JPH0873586A - エーテル類の開環重合方法 - Google Patents
エーテル類の開環重合方法Info
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- JPH0873586A JPH0873586A JP20241794A JP20241794A JPH0873586A JP H0873586 A JPH0873586 A JP H0873586A JP 20241794 A JP20241794 A JP 20241794A JP 20241794 A JP20241794 A JP 20241794A JP H0873586 A JPH0873586 A JP H0873586A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 環状エーテル類の開環重合法であって、3〜
6員環の環状エーテルを原料として、反応圧力10気圧
以下、反応温度20〜80℃の条件で硫酸、硫酸アンモ
ニウムまたは亜硫酸アンモニウムを含む、周期律表第V
III族または第IV族の元素の酸化物よりなる超強酸
固形物を触媒として用い、酸無水物および酸の混合物を
重合調整剤として、液相重合反応を行うことを特徴とす
る環状エーテル類の開環重合方法。 【効果】 本発明で使用される触媒は、環状エーテルの
開環重合転化率が25%以上と非常に高い。また触媒は
固形であるため反応終了後の分離が簡単に行える。した
がって従来要求されていた煩雑な触媒分離操作を必要と
しない。しかも該触媒は繰り返しまたは連続的に用いる
ことができる。また液状触媒と違って反応器を腐食させ
ることもなく、大量の酸性廃棄物の処理も必要としな
い。さらに得られるポリエーテルジエステルは、分子量
分布が2.0未満と狭く、また無色なので精製工程も必
要としない。
6員環の環状エーテルを原料として、反応圧力10気圧
以下、反応温度20〜80℃の条件で硫酸、硫酸アンモ
ニウムまたは亜硫酸アンモニウムを含む、周期律表第V
III族または第IV族の元素の酸化物よりなる超強酸
固形物を触媒として用い、酸無水物および酸の混合物を
重合調整剤として、液相重合反応を行うことを特徴とす
る環状エーテル類の開環重合方法。 【効果】 本発明で使用される触媒は、環状エーテルの
開環重合転化率が25%以上と非常に高い。また触媒は
固形であるため反応終了後の分離が簡単に行える。した
がって従来要求されていた煩雑な触媒分離操作を必要と
しない。しかも該触媒は繰り返しまたは連続的に用いる
ことができる。また液状触媒と違って反応器を腐食させ
ることもなく、大量の酸性廃棄物の処理も必要としな
い。さらに得られるポリエーテルジエステルは、分子量
分布が2.0未満と狭く、また無色なので精製工程も必
要としない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエーテルエステル類
の製造法に関する。さらに詳しくは、硫酸、硫酸アンモ
ニウムまたは亜硫酸アンモニウムで変性された周期律表
第VIII族あるいは第IV族に属する元素の酸化物の
1種または2種以上よりなる超強酸性固形物を触媒とし
て、適切な反応条件下で3〜6員環の環状エーテルモノ
マーを開環重合反応させることを特徴とする、ポリエー
テルエステル類の製造方法に関する。
の製造法に関する。さらに詳しくは、硫酸、硫酸アンモ
ニウムまたは亜硫酸アンモニウムで変性された周期律表
第VIII族あるいは第IV族に属する元素の酸化物の
1種または2種以上よりなる超強酸性固形物を触媒とし
て、適切な反応条件下で3〜6員環の環状エーテルモノ
マーを開環重合反応させることを特徴とする、ポリエー
テルエステル類の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】ポリエー
テルジエステル類は工業上中間体として重要な原料化合
物である。該ポリエーテルジエステル類は、従来より、
環状エーテル、たとえばテトラヒドロフラン(THF)
を原料として開環重合によって得られる。これらをさら
に加水分解またはアルコール分解してポリエーテルジオ
ール類とし、ポリウレタンやスパンデックス繊維を始め
とする弾性繊維などの熱可塑性弾性体の製造に多く用い
られている。上記熱可塑性弾性体は、優れた弾性、化学
安定性および通気性を有し、ソフトで軽いので、通気性
を必要とする衣類やストッキング、耐衝撃性が要求され
る自動車用部品や備品、接着剤、塗料、人口心臓用血管
などの人口血管など種々の分野で製造原料として広く利
用されている。
テルジエステル類は工業上中間体として重要な原料化合
物である。該ポリエーテルジエステル類は、従来より、
環状エーテル、たとえばテトラヒドロフラン(THF)
を原料として開環重合によって得られる。これらをさら
に加水分解またはアルコール分解してポリエーテルジオ
ール類とし、ポリウレタンやスパンデックス繊維を始め
とする弾性繊維などの熱可塑性弾性体の製造に多く用い
られている。上記熱可塑性弾性体は、優れた弾性、化学
安定性および通気性を有し、ソフトで軽いので、通気性
を必要とする衣類やストッキング、耐衝撃性が要求され
る自動車用部品や備品、接着剤、塗料、人口心臓用血管
などの人口血管など種々の分野で製造原料として広く利
用されている。
【0003】上記ポリエーテル類の製造方法として、た
とえば、フルオロスルホン酸法(米国特許第4,51
0,333号公報およびヨーロッパ特許出願公開第01
67292号公報)、発煙硫酸法(米国特許第3,71
2,430号公報)、過塩素酸法(特公昭45−139
40号公報)などが提案されている。これらの製造法で
はいずれも、触媒として液体の超強酸を用いて、テトラ
ヒドロフランを開環重合してポリエーテルジエステル類
