JPH0865952A - モータ式駆動装置 - Google Patents

モータ式駆動装置

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Publication number
JPH0865952A
JPH0865952A JP21317694A JP21317694A JPH0865952A JP H0865952 A JPH0865952 A JP H0865952A JP 21317694 A JP21317694 A JP 21317694A JP 21317694 A JP21317694 A JP 21317694A JP H0865952 A JPH0865952 A JP H0865952A
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JP
Japan
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clutch
clutch element
motor
gear
pinion
Prior art date
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Application number
JP21317694A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamada
洋志 山田
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ要素におけるクリープ現象の発生を
なくし、クラッチ要素の継断を長期にわたって良好に維
持することを可能とする。 【構成】 モータの極数をP、第1クラッチ要素22及
び第2クラッチ要素22’の係合部22a及び22’a
の各歯幅を、歯幅中心から周方向両側にそれぞれX°及
びY°としたとき、無通電時において、第1クラッチ要
素22の係合部22aと第2クラッチ要素22’の係合
部22’aとを、周方向においてX°以上かつ{(36
0/P)−Y)}°未満だけずれた位置関係におき、両
クラッチ要素22,22’の係合部22a,22’aど
うしの衝突を常に回避するように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの駆動力によっ
て所定の作動力を得るようにしたモータ式駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、排水弁や換気煽等の各種装置
においてモータ式駆動装置が用いられている。このモー
タ式駆動装置は、モータと負荷駆動用出力部材との間
に、モータからの出力を継断するクラッチ及びモータ出
力を切るための回動力切断機構が設けられているととも
に、逆転止めを備えた減速用歯輪列が配置されている。
【0003】上記クラッチは、例えば遊星歯車機構から
なり、電源のオン・オフによって作動する磁気誘導等を
利用したクラッチ操作機構により、継断されるように構
成されている。また上記回動力切断機構は、例えば軸方
向に係脱する一対のクラッチ要素からなり、出力部材が
特定の位置(終端位置)まで移動した時に作動する所定
の操作機構によって断状態になされるように構成されて
いる。
【0004】特定の位置(終端位置)に移動した出力部
材は、所定の逆転止め機構によってその位置に一定時間
保持された後、モータへの通電停止によって上記クラッ
チが断状態になされて自由状態になされ、負荷側に備え
られたバネ等の復帰手段の付勢力により出力部材が元の
位置に引き戻されるようになっている。この元の状態で
は、上記回動力切断機構を構成する一対のクラッチ要素
が係合した状態すなわち継状態になされる。
【0005】このように回動力切断機構を構成する一対
のクラッチ要素は、互いに継断を繰り返すため、両クラ
ッチ要素が係合状態となる時に、位置によっては両クラ
ッチ要素の凸部どうしが衝突して破損を生じるおそれが
ある。そのため、例えば上記凸部を弾性的に可撓する腕
部材に設け、凸部どうしが衝突した場合には、上記腕部
材が弾力的に曲げられることによって衝撃を吸収し、そ
れによりクラッチ要素の破断を防止する等の構成が従来
から採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような回
動力切断機構を有する従来のモータ式駆動装置では、上
述した衝撃吸収用の弾性腕部材として通常樹脂材が用い
られるため、寿命的な弱点を有している。すなわち両ク
ラッチ要素が当接した状態になった場合に、そのまま例
