JPH086413A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents
加熱装置および画像形成装置Info
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- JPH086413A JPH086413A JP16328494A JP16328494A JPH086413A JP H086413 A JPH086413 A JP H086413A JP 16328494 A JP16328494 A JP 16328494A JP 16328494 A JP16328494 A JP 16328494A JP H086413 A JPH086413 A JP H086413A
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- heating device
- heating
- conductive member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁誘導加熱方式の加熱装置について、装置
の所要部の温度を検知して装置を制御する系の精度・信
頼性を向上させること。 【構成】 磁場発生手段1・2により導電部材5(5
b)に磁場を作用させて該導電部材に発生する渦電流に
よる該導電部材の発熱により被加熱材Pを加熱する電磁
誘導加熱方式の加熱装置であり、装置に配置した温度検
知素子を金属性の温度検知素子7にしたこと。
の所要部の温度を検知して装置を制御する系の精度・信
頼性を向上させること。 【構成】 磁場発生手段1・2により導電部材5(5
b)に磁場を作用させて該導電部材に発生する渦電流に
よる該導電部材の発熱により被加熱材Pを加熱する電磁
誘導加熱方式の加熱装置であり、装置に配置した温度検
知素子を金属性の温度検知素子7にしたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁(磁気)誘導加熱
方式の加熱装置、および該加熱装置を像加熱装置として
備えた画像形成装置に関する。
方式の加熱装置、および該加熱装置を像加熱装置として
備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば画像の加熱定着等のための
記録材の加熱装置、即ち、複写機・レーザービームプリ
ンター・ファクシミリ・マイクロフィルムリーダプリン
ター・画像表示(ディスプレイ)装置・記録機等の画像
形成装置において、電子写真・静電記録・磁気記録等の
適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等
より成るトナーを用いて記録材(エレクトロファックス
シート・静電記録シート・転写材シート・印刷紙など)
の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で形成した目
的の画像情報に対応した顕画像(未定着のトナー画像)
を該画像を担持している記録材面に永久固着画像として
加熱定着処理する画像加熱定着装置(像加熱装置)とし
ては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式等の接触加熱方
式の装置が広く用いられている。
記録材の加熱装置、即ち、複写機・レーザービームプリ
ンター・ファクシミリ・マイクロフィルムリーダプリン
ター・画像表示(ディスプレイ)装置・記録機等の画像
形成装置において、電子写真・静電記録・磁気記録等の
適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等
より成るトナーを用いて記録材(エレクトロファックス
シート・静電記録シート・転写材シート・印刷紙など)
の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で形成した目
的の画像情報に対応した顕画像(未定着のトナー画像)
を該画像を担持している記録材面に永久固着画像として
加熱定着処理する画像加熱定着装置(像加熱装置)とし
ては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式等の接触加熱方
式の装置が広く用いられている。
【0003】このような装置はハロゲンランプ、発熱抵
抗体に電流を流して発熱させ、加熱部材としてのローラ
やフィルムを介してトナー像の加熱を行っている。
抗体に電流を流して発熱させ、加熱部材としてのローラ
やフィルムを介してトナー像の加熱を行っている。
【0004】一方、電磁誘導加熱方式の加熱装置もあ
る。特公平5−9027号公報には、磁束により加熱部
材としての定着ローラに渦電流(うず電流)を発生させ
ジュール熱により発熱させることが提案されている。
る。特公平5−9027号公報には、磁束により加熱部
材としての定着ローラに渦電流(うず電流)を発生させ
ジュール熱により発熱させることが提案されている。
【0005】このように渦電流の発生を利用することで
発熱位置をトナーに近くすることができ、ハロゲンラン
プを用いた熱ローラ方式に比べウォームアップ時間の短
縮が達成できる。
発熱位置をトナーに近くすることができ、ハロゲンラン
プを用いた熱ローラ方式に比べウォームアップ時間の短
縮が達成できる。
【0006】また本発明者等は、加熱部材としてのフィ
ルム自体を発熱させることでフィルムが熱抵抗とならな
いようにして熱効率を向上させた電磁誘導加熱方式・フ
ィルム加熱方式の加熱装置の研究を行なってきた。
ルム自体を発熱させることでフィルムが熱抵抗とならな
いようにして熱効率を向上させた電磁誘導加熱方式・フ
ィルム加熱方式の加熱装置の研究を行なってきた。
【0007】これは磁界発生手段、例えば磁性体である
芯材(コア)と励磁コイルを組み合わせることによって
発生する磁場を励磁回路で変化させる。即ちコイルに高
周波を加えてその発生磁場の中を移動する導電部材(誘
導磁性材、磁界吸収導電材)としてのフィルムに磁界が
発生消滅を繰り返すようにしてフィルムの中の導電層に
渦電流を発生させるものである。この渦電流が導電層の
電気抵抗によって熱(ジュール熱)に変換し、結果的に
被加熱材に密着する加熱部材としてのフィルムのみが発
熱する加熱装置であり、熱効率が優れている。
芯材(コア)と励磁コイルを組み合わせることによって
発生する磁場を励磁回路で変化させる。即ちコイルに高
周波を加えてその発生磁場の中を移動する導電部材(誘
導磁性材、磁界吸収導電材)としてのフィルムに磁界が
発生消滅を繰り返すようにしてフィルムの中の導電層に
渦電流を発生させるものである。この渦電流が導電層の
電気抵抗によって熱(ジュール熱)に変換し、結果的に
被加熱材に密着する加熱部材としてのフィルムのみが発
熱する加熱装置であり、熱効率が優れている。
【0008】即ち、変動する磁界が導体中を横切ると
き、その磁界の変化を妨げる磁界を発生させるようにフ
ィルムの導電層には渦電流が発生する。この渦電流がフ
ィルムの導電層の表皮抵抗により、表皮抵抗に比例した
電力でフィルムの導電層を発熱させる。このように加熱
部材としてのフィルムの表層近くを直接発熱させるの
で、フィルム基層の熱伝導率、熱容量によらず急速に加
熱できる利点がある。また、フィルムの厚さにも依存し
ない急速加熱が実現できる。
き、その磁界の変化を妨げる磁界を発生させるようにフ
ィルムの導電層には渦電流が発生する。この渦電流がフ
ィルムの導電層の表皮抵抗により、表皮抵抗に比例した
電力でフィルムの導電層を発熱させる。このように加熱
部材としてのフィルムの表層近くを直接発熱させるの
で、フィルム基層の熱伝導率、熱容量によらず急速に加
熱できる利点がある。また、フィルムの厚さにも依存し
ない急速加熱が実現できる。
【0009】これにより省エネルギー・クイックスター
ト性を損なうことなく、フィルム基層の高剛性の厚膜化
を図り、耐久性・高速化に対処することが可能である。
ト性を損なうことなく、フィルム基層の高剛性の厚膜化
を図り、耐久性・高速化に対処することが可能である。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は上記のよ
うな各種の加熱装置のうち特に電磁誘導加熱方式の加熱
装置について、装置の所要部の温度を検知して装置を制
御する系の精度・信頼性を向上させたものを提供するこ
とを目的とする。
うな各種の加熱装置のうち特に電磁誘導加熱方式の加熱
装置について、装置の所要部の温度を検知して装置を制
御する系の精度・信頼性を向上させたものを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置および画像形成装置である。
徴とする加熱装置および画像形成装置である。
【0012】(1)磁場発生手段により導電部材に磁場
を作用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電
部材の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式
の加熱装置であり、装置に配置した温度検知素子を金属
性の温度検知素子にしたことを特徴とする加熱装置。
を作用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電
部材の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式
の加熱装置であり、装置に配置した温度検知素子を金属
性の温度検知素子にしたことを特徴とする加熱装置。
【0013】(2)磁場発生手段により導電部材に磁場
を作用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電
部材の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式
の加熱装置であり、装置に配置した温度検知素子を金属
性の温度検知素子にし、磁場発生手段の励磁コイルの作
る磁力線が入るように配置したことを特徴とする加熱装
置。
を作用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電
