JPH0872659A - エアバッグ収納用モジュールカバーの製造方法 - Google Patents

エアバッグ収納用モジュールカバーの製造方法

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JPH0872659A
JPH0872659A JP6214096A JP21409694A JPH0872659A JP H0872659 A JPH0872659 A JP H0872659A JP 6214096 A JP6214096 A JP 6214096A JP 21409694 A JP21409694 A JP 21409694A JP H0872659 A JPH0872659 A JP H0872659A
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JP
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filler
module cover
thermoplastic
airbag
injection molding
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JP6214096A
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English (en)
Inventor
Takahiro Iino
恭弘 飯野
Shozo Sugiki
正三 杉木
Yasusuke Matsushima
庸介 松島
Masayuki Haruhara
正行 春原
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Bridgestone Corp
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押出機による予備溶融混練、ペレット化を要
することなく、フィラ−が成形モジュ−ルカバ−内に均
一に分散した成形が可能なエアバッグ収納用モジュ−ル
カバ−の製造方法を提供する。 【構成】 少なくとも熱可塑性材料およびフィラ−から
なり、テアラインを設けたエアバッグ収納用モジュ−ル
カバ−の製造方法において、射出成形装置2の加熱筒3
の後部に設けた第一材料供給部4より熱可塑性材料を定
量的に供給すると同時に、該熱可塑性材料がスクリュ−
10により前方へ移送されながら溶融化状態になったと
き、前記加熱筒3のほぼ中間部に設けた第二材料供給部
7からフィラ−を定量的に供給し、溶融混練および計量
を行った後、計量された前記熱可塑性材料およびフィラ
−の混練材料を金型K内に射出して成形することを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両におい
て、運転席のステアリング、助手席前方のインストルメ
ントパネル、ドアトリム等に装備される乗員保護のため
のエアバッグを収納するエアバッグ収納用モジュールカ
バーに係り、詳細には、押出機等による予備混練をせず
に、少なくとも熱可塑性材料及びフィラ−からなる混練
材料を直接成形したことを特徴とするエアバッグ収納用
モジュ−ルカバ−の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗員保護のために自動車等の車両のステ
アリングホイール、インストルメントパネルまたはドア
トリム等に配置されるエアバッグシステムが広く実用に
供されている。エアバッグシステムは一般に、車両に不
意な衝撃または急激な減速が生じた際に、袋体からなる
エアバッグを膨張させ、衝撃を緩和するエアクッション
を運転者とステアリングホイール等との間に形成する。
エアバッグシステムは概して、エアバッグモジュールま
たはエアバッグユニット等と称される車載可能なユニッ
トとして構成されており、比較的高圧なガスを発生させ
るインフレータ(ガス発生器)と、折り畳まれた状態で
装置内に収納されたエアバッグと、車室に面するモジュ
ールカバーとを備えている。
【0003】モジュールカバーは一般に、パッドカバ
ー、収納パッド、リッド、カバードアあるいはデプロイ
メントドア(Deployment door )等と呼ばれ、常時は、
エアバッグを収納するケース、ハウジングまたは緩衝材
として機能し、エアバッグ展開時には、エアバッグの膨
張により比較的容易に開裂、展開され、エアバッグの円
滑な膨張を保証する。確実かつ迅速なモジュールカバー
の開裂、展開を確保すべく、モジュールカバーの比較的
容易な開裂を促す開裂部、すなわち、テアラインがモジ
ュールカバーの所定の部位に設けられる。テアラインは
