JPH087369A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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Publication number
JPH087369A
JPH087369A JP14321694A JP14321694A JPH087369A JP H087369 A JPH087369 A JP H087369A JP 14321694 A JP14321694 A JP 14321694A JP 14321694 A JP14321694 A JP 14321694A JP H087369 A JPH087369 A JP H087369A
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JP
Japan
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recording power
magneto
optical disk
data
standard
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JP14321694A
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English (en)
Inventor
Atsushi Motohashi
敦 本橋
Shinichi Sato
晋一 佐藤
Toshihiko Yoshio
利彦 吉尾
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適記録パワーを決定する試し書きに要する
時間を短縮して、光磁気ディスク装置の使用効率を高め
る。 【構成】 最適記録パワー決定手段であるCPU1は、
光磁気ディスク12からメーカ名等を示すIDデータを
読取り、予め不揮発性メモリ4に対をなして複数組登録
されているIDデータ,標準データのうち一致するID
データをサーチする。次に一致したIDデータと対をな
す標準データのなかの標準記録パワーを基準に試し書き
を行い、余裕を備えた確実に書込エラーが発生しない最
適記録パワーを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光磁気ディスクを用
いて情報の記録(又は記録及び再生)を行う光磁気ディ
スク装置に関し、特に書込み(記録)時の記録パワー等
のデータを記憶又は登録させておく電気的に書換え可能
な不揮発性メモリを備えた光磁気ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を用いて情報の記録/再生を行
う光ディスク,光磁気ディスクは、従来の磁気ディスク
に比べて記録密度が遙かに高いため、小型で大容量のデ
ィスクとして広く使われるようになっている。特に光磁
気ディスクは、安価ではあるが一度記録した所には再び
記録出来ない追記型の光ディスクとは異なり、磁気ディ
スクと同様に何回でも書換え可能であるため、今後とも
有望な発展性をもっている。
【0003】しかしながら、情報の再生(読出し)は弱
いパワーのレーザ光で行うため問題はないが、記録(書
込み)時には再生時に比べて強いパワーのレーザ光が必
要になる。もし、記録パワーが不足すれば書込みが不安
定になってエラーが続出し、極端な場合は書込み不能に
なる恐れがある。
【0004】反対に記録パワーが強過ぎれば書込みは確
実に行われるが、光磁気ディスクの記録面に結像したレ
ーザ光のスポットの有効径が拡大するから、記録密度を
高めるために互いに近接して配置された周囲のビットに
影響を及ぼしてエラーの原因になる。したがって、書込
むための記録パワーは、多少の許容幅はあるが、最適な
パワーに設定しなければならない。
【0005】そのため、光磁気ディスクのメーカはその
光磁気ディスクに対して記録パワーの推奨値を発表して
いる。しかしながら、実際の最適記録パワーには製造時
の避けられないバラツキや、使用条件特に周囲温度によ
る影響があり、それにも増して挿着される光磁気ディス
ク装置の光学系の効率や光源素子例えばレーザダイオー
