JPH086407B2 - 建築物用屋根 - Google Patents
建築物用屋根Info
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- JPH086407B2 JPH086407B2 JP3775791A JP3775791A JPH086407B2 JP H086407 B2 JPH086407 B2 JP H086407B2 JP 3775791 A JP3775791 A JP 3775791A JP 3775791 A JP3775791 A JP 3775791A JP H086407 B2 JPH086407 B2 JP H086407B2
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- overlapping portion
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内側屋根部と外側屋根
部とにより2重構造とした建築物用屋根に関するもの
で、更に詳しく説明すると、内側屋根部の一部を構成す
る縦葺き状の排水板の左右の側縁部に下面が開放する重
合部を形成し、左右の重合部の横幅を異ならせることに
より、左右に隣り合う排水板の重合部の重合状態によっ
て曲率面を有する屋根を簡単に、しかも確実に施工でき
るようにしたことを特徴とするものである。
部とにより2重構造とした建築物用屋根に関するもの
で、更に詳しく説明すると、内側屋根部の一部を構成す
る縦葺き状の排水板の左右の側縁部に下面が開放する重
合部を形成し、左右の重合部の横幅を異ならせることに
より、左右に隣り合う排水板の重合部の重合状態によっ
て曲率面を有する屋根を簡単に、しかも確実に施工でき
るようにしたことを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】最近の建築物は多様な態様があり、また
多様な建築物の態様に伴って屋根も図1の(A)で示す
円形、図1の(B)で示す円錐形、ドーム形状、多角形
若しくは図1の(C)で示す多角錐形状、図1の(D)
で示す弓形状など多種の形状が採用されている。前記し
た形状の屋根は、主として大面積で大規模な工場、ホー
ル、体育館、ゴルフ場のクラブハウスなどの建築物の屋
根に利用されているが、ほとんどの屋根の場合、弧状の
曲率面を部分的に平面状に区切って下り棟a又は/及び
下り谷bを形成し、区切られた小さな平面状の多面体を
連続させ、全体的に曲率面となるようにしている。した
がって、下地部分を構成する場合には、小さな平面状の
多面体に対応するようにテーパー状の面や板を建築現場
で設計通りに形成し、この面や板を連続させて多面体を
構成している。
多様な建築物の態様に伴って屋根も図1の(A)で示す
円形、図1の(B)で示す円錐形、ドーム形状、多角形
若しくは図1の(C)で示す多角錐形状、図1の(D)
で示す弓形状など多種の形状が採用されている。前記し
た形状の屋根は、主として大面積で大規模な工場、ホー
ル、体育館、ゴルフ場のクラブハウスなどの建築物の屋
根に利用されているが、ほとんどの屋根の場合、弧状の
曲率面を部分的に平面状に区切って下り棟a又は/及び
下り谷bを形成し、区切られた小さな平面状の多面体を
連続させ、全体的に曲率面となるようにしている。した
がって、下地部分を構成する場合には、小さな平面状の
多面体に対応するようにテーパー状の面や板を建築現場
で設計通りに形成し、この面や板を連続させて多面体を
構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したよう
に現場でテーパー状の面や板を形成して連続させること
により多面体を構成すると、隣り合う多面体の接続部分
に微細な空隙が生じて雨水が浸透したり風が吹き込むこ
とがあり、しかもテーパー状の面や板を構成する場合に
は直線状の板を利用すると左右の側縁に三角形状部分が
発生するので、屋根を構成する屋根板や垂木の形状や長
さが一定でなくなり、きわめて熟練した屋根の施工技術
が必要である。例えば、図2で示すように帯状の平行な
板材Aを複数枚利用して扇状面Bを形成する場合、前記
板材Aを単に並設するだけでは矩形面しか形成できない
ので、矩形面の両側部に三角形状の板材A’を連結しな
ければならない。この場合、板材Aが屋根板又は排水板
であれば、左右に隣り合う板材Aの接続部Cには垂木が
位置したり、屋根板の立ち上がり部が位置するのである
が、接続部Cは直線状であるために施工が比較的簡単で
ある。しかし、左右の側端の板材A’の外側縁部C’は
前記接続部Cと長さが相違するので、この扇状面Bを連
続させると、前記したような漏水性や施工上の欠点が確