一般に、開裂用スリットまたは溝をモジュールカバーの
裏面に形成し、モジュールカバーを局所的に薄肉化する
ことにより形成される。従来から知られているエアバッ
グ収納用モジュ−ルカバ−として、ネットや基布等の補
強材をインサ−ト材として埋設した3層構造の発泡ウレ
タンを使用したもの、軟質樹脂の表皮層と硬質樹脂のコ
ア層とを一体的に射出成形した2層構造のものがある。
このようなモジュ−ルカバ−として、例えば、特開平1
−202550号公報には、2色成形法により表皮層と
硬質樹脂のコア層とが一体的に射出成形されるととも
に、コア層にテアラインが形成されたモジュ−ルカバ−
が開示されている。しかしながら、前記発泡ウレタン製
のエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−においては、補強
材を所望の位置に埋設するのに時間と困難さを要するた
め、生産性が低いのみならず、補強材が所望の位置に埋
設されたエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−の良品率が
低いという問題があった。また、前記2色成形法による
エアバッグ収納用モジュ−ルカバ−においては、成形に
時間がかかるとともに、表皮層用とコア層用の金型が必
要になり、製造コストが高くなるという問題があった。
【0004】これに対し、最近では、オレフィン系熱可
塑性エラストマ−やポリエステル系熱可塑性エラストマ
−等の単一材料を射出成形して、1層構造のエアバッグ
収納用モジュ−ルカバ−も知られている。このモジュ−
ルカバ−の重量は、材料自体の比重によって決まるた
め、軽量化の点で問題があった。また、これらのモジュ
−ルカバ−を射出成形によって、製造する際に、前記開
裂を促進する厚さ0.4〜1.4mmの薄いテアライン
をモジュ−ルカバ−の天面の中央部および側部に形成す
る必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モジュ−ル
カバ−を使用した上記のようなエアバッグ装置におい
て、冬期等の低温下でのエアバッグ完全展開に要する時
間が、他の季節の常温下での完全展開時間に比較して大
幅に遅れることが指摘されている。本発明者等は、製造
が比較的容易な射出成形型のエアバッグ収納用モジュ−
ルカバ−における完全展開時間について、鋭意研究を重
ねた結果、その原因が、インフレ−タのガス発生速度が
低温時に遅いという要因の影響は微々たるもので、むし
ろテアライン部が主として発泡ウレタンまたはオレフィ
ン系熱可塑性エラストマ−からなる軟質樹脂のみによっ
て構成されているために、モジュ−ルカバ−を構成する
材料自体の材料強度が高くなるために、テアライン部の
強度が増大し、該テアライン部の強度が温度により影響
を受けやすくなる結果、低温下での開裂に時間を要する
という要因の影響が非常に強いという事実をみいだし
た。本発明者等は、さらに鋭意検討の結果、熱可塑性材
料およびフィラ−からなるモジュ−ルカバ−の少なくと
も開裂部が、少なくとも真比重が0.28〜0.70,
耐圧強度が50kgf/cm2 以上の軽量フィラ−を1
〜50容積%配合した少なくとも引張強度が100kg
f/cm2 以上の熱可塑性エラストマ−もしくは熱可塑
性樹脂からなるモジュ−ルカバ−を使用することによ
り、環境温度の変化にかかわらず、迅速で確実な、開
裂、展開が可能で乗員保護性能を安定したものにするエ
アバッグ装置を完成させた。
【0006】本発明のエアバッグ装置に使用されるモジ
ュ−ルカバ−として、上記条件を満足していれば良く、
1層構造、2層構造には依存しない。該モジュ−ルカバ
−を得る場合、押出機等により熱可塑性材料およびフィ
ラ−を予備的に溶融混練、ペレット化して金型内に射出
成形する方法が取られていた。
【0007】しかしながら、このような熱可塑性材料お
よびフィラ−を予備的に溶融混練、ペレット化する方法
では、熱可塑性材料が押出機による熱履歴を受け、射出
成形により、再度熱履歴を受けるため、熱可塑性材料、
特にウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系等の熱
可塑性樹脂または熱可塑性エラストマ−の分子量低下に
起因する強度低下が生じていた。さらに、フィラ−とし
て中空形状の軽量フィラ−を熱可塑性材料に配合した場
合、押出機のスクリュ−などによる剪断力のため、この
軽量フィラ−の形状破壊が生じていた。このために、成
形されたエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−の比重が高
くなり、軽量化の点から問題があった。このようなこと
から、押出機による熱履歴のない成形と、温度環境に左
