JPH0865304A - 制御装置および選択方法 - Google Patents

制御装置および選択方法

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JPH0865304A
JPH0865304A JP16852295A JP16852295A JPH0865304A JP H0865304 A JPH0865304 A JP H0865304A JP 16852295 A JP16852295 A JP 16852295A JP 16852295 A JP16852295 A JP 16852295A JP H0865304 A JPH0865304 A JP H0865304A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動無線ノード向けのインターネットワーキ
ング・サービスを提供するインターネットワーキング・
ノードを提供する。 【構成】 各移動無線ノードが、せいぜい1つのインタ
ーネットワーキング・ノードと関連付けられる。次いで
各移動無線ノードが、それと関連付けられるインターネ
ットワーキング・ノードを選択する。その後、インター
ネットワーキング・ノードは、無線ノード間あるいは有
線LANと無線ノードとの間でメッセージを中継する際
に、そのインターネットワーキング・ノードに関連付け
られたすべての無線ノードのために動作する。上記シス
テム用の、無線ノードが最新に聴取したすべてのインタ
ーネットワーキング・ノードのテーブルを維持し、最新
に聴取しなかったネットワーキング・ノードをすべて削
除する追跡機構を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に無線ネットワー
クに関し、特に無線ノードまたは無線LANを有線LA
Nに接続する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】ローカル・エリア・ネットワーク(LA
N)は、従来、物理的通信媒体(たとえば、同軸ケーブ
ル、対より線、または光ファイバ)によって相互接続さ
れたノードで構成されていた。そのようなLANは有線
LANと呼ばれる。
【0003】近年、ノードが物理媒体によって接続され
ていない無線LANが市場に出始めた。これらの無線L
ANは、赤外線(IR)、無線または他の信号によって
通信する。無線LANを使用する1つの利点は、配線が
不要なことである。これは特に、ラップトップおよびノ
ートブック型コンピュータ、PDA(パーソナル・デジ
タル・アシスタント)などの移動式ノードに便利な特徴
である。IR無線アダプタのような適切な(送受信機と
制御カードを含む)無線アダプタを適切な状態で設けれ
ば、通信可能範囲から出ない限り移動ノードはネットワ
ークに接続されたままで位置を変えることができる。
【0004】ほとんどの有線LANの場合のように、各
無線ノードが他のノードと直接通信できるほうが都合が
よい。これが可能な無線LANでは、無線アダプタと制
御ソフトウェアが、通信範囲内のすべてのノードが傍受
できるデータ・パケットを送信する。これにより、受け
取られても、宛先ノード以外のすべてのノードからは無
視されるパケットの送信が可能になる。これは、イーサ
ネットのような有線LANプロトコルのパケット伝送シ
ステムと似ている。したがって、Novell Corporationの
NETWARE(tm)などのパケット配送システムを
利用するより高いレベルのネットワーク・オペレーティ
ング・システム・ソフトウェアが、このような無線LA
Nで使用できる。このような無線LANは、対等無線L
ANと呼ばれる。
【0005】有線LANと比較して、対等無線LANに
は、信頼性の高いネットワークを構築することを極めて
困難にする重要な物理特性がある。有線LANでは、す
べてのネットワーク・ノードがネットワークに物理的に
接続されており、したがってネットワークのすべてのト
ラフィックにアクセスできる。これは、無線LANでは
できないこともある。各ノードは、他のノードと電磁気
信号の形で通信し、その通信範囲は限定される。各ノー
ドは、信号の種類、信号強度、通信範囲内の障害物など
の要因によって限定される有効範囲を有する。無線LA
Nでは、同じ無線ネットワークの一部だと思われるすべ
てのネットワーク・ノードが、ネットワークの全トラフ
ィックを聴取できることを保証できない。たとえば、ノ
ードA、B、Cが同じ無線ネットワークに接続されてい
る場合、ノードAは、ノードBから送られたネットワー
ク・データは聴取できるが、ノードCから送られたネッ
トワーク・データは聴取できないことがある。この場
合、ノードCはノードAにとって「隠蔽ノード」であ
る。ノードCが、ノードBは聴取できるがノードAは聴
取できない場合は、ノードAがノードCにとって隠蔽ノ
ードである。
【0006】適切に機能するためには、無線LANが有
線LANに接続できることが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】無線LANに付随する
問題がいくつかあり、そのため無線LANを有線LAN
に接続する手段としてインターネットワーキング装置を
実施するのが難しくなっている。そのような装置の主な
機能は、有線ノード向けの偶然聴取した無線LANネッ
トワーク・データを有線LANに再送信し、その逆のこ
とを行うことである。そのような各装置は、選択された
無線媒体に応じて通信範囲が限定されるのが普通であ
る。十分な有効範囲を提供するためには、それぞれある
程度の重複領域を有する複数の装置が必要である。これ
は通常、そのようなノードから発せられるメッセージに
関して、重複領域内のノードによってまた有線LAN上
で受信されたメッセージの重複をもたらすことになる。
【0008】これを解決するシステムは、あらゆる無線
ノードがせいぜい1つのそのようなインターネットワー
キング装置と関連付けられ、関連付けられたただ1つの
装置が所与の無線ノードにインタネットワーキング・サ
ービスを提供するようにするものであろう。このような
システムでは、各無線ノードが任意の時間にどのインタ
ーネットワーキング装置と関連するか判定する機構が必
要である。
【0009】本明細書では、以下の用語を使用する。イ
ンターネットワーキング・サービスとは、普通なら互い
に通信できないシステム同士が通信できるようにするサ
ービスのことを指す。通常のインターネットワーキング
・サービスは、ある無線ノードから別の無線ノードへの
メッセージの中継、有線LANから無線ノードへのメッ
セージの再送信、および無線ノードから有線LANへの
メッセージの再送信を含む。
【0010】そのようなインターネットワーキング・サ
ービスを提供するインターネットワーキング・ノード
は、アクセス・ポイントまたはAPと呼ばれる。APは
物理装置であり、全範囲のインターネットワーキング・
サービスを実行するために、無線ネットワーク・アダプ
タだけでなく有線ネットワーク・アダプタも有する。
【0011】無線ノードがAPの通信範囲内にある物理
領域は、APの基本サービス領域(BSA)と呼ばれ
る。無線ノードが特定のAPのBSA内にある場合、そ
の無線ノードは、そのAPによって送られる伝送を受信
することができる。
【0012】各無線ノードはまた、通信できる範囲が限
定されている。この範囲は、本明細書では、無線ノード
の動的サービス領域(DSA)と呼ばれる。無線ノード
のDSA内の他のノードは、一般に無線ノードからの伝
送を受信することができる。
【0013】無線ノードがAPと同じアダプタを使用す
る場合は、他のすべてのものも等しく、無線ノードはそ
のAPと同じ通信範囲を有する。しかし、APのBSA
の範囲と無線ノードのDSAの範囲が異なることもあ
る。1つは、無線ノードは一般に移動可能である。した
がって、その通信範囲は、その無線ノードが移動すると
きにその信号が障害物によってどの程度影響を受けるか
に応じて変化する可能性が高い。また、有線LANに物
理的に接続されたアクセス・ポイントは、電源にも接続
されている。したがって、APで使用される送信機は、
無線ノードのバッテリー電源の送信機よりも出力が大き
いことがある。この場合、アクセス・ポイントのBSA
は一般に無線ノードのDSAの範囲よりも大きくなる。
【0014】本明細書では、APのBSAと無線ノード
のDSAは、2つの範囲が同じであっても区別する。本
明細書では、第1の無線ノードが第2の無線ノードのD
SAの内にある場合は、第1のノードは第2のノードを
「聴取」でき、したがって、第1のノードは、第2のノ
ードによって送られる信号を受信することができる。同
様に、無線ノードがBSA内にある場合は、その無線ノ
ードはAPを「聴取」でき、APが無線ノードのDSA
内にある場合は、そのAPは無線ノードを「聴取」でき
る。
【0015】「マルチキャスト」メッセージとは、有線
ノードによって送られ、特定の同じグループ・アドレス
を有する他のノードにアドレス指定され、ある形の同報
通信メッセージの形である。他のすべての有線ノード
は、そのメッセージを無視する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、各APの通信
範囲内にある有線LANと無線ノードを相互接続するイ
ンターネットワーキング・ノードとして1つまたは複数
のAPを使用し、有線LANと無線ノードの間で各AP
がいつデータを送信するように働くかを決定するための
方法および手段を提供する。
【0017】各APの主な機能は、該当するならば、
i)普通ならデータ・パケットがその宛先に達しない場
合に(たとえば、データ・パケットが有線ノード向け、
あるいは送信ノードのDSAの外側の無線ノード向けで
ある場合)、データ・パケットを無線ノードから有線L
ANに再送信し、ii)無線ノードにアドレス指定され
たデータ・パケットを有線LANから無線ノードに再送
信することである。無線ノードは無線LANの一部分で
あることが好ましい。無線ネットワーク・アダプタだけ
でなく有線ネットワーク・アダプタも備えたAPは、無
線媒体のパケット配送システムだけでなく有線媒体のパ
ケット配送システムをも使って通信できる。さらに、A
Pは、あるシステムから他のシステムにデータ・パケッ
トを変換できる。
【0018】APはまた、共にAPの通信範囲内にある
が互いに隠されている2つの無線ノード間で情報を送り
直す。
【0019】これらの機能を達成するために、各AP
は、データ・パケットがそれ自体のBSAの範囲内の宛
先向けのものかどうか、また、それが動作する責任を負
っているかどうかを知らなければならない。無線ノード
は、APのうちのせいぜい1つとの関連付けのプロセス
を使用して、これらの機能を実施する。少なくとも1つ
のAPの通信範囲にある各無線ノードは、それが複数の
APの通信範囲にある場合でも、それ自体を単一のAP
と関連付ける。無線ノードがそれ自体をAPと関連付け
た後は、そのAPだけを使って、データを無線ノードに
転送しまた無線ノードから受け取る。APは、そのAP
が動作する責任を負っているかどうか判定するために、
どのノードがそのAPと関連付けられているかを追跡す
る。
【0020】各無線ノードは、無線ネットワークのトラ
フィックを監視し、どのノードがその通信範囲にある
か、すなわち他のどの無線ノードを最近傍受したかを追
跡する。本発明によれば、各無線ノードは、この情報を
使って、APを含むどの無線ノードがその通信範囲内に
あるか判定する。
【0021】各APは、定期的な間隔でそれ自体に関す
る情報をそのネットワーク・アドレスを識別するビーコ
ンの形で同報通信する。各無線ノードは、APの定期的
なデータ伝送またはこのビーコンから、それがAPのB
SAの範囲内にあるかどうか判定することができる。本
発明は、各無線ノードが傍受したAPを追跡するとい
う、追跡機構を提供する。ノードは、最近傍受したAP
のテーブルを維持することが好ましい。
【0022】追跡機構は、無線ノードが新しく傍受した
すべてのAPのテーブルを維持し、予め定義した追跡基
準を満たせなかったすべてのAPを削除する。好ましい
追跡基準は、無線ノードが特定のAPからの伝送を最後
に聴取して以降の時間の長さに基づくものである。
【0023】しかし、好ましい実施例では、無線ノード
はこの目的のために内部タイミング機構を必要とせず、
他のAPのビーコンを外部カウント機構として使用す
る。無線ノードが基準APから指定された数のビーコン
を聴取した期間内にその無線ノードが特定のAPから何
も聴取しなかったとき、無線ノードは、その特定のAP
が通信範囲にもはやないと結論をくだす。各無線ノード
は、聴取したすべてのAPのAPテーブルを維持する
が、この場合は、他のAPから指定数のビーコンを聴取
した間に何も聴取しなかったAPをこのテーブルから削
除する。
【0024】好ましい実施例では、各無線ノードのAP
テーブルのアドレスの消去は、APビーコンによって表
される外部タイマ目盛を用いて行われる。移動ノードが
そのBSA内にある各APは、それぞれ異なるタイマを
表す。一般に、無線ノードが、特定のAPのビーコンを
次に聴取する前に他のAPのビーコンを所定の回数だけ