部材の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式
の加熱装置であり、装置に配置した温度検知素子を金属
性の温度検知素子にし、磁場発生手段の励磁コイルの作
る磁力線が入るように配置したことを特徴とする加熱装
置。
【0014】(3)磁場発生手段により導電部材に磁場
を作用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電
部材の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式
の加熱装置であり、装置に配置した温度検知素子に金属
片を当接させたことを特徴とする加熱装置。
を作用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電
部材の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式
の加熱装置であり、装置に配置した温度検知素子に金属
片を当接させたことを特徴とする加熱装置。
【0015】(4)磁場発生手段により導電部材に磁場
を作用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電
部材の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式
の加熱装置であり、装置に配置した温度検知素子に金属
片を当接させ、磁場発生手段の励磁コイルの作る磁力線
が入るように配置したことを特徴とする加熱装置。
を作用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電
部材の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式
の加熱装置であり、装置に配置した温度検知素子に金属
片を当接させ、磁場発生手段の励磁コイルの作る磁力線
が入るように配置したことを特徴とする加熱装置。
【0016】(5)導電部材が固定部材、あるいは回転
体もしくは走行移動有端部材である事を特徴とする
(1)乃至(4)の何れかに記載の加熱装置。
体もしくは走行移動有端部材である事を特徴とする
(1)乃至(4)の何れかに記載の加熱装置。
【0017】(6)導電部材が導電層を含む積層部材も
しくはそれ自体導電性の部材である事を特徴とする
(1)乃至(5)の何れかに記載の加熱装置。
しくはそれ自体導電性の部材である事を特徴とする
(1)乃至(5)の何れかに記載の加熱装置。
【0018】(7)導電部材に被加熱部材を直接もしく
は間接的に密着させる加圧部材を有する事を特徴とする
(1)乃至(6)の何れかに記載の加熱装置。
は間接的に密着させる加圧部材を有する事を特徴とする
(1)乃至(6)の何れかに記載の加熱装置。
【0019】(8)加圧部材が回転駆動されるあるいは
従動回転する加圧回転体である事を特徴とする(7)に
記載の加熱装置。
従動回転する加圧回転体である事を特徴とする(7)に
記載の加熱装置。
【0020】(9)被加熱材が加熱処理すべき画像を担
持させた被記録材であり、該被記録材に画像を加熱処理
する像加熱装置である事を特徴とする(1)乃至(8)
の何れかに記載の加熱装置。
持させた被記録材であり、該被記録材に画像を加熱処理
する像加熱装置である事を特徴とする(1)乃至(8)
の何れかに記載の加熱装置。
【0021】(10)前記(1)乃至(9)の何れかに
記載の加熱装置を像加熱装置として備えている事を特徴
とする画像形成装置。
記載の加熱装置を像加熱装置として備えている事を特徴
とする画像形成装置。
【0022】
a.温度検知素子を金属性のもの、例えば熱電対や白金
の抵抗変化を利用したものなどにすることにより、該温
度検知素子は熱容量が小さく、かつ熱伝導姓がよく、金
属自身の有するばね性を利用して、電磁誘導加熱装置の
加熱部材等の被検体に軽い負荷でしかも良好に圧接可能
であり、精度良く、かつ応答性も向上させることが可能
である。
の抵抗変化を利用したものなどにすることにより、該温
度検知素子は熱容量が小さく、かつ熱伝導姓がよく、金
属自身の有するばね性を利用して、電磁誘導加熱装置の
加熱部材等の被検体に軽い負荷でしかも良好に圧接可能
であり、精度良く、かつ応答性も向上させることが可能
である。
【0023】b.また、この金属性の温度検知素子を電
磁誘導加熱装置の磁場発生手段の励磁コイルの作る磁力
線が入るように配置することで、その金属性の温度検知
素子自身も渦電流による発熱をする。このため該温度検
知素子を電磁誘導加熱装置の加熱部材等の被検体に非接
触状態で配置し、どの程度のエネルギーが被検体に加え
られたかを検知することが可能である。即ち被検体温度
の非接触検知が可能である。
磁誘導加熱装置の磁場発生手段の励磁コイルの作る磁力
線が入るように配置することで、その金属性の温度検知
素子自身も渦電流による発熱をする。このため該温度検
知素子を電磁誘導加熱装置の加熱部材等の被検体に非接
触状態で配置し、どの程度のエネルギーが被検体に加え
られたかを検知することが可能である。即ち被検体温度
の非接触検知が可能である。
【0024】これにより温度検知素子を被検体に接触さ
せることによる被検体に対する傷発生や被検体の駆動ト
ルクの増加といった問題も解消できる。また温度検知素
子自身も保護用被膜等の必要性がなくなる。
せることによる被検体に対する傷発生や被検体の駆動ト
ルクの増加といった問題も解消できる。また温度検知素
子自身も保護用被膜等の必要性がなくなる。
【0025】特に、この非接触検知により実際に被検体
に供給された熱量を直接検出できるので、回路のばらつ
きや温度検知素子の当接状態のばらつきに左右されない
温度制御が可能となった。
に供給された熱量を直接検出できるので、回路のばらつ
きや温度検知素子の当接状態のばらつきに左右されない
温度制御が可能となった。
【0026】c.温度検知素子が金属性でなくとも、例
えばサーミスタ等の半導電性のものである場合でも、こ
れに金属片を当接付加させる構成とすることで前記a項
の金属性の温度検知素子の場合と同様の効果を得ること
ができる。
えばサーミスタ等の半導電性のものである場合でも、こ
れに金属片を当接付加させる構成とすることで前記a項
の金属性の温度検知素子の場合と同様の効果を得ること
ができる。
【0027】d.またさらにこの金属片を当接付加した
温度検知素子を電磁誘導加熱装置の磁場発生手段の励磁
コイルの作る磁力線が入るように配置することで、前記
b項の金属性の温度検知素子の場合と同様の効果を得る
ことができる。
温度検知素子を電磁誘導加熱装置の磁場発生手段の励磁
コイルの作る磁力線が入るように配置することで、前記
b項の金属性の温度検知素子の場合と同様の効果を得る
ことができる。
【0028】
〈実施例1〉(図1〜図3) (1)装置の全体的な概略構成 図1は本発明に従う電磁誘導加熱方式の加熱装置の一例
の構成を示す横断面摸式図である。本実施例の加熱装置
は、導電部材(加熱部材)として導電層を有する回転エ
ンドレスフィルム(定着フィルム)を用いた、電磁誘導
加熱方式・フィルム加熱方式の画像加熱定着装置(像加
熱装置)である。図2は磁場発生手段である芯材(コ
ア)と励磁コイルの斜視図である。
の構成を示す横断面摸式図である。本実施例の加熱装置
は、導電部材(加熱部材)として導電層を有する回転エ
ンドレスフィルム(定着フィルム)を用いた、電磁誘導
加熱方式・フィルム加熱方式の画像加熱定着装置(像加
熱装置)である。図2は磁場発生手段である芯材(コ
ア)と励磁コイルの斜視図である。
【0029】1・2は磁場発生手段としての、E型芯材
と、これに巻き付けた励磁コイルである。この芯材1・
励磁コイル2は後述するフィルム5・被記録材(被加熱
材)Pの搬送(移動)方向と交差(直交)する方向を長
手とする横長部材である。
と、これに巻き付けた励磁コイルである。この芯材1・
励磁コイル2は後述するフィルム5・被記録材(被加熱
材)Pの搬送(移動)方向と交差(直交)する方向を長
手とする横長部材である。
【0030】3・3は励磁コイル2を巻き付けた芯材1
を支持し、フィルム5の走行を保つためのステーであ
り、液晶ポリマー・フェノール樹脂等で構成され、フィ
ルムと接触する部分に摺擦板が張り付けられている。
を支持し、フィルム5の走行を保つためのステーであ
り、液晶ポリマー・フェノール樹脂等で構成され、フィ
ルムと接触する部分に摺擦板が張り付けられている。
【0031】このステー3・3は励磁コイル2を巻き付
けたE型芯材1の3本足側を下向きにして、その長手両
側を挟み込むように配設された横長部材である。
けたE型芯材1の3本足側を下向きにして、その長手両
側を挟み込むように配設された横長部材である。
【0032】4は励磁コイル2を巻き付けたE型芯材1
の下向き面に設けたフィルム摺動板(滑板)であり、フ
ィルム5との摩擦抵抗の少ないガラス等である。更にそ
の表面にグリース・オイル等の潤滑材を塗布することが
好ましい。あるいは芯材1で平滑な面としてフィルム摺
動部を構成しても良い。
の下向き面に設けたフィルム摺動板(滑板)であり、フ
ィルム5との摩擦抵抗の少ないガラス等である。更にそ
の表面にグリース・オイル等の潤滑材を塗布することが
好ましい。あるいは芯材1で平滑な面としてフィルム摺
動部を構成しても良い。
【0033】上記の芯材1・励磁コイル2・ステー3・
フィルム摺動板4等からなるアセンブリ(電磁誘導加熱
構造体)の外側に導電部材としてのエンドレス状(円筒
状、シームレス)の耐熱性フィルム5をルーズに外嵌さ
せてある。
フィルム摺動板4等からなるアセンブリ(電磁誘導加熱
構造体)の外側に導電部材としてのエンドレス状(円筒
状、シームレス)の耐熱性フィルム5をルーズに外嵌さ
せてある。
【0034】6は加圧ローラであり、芯金の周囲にシリ
コーンゴム、フッ素ゴム等を被覆して構成される。この
加圧ローラ6は不図示の軸受手段・付勢手段により所定
の押圧力をもって上記アセンブリ1〜4のフィルム摺動
板4の下面に対してフィルム5を挟ませて圧接してあ
り、フィルム摺動板4の下面との間にフィルム5を挟ん
