JPH0864492A - 反射防止膜およびこれを用いたパターン形成方法 - Google Patents

反射防止膜およびこれを用いたパターン形成方法

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JPH0864492A
JPH0864492A JP19403494A JP19403494A JPH0864492A JP H0864492 A JPH0864492 A JP H0864492A JP 19403494 A JP19403494 A JP 19403494A JP 19403494 A JP19403494 A JP 19403494A JP H0864492 A JPH0864492 A JP H0864492A
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antireflection film
film
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photoresist
forming
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Yoichi To
洋一 塘
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンフォーマルな有機色素系反射防止膜を用
い、寸法精度の高いパターン形成を行う。 【構成】 フォトレジスト溶媒よりも高い極性を有する
溶媒に可溶で、150〜450nmの波長域で光吸収を
示す無金属フタロシアニンのコンフォーマルな蒸着膜
を、反射防止膜3として用いる。この上に露光と現像に
よりフォトレジスト・パターン4aを形成し、O2 プラ
ズマRIEで反射防止膜3の表出部を除去した後、下地
材料膜2を異方的にエッチングする。フォトレジスト・
パターン4aと反射防止膜パターン3aとは、無機系ま
たは有機系のレジスト剥離液を用いるか、またはアッシ
ングを行って同時に除去する。 【効果】 エキシマ・レーザ・リソグラフィにおいて、
反射防止効果を基板面内で均一化し、フォトレジスト・
パターン4aの寸法変動を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体デバイス製造等の
微細加工に適用される反射防止膜およびこれを用いたパ
ターン形成方法に関し、特にコンフォーマル成膜が可能
な有機化合物からなる反射防止膜と、これを用いて高精
度に線幅制御を行うことが可能なパターン形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化が加速度的に進行
するに伴い、その最小加工寸法も急速に縮小されてい
る。たとえば、量産ラインに移行されている現世代の1
6MDRAMの最小加工寸法は約0.5μmであるが、
次世代の64MDRAMでは0.35μm以下、次々世
代の256MDRAMでは0.25μm以下に縮小され
るとみられている。
【0003】この微細化度は、マスク・パターンを形成
するフォトリソグラフィ工程の解像度に大きく依存して
いる。0.35μm〜0.25μm(ディープ・サブミ
クロン)クラスの加工では、KrFエキシマ・レーザ光
(波長248nm)等の遠紫外光源が必要となる。しか
し、このような単色光を用いるプロセスではハレーショ
ンや定在波効果によるコントラストや解像度の低下が顕
著に現れるため、下地材料膜からの反射光を弱める目的
で反射防止膜を用いることが不可欠になると考えられて
いる。
【0004】反射防止膜には大別して、その成膜方法あ
るいは膜の性状に因み、スピンコート型とコンフォーマ
ル成膜型とがある。このうち比較的少ない工程数で安価
に使用できる反射防止膜は、前者のスピンコート型であ
る。
【0005】スピンコート型の反射防止膜は、露光波長
域で十分な光吸収を有する染料を含有する有機ポリマー
を主体とするものであり、スピンコータを用いて下地材
料膜の上に塗布され、ベーキングを経て形成される。フ
ォトレジストのパターニングは、この上で行われる。ス
ピンコート型の反射防止膜には、レジスト現像液に可溶
であって現像時に同時にパターニングされるタイプ(た
とえば、東京応化工業社製SWK−436)と、レジス