聴取したとき、その特定のAPはテーブルから削除され
る。
【0025】無線ノードが、APからのデータ・パケッ
ト(通常のトラフィックまたはビーコン)を傍受した場
合は、関連付け要求をAPに送ることによってAPとの
関連付けを試みることができる。無線ノードの関連付け
要求が失敗した場合は、現在そのAPテーブル内にある
別のAPとの関連付けを試みることが好ましい。
【0026】無線ノードが、複数のAPを傍受するかま
たはそのテーブル内に複数のAPがある場合は、無線ノ
ードはあるAPを選択しなければならない。本発明は、
どのAPを選択するかを決定するための切替え機構を提
供する。
【0027】一実施例では、APテーブルが以前に空だ
った場合は、切替え機構がノードに、傍受したAPとの
関連付けを行わせる。また、追跡機構に従って、ノード
は、伝送の障害が生じるか、または関連するAPがその
ノードのAPテーブルから消去されるまでその関連付け
を維持する。いずれの場合も、ノードはそのAPテーブ
ルを検査し、最も新しく傍受したAとの関連付けを試み
る。
【0028】切替え機構の好ましい実施例では、次のよ
うな仮定を組み込んでいる。無線ノードがAPのBSA
中に入ったばかりの場合は、その無線ノードはそのAP
のBSAのさらに内部まで入り込む可能性が高い。また
同時に、その無線ノードは現在それが関連付けられてい
るAPのBSAから外に出る可能性も高い。したがっ
て、その関連付けを新しいAPに切り替えるべきであ
る。これらの仮定は、移動ノードが移動し続け、そのA
PのいずれかのBSAにほとんど接して移動しないとき
にあてはまる。
【0029】したがって、好ましい実施例では、移動無
線ネットワーク・ノードは、その移動無線ネットワーク
・ノードが、APテーブルにすでにないAPから発する
ビーコンまたはデータ・トラフィックを観測するか、ま
たはその移動無線ネットワーク・ノードがそれが関連付
けられたAPと通信できないか、またはAPがそのAP
テーブルから消去された状態のうちの1つが生じたと
き、APとの関連付けを試みる(またはその関連付けを
別のAPから切り替える)。
【0030】この機構により、移動無線ネットワーク・
ノードが、その関連付けをそのノードがそのBSAに入
ろうとしている新しいAPへと早目に切り替えできるよ
うになる。また、移動無線ネットワーク・ノードがAP
のBSAの重複領域にあるとき、2つのAP間で関連付
けを切り替えないようにする。この状況では、2つのA
Pは共に移動無線ネットワーク・ノードのAPテーブル
中にあり、そのノードは、2つのAPから発するデータ
・トラフィックまたはビーコンの交互の聴取に基づいて
その関連付けを切り替えることはない。
【0031】本発明の上記の諸態様は、その他の態様お
よび利点と共に、添付した図面と共に以下の好ましい実
施例の説明を読めばさらに明らかになるであろう。
【0032】
【実施例】好ましい実施例を、赤外線(IR)無線LA
Nおよびイーサネット有線LANを使用したその実施態
様の例に関して考察し説明する。本発明は、IR無線L
ANまたはイーサネット有線LANに限定されるもので
はなく、他の無線LANまたは有線LANでも同様に実
施できることを理解されたい。
【0033】図1と図2はそれぞれ、無線ノードA、
B、C、D、E、有線LAN50、有線ノードX、なら
びにAP1とAP2のAPからなる構成を示す。各AP
は、無線ネットワーク・アダプタだけでなく有線ネット
ワーク・アダプタも有する物理装置である。各APは、
有線LANと無線LAN両方のプロトコルを理解する。
【0034】好ましい実施例では、国際標準の用語IS
O/CCITT OSIを使用し、APは、無線LAN
と有線LANとの間を「橋渡し」する第2層データ・リ
ンクのエンティティとして働く。APは、有線LANの
ノードにとってデータ・トラフィックが有線LANの有
線ネットワーク・ノードから来たように見えるように、
データ・トラフィックを無線LANから有線LANに再
送信する。APはまた、無線LANの無線ノードにとっ
てデータ・トラフィックが無線LANの無線ネットワー
ク・ノードから来たように見えるように、データ・トラ
フィックを有線LANから無線LANに再送信する。こ
れにより、各APは、IR無線ノードをイーサネット有
線LANに接続する、透過MACブリッジ(当技術分野
で周知のように、MACは媒体アクセス制御を表す)と
して機能する。
【0035】図面に示した例では、APと無線ノードに
は共に同じ無線アダプタが使用される。したがって、障
害物の影響を無視すると、APのBSA範囲は、無線ノ
ード用のDSAの範囲と同じになる。前に述べたよう
に、APは、電源に物理的に接続されており、より強力
な送信機がサポートでき、BSA範囲が拡大する。
【0036】図1と図2は、図1が無線ノードのDSA
の範囲を示し図2がAPのBSAの範囲を示しているこ
と以外は同じである。図1において、無線ノードAはD
SA10を有し、無線ノードBはDSA20を有し、無
線ノードCはDSA30を有し、無線ノードDはDSA
40を有し、無線ノードEはDSA45を有する。
【0037】IR無線LANでは、同じ無線ネットワー
クの一部であるすべてのネットワーク・ノードがネット
ワークの全トラフィックを聴取できることを保証できな
い。図1において、無線ノードEは、無線ノードBから
送られるネットワーク・データを聴取できるが、無線ノ
ードCから送られるネットワーク・ノードは聴取できな
い。その理由は、無線ノードEは、ノードBのDSA2
0内にあるが、ノードCのDSA30の外側にあるから
である。この場合、ノードCは、ノードEにとって隠蔽
ノードである。同様に、ノードCはノードEのDSA4
5の外側にあるので、ノードEにとって隠蔽ノードであ
る。
【0038】状況によっては、あるIR無線ノードは、
別の無線ノードから送られるデータを受け取ることはで
きるが、そのノードにデータを送ることはできない。た
とえば、第1のノード(図示せず)は第2のノード(図
示せず)から送られるネットワーク・データを聴取でき
るが、第2のノードは第1のノードから送られるデータ
を受信できない。この状況は非対称として知られる。
【0039】起こり得る無線伝送障害を補償するため
に、無線パケット配送システムは通常、受信ノードが特
定の肯定応答を送信ノードに送り、それにより、各デー
タ・パケットの受信を確認することを必要とする。たと
えば、無線ノードAが宛先指定パケットを無線ノードB
に送る場合、ノードBはパケットをノードAに送って、
ノードAのメッセージの受信を確認する。通常有線LA
Nのパケット配送システムではこのような媒体における
伝送の障害率が低いため、これらの肯定応答は必要でな
い。
【0040】次に、図2に移ると、AP1のBSAが円
60で示され、AP2がBSA70を有するものとして
示されている。無線ノードA、BおよびEは、AP1の
BSA60内にある。また、無線ノードBも、無線ノー
ドDと同様に、AP2のBSA70内にある。無線ノー
ドCは、どちらのAPの範囲内にもない。
【0041】ノードBが両方のAPの通信範囲内にある
ので、AP1とAP2が共にメッセージをノードBから
有線LANに再送信する場合は、有線LANは望ましく
ない重複したメッセージを受け取り、同様に、AP1と
AP2が共にメッセージを有線LANからノードBに再
送信する場合は、ノードBは望ましくない重複したメッ
セージを受け取ることに留意されたい。
【0042】そのような重複を避けるために、本発明で
は、すべての無線ノードがせいぜい1つのAPにしか
「関連付け」られないようにすることによって、どの無
線ノードについてもただ1つのAPしか働かないことを
保証する切替え機構を提供する。
【0043】各無線ノードは、その無線ノードが(通信
範囲内にAPが複数あると仮定して)どのAPと関連す
るか判定する。さらに、各無線ノードは、その無線ノー
ドがメッセージをその宛先ノードに直接伝送できるかど
うか判定し、直接伝送できない場合は、そのメッセージ
を配送するようAPに依頼する。各APは、データ・パ
ケットを、有線LANからそのパケットがアドレス指定
された無線ノードに再送信すべきかどうか判定する。各
APは、有線LANのデータ・トラフィックを、そのA
Pの関連無線ノードの1つ宛のデータ・パケットかどう
か監視する。APが有線LAN上のそのようなデータ・
パケットを聴取する場合、APはそのデータ・パケット
を代行受信しそれを移動ノードに中継する。
【0044】各無線ノードは、他のノードに送信できる
かどうか決定できるように、他のどのノードがまわりに
あるか知っていなければならない。したがって、各無線
ノードは無線のトラフィックを監視し、新しく傍受した
すべての無線ノードのアドレスのテーブルを維持する。
このテーブルをDSAテーブルと呼ぶ。あるノードが別
のノードを傍受した場合は、他のノードのアドレスはそ
のDSAテーブル中にあり、そのノードに送信できると
想定できる(すなわち、少なくとも最初は非対称を無視
する)。このテーブルは、そのDSA内に追跡ノードが
ある他のすべてのノードを表す。これは、(非対称を無
視することにより)追跡ノードのDSAの範囲内にある
すべてのノードを表すと想定される。
【0045】好ましい実施例では、各無線ノードは、近
くのノードから出る傍受したメッセージ(すべての肯定
応答を含む)を利用して、DSAテーブルを構築する。
各無線ノードは、任意選択で、ビーコンを発信すること
ができ、そのDSA内にある他のすべてのノードがそれ
と自動的に傍受することになる。
【0046】各無線ノードはまた、ネットワーク・トラ
フィックを監視して、APから送られるデータ・パケッ
トを探す。無線ノード(特に実際に移動しているノー
ド)が近くのAPを捜し出すのを支援するために、本発
明の好ましい実施例では、各APが、APの無線ネット
ワーク・アドレスを識別するビーコンを、たとえば20
秒ごとの定期的間隔で発信する。好ましい実施例では、
各無線ノードは、傍受したすべてのAPのアドレスをリ
ストするAPテーブルと呼ばれる別のテーブルを維持す
る。このテーブルはまた、たとえば、どのAPが最も新
しく、最も頻繁に、または最もまれに聴取したかなど他
の情報も記憶することが好ましい。あるいは、この情報
を、DSAテーブルの一部分として記憶してもよい。無
線データ・パケットの制御フィールド内の1ビットが、
データ・パケットがあるAPから生じたかどうかを示す
ので、無線ノードは、APからのデータ・パケットと他
の無線ノードからのパケットを区別できることが好まし
い。あるいは、各APに、その無線LAN接続に共通の
接頭辞を有する一義的無線ネットワーク・アドレスを割
り当てる。たとえば、ネットワーク・アドレスは"IR
AP001"でよい。ただし、IRAPはすべてのAP
無線ネットワーク・アドレスに共通の接頭辞である。A
P以外の無線ネットワーク・ノードには共通の接頭辞を
割り当てない。
【0047】また各APには、その有線LAN接続用の
有線グループ・ネットワーク・アドレスを割り当てる。
このグループ・アドレスは、「マルチキャスト」同報通
信を送るために使用される。同報通信メッセージの形の
「マルチキャスト」メッセージが、有線LAN内のAP
グループ・ネットワーク・アドレスに送られるとき、す
べてのAPが、ただしAPだけがそのメッセージを受け
取る。他のすべての有線ネットワーク・ノードは、その
メッセージを無視する。
【0048】無線ノードはAPを傍受すると、追跡シス
テムがそのAPをそのAPテーブルに入れる。切替え機
構が、そのノードがAPテーブル中のどのAPと関連す
るかを判定する手順を実行する。この手順の例えば、テ
ーブルが空(すなわち、無線ノードが電源を入れたばか
りか、または有線LANの近くに入ったばかり)の場合
に関連付けを行う、または無線ノードがAPを聴取でき
なくなるまで現APとの関連付けを維持する、または最
も頻繁に聴取されたAPと関連付けるなどがある。この
手順の好ましい実施例については後で説明する。
【0049】手順が、無線ノードをAPと関連付けすべ
きであることを示した場合、無線ノードは関連付け要求
データ・パケットをAPに送る。関連付け要求データ・
パケットがAPに首尾よく送られた場合、すなわちAP
から肯定応答があった場合は、無線ネットワーク・ノー
ドはそのノード自体がそのAPと関連付けされていると
見なす。関連付け要求は、無線ノードの無線ネットワー
ク・アドレスを含む。その要求はまた、無線ノードが以
前にどのAPと関連付けされていたか示すことが好まし
い。
【0050】各APは、そのAPが関連付けされるすべ
ての無線ノードの、BSSテーブル(基本サービス・セ
ット)と呼ばれるテーブルを維持する。無線ノードから
首尾よく関連付け要求を受け取った後、APはネットワ
ーク・ノード・アドレスをそのBSSテーブルに加え
る。無線ネットワーク・ノードが以前に別のAPと関連
付けされていたことを関連付け要求が示す場合、AP
は、以前のAPとの関連付け解除要求データ・パケット
を、有線LANを介して以前に関連付けられていたAP
に送り、無線ノードとの関連を断つことをAPに命じる
ように、APを構成することができる。あるいは、無線
ノードが新しいAPと関連付けされた後に、その無線ノ
ードが、そのような関連付け解除要求を以前のAPに送