実に発生するし、側端から2番目に位置する板材Aの上
縁部を傾斜状に切断する必要がある場合には、更に熟練
した技術により施工しないと、微細な隙間が形成するの
で、漏水したり風雨が吹き込むことがある。そして、屋
根の曲率面を滑らかにするため、多面体を極めて小面積
にして連続させると、多面体の接続部分が著しく増加す
るので、前記した欠点が顕著になって表われることにな
る。
に現場でテーパー状の面や板を形成して連続させること
により多面体を構成すると、隣り合う多面体の接続部分
に微細な空隙が生じて雨水が浸透したり風が吹き込むこ
とがあり、しかもテーパー状の面や板を構成する場合に
は直線状の板を利用すると左右の側縁に三角形状部分が
発生するので、屋根を構成する屋根板や垂木の形状や長
さが一定でなくなり、きわめて熟練した屋根の施工技術
が必要である。例えば、図2で示すように帯状の平行な
板材Aを複数枚利用して扇状面Bを形成する場合、前記
板材Aを単に並設するだけでは矩形面しか形成できない
ので、矩形面の両側部に三角形状の板材A’を連結しな
ければならない。この場合、板材Aが屋根板又は排水板
であれば、左右に隣り合う板材Aの接続部Cには垂木が
位置したり、屋根板の立ち上がり部が位置するのである
が、接続部Cは直線状であるために施工が比較的簡単で
ある。しかし、左右の側端の板材A’の外側縁部C’は
前記接続部Cと長さが相違するので、この扇状面Bを連
続させると、前記したような漏水性や施工上の欠点が確
実に発生するし、側端から2番目に位置する板材Aの上
縁部を傾斜状に切断する必要がある場合には、更に熟練
した技術により施工しないと、微細な隙間が形成するの
で、漏水したり風雨が吹き込むことがある。そして、屋
根の曲率面を滑らかにするため、多面体を極めて小面積
にして連続させると、多面体の接続部分が著しく増加す
るので、前記した欠点が顕著になって表われることにな
る。
【0004】また、漏水防止を確実にし、しかも強度が
高くて断熱、遮音効果を向上させるため内側屋根部と外
側屋根部とから成る2重構造の屋根も提案されている。
この2重構造の屋根に曲率面をもたらせる場合、外側屋
根部の屋根材は比較的小さな面積の瓦、タイル、横葺き
の屋根板、天然スレート板などを使用できるので、曲率
面を構成しやすい。しかし、内側屋根部の排水板は、外
側屋根部から漏水した場合の排水機能を主目的としてい
るので、表面を水が流れても天井裏にまで染み込まない
様にする必要があり、また毛細管現象により水が浸透し
ない様にしなければならない。したがって、雨仕舞が確
実で、施工が簡単で熟練を要することなく短期間で作業
することができ、しかも曲率面を簡単に構成することが
できる2重構造の屋根の内側の排水板が要請されてい
る。
高くて断熱、遮音効果を向上させるため内側屋根部と外
側屋根部とから成る2重構造の屋根も提案されている。
この2重構造の屋根に曲率面をもたらせる場合、外側屋
根部の屋根材は比較的小さな面積の瓦、タイル、横葺き
の屋根板、天然スレート板などを使用できるので、曲率
面を構成しやすい。しかし、内側屋根部の排水板は、外
側屋根部から漏水した場合の排水機能を主目的としてい
るので、表面を水が流れても天井裏にまで染み込まない
様にする必要があり、また毛細管現象により水が浸透し
ない様にしなければならない。したがって、雨仕舞が確
実で、施工が簡単で熟練を要することなく短期間で作業
することができ、しかも曲率面を簡単に構成することが
できる2重構造の屋根の内側の排水板が要請されてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した要請に
基づいて開発されたもので、屋根下地部分の上面に縦葺
き状の排水板を敷設して内側屋根部を構成し、左右に隣
り合う排水板の側縁上に支持部材を固定具により保持
し、前記支持部材に外側屋根部を構成した建築物用屋根
であって、前記排水板の左右の両側縁部には下面が開放
する重合部を長さ方向に沿って外方に隆出する様に形成
し、排水板の一側縁部の第1の重合部を、他側縁部の第
2の重合部より横幅を広くしてなることを特徴とし、特
に内側屋根部に曲率面を形成することにより外側屋根部
にも曲率面を形成して、全体として曲率面を有する屋根
を構成するのである。
基づいて開発されたもので、屋根下地部分の上面に縦葺
き状の排水板を敷設して内側屋根部を構成し、左右に隣
り合う排水板の側縁上に支持部材を固定具により保持
し、前記支持部材に外側屋根部を構成した建築物用屋根
であって、前記排水板の左右の両側縁部には下面が開放
する重合部を長さ方向に沿って外方に隆出する様に形成
し、排水板の一側縁部の第1の重合部を、他側縁部の第