を合成し、これを加水分解あるいはアルコール分解して
ポリエーテルジオール類を合成している。しかしこれら
の製造法によれば得られたポリエーテル類の分子量分布
〔重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)〕が
広すぎる(一般に分子量分布>2.0)という欠点があ
る。
とえば、フルオロスルホン酸法(米国特許第4,51
0,333号公報およびヨーロッパ特許出願公開第01
67292号公報)、発煙硫酸法(米国特許第3,71
2,430号公報)、過塩素酸法(特公昭45−139
40号公報)などが提案されている。これらの製造法で
はいずれも、触媒として液体の超強酸を用いて、テトラ
ヒドロフランを開環重合してポリエーテルジエステル類
を合成し、これを加水分解あるいはアルコール分解して
ポリエーテルジオール類を合成している。しかしこれら
の製造法によれば得られたポリエーテル類の分子量分布
〔重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)〕が
広すぎる(一般に分子量分布>2.0)という欠点があ
る。
【0004】また反応に用いられる酸性触媒が液体であ
るため、ポリエーテルエステル類が得られた時点でそれ
を分離することができず、引き続き加水分解やアルコー
ル分解に付すことになる。したがって触媒の回収利用が
できないため、コストが高くつく。しかも反応器は腐食
し易く、多量の酸液を廃棄処理することが要求されるな
ど多くの問題点があった。
るため、ポリエーテルエステル類が得られた時点でそれ
を分離することができず、引き続き加水分解やアルコー
ル分解に付すことになる。したがって触媒の回収利用が
できないため、コストが高くつく。しかも反応器は腐食
し易く、多量の酸液を廃棄処理することが要求されるな
ど多くの問題点があった。
【0005】別の製造法として、たとえば米国特許第
4,153,786号公報、英国特許第2025995
号公報などには、フルオロスルホン酸を含むイオン交換
樹脂を触媒として、また無水酢酸を重合調整剤として用
いて、テトラヒドロフランを開環重合に付す方法が開示
されている。しかしここで使用されている触媒は、含水
量に関して非常にきびしい条件、すなわちテトラヒドロ
フランの含水量を100ppm以下におさえることが必
要であった。
4,153,786号公報、英国特許第2025995
号公報などには、フルオロスルホン酸を含むイオン交換
樹脂を触媒として、また無水酢酸を重合調整剤として用
いて、テトラヒドロフランを開環重合に付す方法が開示
されている。しかしここで使用されている触媒は、含水
量に関して非常にきびしい条件、すなわちテトラヒドロ
フランの含水量を100ppm以下におさえることが必
要であった。
【0006】また、米国特許第4,564,671号公
報、米国特許第4,728,722号公報、米国特許第
4,803,299号公報などには、触媒として酸性土
あるいは酸性土およびゼオライトの混合物を、また重合
調整剤として無水酢酸を用いて環状エーテルの開環重合
反応を行い、ポリエーテルジエステル類を合成する方法
が提案されている。しかしこの方法で製造したものも、
分子量分布が2.2前後とかなり高く、それが問題とな
っていた。
報、米国特許第4,728,722号公報、米国特許第
4,803,299号公報などには、触媒として酸性土
あるいは酸性土およびゼオライトの混合物を、また重合
調整剤として無水酢酸を用いて環状エーテルの開環重合
反応を行い、ポリエーテルジエステル類を合成する方法
が提案されている。しかしこの方法で製造したものも、
分子量分布が2.2前後とかなり高く、それが問題とな
っていた。
【0007】さらに米国特許第4,568,775号公
報、特公昭63−30931公報、特公昭63−309
32公報、特開昭60−158218号公報、中華民国
特許第56331号公報などには、触媒としてヘテロポ
リ酸を用いて直接ポリエーテルジオール類を合成する方
法が提案されている。これらの製造法によれば単一工程
でポリエーテルジオール類が得られるが、ヘテロポリ酸
触媒が製品中に残留しやすく、特殊な精製処理を必要と
し、しかも収率が10%以下と非常に悪く依然として問
題を残している。
報、特公昭63−30931公報、特公昭63−309
32公報、特開昭60−158218号公報、中華民国
特許第56331号公報などには、触媒としてヘテロポ
リ酸を用いて直接ポリエーテルジオール類を合成する方
法が提案されている。これらの製造法によれば単一工程
でポリエーテルジオール類が得られるが、ヘテロポリ酸
触媒が製品中に残留しやすく、特殊な精製処理を必要と
し、しかも収率が10%以下と非常に悪く依然として問
題を残している。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発
明者らは優れた作用を有する触媒を用いるポリエーテル
エステルの製造方法を開発すべく鋭意検討を重ねた結
果、硫酸、硫酸アンモニウムまたは亜硫酸アンモニウム
を含む、周期律表第VIII族あるいは第IV族の元素
の酸化物よりなる、強酸性の固形物を環状エーテル類の
開環重合の触媒として使用したばあい、該触媒は、高い
活性を有し、分離しやすく、しかも得られるポリエーテ
ルジエステル類の分子量分布は極めて狭いという知見を
得て、本発明を完成させた。
明者らは優れた作用を有する触媒を用いるポリエーテル
エステルの製造方法を開発すべく鋭意検討を重ねた結
果、硫酸、硫酸アンモニウムまたは亜硫酸アンモニウム
を含む、周期律表第VIII族あるいは第IV族の元素
の酸化物よりなる、強酸性の固形物を環状エーテル類の
開環重合の触媒として使用したばあい、該触媒は、高い
