JPH0868568A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH0868568A
JPH0868568A JP6203959A JP20395994A JPH0868568A JP H0868568 A JPH0868568 A JP H0868568A JP 6203959 A JP6203959 A JP 6203959A JP 20395994 A JP20395994 A JP 20395994A JP H0868568 A JPH0868568 A JP H0868568A
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JP
Japan
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heat exchanger
air conditioner
indoor heat
refrigerant
indoor
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Application number
JP6203959A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nagasawa
敦氏 長澤
Toshiro Niko
俊郎 兒子
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】室内熱交換器の形態に対応する最適の吹出しを
行って、理想の快適空調をなす空気調和機を提供する。 【構成】圧縮機16と、室外熱交換器18と、電動膨張
弁19および室内熱交換器5を冷媒管を介して連通し冷
凍サイクルを構成するものにおいて、上記室内熱交換器
の上下方向に区分して設けられ、室内熱交換器の上下各
部において独立した熱交換作用をなす複数の冷媒導通路
7ないし9と、それぞれの冷媒導通路に設けられ、冷暖
房運転モードの所定の条件下で開閉する第1ないし第3
の開閉弁13ないし15とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に係り、特
に室内熱交換器の冷媒流路構成の改良と、その制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられる空気調和機は、被空
調室の壁面に取付けられる室内ユニットと、屋外に据付
けられる室外ユニットからなり、これらユニット相互を
冷媒管および電気配線で接続してなる。
【0003】室内ユニット内には室内熱交換器が収容さ
れ、室外ユニット内には圧縮機、四方弁、室外熱交換
器、減圧装置等が収容される。上記圧縮機は、運転周波
数可変形のものがほとんどであり、空調負荷に応じた運
転周波数制御がされる。
【0004】そして、上記四方弁の切換えによって冷房
運転と暖房運転との切換えを可能とすることは勿論、除
湿運転、除霜運転への切換えや、立上り運転から室温が
安定した状態での運転制御など、状況に応じたきめの細
かい制御もなされている。
【0005】上記室内熱交換器および室外熱交換器と
も、極く薄肉厚のフィンを互いに狭小の間隔を存して多
数枚並設し、これらフィンに熱交換パイプを貫通させ
る、いわゆるフィンドチューブタイプのものが用いられ
ている。
【0006】上記フィンは、幅方向が短く、かつこの幅
方向と比較して上下方向が極めて長い、ほぼ短冊状に形
成されていて、上記熱交換パイプはフィンの幅方向に普
通2列並べられ、上下方向に所定間隔を存して貫通して
いる。
【0007】そして、両側端部のフィンから突出する隣
接する熱交換パイプの開口端相互にUベンドが接続され
る。フィンの最上端と最下端の熱交換パイプ開口端には
室外ユニットから延出される冷媒管が接続される。
【0008】したがって各熱交換器には一系統の冷媒導
通路が形成され、冷媒はフィンに対して蛇行して導かれ
る。フィン相互間には熱交換空気が導かれ、冷媒との熱
交換作用がなされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように各熱交換器