右されない迅速で確実なエアバッグの開裂、展開のため
に、軽量フィラ−を成形モジュ−ルカバ−に均一に分散
させ、しかも生産効率向上の点からも射出成形できる方
法が熱望されていた。さらに、省エネルギ−の見地か
ら、経済的にも押出工程を削除することが望まれてい
た。
【0008】ところで、通常の射出成形では、ホッパ−
に材料を貯蔵しておくことができるが、本モジュ−ルカ
バ−の製造においては、中空形状を有するフィラーを配
合する場合、直径が1.5〜2.5mm高さが4.5〜
5.5mmの円柱状あるいは直径が1.5〜2.5mm
の球状であり、かつ比重が約0.9〜1.1の熱可塑性
エラストマ−のペレットと平均粒子径が60μmで真比
重が0.28〜0.70の中空形状の軽量フィラ−とい
うサイズ、形状および比重が著しく異なる材料同士であ
るため、予め計量、混合してホッパ−に貯蔵しておいて
も、材料が互いに分離し、次第に混合比率が変化してく
るという問題があった。そこで、本発明は、以上述べて
きたような従来の、開裂を促進するテアラインを備えた
モジュ−ルカバ−の製造方法における諸問題を解決し
て、押出機による予備混練、ペレット化を要することな
く、フィラ−がモジュ−ルカバ−内に均一に分散する成
形が可能なエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−の製造方
法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、鋭意研究を重
ねた結果、少なくとも熱可塑性材料およびフィラ−から
なるエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−の製造方法にお
いて、射出成形装置の少なくとも2個所の材料供給部か
ら個別に計量された熱可塑性材料およびフィラ−を、各
々、定量的に供給し、溶融混練し、その混練材料を射出
することにより、フィラ−が均一に分散し、しかも中空
形状を有するフィラ−の場合、その形状破壊が最小限に
抑止されるため、軽量化された成形エアバッグ収納用モ
ジュ−ルカバ−が製造できることを見いだし、本発明で
は、前記課題を解決するための手段として、請求項1に
記載のエアバッグ収納用モジュールカバーの製造方法
は、少なくとも熱可塑性材料およびフィラ−からなり、
テアラインを設けたエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−
製造方法に関するもので、スクリュ−を配置した射出成
形装置の加熱筒の後部に設けた第一材料供給部より前記
熱可塑性材料を定量的に供給すると同時に、前記加熱筒
の中間部に設けた第二材料供給部より前記フィラ−を定
量的に供給し、前記加熱筒内にて、溶融混練および計量
を行った後、計量された前記熱可塑性材料および前記フ
ィラ−の混練材料を金型内に射出注入することを特徴と
している。また、請求項2に記載のエアバッグ収納用モ
ジュ−ルカバ−の製造方法は、請求項1において、前記
第二材料供給部において、前記熱可塑性材料を完全に溶
融させたことを特徴としている。さらに、請求項3に記
載のエアバッグ収納用モジュールカバーの製造方法は、
請求項1において、前記熱可塑性材料は、少なくとも、
引張強度が100kgf/cm2以上の熱可塑性エラストマー
もしくは熱可塑性樹脂よりなり、前記エアバッグ収納用
モジュ−ルカバ−は、前記熱可塑性エラストマーもしく
は前記熱可塑性樹脂に、前記フィラ−として少なくとも
真比重が0.28〜0.70、耐圧強度が50kgf/cm2
以上の軽量フィラーを配合してなることを特徴としてい
る。つぎに、請求項4に記載のエアバッグ収納用モジュ
ールカバーの製造方法は、請求項3において、前記熱可
塑性エラストマ−は、ウレタンを主成分とする熱可塑性
エラストマ−もしくはポリアミドよりなる熱可塑性樹脂
であり、前記軽量フィラ−はガラスバル−ンであること
を特徴としている。
【0010】
【作用】本発明では、以上の構成によって、射出成形機
1において、熱可塑性材料は、射出成形装置2の後部に
設けた第一材料供給部4より供給し、フィラ−は射出成
形装置2のほぼ中央に設けられた第二材料供給部7より
供給される。さらに、射出成形の溶融混練、計量工程す
なわち射出成形装置2のスクリュ−10が回転し、混練
材料を加熱筒3の先端にある計量部11に、溶融混練し
ながら移送し、一定量を計量する工程の間に、次の1シ
ョット分の熱可塑性材料およびフィラ−の供給を同時に
開始し、これらの材料の混合比率が一定になるように、
各々の材料を一定の速度で供給し、同時に供給を完了す
ることが望ましいが、混合比率が一定になれば良く、熱
可塑性材料およびフィラーの供給方法がこれにより限定
