JPH0868890A - 使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料貯蔵設備 - Google Patents
使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料貯蔵設備Info
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- JPH0868890A JPH0868890A JP6204881A JP20488194A JPH0868890A JP H0868890 A JPH0868890 A JP H0868890A JP 6204881 A JP6204881 A JP 6204881A JP 20488194 A JP20488194 A JP 20488194A JP H0868890 A JPH0868890 A JP H0868890A
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- fuel storage
- rectangular
- storage rack
- rectangular cylinder
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 下部支持板を不要とし、設備の耐震性と冷却
効率を上げ、使用済み燃料貯蔵セルの着脱を容易にし、
貯蔵燃料の中心間距離を縮小し貯蔵可能量を増した使用
済み燃料貯蔵ラックとそれを備えた使用済み燃料貯蔵設
備とを提供する。 【構成】 使用済み燃料貯蔵ラック56は、第1角筒
(使用済み燃料貯蔵セル)3と、第1角筒3より若干大き
い内寸法を有し市松模様状に配列される第2角筒53
と、第2角筒53のコーナ部同士を連結して固定する部
材(図示なし)と、耐震条件を考慮して決定された位置に
配置される床まで届く長さの柱状部材55と、第2角筒
53(および柱状部材55)の内面または外面で区画され
たスペース内に第1角筒3を配置し固定するために第1
角筒3の外面と第2角筒53の内面または外面との隙間
に挿入される貯蔵セル固定部材52とからなる。
効率を上げ、使用済み燃料貯蔵セルの着脱を容易にし、
貯蔵燃料の中心間距離を縮小し貯蔵可能量を増した使用
済み燃料貯蔵ラックとそれを備えた使用済み燃料貯蔵設
備とを提供する。 【構成】 使用済み燃料貯蔵ラック56は、第1角筒
(使用済み燃料貯蔵セル)3と、第1角筒3より若干大き
い内寸法を有し市松模様状に配列される第2角筒53
と、第2角筒53のコーナ部同士を連結して固定する部
材(図示なし)と、耐震条件を考慮して決定された位置に
配置される床まで届く長さの柱状部材55と、第2角筒
53(および柱状部材55)の内面または外面で区画され
たスペース内に第1角筒3を配置し固定するために第1
角筒3の外面と第2角筒53の内面または外面との隙間
に挿入される貯蔵セル固定部材52とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧水型原子炉等の原
子炉を備えた原子力発電所で発生する使用済み燃料を垂
直保持状態で貯蔵するための使用済み燃料貯蔵ラックお
よび使用済み燃料貯蔵設備に係り、特に、耐震強度が高
く隣合う貯蔵燃料の中心間距離を小さくして使用済み燃
料を高密度に貯蔵可能な使用済み燃料貯蔵設備を実現で
きる使用済み燃料貯蔵ラックの構造に関する。
子炉を備えた原子力発電所で発生する使用済み燃料を垂
直保持状態で貯蔵するための使用済み燃料貯蔵ラックお
よび使用済み燃料貯蔵設備に係り、特に、耐震強度が高
く隣合う貯蔵燃料の中心間距離を小さくして使用済み燃
料を高密度に貯蔵可能な使用済み燃料貯蔵設備を実現で
きる使用済み燃料貯蔵ラックの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧水型原子炉等の原子炉を備えた発電
所で発生する使用済み燃料集合体は、再処理工場に搬出
されるまでの間、原子力発電所内に設けられた使用済み
燃料貯蔵プールすなわち使用済み燃料貯蔵設備で冷却し
つつ貯蔵される。使用済み燃料集合体は、使用済み燃料
貯蔵プールの底部に設けられた使用済み燃料貯蔵ラック
に貯蔵される。使用済み燃料集合体は、その未臨界性を
保つために、使用済み燃料貯蔵セルに1体ずつ挿入して
保存されるが、使用済み燃料貯蔵セルを構成する材料の
特性および水の中性子吸収効果等を考慮して決められた
所定値以上の間隔を保ちながら、垂直に保持する必要が
ある。
所で発生する使用済み燃料集合体は、再処理工場に搬出
されるまでの間、原子力発電所内に設けられた使用済み
燃料貯蔵プールすなわち使用済み燃料貯蔵設備で冷却し
つつ貯蔵される。使用済み燃料集合体は、使用済み燃料
貯蔵プールの底部に設けられた使用済み燃料貯蔵ラック
に貯蔵される。使用済み燃料集合体は、その未臨界性を
保つために、使用済み燃料貯蔵セルに1体ずつ挿入して
保存されるが、使用済み燃料貯蔵セルを構成する材料の
特性および水の中性子吸収効果等を考慮して決められた
所定値以上の間隔を保ちながら、垂直に保持する必要が
ある。
【0003】従来の使用済み燃料貯蔵ラックは、例えば
特開昭60−170796号公報に記載されているよう
に、第1支持部材および第2支持部材により使用済み燃
料貯蔵セルを上下で支持する構造が知られている。すな
わち、使用済み燃料貯蔵ラックは、ステンレス鋼等から
なる多数の使用済み燃料貯蔵セルと、第1支持部材と、
第2支持部材とからなる。使用済み燃料貯蔵ラックの第
1支持部材と第2支持部材とは直交しており、適宜な方
法で、使用済み燃料貯蔵プールのコンクリート壁の埋込
み金物にそれぞれ固定される。使用済み燃料貯蔵セル
は、第1支持部材および第2支持部材の間に順次挿入さ
れ、これらの支持部材に溶接で取り付けられる。
特開昭60−170796号公報に記載されているよう
に、第1支持部材および第2支持部材により使用済み燃
料貯蔵セルを上下で支持する構造が知られている。すな
わち、使用済み燃料貯蔵ラックは、ステンレス鋼等から
なる多数の使用済み燃料貯蔵セルと、第1支持部材と、
第2支持部材とからなる。使用済み燃料貯蔵ラックの第
1支持部材と第2支持部材とは直交しており、適宜な方
法で、使用済み燃料貯蔵プールのコンクリート壁の埋込
み金物にそれぞれ固定される。使用済み燃料貯蔵セル
は、第1支持部材および第2支持部材の間に順次挿入さ
れ、これらの支持部材に溶接で取り付けられる。
【0004】一方、実開昭60−72595号公報に記
載されているように、上部ラック支持板および下部ラッ
ク支持板により使用済み燃料貯蔵セルを支持する構造が
知られている。上下ラック支持板は、プールのコンクリ
ート壁の埋め込み金物に溶接で固定されている。使用済
み燃料貯蔵セルは、上部ラック支持板および下部ラック
支持板に順次挿入され、これらのラック支持板に溶接で
取り付けられる。
載されているように、上部ラック支持板および下部ラッ
ク支持板により使用済み燃料貯蔵セルを支持する構造が
知られている。上下ラック支持板は、プールのコンクリ
ート壁の埋め込み金物に溶接で固定されている。使用済
み燃料貯蔵セルは、上部ラック支持板および下部ラック
支持板に順次挿入され、これらのラック支持板に溶接で
取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、上
部および下部の支持部材は、形鋼の組み合わせまたは板
からなり、さらに、壁から片持ち梁状に固定され、燃料
貯蔵セルを支持する構造であるため、耐震強度が低いと
いう問題があり、さらに、上部および下部の支持部材を
耐震設計上強固な構造とすると、構成する部材が大きく
なり、貯蔵燃料の中心間距離を小さくできないという問
題があった。
部および下部の支持部材は、形鋼の組み合わせまたは板
からなり、さらに、壁から片持ち梁状に固定され、燃料
貯蔵セルを支持する構造であるため、耐震強度が低いと
いう問題があり、さらに、上部および下部の支持部材を
耐震設計上強固な構造とすると、構成する部材が大きく
なり、貯蔵燃料の中心間距離を小さくできないという問
題があった。
【0006】すなわち、これらの従来技術による使用済
み燃料貯蔵ラックでは、支持部材が形鋼の組合せにより
燃料貯蔵セルを保持するための空間を構成し、一方、ラ
ック支持板にはそれぞれに燃料貯蔵セルを保持するため
の孔が多数設けられている。各使用済み燃料貯蔵セルに
挿入して貯蔵される貯蔵燃料の中心間距離を小さくする
ために燃料貯蔵セル同士を近付けると、支持部材または
ラック支持板中に占める燃料貯蔵セルを保持するための
空間が相対的に多くなり、支持機能を担保する支持部材
