JPH086712B2 - 送風機 - Google Patents
送風機Info
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- JPH086712B2 JPH086712B2 JP2297840A JP29784090A JPH086712B2 JP H086712 B2 JPH086712 B2 JP H086712B2 JP 2297840 A JP2297840 A JP 2297840A JP 29784090 A JP29784090 A JP 29784090A JP H086712 B2 JPH086712 B2 JP H086712B2
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- Japan
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- blade
- blade tip
- blower
- flow
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、送風機に関するものである。
(従来の技術) 一般に空気調和装置の室外機用送風機としては、遠心
式送風機(例えば、特開昭57−68600号参照)、斜流式
送風機あるいは軸流式送風機(例えば、実開昭57−4069
3号)が採用されているが、これらいずれのタイプの送
風機においても後述するように運転騒音の静粛化と送風
性能の向上という点において改善すべき余地があると言
える。
式送風機(例えば、特開昭57−68600号参照)、斜流式
送風機あるいは軸流式送風機(例えば、実開昭57−4069
3号)が採用されているが、これらいずれのタイプの送
風機においても後述するように運転騒音の静粛化と送風
性能の向上という点において改善すべき余地があると言
える。
(発明が解決しようとする課題) 即ち、例えば遠心式送風機は、第18図に示すように、
ケーシング(図示省略)に設けた吸込口35に対向するよ
うにして配置される前面シュラウド32と該前面シュラウ
ド32に対して所定間隔をもって対向配置された後面シュ
ラウド33との間の外周部近傍に複数の翼34,34,・・を周
方向に所定間隔で配置して構成される翼車31を備えて構
成されている。
ケーシング(図示省略)に設けた吸込口35に対向するよ
うにして配置される前面シュラウド32と該前面シュラウ
ド32に対して所定間隔をもって対向配置された後面シュ
ラウド33との間の外周部近傍に複数の翼34,34,・・を周
方向に所定間隔で配置して構成される翼車31を備えて構
成されている。
ところで、一般に翼面上を流れる空気は、層流状態で
翼34の前端側に流入した後、遷移状態を経て乱流状態と
なって翼後端縁側に流れることが知られている。この場
合、この翼34の流線に沿う翼弦長が短いと、第15図に示
すように、遷移層域Bが翼34の後端縁部分まで達し、そ
の結果、翼後端側においては遷移状態の空気流が該翼34
の後端側に発生するカルマン渦と干渉して騒音が増大す
ることが考えられる。
翼34の前端側に流入した後、遷移状態を経て乱流状態と
なって翼後端縁側に流れることが知られている。この場
合、この翼34の流線に沿う翼弦長が短いと、第15図に示
すように、遷移層域Bが翼34の後端縁部分まで達し、そ
の結果、翼後端側においては遷移状態の空気流が該翼34
の後端側に発生するカルマン渦と干渉して騒音が増大す
ることが考えられる。
このため、従来一般の遠心式送風機あるいは斜流式送
風機においては、第16図に示すように、翼34の翼弦長Lc
を比較的大きく設定し(即ち、翼表面での乱流境界層C
の形成が可能となるようにし)、遷移状態にある空気流
とカルマン渦との相互干渉に起因する騒音増加を抑制す
るようにしている。
風機においては、第16図に示すように、翼34の翼弦長Lc
を比較的大きく設定し(即ち、翼表面での乱流境界層C
の形成が可能となるようにし)、遷移状態にある空気流
とカルマン渦との相互干渉に起因する騒音増加を抑制す
るようにしている。
ところが、その一方で、翼34の前面シュラウド32寄り
に位置する翼端部34aにおいては、翼端流が翼端流線ft
で示すように急激な湾曲流となることからその下流端部
近傍においては翼端流の剥離が生じ易くなり、しかもこ
の剥離域は翼端流線ftが長いほど大きくなる(即ち、翼
弦長Lcが長くなればそれに伴って前面シュラウド32を大
きく内径側に延出させる必要があり、その結果、吸込口
35の口径が小さくなりその背面側における剥離作用が助
長されるからである)。このため、単に翼弦長Lcを長く
しただけでは、第13図において破曲線L2で示すように、
カルマン渦との干渉抑制により比騒音はある程度抑えら
れるものの、剥離による送風性能の低下が大きく(破曲
線l2参照)、比騒音の低下を差し引いても必ずしも好ま
しい構造とは言えない。
に位置する翼端部34aにおいては、翼端流が翼端流線ft
で示すように急激な湾曲流となることからその下流端部
近傍においては翼端流の剥離が生じ易くなり、しかもこ
の剥離域は翼端流線ftが長いほど大きくなる(即ち、翼
弦長Lcが長くなればそれに伴って前面シュラウド32を大
きく内径側に延出させる必要があり、その結果、吸込口
35の口径が小さくなりその背面側における剥離作用が助
長されるからである)。このため、単に翼弦長Lcを長く
しただけでは、第13図において破曲線L2で示すように、
カルマン渦との干渉抑制により比騒音はある程度抑えら
れるものの、剥離による送風性能の低下が大きく(破曲
線l2参照)、比騒音の低下を差し引いても必ずしも好ま
しい構造とは言えない。
一方、軸流式送風機(一般にプロペラファンと称され
る)は、第19図に示すように、ボス43の周囲に複数の翼
42,42,・・を所定間隔で取り付けてなる翼車41を有する
とともに、該翼車41の外周側に上記各翼42,42,・・に近
接するようにしてファンガイド44を配置して構成され
る。そして、この翼42の翼端部42aにおいては、第19図
及び第20図にそれぞれ示すように、吸入空気がファンガ
イド44の前端側から該ファンガイド44に沿って回り込む
ようにして翼42の外周縁部に流れ込むため、この場合に
も翼42の翼端部42aにおいては上記遠心式送風機あるい