ト現像後にO2 プラズマRIEにより除去されてパター
ン形成されるタイプ(たとえば、ブリュワー・サイエン
ス社製DUV−11)とがある。いずれのタイプも、そ
の光吸収能によって下地材料膜からの反射を緩和するこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
スピンコート型の反射防止膜は、スピンコータで成膜さ
れるために下地材料膜の段差に起因する膜厚変動を生じ
易く、その反射防止効果が基板上でばらつくため、結果
的にフォトレジスト・パターンの線幅変動を招き易いと
いう問題がある。特に、レジスト現像液に可溶なタイプ
のものでは膜の厚い部分に比べて薄い部分で速く溶解が
進み、線幅が細くなる傾向がある。
【0007】したがって、スピンコート型反射防止膜を
用いて優れた寸法安定性を達成するためには、基板表面
が十分に平坦化されていることが必要である。しかし、
DRAMやSRAM等のメモリ素子にみられるごとく、
近年の半導体デバイスでは多層配線の採用に起因して基
板の表面段差が増大する傾向にあり、平坦化が半導体プ
ロセスのあらゆる段階において常に容易であるとは限ら
ない。
【0008】これに対し、コンフォーマル成膜型の反射
防止膜であれば膜厚変動の問題は根本的に解決される
が、このタイプの従来の反射防止膜は無機化合物をCV
DやPVD等の手法にて成膜したものが多く、有機化合
物を利用したものは少ない。しかし、化合物の多様性を
利用してプロセスの選択幅を広げる上では、有機化合物
からなるコンフォーマル成膜型の反射防止膜を開発する
意義は大きい。
【0009】そこで本発明は、コンフォーマル成膜が可
能な有機化合物からなる反射防止膜、およびこれを用い
て寸法精度の高いパターン形成方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、フォトレジス
ト溶媒よりも高い極性を有する溶媒に可溶であり、かつ
150〜450nmの波長域で光吸収を示す有機化合物
からなる反射防止膜をもって上述の目的を達するもので
ある。
【0011】ここで、上記フォトレジスト溶媒として一
般に用いられている溶媒の代表例としては、エチルセロ
ソルブアセテート(ECA)、乳酸エチル(EL)、ピ
ルビン酸エチル(EP)、酢酸ブチル(BA)、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート(PM
A)、エチル−3−エトキシプロピオネート(EE
P)、あるいはこれらの混合溶媒がある。
【0012】したがって、これより高い極性を有する溶
媒としては、テトラヒドロフラン(THF)、酢酸エチ
ル、アセトン、エタノール、メタノール、水を例示する
ことができる。本発明の反射防止膜を構成する有機化合
物は、これらの高極性溶媒にのみ可溶であるため、フォ
トレジスト材料を塗布する工程では何ら溶出しない。
【0013】上記の波長域にはg線(436nm),i
線(365nm)等の高圧水銀ランプの輝線スペクト
ル、およびXeCl(308nm),KrF(248n
m),ArF(193nm)等のエキシマ・レーザ光が
含まれる。
【0014】また、上記有機化合物としては、無金属ア
ルコキシ置換フタロシアニン、無金属アルキル置換フタ
ロシアニン、無金属ハロゲン置換フタロシアニン、無金
属無置換フタロシアニンのいずれか用いることができ
る。なお、これらのフタロシアニン系化合物において
は、置換基の種類や組み合わせにもとづいて様々な光吸
収スペクトルを示す化合物を分子設計することが可能で
あり、これにより特定の露光波長における光吸収能を様
々に変化させることができる。
【0015】本発明はまた、上述の反射防止膜のいずれ
かを気相成長法により下地材料膜の上に成膜する工程
と、この反射防止膜上にフォトレジスト・パターンを形
成する工程と、このフォトレジスト・パターンをマスク
として前記反射防止膜と前記下地材料膜とを順次異方的
にエッチングする工程と、前記フォトレジスト・パター
ンと前記反射防止膜とを除去する工程とを有するパター
ン形成方法をもって上述の目的を達するものである。
【0016】ここで、上記反射防止膜と上記下地材料膜
の異方的なエッチングは、典型的にはRIE(反応性イ
オン・エッチング)により、各膜用に最適化された条件