ドの発光効率のバラツキや温度変化が大きいから、推奨
値は一応の目安にすぎない。
【0006】したがって、個々の光磁気ディスク装置毎
に出荷調整を行い、各メーカの光磁気ディスクについて
当該装置における最適記録パワーを決定し、その時の温
度と共に光磁気ディスク装置に備えた不揮発性メモリ例
えばROMやEPROM等に登録して出荷する等の方法
がとられていた。
【0007】あるいは、必要な都度試し書きを行って最
適記録パワーを決定する方法、例えば米国特許5140
580号明細書に示されたように、記録パワーを光源素
子の最大パワーから或るステップ値で減少させながら試
し書きを繰返し、始めてエラーが発生したパワーレベル
に予め設定したマージンを加算して最適記録パワーを決
定するという提案があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】出荷調整時のデータを
用いれば、光磁気ディスクメーカの推奨値よりも精度の
高い最適記録パワーが得られる。しかしながら、光磁気
ディスク装置や光磁気ディスクが新品のうちは問題ない
が、使用中に付着するゴミや汚れ、あるいは光磁気ディ
スク自体の経時的な劣化等によって次第に記録パワーが
不足し、エラーが発生し易くなることは避けられない。
【0009】また、光磁気ディスク自体の開発が進ん
で、出荷調整時にテストしたメーカ以外の製品が用いら
れたり、同一メーカであっても性能の向上した新しい光
磁気ディスクが発売されたりすれば、不揮発性メモリに
登録した標準データでは対応することが出来ない。その
都度、或いは定期的にユーザの所にある光磁気ディスク
装置の不揮発性メモリを交換することは、実際上不可能
に近い。
【0010】上記のような場合に、米国特許51405
80号明細書に示された提案は極めて有効である。しか
しながら、該提案は最大パワーから始めてパワーを下げ
ながら試し書きを繰返すために、試し書きに要する時間
が長くなるという問題があった。
【0011】さらに、記録パワーは温度による影響を受
けるため、当初試し書きによって最適記録パワーを決定
しても使用中の温度変化例えば温度上昇等により、必ず
しも常に最適状態にあるとは保証出来ない。そのため、
加算するすマージンを大きく設定すれば、レーザダイオ
ード等が必要以上のパワーでドライブされることにな
り、劣化を早めるという問題も発生する。
【0012】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、試し書きに要する時間を短縮して光磁気ディス
ク装置の使用効率を高め、しかも確実な書込みを行うた
めの最適記録パワーが得られることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、使用する光磁気ディスクのメーカ名又は
種別名等のIDデータと、書込みのための標準記録パワ
ー及びその時の温度等の標準データとを対にして予め登
録した電気的に書換え可能な不揮発性メモリを備え、挿
着された光磁気ディスクを用いて情報の書込みを行う光
磁気ディスク装置において、電源オン時又は光磁気ディ
スク挿着時等に行われる試し書きを、挿着された光磁気
ディスクから読出されたIDデータに一致する不揮発性
メモリに登録されているIDデータと対をなす標準デー
タを基準にして行うことにより最適記録パワーを決定す
る最適記録パワー決定手段を設けたものである。
【0014】さらに、該最適記録パワー決定手段を、基
準にした標準データの標準記録パワーを中心として、そ
れぞれ予め設定された範囲内でステップ値を加算又は減
算した記録パワーについてそれぞれ試し書きを行うこと
により最適記録パワーを決定する手段とするとよい。
【0015】上記の光磁気ディスク装置において、最適
記録パワー決定手段により決定された最適記録パワー
と、不揮発性メモリに登録されている標準データの標準
記録パワーとの差が予め設定された閾値を超えた時に、
最適記録パワーと試し書き時の温度とによって該登録さ
れている標準データを更新する標準データ更新手段を設
けるとよい。
【0016】あるいは、最適記録パワー決定手段により
決定された最適記録パワーと、不揮発性メモリに登録さ
れている標準データの標準記録パワーとの差が予め設定
された閾値を超えた時に、オペレータに警告する警告手