は軸流式送風機の場合と同様の問題が生じることとな
る。
る)は、第19図に示すように、ボス43の周囲に複数の翼
42,42,・・を所定間隔で取り付けてなる翼車41を有する
とともに、該翼車41の外周側に上記各翼42,42,・・に近
接するようにしてファンガイド44を配置して構成され
る。そして、この翼42の翼端部42aにおいては、第19図
及び第20図にそれぞれ示すように、吸入空気がファンガ
イド44の前端側から該ファンガイド44に沿って回り込む
ようにして翼42の外周縁部に流れ込むため、この場合に
も翼42の翼端部42aにおいては上記遠心式送風機あるい
は軸流式送風機の場合と同様の問題が生じることとな
る。
即ち、例えば、第19図に実線図示するように、ファン
ガイド44の軸方向長さを短く設定した場合には、第15図
のように遷移層域Bが翼42の後端縁まで持続され、これ
によりカルマン渦の干渉による騒音が大きくなることか
ら、第14図に破曲線L4,l4で示すように、送風性能は比
較的高水準に維持されるものの騒音が非常に高くなり、
好ましくない。また、このような騒音増大を抑制するた
めに第19図に鎖線図示するようにファンガイド44′の軸
方向長さを大きくした場合には、遷移状態でのカルマン
渦との干渉が防止されることから第14図において鎖曲線
L5、l5で示すように騒音は比較的低く抑えられる反面、
送風性能が大きく低下することとなり、これも好ましい
ものとは言えない。
ガイド44の軸方向長さを短く設定した場合には、第15図
のように遷移層域Bが翼42の後端縁まで持続され、これ
によりカルマン渦の干渉による騒音が大きくなることか
ら、第14図に破曲線L4,l4で示すように、送風性能は比
較的高水準に維持されるものの騒音が非常に高くなり、
好ましくない。また、このような騒音増大を抑制するた
めに第19図に鎖線図示するようにファンガイド44′の軸
方向長さを大きくした場合には、遷移状態でのカルマン
渦との干渉が防止されることから第14図において鎖曲線
L5、l5で示すように騒音は比較的低く抑えられる反面、
送風性能が大きく低下することとなり、これも好ましい
ものとは言えない。
そこで本願発明は、翼端流の遷移状態でのカルマン渦
との相互干渉を防止すると同時に、空気層の剥離現象を
可及的に抑制することにより騒音及び送風機性能ともに
良好ならしめた送風機を提供せんとしてなされたもので
ある。
との相互干渉を防止すると同時に、空気層の剥離現象を
可及的に抑制することにより騒音及び送風機性能ともに
良好ならしめた送風機を提供せんとしてなされたもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段
として、 (I)請求項1記載の発明では、第1図〜第7図に例示
するように、吸込口5側に位置する前面シュラウド2と
該前面シュラウド2に対して所定間隔をもって対向配置
された後面シュラウド3との間に周方向に所定間隔で複
数の翼4,4,・・を順次配置してなる翼車1を備えるとと
もに該翼4,4,・・が翼幅方向に略直線状に延びる翼前縁
部4bと該翼前縁部4bの上記前面シュラウド2寄り部分に
連続し且つ該翼前縁部4bに対して下流側へ屈曲延出する
翼端部4aとを有する遠心式または斜流式の送風機におい
て、上記各翼4,4,・・の上記翼端部4aの上流側縁部に、
該翼端部4aを流れる翼端流の乱流化を促進せしめる乱流
促進手段Xが設けたことを特徴とし、 (II)請求項2記載の発明では、第8図〜第12図に例示
するように、複数の翼22,22,・・を備えた翼車21の径方
向外側位置にファンガイド25を配置してなる軸流式の送
風機において、上記ファンガイド25の軸方向寸法を上記
翼車21の外周部における軸方向寸法よりも小さく設定す
る一方、上記各翼22,22,・・の外周側翼端部22aの上記
ファンガイドの直上流側に対応する位置に、該翼端部22
aを流れる翼端流の乱流化を促進せしめる乱流促進手段
(X)を設けたことを特徴とし、 (III)請求項3記載の発明では、請求項1または2記
載の送風機において、乱流促進手段Xを、翼端部4a,22a
の上流側縁部に翼端流線にほぼ沿うように形成した切欠
部10で構成したことを特徴とし、 (IV)請求項4記載の発明では、請求項1または2記載
の送風機において、乱流促進手段Xを、翼端部4a,22aの
上流側縁部に形成した凹凸状切欠部11で構成したことを
特徴とし、 (V)請求項5記載の発明では、請求項1または2記載
の送風機において、乱流促進手段Xを、翼端部4a,22aの
表面に形成した凹部または凸部12で構成したことを特徴
としている。
として、 (I)請求項1記載の発明では、第1図〜第7図に例示
するように、吸込口5側に位置する前面シュラウド2と
該前面シュラウド2に対して所定間隔をもって対向配置
された後面シュラウド3との間に周方向に所定間隔で複
数の翼4,4,・・を順次配置してなる翼車1を備えるとと
もに該翼4,4,・・が翼幅方向に略直線状に延びる翼前縁
部4bと該翼前縁部4bの上記前面シュラウド2寄り部分に
連続し且つ該翼前縁部4bに対して下流側へ屈曲延出する
翼端部4aとを有する遠心式または斜流式の送風機におい
て、上記各翼4,4,・・の上記翼端部4aの上流側縁部に、
該翼端部4aを流れる翼端流の乱流化を促進せしめる乱流
促進手段Xが設けたことを特徴とし、 (II)請求項2記載の発明では、第8図〜第12図に例示
するように、複数の翼22,22,・・を備えた翼車21の径方
向外側位置にファンガイド25を配置してなる軸流式の送
風機において、上記ファンガイド25の軸方向寸法を上記
翼車21の外周部における軸方向寸法よりも小さく設定す
る一方、上記各翼22,22,・・の外周側翼端部22aの上記
ファンガイドの直上流側に対応する位置に、該翼端部22
aを流れる翼端流の乱流化を促進せしめる乱流促進手段
(X)を設けたことを特徴とし、 (III)請求項3記載の発明では、請求項1または2記
載の送風機において、乱流促進手段Xを、翼端部4a,22a
の上流側縁部に翼端流線にほぼ沿うように形成した切欠
部10で構成したことを特徴とし、 (IV)請求項4記載の発明では、請求項1または2記載
の送風機において、乱流促進手段Xを、翼端部4a,22aの
上流側縁部に形成した凹凸状切欠部11で構成したことを