されるものではない。即ち第一材料供給部4より定量的
に供給された熱可塑性材料がスクリュ−10により前方
へ移送され溶融状態になったときに、第二材料供給部よ
りフィラ−を定量的に供給し、混練し、金型に射出して
成形することにより、フィラ−が熱可塑性材料に均一に
配合されたエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−が得られ
る。このようにして、本発明のモジュ−ルカバ−は、押
出機を使用した予備溶融混練工程を経ることがないの
で、熱可塑性材料のペレット化の必要がなく、熱履歴に
よるダメ−ジを最小限に抑えることができ、経済的にも
有利であり、フィラ−の熱可塑性材料への分散性も均一
で良好で、環境温度に左右されることなく、低温から高
温までの幅広い環境温度下において迅速で確実に開裂展
開するエアバッグ収納用モジュールカバーを提供される
ものである。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。 (1)熱可塑性材料。 本発明で使用される熱可塑性材料としては、引張強度が
100kgf/cm2以上であればよく、格別に限定されるも
のではないが、好ましくは熱可塑性エラストマ−とし
て、ウレタンを主成分として含むウレタン系エラストマ
ー、スチレンを主成分として含むスチレン系エラストマ
ーもしくはその水素添加物、塩化ビニルを主成分として
含む塩化ビニル系エラストマー、ポリエステルを主成分
として含むエステル系エラストマー、ポリアミドを主成
分として含むポリアミド系エラストマー、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどを主成分として含むオレフィン
系エラストマーからなる群から選ばれる一種のエラスト
マーまたは二種以上のエラストマー混合物が挙げられ
る。また、熱可塑性樹脂としては、ナイロン11、ナイ
ロン12、ナイロン6・12,ABS(アクリロニトリ
ルブタジエンスチレン)樹脂などが好んで使用される。
さらに、これらの熱可塑性エラストマ−と熱可塑性樹脂
を適宜な比率で混合して使用してもよい。なお、ウレタ
ン系エラストマーとしては、エーテル系、エステル系、
ポリカーボネート系が好ましく使用できる。本発明にお
いて、熱可塑性材料には、必要に応じて、難燃剤、酸化
防止剤、帯電防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、可塑剤、
発泡剤等の各種添加剤を加えることができる。難燃剤と
しては、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、五酸化アンチモン、酸化ジルコニウム
などの無機系難燃剤、リン酸エステル系難燃剤、含ハロ
ゲンリン酸エステル系難燃剤などのリン系難燃剤、臭素
系難燃剤、塩素化パラフィン、パークロロシクロデカン
などの塩素系難燃剤が挙げられる。酸化防止剤として
は、光安定剤、金属不活性剤、オゾン劣化防止剤などの
連鎖開始阻止剤、フェノール系抗酸化剤、アミン系抗酸
化剤などのラジカル捕捉剤、硫黄系抗酸化剤、リン系抗
酸化剤などの過酸化物分解剤が挙げられる。帯電防止剤
としては、各種界面活性剤や官能基を有するポリマーが
挙げられる。着色剤としては、顔料、染料のいずれも使
用可能であり、使用可能な顔料としては、難溶性アゾレ
ーキなどのアゾ系有機顔料、フタロシアニンブルーなど
のフタロシアニン系有機顔料、アントラキノン系などの
スレン系有機顔料、塩基性染料系などの染色レーキ系有
機顔料、その他の有機顔料、チタン系などの酸化物系無
機顔料、黄鉛などのクロム酸モリブデン酸系無機顔料、
カドミウムイエローなどの硫化物、セレン化物系無機顔
料、紺青などのフェロシアン系無機顔料、その他の無機
顔料が挙げられ、使用可能な染料としては、アゾ系、ア
ントラキノン系、キノフタロン系などの油溶性染料や水
溶性染料が挙げられる。紫外線吸収剤としては、サリシ
レート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、
シアノアクリレート系、ニッケルキレート系の紫外線吸
収剤が挙げられる。可塑剤としては、フタル酸系可塑
剤、脂肪酸系可塑剤、リン酸系可塑剤、アジピン酸系可
塑剤、ポリエステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤が挙げ
られる。
【0012】(2)フィラ−。 本発明で使用されるフィラーとしては、平均粒子径10
0μm以下のものであれば特に制限はないが、炭酸カル
シウム(重質炭酸カルシウム、チョーク、胡粉)、ケイ
酸アルミニウム(カリオンクレー、ロウ石クレー)、ケ
イ酸マグネシウム(タルク)、シリカ(ケイ砂、ケイ藻
