JPH0875144A - ガス燃焼機器 - Google Patents

ガス燃焼機器

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JPH0875144A
JPH0875144A JP23206794A JP23206794A JPH0875144A JP H0875144 A JPH0875144 A JP H0875144A JP 23206794 A JP23206794 A JP 23206794A JP 23206794 A JP23206794 A JP 23206794A JP H0875144 A JPH0875144 A JP H0875144A
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JP
Japan
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gas
hot water
type
burner
fuel
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JP23206794A
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English (en)
Inventor
Masaru Kodama
勝 児玉
Isao Aoyama
功 青山
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料ガスのインプット量をノズル背圧に拘ら
ず確実に制御してノズル交換を不要とし、最適な燃焼状
態で使用できるガス燃焼機器を提供すること。 【構成】 熱交換器3に給水管1および出湯管2を配管
し、この熱交換器3を加熱するガスバーナ4への給ガス
管9に容積型ポンプVPを設け、容積型ポンプVPとガ
スバーナ4への送風ファン5とをコントローラ10によ
り制御するようにした。ガス種コネクタ12の取付また
はガス種判別処理の実行によりガスバーナ4に供給され
るガスの種類がコントローラ10に入力され、ノズル交
換なくしてガスの種類に対応して適切な燃焼制御を行
い、設定した温度の出湯を安定して得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送風ファンを有する強
制燃焼式のガス燃焼機器に関し、さらに詳しくは、ガス
バーナへの燃料供給系統に設けられ燃料ガスの供給量を
増減する燃料制御弁の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばガス給湯器等のようなガス
使用器具に、この種の強制燃焼式のガス燃焼機器が使用
されている。これの一例の概略構成を図12により説明
する。図12に示されるガス給湯器は、給水管51と出
湯管52とが配管される熱交換器53と、この熱交換器
53を流れる水を加熱するためのガスバーナ54と、こ
のガスバーナ54に燃焼用の空気を供給するための送風
ファン55とを備えている。
【0003】そして、給水管51には水の流れを検知す
る水流スイッチ56を、また出湯管52には出湯をオン
オフする給湯栓57のほかに出湯温度を検知する出湯サ
ーミスタ58を設け、さらにガスバーナ54への燃料供
給系(給ガス管59)には燃料ガスの供給を遮断する元
電磁弁SVとガスの流量調整をする比例制御弁PVとを
備え、これらはバーナコントローラ60に接続されてい
る。そして、給ガス管59の先端には、供給されたガス
をガスバーナ54内に導くノズル66が取り付けられて
いる。また、リモコン61によりバーナコントローラ6
0に出湯温度の設定を指令できるようになっている。そ
して、本願に直接関連するものとして、バーナコントロ
ーラ60に設けられたガス種コネクタ62がある。
【0004】図13は、このガス給湯器の制御ブロック
図である。前述の水流スイッチ56、出湯サーミスタ
(出湯温度検出部)58、リモコン(出湯温度設定部)
61の信号はバーナコントローラ(燃焼制御部)60へ
送られ、このバーナコントローラ60からの指令信号に
より元電磁弁SVの駆動回路63や比例制御弁PVの駆
動回路64、あるいは送風ファン55のモータMの駆動
回路65が制御される。尚、このバーナコントローラ6
0に設けられたガス種コネクタ(ガス種設定部)62
は、給ガス管59を通してガスバーナ54に供給される
燃料ガスの種類をバーナコントローラ60に指示するも
のである。燃料ガスの種類により求められるガスインプ
ット量やガス/空気比が異なるからである。