特徴とし、 (V)請求項5記載の発明では、請求項1または2記載
の送風機において、乱流促進手段Xを、翼端部4a,22aの
表面に形成した凹部または凸部12で構成したことを特徴
としている。
(作用) 本願発明ではこのような構成を採用することで次のよ
うな作用が得られる。
うな作用が得られる。
(i)請求項1記載の送風機では、翼4.4・・が翼幅方
向に略直線状に延びる翼前縁部4bと該翼前縁部4bの上記
前面シュラウド2寄り部分に連続し且つ該翼前縁部4bに
対して下流側へ屈曲延出する翼端部4aとを有することか
ら、翼弦長は上記前面シュラウド寄りに位置する上記翼
端部4aが最も短く、従って遷移状態の空気流とカルマン
渦との相互干渉はこの翼端部4aを流れる翼端流において
最も発生し易いが、該翼端部4aの上流側縁部に翼端流の
乱流化を促進させる乱流促進手段Xを形成することで、
該翼端部4a側に層流状態で流入する空気流は流入後早期
に乱流状態となり遷移層域が可及的に狭められ、例えこ
の翼端部4aにおける翼弦長が小さく設定されていたとし
ても遷移層域が翼後端部に達するということがなくな
る。
向に略直線状に延びる翼前縁部4bと該翼前縁部4bの上記
前面シュラウド2寄り部分に連続し且つ該翼前縁部4bに
対して下流側へ屈曲延出する翼端部4aとを有することか
ら、翼弦長は上記前面シュラウド寄りに位置する上記翼
端部4aが最も短く、従って遷移状態の空気流とカルマン
渦との相互干渉はこの翼端部4aを流れる翼端流において
最も発生し易いが、該翼端部4aの上流側縁部に翼端流の
乱流化を促進させる乱流促進手段Xを形成することで、
該翼端部4a側に層流状態で流入する空気流は流入後早期
に乱流状態となり遷移層域が可及的に狭められ、例えこ
の翼端部4aにおける翼弦長が小さく設定されていたとし
ても遷移層域が翼後端部に達するということがなくな
る。
また、翼弦長を小さく設定することができることか
ら、前面シュラウド2寄りの翼端部4aにおける空気流の
剥離現象が可及的に抑制されることとなる。
ら、前面シュラウド2寄りの翼端部4aにおける空気流の
剥離現象が可及的に抑制されることとなる。
(ii)請求項2記載の送風機では、各翼22,22,・・の外
周側翼端部22aの上記ファンガイドの直上流側に対応す
る位置は該ファンガイドに沿って空気流が回り込む部位
であって翼弦長が最も短く、従って上記請求項1記載の
送風機と同様に、遷移状態の空気流とカルマン渦との相
互干渉はこの翼端部22aを流れる翼端流において最も発
生し易いが、この翼端部22aに乱流促進手段Xを設ける
ことで、ファンガイド25の前端側から翼22の外周側の翼
端部22aに層流状態で吸入される空気流は、上記乱流促
進手段Xによってその乱流化が促進され遷移層域が可及
的に狭められ、例え翼弦流を小さく設定しても遷移層域
が翼後端部に達することがなくなる。
周側翼端部22aの上記ファンガイドの直上流側に対応す
る位置は該ファンガイドに沿って空気流が回り込む部位
であって翼弦長が最も短く、従って上記請求項1記載の
送風機と同様に、遷移状態の空気流とカルマン渦との相
互干渉はこの翼端部22aを流れる翼端流において最も発
生し易いが、この翼端部22aに乱流促進手段Xを設ける
ことで、ファンガイド25の前端側から翼22の外周側の翼
端部22aに層流状態で吸入される空気流は、上記乱流促
進手段Xによってその乱流化が促進され遷移層域が可及
的に狭められ、例え翼弦流を小さく設定しても遷移層域
が翼後端部に達することがなくなる。
また、翼弦長を小さく設定することができることか
ら、翼端部22aにおける空気流の剥離現象が可及的に抑
制されることとなる。
ら、翼端部22aにおける空気流の剥離現象が可及的に抑
制されることとなる。
(iii)請求項3記載の送風機では、上記(i),(i
i)記載の作用に加えて、乱流促進手段Xが翼端流線に
ほぼ沿うようにして形成された切欠部10で構成されてい
るため、空気流通抵抗を可及的に抑えた状態での空気流
の乱流化促進が図れるものである。
i)記載の作用に加えて、乱流促進手段Xが翼端流線に
ほぼ沿うようにして形成された切欠部10で構成されてい
るため、空気流通抵抗を可及的に抑えた状態での空気流
の乱流化促進が図れるものである。
(iv)請求項4記載の送風機では、上記(i),(ii)
記載の作用に加えて、乱流促進手段Xが凹凸状切欠部11
で構成されているため、翼端部4a,22aの広い範囲におい
て空気流の乱流化促進が図れるものである。
記載の作用に加えて、乱流促進手段Xが凹凸状切欠部11
で構成されているため、翼端部4a,22aの広い範囲におい
て空気流の乱流化促進が図れるものである。
(v)請求項5記載の送風機では、上記(i),(ii)
記載の作用に加えて、乱流促進手段Xが翼端部4a,22aの
表面に形成した凹部あるいは凸部12で構成されているた
め、例えばこれを切欠きによって形成する場合に比して
その形成が容易ならしめられるものである。
記載の作用に加えて、乱流促進手段Xが翼端部4a,22aの
表面に形成した凹部あるいは凸部12で構成されているた
め、例えばこれを切欠きによって形成する場合に比して
その形成が容易ならしめられるものである。
(発明の効果) 従って、本願各発明の送風機によればそれぞれ次のよ
うな効果が得られる。
うな効果が得られる。
請求項1記載の発明によれば、遠心式送風機又は斜流
式送風機において、翼弦長が最も短く遷移状態の空気流
とカルマン渦との相互干渉が発生し易い翼端部4aの流入
部に乱流促進手段Xを設けるという極めて簡単且つ安価
な構成により、空気流の遷移状態でのカルマン渦との相
互干渉を防止して運転騒音を大きく低下させることがで
きるとともに(第13図の実曲線L1参照)、翼弦長の短小
化によって空気流の剥離現象を抑制して高水準の送風性
能を得ることができるものである(第13図の実曲線l1参
照)。
式送風機において、翼弦長が最も短く遷移状態の空気流
とカルマン渦との相互干渉が発生し易い翼端部4aの流入
部に乱流促進手段Xを設けるという極めて簡単且つ安価
な構成により、空気流の遷移状態でのカルマン渦との相
互干渉を防止して運転騒音を大きく低下させることがで
きるとともに(第13図の実曲線L1参照)、翼弦長の短小
化によって空気流の剥離現象を抑制して高水準の送風性
