JPH0867864A - ツキ板用接着剤 - Google Patents

ツキ板用接着剤

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JPH0867864A
JPH0867864A JP20490394A JP20490394A JPH0867864A JP H0867864 A JPH0867864 A JP H0867864A JP 20490394 A JP20490394 A JP 20490394A JP 20490394 A JP20490394 A JP 20490394A JP H0867864 A JPH0867864 A JP H0867864A
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JP
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adhesive
wood board
wood
solution
urea
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JP20490394A
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Inventor
Nobuteru Kuwako
延照 桑子
Noriyuki Murakami
典之 村上
Yasuo Tamura
靖夫 田村
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Koyo Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koyo Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常に薄いツキ板に用いても接着後のツキ板
表面への接着剤の滲み出し汚染を防止し、長期間経過後
のツキ板表面のひび割れを抑える。 【構成】 第1のツキ板用接着剤は、分子内にアセトア
セチル基を有する高分子化合物を含有する水溶液及び水
性エマルジョンのいずれか一方又は双方と、アミノ系樹
脂液と、このアミノ系樹脂液に対して5〜70重量%の
尿素とを含む。第2のツキ板用接着剤は、第1のツキ板
用接着剤の組成に加えて、1分子中2個以上の水酸基を
有するポリオール化合物及びその誘導体のいずれか一方
又は双方を更に含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然銘木の木目模様を
有する薄いツキ板の接着剤に関する。更に詳しくはツキ
板を合板、ハードボード、MDF(Medium Density Fib
er Board)、パーティクルボード等の台板の表面に接着
するための1液塗りタイプのツキ板用接着剤に関するも
のである。本明細書で、「ツキ板」とは桧、ナラ、ブナ
等の天然銘木をスライサーにより約0.1〜10mm厚
に薄く切り出した天然の木目模様のある単板をいう。
【0002】
【従来の技術】通常の木材用接着剤として、アセト酢酸
エステル基を有するポリビニルアルコールを含む酢酸ビ
ニル系重合体エマルジョンよりなる木材用接着剤(特公
昭59−43069)や、分子内にアセトアセチル基を
有する高分子化合物の水溶液及び/又は水性エマルジョ
ンを第1液とし、アルデヒド化合物の水性溶液を第2液
とし、2液別々に塗布することにより接着する急硬化水
性接着剤(特開昭60−202176)が提案されてい
る。前者の接着剤は塗布してから短時間のうちに室温で
硬化する特徴がある。特にホルムアルデヒドのジメチロ
ール化物、尿素のジメチロール化物、メラミンのジメチ
ロール化物等の硬化剤を含むと、ジメチロール化物のメ
チロール基がゲル化を促進し、より一層短時間のうちに
硬化する特徴がある。また後者の接着剤は第1液と第2
