JPH0871816A - 自動調心型ナーリング装置 - Google Patents
自動調心型ナーリング装置Info
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- JPH0871816A JPH0871816A JP24453394A JP24453394A JPH0871816A JP H0871816 A JPH0871816 A JP H0871816A JP 24453394 A JP24453394 A JP 24453394A JP 24453394 A JP24453394 A JP 24453394A JP H0871816 A JPH0871816 A JP H0871816A
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 abstract description 16
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 25
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 相手加工材の回転中心と2個のローレット駒
の取付位置中心にズレがあっても,芯出し調整に必要で
あった技能および要していた時間を不要にし,均一でき
れいなローレット仕上面を得る。 【構成】 ピン7,8によりローレット駒1,2が回動
自在に係合されている保持部材3と,使用する旋盤等の
刃物固定台に装着される支持部材4と,該保持部材3に
穿設されたガイド穴31,32に摺動可能に嵌合され支
持部材4に係止されたガイドピン52とから成り,保持
部材3が支持部材4に対し上下方向に摺動可能に配設さ
れ,加えて,保持部材端面に設けられた係合溝に,支持
部材4に螺合された押付部材6の先端部である球状押付
部60を押し付け,内装されたバネ61の復元力を利用
し,保持部材3の支持部材4に対する初期位置を設定・
保持する。
の取付位置中心にズレがあっても,芯出し調整に必要で
あった技能および要していた時間を不要にし,均一でき
れいなローレット仕上面を得る。 【構成】 ピン7,8によりローレット駒1,2が回動
自在に係合されている保持部材3と,使用する旋盤等の
刃物固定台に装着される支持部材4と,該保持部材3に
穿設されたガイド穴31,32に摺動可能に嵌合され支
持部材4に係止されたガイドピン52とから成り,保持
部材3が支持部材4に対し上下方向に摺動可能に配設さ
れ,加えて,保持部材端面に設けられた係合溝に,支持
部材4に螺合された押付部材6の先端部である球状押付
部60を押し付け,内装されたバネ61の復元力を利用
し,保持部材3の支持部材4に対する初期位置を設定・
保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,すべり止め・美観向上
等のため施されるローレット加工と呼ばれている加工に
用いられるナーリング装置に関するものであり,ローレ
ット駒と呼ばれている転造用工具の相手加工材に対する
取付位置を自己調整する機構を付加することにより,容
易に均一できれいな加工状態を得ることができるように
なり,近年ますます仕上がり状態の美しさが要求される
ようになってきている社会的ニーズを満足させるために
有効である。
等のため施されるローレット加工と呼ばれている加工に
用いられるナーリング装置に関するものであり,ローレ
ット駒と呼ばれている転造用工具の相手加工材に対する
取付位置を自己調整する機構を付加することにより,容
易に均一できれいな加工状態を得ることができるように
なり,近年ますます仕上がり状態の美しさが要求される
ようになってきている社会的ニーズを満足させるために
有効である。
【0002】
【従来の技術】従来は均一できれいな仕上がり状態を得
るために,位置調整機構を有しないナーリング装置を用
いる場合は,図10のように,ピン(7)(8)により
回動自在に支持された2個のローレット駒(1)(2)
が,相手加工材外周(91)に同時に接触するように支
持部材(4)の位置を板厚の異なる調整板(42)によ
り調整し,均一なローレット仕上面を得るようにしてい
