JPH0874964A - 無段変速機 - Google Patents

無段変速機

Info

Publication number
JPH0874964A
JPH0874964A JP20684194A JP20684194A JPH0874964A JP H0874964 A JPH0874964 A JP H0874964A JP 20684194 A JP20684194 A JP 20684194A JP 20684194 A JP20684194 A JP 20684194A JP H0874964 A JPH0874964 A JP H0874964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
continuously variable
gear
variable transmission
differential mechanism
differential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20684194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Ishikawa
泰彦 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP20684194A priority Critical patent/JPH0874964A/ja
Publication of JPH0874964A publication Critical patent/JPH0874964A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動力の回転方向切換え機能を備えた小型軽
量の無段変速機を提供する。 【構成】 この発明の無段変速機3は、エンジン1の駆
動力を伝達する差動機構23と、原動機29が入力側の
差動部材39に連結され従動機31がフリー回転部材5
3に連結された変速操作手段25と、変速操作手段25
を制御し差動機構23との間で差動トルクを授受させる
変速制御手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用の無段変速機
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−165156号公報に図21
のような自動変速機301が記載され、特開平4−69
439号公報に図22のような無段変速機303が記載
されている。自動変速機301はベルト式無段変速機3
05が用られ、無段変速機303は摩擦車式無段変速機
307,309が用いられている。前者は変速プーリ3
11,313とベルト315との摩擦を利用したもので
あり、後者はディスク317,319,321,323
と摩擦ローラ325,327との摩擦を利用したもので
あるから、摩擦損失により駆動力の伝達効率が低い上に
変速範囲が狭くニュートラル迄の減速ができない。又、
自動変速機301には前後進切換機構329が設けられ
ており、無段変速機303も後進のための回転方向切換
機構が必要であるから、それだけ大型で重い。
【0003】又、図23は特開昭50−136571号
公報に記載された変速装置331である。これは、可変
容積型の油圧ポンプ333及び油圧モータ335により
差動機構337の変速比を制御するように構成されてお
り、駆動力は差動機構337を介して伝達されるから駆
動力の伝達効率が高く、その上変速範囲が広い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この変速装置
331でも前進用のクラッチ339と後進用のクラッチ
341とが設けられており、大型で重いという問題点は
解決されておらず、車室スペースが狭く燃費が悪化し、
コスト高になる。又、前後進の切換時にはクラッチ33
9,341の作動に伴うショックが生じる。
【0005】そこで、この発明は、小型軽量で車載時に
広い車室スペースが得られ燃費が向上する無段変速機の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の無段変速機
は、エンジンの駆動力を被駆動側に伝達する差動機構
と、その入力側の差動部材に連結された原動機とこの原
動機に回転駆動されると共に差動機構のフリー回転部材
側に連結された従動機とを有する変速操作手段と、従動
機の回転力と回転方向とを調節して差動機構との間で差