活性を有し、分離しやすく、しかも得られるポリエーテ
ルジエステル類の分子量分布は極めて狭いという知見を
得て、本発明を完成させた。
【0009】すなわち本発明は、環状エーテル類の開環
重合法であって、3〜6員環の環状エーテルを原料とし
て、反応圧力10気圧以下、反応温度20〜80℃の条
件で硫酸、硫酸アンモニウムまたは亜硫酸アンモニウム
を含む、周期律表第VIII族または第IV族の元素の
酸化物よりなる超強酸固形物を触媒として用い、酸無水
物および酸の混合物を重合調整剤として、液相重合反応
を行うことを特徴とする環状エーテル類の開環重合方法
に関する。
重合法であって、3〜6員環の環状エーテルを原料とし
て、反応圧力10気圧以下、反応温度20〜80℃の条
件で硫酸、硫酸アンモニウムまたは亜硫酸アンモニウム
を含む、周期律表第VIII族または第IV族の元素の
酸化物よりなる超強酸固形物を触媒として用い、酸無水
物および酸の混合物を重合調整剤として、液相重合反応
を行うことを特徴とする環状エーテル類の開環重合方法
に関する。
【0010】本発明で用いられる出発化合物は、3〜6
員環の環状エーテルである。なかでも、下記一般式:
員環の環状エーテルである。なかでも、下記一般式:
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は同
一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子または
炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表されるテトラヒ
ドロフラン類化合物が好ましい。特に好ましい環状エー
テルとして、テトラヒドロフランなどが挙げられる。
一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子または
炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表されるテトラヒ
ドロフラン類化合物が好ましい。特に好ましい環状エー
テルとして、テトラヒドロフランなどが挙げられる。
【0013】本発明では触媒として、硫酸、硫酸アンモ
ニウムまたは亜硫酸アンモニウムを含む、周期律表第V
III族または第IV族の元素の酸化物よりなる固形の
超強酸を用いる。硫酸、硫酸アンモニウムまたは亜硫酸
アンモニウムは、含浸法またはイオン交換法によって上
記酸化物に含ませるのが好ましい。硫酸根あるいは亜硫
酸根の含有率は、上記の超強酸固形触媒中、0.01〜
15重量%が好ましく、0.1〜10重量%がより好ま
しい。本発明で用いられる酸化物は、周期律表の第VI
II族あるいは第IV族の元素の酸化物である。これら
は1種または2種以上の混合物として用いてもよい。な
かでも、三酸化第二鉄(Fe2 O3 )、二酸化ジルコニ
ウム(ZrO2 )、二酸化チタン(TiO2 )またはこ
れらの混合物が好ましく用いられる。
ニウムまたは亜硫酸アンモニウムを含む、周期律表第V
III族または第IV族の元素の酸化物よりなる固形の
超強酸を用いる。硫酸、硫酸アンモニウムまたは亜硫酸
アンモニウムは、含浸法またはイオン交換法によって上
記酸化物に含ませるのが好ましい。硫酸根あるいは亜硫
酸根の含有率は、上記の超強酸固形触媒中、0.01〜
15重量%が好ましく、0.1〜10重量%がより好ま
しい。本発明で用いられる酸化物は、周期律表の第VI
II族あるいは第IV族の元素の酸化物である。これら
は1種または2種以上の混合物として用いてもよい。な
かでも、三酸化第二鉄(Fe2 O3 )、二酸化ジルコニ
ウム(ZrO2 )、二酸化チタン(TiO2 )またはこ
れらの混合物が好ましく用いられる。
【0014】本発明で用いる触媒はたとえば以下のよう
にして生成しうる。まず、鉄、ジルコニウムあるいはチ
タンの塩類または酸化物から沈殿法または共沈殿法によ
り水酸化物を得る。あるいは沈殿法、共沈法または研磨
法により酸化物を得る。得られた水酸化物または酸化物
を担体として、含浸法またはイオン交換法によって、硫
酸、硫酸アンモニウムあるいは亜硫酸アンモニウムを上
記酸化物または水酸化物の上において含有させる。含浸
あるいはイオン交換を行なうときの硫酸、硫酸アンモニ
ウムあるいは亜硫酸アンモニウムの濃度は0.1N〜5
Nが好ましく、さらに好ましくは0.5N〜3Nであ
る。このようにして得られた硫酸、硫酸アンモニウムあ
るいは亜硫酸アンモニウム含有酸化物あるいは水酸化物
を、通気状態の下、300〜800℃、好ましくは40
0〜800℃の温度下で焼成、成形して直径0.15〜
0.5mm、長さ0.15〜1.0mmの細長く粒状の
硫酸根あるいは亜硫酸根含有酸化物を得る。上記説明で
は、鉄、ジルコニウムあるいはチタンに限定している
が、周期律表の第VIII族あるいは第IV族の元素で
あれば他の元素を用いることができることはいうまでも
ない。
にして生成しうる。まず、鉄、ジルコニウムあるいはチ
タンの塩類または酸化物から沈殿法または共沈殿法によ
り水酸化物を得る。あるいは沈殿法、共沈法または研磨
法により酸化物を得る。得られた水酸化物または酸化物
を担体として、含浸法またはイオン交換法によって、硫
酸、硫酸アンモニウムあるいは亜硫酸アンモニウムを上
記酸化物または水酸化物の上において含有させる。含浸
あるいはイオン交換を行なうときの硫酸、硫酸アンモニ
ウムあるいは亜硫酸アンモニウムの濃度は0.1N〜5
Nが好ましく、さらに好ましくは0.5N〜3Nであ
る。このようにして得られた硫酸、硫酸アンモニウムあ
るいは亜硫酸アンモニウム含有酸化物あるいは水酸化物
を、通気状態の下、300〜800℃、好ましくは40
0〜800℃の温度下で焼成、成形して直径0.15〜
0.5mm、長さ0.15〜1.0mmの細長く粒状の
