JPH0866464A - 脱臭剤 - Google Patents
脱臭剤Info
- Publication number
- JPH0866464A JPH0866464A JP6226101A JP22610194A JPH0866464A JP H0866464 A JPH0866464 A JP H0866464A JP 6226101 A JP6226101 A JP 6226101A JP 22610194 A JP22610194 A JP 22610194A JP H0866464 A JPH0866464 A JP H0866464A
- Authority
- JP
- Japan
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- deodorant
- removal rate
- present
- manganese
- gas
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- Pending
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Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】日常生活の中での生ごみ、冷蔵庫、トイレ等か
ら一般の生産工場、家畜飼育場、汚水処理場等における
悪臭に至るまで多岐にわたる悪臭を効果的に脱臭する脱
臭剤を提供する。 【構成】マンガン、ジルコニウム及び銅の金属またはそ
の化合物を含む脱臭剤。 【効果】本発明の脱臭剤を用いると、硫化水素、メチル
メルカプタン、トリメチルアミン等の多岐にわたる悪臭
成分を含有するガスを効率的に脱臭処理することができ
る。
ら一般の生産工場、家畜飼育場、汚水処理場等における
悪臭に至るまで多岐にわたる悪臭を効果的に脱臭する脱
臭剤を提供する。 【構成】マンガン、ジルコニウム及び銅の金属またはそ
の化合物を含む脱臭剤。 【効果】本発明の脱臭剤を用いると、硫化水素、メチル
メルカプタン、トリメチルアミン等の多岐にわたる悪臭
成分を含有するガスを効率的に脱臭処理することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は悪臭成分を含有するガス
を処理し無臭化、あるいは臭気の軽減をはかる脱臭剤に
関するものであり、家庭用から産業用まで幅広い脱臭ニ
ーズに対応できる。
を処理し無臭化、あるいは臭気の軽減をはかる脱臭剤に
関するものであり、家庭用から産業用まで幅広い脱臭ニ
ーズに対応できる。
【0002】
【従来の技術】悪臭の発生源は日常生活の中での生ご
み、冷蔵庫、トイレ等から、一般の生産工場、家畜飼育
場、汚水処理等に至るまで多岐にわたって存在する。ま
た、病院、ホテル、レストラン等悪臭とは言わないまで
も特有の臭いを持つところも多い。 これら悪臭または
特有の臭い(以下まとめて「悪臭」と称する)の原因物
質としては、アンモニア、メルカプタン類、硫化物、ア
ミン類、アルデヒド類等が注目されているが、実際には
さらに複雑であり、これらの物質に限定されない。近年
これら悪臭を除去する技術に対する要望が高まるにつ
れ、悪臭除去技術の研究が盛んとなり、例えば次のよう
な種々の方法が提案されている。
み、冷蔵庫、トイレ等から、一般の生産工場、家畜飼育
場、汚水処理等に至るまで多岐にわたって存在する。ま
た、病院、ホテル、レストラン等悪臭とは言わないまで
も特有の臭いを持つところも多い。 これら悪臭または
特有の臭い(以下まとめて「悪臭」と称する)の原因物
質としては、アンモニア、メルカプタン類、硫化物、ア
ミン類、アルデヒド類等が注目されているが、実際には
さらに複雑であり、これらの物質に限定されない。近年
これら悪臭を除去する技術に対する要望が高まるにつ
れ、悪臭除去技術の研究が盛んとなり、例えば次のよう
な種々の方法が提案されている。
【0003】悪臭よりも強力な芳香性の物質を発散させ
て悪臭をなくすマスキング法、活性炭その他の吸着剤を
使用して悪臭原因物質を吸着させる吸着法、悪臭原因物
質を酸、アルカリで中和して除去する酸、アルカリ中和
法、悪臭原因物質にオゾンを添加して酸化分解するオゾ
ン脱臭法、白金系触媒を使用する触媒分解法等である。