【0005】次に、前記の概略構成および制御ブロック
を有するガス給湯器における燃焼制御の概略を図14の
フローチャートにより説明する。水流スイッチ56がオ
ン信号を発すると燃焼制御が開始され、まずステップ
(以下、「S」と記す)51においてガスバーナ54の
緩点火処理を行なう。次にS52において出湯サーミス
タ58により出湯温度を検出する。そしてS53におい
て燃料ガスの必要なインプット量を演算する。この演算
は、S52で検知した出湯温度を基に、その温度がリモ
コン61の設定温度となるようにPID演算によりなさ
れる。尚、そのインプット量に対し最適のガス/空気比
を与えるための送風ファン55の出力も演算される。そ
の際ガス種コネクタ62が示す燃料ガスの種類も考慮さ
れる。S54においては、S53での算出値に基づき駆
動回路64を介して比例制御弁PVを制御する。S55
においては、同様にS53での算出値に基づき駆動回路
65を介して送風ファン55のモータMを制御する。
【0006】そしてS56において、水流スイッチ56
がオフされているか否かを判断する。水流スイッチ56
がオフでない、即ち水が流れ続けていると判断されたと
きは(S56:No)、S52へ戻り出湯温度検知以下
の操作をさらに続けて行う。S56で水流スイッチ56
がオフであると判断されたときは(S56:Yes)、
S57へ進んでガスバーナ54の燃焼を停止する。かく
して燃焼制御は終了する。このガス給湯器は、ガス種コ
ネクタ62の交換により種々の燃料ガスに対応できるこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のガス燃焼機器には以下のような問題点があった。即
ち図12のガス給湯器では、ガス種コネクタ62の交換
により燃料ガスの種類に対処するようにしており、バー
ナコントローラ60は当該ガス種の発熱量および理想空
燃比を考慮して、設定出湯温を得るためのガスインプッ
ト量と送風量とを決定し、比例制御弁PVとモータMと
を制御する。
【0008】ところがこれらの制御のみでは、ガス種に
よっては温水から熱湯に至る広範な温度範囲で安定した
燃焼状態が得にくい場合がある。例えばノズル66の背
圧が低いような状況下では、比例制御弁PVの開度調整
のみでは所望のガスインプット量が得にくくガスバーナ
54の燃焼が極めて不安定となる。具体的には、消炎し
やすかったり、燃焼音が発生したり、あるいは不完全燃
焼が起こって一酸化炭素ガスが発生したり等の不具合が
あった。このため実際には、ガス種コネクタ62のほか
にノズル66も使用する燃料ガスの種類に応じて交換す
る必要があった。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、燃
料ガスのインプット量をノズル背圧に拘らず確実に制御
できる容積型ポンプを用いて調整することとしてノズル
交換を不要とし、かつPID制御またはフィードフォワ
ード/フィードバック制御により応答性よくかつ最適な
燃焼状態で使用できるガス燃焼機器を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明のガス燃焼機器(1)は、燃料ガスを燃焼するガ
スバーナと、ガスバーナへ燃料ガスを供給するガス供給
経路と、ガスバーナへ空気を供給する送風装置とを有す
るガス燃焼機器において、前記ガス供給経路に設けられ
ガスバーナへの燃料ガスの供給量を調整する容積型燃料
ポンプと、前記燃料ガスの種類に応じて前記ガスバーナ
への燃料ガスの供給量と空気の送風量とを決定する制御
手段と、前記制御手段の決定値に基づいて前記容積型燃
料ポンプを駆動するポンプ駆動回路と、前記制御手段の
決定値に基づいて前記送風装置を駆動するファン駆動回
路とを有してなることを特徴とする構成とされる。
【0011】また、本発明のガス燃焼機器(2)は、ガ
スバーナで発生した熱を内部の水に伝える熱交換器と、
熱交換器へ水を供給する給水管と、熱交換器から湯を送
出する出湯管と、前記出湯管に設けられ湯温を検知する
出湯温度検知手段と、前記出湯管における設定温度を設
定する温度設定手段とを有し、前記制御手段が、前記出
湯温度検知手段による検知湯温が前記温度設定手段によ
る設定温度となるように前記ガスバーナへの燃料ガスの
供給量と空気の送風量とを決定することを特徴とする
(1)の構成とされる。
【0012】また、本発明のガス燃焼機器(3)は、前
記燃料ガスの種類を指示するガス種指示手段を有し、前
記制御手段が、前記ガス種指示手段が指示したガス種に
応じて、前記ガスバーナへの燃料ガスの供給量と空気の
