JPH0875303A - 熱交換装置 - Google Patents
熱交換装置Info
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- JPH0875303A JPH0875303A JP6221479A JP22147994A JPH0875303A JP H0875303 A JPH0875303 A JP H0875303A JP 6221479 A JP6221479 A JP 6221479A JP 22147994 A JP22147994 A JP 22147994A JP H0875303 A JPH0875303 A JP H0875303A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2321/00—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
- F25B2321/02—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
- F25B2321/025—Removal of heat
- F25B2321/0252—Removal of heat by liquids or two-phase fluids
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/56—Heat recovery units
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却水を乱流化し、入口側と出口側での温度
差を小さくすることにより熱交換効果を向上させると共
に、熱変形による電子熱交換素子等の破損を防止する。 【構成】 ペルチェ素子を用いた電子冷却素子1の冷却
面と放熱面に冷却体2と放熱体3を接合固定する。ま
た、放熱体3にベース部材4を接合し、これら両部材間
に熱交換媒体供給室11を形成する。熱交換媒体供給室
11は、四角形で、その内壁に沿って供給される冷却水
14は、乱流形成部を構成する隅角部によって方向転換
されることにより渦巻乱流となり、熱交換媒体供給室1
1の中央に形成された媒体出口13から排出される。
差を小さくすることにより熱交換効果を向上させると共
に、熱変形による電子熱交換素子等の破損を防止する。 【構成】 ペルチェ素子を用いた電子冷却素子1の冷却
面と放熱面に冷却体2と放熱体3を接合固定する。ま
た、放熱体3にベース部材4を接合し、これら両部材間
に熱交換媒体供給室11を形成する。熱交換媒体供給室
11は、四角形で、その内壁に沿って供給される冷却水
14は、乱流形成部を構成する隅角部によって方向転換
されることにより渦巻乱流となり、熱交換媒体供給室1
1の中央に形成された媒体出口13から排出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換装置としては種々のタイプ
のものが知られているが、その一つとして、ペルチェ効
果を利用した電子冷却素子により冷却する電子冷却装置
が知られている。
のものが知られているが、その一つとして、ペルチェ効
果を利用した電子冷却素子により冷却する電子冷却装置
が知られている。
【0003】この種の電子冷却装置は、図14に示すよ
うに異種の導体、またはn型,p型の半導体を接合して
構成した熱電変換素子を電子冷却素子Cとして用い、そ
の接合部A,Bに直流を流すと、一方の接合面Aで吸熱
し、他方の接合面Bで放熱する吸・放熱現象(ペルチェ
効果)を利用したもので、その熱量は接合部の温度
(T)と電流(I)に比例し、電子冷却素子Cの吸熱面
に伝熱的に接合固定した冷却体の温度を下げるものであ
る。電子冷却素子に流れる電流の向きを逆にした場合
は、接合面Aが発熱面に、接合面Bが吸熱面を形成す
る。このような電子冷却装置としては従来から実開平4
−70122号公報、実開平1−65632号公報等に
見られるように種々提案されている。
うに異種の導体、またはn型,p型の半導体を接合して
構成した熱電変換素子を電子冷却素子Cとして用い、そ
の接合部A,Bに直流を流すと、一方の接合面Aで吸熱
し、他方の接合面Bで放熱する吸・放熱現象(ペルチェ
効果)を利用したもので、その熱量は接合部の温度
(T)と電流(I)に比例し、電子冷却素子Cの吸熱面
に伝熱的に接合固定した冷却体の温度を下げるものであ
る。電子冷却素子に流れる電流の向きを逆にした場合