て悪臭をなくすマスキング法、活性炭その他の吸着剤を
使用して悪臭原因物質を吸着させる吸着法、悪臭原因物
質を酸、アルカリで中和して除去する酸、アルカリ中和
法、悪臭原因物質にオゾンを添加して酸化分解するオゾ
ン脱臭法、白金系触媒を使用する触媒分解法等である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法には、それぞれ重大な欠点が存在する。例えば、マ
スキング法は本質的な方法とは言えない。吸着法は活性
炭、ゼオライト等の吸着剤を用いる家庭用では最も汎用
的な方法であるが、飽和吸着量の関係から吸着量に限り
があり、吸着が飽和に達すると交換の必要があり、また
強力な悪臭には対応できない。酸、アルカリ中和法は薬
品の安全性に注意する必要があり、かつ中和できる物質
に限られるため、対応できる悪臭が限定される。
方法には、それぞれ重大な欠点が存在する。例えば、マ
スキング法は本質的な方法とは言えない。吸着法は活性
炭、ゼオライト等の吸着剤を用いる家庭用では最も汎用
的な方法であるが、飽和吸着量の関係から吸着量に限り
があり、吸着が飽和に達すると交換の必要があり、また
強力な悪臭には対応できない。酸、アルカリ中和法は薬
品の安全性に注意する必要があり、かつ中和できる物質
に限られるため、対応できる悪臭が限定される。
【0005】オゾン脱臭法は上記のような問題点はない
ものの、悪臭原因物質の酸化分解による除去が十分でな
いこと及びオゾンは低濃度であっても極めて有害である
ことから、未反応のオゾンは脱臭処理した後のガスから
除去して排気する必要がある等の問題がある。また、白
金系触媒を使用する酸化分解法は悪臭ガスを燃焼分解さ
せる高い温度が必要であり、触媒の価格に問題がある。
ものの、悪臭原因物質の酸化分解による除去が十分でな
いこと及びオゾンは低濃度であっても極めて有害である
ことから、未反応のオゾンは脱臭処理した後のガスから
除去して排気する必要がある等の問題がある。また、白
金系触媒を使用する酸化分解法は悪臭ガスを燃焼分解さ
せる高い温度が必要であり、触媒の価格に問題がある。
【0006】本発明はこのような現状に鑑みなされたも
のであり、低温で種々の悪臭に対して良好な脱臭効果を
示し、かつ効果が長期に持続する脱臭剤を提案するもの
である。
のであり、低温で種々の悪臭に対して良好な脱臭効果を
示し、かつ効果が長期に持続する脱臭剤を提案するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の問
題点を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成
した。即ち、本発明は、(1)金属状のマンガン、ジル
コニウム、及び銅またはそれらの化合物を含有すること
を特徴とする脱臭剤、(2)可使用温度が80℃以下で
ある上記(1)記載の脱臭剤、(3)上記(1)または
(2)記載の脱臭剤を用いる脱臭方法に関する。
題点を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成
した。即ち、本発明は、(1)金属状のマンガン、ジル
コニウム、及び銅またはそれらの化合物を含有すること
を特徴とする脱臭剤、(2)可使用温度が80℃以下で
ある上記(1)記載の脱臭剤、(3)上記(1)または
(2)記載の脱臭剤を用いる脱臭方法に関する。
【0008】本発明の脱臭剤は、酸性、中性、塩基性を
問わず種々の悪臭原因物質を吸着分解する高い能力を有
しており、しかも従来になく長期間使用あるいは保存し
てもその効果が変わらないという特徴を有する。以下に
本発明を詳細に説明する。本発明で使用される脱臭剤は
マンガン、ジルコニウム及び銅の金属またはその化合物
を必須成分として含有する。各成分の組成比は目的の要
求性能により適宜選択し得るが、それぞれの成分のモル
比は各原子の比に換算してマンガン:ジルコニウム:銅
=1:0.01〜2.5:0.05〜5であり、より好
ましくはマンガン:ジルコニウム:銅=1:0.1〜
1.5:0.1〜2.5である。更に、鉄、コバルト、
ニッケル、銀、金、パラジウム等の化合物を添加しても
良いが、添加する場合はマンガン金属又はマンガン化合
物と混合、あるいは化合した形態で添加するのが好まし
い。
