JPH0867454A - 釣り合いロープ車の追従型ロックダウン装置 - Google Patents

釣り合いロープ車の追従型ロックダウン装置

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JPH0867454A
JPH0867454A JP20265594A JP20265594A JPH0867454A JP H0867454 A JPH0867454 A JP H0867454A JP 20265594 A JP20265594 A JP 20265594A JP 20265594 A JP20265594 A JP 20265594A JP H0867454 A JPH0867454 A JP H0867454A
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balance rope
follow
rope
lockdown
solenoid coil
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JP20265594A
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Osamu Murota
治 室田
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロックダウン装置を釣り合いロープ車の上昇
時においても追従可能な構造とし誤動作を防止する釣り
合いロープ車の追従型ロックダウン装置を提供する。 【構成】 ガイドレール14に沿って上下動する釣り合
いロープ車112に軸を上下方向にしたソレノイドコイ
ル30を配設し、ロックダウン装置本体118にプラン
ジャー32を固定し、ストッパー34をプランジャー3
2のソレノイドコイル30のわずか下方に取り付け、釣
り合いロープ車112の上昇時において、安全装置の動
作時以外にはソレノイドコイル30に常時給電してお
き、プランジャー32をソレノイドコイル30の下端に
ストッパー34が当接するまで吸引することで釣り合い
ロープ車112の上昇に同調させロックダウン装置本体
118を釣り合いロープ車112に追従させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かご又は釣り合いおも
りの跳ね上がりを防止する釣り合いロープ車のロックダ
ウン装置、特に巻き上げロープ又は釣り合いロープが伸
びたときのみならず縮んだときにもロックダウン装置本
体と釣り合いロープ車との適当な位置関係を保てる改良
された釣り合いロープ車のロックダウン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、ロックダウン装置を使用するエ
レベータ装置の全体構成図である。昇降路内を上下動す
るかご2と釣り合いおもり4は、巻上機と直結している
綱車6に架けられた巻き上げロープ8で吊り下げられて
いる。この構成において、かご2又は釣り合いおもり4
が降下中に急制動がかかると、他方が慣性力により跳ね
上がり危険である。そこで、通常、かご2の下部に取り
付けた釣り合いロープ10をエレベータ昇降路の底部に
配置された釣り合いロープ車12を経由して釣り合いお
もり4の下部に取り付けることで、かご2又は釣り合い
おもり4の跳ね上がりを防止する方法が採用されてい
る。
【0003】ここで、巻き上げロープ8及び釣り合いロ
ープ10は、長期間使用している間に伸びてくるので、
伸びた分だけかご2又は釣り合いおもり4が跳ね上がっ
てしまう。
【0004】図6は、この跳ね上がりを防止する実公昭
47−19065号公報に開示された従来の釣り合いロ
ープ車のロックダウン装置の構成を示した正面図であ
る。かご2と釣り合いおもり4に取り付けられた釣り合
いロープ10に張力をかける釣り合いロープ車12は、
昇降路の床等底部に強固に取り付けられたガイドレール
14に上下方向に摺動可能に取り付けられている。この
釣り合いロープ車12には左右対称な位置で傾斜面を持
ったカム16が設けられている。図7は、図6に示した
A−a線での断面図であり、図6、図7に示したよう
に、ロックダウン装置本体18には、カム16に近接さ
れガイドレール14に沿って動くコロ20と、ロックダ