るようこのAPに指令することもできる。
【0051】新しいAPから関連付け解除要求データ・
パケットを受け取った後、以前のAPはそのBSSテー
ブルから無線ネットワーク・ノード・アドレスを削除す
る。
【0052】任意選択で、各APが、そのBSA内のす
べての無線ノードのノード・アドレスを、それらのノー
ドがそのAPに関連付けされているかどうかに関係なく
リストした、各無線ノードによって維持されるDSAテ
ーブルに類似の、別のBSAテーブルを維持することも
できる。
【0053】無線ノードは、その無線ノードが関連付け
されたAPから送られるデータ・パケットだけを受け入
れ、他のAPから送られるデータ・パケットはすべて破
棄する。もちろん、他の無線ノードから送られた、その
AP宛のデータ・パケットは受け取る。
【0054】前述のように、どのAPが各無線ノードと
関連付けられるかの選択は、各無線ノードによって決定
される。したがって、各APは、任意の無線ノードから
送られるすべてのデータ・パケットを受け入れる。AP
が、そのAPが関連付けされていない無線ノードから送
られたデータ・パケットを受け取る場合、そのAPは、
そのデータ・パケットを暗黙の関連付け要求と見なす。
そのAPは、無線ノード・アドレスをBSSテーブルに
加え、データ・パケットを有線LANに中継する。
【0055】無線ノードが、データ・パケットを関連A
Pに首尾よく送ることを達成できない場合、すなわち、
APがデータ・パケットの受信を確認できない場合、そ
の無線ノードは、APとの無線接続が切れたと見なす。
無線ノードは、そのAPとの関連付けを削除する。次
に、その無線ノードは、APテーブルを検査して別のA
Pが使用できるかどうか調べる。使用できるAPが1つ
ある場合は、無線ノードはそのAPとの関連付けを確立
しようと試みる。使用できるAPが複数ある場合、AP
は最も新しく聴取したAPを選択することが好ましい。
【0056】同様に、APが、そのAPと関連付けされ
た無線ノードにデータ・パケットを首尾よく送ることが
できない場合、そのAPは、その無線ノードとの無線接
続が切れたと見なし、そのノードをBSSテーブルから
削除する。
【0057】動作に際しては、無線ノード(送信ノー
ド)が、データ・パケットを別のネットワーク・ノード
(宛先ノード)に送る準備ができたとき、まず、宛先ノ
ードのネットワーク・ノード・アドレスがDSAテーブ
ル内にあるかどうかを判定する。ネットワーク・ノード
・アドレスがこのDSAテーブル内にある場合は、宛先
ノードが、送信ノードのDSA内にある別の無線ノード
であることを暗示する。したがって、送信ノードは、デ
ータ・パケットを他の無線ノードに直接送る。宛先ノー
ドがDSAテーブル内にない場合、送信ノードは、その
ノードが関連付けされたAPにデータ・パケットを送
り、データ・パケットを宛先ノードに配送するようAP
に依頼する。
【0058】データ・パケットを受信した後、APは、
データ・パケットの宛先をそのBSSと突き合わせて検
査する。宛先ノードがそのBSS内にある場合(すなわ
ち、宛先ノードもそのAPと関連付けされている場
合)、APは、無線媒体を介してデータ・パケットを宛
先ノードに直接送る。そうでない場合、APは、データ
・パケットを有線LANに再送信する。宛先ノードが有
線ノードである場合、そのノードはデータ・パケットを
直接受信する。宛先ノードが、別のAPによって同じ有
線LANに接続された別の無線LAN上にある場合(す
なわち、宛先ノードが別のAPと関連付けられた無線ノ
ードである場合)、他のAPがデータ・パケットをその
宛先ノードに中継する。
【0059】図3に、好ましい実施例がどう働くかを示
す3つの例を示す。無線ネットワーク・ノードAが、A
P1のBSAに入ったばかりであると仮定する。ノード
Aは、以前にどのAPとも関連付けされていないと仮定
する。ノードAがAP1のビーコンを聴取するか、ある
いは、AP1から無線ネットワーク・ノードBへのいく
つかのデータ・トラフィックを聴取したとき、ノードA
は関連付け要求データ・パケットをAP1に送る。関連
付け要求データ・パケットを首尾よく送信した後(すな
わち、AP1の肯定応答を受信した後)、ノードAは、
それ自体がAP1と関連付けられていると見なす。関連
付け要求データ・パケットを首尾よく受け取った後、A
P1は、ノードAをそのBSSテーブルに加える。ま
た、関連付け解除要求データ・パケットを有線LAN上
で送って、AP1がノードAと現在関連付けされてお
り、以前のAPは関連を断つべきであることを、以前に
関連付けされたAPに通知する。これは、マルチキャス
トで行われ、あるいはノードAが実際に関連付けされて
いたAPへの宛先指定パケットによって行われる。
【0060】ノードAがデータ・パケットを有線ネット
ワーク・ノードXに送ろうとしているものと仮定する。
ノードAはまず、そのDSAテーブルを照合して、ノー
ドXが通信範囲内の無線ノードであるかどうか調べる。
ノードXはノードAのDSA内にはないので、ノードA
は、図3の矢印100で示すようにデータ・パケットを
AP1に送る。次に、AP1はそのBSSテーブルを照
合して、ノードXがそのBSA内にある関連無線ノード
かどうかを判定する。ノードXはそのリストにはないの
で、AP1は、矢印105で示すように、データ・パケ
ットを有線LANに再送信する。
【0061】さらに、ノードXがデータ・パケットを受
信した後に、応答データ・パケットをノードAに返送す
ると仮定する。AP1は、有線LANのデータ・トラフ
ィックを監視して、そのBSS内にあるノードA宛のデ
ータ・パケットを傍受する。AP1は、そのデータ・パ
ケットを代行受信して、それを無線媒体を介してノード
Aに送る。
【0062】次に、ノードAとノードBが共にAP1と
関連付けられており、すなわち、両方ともAP1のBS
S内にあり、ノードBがノードAにデータ・パケットを
送ろうとしているものと仮定する。ノードBはそのDS
Aを検査して、ノードAが通信範囲内にあるかどうか調
べる。図1を見るとわかるように、ノードBはノードA
のDSA10内にはなく、ノードAもノードBのDSA
20内にはない。言い換えると、これらのノードは、両
方のノードがAP1の通信範囲内にあっても、互いに隠
蔽されている。この2ノード間での直接無線通信は不可
能である。したがって、図3の矢印120で示すよう
に、ノードBはデータ・パケットをAP1に送って、デ
ータ・パケットを配送するよう依頼する。AP1はその
BSSを検査し、ノードAがそのAP1と関連付けされ
ているかどうか判定する。したがって、矢印125で示
すように、AP1は、無線媒体によってデータ・パケッ
トをノードAに送る。ノードBもAP2のBSA内にあ
っても、ノードBはAP1と関連付けられており、した
がって、AP2に支援を依頼しないことに留意された
い。
【0063】ノードAが、AP2と関連付けられたノー
ドDにデータ・パケットを送ろうとしているものと仮定
する。ノードDはノードAのDSA内にあるので、ノー
ドAは、矢印130で示すようにパケットをAP1に送
る。ノードDはAP1と関連付けられていないので、A
P1は、矢印135で示すようにデータ・パケットを有
線LANに再送信する。AP2はこのデータ・パケット
を傍受し、ノードDがそれと関連付けられていると判定
し、矢印140で示すように、データ・パケットをノー
ドDに直接再送信する。
【0064】ノードBがAP1とAP2の両方のBSA
内にあることに留意されたい。ノードBがAP2と関連
付けられており(したがって、AP1とは関連付けられ
ていないことになり)、無線ノードAがデータ・パケッ
トを無線ノードBに送る場合、AP1は、データ・パケ
ットを直接ノードBに送るのではなく、有線LAN上で
そのデータ・パケットを再送信することになる。この環
境では、AP2は、データ・パケットを代行受信して、
ノードBに再送信し(ノードBがAP2のBSSテーブ
ルにあるので)、それはノードDについても同じことに
なる。
【0065】図4は、移動無線ノードがどのように様々
なAPのBSAに出入りをできるかを示す。無線ノード
がAPのBSA間を移動するとき、その無線ノードは、
あるAPとの関連を断ち、別のAPとの関連付けを行
う。無線ネットワーク・ノードから有線LANに送られ
るデータ・パケットは、無線ノードがどこにあるか、お
よび無線ノード自体がどのAPと関連するかに応じて、
異なるAPによって再送信される。同様に、無線ノード
宛のデータ・パケットは、無線ノードがどこにあるかお
よび無線ノード自体がどのAPと関連するかに応じて、
異なるAPによって再送信される。この手順を次に説明
する。
【0066】ノードが移動するとき、そのノードは、そ
のAPテーブルにあるすべてのAPの通信範囲から外れ
て移動することがある。この場合、無線ノードは、別の
APの通信範囲内に入ってそのAPと関連付けられるま
で、有線LANから切り離される。もちろん、移動ノー
ドは、そのAPの存在を知る(すなわち、APのビーコ
ンまたは通常の伝送を傍受する)まで、それ自体をAP
と関連付けることはできない。任意選択で、無線ネット
ワーク・ノードがAPのBSAに入ってからそのAPの
存在を検出するまでの時間を短くするために、各AP
は、より早く無線ノードを最初に検出したときにビーコ
ンを同報通信することもできる。これを行うために、A
Pは、前述のように、そのBSAテーブルに加えて、B
SSテーブルをも維持する。あるいは、APは、この2
つのテーブルを組み合わせて、リストされた各無線ノー
ドが関連付けられているかどうか識別する追加の欄を備
えた拡張BSAテーブルとする。APが、そのBSAテ
ーブルにリストされていない無線ノードを傍受した場
合、APは予定よりも早くビーコンを生成する。AP
は、無線ノードによって送られるデータ・パケット、通
常は同報通信パケットを傍受することによって無線ノー
ドの存在を検出する。この同報通信パケットは通常、上
層ネットワークのオペレーティング・システムがネット
ワーク内に他のノードがあるかどうかを判定しようと試
みるのに応答して生成される。無線ネットワーク・ノー
ドから発信されるこの同報通信パケットの結果は、AP
が発信された、早めに予定されたビーコンであり、関連
付けプロセスを開始させる。
【0067】たとえば図4を参照し、無線ノードAが最
初に位置200にあり、AP1と関連付けられていると
仮定する。したがって、無線ノードAは、AP1を介し
て有線ネットワーク・ノードXと通信する。ノードA
は、位置210として示すような、どのAPにもカバー
されていない領域に移動するので、AP1を介してノー
ドXに送ったどのパケットについても、AP1から肯定
応答を受け取ることはできない。したがって、ノードA
は、AP1とそれ以上通信できないので、それ自体がA
P1と関連付けられていると見なすことをやめる。ノー
ドAは、220で示すようにAP2のBSA中に入った
とき、AP2のビーコンまたはAP2のデータ・トラフ
ィックを観測することによってAP2の存在を認識す
る。ノードAがAP2を傍受する前にAP2がノードA
を傍受する可能性がある。この場合、AP2は、位置2
00または210でノードAを聴取していないので、A
P2は任意選択で、ノードAが以前にAP2によって聴
取されたことのないノードであることを認識して、ビー
コンを早目に発信することもできる。これらのどの場合
にも、ノードAはAP2との関連付けプロセスを開始す
る。これにより、ノードAがネットワークに再び接続さ
れ、その結果、ノードAがノードXと再び通信できるよ
うになる。領域全体がAPによって十分にカバーされて
いると仮定すると、ノードAは、ネットワークと接続さ
れたままでその領域の周りで動き回ることができる。
【0068】前記システムの一実施態様では、各無線ノ
ードがAPと関連付けされた後、その無線ノードはパケ
ットをAPに首尾よく送るのに失敗するまで、そのAP
と関連付けされたままになる。換言すると、無線ノード
は障害を待ってから別のAPと関連付けする。
【0069】しかし、無線ノードは、そのような障害が
起こる前に関連付けを切り替えることが好ましい。これ
を行う1つの方法は、移動ノードがAPのビーコンを聴
取するごとにそのAPと関連付けられることである。換
言すると、ノードは、関連付けを最も新しくそのビーコ
ンを聴取したAPへと絶えず切り替えることになる。こ
のような切替え機構は、普通なら必要になるよりも多く
の切替え(すなわち、処理)を必要とするので好ましく
ない。これは特に、無線ノードが、重複するAPのBS
Aの範囲内である時間静止している場合に当てはまり、
この場合には、いずれかのAPとの関連付けが十分に維
持されていても、AP間でその関連付けを切り替え続け
る。
【0070】したがって、各無線ノードは、それが関連
付けられているAPをいつ切り替えるべきかを決定する
切替え機構と、他のどのAPが通信範囲にあるか(すな
わち、関連付けできるAP)を判定する追跡機構とを備
える。
【0071】追跡機構 追跡機構は、無線ノードが最近に傍受したすべてのAP
のテーブルを維持し、予め定義されたある追跡基準を満
たせなかったすべてのAPを削除する。好ましい追跡基
準は、無線ノードが特定のAPからの伝送を最後に聴取