2の重合部より横幅を広くしてなることを特徴とし、特
に内側屋根部に曲率面を形成することにより外側屋根部
にも曲率面を形成して、全体として曲率面を有する屋根
を構成するのである。
【0006】
【作用】前記した様に、本発明の建築物用屋根は内側屋
根部の一部を構成する排水板を縦葺き状に配置し、しか
も排水板の左右の側縁部に、下面が開放して横幅の長さ
が異なる重合部を長さ方向に沿って上方に隆出するよう
に形成することにより、左右に隣り合う排水板の重合部
の重合状態を傾斜させることによって曲率面を有する屋
根を簡単に、確実に施工できるようにしたのである。
根部の一部を構成する排水板を縦葺き状に配置し、しか
も排水板の左右の側縁部に、下面が開放して横幅の長さ
が異なる重合部を長さ方向に沿って上方に隆出するよう
に形成することにより、左右に隣り合う排水板の重合部
の重合状態を傾斜させることによって曲率面を有する屋
根を簡単に、確実に施工できるようにしたのである。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例に基づいて詳細
に説明する。本発明の建築物用の屋根1は、内側屋根部
2と、前記内側屋根部2の室外側に葺く外側屋根部3と
を有する。
に説明する。本発明の建築物用の屋根1は、内側屋根部
2と、前記内側屋根部2の室外側に葺く外側屋根部3と
を有する。
【0008】前記内側屋根部2は、図3、図4で示す本
発明の第1実施例によればチャンネル材から成る鉄骨母
屋4の上面に直接、又は硬質木毛板、発泡セメント板な
どの下内層材5の上面に排水板6を敷設して構成するの
であり、屋根下地部分7としては鉄骨母屋4か、若しく
は鉄骨母屋4の上面に下内層材5を敷設した構成であ
る。前記排水板6は、図5で示すように水が流れる排水
部分8の一方の側縁部に広幅な第1の重合部9を、他方
の側縁部に狭幅な第2の重合部10を形成した構成であ
る。
発明の第1実施例によればチャンネル材から成る鉄骨母
屋4の上面に直接、又は硬質木毛板、発泡セメント板な
どの下内層材5の上面に排水板6を敷設して構成するの
であり、屋根下地部分7としては鉄骨母屋4か、若しく
は鉄骨母屋4の上面に下内層材5を敷設した構成であ
る。前記排水板6は、図5で示すように水が流れる排水
部分8の一方の側縁部に広幅な第1の重合部9を、他方
の側縁部に狭幅な第2の重合部10を形成した構成であ
る。
【0009】前記第1の重合部9及び第2の重合部10
は、排水部分8の側縁部から上方に傾斜状に立上がる立
上がり片11と、前記11の上端から横方向であって外
向きに延びる上面片12と、前記上面片12の先端から
短く下向きに延びる折返し片13とからなり、下面が開
放する中空状である。そして、第1の重合部9と第2の
重合部10とは、前記上面片12の横幅が異なっている
から横幅に差があり、排水板6を横向きに並列した場
合、隣り合う排水板6の第2の重合部10が第1の重合
部9の内部に重合する構成である。したがって、前記し
た構成の排水板6を複数枚横方向に並列状に敷設し、隣
り合う排水板6の第2の重合部10を第1の重合部9の
内部に収納するように重合し、又第2の重合部10を第
1の重合部9の内部において傾斜させると、図6で示す
ように各排水板6が次第に傾斜状となり、複数枚の排水
板6を並列した状態では扇状の面部分Sを形成すること
ができる。特に、図6から8で示すように、排水板6の
下端において第2の重合部10を第1の重合部9の内部
外側に位置させ、排水板6の上端において第2の重合部
10を第1の重合部9の内部内側に位置するように傾斜
させると、全体として下方が広幅で上方が狭幅な扇状の
面部分Sを構成することができる。
は、排水部分8の側縁部から上方に傾斜状に立上がる立
上がり片11と、前記11の上端から横方向であって外
向きに延びる上面片12と、前記上面片12の先端から
短く下向きに延びる折返し片13とからなり、下面が開
放する中空状である。そして、第1の重合部9と第2の
重合部10とは、前記上面片12の横幅が異なっている
から横幅に差があり、排水板6を横向きに並列した場
合、隣り合う排水板6の第2の重合部10が第1の重合
部9の内部に重合する構成である。したがって、前記し
た構成の排水板6を複数枚横方向に並列状に敷設し、隣
り合う排水板6の第2の重合部10を第1の重合部9の
内部に収納するように重合し、又第2の重合部10を第
1の重合部9の内部において傾斜させると、図6で示す
ように各排水板6が次第に傾斜状となり、複数枚の排水
板6を並列した状態では扇状の面部分Sを形成すること
ができる。特に、図6から8で示すように、排水板6の
下端において第2の重合部10を第1の重合部9の内部
外側に位置させ、排水板6の上端において第2の重合部