た。また,図11のように2個のローレット駒(1)
(2)が回動自在に係合された保持部材(3)が支持部
材(4)に対して揺動可能に支持軸(43)により係合
された構成の簡易自動調心型ナーリング装置を用いる場
合は,ローレット駒(1)(2)を相手加工材外周(9
1)に押しつけることにより,保持部材(3)が揺動し
2個のローレット駒(1)(2)が相手加工材外周(9
1)に同時に接触する状態となり,その状態でローレッ
ト加工を行なっていた。なお,支持部材(4)は,とも
に旋盤等の機械装置の刃物固定台(44)に固定支持さ
れ使用される。
るために,位置調整機構を有しないナーリング装置を用
いる場合は,図10のように,ピン(7)(8)により
回動自在に支持された2個のローレット駒(1)(2)
が,相手加工材外周(91)に同時に接触するように支
持部材(4)の位置を板厚の異なる調整板(42)によ
り調整し,均一なローレット仕上面を得るようにしてい
た。また,図11のように2個のローレット駒(1)
(2)が回動自在に係合された保持部材(3)が支持部
材(4)に対して揺動可能に支持軸(43)により係合
された構成の簡易自動調心型ナーリング装置を用いる場
合は,ローレット駒(1)(2)を相手加工材外周(9
1)に押しつけることにより,保持部材(3)が揺動し
2個のローレット駒(1)(2)が相手加工材外周(9
1)に同時に接触する状態となり,その状態でローレッ
ト加工を行なっていた。なお,支持部材(4)は,とも
に旋盤等の機械装置の刃物固定台(44)に固定支持さ
れ使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらには,次のよう
な欠点があった。 (イ) 調整板の板厚にて位置調整する方法は,各種
板厚の調整板が必要であるばかりか,多大な調整時間お
よび技能を要するものであった。 (ロ) ローレット駒保持部材を揺動可能に支持し,相
手加工材に押し付けることにより2個のローレット駒を
相手加工材外周に同時に接触させる方法では,2個のロ
ーレット駒の取付位置中心と相手加工材の回転中心位置
のズレを保持部材の揺動移動により位置調整するため,
図11に示すように2個のローレット駒は,相手加工材
に対し上下対称位置で接触することができず,押し付け
力により発生する転造力に差が生じてしまう。図12に
示す力のつり合い図で説明すると,ナーリング装置に加
えられる押し付け力により,ローレット駒(1)に発生
する転造力をF1,ローレット駒(2)に発生する転造
力をF2,ローレット駒(1)(2)の相手加工材との
接触角をそれぞれθ1,θ2とすると,保持部材(3)
が揺動運動することにより上下方向の力はつり合うの
で,F1sinθ1=F2sinθ2 の関係が成立す
る。従って,接触角θ1,θ2が異なる場合は各々のロ
ーレット駒に発生する転造力F1,F2の値は異なるこ
とになる。転造力に差があれば,ローレット駒による加
工度合に差が生じることになり,均一な仕上面を得るこ
とが困難となる。結局,2個のローレット駒の取り付け
位置中心と相手加工材の回転中心位置のズレを小さく
し,接触角θ1,θ2がほぼ同じになるよう支持部材の
取付位置を調整板等により調整する必要が生じ,上記
(イ)と同様の欠点を有していた。特に,この揺動タイ
プ簡易自動調心型のものにおいては,保持部材が揺動す
るため,2つのローレット駒の取付位置中心の特定が難
しく,取付位置調整が試行錯誤にならざるを得ず,調整
作業が非常に繁雑なものとなっていた。 本発明は,これらの欠点を解消するためになされたもの
である。
な欠点があった。 (イ) 調整板の板厚にて位置調整する方法は,各種
板厚の調整板が必要であるばかりか,多大な調整時間お
よび技能を要するものであった。 (ロ) ローレット駒保持部材を揺動可能に支持し,相
手加工材に押し付けることにより2個のローレット駒を
相手加工材外周に同時に接触させる方法では,2個のロ
ーレット駒の取付位置中心と相手加工材の回転中心位置
のズレを保持部材の揺動移動により位置調整するため,
図11に示すように2個のローレット駒は,相手加工材
に対し上下対称位置で接触することができず,押し付け
力により発生する転造力に差が生じてしまう。図12に