能を得ることができるものである(第13図の実曲線l1参
照)。
請求項2記載の発明によれば、軸流式送風機におい
て、翼弦長が最も短く遷移状態の空気流とカルマン渦と
の相互干渉が発生し易い翼端部22a,の流入部に乱流促進
手段Xを設けるという極めて簡単且つ安価な構成によ
り、空気流の遷移状態でのカルマン渦との相互干渉を防
止して運転騒音を大きく低下させることができるととも
に(第14図の実曲線L3参照)、翼弦長の短小化によって
空気流の剥離現象を抑制して送風性能の維持を図ること
ができるものである(第13図の実曲線l3参照)。
て、翼弦長が最も短く遷移状態の空気流とカルマン渦と
の相互干渉が発生し易い翼端部22a,の流入部に乱流促進
手段Xを設けるという極めて簡単且つ安価な構成によ
り、空気流の遷移状態でのカルマン渦との相互干渉を防
止して運転騒音を大きく低下させることができるととも
に(第14図の実曲線L3参照)、翼弦長の短小化によって
空気流の剥離現象を抑制して送風性能の維持を図ること
ができるものである(第13図の実曲線l3参照)。
請求項3記載の送風機では、上記,記載の効果に
加えて、空気流通抵抗を可及的に抑えた状態での空気流
の乱流化促進が図れることから、騒音低下と送風性能の
より一層の向上が期待できるものである。
加えて、空気流通抵抗を可及的に抑えた状態での空気流
の乱流化促進が図れることから、騒音低下と送風性能の
より一層の向上が期待できるものである。
請求項4記載の送風機によれば、上記,記載の効
果に加えて、翼端部4a,22aの広い範囲において空気流の
乱流化促進が図れることから、さらに高い騒音低下と送
風性能の向上が期待できるものである。
果に加えて、翼端部4a,22aの広い範囲において空気流の
乱流化促進が図れることから、さらに高い騒音低下と送
風性能の向上が期待できるものである。
請求項5記載の送風機によれば、上記,記載の効
果に加えて、乱流促進手段Xが形成の容易な凹部あるい
は凸部12で構成されていることから、例えばこれを切り
欠き等によって構成する場合に比して製造コストの低廉
化が図れるものである。
果に加えて、乱流促進手段Xが形成の容易な凹部あるい
は凸部12で構成されていることから、例えばこれを切り
欠き等によって構成する場合に比して製造コストの低廉
化が図れるものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本願発明の好適な実 第1実施例 第1図には、本願の請求項1及び3記載の発明の実施
例にかかる遠心式送風機の要部が示されており、同図に
おいて符号1は該遠心式送風機の主要部を構成する翼車
である。この翼車1は、ケーシング(図示省略)側に形
成された吸込口5に臨むようにして配置された前面シュ
ラウド2と該前面シュラウド2の背面側に所定間隔をも
って対向配置された後面シュラウド3との間に跨がるよ
うにして複数の翼4,4,・・を周方向に所定間隔で取り付
けて構成されている。さらに、この各翼4,4,・・は、そ
の前縁部分を、翼幅方向に略直線状に延びる翼前縁部4b
と該翼前縁部4bの上記前面シュラウド2寄り部分に連続
し且つ該翼前縁部4bに対して屈曲延出する翼端部4aとで
構成している。従って、係る翼構造を採用する結果、空
気流に対する翼弦長は上記翼端部4aにおいて最も短くな
り、この翼端部4aにおいて遷移状態の空気流とカルマン
渦との相互干渉が最も発生し易い。
例にかかる遠心式送風機の要部が示されており、同図に
おいて符号1は該遠心式送風機の主要部を構成する翼車
である。この翼車1は、ケーシング(図示省略)側に形
成された吸込口5に臨むようにして配置された前面シュ
ラウド2と該前面シュラウド2の背面側に所定間隔をも
って対向配置された後面シュラウド3との間に跨がるよ
うにして複数の翼4,4,・・を周方向に所定間隔で取り付
けて構成されている。さらに、この各翼4,4,・・は、そ
の前縁部分を、翼幅方向に略直線状に延びる翼前縁部4b
と該翼前縁部4bの上記前面シュラウド2寄り部分に連続
し且つ該翼前縁部4bに対して屈曲延出する翼端部4aとで
構成している。従って、係る翼構造を採用する結果、空
気流に対する翼弦長は上記翼端部4aにおいて最も短くな
り、この翼端部4aにおいて遷移状態の空気流とカルマン
渦との相互干渉が最も発生し易い。
このため、この実施例のものにおいては、請求項1及
び3記載の発明を適用して、上記各翼4,4,・・の上記前
面シュラウド2寄りの上記翼端部4a(即ち、翼弦長が最
も短く遷移状態の空気流とカルマン渦との相互干渉が発
生し易い部位)の空気流入側縁部に、該前面シュラウド
2に沿って流れる翼端流の流線ftの方向に沿うようにし
て略V字状の切欠部10(請求項1記載における乱流促進
手段Xに該当する)を形成している。
び3記載の発明を適用して、上記各翼4,4,・・の上記前
面シュラウド2寄りの上記翼端部4a(即ち、翼弦長が最
も短く遷移状態の空気流とカルマン渦との相互干渉が発
生し易い部位)の空気流入側縁部に、該前面シュラウド
2に沿って流れる翼端流の流線ftの方向に沿うようにし
て略V字状の切欠部10(請求項1記載における乱流促進
手段Xに該当する)を形成している。
このように、翼端部4aの流入側縁部に切欠部10を形成
すると、第17図に示すように、層流状態で翼端部4a側に
流入する空気流は、その流入初期において切欠部10によ
りその流れが乱されることから極めて短い遷移状態を経
て素早く乱流化される。このため、層流境界層域A及び
遷移層域Bが従来構造のものに比して短縮されることと
なり(第15図及び第16図参照)、この結果、例え翼端部
4aにおける翼弦長Lcを短く形成したとしてもその翼端部
4aの後縁側においては確実に乱流境界層が形成されるこ
ととなる。従って、翼端部4aが通過後の空気流は、常に
乱流状態で該翼端部4aの後方側に生成されるカルマン渦
と干渉することとなり、例えば従来のように遷移状態に
ある空気流がそのままカルマン渦と相互干渉する場合に
比して、騒音発生が可及的に抑制されるものである(第
13図の実曲線L1参照)。
すると、第17図に示すように、層流状態で翼端部4a側に
流入する空気流は、その流入初期において切欠部10によ
りその流れが乱されることから極めて短い遷移状態を経
て素早く乱流化される。このため、層流境界層域A及び
