JPH0868077A - 油圧ショベルのブレーカ制御装置 - Google Patents

油圧ショベルのブレーカ制御装置

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JPH0868077A
JPH0868077A JP22601794A JP22601794A JPH0868077A JP H0868077 A JPH0868077 A JP H0868077A JP 22601794 A JP22601794 A JP 22601794A JP 22601794 A JP22601794 A JP 22601794A JP H0868077 A JPH0868077 A JP H0868077A
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breaker
hydraulic pump
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engine
discharge capacity
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JP22601794A
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Inventor
Tomohiko Yasuda
知彦 安田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ブレーカを作動させるに当って、エンジン回
転数が急激に上昇することがなく、しかもブレーカを最
大打撃回数を越えない状態で、最も効率的な作業を行え
るようにする。 【構成】 ブレーカ7の作動時において、その最大打撃
回数を予め設定された値に制限するために、油圧ポンプ
11の吐出容量を調整するようになっており、このため
にブレーカ7の実際の打撃回数をサンプリングして、制
御手段32に取り込んで、実際の打撃回数を測定して、
これと予め設定されている最大打撃回数と比較して電磁
比例減圧弁38の弁開度を連続的に調整して、補助ポン
プ19からの圧油を減圧してレギュレータ21に供給す
ることによって、油圧ポンプ11の吐出容量を調整し
て、最大打撃回数を越えない範囲で、できるだけ打撃回
数を多くして、ブレーカ7を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルのフロン
ト作業機構を構成するアームの先端にブレーカを装着し
て、このブレーカを作動させて、岩石やコンクリート塊
等の塊状物を破砕する際において、このブレーカの打撃
回数を制御する、油圧ショベルのブレーカ制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、図6に示したように、
クローラ式の下部走行体1に上部旋回体2を旋回可能に
装着し、この上部旋回体2にオペレータが搭乗して、操
作を行うための運転室3と共に、フロント作業機構4等
が設置されている。フロント作業機構4は、上部旋回体
2に俯仰動作可能に設けたブーム5と、このブーム5の
先端に上下方向に回動可能に連結したアーム6とを有
し、このアーム6の先端にはフロントアタッチメントが
着脱可能に装着されるようになっている。フロントアタ
ッチメントの代表的なものとしてバケットがあり、この
バケットは土砂を掘削するのに適したものである。フロ
ントアタッチメントは、このバケット以外にも種々のも
のがあり、行われる作業の種類等に応じて、最適なフロ
ントアタッチメントがアーム6に取り付けられることに
なる。
【0003】大きな岩石やコンクリート塊等の塊状物を
破砕する作業を行うために、油圧ショベルのフロントア
タッチメントとしてブレーカ7がアーム6の先端に取り
付けられる。ブレーカ7は、先端が尖った鋼棒等からな
る打撃ロッド7aをブレーカシリンダ7bで駆動するよ
うに構成したものである。従って、油圧ポンプからの圧
油をブレーカ7のブレーカシリンダ7bに供給すること
によって、打撃ロッド7aが往復作動して、塊状物に打
撃することによりそれを破砕するようになっている。
【0004】ところで、ブレーカ7における単位時間当
りの打撃回数を多くすると、早期にシール部材の破損を
来す等、その寿命が短縮されることから、作業効率とブ
