JPH0864264A - ねじ締め式コネクタ用ナットおよびねじ締め式コネクタ - Google Patents

ねじ締め式コネクタ用ナットおよびねじ締め式コネクタ

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JPH0864264A
JPH0864264A JP6195226A JP19522694A JPH0864264A JP H0864264 A JPH0864264 A JP H0864264A JP 6195226 A JP6195226 A JP 6195226A JP 19522694 A JP19522694 A JP 19522694A JP H0864264 A JPH0864264 A JP H0864264A
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電気回路の接続に用いられる雄雌
コネクタの接合離脱を円滑に行うねじ締め式コネクタ用
ナットに関し、ねじ締め式コネクタのボルトまたはナッ
トのねじ部の破損を防止すると共に、コネクタハウジン
グに対する密封性の良好なねじ締め式コネクタ用ナッ
ト、およびねじ締め式コネクタを提供することを目的と
する。 【構成】 ねじ締め式コネクタ用ナットAは、ねじ孔2
の一方の開口部2aに弾性材で形成された袋状のボルト
受容室3を覆設し、相手側コネクタハウジングに装着さ
れたボルトの先端を、底壁3aに設けたボルト付勢部3
cで押圧して付勢するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気回路の接続に用い
られる雄雌コネクタの接合離脱を円滑に行うために改良
されたねじ締め式コネクタ用ナットおよびねじ締め式コ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等に装備される各種電装品
の多様化に伴い、ワイヤハーネスに接続されるコネクタ
は多極化、大型化する傾向にある。コネクタが大型化す
るとコネクタ相互の接合離脱に多大な力を要するため、
工具を使用して接合離脱を行うねじ締め式のコネクタが
提案されている。しかし、ねじ締め式コネクタは、接合
の操作において過大な締結力が作用してコネクタ自体を
破損するおそれがあるため、過大な力に対する破損を防
止する機構を備える必要がある。
【0003】たとえば、特開昭63−13283号公報
には、図9に示すように、ねじ締め時の過大な回転力の
発生を抑制してボルトおよびコネクタの破損を防止する
ようにしたねじ締め式コネクタKが開示されている。ね
じ締め式コネクタKは、一方のコネクタハウジングa
に、ねじ部bを軸の先端部に形成したボルトcを回転自
在に設け、他方のコネクタハウジングdにナットeを設
け、双方のコネクタハウジングa、dが完全嵌合した際
に、図10に示すように、ボルトcのねじ部bがナット
eを通過してボルトcのねじ部bとナットeとの噛み合
いを無くすことによりボルトcを空転させて、締め過ぎ
を防止するようにしている。
【0004】しかし、ねじ締め式コネクタKにおいて
は、双方のコネクタハウジングa、dを離脱させるとき
に、ボルトcのねじ部bとナットeとの噛み合いが行わ
れるように、ボルトcにばねfを嵌入してボルトcをコ
ネクタハウジングaに対して常に上方へ付勢している。
そのため、ボルトcのねじ部bがナットeを通過した後
もボルトcの回転を続けると大きな摩擦力によりボルト
cのねじ山が破損してしまうおそれがある。
【0005】そこで、上記の欠点を解消しようとしたね
じ締め式コネクタK′が、実開平4−21252号公報
に開示されている。すなわち、ねじ締め式コネクタK′
は、図11に示すように、他方のコネクタハウジング
d′に装着したナットe′の下方にばね部材gを設け
て、図12に示すように、コネクタハウジングa′に設
けたボルトc′のねじ部b′がナットe′を通過したと
きに、ボルトc′の先端にばね部材gが当接してボルト
c′を上方に付勢するようにしている。
【0006】しかしながら、ねじ締め式コネクタK′
は、ボルトc′のねじ山の破損を防止できる利点はある
が、ばね部材gを立設した合成樹脂製のホルダーhを別
