JPH0871454A - 扇形噴射ノズル - Google Patents

扇形噴射ノズル

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JPH0871454A
JPH0871454A JP20735594A JP20735594A JPH0871454A JP H0871454 A JPH0871454 A JP H0871454A JP 20735594 A JP20735594 A JP 20735594A JP 20735594 A JP20735594 A JP 20735594A JP H0871454 A JPH0871454 A JP H0871454A
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JP
Japan
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inner member
hole
fan
injection nozzle
shaped injection
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Application number
JP20735594A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sakane
鐵男 坂根
Hideaki Matsunaga
英昭 松永
Takenari Yuki
武成 結城
Masaru Noro
勝 野呂
Mitsuru Osanawa
充 長縄
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ボディ1には、円形の内周面の貫通孔が形成さ
れる。貫通孔には、先端側が狭まくテーパが一部に形成
される。テーパ面には、内部材2が、回動可能に収めら
れ、内部材2は、通水路25と、その先端に噴射方向回
りの向きにより噴角が異なる噴出口23を形成される。
内部材2の後方からは、抜け止め環4が、嵌合され、内
部材2を押さえる。ボディ1の外周には、取付のための
雄ねじが形成される。内部材2と貫通孔の間には、Oリ
ング3が取り付けられる。内部材2の先端側端面には、
すりわり溝24が形成される。 【効果】ボディ1の固定後でも、噴出口23の方向を調
整できる。噴出口23の方向は、そのままで維持でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水等の噴射される広が
り角(噴角)が、噴射方向回りの向きにより異なる噴出
口を備えた扇形噴射ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記の扇形噴射ノズルは、水
等の噴射範囲に方向性が必要な場合に用いられている。
図7から図9に、従来の扇形噴射ノズルが取付状態で示
されている。図7は、正面より見た断面図、図8は上面
図、図9は側面より見た断面図である。上記各図を参照
して説明する。扇形噴射ノズル100は、略カップ形状
である。その底部101には、開口部111より供給さ
れた水等の液体を噴射する噴出口102が形成され、ま
た、それと一体に、略カップ形状の側部103には、周
囲を一周する凸部である当たり部104及び雄ねじ部1
05が形成されている。
【0003】噴出口102は、公知の構成である。その
噴射側表面には、V字形断面の溝110が形成されてい
る。噴出口102からの噴角は、図7の角Aに示す溝1
10に沿った方向と、図9の角Bで示す溝110に対し
て直角方向とでは異なり、角A>角Bの所定の大きさに
設定されている。一方、給水管106には、平坦な座面
107が形成され、その中央部には、扇形噴射ノズル1
00への給水口となるように、給水管106内部と挿通
する雌ねじ部108が形成されている。
【0004】扇形噴射ノズル100は、パッキン109
を当たり部104と座面107の間に挟み込んで、雄ね
じ部105を、給水管106の雌ねじ部108にねじ込
むことにより固定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の扇形噴射ノズル
100の噴出口102の溝110の方向は、固定するた
めにねじ込んだ回転角に従って、決定されるので、固定
