JPH0867620A - グリコサミノグリカン産生促進作用を有する皮膚活性化剤 - Google Patents

グリコサミノグリカン産生促進作用を有する皮膚活性化剤

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JPH0867620A
JPH0867620A JP7153300A JP15330095A JPH0867620A JP H0867620 A JPH0867620 A JP H0867620A JP 7153300 A JP7153300 A JP 7153300A JP 15330095 A JP15330095 A JP 15330095A JP H0867620 A JPH0867620 A JP H0867620A
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JP
Japan
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skin
production promoting
promoting action
glycosaminoglycan production
glycosaminoglycan
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JP7153300A
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Shinji Tanaka
信治 田中
Hiroshi Doi
浩 土井
Noboru Yamamoto
昇 山本
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ADVANCED SUKIN RES KENKYUSHO KK
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ADVANCED SUKIN RES KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリコサミノグリカン産生促進作用のより強
い皮膚活性化剤およびそれを含む皮膚外用剤を提供す
る。 【構成】 下記一般式(I)で表される化合物を有効成
分として含有する皮膚活性化剤およびそれを含有する皮
膚外用剤。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1−アシルリゾリン脂
質誘導体を有効成分として含有する、グリコサミノグリ
カン産生促進作用を有する皮膚活性化剤に関する。この
皮膚活性化剤は、化粧料および皮膚老化防止外用剤とし
て有用である。
【0002】
【従来の技術】皮膚老化現象の一つに「潤い」や「張
り」の低下や、それらに伴う「しわ」や「たるみ」など
の強調があげられる。その成因は、未だ完全に解明され
ていないが、粧技誌、15,77(1981)(英訳名
はJ. Soc. Cosmet. Chem. Japan)やCell Structure an
d Function, ,357(1984)およびMaria ら
(Carbohydrate Research, 159,127−136
(1987))などで報告さているように、皮膚細胞に
よるヒアルロン酸などのグリコサミノグリカン産生が加
齢に伴い減少することが一因となり、皮膚の含水量の低
下が皮膚機能に影響していると考えられている。この観
点から、「しわ」や「たるみ」の防止のために、表皮か
らの水分の蒸散による損失を消極的に防止することを目
的として皮膚表面に油膜を形成する方法とならんで、親
水成分の補給のためにグリコサミノグリカンの保水に着
目し、鶏冠やStreptococcus 属微生物発酵由来のヒアル
ロン酸を種々の化粧品に配合することが行われている
が、これらの化粧品はヒアルロン酸を皮膚表面に塗布す
るだけの物であり、高分子であるヒアルロン酸は皮膚に
吸収されず、その吸湿性による保湿作用を示すのみであ
る。従って、洗い落とせば効果は消失し、本質から皮膚
機能を改善するものではなかった。細胞レベルで皮膚細
胞の機能そのものを賦活化し、保湿成分であるグリコサ
ミノグリカンの産生能を向上させる物質としては、卵白
酵素分解物またはその分画成分(特開平5−27104
9)が開発されてきたにすぎない。
【0003】一方、リゾリン脂質は、一本鎖構造のため
に単独では水中で非常に微細なミセルを形成し、乳化系
では微細なエマルジョンをつくる。その特徴として、乳
化安定性およびデンプンの老化(デンプン分子の再結晶
化による硬化と離水現象)防止があり、乳化剤や食パン
などの改質剤として用いられている。Uchidaらの報告
(The Journal of Dermatology, 18,523−527
(1991))により、リゾホスファチジルコリンは、
これをヘアレスラットの皮膚表面に塗布すると、皮膚内
部に浸透するが、組織的になんら損傷を与えないことが
明らかになっており、化粧品としての安全性が高い。こ
のような観点から、リゾリン脂質を安全でかつ低刺激性
で、かつ安定な乳化作用に着目した皮膚外用剤(特開昭
63−41411)があるが、皮膚老化防止作用につい
ては全く触れられていない。また、リゾホスファチジル
グリセロールを化粧料に配合し、その保湿作用を唱った
特開平3−161414があるが、これも吸湿性のヒア
ルロン酸を皮膚表面に塗布した場合と同様に、洗い落と
