び、そ
の先に2個の弾奏用キー5が、弦の数だけ並んでいる。
特にこの部分は、琴,筝、及び、ハープ等に相当する部
分である。
【0025】上記実施例に共通するものとして、図1〜
3について、 (1).指押さえ用キー4は、上面の中央が直線状に突
き出た形として、弦を押さえる感覚に近いものとしてい
る。尚、これは従来からある上面が平らなものとしても
良い。 (2).弾奏用キー5は、先端部に弦に相当する線材6
を張架して、指や演奏用器具で演奏しやすいようにして
いる。これは、指押さえ用キー4と同じ物としてもよ
い。 (3).この指押さえ用キー4、及び、弾奏用キー5の
押さえた後、及び、弾いた後の原状への復帰には、従来
から有る卓上計算機,ワープロ,パソコン等のキーボー
ドで用いられている、ゴム板式やプラスチックボード
式、そしてスプリング式等を応用している。
【0026】(4).指押さえ用キー4を全く押さえず
に弾奏用キー5を弾くと、従来の楽器と同様にその弦の
開放弦の音が出る。 (5).竿部2の側面部、又は、胴体部1の上面部に
は、演奏中に、 .指押さえ用キー4に指定している二つ目の和音等を
選択する、 .出る音を、その楽器本来の音か、別の指定した楽器
音にする、 .出る音の高さを選択する、 .オクターブ高い、又は、低い和音を出す。 等ができる、全通したシフトキー7を設けている。この
シフトキー7も複数個設ければ、いろんな切替えの組み
合わせが可能となる。
【0027】(6).胴体部1の上面部に、和音や音の
組み合わせ等を指定している指押さえ用キー4、又は、
和音や音の組み合わせ等を指定していない指押さえ用キ
ー4に、任意の和音や音の組み合わせ等を打ち込んで指
定する、打ち込み装置8を設けている。 (7).胴体部1の上面部、及び、側面部には、現在押
さえている指押さえ用キー4のコードや指押さえ記号等
の表示や、プログラム演奏による指押さえの位置表示、
打ち込み装置8の打ち込み内容を表示する、表示部9を
設けている。 (8).胴体部1の上面部、又は、側面部には、スピー
カー等の発音装置10を設けている。 (9).胴体部1の後縁部、又は、側面部には、イヤホ
ンジャック11,外部接続端子12,電源入力端子13
等を備えている。尚、電源は乾電池,蓄電池、及び、太
陽電池等の内蔵式としてもよい。
【0028】(10).竿部2の端部、又は、胴体部1
の上面に、 .指押さえ用キー4を和音等用として使用するか、一
般の指押さえ用とするかの指押さえ用キー切替えスイッ
チ14、 .弾奏用キー5を、各弦発音にするか、一括発音にす
るかの弾奏用キー切替えスイッチ15 .弾奏用キー5の音を選択する音選択スイッチ16、 .シフトキー7の機能を選択するシフトキー切替えス
イッチ17、 .電源スイッチ18、 等、本文中の機能やその他の目的の為の、各種スイッチ
類を設置している。 (11).胴体部1の前面、又は、上面には、演奏中に
も音量を調節できる音量調整ダイヤル19を設けてい
る。
【0029】図4は、上記各実施例に共通する部分で、
指押さえ用キー4、及び、弾奏用キー5について、ギタ
ーの例を一部を抜き出して表記したものであり、 (1).各指押さえ用キー4の上面に、担当する和音や
コード名、又は、音の組み合わせの指押さえの指遣いの
記号20,21を2個表記している。 (2).演奏中に、シフトキー7を押さない場合は記号
20の音が、シフトキー7を押せば記号21の音が出る
ようになっている。 (3).一部の指押さえ用キー4は記号20,21を表
示していないものが有りそのキーや、その他の任意の指
押さえ用キー4に、打ち込み装置8によって、任意の和
音や音の組み合わせ、独自のコード、或いは、指遣い等
を入れることができる様にしている。 (4).弾奏用キー5は、前述の様に先端部に弦に相当
する線材6を張架している。
【0030】図5は、指押さえ用キー4、及び、弾奏用
キー5の別の実施例を示すもので、先端部を弦の形状と
したものである。図6は、特にギター類楽器のマンドリ
ンのトレモロ演奏用の弾奏用キー5で、1個の弾奏用キ
ー5にふたつの弦が有るような形状となっていて、一方
は2山式、他方は線材6を2本帳架しているので、2重
弦としなくてもトレモロ演奏ができる。図7は、本考案