土、無定型シリカ、湿式法ホワイトカーボン、乾式法ホ
ワイトカーボン)、塩基性炭酸マグネシウム、水酸化ア
ルミニウム(アルミナ水和物)、沈降硫酸バリウム、酸
化亜鉛、酸化アルミニウム、カーボンブラック、雲母、
ガラス球、木粉、再生ゴム、エボ粉、変成メラミン樹
脂、ガラス繊維、ミルドファイバー、炭素繊維、比重1
以下の軽量フィラー(ガラスバルーン、シラスバルー
ン、フライアッシュバルーン、パーライトバルーン、シ
リカバルーン等のケイ酸系無機質バルーン、非ケイ酸系
無機質バルーン、熱硬化性有機質バルーン、熱可塑性有
機質バルーン)等が挙げられる。なかでも、滑らかで均
一であり、粒子表面が濡れやすいガラス球、比重1以下
の軽量フィラーが好ましい。さらにこれらのフィラーの
うち、配合物の比重低減効果のある真比重1以下の軽量
フィラーが好ましい。さらにこれらの軽量フィラーのう
ちでは、比重低減効果、耐圧強度に優れたガラスバルー
ンが最も好ましい。さらに、真比重が0.28〜0.7
0の範囲内にあり、粒子表面の多孔度が小さく、滑らか
で均一であり、粒子表面が濡れやすいガラスバルーンが
最も好ましく使用し得る。真比重が0.28未満では、
ガラスバルーンの耐圧強度が50kgf/cm2未満となるこ
とが多く、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーに
溶融混練する場合には、その工程で、ガラスバルーンが
破壊し、エアバッグ収納用モジュールカバーの比重が高
くなって、好ましくなく、他方、真比重が0.70を越
えると、エアバッグ収納用モジュールカバーの比重の低
減効果が必ずしも充分でない。フィラーの平均粒子径は
100μm以下であることが好ましい。平均粒子径が1
00μmを越えると、モジュールカバーの表面、特に薄
肉部であるティアライン部の表面が凹凸になり、外観上
好ましくない。フィラーの配合量としては、熱可塑性樹
脂または熱可塑性エラストマーへの配合量を、配合物全
体に対して、1〜50容積%とすることが必要である。
1容量%以下では、エアバッグ装置とした場合、−40
℃における完全展開時間が常温(室温)に比較して遅く
なり、迅速な開裂展開の効果が充分でなく、50容量%
以上では、配合物の引張強度が低下しすぎて実用的では
ない。
【0013】(3)塗装。 モジュ−ルカバ−の表面を質感向上および耐久性向上の
ために塗装を施すこともできる。塗料としては、ウレタ
ン系の塗料が使用されることが好ましい。
【0014】(4)モジュ−ルカバ−の製造方法。 本発明のエアバッグ収納用モジュールカバーの製造方法
における、材料供給方法としては、ペレット状の熱可塑
性材料を射出成形装置2の加熱筒3の後部に設けられた
第一材料供給部4より投入する。投入された熱可塑性材
料は、加熱筒3内にて回転するスクリュ−10により、
前方へ移送されながら溶融し、射出成形装置2の加熱筒
3のほぼ中間部に設けられた第二材料供給部7に達す
る。このとき、第二材料供給部7より、所望の混合比に
なるように計量された軽量フィラ−を一定速度で投入す
る。投入された軽量フィラ−は溶融した熱可塑性材料に
容易に包み込まれ、剪断力などがかからないため、その
中空形状の破壊が最小限に抑止され、回転するスクリュ
−10により、前方へ移送されながら、均一に混合さ
れ、加熱筒3内の前端部にある計量部11に漸次蓄積さ
れる。設定された1ショット分の蓄積量に達すると、ス
クリュー10の前進移動により、加熱筒3の先端に取り
つけられた射出ノズル12を通して金型K内へ、蓄積さ
れた混練材料が射出注入されて、エアバッグ収納用モジ
ュ−ルカバ−が製造される。
【0015】このような製造方法は、例えば、所望の混
合比で計量された混合材料を、第一材料供給部4より同
時に投入した場合と比較して、軽量フィラ−が加熱筒3
内壁とスクリュ−10の間に挟み込まれたり、圧縮され
るような恐れが無く、またペレット状の熱可塑性材料に
よって、押し潰されることなどがないため、中空形状の
軽量フィラ−の破壊が最小限に抑えられ、かつ軽量フィ
ラ−の分散性を改良するために、特殊な構造のスクリュ
−を使用する必要もないので好ましい製造方法であり、
好ましいエアバッグ収納用モジュールカバーが製造され
る。
【0016】なお、軽量フィラ−の分散性と形状破壊率
は以下の方法によった。分散性は、成形されたモジュ−
ルカバ−100個を製造し、その各々を肉眼でチェック
し、この1個のモジュ−ルカバ−の中に、分散不良が1
個でもあれば、不良品とみなし、全くなければ良品とし
た。この結果より、良品数をチェックした総数の100
で割り、それに100を掛けることによって良品の百分
率を得た。従って、この百分率の数字が100であれ
