JPH0865996A - ステップモータ - Google Patents

ステップモータ

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Publication number
JPH0865996A
JPH0865996A JP21425394A JP21425394A JPH0865996A JP H0865996 A JPH0865996 A JP H0865996A JP 21425394 A JP21425394 A JP 21425394A JP 21425394 A JP21425394 A JP 21425394A JP H0865996 A JPH0865996 A JP H0865996A
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JP
Japan
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magnetic pole
coil
step motor
pole portion
rotor
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JP21425394A
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Inventor
Tsutomu Aoshima
力 青島
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステップモータの駆動力を下げずに、コイル
の総ターン数を減らし、それによって、ステップモータ
のコンパクト化を可能にする。 【構成】 円筒形状であり円周方向に分割されて異なる
極性が交互に外周部に着磁された着磁部から成る着磁層
を円筒軸方向に複数重ねかつ軸方向に関して隣合う着磁
層の着磁部の極性が互いに異なるように構成されたロー
タと、該ロータの外周部に対向しかつロータの軸方向に
異なる着磁層に対して配置された第1磁極部および第2
磁極部の少なくとも2つの磁極部を持つステータと、該
ステータを励磁させるようにステータに嵌合状態で配置
されたコイルとから成るステップモータにおいて、コイ
ルの軸方向をほぼ磁極部に向きにしてコイルをステータ
の上下の磁極部毎に配置し、かつコイルの積層巻数を磁
極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で少なくなる
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステップモータの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステップモータによりカメラのシャッタ
ー羽根、あるいは撮影レンズ等を駆動するものはよく知
られている。そのようなステップモータには、例えば実
開昭63ー113127号に開示されたものがある。こ
の従来例のステップモータでは、カメラのレンズ鏡筒内
に上記ステップモータを配置しやすいように、図15に
示すように径方向に着磁されたロータと、ロータの外周
に対向する複数の磁極を持つ複数のステータと、ステー
タを励磁するコイルをほぼ円弧状に配置している。
【0003】図15において、符号101は円形状の鏡
筒地板を示し、102は102a部にて鏡地板101に
回転可能に取り付けられたロータを示し、このロータ1
02は例えばこの図13に示すように円周方向に4分割
され、S極、N極が交互に着磁されている。符号10
3、104はステータを示し、これらのステータはロー
タ102の外周に対向して磁極部103a、103b、
104a、104bが形成されている。
【0004】105、106はステータ103、104
を励磁するコイルを示す。そして、このコイルの通電の
切り換えによりロータを回転させこのロータの回転を不
図示のシャッター羽根あるいは撮影レンズの駆動に用い
ている。
【0005】しかしながら、上記従来例ではそれぞれの
磁極部103a、103b、104a、104bは図1
5に示すように平面的に配置しなければならず、小さく
するには限度がある外側の磁極部の外側と内側の磁極部
の内側との間の長さHのため鏡筒の直径Dを小さくする
のに限界があった。
【0006】そこで、本出願人は、前述の問題点を解消
するために、特開平5−336729号に記載の発明を
提案した。この特許出願の発明では、径方向に着磁され
た円筒形状のロータと、前記ロータの外周に対向する複
数の磁極部が形成された複数のステータと、前記ステー
タを励磁させるコイルとから成るステップモータにおい
て、前記ロータは円筒形状の厚み方向(軸方向)に関し
ても互いの隣り合うものに対し異なる極性を持つ複数の
着磁層が形成されており、前記ステータの複数の磁極部