の構成図で、指押さえ用キー4からの信号と弾奏用キー
5からの信号により出す音を決定する制御装置、スピー
カー等の発音装置10、各種スイッチ類、及び、電源部
等から構成されている。尚、本図は指押さえ用キー4と
制御装置の間に、指押さえ用キー4を押さえる強さの変
化や動きを検出するセンサー、及び、弾奏用キー5と制
御装置との間に、弾奏用キー5部の弾く強さやその動く
速さ等を検出するセンサーを設けたものである。
【0031】その他、上記各実施例に共通する機能とし
て、 (1).弾奏用キー5が2個有るので、同じ和音、及
び、指押さえでも、 .1個はその楽器の音、もう1個は別の楽器の音等を
出す、 .1個は普通の強さ・高さの音、もう1個は弱く低い
音を出す、 等ができ、分割数増やせば、更に幾つかの選択ができ
る。 (2).演奏時に、ベース音やドラムス音等を、プロク
ラム等により発することができる。 (3).音は自然減衰して消音され、減衰中に次音が出
たら即時消滅する方法もできる。 (4).出る音は、ビブラートをした音とすることがで
きる。
【0032】(5).特に、ギター類楽器のマンドリン
特有のトレモロ奏法についても、例えば弾奏用キー5を
押し続けるだけでトレモロ音が出るようにして、マンド
リンの演奏が極端に易しくなる機能を持っている。また
これは、弾奏用キー5の2重弦配置、図6の形状、及
び、演奏法を従来からあるマンドリンと全く同様にする
ことでも当然可能なことである。 (6).指押さえ用キー4を押さえる強さの変化や動き
を検出するセンサーを設け、その押さえる強さの変化
や、動きに対応して、ビブラートの音等を出すことがで
きる。この、指押さえ用キー4の弾く強さやその動く速
さ等を検出するセンサーに付いては、サイレントピアノ
の技術の他、各種の電気式、磁力式、光学式等各種実施
された技術があり、それらを応用すれば容易に実現可能
なものである。
【0033】(7).弾奏用キー5部の弾く強さやその
動く速さ等を検出するセンサーを設ければ、弾く強さ、
速さにより出す音の大きさ強さを対応させることがで
き、又、音の出る時間についても対応する、この、弾奏
用キー5部の弾く強さやその動く速さ等を検出するセン
サーに付いても、指押さえ用キー4の場合と同様に、サ
イレントピアノの技術の他、各種の電気式、磁力式、光
学式等各種技術があり、それらを応用すれば容易に実現
可能なものである。 (8).胴体部1、及び、竿部2は分割折り畳み式であ
り、ギターは竿部2が取り外し式で、更にそれが2分
割、バイオリンは竿部2の取り外し式、チターは胴体部
1の4分割式としている。図1〜3の実施例について、
その分割線と固定部品が表われている。等が有る。
【0034】
【発明の効果】以上の様なことから、次のような効果が
有る。 (1).指押さえが易しくなる。 キーボード式なので、 .フレット3がある楽器については、フレット近くの
正しい位置を押す必要はなく、ただ単に指押さえ用キー
4を押すだけで良い、又、
【0035】.フレット3の無い楽器については、指
を押す位置が分かりやすく、しかも、ただ単に指押さえ
用キー4を押すだけで良い、等の、指押さえが格段に易
しくなり、初心者にも、又、子供にも、そして音楽や楽
器演奏の苦手な人にも、親しめるものとなる。そして、
従来の楽器と全く同じ方法でも演奏できるので、左手の
正しい指の位置の指押さえと、右手の演奏法を容易にマ
スターしてからから、従来の楽器に移行することができ
るので、各楽器の入門用とすることができる。又、ビブ
ラート音が労せずにして出せる。
【0036】(2).和音や音の組み合わせ、及び、複
数音を簡単に弾くことができる。和音、又は、音の組み
合わせの音を、指押さえの指一本で一つの指押さえ用キ
ー4を押さえるだけで、簡単に演奏できる。初心者が直
ぐに、高度のその楽器の演奏形態に到達できる。又、こ
れは従来の弦楽器では不可能であった、ふたつ以上重複
した和音等を同時に演奏することも可能にするものであ
る。
【0037】特にギター類楽器について、コード演奏を
する場合には、 .各弾奏用キー5毎に、そのコードの状態の各弦の音
を、それぞれが出す様にする方法と、 .その指押さえ用キー4の属する列の弾奏用キー5を