送風量とを決定することを特徴とする(2)の構成とさ
れる。また、本発明のガス燃焼機器(4)は、前記給水
管に設けられ水の流量を検知する流量検知手段と、前記
給水管に設けられ水温を検知する給水温度検知手段と、
前記流量検知手段が検知した流量と前記給水温度検知手
段が検知した給水温度と前記出湯温度検知手段が検知し
た出湯温度と前記燃料ガスの供給量とから前記ガスバー
ナへ供給される燃料ガスの種類を判別するガス種判別手
段とを有し、前記制御手段が、前記ガス種判別手段が判
別したガス種に応じて、前記ガスバーナへの燃料ガスの
供給量と空気の送風量とを決定することを特徴とする
(2)の構成とされる。
【0013】
【作用】このような構成を有する本発明のガス燃焼機器
(1)によれば、制御手段はガス供給経路からガスバー
ナへ供給される燃料ガスの種類に応じてガスバーナへの
燃料ガスの供給量と空気の送風量とを決定する。そして
その決定値に基づいて、ポンプ駆動回路が容積型燃料ポ
ンプを駆動して燃料ガスの供給量を正確に調整し、ファ
ン駆動回路が送風装置を駆動して送風量を調整する。か
くしてガスバーナでの適切な燃焼が図られる。
【0014】また、本発明のガス燃焼機器(2)によれ
ば、出湯温度検知手段の検知湯温に基づいて、制御手段
がガス供給経路からガスバーナへ供給される燃料ガスの
種類に応じて、出湯温度が温度設定手段による設定温度
となるようにガスバーナへの燃料ガスの供給量と空気の
送風量とを決定する。そしてその決定値に基づいて、ポ
ンプ駆動回路が容積型燃料ポンプを駆動して燃料ガスの
供給量を正確に調整し、ファン駆動回路が送風装置を駆
動して送風量を調整する。かくして設定温度の出湯が得
られる。
【0015】また、本発明のガス燃焼機器(3)では、
ガス種指示手段が、ガスバーナへ供給される燃料ガスの
種類を制御手段に指示し、その指示されたガス種に応じ
てガス燃焼機器(2)のように燃焼制御される。また、
本発明のガス燃焼機器(4)では、まず、容積型燃料ポ
ンプと送風装置とが所定の条件で駆動され、そのときに
流量検知手段が検知する給水管の流量と、給水温度検知
手段が検知する給水温度と、出湯温度検知手段が検知す
る出湯温度と、燃料ガスの供給量とから、ガス種判別手
段が燃料ガスの種類を判別する。そして、その判別され
たガス種に応じて制御手段が燃焼制御する。
【0016】
【実施例】以下に、本発明をガス給湯器として具体化し
たいくつかの実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1に、本発明の第1実施例に係るガス給湯器の構成を
示す。このガス給湯器は、給水管1と出湯管2とが配管
される熱交換器3と、この熱交換器3を流れる水を加熱
するためのガスバーナ4と、このガスバーナ4に燃焼用
の空気を供給するための送風ファン5と、ガスバーナ4
に燃料ガスを供給する給ガス管9とを備えている。
【0017】そして、給水管1には水の流れを検知する
水流スイッチ6を、また出湯管2には出湯をオンオフす
る給湯栓7のほかに出湯温度を検知する出湯サーミスタ
8を設け、さらにガスバーナ4への燃料供給系(給ガス
管9)には燃料ガスの供給を遮断する元電磁弁SVとガ
スの流量調整をする容積型ポンプVPとを備え、これら
はバーナコントローラ10に接続されている。そして、
給ガス管9の先端には、供給されたガスをガスバーナ4
内に導くノズル16が取り付けられている。また、リモ
コン11によりバーナコントローラ10に出湯温度の設
定を指令できるようになっている。そして、バーナコン
トローラ10には、燃料ガスの種類を指示するガス種コ
ネクタ12を取り付けるようになっている。
【0018】容積型ポンプVPについて説明する。この
ガス給湯器では、ガスバーナ4への燃料ガスの供給の流
量調整手段として容積型ポンプVPを使用する。容積型
ポンプVPは、回転数を制御することにより背圧の如何
に拘らずガスの供給を確実に所望の流量に調整できる利
点を有している。容積型ポンプには、オーバル歯車ポン
プ、ルーツポンプ、ロータリベーンポンプ等の種類があ
り、いずれを使用しても差し支えない。
【0019】まず、オーバル歯車ポンプについて、その
概略を図4により説明する。オーバル歯車ポンプは外部
のケーシング41と、その内部に回転可能に設けられた
2つのオーバルギア44、45により構成される。オー
バルギア44、45の回転軸42、43は、互いに平行
にケーシング41内に固定して設けられている。オーバ
ルギア44、45は楕円断面を有し周面に歯を刻んだ歯
車であり、頂点でケーシング41の内面に接する。そし