で圧接ニップ部(定着ニップ部)Nを形成する。
コーンゴム、フッ素ゴム等を被覆して構成される。この
加圧ローラ6は不図示の軸受手段・付勢手段により所定
の押圧力をもって上記アセンブリ1〜4のフィルム摺動
板4の下面に対してフィルム5を挟ませて圧接してあ
り、フィルム摺動板4の下面との間にフィルム5を挟ん
で圧接ニップ部(定着ニップ部)Nを形成する。
【0035】該加圧ローラ6は駆動手段Mにより矢示の
反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ6の回転
駆動による該ローラとフィルム外面との摩擦力でフィル
ム5に回転力が作用して、該フィルム5がフィルム摺動
板4の下面に密着摺動してアセンブリ1〜4の外回りを
回転する。
反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ6の回転
駆動による該ローラとフィルム外面との摩擦力でフィル
ム5に回転力が作用して、該フィルム5がフィルム摺動
板4の下面に密着摺動してアセンブリ1〜4の外回りを
回転する。
【0036】導電部材(加熱部材)としてのフィルム5
は厚さ10μm〜100μmのポリイミド・ポリアミド
イミド・PEEK・PES・PPS・PFA・PTFE
・FEP等の耐熱性樹脂を基層5aとし、その基層5a
の外周(被加熱材圧接面側)に導電層5bを、Fe,C
oや、例えばNi,Cu,Cr等の金属を1μm〜10
0μmの厚みでメッキ等の処理によって形成している。
更にその導電層5bの自由面に表面層として例えばPF
A,PTFE,FEP,シリコーン樹脂等のトナー離型
性の良好な耐熱性樹脂を混合ないし独立で被覆して離形
層5cを形成した、3層構成のものである。この例では
フィルム基層5aと導電層5bを別々の層としたが、フ
ィルム基層5aそのものを導電層としてもよい。
は厚さ10μm〜100μmのポリイミド・ポリアミド
イミド・PEEK・PES・PPS・PFA・PTFE
・FEP等の耐熱性樹脂を基層5aとし、その基層5a
の外周(被加熱材圧接面側)に導電層5bを、Fe,C
oや、例えばNi,Cu,Cr等の金属を1μm〜10
0μmの厚みでメッキ等の処理によって形成している。
更にその導電層5bの自由面に表面層として例えばPF
A,PTFE,FEP,シリコーン樹脂等のトナー離型
性の良好な耐熱性樹脂を混合ないし独立で被覆して離形
層5cを形成した、3層構成のものである。この例では
フィルム基層5aと導電層5bを別々の層としたが、フ
ィルム基層5aそのものを導電層としてもよい。
【0037】励磁コイル2に励磁回路10から電流が印
加されることでフィルム5の導電層5bが電磁誘導加熱
により発熱する。
加されることでフィルム5の導電層5bが電磁誘導加熱
により発熱する。
【0038】7は加熱部材としてのフィルム5に接触さ
せた、フィルムの表面温度を検知する温度検知素子であ
る。この温度検知素子については後記(3)項で詳述す
るが、この温度検知素子7にて加熱部材としてのフィル
ム5の温度を計測して、その計測温度に基づき励磁コイ
ル2の励磁回路10がレギュレータ11にて制御されて
励磁コイル2への印加電流値が制御され、フィルム5の
温度(定着温度)が適正に制御される。
せた、フィルムの表面温度を検知する温度検知素子であ
る。この温度検知素子については後記(3)項で詳述す
るが、この温度検知素子7にて加熱部材としてのフィル
ム5の温度を計測して、その計測温度に基づき励磁コイ
ル2の励磁回路10がレギュレータ11にて制御されて
励磁コイル2への印加電流値が制御され、フィルム5の
温度(定着温度)が適正に制御される。
【0039】8は過昇温時に励磁コイル2への通電を遮
断する温度ヒューズ、サーモスイッチ等の安全素子であ
り、本実施例では芯材1に当接させて配置してある。
断する温度ヒューズ、サーモスイッチ等の安全素子であ
り、本実施例では芯材1に当接させて配置してある。
【0040】而して、加圧ローラ6の回転によるフィル
ム5の回転がなされ、励磁回路10から励磁コイル2へ
の電流印加がなされてフィルム5の導電層5bが発熱し
た状態において、圧接ニップ部Nに被加熱体としての被
記録材Pが導入されてフィルム5面に密着して該フィル
ムと一緒に圧接ニップ部Nを通過することで、電磁誘導
加熱されたフィルム5の熱が被記録材Pに付与された未
定着トナー像Tが加熱定着T′される。圧接ニップ部N
を通った被記録材Pはフィルム4の面から分離されて搬
送される。 (2)加熱原理 励磁コイル2には励磁回路10から交流電流が印加さ
れ、これによってコイル2の周囲に図1・図2の矢印H
で示した磁束が生成消滅をくり返す。この磁束Hがフィ
ルム5の導電層5bを横切るように芯材1は構成され
る。
ム5の回転がなされ、励磁回路10から励磁コイル2へ
の電流印加がなされてフィルム5の導電層5bが発熱し
た状態において、圧接ニップ部Nに被加熱体としての被
記録材Pが導入されてフィルム5面に密着して該フィル
ムと一緒に圧接ニップ部Nを通過することで、電磁誘導
加熱されたフィルム5の熱が被記録材Pに付与された未
定着トナー像Tが加熱定着T′される。圧接ニップ部N
を通った被記録材Pはフィルム4の面から分離されて搬
送される。 (2)加熱原理 励磁コイル2には励磁回路10から交流電流が印加さ
れ、これによってコイル2の周囲に図1・図2の矢印H
で示した磁束が生成消滅をくり返す。この磁束Hがフィ
ルム5の導電層5bを横切るように芯材1は構成され
る。
【0041】変動する磁界が導体中を横切るとき、その
磁界の変化を妨げる磁界を生じるように導体中には渦電
流が発生する。この渦電流を矢印A(図1)で示す。
磁界の変化を妨げる磁界を生じるように導体中には渦電
流が発生する。この渦電流を矢印A(図1)で示す。
【0042】この渦電流は表皮効果のためにほとんど導
電層5bの励磁コイル2側の面に集中して流れ、フィル
ム導電層5bの表皮抵抗RS に比例した電力で発熱を生
じる。
電層5bの励磁コイル2側の面に集中して流れ、フィル
ム導電層5bの表皮抵抗RS に比例した電力で発熱を生
じる。
【0043】RS は、角周波数ω、透磁率μ、固有抵抗
ρから得られる表皮深さ
ρから得られる表皮深さ
【0044】
【外1】 と表せる。
【0045】従って、RS を大きくするか、If を大き
くすれば、電力を増すことができ、発熱量を増すことが
可能となる。
くすれば、電力を増すことができ、発熱量を増すことが
可能となる。
【0046】RS を大きくするには周波数ωを高くする
か、透磁率μの高い材料、固有抵抗ρの高いものを使え
ば良い。
か、透磁率μの高い材料、固有抵抗ρの高いものを使え
ば良い。
【0047】これからすると、非磁性金属を導電層5b
に用いると加熱しずらいことが推測されるが、導電層5
bの厚さtが表皮深さδより薄い場合には、 RS ≒ρ/t となるので加熱可能となる。
に用いると加熱しずらいことが推測されるが、導電層5
bの厚さtが表皮深さδより薄い場合には、 RS ≒ρ/t となるので加熱可能となる。
【0048】励磁コイル2に印加する交流電流の周波数
は10〜500kHzが好ましい。
は10〜500kHzが好ましい。
【0049】10kHz以上になると、導電層5bへの
吸収効率が良くなり、500kHz迄は安価な素子を用
いて励磁回路を組むことができる。
吸収効率が良くなり、500kHz迄は安価な素子を用
いて励磁回路を組むことができる。
【0050】更には20kHz以上であれば可聴域をこ
えるため通電時に音がすることがなく、200kHz以
下では励磁回路で生じるロスも少なく、周辺への放射ノ
イズも小さい。
えるため通電時に音がすることがなく、200kHz以
下では励磁回路で生じるロスも少なく、周辺への放射ノ
イズも小さい。
【0051】また10〜500kHzの交流電流を導電
層5bに印加した場合、表皮深さは数μmから数百μm
程度である。
層5bに印加した場合、表皮深さは数μmから数百μm
程度である。
【0052】実際に導電層5bの厚みを1μmより小さ
くすると、ほとんどの電磁エネルギーが導電層5bで吸
収しきれないためエネルギー効率が悪くなる。
くすると、ほとんどの電磁エネルギーが導電層5bで吸
収しきれないためエネルギー効率が悪くなる。
【0053】また、もれた磁界が他の金属部を加熱する
という問題も生じる。
という問題も生じる。
【0054】一方で100μを越えた導電層5bではフ
ィルム5の剛性が高くなりすぎることと、導電層5b中
の熱伝導によって熱が伝わり、離形層5cが暖まりにく
くなるという問題が生じる。
ィルム5の剛性が高くなりすぎることと、導電層5b中
の熱伝導によって熱が伝わり、離形層5cが暖まりにく
くなるという問題が生じる。
【0055】従って導電層5bの厚みは1〜100μm
が好ましい。
が好ましい。
【0056】また導電層5bの発熱を増すためにはIf
を大きくすれば良く、そのためには励磁コイル2によっ
て生成される磁束を強くする、あるいは磁束の変化を大
きくすれば良い。この方法としてコイル2の巻き線数を
増すか、励磁コイル2の芯材1をフェライト、パーマロ
イといった高透磁率で残留磁束密度の低いものを用いる
と良い。
を大きくすれば良く、そのためには励磁コイル2によっ
て生成される磁束を強くする、あるいは磁束の変化を大
きくすれば良い。この方法としてコイル2の巻き線数を
増すか、励磁コイル2の芯材1をフェライト、パーマロ
イといった高透磁率で残留磁束密度の低いものを用いる
と良い。
【0057】本実施例では芯材1として断面E字型のE
型心材を用い、この芯材1にフィルム5の移動方向と略
直交する方向である圧接ニップ部Nの長手方向に沿って
励磁コイル2を巻いている。端部側B・Cでは磁束が集
中して発熱量が増して端部での熱の逃げが補償される。
型心材を用い、この芯材1にフィルム5の移動方向と略
直交する方向である圧接ニップ部Nの長手方向に沿って
励磁コイル2を巻いている。端部側B・Cでは磁束が集
中して発熱量が増して端部での熱の逃げが補償される。
【0058】フィルム5の導電層5bの抵抗値が小さす
ぎると、渦電流が発生した際の発熱効率が悪化するた
め、導電層5bの固有体積低効率は20℃環境下で1.