レーカ7の保護との関係等に基づいて、単位時間あたり
の最大打撃回数を設定し、このように設定された最大打
撃回数の範囲内で作動させるように制限するのが一般的
である。ここで、ブレーカ7の打撃回数はブレーカシリ
ンダ7bへの供給流量に依存するものであり、エンジン
がフル回転している状態で、格別の制限を行わないと、
ブレーカは最大打撃回数を越えてしまう。従って、この
ブレーカシリンダ7bへの供給流量を調整することによ
り最大打撃回数を制限しなければならない。この供給流
量を調整するには、エンジンの回転数を調整するか、ま
たは油圧ポンプの吐出容量を調整すれば良い。従来技術
における最大打撃回数の制限機構としては、図7に示し
たように、エンジン回転数を調整する方式と、図8に示
したように、油圧ポンプの吐出容量を調整する方式とが
ある。
【0005】まず、図7において、10はエンジン、1
1はエンジン10により駆動される可変容量型の油圧ポ
ンプをそれぞれ示し、油圧ポンプ11から供給される圧
油は方向切換弁12a〜12dを介して、各油圧アクチ
ュエータに供給されるようになっている。これらの油圧
アクチュエータとしては、アーム6を駆動するための油
圧シリンダ13a,ブーム5を駆動するための油圧シリ
ンダ13b及び車両の走行または旋回を行うための油圧
モータ13cに加えて、ブレーカ7を作動させるための
ブレーカシリンダ7bから構成される。
【0006】ブレーカシリンダ7bに対する圧油の供給
制御を行う方向切換弁12aは、操作レバーまたは操作
ペダルから構成されるブレーカ操作手段14を有し、こ
のブレーカ操作手段14には方向切換弁12aのパイロ
ット部にパイロット圧を供給するためのパイロット配管
15が設けられている。ブレーカ操作手段14を操作す
ると、パイロット配管15からの圧油が方向切換弁12
aのパイロット部に供給されて、この方向切換弁12a
が切り換わって、油圧ポンプ11からの圧油がブレーカ
シリンダ7bに供給されて、ブレーカ7が作動して、打
撃ロッド7aが往復動する。そして、このブレーカ7の
作動を検出するために、パイロット配管15の圧力を検
出する圧力検出器16が設けられており、この圧力検出
器16により方向切換弁12aが切り換わったことが検
出されて、ブレーカ7の作動が開始したことを検出でき
るようになっている。なお、ブレーカ7の作動開始の検
出は、この圧力検出器16だけでなく、例えばブレーカ
作動手段14の動きを検出する手段等によっても構成で
きる。
【0007】17は制御手段を示し、圧力検出器16に
よりブレーカ7が作動したことを検出すると、その検出
信号Epが制御手段17に送り込まれるようになってい
る。圧力検出器16からの検出信号Epが制御手段17
に出力されると、この制御手段17から切換駆動信号E
vが出力されて、この切換駆動信号Evはエンジン10
の回転数を調整するエンジン回転数調整手段18に入力
される。ここで、エンジン回転数調整手段18は電磁切
換弁18aとレバー18b及びこのレバー18bを作動
させるシリンダ18c、さらにはレバー18bを復帰さ
せるための復帰ばね18dとから構成される。圧力検出
器16でブレーカ7が作動したことを検出すると、制御
手段17からの切換駆動信号Evにより電磁切換弁18
aが切り換わって、補助ポンプ19からの圧油がこの電
磁切換弁18aからシリンダ18cに供給されて、レバ
ー18bが作動して、エンジン10の回転数が低下する
ことになり、この結果ブレーカ7の最大打撃回数を越え
ないように制限される。
【0008】以上のように構成することによって、ブレ
ーカ操作手段14を作動させることにより、方向切換弁
12aを切り換えて、ブレーカ7を作動させた時におい
て、たとえ、エンジン10がフル回転し、かつ油圧ポン
プ11が最大流量状態で作動していたとしても、このブ
レーカ7の作動が圧力検出器16により検出されて、制
御手段17からの切換駆動信号Evによりエンジン回転
数調整手段18を構成する電磁切換弁18aが切り換わ
ることによって、シリンダ18cに補助ポンプ19から
圧油が供給されて、このシリンダ18cが作動してレバ
ー18bが回動して、エンジン10の回転数が低下する
ことになる。従って、ブレーカ7への供給流量が低下し
て、最大打撃回数を越えない状態で作動する。
【0009】一方、図8に示した方式は、油圧ポンプ1