後の溝110の方向は、調整ができなかった。そこで、
扇形噴射ノズル100の噴角を所定の方向に設定するた
めに、数種類の厚みの異なるパッキン109を選択的に
取り付け、ねじ込み量を調整していた。この作業を詳述
すると、以下のとおりである。一旦任意の厚みのパッキ
ン109を、挟み込んでから扇形噴射ノズル100をね
じ込んで固定する。この状態で、溝110の方向が所定
の向きと一致すればそれでよい。もし、一致しなけれ
ば、扇形噴射ノズル100を取り外し、別の厚みのパッ
キン109に交換して再度取り付けていた。この手順を
溝110の方向が所定の向きと一致するまで続ける。こ
のため、非常に面倒であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、噴角の方向の調整が容易にできる扇形噴射
ノズルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る扇形噴射ノズルは、噴射方向回りの
向きにより噴角が異なる噴出口を備えた扇形噴射ノズル
において、円形の内周面を有し、内周面の先端側の内径
が狭まった貫通孔が形成されたボディと、前記貫通孔の
先端側の狭まった内径によって、貫通孔から先端側へは
抜け出ないように、且つ前記貫通孔を塞ぐとともに、貫
通孔内で回動可能に貫通孔に収められ、貫通孔の貫通方
向に延びる通水路と、通水路の先端に前記噴出口とが形
成されている内部材と、前記内部材の後方から貫通孔に
嵌合され、内部材が貫通孔内を後方へ移動するのを阻止
する抜け止め環とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0008】また、請求項2に係る扇形噴射ノズルは、
請求項1記載の扇形噴射ノズルにおいて、前記内部材の
先端側の面には、前記貫通孔の先端側から、内部材の回
動を操作することが可能な操作溝が形成されていること
を特徴とするものである。また、請求項3に係る扇形噴
射ノズルは、請求項1又は2記載の扇形噴射ノズルにお
いて、前記貫通孔は、先端に向かって径が徐々に狭まる
ようにテーパ状であり、前記内部材の外径は、前記テー
パ状の貫通孔に嵌合するテーパ状であることを特徴とす
るものである。
【0009】また、請求項4に係る扇形噴射ノズルは、
請求項1又は2記載の扇形噴射ノズルにおいて、前記貫
通孔の先端部において、径の狭い段差が形成されている
ことを特徴とするものである。また、請求項5に係る扇
形噴射ノズルは、請求項1乃至4の何れかに記載の扇形
噴射ノズルにおいて、前記内部材と前記貫通孔との間を
液密的に塞ぎ、前記内部材の外径を取り巻くシールリン
グを更に備えることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項6に係る扇形噴射ノズルは、
請求項1乃至5の何れかに記載の扇形噴射ノズルにおい
て、前記ボディは、その後端側外周に、取付用のねじ山
を形成されることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記請求項1に係る発明の構成によれば、次の
作用を奏する。すなわち、ボディと、噴出口を備えた内
部材とが別部材で構成され、さらに、内部材は、ボディ
の貫通孔内で内周面に沿って回動可能である。従って、
ボディを固定した後でも、内部材を回動させる力を作用
させることにより、ボディに対して内部材を回動させる
ことができる。その結果、内部材の先端に形成された噴
出口の噴角の方向を所定の向きに調整できる。
【0012】また、内部材は、抜け止め環によって、貫
通孔の軸(以下軸という)方向に移動せず、軸方向に
は、拘束力が作用する。この拘束力は、軸回りの内部材
の回動に際し、摩擦力として作用する。よって、この摩
擦力に打ち勝つだけの力を、内部材にその回動方向に作
用させたときにのみ、内部材を回動させることができ、
それ以外のときには、内部材は回動しない。すなわち、
内部材に力を作用させたときのみ、方向を調整でき、力
を作用させないときは、その調整状態を維持できる。よ
って、内部材の固定手段を別途、構成しなくてもよい。
【0013】そして、ボディ後方より液体を供給すれ
ば、液体は、ボディの貫通孔内に配置された抜け止め環
の中空部及び内部材の通水路を通過して、噴出口より噴
射される。上記請求項2に係る発明の構成によれば、請