動トルクを授受しその変速比を制御する変速制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0007】第2発明の無段変速機は、第1発明におい
て原動機と従動機をそれぞれ油圧ポンプと油圧モータに
した変段変速機である。
【0008】第3発明の無段変速機は、第1発明におい
て原動機と従動機をそれぞれ発電機と電動モータにした
ものである。
【0009】
【作用】変速操作手段の原動機は差動機構の入力側差動
部材を介してエンジンに回転駆動されてエネルギーを発
生し、このエネルギーによって従動機を回転駆動する。
変速制御手段は従動機の回転数と回転方向とを次のよう
に制御する。
【0010】従動機によってフリー回転部材のフリー回
転を制動すると(フリー回転方向と反対の回転力を与え
る)、差動機構はエンジンの駆動力を変速して被駆動側
に伝達し、この変速比は従動機によるこの制動力を変え
ることにより調節できる。又、従動機をフリー回転速度
でフリー回転部材と共に回転させると駆動力は差動機構
で遮断される。更に、フリー回転部材の回転をフリー回
転方向に促進させると駆動力は差動機構で逆転して伝達
される。
【0011】このように図21,22,23の従来例と
異って、回転方向を切換える機構を用いずに駆動力の回
転方向切換が可能であるから、小型軽量であり、車載時
は車室スペースが広くなり燃費が向上する。
【0012】
【実施例】図1ないし図11及び図20により本発明の
第1実施例を説明する。この実施例は第2発明の構造を
含んでいる。図1のようにこの実施例は車両の変速機と
して用いられている。図20はこの実施例が用いられた
車両の動力系を示している。前後の方向はこの車両の前
後の方向であり、図1,6,7,8,9の上方はこの車
両の前方に相当する。
【0013】図20のように、この動力系は、エンジン
1,実施例の無段変速機3,プロペラシャフト5,リヤ
デフ7(後輪側に配置されたデファレンシャル装置)、
後車軸9,11、左右の後輪13,15、左右の前輪1
7,19などから構成されている。
【0014】エンジン1の駆動力は無段変速機3からプ
ロペラシャフト5を介してリヤデフ7に伝達され、左右
の後輪13,15に分配される。
【0015】図1はエンジン1と電磁クラッチ21と実
施例の無段変速機3とを示している。エンジン1の駆動
力は電磁クラッチ21を介して無段変速機3に伝達され
る。
【0016】図1と図6のように、無段変速機3はプラ
ネタリーギヤ式の差動機構23と、変速操作手段25
と、変速制御手段27とを備えている。変速操作手段2
5は油圧ポンプ29(原動機)と油圧モータ31(従動
機)とを備え、変速制御手段27は油圧アクチュエータ
33とコントロールバルブ35と、コントローラ37と
を備えている。油圧ポンプ29は回転シリンダの斜板式
のアキシャルオイルポンプであり、油圧モータ31は回
転シリンダ型の斜板式のアキシャルオイルモータであ
る。
【0017】図1のように、差動機構23は第1のイン
ターナルギヤ39(入力側の差動部材)と、軸方向にず
れて配置された前後のピニオンギヤ41,43と、ピニ
オンシャフト45,47と、前後のピニオンキャリヤ4
9,51と、第2のインターナルギヤ53(フリー回転
部材)とを備えている。
【0018】インターナルギヤ39は入力軸55を介し
て電磁クラッチ21に連結され、入力軸55はベアリン
グ57を介してトランスミッションケース59に支承さ
れている。ピニオンギヤ41,43はベアリング61を
介してピニオンシャフト45,47に支承され、ピニオ
ンシャフト45,47は前後端をピニオンキャリヤ4
9,51に支持されている。
【0019】ピニオンキャリヤ49,51は図2,3,
4のようにピニオンギヤ41,43の間を通るブリッジ
部63により一体にされており、前側のピニオンキャリ
ヤ49はベアリング65によりインターナルギヤ39に
支承され、後側のピニオンキャリヤ51は出力軸67を
介してプロペラシャフト5側に連結されている。インタ
ーナルギヤ53はベアリング69を介してピニオンキャ
リヤ51に支承され、出力軸67はベアリンク70を介
してトランスミッションケース59に支承されている。
【0020】図2のように、インターナルギヤ39は前
側のピニオンギヤ41と噛合い、図3のようにピニオン
ギヤ41,43は互いに噛合い、図4のようにインター
ナルギヤ53は、後側のピニオンギヤ43と噛合ってい
る。インターナルギヤ39,53は同じ歯数であり、ピ