硫酸根あるいは亜硫酸根含有酸化物を得る。上記説明で
は、鉄、ジルコニウムあるいはチタンに限定している
が、周期律表の第VIII族あるいは第IV族の元素で
あれば他の元素を用いることができることはいうまでも
ない。
【0015】触媒の使用量は、スラッジ攪拌式反応器で
反応を行うばあい、出発化合物である環状エーテルに対
して5〜40重量%が好ましく、さらに好ましくは10
〜25重量%である。
反応を行うばあい、出発化合物である環状エーテルに対
して5〜40重量%が好ましく、さらに好ましくは10
〜25重量%である。
【0016】本発明の反応では、重合調整剤として、酸
無水物および酸の混合物が使用される。有機酸および酸
無水物の混合物の使用、なかでも炭素数3〜5の有機酸
および酸無水物の混合物の使用が好ましい。酢酸と無水
酢酸の組み合わせが最も好ましい。重合調整剤の使用量
は、酸無水物が環状エーテルに対して2〜20重量%が
好ましく、さらに好ましくは4〜15重量%である。さ
らに酸の量は、酸無水物:酸の比率(モル比)が10:
1〜1:10が好ましく、さらに好ましくは8:1〜
1:8である。
無水物および酸の混合物が使用される。有機酸および酸
無水物の混合物の使用、なかでも炭素数3〜5の有機酸
および酸無水物の混合物の使用が好ましい。酢酸と無水
酢酸の組み合わせが最も好ましい。重合調整剤の使用量
は、酸無水物が環状エーテルに対して2〜20重量%が
好ましく、さらに好ましくは4〜15重量%である。さ
らに酸の量は、酸無水物:酸の比率(モル比)が10:
1〜1:10が好ましく、さらに好ましくは8:1〜
1:8である。
【0017】本発明の反応は、スラッジ攪拌式反応器を
用いたバッチ式製造法でも、固定床反応器で連続的に反
応を行っても良い。反応温度は20〜80℃、好ましく
は30〜60℃である。反応時間は通常90分間以上が
好ましく、反応圧力は10気圧以下、好ましくは1〜1
0気圧下である。
用いたバッチ式製造法でも、固定床反応器で連続的に反
応を行っても良い。反応温度は20〜80℃、好ましく
は30〜60℃である。反応時間は通常90分間以上が
好ましく、反応圧力は10気圧以下、好ましくは1〜1
0気圧下である。
【0018】反応終了後触媒を濾過し、目的物であるポ
リエーテルエステル類と未反応の環状エーテルを分離
し、さらに加水分解あるいはアルコール分解に付すこと
によってポリエーテルジオール類が得られる。未反応の
環状エーテルは分離後、反応系にもどされ、引き続き反
応に用いられる。回収された触媒は特に処理する必要が
なくそのまま再利用できる。
リエーテルエステル類と未反応の環状エーテルを分離
し、さらに加水分解あるいはアルコール分解に付すこと
によってポリエーテルジオール類が得られる。未反応の
環状エーテルは分離後、反応系にもどされ、引き続き反
応に用いられる。回収された触媒は特に処理する必要が
なくそのまま再利用できる。
【0019】固定床反応器を用いて反応を行うばあい、
触媒は濾過分離せずに目的物であるポリエーテルエステ
ル類を直接回収することができるため、反応操作が非常
に簡単である。固定床で反応を行うばあい、出発化合物
である環状エーテル(たとえばテトラヒドロフラン)、
および酸および酸無水物は混合形式で供給される。その
供給速度は触媒の量に対して0.05〜5倍hr-1が好
ましく、さらには0.1〜1倍hr-1が特に好ましい。
その他の反応条件はスラッジ攪拌式反応器を用いたばあ
いと同様である。
触媒は濾過分離せずに目的物であるポリエーテルエステ
ル類を直接回収することができるため、反応操作が非常
に簡単である。固定床で反応を行うばあい、出発化合物
である環状エーテル(たとえばテトラヒドロフラン)、
および酸および酸無水物は混合形式で供給される。その
供給速度は触媒の量に対して0.05〜5倍hr-1が好
ましく、さらには0.1〜1倍hr-1が特に好ましい。
その他の反応条件はスラッジ攪拌式反応器を用いたばあ
いと同様である。
【0020】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によ
り限定されるものではない。スラッジ攪拌式反応は、容
量300mlのジャケット式ガラス管理反応器中で行な
った。実施例で用いた触媒は、粉砕後40〜80メッシ
ュの篩で選別した球状の粒子で、直径約250〜700
μmであった。触媒の使用量および反応条件は各実施例
に示す通りで行なった。固定床による連続反応は、直径
1インチのガラス管理反応器内で行なった。実施例で用
いた触媒は、0.15mm×0.3mmの細長い錠状ま
たは粒状物で、50ml(約26g)用いた。反応生成
物を収集後、HP5890型のガスクロマトグラフによ
りテトラヒドロフランの転化率を求めた。カラムはHP
−FFAP(Crosslinked FFAP)30m(長さ)×0.5
3mm(口径)×1.0μm(ガラス管の管壁の厚さ)
毛細ガラス管ガスクロマトグラフに用いた。残渣は減圧
蒸留により未反応のテトラヒドロフランを回収し、残渣
中のポリブチルジエステル類は、さらにゲル浸透クロマ
トグラフ(以下GPCと略称する)により数平均分子量
と重量平均分子量を計測した。実施例中の転化率は、
さらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によ
り限定されるものではない。スラッジ攪拌式反応は、容
量300mlのジャケット式ガラス管理反応器中で行な
った。実施例で用いた触媒は、粉砕後40〜80メッシ
ュの篩で選別した球状の粒子で、直径約250〜700
μmであった。触媒の使用量および反応条件は各実施例
に示す通りで行なった。固定床による連続反応は、直径
1インチのガラス管理反応器内で行なった。実施例で用