が構成されていて、フィンの上下方向寸法を縦方向寸法
とし、フィンが多数枚並設されたトータル寸法を横方向
寸法として、その熱交換面積が設定される。
【0010】そしてこの熱交換器に対向して、熱交換器
全面に亘って均一に熱交換空気を導く送風ファンが配置
され、熱交換器における熱交換効率の部分ムラを阻止す
る構成となっている。
【0011】しかるに、特に室内ユニットにおいて、冷
房運転時に冷気が被空調室の床面付近に溜まり易く、暖
房運転時には逆に暖気が天井付近に溜まり易い。いずれ
も、いわゆる頭寒足熱と呼ばれる快適空調とは逆の現象
が生じる傾向にある。
【0012】これは、室内熱交換器全面に亘って熱交換
空気が導通し、そのままユニットから吹き出され、特に
立ち上がり運転を経て室温が安定した状態では、冷房運
転では一塊の重い冷気となって沈み、暖房運転では一塊
の軽い暖気となって浮くためであり、これを解消する何
らかの手段の採用が望まれている。
【0013】そしてまた、近時、たとえば本出願人にお
いて、室内熱交換器を逆V字状に折り曲げ形成して前側
熱交換器と後側熱交換器とから構成し、室内熱交換器の
上下方向寸法を従来の直状のものより縮小するととも
に、熱交換面積を充分確保し、かつ室内ユニット全体の
上下寸法を縮小した空気調和機が提案されている。
【0014】このような構成のユニット本体には、前側
熱交換器と対向して前面側に吸込み口が設けられ、後側
熱交換器に対向して上面側に吸込み口が設けられてお
り、ここでも最適の吹出し構造を考慮しなければならな
い。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、室内熱交換器の形態に
対応する最適の吹出しを行って、理想の快適空調をなす
空気調和機を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、第1の発明の空気調和機は、請求項1において、圧
縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、減圧装置および室
内熱交換器を冷媒管を介して順次連通し、ヒートポンプ
式の冷凍サイクルを構成するものにおいて、上記室内熱
交換器に上下方向に沿って区分して設けられ、室内熱交
換器の上下各部において独立した熱交換作用をなす複数
の冷媒導通路と、それぞれの冷媒導通路に設けられ、冷
暖房運転等の所定の運転条件下で開閉する開閉弁とを具
備したことを特徴とする。
【0017】上記目的を満足するため、第2の発明の空
気調和機は、請求項2において、前面部と上面部に吸込
み口を備えた室内ユニットと、この室内ユニット内に配
置され、上記前面吸込み口に対向する前側熱交換器およ
び上面吸込み口に対向する後側熱交換器を、ほぼ逆V字
状に組み合わせてなる室内熱交換器と、上記前側熱交換
器の上下方向に沿って区分して設けられ、この熱交換器
の上下各部において独立した熱交換作用をなす複数の前
側冷媒導通路と、上記後側熱交換器に設けられ、上記前
側冷媒導通路とは独立して熱交換作用をなす後側冷媒導
通路と、上記前側冷媒導通路および後側冷媒導通路のそ
れぞれに設けられ、冷暖房運転等の所定の運転条件下で
開閉する開閉弁とを具備したことを特徴とする。
【0018】請求項3として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記室内熱交換器上部の冷媒導通路
もしくは前側熱交換器上部の冷媒導通路と後側熱交換器
の冷媒導通路に設けられる開閉弁は、冷房運転時に閉成
され、それぞれの熱交換器部位での熱交換作用をなさな
いようにしたことを特徴とする。
【0019】請求項4として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記室内熱交換器下部の冷媒導通路
もしくは前側熱交換器下部の冷媒導通路に設けられる開
閉弁は、暖房運転時に閉成され、それぞれの熱交換器部
位での熱交換作用をなさないようにしたことを特徴とす
る。
【0020】請求項5として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記各開閉弁は、その開閉制御を運