10を第1の重合部9の内部内側に位置するように傾斜
させると、全体として下方が広幅で上方が狭幅な扇状の
面部分Sを構成することができる。
【0010】図6では、4枚の排水板6を横に並列状に
連結して1つの面部分Sを構成しているが、例えば6枚
の排水板6を横方向に並列した面部分Sを更に横方向に
接続すると、図9で示すように大きな扇状の曲率面を構
成することができる。また、図10で示すように、排水
部分8を下端の横幅を上端の横幅より広くしてテーパー
状とし、この排水部分8の左右の両側縁部に前記と同様
の第1の重合部9、第2の重合部10を形成した排水板
6を使用して面部分Sを構成すると、上端と下端との横
幅が大きく変化する面部分Sを形成することができる。
したがって、排水板6において第1の重合部9と第2の
重合部10との横幅の差、及びテーパーを形成した排水
部分8を適宜に選定することにより、面部分Sの扇状の
形態を自由に設定することができる。また、前記したよ
うにして面部分Sを構成すると、排水板6を同一規格寸
法のものを使用することができ、また隣り合う排水板6
の側縁の接続部分を内側から支える垂木も長さが一定の
ものを使用することができる。
連結して1つの面部分Sを構成しているが、例えば6枚
の排水板6を横方向に並列した面部分Sを更に横方向に
接続すると、図9で示すように大きな扇状の曲率面を構
成することができる。また、図10で示すように、排水
部分8を下端の横幅を上端の横幅より広くしてテーパー
状とし、この排水部分8の左右の両側縁部に前記と同様
の第1の重合部9、第2の重合部10を形成した排水板
6を使用して面部分Sを構成すると、上端と下端との横
幅が大きく変化する面部分Sを形成することができる。
したがって、排水板6において第1の重合部9と第2の
重合部10との横幅の差、及びテーパーを形成した排水
部分8を適宜に選定することにより、面部分Sの扇状の
形態を自由に設定することができる。また、前記したよ
うにして面部分Sを構成すると、排水板6を同一規格寸
法のものを使用することができ、また隣り合う排水板6
の側縁の接続部分を内側から支える垂木も長さが一定の
ものを使用することができる。
【0011】前記した排水板6は、長尺な帯状の金属板
をプレス成形することにより、左右の第1の重合部9、
第2の重合部10を形成することができる。しかし、排
水部分8がテーパー状であれば、左右の第1の重合部
9、第2の重合部10の一端部から他端部における間隔
が異なって一体成形し難いので、第1の重合部9及び第
2の重合部10を個別にプレス成形すればよい。また、
プレス成形以外にも、例えば片持ちロール成形機を使用
して排水板6の第1の重合部9、第2の重合部10を成
形することができる。即ち、ロール成形機は上下一対の
ロールが多数並列し、金属板材を上下一対のロール間に
順次通過させ、第1段目のロールから次第に屈曲させて
最終段のロールで所望の形状に成形するのである。した
がって、排水板6の一側縁をロール成形して第1の重合
部9を形成したら、次いで排水板6の他側縁をロール成
形して第2の重合部10を形成するのである。このよう
に左右両側縁の第1の重合部9、第2の重合部10を別
異にロール成形すると、複雑な形状の第1の重合部9、
第2の重合部10であっても極めて簡単に、しかも効率
よく成形することができる。
をプレス成形することにより、左右の第1の重合部9、
第2の重合部10を形成することができる。しかし、排
水部分8がテーパー状であれば、左右の第1の重合部
9、第2の重合部10の一端部から他端部における間隔
が異なって一体成形し難いので、第1の重合部9及び第
2の重合部10を個別にプレス成形すればよい。また、
プレス成形以外にも、例えば片持ちロール成形機を使用
して排水板6の第1の重合部9、第2の重合部10を成
形することができる。即ち、ロール成形機は上下一対の
ロールが多数並列し、金属板材を上下一対のロール間に
順次通過させ、第1段目のロールから次第に屈曲させて
最終段のロールで所望の形状に成形するのである。した
がって、排水板6の一側縁をロール成形して第1の重合
部9を形成したら、次いで排水板6の他側縁をロール成
形して第2の重合部10を形成するのである。このよう
に左右両側縁の第1の重合部9、第2の重合部10を別
異にロール成形すると、複雑な形状の第1の重合部9、
第2の重合部10であっても極めて簡単に、しかも効率
よく成形することができる。
【0012】本発明の第1実施例では、前記屋根下地部
分7の上面に前記排水板6を横方向に並列するように敷
設し、左右に隣り合う排水板6の第1の重合部9と第2
の重合部10との重合する部分に固定具14を設けて左
右の排水板6を支持するのである。前記した固定具14
