JPH087517A - クランプ内蔵型カートリッジおよびその組立方法 - Google Patents

クランプ内蔵型カートリッジおよびその組立方法

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JPH087517A
JPH087517A JP6138992A JP13899294A JPH087517A JP H087517 A JPH087517 A JP H087517A JP 6138992 A JP6138992 A JP 6138992A JP 13899294 A JP13899294 A JP 13899294A JP H087517 A JPH087517 A JP H087517A
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JP
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clamp
cartridge
disc
built
turntable
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JP6138992A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Goto
芳和 後藤
Yoshihiro Mushishika
由浩 虫鹿
Yoshito Saji
義人 佐治
Yukiyoshi Nishino
幸良 西野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定したクランプ性能と組立性能を確保した
クランプ内蔵型のカートリッジおよびその組立方法を提
供する。 【構成】 本発明は、上ハーフ1と下ハーフ2とを重ね
合せたカートリッジケース3内部に収納部5を構成し、
その内部にディスク4と磁性板9が固定されたクランプ
8が収納され、クランプ8はその中心に設けた貫通孔1
0に、下ハーフ2の内壁面に植立した軸18が挿入さ
れ、カートリッジがプレーヤ装置に装着される際に、ク
ランプ8がディスクモータのターンテーブル20と係合
可能位置で、ディスク6がクランプされた状態では、軸
18と貫通孔10が当接しないよう保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データファイル装置お
よび画像ファイル装置などの情報記憶装置に用いられ
る、ディスク状の情報記録媒体を収納するカートリッジ
に関し、特に情報記録媒体を装置のターンテーブルに装
着するためのクランプを内蔵したカートリッジおよびそ
の組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD、CDROM等の光ディスクには中
心孔が形成されている。この光ディスクをプレーヤ装置
のターンテーブルに芯出し固定する方法には、メカニカ
ルクランプ方式とマグネットクランプ方式の2種類があ
る。メカニカルクランプ方式は、光ディスクの中心孔に
ターンテーブルのテーパ部が入り込み、光ディスクの上
からスプリング等で押圧されたクランパにて挟み込ん
で、光ディスクをターンテーブルに芯出し固定する。マ
グネットクランプ方式は、磁石が固定されたターンテー
ブルのテーパ部が入り込み、光ディスクの上から磁性板
からなるクランパにて挟み込んで、光ディスクをターン
テーブルに芯出し固定する。
【0003】一方、光ディスク自体を手で持ってプレー
ヤ装置に装着することは、操作性が悪く、光ディスクに
傷や指紋がつく恐れがある。この解決策として、クラン
プを内蔵したカセットあるいはキャディに光ディスクを
収納して、プレーヤ装置に装着する方法がある。メカニ
カルクランプを内蔵したカセットの例が、実公平1−1
0790号公報に示されている。このカセットを図12
および図13に基づいて説明する。
【0004】図12に示すように、カセット101は、
光ディスク105を収納する空間を有する本体102と
蓋体103とによって構成され、両者は軸によって連結
され開閉が行え光ディスク105の出し入れが可能にな
っている。本体102の内側中央部に軸104が設けら
れ、この軸104にクランプ106が緩く軸支されてい
る。また軸104にはスプリングパット107が装着さ
