JPH087300A - フォーカスオフセット調整装置 - Google Patents

フォーカスオフセット調整装置

Info

Publication number
JPH087300A
JPH087300A JP14432894A JP14432894A JPH087300A JP H087300 A JPH087300 A JP H087300A JP 14432894 A JP14432894 A JP 14432894A JP 14432894 A JP14432894 A JP 14432894A JP H087300 A JPH087300 A JP H087300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
signal
offset
wobbling
focus offset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14432894A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ishii
純一 石井
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Toru Sasaki
徹 佐々木
Yoshio Suzuki
芳夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14432894A priority Critical patent/JPH087300A/ja
Publication of JPH087300A publication Critical patent/JPH087300A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】光ディスク装置の使用時に周囲温度,経年変化
に対してもフォーカスオフセットを最適に調整すること
により、信頼性の高い記録再生を可能とし、また、出荷
時のフォーカスオフセット調整を不要とし生産性の向上
を図る。 【構成】フォーカスサーボループにウォブリング信号生
成回路108でウォブリング信号を注入する。オフセッ
ト調整回路110は、ウォブリング信号生成回路108
で注入されたウォブリング信号の正区間,負区間におけ
る再生信号のエンベロープ電圧からオフセット量を検出
して、フォーカスオフセットずれを補正するためのオフ
セット電圧を出力する。出力されたオフセット電圧を加
算器106でフォーカス誤差信号FEに加算し、自動的
にフォーカスオフセット調整を適切に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置におい
て、特に光スポットの焦点を光ディスク記録面上に追従
させるフォーカスサーボ装置のオフセットを調整するた
めのフォーカスオフセット調整装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置において、サーボ技術は
その中核をなす技術である。光ディスク装置におけるサ
ーボ系としては、光ディスクの記録部分に光ビームを正
確に追従させる制御(フォーカスサーボ,トラッキング
サーボ,スレッドサーボ)と、記録媒体である光ディス
クの回転制御(スピンドルサーボ)がある。
【0003】光ディスク装置において、光ディスクの面
振れは0.2〜0.3mm程度あり、場合によっては1mm程
度も発生するが、光ディスク用ピックアップの対物レン
ズの焦点深度は僅か±1μm程度である。そのため、対
物レンズを上下に動かしてレンズと光ディスクの距離を
レンズの焦点深度内に収めるためのフォーカスサーボ系
は、光ディスクの記録再生には欠かせない重要な技術と
なっている。
【0004】フォーカス制御を行なうためのフォーカス
誤差信号を検出する方法として、光学系の非点収差を用
いてフォーカス誤差を検出する非点収差法がある。非点
収差法は、光ディスクの情報記録面が対物レンズの焦平
面にあるときに非点収差光学系のビーム断面が円形とな
る位置に4分割ディテクタを設置し、その4つの出力信
号を図13に示すような回路で演算を行なうことにより
演算結果FE=(A+B)−(C+D)としてフォーカス誤
差信号FEを得る。図14に非点収差を発生させる光学
部品として円筒レンズを用いた例を示す。図14におい
て、ディスクの情報記録面が対物レンズの焦平面となっ
ている場合、4分割ディテクタ上のビーム断面は円形と
なりフォーカス誤差信号FEの演算結果はFE=0とな
る。ディスクがレンズに近づくと4分割ディテクタ上の
像は縦長の楕円となりFE>0となる。また、ディスク
が遠ざかると4分割ディテクタ上の像は横長の楕円とな
りFE<0となるので、対物レンズ焦点とディスクとの
ずれに対し図15に示すようなフォーカス誤差信号FE
を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の非点収差法は光
学系の小型化に適しており検出感度も高いが、4分割デ
ィテクタと入射ビームとの位置調整が必要である。この
調整の段階において、4分割ディテクタの中心に入射ビ
ームの中心が位置していない場合には、情報記録面が対
物レンズの焦平面となっている場合においてもフォーカ
ス誤差信号FE値は零とはならず、フォーカス誤差信号
FEにオフセットが生じる。また、4分割ディテクタの
検出感度や演算素子のバラツキ等によってもフォーカス
誤差信号FEにオフセットが生じる。
【0006】従って、正しくオフセットの調整がなされ
ていない光ディスク装置では、いわゆるデフォーカス状
態で記録再生されることになるため、フォーカスずれに
よる反射光量の低下,周波数特性の劣化あるいはサーボ
が外れやすくなる等の問題が発生し、情報記録再生の信
頼性が低下してしまう。そのため、オフセット調整が不
可欠である。このオフセットの調整は、生産効率の向上
とコスト低減の大きな障害となっている。また、製造工
程において高精度で最適なフォーカスオフセット調整を
行なった場合においても、周囲温度の変化や部品特性の
経年変化に対して常に最適な調整状態を保つことは困難
である。
【0007】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
記録再生を行なう光ディスクの状態や記録再生環境の違
いを考慮し、周囲温度の変化や部品特性の経年変化に対
しても常に最適なフォーカスオフセット調整を行なうこ
とにより、光ディスク装置において信頼性の高い情報再
生を行なうことを可能とし、製品出荷時におけるフォー
カスオフセット調整を不要にし、生産効率を向上させる
ことを可能とするフォーカスオフセット調整装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光ディスク装置全体の制御を行なうための
システム制御手段と、光ディスク装置のフォーカスサー
ボ制御手段の他に、オフセットを検出するためにサーボ
ループに注入するウォブリング信号を生成するウォブリ
ング信号生成手段と、前記ウォブリング信号生成手段に
より生成されたウォブリング信号をフォーカスサーボル
ープに注入するためのウォブリング信号加算手段と、ウ