示す力のつり合い図で説明すると,ナーリング装置に加
えられる押し付け力により,ローレット駒(1)に発生
する転造力をF1,ローレット駒(2)に発生する転造
力をF2,ローレット駒(1)(2)の相手加工材との
接触角をそれぞれθ1,θ2とすると,保持部材(3)
が揺動運動することにより上下方向の力はつり合うの
で,F1sinθ1=F2sinθ2 の関係が成立す
る。従って,接触角θ1,θ2が異なる場合は各々のロ
ーレット駒に発生する転造力F1,F2の値は異なるこ
とになる。転造力に差があれば,ローレット駒による加
工度合に差が生じることになり,均一な仕上面を得るこ
とが困難となる。結局,2個のローレット駒の取り付け
位置中心と相手加工材の回転中心位置のズレを小さく
し,接触角θ1,θ2がほぼ同じになるよう支持部材の
取付位置を調整板等により調整する必要が生じ,上記
(イ)と同様の欠点を有していた。特に,この揺動タイ
プ簡易自動調心型のものにおいては,保持部材が揺動す
るため,2つのローレット駒の取付位置中心の特定が難
しく,取付位置調整が試行錯誤にならざるを得ず,調整
作業が非常に繁雑なものとなっていた。 本発明は,これらの欠点を解消するためになされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】2個のローレット駒がピ
ン等により回動自在に係合配設されている保持部材を支
持部材に対し上下方向に滑動可能に係合し,該保持部材
の支持部材に対する初期位置がバネ等の弾性部材により
設定・保持され,ローレット駒に加わる外力により該保
持部材が支持部材に対し上下方向に摺動移動する構成と
する。
ン等により回動自在に係合配設されている保持部材を支
持部材に対し上下方向に滑動可能に係合し,該保持部材
の支持部材に対する初期位置がバネ等の弾性部材により
設定・保持され,ローレット駒に加わる外力により該保
持部材が支持部材に対し上下方向に摺動移動する構成と
する。
【0005】
【作用】本発明による自動調心型ナーリング装置は,ピ
ン等により回動自在に係合された2個のローレット駒を
有する保持部材が,使用する機械装置等に装着・固定さ
れる部位を有する支持部材に対し上下方向に滑動可能に
係合される。該保持部材は,ローレット駒を相手加工材
に接触・押し付けする前は,バネ等の弾性部材の復元力
により,支持部材に対し初期設定位置に位置決めされて
いる。ローレット加工の際,ローレット駒を相手加工材
に接触させ押しつけたとき,2個のローレット駒の取付
位置と相手加工材の回転中心位置にズレがある場合,最
初に接触する側のローレット駒に,ズレを補正する方向
に力が生じる。該補正力が前述の保持部材の初期位置を
設定しているバネ等の弾性部材からの作用力を上まわる
と,保持部材は,2個のローレット駒が同時に相手加工
材に対し接触する位置まで,支持部材に対し上下方向に
摺動移動する。該状態では,2個のローレット駒の取付
中心位置と相手加工材の回転中心が一致しており,当初
あったズレが本発明のナーリング装置の自動調心機能に
より補正された状態になっている。しかも,本発明によ
る補正の場合は,従来の保持部材揺動による補正と異な
り,2個のローレット駒が相手加工材に対し上下対称位
置で接触する状態すなわち接触角が同じ状態になってお
り,押し付け力を増加しローレット加工する際,同一の
転造力が発生することより,均一なローレット加工が可
能となる。
ン等により回動自在に係合された2個のローレット駒を
有する保持部材が,使用する機械装置等に装着・固定さ
れる部位を有する支持部材に対し上下方向に滑動可能に
係合される。該保持部材は,ローレット駒を相手加工材
に接触・押し付けする前は,バネ等の弾性部材の復元力
により,支持部材に対し初期設定位置に位置決めされて
いる。ローレット加工の際,ローレット駒を相手加工材
に接触させ押しつけたとき,2個のローレット駒の取付
位置と相手加工材の回転中心位置にズレがある場合,最
初に接触する側のローレット駒に,ズレを補正する方向
に力が生じる。該補正力が前述の保持部材の初期位置を
設定しているバネ等の弾性部材からの作用力を上まわる
と,保持部材は,2個のローレット駒が同時に相手加工