て、オーバルギア44と45とは常に中央の1箇所で噛
み合うようになっており、矢印で示すように互いに逆回
転する。また、オーバルギア44、45のいずれかが図
中垂直になると、その両端の頂点がケーシング41の内
面に接する。従ってこのとき、図4(a)の右側、
(c)の左側のようにケーシング41との間に密閉空間
46が生ずる。
【0020】オーバルギア44、45を回転させると、
IN側に印加される流体(ここでは燃料ガス)は、ケー
シング41とオーバルギア44又は45との間に引き込
まれ(図4(b)の左側)、密閉空間46に封入される
(図4(c)の左側)。更に回転を続けると、図4
(b)の右側に見るように密閉空間46からOUT側へ
送出される。オーバルギア44又は45が1回転する間
に合計4つの密閉空間46が流体を運ぶ。従って、オー
バル歯車ポンプを通過する流体の流量p(m3 /分)
は、密閉空間46の容積をv(m3 )、回転数をs(回
転/分)としたときに、 p = 4vs (m3 /分) (1) で表され、背圧等にはほとんど影響されない。
【0021】次に、ルーツポンプの概略を図5に示す。
図5のルーツポンプは、図4のオーバル歯車ポンプのオ
ーバルギア44、45を瓢箪形の回転子47、48で置
き換えたものであり、オーバル歯車ポンプと同様の働き
をする。流量pを求める(1)式も同様に成り立つ。次
に、ロータリベーンポンプの概略を図6に示す。図6の
ロータリベーンポンプは、外部のハウジング49と、内
部のロータ50と、ロータ50に摺動可能に設けられた
2つのベーン51、51とを有する。ハウジング49の
内面とロータ50の外面と2つのベーン51、51とに
より密閉空間52が形成される。ロータ50を回転させ
るとベーン51、51も伴って回転する。このため密閉
空間52も移動して流体がIN側からOUT側へ運搬さ
れる。図6のものではベーン51が2つ設けられている
ことからロータ50が1回転する間に4つの密閉空間5
2が作用し、従って(1)式が成り立つ。
【0022】図2に、このガス給湯器の制御系統をブロ
ック図にて示す。前述の水流スイッチ6、出湯サーミス
タ(出湯温度検出部)8、リモコン(出湯温度設定部)
11の信号はバーナコントローラ(燃焼制御部)10へ
送られ、このバーナコントローラ10からの指令信号に
より元電磁弁SVの駆動回路13や容積型ポンプVPの
モータM1の駆動回路14、あるいは送風ファン5のモ
ータM2の駆動回路15が制御される。バーナコントロ
ーラ10には、燃料ガスの種類に応じて、リモコン11
で設定した温度を得るためのガスインプット量と送風量
とを演算するプログラムが内蔵されている。
【0023】尚、このバーナコントローラ10に設けら
れたガス種コネクタ(ガス種設定部)12は、給ガス管
9を通してガスバーナ4に供給される燃料ガスの種類を
バーナコントローラ10に指示するものである。燃料ガ
スの種類により求められるガスインプット量やガス/空
気比が異なるからである。通常は、ガス給湯器を据え付
ける際に、その場所に供給されているガスの種類に応じ
たガス種コネクタ12をセットする。
【0024】次に、前記の構成および制御ブロックを有
するガス給湯器における燃焼制御の概略を図3のフロー
チャートにより説明する。給湯栓7を開くと、水流スイ
ッチ6がオン信号を発して燃焼制御が開始される。まず
S1において、ガスバーナ4の緩点火処理を行なう。次
に、S2において出湯サーミスタ8により出湯温度を検
出する。そしてS3において燃料ガスの必要なインプッ
ト量を演算する。この演算は、S2で検知した出湯温度
を基に、その温度がリモコン11の設定温度となるよう
にPID演算によりなされる。即ちフィードバック制御
である。尚、そのインプット量に対し最適のガス/空気
比を与えるための送風ファン5の出力も演算される。そ
の際ガス種コネクタ12が示す燃料ガスの種類も考慮さ
れる。この演算は、コントローラ10にて行う。
【0025】S4においては、S3での算出値に基づき
駆動回路14を介して容積型ポンプVPのモータM1を
制御する。適切な流量の燃料ガスをインプットするため
である。S5においては、同様にS3での算出値に基づ
き駆動回路15を介して送風ファン5のモータM2を制
御する。適切な流量の空気を供給するためである。そし
てS6において、水流スイッチ6がオフされているか否
かを判断する。水流スイッチ6がオフでない、即ち水が
流れ続けていると判断されたときは(S6:No)、給
湯栓7が閉じられていないので、S2へ戻り出湯温度検
知以下の操作をさらに続けて行う。S6で水流スイッチ