ォブリング信号を注入した時にフォーカス和信号もしく
はピット再生信号から特定信号のみを抽出する特定信号
抽出手段と、前記特定信号抽出手段により抽出された特
定信号のエンベロープを検出するエンベロープ検波手段
と、前記エンベロープ検波手段で検出した特定信号のエ
ンベロープ値をサンプルホールドするサンプルホールド
手段と、ウォブリング信号正区間と負区間のそれぞれの
前記サンプルホールド手段によりサンプルホールドされ
た特定信号のエンベロープ値を積算するための積算手段
と、前記積算手段によるウォブリング信号正区間と負区
間それぞれの特定信号エンベロープの積算結果を比較す
る比較手段と、前記比較手段の結果からフォーカス誤差
信号に加えるオフセット電圧を算出し出力するオフセッ
ト算出手段と、前記オフセット算出手段により出力され
たオフセット電圧をフォーカス誤差信号に加算するため
のオフセット加算手段とを有する。
【0009】
【作用】本発明でフォーカスオフセット調整を行なう場
合、フォーカス,トラッキング,スレッド,スピンドル
サーボを動作させた状態で行なう。ウォブリング信号生
成手段により生成したウォブリング信号をウォブリング
信号加算手段によりフォーカスサーボループに注入す
る。フォーカスオフセットが正しく調整されている場
合、フォーカスサーボループに注入されるウォブリング
信号の正区間と負区間では、特定信号抽出手段により抽
出された特定信号のエンベロープ値は等しくなる。エン
ベロープ検波手段は、特定信号のエンベロープ検波を行
ない、検波された特定信号のエンベロープはサンプルホ
ールド手段によりサンプルホールドされる。積算手段
は、フォーカスサーボループに注入されたウォブリング
信号の正区間と負区間における特定信号のサンプル値の
総和を求め、比較手段により比較される。オフセット算
出手段は、特定信号のサンプル値の総和の比較結果によ
り、ウォブリング信号の正区間と負区間における特定信
号のサンプル値の総和が等しくなるようなオフセット電
圧を出力する。出力されたオフセット電圧は、オフセッ
ト加算手段によりフォーカス誤差信号に加算されるた
め、ウォブリング信号の正区間と負区間における特定信
号のサンプル値の総和が等しくなり、フォーカスオフセ
ットは正しく調整される。
【0010】フォーカスオフセット調整は記録再生を行
なう光ディスクの状態や記録再生環境の違いを考慮し、
さらに周囲温度の変化や部品特性の経年変化に対しても
常に最適にフォーカスオフセットの調整を行なうように
するため、例えば光ディスク装置の電源投入時,ディス
ク交換時に行なえば、光ディスク装置において信頼性の
高い情報再生を行なうことが可能となる。また、製品出
荷時におけるフォーカスオフセットの調整を不要とし、
生産効率を向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明によるフォーカスオフセット調
整装置の実施例を図面を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明によるフォーカスオフセッ
ト調整装置をCCS(Composit Continuous Servo)方
式3.5"光磁気ディスク装置に適用した第一の実施例を
示す回路ブロック図である。図1において、101は図
示しない対物レンズからの反射光を電気信号に変換する
ための4分割ディテクタ、102,103は4分割ディ
テクタ101の出力を加算するための加算器、104は
フォーカス誤差信号FEを得るための減算器、105は
フォーカス和信号FSを得るための加算器、106はフ
ォーカス誤差信号FEに対しフォーカスオフセット調整
のためのオフセット電圧を加える加算器、107はフォ
ーカス誤差信号FEにより図示しないフォーカスアクチ
ュエータにより対物レンズを制御する駆動信号F−DR
Vを出力するフォーカスサーボ回路、108はフォーカ
スサーボ系に注入するウォブリング信号W−DRVを生
成するためのウォブリング信号生成回路、109はフォ
ーカスサーボ回路107から出力されるF−DRV信号
にウォブリング信号W−DRVを加えるための加算器、
110はフォーカスオフセット調整のためにオフセット
電圧を発生するオフセット調整回路、111は光ディス
ク装置全体を制御するドライブマイコンである。
【0013】光ディスク装置の電源投入時もしくは記録
媒体(光ディスク)の交換がなされた場合、ドライブマイ
コン111はフォーカスオフセットの調整を行なう。フ
ォーカスオフセットの調整は、フォーカスサーボ,トラ
ッキングサーボ,スレッドサーボが動作している状態で
行なう。4分割ディテクタ101には図示しない記録媒
体である光ディスクからの反射光が入射され、加算器1
02,103と減算器104によりフォーカス誤差信号
FEが算出される。フォーカスサーボ回路107は入力
されたフォーカス誤差FEにより常にFE=0となるよ
うに対物レンズを上下に動かすための駆動信号F−DR
Vを出力する。
【0014】入射ビームの中心が4分割ディテクタ10
1の中心となるように正しく調整がなされていない場
合、または経年変化や温度変化により4分割ディテクタ
101の検出感度にバラツキがある場合、もしくはフォ
ーカス誤差信号FEを算出するための加算器102,1
03と減算器104の性能にバラツキや誤差がある場合
には、一例として図2に示すように、フォーカス誤差信
号FE=0の場合においてフォーカスずれ量αを持ち、
フォーカスずれ量が零の場合に対してフォーカス誤差F
Eはβのオフセット持つ。このような場合、フォーカス
オフセットを調整しないと対物レンズはフォーカスサー
ボ制御により、常にフォーカスずれαを持つ状態で制御
される。そのため、フォーカスずれにより光ディスクか
らの再生信号が減少し、さらに周波数特性も悪化するた
め正確な情報の再生が不可能となる場合がある。また、
記録を行なう場合においても、焦点ずれにより記録に必
要な熱量を得られず正しく記録できない可能性がある。
【0015】フォーカス和信号FSに着目した場合、フ
ォーカス和信号FSは4分割ディテクタ101の全体の
光量から算出される。そのため、前記のような原因によ
りフォーカス誤差信号FE=0でフォーカスずれ量αを
持つ場合においても、フォーカス和信号FSが最大とな
るのはフォーカスずれ量が零の場合であるため、フォー
カスオフセットの調整はフォーカス和信号FSにより調
整すれば良い。
【0016】フォーカスオフセット調整におけるウォブ
リング信号W−DRVとフォーカス和信号FSのエンベ
ロープとの関係を図3に示す。フォーカス和信号FSは
フォーカスずれ量が零の場合に最大となり、フォーカス
ずれによりその大きさは減少する。フォーカスオフセッ
トが零に調整されている場合には、サーボ制御によりフ
ォーカスずれ量が零の位置に対物レンズの焦点は制御さ
れる。この状態で図3(a)に示すようにフォーカスサー
ボループにウォブリング信号W−DRVを注入し、強制
的にフォーカスがずれる様にフォーカスアクチュエータ
によって対物レンズを駆動すると、ウォブリング信号W
−DRVによりフォーカス和信号FSの振幅は減少す
る。しかし、フォーカス和信号FSが最大となるところ
を中心にフォーカスアクチュエータが駆動されるため、