段を設けてもよい。
【0017】また、光磁気ディスクから読出されたID
データが不揮発性メモリに登録されているIDデータの
いずれにも一致しない場合に読出されたIDデータを不
揮発性メモリに登録するID登録手段と、記録パワーを
変えながら試し書きを行って決定された最適記録パワー
を標準記録パワーとして試し書き時の温度と共に標準デ
ータを形成しID登録手段により登録されたIDデータ
と対をなすように不揮発性メモリに登録する標準データ
登録手段とを設けるとよい。
【0018】また、最適記録パワー決定手段により決定
された最適記録パワー及びその時の温度と不揮発性メモ
リに登録されている標準データの標準記録パワー及びそ
の時の温度とのそれぞれの差から記録パワーの温度補正
係数を計算する補正係数計算手段と、該手段により計算
された温度補正係数を用い情報書込み時にその時の温度
と最適記録パワーが決定された時の温度との差に応じて
最適記録パワーを補正して情報書込みのための記録パワ
ーを得るパワー補正手段とを設けてもよい。
【0019】
【作用】上記のように構成した光磁気ディスク装置は、
最適記録パワー決定手段が挿着された光磁気ディスクか
ら読出したIDデータに一致する不揮発性メモリに登録
されているIDデータと対をなす標準データを基準にし
て試し書きを行うから、短時間で容易に最適記録パワー
を決定することが出来る。
【0020】さらに、最適記録パワー決定手段が、基準
にした標準データの標準記録パワーを中心として、予め
設定された範囲内でステップ値を加算又は減算しながら
最適記録パワーを決定することにより、より短時間で確
実に最適記録パワーを決定することが出来る。いずれの
場合も最適記録パワーが短時間に決定されるから、光磁
気ディスク装置の使用効率が高まり、確実な書込みが行
われる。
【0021】上記のように決定された最適記録パワーと
標準データの標準記録パワーとの差が予め設定された閾
値を超えると、標準データ更新手段が最適記録パワーと
試し書き時の温度とを新しい標準データとして更新する
から、例えば汚れや光磁気ディスクの劣化等の経時的な
変化があっても、最適記録パワーを決定する試し書きの
回数すなわち決定に要する時間が徒に増加することがな
い。
【0022】あるいは、その差が閾値を超えると、警告
手段が表示,警報音等によってオペレータに警告する。
この場合、オペレータは直ちに標準データを更新する
か、警告の頻度が低い間は偶発的なエラーとして無視す
るかを判断して処理することが出来る。従って、閾値を
低目に設定することも可能になる。
【0023】また、新種の光磁気ディスクが挿着され場
合は読出されたIDデータが不揮発性メモリに登録され
ているIDデータのいずれにも一致しないから、ID登
録手段が読出されたIDデータを不揮発性メモリに登録
すると共に、標準データ登録手段が記録パワーを変えな
がら試し書きを行って決定された最適記録パワーとその
時の温度とを標準データとしてIDデータと対をなすよ
うに不揮発性メモリに登録する。従って、最適記録パワ
ーの決定に時間がかかるのは初回だけで、2回目以降は
既に登録されていた光磁気ディスクと同様に短時間で決
定出来る。
【0024】また、補正係数計算手段は、最適記録パワ
ー決定手段が決定した最適記録パワーと登録されている
標準データの標準記録パワーとの差を、それぞれの温度
の差で割ることにより温度補正係数を計算し、該補正係
数を用いてパワー補正手段は、使用中に温度が変化すれ
ばその変化量に応じて記録パワーを補正するから、温度
変化が生じてもその度に最適記録パワーを決定し直す必
要がなく、光磁気ディスク装置の使用効率を高め、しか
も確実な書込みが行われる。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら具体的に説明する。図1はこの発明の一実施例である
光磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0026】図1に示した光磁気ディスク装置10は、
バス(ライン)により互いに接続されたCPU1,RO
M2,RAM3,不揮発性メモリ4,I/F(インタフ
ェース)回路5,R/W(リード/ライト)制御部6,
I/O回路7、並びにR/W制御部6及びI/O回路7