れており、このスプリングパット107とクランプ10
6との間に、円錐スプリング108が装着されている。
【0005】このカセットをプレーヤ装置に装着する
と、図13に示すように、ディスクモータのターンテー
ブル109がカセット101内に入り込み、クランプ1
06と係合する。この時に円錐スプリング108から発
生する押圧力によって、光ディスク105はターンテー
ブル109に芯出し固定される。ディスクモータが回転
すると、円錐スプリング108とスプリングパット10
7とが摺動した状態で、ターンテーブル109、光ディ
スク105、クランプ106、円錐スプリング108は
一体となって回転する。
【0006】次に、マグネットクランプを内蔵したキャ
ディの例が、実開昭63−122955号公報、実公昭
63−153376号公報に示されている。このキャッ
ディを図14〜図16に基づいて説明する。
【0007】図に示すように、キャディ201は、光デ
ィスク202を収納する本体203と蓋体204とによ
って構成され、光ディスク202の出し入れが可能な開
閉構造になっている。本体203には光学ヘッド、ディ
スクモータを挿入可能とする開口部205が形成され、
かかる開口部205を開閉するシャッタ206が移動可
能に取り付けられている。蓋体204の中央部には、磁
性板211を配するクランプ210を蓋体204の外側
から挿入可能な円形開口207と、クランプ210の抜
け落ち防止のフランジ208が形成されたクランプ収納
部209が設けられている。クランプ210をクランプ
収納部209に収納した後、クランプ210の抜け止め
のために止め板211を円形開口207を覆うように蓋
体204に接着固定している。かかるキャディ201を
プレーヤ装置に装着すると、ディスクモータのターンテ
ーブルが開口部205からキャディ201内に入り込
む。この時、ターンテーブルに固定された磁石が、クラ
ンプ210の磁性板211を吸引し、光ディスク202
はターンテーブルに芯出し固定される。光ディスク20
2の芯出し固定が行われた状態において、クランプ21
0はフランジ208、止め板211と接触しない位置に
保持される。ディスクモータが回転すると、ターンテー
ブル、光ディスク202、クランプ210は一体となっ
て回転する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような第1の従来構成のカセットは、円錐スプリング1
08で発生する附勢力が蓋体103に作用し、蓋体10
3を変形させるおそれがある。また円錐スプリング10
8とスプリングパット107との間で押圧されながら摺
動回転するため、大きな摩擦力が発生し、光ディスク1
05の回転が安定しないおそれや、摺動部分の削れ粉が
光ディスク105に付着するおそれがある。一方、第2
の従来構成では、光ディスク202の回転時にクランプ
が蓋体204と接触しないので、第1の従来例のような
問題は発生しない。しかしながら、クランプ210を蓋
体103から抜け落ちないように収納するクランプ収納
部209が必要であり、蓋体103に円形開口207や
フランジ208を形成するため、蓋体103の形状が複
雑となる。また、蓋体103にクランプ210を挿入し
た後で、蓋体103に止め板211を接着固定するの
で、組立工数が増えるとともに、キャディの外観美観が
損なわれる。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、安定したクランプ性能と
組立性能を確保したクランプ内蔵型のカートリッジおよ
びその組立方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のクランプ内蔵型
カートリッジは、内部にディスクと磁性板を有するクラ
ンプとを回転自在に収納するカートリッジであって、上
ハーフと下ハーフとよりカートリッジケースが構成さ
れ、下ハーフには該ディスクを回転駆動するためのディ
スクモータのターンテーブルとピックアップを挿入可能
にする開口部を設け、上ハーフ内面部には上ハーフ内面
側からクランプを挿入でき、カートリッジケースの状態
においては、クランプをターンテーブルと係合可能な所
定位置に保持するクランプ保持手段を設け、該クランプ
保持手段は、ディスクがターンテーブルに装填された際
に、クランプと接触しない位置に構成されており、その
ことにより上記目的が達成される。