またはラック支持板の部材量が減少する。支持部材やラ
ック支持板は、耐震設計上強固な構造を必要とするが、
上記従来技術では、前記中心間距離を小さくした場合、
耐震強度を十分に保つことはできなかった。
み燃料貯蔵ラックでは、支持部材が形鋼の組合せにより
燃料貯蔵セルを保持するための空間を構成し、一方、ラ
ック支持板にはそれぞれに燃料貯蔵セルを保持するため
の孔が多数設けられている。各使用済み燃料貯蔵セルに
挿入して貯蔵される貯蔵燃料の中心間距離を小さくする
ために燃料貯蔵セル同士を近付けると、支持部材または
ラック支持板中に占める燃料貯蔵セルを保持するための
空間が相対的に多くなり、支持機能を担保する支持部材
またはラック支持板の部材量が減少する。支持部材やラ
ック支持板は、耐震設計上強固な構造を必要とするが、
上記従来技術では、前記中心間距離を小さくした場合、
耐震強度を十分に保つことはできなかった。
【0007】また、上下2段の支持部材やラック支持板
があるために、冷却水流路が狭く、燃料貯蔵プール水の
冷却効率が良くないという問題もあった。
があるために、冷却水流路が狭く、燃料貯蔵プール水の
冷却効率が良くないという問題もあった。
【0008】さらに、使用済み燃料貯蔵セルを支持部材
やラック支持板に溶接で取り付けるので、一旦据え付け
た後は、保守や改造等が困難であった。
やラック支持板に溶接で取り付けるので、一旦据え付け
た後は、保守や改造等が困難であった。
【0009】本発明の目的は、単純な構造で軽量かつ耐
震強度が大きく、使用済み燃料貯蔵ラックの耐震性を向
上させつつ貯蔵燃料の中心間距離を小さくすることが可
能な燃料貯蔵セル支持構造を有する使用済み燃料貯蔵ラ
ックおよびこの貯蔵ラックを備えた使用済み燃料貯蔵設
備を提供することである。
震強度が大きく、使用済み燃料貯蔵ラックの耐震性を向
上させつつ貯蔵燃料の中心間距離を小さくすることが可
能な燃料貯蔵セル支持構造を有する使用済み燃料貯蔵ラ
ックおよびこの貯蔵ラックを備えた使用済み燃料貯蔵設
備を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、原子力発電所で発生する使用済み燃料を
貯蔵し保管する使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、使用
済み燃料を1体ずつ内部に収納する第1角筒(使用済み
燃料貯蔵セル)と、第1角筒の外形よりも若干大きい内
寸法を有し市松模様状に配列される第2角筒と、第2角
筒のコーナー部同士を連結し固定する部材と、第2角筒
の内面または外面で区画されたスペース内に第1角筒を
挿入し固定するために第1角筒の外面と第2角筒の内面
または外面との隙間に挿入される貯蔵セル固定部材とを
有する使用済み燃料貯蔵ラックを提案するものである。
成するために、原子力発電所で発生する使用済み燃料を
貯蔵し保管する使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、使用
済み燃料を1体ずつ内部に収納する第1角筒(使用済み
燃料貯蔵セル)と、第1角筒の外形よりも若干大きい内
寸法を有し市松模様状に配列される第2角筒と、第2角
筒のコーナー部同士を連結し固定する部材と、第2角筒
の内面または外面で区画されたスペース内に第1角筒を
挿入し固定するために第1角筒の外面と第2角筒の内面
または外面との隙間に挿入される貯蔵セル固定部材とを
有する使用済み燃料貯蔵ラックを提案するものである。
【0011】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、原子力発電所で発生する使用済み燃料を貯蔵し保管
する使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、所定間隔をおい
て配列され使用済み燃料を1体ずつ内部に収納する第1
角筒(使用済み燃料貯蔵セル)の列と、第1角筒の外形よ
りも若干大きい内寸法を有し前記所定間隔をおき第1角
筒とは行方向にずらして市松模様状に配列される第2角
筒の列と、市松模様状に配列された第1角筒と第2角筒
とのコーナー部同士を連結し固定する部材と、第2角筒
内および第1角筒と第2角筒とにより区画されたスペー
ス内に挿入される第1角筒と、第2角筒内にまたは第1
角筒と第2角筒とにより区画されたスペース内に第1角
筒を挿入し固定するために挿入された第1角筒の外面と
第2角筒の内面との隙間または挿入された第1角筒と市
松模様をなす第1角筒との隙間に挿入される貯蔵セル固
定部材とを有する使用済み燃料貯蔵ラックを提案するも
のである。
に、原子力発電所で発生する使用済み燃料を貯蔵し保管
する使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、所定間隔をおい
て配列され使用済み燃料を1体ずつ内部に収納する第1
角筒(使用済み燃料貯蔵セル)の列と、第1角筒の外形よ
りも若干大きい内寸法を有し前記所定間隔をおき第1角
筒とは行方向にずらして市松模様状に配列される第2角
筒の列と、市松模様状に配列された第1角筒と第2角筒
とのコーナー部同士を連結し固定する部材と、第2角筒
内および第1角筒と第2角筒とにより区画されたスペー
ス内に挿入される第1角筒と、第2角筒内にまたは第1
角筒と第2角筒とにより区画されたスペース内に第1角
筒を挿入し固定するために挿入された第1角筒の外面と
第2角筒の内面との隙間または挿入された第1角筒と市
松模様をなす第1角筒との隙間に挿入される貯蔵セル固
定部材とを有する使用済み燃料貯蔵ラックを提案するも
のである。
【0012】第1角筒が、使用済み燃料を垂直に保持・
貯蔵するに必要な長さを有し、第2角筒は、使用済み燃
料貯蔵プールの床に垂直に着座し貯蔵される使用済み燃
料の上端部よりやや低い位置で第1角筒を支持するため
に使用済み燃料貯蔵プールの壁面から片持ち梁状に保持
され、かつ、貯蔵セル固定部材を介して第1角筒を十分
な耐震強度で支持するに必要な構造および長さを有す
る。
貯蔵するに必要な長さを有し、第2角筒は、使用済み燃
料貯蔵プールの床に垂直に着座し貯蔵される使用済み燃
料の上端部よりやや低い位置で第1角筒を支持するため
に使用済み燃料貯蔵プールの壁面から片持ち梁状に保持
され、かつ、貯蔵セル固定部材を介して第1角筒を十分
な耐震強度で支持するに必要な構造および長さを有す
る。
【0013】上記いずれの場合も、第1角筒(使用済み
燃料貯蔵セル)の少なくとも1本を、沸騰水型原子炉用
の使用済み燃料を保持するシートプレート100を底部
に備えた角筒とすることができる。
燃料貯蔵セル)の少なくとも1本を、沸騰水型原子炉用
の使用済み燃料を保持するシートプレート100を底部
に備えた角筒とすることができる。
【0014】また、第1角筒および第2角筒の少なくと
も一方は、オーステナイト系ステンレス鋼またはオース
テナイト系ステンレス鋼に中性子吸収効果を有するホウ
素を添加したボロン添加ステンレス鋼のいずれかとす
る。
も一方は、オーステナイト系ステンレス鋼またはオース
テナイト系ステンレス鋼に中性子吸収効果を有するホウ
素を添加したボロン添加ステンレス鋼のいずれかとす
る。
【0015】貯蔵セル固定部材は、より具体的には、く
さび形固定部材,複数段のくさび形固定部材,波板状固
定部材,波形固定部材,コイル状部材を有する固定部
材,弓型板状部材を有する固定部材,可動式ジャッキ構
造を有する固定部材,固定式ジャッキを有する部材のい
ずれかである。
さび形固定部材,複数段のくさび形固定部材,波板状固
定部材,波形固定部材,コイル状部材を有する固定部
材,弓型板状部材を有する固定部材,可動式ジャッキ構
造を有する固定部材,固定式ジャッキを有する部材のい
ずれかである。
【0016】第1角筒を固定するため隙間に挿入される
貯蔵セル固定部材は、使用済み燃料貯蔵ラックの組立て
に先立ち、第2角筒または第1角筒に予め溶接でまたは
ボルト締め等の機械的手段で取付けておくことができ
る。
貯蔵セル固定部材は、使用済み燃料貯蔵ラックの組立て
に先立ち、第2角筒または第1角筒に予め溶接でまたは
ボルト締め等の機械的手段で取付けておくことができ
る。
【0017】本発明は、さらに、上記目的を達成するた
めに、前記いずれかの使用済み燃料貯蔵ラックと、この
使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料を収納する
プールと、使用済み燃料貯蔵ラックをプールの壁に固定
する部材とからなる使用済み燃料貯蔵設備を提案するも
のである。
めに、前記いずれかの使用済み燃料貯蔵ラックと、この