いた触媒は、0.15mm×0.3mmの細長い錠状ま
たは粒状物で、50ml(約26g)用いた。反応生成
物を収集後、HP5890型のガスクロマトグラフによ
りテトラヒドロフランの転化率を求めた。カラムはHP
−FFAP(Crosslinked FFAP)30m(長さ)×0.5
3mm(口径)×1.0μm(ガラス管の管壁の厚さ)
毛細ガラス管ガスクロマトグラフに用いた。残渣は減圧
蒸留により未反応のテトラヒドロフランを回収し、残渣
中のポリブチルジエステル類は、さらにゲル浸透クロマ
トグラフ(以下GPCと略称する)により数平均分子量
と重量平均分子量を計測した。実施例中の転化率は、
【0021】
【数1】
【0022】により求めた。またポリブチルジエステル
類の分子量分布は、
類の分子量分布は、
【0023】
【数2】 により求めた。
【0024】実施例1 二塩化酸化ジルコニウム(ZrOCl2 ・8H2 O)
(2.615kg)を蒸留水10リットルに加え、攪拌
して溶解し、さらにアンモニア水(10重量%)を攪拌
しながら徐々に上記ジルコニウム水溶液中に加えた。該
混合物をpH10に調節し、液中に生じた白色沈殿物
(水酸化ジルコニウム)を濾過し、水洗、乾燥した。得
られた白色沈殿物(50g)を1N硫酸(150ml)
に1時間浸漬し、硫酸を含浸させた後、濾過、加熱、乾
燥した。押出し成形により0.15mm×0.3mmの
細長い紅状物を形成し、550℃で通気状態の下で、5
時間焼成して触媒(40g)を得た。これを粉砕し、4
0〜80メッシュの篩で選別した。得られた触媒粒子
(15g)をスラジ式反応器内に放置し、さらにテトラ
ヒドロフラン100g、無水酢酸5gおよび酢酸2gを
加え、表1に示すように40℃、1気圧で90分間反応
を行った。反応混合物から触媒を濾過し、テトラヒドロ
フランの転化率を求めたところ37.8%であった。得
られたポリブチルエーテルジエステルの数平均分子量は
1210、分子量分布は1.92であり、生成物は無色
であった。
(2.615kg)を蒸留水10リットルに加え、攪拌
して溶解し、さらにアンモニア水(10重量%)を攪拌
しながら徐々に上記ジルコニウム水溶液中に加えた。該
混合物をpH10に調節し、液中に生じた白色沈殿物
(水酸化ジルコニウム)を濾過し、水洗、乾燥した。得
られた白色沈殿物(50g)を1N硫酸(150ml)
に1時間浸漬し、硫酸を含浸させた後、濾過、加熱、乾
燥した。押出し成形により0.15mm×0.3mmの
細長い紅状物を形成し、550℃で通気状態の下で、5
時間焼成して触媒(40g)を得た。これを粉砕し、4
0〜80メッシュの篩で選別した。得られた触媒粒子
(15g)をスラジ式反応器内に放置し、さらにテトラ
ヒドロフラン100g、無水酢酸5gおよび酢酸2gを
加え、表1に示すように40℃、1気圧で90分間反応
を行った。反応混合物から触媒を濾過し、テトラヒドロ
フランの転化率を求めたところ37.8%であった。得
られたポリブチルエーテルジエステルの数平均分子量は
1210、分子量分布は1.92であり、生成物は無色
であった。
【0025】比較例1 スルホン酸化樹脂(25g)をスラッジ攪拌式反応器中
に入れ、これにテトラヒドロフラン100g、無水酢酸
5gおよび酢酸2gを加えた後、40℃、1気圧で3.
5時間反応を続けた。反応混合物から触媒を濾過し、テ
トラヒドロフランの転換率を求めたところ9.2%であ
った。得られたポリブチルエーテルジエステルの数平均
分子量は1310、分子量分布は2.0であり、生成物
は無色であった。
に入れ、これにテトラヒドロフラン100g、無水酢酸
5gおよび酢酸2gを加えた後、40℃、1気圧で3.
5時間反応を続けた。反応混合物から触媒を濾過し、テ
トラヒドロフランの転換率を求めたところ9.2%であ
った。得られたポリブチルエーテルジエステルの数平均
分子量は1310、分子量分布は2.0であり、生成物
は無色であった。
【0026】実施例2 実施例1と同様の方法で白色沈殿物(50g)を得、
0.5Nの硫酸(50ml)に30分、浸漬して硫酸を
含浸させ、蒸発、乾燥させた。続いて実施例1と同様の
手順で触媒粒子を得た。得られた触媒粒子を使用して、
実施例1と同様にしてポリブチルエーテルジエステルを
得た。テトラヒドロフランの転化率および生成物の色を
表1に示す。
0.5Nの硫酸(50ml)に30分、浸漬して硫酸を
含浸させ、蒸発、乾燥させた。続いて実施例1と同様の
手順で触媒粒子を得た。得られた触媒粒子を使用して、
実施例1と同様にしてポリブチルエーテルジエステルを
得た。テトラヒドロフランの転化率および生成物の色を
表1に示す。
【0027】実施例3 実施例1と同様の手順で白色沈殿物100gを得、これ
を5N硫酸200mlに30分、含浸させ、加熱、乾燥
して、実施例1と同様に成形した。これを650℃で4
時間焼成して、触媒75gを得た。該触媒50ml(約
26g)を固定床反応器に入れ、テトラヒドロフラン、
無水酢酸および酢酸を100:8:3(重量比)の割合
で含む溶液を触媒の量に対して0.5倍hr-1の速度
で、高圧ポンプを用いて反応器内に導入し、45℃、1
気圧の条件下で接触反応を行った。生成反応液の分析に
より、テトラヒドロフランの転化率は39.3%、ポリ
ブチルエーテルジエステルの数平均分子量1130、平
均分子量分布=1.98であり、生成物は無色であっ
た。
を5N硫酸200mlに30分、含浸させ、加熱、乾燥
して、実施例1と同様に成形した。これを650℃で4
時間焼成して、触媒75gを得た。該触媒50ml(約
26g)を固定床反応器に入れ、テトラヒドロフラン、
無水酢酸および酢酸を100:8:3(重量比)の割合
で含む溶液を触媒の量に対して0.5倍hr-1の速度
で、高圧ポンプを用いて反応器内に導入し、45℃、1