は、接合面Aが発熱面に、接合面Bが吸熱面を形成す
る。このような電子冷却装置としては従来から実開平4
−70122号公報、実開平1−65632号公報等に
見られるように種々提案されている。
【0004】上記した従来の電子冷却装置によって冷却
する場合、放熱面と冷却面の温度は、例えば+30°
C、−30°Cにも達するためその温度差が大きく、電
子冷却素子、冷却体および放熱体の熱変形によりこれら
の接合面に大きな応力が生じ、電子冷却素子さらには冷
却体、放熱体が破損するという問題があった。
する場合、放熱面と冷却面の温度は、例えば+30°
C、−30°Cにも達するためその温度差が大きく、電
子冷却素子、冷却体および放熱体の熱変形によりこれら
の接合面に大きな応力が生じ、電子冷却素子さらには冷
却体、放熱体が破損するという問題があった。
【0005】そこで、このような問題を解決する方法と
して、従来は電子冷却素子の放熱面側に冷却水を導いて
冷却する方法を採っていた。
して、従来は電子冷却素子の放熱面側に冷却水を導いて
冷却する方法を採っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子冷却装置においては電子冷却素子の放熱
面側に設けたベース部材に溝を蛇行させて形成し、この
溝に冷却水を導いているため、溝の入口側では冷却水の
温度が低く、高い熱交換率を保持し得るが、出口側では
熱交換によって冷却水の温度が上がるため熱交換効率が
悪く、放熱面全体を均一かつ効果的に冷却することがで
きないという問題があった。そのためにペルチェ素子の
ある部分、すなわち冷却水の入口に接する部分は低温、
出口側に接する部分は高温となり、電子冷却素子の破壊
事故を完全には防止することができなかった。
うな従来の電子冷却装置においては電子冷却素子の放熱
面側に設けたベース部材に溝を蛇行させて形成し、この
溝に冷却水を導いているため、溝の入口側では冷却水の
温度が低く、高い熱交換率を保持し得るが、出口側では
熱交換によって冷却水の温度が上がるため熱交換効率が
悪く、放熱面全体を均一かつ効果的に冷却することがで
きないという問題があった。そのためにペルチェ素子の
ある部分、すなわち冷却水の入口に接する部分は低温、
出口側に接する部分は高温となり、電子冷却素子の破壊
事故を完全には防止することができなかった。
【0007】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、放熱もしくは冷却を効果的に行うことができ、ま
た入口側と出口側における温度差が小さく、高い熱交換
効率を得ることができるようにした熱交換装置を提供す
ることにある。
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、放熱もしくは冷却を効果的に行うことができ、ま
た入口側と出口側における温度差が小さく、高い熱交換
効率を得ることができるようにした熱交換装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、一面が熱交換部に接して
配置されるベース部材を備え、このベース部材は、前記
熱交換部に近接する部分に形成されかつ第1の乱流形成
部を有する多角形状の熱交換媒体供給室と、この熱交換
媒体供給室内に熱交換媒体を導くためにこの熱交換媒体
供給室の中心から離れた位置に形成された媒体入口と、
前記熱交換媒体供給室の中央付近に形成された媒体出口
とを有することを特徴とする。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、前記熱交換部は、
対向した冷却面と放熱面とからなる2つの伝熱面を半導
体素子を介して備えるペルチェ効果を利用した電子熱交
換素子を含み、前記熱交換部は、前記伝熱面のいずれか
一つであることを特徴とする。請求項3に記載の発明
は、請求項2に記載の発明において、前記ベース部材と
前記熱交換素子との間には、冷却体あるいは放熱体とな
る中間部材が配置されていることを特徴とする。請求項
4に記載の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一つ
に記載の発明において、前記媒体入口は、前記熱交換媒
体供給室の内壁に沿って媒体を導く方向に開口している
ことを特徴とする。請求項5に記載の発明は、請求項1
〜4のうちのいずれか一つに記載の熱交換装置におい
て、前記媒体出口は、断面逆台形状のくぼみを有するこ