使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料を収納する
プールと、使用済み燃料貯蔵ラックをプールの壁に固定
する部材とからなる使用済み燃料貯蔵設備を提案するも
のである。
【0018】
【作用】第2角筒を市松模様状に配列して正方格子状と
すると、第2角筒のそれぞれの辺が直交する2方向で耐
震/耐せん断壁となり、地震時の水平および鉛直方向の
力に対して高い強度および剛性を示す。この第2角筒で
形成された支持部材内に第1角筒である使用済み燃料貯
蔵セルを設置すると、構造が単純で軽量かつ耐震性の高
い使用済み燃料貯蔵ラックが得られる。
すると、第2角筒のそれぞれの辺が直交する2方向で耐
震/耐せん断壁となり、地震時の水平および鉛直方向の
力に対して高い強度および剛性を示す。この第2角筒で
形成された支持部材内に第1角筒である使用済み燃料貯
蔵セルを設置すると、構造が単純で軽量かつ耐震性の高
い使用済み燃料貯蔵ラックが得られる。
【0019】所定間隔をおいて配列され使用済み燃料を
1体ずつ内部に収納する第1角筒の列と前記所定間隔を
おき第1角筒とは行方向にずらして市松模様状に配列さ
れる第2角筒の列との組を正方格子状とすると、やは
り、第1角筒および第2角筒それぞれの辺が直交する2
方向で耐震/耐せん断壁となり、地震時の水平および鉛
直方向の力に対して高い強度および剛性を示す。さら
に、第1角筒と第2角筒とで形成された支持部材内に第
1角筒である使用済み燃料貯蔵セルを設置すると、構造
が単純で軽量かつ耐震性の高い使用済み燃料貯蔵ラック
が得られる。この場合は、第2角筒の数が約半分で済む
ので、使用済み燃料貯蔵セルの支持部材を軽量化でき
る。
1体ずつ内部に収納する第1角筒の列と前記所定間隔を
おき第1角筒とは行方向にずらして市松模様状に配列さ
れる第2角筒の列との組を正方格子状とすると、やは
り、第1角筒および第2角筒それぞれの辺が直交する2
方向で耐震/耐せん断壁となり、地震時の水平および鉛
直方向の力に対して高い強度および剛性を示す。さら
に、第1角筒と第2角筒とで形成された支持部材内に第
1角筒である使用済み燃料貯蔵セルを設置すると、構造
が単純で軽量かつ耐震性の高い使用済み燃料貯蔵ラック
が得られる。この場合は、第2角筒の数が約半分で済む
ので、使用済み燃料貯蔵セルの支持部材を軽量化でき
る。
【0020】いずれの場合も、第1角筒の長さは、使用
済み燃料を垂直に保持・貯蔵するに必要な長さとし、第
2角筒の長さは、使用済み燃料貯蔵プールの床に垂直に
着座し貯蔵される使用済み燃料の上端部よりやや低い位
置で第1角筒を支持するために使用済み燃料貯蔵プール
の壁面から片持ち梁状に保持され、かつ、貯蔵セル固定
部材を介して挿入された第1角筒を十分な耐震強度で支
持するに必要な構造および長さとする。
済み燃料を垂直に保持・貯蔵するに必要な長さとし、第
2角筒の長さは、使用済み燃料貯蔵プールの床に垂直に
着座し貯蔵される使用済み燃料の上端部よりやや低い位
置で第1角筒を支持するために使用済み燃料貯蔵プール
の壁面から片持ち梁状に保持され、かつ、貯蔵セル固定
部材を介して挿入された第1角筒を十分な耐震強度で支
持するに必要な構造および長さとする。
【0021】上記構成は、基本的には、加圧水型原子炉
からの使用済み燃料貯蔵設備を対象としているが、第1
角筒(使用済み燃料貯蔵セル)の少なくとも1本を、沸騰
水型原子炉用の使用済み燃料を保持するシートプレート
100を底部に備えた角筒にすると、そのまま、沸騰水
型原子炉からの使用済み燃料貯蔵設備に適用できる。
からの使用済み燃料貯蔵設備を対象としているが、第1
角筒(使用済み燃料貯蔵セル)の少なくとも1本を、沸騰
水型原子炉用の使用済み燃料を保持するシートプレート
100を底部に備えた角筒にすると、そのまま、沸騰水
型原子炉からの使用済み燃料貯蔵設備に適用できる。
【0022】前記第1角筒と第2角筒とを、それぞれ、
オーステナイト系ステンレス鋼またはオーステナイト系
ステンレス鋼に中性子吸収効果を有するホウ素を添加し
たボロン添加ステンレス鋼のいずれかとすると、例え
ば、オーステナイト系ステンレス鋼を選択した場合は、
安価な支持部材を構成でき、一方、第1角筒と第2角筒
とをボロン添加ステンレス鋼とした場合は、隣合う使用
済み燃料間のピッチを縮小できるので、同じ容量の使用
済み燃料貯蔵プールでもより多い使用済み燃料を貯蔵で
きる。
オーステナイト系ステンレス鋼またはオーステナイト系
ステンレス鋼に中性子吸収効果を有するホウ素を添加し
たボロン添加ステンレス鋼のいずれかとすると、例え
ば、オーステナイト系ステンレス鋼を選択した場合は、
安価な支持部材を構成でき、一方、第1角筒と第2角筒
とをボロン添加ステンレス鋼とした場合は、隣合う使用
済み燃料間のピッチを縮小できるので、同じ容量の使用
済み燃料貯蔵プールでもより多い使用済み燃料を貯蔵で
きる。
【0023】くさび形固定部材,複数段のくさび形固定
部材,波板状固定部材,波形固定部材,コイル状部材を
有する固定部材,弓型板状部材を有する固定部材,可動
式ジャッキ構造を有する固定部材,固定式ジャッキを有
する部材のいずれかの貯蔵セル固定部材を、第1角筒の
外面と第2角筒の内面または外面で形成される隙間に挿
入すると、第1角筒を耐震的に十分な強度で保持するこ
とが可能である。
部材,波板状固定部材,波形固定部材,コイル状部材を
有する固定部材,弓型板状部材を有する固定部材,可動
式ジャッキ構造を有する固定部材,固定式ジャッキを有
する部材のいずれかの貯蔵セル固定部材を、第1角筒の
外面と第2角筒の内面または外面で形成される隙間に挿
入すると、第1角筒を耐震的に十分な強度で保持するこ
とが可能である。
【0024】第1角筒を固定するため隙間に挿入される
貯蔵セル固定部材を第2角筒または第1角筒に予め溶接
でまたはボルト締め等の機械的手段で取付けておくと、
使用済み燃料貯蔵ラックを現地で据え付けるときの作業
時間を短縮できる。
貯蔵セル固定部材を第2角筒または第1角筒に予め溶接
でまたはボルト締め等の機械的手段で取付けておくと、
使用済み燃料貯蔵ラックを現地で据え付けるときの作業
時間を短縮できる。
【0025】前記いずれかの使用済み燃料貯蔵ラック
と、この使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料を
収納するプールと、使用済み燃料貯蔵ラックをプールの
壁に固定する部材とにより使用済み燃料貯蔵設備を構成
すれば、単純な構造で軽量かつ耐震強度が大きく、使用
済み燃料貯蔵ラックの耐震性を向上させ、貯蔵燃料の中
心間距離を小さくすることが可能である。
と、この使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料を
収納するプールと、使用済み燃料貯蔵ラックをプールの
壁に固定する部材とにより使用済み燃料貯蔵設備を構成
すれば、単純な構造で軽量かつ耐震強度が大きく、使用
済み燃料貯蔵ラックの耐震性を向上させ、貯蔵燃料の中
心間距離を小さくすることが可能である。
【0026】
【実施例】次に、図1〜図18を参照して、本発明によ
る使用済み燃料貯蔵ラックおよびこの貯蔵ラックを備え
た使用済み燃料貯蔵設備の実施例を説明する。その前
に、本発明の理解を助けるために、図19および図20
を参照して、従来の使用済み燃料貯蔵ラックの構造の概
略と問題点とを説明しておく。
る使用済み燃料貯蔵ラックおよびこの貯蔵ラックを備え
た使用済み燃料貯蔵設備の実施例を説明する。その前
に、本発明の理解を助けるために、図19および図20
を参照して、従来の使用済み燃料貯蔵ラックの構造の概
略と問題点とを説明しておく。
【0027】加圧水型原子炉を備えた発電所で発生する
使用済み燃料集合体は、再処理工場に搬出されるまでの
間、原子力発電所内に設けられた使用済み燃料貯蔵プー
ルで冷却しつつ貯蔵される。使用済み燃料集合体は、貯
蔵プールの底部に設けられた使用済み燃料貯蔵ラックに
貯蔵される。使用済み燃料集合体は、その未臨界性を保
つために、使用済み燃料集合体1体につき1つの燃料貯
蔵セルを設け、使用済み燃料貯蔵セルを構成する材料の
特性および水の中性子吸収効果等を考慮して決められた
所定値以上の間隔を保ちながら、垂直に保持する必要が
ある。
使用済み燃料集合体は、再処理工場に搬出されるまでの
間、原子力発電所内に設けられた使用済み燃料貯蔵プー
ルで冷却しつつ貯蔵される。使用済み燃料集合体は、貯
蔵プールの底部に設けられた使用済み燃料貯蔵ラックに
貯蔵される。使用済み燃料集合体は、その未臨界性を保
つために、使用済み燃料集合体1体につき1つの燃料貯
蔵セルを設け、使用済み燃料貯蔵セルを構成する材料の
特性および水の中性子吸収効果等を考慮して決められた