液とを混合すると室温でゲル化反応を急速に起こし硬化
する特徴がある。このため、接着剤を薄くかつ均一に塗
布した後、ツキ板を接着する必要があるツキ板用接着剤
には適さない不具合があった。
【0003】このため、従来のツキ板用接着剤として、
一般にユリア樹脂と酢酸ビニル樹脂エマルジョンとを混
合し、更に小麦粉等の増量剤を少量配合した接着剤が使
用されている。しかし、このツキ板用接着剤を用いて特
に導管孔等の細孔が多いツキ板を台板に熱プレス接着し
た場合、接着剤がツキ板表面に滲み出して表面を汚染さ
せたり、ツキ板表面を更に塗装したときに塗装ムラを生
じる問題があった。また、ツキ板貼りした天然木化粧合
板等は長い年月が経過すると、ツキ板と台板との接着面
の木質部の寸法安定性が不十分であるため、ツキ板表面
にひび割れが生じ、美観を損う問題もしばしば発生し
た。このために、このツキ板用接着剤を台板表面に塗布
した後にツキ板を重ね、その後長時間放置し、接着剤の
水分がある程度乾燥したところで熱プレス接着を行うこ
とによって接着剤の滲み出し汚染を防止する方法がとら
れている。
【0004】また上記ツキ板用接着剤ではツキ板表面の
ひび割れを十分に抑制することができないため、別のツ
キ板用接着剤として、カルボキシル化変性したスチレン
・ブタジエン・ラバー、メタクリル酸・ブタジエン・ラ
バー等の合成ゴムラテックスとメラミン系樹脂とを混合
し、更に小麦粉等の増量剤を多く配合した接着剤が使用
されている。このツキ板用接着剤によれば、合成ゴムラ
テックスが耐水接着性能を向上し、ツキ板表面への接着
剤の滲み出し汚染を防止するとともにツキ板を接着した
台板表面のひび割れを低減させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、ツキ板貼りした
天然木化粧合板の製造コストを抑えるためにツキ板を薄
くする傾向にあり、このためにツキ板を非常に薄くする
と、上記従来のツキ板用接着剤では、天然木化粧合板に
おける接着剤の滲み出しとツキ板表面のひび割れを十分
に防止できない不具合があった。本発明の目的は、非常
に薄いツキ板に用いても接着後のツキ板表面への接着剤
の滲み出し汚染を防止するツキ板用接着剤を提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、非常に薄いツキ板を接
着して長い期間が経過した後のツキ板表面のひび割れを
抑えるツキ板用接着剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1のツキ板用接着剤は、分子内にアセト
アセチル基を有する高分子化合物を含有する水溶液及び
水性エマルジョンのいずれか一方又は双方(以下、アセ
トアセチル基を有する高分子化合物の水溶液等という)
と、アミノ系樹脂液と、このアミノ系樹脂液に対して5
〜70重量%の尿素とを含むことを特徴とする。本発明
の第2のツキ板用接着剤は、第1のツキ板用接着剤の組
成に加えて、1分子中2個以上の水酸基を有するポリオ
ール化合物及びその誘導体のいずれか一方又は双方(以
下、ポリオール化合物等という)を更に含むことを特徴
とする。
【0007】以下、本発明を詳述する。 (a) アセトアセチル基を有する高分子化合物の水溶液等 本発明の方法において使用される分子内にアセトアセチ
ル基を有する高分子化合物を含有する水溶液としては、
ポリビニルアルコールとジケテンを公知の方法で反応さ
せて得られるアセトアセチル化ポリビニルアルコールや
その誘導体、アセトアセチル化ヒドロキシアルキルセル
ロース、アセトアセチル化デンプン等の水溶性高分子の
水溶液等が例示される。また分子内にアセトアセチル基
を有する高分子化合物を含有する水性エマルジョンは、
アセトアセチル基を含有する単量体と、α、βエチレン
性単量体等とを乳化重合することにより調製することが
できる。アセトアセチル基を含有する単量体を例示すれ
ば、アリルアセトアセテート、ビニルアセトアセテー