ニオンギヤ41,43は同じ歯数である。
【0021】こうして、差動機構23が構成されてお
り、差動機構23は後述のようにインターナルギヤ53
のフリー回転を制限し、許容し、促進することにより、
エンジン1の駆動力を変速し、遮断し、逆転して、後輪
13,15を駆動し又はエンジン1から切離す。
【0022】図1のように、油圧ポンプ29の連結軸7
1と油圧モータ31の連結軸73はベアリング75によ
りトランスミッションケース59に支承されており、連
結軸71にはポンプギヤ77が固定され連結軸73には
モータギヤ79が固定されている。ポンプギヤ77はイ
ンターナルギヤ39の外周に形成されたギヤ81と噛合
い、モータギヤ79はインターナルギヤ53の外周に形
成されたギヤ83と噛合っている。
【0023】図6のように、連結軸71は油圧ポンプ2
9のシリンダーブロック85に固定され、連結軸73は
油圧モータ31のシリンダーブロック87に固定されて
いる。これらのシリンダーブロック85,87は相対回
転可能であると共に、リング89とシール91とにより
液密に連結されている。シリンダーブロック85,87
にはそれぞれシリンダ93,95,97,99が設けら
れ、シリンダ93,95,97,99は油路101,1
02,103,104によりそれぞれポンプの吐出側と
モータの入口側,ポンプの吸入側とモータの出口側が連
通している。
【0024】油圧ポンプ29の連結軸71は斜板105
を貫通しており、この斜板105はケーシング107側
に揺動自在に連結され、コイルばね109の付勢力と対
向する油圧アクチュエータ33の押圧力によりピストン
111,113との接触面の角度を図6,7,8,9の
ように変えることができる。又、油圧モータ31の連結
軸73は斜板115を貫通しており、この斜板115は
ケーシング107に固定され、ピストン117,119
との接触面は回転中心軸と直角な面121に対して図6
のように斜角θ1 が与えられている。
【0025】コントローラ37はシフトポジションセン
サ123,アクセル開度センサ125,エンジン回転数
センサ127,車速度センサ129などから入力する各
信号により車両の走行状態を検知し、その走行状態に応
じてコントロールバルブ35を介し油圧アクチュエータ
33の制御油圧を調節して斜板105の斜角を変える。
この斜角調整によって、差動機構23は下記のように、
ニュートラルとオーバートップとバックなどの状態にな
る。なお、電磁クラッチ21はニュートラル状態の時油
圧ポンプ29と油圧モータ31側からの回転振動を遮断
するためにコントローラ37によって開放される。又、
電磁クラッチ21は緊急時にも開放される。
【0026】こうして、無段変速機3が構成されてい
る。
【0027】次に、無段変速機3の変速機能を説明す
る。
【0028】(1)ニュートラル状態 エンジン1の駆動力は入力軸55から第1のインターナ
ルギヤ39を回転させると共に、ギヤ81とポンプギヤ
77とを介して油圧ポンプ29のシリンダーブロック8
5を回転させる。車両が前進する時第1のインターナル
ギヤ39が図2の矢印131の方向に回転すると、ピニ
オンギヤ41,43はそれぞれ矢印133,135(図
2,3)の方向に回転し、第2のインターナルギヤ53
は図4の矢印137の方向つまりインターナルギヤ39
と反対の方向に回転する。インターナルギヤ53の回転
はギヤ83とモータギヤ79とを介して油圧モータ31
のシリンダーブロック87を回転させる。
【0029】この時、油圧ポンプ29の斜板105は図
6,7のように回転中心軸と直角な面121に対して油
圧モータ31の斜板115と反対側に同じ斜角θ1 だけ
傾斜させる。油圧ポンプ29が図10の矢印139の方
向に回転するとBDC(下死点)にあるピストン111
は斜板105に押し下げられてシリンダ93の作動油を
加圧する。この油圧は油圧モータ31のシリンダ99を
加圧して膨脹させTDC(上死点)にあるピストン11
9を斜板115に押し付けてカム力によりシリンダブロ
ック87を図11の矢印141の方向に回転させる。
又、この回転に伴ってBDCにあるピストン117は図
11の矢印143の方向に回転し斜板115によって押
し下げられてシリンダ97を加圧し、この油圧はシリン
ダ95を加圧して膨脹させ、ピストン113を斜板10
5に押し付けて斜板115のカム力と反対方向のカム力
により、シリンダーブロック85を図10の矢印145
の方向に回転させる。
【0030】こうして、油圧ポンプ29と油圧モータ3