転開始から所定時間経過した後に行うようにしたことを
特徴とする。
【0021】請求項6として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記各開閉弁は、その開閉制御を運
転周波数が所定値以下のときに行うようにしたことを特
徴とする。
【0022】請求項7として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記各開閉弁は、その開閉制御を室
内熱交換器温度が所定温度以上のときに行うようにした
ことを特徴とする。
【0023】請求項8として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記各開閉弁は、その開閉制御を室
内熱交換器温度が所定温度以下のときに行うようにした
ことを特徴とする。
【0024】請求項9として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記各開閉弁は、上記室内熱交換器
の風上側に配置されることを特徴とする。請求項10と
して、請求項9記載の上記各開閉弁は、室内熱交換器を
構成する前側熱交換器と前面吸込み口との間に配置され
ることを特徴とする。請求項11として、請求項9記載
の上記各開閉弁は、室内熱交換器を構成する後側熱交換
器と上面吸込み口との間に配置されることを特徴とす
る。
【0025】
【作用】第1の発明は、室内熱交換器に備えた複数の冷
媒導通路を、開閉弁が冷暖房運転モードの所定の条件下
で開閉する。意図して室内熱交換器に非熱交換部分を作
って生空気を導通させ、他の部分で熱交換した空気と重
ねた状態にして吹き出す。冷暖房運転に応じて、生空気
が熱交換空気に対して重なる上下位置を設定し、快適冷
暖房を得る。
【0026】第2の発明は、逆V字状の室内熱交換器を
構成する前側熱交換器に設けた複数の前側冷媒導通路
と、後側熱交換器に設けた後側冷媒導通路を、開閉弁が
冷暖房運転モードの所定の条件下で開閉する。
【0027】ここでも、意図して各熱交換器に非熱交換
部分を作って生空気を導通させ、他の部分で熱交換した
空気と重ねた状態にして吹き出す。冷暖房運転に応じ
て、生空気が熱交換空気に対して重なる上下位置を設定
し、快適冷暖房を得る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1を参照して
説明する。空気調和機は、室内ユニットAと、室外ユニ
ットBとから構成される。上記室内ユニットAを構成す
るユニット本体1は、その前面部と上面部に吸込み口
2,3が設けられ、それぞれにグリル2a,3aが嵌め
込まれる。前面下部に吹出し口4が設けられ、ここには
グリル4aが回動自在に枢支される。
【0029】また、ユニット本体1内には、後述するよ
うに構成される室内熱交換器5と、この室内熱交換器5
の近傍に配置される送風ファン6が収容される。上記室
内熱交換器5は、前側熱交換器5Aと後側熱交換器5B
とを逆V字状に組み合わせてなる。上記前側熱交換器5
Aは、さらに上下方向に所定間隔を存して複数の切り込
みが設けられ、この切り込みに沿って同一の角度で、か
つ内側に多段に折り曲げられる。上記後側熱交換器5B
は直状に形成されていて、前側熱交換器5Aと比較して
緩い角度で傾斜する。
【0030】上記前面吸込み口2に室内熱交換器5の前
側熱交換器5Aが対向し、上面吸込み口3に後側熱交換
器5Bが対向して配置される。そして、上記送風ファン
6は前側熱交換器5Aと後側熱交換器5Bとの間に配置
される。
【0031】上記室内熱交換器1はいわゆるフィンドチ
ューブタイプのものであり、これを先に述べたように構
成するのであるが、ここには前側熱交換器5Aの下半分
のフィンに貫通する熱交換パイプを接続した前側下部冷
媒導通路(以下、第1導通路と称する)7と、前側熱交
換器の上半分のフィンに貫通する熱交換パイプを接続し
た前側上部冷媒導通路(以下、第2導通路と称する)8
とが区分して設けられる。
【0032】すなわち、前側熱交換器5Aの上下方向の