ウォブリング信号W−DRVの正部分と負部分における
フォーカス和信号FSの変化は等しくなり、ウォブリン
グ信号の正部分と負部分におけるフォーカス和信号FS
のエンベロープは等しくなる。逆に図3(b)に示すよう
にフォーカスオフセットが零に調整されていない場合、
サーボ制御によりフォーカスずれ量αの位置で対物レン
ズの焦点は制御される。この状態でフォーカスサーボル
ープにウォブリング信号W−DRVが注入されたとき、
フォーカスずれ量αの位置を中心にフォーカスアクチュ
エータによって対物レンズが駆動されるため、フォーカ
スずれ量が小さくなるような負のウォブリング信号W−
DRVが与えられた場合にはフォーカス和信号FSの振
幅は大きくなり、フォーカスずれ量が大きくなるような
正のウォブリング信号W−DRVが与えられた場合には
フォーカス和信号FSの振幅は小さくなるため、ウォブ
リング信号W−DRVの正部分と負部分におけるフォー
カス和信号FSのエンベロープを比べた場合、2つのフ
ォーカス和信号FSのエンベロープは等しくならない。
以上のような関係から、フォーカスサーボループにウォ
ブリング信号W−DRVを注入した場合のウォブリング
信号W−DRVの正区間と負区間におけるフォーカス和
信号FSのエンベロープが等しくなるようにすれば、フ
ォーカス和信号FSが最大となりフォーカスオフセット
を最適に調整することができる。
【0017】フォーカス和信号FSでフォーカスオフセ
ットの調整を行なう場合、ディスクに設けられたピット
部のピット長の違いやピット間隔によりフォーカス和信
号FSの大きさが異なるため、フォーカスオフセット調
整を行なう場合にピット長,ピット間隔の違いによる影
響を除去するには、調整に用いるピット長を規定する必
要がある。デフォーカスによって再生スポット径が変化
するため、この影響は再生周波数特性に顕著に表れる。
したがって、光ディスク装置の採用している符号変調方
式の最短記録ピットにおけるフォーカス和信号FSを用
いれば検出感度を高くできる。例えば、CCS方式の
3.5"光磁気ディスク装置を例にとると、(2,7)RL
L変調の最短記録周期となる3T周期(T:チャンネル
ビット周期)のフォーカス和信号FSを用いてフォーカ
スオフセット調整を行なう。
【0018】本実施例に用いるCCS方式の光磁気ディ
スク装置は、ROM,RAM,パーシャルROMの3種
類のディスクに対応している。光磁気ディスク装置にR
OM,パーシャルROMディスクを用いる場合、ROM
部分にはランダムなデータが予め記録されていると考え
ればフォーカス誤差のオフセット調整に用いる最短ピッ
トはROM部分全体に均一に分布していると考えられ、
普通にROM部の記録データの再生を行なえば、再生デ
ータ中には平均的に最短記録周期の信号が存在する。し
かし、RAMディスクや、パーシャルROMディスクの
RAM部のデータエリアにはピットが存在しない。その
ため、データエリア再生信号の最短記録周期を用いてフ
ォーカスオフセットを調整することはできない。しか
し、図4のCCS方式の3.5"光磁気ディスク装置のデ
ィスクフォーマットに示すように、ROM,RAMに係
らずセクタ先頭には予めフォーマットされた部分があ
る。この中のVFO部分(VFO1〜3)のデータはPL
L(Phase Locked Loop)ロック用の最短記録周期連続
データパターンであり、最短記録周期の繰返し信号が書
き込まれており、これを用いてフォーカスオフセット調
整を行なうことができる。プリフォーマットされたVF
O部分でのフォーカス和信号FSによりフォーカスオフ
セット調整を行なえば、RAMディスク,パーシャルR
OMディスク,ROMディスクのいずれを用いた場合に
おいても同様にフォーカスオフセット調整を行なうこと
ができる。
【0019】以下、図1を用いてプリフォーマットされ
たVFO部分でのフォーカス和信号FSによりフォーカ
スオフセット調整を行なう第一の実施例の説明を行な
う。ドライブマイコン111はフォーカスオフセットの
調整を行なうため、まずウォブリング信号生成回路10
8とオフセット調整回路110に信号を送り、ウォブリ
ング信号生成回路108にウォブリング信号W−DRV
を発生させ、オフセット調整回路110を動作させる。
ウォブリング信号生成回路108により生成されたウォ
ブリング信号W−DRVは加算器109によりフォーカ
スサーボ回路107から出力されるF−DRV信号に加
算される。
【0020】ウォブリング信号生成回路108により生
成されるウォブリング信号W−DRVの振幅は数μmフ
ォーカスアクチュエータを動かす量であり、ウォブリン
グ信号W−DRV注入によりフォーカスサーボがはずれ
ない大きさである。また、図3(a)に示すようにフォー
カスオフセット適正時にはフォーカス和信号FSのエン
ベロープの周期はウォブリング信号W−DRV周期の1
/2となるため、サンプリング定理より1セクタに1回
フォーカス和信号FSをサンプリングしてエンベロープ
の変化を観測するためには、ウォブリング信号W−DR
V周期はセクタ周期の4倍以上である必要がある。ウォ
ブリング信号W−DRVの周期は上記の条件を満たすた
めに本実施例ではディスク回転周期をウォブリング信号
W−DRVの周期とした。ウォブリング信号W−DRV
の波形は正弦波でも三角波でも良い。
【0021】ウォブリング信号W−DRVを注入された
フォーカスサーボループは、ウォブリング信号W−DR
Vの振幅に対応する数μmのフォーカスずれ量が加えら
れる。そのため、フォーカスアクチュエータはフォーカ
スオフセット調整前のフォーカスずれ量αを中心として
数μmの範囲で強制的に駆動される。ウォブリング信号
W−DRVによって変調されたフォーカス和信号FS
は、オフセット調整回路110に出力される。
【0022】図5はオフセット調整回路110の一具体
例を示す回路ブロック図である。図5において501は
最短記録周期の繰返し信号を取り出すためのBPF(Ba
ndPass Filter)、502はBPF501の出力をエン
ベロープ検波するためのエンベロープ検波回路、503
はエンベロープ検波回路502の出力をサンプルホール
ドするためのサンプルホールド回路、504はサンプル
ホールド回路503の出力先を切り替えるためのスイッ
チ、505はスイッチ504を切り替えるための制御信
号をウォブリング信号生成回路108により生成された
ウォブリング信号W−DRVを比較して生成するための
比較器、506,507は最短記録周期におけるフォー
カス和信号FSのサンプルホールド値をそれぞれ積算す
るための積算器、508は積算器506,507の積算
結果の大小を比較するための減算器、509は減算器5
08の結果によりフォーカスオフセット調整のためのオ
フセット電圧を出力するオフセット出力回路である。
【0023】次にオフセット調整回路110の動作を図
5,6を用いて説明する。BPF501は、オフセット
調整回路110に入力されたフォーカス和信号FS(5
10)から、セクタ先頭に位置するプリフォーマットさ
れたデータのVFO部分である最短記録周期の繰返し信
号のみを取り出すように中心周波数が設定されている。
BPF501の出力である最短記録周期の信号511