弾いたときのみ、その指押さえ用キー4に指定した和音
等が演奏される。又は、 .どの弾奏用キー5を弾いても、その指押さえ用キー
4に指定した和音等が演奏される。とがあり、
【0038】の場合には、各弦を各指で弾く奏法が可
能となり、の場合は、コードによって弾かない弦が
有っても、初心者がそれを全く気にすることなく弾くこ
とができ、又、弾かない弦を知らない人でも正しいコー
ド音を出すことができる等、その効果は大きい。この
の場合には、最初に動いた弾奏用キー5のみが音を出す
スイッチとなるようにする方法がある。比較的高度なテ
クニックを要するアルペジオ演奏の場合にも、左手は指
一本で指押さえ用キー4を1個押さえるだけで、右手だ
けが胴体部の弾奏用キー5を各指で別々に弾いて演奏す
るという簡単な方法で可能となる。
【0039】(3).サイレント楽器となる。弦を全く
使用しない、弦をキーに置き換えたキーボードを使用し
た電子式なので、音をイヤホン等で聞くことができて、
サイレント機能が可能となる。 (4).小型化、及び、分解折り畳み化ができる。弦の
長さに全く関係なくなるので、 .子供用小型仕様や、 .携帯用縮小仕様や、 .分解折り畳み式仕様の物ができる。
【0040】(5).伴奏機能を持つ。電子式なので、
従来から有る電子式の演奏に合わせた伴奏や、ベース
音、ドラム音等を付けることが可能となり、この楽器1
個でその音の広がり、用途が拡大される。 (6).全く新しい楽器ができる。従来の楽器と同様の
形ではなく、指押さえ用キー4と弾奏用キー5で構成さ
れて、新しい任意の音、又は、従来の楽器の音等を出
す、全く新しい楽器としてのキーボード式楽器ができ
る。等、多大な効果が有る。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施例の斜視図である。図2は、本発
明の実施例の斜視図である。図3は、本発明の実施例の
斜視図である。図4は、本発明の実施例の一部拡大斜視
図である。図5は、本発明の別実施例の部品斜視図であ
る。図6は、本発明の別実施例の部品斜視図である。図
7は、本発明の構成図である。 1:胴体部 2:竿部 3:フレット 4:指押
さえ用キー 5:弾奏用キー 6:線材 7:シフトキー
8:打ち込み装置 9:表示部 10:発音装置 11:イヤホンジャッ
ク 12:外部接続端子 13:電源入力端子 1
4:指押さえ用キー切替えスイッチ 15:弾奏用キー切替えスイッチ 16:音選択スイ
ッチ 17:シフトキー切替えスイッチ 18:電源スイッ
チ 19:音量調整ダイヤル 20,21:記号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】従来からある弦楽器の内、張架してある弦
    を指で押さえて音の高さを調節し、又は、音の高さを設
    定して張架ままで、その弦を指、又は、演奏用器具(ピ
    ック、演奏用爪、演奏用弓、ばち等)で弾いて演奏する
    各種弦楽器において、 その弦楽器の弦の部分に、電気的スイッチ機能を有す
    る、フレット部、又は、指押さえ位置に対応して分割し
    た指押さえ用キーと、同様の電気的スイッチ機能を有す
    る、弦の弾く部分に配した弾奏用キーとを1列として、
    弦の本数分に応じて、1列、又は、複数列配置したこと
    を特徴とする、キーボード式電子弦楽器。
  2. 【請求項2】従来からある弦楽器の内、張架してある弦
    を指で押さえて音の高さを調節し、又は、音の高さを設
    定して張架ままで、その弦を指、又は、演奏用器具(ピ
    ック、演奏用爪、演奏用弓、ばち等)で弾いて演奏する
    各種弦楽器において、 その弦楽器の弦の部分に、電気的スイッチ機能を有す
    る、フレット部、又は、指押さえ位置に対応して分割し
    た指押さえ用キーと、同様の電気的スイッチ機能を有す
    る、弦の弾く部分に配した弾奏用キーとを1列として、
    弦の本数分に応じて、1列、又は、複数列配置して、ス
    イッチの切替え等によって、(1).従来のその楽器と
    全く同じ演奏が出来ること、 及び、(2)ひとつの指押さえ用キーに、ひとつ、又