求項1記載の作用に加えて、次の作用を奏する。すなわ
ち、操作溝が、内部材の先端側の面に形成されているこ
とで、その操作溝に嵌まり、回転力を作用させ得る工具
等で、内部材を容易に回動することができる。また、操
作溝が、貫通孔の先端側から操作することが可能に形成
されていることにより、ボディを固定した後に、噴出口
のある側から噴出口の方向の調整をすることができる。
よって、噴出口の調整状態を確認し易く、調整作業がし
易い。
【0014】上記請求項3に係る発明の構成によれば、
請求項1又は2記載の作用に加えて、次の作用を奏す
る。すなわち、貫通孔と内部材は、テーパ嵌合する。そ
のため、上記請求項1に係る発明の作用で説明した、抜
け止め環による軸方向の拘束力は、テーパ面を介して、
内部材から貫通孔の内周面に作用する。このとき、テー
パによるくさび効果により、上記の軸方向の拘束力は、
テーパ面に垂直なより大きな力に変換されて、内周面に
作用する。よって、内周面に垂直な力による摩擦力は、
軸方向の拘束力を直接受けた場合の摩擦力よりも、大き
くなる。この大きくなった摩擦力に打ち勝つだけの力が
作用しないと、内部材は回動せず、より安定して調整状
態を維持できる。
【0015】一方、上記の摩擦力の大きさを所定の値に
設定するならば、抜け止め環による軸方向の拘束力を直
接受けて摩擦力とする場合よりも、テーパによるくさび
効果を利用する場合は、より小さい拘束力を内部材に軸
方向に掛けるだけですむ。上記請求項4に係る発明の構
成によれば、請求項1又は2記載の作用に加えて、次の
作用を奏する。すなわち、内部材は、貫通孔の先端部に
形成されている径の狭い段差によって、貫通孔内から先
端側に、軸方向に拘束され、移動しない。同様に、内部
材は、抜け止め環によって、貫通孔内の軸方向に拘束さ
れ、移動しない。上記請求項1記載の作用において説明
したように、この軸方向に拘束する力は、軸回りの内部
材の回動に際し、摩擦力として作用し、内部材の調整状
態を維持できる。よって、内部材の固定手段を別途、構
成しなくてもよい。
【0016】上記請求項5に係る発明の構成によれば、
請求項1乃至4の何れかに記載の作用に加えて、次の作
用を奏する。すなわち、シールリングは、内部材と貫通
孔との間にあって弾性変形することにより、内部材と貫
通孔の双方に密着して、液密的に塞ぐことができる。ま
た、この弾性変形の復元力は、内部材と貫通孔の双方に
押圧力として作用し、内部材の回動に抗する摩擦力が生
ずる。よって、この摩擦力に打ち勝つだけの力を、内部
材にその回動方向に作用させたときにのみ、内部材を回
動させることができ、それ以外のときには、内部材は回
動しない。すなわち、内部材に力を作用させたときの
み、方向を調整でき、力を作用させないときは、その調
整状態を維持できる。
【0017】上記請求項6に係る発明の構成によれば、
請求項1乃至5の何れかに記載の作用に加えて、次の作
用を奏する。すなわち、ボディは、その後端側外周に形
成された取付用のねじ山(雄ねじ)を、そのねじに螺合
する雌ねじを形成された取付穴にねじ込むことにより、
簡単に固定することができる。また、取付用にフランジ
部等を設ける必要がなく、全体の外形寸法を小さくする
ことができる。
【0018】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1から図3には、本発明の一実施例に係る扇
形噴射ノズルの構成が、取付状態で示されている。図1
は、正面より見た断面図、図2は上面図、図3は側面よ
り見た断面図である。各図を参照しながら説明する。
【0019】扇形噴射ノズルのボディ1は、略円筒状で
あり、その一端1aは、給水管7の取付部等の被固定部
への取付端となっている。ボディ1の貫通孔には、略円
錐台形状の内部材2及び円環状の抜け止め環4が、隣接
して嵌合している。ボディ1の貫通孔には、一端1a側
から、円周面の第1内周面11と、テーパ状の第2内周
面12が軸方向に隣接して同軸に形成されている。第2
内周面12は、一端1a側の直径が、先端側の直径より
も大きく、第1内周面11の直径よりも、同じか少なく
とも小さく形成されている。
【0020】内部材2は、略円錐台形状であり、ボディ
1の第2内周面12に嵌合している。内部材2の円錐面
21は、第2内周面12のテーパと等しい傾斜で形成さ