ば、不良品が全くないことを意味する。また、形状破壊
率は、製造された1個のモジュ−ルカバ−より、所定の
異なった場所から10個、サンプリングし、各々の比重
を測定し、該実測比重の平均値を得た。一方、熱可塑性
エラストマーおよび軽量フィラーの形状が破壊しない時
と、破壊した時との比重は既知であり、また、軽量フィ
ラーの熱可塑性エラストマーへの配合容積%も既知であ
るため、例えば、軽量フィラーの中空形状が全く破壊し
ていない時の製造品の計算比重等が求められる。これら
の比重の結果より、軽量フィラーの熱可塑性エラストマ
ーへの配合容積%を100容積%とみなした時に対す
る、形状破壊容積%が計算される。この形状破壊容積%
が高いほど、軽量フィラ−の形状破壊が起きていること
を示す。
【0017】<実施例1>図1に示す射出成形機1の運
転条件として、加熱筒3の第一材料供給部4〜第二材料
供給部7の温度を180〜200゜Cおよび第二材料供
給部7〜計量部11の温度を200〜210゜C、スク
リュ−回転用駆動モ−タ−14を備えたスクリュ−駆動
装置13により、スクリュ−の回転数を50rpmに設
定し、インラインスクリュ−式射出装置2の後部に落下
口5を介して加熱筒3内部の回転するスクリュ−10に
連通した第一材料供給部4のホッパ−6よりショア押込
硬度79A、比重1.09および引張強度290kgf
/cm2を有するペレット状のウレタン系熱可塑性エラスト
マ−(エ−テル系)を供給し、加熱筒3内部をウレタン
系熱可塑性エラストマ−で充填する。充填されたウレタ
ン系熱可塑性エラストマ−は、スクリュ−10により移
送され、溶融状態で計量部11に蓄積され計量される。
計量されたウレタン系熱可塑性エラストマ−は、スクリ
ュ−10の前進移動により射出ノズル12から射出され
る。次いでスクリュ−10が回転しながら後退開始する
と同時に、エアバッグ収納用モジュールカバー15に対
するガラスバルーンの配合量を、19容積%になるよう
に、各々計量された1ショット分のウレタン系熱可塑性
エラストマ−を第一材料供給部4のホッパ−6より供給
開始すると同時に、第二材料供給部7のスクリュ−10
に連通する落下口8を備えたホッパ−9より真比重0.
38、耐圧強度281kgf/cm2のガラスバルーンを供
給開始する。供給開始された各々の材料は、一定速度で
供給が継続され、同時に供給が完了する。このとき、第
二材料供給部7にて移送されたウレタン系熱可塑性エラ
ストマ−は半溶融状態であった。回転するスクリュ−1
0により、次第に均一に混合された混練材料は前進移送
され、計量部11に蓄積され、計量される。次いで、こ
の混練材料を、最大圧力80kgf/cm2で射出ノズル1
2から射出し、金型K内に充填する。この一連の作業を
材料の混合比率が安定するまで数回、繰り返えす。その
結果として、図2に示されるように、肉厚が0.6mm
のテアライン用の溝部16を有する全体的な天面部17
の厚さが4.0mmのエアバッグ収納用モジュ−ルカバ
−15を成形した。さらに表面に、ウレタン系塗料で塗
装を施した。このようにして、得られた成形品の比重は
1.01であり,ガラスバル−ンの分散度は100%で
あり、また、ガラスバル−ンの形状破壊率は7%であっ
た。電子顕微鏡により350倍に拡大してテアライン用
の溝部16および天面部17を目視によって観察したと
ころガラスバル−ンは均一に分散していた。また、射出
ノズル12より、溶融混練材料をサンプリングし、汎用
の分子量測定装置により、ウレタン系熱可塑性エラスト
マーの分子量分布を測定した結果、ウレタンの分子切断
は、ほとんど確認されなかった。
【0018】<実施例2>図1に示す射出成形機1の運
転条件として、加熱筒3の第一材料供給部4〜第二材料
供給部7の温度を180〜230゜Cおよび第二材料供
給部7〜計量部11の温度を220〜230゜Cおよび
第二材料供給部7にて移送されたウレタン系熱可塑性エ
ラストマ−は溶融状態であった以外はすべて実施例1に
準じて、エアバッグ収納用モジュ−ルカバ−15の成形
品を得た。この成形品の比重は1.00で、ガラスバル
−ンの分散度は100%であり、その形状破壊率は5%
であった。電子顕微鏡により350倍に拡大してテアラ
イン用の溝部16および天面部17を目視によって観察
したところガラスバル−ンは均一に分散していた。
【0019】<実施例3>熱可塑性エラストマ−とし
て、ショア押込硬度が80A、比重が0.97、引張強
度が117kgf/cm2のオレフィン系熱可塑性エラスト
マ−を使用およびエアバッグ収納用モジュールカバー1
5に対するガラスバル−ンの配合量を、12容積%にな
るように混合した以外はすべて実施例2に準じて、エア
バッグ収納用モジュ−ルカバ−15の成形品を得た。こ