は、前記着磁層のうち前記軸方向に異なる層に対向する
ように配置されている。以下に、上記発明の実施例を図
6から図14を用いて説明する。
【0007】最初に、特に図6を参照すると、符号10
7は軸107eを回転中心として、回転可能に鏡筒地板
101に取り付けられている一部が永久磁石から成るロ
ータを示し、ロータ107は径方向に着磁されており
(本実施例では円周を2分割するように着磁されてい
る)、また軸方向に二層に分かれて着磁層がある。そし
て各着磁部は円周方向に隣り合う部分は例えば107a
部に対して107b部は互いに反対の極性となってお
り、かつ上下の層に関しても隣り合う部分例えば107
a部に対して107c部は互いに反対の極性となってい
る。つまり107a部はS極、107b部はN極、10
7c部はN極、107d部はS極にそれぞれ着磁されて
いる。
【0008】108は磁極部108a、108bを持ち
鏡筒地板101に固着された第1ステータを示し、10
9は磁極部109a、109bを持ち鏡筒地板1の固着
された第2ステータを示し、105、106は第1ステ
ータ108、第2ステータ109を励磁するコイルを示
す。
【0009】第1ステータ108及び第2ステータ10
9は磁極部108aと108b及び109aと109b
がロータの軸方向にそれぞれ重なるように構成されてお
り、108a及び109aはロータの107a、107
b部からなる円筒部(上の着磁層)に対向するようにな
っており、磁極部108b及び109bはロータ107
の107c、107d部からなる円筒部(下の着磁層)
に対向するようになっている。第1ステータ108、第
2ステータ109は、電磁軟鉄や純鉄等の軟磁性材料か
ら作られている。
【0010】磁極部は108aと108b及び109
a、109bのように重ねて構成しているのでステップ
モータが必要とする矢印A方向、即ち鏡筒地板の半径方
向の寸法は小さくてすみ、カメラの鏡筒部をコンパクト
なものとすることができる。
【0011】次に、この実施例の動作の説明を行う。ロ
ータ7の初期位置を図6の位置とするとまず第1ステー
タ108の磁極部108aをN極、108bをS極、第
2ステータ109の磁極部109aをS極、109bを
N極にするようにコイル105、106に通電する。こ
の時のロータの下層部に関するロータ、ステータの状態
を図7に示し、ロータの上層部に関するロータ、ステー
タの状態を図8に示す。
【0012】この状態から第1のステータ108の磁極
部108aをS極、108bをN極になるようコイル1
05への通電方向を切り換えると磁極部108aにより
107aが反発し107bが吸引され磁極部108bに
より107cが反発し107d部が吸引されロータ10
7は左方向に回転し図9、図10に示すよう90°回転
した位置になる。
【0013】この状態から第2ステータ109の磁極部
109aをN極、109bをS極になるようコイル10
6への通電方向を切り換えると、磁極部109aにより
107b部が反発し107aが吸引され磁極部109b
により107dが反発し107e部が吸引されロータ1
07は左方向に回転し、図11、図12に示すようにさ
らに90°回転した位置になる。
【0014】この状態から第1のステータ108の磁極
部108aをN極、108bをS極になるようコイルへ
の通電方向を切り換えると磁極部108aにより107
bが反発し107aが吸引され磁極部108bにより1
07dが反発し107cが吸引されロータ107は左方
向に回転し図13、図14に示すようにさらに90°回
転した位置になる。
【0015】この状態から第2ステータ109の磁極部
109aをS極、109bをN極になるようコイル10
6への通電方向を切り換えると、磁極部109aにより
107a部が反発し107bが吸引され磁極部109b
により107cが反発し107d部が吸引されロータ1
07は左方向に回転し、再び、図7、図8に示すように
さらに90°回転した位置になる。
【0016】これで、ロータ107は左回転方向に一回
転したことになる。次にロータ107を右回転方向に回
転させるには同じ要領でコイル105、106の通電方
向を順次切り換えていけばよい。図7、8の状態からコ
イル106の通電方向を切り換えて第2のステータ10
9の磁極部109aをN極、磁極部109bをS極に切
り換えると、ロータ107は図13、14に示すように
90°右回転する。
【0017】図13、14の状態からコイル105の通
電方向を切り換えて第1ステータ108の磁極部108
aをS極、磁極部108bをN極に切り換えるとロータ
107は図11、12に示すようにさらに90°右回転
する。
【0018】図11、12の状態からコイル106の通
電方向を切り換えて第2ステータ109の磁極部109
aをS極、磁極部109bをN極に切り換えるとロータ
107は図9、10に示すようにさらに90°右回転す
る。