材に対し接触する位置まで,支持部材に対し上下方向に
摺動移動する。該状態では,2個のローレット駒の取付
中心位置と相手加工材の回転中心が一致しており,当初
あったズレが本発明のナーリング装置の自動調心機能に
より補正された状態になっている。しかも,本発明によ
る補正の場合は,従来の保持部材揺動による補正と異な
り,2個のローレット駒が相手加工材に対し上下対称位
置で接触する状態すなわち接触角が同じ状態になってお
り,押し付け力を増加しローレット加工する際,同一の
転造力が発生することより,均一なローレット加工が可
能となる。
【0006】
【実施例】以下,本発明の実施例について説明する。図
1は,本発明による自動調心型ナーリング装置実施例の
正面図断面である。また,図2は実施例の平面図であ
る。2個のローレット駒(1)(2)がピン(7)
(8)により保持部材(3)に回動自在に係合され,該
保持部材(3)には2個のガイド穴(31)(32)が
穿設され,支持部材(4)に係止された2本のガイドピ
ン(51)(52)との嵌合により,支持部材(4)に
対し保持部材(3)が回動することなく上下方向にのみ
往復摺動可能に係合されている。図3に示すように,該
保持部材端面(34)には位置決め用の係合溝(35)
が設けられており,支持部材(3)に螺合された押付部
材(6)の球状押付部(60)と係合している。球状押
付部(60)はバネ(61)による押し付け力を有して
おり,この押し付け力により係合溝(35)の位置すな
わち保持部材(3)の支持部材(4)に対する初期位置
を設定・保持する構成となっている。次に図4に示すよ
うに相手加工材(9)の回転中心OWと,2個のローレ
ット駒の取付位置中心Cにズレがある場合,本発明の実
施例がどのように自動調心機能を発揮するか説明する。
図4に示すようにローレット駒取付位置中心Cが相手加
工材(9)の回転中心OWに対し下方にズレている場
合,ローレット加工のため,ローレット駒を相手加工材
(9)に近づけてゆくと,まず上側のローレット駒
(1)が,相手加工材外周(91)に接触しはじめる。
するとローレット駒(1)には,図に示すように相手加
工材(9)からの反力FWが生じる。この反力FWの上
下方向の成分Fwsinθは,ローレット駒(1)を上
方に移動させる力として作用し,結果として保持部材
(3)を上方に移動させる力として働くことになる。前
述の押付部材(6)による保持部材(3)の保持力に対
し,この移動させる力の方が強くなると,保持部材
(3)の上方に摺動移動しはじめる。ローレット転造力
の成分である移動させる力は,押付部材(6)からの保
持力に比べ,一般的に大きな力であり,結局,図5に示
すように2個のローレット駒(1)(2)が相手加工材
外周(91)に同時に接触し,上下方向の力の成分Fw
sinθがつり合う位置まで保持部材(3)は移動する
ことになる。この状態は,相手加工材回転中心OWとロ
ーレット駒取付位置中心Cの高さが一致し,当初のズレ
が補正すなわち自動調心された状態である。この状態で
ローレット加工を行えば,相手加工材(9)に対し均一
な転造力が発生するので均一できれいなローレット加工
仕上面が得られることになる。なお,本実施例における
ガイドピンとガイド穴の組合せは,摺動部が面接触では
なく線接触に近くなるため,摺動時の抵抗力が小さく,
円滑な作動が得られるという特長を有している。図示し
ないが,支持部材(4)にガイド穴を穿設し,該ガイド
穴に嵌合させながらガイドピンを保持部材(3)に圧入
固定する構成にしても同様な特長を有することは明らか
である。また,本実施例では,2つのローレット駒の取
付位置中心Cと支持部材(4)の取付部上面(41)が
一致するよう保持部材(3)の初期位置が設定されてい
るが,これは,相手加工材(9)の回転中心OWとロー
レット駒(1)(2)の取付位置中心Cをほぼ一致させ
るよう本実施例のナーリング装置を使用する機械装置の
刃物固定台に取り付ける際,位置決めを容易にする上で
有効である。
1は,本発明による自動調心型ナーリング装置実施例の
正面図断面である。また,図2は実施例の平面図であ
る。2個のローレット駒(1)(2)がピン(7)