の成形品の比重は0.91で、ガラスバル−ンの分散度
は100%、その形状破壊率は7%であった。電子顕微
鏡により350倍に拡大してテアライン用の溝部16お
よび天面部17を目視によって観察したところガラスバ
ル−ンは均一に分散していた。
【0020】<実施例4>熱可塑性材料としてショア押
込硬度57D、比重1.15および引張強度527kg
f/cm2を有するウレタン系熱可塑性エラストマー(エ−
テル)系を使用する以外はすべて実施例2に準じて、エ
アバッグ収納用モジュ−ルカバ−の成形品を得た。この
成形品の比重は1.04で、ガラスバル−ンの分散度は
100%、その形状破壊率は5%であった。電子顕微鏡
により350倍に拡大してテアライン用の溝部16およ
び天面部17を目視によって観察したところガラスバル
−ンは均一に分散していた。
【0021】<実施例5>熱可塑性材料としてロックウ
エル押込硬度80、比重1.02および引張強度400
kgf/cm2を有するナイロン12を使用する以外はすべ
て実施例2に準じて、エアバッグ収納用モジュ−ルカバ
−の成形品15を得た。この成形品の比重は0.94
で、ガラスバル−ンの分散度は100%、形状破壊率は
5%であった。電子顕微鏡により350倍に拡大してテ
アライン用の溝部16および天面部17を目視によって
観察したところガラスバル−ンは均一に分散していた。
【0022】<比較例1>ショア押込硬度79A、比重
1.09、引張強度290kgf/cm2のウレタン系熱可
塑性エラストマー(エーテル系)および真比重が0.3
8、耐圧強度が281kgf/cm2のガラスバルーンを成
形されたエアバッグ用モジュールカバー15に対する配
合量を19容積%になるように計量し、シリンダ温度1
60〜210゜C、スクリュー回転数50rpmで汎用
の二軸押出機に(図は省略)供給し、溶融混練し、ペレ
ットを作製した。このペレットを、加熱筒3の温度が1
80〜200゜C、スクリュー10の回転数を50rp
m、最大射出圧力は80kgf/cm2の運転条件下にある
汎用の一つの材料供給部を有する射出成形機(図示省
略)の材料供給部より供給し、通常の射出条件にて、図
2に示されるように、肉厚が0.6mmのテアライン用
の溝部16を有する全体的な天面部17厚さが4.0m
mのエアバッグ収納用モジュールカバー15を成形し
た。さらに、表面をウレタン系塗料で塗装を施した。こ
の成形品の比重は1.09で、ガラスバル−ンの分散度
は100%、その形状破壊率は30%であり、二軸押出
機によってペレットを製造したために、生産効率が劣っ
ていた。また、射出ノズル12より、溶融混練材料をサ
ンプリングし、汎用の分子量測定装置により、ウレタン
系熱可塑性エラストマーの分子量分布を測定した結果、
ウレタンの分子切断が確認された。
【0023】<比較例2>実施例1に使用された材料を
用い、加熱筒の温度が180〜200゜C、スクリュー
10の回転数を50rpm、最大射出圧力は80kgf
/cm2の運転条件下にある汎用の射出成形機(図示省略)
の後部にある材料供給部より、1ショット分に計量され
たウレタン系熱可塑性エラストマ−(エ−テル系)とガ
ラスバル−ンを各々、同時に供給を開始し、一定速度で
供給を継続し、そして同時に供給を完了し、汎用の射出
成形方法と同様にして、図2に示されるように、肉厚が
0.6mmのテアライン用の溝部16を有する全体的な
天面部17の厚さが4.0mmのエアバッグ収納用モジ
ュ−ルカバ−15を成形した。さらに表面に、ウレタン
系塗料で塗装を施した。なお、材料供給時に、ガラスバ
ル−ンのエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−15に対す
る配合量を19容積%になるよう計量された。このよう
にして、得られた成形品の比重は1.04であり,ガラ
スバル−ンの分散度は98%であり、ガラスバル−ンの
形状破壊率は13%であった。
【0024】<比較例3>実施例4に使用された材料を
用い、比較例2と同様の運転条件下にある汎用の射出成
形機(図示省略)を利用して、比較例2と同様な材料供
給手順と射出成形方法にて、図2に示されるように、肉
厚が0.6mmのテアライン用の溝部16を有する全体
的な天面部17の厚さが4.0mmのエアバッグ収納用
モジュ−ルカバ−15を成形した。さらに表面に、プラ
イマ−処理を施した後、ウレタン系塗料で塗装を施し
た。得られた成形品の比重は1.18であり,ガラスバ
ル−ンの分散度は100%であり、ガラスバル−ンの形
状破壊率は64%であった。
【0025】
【発明の効果】以上、詳細に述べてきたように、本発明
では、開裂を促進するテアラインを備えたエアバッグ収
納用モジュ−ルカバ−の製造方法において、少なくとも