中央部を境に、下部側に設けられる第1導通路7と、上
部側に設けられる第2導通路8とが備えられる。一方、
上記後側熱交換器5Bには独立した後側冷媒導通路(以
下、第3導通路と称する)9が設けられる。
【0033】これら各冷媒導通路7ないし9のそれぞれ
両端部には分岐管10…が接続されており、一端側の各
分岐管10…は分岐ジョイント11に接続され、他端側
の分岐管10…は合流口体12に接続される。
【0034】なお、上記分岐ジョイント11に接続され
る各分岐管10…の中途部には、それぞれ電磁二方弁か
らなる第1ないし第3の開閉弁13ないし15が設けら
れており、ここでは図示しない制御回路に電気的に接続
され、開閉制御されるようになっている。
【0035】上記室外ユニットB内には、圧縮機16
と、四方弁17と、室外熱交換器18および減圧装置で
ある電動膨張弁19が収容される。さらに、上記室外熱
交換器18の近傍位置に図示しない送風ファンが配置さ
れている。
【0036】上記四方弁17から延出される冷媒管Pa
が上記室内ユニットA側の合流口体12に接続され、上
記電動膨張弁19から延出される冷媒管Pbが上記分岐
ジョイント11に接続される。
【0037】したがって、上記圧縮機16から四方弁1
7、室外熱交換器18、電動膨張弁19および室内熱交
換器5が順次、冷媒管Pa,Pbを介して連通され、ヒ
ートポンプ式の冷凍サイクルが構成される。
【0038】なお説明すれば、室内熱交換器5とその前
後位置においては、分岐ジョイント11から複数の分岐
管10…、第1ないし第3導通路7ないし9、複数の分
岐管10…を経て合流口体12に至る、ここでは3つ並
列回路が形成される。
【0039】上記圧縮機16は、上記制御回路によって
運転周波数可変に電気的に制御される。また、上記四方
弁17、電動膨張弁19および送風ファン6も、上記制
御回路によって電気的に制御される。
【0040】このような室内熱交換器5を備えた冷凍サ
イクルであり、冷房運転時には冷媒を図中矢印方向に導
通させ、暖房運転時には冷媒を図中破線矢印方向に導通
させるよう四方弁17を切換える。
【0041】上記制御回路は、冷暖房運転とも立ち上が
り状態では、上記第1ないし第3の開閉弁13ないし1
5をともに断電状態として開放制御する。すなわち、冷
房立ち上がり運転では、液冷媒が電動膨張弁19から分
岐ジョイント11を介して分岐管10…に同一量づつ分
流され、第1ないし第3の開閉弁13ないし15を通過
して第1ないし第3導通路7ないし9に導かれる。
【0042】したがって、この室内熱交換器5を構成す
る前側熱交換器5Aと後側熱交換器5Bの全面に亘って
冷媒が導かれ、熱交換空気と熱交換して蒸発する。室内
熱交換器5全体を使った、大なる熱交換容量の冷房作用
をなす。
【0043】各導通路7ないし9で蒸発した冷媒は、分
岐管10…から合流口体12に導かれて合流し、上記四
方弁17を介して圧縮機16に導かれる。暖房立ち上が
り運転では、ガス冷媒が四方弁17から合流口体12を
介して分岐管10…に同一量づつ分流され、第1ないし
第3導通路7ないし9に導かれる。
【0044】したがって、この室内熱交換器5を構成す
る前側熱交換器5Aと後側熱交換器5Bの全面に亘って
冷媒が導かれ、熱交換空気と熱交換して凝縮する。室内
熱交換器5全体を使った、大なる熱交換容量の暖房作用
をなす。
【0045】各導通路7ないし9で凝縮した冷媒は、分
岐管10…から第1ないし第3の開閉弁13ないし15
を通過して分岐ジョイント11で合流し、上記電動膨張
弁19に導かれることになる。
【0046】冷房運転時の立ち上がりから所定時間が経
過し、室温が設定温度以下に低下して保持する安定状態
になると、図2(A)に示すように、制御回路は第2の
開閉弁14と第3の開閉弁15に通電して、これを閉成
制御する。第1の開閉弁13は開放状態を保持する。
【0047】上記電動膨張弁19から導かれる液冷媒
は、第2,第3の開閉弁14,15で導通を阻止される
一方、第1の開閉弁13のみ通過する。そして、室内熱
交換器5を構成する前側熱交換器5Aの下部側に設けら
れる第1導通路17に導かれ、この熱交換器下部での熱