5×10-8Ωm以上が好ましい。
ぎると、渦電流が発生した際の発熱効率が悪化するた
め、導電層5bの固有体積低効率は20℃環境下で1.
5×10-8Ωm以上が好ましい。
【0059】本実施例ではフィルム5の導電層5bをメ
ッキ処理によって形成したが、真空蒸着・スパッタリン
グ等で形成しても良い。これによりメッキ処理できない
アルミニウムや金属酸化物合金を導電層5bに用いるこ
とができる。但し、メッキ処理が膜厚を得られ易いため
1〜100μmの層厚を得るためにはメッキ処理が好ま
しい。
ッキ処理によって形成したが、真空蒸着・スパッタリン
グ等で形成しても良い。これによりメッキ処理できない
アルミニウムや金属酸化物合金を導電層5bに用いるこ
とができる。但し、メッキ処理が膜厚を得られ易いため
1〜100μmの層厚を得るためにはメッキ処理が好ま
しい。
【0060】例えば高透過率の鉄、コバルト、ニッケル
等の強磁性体を付けると、励磁コイル2によって生成さ
れる電磁エネルギーを吸収し易く、効率よく加熱できか
つ、機外へもれる磁気も少なくなり、周辺装置への影響
も減らせる。また、これらのもので高低効率のものを選
ぶともっと良い。
等の強磁性体を付けると、励磁コイル2によって生成さ
れる電磁エネルギーを吸収し易く、効率よく加熱できか
つ、機外へもれる磁気も少なくなり、周辺装置への影響
も減らせる。また、これらのもので高低効率のものを選
ぶともっと良い。
【0061】また、フィルム5の導電層5bは金属のみ
ならず、低熱伝導電性基材に表面離形層を接着するため
の接着剤中に導電性、高透磁率な粒子、ウィスカーを分
散させて導電層としても良い。
ならず、低熱伝導電性基材に表面離形層を接着するため
の接着剤中に導電性、高透磁率な粒子、ウィスカーを分
散させて導電層としても良い。
【0062】例えば、マンガン、チタン、クロム、鉄、
銅、コバルト、ニッケル等の粒子やこれらの合金である
フェライトや酸化物の粒子やウィスカーといったものを
カーボン等の導電性粒子と混合し、接着剤中に分散させ
て導電層とすることができる。
銅、コバルト、ニッケル等の粒子やこれらの合金である
フェライトや酸化物の粒子やウィスカーといったものを
カーボン等の導電性粒子と混合し、接着剤中に分散させ
て導電層とすることができる。
【0063】以上説明したように、フィルム5の表層近
くを直接発熱させるので、フィルム基材(基層)5aの
熱伝導率、熱容量によらず、急速に加熱できる利点があ
る。
くを直接発熱させるので、フィルム基材(基層)5aの
熱伝導率、熱容量によらず、急速に加熱できる利点があ
る。
【0064】またフィルム5の厚さにも依存しないため
に、高速化のためにフィルム5の剛性を向上するためフ
ィルム5の基材5aを厚くしても迅速に定着温度にまで
加熱できる。
に、高速化のためにフィルム5の剛性を向上するためフ
ィルム5の基材5aを厚くしても迅速に定着温度にまで
加熱できる。
【0065】更にはフィルム基材5aは低熱伝導性の樹
脂のため断熱性が良く、フィルム内側にあるコイル等の
熱容量の大きなものとは断熱ができるので連続プリント
を行なっても熱のロスが少なく、エネルギー効率が良
い。かつフィルム内のコイル2に熱が伝わらずコイルと
しての性能低下も生じない。
脂のため断熱性が良く、フィルム内側にあるコイル等の
熱容量の大きなものとは断熱ができるので連続プリント
を行なっても熱のロスが少なく、エネルギー効率が良
い。かつフィルム内のコイル2に熱が伝わらずコイルと
しての性能低下も生じない。
【0066】そして熱効率が向上した分、装置内の昇温
も抑えられて、該加熱装置を画像加熱定着装置として用
いた電子写真装置等の画像形成装置の像形成部への影響
も少なくできる。
も抑えられて、該加熱装置を画像加熱定着装置として用
いた電子写真装置等の画像形成装置の像形成部への影響
も少なくできる。
【0067】本実施例では、磁場の方向がフィルム5に
垂直に入るように構成していたが、導電層5b中に層面
に平行に磁場を駆けても良い。
垂直に入るように構成していたが、導電層5b中に層面
に平行に磁場を駆けても良い。
【0068】また導電層5bを構成する材料として、キ
ュリー温度が定着に必要な温度のものを使用すると加熱
されてキュリー温度に近づくと比熱が増大し、内部エネ
ルギーに変わるので自己温度制御が可能となる。キュリ
ー温度を越えると自発磁化がなくなり、これによって導
電層5b中に生成される磁界はキュリー温度以下より減
少し、そのため渦電流が減少して発熱を抑制する方向で
働くので自己温度制御が可能となる。このキュリー点と
してはトナーの軟化点に合わせて100℃〜200℃が
好ましい。
ュリー温度が定着に必要な温度のものを使用すると加熱
されてキュリー温度に近づくと比熱が増大し、内部エネ
ルギーに変わるので自己温度制御が可能となる。キュリ
ー温度を越えると自発磁化がなくなり、これによって導
電層5b中に生成される磁界はキュリー温度以下より減
少し、そのため渦電流が減少して発熱を抑制する方向で
働くので自己温度制御が可能となる。このキュリー点と
してはトナーの軟化点に合わせて100℃〜200℃が
好ましい。
【0069】あるいは、キュリー温度付近では励磁コイ
ル2とフィルム5との間での合成インダクタンスが大き
く変化するので、コイル2に高周波を加える励磁回路側
で温度を検出し、温度制御を行なうことも可能である。
ル2とフィルム5との間での合成インダクタンスが大き
く変化するので、コイル2に高周波を加える励磁回路側
で温度を検出し、温度制御を行なうことも可能である。
【0070】またコイル2の芯材1の材質としてはキュ
リー点の低いものを用いることが好ましい。
リー点の低いものを用いることが好ましい。
【0071】装置の搬送動作が停止して加熱制御が不可
能な所謂暴走状態になった場合に芯材1が昇温し始め
る。この結果、高周波を発生させる回路から見ると励磁
コイル2のインダクタンスが大きくなったように見える
ので、励磁回路が周波数を合わせようとするとどんどん
高周波側へ変化して励磁回路の電力ロスとしてエネルギ
ーが消費され、コイル2に供給されるエネルギーは減
り、暴走は防止される。具体的にキュリー点は100℃
〜250℃で選ぶと良い。
能な所謂暴走状態になった場合に芯材1が昇温し始め
る。この結果、高周波を発生させる回路から見ると励磁
コイル2のインダクタンスが大きくなったように見える
ので、励磁回路が周波数を合わせようとするとどんどん
高周波側へ変化して励磁回路の電力ロスとしてエネルギ
ーが消費され、コイル2に供給されるエネルギーは減
り、暴走は防止される。具体的にキュリー点は100℃
〜250℃で選ぶと良い。
【0072】100℃以下ではトナーの融点より低くフ
ィルム内部が断熱されていても昇温が存在するので暴走
防止が誤作動し易く、250℃以上では暴走防止になら
ない。前述実施例ではフィルム加熱で説明したが低熱伝
導性の芯材とした熱ローラとしても良い。
ィルム内部が断熱されていても昇温が存在するので暴走
防止が誤作動し易く、250℃以上では暴走防止になら
ない。前述実施例ではフィルム加熱で説明したが低熱伝
導性の芯材とした熱ローラとしても良い。
【0073】ただし、励磁コイルと導電層は近い方が高
い磁束密度が得られるため低熱伝導性基材の薄いフィル
ム加熱方式が好ましい。
い磁束密度が得られるため低熱伝導性基材の薄いフィル