気圧の条件下で接触反応を行った。生成反応液の分析に
より、テトラヒドロフランの転化率は39.3%、ポリ
ブチルエーテルジエステルの数平均分子量1130、平
均分子量分布=1.98であり、生成物は無色であっ
た。
【0028】実施例4 チタニウムイソプロポキサイド〔Ti(OC
3 H7 )4 、3.63kg〕を攪拌しながら、徐々に蒸
留水(10リットル)に加え、さらに10%アンモニア
水溶液でpH9に調節し、白色沈殿物を得た。これを濾
過、水洗、乾燥して水酸化チタン粉末を得た。水酸化チ
タン粉末(50g)を1Nの硫酸溶液(200ml)に
1時間浸漬して硫酸を含浸させ、濾過、乾燥した。これ
を成形した後、450℃の下で空気を導入しながら6時
間活性化処理を行って、触媒約39gを得た。これを粉
砕し、40〜80メッシュの篩で選別した。得られた触
媒25gをスラッジ攪拌式反応器を使用し、反応温度を
30℃、反応時間を5時間とした以外は実施例1と同様
に反応を行なった。テトラヒドロフランの転化率および
生成物の色を表1に示す。
3 H7 )4 、3.63kg〕を攪拌しながら、徐々に蒸
留水(10リットル)に加え、さらに10%アンモニア
水溶液でpH9に調節し、白色沈殿物を得た。これを濾
過、水洗、乾燥して水酸化チタン粉末を得た。水酸化チ
タン粉末(50g)を1Nの硫酸溶液(200ml)に
1時間浸漬して硫酸を含浸させ、濾過、乾燥した。これ
を成形した後、450℃の下で空気を導入しながら6時
間活性化処理を行って、触媒約39gを得た。これを粉
砕し、40〜80メッシュの篩で選別した。得られた触
媒25gをスラッジ攪拌式反応器を使用し、反応温度を
30℃、反応時間を5時間とした以外は実施例1と同様
に反応を行なった。テトラヒドロフランの転化率および
生成物の色を表1に示す。
【0029】実施例5 硝酸鉄(1kg)を徐々に蒸留水(10リットル)に加
え、攪拌しながら10%アンモニア水溶液でpH8に調
節し、黄褐沈殿物を得る。濾別、水洗、乾燥して水酸化
鉄の粉末を得た。該水酸化鉄粉末50gを0.1Nの硫
酸溶液200mlに1時間浸漬し硫酸を含浸させ、濾
過、乾燥した。実施例4と同様の手順で触媒を得た。得
られた触媒を使用して、実施例4と実質的に同様な条件
で反応を行った。テトラヒドロフランの転化率および生
成物の色を表1に示す。
え、攪拌しながら10%アンモニア水溶液でpH8に調
節し、黄褐沈殿物を得る。濾別、水洗、乾燥して水酸化
鉄の粉末を得た。該水酸化鉄粉末50gを0.1Nの硫
酸溶液200mlに1時間浸漬し硫酸を含浸させ、濾
過、乾燥した。実施例4と同様の手順で触媒を得た。得
られた触媒を使用して、実施例4と実質的に同様な条件
で反応を行った。テトラヒドロフランの転化率および生
成物の色を表1に示す。
【0030】実施例6 実施例1と同様の手順で水酸化ジルコニウムの白色粉末
(50g)を得た。これを5N硫酸150mlに30分
間浸漬、濾過し、成形した。これを550℃で空気を導
入しながら6時間活性化処理して触媒41.5gを得
た。上記触媒を粉砕し、40〜80メッシュの篩で選別
した。触媒25gをスラッジ攪拌式反応器内に入れ、さ
らにテトラヒドロフラン(100g)、無水酢酸3gと
酢酸1gを加え、40℃で3.5時間反応を行った。テ
トラヒドロフランの転化率および生成物の色を表1に示
す。
(50g)を得た。これを5N硫酸150mlに30分
間浸漬、濾過し、成形した。これを550℃で空気を導
入しながら6時間活性化処理して触媒41.5gを得
た。上記触媒を粉砕し、40〜80メッシュの篩で選別
した。触媒25gをスラッジ攪拌式反応器内に入れ、さ
らにテトラヒドロフラン(100g)、無水酢酸3gと
酢酸1gを加え、40℃で3.5時間反応を行った。テ
トラヒドロフランの転化率および生成物の色を表1に示
す。
【0031】比較例2 実施例1と同様の手順で得られた水酸化ジルコニウムの
白色粉末50gを成形し、これを550℃で空気を導入
しながら6時間活性化することによって触媒約38gを
得た。これを粉砕し、40〜80メッシュの篩で選別し
て触媒粒状物を得た。得られた触媒25gをスラッジ攪
拌式反応器内に入れ、さらにテトラヒドロフラン(10
0g)、無水酢酸3gと酢酸1gを加えた後、40℃で
5.0時間反応を行った。テトラヒドロフランの転化率
および生成物の色を表1に示す。
白色粉末50gを成形し、これを550℃で空気を導入
しながら6時間活性化することによって触媒約38gを
得た。これを粉砕し、40〜80メッシュの篩で選別し
て触媒粒状物を得た。得られた触媒25gをスラッジ攪
拌式反応器内に入れ、さらにテトラヒドロフラン(10
0g)、無水酢酸3gと酢酸1gを加えた後、40℃で
5.0時間反応を行った。テトラヒドロフランの転化率
および生成物の色を表1に示す。
【0032】比較例3 ヘテロポリ酸触媒(H3 PW12 O40・1.39H 2 O)50gをス
ラッジ攪拌式反応器内に入れ、これにテトラヒドロフラ
ン(100g)を加え、40℃で反応を4時間続けた。
テトラヒドロフランの転化率および生成物の色を表1に
示す。
ラッジ攪拌式反応器内に入れ、これにテトラヒドロフラ
ン(100g)を加え、40℃で反応を4時間続けた。
テトラヒドロフランの転化率および生成物の色を表1に
示す。
【0033】比較例4 ヘテロポリ酸触媒(H 4 SiMo12 O40・1.5H 2 O)50g
をスラッジ攪拌式反応器内に入れ、さらにテトラヒドロ
フラン(100g)、無水酢酸5gと酢酸2gを加えた
後、40℃で3.5時間反応させた。テトラヒドロフラ
ンの転化率および生成物の色を表1に示す。
をスラッジ攪拌式反応器内に入れ、さらにテトラヒドロ
フラン(100g)、無水酢酸5gと酢酸2gを加えた
後、40℃で3.5時間反応させた。テトラヒドロフラ