(8)により保持部材(3)に回動自在に係合され,該
保持部材(3)には2個のガイド穴(31)(32)が
穿設され,支持部材(4)に係止された2本のガイドピ
ン(51)(52)との嵌合により,支持部材(4)に
対し保持部材(3)が回動することなく上下方向にのみ
往復摺動可能に係合されている。図3に示すように,該
保持部材端面(34)には位置決め用の係合溝(35)
が設けられており,支持部材(3)に螺合された押付部
材(6)の球状押付部(60)と係合している。球状押
付部(60)はバネ(61)による押し付け力を有して
おり,この押し付け力により係合溝(35)の位置すな
わち保持部材(3)の支持部材(4)に対する初期位置
を設定・保持する構成となっている。次に図4に示すよ
うに相手加工材(9)の回転中心OWと,2個のローレ
ット駒の取付位置中心Cにズレがある場合,本発明の実
施例がどのように自動調心機能を発揮するか説明する。
図4に示すようにローレット駒取付位置中心Cが相手加
工材(9)の回転中心OWに対し下方にズレている場
合,ローレット加工のため,ローレット駒を相手加工材
(9)に近づけてゆくと,まず上側のローレット駒
(1)が,相手加工材外周(91)に接触しはじめる。
するとローレット駒(1)には,図に示すように相手加
工材(9)からの反力FWが生じる。この反力FWの上
下方向の成分Fwsinθは,ローレット駒(1)を上
方に移動させる力として作用し,結果として保持部材
(3)を上方に移動させる力として働くことになる。前
述の押付部材(6)による保持部材(3)の保持力に対
し,この移動させる力の方が強くなると,保持部材
(3)の上方に摺動移動しはじめる。ローレット転造力
の成分である移動させる力は,押付部材(6)からの保
持力に比べ,一般的に大きな力であり,結局,図5に示
すように2個のローレット駒(1)(2)が相手加工材
外周(91)に同時に接触し,上下方向の力の成分Fw
sinθがつり合う位置まで保持部材(3)は移動する
ことになる。この状態は,相手加工材回転中心OWとロ
ーレット駒取付位置中心Cの高さが一致し,当初のズレ
が補正すなわち自動調心された状態である。この状態で
ローレット加工を行えば,相手加工材(9)に対し均一
な転造力が発生するので均一できれいなローレット加工
仕上面が得られることになる。なお,本実施例における
ガイドピンとガイド穴の組合せは,摺動部が面接触では
なく線接触に近くなるため,摺動時の抵抗力が小さく,
円滑な作動が得られるという特長を有している。図示し
ないが,支持部材(4)にガイド穴を穿設し,該ガイド
穴に嵌合させながらガイドピンを保持部材(3)に圧入
固定する構成にしても同様な特長を有することは明らか
である。また,本実施例では,2つのローレット駒の取
付位置中心Cと支持部材(4)の取付部上面(41)が
一致するよう保持部材(3)の初期位置が設定されてい
るが,これは,相手加工材(9)の回転中心OWとロー
レット駒(1)(2)の取付位置中心Cをほぼ一致させ
るよう本実施例のナーリング装置を使用する機械装置の
刃物固定台に取り付ける際,位置決めを容易にする上で
有効である。
【0007】図6,図7は小型化のため,ガイドピン
(5)を1本にした場合の他の実施例である。図6は実
施例の正面図断面,図7は平面図である。ガイドピンを
1本にした場合,保持部材(3)がガイドピン(5)回
りに回動してしまうため,保持部材(3)の回動止めが
必要になる。そのため保持部材(3)に回り止め穴(3
3)を穿設し,該回り止め穴と摺動可能に係合する回り
止めピン(53)を配設している。該回り止めピン(5
3)は,支持部材(4)に圧入固定されている。なお,
本実施例では小型化のため回り止め部が一箇所である
が,回り止めの機能から考えて,複数箇所設けても良い
ことは明らかである。
(5)を1本にした場合の他の実施例である。図6は実
施例の正面図断面,図7は平面図である。ガイドピンを
1本にした場合,保持部材(3)がガイドピン(5)回
りに回動してしまうため,保持部材(3)の回動止めが
必要になる。そのため保持部材(3)に回り止め穴(3
3)を穿設し,該回り止め穴と摺動可能に係合する回り
止めピン(53)を配設している。該回り止めピン(5