1の吐出容量を調整するように構成したものである。同
図において、図7と同一または均等な部材については同
一の符号を付して、その説明を省略する。而して、制御
手段17からの切換駆動信号Evに基づいて電磁切換弁
20が切り換わるが、この電磁切換弁20が切り換わる
と、補助ポンプ19からの圧油は油圧ポンプ11のレギ
ュレータ21に供給され、これによって油圧ポンプ11
の吐出容量を変化させることができるように構成されて
いる。
【0010】従って、ブレーカ操作手段14を操作し
て、ブレーカ7を作動させると、それが圧力検出器16
により検出されて、制御手段17に検出信号Epが出力
され、この信号に基づいて制御手段17から電磁切換弁
20に切換駆動信号Evが入力されて、この電磁切換弁
20が切り換わる。これによって、レギュレータ21が
作動して油圧ポンプ11の吐出容量が制限されるから、
エンジン10がフル回転状態で作動していたとしても、
油圧ポンプ11の吐出容量が低下することにより、ブレ
ーカ7を構成するブレーカシリンダ7bへの供給流量が
減少することになるから、その打撃回数は最大打撃回数
以下に制限されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図7のエンジン回転数
を調整する方式であっても、図8の油圧ポンプの吐出容
量を調整する方式であっても、それぞれ問題点がある。
【0012】まず、エンジン回転数を調整する方式にあ
っては、エンジン10が最大回転数で作動させている状
態で、ブレーカ7を作動させると、エンジン回転数調整
手段18が作動して、エンジン回転数が低下する。一
方、ブレーカ7の作動を停止すると、直ちに電磁切換弁
18aが切り換わって、シリンダ18cがタンクと接続
されるから、レバー18bは復帰ばね18dの作用によ
り元の位置に復帰する。この結果、エンジン10が直ち
にフル回転状態となり、ブレーカ7の作動を停止させた
後、直ちに上部旋回体2を旋回させたり、ブーム5やア
ーム6を作動させたりする操作を行うと、これらの機構
が急激に作動する等、動作の円滑性が損なわれる。従っ
て、ブレーカ7の作動・停止が繰り返し行われると、エ
ンジン10の回転数が頻繁に変化することになり、油圧
ショベル全体における作動の円滑性が著しく損なわれて
しまう。特に、ブレーカ7が停止した時に、エンジン1
0の回転数が上昇し、しかもその上昇度合いが大きけれ
ば大きい程、前述した作動の円滑性が著しく損なわれる
ことになる。
【0013】一方、油圧ポンプ11の吐出容量を調整す
る方式にあっては、エンジン回転数の如何に拘らず、ブ
レーカ7が作動すると、必ず油圧ポンプ11の吐出容量
が低下することになるから、エンジンを低速回転させて
おり、ブレーカ7が最大打撃回数以下で作動する程度の
圧油しか供給されていなくとも、ブレーカ7を作動させ
たときには、油圧ポンプ11の吐出容量が低下するか
ら、さらにブレーカシリンダ7bへの供給流量が減少し
て、ブレーカ7の打撃回数がさらに低下して、作業効率
が悪くなるという問題点がある。とりわけ、ブレーカ7
の保護という観点からは、エンジンがフル回転している
状態を想定して、この状態でもブレーカ7が最大打撃回
数を越えないようにしなければならず、エンジンがフル
回転以下で作動している状態では、常に最大打撃回数以
下でブレーカ7が作動することになる。
【0014】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、エンジン回転数が急
激に上昇するようなことがなく、しかもブレーカを最大
打撃回数を越えない状態で、最も効率的な作業を行える
ようにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明における第1の発明は、エンジンにより
駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプ
からの圧油により駆動されるブレーカと、ブレーカの打
撃回数を検出する打撃回数検出手段と、この打撃回数検
出手段からの信号に基づいて前記油圧ポンプの吐出容量
を制御する制御手段と、この制御手段からの信号に基づ
いて、前記油圧ポンプの吐出容量を連続的または段階的
に変化させる容量変化手段とを備え、この制御手段は、
ブレーカが作動した時に、容量変化手段を作動させて、