ンの転化率および生成物の色を表1に示す。
【0034】比較例5 ヘテロポリ酸触媒(H 4 SiMo12 O40・3.45H 2 O )50
gをスラッジ攪拌式反応器内に入れ、さらにテトラヒド
ロフラン(100g)を加えた後、40℃で4時間反応
させた。テトラヒドロフランの転化率および生成物の色
を表2に示す。なお反応条件を表1に示す。
gをスラッジ攪拌式反応器内に入れ、さらにテトラヒド
ロフラン(100g)を加えた後、40℃で4時間反応
させた。テトラヒドロフランの転化率および生成物の色
を表2に示す。なお反応条件を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】上記実施例1〜6、比較例1〜5および表
1に示す結果から明らかなように、本発明の方法で使用
される触媒は、従来のスルホン酸イオン交換樹脂触媒や
ヘテロポリ酸触媒等に比べ、より優れた開環重合活性を
示している。また本発明の方法によって製造されたポリ
エーテルエステルは優れた品質を有し、無色で精製処理
を必要とせず、さらに分子量分布の幅が狭く、Mw/M
nは1.8〜2.0の範囲内にある。それに反してヘテ
ロポリ酸触媒を用いた反応では、生成物は黄色を呈し、
特別な精製処理を必要とする。
1に示す結果から明らかなように、本発明の方法で使用
される触媒は、従来のスルホン酸イオン交換樹脂触媒や
ヘテロポリ酸触媒等に比べ、より優れた開環重合活性を
示している。また本発明の方法によって製造されたポリ
エーテルエステルは優れた品質を有し、無色で精製処理
を必要とせず、さらに分子量分布の幅が狭く、Mw/M
nは1.8〜2.0の範囲内にある。それに反してヘテ
ロポリ酸触媒を用いた反応では、生成物は黄色を呈し、
特別な精製処理を必要とする。
【0037】実施例7 反応温度を30℃、反応時間を3時間とした以外は、実
施例1と同様にして反応を行った。テトラヒドロフラン
の転化率は34.5%、ポリブチルエーテルジエステル
の数平均分子量は1329、分子量分布は1.83であ
った。また生成物は無色であった。
施例1と同様にして反応を行った。テトラヒドロフラン
の転化率は34.5%、ポリブチルエーテルジエステル
の数平均分子量は1329、分子量分布は1.83であ
った。また生成物は無色であった。
【0038】実施例8 反応温度を65℃、反応気圧を3気圧とした以外は、実
施例1と同様にして反応をおこなった。テトラヒドロフ
ランの転化率は31.6%、ポリブチルエーテルジエス
テルの数平均分子量は1030、分子量分布は1.73
であった。また生成物は無色であった。
施例1と同様にして反応をおこなった。テトラヒドロフ
ランの転化率は31.6%、ポリブチルエーテルジエス
テルの数平均分子量は1030、分子量分布は1.73
であった。また生成物は無色であった。
【0039】実施例9 無水酢酸の使用量を10g、酢酸の使用量を1gとした
以外は、実施例3と同様にして反応を行なった。テトラ
ヒドロフランの転化率は41.3%、数平均分子量は1
305、分子量分布は1.95であった。また生成物は
無色であった。
以外は、実施例3と同様にして反応を行なった。テトラ
ヒドロフランの転化率は41.3%、数平均分子量は1
305、分子量分布は1.95であった。また生成物は
無色であった。
【0040】実施例10 液体原料(テトラヒドロフラン:無水酢酸:酢酸:10
0:8:3)の供給速度を2.4倍hr-1とした以外
は、実施例3と同様にして反応を行なった。テトラヒド
ロフランの転化率は28.3%、ポリブチルエーテルジ
エステルの数平均分子量は1270、分子量分布は1.
87であった。また生成物は無色であった。
0:8:3)の供給速度を2.4倍hr-1とした以外
は、実施例3と同様にして反応を行なった。テトラヒド
ロフランの転化率は28.3%、ポリブチルエーテルジ
エステルの数平均分子量は1270、分子量分布は1.
87であった。また生成物は無色であった。
【0041】実施例11 実施例1と同様にして水酸化ジルコニウムの白色粉末を
得、実施例4と同様にして水酸化チタン粉末を得た。得
られた水酸化ジルコニウム250gと水酸化チタン粉末
250gをボールミルで3時間研磨し、乾燥した。これ
を0.2N硫酸溶液1lに30分間浸漬し、硫酸を含浸
させ、これを乾燥後、押し出しによって成形した。さら
に800℃で空気を導入しながら2時間焼成して、約4
36gの触媒を得た。このようにして得た触媒を使用
し、液体原料の供給速度を4.5倍hr-1とした以外は
実施例3と同様の方法で反応を行なった。テトラヒドロ
フランの転化率は27.8%、ポリブチルエーテルジエ
ステルの数平均分子量は1639、分子量分布は1.7
3であった。また生成物は無色であった。
得、実施例4と同様にして水酸化チタン粉末を得た。得
られた水酸化ジルコニウム250gと水酸化チタン粉末
250gをボールミルで3時間研磨し、乾燥した。これ
を0.2N硫酸溶液1lに30分間浸漬し、硫酸を含浸
させ、これを乾燥後、押し出しによって成形した。さら
に800℃で空気を導入しながら2時間焼成して、約4
36gの触媒を得た。このようにして得た触媒を使用
し、液体原料の供給速度を4.5倍hr-1とした以外は
実施例3と同様の方法で反応を行なった。テトラヒドロ
フランの転化率は27.8%、ポリブチルエーテルジエ
ステルの数平均分子量は1639、分子量分布は1.7
3であった。また生成物は無色であった。
【0042】実施例12 水酸化ジルコニウム粉末の使用量を50g、水酸化チタ
ン粉末を水酸化鉄粉末450gとした以外は実施例11
と同様の方法で触媒を得、反応を行なった。テトラヒド
ロフランの転化率は29.3%、ポリブチルエーテルジ
エステルの数平均分子量は1259、分子量分布は1.