交換作用を継続する。
【0048】一方、第2,第3の開閉弁14,15は閉
成しているところから、液冷媒が前側熱交換器5A上部
側の第2導通路8および後側熱交換器5Bの第3導通路
9には導通せず、それぞれの部位における熱交換作用は
ない。
【0049】したがって、室内ユニットAの前面吸込み
口2からユニット本体1内に吸込まれる熱交換空気は、
前側熱交換器5A下部を導通した風だけが熱交換して冷
気に変り、前側熱交換器5A上部を導通した風と、上面
吸込み口3から後側熱交換器5Bを導通した風は熱交換
がなく、生空気のままである。
【0050】吹出し口4から被空調室内へ吹出される風
は、室内熱交換器5の構造と送風ファン6および吹出し
口4との配置関係から、必然的に前側熱交換器5A下部
を導通した冷気が上側に、かつ前側熱交換器5A上部と
後側熱交換器5Bを導通して熱交換作用をなさない生空
気が下側の、上下二層になる。
【0051】特に、室内熱交換器5を逆V字状の熱交換
器とし、前側熱交換器5Aと後側熱交換器5Bとに分離
しているので、ユニット本体1内での冷気と生空気とを
確実に分離することができ、吹出し口4においてもある
程度分離して吹出すこととなる。
【0052】同図(B)で示すように、冷気は生空気と
比較して重いから、ユニットAから床面に向かって急傾
斜で降下しようとするが、この下側に沿って吹出される
冷気よりは暖かい生空気が、上記冷気を持ち上げた状態
にして吹き出す。
【0053】結局、冷気は床面から離間した位置に沿っ
て導かれることとなり、被空調室内をムラなく冷房す
る。そして、冷気が下に落ちないために、肌寒さを持つ
ことのない快適冷房を得る。
【0054】なお、上記第2,第3の開閉弁14,15
の閉成条件として、冷房運転時の立ち上がりから所定時
間が経過した状態で行うようにしたが、これに限定され
るものではない。
【0055】たとえば、制御回路が圧縮機16の運転周
波数を所定の低い周波数に制御したタイミングをとっ
て、第2,第3の開閉弁14,15を閉成制御してもよ
い。この場合、先の制御条件と同一の内容となる。
【0056】また、上記室内熱交換器5の温度を検出す
る温度センサの検出温度値が、制御回路に記憶される設
定温度以上になったときに、上記弁の閉成制御を行って
もよい。
【0057】すなわち、室内熱交換器5温度が露点温度
以下の状態で上記弁制御を行った場合、ユニット本体1
内で露点温度以下に冷却された空気と生空気とがある程
度混合されることになり、ユニット本体1内の送風ファ
ン6や吹出し口4などで結露が発生してしまう。
【0058】そこで、前側熱交換器5A一部のみの熱交
換作用をなす場合には、他の部分からの生空気がユニッ
ト本体1内で結露しないように、設定温度(結露条件温
度)以上になったときに、上記弁の閉成制御を行う。
【0059】また、上記室内熱交換器5の温度を検出す
る温度センサの検出温度値が、制御回路に記憶される設
定温度以下になったときに、上記弁の閉成制御を行って
もよい。
【0060】すなわち、室内熱交換器5温度が設定温度
以下となると、吹出し口4から吹出される冷気の量が極
めて大となり、直ちに床面に落ちて肌寒さを感じさせて
しまう。そこで、第2,第3の開閉弁14,15を閉成
して、先に説明したような生空気による冷気の持ち上げ
作用を得る。
【0061】いずれにしても、各開閉弁13ないし15
を全て開放した状態と、第2,第3の開閉弁14,15
を閉成した状態とで、吹出し口4に設けられるルーバ4
aを適応する角度に回動調整するとよい。そしてまた、
それぞれの状態で送風ファン6の回転数の制御をなす
と、さらに効果的であることは言う迄もない。
【0062】さらに、上記実施例では、第2,第3の開
閉弁14,15を閉成制御し、第1の開閉弁13を開放
状態としたが、この状態に制御する前に、一旦、第3の
開閉弁15のみを閉成制御し、第1,第2の開閉弁1
3,14を開放状態として、ある程度の冷房能力を維持
しながら順次生空気の量を多くするようにしてもよい。
これによれば、順次生空気の量が多くなるので、急激な
室温の変動を招くようなことがなくなり、快適感がより
向上する。
