JPH087032B2 - 空気予熱器の水洗装置 - Google Patents

空気予熱器の水洗装置

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JPH087032B2
JPH087032B2 JP1211091A JP21109189A JPH087032B2 JP H087032 B2 JPH087032 B2 JP H087032B2 JP 1211091 A JP1211091 A JP 1211091A JP 21109189 A JP21109189 A JP 21109189A JP H087032 B2 JPH087032 B2 JP H087032B2
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正行 中山
庄吾 竹内
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は空気予熱器の水洗装置に関するものである。
[従来の技術] 空気予熱器を第5図〜第9図を用いて説明する。
1は高温の排ガス2と空気3との間で熱交換を行う空
気予熱器の本体、4は本体1の中心部に配設され且つ内
部を放射状に仕切ってユニット化した固定エレメント5
を収納した円筒状のステータ、6はステータ4の端面に
固定エレメント5の一部分を覆うように設けられ且つス
テータ4の端面を摺動しながら周方向に回転する左右対
称の蝶型をした空気3入口側の空気フード、7は空気3
入口側の空気フード6と主軸8を介して連結され対を成
して同期回転する空気3出口側の空気フードであり、空
気3は回転をする両方の空気フード6,7の間を流れるよ
うになっている。9,10は各空気フード6,7に回転シール1
1を介して接続された入口側及び出口側の空気ダクト、1
2,13は固定エレメント5の空気フード6,7で覆われた以
外の部分に空気3とは反対の方向から高温の排ガス2を
通過させる排ガス2入口側と出口側の排ガスダクト、14
は空気3入口側の空気フード6に取付けられ周方向に延
びるピンラック、15は空気予熱器の本体1の側部に取付
けられピンラック14と噛合するピニオン16を駆動する駆
動機構、17は主軸8に設けられ入口側及び出口側の空気
フード6,7と同期して固定エレメント5の排ガス2入口
側及び出口側端面を周方向に回転するスートブロワであ
る。
次に、作動について説明する。
駆動機構15を作動させ、ピニオン16及びピンラック14
を介して入口側と出口側の空気フード6,7を固定エレメ
ント5の周方向に同期回転させ、入口側の排ガスダクト
12には高温の排ガス2が供給され、入口側の空気ダクト
9には空気が供給されるようにする。
第5図における入口側の排ガスダクト12から入った高
温の排ガス2は、同期して回転する入口側と出口側の空
気フード6,7で覆われていない部分の固定エレメント5
を通過して、高温の排ガス2中の熱エネルギーにより固
定エレメント5を加熱し、該固定エレメント5を加熱し
た後温度が低下した排ガス2は第5図における出口側の
排ガスダクト13から外部へ排出される。
一方、第5図の入口側の空気ダクト9から入った空気
3は、前記した通り第8図に示す如く同期して回転する
空気フード6,7の、入口の空気フード6から加熱された
固定エレメント5を通過して加熱され、出口側の空気フ
ード7へ導き出されて、出口側の空気ダクト10から外部
の供給先へ送られる。
又、高温の排ガス2が通過する固定エレメント5に、
排ガス2中に含まれる硫酸分や灰分等が付着して閉塞し
ないよう、運転中定期的にスートブロワ17から空気や蒸
気等を固定エレメント5に向けて噴射し、固定エレメン
ト5を洗浄する。
しかし、固定エレメント5は、高温の排ガス2の出口
側部分の温度が硫酸分の露点以下となり易いため、固定
エレメント5の出口側の部分に排ガス2中に含まれる硫
酸分が結露固着しそこに排ガス2中に含まれる灰分が付
着して閉塞を起こし易く、又、スートブロワ17では洗浄
力が弱いので、略2年に一度の定期点検時に固定エレメ
ント5の排ガス2出口側に付着した硫酸分や灰分を新た
に洗浄する必要がある。
従来このような定期点検時には、スートブロワ17から
低圧水を噴射させて固定エレメント5を洗浄したり、作
業員が高圧水を噴出するホースを持って固定エレメント
を洗浄したりしていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらスートブロワ17から低圧水を噴射させる
場合には、固定エレメント5に対する洗浄力が弱いとい
う問題があり(スートブロワ17は構造上高圧水の噴射に
耐えられない)、ホースから高圧水を噴き出させる場合
には、作業員が付きっきりにならなければならず作業に
手間がかかるという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑み、定期点検時に自動的且つ