【0019】図9、10の状態からコイル105の通電
方向を切り換えて第1ステータ108の磁極部108a
をN極、磁極部108bをS極に切り換えるとロータ1
07は図7、8に示すようにさらに90°右回転する。
【0020】上記従来例では、ロータを円周方向に2分
割してつまり180°づつS極とN極の着磁を行ったも
のを用いて説明したが、従来例として4分割、8分割し
たものも考えられる。
【0021】しかしながら、従来例のステップモータに
おいては、コイル105、106はヨーク108、10
9の一方の磁極部108b、109bの近傍にあるの
で、図16の矢印A、Bに示す様に途中で磁束は漏れて
しまい、もう一方の磁極部108a、109aからは磁
束は十分に発生せずロータ107の着磁層に十分に作用
せず駆動力が上がらない。特に、図17に示す様に各コ
イル105、106の磁極部から離れた部分105a、
106aにより発せられる磁束の多くは矢印に示す様に
磁極部108a、108b、109a、109bまで達
せずその途中で漏れてしまい磁石107に作用しない。
また、駆動力を大きくするためにコイルのターン数を増
す場合にはコイルの軸方向の長さも長くなってしまうた
め図16中Lで示す寸法も大きくなりカメラの鏡筒内に
配置すると円周部分のほとんどの部分をステップモータ
が占めてしまい他の機構部品が入らなくなってしまう。
その結果、十分に鏡筒直径を小さくすることが困難であ
った。
【0022】本出願人は、さらに、先願の特願平6−5
4473号において、モータの駆動力を上げると共に図
16中のLの寸法を短くしてカメラの鏡筒部をさらにコ
ンパクト化する目的のために次のような構成を提案して
いる。
【0023】即ち、円筒形状であり円周方向に関して隣
り合うものに対して異なる極性を持つ径方向に着磁され
た複数の着磁部かななる着磁層を持ちかつ円筒形状の厚
み方向(軸方向)に関して互いに隣り合うものに対して
異なる極性となる複数の前記着磁層を備えたロータと、
前記ロータの外周に対向しかつロータの軸方向に異なる
層に対して配置された第1の磁極部と第2の磁極部との
少なくとも2つの磁極部を持つ複数のステータと、前記
ステータを励磁させるコイルとから成るステップモータ
において、前記コイルはその軸方向が概略前記磁極部に
向きかつ前記ステータの上下の磁極部毎に配置されてい
ることを特徴とするステップモータ、および円筒形状で
あり円周方向に関して隣り合うものに対して異なる極性
を持つ径方向に着磁され、一定のピッチで配せられた複
数の着磁部を備えたロータと、該ロータの外周に対向し
た位置にある第1の磁極部と1ピッチ異なるロータの外
周部に対向した位置にある第2の磁極部を持つ複数のス
テータと、前記ステータを励磁させるコイルとからなる
ステップモータにおいて、前記コイルはその軸方向が概
略前記磁極部に向きかつ前記第1の磁極部と第2の磁極
部毎に配置されていることを特徴とするステップモータ
である。
【0024】以下、図面を参照して先願の特願平6−5
4473号に記載の発明を詳細に説明する。図18、図
19は、それぞれ、特願平6−54473号に記載のス
テップモータの斜視図および断面図である。
【0025】図18、図19において、符号8、9はス
テータを示し、これらのステータ8、9はロータ107
の外周着磁部に対向するように磁極部8a、8b、9
a、9bが形成されている。501、502はステータ
8を励磁するコイルを示し、これらのコイルは、通電回
路(図示せず)により同時に電流が流されると、コイル
501により励磁される磁極部8a、8bにおける極性
とコイル502により励磁される磁極部8a、8bにお
ける極性とが一致する様に構成されている。503、5
04はステータ9を励磁するコイルを示し、これらのコ
イルは、通電回路(図示せず)により電流が同時に流さ
れるとコイル503により励磁される磁極部9a、9b
における極性とコイル504により励磁される磁極部9
a、9bにおける極性とが一致する様に構成されてい
る。
【0026】すなわちコイル501、502とで図1
6、17で示す従来例におけるコイル105の役割を果
たし、コイル503、504とでコイル106の役割を
果たす様に構成されている。また、コイル501は従来
例におけるコイル105の105b部分と同等の巻数の
コイルであり、コイル502はコイル105の105a
部分と同等の巻数コイルであり、コイル503はコイル
106の106b部分と同等の巻数コイルであり、コイ
ル504はコイル106の106a部分と同等の巻数コ
イルである。そして、コイル501、502、503、
504の軸方向の向きはロータ107の概略中心に向く
様に配置されている。
【0027】符号5は地板(図示せず)に5a、5b部
によって回動自在に取り付けられているロータ軸を示
し、このロータ軸5は、永久磁石からなる前記ロータ1
07が同心となる様固着されている。また、ロータ軸5