問わず種々の悪臭原因物質を吸着分解する高い能力を有
しており、しかも従来になく長期間使用あるいは保存し
てもその効果が変わらないという特徴を有する。以下に
本発明を詳細に説明する。本発明で使用される脱臭剤は
マンガン、ジルコニウム及び銅の金属またはその化合物
を必須成分として含有する。各成分の組成比は目的の要
求性能により適宜選択し得るが、それぞれの成分のモル
比は各原子の比に換算してマンガン:ジルコニウム:銅
=1:0.01〜2.5:0.05〜5であり、より好
ましくはマンガン:ジルコニウム:銅=1:0.1〜
1.5:0.1〜2.5である。更に、鉄、コバルト、
ニッケル、銀、金、パラジウム等の化合物を添加しても
良いが、添加する場合はマンガン金属又はマンガン化合
物と混合、あるいは化合した形態で添加するのが好まし
い。
【0009】また、本発明の脱臭剤は通常用いられる多
孔質の担体に担持あるいは混合して用いることができ
る。好ましい担体としては、シリカ、アルミナ、シリカ
アルミナ、天然ゼオライト、合成ゼオライト、ケイソウ
土、活性炭、粘土鉱物等を挙げることができる。担体の
使用量は任意であるが、脱臭剤と担体の混合物において
0〜90重量%であるのが好ましい。
孔質の担体に担持あるいは混合して用いることができ
る。好ましい担体としては、シリカ、アルミナ、シリカ
アルミナ、天然ゼオライト、合成ゼオライト、ケイソウ
土、活性炭、粘土鉱物等を挙げることができる。担体の
使用量は任意であるが、脱臭剤と担体の混合物において
0〜90重量%であるのが好ましい。
【0010】本発明の脱臭剤の原料としてマンガン、ジ
ルコニウム、銅の化合物を用いる場合、一般に入手可能
なものであればいずれの化合物も使用できる。これらの
化合物としては種々の無機塩、有機塩、酸化物が挙げら
れる。具体的にはコストや入手の容易さ、脱臭性能等を
考えた場合、マンガン化合物としては好ましくは二酸化
マンガン、四三酸化マンガン等の酸化物、炭酸塩、硝酸
塩、硫酸塩、しゅう酸塩、過マンガン酸塩が挙げられ
る。これらのうち、特に好ましいものは過マンガン酸カ
リ、硝酸マンガンである。ジルコニウム化合物としては
好ましくはオキシ硝酸塩、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、酸
化物が挙げられる。これらのうち、特に好ましいものは
オキシ硝酸ジルコニウムである。銅の化合物としては好
ましくは、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、酸化物が
挙げられる。これらのうち、特に好ましいものは硝酸銅
である。これらの化合物は単独であるいは2種以上を混
合して使用することができる。
ルコニウム、銅の化合物を用いる場合、一般に入手可能
なものであればいずれの化合物も使用できる。これらの
化合物としては種々の無機塩、有機塩、酸化物が挙げら
れる。具体的にはコストや入手の容易さ、脱臭性能等を
考えた場合、マンガン化合物としては好ましくは二酸化
マンガン、四三酸化マンガン等の酸化物、炭酸塩、硝酸
塩、硫酸塩、しゅう酸塩、過マンガン酸塩が挙げられ
る。これらのうち、特に好ましいものは過マンガン酸カ
リ、硝酸マンガンである。ジルコニウム化合物としては
好ましくはオキシ硝酸塩、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、酸
化物が挙げられる。これらのうち、特に好ましいものは
オキシ硝酸ジルコニウムである。銅の化合物としては好
ましくは、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、酸化物が
挙げられる。これらのうち、特に好ましいものは硝酸銅
である。これらの化合物は単独であるいは2種以上を混
合して使用することができる。
【0011】本発明の脱臭剤の調製法も特に限定されな
い。例えば、マンガン及びジルコニウムの各化合物の混
合水溶液を調製し、水分を蒸発させ固形物を得る。これ
を別途調製したマンガン及び銅の各化合物の混合水溶液
から上記と同様にして固形物を得る。得られたそれぞれ
の固形物を200℃以下の温度で乾燥し、混合すること
により本発明の脱臭剤とすることもできるが、好ましく
はこの混合物を空気中で200〜500℃の温度で0.