部材として作製してコネクタハウジングd′に嵌着する
必要があり、製造コストの上昇および組付け作業が煩雑
となる問題点を有している。
【0007】また、上記のねじ締め式コネクタKおよび
K′に限らず、ナットをコネクタハウジングd″にイン
サート成形する構造のねじ締め式コネクタにおいては、
成形用金型の構造上、図13に示すように、コネクタハ
ウジングd″にナットの位置決め用の孔iを設ける必要
がある。
【0008】そのため、ナットに付着していたナット作
製時の切り屑がコネクタハウジング相互の嵌合時に孔i
から端子の接続部周辺に入り込み導通障害を発生させる
おそれがある。また、ねじ山とねじ溝の噛み合いにより
金属の表面処理が剥がれてねじ部に錆が発生することも
あるため、水密構造を採る必要もある。そこで、孔iに
別部材のキャップjを嵌着して密封する必要が生じ、キ
ャップjを別部材として作製するためのコスト上昇、お
よび組付け工程の生産性が悪化するなどの問題点を有し
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、ねじ締め式コネクタのボ
ルトまたはナットのねじ部の破損を防止すると共に、コ
ネクタハウジングに対する密封性の良好なねじ締め式コ
ネクタ用ナット、およびねじ締め式コネクタを提供する
ことを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、請求項1に記載した発明のねじ締め式コネクタ用ナ
ットは、ねじ孔の一方の開口部に、ボルトを受容し、か
つボルトをねじ孔側に付勢する弾性部材を一体的に設け
てなることを特徴とする。弾性部材は、ねじ孔の一方の
開口部に一体的に形成された袋状のボルト受容室のボル
ト付勢部であることが好ましい(請求項2)。
【0011】請求項3に記載した発明のねじ締め式コネ
クタは、一方のコネクタハウジングにナットを装着し、
他方のコネクタハウジングに該ナットに螺合する雄ねじ
部を有するボルトを一定範囲に遊動可能に設けて成るね
じ締め式コネクタにおいて、該ナットのねじ孔の一方の
開口部に、ボルトを受容し、かつボルトをねじ孔側に付
勢する弾性部材を一体的に設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明のねじ締め式コネクタ用ナットは、相手
側のボルトをねじ孔側に付勢する弾性部材を設けてある
ため、相手側のコネクタハウジングに設けられたボルト
の先端を弾性部材により弾性的に押圧し、締め過ぎを防
止するためボルトのねじ部がねじ溝から外れた後も、ボ
ルトのねじ部とねじ締め式コネクタ用ナットのねじ溝と
が、常時接触してコネクタハウジングを離脱させる際の
噛み合いが直ちに可能となるようにしている。
【0013】したがって、ボルトを付勢するためのばね
や、ボルトの先端を押圧するばね部材を別部材として装
着せずに、ナット自体でボルトを付勢することができ、
部品点数の削減によるコスト低減および組付けの生産性
が著しく向上する。また、ボルトをねじ孔側に付勢する
弾性部材として、袋状のボルト受容室を設けることによ
り、ねじ孔部を密封することができ、防水効果やナット
作製時の切り屑の飛散による導通障害の発生防止などが
可能となる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すねじ締め式コ
ネクタ用ナットAの縦断面図であり、図2はその平面図
である。ねじ締め式コネクタ用ナットAは、図3に示す
ように、ねじ締め式コネクタの一方のコネクタハウジン
グMに装着して、ねじ締め式コネクタの他方のコネクタ
ハウジングに回転自在に装着されたボルトと螺合して双
方のコネクタを締結するためのものである(図4および
図5参照)。
【0015】ねじ締め式コネクタ用ナットAは、黄銅な
どの金属で形成され、相手側のボルトのねじ部と螺合す
るねじ溝1を有するねじ孔2の一方の開口部2aに袋状
のボルト受容室3を覆設して成る一種の袋ナットであ
る。ボルト受容室3の底壁3aには、側壁3bから一体
に薄肉部で結合された弾性材で形成され、相手側のボル
トの先端を付勢する弾性部材として、ボルト受容室3内
に向かってやや凹状に、かつ外方に膨出自在なボルト付
勢部3cが設けられている。