1は反対方向に回転する。ここで、コントローラ37に
より斜板105の斜角を増減すれば油圧モータ31(イ
ンターナルギヤ53)の回転数を制御することができ
る。
【0031】一方、差動機構23の出力側のピニオンキ
ャリヤ49,51には後輪13,15側の駆動抵抗が掛
っており、インターナルギヤ53をフリー回転できる状
態にすると、ピニオンギヤ41,43の自転と公転とに
よって駆動力の伝達は遮断されるから、上記のような油
圧モータ31の回転数制御によりインターナルギヤ53
をこのフリー回転数で回転させれば無段変速機3はニュ
ートラル状態になる。 (2)オーバトップ状態 この時は斜板105を図8のように回転中心軸に対して
直角にする。油圧モータ31のピストン117,119
はインターナルギヤ53に駆動されて作動油を加圧しよ
うとするが、油圧ポンプ29側で各ピストン111,1
13のストロークが斜板105に押さえられているから
移動できず、斜板115によって油圧モータ31(イン
ターナルギヤ53)の回転がロックされる。従って、差
動機構23はそのギヤ比により定った増速比でエンジン
1の駆動力を増速し後輪13,15を駆動する。
【0032】斜板105の斜角を上記ニュートラル時と
このオーバートップ時の間で調節すればニュートラルか
ら等速度状態を経てオーバートップ迄変速比を変えるこ
とができる。
【0033】(3)バック状態 この時は図9のように斜板105の斜角をθ1 より大き
いθ2 する。このように斜板105の斜角を斜板115
の斜角より大きくしたから、油圧ポンプ29の吐出圧と
吐出量は油圧モータ31より大きくなり、この大きな吐
出圧を受けて油圧モータ31は油圧ポンプ29より大き
い回転数で反対方向に回転する。従って、差動機構23
はインターナルギヤ53がフリー回転方向に増速され、
ピニオンキャリア49,51は図2,4,5の矢印14
7の入力回転の方向(矢印131)と反対方向に回転
し、車両は後進する。
【0034】無段変速機3の変速比は変速幅(最大変速
比/最少変速比)を5に設定し、一番効率の良いところ
をオーバートップ時に使うとすると増速比は0.4きざ
みで0.4〜20の範囲を使用することが有効である。
【0035】上記のバック状態で説明したように、無段
変速機3は図21,22,23の各従来例と異って切換
機構を用いずに前後進の切換を行える。又、上記のよう
に充分に高い変速比が得られるから補助的な変速機を併
用せず単独で車両の変速機を成立させることができる。
これらの理由により無段変速機3は小型軽量であり、そ
れだけ車室スペースが広くなり、燃費が向上する。
【0036】次に、図12ないし図20により本発明の
第2実施例の説明をする。この実施例は第2発明の構造
を含んでいる。この実施例の無段変速機149は第1実
施例の無段変速機3において入力部材と出力部材とを逆
にし、これに伴って油圧ポンプと油圧モータの斜角の設
定を変えたものに相当する。従って、これらの図面及び
この実施例の説明の中で第1実施例の部材等と同機能の
部材等には、同じ符号が与えられている。又、図12,
17の上方は図20の車両の前方に相当する。
【0037】図12のように差動機構23の入力軸55
は前方のピニオンキャリヤ49(入力側部材)に連結さ
れている。入力軸55にはポンプギヤ77と噛合うギヤ
81が固定されている。第1のインターナルギヤ39
(フリー回転部材)はベアリング151により入力軸5
5に支承されており、このインターナルギヤ39にはモ
ータギヤ79と噛合うギヤ83が固定されている。ギヤ
83はベアリング153を介して第2のインターナルギ
ヤ53に支承されており、インターナルギヤ53は出力
軸67に連結されている。後方のピニオンキャリヤ51
はベアリング155を介してインターナルギヤ53に支
承されている。
【0038】図13のように、インターナルギヤ39は
前側のピニオンギヤ41と噛合い、図14のようにピニ
オンギヤ41,43は互いに噛合い、図16のようにイ
ンターナルギヤ53は後側のピニオンギヤ43と噛合っ
ている。
【0039】図17のように、油圧モータ31の斜板1
15は、第1実施例とは反対方向の斜角θ3 が与えられ
ており、油圧ポンプ29の斜板105は斜板115と同
じ斜角方向にだけ揺動可能にされている。又、油圧モー
タ31は第1実施例に対して180°回転させた状態で
設定されている。又、シリンダ93,95,97,99
は油路101,102,103,104によりそれぞれ
ポンプの吐出側とモータの入口側,ポンプの吸入側とモ