して以降の時間の長さに基づくものである。この基準を
使用する1つの追跡方法は、各APが聴取された最後の
時間からの時間間隔を記録する内部タイミング機構を移
動ノードに提供することである。
【0072】しかし、好ましい実施例では、無線ノード
はこの目的のために内部タイミング機構を必要とせず、
他のAPのビーコンを外部カウント機構として使用す
る。無線ノードが基準APから指定された数のビーコン
を聴取した期間内にその無線ノードが特定のAPから何
も聴取しなかったとき、無線ノードは、その特定のAP
が通信範囲にもはやないと結論をくだす。各無線ノード
は、聴取したすべてのAPのAPテーブルを維持する
が、この場合、そのノードが他のAPから指定数のビー
コンを聴取した期間に何も聴取しなかったAPをテーブ
ルから削除する。
【0073】好ましい実施例では、各無線ノードのAP
テーブルのアドレスの消去は、APビーコンによって表
される外部タイマ目盛を用いて行われる。移動ノードが
あるそのBSA内の各APは、それぞれ異なるタイマを
表す。一般に、無線ノードが特定のAPのビーコンを次
に聴取する前に、他のAPのビーコンを所定の回数(以
後、「消去しきい値」と呼び、変数"k"によって指定さ
れる)だけ聴取したとき、その特定のAPはテーブルか
ら削除される。kの値は小さすぎてはならず、小さすぎ
る場合は、無線ノードがもはやそのAPの通信範囲にな
いという理由ではなく1つまたは複数のビーコンが失わ
れた(すなわち、APからの無線伝送を無線ノードが適
切に受信しなかった)という理由で、APがAPテーブ
ルから消去される。したがって、kは2以上であること
が好ましい。ただし、kは大きすぎてはならない。とい
うのは、kが大きいと、ノードは、APがもう聴取でき
なくなった後でもAPがまだ通信範囲にあるかのように
動作し続けるからである。
【0074】ほとんどの場合、kの適切な値はおよそ5
である。そのような値を使用する場合、APテーブル内
にn個のAPエントリがある場合は、無線ノードが特定
のAPのビーコンを次に聴取する前に他のn−1個のA
Pのビーコンを5回聴取すると、テーブルからその特定
のAPが削除される。
【0075】図5は、本発明の好ましい実施例の無線ノ
ード用のAPテーブルおよびビーコン・カウンタを示
す。APテーブルは、一般に150で示され各行がそれ
ぞれ異なるAPを表す、一連の行を含む。このテーブル
は一般に、最大N個のAPネットワーク・アドレスを保
持する。図5では、N=8である。
【0076】APxは、消去グリッドのx行目にリスト
されたAPを指し、そのアドレスは、APテーブルのA
Pアドレス欄のx行目に記憶される。図5では、APは
昇順でリストされることに留意されたい。ノードは領域
内を移動するので、さまざまな行が空になり、次に聴取
されたAPで置き換えられる。したがって、たとえばノ
ードが十分に長い期間だけAP8のBSAの外に出てい
たようなノードの特定の移動パターンの後で、AP8を
テーブルから「消去」することがある。この場合、ノー
ドは別のAPを聴取することができ、以前にAP8で表
されていた行にそれが記憶される。その後、無線ノード
はAP8のBSAに戻ることができる。この時点で、消
去されたAPがない場合は、テーブルは満杯である。ノ
ードは、k=5の検査を用いて消去されるほどまれにし
か聴取されなかったAPがなくても、最近に最も聴取さ
れていないAPをAP8で置き換えることになる。した
がって、AP8は、たとえばAP4の行にくることがで
きる。
【0077】また、テーブルは必ずしも満杯にする必要
がないことに留意されたい。APが3つだけ聴取できる
場合は、3つの行だけがデータで埋められる。さらに、
最初の1つまたは複数の行のAPが消去され置き換えら
れなくなっていることもあるので、その3行が必ずしも
テーブルの最初の3行であるとは限らない。
【0078】ビーコン・カウンタ・アレイ195は、0
からk−1までの範囲の整数の1×Nのアレイである。
アレイの各要素は、APテーブル内の各APに関する
(ノードが聴取したビーコンの)現カウントを表す。図
5では、APテーブルには8行あるので、ビーコン・カ
ウンタ・アレイ195は8つの要素を有する。各APテ
ーブルは、整数のN×Nアレイの形の消去アレイを含
み、図5では、8×8アレイである。消去グリッドの各
行は、ノードがその行のAPを最後に聴取する直前のビ
ーコン・カウンタ・アレイの内容を含む。
【0079】「Asym」欄175は、真または偽の値
を記憶するブール変数であるN個(この場合は8個)の
フラグを記憶し、それは、ノードとAPが非対称の関係
にあるかどうかを示す。したがって、APテーブルの各
行ごとに1つのフラグがある。
【0080】APエントリに関連する「Asym」フラ
グは、無線ネットワーク・ノードはAPを聴取できる
が、APは無線ネットワーク・ノードを聴取できない、
非対称状況を処理するために使用される。このフラグ
は、非対称状況で無線ネットワーク・ノードによる関連
付け要求を開始する頻度を減少させるために使用され
る。無線ネットワーク・ノードがAPとの関連付けの試
みに失敗した場合は、APエントリに関連するAsym
フラグをセットする。無線ネットワーク・ノードは関連
付け要求を送る前にAsymフラグを検査する。このフ
ラグがセットされている場合、無線ネットワーク・ノー
ドは関連付け要求を送らない。Asymフラグがセット
されていない他のAPエントリがAPテーブル内にある
場合は、無線ネットワーク・ノードはそれらのAPとの
関連付けを試みる。Asymフラグは、そのAPからの
次のビーコンが聴取されたときにリセットされる。
【0081】一般に170で示される欄Mは、最も新し
く聴取されたAPから最も以前に聴取されたAPまでA
Pテーブル内のAPの順序を追跡する。一般に180で
示される欄Lは、最も以前に聴取されたAPから最も新
しく傍受されたAPまでAPテーブル内のAPの順序を
追跡する。この両方の欄は、連係リストを表すことが好
ましいが、他の機構も実施できる。
【0082】好ましい実施例では、2重連係リストを使
って、互いにAPテーブルに含まれるAPが最後に聴取
された順序を維持する(消去グリッドの方は、APテー
ブル中の互いのAPに関してAPテーブル内の各APか
ら聴取されたビーコンの数の暗黙のカウントを維持す
る)。2重連係リストは、欄MおよびLによって表され
る。欄Mは、最も新しく聴取されたAPから最も以前に
聴取されたAPまで1方向にリンクされた連係リストで
ある。つまり、欄Mの各要素はAPテーブルの1行に対
応し、各要素に含まれる値は、APテーブル中で次に新
しく聴取されたAPの行番号である。テーブルが検査さ
れている時に最も以前に聴取されたAPは、それより以
前の(またはその次に新しい)APがないために有効な
行を含むことができず、したがってその要素は、それが
リストの最終要素であることを示す特別な値(リスト・
マーカの終り)を含む。MRと呼ばれる別の変数は、A
Pテーブル中に少なくとも1つのAPがある場合はAP
テーブル内に含まれる最も新しく聴取されたAPを示す
有効行番号を含み、APテーブル中にAPが含まれてい
ない場合は「リスト・マーカの終り」を含む。
【0083】欄Lは、最も以前に聴取されたAPから最
も新しく聴取されたAPまで1方向にリンクされた連係
リンクである。欄Lは、欄Mと同様に維持され、APテ
ーブルのどの行が最も以前に聴取されたAPを含むかを
示す、LRと呼ばれる別の変数を含む。この2つの単一
連係リンクが合体して、2重連係リンクを形成する。こ
れによりAPテーブルは、各APアドレスがリストの各
要素に含まれるデータであり、欄MとLがリンクである
2重連係リストになる。
【0084】APが聴取されたときは、そのAPが最も
新しく聴取されたAPになり、2重連係リストは、その
APをリスト中のその位置から「除去」しリストの「先
頭」に置くことによって更新される。APがすでにリス
トの先頭にある場合は、位置変更を行う必要がないこと
は明らかである。
【0085】すなわち、APテーブル中のAPエントリ
の最大数は8である。消去手順は、8×8の消去グリッ
ドおよび1×8のビーコン・カウンタ・アレイによって
実施される。
【0086】たとえば、ノードAが、この例ではAPx
からビーコンを聴取するたびに、ノードAは、そのAP
テーブルを更新する際に以下の段階を実行する。まず、
1×8のビーコン・カウンタ・アレイが消去グリッドの
第x行にコピーされる。換言すると、APxの値をリス
トする消去グリッドの行の内容が、ビーコンを受け取る
直前の1×8ビーコン・カウンタ・アレイの内容で置き
換えられる。これにより、第x行に、APxに関するビ
ーコンを前回聴取して以降にノードAが聴取した各AP
のカウンタ値が有効に記憶される。また、欄MおよびL
内のポインタの値も更新される。
【0087】2番目に、1×8ビーコン・カウンタ・ア
レイ内のx番目の要素が、消去しきい値k−1と等しい
場合を除いて1だけ増分され、消去しきい値k−1と等
しい場合には、要素が0にリセットされる。換言する
と、ビーコン・カウントの値は、0とk−1の間で循環
する。
【0088】3番目に、ビーコン・カウンタの新しい値
が、消去グリッド中の有効な各行のx番目の要素と比較
される。
【0089】4番目に、これらの値が等しい場合は、1
行目が見つかれば、それが削除される。
【0090】5番目に、任意選択で、より古いAP(す
なわち、そのノードが段階4で削除されたビーコンを前
回聴取して以降にそのビーコンを聴取しなかったAP)
を表す各行も削除される。これは、そのノードがAPを
聴取するたびに更新される、欄M内の連係リストのポイ
ンタによって決定できる。その結果、APy(すなわ
ち、y行目)の消去グリッドのx番目の要素が、更新済
みビーコン・カウンタのx番目の要素の値と等しい場合
に、APテーブルからAPyが削除される。さらに、A
Pyが前回聴取されて以降に聴取されなかった他のすべ
てのAPも削除されることになる。
【0091】すなわち、APyが聴取された最後のとき
のAPxのカウンタ値が、APxカウンタの現在の値と
比較される。それらが等しい場合は、APxの5ビーコ
ン間隔の間APyが聴取されておらず、あるいは換言す
ると、ノードがAPyを前回聴取して以降にAPxを5
回聴取したことを意味する。この場合、APyは通信範
囲外とみなされ、ノードのAPテーブルから削除され
る。任意選択で、それと同じかまたはそれよりも長い間
聴取されなかった他のAPも削除される。
【0092】古いエントリがあるかどうかAPテーブル
を検査するこのプロセスは、2番目に新しく聴取された
AP(聴取されたばかりのAPが最も新しい)から始ま
り、次々に前に聴取されたAPへ進む。あるAPが削除
すべきであることがわかると、システムは、単に欄Mの
値を検査することによってさらに古いAPを削除するこ
とができる。
【0093】APビーコンが初めて聴取された場合、す
なわちAPがAPテーブル中でエントリを占有していな
い場合は、APテーブル内の空の行を探す。すべての行
が占有されている場合は、新しいAP用の場所を空ける
ために、最も以前に聴取されたAPエントリが削除され
る。新しいAPがx番目のエントリに入れられると仮定
すると、1×8ビーコン・カウンタ・アレイのx番目の
要素が0にクリアされ、また消去グリッドの有効な各行
のx番目の要素も0にクリアされる。次いで、1×8ビ
ーコン・アレイがx行目にコピーされ、APxに関する
ビーコン・カウンタが増分される。
【0094】無線ノードが、APから送られた(ビーコ
ン以外の)データ・パケットを傍受した場合、そのノー
ドは任意選択で、ビーコン・カウンタ・アレイを消去グ
リッドのAPの行にコピーすることによって、そのAP
の行を更新する(または、ノードがそのAPを初めて聴
取した場合は、APをテーブルに挿入する)ことができ
る。これにより、APがAPテーブルから早目に消去さ
れないように、消去グリッドが、ノードがそのAPを最
後にいつ聴取したかを示すことが保証される。ただし、
この場合は、ビーコンは実際に聴取されなかったので、
ビーコン・カウンタ自体は増分されない。
【0095】切替え機構 次に、切替え機構について論じる。前述のように、考え
られる1つの基準は、指定された間隔の間特定のAPを
聴取し続けることを条件として、ノードにそのAPとの
関連付けを維持させる処理を含むものである。この指定
間隔は、予め指定された期間でもよい。しかし、前述の
追跡機構を使用することが好ましく、その場合は、間隔
が時間によって定義されるのではなく、他のAPのビー
コンによって定義される。すなわち、関連するAPがノ
ードのAPテーブルから消去されず、実際の障害が発生
しない限りは、APはAPとの関連付けを維持する。
【0096】切替え機構は、無線ノードがAPとの関連
付けをいつ試みるか決定する際に以下の基準を実施す
る。ノードが関連付けられていない場合は、APから発
するデータ・パケットまたはビーコンを聴取ししだいA
Pとの関連付けを試みる。
【0097】ノードが、関連付けを試みたAPから肯定
応答を受け取らない場合は、おそらく無線ノードとAP
が非対称関係にあるため関連付けの試みが失敗する。こ
の場合、APは、そのAPテーブルを検査して、テーブ