【0016】図4は、ねじ締め式コネクタの一方のコネ
クタハウジングMにねじ締め式コネクタ用ナットAを装
着し、他方のコネクタハウジングFに回転自在に設けら
れた締め付け用のボルト4の雄ねじ部5とねじ溝1とを
螺合させ、双方のコネクタハウジングM、Fの嵌合を開
始した状態を示している。
【0017】ボルト4の雄ねじ部5の先端には、衝合突
部6が設けられており、双方のコネクタハウジングM、
Fの嵌合が進行に伴い、衝合突部6の先端6aがねじ締
め式コネクタ用ナットAのボルト受容室3の底壁3aに
衝合し押圧を加える。双方のコネクタハウジングM、F
の嵌合が終了すると、図5に示すように、ボルト4の雄
ねじ部5が、ねじ締め式コネクタ用ナットAのねじ溝1
から逸脱すると共に、ボルト受容室3の底壁3aは、衝
合突部6の押圧により、弾性的に変形し外方へ膨出す
る。
【0018】このとき、ボルト受容室3の底壁3aの弾
性により、ボルト4は衝合突部6を介して上方へ付勢さ
れ、常に、ボルト4の雄ねじ部5がねじ締め式コネクタ
用ナットAのねじ溝1と螺合するように圧迫されてい
る。したがって、嵌合した双方のコネクタハウジング
M、Fを離脱させるため、ボルト4を逆回転させれば、
直ちにボルト4の雄ねじ部5はねじ溝1と螺合して双方
のコネクタハウジングM、Fを互いに隔離させることが
できる。衝合突部6の長さは、ボルト受容室3の大きさ
にもよるが、ボルト4の雄ねじ部5がねじ締め式コネク
タ用ナットAのねじ溝1から外れる直前に、ボルト受容
室3の底壁3aに当接するように設定することが好まし
い。
【0019】上記の実施例においては、ボルト受容室3
の底壁3aは、側壁3bから一体に薄肉部で結合された
弾性材で形成したものであるが、薄肉部を形成せずに、
熱処理等で必要とする弾性を付与するようにしてもよ
い。
【0020】図6は、本発明の他の実施例に係わるねじ
締め式コネクタ用ナットBの縦断面図である。ねじ締め
式コネクタ用ナットBは、前記ねじ締め式コネクタ用ナ
ットAと同様に、相手側のボルトのねじ部と螺合するね
じ溝1を有するねじ孔2の一方の開口部2aに袋状のボ
ルト受容室7を覆設して成る一種の袋ナットであるが、
前記ねじ締め式コネクタ用ナットAと異なり、袋状のボ
ルト受容室7の側壁7bを内側に屈曲させて弾性部材7
aとすることにより、相手側のボルトを付勢するボルト
付勢部7cを形成してある。なお、図示していないが、
側壁7bを外側に屈曲させて弾性部材を形成してもよ
い。
【0021】ねじ締め式コネクタ用ナットBをコネクタ
ハウジングに装着した場合は、相手側のコネクタハウジ
ングに装着されたボルトの雄ねじ部の先端がボルト付勢
部7cに当接し、弾性部材7aの弾性によってボルト受
容室7が伸縮することにより、ボルトを付勢するように
している。ねじ締め式コネクタ用ナットBを装着するコ
ネクタハウジングは、ボルトの雄ねじ部の当接によりボ
ルト受容室7が伸縮するため、その伸縮を吸収できる空
間部を設けておく必要がある。
【0022】図7は、本発明のさらに他の実施例に係わ
るねじ締め式コネクタ用ナットCの縦断面図である。ね
じ締め式コネクタ用ナットCは、前記ねじ締め式コネク
タ用ナットAと同様に、相手側のボルトのねじ部と螺合
するねじ溝1を有するねじ孔2の一方の開口部2aに袋
状のボルト受容室8を覆設して成る一種の袋ナットであ
るが、前記ねじ締め式コネクタ用ナットAと異なり、袋
状のボルト受容室8の側壁8bを内側に切り起こして、
相手側のボルトを付勢する弾性部材としてのボルト付勢
部8cを形成したものである。すなわち、ボルト付勢部
8cが、相手側のボルトの雄ねじ部の先端に当接してボ
ルトを付勢力するようにしている。この場合も、ボルト
受容室8の底壁8aを省略することが可能である。
【0023】上記実施例においては、いずれも、ねじ孔
の一方の開口部に袋状のボルト受容室を設けたナットを
示しが、相手側のボルトを付勢するためには、袋状のボ
ルト受容室を袋状に限定されるものではない。たとえ
ば、図8に示すねじ締め式コネクタ用ナットDのよう
に、相手側ボルトを付勢する弾性部材として、ねじ孔2
の一方の開口部2aの外方に突出したボルト付勢部材1
0を設けて相手側のボルトの先端を当接するようにして
もよい。