6がオフであると判断されたときは(S6:Yes)、
給湯栓7が閉じられているので、S7へ進んでガスバー
ナ4の燃焼を停止して過熱を防止する。かくして燃焼制
御は終了する。
【0026】前記の構成及び動作を有するガス給湯器
は、次の特徴を有している。まず、燃料ガスの供給量調
整手段として、一般的な比例弁でなく容積型ポンプVP
を使用している。容積型ポンプVPによれば、コントロ
ーラ10の指令に基づくモータM1の回転数により、ノ
ズル16の背圧に拘らず燃料ガスのインプット量を精度
よく制御できる。従って、コントローラ10におけるガ
ス種コネクタ12の交換のみで燃料ガスの種類の変更に
対処でき、ノズル16の交換を要しない。そして、コン
トローラ10で出湯サーミスタ8により検出された出湯
温度を基にフィードバック制御を行うので、リモコン1
1で設定した温度の出湯を得ることができる。
【0027】次に、第2の実施例に係るガス給湯器につ
いて説明する。図7に、本発明の第2実施例に係るガス
給湯器の構成を示す。このガス給湯器は、図1に示す第
1実施例のものとほぼ同様に、給水管1と出湯管2とが
配管される熱交換器3と、この熱交換器3を流れる水を
加熱するためのガスバーナ4と、このガスバーナ4に燃
焼用の空気を供給するための送風ファン5と、ガスバー
ナ4に燃料ガスを供給する給ガス管9とを備えている。
【0028】そして、出湯管2には出湯をオンオフする
給湯栓7のほかに出湯温度を検知する出湯サーミスタ8
を設け、さらにガスバーナ4への燃料供給系(給ガス管
9)には燃料ガスの供給を遮断する元電磁弁SVとガス
の流量調整をする容積型ポンプVPとを備え、これらは
バーナコントローラ10に接続されている。容積型ポン
プVPは、図4から6に示した第1実施例のものと同じ
ものである。そして、給ガス管9の先端には、供給され
たガスをガスバーナ4内に導くノズル16が取り付けら
れている。また、リモコン11によりバーナコントロー
ラ10に出湯温度の設定を指令できるようになってい
る。一方、給水管1に水流スイッチ6に替えて水の流量
を検知する水量センサ17が設けられている点と、同じ
く給水管1に入水温度を検知する入水サーミスタ18が
設けられている点で第1実施例のものと異なる。また、
ガス種コネクタ12の取付を要しない。
【0029】図8に、このガス給湯器の制御系統をブロ
ック図にて示す。このガス給湯器の制御系統は、制御部
21とガス種判定記憶部20とインプット判定部19と
を有するバーナコントローラ10を中心に構成される。
制御部21は、後述する種々の演算や指令を行うもので
ある。ガス種判定記憶部20は、燃料ガスの種類を判定
して記憶するものであり、ガス種の記憶のためのRAM
若しくはEEPROMを有している。インプット判定部
19は、ガス種判定記憶部20におけるガス種の判定の
ためにガスインプット量の判定を行うものである。
【0030】前述の水量センサ(入水量検出部)17、
出湯サーミスタ(出湯温度検出部)8、入水サーミスタ
(入水温度検出部)18、リモコン(出湯温度設定部)
11の信号は制御部21へ送られ、この制御部21から
の指令信号により元電磁弁SVの駆動回路13や容積型
ポンプVPのモータM1の駆動回路14、あるいは送風
ファン5のモータM2の駆動回路15が制御される。制
御部21には、燃料ガスの種類に応じて、リモコン11
で設定した温度を得るためのガスインプット量と送風量
とを演算するプログラムが内蔵されている。
【0031】また、水量センサ17、出湯サーミスタ
8、入水サーミスタ18の信号はインプット判定部19
にも送られる。インプット判定部19では、後述するガ
ス種判別処理において燃料ガスのインプット量を判定す
る。その判定結果は、ガス種判定記憶部20に送られ
る。ガス種判定記憶部20では、制御部21からのポン
プ駆動信号と前記インプット量よりガスバーナ4に供給
される燃料ガスの種類を判定して制御部21に指示す
る。燃料ガスの種類により求められるガスインプット量
やガス/空気比が異なるからである。
【0032】次に、前記の構成および制御ブロックを有
するガス給湯器における燃焼制御の概略を図9及び図1
0のフローチャートにより説明する。燃焼制御の基本フ
ローを図9に示す。給湯栓7を開き、水量センサ17が
所定の点火可能な水量以上の水量を検知すると燃焼制御
が開始される。まずS11において、ガス種の判別を行
うか否かを判断する。このガス給湯器は、第1実施例の
ものと異なりガス種コネクタ12を有しないため、原則
としてバーナコントローラ10により判別する必要があ