【0063】一方、暖房運転時の立ち上がりから所定時
間が経過し、室温が設定温度以上に上昇して保持する安
定状態になると、図3(A)に示すように、制御回路は
第1の開閉弁13に通電して、これを閉成制御する。第
2,第3の開閉弁14,15は開放状態を保持する。
【0064】上記四方弁17から導かれるガス冷媒は、
第1の開閉弁13が閉成しているところから、前側熱交
換器5A下部に設けられる第1導通路7には導通せず、
第2,第3の開閉弁14,15が開放しているところか
ら、前側熱交換器5A上部の第2導通路14と、後側熱
交換器5Bの第3導通路15に導かれて、これらの熱交
換器部分での熱交換作用を継続する。
【0065】したがって、前面吸込み口2上部と上面吸
込み口3からユニット本体1内に吸込まれる熱交換空気
が、前側熱交換器5A上部および後側熱交換器5Bと熱
交換して暖気に変る。前面吸込み口2下部から前側熱交
換器5A下部を導通した風は熱交換作用がなく、生空気
のままである。
【0066】吹出し口4から被空調室内へ吹出される風
は、室内熱交換器5の構造と、送風ファン6および吹出
し口4の配置関係から、必然的に前側熱交換器5A下部
を導通した生空気が上側に、かつ前側熱交換器5A上部
と後側熱交換器5Bを導通した暖気が下側の、上下二層
になる。
【0067】暖気は生空気と比較して軽いから、ユニッ
トAから天井面に向かって急傾斜で上昇しようとする
が、この上側に沿って吹出される暖気よりは重い生空気
が、上記暖気を押し下げた状態にして吹き出す。
【0068】結局、同図(B)で示すように、暖気はほ
とんど床面に沿って導かれることとなり、足元を集中し
て暖める快適暖房を得る。いわゆる頭寒足熱の状態とな
り、設定室温を下げても実質的に体感は変わらないの
で、省エネにつながる。
【0069】さらに上記実施例では、第1の開閉弁13
を閉成制御し、第2,第3の開閉弁14,15を開放状
態としたが、この状態に制御した後に、さらに第2の開
閉弁14を閉成制御すれば、より熱交換面積を減少させ
ることができる。
【0070】これによれば、より熱交換面積が減少する
ので、吹出された暖気の上昇をより防ぐことができ、室
温安定時の快適感が向上する。なお、上記第1の開閉弁
13の閉成条件として、暖房運転時の立ち上がりから所
定時間が経過し、室温が設定温度以上に上昇して保持す
る安定状態になる上で行うようにしたが、これに限定さ
れるものではない。
【0071】たとえば、制御回路が圧縮機16の運転周
波数を所定の低い周波数に制御したタイミングをとっ
て、第2,第3の開閉弁14,15を閉成制御してもよ
い。この場合、先の制御条件と同一の内容となる。
【0072】また、上記室内熱交換器5の温度を検出す
る温度センサの検出温度値が、制御回路に記憶される設
定温度以上になったときに、上記弁の閉成制御を行って
もよい。
【0073】すなわち、室内熱交換器5の検出温度が設
定温度以上となると、吹出し口4から吹出される暖気の
量が極めて大となり、この浮力が大きくなって床面と離
間した位置に集中し、足元に寒さを感じさせてしまう。
そこで、第1の開閉弁13を閉成して先に説明したよう
な生空気による暖気の押し下げ作用を得る。
【0074】いずれにしても、各開閉弁13ないし15
を全て開放した状態と、第1の開閉弁13を閉成した状
態とで、吹出し口4に設けられるルーバ4aを適応する
角度に回動調整するとよい。そしてまた、それぞれの状
態で送風ファン6の回転数の制御をなすと、さらに効果
的であることは言う迄もない。
【0075】なお、少なくとも第1ないし第3の開閉弁
13ないし15は、室内熱交換器5に対して熱交換空気
の上流側に位置するよう配置しなければならない。具体
的には、図4(A)に示すように、ユニット本体1に設
けられる上面吸込み口3と、室内熱交換器5を構成する
後側熱交換器5Bとの間の空間スペースSaは、後側熱
交換器5Bに対する熱交換空気の上流側となる。
【0076】上記空間スペースSaに第1ないし第3の
開閉弁13ないし15を配置し、かつ必要な配管接続を
なす。なお余裕があれば、各分岐管10…や分岐ユニッ
ト11および合流口体12まで配置しても支障がない。