ル中に1つまたは複数の他のAPがあるかどうかを調べ
る。ある場合は、そのノードと非対称関係にない最も新
しく聴取されたAPとの関連付けを試みる。ない場合
は、APを次に聴取するまで、関連付けされないままと
なる。
【0098】切替え機構の一実施例では、ノードはAP
との関連付けに成功した後、以下の基準が満たされる限
りその関連付けを維持する。 i)ノードがAPにデータ・パケットを送るたびにAP
から肯定応答を受け取る。 ii)ノードのAPテーブル内に、現在関連付けられて
いるAPがまだある。
【0099】すなわち、ノードは、伝送障害が起こる
か、または関連するAPがノードのAPテーブルから消
去されるまでその関連付けを維持する。いずれの場合
も、ノードはそのAPテーブルを検査して、ノードと非
対称の関係にない最も新しく聴取されたAPとの関連付
けを試みる。
【0100】切替え機構の好ましい実施例では、次のよ
うな仮定を組み込んだものである。無線ノードがAPの
BSA中に入ったばかりである場合には、その無線ノー
ドはそのAPのBSAのさらに内部まで入り込む可能性
が高い。また同時に、現在それが関連付けされているA
PのBSAから外に出る可能性も高い。したがって、そ
の関連付けを新しいAPに切り替えるべきである。これ
らの仮定は、移動ノードが移動し続け、そのAPのいず
れかのBSAにほとんど接して移動しないときに当ては
まる。
【0101】したがって、好ましい実施例では、移動無
線ネットワーク・ノードは、その移動無線ネットワーク
・ノードが、そのAPテーブルにすでにないAPから発
するビーコンまたはデータ・トラフィックを観測する
か、あるいはその移動無線ネットワーク・ノードが、そ
れに関連付けられたAPと通信できないか、あるいはA
PがそのAPテーブルから消去された状態のうちの1つ
が生じたとき、APとの関連付けを試みる(または、関
連付けを別のAPから切り替える)。
【0102】この機構により、移動無線ネットワーク・
ノードが、その関連付けを、そのノードがそのBSAに
入ろうとしている新しいAPへと早目に切り替えること
が可能になる。また、無線移動ネットワーク・ノードが
APのBSAの重複領域にあるとき、2つのAP間でそ
の関連付けを切り替えないようにする。この状況では、
2つのAPは共に移動無線ネットワーク・ノードのAP
テーブル中にあり、ノードは、2つのAPから発するデ
ータ・トラフィックまたはビーコンの交互の聴取に基づ
いてその関連付けを切り替えることはない。
【0103】次に、図6を参照して、追跡機構と切替え
機構の好ましい実施例について説明する。図6は、2つ
の機構を例示するための、AP1、AP2、AP3、A
P4、AP5と呼ぶアクセス・ポイント(AP)の特定
の構成のBSA中を移動する無線ノード(M)の図であ
る。APは、消去テーブル中で必ずしも順序通りにアド
レス指定または順序付けされないことに留意されたい。
この例では、各APは有線LAN(図示せず)に接続さ
れる。BSAはそれぞれ実線の円によって示される。A
P1はBSA100を有し、AP2はBSA200を有
し、AP3はBSA300を有し、AP4はBSA40
0を有し、AP5はBSA500を有する。
【0104】追跡機構については、本発明の好ましい実
施例のノードが、この構成内を移動するときにそのAP
テーブルをどのように更新するかを示すことによって説
明する。切替え機構については、ノードがその関連付け
をあるAPから別のAPにいつどこで切り替えるかを示
すことによって説明する。
【0105】説明をしやすくするために、図6では人為
的な例を示し、各APはビーコンを別々の時間に次々に
伝送し、それらはすべて共通の時間0からある時間後に
始まる。各APはそれぞれ10秒ごとにビーコンを発信
し、たとえばAP1は秒1のときに開始し、AP2は秒
2のときに開始し、AP3は秒3のときに開始する。し
たがって、この例では、各ビーコンは固有の時間署名を
表す。たとえば、時間署名43(すなわち、時間0から
43秒後)で、AP3が第4のビーコンを発信し、時間
署名84で、AP4は第8のビーコンを発信する。
【0106】無線ノード自体は示されていない。正確に
言うと、無線ノードのいくつかの離散位置が、それぞれ
文字Lを添えた破線の位置円によって示される。すなわ
ち、たとえば、L1は最初の位置を表し、L2は2番目
の位置を表す。各位置円内にある番号は、時間署名であ
り、時間0から後の時間(したがって、固有のビーコ
ン)を秒単位で表す。各位置は少なくとも1つの時間署
名を含む。したがって、各位置は無線ノードの位置を識
別し、各位置円内の時間署名番号は、特定の位置である
時間に無線ノードによって聴取されるAPビーコンを識
別する。たとえば、無線ノードは、時間0で位置L1か
ら開始する。時間32(すなわち、32秒後に)に、無
線ノードは、BSA200中にあるL7にあり、AP2
の第3のビーコンを聴取する。時間32に、ノードはA
Pの通信範囲にあるが、他のどのAPの通信範囲にもな
い。
【0107】この例では、無線ノードのAPテーブルは
6つの行を有し、すなわちNは6である。したがって、
ビーコン・カウンタ・アレイは、テーブル内の各APご
とに1つずつ、最高6つの要素を有し、消去グリッドは
6×6アレイになる。この例では、非対称性は無視され
ている(すなわち、すべてのAsymフラグは、ずっと
「偽」の値を含んでおり示されない)。テーブルの活動
記録(すなわち、欄MおよびL内の2重連係リスト)を
維持する方法は示されていない。また、この例では、消
去しきい値kは5である。
【0108】この例では、無線ノードは時間0で電源が
入る。したがって、時間0で、APテーブルは空であり
(ネットワーク・アドレスを何も含まない)、消去グリ
ッドの各要素は値0を含み、各ビーコン・カウンタ(す
なわち、ビーコン・カウンタ・アレイの各要素)も同様
である。
【0109】次に、図6に示した各時間署名ごとのノー
ドのAPテーブルについて説明する。
【0110】位置L1: 時間0 ------ APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 0,0,0,0,0,0 1 - 0,0,0,0,0,0 2 - 0,0,0,0,0,0 3 - 0,0,0,0,0,0 4 - 0,0,0,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0111】時間0で、ノードはL1にあり、電源が入
ると仮定する。したがって、テーブルは空であり、AP
を聴取しておらず、どのAPとも関連付けられていな
い。
【0112】位置L2: 時間1−AP1からビーコンを聴取した直後 ----- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 1,0,0,0,0,0 1 AP1 0,0,0,0,0,0 2 - 0,0,0,0,0,0 3 - 0,0,0,0,0,0 4 - 0,0,0,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0113】この例では、ノードは、L2に移動してお
りAP1の最初のビーコンを聴取するとき、時間1にそ
の位置にある。したがって、AP1がそのテーブル(1
行目)に加えられ、ビーコン・カウンタの第1の要素が
1だけ増分される。
【0114】ノードはAPを聴取したばかりなので、A
P1との関連付け要求を行う。この例では、そのような
要求はすべて成功すると仮定する。
【0115】位置L3: 時間11−AP1からビーコンを聴取した直後 ------ APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 2,0,0,0,0,0 1 AP1 1,0,0,0,0,0 2 - 0,0,0,0,0,0 3 - 0,0,0,0,0,0 4 - 0,0,0,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0116】時間11までに、ノードはL3に移動し
た。ここで、AP1の第2のビーコンを聴取する。追跡
機構に従って、ビーコン・カウンタは消去グリッドのA
P1の行に挿入され、次に、ビーコン・カウンタの最初
の要素(すなわち、AP1を追跡する要素)が増分され
る。言い換えると、最後にいずれかのビーコンが聴取さ
れた時間、すなわち時間1にノードがあった、ビーコン
・カウンタ・アレイが消去グリッドの行1に書き込まれ
る。
【0117】ノードは、AP1との関連付けを維持す
る。
【0118】位置L4: 時間21−AP1からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 3,0,0,0,0,0 1 AP1 2,0,0,0,0,0 2 - 0,0,0,0,0,0 3 - 0,0,0,0,0,0 4 - 0,0,0,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0119】このとき、ノードはL4に移動しており、
AP1とAP2の重複するBSAの範囲内にある。しか
し、時間21では、ノードはAP1の第3のビーコンを
聴取したばかりであり、時間22までAP2のビーコン
を聴取しない。したがって、消去グリッドおよびビーコ
ン・カウンタは図のように更新され、ノードはAP1と
の関連付けを維持する。
【0120】位置L5: 時間21−AP2からビーコンを聴取した直後 ------ APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 3,1,0,0,0,0 1 AP1 2,0,0,0,0,0 2 AP2 3,0,0,0,0,0 3 - 0,0,0,0,0,0 4 - 0,0,0,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0121】このとき、ノードは、時間署名22で位置
L5に移動した。この位置では、ノードはBSA200
の範囲内にあり、したがってAP2の通信範囲内にあ
る。時間22で、ノードはAP2の第3のビーコン(時
間0から数えて)を聴取する。したがって、ノードの追
跡機構は、AP2をノードのAPテーブルの占有されて
いない次の行(すなわち、2行目)に入れる。ビーコン
・カウンタ・アレイは、時間22の直前(すなわち時間
21)にあったように、消去グリッドの第2の(すなわ
ち、AP2の)行に挿入される。したがって、消去グリ
ッドのAP2の行は、ノードがAP2の最後のビーコン
をちょうど聴取する時間に、他のすべてのAPのビーコ
ン・カウントをテーブルに記憶する。この場合、ノード
はすでにAP1のビーコンを3回(時間1、時間11、
および時間21)聴取しており、他のAPは聴取してい
ない。
【0122】次に、ビーコン・カウンタ・アレイは、ノ
ードがAP2をちょうど聴取したばかりであることを示
すように更新される。すなわち、ビーコン・カウンタ・
アレイの2番目の要素が1だけ増分される。
【0123】次に、切替え機構の好ましい実施例では、
ノードがAP2を聴取したばかりであり、ノードのAP
テーブルにもうないので、ノードをAP2と関連付け
る。
【0124】位置L6: 時間31−AP1からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,1,0,0,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 3,0,0,0,0,0 3 - 0,0,0,0,0,0 4 - 0,0,0,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0125】消去グリッドとビーコン・カウンタが更新
される。AP2との関連付けは維持される。
【0126】位置L7: 時間32−AP2からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,2,0,0,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,1,0,0,0,0 3 - 0,0,0,0,0,0 4 - 0,0,0,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0127】消去グリッドとビーコン・カウンタが更新
される。AP2との関連付けは維持される。このとき、
L7は完全にAP1のBSAの外にあるので、ノードは
もはやAP1の通信範囲にはない。
【0128】位置L8: 時間33−AP3からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,2,1,0,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,1,0,0,0,0 3 AP3 4,2,0,0,0,0 4 - 0,0,0,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0129】この時点で、ノードはAP3のBSA30
0中に入ったばかりであり、AP3を初めて聴取する
(それが、時間0からAP3の第4のビーコンであって
も)。この時点で、ビーコン・カウンタ・アレイがAP