ム加熱方式が好ましい。
【0074】また実施例においてはE型の芯材1を用い
たが、I型、U型の芯材を用いても良い。またこれらを
組み合わせても良く、組み合わせないで寸法、材質を各
々で変えても良い。 (3)温度検知素子7 前述したように温度検知素子7にて加熱部材としてのフ
ィルム5の温度を計測して、その計測温度に基づき励磁
コイル2の励磁回路10がレギュレータ11にて制御さ
れて励磁コイル2への印加電流値が制御され、フィルム
5の温度(定着温度)が適正に制御される。
たが、I型、U型の芯材を用いても良い。またこれらを
組み合わせても良く、組み合わせないで寸法、材質を各
々で変えても良い。 (3)温度検知素子7 前述したように温度検知素子7にて加熱部材としてのフ
ィルム5の温度を計測して、その計測温度に基づき励磁
コイル2の励磁回路10がレギュレータ11にて制御さ
れて励磁コイル2への印加電流値が制御され、フィルム
5の温度(定着温度)が適正に制御される。
【0075】このようにフィルム5の温度を計測する理
由は、このようなフィルムを用いて定着する場合に、定
着装置全体の暖まり具合によって、被記録材Pに対する
熱の供給量が大きく変化する。そこで、定着性を確保
し、かつ過剰な熱供給によるオフセットを防止するため
にフィルム5の温度を見ながら、フィルム5に供給する
熱量、即ち励磁コイル2に印加する交流電圧、電流やデ
ューティー、周波数等を変化させる。
由は、このようなフィルムを用いて定着する場合に、定
着装置全体の暖まり具合によって、被記録材Pに対する
熱の供給量が大きく変化する。そこで、定着性を確保
し、かつ過剰な熱供給によるオフセットを防止するため
にフィルム5の温度を見ながら、フィルム5に供給する
熱量、即ち励磁コイル2に印加する交流電圧、電流やデ
ューティー、周波数等を変化させる。
【0076】このフィルム5の表面温度を検知する温度
検知素子7は、本実施例では金属性温度検知素子として
の熱電対である。
検知素子7は、本実施例では金属性温度検知素子として
の熱電対である。
【0077】熱電対7を使用する理由は、熱容量が小さ
く、かつ熱伝導性がよく、金属自身の有するばね性を利
用して、フィルム5に密着させることができるからであ
る。このため、スポンジにビーズ型のサーミスタを埋め
こんだ従来型のサーミスタに比べて軽い負荷でフィルム
5に圧接可能で、精度よく、かつ応答性も向上させるこ
とが可能である。
く、かつ熱伝導性がよく、金属自身の有するばね性を利
用して、フィルム5に密着させることができるからであ
る。このため、スポンジにビーズ型のサーミスタを埋め
こんだ従来型のサーミスタに比べて軽い負荷でフィルム
5に圧接可能で、精度よく、かつ応答性も向上させるこ
とが可能である。
【0078】このような熱電対7を図3の(a)に示
す。本例の熱電対7は銅−コンスタンタン熱電対であ
る。7aは銅電極、7bはコンスタンタン電極であり、
破損防止及び摺擦性を向上させる為にPFA・PTFE
・ポリイミド等の耐熱テープ7cで被覆されている。
す。本例の熱電対7は銅−コンスタンタン熱電対であ
る。7aは銅電極、7bはコンスタンタン電極であり、
破損防止及び摺擦性を向上させる為にPFA・PTFE
・ポリイミド等の耐熱テープ7cで被覆されている。
【0079】熱電対7としては通常よく使用される、上
記の銅−コンスタンタン熱電対の他にも、クロメル−ア
ルメル熱電対、白金−10%ロジウム熱電対、白金−1
3%ロジウム熱電対、そのほかに任意の2種類の金属を
組み合わせてもよい。このような熱電対7を温度検知素
子とする場合は、熱電対7に生じる起電力を計測して、
フィルム5の温度を計測する。
記の銅−コンスタンタン熱電対の他にも、クロメル−ア
ルメル熱電対、白金−10%ロジウム熱電対、白金−1
3%ロジウム熱電対、そのほかに任意の2種類の金属を
組み合わせてもよい。このような熱電対7を温度検知素
子とする場合は、熱電対7に生じる起電力を計測して、
フィルム5の温度を計測する。
【0080】また温度検知素子は熱電対の代りに、白金
の抵抗変化を用いるものでもフィルム5の温度を計測す
ることは可能である。この場合も白金フィルムは非常に
薄く熱容量が小さく、かつ熱伝導性が良いので、リード
電極のばね性によって軽い負荷でフィルム5に圧接可能
で、精度よく、かつ応答性も向上させることが可能であ
る。図3の(b)はこの温度検知素子を示すもので、7
dは白金電極、7e・7fはリード電極、7cは補強か
つ摺擦性向上の為のPFA,PTFE,ポリイミド等の
耐熱被覆テープである。
の抵抗変化を用いるものでもフィルム5の温度を計測す
ることは可能である。この場合も白金フィルムは非常に
薄く熱容量が小さく、かつ熱伝導性が良いので、リード
電極のばね性によって軽い負荷でフィルム5に圧接可能
で、精度よく、かつ応答性も向上させることが可能であ
る。図3の(b)はこの温度検知素子を示すもので、7
dは白金電極、7e・7fはリード電極、7cは補強か
つ摺擦性向上の為のPFA,PTFE,ポリイミド等の
耐熱被覆テープである。
【0081】温度検知素子7はフィルム5に当接させる
ならば、図1の実線示のようにフィルム5の上面(外
面)に接触させて配置しても、2点鎖線示のようにフィ
ルム5の内面に接触させて配置しても、いずれでもよ
い。
ならば、図1の実線示のようにフィルム5の上面(外
面)に接触させて配置しても、2点鎖線示のようにフィ
ルム5の内面に接触させて配置しても、いずれでもよ
い。
【0082】また、このようなフィルムを使用した定着
装置は、加圧ローラ6の熱容量が大きく、その暖まり具
合が被記録材Pに供給される熱量を大きく変化させる。
装置は、加圧ローラ6の熱容量が大きく、その暖まり具
合が被記録材Pに供給される熱量を大きく変化させる。
【0083】そのため、図1の3点鎖線示のように加圧
ローラ6に温度検知素子7を接触させて配置してこの加
圧ローラ6の表面温度を検出して、加圧ローラ6が暖ま
るに従って、徐々に励磁コイル2に加える電力を変え
て、フィルム5に発生する渦電流を変化させて定着温度
を下げる方向で変化させることが好ましい。
ローラ6に温度検知素子7を接触させて配置してこの加
圧ローラ6の表面温度を検出して、加圧ローラ6が暖ま
るに従って、徐々に励磁コイル2に加える電力を変え
て、フィルム5に発生する渦電流を変化させて定着温度
を下げる方向で変化させることが好ましい。
【0084】〈実施例2〉(図4〜図6) 前述の実施例1においては、励磁コイル2によって形成
される磁場に無関係に温度検知素子7を配置していた
が、本実施例においては、形成される磁場内に温度検知
素子7を配置するものである。
される磁場に無関係に温度検知素子7を配置していた
が、本実施例においては、形成される磁場内に温度検知
素子7を配置するものである。
【0085】この結果として温度検知素子自身も渦電流
による発熱をする。このためフィルム5との非接触状態
で、どの程度のエネルギーがフィルムに加えられたかを
検出することが可能である。これは温度検知素子7をフ
ィルム5に接触させることによるフィルム5の傷や摺動
トルクの増加といった問題を解決することができる。こ
のため温度検知素子7自身にも前述例のような保護用の
テープ7c(図3の(a)・(b))は必要なくなる。
による発熱をする。このためフィルム5との非接触状態
で、どの程度のエネルギーがフィルムに加えられたかを