してしまうと効果は期待できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の結果から、「潤
い」や「張り」の低下や「しわ」に代表される老化に伴
った皮膚の形態的な変化を防止する上で、保湿性を有す
る皮膚のグリコサミノグリカン量を増加させる細胞活性
化剤は皮膚を内面から活性化するうえで有効である。一
方、前述の皮膚化粧料に含有される有効成分よりもグリ
コサミノグリカン産生能が高い美肌剤の開発が望まれて
いる。従って、本発明の目的はグリコサミノグリカン産
生促進作用のより強い皮膚活性化剤を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決することができるグリコサミノグリカン産生促進物
質の探索を鋭意続けた結果、特定のリゾリン脂質が顕著
なグリコサミノグリカン産生促進作用を有し、安全性の
高い化合物であることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
【0006】すなわち、本発明は、下記一般式(I)で
表される化合物を有効成分として含有する皮膚活性化剤
を提供する。
【0007】
【化2】
【0008】〔上式中、MはHまたはアルカリ金属原子
を表す〕上記一般式(I)の化合物は、市販のものであ
ってもよく、あるいは市販の1−デカノイル−2−アシ
ル−ホスファチジン酸をホスホリパーゼA2で処理する
ことにより得ることもできる。あるいは、合成された1
−デカノイル−2−アシル−ホスファチジン酸をホスホ
リパーゼA2で処理するこにより上記化合物を得ること
も可能である。
【0009】本発明のグリコサミノグリカン産生促進作
用を有する皮膚活性化剤は、皮膚に張りを保たせ、しわ
を防止することを目的とした老化防止化粧料のような化
粧料として使用できる。以上の用途に対し、本発明のグ
リコサミノグリカン産生促進効果を得る場合には、上記
化合物の配合割合は、皮膚外用剤や薬剤の全容当たり、
0.1〜10重量%が好ましい。使用量が0.1重量%
未満ではグリコサミノグリカン産生促進の目的を十分発
揮し得ず、一方10重量%を大幅に越えるとべたつき感
などの問題が発生しやすく実際的でない。
【0010】本発明の皮膚活性化剤を含有する化粧料
は、剤型は特に問わず、さらに有効成分として上記化合
物の他、通常の化粧料に用いられる各種の化粧成分およ
び添加物、例えば、無機顔料、有機顔料、無機粉体、誘
起粉体、炭化水素類、シリコーン類、エステル類、トリ
グリセリド類、ラノリン類、ワックス類、ロウ類、動植
物油、界面活性剤、多価アルコール類、糖類、ビタミン
類、アミノ酸類、酸化防止剤、防腐剤、香料、増粘剤等
が配合されていてもよい。
【0011】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに説明す
るが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するもので
はないことは言うまでもない。実施例 まず、本発明に用いられる一般式(I)の化合物の効果
を評価する実験を行った結果を示す。NB1RGB細胞によるグリコサミノグリカン産生評価 グリコサミノグリカン産生促進評価に使用した細胞は、
ヒト新生児皮膚線維芽細胞NB1RGBである。この細
胞は、従来からこの種の試験で多用されており、上記試
験に用いる細胞として適するものである。また、本試験
では、ヒト由来の細胞を用いることから、人体への応用
を考慮した薬物評価法としてより適当である。
【0012】NB1RGB細胞を直径1.2cmの培養デ
ィッシュ(48WELL)に5×104個/ディッシュの密
度でまき、牛胎児血清を10%含むダルベッコ改変イー
グル培地を用い、37℃で24時間培養した。その後、
牛胎児血清を0.5%の濃度で含むダルベッコ改変イー
グル培地に培地中濃度が0.5〜100μMとなるよう
に被験化合物を添加した。24時間培養後、同濃度の被
験化合物を添加した新たな0.5%牛血清含有培地に置
換した。このとき培地に370KBq /mlの 3H−グリコ
サミンを加え、さらに24時間培養を続けた。培養終了
後、0.1 MTris・HCl(pH8)中において2
mgプロナーゼを添加し、50℃で1時間インキュベート
した。キャリアーとして100μgヒアルロン酸の共存
下にセチルピリジウムクロリドを最終濃度が1%となる
ように添加し、生成する沈殿を遠心分離した。1%セチ
ルピリジウムクロリド水溶液1mlでこの沈殿を3回遠心
洗浄後、0.5MNaClを含有する0.05%セチル
ピリジウムクロリド水溶液0.2mlを添加し、激しく撹
拌した。これに、乳化シンチレーターACSIIを5ml添
加し、放射能を液体シンチュレーションカウンターで計
測し、コントロール値を基準に評価した。結果を、対照
比較例とともに、下記の表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】 化合物1 1−デカノイル−リゾホスファチジン酸 比較1 1−デカノイル−リゾホスファチジルコリン 比較2 リゾホスファチジルグリセロール 比較3 大豆リン脂質由来のリゾホスファチジン酸 次に、本発明の皮膚活性化剤含有化粧料の配合実施例を
挙げる。実施例1(軟膏剤1) 重量部 A 1−デカノイル−リゾホスファチジン酸 1 白色ワセリン 25 ステアリルアルコール 22 B プロピレングリコール 12 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 防腐剤・酸化防止剤 適量 香料 適量 精製水 残量 ────────────────────────────────── 全量 100 Aに属する成分を湯浴上で溶かし(油相)、別にBに属