ータの出口側が連通している。
【0040】油圧ポンプ29のシリンダーブロック85
が図18の矢印157の方向に回転するとBDCにある
ピストン111は斜板105に押し下げられてシリンダ
93の作動油を加圧する。この油圧は油圧モータ31の
シリンダ99を加圧して膨脹させTDCにあるピストン
119を斜板115に押し付けてカム力によりシリンダ
ーブロック87を図19の矢印159のように回転させ
る。又、この回転に伴って、BDCにあるピストン11
7は図19の矢印161のように回転し斜板115によ
って押し下げられてシリンダ97を加圧し、この油圧は
シリンダ95を加圧して膨脹させ、ピストン113を斜
板105に押し付けてカム力によりシリンダーブロック
85を図18の矢印163のように回転させる。
【0041】こうして、無段変速機149が構成されて
いる。
【0042】次に、無段変速機149の変速機能を説明
する。
【0043】(1)オーバトップ状態 この時、油圧ポンプ29の斜板105の斜角を図17の
ように回転中心線に直角な面121に対して0とする。
エンジン1の駆動力は入力軸55を介してピニオンキャ
リヤ49,51と油圧ポンプ29とに分配される。車両
前進時にピニオンキャリヤ49,51が図13の矢印1
65の方向に回転すると、インターナルギヤ39と噛合
っているピニオンギヤ41はピニオンキャリヤ49,5
1と同方向に公転しながら矢印167の方向に自転し、
図16のようにインターナルギヤ53と噛合っているピ
ニオンギヤ43はピニオンキャリヤ49,51と同方向
(矢印165)に公転しながらピニオンギヤ41の回転
力によりピニオンギヤ41と反対方向(矢印169)に
自転する。
【0044】ここで、油圧モータ31(インターナルギ
ヤ53)は斜角が0の油圧ポンプ29によって回転をロ
ックされるから、インターナルギヤ53(出力軸67)
はピニオンキャリヤ49,51の回転速度とピニオンギ
ヤ41,43の自転速度とを受けて、ピニオンキャリヤ
49,51(入力軸55)の入力回転数より高速で駆動
される。
【0045】(2)等速度状態 この時、斜板105の斜角を図17のように斜板115
と同じθ3 にする。従って、斜板105,115のカム
力とその方向が等しくなって、油圧ポンプ29と油圧モ
ータ31が等速で同方向に回転するから、インターナル
ギヤ39とピニオンキャリヤ49,51が等速回転して
差動がロックされた状態になり差動機構23はエンジン
1の駆動力を等速で伝達する。
【0046】(3)ニュートラル状態 この時、斜板105の斜角を図17のようにθ3 より大
きいθ4 にする。このθ4 は油圧モータ31が油圧ポン
プ29の2倍の速度で回転する斜角である。従って、ギ
ヤ79,83の噛合いによりインターナルギヤ39は図
13の矢印171のようにピニオンキャリヤ49,51
の倍速で先行回転する。この時ピニオンギヤ41はピニ
オンキャリヤ49,51と同じ速さ(矢印165)で回
転すると共に、図13,14の矢印173のようにイン
ターナルギヤ39の半分の速さでインターナルギヤ39
と方向に回転する。又、図14のようにピニオンギヤ4
3はピニオンギヤ41の回転により矢印175の方向に
回転するが、この回転方向はピニオンキャリヤ49,5
1が入力回転(矢印165)と反対方向に回転するとき
の自転速度と等しくなるからインターナルギヤ53と出
力軸67は静止状態になる。
【0047】(4)バッグ状態 この時、斜板105の斜角を図18のようにθ4 より大
きいθ5 する。従って、インターナルギヤ39は上記の
ニュートラル状態より高速で回転するからピニオンキャ
リヤ49,51は図13の矢印177のように入力回転
(矢印165)と反対向きに回転し、車両は後進する。
【0048】無段変速機149の変速比は変速幅を5に
設定した場合、一番効率の良いところをオーバートップ
時に使うとすると増速比は0.1きざみで範囲0.1〜
0.5で使用することが車両適用上有効である。
【0049】上記バック状態で説明したように、この無
段変速機149は図21,22,23の各従来例と異っ
て切換機構を用いずに前後進の切換を行えるから、それ
だけ小型軽量であり、車室スペースが広くなり燃費が改
善される。又、上記のように変速比が比較的低いから低
トルクエンジンを用いた軽量車への適用が安易である。
又、変速操作手段25と差動連結した差動機構23をピ
ニオンキャリヤ入力にしたから油圧ポンプ29と油圧モ
ータ31の回転数が低く抑えられ耐久性の面で有利であ