ウン装置本体18をガイドレール14にバネ圧により保
持しておくスプリング22と、が取り付けられている。
以上のように、釣り合いロープ車12は、ガイドレール
14に沿って上下動し、ロックダウン装置本体18は、
スプリング22のバネ圧のみでガイドレール14に保持
されているため、力を加えると容易に上下に動く構造を
している。
【0005】以下、従来における動作について説明す
る。
【0006】巻き上げロープ8又は釣り合いロープ10
が伸びると、釣り合いロープ車12はその伸びた分下が
ることになる。スプリング22のバネ圧は、ロックダウ
ン装置本体18の自重ではずり落ちず釣り合いロープ車
12の重量がかかると一緒に動くように調整されている
ので、釣り合いロープ車12が下がることによりロック
ダウン装置本体18に釣り合いロープ車12の重量がか
かると、一緒に下がることになる。従って、コロ20と
カム16は、係合することなく位置関係は適正に保たれ
る。
【0007】巻き上げロープ8又は釣り合いロープ10
が伸びたままの状態において、かご2又は釣り合いおも
り4に急制動がかかり、他方が跳ね上がろうとすると、
その力により釣り合いロープ車2も上がろうとする。こ
のとき、ロックダウン装置5には外部から力が加わらな
いので動くことはない。従って、釣り合いロープ車2が
少し上がると、コロ20は、カム16とガイドレール1
4とで挟まれた状態になる。つまり、ガイドレール14
とコロ20とカム16とが噛み合い、釣り合いロープ車
2がそれ以上上がることができなくなる。
【0008】このようにして、ロックダウン装置本体1
8は、巻き上げロープ又は釣り合いロープが伸びたため
に発生しうる釣り合いロープ車2の上昇動作を阻止する
わけであるが、上述した制動動作は、エレベータ装置お
いてかごの急停止時に安全装置が作動したときに行われ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た制動動作は、エレベータの安全装置が作動したときに
のみ必要とされ、安全装置が作動したとき以外の要因で
釣り合いロープ車が上昇したときに制動動作することは
不要である。例えば、湿度の高い夏期にはロープが縮む
ので、このような調整不可能な異常とは到底考えられな
いときにも、上述した制動動作が働くという不具合が生
じてしまう。
【0010】かかる場合、従来方式のロックダウン装置
では、エレベータの安全装置が作動したときのみに機能
する構造となっているため、不要にエレベータを停止さ
せてしまうという問題があった。
【0011】これにより、通常の保守点検時以外にも昇
降路内のピットに入って釣り合いロープ車とロックダウ
ン装置との位置関係が良好になるように点検、調整を行
う必要があった。
【0012】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、ロックダウン装置
を釣り合いロープ車の上昇時においても追従可能な構造
とし誤動作を防止する釣り合いロープ車の追従型ロック
ダウン装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、エレベータ昇降路
の底部に配置され、かごと釣り合いおもりとを連結する
釣り合いロープを案内し、ガイドレールに沿って上下動
する釣り合いロープ車と、前記釣り合いロープ車の下降
時には従動し、上昇時には制動することで、前記釣り合
いロープ車の上昇のみを阻止するロックダウン装置本体
と、を有する釣り合いロープ車のロックダウン装置にお
いて、前記釣り合いロープ車は、前記ロックダウン装置
本体を追従させる追従手段を有し、前記ロックダウン装
置本体は、前記釣り合いロープ車に追従する被追従手段
を有し、前記釣り合いロープ車の上昇時に前記追従手段
を動作させることで前記ロックダウン装置本体を前記釣
り合いロープ車に追従させることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の釣
り合いロープ車の追従型ロックダウン装置において、前
記追従手段は、軸を上下方向にして配設されたソレノイ
ドコイルであり、前記被追従手段は、前記ロックダウン
装置本体に固定された前記ソレノイドコイルの可動鉄芯
であり、前記釣り合いロープ車の上昇時に前記ソレノイ
ドコイルに給電することにより前記ロックダウン装置本