を用いて順次行うことができる。特に、上記反射防止膜
は有機化合物からなる膜であるため、酸素系プラズマを
用いれば容易に除去することができる。
【0017】さらに、エッチング・マスクとしての役割
を終了した前記フォトレジスト・パターンと前記反射防
止膜とを除去する工程では、上記反射防止膜がどのフタ
ロシアニン系化合物を用いて構成されるかにより、除去
方法が異なる。
【0018】すなわち、フォトレジスト・パターンを有
機系レジスト剥離液を用いて除去したい場合には、無金
属アルコキシ置換フタロシアニンおよび無金属アルキル
置換フタロシアニンが使用可能である。この場合の有機
系レジスト剥離液としては、クレゾールやフェノールを
主体とする剥離液が知られている。
【0019】また、無機系レジスト剥離液を用いる場合
には、上述の2者に加えて無金属ハロゲン置換フタロシ
アニンを用いることができる。ここで、かかるフタロシ
アニン系化合物としては、無金属全フッ素置換フタロシ
アニンが代表的である。この場合の無機系レジスト剥離
液としては、熱濃硫酸、発煙硝酸、硫酸−過酸化水素混
合溶液等の酸化力の強い剥離液を用いることができる。
【0020】さらに、アッシングを行う場合には、有機
物質はすべて燃焼反応により除去されてしまうので、い
ずれのフタロシアニン系化合物からなる反射防止膜を用
いて良い。
【0021】ところで、本発明に採用される前記気相成
長法としては真空蒸着法、プラズマ重合法、分子線エピ
タキシーが候補に挙げられるが、蒸着法が最も実用的で
ある。真空蒸着法における蒸発源の加熱方法には、大別
して抵抗加熱法と電子ビーム加熱法とがあるが、有機化
合物の真空蒸着の場合には前者の抵抗加熱法が用いられ
ることが多い。
【0022】
【作用】本発明の反射防止膜は、フォトレジスト溶媒よ
りも高い極性を有する溶媒に可溶な有機化合物にて構成
されるため、フォトレジスト塗膜より先に形成される反
射防止膜、すなわち、いわゆる下置き型の反射防止膜と
して利用することができ、定在波とハレーションの原因
を根本から断つことができる。また、この有機化合物と
して150〜450nmの波長域に光吸収を持つ無金属
フタロシアニン系化合物を用いると、g線リソグラフ
ィ、i線リソグラフィ、エキシマ・レーザ・リソグラフ
ィにおいて良好な反射防止効果を得、解像度を向上させ
ることができる。
【0023】上記反射防止膜は、真空蒸着法によりコン
フォーマルに堆積可能であるため、基板の全面において
反射防止効果を均一化することができる。しかも、この
反射防止膜のうちフォトレジスト・パターンから表出す
る部分は、異方性エッチングにより除去されるため、フ
ォトレジスト・パターンの形成段階における線幅変動は
ほぼ抑制できる。
【0024】さらに、下地材料膜のパターニング終了後
は、用いた無金属フタロシアニン系化合物の種類に応じ
て上記反射防止膜を有機系または無機系レジスト剥離液
による剥離、もしくはアッシングのいずれかを行って容
易に除去することができるため、従来プロセスとの整合
性も良く、基板上に汚染を残す虞れがない。
【0025】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0026】実施例1 本実施例では、無金属フタロシアニン系化合物からなる
反射防止膜について説明する。
【0027】図1に、この反射防止膜が形成された基板
の一部を示す。この図は、0.8μm幅のライン・アン
ド・スペース(L/S)に起因する段差を有する5イン
チ径の基板1上に、コンフォーマルな下地材料膜2およ
び反射防止膜3とが順次形成され、さらに基体の全面が
フォトレジスト膜4で平坦化された状態を示している。
【0028】ここで、上記下地材料膜2は、たとえば厚
さ約100nmのポリシリコン膜からなる。また、上記
反射防止膜3は、厚さ約50nmのフタロシアニンもし
くはその誘導体の真空蒸着膜である。さらに、上記フォ
トレジスト膜4は、たとえば厚い部分の膜厚が約1μm
のネガ型化学増幅系レジスト(シプレー社製XP884
3)からなるものである。上記反射防止膜3はレジスト
溶媒に不溶であるため、その上にフォトレジスト材料を
塗布する過程でも何ら溶解や変形を来さず、コンフォー
マル形状を保っている。
【0029】上記無金属フタロシアニン系化合物として