とを特徴とする。請求項6に記載の発明は、一面が熱交
換部に接して配置されるベース部材とを備え、このベー
ス部材は、前記熱交換部に近接する部分に形成されかつ
第1の乱流形成部を有する多角形状の熱交換媒体供給室
と、この熱交換媒体供給室内に熱交換媒体を導くために
この熱交換媒体供給室の中心から離れた位置に形成され
た媒体入口と、前記熱交換媒体供給室の中央付近に形成
されかつ熱交換媒体をさらに乱流化させる第2の乱流形
成部となる形状を持った媒体出口とを有することを特徴
とする。請求項7に記載の発明は、請求項6記載の発明
において、前記熱交換部は、対向した冷却面と放熱面と
からなる2つの伝熱面を半導体素子を介して備えるペル
チェ効果を利用した電子熱交換素子を含み、前記熱交換
部は、前記伝熱面のいずれか一つであることを特徴とす
る。請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明に
おいて、前記第2の乱流形成部は、前記熱交換媒体供給
室の中心から偏心した位置に形成された円形孔であるこ
とを特徴とする。請求項9に記載の発明は、請求項6に
記載の発明において、前記第2の乱流形成部は、前記熱
交換媒体供給室の中心から偏心した位置に形成された多
角形状孔であることを特徴とする。請求項10に記載の
発明は、請求項6記載の発明において、前記第2の乱流
形成部は、前記熱交換媒体供給室の略中心に形成された
多角形状の孔であることを特徴とする。請求項11に記
載の発明は、請求項10に記載の記載の発明において、
前記熱交換媒体供給室の略中心に形成された多角形状の
孔は、点対称でない多角形状であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項6〜10のうちのい
ずれか一つに記載の発明において、前記媒体出口は、断
面逆台形状のくぼみを有することを特徴とする。請求項
13に記載の発明は、請求項6〜10のうちのいずれか
一つに記載の発明において、前記媒体入口は、前記熱交
換媒体供給室の内壁に沿って媒体を導く方向に開口して
いることを特徴とする。
め、請求項1に記載の発明は、一面が熱交換部に接して
配置されるベース部材を備え、このベース部材は、前記
熱交換部に近接する部分に形成されかつ第1の乱流形成
部を有する多角形状の熱交換媒体供給室と、この熱交換
媒体供給室内に熱交換媒体を導くためにこの熱交換媒体
供給室の中心から離れた位置に形成された媒体入口と、
前記熱交換媒体供給室の中央付近に形成された媒体出口
とを有することを特徴とする。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、前記熱交換部は、
対向した冷却面と放熱面とからなる2つの伝熱面を半導
体素子を介して備えるペルチェ効果を利用した電子熱交
換素子を含み、前記熱交換部は、前記伝熱面のいずれか
一つであることを特徴とする。請求項3に記載の発明
は、請求項2に記載の発明において、前記ベース部材と
前記熱交換素子との間には、冷却体あるいは放熱体とな
る中間部材が配置されていることを特徴とする。請求項
4に記載の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一つ
に記載の発明において、前記媒体入口は、前記熱交換媒
体供給室の内壁に沿って媒体を導く方向に開口している
ことを特徴とする。請求項5に記載の発明は、請求項1
〜4のうちのいずれか一つに記載の熱交換装置におい
て、前記媒体出口は、断面逆台形状のくぼみを有するこ
とを特徴とする。請求項6に記載の発明は、一面が熱交
換部に接して配置されるベース部材とを備え、このベー
ス部材は、前記熱交換部に近接する部分に形成されかつ
第1の乱流形成部を有する多角形状の熱交換媒体供給室
と、この熱交換媒体供給室内に熱交換媒体を導くために
この熱交換媒体供給室の中心から離れた位置に形成され
た媒体入口と、前記熱交換媒体供給室の中央付近に形成
されかつ熱交換媒体をさらに乱流化させる第2の乱流形
成部となる形状を持った媒体出口とを有することを特徴
とする。請求項7に記載の発明は、請求項6記載の発明
において、前記熱交換部は、対向した冷却面と放熱面と
からなる2つの伝熱面を半導体素子を介して備えるペル
チェ効果を利用した電子熱交換素子を含み、前記熱交換
部は、前記伝熱面のいずれか一つであることを特徴とす
る。請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明に