体を前記釣り合いロープ車に追従させることを特徴とす
る。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の釣
り合いロープ車の追従型ロックダウン装置において、前
記ソレノイドコイルと共に巻き回された検出用コイルを
有し、前記追従手段は、軸を上下方向に沿って配設され
検出用電圧及び吸引用電圧が印加されるソレノイドコイ
ルであり、前記被追従手段は、前記ロックダウン装置本
体に固定された前記ソレノイドコイルの可動鉄芯であ
り、前記釣り合いロープ車の上昇時に前記ソレノイドコ
イルに検出用電圧を印加したときの前記検出用コイルの
発生電圧が基準値に達した場合に吸引用電圧を印加し前
記可動鉄心を吸引することを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載の釣
り合いロープ車の追従型ロックダウン装置において、前
記被追従手段は、上下方向に歯を並べて固定されたラッ
クギヤであり、前記追従手段は、前記ラックギヤと噛合
する位置に固定されたピニオンギヤと前記ピニオンギヤ
の回動を制御する電磁クラッチとを有し、前記釣り合い
ロープ車の上昇時に前記電磁クラッチに給電することに
より前記ピニオンギヤの回動を阻止し前記ロックダウン
装置本体を前記釣り合いロープ車に追従させることを特
徴とする。
【0017】
【作用】以上のような構成を有する本発明によれば、釣
り合いロープ車の上昇時において、ソレノイドコイルに
給電することでソレノイドコイルにロックダウン装置本
体に固定された可動鉄芯は吸引される。ソレノイドコイ
ルに給電しておくことでこの状態が維持されるので、ソ
レノイドコイルを設けた釣り合いロープ車の上昇に同調
してロックダウン装置本体も上方に移動する。従って、
非常時以外にはソレノイドコイルに常時給電しておくこ
とによりロックダウン装置本体を釣り合いロープ車に追
従させることができる。安全装置が作動する非常時にソ
レノイドコイルへの給電を絶つことでロックダウン装置
本体は釣り合いロープ車に追従しなくなる。
【0018】他の発明によれば、釣り合いロープ車の上
昇時に、ソレノイドコイルに検出用電圧を一定時間毎に
印加し、そのときの検出用コイルの発生電圧を検出す
る。検出された発生電圧が基準値に達していればソレノ
イドコイルに吸引用電圧を印加し可動鉄心を吸引するこ
とでロックダウン装置本体を釣り合いロープ車に追従さ
せることができる。
【0019】他の発明によれば、電磁クラッチに給電す
ることによりピニオンギヤの回動を阻止する。ピニオン
ギヤとラックギヤは噛合しているため、ラックギヤを固
定するロックダウン装置本体をピニオンギヤを固定する
釣り合いロープ車に追従させることができる。安全装置
が作動する非常時に電磁クラッチへの給電を絶つことで
ピニオンギヤは回動自在になり、その結果ロックダウン
装置本体は釣り合いロープ車に追従しなくなる。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施
例を説明する。なお、従来例と同様の要素には、同じ符
号を付け説明を省略する。
【0021】実施例1.図1は、本発明に係る釣り合い
ロープ車の追従型ロックダウン装置の第1実施例を示し
た正面図である。本実施例における追従型ロックダウン
装置は、従来とほぼ同様の釣り合いロープ車及びロック
ダウン装置の構成を有しているが、更に、釣り合いロー
プ車112に、ロックダウン装置本体118を追従させ
る追従手段としてその上部に軸を上下方向にしたソレノ
イドコイル30を配設し、また、ロックダウン装置本体
118に、釣り合いロープ車112に追従する被追従手
段としてその上部にソレノイドコイル30の可動鉄芯と
してプランジャー32を固定することを特徴とする。プ
ランジャー32は、当然のことながらソレノイドコイル
30間との電磁力によりその中を上下動できるように配
設される。また、ストッパー34は、ソレノイドコイル
30の内径以上の長さを有しており、ソレノイドコイル
30のわずか下方であってプランジャー32にほぼ直交
するように取り付けられている。
【0022】本実施例において特徴的なことは、上記の
構成を設け、釣り合いロープ車112の上昇時におい
て、非常時以外にはソレノイドコイル30に常時給電し