ると共に、前進からニュートラル、停止、後進の間で円
滑な変速が可能である。更に、変速比を上げるためにフ
ァイナルギヤ機構などと組合わせる場合はそのギヤ比の
選定を変えることにより、無段変速機149を変えず
に、広い変速比範囲に対応できる。
【0050】また、原動機と従動機がそれぞれ発電機と
電動モータである第3発明においては上述した第1と第
2の実施例の油圧ポンプ29と油圧モータ31のそれぞ
れのかわりに発電機と電動モータを設けたものである。
【0051】第1,第2実施例に沿った形で述べると、
発電機はポンプギヤ77側の連結軸71に連結し、電動
モータはモータギヤ79側の連結軸73に連結する。発
電機と電動モータは互いに独立し、コントローラを介し
て電気的に制御が行われる。
【0052】発電機には駆動力の一部が入力し、発電作
用が行われる。コントローラは発電機の電力を調節する
と共に発電された電力をバッテリーに蓄電する。またコ
ントローラではシフトポジション,アクセル開度,エン
ジン回転数,車速等の各センサ信号を基に電動モータの
回転方向及び回転数を決定し、かつ電動モータの負荷制
御を行う。
【0053】従って、広範囲で変速を行うことができる
と共に、図21,22,23の各従来例と異って切換機
構を用いずに駆動力の回転方向を切換えることができる
ので小型,軽量であり車載スペースを広く取ることが可
能である。さらに第3発明においてはバッテリーに電力
として駆動力を交換することができるので、他の電装系
にこの電力を流用可能となり、第1,第2実施例よりさ
らにエネルギーロスが少ない。
【0054】
【発明の効果】この発明の無段変速機は、エンジンの駆
動力を伝達する差動機構と、原動機と従動機とをカップ
リングした変速操作手段との間で差動トルクを授受する
ように構成したから、円滑な変速が行えると共に、特別
な切換機構を用いずに回転の方向を切換えることができ
る。従って、車載時は車室スペースを広くできると元に
燃費が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すスケルトン図であ
る。
【図2】図1のA断面に相当する差動機構の断面図であ
る。
【図3】図1のB断面に相当する差動機構の断面図であ
る。
【図4】図1のC断面に相当する差動機構の断面図であ
る。
【図5】図1のD断面に相当する差動機構の断面図であ
る。
【図6】図1の実施例に用いられた変速操作手段及び変
速制御手段をしめすスケルトン図である。
【図7】ニュートラル状態での油圧ポンプの状態を示す
スケルトン図である。
【図8】オーバトップ状態での油圧ポンプの状態を示す
スケルトン図である。
【図9】バック状態での油圧ポンプの状態を示すスケル
トン図である。
【図10】油圧ポンプのストローク図である。
【図11】油圧モータのストローク図である。
【図12】本発明の第2実施例を示すスケルトン図であ
る。
【図13】図12のE断面に相当する差動機構の断面図
である。
【図14】図12のF断面に相当する差動機構の断面図
である。
【図15】図12のG断面に相当する差動機構の断面図
である。
【図16】図12のH断面に相当する差動機構の断面図
である。
【図17】図12の実施例に用いられた変速操作手段及
び変速制御手段をしめすスケルトン図である。
【図18】油圧ポンプのストローク図である。
【図19】油圧モータのストローク図である。
【図20】図1と図12の実施例を用いた車両の動力系
を示すスケルトン図である。
【図21】第1従来例の断面図である。
【図22】第2従来例の断面図である。
【図23】第3従来例の断面図である。
【符号の説明】
3,149 無段変速機 23 差動機構 25 変速操作手段 27 変速制御手段 29 油圧ポンプ(原動機) 31 油圧モータ(従動機) 39 インターナルギヤ(入力側の差動部材、フリー回
転部材) 49,51 ピニオンキャリヤ(入力側の差動部材) 53 インターナルギヤ(フリー回転部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン駆動力を被駆動側に伝達する差
    動機構と、その入力側の差動部材に連結された原動機と
    この原動機に回転駆動されると共に差動機構のフリー回
    転部材側に連結された従動機とを有する変速操作手段
    と、従動機の回転力と回転方向とを調節して差動機構と
    の間で差動トルクを授受しその変速比を制御する変速制
    御手段とを備えたことを特徴とする無段変速機。