れ、円錐面21の中間には凹溝22が周設されている。
凹溝22には、シール部材であるOリング3が圧縮され
た状態で取り付けられている。内部材2には、円錐台形
の頂面にあたる端面2bと、もう一方の端面2aと連通
する通水路24が形成されている。通水路25の先端側
の端部には、噴出口23が形成されている。噴出口23
の形状は、従来例に示す噴出口102と同様であり、そ
の噴角は、方向により異なる。すなわち、図2の左右方
向の噴角(図1の角A)が最大に、図2の上下方向の噴
角(図3の角B)が最小に設定されている。また、端面
2bの中央部には、内部材2を回動させる力を受けるた
めの操作溝として、すりわり溝24が、噴角が最大とな
る方向に平行に形成されている。
【0021】抜け止め環4は、円環状であり、ボディ1
の第1内周面11に嵌合している。抜け止め環4の一方
の端面4bは、内部材2の端面2aと接しており、他方
の端面4aは、ボディ1の一端1aと面一になるよう
に、抜け止め環4の外周面41は、第1内周面11に内
接して、圧入されている。この状態では、抜け止め環4
は、内部材2の一端1a側への移動を阻止するととも
に、内部材2を第2内周面12に押圧している。
【0022】Oリング3の内径は、凹溝22の内径より
小さく、Oリング3の線径は、凹溝22の深さより大き
く設定されている。よって、Oリング3は、組み込まれ
た状態では、第2内周面12と凹溝22の底面22aに
より挟まれて圧縮され、これらの面に密着して、第2内
周面12と内部材2との間から水が漏れ出るのを防止し
ている。
【0023】また、ボディ1の外周面には、一端1a側
から、該扇形噴射ノズルを被固定部に固定するための雄
ねじからなる雄ねじ部13、被固定部との接合部である
ねじ部からの漏水を防止するシール部材であるOリング
6の嵌まる様に外周面に周設された凹溝である取付溝1
4及び、雄ねじ部13をねじ込む際に工具と係合してそ
の作用点となる六角柱状の頭部15が形成されている。
【0024】給水管7の外周部には、平坦な座面71が
扇形噴射ノズルの取付部として形成されている。座面7
1には、給水管7と扇形噴射ノズルを連通するように、
ボディ1の雄ねじ部13と螺合する雌ねじ72の形成さ
れた穴部が穿たれている。扇形噴射ノズルは、ボディ1
の取付溝14にOリング6を嵌めてから、ボディ1の雄
ねじ部13を、被固定部である給水管7に形成された雌
ねじ72にねじ込み、固定される。
【0025】次に、図4を参照して、この扇形噴射ノズ
ルの調整方法について説明する。図4(a)は、扇形噴
射ノズルの調整に使用する調整工具5の斜視図であり、
図4(b)は、調整工具5の使用状態の説明図である。
図4(a)に示す調整工具5は、胴体部52の先端端面
に、先端突起51が形成されたものである。胴体部52
の根本には、回しやすいようにハンドル53が取り付け
られている。先端突起51は、すりわり溝24に係合す
るようにされており、その高さは、すりわり溝24の深
さより小さく、調整時に噴出口23を傷めることがない
寸法になっている。また、調整工具5の胴体部52は、
ボディ1の貫通孔に嵌まる寸法になっている。このた
め、作業時に胴体部52は、回転を案内しているので、
作業がし易い。
【0026】調整は、調整工具5で内部材2を、所望の
向きにすればよい。なお、調整工具5のような専用工具
だけでなく、ねじ回し等の汎用の工具も使用できる。こ
のように、本実施例によれば、ボディ1と、噴出口23
を備えた内部材2とが別部材で構成され、さらに、内部
材2は、ボディ1の貫通孔内で第2内周面12に沿って
回動可能である。従って、ボディ1を固定した後でも、
ボディ1に対して内部材2を回動させることができ、噴
出口23の噴角の方向を所定の向きに調整できる。
【0027】この扇形噴射ノズルに、給水管7より水等
の噴射液が供給されると、液体は、ボディの貫通孔内に
配置された抜け止め環4の中空部及び内部材2の通水路
25を通過して、噴出口23より噴射される。同時に、
その液圧は、内部材2の端面2aに作用し、テーパ面を
押圧し、内部材2の移動を阻止するように働く。よっ
て、液圧によって、噴出口23の調整状態がずれること
はない。
【0028】次に、本発明の第2の実施例を、添付図面
によって詳細に説明する。図5は、本発明の第2の実施
例に係る扇形噴射ノズルの構成を示し、(a)は正面よ