ておくことでロックダウン装置本体118を釣り合いロ
ープ車112に追従させることである。これにより、た
とえ、巻き上げロープ又は釣り合いロープが縮んだとし
ても不要なロックダウン装置の制動動作を防止すること
ができる。なお、本実施例における非常時とは、かご又
は釣り合いおもりが跳ね上がり図示しない安全装置が作
動したときのことをいう。
【0023】以下、本実施例における動作について説明
する。
【0024】まず、巻き上げロープ又は釣り合いロープ
が長時間の使用等により伸び釣り合いロープ車112が
ガイドレール14に沿って下がった場合は、釣り合いロ
ープ車112に取り付けられたソレノイドコイル30の
下端部がプランジャー32に取り付けられたストッパー
34と接触する。従来と同様、スプリング22のバネ圧
は、ロックダウン装置本体118の自重ではずり落ちず
釣り合いロープ車112の重量がかかると一緒に動くよ
うに調整されているので、ソレノイドコイル30は、そ
の内径以上の長さのストッパー34を押し下げることに
なる。これにより、ロックダウン装置本体118は、釣
り合いロープ車112と同調して下がることになるの
で、釣り合いロープ車112とロックダウン装置本体1
18とは、従来と同様に良好な位置関係を保つことにな
る。
【0025】一方、巻き上げロープ又は釣り合いロープ
が縮み釣り合いロープ車112がガイドレール14に沿
って上がった場合は、ソレノイドコイル30に常時給電
しておくことによりソレノイドコイル30とプランジャ
ー32との間に電磁力が働き、プランジャー32は、ソ
レノイドコイル30の下端にストッパー34が当接する
まで吸引されることになる。釣り合いロープ車112
は、巻き上げロープ又は釣り合いロープの縮みに対応し
て上方に移動するので、ロックダウン装置本体118も
釣り合いロープ車112に同調して上がることになる。
このようにして、非常時以外には、ソレノイドコイル3
0に常時給電しておくことで、釣り合いロープ車112
とロックダウン装置本体118とを良好な位置関係を保
つことができる。
【0026】ところで、エレベータの安全装置が作動
し、かご又は釣り合いおもりが急停止した場合、他方が
慣性力で跳ね上がろうとした力が釣り合いロープ車11
2にも働き、釣り合いロープ車112を上昇させる。こ
こで、安全装置が作動したことを感知すると、本実施例
においては、図示しない安全リレーを遮断することによ
りソレノイドコイル30への給電を絶つ。これにより、
プランジャー32は、ソレノイドコイル30との間の電
磁力が発生しなくなり解放されるので、ロックダウン装
置本体118は、釣り合いロープ車112に追従しなく
なる。このため、位置が変わらないロックダウン装置本
体118のコロ20は、上昇してきた釣り合いロープ車
112のカム16と噛み合い、釣り合いロープ車112
のそれ以上の上昇を阻止することになる。
【0027】このようにして、本実施例によれば、安全
装置の動作時にのみ釣り合いロープ車112の上昇を阻
止することができる。これにより、ピットに入って釣り
合いロープ車112とロックダウン装置本体118との
位置関係が良好になるように調整する作業が削減され
る。
【0028】また、安全装置が作動したときのみ釣り合
いロープ車112の制動動作を行うようにしたので、不
要にエレベータを停止させることもなく、これに伴う点
検も大幅に削減することができる。
【0029】なお、本実施例においては、以上のように
ソレノイドコイル30への給電によりプランジャー32
を吸引させロックダウン装置本体118を追従させられ
ればよいので、ソレノイドコイル30とそれに対応する
プランジャー32の取付位置及び個数は、上記実施例に
限られたものではない。
【0030】また、上記実施例においては、ソレノイド
コイル30とプランジャー32との間の電磁力を利用し
てロックダウン装置本体118を追従させるようにした
が、本発明に係る釣り合いロープ車の追従型ロックダウ
ン装置は、釣り合いロープ車112の上昇時において、
非常時以外にロックダウン装置本体118を釣り合いロ
ープ車112に追従させることを特徴としているので、
上記の構成に限らず、安全装置の作動するタイミングに
より物理的にロックダウン装置を追従、解放する機構を
設けても同様の効果を奏することができる。
【0031】また、ソレノイドコイル30への給電する
