JPH0874975A - リダクションギヤの潤滑構造 - Google Patents

リダクションギヤの潤滑構造

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JPH0874975A
JPH0874975A JP23934294A JP23934294A JPH0874975A JP H0874975 A JPH0874975 A JP H0874975A JP 23934294 A JP23934294 A JP 23934294A JP 23934294 A JP23934294 A JP 23934294A JP H0874975 A JPH0874975 A JP H0874975A
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spline
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output shaft
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敏雄 芦田
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    • F16H57/00General details of gearing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リダクションギヤのギヤ騒音を低減するととも
に、軸とリダクションギヤとのスプライン嵌合部を確実
に潤滑できるリダクションギヤの潤滑構造を提供する。 【構成】横置き式自動変速機において、出力軸の軸端部
にはリダクションギヤをフローティング支持するための
スプライン溝が形成され、このスプライン溝にはガバナ
駆動ギヤを有するガバナスリーブもスプライン嵌合して
いる。ガバナスリーブに内外に連通する連通部を設け、
ガバナ装置からの排油をこの連通部を介してリダクショ
ンギヤのスプライン嵌合部に導き、潤滑する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横置き式自動変速機のリ
ダクションギヤの潤滑構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】横置き式自動変速機において、入力軸と
出力軸の軸端部に互いに噛み合うリダクションギヤを固
定したものがある。ところが、リダクションギヤの歯面
で発生したギヤ音が、リダクションギヤに近接する変速
機ケースに伝播し、ケース表面から大きな放射音が発生
するという欠点があった。特に、リダクションギヤのギ
ヤ音は高周波音であり、この音がケースと共鳴し、耳障
りな騒音となっていた。
【0003】このような騒音を低減するため、リダクシ
ョンギヤを入力軸および出力軸に対してフローティング
支持したものがある(例えば実開昭58−165361
号公報)。この場合には、リダクションギヤが軸に対し
てスラスト方向に締付固定されないので、ギヤ歯面から
の振動が変速機内部で低減され、ケース表面の振動が大
幅に低減される。リダクションギヤのフローティング支
持方法としては、例えば軸にスプライン溝を形成し、こ
のスプライン溝にリダクションギヤをスプライン嵌合さ
せ、リダクションギヤを軸に対して抜け止めすればよ
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リダクショ
ンギヤをフローティング支持する場合、リダクションギ
ヤのスプライン嵌合部を必ず潤滑する必要がある。入力
軸系には変速用クラッチなどが支持されているので、入
力軸の軸心部に潤滑穴を形成することにより、スプライ
ン嵌合部も比較的容易に潤滑できる。しかしながら、出
力軸にはこのようなクラッチ等が支持されないことが多
く、リダクションギヤのスプライン嵌合部のみを潤滑す
る軸心穴を出力軸に設けることはコスト上昇を招く結果
となる。そこで、出力軸の外周からリダクションギヤの
スプライン嵌合部に潤滑油を導くことになるが、出力軸
は変速機ケース内の比較的上部に配置されるため、出力
軸がケース内の油面よりかなり高い位置にあり、リダク
ションギヤのスプライン嵌合部を効果的に潤滑すること
ができない。
【0005】そこで、本発明の目的は、リダクションギ
ヤのギヤ騒音を低減するとともに、軸とリダクションギ
ヤとのスプライン嵌合部を確実に潤滑できるリダクショ
ンギヤの潤滑構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力軸および出力軸が車幅方向に配設さ
れ、入力軸および出力軸の軸端部に互いに噛み合うリダ
クションギヤがスラスト方向にフローティング支持され
た横置き式自動変速機において、上記出力軸の軸端部に
はリダクションギヤをスプライン嵌合するためのスプラ
イン溝が形成され、このスプライン溝にはガバナ駆動ギ
ヤを有するガバナスリーブがスプライン嵌合しており、
上記ガバナスリーブに内外に連通する連通部を設け、ガ
バナ装置からの排油を上記連通部を介してリダクション
ギヤのスプライン嵌合部に導くように構成したものであ
る。
【0007】
【作用】ガバナ装置の排油はガバナ駆動ギヤを潤滑する
とともに、ガバナスリーブの周囲に溜まる。この溜まっ
た油はガバナスリーブに形成された連通部を通って出力
軸のスプライン溝に流れ込み、スプライン溝にそって流
れてリダクションギヤのスプライン嵌合部を潤滑する。
【0008】