り見た断面図、(b)は上面図である。略円筒状のボデ
ィ1の貫通孔には、内部材8及び抜け止め環4が、隣接
して嵌合している。第1の実施例とは、円錐台状の内部
材2に替わって、略円柱状の内部材8が用いられている
ことと、ボディ1と内部材8との嵌合部が異なる。
【0029】ボディ1の貫通孔において、一端1aか
ら、抜け止め環4が嵌合する円周面の第1内周面11が
形成されるのは第1の実施例と同じである。一方、内部
材8が用いられているのにともない、以下の部分が第1
の実施例と異なる。すなわち、内部材2に嵌合するテー
パ状の第2内周面12に替わって、第1内周面11が軸
方向の先端側に延長されて、内部材8と嵌合している。
そして、貫通孔の先端側の端部には、第1内周面11よ
りも、内径の小さい第3内周面16が段差状に形成され
ている。第3内周面16と第1内周面11との接続部と
なる端面17は、内部材8の端面8bと接しており、内
部材8が貫通孔の先端側への移動を阻止している。
【0030】また、ボディ1の外周面に、雄ねじ部1
3、Oリング6の嵌まる取付溝14及び、頭部15が形
成されるのは第1の実施例と同じである。内部材8は、
略円柱状であり、ボディ1の第1内周面11の先端側部
分に嵌合している。内部材8の円周面81の中間には凹
溝82が周設されている。凹溝82には、シール部材で
あるOリング3が圧縮された状態で取り付けられてい
る。端面8bの中央部には、内部材8を回動させる力を
受けるための突起部83が形成されている。また、端面
8bと、もう一方の端面8aと挿通する通水路25が形
成されている。通水路25の先端側の端部、すなわち突
起部83には、噴出口23が形成されている。通水路2
5及び噴出口23の形状は、第1の実施例と同様であ
る。突起部83には、2つの側面部83aが平行に形成
され、側面部83aと第3内周面16とで、2つの凹部
83bが形成されている。この側面部83aに、内部材
8を回動させる力を作用させる。また、この側面部83
aは、噴出口23の噴角が最大となる方向と直角に形成
されている。
【0031】抜け止め環4においては、抜け止め環4の
一方の端面4bが、内部材2の端面2aの替わりに、内
部材8の端面8aと接している構成が、第1の実施例と
異なり、他は同様である。すなわち、他方の端面4a
が、ボディ1の一端1aと面一になるように、抜け止め
環4の外周面41は、第1内周面11に嵌合状態で、圧
入されている。この状態では、抜け止め環4は、内部材
8が貫通孔から一端1a側へ移動することを阻止すると
ともに、内部材8をボディ1の端面17に押圧してい
る。
【0032】Oリング3の内径は、凹溝82の内径より
小さく、Oリング3の線径は、凹溝82の深さより大き
く、そして、凹溝82に嵌められたOリング3の外径
は、内部材8の外周面81の外径より大きくなるように
設定されている。よって、Oリング3は、組み込まれた
状態では、第1内周面11と凹溝82の底面82aによ
り挟まれて圧縮され、これらの面に密着している。
【0033】次に、図6を参照して、この扇形噴射ノズ
ルの調整について説明する。図6(a)は、扇形噴射ノ
ズルの調整に使用する調整工具9の斜視図であり、図6
(b)は、調整工具9の使用状態の説明図である。図6
(a)に示す調整工具9は、胴体部92の先端端面に、
先端凹部91が形成されたものである。胴体部92の根
本には、回しやすいようにハンドル93が取り付けられ
ている。先端凹部91は、突起部83に係合するように
されており、その深さは、突起部83の高さより大き
く、調整時に噴出口23を傷めることがない寸法になっ
ている。また、調整工具9の胴体部92は、ボディ1の
貫通孔に嵌まる寸法になっている。このため、作業時に
胴体部92は、回転を案内しているので、作業がし易
い。
【0034】調整は、調整工具9で内部材2を、所望の
向きにすればよい。この実施例のノズルは、様々な機器
に適用できるが、例えば、自動洗髪機に適用できる。こ
の場合、以下の様な利点がある。自動洗髪機は、美容室
や理髪店等で使用され、水槽内で被洗髪者の頭部に洗浄
水を噴射することにより、洗髪を行う。この洗浄水の噴
射部に本発明の扇形噴射ノズルを適用できる。この結
果、従来では、組立時の噴射方向の調整が、非常に面倒
であったが、容易になる。それに加えて、ノズル噴射口
の向きを、理髪店等の店員等の自動洗髪機の使用者が、