5〜24時間焼成する。また、上記においてマンガン、
ジルコニウム及び銅の各化合物の水溶液の混合物から水
分を蒸発させ、得られた固形物を乾燥、必要により更に
焼成し本発明の脱臭剤とすることもできる。なお、各混
合溶液を調製する際の温度は15〜85℃、pHは1〜
10が好ましい。水の使用量は各化合物を完全に溶解で
きる量であれば限定されないが通常各化合物の合計重量
100重量部に対して150〜10000重量部、好ま
しくは300〜5000重量部である。また、上記調製
方法において、各化合物の1種あるいは2種以上が水に
不溶あるいは難溶の場合、水溶液とせず、水分散体とし
て混合してもよい。この場合各化合物の1種あるいは2
種以上がマンガン、ジルコニウム、銅の金属である場
合、粉体状のものを用いることにより上記調製方法が適
応できる。また、上記において必要により前記した担体
を水に分散させ各化合物の混合溶液に混合してもよい。
い。例えば、マンガン及びジルコニウムの各化合物の混
合水溶液を調製し、水分を蒸発させ固形物を得る。これ
を別途調製したマンガン及び銅の各化合物の混合水溶液
から上記と同様にして固形物を得る。得られたそれぞれ
の固形物を200℃以下の温度で乾燥し、混合すること
により本発明の脱臭剤とすることもできるが、好ましく
はこの混合物を空気中で200〜500℃の温度で0.
5〜24時間焼成する。また、上記においてマンガン、
ジルコニウム及び銅の各化合物の水溶液の混合物から水
分を蒸発させ、得られた固形物を乾燥、必要により更に
焼成し本発明の脱臭剤とすることもできる。なお、各混
合溶液を調製する際の温度は15〜85℃、pHは1〜
10が好ましい。水の使用量は各化合物を完全に溶解で
きる量であれば限定されないが通常各化合物の合計重量
100重量部に対して150〜10000重量部、好ま
しくは300〜5000重量部である。また、上記調製
方法において、各化合物の1種あるいは2種以上が水に
不溶あるいは難溶の場合、水溶液とせず、水分散体とし
て混合してもよい。この場合各化合物の1種あるいは2
種以上がマンガン、ジルコニウム、銅の金属である場
合、粉体状のものを用いることにより上記調製方法が適
応できる。また、上記において必要により前記した担体
を水に分散させ各化合物の混合溶液に混合してもよい。
【0012】以上のようにして得られた本発明の脱臭剤
は公知の方法で粉末状に粉砕し使用しても良いが、使用
上制約がある場合には、公知の方法により種々の形に成
形して用いることができ、その形状は特に限定されな
い。例えば、顆粒状、ペレット状、ハニカム状、板状、
円筒状に成形して使用することも可能である。また、
紙、繊維、樹脂等に上記粉末を添加しシート状に成形し
て使用することも可能である。一般に粉末をペレット状
等に成形する場合、成形し易くするために結合剤(バイ
ンダー)を用いることが多いが、本発明の脱臭剤におい
ても例外ではなく、通常使用される結合剤を用いて成形
することは可能である。
は公知の方法で粉末状に粉砕し使用しても良いが、使用
上制約がある場合には、公知の方法により種々の形に成
形して用いることができ、その形状は特に限定されな
い。例えば、顆粒状、ペレット状、ハニカム状、板状、
円筒状に成形して使用することも可能である。また、
紙、繊維、樹脂等に上記粉末を添加しシート状に成形し
て使用することも可能である。一般に粉末をペレット状
等に成形する場合、成形し易くするために結合剤(バイ
ンダー)を用いることが多いが、本発明の脱臭剤におい
ても例外ではなく、通常使用される結合剤を用いて成形
することは可能である。
【0013】好ましい結合剤としてはベントナイト、コ
ロイド状シリカ、白陶土、カオリン、水ガラス等の無機
物あるいはアルギン酸ナトリウム、グルコース、デキス