は、次の化1(一般式)で示されるフタロシアニン,テ
トラメトキシフタロシアニンおよびテトラ−t−ブチル
フタロシアニン、ならびに化2で示されるドデカフルオ
ロフタロシアニンの計4種類の化合物を用いた。
【0030】
【化1】
【0031】
【化2】
【0032】本実施例で用いた化合物は、化1に示され
る置換基R1 〜R4 が全て等しく、これらがH(水素原
子)であればフタロシアニン、−OCH3 基であればテ
トラメトキシフタロシアニン、−C(CH3 3 基であ
ればテトラ−t−ブチルフタロシアニンである。ただ
し、化1において、置換基R1 〜R4 は各環のβ位のい
ずれか一方、すなわち2位か3位、6位か7位、10位
か11位、および14位か15位を置換するが、この組
み合わせは1種類には定まらない。これは、フタロシア
ニン系化合物の合成時の出発物質が上記の置換基R1
4 を4位に結合したフタロニトリル誘導体であり、該
フタロニトリル誘導体4分子が縮合反応を起こす際に各
分子の表裏を反転させた組み合わせが可能だからであ
る。この合成は、該当するフタロニトリル誘導体を40
0℃以上で数時間溶融し、この溶融物をソックスレー抽
出器とTHFを用いて抽出した後、抽出液を濃縮し、残
分を減圧下で昇華精製することにより行うことができ
る。
【0033】一方、ドデカフルオロフタロシアニンはこ
のような直接合成はできないが、市販のフタロシアニン
をフッ素化する方法で合成することができる。
【0034】実施例2 本実施例では、上記反射防止膜3としてテトラメトキシ
フタロシアニンの真空蒸着膜を用いた下地材料膜パター
ンの形成方法について、図1ないし図5を参照しながら
説明する。
【0035】まず、前述の図1に示される基体を準備し
た。上記反射防止膜3は、蒸着温度350〜400℃、
真空度0.067Paの条件下で抵抗加熱蒸着を行うこ
とにより成膜した。
【0036】上記フォトレジスト膜4は、ネガ型化学増
幅系レジスト(シプレー社製XP8843)をスピンコ
ートした後、110℃,90分間のプリベークを行って
形成した。
【0037】次に、KrFエキシマ・レーザ・ステッパ
(NA=0.42)を用いて0.3μmのライン・アン
ド・スペース露光用のパターンを投影した。続いて14
0℃,90秒間にて露光後ベークを行った後、市販のア
ルカリ現像液(東京応化社製NMD−W)を希釈してT
MAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイ
ド)濃度を1.9%に下げた現像液を用いて60秒間の
パドル現像を行い、さらに110℃,120秒間のポス
トベークを行った。
【0038】以上の操作により、図2に示されるような
フォトレジスト・パターン4aを形成した。このフォト
レジスト・パターン4aの線幅を測長SEM(走査型電
子顕微鏡)を用いて測定したところ、段差上下間の寸法
差はわずかに0.003μm(デザイン・ルールの1
%)であり、極めて精度の高いパターニングが行われて
いることがわかった。これは、真空蒸着法によりコンフ
ォーマル成膜された上記反射防止膜3が、基体の全面に
わたって均一な反射防止効果を発揮したためである。
【0039】次に、O2 ガスを用いたRIEを行い、図
3に示されるように反射防止膜3の表出部をエッチング
した。これにより、フォトレジスト・パターン4aの下
に反射防止膜パターン3aが残った。なお、このエッチ
ングは異方的に短時間で行われるため、フォトレジスト
・パターン4aの後退(いわゆる膜減り)を最小限に抑
えることができた。
【0040】次に、たとえば有磁場マイクロ波プラズマ
・エッチング装置とHBr/O2 混合ガスを用いてポリ
シリコン膜からなる下地材料膜2をエッチングし、図4
に示されるように下地材料膜パターン2aを形成した。
【0041】次に、無機系レジスト剥離液であるRAス
トリッパ(発煙硝酸)を用いて剥離処理を行ったとこ
ろ、図5に示されるように、フォトレジスト・パターン
4aと反射防止膜パターン3aとを同時に除去すること
ができた。
【0042】実施例3 本実施例では、反射防止膜3の構成材料としてテトラ−
t−ブチルフタロシアニンを用い、実施例2と同様のパ
ターン形成を行った。
【0043】ここで、テトラ−t−ブチルフタロシアニ
ンの真空蒸着は、一例として蒸着温度250〜350