えば夏期の高温下に長期間放置されると、樹脂材のクリ
ープ現象による永久変形が生じることがあり、その後に
本来の係合状態になることが困難となるおそれがある等
である。
【0007】また、上記回動力切断機構におけるクラッ
チ要素の凸部に傾斜辺を設け、これにより凸部どうしの
食いつき現象を避けるようにしたものもあるが、その場
合には、傾斜辺に発生する負荷の垂直方向分力によって
腕部材に撓を生じることがあり、クラッチが外れてしま
うおそれがある。
【0008】そこで本発明は、クラッチ要素の継断を長
期にわたって良好に維持することができるようにしたモ
ータ式駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1発明にかかるモータ式駆動装置は、モータのロー
タ側からの出力を、回動力切断機構を介して負荷駆動用
出力部材側に継断可能に伝達するものであって、上記回
動力切断機構は、前記モータのロータにより回転駆動さ
れる係合部を有する第1クラッチ要素と、この第1クラ
ッチ要素の係合部に継脱して負荷駆動用出力部材側にモ
ータ出力を伝達する第2クラッチ要素と、上記第2クラ
ッチ要素に設けられたクラッチピニオンと、このクラッ
チピニオンに噛み合う出力歯車と、を有するモータ式駆
動装置において、前記モータを、極数Pのモータから構
成するとともに、前記第1クラッチ要素及び第2クラッ
チ要素の係合部を、上記モータの極数Pの公約数aで周
等分した数だけそれぞれ設け、上記第1クラッチ要素及
び第2クラッチ要素の係合部の各歯幅を、歯幅中心から
周方向両側にそれぞれX°及びY°としたとき、無通電
時における第1クラッチ要素の係合部と前記第2クラッ
チ要素の係合部との位置ずれ量が、X°以上かつ{(3
60/P)−Y)}°未満に設定された構成を有してい
る。
【0011】また第2発明にかかるモータ式駆動装置
は、上記構成に加えて、ラチェット爪付歯車が、クラッ
チピニオンに対して、モータの極数Pの公約数nの減速
比を有しているとともに、ラチェット爪を、モータの極
数Pの公約数bで周等分した数だけ設け、上記クラッチ
ピニオンに、(b/n)で周等分した数だけ凸部を設
け、前記ラチェット爪付歯車に、上記凸部を受け入れる
組込用ガイド溝を、bで周等分した数だけ設け、これら
クラッチピニオンにおける凸部の数と、ラチェット爪付
歯車におけるラチェット爪の数及び組込用ガイド溝の数
との関係を、無通電時における第1クラッチ要素の係合
部と前記第2クラッチ要素の係合部との位置ずれ量が、
X°以上かつ{(360/P)−Y)}°未満となる関
係に設定されている構成を有している。
【0012】
【作用】このような第1発明の手段によれば、無通電時
において、第1クラッチ要素の係合部と第2クラッチ要
素の係合部との位置が、周方向に所定量ずれた位置関係
におかれるため、両クラッチ要素の係合部どうしの衝突
が常に回避されるようになっている。
【0013】また第2発明の手段によれば、クラッチピ
ニオンの凸部とラチェット爪付歯車の組込用ガイド溝と
を合わせるだけで、第1クラッチ要素と第2クラッチ要
素とが確実に上記角度分だけズラされるようになってい
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例におけるモータ式駆動
装置1の無通電状態を表しており、このモータ式駆動装
置1は、互いに嵌合し合う上ケース2と下ケース3とに
より形成される箱状空間の内部に、地板4、中地板5及
び押え板6とともに組み込まれている。
【0015】回転駆動源としてのモータ7は、上記地板
4の一側面に取り付けられており、環状に配置されたス
テータコイル7aの内部側には、上記ステータコイル7
aに対面する環状磁石7bを有するロータ8が、固定軸
9に対して回転自在に支持されている。上記環状磁石7
bは、周方向に異なる磁極が交互に着磁されているが、
その極数Pは8極に設定されている。
【0016】また上記固定軸9には、ロータ8に軸対向
するようにしてクラッチピニオン23が軸方向移動可能
に装着されており、これらロータ8とクラッチピニオン
23とは、回動力切断機構21を介して継断可能に連結
されている。
【0017】すなわち特に図2に示されているように、
上記ロータ8において、クラッチピニオン23側に対面
する図1上面の中心部分には、上記回動力切断機構21
の一方側の部材を構成する第1クラッチ要素22が設け
られているとともに、また図3に示されているように、
上記クラッチピニオン23において、ロータ8側に対面
する図1下側面には、回動力切断機構21の他方側の部