にはギヤ部5cがあり、このギヤ部5cは、鏡筒繰り出
し機構(図示せず)やシャッタ駆動機構(図示せず)等
に連結されており、これらの機構を駆動できるようにな
っている。
【0028】コイル501、502、503、504へ
の通電切換を行ってロータ107を回転させていくが、
コイル501とコイル502とを同時に、またコイル5
03とコイル504とを同時に通電の切換を行ってい
き、図6から図14で説明した従来例と同様に駆動して
いく。
【0029】以上の様な構成によれば、コイル501、
502、503、504はそれぞれ磁極部8b、8a、
9b、9aの近傍にありかつコイルの軸方向が磁極部あ
るいはロータの着磁層に向かって配置されているためコ
イル501、502、503、504への通電により発
生する磁束は図19で示す様に途中で漏れることが少な
く効率よく磁極部8b、8a、9b、9aと向かいロー
タの着磁部107a、107b、107c、107dと
作用しあい十分な駆動力が発生する。
【0030】また、コイル501とコイル502との巻
数を合わせて従来例のコイル105と同じになるよう
に、また、コイル503とコイル504との巻数を合わ
せて従来例のコイル105と同じになるように構成して
あるので、コイル501、502、503、504の軸
方向の長さはコイル105、106の長さに比べて半分
の長さとなり図18中のL寸法の長さは従来のものL
(図16)に比べて短くできる。このため、この先願発
明のステップモータをカメラの鏡筒内に配置しても円周
部分の一部しか占めないので他の機構部品も残りの円周
部分に配置することが可能となる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先願の
特願平6−54473号で提案されたものは、図18に
示すように、コイルの中心軸を直線状にするとコイルの
端面の最外周部が鏡筒最大径部に規制され、コイルの長
さおよびコイルの積層数が制限される。逆に言えば、必
要な駆動力を得るためにコイルのターン数が決まり、そ
のコイルの大きさにより鏡筒の最大径部の径が決定され
てしまうことになる。
【0032】一般にコイルのターン数を減らすとモータ
の駆動力は低下してしまうので、鏡筒の最大径をコンパ
クトにしつつモータの駆動力を下げないために如何に多
くのターン数のコイルを配置できるかが課題となる。
【0033】したがって、本発明の目的は、モータの駆
動力を下げずに鏡筒の最大径をコンパクトにするステッ
プモータを提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明のステップモータにおいては、ステータを
励磁するコイルはその軸方向がほぼステータの磁極部に
向きかつステータの上下の磁極部毎に配置されており、
かつコイルの積層巻数は磁極部に近い部分から遠い部分
に向かう方向で少なくなるように構成されている。
【0035】上記構成によれば、コイルは総ターン数が
少なくても磁極部に発生させる磁束を減らすことがな
く、モータの駆動力を下げない効果があり、コイルは総
ターン数が少ないので、製作時にコストダウンできる。
【0036】さらに、好ましくは、コイルは、その内径
が同一寸法であり、その外径が磁極部に近い部分から遠
い部分に向かう方向で小さく構成する。この構成によれ
ば、鏡筒の最大径を大きくせずに、多くのターン数のコ
イルを配置でき、モータの駆動力を下げることがない。
【0037】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。
【0038】(実施例1)図1〜図3は、本発明の実施
例1のステップモータを示す図であり、図1は、ステッ
プモータの斜視図であり、図2はステップモータの断面
図であり、図3は、ステップモータのステータの部分拡
大断面図である。図1〜図3において、符号107は、
図6等に示した従来例のものと同様に、軸107eを回
転中心として回転可能に鏡筒地板に取付けられ、一部が
永久磁石から成るロータを示し、このロータ107は、
外周面に円周方向に分割されて着磁された着磁層があり
かつ軸方向に着磁層が二重積層されて構成されている。
着磁層は円周を複数に分割されていれば特に2極である
ことに限定されないことは、従来例と同様であるが、こ
の実施例では、着磁層は円周方向に2分割され、互いに
異極に外周面が着磁されている。
【0039】即ち、107a部と107b部とで一つの
着磁層を形成し、107cと107dとで他の一つの着
磁層を形成し、かつそれらの着磁層が軸方向に積層され
て構成されている。また上下の着磁層に関して隣合う部
分、例えば107a部に対して107c部、107bに
対して107dは互いに反対の極性になっている。つま
り、107a部はS極、107b部はN極、107c部
はN極、107d部はS極に着磁されている。
【0040】符号8、9は電磁軟鉄や鉄等の軟磁性材料