は前記鉄骨母屋4に掛け止める係止具141と、前記係
止具141から直立する例えばボルトからなる脚杆14
2と、前記した脚杆142に固着する受座具143とを
有し、前記係止具141を鉄骨母屋4に止着して脚杆1
42を直立させた状態で、脚杆142の高さの途中に、
例えばナットからなる支持具144を設けて左右の排水
板6の重合する第2の重合部10の上面片12を下から
支える。そして、前記受座具143を脚杆142に挿通
して重合する第1の重合部9の上面片12の上面に押圧
するように載置状態にしたら、脚杆142に例えばナッ
トからなる止着具145を挿通して受座具143の上面
に固着し、受座具143を脚杆142に強固に固定す
る。前記受座具143は、脚杆142に固着される基板
部146の左右の側縁に第1受片147を延在させ、ま
た前記第1受片147の先端に段状に上がる第2受片1
48を延在させて先端に折返し状の掛り止部149を設
けるとともに、前記基板部146の前後の端縁に保持片
150を直立状に設けた構成である。したがって、前記
固定具14は脚杆142に挿着して排水板6を保持して
いる状態では重合する第1の重合部9、第2の重合部1
0の上面片12を上から強固に固定しているが、上面で
は垂木15を支える。なお、第2の重合部10の内部
に、固定具14ごとにスぺーサー(図示せず)を介装し
て重合する第1の重合部9、第2の重合部10を下から
補強するようにしてもよい。前記固定具14は、左右に
隣り合う排水板6の重合する第1の重合部9、第2の重
合部10の上面に、排水板6の長さ方向に沿って適宜の
間隔で並列状に配設するのである。
分7の上面に前記排水板6を横方向に並列するように敷
設し、左右に隣り合う排水板6の第1の重合部9と第2
の重合部10との重合する部分に固定具14を設けて左
右の排水板6を支持するのである。前記した固定具14
は前記鉄骨母屋4に掛け止める係止具141と、前記係
止具141から直立する例えばボルトからなる脚杆14
2と、前記した脚杆142に固着する受座具143とを
有し、前記係止具141を鉄骨母屋4に止着して脚杆1
42を直立させた状態で、脚杆142の高さの途中に、
例えばナットからなる支持具144を設けて左右の排水
板6の重合する第2の重合部10の上面片12を下から
支える。そして、前記受座具143を脚杆142に挿通
して重合する第1の重合部9の上面片12の上面に押圧
するように載置状態にしたら、脚杆142に例えばナッ
トからなる止着具145を挿通して受座具143の上面
に固着し、受座具143を脚杆142に強固に固定す
る。前記受座具143は、脚杆142に固着される基板
部146の左右の側縁に第1受片147を延在させ、ま
た前記第1受片147の先端に段状に上がる第2受片1
48を延在させて先端に折返し状の掛り止部149を設
けるとともに、前記基板部146の前後の端縁に保持片
150を直立状に設けた構成である。したがって、前記
固定具14は脚杆142に挿着して排水板6を保持して
いる状態では重合する第1の重合部9、第2の重合部1
0の上面片12を上から強固に固定しているが、上面で
は垂木15を支える。なお、第2の重合部10の内部
に、固定具14ごとにスぺーサー(図示せず)を介装し
て重合する第1の重合部9、第2の重合部10を下から
補強するようにしてもよい。前記固定具14は、左右に
隣り合う排水板6の重合する第1の重合部9、第2の重
合部10の上面に、排水板6の長さ方向に沿って適宜の
間隔で並列状に配設するのである。
【0013】前記垂木15は上面部151、および左右
の側面部152を有する下面が開放した金属製ハット型
の長尺材で、各側面部152の下端には外向きの鍔部1
53を延在させ、側面部152の下端と鍔部153の基
端との部分に外側に開放する弧状の窪部154を形成し
た構成である。
の側面部152を有する下面が開放した金属製ハット型
の長尺材で、各側面部152の下端には外向きの鍔部1
53を延在させ、側面部152の下端と鍔部153の基
端との部分に外側に開放する弧状の窪部154を形成し
た構成である。
【0014】排水板6に沿って並列状に配置された固定
具14に前記垂木15を固定するには、図4で示すよう
に受座具143の左右の第1受片147の上面に垂木1
5の鍔部153を載置し、掛り止部149と側面部15
2との間に楔状のキー材16を打ち込む。前記キー材1
6は、前端と後端との幅が異なるテーパー状で、窪部1
54に臨む一側縁は直線状であるが、掛り止部149に
臨む他側縁は傾斜し、傾斜側縁に歯161が形成されて
いる。したがって、垂木15を固定具14の受座具14
3の上面に載置して左右の掛り止部149と窪部154