熱可塑性材料およびフィラ−からなり、テアラインを設
けたエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−の製造法におい
て、射出成形装置の加熱筒の後部に設けた第一材料供給
部より前記熱可塑性材料を定量的に供給すると同時に、
前記加熱筒の中間部に設けた第二材料供給部より、前記
フィラ−を定量的に供給し、溶融混練および計量を行っ
た後、計量された前記熱可塑性材料および前記フィラ−
を金型内に射出注入して成形するようにしたので、フィ
ラ−が熱可塑性材料に均一に配合されたモジュ−ルカバ
−が得られる。このように、本発明のエアバッグ収納用
モジュ−ルカバ−の製造方法においては、押出機を使用
した予備溶融混練工程を経ることがないので、熱可塑性
材料のペレット化の必要がなく、熱履歴によるダメ−ジ
を最小限に抑えることができ、軽量で経済的にも有利で
あり、フィラ−の熱可塑性材料への分散性も均一で良好
で、環境温度に左右されることなく、低温から高温まで
の幅広い環境温度下においても迅速で確実に開裂展開す
るエアバッグ収納用モジュ−ルカバ−が提供されるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかわる射出成形機の一部略
横断面図である。
【図2】図2は、本発明にかかわるエアバッグ収納用モ
ジュールカバーの略横断面図である。
【符号の説明】
1 射出成形機 2 射出成形装置 3 加熱筒 4 第一材料供給部 5,8 落下口 6,9 ホッパ− 7 第二材料供給部 10 スクリュ− 11 計量部 12 射出ノズル 13 スクリュ−駆動装置 14 スクリュ−回転用駆動モ−タ− 15 エアバッグ収納用モジュールカバー 16 溝部 17 天面部 K 金型

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも熱可塑性材料およびフィラ−
    からなり、テアラインを設けたエアバッグ収納用モジュ
    −ルカバ−の製造方法において、射出成形装置の加熱筒
    の後部に設けた第一材料供給部より前記熱可塑性材料を
    定量的に供給すると同時に、前記加熱筒の中間部に設け
    た第二材料供給部より前記フィラ−を定量的に供給し、
    前記加熱筒内にて溶融混練および計量を行った後、計量
    された前記熱可塑性材料および前記フィラ−の混練材料
    を金型内に射出注入することを特徴とするエアバッグ収
    納用モジュールカバーの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第二材料供給部において、前記熱可
    塑性材料を完全に溶融させたことを特徴とする請求項1
    に記載のエアバッグ収納用モジュールカバーの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性材料は、少なくとも引張強
    度が100kgf/cm2以上の熱可塑性エラストマーもしく
    は熱可塑性樹脂よりなり、前記エアバッグ収納用モジュ
    ールカバーは、前記熱可塑性エラストマーもしくは前記
    熱可塑性樹脂に、前記フィラ−として少なくとも真比重
    が0.28〜0.70、耐圧強度が50kgf/cm2以上の
    軽量フィラーを配合してなることを特徴とする請求項 1
    に記載のエアバッグ収納用モジュールカバーの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性エラストマ−は、ウレタン
    を主成分とする熱可塑性エラストマ−であり、また前記
    熱可塑性樹脂はポリアミドであり、前記軽量フィラ−は
    ガラスバル−ンであることを特徴とする請求項3に記載
    のエアバッグ収納用モジュールカバーの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08103921A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Nissei Plastics Ind Co 脆性材入成形品の成形方法
JP2011191583A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Stanley Electric Co Ltd リフレクタの製造方法
KR20200059804A (ko) * 2018-11-22 2020-05-29 한화글로벌에셋 주식회사 Pab 도어 조립 기능을 구비한 화염처리장치

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