にそれぞれ接続された光ヘッド8及び温度センサ9とに
よって構成され、光磁気ディスク12が着脱自在に挿着
されるようになっている。
【0027】CPU1は光磁気ディスク装置10全体の
シーケンス制御,プロセス制御及びデータ処理を行い、
後述する第1及び第2実施例では最適記録パワー決定手
段として、第3及び第4実施例では標準データ更新手段
及び警告手段として、第5実施例ではID登録手段及び
標準データ登録手段として、第6実施例では補正係数計
算手段及びパワー補正手段としてそれぞれ作用する。
【0028】ROM2はCPU1が実行するルーチンの
プログラムや定数データが予め格納されている。RAM
3は変数データや光磁気ディスク12に記録する或いは
再生されたデータ(情報)等を一時的に記憶する。CP
U1が入出力するコマンドやRAM3に記憶されたデー
タは、I/F回路5に接続されているパーソナルコンピ
ュータ,ワークステーション,文書作成装置等のホスト
マシン20に、I/F回路5を介して入出力される。
【0029】例えばフラッシュメモリ等からなる電気的
に書換え可能な不揮発性メモリ4には、挿着可能な光磁
気ディスク12の各メーカ名又は同一メーカでも性能が
異なる場合はその種類別を示すコード等からなるIDデ
ータと、光ヘッド8の図示しないレーザ光源であるレー
ザダイオードの書込み時の標準記録パワー及び標準記録
パワーを決定した時の温度である標準温度等からなる標
準データとが対をなして複数組格納されている。
【0030】R/W制御部6は光ヘッド7を制御して光
磁気ディスク12へのデータの記録/再生を行う。デー
タ記録の場合は、バスを介して入力するデータに応じて
レーザ光をオン/オフさせ、オン時のレーザ光のパワー
が指示された記録パワーを保つようにフィードバック制
御する。
【0031】データ消去の場合は、記録パワーと同程度
のパワーでレーザ光を連続出力させる。データ再生の場
合は、記録パワーより遙かに少ないパワーで偏光された
レーザ光を連続出力させ、光磁気ディスク12による反
射光を受光してその偏光面の旋回方向に応じて「0」又
は「1」を識別し、再生データとして出力する。
【0032】また、I/O回路7にはすべては図示しな
い各種の駆動制御部やセンサ群が接続されているが、セ
ンサ群を構成するセンサのうちの一種である温度センサ
9は、光磁気ディスク12又はその近傍の温度を刻々に
検出し、I/O回路7を介してバスに出力する。
【0033】図2は、最適記録パワー決定手段であるC
PU1が実行するルーチンの第1実施例を示すフロー図
である。図2に示した最適記録パワーを決定するルーチ
ンであるパワー決定Aは、光磁気ディスク装置10に光
磁気ディスク12が挿着された時、又は光磁気ディスク
12が挿着されている光磁気ディスク装置10の電源が
オンになった時のそれぞれ初期設定ルーチンのなかで実
行される。
【0034】このルーチンがスタートすると、先ずステ
ップ1で挿着されている光磁気ディスク12からIDデ
ータを読出して読出IDデータとし、次にステップ2で
不揮発性メモリ4に登録されている登録IDデータのう
ち読出IDデータと一致する登録IDデータをサーチす
る。
【0035】一致する登録IDデータが見付けられたら
ステップ3に進んで、一致したIDデータと対をなして
登録されている標準データの標準記録パワーと標準温度
とを読出して、RAM3の所定領域に記憶させる。さら
にステップ4で、RAM3上の記録パワーを基準値とし
て試し書きを行い、最適記録パワーを決定してエンドに
なる。以降はデータ記録の都度に、R/W制御部6は決
定されたRAM3上の最適記録パワーによって光ヘッド
8のレーザ光のパワーを制御する。
【0036】図3は、図2に示した第1実施例の一部を
さらに詳細にしたルーチンの一例である第2実施例を示
すフロー図であり、ステップ1乃至ステップ3は第1実
施例と同一であるから説明を省略する。
【0037】なお、次のように各値をそれぞれ定義す
る。即ち、標準記録パワーをPstd 、試し書きを行う記
録パワーをP、記録パワーを変える時に加算又は減算す
るステップ値をPs 、試し書き時にエラーが発生しない
最小記録パワーに加算して最適記録パワーとするマージ
ン値をM、得られた最適記録パワーをPmsw 、レーザダ