おいて、前記第2の乱流形成部は、前記熱交換媒体供給
室の中心から偏心した位置に形成された円形孔であるこ
とを特徴とする。請求項9に記載の発明は、請求項6に
記載の発明において、前記第2の乱流形成部は、前記熱
交換媒体供給室の中心から偏心した位置に形成された多
角形状孔であることを特徴とする。請求項10に記載の
発明は、請求項6記載の発明において、前記第2の乱流
形成部は、前記熱交換媒体供給室の略中心に形成された
多角形状の孔であることを特徴とする。請求項11に記
載の発明は、請求項10に記載の記載の発明において、
前記熱交換媒体供給室の略中心に形成された多角形状の
孔は、点対称でない多角形状であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項6〜10のうちのい
ずれか一つに記載の発明において、前記媒体出口は、断
面逆台形状のくぼみを有することを特徴とする。請求項
13に記載の発明は、請求項6〜10のうちのいずれか
一つに記載の発明において、前記媒体入口は、前記熱交
換媒体供給室の内壁に沿って媒体を導く方向に開口して
いることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明において、熱交換媒体は、熱交換媒体供
給室に供給されて電子熱交換素子との間で直接もしくは
放熱体または冷却体からなる中間部材を介して熱交換を
行う。そして、この熱交換媒体は熱交換媒体供給室の内
壁に沿って進み第1の乱流形成部に当たることにより乱
流化して供給室の中心に集まり、媒体出口から外部に排
出される。熱交換媒体供給室は多角形で、その隅角部が
第1の乱流形成部を形成し、冷却媒体を乱流化して供給
室の中央に導く。冷却媒体は乱流化されることで、入口
側と出口側との温度差が少ない。媒体出口は熱交換媒体
供給室の中心から偏心した円形または円錐孔とされるこ
とにより第2の乱流形成部を形成し、熱交換媒体を非定
常流化(乱流化)する。このため、媒体出口の中心部に
空気柱が発生しない。媒体出口は多角形の窪みとされる
ことにより第2の乱流形成部を形成し、熱交換媒体を非
定常流化(乱流化)する。このため、媒体出口の中心部
に空気柱が発生しない。媒体出口が点対称な多角形の孔
で、熱交換媒体供給室の中心からずらして設けると、熱
交換媒体が定常化せず、乱流形成効果が大きい。点対称
でない多角形状の媒体出口は、熱交換媒体が定常化せ
ず、乱流形成効果が大きい。
給室に供給されて電子熱交換素子との間で直接もしくは
放熱体または冷却体からなる中間部材を介して熱交換を
行う。そして、この熱交換媒体は熱交換媒体供給室の内
壁に沿って進み第1の乱流形成部に当たることにより乱
流化して供給室の中心に集まり、媒体出口から外部に排
出される。熱交換媒体供給室は多角形で、その隅角部が
第1の乱流形成部を形成し、冷却媒体を乱流化して供給
室の中央に導く。冷却媒体は乱流化されることで、入口
側と出口側との温度差が少ない。媒体出口は熱交換媒体
供給室の中心から偏心した円形または円錐孔とされるこ
とにより第2の乱流形成部を形成し、熱交換媒体を非定
常流化(乱流化)する。このため、媒体出口の中心部に
空気柱が発生しない。媒体出口は多角形の窪みとされる
ことにより第2の乱流形成部を形成し、熱交換媒体を非
定常流化(乱流化)する。このため、媒体出口の中心部
に空気柱が発生しない。媒体出口が点対称な多角形の孔
で、熱交換媒体供給室の中心からずらして設けると、熱
交換媒体が定常化せず、乱流形成効果が大きい。点対称
でない多角形状の媒体出口は、熱交換媒体が定常化せ
ず、乱流形成効果が大きい。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明を電子冷却装置に適用し
た場合の第1実施例を示す電子冷却素子ユニットの正面
図、図2は同ユニットの平面図、図3はベース部材の平
面図、図4は図2のIV−IV線断面図、図5は図2の
V−V線断面図である。これらの図において、本実施例
はペルチェ効果を利用した電子冷却素子(電子熱交換素
子)1と、電子冷却素子1の冷却面と放熱面にそれぞれ
接合された中間部材としての冷却体2および放熱体3
と、放熱体3の冷却体2とは反対側の面に接合されたベ
ース部材4とで電子冷却素子ユニット10を構成し、こ
の電子冷却素子ユニット10を電子冷却装置のケーシン
グ内に、例えば前記冷却体2をケーシング内に臨ませ、
放熱体3を外部に臨ませて配設したものである。