トリン、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム塩、及びにかわ、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリジノン等の有機ポリマー
系結合剤等があげられるが、これらに限定されるもので
はなく、通常使用される結合剤であればいずれも使用が
可能である。バインダーの使用量は、該粉末100重量
部に対して通常0〜30重量部である。
ロイド状シリカ、白陶土、カオリン、水ガラス等の無機
物あるいはアルギン酸ナトリウム、グルコース、デキス
トリン、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム塩、及びにかわ、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリジノン等の有機ポリマー
系結合剤等があげられるが、これらに限定されるもので
はなく、通常使用される結合剤であればいずれも使用が
可能である。バインダーの使用量は、該粉末100重量
部に対して通常0〜30重量部である。
【0014】本発明で脱臭しようとする悪臭原因物質と
しては、例えば、硫化水素、メチルメルカプタン、アン
モニア、トリメチルアミン、硫化メチル、二硫化メチ
ル、アセトアルデヒド、スチレン、プロピオン酸、ノル
マル吉草酸、イソ吉草酸、ノルマル酪酸、ホルマリン、
アクロレイン、酢酸、メチルアミン、ジメチルアミン、
等が挙げられる。
しては、例えば、硫化水素、メチルメルカプタン、アン
モニア、トリメチルアミン、硫化メチル、二硫化メチ
ル、アセトアルデヒド、スチレン、プロピオン酸、ノル
マル吉草酸、イソ吉草酸、ノルマル酪酸、ホルマリン、
アクロレイン、酢酸、メチルアミン、ジメチルアミン、
等が挙げられる。
【0015】本発明の脱臭剤による脱臭機構は明らかで
はないが、閉鎖系での反応において悪臭ガスが硫化水素
の場合には反応系の酸素が減少し、生成物として硫黄が
析出すること、あるいはトリメチルアミン、アセトアル
デヒド等の含炭素有機化合物の場合には生成物中に二酸
化炭素が検出されることから、脱臭剤の触媒作用による
悪臭成分の酸化分解によるものが主体と考えられる。し
たがって、従来の吸着剤と異なり長期間の使用が可能で
あり、また分解活性が高いため強い悪臭に対しても短時
間で効果があるという特徴を有している。
はないが、閉鎖系での反応において悪臭ガスが硫化水素
の場合には反応系の酸素が減少し、生成物として硫黄が
析出すること、あるいはトリメチルアミン、アセトアル
デヒド等の含炭素有機化合物の場合には生成物中に二酸
化炭素が検出されることから、脱臭剤の触媒作用による
悪臭成分の酸化分解によるものが主体と考えられる。し
たがって、従来の吸着剤と異なり長期間の使用が可能で
あり、また分解活性が高いため強い悪臭に対しても短時
間で効果があるという特徴を有している。
【0016】本発明の脱臭剤は低温での脱臭性能が高い
ため通常室温で使用されるが、悪臭ガスによっては性能
を充分に発揮させるために使用温度を上げて使用するこ
ともできる。本発明の脱臭剤の使用温度は80℃以下が
好ましい。使用温度が80℃を越えると、温度を保つた
めの熱エネルギーコストがかかること、本発明の脱臭剤
では悪臭ガスの吸着、酸化分解の適度なバランスで脱臭
が進行するが、例えば硫化水素ガスではそのバランスが
悪くなり脱臭性能が低下することがある。
ため通常室温で使用されるが、悪臭ガスによっては性能
を充分に発揮させるために使用温度を上げて使用するこ
ともできる。本発明の脱臭剤の使用温度は80℃以下が
好ましい。使用温度が80℃を越えると、温度を保つた
めの熱エネルギーコストがかかること、本発明の脱臭剤
では悪臭ガスの吸着、酸化分解の適度なバランスで脱臭
が進行するが、例えば硫化水素ガスではそのバランスが