3の行に挿入され、そのノードがAP3のビーコンを最
後に聴取したときに他のすべてのAPから聴取していた
ビーコンの数(この場合は、AP1から4つとAP2か
ら2つ)を記録する。次に、ビーコン・カウンタの3番
目の要素(AP3を表す)が増分され、この場合、ノー
ドがAP3のビーコンを1度聴取したことを示す。
【0130】次に、好ましい切替え機構に従って、ノー
ドはその関連付けをAP2からAP3に切り替える。
【0131】位置L9: 時間34−AP4からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,2,1,1,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,1,0,0,0,0 3 AP3 4,2,0,0,0,0 4 AP4 4,2,1,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0132】ノードは、時間34までに位置9に移動し
ており、AP4のビーコンを聴取したばかりである。
【0133】AP4は以前にそのAPテーブル中になか
ったので、ノードは関連付けをAP3(今まで関連付け
していた)から新しく聴取したAP4に切り替える。
【0134】追跡機構がAPテーブルとビーコン・カウ
ンタ・アレイを両方とも更新した後で、ノードはAP4
を1回聴取し(ビーコン・カウンタ・アレイの4番目の
要素から)、消去グリッドの4行目に示すように、ノー
ドがAP4を聴取した直前に、ノードはAP1を4回、
AP2を2回、AP3を1回聴取したことがわかる。
【0135】位置L10: 時間42−AP2からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,1,1,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,1,1,1,0,0 3 AP3 4,2,0,0,0,0 4 AP4 4,2,1,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0136】ノードはAP4との関連付けを維持する。
【0137】位置L11 ノードは時間43までにこの位置に到達し、少なくとも
時間84までこの位置にとどまる。 時間43−AP3からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,2,1,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,1,1,0,0 4 AP4 4,2,1,0,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0138】 時間44−AP4からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,2,2,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,1,1,0,0 4 AP4 4,3,2,1,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0139】 時間53−AP3からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,3,2,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,2,2,0,0 4 AP4 4,3,2,1,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0140】 時間54−AP4からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,3,3,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,2,2,0,0 4 AP4 4,3,3,2,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0141】 時間63−AP3からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,4,3,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,3,3,0,0 4 AP4 4,3,3,2,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0142】 時間64−AP4からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,4,4,0,0 1 AP1 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,3,3,0,0 4 AP4 4,3,4,3,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0143】 時間73−AP3からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,0,4,0,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,4,4,0,0 4 AP4 4,3,4,3,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0144】この時点で、ノードはAP3のビーコンを
5回目に聴取したばかりである。前述のように、この例
ではk=5である。したがって、ビーコン・カウンタ・
アレイの3番目の要素(AP3を表す)は、5に増分さ
れるのではなく、0にリセットされる。追跡機構がとる
次の段階は、ビーコン・カウンタ・アレイの3番目の要
素を消去グリッドの3番目の要素とテーブル中のAPご
とに比較することである。それらが等しい場合、これ
は、ノードが比較中のAPから最後に聴取して以降にA
P3を5回聴取したことを暗示する。そのAPはテーブ
ルから消去される。この場合、AP1の消去グリッドの
3番目の要素は、ノードがAP1を最後に聴取したとき
にノードが以前にAP3を聴取していた回数を表し、0
である。したがって、図のように、AP1はテーブルか
ら消去される。
【0145】この間、ノードはAP4との関連付けを維
持し続ける。さらに他の例として(図示せず)、次にノ
ードが位置L1に、すなわちAP1の通信範囲内に戻ろ
うとしていた場合は、AP1は次に時間81(図示せ
ず)でビーコンを発信することになる。ノードのAPテ
ーブルにはAP1はもはやないので、これは、ノードが
AP1のビーコンを最近に聴取した最初のことである。
この場合、切替え機構はノードをAP1と関連付ける。
【0146】(位置L11の続き): 時間74−AP4からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,0,0,0,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 AP2 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,4,4,0,0 4 AP4 4,3,0,4,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0147】 時間83−AP3からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,1,0,0,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,0,0,0,0 4 AP4 4,3,0,4,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0 APがテーブルから消去される。
【0148】このとき、ノードがAP3のビーコンを聴
取したばかりである。したがって、消去グリッドの3行
目が、その直前にあったビーコン・カウンタ・アレイで
置き換えられる。この例では、消去グリッドのAP3の
行の内容が、時間74のビーコン・カウンタ・アレイの
内容で置き換えられる。
【0149】次の段階は、図のように、ビーコン・カウ
ンタ・アレイの3番目の要素を0から1に増分すること
である。
【0150】追跡機構がとる次の段階は、ビーコン・カ
ウンタ・アレイの3番目の要素を消去グリッドの3番目
の要素とテーブル中のAPごとに比較することである。
それらが等しい場合、これは、ノードが比較中のAPか
ら最後に聴取して以降にAP3を5回聴取したことを暗
示する。そのAPはテーブルから消去される。この場
合、AP2の消去グリッドの3番目の要素は、ノードが
AP2を最後に聴取したときにノードがAP3を以前に
聴取していた回数を表し、1である。したがって、図の
ように、AP2はテーブルから消去される。
【0151】ノードは、AP4との関連付けを維持す
る。
【0152】 時間84−AP4からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,1,2,0,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,0,0,0,0 4 AP4 4,3,1,1,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0153】位置L12: 時間94−AP4からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,1,2,0,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,0,0,0,0 4 AP4 4,3,1,1,0,0 5 - 0,0,0,0,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0154】このとき、無線ノードは位置L11から位
置L12に移動した。APテーブルにはAP3とAP4
だけが残る。ノードは時間94でAP4のビーコンを聴
取し、それに応じて、ノードの追跡機構がAPテーブル
の内容を更新する。
【0155】図6から、L12がAP5のBSAの範囲
内にあることがわかる。しかし、時間署名94では、ノ
ードがAP4のビーコンを聴取したばかりであり、AP
5からはまだビーコンを聴取していない。
【0156】位置L13: 時間95−AP5からビーコンを聴取した直後 ------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,1,2,1,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,0,0,0,0 4 AP4 4,3,1,1,0,0 5 AP5 4,3,1,2,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0157】このとき、ノードは完全にAP4のBSA
の外に出ている。さらに、ノードはこのときAP5のビ
ーコンを(この場合は、初めて)聴取し、AP5は以前
にはAPテーブルになかった。切替え機構は、ノードに
その関連付けをAP5に切り替えさせる。
【0158】位置L14: 時間104−AP4からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,1,3,1,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,0,0,0,0 4 AP4 4,3,1,2,1,0 5 AP5 4,3,1,2,0,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0159】このとき、ノードがAP4からビーコンを
聴取するのに間に合う時間内に、ノードがAP4とAP
5の重複BSAに戻った。
【0160】AP4がまだそのAPテーブルにあるの
で、ノードがこのときAP4に向かって移動していて
も、切替え機構は関連付けを切り替えない。ノードはA
P5との関連付けを維持する。
【0161】 時間105−AP5からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,1,3,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,0,0,0,0 4 AP4 4,3,1,2,1,0 5 AP5 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0162】位置L15: 時間113−AP3からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,2,3,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,1,3,2,0 4 AP4 4,3,1,2,1,0 5 AP5 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0163】このとき、ノードは完全にAP5のBSA