℃、真空度0.067Paの条件で行った。この後、実
施例2と同様にして露光、現像を行ったところ、形成さ
れたフォトレジスト・パターン4aの段差上下における
寸法差は約0.003μmと極めて小さく抑えられた。
さらに、反射防止膜と下地材料膜のRIEを行い、クレ
ゾールを主体とする有機系レジスト剥離液を用いてフォ
トレジスト・パターン4aを剥離した。このとき、上記
反射防止膜パターン3aも同時に除去することができ
た。
【0044】実施例4 本実施例では、反射防止膜3の構成材料としてドデカフ
ルオロフタロシアニンを用い、実施例2と同様のパター
ン形成を行った。
【0045】ここで、ドデカフルオロフタロシアニンの
真空蒸着は、一例として蒸着温度250〜300℃、真
空度0.067Paの条件で行った。この後、実施例2
と同様にして露光、現像を行ったところ、形成されたフ
ォトレジスト・パターン4aの段差上下における寸法差
は約0.004μmと極めて小さく抑えられた。さら
に、反射防止膜3と下地材料膜2のRIEを行い、アッ
シングを行ってフォトレジスト・パターン4aと反射防
止膜パターン3aを同時に除去した。
【0046】なお、上記ドデカフルオロフタロシアニン
からなる本実施例の反射防止膜パターン3aは、上記ア
ッシングの他、発煙硝酸によっても除去できたが、クレ
ゾールを主体とする有機系レジスト剥離液では除去する
ことができなかった。
【0047】比較例 本比較例では、以上の実施例2ないし実施例4に対する
比較として、O2 プラズマRIEにより除去されるタイ
プのスピンコート型反射防止膜(ブリュワー・サイエン
ス社製DUV−11)を用い、フォトレジスト・パター
ンを形成した。このプロセスを、図6および図7を参照
しながら説明する。
【0048】本比較例では、ポリシリコン膜からなる下
地材料膜2の形成までは上述のように行った後、図6に
示されるようなスピンコート型の反射防止膜5を塗布形
成し、しかる後にフォトレジスト膜4で基体表面を平坦
化した。ここで、上記スピンコート型反射防止膜5はフ
ロー形状を示し、段差上部では薄く、段差下部では厚く
形成されている。
【0049】この状態でKrFエキシマ・レーザ露光お
よび現像処理を同様に行ったところ、図7に示されるよ
うにフォトレジスト・パターン4bが形成されたが、そ
の線幅は段差上部で0.32μm、段差下部で0.29
5μmであり、段差上下の寸法差は0.025μm(デ
ザイン・ルールの8%以上)にも達していることがわか
った。なお、図7ではこの寸法差を誇張して表現してあ
る。かかる大きな寸法差が発生したのは、反射防止膜5
の薄い領域における反射防止効果が相対的に不足するた
めに段差上部においてフォトレジスト膜4に吸収される
光量が多くなり、ネガ型フォトレジストの架橋反応が余
分に進行して線幅を太らせたからである。
【0050】以上、本発明を4例の実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。
【0051】たとえば、反射防止膜の構成材料として用
いられるフタロシアニン系化合物の種類とその除去方法
の組み合わせは、上述の例に限られず、テトラメトキシ
フタロシアニンからなる反射防止膜をクレゾールを主体
とする有機系レジスト剥離液を用いて剥離しても、ある
いはドデカフルオロフタロシアニンを発煙硝酸等の無機
系レジスト剥離液を用いて剥離しても良い。さらに、実
施例では述べなかったが、無金属無置換フタロシアニン
を用いた場合には、アッシングを行ってこれを除去する
ことができる。
【0052】この他、基体の構成、真空蒸着条件、現像
条件、ドライエッチング装置の種類、エッチング・ガス
の種類等も、適宜変更可能である。
【0053】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明を適用すれば有機化合物からなるコンフォーマルの反
射防止膜を利用して解像度の高いフォトリソグフィを行
うことが可能となる。しかも、無金属フタロシアニン系
化合物の多様性を利用して様々な光学特性を有する反射
防止膜を設計することも可能となり、プロセスの選択幅
が拡大する。
【0054】本発明は、フォトリソグラフィの高解像度
化を通じて半導体デバイスの高集積化、高性能化、高信