検出することが可能である。これは温度検知素子7をフ
ィルム5に接触させることによるフィルム5の傷や摺動
トルクの増加といった問題を解決することができる。こ
のため温度検知素子7自身にも前述例のような保護用の
テープ7c(図3の(a)・(b))は必要なくなる。
【0086】このような自己発熱をさせるためには、温
度検知素子7としては金属性のものが好ましく、銅−コ
ンスタンタン熱電対、クロメル−アルメル熱電対、白金
−10%ロジウム熱電対、白金−13%ロジウム熱電対
のほかに、任意の2種類の金属を組み合わせてもよい。
あるいは白金の薄膜0.1mm程度のものを使用しても
よい。
度検知素子7としては金属性のものが好ましく、銅−コ
ンスタンタン熱電対、クロメル−アルメル熱電対、白金
−10%ロジウム熱電対、白金−13%ロジウム熱電対
のほかに、任意の2種類の金属を組み合わせてもよい。
あるいは白金の薄膜0.1mm程度のものを使用しても
よい。
【0087】これらの金属は磁性的には弱いものである
が、厚みが0.01mmから1mm付近の厚さでは、熱
容量が小さいのと、表皮効果でほとんどの渦電流がこの
厚さの中で流れるため、充分に自己発熱する。
が、厚みが0.01mmから1mm付近の厚さでは、熱
容量が小さいのと、表皮効果でほとんどの渦電流がこの
厚さの中で流れるため、充分に自己発熱する。
【0088】このような温度検知素子7の配置場所は、
磁場内であればどこでもよいが、より好ましくは、図4
のように圧接ニップ部Nの近傍、さらに好ましくは図5
のように圧接ニップ部N内、ないし図6のように圧接ニ
ップ部Nの長手方向の延長線上に配置することが好まし
い。図6は圧接ニップ部Nの長手方向の延長線上に通紙
域外に配置したものである。なお図6ではステー1やフ
ィルム5を省略してある。
磁場内であればどこでもよいが、より好ましくは、図4
のように圧接ニップ部Nの近傍、さらに好ましくは図5
のように圧接ニップ部N内、ないし図6のように圧接ニ
ップ部Nの長手方向の延長線上に配置することが好まし
い。図6は圧接ニップ部Nの長手方向の延長線上に通紙
域外に配置したものである。なお図6ではステー1やフ
ィルム5を省略してある。
【0089】図5のように圧接ニップ部N内に配置した
場合、非磁性の金属で構成した温度検知素子7であれ
ば、フィルム5の磁性金属等からなる発熱層5bに対し
て、ほとんど発熱に影響することなく磁束を通過させる
ので、実際の発生する磁束密度の変化に精度よく対応し
た自己発熱が得られる。かつ設計的には圧接ニップ部N
内にもっとも磁束密度の変化が大きくなるようにしてい
るため、自己発熱で温度検知を行なう場合はもっとも発
熱が大きくなり、実際のフィルムに近いものになる。
場合、非磁性の金属で構成した温度検知素子7であれ
ば、フィルム5の磁性金属等からなる発熱層5bに対し
て、ほとんど発熱に影響することなく磁束を通過させる
ので、実際の発生する磁束密度の変化に精度よく対応し
た自己発熱が得られる。かつ設計的には圧接ニップ部N
内にもっとも磁束密度の変化が大きくなるようにしてい
るため、自己発熱で温度検知を行なう場合はもっとも発
熱が大きくなり、実際のフィルムに近いものになる。
【0090】図6のように圧接ニップ部Nの長手方向の
延長線上に温度検知素子7を配置した場合には、フィル
ム5への磁束に対する影響はなくなる。前述の非磁性の
金属で温度検知素子7を形成してもよいが、より好まし
くは熱電対の少なくとも一方の金属を磁性金属と使用す
る。これにより、磁束密度が同じ変化をしても大きな発
熱をするため、より精度よく温度を測定することができ
る。
延長線上に温度検知素子7を配置した場合には、フィル
ム5への磁束に対する影響はなくなる。前述の非磁性の
金属で温度検知素子7を形成してもよいが、より好まし
くは熱電対の少なくとも一方の金属を磁性金属と使用す
る。これにより、磁束密度が同じ変化をしても大きな発
熱をするため、より精度よく温度を測定することができ
る。
【0091】〈実施例3〉(図3の(c)・(d)) 前述の実施例においては、金属性の温度検知素子7を使
用したが、本実施例においては、チタン酸バリウム,S
iC,Co/Mn/Ni等の半導電性の温度検知素子を
使用する。
用したが、本実施例においては、チタン酸バリウム,S
iC,Co/Mn/Ni等の半導電性の温度検知素子を
使用する。
【0092】これらの素子は抵抗が高い為に渦電流が発
生しない。しかし、磁性金属の薄片を該素子に接触させ
れば金属性の温度検知素子7と同じ効果が得られる。あ
るいは、素子自身を磁性金属で被うことで、前述実施例
と同様の効果を期待できる。
生しない。しかし、磁性金属の薄片を該素子に接触させ
れば金属性の温度検知素子7と同じ効果が得られる。あ
るいは、素子自身を磁性金属で被うことで、前述実施例
と同様の効果を期待できる。
【0093】この構造例を図3の(c)・(d)に示
す。即ち、(c)のものは半導電性のいわゆるサーミス
タビーズ7Aを磁性の金属箔7gで覆ったものであり、
(d)はサーミスタビーズ7Aに磁性の金属板7hを当
接させたものである。本例ではサーミスタビーズ7Aと
磁性の金属箔7gまたは金属板7hとの間はシリコーン
樹脂等の耐熱性・熱伝導性の樹脂接着材7iを充填して
磁性の金属箔7gまたは金属板7hからサーミスタビー
ズ7Aへの熱伝導性の向上を図っている。7jはサーミ
スタビーズ7Aのリード線である。
す。即ち、(c)のものは半導電性のいわゆるサーミス
タビーズ7Aを磁性の金属箔7gで覆ったものであり、
(d)はサーミスタビーズ7Aに磁性の金属板7hを当
接させたものである。本例ではサーミスタビーズ7Aと
磁性の金属箔7gまたは金属板7hとの間はシリコーン
樹脂等の耐熱性・熱伝導性の樹脂接着材7iを充填して
磁性の金属箔7gまたは金属板7hからサーミスタビー
ズ7Aへの熱伝導性の向上を図っている。7jはサーミ
スタビーズ7Aのリード線である。
【0094】このような温度検知素子の装置内の配置は
前述実施例2の金属性の温度検知素子7と同様に磁場内
である。
前述実施例2の金属性の温度検知素子7と同様に磁場内
である。
【0095】前述の金属系の温度検知素子7の場合は、
起電力は200℃までは数mVであって増幅しなければ
TTL,C−MOS等の制御レベルにできなかった。こ
のため回路が複雑高価なものになった。
起電力は200℃までは数mVであって増幅しなければ
TTL,C−MOS等の制御レベルにできなかった。こ
のため回路が複雑高価なものになった。
【0096】しかし本実施例のように、金属片7g・7
hを当接した半導電性のいわゆるサーミスタを使用すれ
ば、常温で数kΩから数百kΩ、100℃以上で数Ωか
ら数kΩのものがあり、これと10Ωから10kΩの固
定抵抗を直列につなぎ、5vを印加すれば、分圧された
電圧で0Vから5Vまで5度の変化で電圧レベルで0.
01V程度の変化が得られる。これならば充分TTL、
C−MOS等のレベルで直接ROMに取り込んで制御す
ることができるので回路も簡単で低価格に達成できる。
hを当接した半導電性のいわゆるサーミスタを使用すれ
ば、常温で数kΩから数百kΩ、100℃以上で数Ωか
ら数kΩのものがあり、これと10Ωから10kΩの固
定抵抗を直列につなぎ、5vを印加すれば、分圧された
電圧で0Vから5Vまで5度の変化で電圧レベルで0.