【実施例】図1は本発明にかかる潤滑構造を備えた前進
3速・後退1速の自動変速機の概略を示す。この自動変
速機は、入力軸1〜3と出力軸4とが車幅方向に配置さ
れた横置き式のものであり、大略、トルクコンバータ
5、2個のクラッチC1 ,C2 、2個のブレーキb1
2 、b1 ブレーキを締結,解放するサーボピストン
6、ラビニヨウ型遊星歯車機構7、ワンウェイクラッチ
OWC および差動装置8などを備えている。
【0009】遊星歯車機構7の第1サンギヤ7aは、C
1 クラッチを介して第1入力軸1と連結されており、第
2サンギヤ7bは第2入力軸2およびC2 クラッチを介
して第1入力軸1と連結されている。キャリヤ7cはB
2 ブレーキおよびワンウェイクラッチOWC を介してケー
ス9と連結されている。なお、ワンウェイクラッチOWC
はキャリヤ7cの正転(エンジン回転方向)のみを許容
する。上記キャリヤ7cは軸長の長いロングピニオン7
dと軸長の短いショートピニオン7eとを支持してお
り、第1サンギヤ7aはロングピニオン7dと噛み合
い、第2サンギヤ7bはショートピニオン7eを介して
ロングピニオン7dと噛み合っている。ロングピニオン
7dのみと噛み合うリングギヤ7fは第3入力軸3を介
してリダクションギヤ10に接続されている。
【0010】出力軸4のエンジンとは反対側の軸端部に
は、上記リダクションギヤ10と噛み合うリダクション
ギヤ11が支持されており、エンジン側の軸端部には終
減速ギヤ12が一体に形成されている。終減速ギヤ12
は差動装置8のリングギヤ8aと噛み合っている。な
お、図1は展開図であり、出力軸4が入力軸1〜3の下
方に配置されているが、実際には出力軸4は入力軸1〜
3よりやや上部に配置されている。
【0011】第3入力軸3の軸端部には、図2のように
スプライン溝3aが形成されており、このスプライン溝
3aに上記リダクションギヤ10がスプライン嵌合し、
かつスナップリング13によって抜け止めされている。
そのため、リダクションギヤ10はスラスト方向には締
付固定されておらず、フローティング支持されている。
また、出力軸4の軸端部にもスプライン溝4aが形成さ
れており、このスプライン溝4aにリダクションギヤ1
1がスプライン嵌合し、かつロックナット14によって
抜け止めされている。ロックナット14は出力軸4の段
部に当たっているため、リダクションギヤ11にはロッ
クナット14の締付力が作用せず、リダクションギヤ1
1も出力軸4に対してフローティング支持されている。
【0012】なお、リダクションギヤ10,11を軸
3,4にフローティング支持する方法としては、実施例
のようにスナップリング13またはロックナット14に
よって抜け止めする方法のほか、例えばリダクションギ
ヤ11とロックナット14との間に金属製または非金属
製の緩衝剤を配置し、リダクションギヤ11のスラスト
方向の動きを抑制するようにしてもよい。
【0013】上記リダクションギヤ10,11と対面す
るケース9の軸端部側の開口部はカバー9aで閉じられ
ている。従来では、リダクションギヤ10,11のギヤ
振動がカバー9aと共鳴し、大きな騒音を発生していた
が、本発明ではリダクションギヤ10,11がフローテ
ィング支持されているため、リダクションギヤ10,1
1のギヤ振動がカバー9aに伝わりにくくなり、カバー
9aからの放射音は大幅に低減された。
【0014】第3入力軸3に支持されたリダクションギ
ヤ10のスプライン嵌合部の潤滑は、この入力軸3に形
成された軸心穴3bを介して行われる。一方、出力軸4
に支持されたリダクションギヤ11のスプライン嵌合部
は、後述するガバナ装置20の排油を利用して潤滑され
る。
【0015】出力軸4は2個の軸受15,16によって
ケース9に対して回転自在に支持されている。これら軸
受15,16の間に、ガバナ装置20からドレーンされ
た油を一時的に溜める貯留空間18が形成される。上記
軸受15はリダクションギヤ11のエンジン側に隣接し
て配置されており、軸受15のエンジン側側部、つまり
貯留空間18の内部にはガバナスリーブ17が配置され
ている。このガバナスリーブ17の一端部内周には、図
3のように出力軸4のスプライン溝4aに嵌合するスプ
ライン歯17cが形成されている。ガバナスリーブ17
のスプライン歯17bを形成した端部には連通部の一例
である切欠17bが1個または複数個形成され、他端部
にはガバナ装置20を駆動するためのねじ歯車よりなる
ガバナ駆動ギヤ17aが設けられている。なお、ガバナ
スリーブ17の連通部としては、切欠17bに限らず、
内外を連通する穴であってもよく、ガバナスリーブ17
の外周部に溜まった油をスプライン溝4aに供給できる
ものであれば、いかなる構造でもよい。
【0016】ガバナ装置20は公知の構造よりなり、図
4に示すように、変速機ケース9の縦穴9bに回転自在
に挿入されたガバナシャフト21を備え、このガバナシ
ャフト21の外周には上記ガバナ駆動ギヤ17aと噛み
合うガバナ従動ギヤ21aが形成されている。ガバナシ
ャフト21の上部にはバルブボデー22が固定されてお
り、このバルブボデー22内にはガバナバルブ23がガ
バナシャフト21の軸線と直交方向に摺動自在に配置さ
れている。さらに、ガバナバルブ23の内側には一端に
ガバナウエイト25を取り付けたシャフト24が摺動自
在に挿通されており、このシャフト24の他端にはスト
ッパ部24aが一体形成されている。ストッパ部24a
とガバナバルブ23との間にはリターンスプリング26
が配置されている。また、バルブボデー22の上記ガバ