イオードの許容最大パワーからマージン値を引いた値す
なわちその値にマージン値を加えても許容最大パワーを
超えないパワー上限値をPmax とする。
【0038】上記の各値のうちステップ値Ps とマージ
ン値Mとを予め設定しておけば、許容最大パワーは使用
したレーザダイオードによって決まっているからパワー
上限値Pmax が設定される。試し書きの記録パワーPの
範囲の下限はゼロでもよいがエラーの発生によって自ら
限定され、その上限はパワー上限値Pmax により限定さ
れることになる。
【0039】図3に示したルーチンのパワー決定Bがス
タートし、第1実施例(図2)と同様にステップ1乃至
ステップ3が実行されると、ステップ6で記録パワーP
を標準記録パワーPstd にセットし、ステップ7で試し
書きを実行する。ステップ8でデータにエラーが発生し
たか否かを判定して、否ならステップ14にジャンプ
し、エラー発生ならばステップ9に進む。
【0040】ステップ9では記録パワーPにステップ値
Ps を加算、即ち記録パワーを1ステップアップし、ス
テップ10で新しい記録パワーPがパワー上限値Pmax
を超えたか否かを判定する。超えていれば主な原因はレ
ーザダイオード又は光磁気ディスク12の劣化、あるい
は過度の汚れであるから、ステップ11の事故処理ルー
チンにジャンプする。
【0041】否すなわちP≦Pmax であればステップ1
2に進んで試し書きを行い、ステップ13でエラー発生
か否かを判定して、エラー発生ならばステップ9に戻っ
て記録パワーPのインクリメントを繰返し、否すなわち
エラーが発生しなくなればステップ18にジャンプす
る。
【0042】ステップ8からステップ14にジャンプす
ると、記録パワーPからステップ値Ps を減算、即ち記
録パワーを1ステップダウンして、ステップ15に進ん
で試し書きを行い、ステップ16でエラー発生か否かを
判定して、エラーが発生していなければステップ14に
戻って記録パワーPのデクリメントを繰返し、エラー発
生ならばステップ17で記録パワーPを1ステップアッ
プしてステップ18に進む。
【0043】ステップ13からジャンプして来てもステ
ップ17から進んで来ても、ステップ18に入る前には
記録パワーPはエラーが発生しない最小記録パワーにな
っているから、ステップ18でマージン値Mを加算する
ことにより最適記録パワーPmsw が得られ、エンドにな
る。
【0044】マージン値Mは、初期設定時に決定した最
適記録パワーPmsw が使用中に周囲条件特に温度が変化
しても差支えないように予め設定しておくものであるか
ら、余り小さければ使用中にエラーが発生する恐れがあ
り、余り大きく設定すればパワー上限値Pmax が小さく
なって試し書きの範囲が狹くなる。
【0045】以上説明したように第1又は第2実施例に
よれば、不揮発性メモリ4に登録されている標準データ
の標準記録パワーを基準にして試し書きを行うから、許
容最大パワーからスタートしてステップダウンしながら
試し書きを行う従来の光磁気ディスク装置に比べて、試
し書きの回数が遙かに少なくて済み、それだけ最適記録
パワーの決定に要する時間が短縮される。
【0046】あるいは、従来例に比べてステップ値Ps
を小さく設定しても最適記録パワー決定に要する時間が
長くなることはなく、ステップ値Ps が小さいことによ
ってより精密に最適記録パワーPmsw を決定することが
可能になる。
【0047】図4は、標準データ更新手段であり警告手
段でもあるCPU1が実行するルーチンの第3実施例を
示すフロー図であり、図2又は図3に示した最適記録パ
ワー決定のルーチン終了後に実行されるものである。
【0048】図4に示したルーチンである標準データ更
新/警告Aがスタートすると、先ずステップ20で温度
センサ9が検出した最適記録パワー決定直後の温度Tを
I/O回路7を介して読取って、RAM3上の最適記録
パワーPmsw に隣接して記憶させる。次にステップ21
で最適記録パワーPmsw と不揮発性メモリ4に登録され
ている標準記録パワーPstd との差(の絶対値)ΔPを
計算し、ステップ22でその差ΔPが予め設定した閾値
を超えているか否かを判定して、否ならばエンドにジャ
ンプし、閾値を超えていればステップ23に進む。
【0049】ステップ23ではRAM3上の最適記録パ