前記打撃回数検出手段からの信号に基づいてブレーカの
最大打撃回数を越えない範囲で、最大の打撃回数となる
ように、前記ブレーカに供給される圧油の流量を調整す
るために、前記油圧ポンプの吐出容量を制御する構成と
したことを特徴とするものである。
【0016】また、第2の発明は、エンジンにより駆動
される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプから
の圧油により駆動されるブレーカと、ブレーカの打撃回
数を検出する打撃回数検出手段と、この打撃回数検出手
段からの信号に基づいて前記油圧ポンプの吐出容量を制
御する制御手段と、この制御手段からの信号に基づい
て、前記油圧ポンプの吐出容量を連続的または段階的に
変化させる容量変化手段と、前記エンジンの回転数を調
整するエンジン回転数調整手段とを備え、この制御手段
は、ブレーカが作動した時に、前記打撃回数検出手段か
らの信号に基づいて、ブレーカの打撃回数が最大打撃回
数を越える場合には、前記容量変化手段により前記油圧
ポンプの吐出容量を制限して、実質的に最大打撃回数と
なるまで前記ブレーカへの供給流量を減少させ、また最
大打撃回数以下である場合には、前記エンジン回転数調
整手段によって、実質的に最大打撃回数となるように前
記エンジンの回転数を高めて、前記ブレーカに供給され
る圧油の流量を増加させる構成としたことを特徴とす
る。
【0017】
【作用】まず、第1の発明においては、ブレーカが最大
打撃回数を越えないように制御するための対象は、油圧
ポンプの吐出容量である。しかしながら、ブレーカ作動
時に必ず油圧ポンプの吐出容量を下げるのではなく、打
撃回数検出手段によって現在のブレーカの打撃回数を検
出して、この打撃回数が予め設定されている最大打撃回
数を越えている場合にのみ、容量変化手段を作動させ
て、油圧ポンプの吐出容量を制限して、ブレーカへの供
給流量を減少させる。現に検出されたブレーカの打撃回
数が最大打撃回数乃至それ以下である場合には、少なく
ともブレーカに対する供給流量を減少させるようなこと
は行わない。これによって、ブレーカによる作業効率が
低下するのを防止できる。
【0018】第2の発明では、油圧ポンプの吐出容量と
エンジンの回転数との双方を制御対象としている。ただ
し、ブレーカ作動時から停止させた時に、エンジンの回
転数が上昇すると、他の作動機構を作動させる際におけ
る円滑な作動が損なわれるという従来技術で指摘した不
都合が生じる。そこで、打撃回数検出手段からの信号に
基づいて、ブレーカの現在における打撃回数が予め設定
した最大打撃回数を上回っている場合には、油圧ポンプ
の吐出容量を制御し、最大打撃回数を下回っている際
に、エンジンの回転数を上昇させるようにする。これに
よって、ブレーカの作動を停止させた時に、エンジンの
回転数が上昇することはなくなる。しかも、ブレーカ作
動前の状態がどのようなものであろうと、ブレーカが作
動する際には、実質的に最大打撃回数の状態で作動する
ことになるから、塊状物の破砕作業を極めて効率的に行
うことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1に基づい
て説明する。図中において、図7及び図8と同一または
均等な部材については、それらと同一の符号を付して、
その説明は省略する。
【0020】而して、図1の油圧回路は、基本的には図
8に示したものに近似する。即ち、ブレーカ7の作動時
において、その最大打撃回数を制限するために、油圧ポ
ンプ11の吐出容量を調整する方式が採用される。しか
しながら、ブレーカ7が作動したときに、常に油圧ポン
プ11の吐出容量を制限するのではなく、ブレーカ7の
実際の打撃回数をサンプリングして、この実際の打撃回
数が予め設定されている最大打撃回数より多いか、また
は少ないかを割り出して、最大打撃回数より多い場合に
のみ、ブレーカ7を保護するために、その最適な条件で
作動するように、油圧ポンプ11の吐出容量を制御する
ようにしている。
【0021】このために、ブレーカ7のブレーカシリン
ダ7bへの圧油の供給路30に圧力検出器31を設け
る。ブレーカ7が作動して、打撃ロッド7aが往復動す
る際には、供給路30内の圧力が変動する。従って、制
御手段32では、この供給路30の圧力の変動を検出す
ることによって、実際の打撃回数が測定される。ここ