からなるステータを示し、これらのステータ8、9には
ロータ107の外周着磁部に対向するように磁極部8
a、8b、9a、9bが形成されている。
【0041】ステータ8の一方の磁極部8aはロータ1
07の外周着磁部のうち107a部、107b部から成
る着磁層に対向しており、他の一方の磁極部8bは10
7c部、107d部から成る着磁層に対向している。同
様に、ステータ9の一方の磁極部9aはロータ107の
外周着磁部のうち107a部、107b部から成る着磁
層に対向しており、他の一方の磁極部9bは107c
部、107d部から成る着磁層に対向している。
【0042】符号1、2はステータ8を励磁する導電性
材料から成るコイルを示し、ステータ8がコイル1、2
の内径部に挿入されるように配置されており、これらの
コイルは公知の通電回路によって同時に電流が流される
と、コイル1によって励磁される磁極部8a、8bにお
ける極性と、コイル2によって励磁される磁極部8a、
8bにおける極性とが一致するように構成されている。
符号3、4はステータ9を励磁する導電性材料から成る
コイルを示し、ステータ9がコイル3、4の内径部に挿
入されるように配置されており、これらのコイルは公知
の通電回路によって同時に電流が流されると、コイル3
によって励磁される磁極部9a、9bにおける極性と、
コイル4によって励磁される磁極部9a、9bにおける
極性とが一致するように構成されている。
【0043】コイル1、2、3、4は、図18、図19
で示した先願の特願平6−54473号に記載のコイル
と同様に発生する磁束を効率よくロータ107の着磁部
に作用させるためにコイルの軸方向はほぼロータの着磁
部、即ちロータに対向するステータの磁極部に向いてお
りかつステータの磁極部毎に配置されている。
【0045】コイル1の磁極部8bから離れた側の部
分、即ち1d部は、積層数が少なく、磁極部8bに近い
部分、即ち1c部は、その積層数が図18、図19のコ
イル201と同一に構成されている。つまり、図3にお
ける斜線で示す部分がコイル201に比べて除かれてい
ることになる。
【0046】コイルは中心から離れた巻線ほどコイルの
中心部を通る磁束は少なくなる。つまり、ステータ内を
通過しずらくなる。また、前述したように磁極部から離
れた部分のコイルによって発生する磁束はその多くが磁
極部に到達できずに途中で漏れてしまい、ロータの着磁
部に作用させることができない。つまり、磁極部から離
れた部分でかつコイルの中心から離れた位置にある部分
のコイルはモータの駆動力のアップにあまり寄与しな
い。さらに、そのコイルの自己インダクタンスおよび直
流抵抗の増加によってむしろモータの駆動力を下げる場
合もある。したがって、コイル1は、例えば、前述した
コイル501と比べて、小さな直流抵抗でありかつ自己
インダクタンスも小さく、しかも磁極部8bには十分な
磁束を発生することができ、モータの駆動力および効率
を高めることができる。
【0047】同様に、他のコイル2、3、4も、磁極部
から離れた側、即ち2d部、3d部、4d部は積層数が
少なく、磁極部に近い部分は前述のコイル502、50
3、504と同じ積層数となるように構成されている。
そして、その効果はコイル1と同様である。
【0048】なお、符号5は、地板(図示せず)に5a
部、5b部によって回転可能に取付けられたロータ軸を
示し、このロータ軸は永久磁石から成るロータ107と
同心となるようにロータを固定している。また、ロータ
軸5にはギヤ部5cが設けられており、このギヤ部5c
は鏡筒繰出し機構(図示せず)やシャッタ駆動機構(図
示せず)と係合しており、ロータ軸はこれらを駆動でき
るようになっている。
【0049】コイル1、2、3、4への通電切り替えを
行ってロータ107を回転させていくが、コイル1とコ
イル2とを同時に、またコイル3とコイル4とを同時に
通電切り替えを行ってゆき、図6〜図14で説明した従
来例と同様に駆動する。
【0050】以上のような構成によれば、コイル1、
2、3、4はそれぞれ磁極部8b、8a、9b、9aの
近傍にあり、かつコイルの軸方向が磁極部あるいはロー
タの着磁層に向かって配置されているため、コイル1、
2、3、4への通電によって発生する磁束は図19で示
すものと同様に途中で漏れることが少なく、効率良く磁
極部8b、8a、9b、9cに向かいロータの着磁部1
07a、107b、107c、107dと作用しあい、
十分な駆動力が発生する。
【0051】また、モータの駆動力のアップにあまり寄
与しない部分のコイルを除いたので、コイルの自己イン
ダクタンスおよび直流抵抗を減少させることができ、そ
の結果モータの駆動力および効率のアップが図れる。ま
た、鏡筒内に配置する場合、図4に示すように、コイル
の全長をL1 だけ伸ばすことができるのでコイルの総タ
ーン数を増やすこともでき、モータの駆動力のアップを