遷移層域Bが従来構造のものに比して短縮されることと
なり(第15図及び第16図参照)、この結果、例え翼端部
4aにおける翼弦長Lcを短く形成したとしてもその翼端部
4aの後縁側においては確実に乱流境界層が形成されるこ
ととなる。従って、翼端部4aが通過後の空気流は、常に
乱流状態で該翼端部4aの後方側に生成されるカルマン渦
と干渉することとなり、例えば従来のように遷移状態に
ある空気流がそのままカルマン渦と相互干渉する場合に
比して、騒音発生が可及的に抑制されるものである(第
13図の実曲線L1参照)。
一方、翼弦長Lcを短縮できることから、これに伴って
前面シュラウド2の湾曲方向長さを短くして上記吸込口
5の口径の拡大を図ることができる。この結果、該前面
シュラウド2の背面側における負圧域、即ち剥離域が小
さくなり、空気流の剥離に起因する送風性能の低下が抑
制され、従来の送風機に比してより高度の送風性能が期
待できるものである。
前面シュラウド2の湾曲方向長さを短くして上記吸込口
5の口径の拡大を図ることができる。この結果、該前面
シュラウド2の背面側における負圧域、即ち剥離域が小
さくなり、空気流の剥離に起因する送風性能の低下が抑
制され、従来の送風機に比してより高度の送風性能が期
待できるものである。
即ち、この実施例のものにおいては、翼4の翼端部22
aの流入口部分に切欠部10を形成してこれを乱流促進手
段Xとするという極めて簡易且つ安価な手段により、送
風機の運転騒音の低減と送風性能の向上とを同時に図る
ことができるものである。
aの流入口部分に切欠部10を形成してこれを乱流促進手
段Xとするという極めて簡易且つ安価な手段により、送
風機の運転騒音の低減と送風性能の向上とを同時に図る
ことができるものである。
第2実施例 第2図には、本願の請求項1及び4記載の発明の実施
例にかかる遠心式送風機の翼車部分が示されている。こ
の第2実施例のものは、上記第1実施例の変形例とも言
うべきもので、上記第1実施例のものが翼端部4aの流入
口部分に略V字状の切欠部10を形成してこれを乱流促進
手段Xとしていたのに対して、該翼端部4aに凹凸状(ノ
コ歯状)の切欠部11を形成してこれを乱流促進手段Xと
したものである。
例にかかる遠心式送風機の翼車部分が示されている。こ
の第2実施例のものは、上記第1実施例の変形例とも言
うべきもので、上記第1実施例のものが翼端部4aの流入
口部分に略V字状の切欠部10を形成してこれを乱流促進
手段Xとしていたのに対して、該翼端部4aに凹凸状(ノ
コ歯状)の切欠部11を形成してこれを乱流促進手段Xと
したものである。
このように凹凸状の切欠部11によって乱流促進手段X
を構成した場合には、上記第1実施例の場合と同様の作
用効果が得られることは勿論であるが、さらにこれに加
えて、乱流化を翼端流線に直行する方向のより広い範囲
において促進できることから、上記第1実施例のものよ
りもさらに高度の騒音低減効果が期待できるものであ
る。
を構成した場合には、上記第1実施例の場合と同様の作
用効果が得られることは勿論であるが、さらにこれに加
えて、乱流化を翼端流線に直行する方向のより広い範囲
において促進できることから、上記第1実施例のものよ
りもさらに高度の騒音低減効果が期待できるものであ
る。
第3実施例 第3図には、本願の請求項1及び5記載の発明の実施
例にかかる遠心式送風機の翼車部分が示されている。こ
の第3実施例のものは、上記第2実施例と同様に上記第
1実施例の変形例とも言うべきものであって、上記第1
実施例が翼端部4aの流入口部分に略V字状の切欠部10を
形成していたのに対して、該翼端部4aに回転方向前方側
面に突出する突部12を形成してこれを乱流促進手段Xと
したものである。
例にかかる遠心式送風機の翼車部分が示されている。こ
の第3実施例のものは、上記第2実施例と同様に上記第
1実施例の変形例とも言うべきものであって、上記第1
実施例が翼端部4aの流入口部分に略V字状の切欠部10を
形成していたのに対して、該翼端部4aに回転方向前方側
面に突出する突部12を形成してこれを乱流促進手段Xと
したものである。
このように凸部12によって乱流促進手段Xを構成した
場合には、上記第1実施例の場合と同様の作用効果が得
られることは勿論であるが、さらにこれに加えて、上記
第1、第2実施例のような乱流促進手段Xの形成に切り
欠き加工を必要とする場合に比してその成形が簡単であ
り、それだけ製造コストの抑制に寄与できるものであ
る。
場合には、上記第1実施例の場合と同様の作用効果が得
られることは勿論であるが、さらにこれに加えて、上記
第1、第2実施例のような乱流促進手段Xの形成に切り
欠き加工を必要とする場合に比してその成形が簡単であ
り、それだけ製造コストの抑制に寄与できるものであ
る。
尚、この実施例においては乱流促進手段Xを回転方向
前方側に突出する凸部で構成しているが、他の実施例に
おいてはこれを凹部で構成することもでき、この場合に
も上記と同様の作用効果が得られるものである。
前方側に突出する凸部で構成しているが、他の実施例に
おいてはこれを凹部で構成することもでき、この場合に
も上記と同様の作用効果が得られるものである。
第4実施例 第4図には、本願の請求項1及び3記載の発明の実施
例にかかる斜流式送風機の翼車1部分が示されている。
この第4実施例のものは、前面シュラウド2と後面シュ
ラウド3との間に配置された複数の翼4,4,・・の翼端部
4aの流入口部分に上記第1実施例と同様構造の略V字状
の切欠部10を形成してこれを乱流促進手段Xとしたもの
である。
例にかかる斜流式送風機の翼車1部分が示されている。
この第4実施例のものは、前面シュラウド2と後面シュ
ラウド3との間に配置された複数の翼4,4,・・の翼端部
4aの流入口部分に上記第1実施例と同様構造の略V字状
の切欠部10を形成してこれを乱流促進手段Xとしたもの
である。
従って、この実施例のものにおいては、送風機の形式
こそ異なるものの遠心式送風機の場合と同様の翼端流が
生じる軸流式送風式において、上記切欠部10を形成する
ことによって上記第1実施例の場合と同様の作用効果、
即ち運転騒音の低減と送風性能の向上とが図れるもので
ある。
こそ異なるものの遠心式送風機の場合と同様の翼端流が
生じる軸流式送風式において、上記切欠部10を形成する