で、実際の打撃回数の検出は、図2及び図3に示したよ
うに、圧力検出器31からの信号を増幅回路33で増幅
した後に、フィルタ34により低周波成分を除き、ピー
ク数検出回路35によって、所定の時間(t)内におけ
るこの信号のピーク値の数を計数する。このピーク数検
出回路35で検出されたピーク値の数に基づいて単位時
間当りの実際の打撃回数が演算される。そして、最大打
撃回数設定器36には、予め最大打撃回数が設定されて
おり、ピーク値検出回路35で測定した実際の打撃回数
が比較回路37で最大打撃回数と比較されて、実際の打
撃回数が最大打撃回数を越えないように、油圧ポンプ1
1の吐出容量を絞るための駆動信号ΔEvが出力され
る。
【0022】ここで、前述した制御手段32は、常時圧
力検出器31からの信号を取り込むようにしても良く、
またブレーカ7が作動状態になった時に、初めて圧力検
出器31からの信号を取り込んで、ブレーカ7の打撃回
数を計数するように設定できる。前者の場合には、圧力
検出器31の検出圧力が上昇したことを検出した後、ま
たはピーク数検出回路35によりピーク値の検出が始ま
った後、所定の時間が経過した時から、打撃回数の計数
を開始するように設定しておく。一方、ブレーカ7が実
際に作動状態となったことを検出する場合には、前述し
た従来技術と同様、ブレーカ7が作動したことを検出し
て、その検出信号Epを出力する圧力検出器16を設け
るようにすれば良い。そして、制御手段32からの駆動
信号ΔEvに基づいて、油圧ポンプ11の吐出容量が調
整されるが、この油圧ポンプ11の吐出容量を調整する
ために、油圧ポンプ11のレギュレータ21には、切換
弁ではなく、容量変化手段を構成する電磁比例減圧弁3
8を接続しておき、制御手段32からの駆動信号ΔEv
に応じて電磁比例減圧弁38の弁開度を連続的に調整す
ることによって、補助ポンプ19からの圧力を減圧して
レギュレータ21に供給するように構成している。
【0023】以上のように構成することによって、油圧
ショベルを作動させた状態で、岩石,コンクリート塊等
といった塊状物を破砕するために、ブレーカ操作手段1
4を操作すると、パイロット配管15から方向切換弁1
2aに圧力が供給されて、この圧力に基づいて方向切換
弁12aが切り換わる。これによって、ブレーカ7にお
けるブレーカシリンダ7bには油圧ポンプ11からの圧
油が供給されて、打撃ロッド7aが作動する。これと共
に、ブレーカシリンダ7bへの圧油の供給路30に圧力
が発生することになり、この圧力が圧力検出器31によ
り検出されて、その信号が制御手段32に取り込まれ
る。ここで、制御手段32では、圧力検出器31からの
信号に基づいて現在のブレーカ7の打撃回数が演算され
ているから、この打撃回数が設定されている最大打撃回
数以下であれば、油圧ポンプ10の吐出容量を制限しな
い。これにより、ブレーカ7による塊状物の破砕作業の
効率が低下するようなことがなくなる。
【0024】ブレーカ7による打撃回数が最大打撃回数
を上回っていると、制御手段32における比較回路37
から駆動信号ΔEvが電磁比例減圧弁38に出力され
て、補助ポンプ19からの圧油がこの電磁比例減圧弁3
8を介してレギュレータ21に供給されて、油圧ポンプ
11の吐出容量が絞られることになる。この結果、油圧
ポンプ11からブレーカシリンダ7bに供給流量が減少
することになって、実際の打撃回数が低下することにな
る。そして、実際の打撃回数が最大打撃回数と実質的に
一致すると、制御手段32から駆動信号ΔEvが出力さ
れなくなるから、油圧ポンプ11の吐出容量はその状態
に保持される。従って、ブレーカ7の実際の打撃回数が
実質的に最大打撃回数に制限されることになるから、ブ
レーカ7の作動時における保護が図られることになると
共に、ブレーカ7による破砕作業が効率的に行われるよ
うになる。
【0025】次に、図4は本発明の第2の実施例を示す
ものであって、本実施例において、前述した第1の実施
例と同一または均等な部材については、同じ符号を付し
てその説明を省略する。
【0026】而して、この実施例においても、電磁比例
減圧弁38を設けて、制御手段40からの信号に比例す
るように、電磁比例減圧弁38により補助ポンプ19か
らの圧力を減圧してレギュレータ21に供給することに
よって、油圧ポンプ11の吐出容量を制御できると共
に、エンジン10には、エンジン回転数調整手段41が