【0011】前記クランプ保持手段が上ハーフ内面部に
植立された軸であって、前記クランプの中心部には該軸
に挿入可能な孔が形成されている場合もある。前記クラ
ンプ保持手段が上ハーフ内面部に設けられた凹部あるい
は環状突起であって、前記クランプの一部ないしは全て
が凹部内部あるいは環状突起内部の空間内に保持される
場合もある。
【0012】前記クランプにはディスクと当接可能で、
クランプがターンテーブルと係合した際に、クランプ高
さが減少するよう弾性変形する弾性部材が備えられてい
る場合もある。
【0013】非クランプ状態において、前記ディスクが
下ハーフとクランプの弾性部材とで挟持されカートリッ
ジ内に固定支持される場合もある。クランプが磁性板と
合成樹脂からなり、前記弾性部材を合成樹脂の一体成形
で形成する場合もある。
【0014】また、本発明のクランプ内蔵型カートリッ
ジの組立方法は、ディスクを回転駆動するためのディス
クモータのターンテーブルとピックアップを挿入可能に
する開口部を設けた下ハーフに、ディスクの載置可能で
クランプと係合する磁石付きクランプ固定部材を、開口
部より挿入し所定位置にセットする工程と、ディスクを
下ハーフ内の磁石付きクランプ固定部材に載置する工程
と、磁性板を有するクランプをディスクを挟んで磁石付
きクランプ固定部材に係合し吸引固定する工程と、上ハ
ーフ内面側からクランプを挿入でき、カートリッジケー
スの状態においては、クランプをターンテーブルと係合
可能な所定位置に保持するクランプ保持手段を設けた上
ハーフを、下ハーフに重ね合わせてカートリッジケース
とする工程とを包含しており、そのことにより上記目的
が達成される。
【0015】
【作用】上記構成により、本発明のクランプ内蔵型カー
トリッジでは、上ハーフにクランプ挿入用の円形開口お
よび円形開口を覆うクランプ抜け止め用の止め板が不要
となり、またクランプがカートリッジ内部で装置のター
ンテーブルと係合可能な位置に保持されているので、上
ハーフの形状が簡略化されるとともにカートリッジの構
成部品が少なくなり、廉価で安定したクランプ性能を得
ることができる。また、本発明のクランプ内蔵型カート
リッジおよびその組立方法では、クランプ抜け止め用の
止め板の接着工程が不要となり、また簡単な組立治工具
により一方向から部品の挿入組み込みができるので、組
立工数が大幅に改善できる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例について以下説明する。
【0017】(実施例1)まず、本実施例1のクランプ
内蔵型カートリッジの構成を図1〜図4に基づいて説明
する。
【0018】本実施例1のクランプ内蔵型カートリッジ
は、図2に示すように、合成樹脂からなる上ハーフ1と
下ハーフ2とを重ね合せてカートリッジケース3を構成
している。上ハーフ1と下ハーフ2との固定方法は超音
波溶着等の公知の手段を用いて固定される。カートリッ
ジケース3の内部には、図1に示すように、下ハーフ2
の内壁面と収納壁4および上ハーフ1の内壁面と収納壁
4(図示せず)で囲まれる収納部5が形成されている。
収納部5の内部には中心孔7を有する厚み1.2mmの
ディスク6と磁性板9が固定された合成樹脂からなるク
ランプ8が収納されている。磁性板9の厚みは1mm
で、クランプ8の全高は3mmである。図4に示すよう
に、カートリッジがプレーヤ装置に装着された状態で、
ディスク6およびクランプ8がカートリッジケース3と
接触しないよう、収納部5の空間は設定してある。一般
的には、ディスクの厚み誤差やそり、カートリッジケー
スのそり、ディスクモータのターンテーブルの高さ誤
差、クランパの高さ誤差を考慮し、収納部5の空間は決
められる。本実施例ではプレーヤ装着時に、ディスク6
と下ハーフ2が0.7mm、クランパ8と上ハーフ1が
0.7mm離間するように設計している。クランプ8の
中心には後述する軸18と係合する貫通孔10が形成さ
れている。下ハーフ2には、プレーヤ装置のピンと係合
しカートリッジを所定位置に固定するための位置決め孔
11と、ディスクモータとピックアップを収納部5内に
挿入可能にする開口部12を有する。
【0019】また、下ハーフ2には、開口部12を開閉
するシャッタ13が備えられている。シャッタ13は開
口部12を覆うカバー14と、シャッタ13を移動可能