所定値以上の間隔を保ちながら、垂直に保持する必要が
ある。
【0028】図19は、第1支持部材4および第2支持
部材5により使用済み燃料貯蔵セルを上下で支持する従
来の使用済み燃料貯蔵ラック8の構造を示す斜視図であ
る。使用済み燃料貯蔵ラック8は、ステンレス鋼等から
なる多数の使用済み燃料貯蔵セル3と、第1支持部材4
と、第2支持部材5とからなる。使用済み燃料貯蔵ラッ
ク8の第1支持部材4と第2支持部材5とは直交し、適
宜な方法で、使用済み燃料貯蔵プール1のコンクリート
壁6の埋込み金物7にそれぞれ固定される。使用済み燃
料貯蔵セル3は、第1支持部材4および第2支持部材5
の間に順次挿入され、これらの支持部材4および5に溶
接で取り付けられる。
部材5により使用済み燃料貯蔵セルを上下で支持する従
来の使用済み燃料貯蔵ラック8の構造を示す斜視図であ
る。使用済み燃料貯蔵ラック8は、ステンレス鋼等から
なる多数の使用済み燃料貯蔵セル3と、第1支持部材4
と、第2支持部材5とからなる。使用済み燃料貯蔵ラッ
ク8の第1支持部材4と第2支持部材5とは直交し、適
宜な方法で、使用済み燃料貯蔵プール1のコンクリート
壁6の埋込み金物7にそれぞれ固定される。使用済み燃
料貯蔵セル3は、第1支持部材4および第2支持部材5
の間に順次挿入され、これらの支持部材4および5に溶
接で取り付けられる。
【0029】図20は、上部ラック支持板9および下部
ラック支持板10により使用済み燃料貯蔵セル3を上下
で支持する従来の使用済み燃料貯蔵ラック11の構造を
示す斜視図である。使用済み燃料貯蔵ラック11の使用
済み燃料貯蔵セル3は、上部ラック支持板9および下部
ラック支持板10により支持されている。これらのラッ
ク支持板9および10は、プール1のコンクリート壁6
の埋め込み金物7に溶接で固定されている。使用済み燃
料貯蔵セル3は、上部ラック支持板9および下部ラック
支持板10に順次挿入され、これらのラック支持板9お
よび10に溶接で取り付けられる。
ラック支持板10により使用済み燃料貯蔵セル3を上下
で支持する従来の使用済み燃料貯蔵ラック11の構造を
示す斜視図である。使用済み燃料貯蔵ラック11の使用
済み燃料貯蔵セル3は、上部ラック支持板9および下部
ラック支持板10により支持されている。これらのラッ
ク支持板9および10は、プール1のコンクリート壁6
の埋め込み金物7に溶接で固定されている。使用済み燃
料貯蔵セル3は、上部ラック支持板9および下部ラック
支持板10に順次挿入され、これらのラック支持板9お
よび10に溶接で取り付けられる。
【0030】これらの従来技術による使用済み燃料貯蔵
ラック8または11では、支持部材4,5が形鋼の組合
せにより燃料貯蔵セル3を保持するための空間を構成
し、ラック支持板9,10にはそれぞれに燃料貯蔵セル
3を保持するための孔が多数設けられている。ここでは
図示していないが各使用済み燃料貯蔵セル3に挿入して
貯蔵される貯蔵燃料50の中心間距離12(後述の図4
参照)を小さくするために燃料貯蔵セル3同士を近付け
ると、支持部材4,5またはラック支持板9,10中に占
める燃料貯蔵セル3を保持するための空間が多くなり、
支持機能を担保する支持部材またはラック支持板の部材
量が減少する。支持部材4,5やラック支持板9,10
は、耐震設計上強固な構造を必要とするが、上記従来技
術では、前記中心間距離12を小さくしても耐震上の強
度を十分に保つことはできなかった。また、上下2段の
支持部材4,5やラック支持板9,10があるために、冷
却水流路が狭く、燃料貯蔵プール水の冷却効率が良くな
いという問題もあった。さらに、使用済み燃料貯蔵セル
3を支持部材4,5やラック支持板9,10に溶接で取り
付けるので、一旦据え付けた後は、保守や改造等が困難
であった。
ラック8または11では、支持部材4,5が形鋼の組合
せにより燃料貯蔵セル3を保持するための空間を構成
し、ラック支持板9,10にはそれぞれに燃料貯蔵セル
3を保持するための孔が多数設けられている。ここでは
図示していないが各使用済み燃料貯蔵セル3に挿入して
貯蔵される貯蔵燃料50の中心間距離12(後述の図4
参照)を小さくするために燃料貯蔵セル3同士を近付け
ると、支持部材4,5またはラック支持板9,10中に占
める燃料貯蔵セル3を保持するための空間が多くなり、
支持機能を担保する支持部材またはラック支持板の部材
量が減少する。支持部材4,5やラック支持板9,10
は、耐震設計上強固な構造を必要とするが、上記従来技
術では、前記中心間距離12を小さくしても耐震上の強
度を十分に保つことはできなかった。また、上下2段の
支持部材4,5やラック支持板9,10があるために、冷
却水流路が狭く、燃料貯蔵プール水の冷却効率が良くな
いという問題もあった。さらに、使用済み燃料貯蔵セル
3を支持部材4,5やラック支持板9,10に溶接で取り
付けるので、一旦据え付けた後は、保守や改造等が困難
であった。
【0031】以下に説明する本発明の使用済み燃料貯蔵
ラックおよび使用済み燃料貯蔵設備の実施例によれば、
貯蔵ラックの耐震性を向上させるとともに、貯蔵燃料の
中心間距離を削減し、使用済み燃料の貯蔵密度を上げる
ことが可能である。
ラックおよび使用済み燃料貯蔵設備の実施例によれば、
貯蔵ラックの耐震性を向上させるとともに、貯蔵燃料の
中心間距離を削減し、使用済み燃料の貯蔵密度を上げる
ことが可能である。
【0032】図1は、本発明による使用済み燃料貯蔵ラ
ックの一実施例の構造を示す斜視図であり、図2は、図
1の実施例の使用済み燃料貯蔵ラックを組立てる状況を
示す斜視図であり、図3は、図1の実施例の使用済み燃
料貯蔵ラックに使用済み燃料を貯蔵している状況を示す
側面図である。
ックの一実施例の構造を示す斜視図であり、図2は、図
1の実施例の使用済み燃料貯蔵ラックを組立てる状況を
示す斜視図であり、図3は、図1の実施例の使用済み燃
料貯蔵ラックに使用済み燃料を貯蔵している状況を示す
側面図である。
【0033】図1の実施例の使用済み燃料貯蔵ラック5
6は、第1角筒すなわち使用済み燃料貯蔵セル3と、市
松模様状に配置された第2角筒すなわち矩形断面管53
と、第2角筒53同士を連結し固定する部材(後述の図
8,図9参照)と、貯蔵セル固定部材52とを有してい
る。
6は、第1角筒すなわち使用済み燃料貯蔵セル3と、市
松模様状に配置された第2角筒すなわち矩形断面管53
と、第2角筒53同士を連結し固定する部材(後述の図
8,図9参照)と、貯蔵セル固定部材52とを有してい
る。
【0034】第1角筒すなわち使用済み燃料貯蔵セル3
は、使用済み燃料貯蔵プール1内に設置され、使用済み
燃料貯蔵プール1の床2に垂直に着座する使用済み燃料
50を垂直に保持して貯蔵する。複数の第2角筒すなわ
ち矩形断面管53は、使用済み燃料貯蔵セル3内に収納
された使用済み燃料50の上端部よりやや低い位置で、
使用済み燃料貯蔵セル3を支持するように、使用済み燃
料貯蔵プール1の壁面51に保持される。複数の第2角
筒53は、使用済み燃料貯蔵セル3を十分な耐震強度で
支持できる構造および長さを有し、市松模様状に組み合
わせて、互いに固定されている。
は、使用済み燃料貯蔵プール1内に設置され、使用済み
燃料貯蔵プール1の床2に垂直に着座する使用済み燃料
50を垂直に保持して貯蔵する。複数の第2角筒すなわ
ち矩形断面管53は、使用済み燃料貯蔵セル3内に収納
された使用済み燃料50の上端部よりやや低い位置で、
使用済み燃料貯蔵セル3を支持するように、使用済み燃
料貯蔵プール1の壁面51に保持される。複数の第2角
筒53は、使用済み燃料貯蔵セル3を十分な耐震強度で
支持できる構造および長さを有し、市松模様状に組み合
わせて、互いに固定されている。
【0035】貯蔵セル固定部材52は、図2に示すよう
に、第2角筒53内に挿入された使用済み燃料貯蔵セル
3を第2角筒53内で固定するために、使用済み燃料貯
蔵セル3と第2角筒53との隙間に上方から嵌め込まれ
る。また、貯蔵セル固定部材52を第1角筒3または第
2角筒53に予め溶接でまたはボルト締め等の機械的手
段で取付けておくと、使用済み燃料貯蔵ラック56を現
地で据え付けるときの作業時間を短縮できる。
に、第2角筒53内に挿入された使用済み燃料貯蔵セル
3を第2角筒53内で固定するために、使用済み燃料貯
蔵セル3と第2角筒53との隙間に上方から嵌め込まれ
る。また、貯蔵セル固定部材52を第1角筒3または第
2角筒53に予め溶接でまたはボルト締め等の機械的手
段で取付けておくと、使用済み燃料貯蔵ラック56を現
地で据え付けるときの作業時間を短縮できる。
【0036】なお、プラントの耐震条件を考慮して決定
した位置の第2角筒を床2まで届く長さとし、他の第2