図ることもできる。また、この実施例では、コイルの積
層数を2段階に変えているが、ステータの磁極部から離
れるに従って徐々に、つまり多段階に積層数を減らして
もよい。
【0052】(実施例2)図5は本発明の実施例2を示
す図であり、ステップモータの断面図である。図5にお
いて、符号308、309は、実施例1と同様に軟磁性
材料から成るステータを示し、コイル301、302、
303、304は実施例1と同様にステータの磁極部か
ら離れた部分の積層数が少なくなっている。ただし、実
施例1では、コイルの内径は同一で、外径が積層数が応
じて細くなるように巻かれているのに対して、この実施
例2では、外径が同一で内径が積層数に応じて変化して
いる。
【0053】つまり、ステータの磁極部から離れた部分
は積層数が少なく、内径は大きく、ステータの磁極部に
近い部分はそれに比べて積層数が多く、内径は小さい。
またステータ308、309の形状自体もコイルに合わ
せて断面が形成されている。つまり、磁極部から離れた
308c、308d、309c、309dの部分は太く
なっている。これによれば、実施例1と同様に、モータ
の駆動力に寄与しない部分のコイルを除くことになり、
自己インダクタンスおよび直流抵抗を減少させることが
でき、モータの駆動力および効率を上げることができ
る。
【0054】(実施例3)図20は他の従来例のモータ
を示す分解斜視図である。これは実開昭63−8412
6、実開昭63−84128等で開示されているモータ
である。201は外周部に複数の極が着磁された永久磁
石からなるロータを示す。203は下地板、202は上
地板を示し、ロータ201は下地板203の穴203a
及び上地板202の穴202aに回転可能に取り付けら
れている。204、205、208、209は軟磁性材
料からなるヨークを示し、ロータの永久磁石部に対向し
た位置にある磁極部204a、205a、208a、2
09aをそれぞれ備えている。206、210は軟磁性
材料からなるコイルヨークを示し、これらのコイルヨー
クのまわりにはそれぞれコイル207、211が巻かれ
ている。ヨーク204、205、コイルヨーク206、
コイル207は下地板203の穴203b及び上地板2
02の穴202bに固定され、ヨーク208、209、
コイルヨーク210、コイル211は下地板203の穴
203c及び上地板202の穴202cに固定されてい
る。
【0055】このモータの場合、コイル207、211
はロータ201の永久磁石部もしくは磁極部204a、
205a、208a、208bの方向に向いていない。
そのため、コイルに通電を行っても多くの磁束は磁極部
の方向に向かわず様々のところで漏れてしまう。そのた
め、十分に駆動力があがらなかった。
【0056】図21、22は本発明の実施例3を示す図
であり、図21はその分解斜視図であり、図22はその
断面図である。401、402、403、404はコイ
ルを示し、該コイルは内径部に後述のヨークが挿入され
ている。コイル401とコイル402とを合わせた巻数
は前述の従来例のコイル207と同等であり、コイル4
03とコイル404とを合わせた巻数は前述の従来例の
コイル211と同等である。
【0057】コイル401、402、403、404
は、実施例1と同様に、後述のヨークの磁極部405
a、406a、408a、409a、言い換えれば、ロ
ータ201の外周の着磁部の方向に向いて配置され、か
つロータ201の着磁部から離れた側の部分401d、
402d、403d、404d部の積層数はロータ20
1の着磁部に近い方、言い換えれば、ヨークの磁極部4
05a、406a、408a、409a部に近い方の部
分401c、402c、403c、404c部の積層数
より少なく構成されている。
【0058】405、406、408、409は、例え
ば、純鉄、電磁軟鉄等の軟磁性材料から成るヨークを示
し、これらのヨークは、ロータ201の永久磁石に対向
した位置にある磁極部405a、406a、408a、
409aをそれぞれ備えている。
【0059】407、410は軟磁性材からなる連結ヨ
ークを示し、連結ヨーク407はヨーク405、406
を連結させ、下地板412の穴412bと上地板411
の穴411bにおいてヨーク405、406と共に固定
され、連結ヨーク410はヨーク408、409を連結
させ、下地板412の穴412cと上地板411の穴4
11cにおいてヨーク408、409と共に固定されて
いる。
【0060】前述の実施例1と同様にコイルをロータ2
01の永久磁石部あるいは磁極部405a、406a、
408a、409aの方に向けかつそれぞれの磁極部ご
とにコイルを配置しているので、コイルへの通電による
磁束は途中であまり漏れずに効率よくロータ201の永
久磁石と作用してモータの駆動力が上がるようになる。
また、実施例1と同様に、モータの駆動力に寄与しない
部分のコイルを除いたので、自己インダクタンスおよび