  2. 【請求項2】 原動機と従動機がそれぞれ油圧ポンプと
    油圧モータである請求項1記載の無段変速機。
  3. 【請求項3】 原動機と従動機がそれぞれ発電機と電動
    モータである請求項1記載の無段変速機。
JP20684194A 1994-08-31 1994-08-31 無段変速機 Pending JPH0874964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20684194A JPH0874964A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 無段変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20684194A JPH0874964A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 無段変速機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0874964A true JPH0874964A (ja) 1996-03-19

Family

ID=16529951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20684194A Pending JPH0874964A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 無段変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0874964A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6530855B1 (en) Parallel hydromechanical underdrive transmission
US5207060A (en) Tandem hydraulic motor
CA2333112C (en) Variable speed vehicle powertrains
US4616478A (en) Rotatable hydrostatic transmission
JP3985875B2 (ja) 油圧−機械式変速装置
US7416045B2 (en) Dual hydraulic machine transmission
US5657629A (en) Method of changing speed and torque with a continuously variable vane-type machine
EP0309223B1 (en) Hydrostatic continuously variable transmission
CN101558252A (zh) 具有齿轮超速档的轨道传动装置
US5655370A (en) Vane-type continuously variable transmission
JPH0874964A (ja) 無段変速機
JP3612593B2 (ja) クローラ式車両の走行旋回駆動装置
US5928098A (en) Continuously variable transmission for vehicles
JP4605567B2 (ja) 油圧−機械式無段変速装置
JP4333942B2 (ja) 作業車の無段変速装置
KR20240051203A (ko) 동력 분기형 변속기, 동력 분기형 변속기를 작동하기 위한 방법 및 동력 분기형 변속기를 구비한 자동차
US3741040A (en) Hydrostatic mechanical transmission
JP3616575B2 (ja) 作業車両の走行装置
JPH0142693Y2 (ja)
GB2431441A (en) Infinitely variable transmission with speed changing electric motor
JPH02144280A (ja) 車両の動力伝達装置
GB2168791A (en) Variable-ratio power transmission mechanism
JPH10311400A (ja) 液圧式無段変速装置
JP2901242B2 (ja) 車輌用無段変速機の制御方法
AU765021B2 (en) Variable speed vehicle powertrains