は、エンベロープ検波回路502でエンベロープ検波さ
れ、最短記録周期の振幅値に依存したエンベロープ信号
512となる。サンプルホールド回路503はエンベロ
ープ信号512のピーク値を次のセクタ先頭のプリフォ
ーマット部分までサンプルホールドする。サンプルホー
ルド回路503によりVFO部におけるフォーカス和信
号FSの値は1セクタの間保持される。1セクタの間保
持されたフォーカス和信号FSの値は、スイッチ504
により積算器506もしくは積算器507に出力され
る。スイッチ504を制御する信号は、ウォブリング信
号W−DRVが正の場合ON,負の場合OFFとなる2
値の信号であり、注入したウォブリング信号W−DRV
を比較器505で比較することにより得られる。
【0024】積算器506,507は、フォーカスオフ
セット調整開始時にドライブマイコン111からの制御
信号により積算結果がクリアされ、サンプルホールド回
路503の出力をある決められた時間だけ積算する。積
算されるフォーカス和信号FSは、フォーカスサーボだ
けでなくトラッキングサーボ,スレッドサーボも動作し
ているため、トラッキングずれによる信号の低下は無
い。注入されたウォブリング信号W−DRVが正の場
合、サンプルホールド回路503の出力はスイッチ50
4により積算器506に入力され、1セクタにつき一回
だけ積算結果に加算される。注入されたウォブリング信
号W−DRVが負の場合、サンプルホールド回路503
の出力はスイッチ504により積算器507に入力さ
れ、1セクタにつき一回だけ積算結果に加算される。ま
た、一定時間積算することにより、雑音による影響が平
均化され除去される。このように積算器506,507
が、ウォブリング信号W−DRVが正区間,負区間それ
ぞれのVFO部のフォーカス和信号FSの出力結果を一
定時間積算した結果は、減算器508により比較され
る。減算器508は、入力された積算器506の積算結
果から積算器507の積算結果を減算し、比較結果とし
てオフセット出力回路509に出力する。
【0025】オフセット出力回路509は、入力された
比較結果によりフォーカスオフセットを調整するための
オフセット電圧を出力する。入力された比較結果が負の
場合、つまり図3(b)に示すようにウォブリング信号W
−DRV正区間の積算結果がウォブリング信号W−DR
V負区間の積算結果よりも小さい場合には合焦点よりも
ディスクに対し近く設定されているため、対物レンズを
遠ざける方向のオフセット電圧をフォーカス誤差FEに
加えればフォーカスオフセットを調整することができ
る。また、ウォブリング信号W−DRV正区間の積算結
果がウォブリング信号W−DRV負区間の積算結果より
も大きい場合には、合焦点よりもディスクに対し遠く設
定されているため、対物レンズを近づける方向にオフセ
ット電圧をフォーカス誤差FEに加算すればフォーカス
オフセットを調整することができる。
【0026】オフセット出力回路509は、電源投入
時,フォーカスオフセット調整開始時もしくはリセット
時、ドライブマイコン111からの制御信号によりオフ
セット出力電圧は0となる。また、オフセット出力回路
509は、フォーカスオフセット調整を開始して積算結
果の比較結果が減算器508から入力されると、図7に
示すような比較結果と適正オフセット出力電圧の関係に
より、入力された比較結果により決まるオフセット電圧
を出力する。出力されたオフセット電圧は、加算器10
6でフォーカス誤差FEに加算される。図8に示すよう
にフォーカスずれαを持つフォーカス誤差FEに対し、
オフセット出力回路509の出力オフセット電圧βを加
算することによりフォーカスオフセットが調整される。
オフセット出力回路509は、オフセット電圧を出力す
るとフォーカスオフセット調整の終了を知らせる制御信
号をドライブマイコン111に出力する。ドライブマイ
コン111はフォーカスオフセット調整の終了を検知
し、ウォブリング信号生成回路108によるウォブリン
グ信号W−DRVの生成を終了し、フォーカスオフセッ
ト調整処理が全て終了する。
【0027】以上のように本発明の第一の実施例によれ
ば、電源投入,ディスク交換時にフォーカスオフセット
の調整が行なわれるため、記録再生を行なう光ディスク
の状態や記録再生環境の違い、あるいは、周囲温度の変
化や部品特性の経年変化に対しても常に最適なフォーカ
スオフセット調整が行なわれ、信頼性の高い情報再生を
行なうことが可能である。また、電源投入,ディスク交
換時にフォーカスオフセットの調整が行なわれるため、
製品出荷時におけるフォーカスオフセットの調整が不要
となり、生産効率を向上させることができる。
【0028】なお、本発明の第一の実施例において、フ
ォーカスオフセット調整のためのオフセット電圧は比較
結果と適正オフセット電圧の関係から一意的に求めた
が、オフセット調整単位電圧Δを設定し、ウォブリング
信号の正区間と負区間におけるエンベロープが等しくな
るまでオフセット電圧をΔだけ増減して最終的に適切な
オフセット電圧を設定してもよい。
【0029】次に本発明によるフォーカスオフセット調
整装置の第二の実施例について図面を用いて説明を行な
う。図9は、本発明によるフォーカスオフセット調整装
置をDSP(Digital Signal Processor)を用いてデ
ィジタルサーボ制御を行なう場合のCCS方式3.5"光
磁気ディスク装置に適用した第二の実施例を示す回路ブ
ロック図である。図9において、101は図示しない対
物レンズからの反射光を電気信号に変換するための4分
割ディテクタ、102,103は4分割ディテクタの出
力を加算するための加算器、104はフォーカス誤差F
Eを得るための減算器、105はフォーカス和信号FS
を得るための加算器、901はフォーカス誤差FEをA
/D(Analog/Digital)変換するためのA/D変換器、9
02はフォーカスサーボ制御やフォーカスオフセット調
整動作を行うためのDSP、903はDSP902によ
り出力される図示しないフォーカスアクチュエータを制
御するための信号F−DRVをD/A(Digital/Analog)
変換するためのD/A変換器、904はBPF501,
エンベロープ検波回路502,サンプルホールド回路5
03からなるVFO部のフォーカス和信号FSのエンベ
ロープをサンプルホールドするためのエンベロープ・サ
ンプルホールド回路、905はエンベロープ・サンプル
ホールド回路904により検出されたVFO部の最短ピ
ット信号のサンプルホールド値をA/D変換するための
A/D変換器、111は光ディスク装置全体を制御する
ドライブマイコンである。なお、図1と重複するものに
は同一番号を付加している。
【0030】以下、第二の実施例によるフォーカスオフ
セット調整装置を図面を用いて説明する。光ディスク装
置の電源投入時もしくは記録媒体(光ディスク)の交換が
なされた場合、フォーカスサーボ,トラッキングサー
ボ,スレッドサーボが動作している状態からドライブマ
イコン111はフォーカスオフセット調整コマンドをD
SP902に送る。ドライブマイコン111からのコマ
ンドを受理したDSP902は、フォーカスオフセット
調整コマンド受信フラグをセットし、フォーカスオフセ