3)は,支持部材(4)に圧入固定されている。なお,
本実施例では小型化のため回り止め部が一箇所である
が,回り止めの機能から考えて,複数箇所設けても良い
ことは明らかである。
【0008】図8,図9は,保持部材(3)の支持部材
(4)に対する初期位置設定および保持を押付部材では
なく,直接バネ部材(62)を用いた場合の他の実施例
であり,図8は実施例の正面図断面、図9は平面図であ
る。本実施例では,ガイドピン(5)は保持部材(3)
に係合固定され,支持部材(4)に穿設されたガイド穴
(40)と摺動可能に係合されている。ガイドピン
(5)にバネ(62)を嵌装し,該バネ(62)の両端
を保持部材(3)および支持部材(4)で挟持するよう
配設することにより,保持部材(3)はバネ(62)に
よる復元力により,支持部材(4)に対し,ある一定の
位置に設定・保持される構成となっている。なお,保持
部材(3)の回動防止のため,保持部材(3)に圧入固
定された回り止めピン(53)と該回り止めピンと嵌合
する回り止め穴(43)が支持部材(4)に穿設されて
いる。
(4)に対する初期位置設定および保持を押付部材では
なく,直接バネ部材(62)を用いた場合の他の実施例
であり,図8は実施例の正面図断面、図9は平面図であ
る。本実施例では,ガイドピン(5)は保持部材(3)
に係合固定され,支持部材(4)に穿設されたガイド穴
(40)と摺動可能に係合されている。ガイドピン
(5)にバネ(62)を嵌装し,該バネ(62)の両端
を保持部材(3)および支持部材(4)で挟持するよう
配設することにより,保持部材(3)はバネ(62)に
よる復元力により,支持部材(4)に対し,ある一定の
位置に設定・保持される構成となっている。なお,保持
部材(3)の回動防止のため,保持部材(3)に圧入固
定された回り止めピン(53)と該回り止めピンと嵌合
する回り止め穴(43)が支持部材(4)に穿設されて
いる。
【0009】
【発明の効果】本発明の自動調心型ナーリング装置によ
れば,支持部材を旋盤等の機械装置の刃物固定台に装着
する際,相手加工材の回転中心と2個のローレット駒の
取付位置中心に多少のズレがあっても,加工時の自動調
心機能により,相手加工材外周にローレット駒が上下対
称で,かつ均一に接触するようになり,均一なローレッ
ト加工を行なうことができ,これまで,調整のために要
していた時間が不要になるとともに芯出し技能も不要に
なり,誰でも簡単に,均一できれいなローレット仕上面
を得ることができるようになる。また,実施例からも明
らかなように,付加する機構は簡単なものであり,ナー
リング装置の体格・重量は,従来の自動調心型のものよ
り,むしろ小型・軽量になっており,取付性・作業性の
面でも優れたものとなっている。
れば,支持部材を旋盤等の機械装置の刃物固定台に装着
する際,相手加工材の回転中心と2個のローレット駒の
取付位置中心に多少のズレがあっても,加工時の自動調
心機能により,相手加工材外周にローレット駒が上下対
称で,かつ均一に接触するようになり,均一なローレッ
ト加工を行なうことができ,これまで,調整のために要
していた時間が不要になるとともに芯出し技能も不要に
なり,誰でも簡単に,均一できれいなローレット仕上面
を得ることができるようになる。また,実施例からも明
らかなように,付加する機構は簡単なものであり,ナー
リング装置の体格・重量は,従来の自動調心型のものよ
り,むしろ小型・軽量になっており,取付性・作業性の
面でも優れたものとなっている。
【図1】本発明実施例の正面図(断面BB図)である。
【図2】本発明実施例の平面図である。
【図3】本発明実施例のA部詳細図である。
【図4】本発明実施例の力の作用図である。
【図5】本発明実施例の力のつり合い図である。
【図6】本発明他の実施例の正面図(断面図)である。
【図7】本発明他の実施例の平面図である。
【図8】本発明他の実施例の正面図(断面図)である。
【図9】本発明他の実施例の底面図である。
【図10】従来のナーリング装置の使用状態図である。
【図11】従来のナーリング装置の使用状態図である。
【図12】従来のナーリング装置の力のつり合い図であ
る。
る。