にするための上ハーフ1および下ハーフ2に設けられた
スライダガイド17と係合するスライダ15と、プレー
ヤ装置のシャッタオープナと係合しシャッタ13を開放
するためのオープナガイド16とからなる。シャッタ1
3は図示しないシャッタバネによって開口部12を閉塞
する方向に付勢されている。下ハーフ2の内壁面中央部
には、クランプ8の貫通孔10に挿入されクランプ8の
移動を規制する軸18が形成されている。軸18の直径
は、カートリッジがプレーヤ装置に装着される際に、ク
ランプ8がディスクモータのターンテーブル20と係合
可能位置で、ディスク6がクランプされた状態では、軸
18と貫通孔10が当接しない大きさに設定されてい
る。通常、マグネットクランプ方式でクランプがターン
テーブルと係合できる中心ずれの許容範囲は2mm前後
である。本実施例では軸18とクランプ8の貫通孔10
の隙間は2mmに設計している。また軸18の長さは、
クランプ8が上ハーフ1と一番離間した状態にあって
も、貫通孔10内に軸18の一部が入り込み、しかも軸
18とディスクモータのターンテーブル20とが接触し
ない長さに設定されている。本実施例では軸18の長さ
は2mm、貫通孔10の長さ2mmに設計している。
【0020】以上のように構成されたクランプ内蔵型カ
ートリッジについて、以下図3、図4を用いてその動作
を説明する。
【0021】まず、非使用状態で下ハーフ2を下にして
置かれた場合について説明する。図3に示すように、デ
ィスク6およびクランプ8は自重によって下に落ち、ク
ランプ8はディスク6と当接し、ディスク6は下ハーフ
2と接触している。かかる状態はクランプ8と上ハーフ
1とが一番離間した状態で、隙間として1.4mmとな
る。この時、軸18の長さが2mmであるので、軸18
の先端部0.6mmがクランプ8の貫通孔10に入り込
んでいる。この状態においても軸18はクランプ8の貫
通孔10の中にあるので、クランプ8はターンテーブル
20と係合できる位置に保持され、収納部5内を自在に
移動することはない。
【0022】次に、クランプ内蔵型カートリッジがプレ
ーヤ装置に装着された場合について説明する。図4に示
すように、プレーヤ装置のモータ軸19にはターンテー
ブル20が備えられている。ターンテーブル20は、デ
ィスク6を載置するためのモータ軸19に嵌合固定され
たフランジ21と、同じくモータ軸19に嵌合固定され
たリング状磁石22が固着された外周がテーパ状のヨー
ク23と、モータ軸19に摺動自在に案内されたテーパ
コーン24と、テーパコーン24を上方に付勢する圧縮
コイルバネ26を有する。テーパコーン24の外周には
テーパ部25が設けられ、ディスク6の中心孔7と係合
してディスク6の芯出しを行う。リング状磁石22はク
ランプ8の磁性板9を吸引してディスク6をフランジ2
1に固定するためのものである。クランプ力としては3
00〜400gが得られるように、またリング状磁石2
2と磁性板9の隙間が1.8mm程度離れても100g
前後の吸引力が得られるように、リング状磁石22と磁
性板9の形状が選ばれる。また、ヨーク23の外周テー
パはディスク6の中心孔7の挿入と、クランパ8の芯出
しを容易にするためにある。ヨーク23の先端高さは、
フランジ21のディスク載置面より2mmの所にある。
【0023】クランプ内蔵型カートリッジがプレーヤ装
置にローディングされると、プレーヤ装置のピンが下ハ
ーフ2の位置決め孔11に挿入され、クランプ内蔵型カ
ートリッジの位置決めがされる。この過程において、シ
ャッタオープナがシャッタ13のオープナスロット16
に入り込み、シャッタ13を移動させ開口部12を開放
する。また開放された開口部12より、ターンテーブル
20とピックアップ(図示せず)が収納部5内に挿入さ
れる。ターンテーブル20が所定位置近傍に来ると、デ
ィスク6の中心孔7にテーパコーン24のテーパ部25
が入り込むと同時に、クランプ8がヨーク23に吸引さ
れて、ヨーク23の中心方向に移動しながらディスク6
を押し下げる。そして、ディスク6はテーパコーン24
によって芯出しされながらフランジ21に固定される。
図4に示すように、ディスク6の芯出し固定が完了した
状態では、軸18とクランプ8の貫通孔10とは1mm
の隙間をもって接触しない。また、ディスク6と下ハー
フ2の隙間およびクランプ8と上ハーフ1の隙間は0.