期間、タイミング等は、上記に限られるわけではなく、
ソレノイドコイル30の配置、安全装置の構成等により
設計・運用レベルで多種にわたる応用が考えられる。
【0032】実施例2.図2は、本発明に係る釣り合い
ロープ車の追従型ロックダウン装置の第2実施例を示し
た正面図である。本実施例における追従型ロックダウン
装置は、第1実施例と同様の構成に加え、ソレノイドコ
イル30とともにソレノイドコイル30の発生電圧を検
出する検出用コイル36を巻き回したことを特徴とす
る。この構成により、ソレノイドコイル30と検出用コ
イル36とプランジャー32とで差動トランスの機能を
備えることになる。
【0033】以下、本実施例における動作について説明
する。なお、釣り合いロープ車112がガイドレール1
4に沿って下がった場合の動作は、上記第1実施例と同
様なので省略する。
【0034】巻き上げロープ又は釣り合いロープが縮み
釣り合いロープ車112がガイドレール14に沿って上
がった場合、本実施例においては、常時ソレノイドコイ
ル30にその下端にストッパー34が当接する程度の電
圧を印加せずに、プランジャー32を検出しうる程度の
相対的に弱い検出用電圧を印加する。ソレノイドコイル
30に検出用電圧を印加すると、プランジャー32の入
込み量によって検出用コイル36に発生する電圧が変化
することになる。従って、検出用コイル36を設けその
発生電圧を検出することでソレノイドコイル30とプラ
ンジャー32との位置関係、すなわち釣り合いロープ車
112とロックダウン装置本体118との位置関係を知
ることができる。本実施例においては、ソレノイドコイ
ル30に一定時間毎に検出用電圧を印加することで、ロ
ックダウン装置本体118との相対的な位置関係を自己
検出させている。
【0035】ここで、釣り合いロープ車112が徐々に
上昇しプランジャー32の入込み量が少なくなるのに伴
い、検出用コイル36に発生する電圧が小さくなる。そ
して、検出用コイル36の発生電圧が基準値に達した場
合に釣り合いロープ車112とロックダウン装置本体1
18との位置関係に調整を要すると判断し、このときソ
レノイドコイル30に吸引用電圧を印加することでプラ
ンジャー32を吸引しロックダウン装置本体118を引
き上げる。
【0036】以上のように、本実施例によれば、検出用
コイル36を設けたことにより、ソレノイドコイル30
の下端にストッパー34が当接する程度の電圧を常時印
加しなくてもロックダウン装置本体118を釣り合いロ
ープ車112に追従させることができ、釣り合いロープ
車112とロックダウン装置本体118とを良好な位置
関係を保つことができる。
【0037】エレベータの安全装置が作動した結果、釣
り合いロープ車112を急上昇させるように作用した場
合であっても、本実施例においては、ソレノイドコイル
30に吸引用電圧を印加していないときロックダウン装
置本体118は常時解放されているので、釣り合いロー
プ車112の上昇を阻止することができる。
【0038】なお、上述した基準値は、バネ圧、印加す
る電圧、装置構成の寸法等から容易に算出することがで
きるので、適宜調整すればよい。
【0039】このようにして、本実施例によれば、釣り
合いロープ車112の上昇時に一定時間毎に釣り合いロ
ープ車112とロックダウン装置本体118との位置関
係を検出し、その位置関係が適切でなくなったときのみ
ロックダウン装置本体118を引き上げるようにしたの
で、ソレノイドコイル30に常時給電する必要がなく消
費電力の削減及びソレノイドコイル30の発熱による劣
化防止を図ることができる。
【0040】また、上記第1実施例と同様、ピットに入
って釣り合いロープ車とロックダウン装置との位置関係
が良好になるように調整を行う作業が削減され、また、
不要にエレベータを停止させることもなく、これに伴う
点検も大幅に削減できることはいうまでもない。
【0041】ところで、ロックダウン装置本体118の
引き上げ動作が確実に行われたかをチェックする構成を
図3に示す。本実施例では、エレベータ装置の制御室等
に異常灯38が設けられた制御盤40を設置する。
【0042】この構成を有することで、ソレノイドコイ
ル30に吸引用電圧を印加した後、再び検出用電圧を印
加することによりロックダウン装置本体118の引き上