01V程度の変化が得られる。これならば充分TTL、
C−MOS等のレベルで直接ROMに取り込んで制御す
ることができるので回路も簡単で低価格に達成できる。
【0097】〈実施例4〉(図7) 本実施例においては、磁場発生手段と導電部材は上下に
向かい合わせて対向もしくは接触させて配設した、線輪
としての界磁コイルプレート12と、誘導磁性材として
の磁性金属材13からなる電磁誘導加熱構造体(ヒー
タ)である。この電磁誘導加熱構造体12・13を磁性
金属材13を下向きに露呈させて、熱硬化性樹脂等より
形成された剛性・耐熱性を有する横断面略半円樋型のフ
ィルム内面ガイドステー14の下面の略中央部にガイド
長手に沿って嵌め込み的に取り付け保持させてある。
向かい合わせて対向もしくは接触させて配設した、線輪
としての界磁コイルプレート12と、誘導磁性材として
の磁性金属材13からなる電磁誘導加熱構造体(ヒー
タ)である。この電磁誘導加熱構造体12・13を磁性
金属材13を下向きに露呈させて、熱硬化性樹脂等より
形成された剛性・耐熱性を有する横断面略半円樋型のフ
ィルム内面ガイドステー14の下面の略中央部にガイド
長手に沿って嵌め込み的に取り付け保持させてある。
【0098】15はエンドレスの耐熱性フィルムであ
り、上記の電磁誘導加熱構造体12・13を含むフィル
ム内面ガイドステー14にルーズに外嵌させてあり、該
フィルム15を加圧ローラ6により電磁誘導加熱構造体
12・13の磁性金属材13の下面に圧接させてある。
フィルム15には導電層は具備させていない。
り、上記の電磁誘導加熱構造体12・13を含むフィル
ム内面ガイドステー14にルーズに外嵌させてあり、該
フィルム15を加圧ローラ6により電磁誘導加熱構造体
12・13の磁性金属材13の下面に圧接させてある。
フィルム15には導電層は具備させていない。
【0099】加圧ローラ6は駆動手段Mにより矢示の反
時計方向に回転駆動され、該加圧ローラ6の回転駆動に
よる該ローラとフィルム外面との摩擦力でフィルム15
に回転力が作用して、該フィルム15が磁性金属材13
の下面に密着して摺動回転する。
時計方向に回転駆動され、該加圧ローラ6の回転駆動に
よる該ローラとフィルム外面との摩擦力でフィルム15
に回転力が作用して、該フィルム15が磁性金属材13
の下面に密着して摺動回転する。
【0100】界磁コイルプレート12の磁界コイルから
の発生高周波磁界を磁性金属材13に磁気結合させ、磁
気が及ぼす渦電流損によって磁性金属材13を加熱し、
該磁性金属材13の発熱により該磁性金属材13に密着
移動する耐熱性フィルム15が加熱される。
の発生高周波磁界を磁性金属材13に磁気結合させ、磁
気が及ぼす渦電流損によって磁性金属材13を加熱し、
該磁性金属材13の発熱により該磁性金属材13に密着
移動する耐熱性フィルム15が加熱される。
【0101】而して、フィルム15を挟んで磁性金属材
13と加圧ローラ6とで形成される圧接ニップ部Nのフ
ィルム15と加圧ローラ6との間に被加熱材としての画
像定着すべき被記録材Pが不図示の画像形成部より導入
されてフィルム15と一緒に圧接ニップ部Nを挟持搬送
されることにより磁性金属材13の熱がフィルム15を
介して被記録材Pに付与され被記録材P上の未定着トナ
ー像Tが被記録材P面に加熱定着されるものである。圧
接ニップ部Nを通った被記録材Pはフィルム15の面か
ら分離されて搬送される。
13と加圧ローラ6とで形成される圧接ニップ部Nのフ
ィルム15と加圧ローラ6との間に被加熱材としての画
像定着すべき被記録材Pが不図示の画像形成部より導入
されてフィルム15と一緒に圧接ニップ部Nを挟持搬送
されることにより磁性金属材13の熱がフィルム15を
介して被記録材Pに付与され被記録材P上の未定着トナ
ー像Tが被記録材P面に加熱定着されるものである。圧
接ニップ部Nを通った被記録材Pはフィルム15の面か
ら分離されて搬送される。
【0102】本例のような装置においても、実施例1乃
至同3のような温度検知素子を配置することで同様な効
果が得られる。
至同3のような温度検知素子を配置することで同様な効
果が得られる。
【0103】〈実施例5〉(図8) 図8の(a)・(b)・(c)はそれぞれ電磁誘導加熱
方式の加熱装置の他の構成形態例を示したものである。
方式の加熱装置の他の構成形態例を示したものである。
【0104】(a)のものは電磁誘導加熱構造体1・2
・3のステー3の下面と、駆動ローラ16と、従動ロー
ラ(テンションローラ)17との、3部材間にエンドレ
スベルト状の導電部材としてのフィルム5を懸回張設し
て駆動ローラ16によりフィルム5を回転駆動する構成
のものである。18はフィルム4を挟んでステー下面に
圧接させた加圧ローラであり、フィルム5の回転移動に
伴ない従動回転する。
・3のステー3の下面と、駆動ローラ16と、従動ロー
ラ(テンションローラ)17との、3部材間にエンドレ
スベルト状の導電部材としてのフィルム5を懸回張設し
て駆動ローラ16によりフィルム5を回転駆動する構成
のものである。18はフィルム4を挟んでステー下面に
圧接させた加圧ローラであり、フィルム5の回転移動に
伴ない従動回転する。
【0105】(b)のものは、電磁誘導加熱構造体1・
2・3のステー3の下面と駆動ローラ16の2部材間に
エンドレスベルト状の導電部材としてのフィルム5を懸
回張設して駆動ローラ16により回転駆動する構成のも
のである。
2・3のステー3の下面と駆動ローラ16の2部材間に
エンドレスベルト状の導電部材としてのフィルム5を懸
回張設して駆動ローラ16により回転駆動する構成のも
のである。
【0106】(c)のものは、導電部材としてのフィル
ム5として、エンドレスベルト状のものではなく、ロー
ル巻きにした長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出
し軸19側から電磁誘導加熱構造体1・2・3のステー
下面を経由させて巻き取り軸20側へ所定の速度で走行
させるように構成したものである。
ム5として、エンドレスベルト状のものではなく、ロー
ル巻きにした長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出
し軸19側から電磁誘導加熱構造体1・2・3のステー
下面を経由させて巻き取り軸20側へ所定の速度で走行
させるように構成したものである。
【0107】〈実施例6〉(図9) 本実施例は例えば前述実施例1の電磁誘導加熱方式の加
熱装置を画像加熱定着装置(像加熱装置)35として用
いた画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画
像形成装置は、電子写真プロセス利用のレーザービーム
プリンタである。
熱装置を画像加熱定着装置(像加熱装置)35として用
いた画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画
像形成装置は、電子写真プロセス利用のレーザービーム
プリンタである。
【0108】21は像担持体(第1の像担持体)として
の回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと
記す)である。該感光ドラム21は矢印の時計方向に所
定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動さ
れ、その回転過程で一次帯電器22によりマイナスの所
定の暗電位VDに一様に帯電処理される。
の回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと
記す)である。該感光ドラム21は矢印の時計方向に所
定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動さ
れ、その回転過程で一次帯電器22によりマイナスの所
定の暗電位VDに一様に帯電処理される。
【0109】23はレーザービームスキャナであり、不
図示の画像読取装置・ワードプロセッサ・コンピュータ
等のホスト装置から入力される目的画像情報の時系列電
気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービー
ムLを出力し、前記のように一次帯電器22でマイナス
に一様帯電された感光ドラム21面が該レーザービーム
で走査露光されることで露光部分は電位絶対値が小さく
なって明電位VLとなり回転露光ドラム21面に目的の
画像情報に対応した静電潜像が形成されていく。
図示の画像読取装置・ワードプロセッサ・コンピュータ
等のホスト装置から入力される目的画像情報の時系列電
気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービー
ムLを出力し、前記のように一次帯電器22でマイナス
に一様帯電された感光ドラム21面が該レーザービーム
で走査露光されることで露光部分は電位絶対値が小さく
なって明電位VLとなり回転露光ドラム21面に目的の
画像情報に対応した静電潜像が形成されていく。
【0110】次いでその潜像は現像器24によりマイナ
スに帯電した粉体トナーで反転現像(レーザー露光部V
Lにトナーが付着)されて顕像化される。
スに帯電した粉体トナーで反転現像(レーザー露光部V
Lにトナーが付着)されて顕像化される。
【0111】現像器24は回転駆動される現像スリーブ
24aを有し、そのスリーブ外周面にマイナスの電荷を
もったトナーの薄層がコートされて感光ドラム21面と
対向し、スリーブ24aにはその絶対値が感光ドラム2
1の暗電位VDよりも小さく、明電位VLよりも大きな
現像バイアス電圧VDCが印加されていることで、スリ
ーブ24a上のトナーが感光ドラム21の明電位VLの
部分のみ転移して潜像が顕像化(反転現像)される。
24aを有し、そのスリーブ外周面にマイナスの電荷を
もったトナーの薄層がコートされて感光ドラム21面と
対向し、スリーブ24aにはその絶対値が感光ドラム2
1の暗電位VDよりも小さく、明電位VLよりも大きな
現像バイアス電圧VDCが印加されていることで、スリ
ーブ24a上のトナーが感光ドラム21の明電位VLの
部分のみ転移して潜像が顕像化(反転現像)される。
【0112】一方、給紙トレー25上に積載セットされ
ている被記録材(第2の像担持体、転写紙)Pが給紙ロ
ーラ26により1枚宛繰り出し給送され、搬送ガイド2
7、レジストローラ対28、転写前ガイド29を経由し
て、感光ドラム21とこれに当接させて電源31で転写
バイアスを印加した転写部材としての転写ローラ30と
のニップ部(転写部)32へ、感光ドラム21の回転と
同期どりされた適切タイミングをもって給送されて該給
送被記録材Pの面に感光ドラム21面側のトナー像が順
次に転写されていく。転写部材としての転写ローラ30
の抵抗値は108〜109Ωm程度のものが適当であ
る。
ている被記録材(第2の像担持体、転写紙)Pが給紙ロ
ーラ26により1枚宛繰り出し給送され、搬送ガイド2
7、レジストローラ対28、転写前ガイド29を経由し
て、感光ドラム21とこれに当接させて電源31で転写
バイアスを印加した転写部材としての転写ローラ30と
のニップ部(転写部)32へ、感光ドラム21の回転と
同期どりされた適切タイミングをもって給送されて該給
送被記録材Pの面に感光ドラム21面側のトナー像が順
次に転写されていく。転写部材としての転写ローラ30
の抵抗値は108〜109Ωm程度のものが適当であ
る。
【0113】転写部32を通った被記録材Pは感光ドラ
ム21面から分離され、搬送ガイド34で定着装置35
へ導入されて転写トナー像の定着を受け、画像形成物
(プリント)として排紙トレイ36へ出力される。被記
録材分離後の感光ドラム21面はクリーニング装置33
で転写残りトナー等の感光ドラム面残留物の除去を受け
て清浄面化されて繰り返して作像に供される。
ム21面から分離され、搬送ガイド34で定着装置35