るからである。具体的には、ガス給湯器の電源コンセン
トが投入されてから最初の給湯か否かにより判断する。
【0033】ガス種の判別を行うと判断された場合、即
ちコンセント投入後の最初の給湯である場合には(S1
1:Yes)、S12においてガス種の判別処理を行
う。その詳細は後述する。S13では、S12で判別し
たガス種を表示する。バーナコントローラ10による判
別が正しいことを確認できるようにするためである。表
示は、リモコン11のディスプレイを利用して行う。S
11でガス種の判別を行わないと判断された場合、即ち
コンセント投入後の最初の給湯でない場合には(S1
1:No)、S14においてガスバーナ4の緩点火処理
を行う。前回の給湯の際に既にガス種の判別をしてその
結果が保存されているため改めて判別する必要がないか
らである。S13若しくはS14の処理の後、S15へ
進む。S15においては、水量センサ17により入水流
量を、入水サーミスタ18により入水温度を、出湯サー
ミスタ8により出湯温度を、それぞれ検出する。
【0034】そしてS16において燃料ガスの必要なイ
ンプット量を演算する。この演算は、S15で検知した
入水流量、入水温度及び出湯温度を基に、出湯温度がリ
モコン11の設定温度となるように、フィードフォワー
ド制御とフィードバック制御とを併用して行われる。
尚、そのインプット量に対し最適のガス/空気比を与え
るための送風ファン5の出力も演算される。その際S1
2で判別した燃料ガスの種類も考慮される。この演算
は、コントローラ10の制御部20にて行う。
【0035】ここでの演算は、まず、入水温度及び出湯
温度と設定温度とから、要求インプットを算出し、その
要求インプットに対応する容積型ポンプVPの回転数と
送風ファン5の回転数とを、予め記憶されている関数に
基づき求めることにより行う。この関数の例を図11の
グラフに示す。図11のグラフでは、13A都市ガスの
場合の容積型ポンプVPの回転数PAと送風ファン5の
回転数FA、LPガスの場合の容積型ポンプVPの回転
数PLと送風ファン5の回転数FL、とが要求インプッ
トごとに示されている。ここでは要求インプットを、可
能な最大のインプットに対する百分率で示している。な
お、関数を用いる替わりにテーブルを用いてもよい。こ
こで、13A都市ガスとLPガスとの2種類を示したの
は、これらが全体の約9割を占めているため多くはこの
2つで十分だからである。これら以外のガスを考慮する
場合にはそのガスの関数またはテーブルも用意してお
く。
【0036】S17においては、S16での算出値に基
づき駆動回路14を介して容積型ポンプVPのモータM
1を制御する。適切な流量の燃料ガスをインプットする
ためである。S18においては、同様にS16での算出
値に基づき駆動回路15を介して送風ファン5のモータ
M2を制御する。適切な流量の空気を供給するためであ
る。そしてS19において、水量センサ17の検出値が
所定の燃焼停止水量以下であるかか否かを判断する。燃
焼停止水量以下でない、即ち水が流れ続けていると判断
されたときは(S19:No)、給湯栓7が依然として
開かれているので、S15へ戻り出湯温度等の検知及び
それ以後の操作をさらに続けて行う。S19で燃焼停止
水量以下であると判断されたときは(S19:Ye
s)、給湯栓7が閉じられているので、S20へ進んで
ガスバーナ4の燃焼を停止して過熱を防止する。かくし
て燃焼制御は終了する。
【0037】続いて、前記S12で行うガス種判別処理
について、図10のフローチャートを参照して説明す
る。この処理においてはまず、容積型ポンプVPと送風
ファン5との回転数NP 、NF を設定する(S21)。
ここで設定するのは、ガス種判別のための試験燃焼時に
おける回転数である。通常は、ガス種が13A都市ガス
である場合に16875kcal/h の出力(9号出力とい
われる出力である)を発生する回転数に設定する。9号
出力はガス燃焼機器の使用状況としては中間的な出力で
あり、発生熱量の大きいLPガスが供給された場合でも
過大な発熱を起こさないためである。S22では、その
条件で燃焼を開始する。そしてS23で、水量センサ1
7、入水サーミスタ18、出湯サーミスタ8により、入
水量Q0 、入水温t0 、出湯温t1 を検出する。
【0038】S24では、S23での検出値に基づき、
インプットI0 を推定する。インプットとは、熱交換器
3において水に与えられる単位時間当りの熱量(kcal/
h )を熱交換器の熱効率で除したものをいう。この推定