する成分を加熱溶解する(水相)。油相に水相を加え、
撹拌し、乳化後冷却して軟膏剤を得た。実施例2(軟膏剤2) 重量部 A 1−デカノイル−リゾホスファチジン酸 2 白色ワセリン 40 セタノール 18 セスキオレインサンソルビタン 5 ラウロマクロゴール 0.5 B 防腐剤・酸化防止剤 適量 香料 適量 精製水 残量 ────────────────────────────────── 全量 100 Aに属する成分を湯浴上で溶かし(油相)、別にBに属
する成分を加熱溶解する(水相)。油相に水相を加え、
撹拌し、乳化後冷却して軟膏を得た。実施例3(中性クリーム) 重量部 1−デカノイル−リゾホスファチジン酸 2 ステアリルアルコール 7 ステアリン酸 2 水添ラノリン 2 スクワレン 5 2−オクチルドデシルアルコール 6 POE(25)セチルアルコールエステル 3 グリセリンモノステアリン酸エステル 2 プロピレングリコール 5 防腐剤・酸化防止剤 適量 香料 適量 精製水 残量 ────────────────────────────────── 全量 100 精製水にプロピレングリコールを加え、加熱して70℃
に保つ(水相)。他の成分を混合し、加熱融解して70
℃に保つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化後ホモ
ミキサーで均一に乳化し、中性クリームを得た。実施例4(乳液) 重量部 A 1−デカノイル−リゾホスファチジン酸 0.5 シリコーンKF56 2 ミリスチン酸イソプロピル 3 POE(20)POP(4)セチルエーテル 1 B グリセリン 3 ハイビスワコー105 0.2 防腐剤・酸化防止剤 適量 香料 適量 精製水 残量 ────────────────────────────────── 全量 100 上記処方物AおよびBを70℃でそれぞれ融解し、Bに
Aを加えて均一に乳化し、乳液とした。実施例5(パック剤) 重量部 1−デカノイル−リゾホスファチジン酸 3 エチルアルコール 10 グリセリン 5 ジプロピレングリコール 5 ポリエチレングリコール4000 1 ポリビニルアルコール 10 酢酸ビニル樹脂エマルジョン 13 酸化チタン 12 オリーブ油 3 スクワレン 0.5 防腐剤・酸化防止剤 適量 香料 適量 精製水 残量 ────────────────────────────────── 全量 100 各成分を均一に溶解してパック剤を得た。実施例6(化粧水) 重量部 1−デカノイル−リゾホスファチジン酸 0.5 グリセリン 4 1,3−ブチレングリコール 4 エタノール 7 POE(20)オレイルアルコール 0.5 防腐剤・酸化防止剤 適量 香料 適量 精製水 残量 ────────────────────────────────── 全量 100 精製水に、グリセリン、1,3−ブチレングリコールを
溶解する。また、別にエタノールに1−デカノイル−リ
ゾホスファチジン酸およびPOE(20)オレイルアル
コールを溶解し、これを前記水溶液に加えて溶解し、濾
過して化粧水を得た。
【0015】
【発明の効果】以上の如く、本発明により、新規でかつ
顕著なグリコサミノグリカン産生促進物質が提供され、
この化合物を有効成分とする皮膚活性化外用剤は優れた
美肌効果を発揮し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07F 9/10 B 9155−4H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表される化合物を有
    効成分として含有する、グリコサミノグリカン産生促進
    作用を有する皮膚活性化剤。 【化1】 〔上式中、MはHまたはアルカリ金属原子を表す〕
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の皮膚活性化剤を含有す
    る皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の皮膚活性化剤を含有す
    る皮膚老化防止外用剤。
JP7153300A 1994-06-21 1995-06-20 グリコサミノグリカン産生促進作用を有する皮膚活性化剤 Pending JPH0867620A (ja)

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JP6-138637 1994-06-21
JP13863794 1994-06-21
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002363081A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Nof Corp ヒアルロン酸産生能増強剤およびその用途

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002363081A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Nof Corp ヒアルロン酸産生能増強剤およびその用途

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