へ導入されて転写トナー像の定着を受け、画像形成物
(プリント)として排紙トレイ36へ出力される。被記
録材分離後の感光ドラム21面はクリーニング装置33
で転写残りトナー等の感光ドラム面残留物の除去を受け
て清浄面化されて繰り返して作像に供される。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
磁誘導加熱方式の加熱装置について、装置の所要部の温
度を検知して装置を制御する系の精度・信頼性を向上さ
せることができる。即ち、金属性の温度検知素子、ない
し金属片を一体化した温度検知素子を使用して、被検体
にきずをつけることなく、かつ摺動抵抗とならずに温度
検知を行なうことが可能となった。
磁誘導加熱方式の加熱装置について、装置の所要部の温
度を検知して装置を制御する系の精度・信頼性を向上さ
せることができる。即ち、金属性の温度検知素子、ない
し金属片を一体化した温度検知素子を使用して、被検体
にきずをつけることなく、かつ摺動抵抗とならずに温度
検知を行なうことが可能となった。
【0115】特に、金属に渦電流を発生させて自己発熱
させることで、実際に被検体に供給された熱量を直接検
出できるので、回路のばらつきや温度検知素子の当接状
態のばらつきに左右されない温度制御が可能となった。
させることで、実際に被検体に供給された熱量を直接検
出できるので、回路のばらつきや温度検知素子の当接状
態のばらつきに左右されない温度制御が可能となった。
【図1】 実施例1の加熱装置(電磁誘導加熱方式・フ
ィルム加熱方式の画像加熱定着装置)の概略構成を示す
横断面摸式図
ィルム加熱方式の画像加熱定着装置)の概略構成を示す
横断面摸式図
【図2】 磁場発生手段である芯材(コア)と励磁コイ
ルの斜視図
ルの斜視図
【図3】 (a)・(b)・(c)・(d)はそれぞれ
温度検知素子の構成例の斜視図
温度検知素子の構成例の斜視図
【図4】 温度検知素子を圧接ニップ部の近傍に配置し
た例の要部図
た例の要部図
【図5】 温度検知素子を圧接ニップ部内に配置した例
の要部図
の要部図
【図6】 温度検知素子を圧接ニップ部の長手方向の延
長線上に配置した例の斜視図
長線上に配置した例の斜視図
【図7】 加熱装置の他の構成例の摸式図
【図8】 (a)・(b)・(c)はそれぞれ加熱装置
の他の構成形態例の略図
の他の構成形態例の略図
【図9】 画像形成装置例の概略構成図
1・2 磁場発生手段としての鉄心(芯材)と励磁コイ
ル 3 フィルム内面ガイドステー 4 フィルム摺動板(滑板) 5 導電部材(加熱部材)としてのフィルム 5a フィルム基層 5b 導電層 5c 離形層 6 加圧ローラ N 圧接ニップ部 P 被加熱材としての被記録材 7 温度検知素子 8 安全素子(温度ヒューズ、サーモスイッチ等)
ル 3 フィルム内面ガイドステー 4 フィルム摺動板(滑板) 5 導電部材(加熱部材)としてのフィルム 5a フィルム基層 5b 導電層 5c 離形層 6 加圧ローラ N 圧接ニップ部 P 被加熱材としての被記録材 7 温度検知素子 8 安全素子(温度ヒューズ、サーモスイッチ等)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 友行 洋二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 福沢 大三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小川 賢一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 磁場発生手段により導電部材に磁場を作
用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電部材
の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式の加
熱装置であり、装置に配置した温度検知素子を金属性の
温度検知素子にしたことを特徴とする加熱装置。 - 【請求項2】 磁場発生手段により導電部材に磁場を作
用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電部材
の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式の加
熱装置であり、装置に配置した温度検知素子を金属性の
温度検知素子にし、磁場発生手段の励磁コイルの作る磁
力線が入るように配置したことを特徴とする加熱装置。 - 【請求項3】 磁場発生手段により導電部材に磁場を作
用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電部材
の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式の加
熱装置であり、装置に配置した温度検知素子に金属片を
当接させたことを特徴とする加熱装置。 - 【請求項4】 磁場発生手段により導電部材に磁場を作
用させて該導電部材に発生する渦電流による該導電部材
の発熱により被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式の加
熱装置であり、装置に配置した温度検知素子に金属片を
当接させ、磁場発生手段の励磁コイルの作る磁力線が入
るように配置したことを特徴とする加熱装置。 - 【請求項5】 導電部材が固定部材、あるいは回転体も
しくは走行移動有端部材である事を特徴とする請求項1
乃至同4の何れかに記載の加熱装置。 - 【請求項6】 導電部材が導電層を含む積層部材もしく
はそれ自体導電性の部材である事を特徴とする請求項1
乃至同5の何れかに記載の加熱装置。 - 【請求項7】 導電部材に被加熱部材を直接もしくは間
接的に密着させる加圧部材を有する事を特徴とする請求
項1乃至同6の何れかに記載の加熱装置。 - 【請求項8】 加圧部材が回転駆動されるあるいは従動
回転する加圧回転体である事を特徴とする請求項7に記
載の加熱装置。 - 【請求項9】 被加熱材が加熱処理すべき画像を担持さ
せた被記録材であり、該被記録材に画像を加熱処理する
像加熱装置である事を特徴とする請求項1乃至同8の何
れかに記載の加熱装置。 - 【請求項10】 前記請求項1乃至同9の何れかに記載
の加熱装置を像加熱装置として備えている事を特徴とす
る画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16328494A JPH086413A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 加熱装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16328494A JPH086413A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 加熱装置および画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH086413A true JPH086413A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15770900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16328494A Pending JPH086413A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 加熱装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086413A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6072964A (en) * | 1996-11-28 | 2000-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus with temperature detecting means |
| WO2001031405A1 (en) * | 1999-10-26 | 2001-05-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image heating device and image forming device |
| JP2007017723A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Ricoh Co Ltd | 加熱装置、定着装置、及び、画像形成装置 |
| JP2015025903A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 株式会社沖データ | 定着装置及び画像形成装置 |
| JP2018146267A (ja) * | 2017-03-01 | 2018-09-20 | 東亜電器株式会社 | 平面シート状界面センサー |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP16328494A patent/JPH086413A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6072964A (en) * | 1996-11-28 | 2000-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus with temperature detecting means |
| US6343195B1 (en) | 1996-11-28 | 2002-01-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus with core for guiding magnetic flux and temperature sensor to control power supply |
| WO2001031405A1 (en) * | 1999-10-26 | 2001-05-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image heating device and image forming device |
| US6725009B1 (en) | 1999-10-26 | 2004-04-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image heating device and image forming apparatus using the same |
| US6845226B2 (en) | 1999-10-26 | 2005-01-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image heating device and image forming apparatus using the same |
| JP2007017723A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Ricoh Co Ltd | 加熱装置、定着装置、及び、画像形成装置 |
| JP2015025903A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 株式会社沖データ | 定着装置及び画像形成装置 |
| JP2018146267A (ja) * | 2017-03-01 | 2018-09-20 | 東亜電器株式会社 | 平面シート状界面センサー |
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