7mmとなる。
【0024】さらに、軸18の先端とターンテーブル2
0のヨーク23の隙間は0.7mmより大きく接触する
ことはない。その後、ディスクモータが回転するが、ク
ランプ8はカートリッジケース3と接触しないので、デ
ィスク6は安定した回転を得ることができる。
【0025】次に、図5により本実施例のクランプ内蔵
型カートリッジの組立について説明する。
【0026】図5に示すように、組立治具31はプレー
ヤ装置と同じカートリッジを位置決めするピン32とタ
ーンテーブルと同様な形状のクランプ固定台33を有し
ている。クランプ固定台33は、、フランジ部34と、
先端がテーパになっているディスク6の中心孔7より小
さい円筒状のディスク位置決め部35と、ディスク位置
決め部35の上面にリング状磁石36を備えている。
【0027】まず、下ハーフ2の位置決め孔11を組立
治具31のピン32と係合させて、下ハーフ2を組立治
具31にセットする。この時、下ハーフ2の開口部12
を通って、クランプ固定台33のフランジ部34とディ
スク位置決め部35が下ハーフ2の収納部5内に挿入さ
れる。次に、搬送手段を用いて、ディスク6の中心孔7
をディスク位置決め部35に挿入し、ディスク6をフラ
ンジ部34にセットする。ディスク位置決め部35の先
端がテーパになっているので、ディスク6の中心孔7を
ディスク位置決め部35に容易に挿入することができ
る。次に、搬送手段を用いて、クランプ8をクランプ固
定台33に上方より近づけると、クランプ8の磁性板9
がディスク位置決め部35の先端のリング状磁石36に
吸引され、クランプ8はディスク6を挟んでディスク位
置決め部35の中心近傍に芯出し固定される。
【0028】最後に、上ハーフ1を下ハーフ2に重ね合
わせると、クランプ8の貫通孔10に上ハーフ1の軸1
8が接触することなく挿入される。そして、超音波溶着
によって上ハーフ1と下ハーフ2を溶着固定して、ディ
スク6およびクランプ8を収納したカートリッジケース
3が完成する。その後、シャッタ13とシャッタバネを
カートリッジケース3の側面より挿入し、本実施例のク
ランプ内蔵型カートリッジが完成する。
【0029】以上のように本実施例によれば、クランプ
内蔵型カートリッジにおいて、クランプ8のカートリッ
ジケース3内の保持を上ハーフ1の軸18とクランプ8
の貫通孔10だけの極めて簡単な構成で達成できるの
で、上ハーフにクランプ挿入用の円形開口および円形開
口を覆うクランプ抜け止め用の止め板が不要でカートリ
ッジの部品点数が少なくなる。その組立では、クランプ
抜け止め用の止め板の接着工程が不要となり、また簡単
な組立治工具により一方向から部品の挿入組み込みがで
きるので、組立工数が大幅に改善できる。このように、
安定したクランプ性能を得るクランプ内蔵型カートリッ
ジを廉価に提供することができる。
【0030】(実施例2)本発明の実施例2のクランプ
内蔵型カートリッジを図6〜図8に基づいて説明する。
上記実施例1と同様の構成要素には同じ符号を付記し、
説明を省略する。
【0031】図示するように、本実施例のクランプ内蔵
型カートリッジでは、上ハーフ1の内面部にクランプ4
2の挿入が可能な深さ2mmの凹部41を形成する。デ
ィスク6と上ハーフ1とは、カートリッジがプレーヤ装
置に装着された時に0.7mm離間するように設定して
ある。ディスク6と下ハーフ2の関係は実施例1と同様
に、プレーヤ装置装着時に0.7mm離間する。貫通孔
のない磁性板9が固着されたクランプ42は高さが2m
mの円筒形状であり、その外周面43の一部は、図7に
示すように上ハーフ1とクランプ42が一番離間した状
態でも、凹部41の内部に0.6mm挿入された状態に
ある。
【0032】またクランプ42と凹部41との隙間は、
実施例1と同様に、カートリッジがプレーヤ装置に装着
される際に、クランプ42がディスクモータのターンテ
ーブル20と係合可能位置で、ディスク6がクランプさ
れた状態では、クランプ42が上ハーフ1と当接しない
ように、2mmに設定されている。クランプ42の高さ
は、実施例1のクランプより低い2mmである。従っ
て、カートリッジケースの厚みは実施例1と較べて1m
m薄くなる。
【0033】本実施例のクランプ内蔵型カートリッジが
プレーヤ装置に装着された場合は、図8に示すように、
実施例1と同様に確実にディスク6をターンテーブル2
0に芯出し固定できる。
【0034】また、本実施例のクランプ内蔵型カートリ
ッジは実施例1と同一の工程で組立が可能である。
【0035】従って、本実施例のクランプ内蔵型カート
リッジは組立が容易で薄型のクランプ内蔵型カートリッ
ジを提供できる。
【0036】なお、本実施例では上ハーフに凹部を設け
てクランプの保持手段としているが、上ハーフの成形の
容易さを考えると、ケース肉厚が均一の方が望ましい。