悪くなり脱臭性能が低下することがある。
【0017】
【実施例】実施例によって本発明を具体的に説明する
が、本発明がこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、実施例中の除去率とは、最初容器内に注入
した悪臭ガスに対する一定時間経過後の残存している悪
臭ガスの割合を示す。
が、本発明がこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、実施例中の除去率とは、最初容器内に注入
した悪臭ガスに対する一定時間経過後の残存している悪
臭ガスの割合を示す。
【0018】実施例1 (A)脱臭剤の調製 硝酸マンガン13.5g、オキシ硝酸ジルコニウム1
3.4gを400mlの水に50℃で撹拌下溶解する。
アンモニア水でpHを7に調整し80℃で1時間撹拌後
蒸発皿に移し湯浴上で蒸発乾固する。一方、過マンガン
酸カリ15.8g、硝酸銅12.1gを400mlの水
に50℃で撹拌下溶解し、その後担体として微粉状シリ
カ(シリカアエロジル)5.2gを加え、アンモニア水
でpHを7.2に調整し生成した沈殿を濾過、水洗す
る。沈殿物は110℃の乾燥機で8時間乾燥する。この
2つの固形生成物を乳鉢で混合粉砕し、260℃で16
時間焼成し本発明の脱臭剤を得た。
3.4gを400mlの水に50℃で撹拌下溶解する。
アンモニア水でpHを7に調整し80℃で1時間撹拌後
蒸発皿に移し湯浴上で蒸発乾固する。一方、過マンガン
酸カリ15.8g、硝酸銅12.1gを400mlの水
に50℃で撹拌下溶解し、その後担体として微粉状シリ
カ(シリカアエロジル)5.2gを加え、アンモニア水
でpHを7.2に調整し生成した沈殿を濾過、水洗す
る。沈殿物は110℃の乾燥機で8時間乾燥する。この
2つの固形生成物を乳鉢で混合粉砕し、260℃で16
時間焼成し本発明の脱臭剤を得た。
【0019】(B)脱臭剤の評価試験 (B−1)容積2リットルのガラス容器に上記で調製し
た脱臭剤粉末0.2gを入れ、30℃で湿度80%に加
湿調整した空気を30分流した後、密閉する。30℃恒
温にした容器内をマグネチックスターラーで撹拌しなが
ら、初期濃度が2500ppmになるように硫化水素、
メチルメルカプタンガスを注入する。15分後に容器内
のガスをサンプリングしてそれぞれのガス濃度をガスク
ロマトグラフにて測定した。その結果、硫化水素除去
率、メチルメルカプタン除去率はともに100%であっ
た。
た脱臭剤粉末0.2gを入れ、30℃で湿度80%に加
湿調整した空気を30分流した後、密閉する。30℃恒
温にした容器内をマグネチックスターラーで撹拌しなが
ら、初期濃度が2500ppmになるように硫化水素、
メチルメルカプタンガスを注入する。15分後に容器内
のガスをサンプリングしてそれぞれのガス濃度をガスク
ロマトグラフにて測定した。その結果、硫化水素除去
率、メチルメルカプタン除去率はともに100%であっ
た。
【0020】(B−2)容積2リットルのガラス容器に
上記で調製した脱臭剤粉末0.4gを入れ、30℃で湿
度80%に加湿調整した空気を30分流した後、密閉す
る。70℃恒温にした容器内をマグネチックスターラー
で撹拌しながら、初期濃度が1000ppmになるよう
にトリメチルアミン、アセトアルデヒドガスを注入す
る。120分後に容器内のガスをサンプリングしてそれ
ぞれのガス濃度をガスクロマトグラフにて測定した。そ
の結果、トリメチルアミン除去率は78%、アセトアル
デヒド除去率は97%であった。しかし、24時間経過
後の除去率はともにほぼ100%であった。
上記で調製した脱臭剤粉末0.4gを入れ、30℃で湿
度80%に加湿調整した空気を30分流した後、密閉す
る。70℃恒温にした容器内をマグネチックスターラー