ワーPmsw と温度Tとを新しい標準データとして、不揮
発性メモリ4上の旧標準データの領域に登録して更新
し、ステップ24で挿着されている光磁気ディスク12
の標準データが更新されたことを、例えば表示又は警報
音あるいはその両者によってオペレータに警告した後、
エンドになる。
【0050】この第3実施例によれば、経時的な劣化又
は汚れによって最適記録パワーが閾値を超える程変化し
た場合に、オペレータを煩わすことなく標準データが更
新されるから、最適記録パワーの経時的変化によって増
加していた試し書きの回数が減少し、決定に要する時間
が再び短縮される。また、警告によってオペレータは標
準データが更新されたことが分る。
【0051】図5は、標準データ更新並びに警告ルーチ
ンの他の例を示すフロー図であり、図4に示した第3実
施例と同一部分には同一のステップ番号を付している。
すなわち、図5に示した第4実施例である標準データ更
新/警告Bのステップ20乃至ステップ22は、第3実
施例と同一であるから説明を省略する。
【0052】ステップ22でΔP>閾値であればステッ
プ25に進んで、差ΔPが閾値を超えたことをオペレー
タに警告し、ステップ26でオペレータからの指示入力
を待機する。オペレータが標準データを更新するか、そ
の必要なしとして警告を無視するかを判断して指示する
とステップ27に進んで、オペレータの指示が標準デー
タ更新であるか否かを判定し、否であればエンドにジャ
ンプし、更新であればステップ28に進んで、図3に示
したルーチンのステップ23と同様に標準データを更新
してエンドに行く。
【0053】この第4実施例によれば、第3実施例の効
果の他に、オペレータの判断によって警告が度重なれば
標準データを更新し、警告が初回又はまれであれば偶発
的なエラーと考えて無視することが出来る。この場合は
オペレータの判断が入るから、第3実施例(図4)に比
べて差ΔPの閾値を小さく設定することも可能である。
【0054】図6は、ID登録手段であり標準データ登
録手段でもあるCPU1が実行するルーチンの第5実施
例を示すフロー図であり、図2又は図3に示した最適記
録パワー決定のルーチンの前に実行されるものである。
【0055】図6に示した新種の光磁気ディスクのID
データ並びに標準データ登録ルーチンであるID/標準
データ登録がスタートすると、ステップ30及びステッ
プ31では第1又は第2実施例(パワー決定A,B)の
ステップ1及びステップ2と同様に、挿着されている光
磁気ディスク12からIDデータを読出して読出IDデ
ータとし、不揮発性メモリ4上の登録IDデータのうち
読出IDデータと一致する登録IDデータをサーチす
る。
【0056】次にステップ32に進んで、一致する登録
IDデータが有ったか否かを判定し、有ればパワー決定
A又はB(図2又は図3)のステップ3にジャンプし、
否ならば新種の光磁気ディスクが挿着されていることに
なるから、ステップ33に進んで読出IDデータを新し
いIDデータとして不揮発性メモリ4に登録し、ステッ
プ34に進む。
【0057】ステップ34では、基準とする標準記録パ
ワーがないから、多少時間がかかっても、例えば記録パ
ワーを光源素子の最大パワーから或るステップ値で減少
させながら試し書きを繰返し、始めてエラーが発生した
パワーレベル又はエラーが発生しない最小パワーレベル
にマージン値を加算する等の方法によって最適記録パワ
ーPmsw を決定する。
【0058】決定された最適記録パワーPmsw は、その
時の温度Tと共にRAM3上に新しい標準データを形成
する。次にステップ35に進み、形成された標準データ
を、先に登録されたIDデータと対をなすように、不揮
発性メモリ4に登録してエンドに行く。
【0059】この第5実施例によれば、不揮発性メモリ
4に登録されていない新しい光磁気ディスク12が挿着
された場合は、該光磁気ディスク12に対応するIDデ
ータと標準データとが対をなして不揮発性メモリ4に登
録される。従って、初回だけは最適記録パワーの決定に
時間がかかっても、2回目以降は既に登録されていた光
磁気ディスクと同様に短時間で決定出来るようになる。
【0060】図7及び図8は、それぞれ補正係数計算手
段及びパワー補正手段であるCPU1が実行する2つの
ルーチン即ち補正係数計算及びパワー補正を示すフロー