との間に前記キー材16を打ち込むと、キー材16が楔
状であるから窪部154が強固に圧着され、垂木15が
固定状となる。特に、前記キー材16を各固定具14ご
とに全て設けると、垂木15は全長が強固に固定される
ことになる。
具14に前記垂木15を固定するには、図4で示すよう
に受座具143の左右の第1受片147の上面に垂木1
5の鍔部153を載置し、掛り止部149と側面部15
2との間に楔状のキー材16を打ち込む。前記キー材1
6は、前端と後端との幅が異なるテーパー状で、窪部1
54に臨む一側縁は直線状であるが、掛り止部149に
臨む他側縁は傾斜し、傾斜側縁に歯161が形成されて
いる。したがって、垂木15を固定具14の受座具14
3の上面に載置して左右の掛り止部149と窪部154
との間に前記キー材16を打ち込むと、キー材16が楔
状であるから窪部154が強固に圧着され、垂木15が
固定状となる。特に、前記キー材16を各固定具14ご
とに全て設けると、垂木15は全長が強固に固定される
ことになる。
【0015】前記垂木15を固定具14の上面に固定し
たら、各垂木15の上面に外側屋根部3を敷設すればよ
い。前記外側屋根部3は、下内層材5と同様に垂木15
の上面に直接外屋根材を葺いて構成してもよいし(図
4)、又は垂木15の上面に硬質木毛板、発泡セメント
板などの上内層材(図示せず)を敷設した後に外屋根板
材を葺いて構成してもよい。そして、外側屋根部3は横
葺きの屋根板を使用したり、タイル、その他の比較的小
さな面積の屋根板を使用することができるので、図9に
示すような扇形状の面部分Sを簡単に構成することがで
き、この面部分Sを連続させることにより屋根全体とし
て図1に示すような変化に富む様々な形状の屋根を容易
に施工することができる。
たら、各垂木15の上面に外側屋根部3を敷設すればよ
い。前記外側屋根部3は、下内層材5と同様に垂木15
の上面に直接外屋根材を葺いて構成してもよいし(図
4)、又は垂木15の上面に硬質木毛板、発泡セメント
板などの上内層材(図示せず)を敷設した後に外屋根板
材を葺いて構成してもよい。そして、外側屋根部3は横
葺きの屋根板を使用したり、タイル、その他の比較的小
さな面積の屋根板を使用することができるので、図9に
示すような扇形状の面部分Sを簡単に構成することがで
き、この面部分Sを連続させることにより屋根全体とし
て図1に示すような変化に富む様々な形状の屋根を容易
に施工することができる。
【0016】図11に示す本発明の第2実施例は、内側
屋根部2がプレストレスコンクリート層、軽量発泡コン
クリート板などの下内層材5と、前記下内層材5の上面
に敷設する排水板6とで構成した状態を示すもので、前
記排水板6は前記実施例と同様に左右の両側縁部に横幅
が異なる第1の重合部9と第2の重合部10とを設けた
ものである。そして、脚杆142としてアンカー具を使
用し、必要に応じて脚杆142にスぺーサー142”を
装着して重合する第1の重合部9と第2の重合部10と
を下から支えて補強する。また、固定具14としては長
尺な、若しくは短尺なハット型鋼を上に向けた部材を使
用し、垂木15としては2段ハット型鋼を使用する。そ
して、固定具14と垂木15とを上下に重合状に配置
し、夫々のハット型鋼の重合する鍔部分をビス等で固着
して垂木15を固定し、この垂木15の上面に外側屋根
部3を構成するのである。また、前記垂木15は各排水
板6の第1の重合部9の上方に設けられるので、屋根全
体として見た場合にはテーパー状となり、このテーパー
状に配置された垂木15に対応して曲率面を有する外側
屋根部3を形成することができる。図11において、説
明していない符号は前記した実施例の同一符号と同一の
構成であるから説明を省略する。
屋根部2がプレストレスコンクリート層、軽量発泡コン
クリート板などの下内層材5と、前記下内層材5の上面
に敷設する排水板6とで構成した状態を示すもので、前
記排水板6は前記実施例と同様に左右の両側縁部に横幅
が異なる第1の重合部9と第2の重合部10とを設けた
ものである。そして、脚杆142としてアンカー具を使
用し、必要に応じて脚杆142にスぺーサー142”を
装着して重合する第1の重合部9と第2の重合部10と
を下から支えて補強する。また、固定具14としては長
尺な、若しくは短尺なハット型鋼を上に向けた部材を使
用し、垂木15としては2段ハット型鋼を使用する。そ
して、固定具14と垂木15とを上下に重合状に配置
し、夫々のハット型鋼の重合する鍔部分をビス等で固着
して垂木15を固定し、この垂木15の上面に外側屋根
部3を構成するのである。また、前記垂木15は各排水
板6の第1の重合部9の上方に設けられるので、屋根全
体として見た場合にはテーパー状となり、このテーパー