材を構成する第2クラッチ要素22’が設けられてい
る。
【0018】これら第1クラッチ要素22及び第2クラ
ッチ要素22’には、4体の係合部22a及び22’a
がそれぞれ突状に設けられており、これら係合部22
a,22’aどうしが周方向に係合することによって、
ロータ8側からの回転力がクラッチピニオン23側に伝
達されるようになっている。また上記ロータ8の第1ク
ラッチ要素22と、クラッチピニオン23の第2クラッ
チ要素22’との間には、コイルバネ24が軸方向に装
着されており、そのコイルバネ24の軸力によって、上
記係合部22a,22’aどうしが軸方向に離間されて
係合不可能となるように常時付勢されるように構成され
ている。
【0019】再び図1に戻って、上記クラッチピニオン
23の頂部には、レバー36のカム部37が圧接されて
いる。このレバー36は、後述するカムギア41のカム
部42によって固定軸35の周りを回動するように構成
されており、当該レバー36が回動し、所定の傾斜面か
らなるカム部37がクラッチピニオン23の頂部を軸方
向に押圧することによってクラッチピニオン23が軸方
向に往復移動され、その結果、上記第1クラッチ要素2
2と第2クラッチ要素22’との継断が行われるように
構成されている。
【0021】このとき前記第1クラッチ要素22におけ
る係合部22a及び第2クラッチ要素22’における係
合部22’aの設置数(4)は、上記モータの極数P
(8)の公約数a(2)で周等分した数に設定されてい
る。
【0022】さらに上記固定軸9に隣接して、地板4と
中地板5との間に設置された固定軸26に、遊星歯車機
構25が装着されており、この遊星歯車機構25の入力
側の太陽ギア27に、上記クラッチピニオン23が噛み
合わされている。この遊星歯車機構25は、上記太陽ギ
ア27と、インターナルギア28と、これらに噛み合う
例えば4体の遊星ギア29と、これらの遊星ギア29を
支持する出力側のアームギア30とによって組立てられ
ている。
【0023】このとき上記クラッチピニオン23の歯数
と太陽ギア27の歯数とは、両者の関係によって、前記
第1クラッチ要素22の係合部22aと前記第2クラッ
チ要素22’の係合部22’aとの位置ずれ量が所定範
囲内となるように設定されている。すなわち図4に示さ
れているように、前記第1クラッチ要素22及び第2ク
ラッチ要素22’における各係合部22a及び22’a
の各歯幅を、歯幅中心から周方向両側に、それぞれX°
及びY°としたとき、無通電時における上記第1クラッ
チ要素22の係合部22aと前記第2クラッチ要素2
2’の係合部22’aとの位置ずれ量が、X°以上かつ
{(360/P)−Y)}°未満となるように、上記ク
ラッチピニオン23の歯数と、そのクラッチピニオン2
3の出力歯車として設けられた太陽ギア27の歯数との
関係が設定されている。この点については後述する。
【0024】上記出力側のアームギア30は、中間ギア
39を介してカムギア41に接続されている。上記カム
ギア41と一体に回転するように設けられた出力軸40
の先端部には、ピニオン43が装着されており、このピ
ニオン43と噛み合うラックレバー44が、所定の負荷
部材側に所定の張力で接続されている。
【0025】上記カムギア41には、カム部42が一体
に設けられており、このカム部42に対して、前述した
レバー36側から別体のアームを形成するように延出す
るレバー36aの先端部が圧接されている。
【0026】また上記太陽ギア27のボスの部分には、
前記ロータ8に対する逆転修正レバー31が摩擦的に取
り付られている。
【0027】さらに上記太陽ギア27は、前記固定軸9
に隣接して設けられた固定軸18に支持された中間ギア
32に噛み合わせられているとともに、上記中間ギア3
2に図示下側から圧接するようにして逆転阻止レバー3
3が、上記固定軸18に対して回動可能に装着されてい
る。すなわち上記中間ギア32からの回転力によって上
記逆転阻止レバー33が摩擦的に回転され、当該逆転阻
止レバー33の先端が、前記太陽ギア27の図示下側部
位に一体に形成されたラチェット爪34に係り合わせる
ように構成されている。
【0028】このとき上記ラチェット爪付歯車すなわち
太陽ギア27は、前記クラッチピニオン23に対して、
前述したモータの極数Pの公約数nの減速比を有してい
るとともに、ラチェット爪34は、モータの極数Pの公
約数bで周等分した数だけ設けられている。さらに上記
クラッチピニオン23には、(b/n)で周等分した数
だけ凸部23aが設けられている。本実施例では、凸部
23aは2体設けられている。