角筒および貯蔵セル固定部材52等を支える柱状部材5
5を設けることが望ましい。
した位置の第2角筒を床2まで届く長さとし、他の第2
角筒および貯蔵セル固定部材52等を支える柱状部材5
5を設けることが望ましい。
【0037】図4は、図1の実施例の使用済み燃料貯蔵
ラックの矩形断面管の高さにおける構造を示す図であ
る。矩形断面管すなわち第2角筒53のコーナー部を連
結して配置すると、図4に示すように、第2角筒53の
各辺が、直交する2方向にそれぞれほぼ1列に並ぶ構造
になる。この1列に並んだ辺は、第2角筒53の設置部
分全体として、耐震/耐せん断壁を形成し、この耐震せ
ん断壁が地震時に第2角筒53の設置部分に掛かる水平
および/または鉛直方向の力を受け止めるので、軽量で
強度および剛性が高くしかも耐震性に優れた備えた使用
済み燃料貯蔵ラックが得られる。
ラックの矩形断面管の高さにおける構造を示す図であ
る。矩形断面管すなわち第2角筒53のコーナー部を連
結して配置すると、図4に示すように、第2角筒53の
各辺が、直交する2方向にそれぞれほぼ1列に並ぶ構造
になる。この1列に並んだ辺は、第2角筒53の設置部
分全体として、耐震/耐せん断壁を形成し、この耐震せ
ん断壁が地震時に第2角筒53の設置部分に掛かる水平
および/または鉛直方向の力を受け止めるので、軽量で
強度および剛性が高くしかも耐震性に優れた備えた使用
済み燃料貯蔵ラックが得られる。
【0038】また、耐震性に優れた第2角筒53の設置
部分全体としての構造上の特性を生かして、この部分を
構成する矩形断面管53の径を小さくすれば、そこに保
持される燃料貯蔵セル3同士の距離を近付けることが可
能となり、高強度と高耐震性とを維持しつつ、使用済み
貯蔵燃料50の貯蔵密度を上げることができる。
部分全体としての構造上の特性を生かして、この部分を
構成する矩形断面管53の径を小さくすれば、そこに保
持される燃料貯蔵セル3同士の距離を近付けることが可
能となり、高強度と高耐震性とを維持しつつ、使用済み
貯蔵燃料50の貯蔵密度を上げることができる。
【0039】ここで、使用済み燃料貯蔵セル3を中性子
吸収効果を有する材料例えばボロン添加ステンレス鋼で
形成した使用済み燃料貯蔵セルと交換すると、第2角筒
53の等の構造を変えることなく、高燃焼度燃料の貯蔵
も可能な使用済み燃料貯蔵設備が得られる。また、中性
子吸収効果を有する材料で使用済み燃料貯蔵セル3を構
成し、第2角筒53の設置部分の構造を変え、使用済み
貯蔵燃料50の中心間距離12を小さくすると、貯蔵プ
ール1の躯体形状や大きさを変えることなく、使用済み
貯蔵燃料50の貯蔵容量を増やすことが可能となる。
吸収効果を有する材料例えばボロン添加ステンレス鋼で
形成した使用済み燃料貯蔵セルと交換すると、第2角筒
53の等の構造を変えることなく、高燃焼度燃料の貯蔵
も可能な使用済み燃料貯蔵設備が得られる。また、中性
子吸収効果を有する材料で使用済み燃料貯蔵セル3を構
成し、第2角筒53の設置部分の構造を変え、使用済み
貯蔵燃料50の中心間距離12を小さくすると、貯蔵プ
ール1の躯体形状や大きさを変えることなく、使用済み
貯蔵燃料50の貯蔵容量を増やすことが可能となる。
【0040】図5は、沸騰水型原子炉用の燃料集合体を
安定に垂直保持できる下部構造を備えた使用済み燃料貯
蔵セルの一例の構造を示す斜視図であり、図6は、図5
の使用済み燃料貯蔵セル101を貯蔵領域の一部に採用
し、固定部材102により第2角筒53に固定した場合
の使用済み燃料ラックの第2角筒53の高さにおける構
造を示す図である。
安定に垂直保持できる下部構造を備えた使用済み燃料貯
蔵セルの一例の構造を示す斜視図であり、図6は、図5
の使用済み燃料貯蔵セル101を貯蔵領域の一部に採用
し、固定部材102により第2角筒53に固定した場合
の使用済み燃料ラックの第2角筒53の高さにおける構
造を示す図である。
【0041】上記図1〜図4の実施例は、加圧水型原子
炉を備えた発電所で発生する使用済み燃料集合体を貯蔵
するための使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料
貯蔵設備の実施例であったが、図5および図6の実施例
は、使用済み燃料貯蔵セル3のセル下部に、沸騰水型原
子炉用の燃料集合体を安定に垂直保持できるシートプレ
ート100を設け、使用済み燃料貯蔵セル3の断面寸法
を沸騰水型原子炉用の燃料集合体を安定に保持するに好
適な大きさとした使用済み燃料貯蔵セル101を一部の
貯蔵領域に採用し設置した例を示している。
炉を備えた発電所で発生する使用済み燃料集合体を貯蔵
するための使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料
貯蔵設備の実施例であったが、図5および図6の実施例
は、使用済み燃料貯蔵セル3のセル下部に、沸騰水型原
子炉用の燃料集合体を安定に垂直保持できるシートプレ
ート100を設け、使用済み燃料貯蔵セル3の断面寸法
を沸騰水型原子炉用の燃料集合体を安定に保持するに好
適な大きさとした使用済み燃料貯蔵セル101を一部の
貯蔵領域に採用し設置した例を示している。
【0042】この使用済み燃料貯蔵セル101を採用す
れば、本明細書で説明している加圧水型原子炉のための
使用済み燃料貯蔵ラックおよびこの貯蔵ラックを備えた
使用済み燃料貯蔵設備の各実施例と同様に、沸騰水型原
子炉のための使用済み燃料貯蔵ラックおよびこの貯蔵ラ
ックを備えた使用済み燃料貯蔵設備を実現できる。この
使用済み燃料貯蔵セル101への変更は、以下に述べる
他の実施例においても、適用できる。
れば、本明細書で説明している加圧水型原子炉のための
使用済み燃料貯蔵ラックおよびこの貯蔵ラックを備えた
使用済み燃料貯蔵設備の各実施例と同様に、沸騰水型原
子炉のための使用済み燃料貯蔵ラックおよびこの貯蔵ラ
ックを備えた使用済み燃料貯蔵設備を実現できる。この
使用済み燃料貯蔵セル101への変更は、以下に述べる
他の実施例においても、適用できる。
【0043】図7は、耐震条件が非常に厳しいプラント
に適用するため、本発明による使用済み燃料貯蔵ラック
56を下部支持板150と組み合わせた実施例の使用済
み燃料貯蔵ラックに使用済み燃料50を貯蔵している状
況を示す側面図である。本実施例の下部支持板150
は、図20に示した従来例の下部ラック支持板10と同
様の機能を果たすが、図20に示した従来例の上部ラッ
ク支持板9が無いので、冷却水流路が狭くならず、燃料
貯蔵プール水の冷却効率が比較的良い。
に適用するため、本発明による使用済み燃料貯蔵ラック
56を下部支持板150と組み合わせた実施例の使用済
み燃料貯蔵ラックに使用済み燃料50を貯蔵している状
況を示す側面図である。本実施例の下部支持板150
は、図20に示した従来例の下部ラック支持板10と同
様の機能を果たすが、図20に示した従来例の上部ラッ
ク支持板9が無いので、冷却水流路が狭くならず、燃料
貯蔵プール水の冷却効率が比較的良い。
【0044】図8は、第2角筒矩形断面管53を市松模
様状に配列するために、第2角筒53のコーナ部同士を
スペーサ200を介して連結した実施例の構造を示す図
である。第2角筒53のコーナー部が丸いために、所定
のピッチを保って第2角筒53を相互に固定するには、
スペーサ200が必要となる。
様状に配列するために、第2角筒53のコーナ部同士を
スペーサ200を介して連結した実施例の構造を示す図
である。第2角筒53のコーナー部が丸いために、所定
のピッチを保って第2角筒53を相互に固定するには、
スペーサ200が必要となる。
【0045】図9は、第2角筒(矩形断面管)53を市松
模様状に配列するために、そのコーナー部の近くにL型
部材を取り付けて連結した実施例の構造を示す図であ
る。図8のスペーサ200に代えて、図9のL型部材2
01を採用してもよい。
模様状に配列するために、そのコーナー部の近くにL型
部材を取り付けて連結した実施例の構造を示す図であ
る。図8のスペーサ200に代えて、図9のL型部材2
01を採用してもよい。
【0046】図10〜17は、本発明による使用済み燃
料貯蔵ラックの各実施例において、第2角筒53に対し
使用済み燃料貯蔵セル3,101(図5)を着脱容易に取
付け支持することが可能な固定部材52,102(図6)
の具体的な形状を表す斜視図である。
料貯蔵ラックの各実施例において、第2角筒53に対し
使用済み燃料貯蔵セル3,101(図5)を着脱容易に取
付け支持することが可能な固定部材52,102(図6)
の具体的な形状を表す斜視図である。
【0047】図10の使用済み燃料貯蔵セル固定部材2
50は、その縦方向断面形状が一段のくさび形である。