【0077】特に、冷房運転時に室内熱交換器5にドレ
ンが付着するのと同様に、各開閉弁13ないし15にも
ドレンが付着することが多い。このような配置によれ
ば、各開閉弁13ないし15に付着したドレンが大きく
なり、滴下するようなことがあっても、熱交換空気の流
れに乗って、特に後側熱交換器5Bに降りかかる。
【0078】そして、室内熱交換器5に付着するドレン
とともにドレンパンに流下し、かつ排水処理される。少
なくとも、熱交換空気とともに吹出し口4から被空調室
内へ吹出されることがなく、快適空調が損なわれないで
すむ。
【0079】同様の理由から、同図(B)に示すよう
に、各開閉弁13ないし15を前面吸込み口2上部と前
側熱交換器5A上部との間の空間スペースSbに配置し
てもよい。ここも熱交換空気の上流側であるので、各開
閉弁13ないし15にドレンが付着しても室内熱交換器
5の排水機構によって排水処理されることとなる。
【0080】なお、上記実施例においては、分岐ユニッ
ト11に接続する分岐管10…に第1ないし第3の開閉
弁13ないし15を設けたが、これに限定されるもので
はなく、合流口体12に接続する分岐管10…に上記開
閉弁を設けてもよく、あるいはこれら両側の分岐管に設
けてもよい。
【0081】また、前側熱交換器5Aに2つの冷媒導通
路7,8を設け、後側熱交換器5Bに1つの冷媒導通路
9を設けたが、これに限定されるものではなく、それぞ
れの熱交換器5A,5Bにさらに細分化した冷媒導通路
を設けてもよく、またその一部は前後側熱交換器5A,
5Bに跨がった冷媒導通路であってもよい。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、室内熱交換器に備えた複数の冷媒導通路を、冷暖房
運転の所定の条件下で開閉し、非熱交換部を作って生空
気を導通させ、他の部分で熱交換した冷気もしくは暖気
と重ねた状態にして吹き出すようにしたから、室内熱交
換器の基本的な構造形態を変更することなく、冷媒導通
路の開閉制御をなすだけで、特に安定運転時における冷
房効率および暖房効率の向上を得られ、快適空調を保持
するとともに省エネ運転化を図れるなどの効果を奏す
る。
【0083】第2の発明によれば、逆V字状の室内熱交
換器を構成する前側熱交換器に設けた複数の前側冷媒導
通路と、後側熱交換器に設けた後側冷媒導通路を、冷暖
房運転の所定の条件下で開閉し、前側熱交換器部分もし
くは後側熱交換器に非熱交換部を作って生空気を導通さ
せ、他の部分と熱交換した空気と重ねた状態にして吹き
出すようにしたから、室内熱交換器を逆V字状としたこ
とで、冷気および暖気と生空気との温度差をより大きく
取ることができ、特に安定運転時における冷房効率およ
び暖房効率の向上を得られ、快適空調を保持するととも
に省エネ運転化を図れるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、空気調和機の冷凍サ
イクル構成図。
【図2】(A)は、冷房運転時における開閉弁制御と熱
交換作用を説明する図。(B)は、冷房運転時における
熱交換作用を説明する図。
【図3】(A)は、暖房運転時における開閉弁制御と熱
交換作用を説明する図。(B)は、暖房運転時における
熱交換作用を説明する図。
【図4】(A)は、開閉弁の配置設定を説明する図。
(B)は、開閉弁の他の配置設定を説明する図。
【符号の説明】
16…圧縮機、18…室外熱交換器、19…減圧装置
(電動膨張弁)、5…室内熱交換器、2…前面吸込み口
部、3…上面吸込み口、A…室内ユニット、5A…前側
熱交換器、5B…後側熱交換器、7…前側下部冷媒導通
路(第1導通路)、8…前側上部冷媒導通路(第2導通
路)、9…後側冷媒導通路(第3導通路)、13…第1
の開閉弁、14……第2の開閉弁、15……第3の開閉
弁。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 13/30 11/02 102 F

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、減
    圧装置および室内熱交換器を冷媒管を介して順次連通