ト、2−アセトアセトキシエチルアクリレート、2−ア
セトアセトキシエチルメタクリレート、2−アセトアセ
トキシプロピルアクリレート、2−アセトアセトキシプ
ロピルメタクリレート等が挙げられる。またα、βエチ
レン性単量体を例示すれば、酢酸ビニル、α位で分岐し
た飽和脂肪酸のビニルエステル、メチルアクリレート、
メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメ
タクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘ
キシルメタクリレート、ノニルアクリレート、ノニルメ
タクリレート等のアクリレート又はメタクリレート、ス
チレン、エチレン、塩化ビニル等のモノビニル重合体が
挙げられる。これらの分子内にアセトアセチル基を有す
る高分子化合物の水溶液及び水性エマルジョンはそれぞ
れ単独で使用することもできるし、或いは2種以上を混
合して使用することもできる。
【0008】(b) アミノ系樹脂液 本発明において使用されるアミノ系樹脂液は、メラミン
樹脂を含有する溶液、メラミンと尿素との共縮合物を含
有する溶液、ユリア樹脂を含有する溶液又はこれらの溶
液の混合物であることが好ましい。上記アミノ系樹脂液
はアミノ基を含む化合物とホルムアルデヒドをメタノー
ルやエタノール等のアルコール類の存在下においてアル
カリ性触媒を使用してpH10以上で反応させるか、も
しくはアルコール類の存在下において酸性触媒を使用し
てpH4以下で反応させて得られるものが、上述したア
セトアセチル基を有する高分子化合物の水溶液等と混合
したときに、混合液の粘度が一層安定するため好まし
い。このアミノ系樹脂液は、メラミン又は尿素をホルム
アルデヒドと反応させることにより、或いはメラミンと
尿素の両者をホルムアルデヒドと反応させることにより
調製してもよい。またメラミン、尿素以外に、アセトグ
アナミン、ベンゾグアナミン、チオ尿素、フェノール、
レゾルシノール、フルフリルアルコール等をホルムアル
デヒドと反応させることにより、本発明のアミノ系樹脂
液を調製してもよい。アミノ系樹脂液の濃度は30〜7
0重量%が好ましい。またアミノ系樹脂液は遊離ホルム
アルデヒドを0.8重量%以下含むことが好ましい。こ
れは遊離ホルムアルデヒドが接着剤のゲル化を促進する
メチロール基になるためである。アミノ系樹脂液はアセ
トアセチル基を有する高分子化合物の水溶液等100重
量%に対して5〜100重量%の範囲で混合することが
好ましい。アミノ系樹脂液は5重量%未満であると耐水
性が乏しく、また100重量%越えると滲み出し量が増
える恐れがある。
【0009】(c) 尿素 本発明において、尿素はアミノ系樹脂液に対して5〜7
0重量%、好ましくは5〜50重量%添加混合される。
その結果、混合液の粘度特性を著しく改善することがで
きるようになり、混合後、常温下において3時間以上良
好な流動性を保持するツキ板用接着剤が生成される。ア
ミノ系樹脂液に対して添加する尿素量が5重量%より少
ないと、混合液の粘度安定性に乏しく均一な塗布がしに
くい。また尿素量が70重量%より多くなると、尿素が
完全に溶解せず、このままツキ板を台板に接着したとき
に、残存した尿素が分解してツキ板を変色させる恐れが
ある。この尿素はアミノ系樹脂液を調製する際にあらか
じめアミノ系樹脂液に混合しておいてもよい。
【0010】(d) 増量剤、充填剤、増粘剤又は硬化剤 上述したアセトアセチル基を有する高分子化合物の水溶
液等とアミノ系樹脂液と尿素との混合液の粘度をロール
スプレッダ等によって塗布しやすい粘度に調節するため
に、この混合物に小麦粉、大麦粉、低温脱脂大豆粉等の
増量剤又は炭酸カルシウム、クレー、タルク、木粉、ヤ
シ殻粉等の充填剤を適宜配合することもできる。また必
要により塩化アンモニウム等のアンモニウム塩、塩酸等
の無機酸或いはスルファミン酸等の有機酸等を硬化剤と