図であり、補正係数計算は図2又は図3に示した最適記
録パワー決定のルーチン終了後に実行され、パワー補正
は補正係数計算実行後暫らく時間が経過してから随時実
行されるが、機能的には1組になって第6実施例を形成
している。
【0061】図7に示したルーチン補正係数計算が最適
記録パワーPmsw 決定後にスタートすると、先ずステッ
プ40で温度センサ9が検出した最適記録パワー決定直
後の温度Tを読取り、基準温度TkとしてRAM3に記
憶する。次にステップ41で、不揮発性メモリ4に登録
されている標準データを構成する標準記録パワーPstd
とその時の標準温度Tstd とを読出して同じくRAM3
に記憶する。
【0062】さらにステップ42で、それぞれRAM3
に記憶されている最適記録パワーPmsw と標準記録パワ
ーPstd との差を、基準温度Tkと標準温度Tstd との
差で割ることにより、記録パワーの温度補正係数Kを計
算してRAM3に記憶させ、エンドになる。
【0063】なお、予め温度補正係数Kを標準データの
一部として不揮発性メモリ4に登録させるようにすれ
ば、補正係数計算は、新種の光磁気ディスクのデータを
登録するルーチン(図6)が実行された後、温度Tと登
録された標準温度Tstd との間に差が生じた時に、1回
だけ実行してその結果を登録すれば済む。
【0064】図8に示したルーチンパワー補正は予め設
定された時間毎に実行されるが、このルーチンが実行さ
れる前には、既に説明したようにRAM3には決定され
た最適記録パワーPmsw ,基準温度Tk ,温度補正係数
Kが記憶されている。
【0065】図8に示したパワー補正がスタートする
と、ステップ45で現在の温度Tを読取り、ステップ4
6で基準温度Tk に対する読取った温度Tの差に温度補
正係数Kを乗じてパワー補正値Pc を計算する。次にス
テップ47で、計算されたパワー補正値Pc を最適記録
パワーPmsw に加算することにより、温度補正された記
録パワーPを決定してエンドになる。
【0066】この第6実施例によれば、補正係数計算の
ルーチンを実行して温度補正係数Kを求め、その係数K
を用い一定時間毎にパワー補正のルーチンを実行して記
録パワーPを補正しているから、光磁気ディスク装置1
0の電源がオンである間に温度が変化しても、常に最も
良好な記録パワーPでデータの書込みが行われる。従っ
て、最適記録パワーを決定するマージン値Mを比較的小
さく設定しても書込みのエラーが発生する恐れがない。
【0067】また、マージン値Mを比較的小さく設定す
ることにより、光ヘッド8のレーザダイオードが必要以
上のパワーを出力しなくても確実な書込みが行われ、無
理なくドライブしてその寿命を延ばすことが出来る。さ
らに、試し書きを行う記録パワーの範囲が広くなる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明による光磁
気ディスク装置は、最適記録パワーを決定するための試
し書きに要する時間が短縮されるからその使用効率が高
まり、しかも確実な書込みを行う記録パワーが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である光磁気ディスク装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1実施例である最適記録パワー決
定のルーチンを示すフロー図である。
【図3】図1に示したルーチンの一部をさらに詳細に表
した第2実施例を示すフロー図である。
【図4】この発明の第3実施例である標準データ更新並
びに警告のルーチンを示すフロー図である。
【図5】この発明の第4実施例である標準データ更新並
びに警告のルーチンの他の例を示すフロー図である。
【図6】この発明の第5実施例であるIDデータ及び標
準データ登録のルーチンを示すフロー図である。
【図7】この発明の第6実施例の一部である補正係数計
算のルーチンの一例を示すフロー図である。
【図8】この発明の第6実施例の他の一部である記録パ
ワー補正のルーチンの一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1:CPU 4:不揮発性メモリ 10:光磁気ディスク装置 12:光磁気ディスク 20:ホストマシン P:記録パワー Pmsw:最適記録パワー Ps:ステップ値 Pstd:標準記録パワー T:温度 Tk:基準温度 Tstd:標準温度 K:温度補正係数