好みの方向に、自ら調整できるという効果もある。
【0035】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。例えば、本発明の第1の実施例では、内
部材2の回動を操作する操作溝であるすりわり溝24
が、第2の実施例では、内部材8の回動を操作する突起
部83が設けられたが、この限りでない。例えば、内部
材8、2の端面の操作溝は、回動中心から偏心した位置
に設けた、止まり穴又は突起で代替してもよい。
【0036】また本発明の第1の実施例では、内部材2
は、ボディ1の貫通孔と、テーパ面で嵌合し、第2の実
施例では、内部材8は、ボディ1の貫通孔と、円周面で
嵌合しているが、この限りでない。例えば、ボディ1の
貫通孔が円形断面で、その貫通孔に、内接する内部材が
設けられるか、または、円形断面の内部材に、外接する
ボディ1の貫通孔が設けられてもよい。これらの場合に
も、ボディ1の貫通孔に対して、内部材は回動可能であ
る。ただし、貫通孔及び内部材の断面形状によっては、
シール部材により、貫通孔が塞がれる必要がある。
【0037】また本発明の実施例では、内部材2、8の
外周にOリング3の嵌まる凹溝22、82が周設されて
いたが、ボディ1の貫通孔に凹溝が周設されていてもよ
い。この場合には、Oリング3は、圧縮されるように、
嵌められたOリング3の内径は、貫通孔の内径より、小
さく設定される。また本発明の実施例では、シール部材
として、Oリング3を用いているが、パッキン等の他の
手段でもよい。また、液圧の小さい場合や、液の漏出が
許容される場合等、シール部材は無くともよい。
【0038】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、次の効果
を奏する。すなわち、ボディを固定した後でも、内部材
を回動させる力を作用させることにより、内部材の先端
に形成された噴出口の噴角の方向を所定の向きに調整で
きる。また、内部材には、軸回りの回動を制限する摩擦
力が作用する。よって、内部材に力を作用させたときの
み、方向を調整でき、力を作用させないときは、その調
整状態を維持できる。また、内部材の固定手段を別途、
構成しなくてもよい。
【0040】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明の効果に加えて、次の効果を奏する。すなわ
ち、操作溝により、内部材を容易に回動することができ
る。また、ボディを固定した後に、噴出口のある側から
噴出口の方向の調整をすることができるので、噴出口の
調整状態を確認し易く、調整作業がし易い。請求項3に
係る発明によれば、請求項1又は2に係る発明の効果に
加えて、次の効果を奏する。すなわち、テーパによるく
さび効果により、摩擦力は、軸方向の拘束力を直接受け
た場合の摩擦力よりも、大きくなる。よって、より安定
して調整状態を維持できる。
【0041】一方、上記の摩擦力の大きさを所定の値に
設定するならば、より小さい拘束力を内部材に軸方向に
掛けるだけですむ。請求項4に係る発明によれば、請求
項1又は2に係る発明の効果に加えて、次の効果を奏す
る。すなわち、内部材は、径の狭い段差及び抜け止め環
によって、貫通孔内で回動可能で、一方、軸方向には移
動しない。また、内部材には、回動に対して摩擦力が作
用し、その調整状態を維持できる。よって、内部材の固
定手段を別途、構成しなくてもよい。
【0042】請求項5に係る発明によれば、請求項1乃
至4に係る発明の効果に加えて、次の効果を奏する。す
なわち、シールリングは、内部材と貫通孔との間を液密
的に塞ぐことができる。また、内部材に回動に抗する摩
擦力を作用させる。よって、内部材に力を作用させたと
きのみ、方向を調整でき、力を作用させないときは、そ
の調整状態を維持できる。
【0043】請求項6に係る発明によれば、請求項1乃
至5に係る発明の効果に加えて、次の効果を奏する。す
なわち、ボディ外周に形成された雄ねじにより、簡単に
固定することができる。また、取付用にフランジ部等を
設ける必要がなく、全体の外形寸法を小さくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る扇形噴射ノズルの
取付状態の構成を示す断面正面図である。
【図2】図1に示す扇形噴射ノズルの上面図である。