で撹拌しながら、初期濃度が1000ppmになるよう
にトリメチルアミン、アセトアルデヒドガスを注入す
る。120分後に容器内のガスをサンプリングしてそれ
ぞれのガス濃度をガスクロマトグラフにて測定した。そ
の結果、トリメチルアミン除去率は78%、アセトアル
デヒド除去率は97%であった。しかし、24時間経過
後の除去率はともにほぼ100%であった。
【0021】実施例2 (A)脱臭剤の調製 硝酸マンガン417g、オキシ硝酸ジルコニウム134
g、硝酸銅121gを50℃で20lの水に撹拌下溶解
し、さらに担体として微粉状アルミナ(アルミナアエロ
ジル)77gを加える。その水溶液に合成ゼオライト3
7gを添加し30分撹拌した後、スプレードライアーを
用いて乾燥粉末を得る。その粉末を260℃で16時間
焼成した。このように調製して得た粉末300gと活性
炭粉末100gを30gのカルボキシメチルセルロース
ナトリウム塩を少量の純水を加えて十分混練し、押し出
し成形機にて孔径4mmのダイスより押し出した。押し
出したうどん状のものはただちにカッターにて3〜10
mm長に切り、110℃で乾燥し本発明の脱臭剤を得
た。
g、硝酸銅121gを50℃で20lの水に撹拌下溶解
し、さらに担体として微粉状アルミナ(アルミナアエロ
ジル)77gを加える。その水溶液に合成ゼオライト3
7gを添加し30分撹拌した後、スプレードライアーを
用いて乾燥粉末を得る。その粉末を260℃で16時間
焼成した。このように調製して得た粉末300gと活性
炭粉末100gを30gのカルボキシメチルセルロース
ナトリウム塩を少量の純水を加えて十分混練し、押し出
し成形機にて孔径4mmのダイスより押し出した。押し
出したうどん状のものはただちにカッターにて3〜10
mm長に切り、110℃で乾燥し本発明の脱臭剤を得
た。
【0022】(B)脱臭剤の評価試験 上記の脱臭剤を乳鉢で粉砕し、実施例1と同様にそれぞ
れの悪臭ガスについて除去率を求めた。その結果、硫化
水素除去率、メチルメルカプタン除去率はそれぞれ10
0%、トリメチルアミン除去率は86%、アセトアルデ
ヒド除去率は90%であった。
れの悪臭ガスについて除去率を求めた。その結果、硫化
水素除去率、メチルメルカプタン除去率はそれぞれ10
0%、トリメチルアミン除去率は86%、アセトアルデ
ヒド除去率は90%であった。
【0023】実施例3 (A)脱臭剤の調製 硝酸マンガン20.3g、オキシ硝酸ジルコニウム1
3.4gを400mlの水に50℃で撹拌下溶解する。
アンモニア水でpHを7に調節し80℃で1時間撹拌後
蒸発皿に移し湯浴上で蒸発乾固する。また、硝酸マンガ
ン2.4g、硝酸第二鉄12.7gを300mlの水に
50℃で撹拌下溶解する。アンモニア水でpHを7.5
に調整し80℃で1時間撹拌後蒸発皿に移し湯浴上で蒸
発乾固する。 過マンガン酸カリ15.8g、硝酸マン
ガン6.7g、硝酸銅15.1gを600mlの水に5
0℃で撹拌下溶解し、さらに微粉状シリカ(シリカアエ
ロジル)6.6gを加える。アンモニア水でpHを7.
0に調節し生成した沈殿を濾過、水洗する。沈殿物は1
10℃の乾燥機で8時間乾燥する。この3つの固形物を
乳鉢で混合粉砕し、300℃で8時間焼成し本発明の脱
臭剤を得た。
3.4gを400mlの水に50℃で撹拌下溶解する。
アンモニア水でpHを7に調節し80℃で1時間撹拌後
蒸発皿に移し湯浴上で蒸発乾固する。また、硝酸マンガ
ン2.4g、硝酸第二鉄12.7gを300mlの水に
50℃で撹拌下溶解する。アンモニア水でpHを7.5
に調整し80℃で1時間撹拌後蒸発皿に移し湯浴上で蒸
発乾固する。 過マンガン酸カリ15.8g、硝酸マン
ガン6.7g、硝酸銅15.1gを600mlの水に5
0℃で撹拌下溶解し、さらに微粉状シリカ(シリカアエ
ロジル)6.6gを加える。アンモニア水でpHを7.