付設されており、このエンジン回転数調整手段41によ
って、エンジン10の回転数を任意に調整できるように
している。エンジン回転数調整手段41は、モータ42
を有し、このモータ42によりレバー43を駆動するこ
とによって、このレバー43を所望の角度に回動させる
ことができるようになっている。そして、このレバー4
3の角度に応じてエンジン10の回転数が変化すること
になる。
【0027】制御手段40は、図5に示したように、ブ
レーカ7の打撃回数を検出するための圧力検出器31か
らの信号が取り込まれて、増幅回路44で増幅し、フィ
ルタ45により低周波成分を除き、ピーク数検出回路4
6によってブレーカ7の実際の打撃回数を演算できるよ
うになっている点、及び最大打撃回数設定器47に最大
打撃回数が設定されており、比較回路48で打撃回数の
実測値と最大打撃回数とが比較されて、実測打撃回数が
最大打撃回数を上回っていると、制御手段40から駆動
信号ΔEvdが出力されて、油圧ポンプ11のレギュレ
ータ21に対して、吐出容量を絞るように電磁比例減圧
弁38の弁開度を調整され、もってブレーカ7の打撃回
数が実質的に最大打撃回数となるように調整される点に
ついては、前述した第1の実施例と同様である。
【0028】以上の構成に加えて、第2の比較回路49
が設けられており、この第2の比較回路49は、打撃回
数の実測値と最大打撃回数とを比較して、実測打撃回数
が最大打撃回数より低い場合には、エンジン回転数調整
手段41を構成するモータ42に駆動信号ΔEvuが出
力されて、エンジン10の回転数を上昇させて、ブレー
カ7の打撃回数が実質的に最大打撃回数となるように調
整される。
【0029】以上のように構成することによって、エン
ジン10の回転数がどのような状態にあろうと、ブレー
カ7は常に実質的に最大打撃回数で作動することにな
り、塊状物の破砕を最高の効率で行うことができ、かつ
ブレーカ7の保護を図ることができる。しかも、ブレー
カ7の打撃回数を調整するために、エンジン10の回転
数を変化させるが、この変化は常にブレーカ7の作動時
の方がエンジン10の回転数が高くなるものであり、従
ってブレーカ7の作動を停止させると、エンジン10の
回転数が低下することになるから、他の機構を作動させ
る際における操作性の円滑性が損なわれるようなことは
ない。
【0030】ここで、ブレーカ7を常に最大打撃回数で
作動させる場合だけでなく、打撃回数を少なくするため
にエンジン10の回転数を低下させることがある。この
ような要請に対処するために、第2の比較回路49の出
力側にスイッチ50を設けておき、このスイッチ50に
よりエンジン回転数調整手段41を作動させるモードと
非作動状態に保つモードとに切り換えることができるよ
うにする。これによって、最大打撃回数以下で作動させ
ようとする場合には、スイッチ50をOFFにするよう
に操作すれば良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ブレー
カの作動時に、予め設定された最大打撃回数を越えない
ように制御するに当って、その制御対象を油圧ポンプの
吐出容量としているので、ブレーカの作動・作動停止に
応じてエンジン回転数が激しく変化するようなことがな
く、作動停止時に行われる他の機構の動作の円滑性が確
保されるようになり、しかもブレーカの打撃回数を実測
して、この打撃回数に応じて、予め設定した最大打撃回
数を上回らないように、油圧ポンプの吐出容量を制御す
るようにしているから、ブレーカを可及的に高効率で作
動させることができ、塊状物を破砕する作業効率が極め
て良好になる等の効果を奏し、また第2の発明のよう
に、さらにエンジンも制御対象となし、ブレーカが最大
打撃回数以下で作動する状態となっていると、エンジン
の回転数を上昇させて、最大打撃回数となるように調整
できるようにすることによって、常に最も効率的にブレ
ーカが作動し、しかもブレーカの作動停止に応じてエン
ジン回転数が上昇することがなく、かつブレーカの保護
機能を損なうことはない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す油圧ショベルのブ
レーカ作動及び制御回路の構成説明図である。
【図2】図1の制御手段の構成を示す回路図である。