ことによって上記第1実施例の場合と同様の作用効果、
即ち運転騒音の低減と送風性能の向上とが図れるもので
ある。
第5実施例 第5図には、本願の請求項1及び4記載の発明の実施
例にかかる斜流式送風機の翼車1部分が示されている。
この第5実施例のものは、上記第4実施例の変形例とも
言うべきものであって、上記乱流促進手段Xを凹凸状の
切欠部11で構成したものである。
例にかかる斜流式送風機の翼車1部分が示されている。
この第5実施例のものは、上記第4実施例の変形例とも
言うべきものであって、上記乱流促進手段Xを凹凸状の
切欠部11で構成したものである。
従って、この実施例のものにおいては、上記第1実施
例の場合と同様の作用効果が得られると同時に、上記第
2実施例と同様の作用効果も得られるものである。
例の場合と同様の作用効果が得られると同時に、上記第
2実施例と同様の作用効果も得られるものである。
第6実施例 第6図には、本願の請求項1及び5記載の発明の実施
例にかかる斜流式送風機の翼車1部分が示されている。
この実施例のものは上記第5実施例のものと同様に上記
第4実施例の変形例とも言うべきものであって、上記第
4実施例のものが乱流促進手段Xを略V字状の切欠部10
で構成していたのに対して、該乱流促進手段Xを翼端部
4aの回転方向前方側に突出する如く形成した突部12で構
成したものである。
例にかかる斜流式送風機の翼車1部分が示されている。
この実施例のものは上記第5実施例のものと同様に上記
第4実施例の変形例とも言うべきものであって、上記第
4実施例のものが乱流促進手段Xを略V字状の切欠部10
で構成していたのに対して、該乱流促進手段Xを翼端部
4aの回転方向前方側に突出する如く形成した突部12で構
成したものである。
従って、この実施例のものにおいては、上記第1実施
例のものにおける作用効果と同時に、上記第3実施例の
ものにおける作用効果をも得られるものである。
例のものにおける作用効果と同時に、上記第3実施例の
ものにおける作用効果をも得られるものである。
第7実施例 第7図には、上記第5実施例の変形例とも言うべき斜
流式送風機の翼車1部分が示されている。この実施例の
ものは、上記第4〜6実施例のものが全て前面シュラウ
ド2が翼車1と一体化されたものであるのに対して、該
前面シュラウド2を翼車1とを別体に形成したタイプの
斜流式送風機である。
流式送風機の翼車1部分が示されている。この実施例の
ものは、上記第4〜6実施例のものが全て前面シュラウ
ド2が翼車1と一体化されたものであるのに対して、該
前面シュラウド2を翼車1とを別体に形成したタイプの
斜流式送風機である。
そして、このような構成のものにあっても、上記第4
実施例と同様に翼4の翼端部4aに乱流促進手段Xとして
の切欠部10を形成することによって該第4実施例の場合
と同様の作用効果が得られるものである。尚、この場
合、乱流促進手段Xとしてこの実施例のような略V字状
の切欠部10を形成するのに替えて、第5図のような凹凸
状の切欠部11あるいは第6図のような突部12を形成する
こともできることは勿論である。
実施例と同様に翼4の翼端部4aに乱流促進手段Xとして
の切欠部10を形成することによって該第4実施例の場合
と同様の作用効果が得られるものである。尚、この場
合、乱流促進手段Xとしてこの実施例のような略V字状
の切欠部10を形成するのに替えて、第5図のような凹凸
状の切欠部11あるいは第6図のような突部12を形成する
こともできることは勿論である。
第8実施例 第8図には、本願の請求項2及び3記載の発明の実施
例にかかる軸流式送風機の主要部をなす翼車21の要部が
示されている。この翼車21は、ボス23の周囲に第8図及
び第9図に示すような略字状三角状の翼22を所定間隔で
複数枚配置するとともに、該各翼22,22,・・の外側にこ
れを囲繞するようにしてファンガイド25を取り付けて構
成されている。この実施例の場合にも、ファンガイド25
近傍の翼端部22aにおいては該翼22の外周側からこれを
斜めに横切るようにして翼端流が流れることから(翼端
流線ft参照)、遠心式送風機あるいは斜流式送風機と同
様に、該翼端部22aにおいては最も翼弦長が短くなり遷
移状態の空気流とカルマン渦との相互干渉が最も発生し
易く、該翼端流による運転騒音の増大あるいは送風性能
の低下という問題があることは既述の通りである。
例にかかる軸流式送風機の主要部をなす翼車21の要部が
示されている。この翼車21は、ボス23の周囲に第8図及
び第9図に示すような略字状三角状の翼22を所定間隔で
複数枚配置するとともに、該各翼22,22,・・の外側にこ
れを囲繞するようにしてファンガイド25を取り付けて構
成されている。この実施例の場合にも、ファンガイド25
近傍の翼端部22aにおいては該翼22の外周側からこれを
斜めに横切るようにして翼端流が流れることから(翼端
流線ft参照)、遠心式送風機あるいは斜流式送風機と同
様に、該翼端部22aにおいては最も翼弦長が短くなり遷
移状態の空気流とカルマン渦との相互干渉が最も発生し
易く、該翼端流による運転騒音の増大あるいは送風性能
の低下という問題があることは既述の通りである。
そこでこの実施例のものにおいては、この翼端部22a
に本願の請求項1及び3記載の発明を適用して、上記翼
端流線ftに沿うようにして略字状V字状の切欠部10を形
成してこれを乱流促進手段Xとしている。
に本願の請求項1及び3記載の発明を適用して、上記翼
端流線ftに沿うようにして略字状V字状の切欠部10を形
成してこれを乱流促進手段Xとしている。
このようにすることにより、該切欠部10によって翼端
流の流れがその初期段階において積極的に乱され、早期
に層流状態から乱流状態に遷移せしめられることとな
る。この結果、翼端流が乱流層に至る前の遷移状態のま
ま翼後縁側のカルマン渦と干渉するということが確実に
防止され、それだけ運転騒音の低減が図れるものであ
る。
流の流れがその初期段階において積極的に乱され、早期
に層流状態から乱流状態に遷移せしめられることとな
る。この結果、翼端流が乱流層に至る前の遷移状態のま
ま翼後縁側のカルマン渦と干渉するということが確実に
防止され、それだけ運転騒音の低減が図れるものであ
る。
また、翼端流が早期に乱流化されることから、従来、
乱流化の遅れに伴う騒音の増大を抑制する観点から比較