直流抵抗を減少させることができ、モータの駆動力およ
び効率を上げることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、モータの駆動力の
アップにあまり寄与しない部分のコイルを除いたので、
コイルの自己インダクタンスおよび直流抵抗を減少させ
ることができ、モータの駆動力および効率を上げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1のステップモータの
斜視図である。
【図2】図2は、実施例1のステップモータの断面図で
ある。
【図3】図3は、実施例1のステップモータのステータ
部分のコイルの拡大断面図である。
【図4】図4は、実施例1のステップモータの部分拡大
上面図である。
【図5】図5は、本発明の実施例2のステップモータの
断面図である。
【図6】図6は、従来例のステップモータの斜視図であ
る。
【図7】図7は、従来例のステップモータのロータの各
回転位置でのステータの励磁状態を示す平面図である。
【図8】図8は、従来例のステップモータのロータの各
回転位置でのステータの励磁状態を示す平面図である。
【図9】図9は、従来例のステップモータのロータの各
回転位置でのステータの励磁状態を示す平面図である。
【図10】図10は、従来例のステップモータのロータ
の各回転位置でのステータの励磁状態を示す平面図であ
る。
【図11】図11は、従来例のステップモータのロータ
の各回転位置でのステータの励磁状態を示す平面図であ
る。
【図12】図12は、従来例のステップモータのロータ
の各回転位置でのステータの励磁状態を示す平面図であ
る。
【図13】図13は、従来例のステップモータのロータ
の各回転位置でのステータの励磁状態を示す平面図であ
る。
【図14】図14は、従来例のステップモータのロータ
の各回転位置でのステータの励磁状態を示す平面図であ
る。
【図15】図15は、従来例のステップモータの平面図
である。
【図16】図16は、従来例のステップモータの断面図
である。
【図17】図17は、従来例のステップモータの断面図
である。
【図18】図18は、先願のステップモータの斜視図で
ある。
【図19】図19は、先願のステップモータの断面図で
ある。
【図20】図20は、さらに他の従来例のステップモー
タの分解斜視図である。
【図21】図21は、本発明の実施例3のステップモー
タの分解斜視図である。
【図22】図22は、実施例3のステップモータの断面
図である。
【符号の説明】
1 コイル 2 コイル 3 コイル 4 コイル 8 ステータ 9 ステータ 8a、8b、9a、9b 磁極部 107 ロータ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状であり円周方向に分割されて異
    なる極性が交互に外周部に着磁された着磁部から成る着
    磁層を円筒軸方向に複数重ねかつ軸方向に関して隣合う
    着磁層の着磁部の極性が互いに異なるように構成された
    ロータと、該ロータの外周部に対向しかつロータの軸方
    向に異なる着磁層に対して配置された第1磁極部および
    第2磁極部の少なくとも2つの磁極部を持つステータ
    と、該ステータを励磁させるようにステータが内径部が
    挿入されたコイルとから成るステップモータにおいて、
    前記コイルはその軸方向がほぼ前記磁極部に向きかつ前
    記ステータの上下の磁極部毎に配置されており、かつ前
    記コイルの積層巻数は磁極部に近い部分から遠い部分に
    向かう方向で少なくなっていることを特徴とするステッ
    プモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステップモータにおい
    て、前記コイルは、その内径が同一寸法であり、その外
    径が磁極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で小さ
    くなっていることを特徴とするステップモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のステップモータにおい
    て、前記コイルは、その外径が同一寸法であり、その内
    径が磁極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で広が
    っていることを特徴とするステップモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    ステップモータにおいて、前記コイルの積層巻数は磁極
    部に近い部分から遠い部分に向かう方向で徐々に少なく
    なっていることを特徴とするステップモータ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    ステップモータにおいて、前記コイルの積層巻数は磁極