かかる場合は、上ハーフを均一の厚みとし、凹部の代わ
りに上ハーフ内面部に環状突起を形成し、環状突起部内
部の空間内にクランプを保持する構成でもよい。
【0037】(実施例3)本発明の実施例3のクランプ
内蔵型カートリッジを図9〜図11に基づいて説明す
る。上記実施例1および実施例2と同様な構成要素には
同じ符号で付記し、説明を省略する。
【0038】図示するように、本実施例のクランプ内蔵
型カートリッジでは、貫通孔のない磁性板9が固着され
た合成樹脂からなるクランプ51は、実施例2と同形状
の本体部52とその外周部にクランプの高さ方向に弾性
変形可能な弾性爪53が3ケ所一体成形で形成されてい
る。弾性爪53の端部の球面部54はディスク6と当接
可能で、本体部52よりディスク6側に0.5mm突出
している。従って、弾性爪53に応力がかからない状態
ではクランプ51の高さは2.5mmになっている。弾
性爪53は容易に弾性変形でき、例えば、クランプ51
を30gでディスク6に押しつけると弾性爪53は各々
0.5mm変形し、クランプ51の高さは2mmとな
る。上ハーフ1の凹部55はクランプ51の外径より2
mm大きく、深さは1.5mmである。リング状磁石2
3と磁性板9との吸引力は1.8mm離れていても10
0g前後あるので、弾性爪53の弾性力に関わらずクラ
ンプ51をターンテーブル20に吸引することができ
る。
【0039】非使用状態では、図10に示すように、デ
ィスク6およびクランプ51は自重によって下に落ち、
クランプ51の弾性爪53の球面部54はディスク6と
当接し、ディスク6は下ハーフ2と接触している。かか
る状態はクランプ51と上ハーフ1とが一番離間した状
態である。この状態においてクランプ51の高さは2.
5mmあり、上ハーフ1とクランプ51との隙間は0.
9mmである。従って、クランプ51は凹部55の中に
0.6mm入り込んでおり、クランプ51はターンテー
ブル20と係合できる位置に保持されている。
【0040】本実施例のクランプ内蔵型カートリッジが
プレーヤ装置に装着された状態では、クランプ51がタ
ーンテーブル20に吸引され、弾性爪53はディスク6
と当接弾性変形しクランプ51の高さは2mmとなっ
て、ディスク6はターンテーブル20に芯出し固定され
る。この時、クランプ51と上ハーフ1との隙間は0.
7mmが確保されるので、ディスク6およびクランプ5
1がカートリッジケース3と接触することはない。
【0041】以上のように、本実施例においては、上ケ
ース1の凹部55の深さを1.5mmと薄くできるの
で、実施例2と較べてさらにクランプ内蔵型カートリッ
ジの薄型化が可能となる。
【0042】また、本実施例のクランプ内蔵型カートリ
ッジの組立も実施例1の組立工程で行えることは言うま
でもない。
【0043】なお、本実施例では、弾性爪53を合成樹
脂の一体成形で行っているが、別部材で構成してもよ
い。
【0044】さらに、本実施例では、図10に示すよう
に、非使用状態でディスクおよびクランプとカートリッ
ジケースの間に隙間があり、カートリッジケースの収納
部内でディスクの移動が可能であるが、クランプ51の
弾性爪53の突出量を大きくし、非使用状態で、クラン
プ51が上ハーフと当接し、ディスク6が下ハーフ2と
クランプ51の弾性爪53とで挟持される構成にしても
よい。かかる構成により、ディスクおよびクランプをカ
ートリッジ内に固定支持することができ、ディスクおよ
びクランプのカートリッジ内でガタつきを防止でき、不
愉快な接触音や擦れよる削れ粉の発生を抑制することが
できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明から明らかなように、本発明の
クランプ内蔵型カートリッジおよびその組立方法によれ
ば、カートリッジの構成部品が少なくなるとともに、簡
単な組立治工具により一方向から部品の挿入組み込みが
できるので、組立工数が大幅に改善でき、廉価なクラン
プ内蔵型カートリッジを提供できる。
【0046】また、上ハーフに凹部を設けた構成やクラ
ンプに弾性爪を配した構成では、クランプ内蔵型カート
リッジの薄型化ができ、薄型装置に適するクランプ内蔵
型カートリッジを提供できる。
【0047】さらには、クランプおよびディスクをカー
トリッジケースに固定支持できるので、不愉快な接触音
や擦れよる削れ粉の発生を抑制することができ信頼性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のクランプ内蔵型カート
リッジの分解斜視図
【図2】同第1の実施例のクランプ内蔵型カートリッジ
の外観斜視図
【図3】同第1の実施例のクランプ内蔵型カートリッジ
のA−A断面図
【図4】同第1の実施例のクランプ内蔵型カートリッジ
の装置装着時の要部断面図
【図5】同第1の実施例のクランプ内蔵型カートリッジ