は、 I0 = (t1−t0)・Q0/0.8 (2) により行う。ここで右辺の分母の0.8は、熱交換器3
での伝熱効率を考慮した係数である。
【0039】S25では、S24で計算したインプット
0 に基づきガス種の判定を行う。具体的には、I0
(kcal/h )が、 16875×0.9 < I0 < 16875×1.1 (3) の範囲内にあれば、S21での設定どおりであるので、
ガス種は13A都市ガスであると判定できる。また、 28303×0.9 < I0 < 28303×1.1 (4) の範囲内であるときは、ガス種はLPガスであると判定
できる。S21での設定条件に対しLPガスが供給され
たときのインプットの理論値が28303kcal/h だか
らである。前記のように13A都市ガスとLPガスとの
2種類で全体の約9割を占めているので、ガス種の判定
は通常これで十分であるが、これ以外のガスを考慮する
場合にはそのガスの理論値により同様に判定する。判定
したガス種をS26で記憶すると、前記図9のS13に
移行する。
【0040】ここで(3)式におけるI0/1687
5、または(4)式におけるI0/28303、の値の
1からのずれにより、前記図9のS18のモータM2の
回転数を補正することができる。具体的には、これらの
値が例えば1.02であれば、回転数を図11のグラフ
若しくはテーブルから求められるものに対して1.02
倍するようにする。これは、供給ガスの発熱量が例えば
同じLPガスであっても地域により必ずしも一定でない
こと、またガスバーナ4のようなガス器具側にも±10
%の公差が認められているからである。これを実際のイ
ンプット推定によりファン回転数を補正して燃焼の空燃
費の制御をより一層高精度化にするものである。なお、
この補正のための係数は、0.9から1.1に至る5乃
至7段階程度の段階的な値としてもよい。
【0041】前記第2実施例に係るガス給湯器は、次の
特徴を有している。まず、第1実施例の場合と同様、燃
料ガス供給量調整手段としての容積型ポンプVPの採用
により、ノズル16の交換の必要なく燃料ガスの種類の
変更に対処できる。更に、ガス種判別のための試験燃焼
を行いその結果からガス種を判別することとしたので、
ガス種コネクタ12の交換も必要ない。そして、ガス種
判別の際にインプット推定を行うことにより、地域ごと
に少しずつ異なる実際のガス発熱量やガス器具側の公差
内の誤差を補正したファン回転数制御が可能となり、空
燃比制御のより一層の精度の向上が図られる。
【0042】以上詳細に説明したように、第1の実施例
に係るガス給湯器では、燃料ガスの供給量調整手段とし
て一般的な比例弁でなく容積型ポンプVPを採用したの
で、ポンプの回転数制御を行うことにより、ノズル16
の背圧に拘らず燃料ガスのインプット量を制御できる。
このため、ノズル16を交換することなく、ガス種コネ
クタ12の交換のみで燃料ガスの種類の変更に対処でき
る。また、出湯サーミスタ8により検出された出湯温度
を基にコントローラ10がフィードバック制御を行うの
で、リモコン11で設定した温度の出湯を得ることがで
きる。
【0043】そして、第2の実施例に係るガス給湯器で
は、ガス種判別処理を行うこととしたので、ガス種コネ
クタ12の交換も不要となっている。また、ガス種判別
処理のためにインプット推定を行っているので、供給ガ
スの実際の発熱量やガス器具の公差を補正したより高精
度な制御も可能となるものである。尚、前記各実施例は
本発明を何ら限定するものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲にいて種々の変形・改良が可能であること
はもちろんである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のガス燃焼機器は、燃料ガスのインプット量をノズ
ル背圧に拘らず確実に制御できる容積型ポンプを用いて
調整することとしたので、ノズル交換をしないで燃料ガ
スの種類に対応し、良好な燃焼状態で使用できるもので
ある。また、本発明のガス燃焼機器は、インプット推定
によりガス種の判別を行うこととしたので、自動的に燃
料ガスの種類に対応するとともに、実際のガス発熱量及
びガス器具の公差を補正した燃焼制御がなされ、より高
精度な出湯温度制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るガス給湯器の概略構成図であ
る。
【図2】図1に示したガス給湯器の構成をブロック図的
に示した概略図である。
【図3】このガス給湯器における給湯制御のフローチャ
ートである。