    部に近い部分から遠い部分に向かう方向で段階的に少な
    くなっていることを特徴とするステップモータ。
  6. 【請求項6】 円筒形状であり円周方向に分割されて異
    なる極性が交互に外周部に着磁された着磁部を備えるロ
    ータと、該ロータの外周部に対向して配置した磁極部を
    持つステータと、該ステータを励磁させるようにステー
    タが内径部が挿入されたコイルとから成るステップモー
    タにおいて、前記コイルはその軸方向がほぼ前記磁極部
    に向き、前記コイルの積層巻数は磁極部に近い部分から
    遠い部分に向かう方向で少なくなっていることを特徴と
    するステップモータ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のステップモータにおい
    て、前記コイルは、その内径が同一寸法であり、その外
    径が磁極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で小さ
    くなっていることを特徴とするステップモータ。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のステップモータにおい
    て、前記コイルは、その外径が同一寸法であり、その内
    径が磁極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で広が
    っていることを特徴とするステップモータ。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至8のいずれか1つに記載の
    ステップモータにおいて、前記コイルの積層巻数は磁極
    部に近い部分から遠い部分に向かう方向で徐々に少なく
    なっていることを特徴とするステップモータ。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至8のいずれか1つに記載
    のステップモータにおいて、前記コイルの積層巻数は磁
    極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で段階的に少
    なくなっていることを特徴とするステップモータ。
  11. 【請求項11】 円筒形状であり、円周方向に関して隣
    り合うものに対して異なる極性を持つ径方向に着磁され
    一定のピッチtで配せられた複数の着磁部を備えたロー
    タと、該ロータの外周に対向した位置にある第1の磁極
    部と第1の磁極部と1ピッチt異なるロータの外周部に
    対向した位置にある第2の磁極部を持つ複数のステータ
    と、前記ステータを励磁させるコイルとからなるステッ
    プモータにおいて、前記コイルはその軸方向が概略前記
    磁極部に向きかつ前記ステータの上下の磁極部毎に配置
    されておりかつ該コイルの軸方向の第1の端面から第2
    の端面までにコイルの積層巻数が少なくなっており、第
    1の端面側が前記磁極部に向かうように配せられている
    ことを特徴とするステップモータ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のステップモータにお
    いて、前記コイルは、その内径が同一寸法であり、その
    外径が磁極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で小
    さくなっていることを特徴とするステップモータ。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のステップモータにお
    いて、前記コイルは、その外径が同一寸法であり、その
    内径が磁極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で広
    がっていることを特徴とするステップモータ。
  14. 【請求項14】 請求項11乃至13のいずれか1つに
    記載のステップモータにおいて、前記コイルの積層巻数
    は磁極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で徐々に
    少なくなっていることを特徴とするステップモータ。
  15. 【請求項15】 請求項11乃至13のいずれか1つに
    記載のステップモータにおいて、前記コイルの積層巻数
    は磁極部に近い部分から遠い部分に向かう方向で段階的
    に少なくなっていることを特徴とするステップモータ。
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