げ動作が確実に行われたかの確認を行う。これは、検出
用コイル36の発生電圧により確認することができる。
もし、ロックダウン装置本体118の引き上げ動作が確
実に行われていなければ、異常灯38を点灯させること
で、ソレノイドコイル30、ロックダウン装置本体11
8及び釣り合いロープ車112等の装置の点検が必要で
あることを作業者に知らせることができる。
【0043】以上のように、ロックダウン装置本体11
8の引き上げ動作の確認を行い、異常の場合は、異常灯
38を点灯させるようにしたので、本装置の信頼性を向
上させることができる。
【0044】実施例3.図4は、本発明に係る釣り合い
ロープ車の追従型ロックダウン装置の第3実施例を示し
た正面図である。本実施例における追従型ロックダウン
装置は、従来とほぼ同様の釣り合いロープ車及びロック
ダウン装置の構成を有しているが、更に、ロックダウン
装置本体218に、釣り合いロープ車212に追従する
被追従手段としての上下方向に歯を並べて固定されたラ
ックギヤ42を配設し、また、釣り合いロープ車212
に、ロックダウン装置本体218を追従させる追従手段
としてラックギヤ42と噛合する位置に固定されたピニ
オンギヤ44とピニオンギヤ44を回動を制御する電磁
クラッチ46とを設けることを特徴とする。
【0045】従って、上記構成を設け、電磁クラッチ4
6に給電することによりラックギヤ42と噛合するピニ
オンギヤ44の回動を阻止するようにしたので、ロック
ダウン装置本体218を釣り合いロープ車212に追従
させることができる。
【0046】以下、本実施例における動作について説明
する。
【0047】通常時は電磁クラッチ46に給電してお
り、このためピニオンギヤ44はロックされ回動するこ
とができない状態になっている。ピニオンギヤ44とラ
ックギヤ42とは、物理的に噛み合っているため釣り合
いロープ車212の上下の動きに同調してロックダウン
装置本体218も上下に動くことになる。
【0048】ここで、エレベータの安全装置が、かご又
は釣り合いおもりの跳ね上げを感知して作動すると安全
リレーが遮断される。この結果電磁クラッチ46への給
電が絶たれ、ピニオンギヤ44は回動自在になる。この
とき釣り合いロープ車212が上昇しても、ピニオンギ
ヤ44はラックギヤ42上を回動することになるので、
ロックダウン装置本体218は、釣り合いロープ車21
2に追従することなくその位置に留まる。従って、釣り
合いロープ車212が上昇すると、位置が変わらないロ
ックダウン装置本体218のコロ20は、上昇してきた
釣り合いロープ車212のカム16と噛み合い、釣り合
いロープ車212のそれ以上の上昇を阻止することにな
る。
【0049】このようにして、本実施例によれば、安全
装置の動作時にのみ釣り合いロープ車212の上昇を阻
止することができる。これにより、ピットに入って釣り
合いロープ車とロックダウン装置との位置関係が良好に
なるように調整を行う作業が削減される。
【0050】また、安全装置が作動したときのみ制動動
作を行うようにしたので、不要なエレベータの停止を発
生させることもなく、これに伴う点検も大幅に削減する
ことができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、釣り合
いロープ車にロックダウン装置本体を追従させる追従手
段を設け、ロックダウン装置本体に釣り合いロープ車に
追従する被追従手段を設けたので、ロックダウン装置本
体を、安全装置の動作時以外は釣り合いロープ車に追従
させることが可能となる。これにより、巻き上げロープ
又は釣り合いロープが縮んだとしてもピットに入って釣
り合いロープ車とロックダウン装置との位置関係が良好
になるように調整を行う作業を大幅に削減することが可
能となる。
【0052】また、安全装置の動作時のみロックダウン
装置本体を釣り合いロープ車の上下動に追従しないよう
にしたので、釣り合いロープ車の上昇を阻止することが
可能となる。
【0053】このように、安全装置が作動したときのみ
釣り合いロープ車の制動動作を行うようにしたので、不
要なエレベータの停止を発生させることがなくなり、こ
れに伴う安全装置の故障、点検等も大幅に削減すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る釣り合いロープ車の追従型ロック