して、或いはポリビニルアルコール、デンプン、カルボ
キシ・メチル・セルロース、ポリアクリル酸ソーダ等を
増粘剤としてそれぞれ添加してもよい。これらの増量
剤、充填剤、増粘剤及び硬化剤は必要により組み合わせ
て使用してもよい。
【0011】(e) ポリオール化合物等 本発明において使用されるポリオール化合物等は、1分
子内に2個以上の水酸基を有する化合物である。これを
例示すると、エチレングリコール、グリセリン、テトラ
メチロールメタン、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、グルコー
ス、糖密、シュークロース(砂糖)、ソルビトール等の
化合物、或いはこれらの化合物の誘導体がある。これら
のポリオール化合物は1種或いは2種以上を混合して使
用してもよい。ポリオール化合物の内で特に好ましいも
のは重合度が200〜4000のポリエリレングリコー
ルであり、それらの上記範囲の重合度のポリエチレング
リコールを単独で、或いは混合して使用することができ
る。ポリオール化合物等は、アセトアセチル基を有する
高分子化合物の水溶液等とアミノ系樹脂液との合計量1
00重量%に対して5〜50重量%を配合するのが好ま
しい。ポリオール化合物等が5重量%より少ないと、天
然木化粧合板におけるツキ板表面のひび割れの抑制が不
十分となり、また50重量%を越えると、耐水接着性能
が低下する問題点を生じる。ポリオール化合物等は、ア
セトアセチル基を有する高分子化合物の水溶液等又はア
ミノ系樹脂液にあらかじめ加えておいてもよく、またそ
れらや増量剤等を調合するときに添加してもよい。
【0012】
【作用】従来の接着剤ではアセトアセチル基を有する高
分子化合物の水溶液等にアミノ系樹脂液を加えると、短
時間のうちに混合液がゲル化する。このゲル化はアミノ
系樹脂液に含まれる遊離のホルムアルデヒドとメチロー
ル基とがアセトアセチル基と反応することに起因する。
本発明においては、アセトアセチル基を有する高分子化
合物の水溶液等にアミノ系樹脂液とともに尿素を添加し
たため、この尿素が遊離のホルムアルデヒドを抑制する
とともに、メチロール基とアセトアセチル基との反応に
優先して、尿素がメチロール基と反応して混合時のゲル
化を防ぎ混合液の流動性を保持するように作用する。ま
た遊離ホルムアルデヒドの含有量の少ないアミノ系樹脂
液を用いると更にゲル化を遅らせることができる。この
ようにして混合したツキ板用接着剤は室温下において3
時間以上流動性を保持し、1液塗りタイプの接着剤とな
る。この接着剤を台板の表面に塗布すると、ゆるやかな
反応が進行し、樹脂液は徐々に高分子化する。台板に本
発明の接着剤を塗布しツキ板を重ね合せた後、上下のプ
レス板により2〜12kg/cm2の圧力下、60〜1
50℃で10〜300秒間プレスすると、加熱温度によ
り急速にゲル化反応が行われ、接着剤の流動が著しく減
少し、ツキ板表面への接着剤の滲み出しを防止すること
ができる。更に本発明の接着剤にポリオール化合物を配
合して熱プレスで接着することにより、ポリオール化合
物が熱プレス時にツキ板及び台板の接着面の木質部へ浸
透するとともに、接着層に残留するポリオール化合物が
更に時間の経過とともに内部に移行し、ツキ板と台板と
の接着面近傍の木質部に寸法安定性を付与する。これに
より長期間経過してもツキ板表面のひび割れを抑制する
ことができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の第1のツキ
板用接着剤によれば、アセトアセチル基を有する高分子
化合物の水溶液等とアミノ系樹脂液と尿素を混合するこ
とにより、1液塗りを可能にし、室温下でのゲル化を遅
延し、熱プレス時に急速にゲル化させるため、ツキ板が
非常に薄くても台板に接着したツキ板表面への接着剤の
滲み出し汚染を完全に抑えることができる。この急速な