状に配置された垂木15に対応して曲率面を有する外側
屋根部3を形成することができる。図11において、説
明していない符号は前記した実施例の同一符号と同一の
構成であるから説明を省略する。
【0017】比較的大面積の曲率面を有する屋根を構成
する場合、横方向に排水板6を並列するとともに、上下
にも排水板6を連結しなければならない。このような場
合、図12で示すように傾斜下側に位置させる排水板6
と傾斜上側に位置させる排水板6’とは横幅を変え、上
側の排水板6’を下側の排水板6より狭幅にしなければ
ならない。このような構成であると、上下の排水板6に
おいて第1の重合部9と第2の重合部10とが連結しな
いので、図12で示すように上側の排水板6’の第1の
重合部9の下端部の一部に膨出部9’を形成し、下側の
排水板6の第1の重合部9の上端部分を装着すればよ
い。
する場合、横方向に排水板6を並列するとともに、上下
にも排水板6を連結しなければならない。このような場
合、図12で示すように傾斜下側に位置させる排水板6
と傾斜上側に位置させる排水板6’とは横幅を変え、上
側の排水板6’を下側の排水板6より狭幅にしなければ
ならない。このような構成であると、上下の排水板6に
おいて第1の重合部9と第2の重合部10とが連結しな
いので、図12で示すように上側の排水板6’の第1の
重合部9の下端部の一部に膨出部9’を形成し、下側の
排水板6の第1の重合部9の上端部分を装着すればよ
い。
【0018】また、本発明では横方向に隣り合う排水板
6の第1の重合部9と第2の重合部10とを重合して内
側屋根部2の一部を構成するのであるから、仮に外側屋
根部から僅かでも雨水が浸透した場合、排水板6で排水
して天井裏にまで浸透させないようにしなければならな
い。そこで、隣り合う排水板6の第1の重合部9と第2
の重合部10とが重合する部分に、予めパッキング材、
シール材等を貼着し、重合部分を水密に閉塞して防水処
理するのが望ましい。
6の第1の重合部9と第2の重合部10とを重合して内
側屋根部2の一部を構成するのであるから、仮に外側屋
根部から僅かでも雨水が浸透した場合、排水板6で排水
して天井裏にまで浸透させないようにしなければならな
い。そこで、隣り合う排水板6の第1の重合部9と第2
の重合部10とが重合する部分に、予めパッキング材、
シール材等を貼着し、重合部分を水密に閉塞して防水処
理するのが望ましい。
【0019】以上、本発明の実施例を図面に基づいて説
明したが、本発明は前記実施例の構成に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。
明したが、本発明は前記実施例の構成に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。
【0020】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、屋根下
地部分の上面に縦葺き状の排水板を敷設して内側屋根部
を構成し、左右に隣り合う排水板の側縁上に支持部材を
固定具により保持し、前記支持部材に外側屋根部を構成
した建築物用屋根であって、前記排水板の左右の両側縁
部には下面が開放する重合部を長さ方向に沿って上方に
隆出する様に形成し、排水板の一側縁部の第1の重合部
を、他側縁部の第2の重合部より横幅を広くし、また必
要であれば排水板の平坦な排水部分を、一端の横幅より
他端の横幅の方が広くしたので、屋根の雨仕舞いが極め
て良好であって、長期間の経過により仮に外側屋根部か
ら雨水が浸透したとしても、内側屋根部において排水板
によりそのまま外部にまで排水することができ、天井裏
にまで染み込むことがない。そして、内側屋根部の排水
板は全体としてテーパー状に配列することができるの
で、曲率面を有する扇形状の屋根の面部分を構成するこ
とができ、垂木なども曲率面に対応してテーパー状に設
置し、外側屋根部もその扇形状に簡単に対応させて施工
することができるので、極めて変化に富んで意匠感のあ
る屋根を熟練を要することなく施工することができ、雨
仕舞いや断熱性においても著しい効果があり、実用的価
値の高いものとなる。
地部分の上面に縦葺き状の排水板を敷設して内側屋根部
を構成し、左右に隣り合う排水板の側縁上に支持部材を
固定具により保持し、前記支持部材に外側屋根部を構成
した建築物用屋根であって、前記排水板の左右の両側縁
部には下面が開放する重合部を長さ方向に沿って上方に
隆出する様に形成し、排水板の一側縁部の第1の重合部
を、他側縁部の第2の重合部より横幅を広くし、また必
要であれば排水板の平坦な排水部分を、一端の横幅より
他端の横幅の方が広くしたので、屋根の雨仕舞いが極め