【図3】制御手段における信号波形図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す油圧ショベルのブ
レーカ作動及び制御回路の構成説明図である。
【図5】図1の制御手段の構成を示す回路図である。
【図6】ブレーカ装着状態の油圧ショベルの外観図であ
る。
【図7】従来技術による油圧ショベルのブレーカ作動及
び制御回路を示す構成説明図である。
【図8】図7とは別の従来技術による油圧ショベルのブ
レーカ作動及び制御回路を示す構成説明図である。
【符号の説明】
7 ブレーカ 7a 打撃ロッド 7b ブレーカシリンダ 10 エンジン 11 油圧ポンプ 16 圧力検出器 19 補助ポンプ 21 レギュレータ 31 圧力検出器 32,40 制御手段 35,46 ピーク数検出回路 37,48 比較回路 38 電磁比例減圧弁 41 エンジン回転数調整手段 49 第2の比較回路 50 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される可変容量型の
    油圧ポンプと、 この油圧ポンプからの圧油により駆動されるブレーカ
    と、 ブレーカの打撃回数を検出する打撃回数検出手段と、 この打撃回数検出手段からの信号に基づいて前記油圧ポ
    ンプの吐出容量を制御する制御手段と、 この制御手段からの信号に基づいて、前記油圧ポンプの
    吐出容量を連続的または段階的に変化させる容量変化手
    段とを備え、 この制御手段は、ブレーカが作動した時に、容量変化手
    段を作動させて、前記打撃回数検出手段からの信号に基
    づいてブレーカの最大打撃回数を越えない範囲で、最大
    の打撃回数となるように、前記ブレーカに供給される圧
    油の流量を調整するために、前記油圧ポンプの吐出容量
    を制御する構成としたことを特徴とする油圧ショベルの
    ブレーカ制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンにより駆動される可変容量型の
    油圧ポンプと、 この油圧ポンプからの圧油により駆動されるブレーカ
    と、 ブレーカの打撃回数を検出する打撃回数検出手段と、 この打撃回数検出手段からの信号に基づいて前記油圧ポ
    ンプの吐出容量を制御する制御手段と、 この制御手段からの信号に基づいて、前記油圧ポンプの
    吐出容量を連続的または段階的に変化させる容量変化手
    段及び前記エンジンの回転数を調整するエンジン回転数
    調整手段とを備え、 この制御手段は、ブレーカが作動した時に、前記打撃回
    数検出手段からの信号に基づいて、ブレーカの打撃回数
    が最大打撃回数を越える場合には、前記容量変化手段に
    より前記油圧ポンプの吐出容量を制限して、実質的に最
    大打撃回数となるまで前記ブレーカへの供給流量を減少
    させ、また最大打撃回数以下である場合には、前記エン
    ジン回転数調整手段によって、前記エンジンの回転数を
    高めて、前記ブレーカに供給される圧油の流量が実質的
    に最大打撃回数となるまで増加させる構成としたことを
    特徴とする油圧ショベルのブレーカ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記打撃回数検出手段は、前記ブレーカ
    への圧油の供給路に接続した圧力検出手段で構成し、こ
    の圧力検出手段により所定の圧力状態になったことを検
    出するか、または所定数のピーク圧が発生したことを検
    出した後に、この打撃回数検出手段により打撃回数の計
    数を行うようにしたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の油圧ショベルのブレーカ制御装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段と前記エンジン回転数調整手
    段との間にスイッチを設けて、このエンジン回転数調整
    手段が作動するモードと、非作動状態に保持するモード
    との間に切り換え可能な構成としたことを特徴とする請
    求項2記載の油圧ショベルのブレーカ制御装置。
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