ゲル化は、熱プレス時間を短縮するとともに、従来のよ
うな接着剤塗布後の台板の堆積を必要としないので、接
着工程における所要時間が著しく短縮され、生産性の向
上に結びつく。また従来の接着剤では、ポリオールを配
合してツキ板を接着すると、ツキ板表面への接着剤の滲
み出しが一層助長されて、表面汚染によって天然木化粧
合板としての外観を著しく損なう結果になっていたもの
が、本発明の第2のツキ板用接着剤によれば、上記第1
のツキ板用接着剤に更にポリオール化合物等を配合して
熱プレスすると、ゲル化が急速に促進されるため、ツキ
板表面への接着剤の滲み出し汚染を生じない。また従来
の接着剤では長い年月の経過でツキ板表面にひび割れを
生じていたものが、ポリオール化合物等の本来の作用に
よりこのひび割れを抑制することができる。この結果、
本発明のツキ板用接着剤をツキ板の台板への接着に用い
ることにより、美観上かつ性能的に極めて優れた天然木
化粧合板が得られる。
【0014】
【実施例】
<実施例1>台板として厚さ12mmの南洋材合板を用
意し、ツキ板として厚さ0.3mmの市松模様のナラ材
のツキ板を用意した。このツキ板を台板に接着するに当
たって、粒状尿素50重量%を100重量%のメラミン
・ユリア樹脂接着剤(大鹿振興(株)製、商品名:PWP
−513)に溶解して得た樹脂液を30kgと、アセト
アセチル基を有するポリビニルアルコール(日本合成化
学(株)製、商品名:ゴーセファイマー−Z)の15重量
%水溶液40重量%とエチレン・酢酸ビニル共重合樹脂
エマルジョン((株)クラレ製、商品名:OM−420
0)60重量%とを混合した水性エマルジョンを10k
gと、小麦粉(丸正製粉(株)、商品名:マルA)を15
kgと、水5kg及び塩化アンモニウム粉末0.15k
gとを製糊ミキサーに入れ、撹拌して均一に混合し、ツ
キ板用接着剤を調製した。このツキ板用接着剤を台板で
ある南洋材合板の表面に1平方メートル当たり120g
の割合で塗布し、この表面にナラ材のツキ板を重ね合わ
せて、プレス温度110℃に保持したホットプレスに挿
入し、6kg/cm2の圧力を加えて45秒間熱プレス
して天然木化粧合板を作製した。
【0015】このようにして得られた天然木化粧合板の
ツキ板表面を調べた結果、接着剤の滲み出し汚染は全く
認められなかった。また抜き取ったサンプルの表面をウ
レタン系樹脂塗料によって塗装した後、その接着性をJ
AS天然木化粧合板に規定する1類浸漬剥離試験を行っ
た。その結果、ツキ板の剥離等は全く認められず、規格
に合格する優れた耐水接着性を示した。また、同時にJ
AS規格に規定する寒熱繰り返しA試験(80℃±3℃
の恒温器中に2時間放置した後、−20℃±3℃の恒温
器中に2時間放置する操作を2回繰り返す。)を行った
ところ、ツキ板塗装面の極く一部にひび割れが見られ
た。
【0016】<実施例2>結合メチロール基の一部がメ
チルエーテル化しているメラミン・ユリア樹脂接着剤
((株)ホーネンコーポレーション製、商品名:ML−0
48)100重量%に粒状尿素10重量%を溶解して第
1液とした。アセトアセチル基を有するポリビニルアル
コールを保護コロイドとして乳化重合した酢酸ビニル樹
脂エマルジョン(ヘキスト合成(株)製、商品名:モビニ
ールAD−100H)を第2液とした。第1液3kg
と、第2液20kgと、小麦粉8kgと、水2kgと、
ポリエチレングリコール(#1000)4kgとを製糊
ミキサーで撹拌して均一に混合し、ツキ板用接着剤を調
製した。この調製されたツキ板用接着剤を実施例1と同
じ台板の片面に1平方メートル当たり120gの割合で
塗布し、やはり実施例1と同じツキ板を重ね合わせて、
直ちに実施例1と同様の条件で熱プレスし、天然木化粧
合板を作製した。
【0017】このようにして得られた天然木化粧合板の
ツキ板表面を調べた結果、接着剤の滲み出し汚染は全く
認められなかった。また抜き取ったサンプルの表面をウ
レタン系樹脂塗料によって塗装した後、その接着性をJ