50は、その縦方向断面形状が一段のくさび形である。
【0048】図11の使用済み燃料貯蔵セル固定部材2
51は、その縦方向断面形状が複数段のくさび形であ
る。
51は、その縦方向断面形状が複数段のくさび形であ
る。
【0049】図12の使用済み燃料貯蔵セル固定部材2
52は、その縦方向断面形状が波形の板からなる。
52は、その縦方向断面形状が波形の板からなる。
【0050】図13の使用済み燃料貯蔵セル固定部材2
53は、その縦方向断面形状が波形である。
53は、その縦方向断面形状が波形である。
【0051】図14の使用済み燃料貯蔵セル固定部材2
54は、使用済み燃料貯蔵セル3または101側の部材
254と第2角筒53側の部材255との間に、コイル
状部材256を有する。このコイル状の部材256は、
ばねまたは形状記憶合金からなる。
54は、使用済み燃料貯蔵セル3または101側の部材
254と第2角筒53側の部材255との間に、コイル
状部材256を有する。このコイル状の部材256は、
ばねまたは形状記憶合金からなる。
【0052】図15の使用済み燃料貯蔵セル固定部材2
59は、使用済み燃料貯蔵セル3または101側の部材
254と第2角筒53側の部材255との間に、弓形板
状部材258を有する。この弓形板状部材258は、ば
ねまたは形状記憶合金からなる。
59は、使用済み燃料貯蔵セル3または101側の部材
254と第2角筒53側の部材255との間に、弓形板
状部材258を有する。この弓形板状部材258は、ば
ねまたは形状記憶合金からなる。
【0053】図16の使用済み燃料貯蔵セル固定部材2
61は、使用済み燃料貯蔵セル3または101側の部材
254と第2角筒53側の部材255との間に、可動式
ジャッキ構造260を有する。
61は、使用済み燃料貯蔵セル3または101側の部材
254と第2角筒53側の部材255との間に、可動式
ジャッキ構造260を有する。
【0054】図17の使用済み燃料貯蔵セル固定部材2
63は、使用済み燃料貯蔵セル3または101側の部材
254と第2角筒53側の部材255との間に、固定式
ジャッキ構造262を有する。
63は、使用済み燃料貯蔵セル3または101側の部材
254と第2角筒53側の部材255との間に、固定式
ジャッキ構造262を有する。
【0055】図16,図17のように、ジャッキ構造2
60,262を採用すると、第1角筒3または101と
第2角筒53との間の種々の寸法の隙間に柔軟に対応で
きる利点が得られる。
60,262を採用すると、第1角筒3または101と
第2角筒53との間の種々の寸法の隙間に柔軟に対応で
きる利点が得られる。
【0056】図18は、第1角筒と第2角筒とを交互に
市松模様状に配列し、コーナ部同士を直接接合した本発
明による使用済み燃料貯蔵ラックの実施例の構造を示す
図である。本実施例においては、第1角筒3aと第2角
筒53との間に矩形断面管のコーナー部同士を接合する
ためのスペーサ200を介在させて連結し、固定接合し
てある。第1角筒3aと第2角筒53とは、交互に配列
されて市松模様状となっている。第2角筒53の中に固
定部材52を介して装荷された別の第1角筒3、および
市松模様状に配列された第1角筒3aと第2角筒53と
で囲まれた領域に、前記第1角筒3aとの間に固定部材
52を介して装荷された別の第1角筒3を配し、これら
第1角筒3および3aに貯蔵燃料50を保管するように
なされた使用済み燃料貯蔵ラックが例示されている。
市松模様状に配列し、コーナ部同士を直接接合した本発
明による使用済み燃料貯蔵ラックの実施例の構造を示す
図である。本実施例においては、第1角筒3aと第2角
筒53との間に矩形断面管のコーナー部同士を接合する
ためのスペーサ200を介在させて連結し、固定接合し
てある。第1角筒3aと第2角筒53とは、交互に配列
されて市松模様状となっている。第2角筒53の中に固
定部材52を介して装荷された別の第1角筒3、および
市松模様状に配列された第1角筒3aと第2角筒53と
で囲まれた領域に、前記第1角筒3aとの間に固定部材
52を介して装荷された別の第1角筒3を配し、これら
第1角筒3および3aに貯蔵燃料50を保管するように
なされた使用済み燃料貯蔵ラックが例示されている。
【0057】図18の実施例によれば、第2角筒53の
本数が約半分になるので、大幅に軽量化できる。また、
第1角筒3aと第2角筒53とが、矩形断面管のコーナ
ー部同士を接合するためのスペーサ200を介して強固
に接合されることから、優れた耐震性を備える。
本数が約半分になるので、大幅に軽量化できる。また、
第1角筒3aと第2角筒53とが、矩形断面管のコーナ
ー部同士を接合するためのスペーサ200を介して強固
に接合されることから、優れた耐震性を備える。
【0058】第1角筒3および3aと第2角筒53とに
は、オーステナイト系ステンレス鋼とボロン添加ステン
レス鋼とを任意に組み合わせて使用できる。また、図1
の実施例と同様に、第2角筒53を使用済み燃料貯蔵プ
ールの壁面から片持ち梁状に保持でき、固定部材52と
しては、図10〜17に示す構造を採用できる。
は、オーステナイト系ステンレス鋼とボロン添加ステン
レス鋼とを任意に組み合わせて使用できる。また、図1
の実施例と同様に、第2角筒53を使用済み燃料貯蔵プ
ールの壁面から片持ち梁状に保持でき、固定部材52と
しては、図10〜17に示す構造を採用できる。
【0059】本発明の実施例によれば、使用済み燃料貯
蔵ラックの耐震性が高く、貯蔵された使用済み燃料の冷
却効率が良く、全体が軽量な使用済み燃料貯蔵ラックが
得られる。
蔵ラックの耐震性が高く、貯蔵された使用済み燃料の冷
却効率が良く、全体が軽量な使用済み燃料貯蔵ラックが
得られる。
【0060】また、貯蔵ラックを一度据え付けた後でも
使用済み燃料貯蔵セル3,101を比較的容易に交換で
きるので、材質の異なる使用済み燃料貯蔵セル3,10
1に入れ替えると、高燃焼度燃料の貯蔵も可能な使用済
み燃料貯蔵設備とすることが可能となる。
使用済み燃料貯蔵セル3,101を比較的容易に交換で
きるので、材質の異なる使用済み燃料貯蔵セル3,10
1に入れ替えると、高燃焼度燃料の貯蔵も可能な使用済
み燃料貯蔵設備とすることが可能となる。
【0061】さらに、一部形状を替えた使用済み燃料貯
蔵セル101を用いると、加圧水型原子炉を有する原子
力発電所のみならず、沸騰水型原子炉を有する原子力発
電所で発生する使用済み燃料の貯蔵も可能となる。
蔵セル101を用いると、加圧水型原子炉を有する原子
力発電所のみならず、沸騰水型原子炉を有する原子力発
電所で発生する使用済み燃料の貯蔵も可能となる。
【0062】
【発明の効果】本発明による使用済み燃料貯蔵ラックに
おいては、耐震条件を考慮して決定した長さの複数の矩
形断面管すなわち第2角筒を市松模様状に組み合わせて
連結固定し、使用済み燃料貯蔵セルの支持部材としたの
で、下部支持部材または下部支持板が不要となり、使用
済み燃料貯蔵設備の耐震性を確保しながら冷却効率をあ
げることが可能となる。
おいては、耐震条件を考慮して決定した長さの複数の矩
形断面管すなわち第2角筒を市松模様状に組み合わせて
連結固定し、使用済み燃料貯蔵セルの支持部材としたの
で、下部支持部材または下部支持板が不要となり、使用
済み燃料貯蔵設備の耐震性を確保しながら冷却効率をあ
げることが可能となる。
【0063】特に、支持部材の位置から床まで届く長さ
の柱状部材をプラントの耐震条件を考慮して決定した位
置に配置すると、支持部材を支える構造となり、下部支
持部材または下部支持板が不要となり、使用済み燃料貯
蔵設備の耐震性をより高めながら、冷却効率をあげるこ
とが可能となる。
の柱状部材をプラントの耐震条件を考慮して決定した位
置に配置すると、支持部材を支える構造となり、下部支
持部材または下部支持板が不要となり、使用済み燃料貯
蔵設備の耐震性をより高めながら、冷却効率をあげるこ
とが可能となる。
【0064】支持部材を構成する複数の角筒を市松模様
状に配置したので、使用済み燃料貯蔵設備を軽量化でき
る。
状に配置したので、使用済み燃料貯蔵設備を軽量化でき
る。
【0065】支持部材と使用済み燃料貯蔵セルとの間に
セル固定部材を嵌め込む構造とすることで、使用済み燃
料貯蔵セルを支持部材から容易に着脱可能に取付け・支
持できることになり、メンテナンスが容易になる。
セル固定部材を嵌め込む構造とすることで、使用済み燃
料貯蔵セルを支持部材から容易に着脱可能に取付け・支
持できることになり、メンテナンスが容易になる。
【0066】使用済み燃料貯蔵セルを中性子吸収効果を
有する管で構成すると、前記支持部材の構造を変更する
ことなく、高燃焼度燃料の貯蔵が可能な設備を実現でき
る。