頼化、高歩留り化に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパターン形成方法の一実施例におい
て、段差を有する基板上にコンフォーマルなポリシリコ
ン層と反射防止膜、および平坦なフォトレジスト膜を形
成した状態を示す模式的断面図である。
【図2】 露光、現像により図1のフォトレジスト膜を
パターニングした状態を示す模式的断面図である。
【図3】 図2の反射防止膜の表出部を異方性エッチン
グした状態を示す模式的断面図である。
【図4】 図3の下地材料膜の表出部を異方性エッチン
グした状態を示す模式的断面図である。
【図5】 図4のフォトレジスト・パターンおよび反射
防止膜パターンを除去して下地材料膜パターンを完成し
た状態を示す模式的断面図である。
【図6】 比較例として、基板の段差を反映したコンフ
ォーマルな下地材料膜上に従来のスピンコート型の反射
防止膜とフォトレジスト膜とを形成した状態を示す模式
的断面図である。
【図7】 図6のフォトレジスト膜のパターニングを行
い、フォトレジスト・パターンに線幅変動が生じた状態
を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 下地材料膜 2a 下地材料膜パターン 3 反射防止膜 3a 反射防止膜パターン 4 フォトレジスト膜 4a フォトレジスト・パターン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトレジスト溶媒よりも高い極性を有
    する溶媒に可溶であり、かつ150〜450nmの波長
    域で光吸収を示す有機化合物からなる反射防止膜。
  2. 【請求項2】 上記有機化合物は無金属アルコキシ置換
    フタロシアニンである請求項1記載の反射防止膜。
  3. 【請求項3】 上記有機化合物は無金属アルキル置換フ
    タロシアニンである請求項1記載の反射防止膜。
  4. 【請求項4】 上記有機化合物は無金属ハロゲン置換フ
    タロシアニンである請求項1記載の反射防止膜。
  5. 【請求項5】 上記有機化合物は無金属無置換フタロシ
    アニンである請求項1記載の反射防止膜。
  6. 【請求項6】 下地材料膜の上に請求項1ないし請求項
    3のいずれか1項に記載の反射防止膜を気相成長法によ
    り成膜する工程と、 前記反射防止膜上にフォトレジスト・パターンを形成す
    る工程と、 前記フォトレジスト・パターンをマスクとして前記反射
    防止膜と前記下地材料膜とを順次異方的にエッチングす
    る工程と、 有機系レジスト剥離液を用いて前記フォトレジスト・パ
    ターンと前記反射防止膜とを除去する工程とを有するパ
    ターン形成方法。
  7. 【請求項7】 下地材料膜の上に請求項1ないし請求項
    4のいずれか1項に記載の反射防止膜を気相成長法によ
    り成膜する工程と、 前記反射防止膜上にフォトレジスト・パターンを形成す
    る工程と、 前記フォトレジスト・パターンをマスクとして前記反射
    防止膜と前記下地材料膜とを異方的にエッチングする工
    程と、 無機系レジスト剥離液を用いて前記フォトレジスト・パ
    ターンと前記反射防止膜とを除去する工程とを有するパ
    ターン形成方法。
  8. 【請求項8】 下地材料膜の上に請求項1ないし請求項
    5のいずれか1項に記載の反射防止膜を気相成長させる
    工程と、 前記反射防止膜上にフォトレジスト・パターンを形成す
    る工程と、 前記フォトレジスト・パターンをマスクとして前記反射
    防止膜と前記下地材料膜とを異方的にエッチングする工
    程と、 アッシングを行って前記フォトレジスト・パターンと前
    記反射防止膜とを除去する工程とを有するパターン形成
    方法。
  9. 【請求項9】 前記気相成長法は真空蒸着法である請求
    項6ないし請求項8のいずれか1項に記載のパターン形
    成方法。
JP19403494A 1994-08-18 1994-08-18 反射防止膜およびこれを用いたパターン形成方法 Withdrawn JPH0864492A (ja)

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