【0024】ねじ締め式コネクタ用ナットDは、螺合部
9のねじ孔2の一方の開口部2aにU字状のボルト付勢
部材10を溶接等により一体的に接合して成るもので、
ボルト付勢部材10の略中央部をやや内側に屈曲させて
ボルト当接部10aを形成している。ボルト付勢部材1
0は、弾性を有する素材、たとえば、鋼製あるいは黄銅
製の薄板、あるいは、ピアノ線のような弾性のある線材
を折曲して形成され、相手側ボルトの押圧を受けて弾性
的に変形することにより、ボルトを付勢するようにして
いる。
【0025】
【発明の効果】本発明のねじ締め式コネクタ用ナット
は、相手側のボルトをねじ孔側に付勢する弾性部材を設
けてあるため、ボルトを付勢するためのばねや、ボルト
の先端を押圧するばね部材を別部材として装着せずに、
ナット自体でボルトを付勢することができ、部品点数の
削減によるコスト低減および組付けの生産性が著しく向
上する。また、袋状のボルト受容室を設けることによ
り、ねじ孔を密封することができるるため、インサート
成形加工の際形成される位置決め用の孔をナット自体で
密閉することができ、防水や防塵のための別部材の封止
用のキャップが不要となり、コスト低減と組付けの生産
性向上に役立つなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すねじ締め式コネクタ用ナ
ットの縦断面図である。
【図2】図1のねじ締め式コネクタ用ナットの平面図で
ある。
【図3】図1のねじ締め式コネクタ用ナットをねじ締め
式コネクタの一方のコネクタハウジングに装着した状態
を示す説明図である。
【図4】図1のねじ締め式コネクタ用ナットを装着した
コネクタハウジングに対しボルトを装着したコネクタハ
ウジングを嵌合する状態を示す断面図である。
【図5】図4のコネクタハウジング相互を嵌合し、ボル
トの衝合突部の押圧によってボルト受容室の底壁が膨出
した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すねじ締め式コネクタ
用ナットの縦断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示すねじ締め式コ
ネクタ用ナットの縦断面図である。
【図8】本発明の別の実施例を示すねじ締め式コネクタ
用ナットの縦断面図である。
【図9】従来のねじ締め式コネクタを示す断面図であ
る。
【図10】図9のボルトの雄ねじ部がナットを通過した
状態を示す断面図である。
【図11】従来の他のねじ締め式コネクタを示す断面図
である。
【図12】図11のボルトのねじ部がナットを通過した
状態を示す断面図である。
【図13】従来のねじ締め式コネクタのコネクタハウジ
ングに設ける位置決め孔およびキャップを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
A、B、C、D ねじ締め式コネクタ用ナット M 一方のコネクタハウジング 2 ねじ孔 2a 開口部 3 ボルト受容室 3c ボルト付勢部 7 ボルト受容室 7c ボルト付勢部 8 ボルト受容室 8c ボルト付勢部 10 ボルト付勢部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ孔の一方の開口部に、ボルトを受容
    し、かつボルトをねじ孔側に付勢する弾性部材を一体的
    に設けてなることを特徴とするねじ締め式コネクタ用ナ
    ット。
  2. 【請求項2】 弾性部材が、ねじ孔の一方の開口部に一
    体的に形成された袋状のボルト受容室のボルト付勢部で
    ある請求項1記載のねじ締め式コネクタ用ナット。
  3. 【請求項3】 一方のコネクタハウジングにナットを装
    着し、他方のコネクタハウジングに該ナットに螺合する
    雄ねじ部を有するボルトを一定範囲に遊動可能に設けて
    成るねじ締め式コネクタにおいて、該ナットのねじ孔の
    一方の開口部に、ボルトを受容し、かつボルトをねじ孔
    側に付勢する弾性部材を一体的に設けたことを特徴とす
    るねじ締め式コネクタ。
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