AS天然木化粧合板に規定する1類浸漬剥離試験を行っ
た。その結果、ツキ板の剥離等は全く認められず、規格
に合格する優れた耐水接着性を示した。また、同時にJ
AS規格に規定する寒熱繰り返しA試験を行ったとこ
ろ、ツキ板塗装面にはひび割れは全く認められなかっ
た。
【0018】<比較例1>カルボキシル基を有するスチ
レン・ブタジエン・ラバー・ラテックス(旭化成工業
(株)製、商品名:L−1151)20kgと、メラミン
・ユリア樹脂接着剤((株)ホーネンコーポレーション
製、商品名:ML−048)3kgと、小麦粉8kg
と、水2kgとを製糊ミキサーで撹拌して均一に混合
し、ツキ板用接着剤を調製した。この調製されたツキ板
用接着剤を実施例1と同じ台板の片面に1平方メートル
当たり120gの割合で塗布し、やはり実施例1と同じ
ツキ板を重ね合わせて、直ちに実施例1と同様の条件で
熱プレスし、天然木化粧合板を作製した。
【0019】このようにして得られた天然木化粧合板の
ツキ板表面を調べた結果、ツキ板導管孔を通して接着剤
がツキ板表面まで滲み出していた。また抜き取ったサン
プルの表面をウレタン系樹脂塗料によって塗装した後、
その接着性をJAS天然木化粧合板に規定する1類浸漬
剥離試験を行った。その結果、一部にツキ板の剥離が見
られたものの、規格に合格する耐水接着性を示した。ま
た、同時にJAS規格に規定する寒熱繰り返しA試験を
行ったところ、ツキ板塗装面の全面に細かいひび割れが
生じていた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内にアセトアセチル基を有する高分
    子化合物を含有する水溶液及び水性エマルジョンのいず
    れか一方又は双方と、アミノ系樹脂液と、前記アミノ系
    樹脂液に対して5〜70重量%の尿素とを含むツキ板用
    接着剤。
  2. 【請求項2】 分子内にアセトアセチル基を有する高分
    子化合物を含有する水溶液及び水性エマルジョンのいず
    れか一方又は双方と、アミノ系樹脂液と、前記アミノ系
    樹脂液に対して5〜70重量%の尿素と、1分子中2個
    以上の水酸基を有するポリオール化合物及びその誘導体
    のいずれか一方又は双方とを含むツキ板用接着剤。
  3. 【請求項3】 アミノ系樹脂液がメラミン樹脂を含有す
    る溶液、メラミンと尿素との共縮合物を含有する溶液、
    ユリア樹脂を含有する溶液又はこれらの溶液の混合物で
    ある請求項1又は2記載のツキ板用接着剤。
  4. 【請求項4】 アミノ系樹脂液が遊離ホルムアルデヒド
    を0.8重量%以下含有する請求項1又は2記載のツキ
    板用接着剤。
  5. 【請求項5】 アミノ系樹脂液がアミノ基を含む化合物
    とホルムアルデヒドをアルコール類の存在下においてア
    ルカリ性触媒を使用してpH10以上で反応させるか、
    又はアルコール類の存在下において酸性触媒を使用して
    pH4以下で反応させて得られる樹脂である請求項3記
    載のツキ板用接着剤。
  6. 【請求項6】 分子内にアセトアセチル基を有する高分
    子化合物を含有する水溶液及び水性エマルジョンのいず
    れか一方又は双方100重量%に対してアミノ系樹脂液
    が5〜100重量%含む請求項1又は2記載のツキ板用
    接着剤。
  7. 【請求項7】 分子内にアセトアセチル基を有する高分
    子化合物を含有する水溶液及び水性エマルジョンのいず
    れか一方又は双方とアミノ系樹脂液との合計量100重
    量%に対して1分子中2個以上の水酸基を有するポリオ
    ール化合物及びその誘導体のいずれか一方又は双方が5
    〜50重量%含む請求項2記載のツキ板用接着剤。
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