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用する光磁気ディスクのメーカ名又は
    種別名等のIDデータと、書込みのための標準記録パワ
    ー及びその時の温度等の標準データとを対にして予め登
    録した電気的に書換え可能な不揮発性メモリを備え、挿
    着された光磁気ディスクを用いて情報の書込みを行う光
    磁気ディスク装置において、 電源オン時又は光磁気ディスク挿着時等に行われる試し
    書きを、挿着された前記光磁気ディスクから読出された
    IDデータに一致する前記不揮発性メモリに登録されて
    いるIDデータと対をなす前記標準データを基準にして
    行うことにより最適記録パワーを決定する最適記録パワ
    ー決定手段を設けたことを特徴とする光磁気ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光磁気ディスク装置にお
    いて、 前記最適記録パワー決定手段が、前記基準にした標準デ
    ータの標準記録パワーを中心として、それぞれ予め設定
    された範囲内でステップ値を加算又は減算した記録パワ
    ーについてそれぞれ前記試し書きを行うことにより最適
    記録パワーを決定する手段であることを特徴とする光磁
    気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光磁気ディスク装
    置において、 前記最適記録パワー決定手段により決定された最適記録
    パワーと、前記不揮発性メモリに登録されている標準デ
    ータの標準記録パワーとの差が予め設定された閾値を超
    えた時に、前記最適記録パワーと試し書き時の温度とに
    よって該登録されている標準データを更新する標準デー
    タ更新手段を設けたことを特徴とする光磁気ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項記載の光
    磁気ディスク装置において、 前記最適記録パワー決定手段により決定された最適記録
    パワーと、前記不揮発性メモリに登録されている標準デ
    ータの標準記録パワーとの差が予め設定された閾値を超
    えた時に、オペレータに警告する警告手段を設けたこと
    を特徴とする光磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の光磁気ディスク装
    置において、 前記光磁気ディスクから読出されたIDデータが前記不
    揮発性メモリに登録されているIDデータのいずれにも
    一致しない場合に、前記読出されたIDデータを前記不
    揮発性メモリに登録するID登録手段と、 記録パワーを変えながら前記試し書きを行って決定され
    た最適記録パワーを標準記録パワーとして試し書き時の
    温度と共に標準データを形成し、前記ID登録手段によ
    り登録されたIDデータと対をなすように前記不揮発性
    メモリに登録する標準データ登録手段とを設けたことを
    特徴とする光磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の光磁気ディスク装
    置において、 前記最適記録パワー決定手段により決定された最適記録
    パワー及びその時の温度と、前記不揮発性メモリに登録
    されている標準データの標準記録パワー及びその時の温
    度とのそれぞれの差から記録パワーの温度補正係数を計
    算する補正係数計算手段と、 該手段により計算された温度補正係数を用い、情報書込
    み時にその時の温度と前記最適記録パワーが決定された
    時の温度との差に応じて前記最適記録パワーを補正して
    情報書込みのための記録パワーを得るパワー補正手段と
    を設けたことを特徴とする光磁気ディスク装置。
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