ット調整を開始する。DSP902は、A/D変換器9
01でA/D変換されたフォーカス誤差FEにオフセッ
トを加えた値が常に零となるように対物レンズを上下に
動かすための信号F−DRVを出力するフォーカスサー
ボ処理を行いながらフォーカスオフセット調整処理を行
う。そのため、DSP902はフォーカスサーボ制御処
理の間にフォーカスオフセット調整処理を行うだけの処
理能力が最低限必要である。なお、フォーカス誤差FE
に加えられるオフセットはリセットもしくはフォーカス
オフセット調整開始で零となるため、初期状態において
フォーカス誤差FEにオフセットは付加されない。
【0031】フォーカスオフセット調整時、第一の実施
例においては、F−DRV信号にウォブリング信号生成
回路108によるウォブリング信号W−DRVを加えて
いたが、本実施例においてはDSP902の内部演算処
理でウォブリング信号W−DRVを生成し、フォーカス
オフセット調整コマンド受信フラグがセットされている
間F−DRV信号に加算して出力する。DSP902内
部では、ウォブリング信号振幅最大値WBmax,ウォブ
リング信号振幅最小値WBmin,ウォブリング信号周期
Twb,F−DRV出力周期Tfdにより以下の(数1)で
求められるウォブリング信号増減幅WBstepずつWBma
xからWBminまでの間で変化する階段状のウォブリング
信号W−DRVが生成される。
【0032】
【数1】 WBstep=(WBmax−WBmin)×2×Tfd/Twb …………(数1) フォーカスオフセット調整中のF−DRVは、WBmax
からWBminまでの間をWBstepずつ変化するウォブリ
ング信号W−DRVを加えられて出力される。ウォブリ
ング信号W−DRVを付加されDSP902から出力さ
れたディジタル信号のF−DRVは、D/A変換器90
3でアナログ信号に変換されフォーカスアクチュエータ
に出力されるため、対物レンズはウォブリング信号W−
DRVにより強制的に駆動される。
【0033】ウォブリング信号W−DRVで変調された
フォーカス和信号FSは、エンベロープ・サンプルホー
ルド回路904において、BPF501でVFO部の信
号を抽出され、エンベロープ検波回路502でエンベロ
ープ検波を行なわれ、サンプルホールド回路503でV
FO部のフォーカス和信号FSがサンプルホールドされ
る。エンベロープ・サンプルホールド回路904でサン
プルホールドされたVFO部のフォーカス和信号FSの
エンベロープはA/D変換器905でA/D変換され、
DSP902に出力される。DSP902は、入力され
たエンベロープをウォブリング信号W−DRVの正区
間,負区間において積算を行い、両者の比較結果により
フォーカスオフセット調整用のオフセットを求める。
【0034】DSP902内でウォブリング信号W−D
RVの正区間と負区間の判別は、F−DRVに加算する
ウォブリング信号W−DRVの符号により知ることがで
きる。DSP902内部ではエンベロープ値が入力され
た時のウォブリング信号W−DRVの符号によりエンベ
ロープ値を加算するレジスタを変更し、ウォブリング信
号W−DRV正区間,負区間におけるエンベロープの総
和をそれぞれ求める。ウォブリング信号W−DRVを加
えた後、内部タイマーを参照するかウォブリング信号W
−DRVの符号変化(ゼロクロス)をカウントすることに
より一定時間経過を検知し、一定時間経過後のウォブリ
ング信号W−DRV正区間と負区間におけるエンベロー
プ総和を比較し、比較結果によりFEに加えるオフセッ
トを1ビット加算もしくは減算し、2つのエンベロープ
総和が保持されているレジスタをクリアする。
【0035】以上のようにウォブリング信号W−DRV
を加えながら一定時間ごとにオフセットの更新動作を行
ない続け、エンベロープ総和の比較結果の絶対値がある
設定値(集束判定値)γよりも小さくなった場合、フォー
カスオフセット調整誤差最小とみなしフォーカスオフセ
ット調整を終了する。フォーカスオフセット終了時、D
SP902はドライブマイコン111にフォーカスオフ
セット調整終了を知らせ、フォーカスオフセット調整コ
マンド受信フラグをクリアする。以上のDSP902に
おけるフォーカスオフセット調整処理のフローチャート
を図10に示す。
【0036】以上のように本発明の第二の実施例によれ
ば、第一の実施例と同様に電源投入,ディスク交換時に
フォーカスオフセットの調整が行なわれるため、記録再
生を行なう光ディスクの状態や記録再生環境の違い、あ
るいは、周囲温度の変化や部品特性の経年変化に対して
も常に信頼性の高い情報再生を行なうことが可能であ
り、製品出荷時におけるフォーカスオフセットの調整を
不要とし、生産効率を向上させることも可能である。
【0037】なお、本発明の第二の実施例において、フ
ォーカスオフセット調整のためのオフセットの変更は1
ビット単位であるが、エンベロープ総和の比較結果の大
きさによりオフセット変更単位を可変としても構わな
い。また、本発明の第二の実施例ではフォーカスオフセ
ット調整ループによりフォーカスオフセットを徐々に調
整しているが、エンベロープ総和の比較結果を演算し最
適オフセットを求めても構わず、その場合演算結果をあ
らかじめROMテーブル化し、比較結果により参照して
も構わない。フォーカスサーボ処理,フォーカスオフセ
ット調整処理を行なうDSPの処理能力が高い場合には
トラッキング,スレッドサーボ等のサーボ処理も同一の
DSPにより行なうことが可能であり、フォーカス和信
号FSをA/D変換してDSPに入力し、エンベロープ
・サンプルホールド回路904の処理を行なうことも可
能である。
【0038】以上に述べた本発明をCCS方式3.5"光
磁気ディスク装置に適用した第一,第二の実施例の説明
では、プリフォーマットされたVFO部のフォーカス和
信号FSを用いてフォーカスオフセット調整を行なって
いるが、メディア情報,システム情報が記録されている
コントロールトラック部の再生信号から最短記録周期の
繰返し信号を抽出し、ウォブリング信号によるフォーカ
ス和信号FSのエンベロープ変化によりフォーカスオフ
セット調整を行なっても構わない。
【0039】次に本発明によるフォーカスオフセット調
整装置の第三の実施例について図面を用いて説明を行な
う。図11は、本発明によるフォーカスオフセット調整
装置をサンプルサーボ方式光磁気ディスク装置に適用し
た第三の実施例を示す回路ブロック図である。図11に
おいて、901はフォーカス誤差信号FEをA/D変換
するためのA/D変換器、902はフォーカスサーボ制
御やフォーカスオフセット調整動作を行うためのDS
P、903はDSP902により出力される図示しない
フォーカスアクチュエータを制御するための信号F−D
RVをD/A変換するためのD/A変換器、1101は
ピット再生信号よりクロックピットを検出するためのク
ロックピット検出回路、1102はクロックピット検出
回路1101により検出されたクロックピットから再生
クロックを生成するクロック再生回路、503はクロッ
クピット検出回路1101の出力であるクロックピット
再生信号をサンプルホールドするためのサンプルホール
ド回路、905はサンプルホールド回路503によりサ
ンプルホールドされたクロックピット振幅値をA/D変
換するためのA/D変換器、111は光ディスク装置全
体を制御するドライブマイコンである。なお、図9と重
複するものには同一番号を付加している。
【0040】ディスクに記録されたVFO部の再生信号
を用いてPLLを同期させて記録再生に用いるクロック
を生成する第一,第二の実施例におけるCCS方式光デ
ィスク装置に対し、サンプルサーボ方式の光ディスク装
置は、ディスクに記録されたクロックピットからPLL
を用いて記録再生用のシステムクロックを生成する。そ
のため、サンプルサーボ方式の光ディスクにはVFO部
は存在せず、第一,第二の実施例の様にVFO部のフォ
ーカス和信号FSを用いてフォーカスオフセットの調整
を行なうことはできない。
【0041】図12にサンプルサーボ方式光ディスクの
フォーマットの一つであるDBF(Discrete Block F
ormat)方式のディスクフォーマットを示す。サンプルサ
ーボ方式ではセクタは複数のセグメントからなり、各セ
グメントにサーボマークが存在する。サーボマークはア
クセスに用いるアクセスマーク,クロック再生に用いる
クロックピットとトラッキング制御に用いるウォブルピ
ットからなる。2つのウォブルピットはトラック中心に
対しそれぞれオフセットを持って配置されており、サン
プルサーボ方式ではこの2つのウォブルピットの再生信
号振幅が等しくなるようにトラッキングサーボ制御を行
なう。
【0042】サンプルサーボ方式でのフォーカスオフセ
ットの調整は、4分割フォトディテクタ出力の総和から
生成されるピット信号が最大つまりピット変調度が最大
となる様にすればよい。
【0043】ピット変調度最大となる点を検出するには
ピット変調度とフォーカスずれ量の関係に着目すればよ
い。フォーカス誤差FE=0でフォーカスずれ量が零の
場合、フォーカスずれ量が零を中心に正方向,負方向に
フォーカスずれが起こるようにフォーカスアクチュエー
タ駆動信号を加えた場合、フォーカスずれによりピット
変調度は低下する。つまり、フォーカスアクチュエータ
を駆動信号により強制振動させて、フォーカスずれを発
生させた場合のピット変調度の変化を示すピット信号エ
ンベロープがフォーカスずれ量の正負で等しくなれば、
ピット変調度は最大であり、フォーカスオフセット調整
が正しく行なわれていることになる。
【0044】ピット信号によりフォーカスオフセットの
調整を行なう場合、再生するピットの長さやピットの間
隔でピット信号の大きさが異なるため、孤立ピットの変
調度を最大とするようにフォーカスオフセットの調整を
行なう。
【0045】サンプルサーボ方式の光ディスクでRO
M,RAM両方のディスクにおいても使用できるサーボ
マーク内のピットにおいて、常に孤立ピットとなるのは
クロックピットとウォブルピットである。しかし、ウォ
ブルピットは前記のようにトラッキング制御に用いられ
るためウォブルピット振幅の変化はウォブリング信号に
よるものかトラックずれによるものか判別できない。そ
のため、サンプルサーボ方式光ディスク装置においては
サーボマーク内のクロックピットを用いてフォーカスオ
フセット調整を行なう。
【0046】以下、第三の実施例によるフォーカスオフ
セット調整装置を説明する。光ディスク装置の電源投入
時もしくは記録媒体(光ディスク)の交換がなされた場
合、フォーカスサーボ,トラッキングサーボ,スレッド
サーボが動作している状態からドライブマイコン111
はフォーカスオフセット調整コマンドをDSP902に
送る。ドライブマイコン111からのコマンドを受理し
たDSP902は、フォーカスオフセット調整コマンド
受信フラグをセットし、フォーカスオフセット調整を開
始する。DSP902は、フォーカスサーボ処理を行い
ながらフォーカスオフセット調整処理を行う。
【0047】フォーカスオフセット調整コマンド受信フ
ラグがセットされると、DSP902は内部演算処理で
ウォブリング信号W−DRVを生成し、F−DRVにウ
ォブリング信号W−DRVを加算して出力する。図示し
ない光ピックアップからの再生ピット信号はクロックピ
ット検出回路1101に入力され、クロックピットの抽
出が行なわれる。クロック再生回路1102は、クロッ
クピット検出回路1101により抽出されたクロックピ
ット周波数をPLLで逓倍し再生クロックを生成する。
また、クロックピット検出回路1101によりクロック
ピット信号のみが抽出され、クロック再生回路1102
の出力する再生クロックを用いることによりクロックピ
ット中心でサンプルホールド回路503はクロックピッ
ト振幅値をサンプルホールドすることができる。
【0048】ウォブリング信号W−DRVで変調された
クロックピット信号振幅は、サンプルホールド回路50
3でサンプルホールドされ、A/D変換器905でA/
D変換されDSP902に出力される。DSP902
は、入力されたクロックピット信号振幅がウォブリング
信号W−DRV正区間であるか負区間であるかの識別を
し、それぞれ区間別に積算を行い両者の比較結果により
フォーカスオフセット調整に用いるオフセットを求め
る。
【0049】DSP902内部ではクロックピット信号
振幅値が入力された時のウォブリング信号W−DRVの
符号によりクロックピット信号振幅値を加算するレジス
タを変更し、ウォブリング信号W−DRV正区間,負区
間におけるクロックピット信号振幅値の総和をそれぞれ
求める。ウォブリング信号W−DRVを加えた後、内部
タイマーを参照するかウォブリング信号W−DRVの符
号変化(ゼロクロス)をカウントすることにより一定時間
経過を検知し、一定時間経過後ウォブリング信号W−D
RV正区間と負区間におけるクロックピット信号振幅値
積算結果を比較し、比較結果によりフォーカス誤差FE
に加えるオフセットを1ビット加算もしくは減算し、2
つのクロックピット信号振幅値積算結果レジスタをクリ
アする。
【0050】以上のようにウォブリング信号W−DRV
を加えながら一定時間ごとにオフセットの更新動作を行
ない続け、クロックピット信号振幅値積算の比較結果の
絶対値がある設定値(集束判定値)γよりも小さくなった
場合、クロックピット変調度最大でありフォーカスオフ
セット誤差最小とみなしフォーカスオフセット調整を終
了する。フォーカスオフセット終了時、DSP902は
ドライブマイコン111にフォーカスオフセット調整終
了を知らせ、フォーカスオフセット調整コマンド受信フ
ラグをクリアする。
【0051】以上のように本発明の第三の実施例によれ
ば、サンプルサーボ方式の光ディスク装置においても第
一,第二の実施例と同様に電源投入,ディスク交換時に
フォーカスオフセットの調整が行なわれるため、記録再
生を行なう光ディスクの状態や記録再生環境の違い、あ
るいは、周囲温度の変化や部品特性の経年変化に対して
も常に信頼性の高い情報再生を行なうことが可能であ
り、製品出荷時におけるフォーカスオフセットの調整を
不要とし、生産効率を向上させることも可能である。
【0052】サンプルサーボ方式ではクロックピットの
変調度からフォーカスサーボのオフセットを検出し調整
するが、これとは別に、ウォブリング信号を対物レンズ
がディスク半径方向に振れる様にアクチュエータに印加
して、クロックピットの変調を検出すればトラッキング
方向のオフトラック量も検出できることは言うまでもな
い。したがって、これにより同様にトラッキングサーボ
のオフセット調整も可能となる。
【0053】なお、本発明の第三の実施例においてウォ
ブリング信号W−DRVを注入した場合のクロックピッ
ト変調度の変化によりフォーカスオフセット調整を行な
ったが、メディア情報,システム情報が記録されている
SFP(Standerd Formatted Part of the control t
rack)部の再生信号から最大記録周波数の再生信号を抽
出し、ウォブリング信号W−DRVによる振幅変化でフ
ォーカスオフセット調整を行なっても構わない。
【0054】以上に述べた第一,第二,第三の実施例の
説明では、フォーカスオフセット調整を行なうために用
いる信号は、いずれもディスクフォーマットに含まれる
信号を再生信号から抽出したものであった。しかし、フ
ォーカスオフセット調整を行なうための特定信号があら
かじめ記録されているフォーマットのディスクを用いれ
ば、特定信号記録部分を再生することによりフォーカス
オフセット調整を行なうことができ同様の効果を得るこ
とができる。
【0055】また、本発明のフォーカスオフセット装置
を記録密度が異なる複数フォーマットのディスクの記録
再生が行なえる光ディスク装置に用いる場合、フォーマ
ットにより異なる変調符号等に対し、フォーマットの違
いを検知してBPFの中心周波数,エンベロープ検波・
サンプルホールドの時定数をフォーマットによって変更
するか、BPF,エンベロープ検波回路,サンプルホー
ルド回路をフォーマットに対しそれぞれ有し検知した使
用する光ディスクのフォーマットにより切り替えること
により複数フォーマットのディスクを用いることのでき
る光ディスク装置においても常に最適なフォーカスオフ
セット調整を行なうことができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電源投
入,ディスク交換時にフォーカスオフセットの調整が行
なわれるため、記録再生を行なう光ディスクの状態や記
録再生環境の違いを、あるいは、周囲温度の変化や部品
特性の経年変化に対しても常に最適なフォーカスオフセ
ット調整により信頼性の高い情報再生を行なうことが可
能である。また、光ディスク装置が使用される時には最
適なフォーカスオフセットの調整が行なわれるため、製
品出荷時におけるフォーカスオフセットの調整を不要と
し、光ディスク装置の生産効率を向上させることも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフォーカスオフセット調整装置の
第一の実施例を示す回路ブロック図である。
【図2】フォーカスオフセットずれがある場合のフォー
カス誤差信号の一例を示す図である。
【図3】ウォブリング信号とフォーカス和信号の関係を
示す図である。
【図4】CCS方式3.5"光磁気ディスクのセクターフ
ォーマットを示す図である。
【図5】オフセット調整回路の一具体例を示す回路ブロ
ック図である。
【図6】オフセット調整回路内における信号波形図であ
る。
【図7】比較結果と適正オフセット電圧の関係を示す図
である。
【図8】フォーカスオフセット調整によりフォーカスず
れが解消されたフォーカス誤差信号を示す図である。
【図9】本発明によるフォーカスオフセット調整装置の
第二の実施例を示す回路ブロック図である。
【図10】DSPによるフォーカスオフセット調整処理
のフローチャート図である。
【図11】本発明によるフォーカスオフセット調整装置
の第三の実施例を示す回路ブロック図である。
【図12】DBF方式光磁気ディスクのフォーマットを
示す図である。
【図13】4分割ディテクタとフォーカス誤差信号を求
めるための演算回路を示す図である。
【図14】非点収差法によるフォーカス誤差検出原理を
説明する図である。
【図15】非点収差法によるフォーカス誤差信号を示す
図である。
【符号の説明】
101…4分割ディテクタ、106…オフセット加算
器、107…フォーカスサーボ回路、108…ウォブリ
ング信号生成回路、110…オフセット調整回路、90
1,905…A/D変換器、902…DSP、903…
D/A変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 芳夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォーカス誤差を検出して、光ビームの焦
    点位置を制御するようにした光ディスク装置のフォーカ
    スサーボ制御装置において、対物レンズをディスク上下
    方向にウォブリングし、この時のプリフォーマットされ
    た特定信号の振幅変化で、フォーカス誤差のオフセット
    を検出し、この結果に基づきフォーカスオフセットを調
    整することを特徴とするフォーカスオフセット調整装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフォーカスオフセット調整
    装置において、フォーカス・ウォブリングのためのウォ
    ブル信号を生成するウォブリング信号生成手段と、前記
    ウォブリング信号生成手段により生成されたウォブリン
    グ信号をフォーカスサーボループに注入するためのウォ
    ブリング信号加算手段と、ウォブリング信号を注入した
    場合におけるピット再生信号もしくはフォーカス和信号
    から特定信号だけを抽出する特定信号抽出手段と、前記
    特定信号抽出手段により抽出された特定信号のエンベロ
    ープ検波を行なうエンベロープ検波手段と、前記エンベ
    ロープ検波手段の検波した特定信号のエンベロープ値を
    サンプルホールドするサンプルホールド手段と、ウォブ
    リング信号正区間と負区間のそれぞれの前記サンプルホ
    ールド手段によりサンプルホールドされた特定信号のエ
    ンベロープ値を積算するための積算手段と、前記積算手
    段によるウォブリング信号正区間と負区間のそれぞれの
    特定信号のエンベロープの積算結果を比較する比較手段
    と、前記比較手段の結果からフォーカス誤差信号に加え
    るオフセット電圧を算出し出力するオフセット算出手段
    と、前記オフセット算出手段の出力したオフセット電圧
    をフォーカス誤差信号に加算するためのオフセット加算
    手段とを有し、フォーカス誤差のオフセットを調整する
    こと特徴とするフォーカスオフセット調整装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のフォーカスオフセッ
    ト調整装置において前記特定信号を最短記録周期の信号
    とすることを特徴とするフォーカスオフセット調整装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載のフォーカスオフセッ
    ト調整装置において前記特定信号をコンポジット・コン
    ティニュアス・サーボ方式光ディスクのVFO部の信号
    とすることを特徴とするフォーカスオフセット調整装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載のフォーカスオフセッ
    ト調整装置において前記特定信号をサンプルサーボ方式
    光ディスクのクロックピットの信号とすることを特徴と
    するフォーカスオフセット調整装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載のフォーカスオフセット調整
    装置における前記特定信号抽出手段と、前記エンベロー
    プ検波手段と、前記サンプルホールド手段の特性を記録
    再生を行なう光ディスクのフォーマットにより変更し、
    複数のフォーマットディスクにおいてもフォーカスオフ
    セットの調整を行なうことのできることを特徴とするフ
    ォーカスオフセット調整装置。
  7. 【請求項7】光ディスク交換時もしくは電源投入時に、
    請求項1,2,3,4,5又は6のフォーカスオフセッ
    ト調整装置を用い、フォーカスオフセット調整を行なう
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】サンプルサーボ方式光ディスク装置におい
    て、光ピックアップをディスク半径方向にウォブリング
    し、この時のクロックピットの振幅変化で、トラッキン
    グ誤差信号のオフセットを検出し、この結果に基づきト
    ラッキングオフセットを調整することを特徴とするトラ
    ッキングオフセット調整装置。
  9. 【請求項9】請求項1又は2記載のフォーカスバランス
    装置でフォーカスバランス調整を行なうための特定信号
    を予め記録されていることを特徴とする記録媒体。
JP14432894A 1994-06-27 1994-06-27 フォーカスオフセット調整装置 Pending JPH087300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14432894A JPH087300A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 フォーカスオフセット調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14432894A JPH087300A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 フォーカスオフセット調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH087300A true JPH087300A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15359557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14432894A Pending JPH087300A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 フォーカスオフセット調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087300A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6522605B1 (en) 1999-08-30 2003-02-18 Sanyo Electric Co., Ltd. Disk apparatus for focusing and adjusting a laser beam
KR100489545B1 (ko) * 2001-08-01 2005-05-16 티아크 가부시키가이샤 광 디스크장치
CN1307624C (zh) * 2001-11-26 2007-03-28 三星电子株式会社 记录和/或再现装置及其控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6522605B1 (en) 1999-08-30 2003-02-18 Sanyo Electric Co., Ltd. Disk apparatus for focusing and adjusting a laser beam
KR100489545B1 (ko) * 2001-08-01 2005-05-16 티아크 가부시키가이샤 광 디스크장치
CN1307624C (zh) * 2001-11-26 2007-03-28 三星电子株式会社 记录和/或再现装置及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6434094B2 (en) Optical disk apparatus
US5268883A (en) Track access device and tracking control device
KR100187795B1 (ko) 포커스 밸런스 자동조정장치 및 자동조정방법
US7046593B2 (en) Optical disk apparatus and method for adjusting tilt based on optical disk type
JP2000339727A (ja) 光記録媒体の記録再生方法
US6418104B1 (en) Tilt detector
US7542385B2 (en) Optical disk unit and aberration correcting method used for this
US6847599B2 (en) Disc drive apparatus
JPH087300A (ja) フォーカスオフセット調整装置
JPH08185634A (ja) フォーカスオフセット調整装置
JP3565738B2 (ja) 光記録媒体処理装置及びそれにおけるシーク制御方法
JP3067298B2 (ja) 光ディスクのデータ再生装置と再生方法
JP2633196B2 (ja) 光情報処理装置
JP2000222747A (ja) 光ディスク装置およびサーボパラメータ調整装置
JP2601089B2 (ja) 利得制御装置
JP2001307359A (ja) 光ディスク傾き検出方法、光学ピックアップ装置および光ディスク装置
US20010030921A1 (en) Device and method
JP4003345B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2001243714A (ja) 光ディスク装置
JP2005071545A (ja) 光ディスク装置及びトラッキングバランス調整方法
JP2002288848A (ja) 光ディスク装置及びその調整方法
JPS6032140A (ja) 光情報記録再生装置
JPH10247325A (ja) データ記録装置と光ディスク装置のトラッキング方法と光ディスク装置の信号処理方法
KR20030053046A (ko) 광디스크 장치 및 서보 제어 방법
JP2000149296A (ja) 光ディスク装置