ダウン装置の第1実施例を示した正面図である。
【図2】本発明に係る釣り合いロープ車の追従型ロック
ダウン装置の第2実施例を示した正面図である。
【図3】第2実施例において、ロックダウン装置本体の
引き上げ動作をチェックする装置の概略構成図である。
【図4】本発明に係る釣り合いロープ車の追従型ロック
ダウン装置の第3実施例を示した正面図である。
【図5】ロックダウン装置を使用するエレベータ装置の
全体構成図である。
【図6】従来の釣り合いロープ車のロックダウン装置の
構成を示した正面図である。
【図7】図6におけるA−a線の断面図である。
【符号の説明】
12、112、212 釣り合いロープ車 14 ガイドレール 16 カム 18、118、218 ロックダウン装置本体 20 コロ 22 スプリング 30 ソレノイドコイル 32 プランジャー 34 ストッパー 36 検出用コイル 38 異常灯 40 制御盤 42 ラックギヤ 44 ピニオンギヤ 46 電磁クラッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ昇降路の底部に配置され、か
    ごと釣り合いおもりとを連結する釣り合いロープを案内
    し、ガイドレールに沿って上下動する釣り合いロープ車
    と、 前記釣り合いロープ車の下降時には従動し、上昇時には
    制動することで、前記釣り合いロープ車の上昇のみを阻
    止するロックダウン装置本体と、 を有する釣り合いロープ車のロックダウン装置におい
    て、 前記釣り合いロープ車は、前記ロックダウン装置本体を
    追従させる追従手段を有し、 前記ロックダウン装置本体は、前記釣り合いロープ車に
    追従する被追従手段を有し、 前記釣り合いロープ車の上昇時に前記追従手段を動作さ
    せることで前記ロックダウン装置本体を前記釣り合いロ
    ープ車に追従させることを特徴とする釣り合いロープ車
    の追従型ロックダウン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の釣り合いロープ車の追従
    型ロックダウン装置において、 前記追従手段は、軸を上下方向にして配設されたソレノ
    イドコイルであり、 前記被追従手段は、前記ロックダウン装置本体に固定さ
    れた前記ソレノイドコイルの可動鉄芯であり、 前記釣り合いロープ車の上昇時に前記ソレノイドコイル
    に給電することにより前記ロックダウン装置本体を前記
    釣り合いロープ車に追従させることを特徴とする釣り合
    いロープ車の追従型ロックダウン装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の釣り合いロープ車の追従
    型ロックダウン装置において、 前記ソレノイドコイルと共に巻き回された検出用コイル
    を有し、 前記追従手段は、軸を上下方向に沿って配設され検出用
    電圧及び吸引用電圧が印加されるソレノイドコイルであ
    り、 前記被追従手段は、前記ロックダウン装置本体に固定さ
    れた前記ソレノイドコイルの可動鉄芯であり、 前記釣り合いロープ車の上昇時に前記ソレノイドコイル
    に検出用電圧を印加したときの前記検出用コイルの発生
    電圧が基準値に達した場合に吸引用電圧を印加し前記可
    動鉄心を吸引することを特徴とする釣り合いロープ車の
    追従型ロックダウン装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の釣り合いロープ車の追従
    型ロックダウン装置において、 前記被追従手段は、上下方向に歯を並べて固定されたラ
    ックギヤであり、 前記追従手段は、前記ラックギヤと噛合する位置に固定
    されたピニオンギヤと前記ピニオンギヤの回動を制御す
    る電磁クラッチとを有し、 前記釣り合いロープ車の上昇時に前記電磁クラッチに給
    電することにより前記ピニオンギヤの回動を阻止し前記
    ロックダウン装置本体を前記釣り合いロープ車に追従さ
    せることを特徴とする釣り合いロープ車の追従型ロック
    ダウン装置。
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