【0029】一方前記ラチェット爪付歯車すなわち太陽
ギア27には、上記凸部23aを受け入れる組込用ガイ
ド溝が、bで周等分した数だけ設けられている。そして
これらクラッチピニオン23における凸部23aの数
と、ラチェット爪付歯車27におけるラチェット爪34
の数及び組込用ガイド溝の数との関係は、無通電時にお
ける第1クラッチ要素22の係合部22aと前記第2ク
ラッチ要素22’の係合部22’aとの位置ずれ量が、
X°以上かつ{(360/P)−Y)}°未満となる関
係に設定されている。
【0031】さらにまた上記中間ギア32の上には、ガ
バナギア20が、地板4と中板5との間に上記固定軸1
8によって回転自在に支持されている。このガバナギア
20は、前記遊星歯車機構25のインターナルギア28
と噛み合わされており、一方で、固定軸17に装着され
たギア16に噛み合わされている。
【0032】上記ギア16は、クラッチ機構12を構成
する一方の部材としての第3クラッチ要素13を有して
いるとともに、クラッチ機構12を構成する他方の部材
としての第4クラッチ要素13’は、固定軸17の軸方
向に移動可能なロックカム14に設けられている。この
ロックカム14と上記ギア16とは、コイルバネ15に
よって軸方向に離間するように付勢されている。
【0033】上記ロックカム14は、クラッチ機構12
に隣接して設置されたソレノイド10に含まれる可動鉄
心11によって、上記固定軸17の軸方向に移動される
ように構成されており、当該ロックカム14の一部に設
けられた係止片14aにより回転不可能に取り付けられ
ている。
【0034】そしてまず無通電状態(図1の状態)にあ
るモータ式駆動装置1では、後述するように、回動力切
断機構21が「接」状態、遊星歯車機構25が「断」状
態になっているが、通電すると、ソレノイド10の吸着
力によって、クラッチ機構12が「接」状態となり、ガ
バナギアを20介して遊星歯車機構25のインターナル
ギア28がロック状態となる。
【0035】一方、モータ7のロータ8も回転を開始
し、回動力切断機構21が「接」状態のため、その回動
力は太陽ギア27に伝達され、ロータ8は太陽ギア27
と逆転修正レバー31の作用により正方向回転する。同
時に逆転阻止レバー33はラチェット爪34から離れ、
太陽ギア27から入力された回動力は、インターナルギ
ア28がロックされているためアームギア30に出力さ
れる。このアームギア30の出力は、中間ギア39を介
してカムギア41に伝達され、ピニオン43が回転する
ことによってラックレバー44が引き込まれる。
【0036】そしてラックレバー44が規定位置まで引
き込まれると、カムギア41のカム部42とレバー36
の作用により、レバー36のカム部37が回動力切断機
構21を「断」状態に操作し、これによってロータ8の
回動力が断たれるため、ラックレバー44には外部負荷
により引戻す力が働く。
【0037】この引戻し力により遊星歯車機構25の太
陽ギア27が逆回転する。この逆回転は中間ギア32に
伝達され、同時に逆転阻止レバー33を摩擦的に逆回転
させる。逆転阻止レバー33の先端は、太陽ギア27の
ラチェット爪34に係止し、瞬間的に逆回転を阻止し負
荷による戻りは最小限に抑えられ、負荷を引き込み状態
に保持することができる。なお保持状態では、ロータ8
は空転を続けることとなる。
【0038】そして通電が断たれると、ソレノイド10
の吸着力がゼロとなるため、コイルバネ15の付勢力に
よりクラッチ機構12は「断」状態になり、インターナ
ルギア28は開放される。これによりラックレバー44
は外部負荷により引戻され、カムギア41〜インターナ
ルギア28、ガバナギア20、ギア16等が逆回転し、
ガバナギア20に組込まれた調速ガバナ19が遠心力に
より機能する。
【0039】カムギア41が逆転する際には、カム部4
2とレバー36の作用により、レバー36のカム部37
がクラッチピニオン23を押し下げ、これにより回動力
切断機構21を「接」状態とし、初期状態に復帰する。
【0041】この無通電時において、第1クラッチ要素
22の係合部22aと、第2クラッチ要素22’の係合
部22’aとの位置は、周方向に所定量ずれた位置関係
におかれている。すなわち前述したように、第1クラッ
チ要素22及び第2クラッチ要素22’における各係合
部22a及び22’aの各歯幅を、歯幅中心から周方向
両側に、それぞれX°及びY°としたとき、無通電時に
おける上記第1クラッチ要素22の係合部22aと前記
第2クラッチ要素22’の係合部22’aとの位置ずれ
量が、X°以上かつ{(360/P)−Y)}°未満と