有する管で構成すると、前記支持部材の構造を変更する
ことなく、高燃焼度燃料の貯蔵が可能な設備を実現でき
る。
【0067】使用済み燃料貯蔵セルの支持部材の構造を
変更して使用済み燃料貯蔵セルの中心間距離を小さくす
ると、使用済み燃料貯蔵設備内における使用済み燃料の
貯蔵密度を高め、貯蔵設備の容量を増加できる。
変更して使用済み燃料貯蔵セルの中心間距離を小さくす
ると、使用済み燃料貯蔵設備内における使用済み燃料の
貯蔵密度を高め、貯蔵設備の容量を増加できる。
【0068】使用済み燃料貯蔵セルのそれぞれ下部に沸
騰水型原子炉用の燃料集合体を安定に垂直保持できる構
造を設けると、沸騰水型原子炉を有する原子力発電所で
発生する使用済み燃料の貯蔵が可能な設備を実現でき
る。
騰水型原子炉用の燃料集合体を安定に垂直保持できる構
造を設けると、沸騰水型原子炉を有する原子力発電所で
発生する使用済み燃料の貯蔵が可能な設備を実現でき
る。
【0069】前記使用済み燃料貯蔵ラックの市松模様状
に組み合わせて連結固定し形成された上記支持部材に、
下部支持板を組み合わせて使用すると、ラックの耐震性
がより向上し、耐震条件が非常に厳しいプラントへの適
用も可能になる。
に組み合わせて連結固定し形成された上記支持部材に、
下部支持板を組み合わせて使用すると、ラックの耐震性
がより向上し、耐震条件が非常に厳しいプラントへの適
用も可能になる。
【図1】本発明による使用済み燃料貯蔵ラックの一実施
例の構造を示す斜視図である。
例の構造を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の使用済み燃料貯蔵ラックを組立
てる状況を示す斜視図である。
てる状況を示す斜視図である。
【図3】図1の実施例の使用済み燃料貯蔵ラックに使用
済み燃料を貯蔵している状況を示す側面図である。
済み燃料を貯蔵している状況を示す側面図である。
【図4】図1の実施例の使用済み燃料貯蔵ラックの矩形
断面管の高さにおける構造を示す図である。
断面管の高さにおける構造を示す図である。
【図5】沸騰水型原子炉用の燃料集合体を安定に垂直保
持できる下部構造を備えた使用済み燃料貯蔵セルの一例
の構造を示す斜視図である。
持できる下部構造を備えた使用済み燃料貯蔵セルの一例
の構造を示す斜視図である。
【図6】図5の使用済み燃料貯蔵セルを貯蔵領域の一部
に採用し固定部材により支持部材に固定した場合の使用
済み燃料ラックの支持部材の高さにおける構造を示す図
である。
に採用し固定部材により支持部材に固定した場合の使用
済み燃料ラックの支持部材の高さにおける構造を示す図
である。
【図7】耐震条件が非常に厳しいプラントに適用するた
め、本発明による使用済み燃料貯蔵ラックを下部支持板
と組み合わせた実施例の使用済み燃料貯蔵ラックに使用
済み燃料を貯蔵している状況を示す側面図である。
め、本発明による使用済み燃料貯蔵ラックを下部支持板
と組み合わせた実施例の使用済み燃料貯蔵ラックに使用
済み燃料を貯蔵している状況を示す側面図である。
【図8】第2角筒(矩形断面管)を市松模様状に配列する
ために、コーナ部同士をスペーサを介して連結した実施
例の構造を示す図である。
ために、コーナ部同士をスペーサを介して連結した実施
例の構造を示す図である。
【図9】第2角筒(矩形断面管)を市松模様状に配列する
ために、そのコーナー部の近くにL型部材を取り付けて
連結した実施例の構造を示す図である。
ために、そのコーナー部の近くにL型部材を取り付けて
連結した実施例の構造を示す図である。
【図10】縦方向断面形状が一段のくさび形である使用
済み燃料貯蔵セル固定部材を示す図である。
済み燃料貯蔵セル固定部材を示す図である。
【図11】縦方向断面形状が複数段のくさび形である使
用済み燃料貯蔵セル固定部材を示す図である。
用済み燃料貯蔵セル固定部材を示す図である。
【図12】縦方向断面形状が波形の板からなる使用済み
燃料貯蔵セル固定部材を示す図である。
燃料貯蔵セル固定部材を示す図である。
【図13】縦方向断面形状が波形である使用済み燃料貯
蔵セル固定部材を示す図である。
蔵セル固定部材を示す図である。
【図14】使用済み燃料貯蔵セル側の部材と支持部材側
の部材との間に、コイル状部材を有する使用済み燃料貯
蔵セル固定部材を示す図である。
の部材との間に、コイル状部材を有する使用済み燃料貯
蔵セル固定部材を示す図である。
【図15】使用済み燃料貯蔵セル側の部材と支持部材側
の部材の間に、弓形板状部材を有する使用済み燃料貯蔵
セル固定部材を示す図である。
の部材の間に、弓形板状部材を有する使用済み燃料貯蔵
セル固定部材を示す図である。
【図16】使用済み燃料貯蔵セル側の部材と支持部材側
の部材の間に、可動式ジャッキ構造を有する使用済み燃
料貯蔵セル固定部材を示す図である。
の部材の間に、可動式ジャッキ構造を有する使用済み燃
料貯蔵セル固定部材を示す図である。
【図17】使用済み燃料貯蔵セル側の部材と支持部材側
の部材の間に、固定式ジャッキ構造を有する使用済み燃
料貯蔵セル固定部材を示す図である。
の部材の間に、固定式ジャッキ構造を有する使用済み燃
料貯蔵セル固定部材を示す図である。
【図18】第1角筒と第2角筒とを交互に市松模様状に
配列し、コーナ部同士を直接接合した使用済み燃料貯蔵
ラックの実施例の構造を示す図である。
配列し、コーナ部同士を直接接合した使用済み燃料貯蔵
ラックの実施例の構造を示す図である。
【図19】第1支持部材および第2支持部材により使用
済み燃料貯蔵セルを上下で支持する従来の使用済み燃料
貯蔵ラックの一例の構造を示す斜視図である。
済み燃料貯蔵セルを上下で支持する従来の使用済み燃料
貯蔵ラックの一例の構造を示す斜視図である。
【図20】上部ラック支持板および下部ラック支持板に
より使用済み燃料貯蔵セルを上下で支持する従来の使用
済み燃料貯蔵ラックの一例の構造を示す斜視図である。
より使用済み燃料貯蔵セルを上下で支持する従来の使用
済み燃料貯蔵ラックの一例の構造を示す斜視図である。
1 使用済み燃料貯蔵プール 2 貯蔵プール底部 3 第1角筒(使用済み燃料貯蔵セル) 4 第1支持部材 5 第2支持部材 6 コンクリート壁 7 埋込み金物 8 従来の使用済み燃料貯蔵ラック 9 上部ラック支持板 10 下部ラック支持板 11 従来の使用済み燃料貯蔵ラック 12 貯蔵燃料の中心間距離 50 貯蔵燃料 51 使用済み燃料貯蔵プール壁 52 使用済み燃料貯蔵セル固定部材 53 第2角筒(矩形断面管) 55 支持部材を支える柱状部材 56 本発明の使用済み燃料貯蔵ラック 100 シートプレート 101 使用済み燃料貯蔵セル 102 使用済み燃料貯蔵セル固定部材 150 下部支持板 200 スペーサ 201 L型部材 250 使用済み燃料貯蔵セル固定部材 251 使用済み燃料貯蔵セル固定部材 252 使用済み燃料貯蔵セル固定部材 253 使用済み燃料貯蔵セル固定部材 254 使用済み燃料貯蔵セル側の部材 255 支持部材側の部材 256 コイル状部材 257 使用済み燃料貯蔵セル固定部材 258 弓形板状部材 259 使用済み燃料貯蔵セル固定部材 260 可動式ジャッキ構造 261 使用済み燃料貯蔵セル固定部材 262 固定式ジャッキ構造 263 使用済み燃料貯蔵セル固定部材
フロントページの続き (72)発明者 山中 庸靖 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 松本 隆 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 斉藤 荘蔵 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内
Claims (8)
- 【請求項1】 原子力発電所で発生する使用済み燃料を
貯蔵し保管する使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、 前記使用済み燃料を1体ずつ内部に収納する第1角筒
(使用済み燃料貯蔵セル)と、前記第1角筒の外形よりも
若干大きい内寸法を有し市松模様状に配列される第2角
筒と、前記第2角筒のコーナー部同士を連結し固定する
部材と、前記第2角筒の内面または外面で区画されたス
ペース内に前記第1角筒を挿入し固定するために前記第
1角筒の外面と前記第2角筒の内面または外面との隙間
に挿入される貯蔵セル固定部材とを有することを特徴と
する使用済み燃料貯蔵ラック。 - 【請求項2】 原子力発電所で発生する使用済み燃料を
貯蔵し保管する使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、 所定間隔をおいて配列され前記使用済み燃料を1体ずつ