【図4】オーバル歯車ポンプの概略構成を説明する図で
ある。
【図5】ルーツポンプの概略構成を説明する図である。
【図6】ロータリベーンポンプの概略構成を説明する図
である。
【図7】第2実施例に係るガス給湯器の概略構成図であ
る。
【図8】図2に示したガス給湯器の構成をブロック図的
に示した概略図である。
【図9】このガス給湯器における給湯制御のフローチャ
ートである。
【図10】ガス種判別処理のフローチャートである。
【図11】容積型ポンプ及び送風ファンの回転数と要求
インプットとの関係を示すグラフである。
【図12】従来のガス給湯器の概略構成図である。
【図13】図12に示したガス給湯器の構成をブロック
図的に示した概略図である。
【図14】このガス給湯器における給湯制御のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 給水管 2 出湯管 3 熱交換器 4 ガスバーナ 5 送風ファン 6 水流スイッチ 8 出湯サーミスタ 9 給ガス管 10 コントローラ 11 リモコン 12 ガス種コネクタ 14 ポンプ駆動回路 15 ファン駆動回路 17 水量センサ 18 入水サーミスタ VP 容積型ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスを燃焼するガスバーナと、ガス
    バーナへ燃料ガスを供給するガス供給経路と、ガスバー
    ナへ空気を供給する送風装置とを有するガス燃焼機器に
    おいて、 前記ガス供給経路に設けられガスバーナへの燃料ガスの
    供給量を調整する容積型燃料ポンプと、 前記燃料ガスの種類に応じて前記ガスバーナへの燃料ガ
    スの供給量と空気の送風量とを決定する制御手段と、 前記制御手段の決定値に基づいて前記容積型燃料ポンプ
    を駆動するポンプ駆動回路と、 前記制御手段の決定値に基づいて前記送風装置を駆動す
    るファン駆動回路とを有してなることを特徴とするガス
    燃焼機器。
  2. 【請求項2】 ガスバーナで発生した熱を内部の水に伝
    える熱交換器と、熱交換器へ水を供給する給水管と、熱
    交換器から湯を送出する出湯管と、 前記出湯管に設けられ湯温を検知する出湯温度検知手段
    と、 前記出湯管における設定温度を設定する温度設定手段と
    を有し、 前記制御手段が、前記出湯温度検知手段による検知湯温
    が前記温度設定手段による設定温度となるように前記ガ
    スバーナへの燃料ガスの供給量と空気の送風量とを決定
    することを特徴とする請求項1に記載するガス燃焼機
    器。
  3. 【請求項3】 前記燃料ガスの種類を指示するガス種指
    示手段を有し、 前記制御手段が、前記ガス種指示手段が指示したガス種
    に応じて、前記ガスバーナへの燃料ガスの供給量と空気
    の送風量とを決定することを特徴とする請求項2に記載
    するガス燃焼機器。
  4. 【請求項4】 前記給水管に設けられ水の流量を検知す
    る流量検知手段と、 前記給水管に設けられ水温を検知する給水温度検知手段
    と、 前記流量検知手段が検知した流量と前記給水温度検知手
    段が検知した給水温度と前記出湯温度検知手段が検知し
    た出湯温度と前記燃料ガスの供給量とから前記ガスバー
    ナへ供給される燃料ガスの種類を判別するガス種判別手
    段とを有し、 前記制御手段が、前記ガス種判別手段が判別したガス種
    に応じて、前記ガスバーナへの燃料ガスの供給量と空気
    の送風量とを決定することを特徴とする請求項2に記載
    するガス燃焼機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003042981A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Paloma Ind Ltd ガス種判別装置
JP2003042447A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Paloma Ind Ltd 家庭用ガス燃焼器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003042981A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Paloma Ind Ltd ガス種判別装置
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