なるように設定されているため、両クラッチ要素の係合
部どうしの衝突が常に回避されるようになっている。
【0042】例えば図4に示されているように、モータ
の極数Pを8、係合部の設置数を2とし、歯幅X°及び
Y°のそれぞれを13.5°及び22.5°としたとき
に、第1クラッチ要素22の係合部22aと前記第2ク
ラッチ要素22’の係合部22’aとを、22.5°
{=(360/8−Y)}°未満の位置ずれ量としてお
けば、無通電時における各停止位置(a),(b),
(c)のいずれにおいても、両係合部22aと係合部2
2’aとは、衝突することない位置に置かれる。なお図
示した位置(a)と位置(c)とは同相であって、同様
な位置関係になっている。
【0043】さらにこのとき図5に示されているよう
に、両係合部22aと係合部22’aとの位置ずれ量
は、13.5°(=X°)以上でなければならないこと
は当然である。
【0044】また図6及び図7に示されているように、
モータの極数Pを8、係合部の設置数を2とし、歯幅X
°及びY°のそれぞれを13.5°及び11.25°と
したときにおいても、第1クラッチ要素22の係合部2
2aと前記第2クラッチ要素22’の係合部22’aと
を、13.5°(=X°)以上かつ33.75°{=
(360/8−Y)}°未満の位置ずれ量としておけ
ば、無通電時における各停止位置(a),(b),
(c)のいずれにおいても、両係合部22aと係合部2
2’aとは、衝突することない位置に置かれる。
【0045】このような関係は、図8及び図9のよう
に、モータの極数Pを8、係合部の設置数を1とし、歯
幅X°及びY°のそれぞれを13.5°及び22.5°
としたときや、図10及び図11のように、モータの極
数Pを8、係合部の設置数を1とし、歯幅X°及びY°
のそれぞれを13.5°及び11.25°としたときに
も全く同様である。
【0046】また本発明によれば、クラッチピニオン2
3の凸部23aと、ラチェット爪付歯車すなわち太陽ギ
ア27の組込用ガイド溝とを合わせるだけで、第1クラ
ッチ要素22と第2クラッチ要素22’とが確実に上述
した角度分、すなわちX°以上かつ{(360/P)−
Y)}°未満だけズラされるようになっている。
【0047】例えば図12に示されている実施例では、
ラチェット爪付歯車すなわち太陽ギア27が、前述した
モータの極数8(=P)の公約数である4(=n)の減
速比を有しているとともに、ラチェット爪34が、モー
タの極数8の公約数である4(=b)で周等分した数だ
け設けられており、クラッチピニオン23の凸部23a
が、ラチェット爪付歯車27の組込用ガイド溝27a内
に嵌合している。
【0048】また図13に示されている実施例では、ラ
チェット爪付歯車すなわち太陽ギア27が、前述したモ
ータの極数8(=P)の公約数である8(=n)の減速
比を有しているとともに、ラチェット爪34が、モータ
の極数8の公約数である4(=b)で周等分した数だけ
設けられており、クラッチピニオン23の凸部23a
が、ラチェット爪付歯車27の組込用ガイド溝27a内
に嵌合している。
【0049】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように第1発明のモータ式駆
動装置は、無通電時において、第1クラッチ要素の係合
部と第2クラッチ要素の係合部との位置を、周方向に所
定量ずれた位置関係におき、両クラッチ要素の係合部ど
うしの衝突を常に回避するように構成したものであるか
ら、従来のようなクリープ現象の発生をなくし、クラッ
チ要素の継断を長期にわたって良好に維持することがで
き、装置の信頼性を向上させることができる。
【0052】また第2発明の手段は、クラッチピニオン
の凸部とラチェット爪付歯車の組込用ガイド溝とを合わ
せるだけで、第1クラッチ要素と第2クラッチ要素とを
確実にズラすように構成したものであるから、組付けを
容易化することができ、生産性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるモータ式駆動装置の
全体構造を表した縦断面説明図である。
【図2】図1に表されたモータ式駆動装置に使用されて
いるモータにおけるロータの平面説明図である。
【図3】図1に表されたモータ式駆動装置に使用されて
いるクラッチピニオンの平面説明図である。
【図4】ロータ側のクラッチ要素とクラッチピニオン側
のクラッチ要素との停止嵌合関係の一例を表した側面説
明図である。
【図5】図4に表したロータ側のクラッチ要素とクラッ
チピニオン側のクラッチ要素との停止嵌合関係の他の場