    は、複数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指定し
    て、その指押さえ用キーを押さえて、弾奏用キー弾く
    と、 その指押さえ用キーが指定する和音等が演奏される、こ
    とを特徴とする、キーボード式電子弦楽器。
  3. 【請求項3】弦の部分に、電気的スイッチ機能を有す
    る、フレット部に対応して分割した指押さえ用キーと、
    同様の電気的スイッチ機能を有する、弦の弾く部分に配
    した弾奏用キーとを1列として、弦の本数分配置して、
    スイッチの切替え等によって、(1).従来のその楽器
    と全く同じ演奏が出来ること、 及び、(2).ひとつの指押さえ用キーに、ひとつ、又
    は、複数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指定し
    て、その指押さえ用キーを押さえて、弾奏用キーを弾く
    と、その指押さえ用キーが指定する和音等が演奏され
    る、 ことを特徴とする、ギター類(ギター,ウクレレ,マン
    ドリン,バンジョー,バラライカ,シタール,シター
    ン、琵琶等)キーボード式電子弦楽器。
  4. 【請求項4】弦の部分に、電気的スイッチ機能を有す
    る、指押さえ位置に対応して分割した指押さえ用キー
    と、同様の電気的スイッチ機能を有する、弦の弾く部分
    に配した弾奏用キーとを1列として、弦の本数分配置し
    て、スイッチの切替え等によって、(1).従来のその
    楽器と全く同じ演奏が出来ること、 及び、(2).ひとつの指押さえ用キーに、ひとつ、又
    は、複数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指定し
    て、その指押さえ用キーを押さえて、弾奏用キーを弾く
    と、その指押さえ用キーが指定する和音等が演奏され
    る、ことを特徴とする、バイオリン類(バイオリン、ビ
    オラ、チェロ,コントラバス,三味線,こきゅう等)キ
    ーボード式電子弦楽器。
  5. 【請求項5】弦の部分に、電気的スイッチ機能を有す
    る、フレット部、又は、指押さえ位置に対応して分割し
    た指押さえ用キーと、同様の電気的スイッチ機能を有す
    る、弦の弾く部分に配した弾奏用キーとを1列として、
    弦の本数分配置して、スイッチの切替え等によって、
    (1).従来のその楽器と全く同じ演奏が出来ること、 及び、(2).ひとつの指押さえ用キーに、ひとつ、又
    は、複数の和音、或いは、音の組み合わせ等を指定し
    て、その指押さえ用キーを押さえて、弾奏用キー弾く
    と、その指押さえ用キーが指定する和音等が演奏され
    る、ことを特徴とする、チター類(チター、箏、琴、ハ
    ワイアンギター,ハープ等)キーボード式電子弦楽器。
  6. 【請求項6】指押さえ用キーに和音、或いは、音の組み
    合わせ等を指定する機能を有する打ち込み装置、打ち込
    み内容,演奏状態,機能状態等を表示する表示装置、及
    び、演奏時の各種切替え作用をするシフトキーを有する
    ことを特徴とする、上記請求項1〜5記載のキーボード
    式電子弦楽器。
  7. 【請求項7】指押さえ用キーの押さえる強さの変化や動
    き等を検出するセンサーを設け、その押さえる強さの変
    化や動きにに対応して、ビブラートの音等を出す上記請
    求項1〜6記載のキーボード式電子弦楽器。
  8. 【請求項8】弾奏用キーの弾く強さやその動く速さ等を
    検出するセンサーを設け、その弾く強さ、動く速さに対
    応した大きさ、強さの音を出す、及び、音の出る時間の
    長さを対応する機能を有する、上記請求項1〜6記載の
    キーボード式電子弦楽器。
  9. 【請求項9】演奏に付随して、伴奏機能、ベース音、ド
    ラムス音等を付加して演奏する機能を有する、上記請求
    項1〜8記載のキーボード式電子弦楽器。
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