    し、ヒートポンプ式の冷凍サイクルを構成する空気調和
    機において、 上記室内熱交換器に上下方向に沿って区分して設けら
    れ、室内熱交換器の上下各部において独立した熱交換作
    用をなす複数の冷媒導通路と、 それぞれの冷媒導通路に設けられ、冷暖房運転等の所定
    の運転条件下で開閉する開閉弁とを具備したことを特徴
    とする空気調和機。
  2. 【請求項2】前面部と上面部に吸込み口を備えた室内ユ
    ニットと、 この室内ユニット内に配置され、上記前面吸込み口に対
    向する前側熱交換器および上面吸込み口に対向する後側
    熱交換器を、ほぼ逆V字状に組み合わせてなる室内熱交
    換器と、 上記前側熱交換器の上下方向に沿って区分して設けら
    れ、この熱交換器の上下各部において独立した熱交換作
    用をなす複数の前側冷媒導通路と、 上記後側熱交換器に設けられ、上記前側冷媒導通路とは
    独立して熱交換作用をなす後側冷媒導通路と、 上記前側冷媒導通路および後側冷媒導通路のそれぞれに
    設けられ、冷暖房運転等の所定の運転条件下で開閉する
    開閉弁とを具備したことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】上記室内熱交換器上部の冷媒導通路もしく
    は室内熱交換器を構成する前側熱交換器上部の冷媒導通
    路と後側熱交換器の冷媒導通路に設けられる開閉弁は、
    冷房運転時に閉成され、それぞれの熱交換器部位での熱
    交換作用をなさないようにしたことを特徴とする請求項
    1および請求項2のいずれかに記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】上記室内熱交換器下部の冷媒導通路もしく
    は室内熱交換器を構成する前側熱交換器下部の冷媒導通
    路に設けられる開閉弁は、暖房運転時に閉成され、それ
    ぞれの熱交換器部位での熱交換作用をなさないようにし
    たことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれか
    に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】上記各開閉弁の開閉制御は、運転開始から
    所定時間経過した後に行うようにしたことを特徴とする
    請求項1および請求項2のいずれかに記載の空気調和
    機。
  6. 【請求項6】上記各開閉弁の開閉制御は、運転周波数が
    所定値以下のときに行うようにしたことを特徴とする請
    求項1および請求項2のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】上記各開閉弁の開閉制御は、室内熱交換器
    温度が所定温度以上のときに行うようにしたことを特徴
    とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の空気
    調和機。
  8. 【請求項8】上記各開閉弁の開閉制御は、室内熱交換器
    温度が所定温度以下のときに行うようにしたことを特徴
    とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の空気
    調和機。
  9. 【請求項9】上記各開閉弁は、上記室内熱交換器の風上
    側に配置されることを特徴とする請求項2記載の空気調
    和機。
  10. 【請求項10】上記各開閉弁は、上記室内熱交換器を構
    成する前側熱交換器と前面吸込み口との間に配置される
    ことを特徴とする請求項9記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】上記各開閉弁は、上記室内熱交換器を構
    成する後側熱交換器と上面吸込み口との間に配置される
    ことを特徴とする請求項9記載の空気調和機。
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