91であった。また生成物は無色であった。
ン粉末を水酸化鉄粉末450gとした以外は実施例11
と同様の方法で触媒を得、反応を行なった。テトラヒド
ロフランの転化率は29.3%、ポリブチルエーテルジ
エステルの数平均分子量は1259、分子量分布は1.
91であった。また生成物は無色であった。
【0043】
【発明の効果】本発明で使用される触媒は、たとえばテ
トラヒドロフランなどの環状エーテルの開環重合転化率
が25%以上と非常に高い。又、この触媒は、その他の
環状エーテル類、たとば4員環エーテル、1,3−ジオ
キソラン、トリオキサンなどの環状エーテルの開環重合
にも使用され、非常に高い転化率を示す。また触媒は固
形であるため反応終了後の分離が簡単に行える。したが
って従来要求されていた煩雑な触媒分離操作を必要とし
ない。しかも該触媒は繰り返しまたは連続的に用いるこ
とができる。また液状触媒と違って、反応器を腐食させ
ることもなく、大量の酸性廃棄物の処理も必要としな
い。さらに得られるポリエーテルジエステルは、分子量
分布が2.0未満と狭く、無色なので精製工程も必要と
しない。
トラヒドロフランなどの環状エーテルの開環重合転化率
が25%以上と非常に高い。又、この触媒は、その他の
環状エーテル類、たとば4員環エーテル、1,3−ジオ
キソラン、トリオキサンなどの環状エーテルの開環重合
にも使用され、非常に高い転化率を示す。また触媒は固
形であるため反応終了後の分離が簡単に行える。したが
って従来要求されていた煩雑な触媒分離操作を必要とし
ない。しかも該触媒は繰り返しまたは連続的に用いるこ
とができる。また液状触媒と違って、反応器を腐食させ
ることもなく、大量の酸性廃棄物の処理も必要としな
い。さらに得られるポリエーテルジエステルは、分子量
分布が2.0未満と狭く、無色なので精製工程も必要と
しない。
Claims (8)
- 【請求項1】 環状エーテル類の開環重合法であって、
3〜6員環の環状エーテルを原料として、反応圧力10
気圧以下、反応温度20〜80℃の条件で硫酸、硫酸ア
ンモニウムまたは亜硫酸アンモニウムを含む、周期律表
第VIII族または第IV族の元素の酸化物よりなる超
強酸固形物を触媒として用い、酸無水物および酸の混合
物を重合調整剤として、液相重合反応を行うことを特徴
とする環状エーテル類の開環重合方法。 - 【請求項2】 環状エーテル類が一般式: 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は同一または異な
っていてもよく、それぞれ水素原子または炭素数1〜4
のアルキル基を示す)で表されるテトラヒドロフラン類
化合物であることを特徴とする請求項1記載の開環重合
方法。 - 【請求項3】 酸化物が、二酸化ジルコニウム(ZrO
2 )、二酸化チタン(TiO2 )、三酸化第二鉄(Fe
2 O3 )、またはこれらの混合物であることを特徴とす
る請求項1記載の開環重合方法。 - 【請求項4】 触媒が、含浸法またはイオン交換法によ
って前記硫酸、硫酸アンモニウムまたは亜硫酸アンモニ
ウムを、担体である酸化物に含有させた硫酸根または亜
硫酸根触媒であることを特徴とする請求項1記載の開環
重合方法。 - 【請求項5】 硫酸根または亜硫酸根含有率が、0.1
〜10重量%であることを特徴とする請求項4記載の開
環重合方法。 - 【請求項6】 触媒が、300〜800℃で活性化処理
されたものであることを特徴とする請求項1記載の開環
重合方法。 - 【請求項7】 酸無水物および酸が、炭素数3〜5の有
機酸あるいは酸無水物であることを特徴とする請求項1
記載の開環重合方法。 - 【請求項8】 酸無水物の量が、環状エーテル類に対し
2〜20重量%であり、酸の量が無水酸と酸のモル比率
で10/1〜1/10の範囲にあることを特徴とする請
求項1記載の開環重合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20241794A JPH0873586A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | エーテル類の開環重合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20241794A JPH0873586A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | エーテル類の開環重合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0873586A true JPH0873586A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16457168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20241794A Pending JPH0873586A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | エーテル類の開環重合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0873586A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000009565A1 (fr) * | 1998-08-10 | 2000-02-24 | Hokkaido Electric Power Company, Incorporated | Procede pour fabriquer des derives de saccharides au moyen d'un acide extra-fort |
| JP2015013917A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 三菱化学株式会社 | ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP20241794A patent/JPH0873586A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000009565A1 (fr) * | 1998-08-10 | 2000-02-24 | Hokkaido Electric Power Company, Incorporated | Procede pour fabriquer des derives de saccharides au moyen d'un acide extra-fort |
| US6512109B1 (en) | 1998-08-10 | 2003-01-28 | Hokkaido Electric Power Company, Incorporated | Processes for producing saccharide derivatives using solid ultrastrong acid |
| JP2015013917A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 三菱化学株式会社 | ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法 |
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