の組立手順を示す組立構成図
【図6】本発明の第2の実施例のクランプ内蔵型カート
リッジの分解斜視図
【図7】同第2の実施例のクランプ内蔵型カートリッジ
の要部断面図
【図8】同第2の実施例のクランプ内蔵型カートリッジ
の装置装着時の要部断面図
【図9】本発明の第3の実施例のクランプ内蔵型カート
リッジの分解斜視図
【図10】同第3の実施例のクランプ内蔵型カートリッ
ジの要部断面図
【図11】同第3の実施例のクランプ内蔵型カートリッ
ジの装置装着時の要部断面図
【図12】第1従来例のクランプ内蔵型カセットの断面
構造図
【図13】第1従来例のクランプ内蔵型カセットの装置
装着時の断面図
【図14】第2従来例のクランプ内蔵型キャディの外観
斜視図
【図15】第2従来例のクランプ内蔵型キャディの平面
【図16】第2従来例のクランプ内蔵型カセットのB−
B断面図
【符号の説明】
1 上ハーフ 2 下ハーフ 3 カートリッジケース 5 収納部 6 ディスク 8 クランプ 9 磁性板 10 貫通孔 18 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 幸良 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にディスクと磁性板を有するクランプ
    とを回転自在に収納するカートリッジであって、上ハー
    フと下ハーフとよりカートリッジケースが構成され、下
    ハーフには該ディスクを回転駆動するためのディスクモ
    ータのターンテーブルとピックアップを挿入可能にする
    開口部を設け、上ハーフ内面部には上ハーフ内面側から
    クランプを挿入でき、カートリッジケースの状態におい
    ては、クランプをターンテーブルと係合可能な所定位置
    に保持するクランプ保持手段を設け、該クランプ保持手
    段は、ディスクがターンテーブルに装填された際に、ク
    ランプと接触しない位置に構成されたクランプ内蔵型カ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】前記クランプ保持手段は上ハーフ内面部に
    植立された軸であって、前記クランプの中心部には該軸
    に挿入可能な孔が形成されている請求項1記載のクラン
    プ内蔵型カートリッジ。
  3. 【請求項3】前記クランプ保持手段は上ハーフ内面部に
    設けられた凹部あるいは環状突起であって、前記クラン
    プの一部ないしは全てが凹部内部あるいは環状突起内部
    の空間内に保持される請求項1記載のクランプ内蔵型カ
    ートリッジ。
  4. 【請求項4】前記クランプにはディスクと当接可能で、
    クランプがターンテーブルと係合した際に、クランプ高
    さが減少するよう弾性変形する弾性部材が備えられた請
    求項1記載のクランプ内蔵型カートリッジ。
  5. 【請求項5】非クランプ状態において、前記ディスクが
    下ハーフとクランプの弾性部材とで挟持されカートリッ
    ジ内に固定支持される請求項4記載のクランプ内蔵型カ
    ートリッジ。
  6. 【請求項6】クランプが磁性板と合成樹脂からなり、前
    記弾性部材を合成樹脂の一体成形で形成する請求項4記
    載のクランプ内蔵型カートリッジ。
  7. 【請求項7】ディスクを回転駆動するためのディスクモ
    ータのターンテーブルとピックアップを挿入可能にする
    開口部を設けた下ハーフに、ディスクの載置可能でクラ
    ンプと係合する磁石付きクランプ固定部材を、開口部よ
    り挿入し所定位置にセットする工程と、ディスクを下ハ
    ーフ内の磁石付きクランプ固定部材に載置する工程と、
    磁性板を有するクランプをディスクを挟んで磁石付きク
    ランプ固定部材に係合し吸引固定する工程と、上ハーフ
    内面側からクランプを挿入でき、カートリッジケースの
    状態においては、クランプをターンテーブルと係合可能
    な所定位置に保持するクランプ保持手段を設けた上ハー
    フを、下ハーフに重ね合わせてカートリッジケースとす
    る工程とを包含するクランプ内蔵型カートリッジの組立
    方法。
JP6138992A 1994-06-21 1994-06-21 クランプ内蔵型カートリッジおよびその組立方法 Pending JPH087517A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100369469B1 (ko) * 1998-12-23 2003-04-11 삼성전자 주식회사 클램퍼일체형디스크카트리지

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