内部に収納する第1角筒(使用済み燃料貯蔵セル)の列
と、前記第1角筒の外形よりも若干大きい内寸法を有し
前記所定間隔をおき前記第1角筒とは行方向にずらして
市松模様状に配列される第2角筒の列と、市松模様状に
配列された前記第1角筒と第2角筒とのコーナー部同士
を連結し固定する部材と、前記第2角筒内および前記第
1角筒と前記第2角筒とにより区画されたスペース内に
挿入される第1角筒と、前記第2角筒内にまたは前記第
1角筒と前記第2角筒とにより区画されたスペース内に
前記第1角筒を挿入し固定するために前記挿入された第
1角筒の外面と前記第2角筒の内面との隙間または前記
挿入された第1角筒と前記市松模様をなす第1角筒との
隙間に挿入される貯蔵セル固定部材とを有することを特
徴とする使用済み燃料貯蔵ラック。 - 【請求項3】 請求項1または前記2に記載の使用済み
燃料貯蔵ラックにおいて、 前記第1角筒が、前記使用済み燃料を垂直に保持・貯蔵
するに必要な長さを有し、前記第2角筒が、使用済み燃
料貯蔵プールの床に垂直に着座し貯蔵される前記使用済
み燃料の上端部よりやや低い位置で前記第1角筒を支持
するために前記使用済み燃料貯蔵プールの壁面から片持
ち梁状に保持され、かつ、前記貯蔵セル固定部材を介し
て第1角筒を十分な耐震強度で支持するに必要な構造お
よび長さを有することを特徴とする使用済み燃料貯蔵ラ
ック。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
載の使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、 前記第1角筒(使用済み燃料貯蔵セル)の少なくとも1本
が、沸騰水型原子炉用の使用済み燃料を保持するシート
プレート100を底部に備えた角筒であることを特徴と
する使用済み燃料貯蔵ラック。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
載の使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、 前記第1角筒および前記第2角筒の少なくとも一方が、
オーステナイト系ステンレス鋼またはオーステナイト系
ステンレス鋼に中性子吸収効果を有するホウ素を添加し
たボロン添加ステンレス鋼のいずれかであることを特徴
とする使用済み燃料貯蔵ラック。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記
載の使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、 貯蔵セル固定部材が、くさび形固定部材,複数段のくさ
び形固定部材,波板状固定部材,波形固定部材,コイル
状部材を有する固定部材,弓型板状部材を有する固定部
材,可動式ジャッキ構造を有する固定部材,固定式ジャ
ッキを有する部材のいずれかであることを特徴とする使
用済み燃料貯蔵ラック。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記
載の使用済み燃料貯蔵ラックにおいて、 前記貯蔵セル固定部材が、前記使用済み燃料貯蔵ラック
の組立てに先立ち、前記第2角筒または前記第1角筒に
予め溶接でまたは機械的手段で取付けておかれることを
特徴とする使用済み燃料貯蔵ラック。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記
載の使用済み燃料貯蔵ラックと、前記使用済み燃料貯蔵
ラックおよび前記使用済み燃料を収納するプールと、前
記使用済み燃料貯蔵ラックを前記プールの壁に固定する
部材とからなる使用済み燃料貯蔵設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6204881A JPH0868890A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料貯蔵設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6204881A JPH0868890A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料貯蔵設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0868890A true JPH0868890A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16497948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6204881A Pending JPH0868890A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 使用済み燃料貯蔵ラックおよび使用済み燃料貯蔵設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0868890A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014066606A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料貯蔵ラックの補強方法および燃料貯蔵ラック |
| JP2014145788A (ja) * | 2014-05-07 | 2014-08-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 核燃料貯蔵用ラック及び核燃料貯蔵用ラック群 |
| JP2014199218A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社東芝 | 制振装置およびそれを用いた燃料ラック |
| JP2020139807A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 三菱重工業株式会社 | 収納セル、核燃料貯蔵用ラック、収納セルの製造方法並びに核燃料貯蔵用ラックの製造方法 |
| CN113571216A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-10-29 | 上海核工程研究设计院有限公司 | 用于乏燃料密集贮存的网状夹层结构贮存腔及其贮存格架 |
| CN113571217A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-10-29 | 上海核工程研究设计院有限公司 | 用于乏燃料密集贮存的中空水隙结构贮存腔及其贮存格架 |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP6204881A patent/JPH0868890A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014066606A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料貯蔵ラックの補強方法および燃料貯蔵ラック |
| JP2014199218A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社東芝 | 制振装置およびそれを用いた燃料ラック |
| JP2014145788A (ja) * | 2014-05-07 | 2014-08-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 核燃料貯蔵用ラック及び核燃料貯蔵用ラック群 |
| JP2020139807A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 三菱重工業株式会社 | 収納セル、核燃料貯蔵用ラック、収納セルの製造方法並びに核燃料貯蔵用ラックの製造方法 |
| CN113571216A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-10-29 | 上海核工程研究设计院有限公司 | 用于乏燃料密集贮存的网状夹层结构贮存腔及其贮存格架 |
| CN113571217A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-10-29 | 上海核工程研究设计院有限公司 | 用于乏燃料密集贮存的中空水隙结构贮存腔及其贮存格架 |
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