の外に出ており、AP3とAP4の重複BSAの領域内
にある。時間署名113で、ノードはAP3のビーコン
を聴取する。さらに、ノードは時間署名83以降AP3
を聴取していない。しかし、AP3はノードのテーブル
から消去されていない。したがって、ノードは、時間署
名153で起こるようにAP5がそのテーブルから消去
されるまで、AP5から関連付けを切り替えない。
【0164】この例では、無線ノードが介在期間にメッ
セージをAP5に送る試みをしないと仮定する。試みる
場合は、ノードは通信範囲にないので、AP5からの肯
定応答を受信しない。この場合、テーブルからAP5を
削除し、そのテーブル中の別のAPとの関連付けを試み
る。この場合は、AP3とAP4はどちらもまだテーブ
ルにある。ノードは最も新しく聴取したAPを選択し、
この場合それはAP3である。
【0165】 時間114−AP4からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,2,4,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,1,3,2,0 4 AP4 4,3,2,3,2,0 5 AP5 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0166】ノードはAP5との関連付けを維持し、A
P5との通信を試みないと仮定する。ノードがそのよう
な試みをする場合、それは失敗し、その時点で関連付け
を切り替える。しかし、ノードはAP4のビーコンを聴
取したばかりであり、それが最も新しく聴取したAPな
ので、AP4と関連付けすることになる。
【0167】 時間123−AP3からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,3,4,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,2,4,2,0 4 AP4 4,3,2,3,2,0 5 AP5 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0168】 時間124−AP4からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,2,0,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,2,4,2,0 4 AP4 4,3,3,4,2,0 5 AP5 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0169】 時間133−AP3からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,4,0,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,3,0,2,0 4 AP4 4,3,3,4,2,0 5 AP5 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0170】 時間134−AP4からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,4,1,2,0 1 3,1,0,0,0,0 2 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,3,0,2,0 4 AP4 4,3,4,0,2,0 5 AP5 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0171】 時間143−AP3からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,0,1,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,4,1,2,0 4 AP4 4,3,4,0,2,0 5 AP5 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0172】 時間144−AP4からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,0,2,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,4,1,2,0 4 AP4 4,3,0,1,2,0 5 AP5 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0173】 時間153−AP3からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,1,2,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,0,2,2,0 4 AP4 4,3,0,1,2,0 5 - 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0
【0174】この時点で、ノードはAP5を最後に聴取
して以降にAP3を5回聴取したので、AP5はノード
のAPテーブルから消去される。追跡機構には、AP3
を聴取したばかりなので"1"であるビーコン・カウンタ
・アレイの3番目の要素を、まだテーブル中にあるすべ
てのAPの消去グリッドの3番目の要素と比較すること
によりこれを決定する。この場合、AP5の3番目の要
素も1であり、したがってAP5は消去される。
【0175】この時点まで、ノードはAP5との関連付
けを維持していた。このとき、切替え機構は、ノードの
関連付けをAP3に切り替える。というのは、AP3が
APテーブルに残っている最も新しく聴取されたAPだ
からである。
【0176】 時間154−AP4からビーコンを聴取した直後 -------- APテーブル 消去グリッド ビーコン・カウンタ 行 アドレス 4,3,1,3,2,0 1 - 3,1,0,0,0,0 2 - 4,2,1,1,0,0 3 AP3 4,3,0,2,2,0 4 AP4 4,3,1,2,2,0 5 - 4,3,1,3,1,0 6 - 0,0,0,0,0,0 ノードはAP3との関連付けを維持する。
【0177】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0178】(1)複数のインターネットワーキング・
ノードのうちのいずれかにデータを送りかつそれからデ
ータを受け取るのに適した無線ノード用の、前記インタ
ーネットワーキング・ノードのどれにデータを送りまた
どれからデータを受け取るかを選択するための制御装置
であって、第1の基準を満たすインターネットワーキン
グ・ノードのテーブルを維持する手段と、前記無線ノー
ドをテーブルにリストされた第1のインターネットワー
キング・ノードと関連付け、そのような関連付けの期間
中は、データを前記第1のインターネットワーキング・
ノードに送りまたそこから受け取るが、他のインターネ
ットワーキング・ノードにはデータを送らずまたそれか
ら受け取らないようにする手段と、第2の基準が満たさ
れたとき、前記無線ノードの前記第1のインターネット
ワーキング・ノードとの関連付けを断ち、テーブルにリ
ストされた第2のインターネットワーキング・ノードと
関連付ける切替え手段とを含む制御装置。 (2)第1の基準が、規定の期間内に、前記無線ノード
が、テーブル中の各インターネットワーキング・ノード
からのデータを受信し終えているということであること
を特徴とする、上記(1)に記載の制御装置。 (3)第1の基準が、各インターネットワーキング・ノ
ードが所定の期間に1回ネットワーク・アドレスを有す
るビーコンを同報通信し、かつ前記無線ノードが、少な
くとも所定の期間と同じだけの規定の期間内に、テーブ
ル中の各インターネットワーキング・ノードからの前記
ビーコンを受信し終えているということであることを特
徴とする、上記(1)に記載の制御装置。 (4)第1の基準が、各インターネットワーキング・ノ
ードが所定の期間に1回そのネットワーク・アドレスを
有するビーコンを同報通信し、かつ無線ノードが、第1
のインターネットワーキング・ノード以外の少なくとも
1つのインターネットワーキング・ノードのビーコン
を、無線ノードが第1のインターネットワーキング・ノ
ードのビーコンを最後に受信した時から2回より多い所
定の回数受信するということであることを特徴とする上
記(1)に記載の制御装置。 (5)規定の期間が、無線ノードとインターネットワー
キング・ノードの間の相対移動の可能性および見込まれ
る移動の速度と、前記インターネットワーキング・ノー
ドからのデータ伝送の頻度とに関して選択され、その結
果、前記インターネットワーキング・ノードと無線ノー
ドがもはやデータ交換範囲内ではなくなった後、前記イ
ンターネットワーキング・ノードが比較的速やかにテー
ブルから除去される可能性が高くなり、第1の基準を満
たすことができなくなることを特徴とする、上記(2)
に記載の制御装置。 (6)規定の期間と所定の期間が、無線ノードとインタ
ーネットワーキング・ノードの間の相対移動の可能性お
よび見込まれる移動の速度に関して選択され、その結
果、前記インターネットワーキング・ノードと無線ノー
ドがもはやデータ交換範囲内ではなくなった後、前記イ
ンターネットワーキング・ノードが比較的速やかにテー
ブルから除去される可能性が高くなり、第1の基準を満
たすことができなくなることを特徴とする、上記(3)
に記載の制御装置。 (7)前記第2の基準が、テーブルに第1のインターネ
ットワーキング・ノードがないということであることを
特徴とする、上記(1)から(6)のいずれかに記載の
制御装置。 (8)前記第2の基準が、無線ノードを第1のインター
ネットワーキング・ノードと関連付けた時間以降に、第
2のインターネットワーキング・ノードがテーブルに加
えられるということであることを特徴とする、上記
(1)ないし(6)のいずれかに記載の制御装置。 (9)前記第2の基準が、第1と第2のインターネット
ワーキング・ノードが共にテーブル中にあり、無線ノー
ドが、データを第1のインターネットワーキング・ノー
ドに送信し、そのデータが首尾よく受信されたとの肯定
応答を前記第1のインターネットワーキング・ノードか
ら受信できなかったことが少なくとも1回あったという
ことであることを特徴とする、上記(1)から(6)の
いずれかに記載の制御装置。 (10)無線ノードがデータを送信し受信する相手の複
数のインターネットワーキング・ノードのうちの1つを
選択する方法であって、第1の基準を満たすインターネ
ットワーキング・ノードのテーブルを維持する段階と、
前記無線ノードをテーブルの第1のインターネットワー
キング・ノードと関連付け、そのような関連付けの期間
中は、データを前記第1のインターネットワーキング・
ノードに送りまたそこから受け取るが、他のインターネ
ットワーキング・ノードにはデータを送らずまたそれか
ら受け取らないようにする段階と、第2の基準が満たさ
れたとき、前記無線ノードの前記第1のインターネット
ワーキング・ノードとの関連付けを断ち、テーブルにリ
ストされた第2のインターネットワーキング・ノードと
関連付ける段階とを含む方法。 (11)第1の基準が、規定の期間内に、前記無線ノー
ドが、テーブル中の各インターネットワーキング・ノー
ドからのデータを受信し終えているということであるこ
とを特徴とする、上記(10)に記載の方法。 (12)第1の基準が、各インターネットワーキング・
ノードが所定の期間に1回ネットワーク・アドレスを有
するビーコンを同報通信し、かつ前記無線ノードが、少
なくとも所定の期間と同じだけの規定の期間内に、テー
ブル中の各インターネットワーキング・ノードからの前
記ビーコンを受信し終えているということであることを
特徴とする、上記(10)に記載の方法。 (13)第1の基準が、各インターネットワーキング・
ノードが所定の期間に1回そのネットワーク・アドレス
を有するビーコンを同報通信し、かつ無線ノードが、第
1のインターネットワーキング・ノード以外の少なくと
も1つのインターネットワーキング・ノードのビーコン
を、無線ノードが第1のインターネットワーキング・ノ
ードのビーコンを最後に受信した時から2回より多い所
定の回数受信するということであることを特徴とする、
上記(10)に記載の方法。 (14)規定の期間が、無線ノードとインターネットワ
ーキング・ノードの間の相対移動の可能性および見込ま
れる移動の速度と、前記インターネットワーキング・ノ
ードからのデータ伝送の頻度とに関して選択され、その
結果、前記インターネットワーキング・ノードと無線ノ
ードがもはやデータ交換範囲内ではなくなった後、前記
インターネットワーキング・ノードが比較的速やかにテ
ーブルから除去される可能性が高くなり、第1の基準を
満たすことができなくなることを特徴とする、上記(1
1)に記載の方法。 (15)規定の期間と所定の期間が、無線ノードとイン
ターネットワーキング・ノードの間の相対移動の可能性
および見込まれる移動の速度に関して選択され、その結