的長い寸法に設定せざるを得なかったファンガイド25の
軸方向長さをより短く設定することができ、その結果、
翼端流の剥離現象を可及的に抑制してより高度の送風性
能を得ることが可能となるものである。
乱流化の遅れに伴う騒音の増大を抑制する観点から比較
的長い寸法に設定せざるを得なかったファンガイド25の
軸方向長さをより短く設定することができ、その結果、
翼端流の剥離現象を可及的に抑制してより高度の送風性
能を得ることが可能となるものである。
第9実施例 第10図には本願の請求項2及び4記載の発明の実施例
にかかる軸流式送風機の翼車21部分が示されている。こ
の実施例のものは、上記8実施例の変形例とも言うべき
ものであって、該第8実施例のものが略V字状の切欠部
10によって乱流促進手段Xを構成していたのに対して、
翼端流線ftに沿うような略V字状の切り欠きを複数個列
設してなる切欠部11で乱流促進手段Xを構成したもので
ある。
にかかる軸流式送風機の翼車21部分が示されている。こ
の実施例のものは、上記8実施例の変形例とも言うべき
ものであって、該第8実施例のものが略V字状の切欠部
10によって乱流促進手段Xを構成していたのに対して、
翼端流線ftに沿うような略V字状の切り欠きを複数個列
設してなる切欠部11で乱流促進手段Xを構成したもので
ある。
従って、この実施例のものにおいては、上記第8実施
例におけると同様の作用効果が得られることは勿論であ
るが、さらにこれに加えて、切欠部11による翼端流の乱
流化促進がより広い範囲において行なわれることから、
より高い騒音低減及び送風性能の向上が期待できるもの
である。
例におけると同様の作用効果が得られることは勿論であ
るが、さらにこれに加えて、切欠部11による翼端流の乱
流化促進がより広い範囲において行なわれることから、
より高い騒音低減及び送風性能の向上が期待できるもの
である。
尚、第11図には、この実施例の変形例として、上記切
欠部11を、傾斜状態で連続する切欠きで構成するのに替
えて、翼22の径方向に略直交する方向に切り込まれた複
数の連続する切り欠きで構成したものを示しているが、
この場合にも上記とほぼ同様の作用効果が得られるもの
である。
欠部11を、傾斜状態で連続する切欠きで構成するのに替
えて、翼22の径方向に略直交する方向に切り込まれた複
数の連続する切り欠きで構成したものを示しているが、
この場合にも上記とほぼ同様の作用効果が得られるもの
である。
第10実施例 第12図には、本願の請求項2及び5記載の発明の実施
例にかかる軸流式送風機の翼車21部分が示されている。
この実施例のものは、上記第8、第9実施例のものがと
もに切り欠きによって乱流促進手段Xを構成していたの
に対して、翼端部22aの回転方向前方側面に突出する凸
部12で乱流促進手段Xを構成したものである。
例にかかる軸流式送風機の翼車21部分が示されている。
この実施例のものは、上記第8、第9実施例のものがと
もに切り欠きによって乱流促進手段Xを構成していたの
に対して、翼端部22aの回転方向前方側面に突出する凸
部12で乱流促進手段Xを構成したものである。
この場合にも、上記各実施例と同様の各凸部12,12に
よって翼端流の乱流化促進が図られることから、運転騒
音の低減及び送風性能の向上が期待できるもである。
よって翼端流の乱流化促進が図られることから、運転騒
音の低減及び送風性能の向上が期待できるもである。
第1図は本願発明の第1実施例にかかる遠心式送風機の
要部縦断面図、第2図は第2実施例にかかる遠心式送風
機の要部縦断面図、第3図は第3実施例にかかる遠心式
送風機の要部縦断面図、第4図は第4実施例にかかる斜
流式送風機の要部縦断面図、第5図は第5実施例にかか
る斜流式送風機の要部縦断面図、第6図は第6実施例に
かかる斜流式送風機の要部縦断面図、第7図は第7実施
例にかかる斜流式送風機の要部縦断面図、第8図は第8
実施例にかかる軸流式送風機の要部縦断面図、第9図は
第8図のIX−IX矢視図、第10図は第9実施例にかかる軸
流式送風機の要部縦断面図、第11図は第10図に示した軸
流式送風機の変形例にかかる軸流式送風機の要部縦断面
図、第12図は第10実施例にかかる軸流式送風機の要部縦
断面図、第13図及び第14図は送風機の比騒音及び静圧特
性図、第15図〜第17図は翼素断面における翼端流の流れ
状態説明図、第18図は従来の遠心式送風機の要部縦断面
図、第19図は従来の軸流式送風機の要部縦断面図、第20
図は第19図のXX−XX矢視図である。 1……翼車 2……前面シュラウド 3……後面シュラウド 4……翼 4a……翼端部 4b……翼前縁部 5……吸込口 10……切欠部(乱流促進手段X) 11……切欠部(乱流促進手段X) 12……凸部(乱流促進手段X) 21……翼車 22……翼 22a……翼端部 23……ボス 25……ファンガイド
要部縦断面図、第2図は第2実施例にかかる遠心式送風
機の要部縦断面図、第3図は第3実施例にかかる遠心式
送風機の要部縦断面図、第4図は第4実施例にかかる斜
流式送風機の要部縦断面図、第5図は第5実施例にかか
る斜流式送風機の要部縦断面図、第6図は第6実施例に
かかる斜流式送風機の要部縦断面図、第7図は第7実施
例にかかる斜流式送風機の要部縦断面図、第8図は第8
実施例にかかる軸流式送風機の要部縦断面図、第9図は
第8図のIX−IX矢視図、第10図は第9実施例にかかる軸
流式送風機の要部縦断面図、第11図は第10図に示した軸
流式送風機の変形例にかかる軸流式送風機の要部縦断面
図、第12図は第10実施例にかかる軸流式送風機の要部縦
断面図、第13図及び第14図は送風機の比騒音及び静圧特
性図、第15図〜第17図は翼素断面における翼端流の流れ
状態説明図、第18図は従来の遠心式送風機の要部縦断面
図、第19図は従来の軸流式送風機の要部縦断面図、第20
図は第19図のXX−XX矢視図である。 1……翼車 2……前面シュラウド 3……後面シュラウド 4……翼 4a……翼端部 4b……翼前縁部 5……吸込口 10……切欠部(乱流促進手段X) 11……切欠部(乱流促進手段X) 12……凸部(乱流促進手段X) 21……翼車 22……翼 22a……翼端部 23……ボス 25……ファンガイド
Claims (5)
- 【請求項1】吸込口(5)側に位置する前面シュラウド
(2)と該前面シュラウド(2)に対して所定間隔をも