確実に固定エレメントの洗浄を行い得るようにした空気
予熱器の水洗装置を提供することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、高温の排ガス2と空気3との間で熱交換を
行う空気予熱器の本体1中心部に設けられ、内部が放射
状に仕切られた円筒型の固定エレメント5と、該固定エ
レメント5の両端に接続された入口側と出口側の排ガス
ダクト12,13と、該排ガスダクト12,13内部に設けられ固
定エレメント5の両端面で対峙して固定エレメント5端
面に沿い同期回転する一対の空気フード6,7と、前記固
定エレメント5のガス出口側の空気フード6に設けられ
た固定エレメント5半径方向のレール19と、該レール19
に沿って移動できるよう配置された高圧水ノズルヘッダ
20と、前記ガス出口側の空気フード6に設けられた前記
レール19の両端部に位置する一対のギア65,66と、該ギ
ア65,66間に掛け渡され高圧水ノズルヘッダ20を押すフ
ック75を有するチェーン67と、固定エレメント5外周側
のギア65と同軸上に設けられた羽根車69と、ガス出口側
の排ガスダクト13に固定され、羽根車69が空気フード6
と共に周回した時に、羽根車69の羽根に係合して羽根車
69を所要の角度回転させる爪73とから成ることを特徴と
する空気予熱器の水洗装置にかかるものである。
[作用] 空気フード6,7を回転させることにより、高圧水ノズ
ルヘッダ20が空気フード6,7と共に回転して固定エレメ
ント5を周方向に洗浄して行く。
高圧水ノズルヘッダ20と一体に固定エレメント周方向に
回転移動するよう設けられた羽根車69が空気フード6と
共に周回して爪73の位置にさしかかると、羽根車69は羽
根が爪73に係合して所要の角度回転され、ギア65,66を
介してチェーン67を移動させるので、高圧水ノズルヘッ
ダ20はチェーン67のフック75に押されて固定エレメント
5半径方向の位置を自動的にずらされ、ずれた位置で前
述と同様にして高圧水ノズルヘッダ20は固定エレメント
5を周方向に洗浄して行く。
以後、上記を繰り返すことにより、固定エレメント5
を周方向に洗浄して行き、高圧水ノズルヘッダ20がレー
ル19の端から端まで移動した時に洗浄が終了する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図〜第4図は本発明の一実施例であり、図中第5
図〜第9図と共通の部分については同一符号を付してあ
るので説明を省略する。
レール19をブラケット63,63を用いて空気3入口側
(即ち排ガス2出口側)の空気ダクト6の側部に沿って
取付け、レール19上に駆動装置を持たない高圧水ノズル
ヘッダ20を載せる。
レール19両端部付近に夫々ブラケット64,64を用いて
一対のギア65,66を回転自在に配設し、該ギア65,66間に
レール19と平行なチェーン67を掛け渡し、該チェーン67
に高圧水ノズルヘッダ20を押すフック75を取付ける。
出口側の排ガスダクト13の内周面に近い方のギア65の
回転軸68下端に羽根車69を一体に取付け、排ガスダクト
13の周方向の一箇所に空気予熱器の本体1外方へ突出す
るピット70を形成して、該ピット70内部にブラケット71
とスプリング72を用いて前記羽根車69が空気フード6と
共に周回した時に、羽根車69の羽根に係合して羽根車69
を所要の角度回転させる爪73をピン74を中心に揺動し得
るように支持する。
尚、21は高圧水ノズルヘッダ20に複数設けられた高圧
水ノズル、36は本体1外部に設けた高圧水ポンプ、37は
高圧水ポンプ36から空気ダクト9の回転中心となる主軸
8に取付けられた図示しない回転継手を経由して高圧水
ノズルヘッダ20まで高圧水を送給する高圧水ホース、40
は高圧水ホースを分岐する分配器、41,42は分配器40で
分岐された高圧水を高圧水ノズルヘッダ20へ供給する高
圧水分岐ホースである。
次に作動について説明する。
定期点検時には、先ず空気予熱器の運転を停止する。
次いで、従来のスートブロワ17はそのままにして、新
たにブラケット63を用いて空気3入口側(即ち排ガス2
出口側)の空気ダクト6の側部に沿ってレール19を着脱
自在に取付け、レール19上に駆動装置を持たない高圧水
ノズルヘッダ20を載せる。
そして、高圧水ノズルヘッダ20を押すフック75を取付
けたチェーン67を、レール19両端部付近に夫々ブラケッ
ト64を用いて取付けた一対のギア65,66間に掛け渡す。
更に、外部の高圧水ポンプ36を高圧水ホース37、分配
器40、高圧水分岐ホース41,42を介して高圧水ノズルヘ
ッダ20に接続して、水洗装置をセットする。
水洗装置のセットが済んだら高圧水ポンプ36を作動す
ると共に、空気フード6,7を回転する。
空気フード6,7を回転駆動すると、高圧水ノズルヘッ
ダ20が、入口側の空気フード6と一体となってレール19