0に調節し生成した沈殿を濾過、水洗する。沈殿物は1
10℃の乾燥機で8時間乾燥する。この3つの固形物を
乳鉢で混合粉砕し、300℃で8時間焼成し本発明の脱
臭剤を得た。
【0024】(B)脱臭剤の評価試験 上記の脱臭剤について実施例1と同様にそれぞれの悪臭
ガスについて除去率を求めた。その結果、硫化水素除去
率、メチルメルカプタン除去率はそれぞれ100%、ト
リメチルアミン除去率は90%、アセトアルデヒド除去
率は99%であった。
ガスについて除去率を求めた。その結果、硫化水素除去
率、メチルメルカプタン除去率はそれぞれ100%、ト
リメチルアミン除去率は90%、アセトアルデヒド除去
率は99%であった。
【0025】実施例4 容積2リットルのガラス容器に実施例1で調製した脱臭
剤粉末0.2gを入れ、30℃で湿度80%に加湿調製
した空気を30分流した後、密閉する。30℃恒温にし
た容器内をマグネチックスターラーで撹拌しながら、初
期濃度が3%になるように硫化水素を60ml注入す
る。60分後に容器内のガスをサンプリングしてそのガ
ス濃度をガスクロマトグラフにて測定した。その結果、
硫化水素除去率は100%であった。
剤粉末0.2gを入れ、30℃で湿度80%に加湿調製
した空気を30分流した後、密閉する。30℃恒温にし
た容器内をマグネチックスターラーで撹拌しながら、初
期濃度が3%になるように硫化水素を60ml注入す
る。60分後に容器内のガスをサンプリングしてそのガ
ス濃度をガスクロマトグラフにて測定した。その結果、
硫化水素除去率は100%であった。
【0026】比較例1 市販の活性炭を実施例1と同様にそれぞれの悪臭ガスに
ついて除去率を求めた。 その結果、硫化水素除去率は
37%、メチルメルカプタン除去率は41%、トリメチ
ルアミン除去率は68%、アセトアルデヒド除去率は4
5%であった。
ついて除去率を求めた。 その結果、硫化水素除去率は
37%、メチルメルカプタン除去率は41%、トリメチ
ルアミン除去率は68%、アセトアルデヒド除去率は4
5%であった。
【0027】比較例2 容積2リットルのガラス容器に実施例1で調製した脱臭
剤粉末0.2gを入れ、30℃で湿度80%に加湿調製
した空気を30分流した後、密閉する。85℃に恒温し
た容器内をマグネチックスターラーで撹拌しながら、初
期濃度が3%になるように硫化水素を注入する。60分
後に容器内のガスをサンプリングしてそのガス濃度をガ
スクロマトグラフにて測定した。その結果、硫化水素除
去率は95%であった。温度が高くなると硫化水素の脱
臭効果が低下してくることが認められる。
剤粉末0.2gを入れ、30℃で湿度80%に加湿調製
した空気を30分流した後、密閉する。85℃に恒温し
た容器内をマグネチックスターラーで撹拌しながら、初
期濃度が3%になるように硫化水素を注入する。60分
後に容器内のガスをサンプリングしてそのガス濃度をガ
スクロマトグラフにて測定した。その結果、硫化水素除
去率は95%であった。温度が高くなると硫化水素の脱
臭効果が低下してくることが認められる。
【0028】
【発明の効果】本発明の脱臭剤を用いると硫化水素、メ
チルメルカプタン、トリメチルアミン等の多岐にわたる
悪臭成分を含有するガスを効率的に長期間に亘って脱臭
処理することができ、広い用途に使用できる。また、本
発明の脱臭剤は室温でも充分高活性であり一般生活環境
における脱臭剤として幅広く使用できる。
チルメルカプタン、トリメチルアミン等の多岐にわたる
悪臭成分を含有するガスを効率的に長期間に亘って脱臭
処理することができ、広い用途に使用できる。また、本
発明の脱臭剤は室温でも充分高活性であり一般生活環境
における脱臭剤として幅広く使用できる。
Claims (3)
- 【請求項1】金属状のマンガン、ジルコニウム、及び銅
またはそれらの化合物を含有することを特徴とする脱臭
剤。 - 【請求項2】可使用温度が80℃以下である請求項1記
載の脱臭剤。 - 【請求項3】請求項1または請求項2記載の脱臭剤を用
いる脱臭方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226101A JPH0866464A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 脱臭剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226101A JPH0866464A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 脱臭剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0866464A true JPH0866464A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16839848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6226101A Pending JPH0866464A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 脱臭剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0866464A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112999863A (zh) * | 2021-02-22 | 2021-06-22 | 中国石油天然气股份有限公司 | 一种油田作业场站复合型空气净化剂及制备和使用方法 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP6226101A patent/JPH0866464A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112999863A (zh) * | 2021-02-22 | 2021-06-22 | 中国石油天然气股份有限公司 | 一种油田作业场站复合型空气净化剂及制备和使用方法 |
| CN112999863B (zh) * | 2021-02-22 | 2023-02-10 | 中国石油天然气股份有限公司 | 一种油田作业场站复合型空气净化剂及制备和使用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040602 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040702 |
|
| A521 | Written amendment |
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| A02 | Decision of refusal |
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