1 ローレット駒 2 ローレット駒 3 保持部材 4 支持部材 5 ガイドピン 6 押付部材 7 ピン 8 ピン 9 相手加工材 30 ガイド穴 31 ガイド穴 32 ガイド穴 33 回り止め穴 34 保持部材端面 35 位置決め用係合溝 40 ガイド穴 41 支持部材取付部上面 42 調整板 43 支持軸 44 刃物固定台 51 ガイドピン 52 ガイドピン 53 回り止めピン 60 押付部材球状押付部 61 バネ 62 バネ 91 相手加工材外周
Claims (2)
- 【請求項1】 2個のローレット駒(1)(2)がピ
ン(7)(8)により回動自在に支持係合されている保
持部材(3)が,機械装置等へ装着固定される部位を有
する支持部材(4)に対し上下方向に滑動可能に係合さ
れ,該保持部材(3)の初期位置がバネ等の弾性部材の
復元力により保持設定されるとともに,いずれかのロー
レット駒に加わる外力により該保持部材(3)が支持部
材(4)に対し上下方向に摺動移動する構成となってい
ることを特徴とする自動調心型ナーリング装置。 - 【請求項2】 支持部材(4)もしくは保持部材
(3)に係止された1または複数個のガイドピンと保持
部材(3)もしくは支持部材(4)に穿設された1また
は複数個のガイド穴との嵌合により,保持部材(3)が
支持部材(4)に対して滑動可能に係合され,かつ該保
持部材(3)がガイドピンもしくは回り止めピン(5
3)により回動しないよう係合されていることを特徴と
する請求項1のナーリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24453394A JPH0871816A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 自動調心型ナーリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24453394A JPH0871816A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 自動調心型ナーリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0871816A true JPH0871816A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=17120116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24453394A Pending JPH0871816A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 自動調心型ナーリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0871816A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100758199B1 (ko) * | 2006-09-28 | 2007-09-12 | (주)석성 | 연속작업이 가능한 널링장치 |
| CN103611960A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-03-05 | 苏州道森钻采设备股份有限公司 | 一种清根滚花刀 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP24453394A patent/JPH0871816A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100758199B1 (ko) * | 2006-09-28 | 2007-09-12 | (주)석성 | 연속작업이 가능한 널링장치 |
| CN103611960A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-03-05 | 苏州道森钻采设备股份有限公司 | 一种清根滚花刀 |
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