果、前記インターネットワーキング・ノードと無線ノー
ドがもはやデータ交換範囲内ではなくなった後、前記イ
ンターネットワーキング・ノードが比較的速やかにテー
ブルから除去される可能性が高くなり、第1の基準を満
たすことができなくなることを特徴とする、上記(1
2)に記載の方法。 (16)前記第2の基準が、テーブルに第1のインター
ネットワーキング・ノードがないということであること
を特徴とする、上記(10)ないし(15)のいずれか
に記載の方法。 (17)前記第2の基準が、無線ノードを第1のインタ
ーネットワーキング・ノードと関連付けた時間以降に、
第2のインターネットワーキング・ノードがテーブルに
加えられるということであることを特徴とする、上記
(10)ないし(15)のいずれかに記載の方法。 (18)前記第2の基準が、第1と第2のインターネッ
トワーキング・ノードが共にテーブル中にあり、無線ノ
ードが、データを第1のインターネットワーキング・ノ
ードに送信し、そのデータが首尾よく受信されたとの肯
定応答を前記第1のインターネットワーキング・ノード
から受信できなかったことが少なくとも1回あったとい
うことであることを特徴とする、上記(10)ないし
(15)のいずれかに記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】各無線ノードのDSAを破線で示した、2つの
APがインターネットワーキング・ノードとして機能す
る、有線LANの周りの無線ノードの構成を概略的に示
す図である。
【図2】各APのBSAを破線で示し他は図1に示した
ものと同じ構成を概略的に示した図である。
【図3】図2に示したものと同じ構成について、本発明
の好ましい実施例が、ノードBからノードAへ、ノード
AからノードDへ、そしてノードAからノードXへメッ
セージを中継するためにどのように使用されるかを概略
的に示す図である。
【図4】図2に示したものと同じ初期構成について、A
P1のBSAからAP2のBSAに移動するノードAを
概略的に示す図である。
【図5】もはや通信範囲内にないAPをテーブルから削
除するために使用される消去グリッドを示す、好ましい
実施例において各無線ノードによって維持されるAPテ
ーブルの例を示す図である。
【図6】5つのAPのBSAを通っていくつかの位置を
時間をかけて移動する無線ノードを概略的に示す図であ
る。
【符号の説明】
10 DSA 20 DSA 30 DSA 40 DSA 45 DSA 50 有線LAN 60 BSA 70 BSA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロジャー・ワイ・エム・チュン カナダ オンタリオ州スカーバラ ロング フォード・クレッセント 11 (72)発明者 チャールズ・イー・パーキンス アメリカ合衆国 ニューヨーク州オッシニ ング グレンデール・ロード 50 (72)発明者 ピーター・イー・ライスナー カナダ オンタリオ州ミシソーガ ミシソ ーガ・バレー・ブールバード 215

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のインターネットワーキング・ノード
    のうちのいずれかにデータを送りかつそれからデータを
    受け取るのに適した無線ノード用の、前記インターネッ
    トワーキング・ノードのどれにデータを送りまたどれか
    らデータを受け取るかを選択するための制御装置であっ
    て、 第1の基準を満たすインターネットワーキング・ノード
    のテーブルを維持する手段と、 前記無線ノードをテーブルにリストされた第1のインタ
    ーネットワーキング・ノードと関連付け、そのような関
    連付けの期間中は、データを前記第1のインターネット
    ワーキング・ノードに送りまたそこから受け取るが、他
    のインターネットワーキング・ノードにはデータを送ら
    ずまたそれから受け取らないようにする手段と、 第2の基準が満たされたとき、前記無線ノードの前記第
    1のインターネットワーキング・ノードとの関連付けを
    断ち、テーブルにリストされた第2のインターネットワ
    ーキング・ノードと関連付ける切替え手段とを含む制御
    装置。
  2. 【請求項2】第1の基準が、規定の期間内に、前記無線
    ノードが、テーブル中の各インターネットワーキング・
    ノードからのデータを受信し終えているということであ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の制御装置。
  3. 【請求項3】第1の基準が、各インターネットワーキン
    グ・ノードが所定の期間に1回ネットワーク・アドレス
    を有するビーコンを同報通信し、かつ前記無線ノード
    が、少なくとも所定の期間と同じだけの規定の期間内
    に、テーブル中の各インターネットワーキング・ノード
    からの前記ビーコンを受信し終えているということであ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】第1の基準が、各インターネットワーキン
    グ・ノードが所定の期間に1回そのネットワーク・アド
    レスを有するビーコンを同報通信し、かつ無線ノード
    が、第1のインターネットワーキング・ノード以外の少
    なくとも1つのインターネットワーキング・ノードのビ
    ーコンを、無線ノードが第1のインターネットワーキン
    グ・ノードのビーコンを最後に受信した時から2回より
    多い所定の回数受信するということであることを特徴と
    する請求項1に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】規定の期間が、無線ノードとインターネッ
    トワーキング・ノードの間の相対移動の可能性および見
    込まれる移動の速度と、前記インターネットワーキング
    ・ノードからのデータ伝送の頻度とに関して選択され、
    その結果、前記インターネットワーキング・ノードと無
    線ノードがもはやデータ交換範囲内ではなくなった後、
    前記インターネットワーキング・ノードが比較的速やか
    にテーブルから除去される可能性が高くなり、第1の基
    準を満たすことができなくなることを特徴とする、請求
    項2に記載の制御装置。
  6. 【請求項6】規定の期間と所定の期間が、無線ノードと
    インターネットワーキング・ノードの間の相対移動の可
    能性および見込まれる移動の速度に関して選択され、そ
    の結果、前記インターネットワーキング・ノードと無線
    ノードがもはやデータ交換範囲内ではなくなった後、前
    記インターネットワーキング・ノードが比較的速やかに
    テーブルから除去される可能性が高くなり、第1の基準
    を満たすことができなくなることを特徴とする、請求項
    3に記載の制御装置。
  7. 【請求項7】前記第2の基準が、テーブルに第1のイン
    ターネットワーキング・ノードがないということである
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の
    制御装置。
  8. 【請求項8】前記第2の基準が、無線ノードを第1のイ
    ンターネットワーキング・ノードと関連付けた時間以降
    に、第2のインターネットワーキング・ノードがテーブ
    ルに加えられるということであることを特徴とする、請
    求項1ないし6のいずれかに記載の制御装置。
  9. 【請求項9】前記第2の基準が、第1と第2のインター
    ネットワーキング・ノードが共にテーブル中にあり、無
    線ノードが、データを第1のインターネットワーキング
    ・ノードに送信し、そのデータが首尾よく受信されたと
    の肯定応答を前記第1のインターネットワーキング・ノ
    ードから受信できなかったことが少なくとも1回あった
    ということであることを特徴とする、請求項1から6の
    いずれかに記載の制御装置。
  10. 【請求項10】無線ノードがデータを送信し受信する相
    手の複数のインターネットワーキング・ノードのうちの
    1つを選択する方法であって、 第1の基準を満たすインターネットワーキング・ノード
    のテーブルを維持する段階と、 前記無線ノードをテーブルの第1のインターネットワー
    キング・ノードと関連付け、そのような関連付けの期間
    中は、データを前記第1のインターネットワーキング・
    ノードに送りまたそこから受け取るが、他のインターネ
    ットワーキング・ノードにはデータを送らずまたそれか
    ら受け取らないようにする段階と、 第2の基準が満たされたとき、前記無線ノードの前記第
    1のインターネットワーキング・ノードとの関連付けを
    断ち、テーブルにリストされた第2のインターネットワ
    ーキング・ノードと関連付ける段階とを含む方法。
  11. 【請求項11】第1の基準が、規定の期間内に、前記無
    線ノードが、テーブル中の各インターネットワーキング
    ・ノードからのデータを受信し終えているということで
    あることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】第1の基準が、各インターネットワーキ
    ング・ノードが所定の期間に1回ネットワーク・アドレ
    スを有するビーコンを同報通信し、かつ前記無線ノード
    が、少なくとも所定の期間と同じだけの規定の期間内
    に、テーブル中の各インターネットワーキング・ノード
    からの前記ビーコンを受信し終えているということであ
    ることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】第1の基準が、各インターネットワーキ
    ング・ノードが所定の期間に1回そのネットワーク・ア
    ドレスを有するビーコンを同報通信し、かつ無線ノード
    が、第1のインターネットワーキング・ノード以外の少
    なくとも1つのインターネットワーキング・ノードのビ
    ーコンを、無線ノードが第1のインターネットワーキン
    グ・ノードのビーコンを最後に受信した時から2回より
    多い所定の回数受信するということであることを特徴と
    する、請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】規定の期間が、無線ノードとインターネ
    ットワーキング・ノードの間の相対移動の可能性および
    見込まれる移動の速度と、前記インターネットワーキン
    グ・ノードからのデータ伝送の頻度とに関して選択さ
    れ、その結果、前記インターネットワーキング・ノード
    と無線ノードがもはやデータ交換範囲内ではなくなった
    後、前記インターネットワーキング・ノードが比較的速
    やかにテーブルから除去される可能性が高くなり、第1
    の基準を満たすことができなくなることを特徴とする、
    請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】規定の期間と所定の期間が、無線ノード
    とインターネットワーキング・ノードの間の相対移動の
    可能性および見込まれる移動の速度に関して選択され、
    その結果、前記インターネットワーキング・ノードと無
    線ノードがもはやデータ交換範囲内ではなくなった後、
    前記インターネットワーキング・ノードが比較的速やか
    にテーブルから除去される可能性が高くなり、第1の基
    準を満たすことができなくなることを特徴とする、請求
    項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記第2の基準が、テーブルに第1のイ
    ンターネットワーキング・ノードがないということであ
    ることを特徴とする、請求項10ないし15のいずれか
    に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記第2の基準が、無線ノードを第1の
    インターネットワーキング・ノードと関連付けた時間以
    降に、第2のインターネットワーキング・ノードがテー
    ブルに加えられるということであることを特徴とする、
    請求項10ないし15のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】前記第2の基準が、第1と第2のインタ
    ーネットワーキング・ノードが共にテーブル中にあり、
    無線ノードが、データを第1のインターネットワーキン
    グ・ノードに送信し、そのデータが首尾よく受信された
    との肯定応答を前記第1のインターネットワーキング・
    ノードから受信できなかったことが少なくとも1回あっ
    たということであることを特徴とする、請求項10ない
    し15のいずれかに記載の方法。
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