上の同一位置に止った状態で固定エレメント5の周方向
に移動し、固定エレメント5を周方向に洗浄して行く。
高圧水ノズルヘッダ20が固定エレメント5を1周分洗
浄すると、出口側の排ガスダクト13の周方向一箇所に設
けた爪73に羽根車69の羽根が係合して羽根車69が所要の
角度回転され、羽根車69と回転軸68により一体となった
ギア65が回転変位することにより、チェーン67、フック
75を介して高圧水ノズルヘッダ20をレール19に沿って僅
かに押し進められ、高圧水ノズルヘッダ20の固定エレメ
ント5の半径方向の位置が変わる。
以後、上記を繰り返すことにより、第4図に示すよう
に固定エレメント5を周方向に洗浄して行き、高圧水ノ
ズルヘッダ20がレール19の端から端まで移動した時に洗
浄が終了する。
このとき、爪73はスプリング72の引張力より強い力を
受けるとピン74を中心に揺動して逃げられるようになっ
ているので、羽根車69と爪73間に無理な力が掛って破損
が生じるような事故が防止される。
このように高圧水を用いることにより、固定エレメン
ト5を閉塞する硫酸分及び硫酸分に付着した灰分が完全
に洗浄除去される。
この際、高圧水ノズルヘッダ20の両側に高圧水分岐ホ
ース41,42を接続して、両側から高圧水を供給するよう
にしているので、高圧水ノズルヘッダ20の両側に掛る高
圧水の反力が互いに相殺される。
洗浄終了後は、上記とはほぼ反対の手順で、水洗装置
を撤去する。
尚、本発明の空気予熱器の水洗装置は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の空気予熱器の水洗装置
によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
固定エレメントを自動的に洗浄することができるよ
うにしたので、均一な洗浄効果が得られ、且つ洗浄時間
を短縮することができる。
高圧水を用いているので高い洗浄効果が得られる。
空気フードの回転を利用して高圧水ノズルヘッダを
周方向へ動かすと共に、羽根車と爪との衝突を利用して
高圧水ノズルヘッダの径方向の位置をずらせているの
で、高圧水ノズルヘッダに特別な駆動装置を設ける必要
がなく、且つ、無人運転を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を側方から見た断面図、第2
図は第1図のII−II矢視図、第3図は第1図のIII−III
矢視図、第4図は第1図の高圧水ノズルヘッダの走行経
路を示す平面図、第5図は空気予熱器の全体側面図、第
6図は第5図の部分拡大図、第7図は第5図の一部省略
した斜視図、第8図は第5図の空気フードの斜視図、第
9図は固定エレメントの斜視図である。 図中1は空気予熱器の本体、2は排気ガス、3は空気、
5は固定エレメント、6は空気3入口側で且つ排ガス2
出口側の空気フード、7は空気3出口側で且つ排ガス2
入口側の空気フード、12は排ガス2入口の排ガスダク
ト、13は排ガス2出口側の排ガスダクト、15は空気フー
ド6,7の駆動機構、19はレール、20は高圧水ノズルヘッ
ダ、65,66はギア、67はチェーン、69は羽根車、73は
爪、75はフックを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温の排ガス(2)と空気(3)との間で
    熱交換を行う空気予熱器の本体(1)中心部に設けら
    れ、内部が放射状に仕切られた円筒型の固定エレメント
    (5)と、該固定エレメント(5)の両端に接続された
    入口側と出口側の排ガスダクト(12)(13)と、該排ガ
    スダクト(12)(13)内部に設けられ固定エレメント
    (5)の両端面で対峙して固定エレメント(5)端面に
    沿い同期回転する一対の空気フード(6)(7)と、前
    記固定エレメント(5)のガス出口側の空気フード
    (6)に設けられた固定エレメント(5)半径方向のレ
    ール(19)と、該レール(19)に沿って移動できるよう
    配置された高圧水ノズルヘッダ(20)と、前記ガス出口
    側の空気フード(6)に設けられた前記レール(19)の
    両端部に位置する一対のギア(65)(66)と、該ギア
    (65)(66)間に掛け渡され高圧水ノズルヘッダ(20)
    を押すフック(75)を有するチェーン(67)と、固定エ
    レメント(5)外周側のギア(65)と同軸上に設けられ
    た羽根車(69)と、ガス出口側の排ガスダクト(13)に
    固定され、羽根車(69)が空気フード(6)と共に周回
    した時に、羽根車(69)の羽根に係合して羽根車(69)
    を所要の角度回転させる爪(73)とから成ることを特徴
    とする空気予熱器の水洗装置。
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