合を表した側面説明図である。
【図6】ロータ側のクラッチ要素とクラッチピニオン側
のクラッチ要素との停止嵌合関係の他の例を表した側面
説明図である。
【図7】図6に表したロータ側のクラッチ要素とクラッ
チピニオン側のクラッチ要素との停止嵌合関係の他の場
合を表した側面説明図である。
【図8】ロータ側のクラッチ要素とクラッチピニオン側
のクラッチ要素との停止嵌合関係のさらに他の例を表し
た側面説明図である。
【図9】図8に表したロータ側のクラッチ要素とクラッ
チピニオン側のクラッチ要素との停止嵌合関係の他の場
合を表した側面説明図である。
【図10】ロータ側のクラッチ要素とクラッチピニオン
側のクラッチ要素との停止嵌合関係のさらに他の例を表
した側面説明図である。
【図11】図10に表したロータ側のクラッチ要素とク
ラッチピニオン側のクラッチ要素との停止嵌合関係の他
の場合を表した側面説明図である。
【図12】太陽ギアとクラッチピニオンとの嵌合関係を
表した平面説明図である。
【図13】太陽ギアとクラッチピニオンとの他の嵌合関
係を表した平面説明図である。
【符号の説明】
7 モータ 8 ロータ 21 回動力切断機構 22 第1クラッチ要素 22a 係合部 22’ 第2クラッチ要素 22’a 係合部 23 クラッチピニオン 25 遊星歯車機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのロータ側からの出力を、回動力
    切断機構を介して負荷駆動用出力部材側に継断可能に伝
    達するものであって、 上記回動力切断機構は、前記モータのロータにより回転
    駆動される係合部を有する第1クラッチ要素と、 この第1クラッチ要素の係合部に継脱して負荷駆動用出
    力部材側にモータ出力を伝達する第2クラッチ要素と、 上記第2クラッチ要素に設けられたクラッチピニオン
    と、 このクラッチピニオンに噛み合う出力歯車と、を有する
    モータ式駆動装置において、 前記モータを、極数Pのモータから構成するとともに、
    前記第1クラッチ要素及び第2クラッチ要素の係合部
    を、上記モータの極数Pの公約数aで周等分した数だけ
    それぞれ設け、 上記第1クラッチ要素及び第2クラッチ要素の係合部の
    各歯幅を、歯幅中心から周方向両側にそれぞれX°及び
    Y°としたとき、 無通電時における第1クラッチ要素の係合部と前記第2
    クラッチ要素の係合部との位置ずれ量が、X°以上かつ
    {(360/P)−Y)}°未満に設定されていること
    を特徴とするモータ式駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモータ式駆動装置におい
    て、 出力歯車が、ラチェット爪付歯車からなり、 無通電時に、上記ラチェット爪付歯車のラチェット爪に
    係合して逆転を阻止する逆転阻止レバーを備えているこ
    とを特徴とするモータ式駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のモータ式駆動装置におい
    て、 ラチェット爪付歯車が、クラッチピニオンに対して、モ
    ータの極数Pの公約数nの減速比を有しているととも
    に、 ラチェット爪を、モータの極数Pの公約数bで周等分し
    た数だけ設け、 上記クラッチピニオンに、(b/n)で周等分した数だ
    け凸部を設け、 前記ラチェット爪付歯車に、上記凸部を受け入れる組込
    用ガイド溝を、bで周等分した数だけ設け、 これらクラッチピニオンにおける凸部の数と、ラチェッ
    ト爪付歯車におけるラチェット爪の数及び組込用ガイド
    溝の数との関係を、無通電時における第1クラッチ要素
    の係合部と前記第2クラッチ要素の係合部との位置ずれ
    量が、X°以上かつ{(360/P)−Y)}°未満と
    なる関係に設定されていることを特徴とするモータ式駆
    動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104638849A (zh) * 2015-02-16 2015-05-20 武汉华大新型电机科技股份有限公司 降低电机齿槽转矩和转矩脉动的定转子冲片加工方法
WO2017150180A1 (ja) * 2016-03-04 2017-09-08 日本電産サンキョー株式会社 クラッチ機構および排水弁駆動装置

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