って対向配置された後面シュラウド(3)との間に周方
向に所定間隔で複数の翼(4,4,・・)を順次配置してな
る翼車(1)を備えるとともに該翼(4,4,・・)が翼幅
方向に略直線状に延びる翼前縁部(4b)と該翼前縁部
(4b)の上記前面シュラウド(2)寄り部分に連続し且
つ該翼前縁部(4b)に対して下流側へ屈曲延出する翼端
部(4a)とを有する遠心式または斜流式の送風機であっ
て、 上記各翼(4,4,・・)の上記翼端部(4a)の上流側縁部
に、該翼端部(4a)を流れる翼端流の乱流化を促進せし
める乱流促進手段(X)が設けられていることを特徴と
する送風機。 - 【請求項2】複数の翼(22,22,・・)を備えた翼車(2
1)の径方向外側位置にファンガイド(25)を配置して
なる軸流式の送風機であって、上記ファンガイド(25)
の軸方向寸法を上記翼車(21)の外周部における軸方向
寸法よりも小さく設定する一方、上記各翼(22,22,・
・)の外周側翼端部(22a)の上記ファンガイドの直上
流側に対応する位置に、該翼端部(22a)を流れる翼端
流の乱流化を促進せしめる乱流促進手段(X)が設けら
れていることを特徴とする送風機。 - 【請求項3】請求項1または2において、乱流促進手段
(X)が、翼端部(4a,22a)の上流側縁部にほぼ翼端流
線に沿う方向に向けて形成した切欠部(10)で構成され
ていることを特徴とする送風機。 - 【請求項4】請求項1または2において、乱流促進手段
(X)が、翼端部(4a,22a)の上流側縁部に形成した凹
凸状切欠部(11)で構成されていることを特徴とする送
風機。 - 【請求項5】請求項1または2において、乱流促進手段
(X)が、翼端部(4a,22a)の表面に形成した凹部また
は凸部(12)で構成されていることを特徴とする送風
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2297840A JPH086712B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2297840A JPH086712B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 送風機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04171299A JPH04171299A (ja) | 1992-06-18 |
| JPH086712B2 true JPH086712B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=17851837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2297840A Expired - Fee Related JPH086712B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086712B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JP4857495B2 (ja) * | 2001-07-25 | 2012-01-18 | ダイキン工業株式会社 | 多翼送風機の羽根車及びそれを備えた多翼送風機 |
| KR100590333B1 (ko) * | 2004-03-05 | 2006-06-19 | 엘지전자 주식회사 | 에어컨 실내기의 송풍팬 구조 |
| MY166098A (en) | 2012-04-10 | 2018-05-24 | Sharp Kk | Propeller fan, fluid feeder, and molding die |
| MY168508A (en) * | 2012-04-10 | 2018-11-12 | Sharp Kk | Propeller fan for electric fan and electric fan including the same, and molding die for propeller fan for electric fan |
| JP6154990B2 (ja) * | 2012-04-10 | 2017-06-28 | シャープ株式会社 | 扇風機用プロペラファンおよびこれを備えた扇風機ならびに扇風機用プロペラファンの成形用金型 |
| JP5880288B2 (ja) * | 2012-05-31 | 2016-03-08 | 株式会社デンソー | 送風機 |
| WO2018151013A1 (ja) | 2017-02-20 | 2018-08-23 | 株式会社デンソー | 遠心送風機 |
| JP6747421B2 (ja) * | 2017-02-20 | 2020-08-26 | 株式会社デンソー | 遠心送風機 |
| JP6644026B2 (ja) * | 2017-06-02 | 2020-02-12 | シャープ株式会社 | プロペラファンおよびこれを備えた流体送り装置ならびにプロペラファンの成形用金型 |
| CN112303017B (zh) * | 2019-08-02 | 2025-04-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 风道组件及具有其的空调器 |
| JP7655094B2 (ja) * | 2021-06-02 | 2025-04-02 | 株式会社デンソー | 遠心送風機 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62195493A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-28 | Hitachi Ltd | ポンプ用羽根車 |
-
1990
- 1990-11-02 JP JP2297840A patent/JPH086712B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04171299A (ja) | 1992-06-18 |
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