【図3】図1に示す扇形噴射ノズルの断面側面図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例に係る扇形噴射ノズルの
調整工具を示す斜視図(a)と、調整工具の使用状態を
示す説明図(b)である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る扇形噴射ノズルの
構成を示す断面正面図(a)と、その上面図(b)であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例に係る扇形噴射ノズルの
調整工具を示す斜視図(a)と、調整工具の使用状態を
示す説明図(b)である。
【図7】従来の扇形噴射ノズルの取付状態の構成を示す
断面正面図である。
【図8】図7に示す扇形噴射ノズルの上面図である。
【図9】図7に示す扇形噴射ノズルの断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボディ 2、8 内部材 3 Oリング(シールリング) 4 抜け止め環 13 雄ねじ部 11 第1内周面 12 第2内周面(テーパ状) 16 第3内周面 17 端面 16、17 段差 23 噴出口 24 すりわり溝(操作溝) 25 通水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴射方向回りの向きにより噴角が異なる噴
    出口を備えた扇形噴射ノズルにおいて、 円形の内周面を有し、内周面の先端側の内径が狭まった
    貫通孔が形成されたボディと、 前記貫通孔の先端側の狭まった内径によって、貫通孔か
    ら先端側へは抜け出ないように、且つ前記貫通孔を塞ぐ
    とともに、貫通孔内で回動可能に貫通孔に収められ、貫
    通孔の貫通方向に延びる通水路と、通水路の先端に前記
    噴出口とが形成されている内部材と、 前記内部材の後方から貫通孔に嵌合され、内部材が貫通
    孔内を後方へ移動するのを阻止する抜け止め環とを備え
    たことを特徴とする扇形噴射ノズル。
  2. 【請求項2】請求項1記載の扇形噴射ノズルにおいて、 前記内部材の先端側の面には、前記貫通孔の先端側か
    ら、内部材の回動を操作することが可能な操作溝が形成
    されていることを特徴とする扇形噴射ノズル。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の扇形噴射ノズルにお
    いて、 前記貫通孔は、先端に向かって径が徐々に狭まるように
    テーパ状であり、 前記内部材の外径は、前記テーパ状の貫通孔に嵌合する
    テーパ状であることを特徴とする扇形噴射ノズル。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の扇形噴射ノズルにお
    いて、 前記貫通孔の先端部において、径の狭い段差が形成され
    ていることを特徴とする扇形噴射ノズル。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の扇形噴射
    ノズルにおいて、 前記内部材と前記貫通孔との間を液密的に塞ぎ、前記内
    部材の外径を取り巻くシールリングを更に備えることを
    特徴とする扇形噴射ノズル。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れかに記載の扇形噴射
    ノズルにおいて、 前記ボディは、その後端側外周に、取付用のねじ山を形
    成されることを特徴とする扇形噴射ノズル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007513763A (ja) * 2003-12-16 2007-05-31 スプレイング システムズ カンパニー 位置合わせ切欠きを備える非対称スプレーノズル
JP2008500167A (ja) * 2004-05-25 2008-01-10 ノードソン コーポレーション 位置合わせキーを用いたスプレーノズル
JP2020169646A (ja) * 2016-08-23 2020-10-15 株式会社日立産機システム 流体機械

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