ナウエイト25との対称位置にはバランスウエイト27
が固定されている。
【0017】上記バルブボデー22を含むガバナシャフ
ト21の上部は上方に開口した変速機ケース9の空所9
cに収容されている。そして、上記空所9cの上側開口
は蓋28によって閉鎖されている。
【0018】ガバナシャフト21の軸心部にはパイプ2
9が挿着され、このパイプ29内にはライン圧PL が導
入されている。導入されたライン圧PL はバルブボデー
22のポート22aに送られ、上記ガバナバルブ23に
よってガバナシャフト21の回転速度に応じたガバナ油
圧PG に調圧される。ガバナ油圧PG はポート22bか
ら上記パイプ29の外側を通って図示しない油圧制御装
置へと送られる。また、バルブボデー22のポート22
cからドレーンされた油は、空所9cからケース9の連
通穴9dを通って流れ落ち、ガバナギヤ17a,21a
を潤滑した後、貯留空間18に溜められる。貯留空間1
8に流れ込んだドレーン油は、図4に一点鎖線で示すよ
うに、ガバナスリーブ17の下端より上位の油面Lまで
溜められるので、そのドレーン油の一部は、図2に矢印
で示すようにガバナスリーブ17の切欠17bを通って
スプライン溝4aへ流れ込む。そして、スプライン4a
に沿って軸方向へ流れ、リダクションギヤ11のスプラ
イン嵌合部を潤滑する。なお、貯留空間18のドレーン
油は、軸受15,16の隙間を通ってケース9内の他の
部位へ徐々に流れ出るため、貯留空間18全体が油で満
たされることはない。
【0019】上記のように、出力軸4は変速機ケース9
内の比較的上部に配置されているため、その軸端部側
(ロックナット14側)からスプライン溝4aを潤滑す
るのは困難であるが、上記のようにガバナ装置20から
ドレーンされる油をガバナスリーブ17の切欠17bを
介してスプライン溝4aに導いているので、フローティ
ング支持されたリダクションギヤ11のスプライン嵌合
部を効率よく潤滑でき、フレッティング摩耗を確実に防
止できる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、出力軸の軸端部に設けたスプライン溝にリダク
ションギヤをフローティング支持するようにしたので、
リダクションギヤのギヤ振動によるケースの共鳴を少な
くでき、騒音を低減できる。また、出力軸のスプライン
溝にはリダクションギヤだけでなくガバナスリーブもス
プライン嵌合しており、ガバナ装置からの排油をガバナ
スリーブに設けた連通部を介してスプライン嵌合部に導
くようにしたので、フローティング支持されたリダクシ
ョンギヤのスプライン嵌合部を確実に潤滑でき、フレッ
ティング摩耗を防止できる。しかも、ガバナスリーブに
連通部を形成するのみで、スプライン嵌合部を潤滑する
ための格別の油路や油のかき上げ手段などを設ける必要
がないので、安価に構成できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる潤滑構造が適用される自動変速
機の一例のスケルトン図である。
【図2】図1に示された自動変速機の一部の具体的な拡
大断面図である。
【図3】ガバナスリーブの斜視図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1〜3 入力軸 4 出力軸 4a スプライン溝 9,9a ケース 10,11 リダクションギヤ 13 スナップリング 14 ロックナット 17 ガバナスリーブ 17b 切欠(連通部) 20 ガバナ装置 21 ガバナシャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力軸および出力軸が車幅方向に配設さ
    れ、入力軸および出力軸の軸端部に互いに噛み合うリダ
    クションギヤがスラスト方向にフローティング支持され
    た横置き式自動変速機において、 上記出力軸の軸端部にはリダクションギヤをスプライン
    嵌合するためのスプライン溝が形成され、 このスプライン溝にはガバナ駆動ギヤを有するガバナス
    リーブがスプライン嵌合しており、 上記ガバナスリーブに内外に連通する連通部を設け、ガ
    バナ装置からの排油を上記連通部を介してリダクション
    ギヤのスプライン嵌合部に導くように構成したリダクシ
    ョンギヤの潤滑構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017093203A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 日野自動車株式会社 ハイブリッドシステム用油冷装置
CN112211961A (zh) * 2020-10-26 2021-01-12 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种横置变速器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017093203A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 日野自動車株式会社 ハイブリッドシステム用油冷装置
CN112211961A (zh) * 2020-10-26 2021-01-12 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种横置变速器

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