て良好であって、長期間の経過により仮に外側屋根部か
ら雨水が浸透したとしても、内側屋根部において排水板
によりそのまま外部にまで排水することができ、天井裏
にまで染み込むことがない。そして、内側屋根部の排水
板は全体としてテーパー状に配列することができるの
で、曲率面を有する扇形状の屋根の面部分を構成するこ
とができ、垂木なども曲率面に対応してテーパー状に設
置し、外側屋根部もその扇形状に簡単に対応させて施工
することができるので、極めて変化に富んで意匠感のあ
る屋根を熟練を要することなく施工することができ、雨
仕舞いや断熱性においても著しい効果があり、実用的価
値の高いものとなる。
【図1】本発明に適応することができる様々な形状の屋
根の概略斜視図である。
根の概略斜視図である。
【図2】従来の板材で扇状面を構成する場合の概略平面
図である。
図である。
【図3】本発明の第1実施例の要部の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例の一部の縦断正面図であ
る。
る。
【図5】本発明で使用する排水板の一部の斜視図であ
る。
る。
【図6】本発明で使用する排水板を並列状にして面部分
を構成した場合の概略平面図である。
を構成した場合の概略平面図である。
【図7】図6のAーA線の断面図である。
【図8】図6のB−B線の断面図である。
【図9】本発明の面部分を連続した場合の概略平面図で
ある。
ある。
【図10】本発明で使用する排水板の他の実施例の平面
図である。
図である。
【図11】本発明の他の実施例の一部の縦断面図であ
る。
る。
【図12】本発明の他の実施例の概略平面図である。
1 屋根 2 内側屋根部 3 外側屋根部 4 鉄骨母屋 5 下内層材 6 排水板 7 屋根下地部分 8 排水部分 9 第1の重合部 10 第2の重合部 11 立上がり片 12 上面片 13 折返し片 14 固定具 15 垂木
Claims (3)
- 【請求項1】 屋根下地部分の上面に縦葺き状の排水板
を敷設して内側屋根部を構成し、左右に隣り合う排水板
の側縁上に支持部材を固定具により保持し、前記支持部
材に外側屋根部を構成した建築物用屋根であって、 前記排水板の左右の両側縁部には下面が開放する重合部
を長さ方向に沿って上方に隆出する様に形成し、排水板
の一側縁部の第1の重合部を、他側縁部の第2の重合部
より横幅を広くしてなることを特徴とする建築物用屋
根。 - 【請求項2】 排水板の平坦な排水部分は、一端の横幅
より他端の横幅の方が広くしてなることを特徴とする請
求項1に記載の建築物用屋根。 - 【請求項3】 排水板の広幅な第1の重合部と狭幅な第
2の重合部との間に防水処理を施した請求項1または請
求項2に記載の建築物用屋根。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3775791A JPH086407B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 建築物用屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3775791A JPH086407B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 建築物用屋根 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05214787A JPH05214787A (ja) | 1993-08-24 |
| JPH086407B2 true JPH086407B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=12506341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3775791A Expired - Fee Related JPH086407B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 建築物用屋根 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086407B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3775791A patent/JPH086407B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05214787A (ja) | 1993-08-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |