JPH0873352A - 高血圧治療剤 - Google Patents
高血圧治療剤Info
- Publication number
- JPH0873352A JPH0873352A JP6212712A JP21271294A JPH0873352A JP H0873352 A JPH0873352 A JP H0873352A JP 6212712 A JP6212712 A JP 6212712A JP 21271294 A JP21271294 A JP 21271294A JP H0873352 A JPH0873352 A JP H0873352A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】レニン活性化阻害作用を作用メカニズムとする
降圧剤を開発し、より有用な高血圧剤を提供することに
ある。 【構成】 【化1】 で表わされるエポキシスクシナム酸誘導体またはその薬
学的に許容できる塩を含有することを特徴とする高血圧
治療剤。
降圧剤を開発し、より有用な高血圧剤を提供することに
ある。 【構成】 【化1】 で表わされるエポキシスクシナム酸誘導体またはその薬
学的に許容できる塩を含有することを特徴とする高血圧
治療剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシスクシナム酸
誘導体またはその薬学的に許容できる塩を含有すること
を特徴とする高血圧治療剤に関する。
誘導体またはその薬学的に許容できる塩を含有すること
を特徴とする高血圧治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来高血圧の薬物療法には、サイアザイ
ド系などの利尿薬、β遮断薬などの交感神経抑制薬、ヒ
ドララジンなどの血管拡張薬、ジヒドロピリジン誘導体
などのカルシウム拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻
害剤(ACE阻害剤)などの降圧剤が用いられてきた。
このうちアンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻害
剤)は血圧調節系において重要な役割を担っているレニ
ン−アンジオテンシン系に作用し、アンジオテンシンI
のアンジオテンシンIIへの変換を阻害することが知ら
れている。
ド系などの利尿薬、β遮断薬などの交感神経抑制薬、ヒ
ドララジンなどの血管拡張薬、ジヒドロピリジン誘導体
などのカルシウム拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻
害剤(ACE阻害剤)などの降圧剤が用いられてきた。
このうちアンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻害
剤)は血圧調節系において重要な役割を担っているレニ
ン−アンジオテンシン系に作用し、アンジオテンシンI
のアンジオテンシンIIへの変換を阻害することが知ら
れている。
【0003】また、この他にレニン−アンジオテンシン
系に作用する薬物としては、アンジオテンシノーゲンを
アンジオテンシンIに変換する酵素であるレニンを阻害
するレニン阻害剤や、アンジオテンシンII受容体拮抗
薬などの研究が行われている。
系に作用する薬物としては、アンジオテンシノーゲンを
アンジオテンシンIに変換する酵素であるレニンを阻害
するレニン阻害剤や、アンジオテンシンII受容体拮抗
薬などの研究が行われている。
【0004】一方、最近になって、レニン前駆体を活性
型レニンへ変換する酵素がカテプシンBであること、お
よびカテプシンBの阻害剤が試験管内においてレニンの
活性化を阻害することが明かとされた(内山安男ら 第
44回日本細胞生物学会大会講演要旨集 第180ペー
ジ 1991年)。
型レニンへ変換する酵素がカテプシンBであること、お
よびカテプシンBの阻害剤が試験管内においてレニンの
活性化を阻害することが明かとされた(内山安男ら 第
44回日本細胞生物学会大会講演要旨集 第180ペー
ジ 1991年)。
【0005】しかしながらレニン活性化酵素に関する研
究は始まったばかりであり、実際に動物レベルで降圧作
用を示すレニン活性化阻害薬は知られていない。
究は始まったばかりであり、実際に動物レベルで降圧作
用を示すレニン活性化阻害薬は知られていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】高血圧の成因は複雑で
あり、患者の病態や合併症に併せて治療法が選択できる
よう、新しい作用メカニズムに基づく治療薬の開発が望
まれいる。
あり、患者の病態や合併症に併せて治療法が選択できる
よう、新しい作用メカニズムに基づく治療薬の開発が望
まれいる。
【0007】本発明の目的はレニン活性化阻害作用を作
用メカニズムとする降圧剤を開発し、より有用な高血圧
剤を提供することにある。
用メカニズムとする降圧剤を開発し、より有用な高血圧
剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため、カテプシンBの特異的阻害剤として
特開平4−139182号公報に開示されている、式
題を解決するため、カテプシンBの特異的阻害剤として
特開平4−139182号公報に開示されている、式
【0009】
【化2】
【0010】で表わされる化合物について、ヒトレニン
遺伝子導入マウスおよびヒトアンジオテンシノーゲン遺
伝子導入マウスを自然交配させて得られたレニン依存性
高血圧マウス(つくば高血圧マウス)を用いて降圧作用
を検討した。つくば高血圧マウスは有意な血圧上昇を示
し、ヒトレニン特異的阻害剤によってノーマルレベルま
で血圧が低下することが知られている(深水昭吉 医学
の歩み 第169巻(第5号),第422頁,1994
年)。
遺伝子導入マウスおよびヒトアンジオテンシノーゲン遺
伝子導入マウスを自然交配させて得られたレニン依存性
高血圧マウス(つくば高血圧マウス)を用いて降圧作用
を検討した。つくば高血圧マウスは有意な血圧上昇を示
し、ヒトレニン特異的阻害剤によってノーマルレベルま
で血圧が低下することが知られている(深水昭吉 医学
の歩み 第169巻(第5号),第422頁,1994
年)。
【0011】本高血圧マウス対し式(1)で表わされる
化合物を投与し、経時的に血圧を測定した結果、式
(1)で表わされる化合物が有意な血圧低下作用を示す
ことを見いだし本発明を完成した。
化合物を投与し、経時的に血圧を測定した結果、式
(1)で表わされる化合物が有意な血圧低下作用を示す
ことを見いだし本発明を完成した。
【0012】すなわち本発明は式(1)で表わされるエ
ポキシスクシナム酸誘導体またはその薬学的に許容でき
る塩を含有することを特徴とする高血圧治療剤である。
ポキシスクシナム酸誘導体またはその薬学的に許容でき
る塩を含有することを特徴とする高血圧治療剤である。
【0013】本発明において薬学的に許容できる塩と
は、たとえばナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属
との塩、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類
金属との塩、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機ア
ミン類との塩、アンモニウム塩、リジン、アルギニン、
オルニチンなどの塩基性アミノ酸との塩などが挙げられ
る。
は、たとえばナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属
との塩、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類
金属との塩、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機ア
ミン類との塩、アンモニウム塩、リジン、アルギニン、
オルニチンなどの塩基性アミノ酸との塩などが挙げられ
る。
【0014】式(1)で表わされる化合物は、特開平4
−139182号公報に開示されている既知化合物であ
り、この公報に開示された方法により製造することがで
きる。
−139182号公報に開示されている既知化合物であ
り、この公報に開示された方法により製造することがで
きる。
【0015】式(1)で表わされる化合物またはその薬
学的に許容できる塩を高血圧の治療剤として用いる場合
には、錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、乳剤、
懸濁剤、注射剤、座剤などの投与製剤で経口的又は非経
口的に投与される。上記の各製剤は製剤分野で通常用い
られる技術によって製造され、通常の増量剤、結合剤、
崩壊剤、pH調節剤、溶解剤などの添加剤を添加するこ
とができる。
学的に許容できる塩を高血圧の治療剤として用いる場合
には、錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、乳剤、
懸濁剤、注射剤、座剤などの投与製剤で経口的又は非経
口的に投与される。上記の各製剤は製剤分野で通常用い
られる技術によって製造され、通常の増量剤、結合剤、
崩壊剤、pH調節剤、溶解剤などの添加剤を添加するこ
とができる。
【0016】式(1)で示される化合物またはその薬学
的に許容できる塩の投与量は、患者の年齢、体重、疾病
の種類および状態などにより異なるが、通常、1日当り
10〜1000mgを1〜数回に分け投与することがで
きる。
的に許容できる塩の投与量は、患者の年齢、体重、疾病
の種類および状態などにより異なるが、通常、1日当り
10〜1000mgを1〜数回に分け投与することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】式(1)で表わされる本発明化合物は強
力な降圧作用を示し、高血圧の治療に有用である。
力な降圧作用を示し、高血圧の治療に有用である。
【0018】以下、試験例を挙げ本発明の効果を具体的
に示す。
に示す。
【0019】試験例1ヒトレニン依存性高血圧マウスにおける降圧作用 ヒトレニン遺伝子導入マウスおよびヒトアンジオテンシ
ノーゲン遺伝子導入マウスを自然交配させて得られたレ
ニン依存性高血圧マウス(つくば高血圧マウス)の16
〜20週齢の雄(体重28g)をコントロール群4匹、
式(1)で表わされる化合物投与群(10mg/100
g体重)5匹の2群にわけた。式(1)で表わされる化
合物はリン酸緩衝液に溶解し腹腔内に投与し、コントロ
ール群にはリン酸緩衝液のみを腹腔内投与した。投与
前、投与30分後に、無麻酔下にtail cuff法による非
観血的血圧記録装置PS−200(理研開発製)にて収
縮期血圧を測定した。
ノーゲン遺伝子導入マウスを自然交配させて得られたレ
ニン依存性高血圧マウス(つくば高血圧マウス)の16
〜20週齢の雄(体重28g)をコントロール群4匹、
式(1)で表わされる化合物投与群(10mg/100
g体重)5匹の2群にわけた。式(1)で表わされる化
合物はリン酸緩衝液に溶解し腹腔内に投与し、コントロ
ール群にはリン酸緩衝液のみを腹腔内投与した。投与
前、投与30分後に、無麻酔下にtail cuff法による非
観血的血圧記録装置PS−200(理研開発製)にて収
縮期血圧を測定した。
【0020】その結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】コントロール群に対する有意差 *:P=
0.0137 この結果、式(1)で表わされる化合物は投与後30分
で有意な血圧降下作用を示し、本化合物が降圧剤として
有用であることが明かとなった。
0.0137 この結果、式(1)で表わされる化合物は投与後30分
で有意な血圧降下作用を示し、本化合物が降圧剤として
有用であることが明かとなった。
【0023】
【実施例】以下に実施例として本発明の薬剤の製剤化の
具体例を示す。実施例中の部は特記しない限り重量を示
す。
具体例を示す。実施例中の部は特記しない限り重量を示
す。
【0024】実施例1 本発明化合物 10部 重質酸化マグネシウム 15部 乳糖 75部 を均一に混合して粉末、または顆粒状として散剤とす
る。また、この散剤をカプセル容器にいれてカプセル剤
とした。
る。また、この散剤をカプセル容器にいれてカプセル剤
とした。
【0025】実施例2 本発明化合物 45部 デンプン 15部 乳糖 16部 結晶セルロース 21部 ポリビニルアルコール 3部 水 30部 を均一に混合して混和後、流動層造粒し、乾燥し、篩過
して顆粒剤とした。 実施例3 実施例2で得られた顆粒剤97部にステアリン酸マグネ
シウム3部を加え、圧縮成形して直径10mmの錠剤と
した。
して顆粒剤とした。 実施例3 実施例2で得られた顆粒剤97部にステアリン酸マグネ
シウム3部を加え、圧縮成形して直径10mmの錠剤と
した。
【0026】実施例4 本発明化合物 10部 ベンジルアルコール 3部 生理食塩水 87部 を加え加熱混合後、滅菌して注射剤とした。
【0027】
Claims (1)
- 【請求項1】 【化1】 で表わされるエポキシスクシナム酸誘導体またはその薬
学的に許容できる塩を含有することを特徴とする高血圧
治療剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212712A JPH0873352A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 高血圧治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212712A JPH0873352A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 高血圧治療剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0873352A true JPH0873352A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16627187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6212712A Pending JPH0873352A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 高血圧治療剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0873352A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999011640A1 (en) * | 1997-09-04 | 1999-03-11 | Nippon Chemiphar Co., Ltd. | Epoxysuccinamide derivatives |
| WO2023096617A1 (en) | 2021-11-23 | 2023-06-01 | Akdeniz Universitesidoner Sermaye Isletme Mudurlugu | Use of aurantiamide acetate in the treatment of hypertension |
| EP4436951A4 (en) * | 2021-11-23 | 2025-03-12 | Akdeniz Universitesidoner Sermaye Isletme Mudurlugu | USE OF AURANTIAMIDE ACETATE IN THE TREATMENT OF HYPERTENSION |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP6212712A patent/JPH0873352A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999011640A1 (en) * | 1997-09-04 | 1999-03-11 | Nippon Chemiphar Co., Ltd. | Epoxysuccinamide derivatives |
| WO2023096617A1 (en) | 2021-11-23 | 2023-06-01 | Akdeniz Universitesidoner Sermaye Isletme Mudurlugu | Use of aurantiamide acetate in the treatment of hypertension |
| EP4436951A4 (en) * | 2021-11-23 | 2025-03-12 | Akdeniz Universitesidoner Sermaye Isletme Mudurlugu | USE OF AURANTIAMIDE ACETATE IN THE TREATMENT OF HYPERTENSION |
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