詳細に説明する。図1は本発明を電子冷却装置に適用し
た場合の第1実施例を示す電子冷却素子ユニットの正面
図、図2は同ユニットの平面図、図3はベース部材の平
面図、図4は図2のIV−IV線断面図、図5は図2の
V−V線断面図である。これらの図において、本実施例
はペルチェ効果を利用した電子冷却素子(電子熱交換素
子)1と、電子冷却素子1の冷却面と放熱面にそれぞれ
接合された中間部材としての冷却体2および放熱体3
と、放熱体3の冷却体2とは反対側の面に接合されたベ
ース部材4とで電子冷却素子ユニット10を構成し、こ
の電子冷却素子ユニット10を電子冷却装置のケーシン
グ内に、例えば前記冷却体2をケーシング内に臨ませ、
放熱体3を外部に臨ませて配設したものである。
【0011】電子冷却素子1は、図14に示したように
異種のn型,p型の半導体を接合してペルチェ素子と
し、その両面にセラミックス等の基板を接合して形成さ
れている。このようなペルチェ素子は通常基板に数十個
接合されるため、温度分布が著しく不均一であると、熱
変形によりこれらの接合面に大きな応力が生じるため、
電子冷却素子自体さらには冷却体2、放熱体3が破損す
る虞れがある。なお、本実施例においては、このような
電子冷却素子1を同一平面上に例えば左右、上下2つず
つ合計4つ所定の間隔をおいて配置し、これらの電子冷
却素子1を電気的に接続する共に、その両面に前記冷却
体2と放熱体3を共通に接合した例を示す。また冷却体
2、放熱体3およびベース部材4は不図示の取付ねじに
よって一体的に結合される。なお、18はOリングであ
る。
異種のn型,p型の半導体を接合してペルチェ素子と
し、その両面にセラミックス等の基板を接合して形成さ
れている。このようなペルチェ素子は通常基板に数十個
接合されるため、温度分布が著しく不均一であると、熱
変形によりこれらの接合面に大きな応力が生じるため、
電子冷却素子自体さらには冷却体2、放熱体3が破損す
る虞れがある。なお、本実施例においては、このような
電子冷却素子1を同一平面上に例えば左右、上下2つず
つ合計4つ所定の間隔をおいて配置し、これらの電子冷
却素子1を電気的に接続する共に、その両面に前記冷却
体2と放熱体3を共通に接合した例を示す。また冷却体
2、放熱体3およびベース部材4は不図示の取付ねじに
よって一体的に結合される。なお、18はOリングであ
る。
【0012】前記冷却体2は、アルミニウム合金、セラ
ミック等によって一体に形成され、多数のフィン2aを
有している。前記放熱体3は熱伝導率の高い金属、樹脂
等によって平板状に形成されている。
ミック等によって一体に形成され、多数のフィン2aを
有している。前記放熱体3は熱伝導率の高い金属、樹脂
等によって平板状に形成されている。
【0013】前記ベース部材4は、同じく熱伝導率の高
い金属、樹脂等によってブロック状に形成され、放熱体
3との接合面中央に適宜深さの凹部11が凹設されてお
り、この凹部11は前記放熱体3によって密閉されるこ
とにより熱交換媒体供給室を形成している。熱交換媒体
供給室11は、4つの電子冷却素子1を並べた大きさと
略同じ大きさの方形凹部からなり、媒体入口12と媒体
出口13を有し、各隅角部15a〜15dが乱流形成部
を形成している。
い金属、樹脂等によってブロック状に形成され、放熱体
3との接合面中央に適宜深さの凹部11が凹設されてお
り、この凹部11は前記放熱体3によって密閉されるこ
とにより熱交換媒体供給室を形成している。熱交換媒体
供給室11は、4つの電子冷却素子1を並べた大きさと
略同じ大きさの方形凹部からなり、媒体入口12と媒体
出口13を有し、各隅角部15a〜15dが乱流形成部
を形成している。
【0014】前記媒体入口12は、熱交換媒体供給室1
1の内壁に沿って熱交換媒体としての冷却水14を導く
もので、熱交換媒体供給室11の乱流形成部を構成する
4つの隅角部15(15a〜15d)のうちの任意の1
つ、例えば15dに、その軸線を当該隅角部を形成する
互いに直交した2つの内壁面16a,16dのうちの一
方(16a)に沿って形成され、ベース部材4の外側面
に形成された媒体導入口23に通路24を介して接続さ
れている。通路24は、媒体入口12から熱交換媒体供
給室11内に導かれる熱交換媒体としての冷却水14が
熱交換媒体供給室11の深さ方向全体に行きわたるよう
斜めに形成されている。このため、媒体入口12は、内
壁面16aに沿った長円形の孔とされる。なお、本実施
例においては通路24を斜めに形成したが、熱交換媒体
供給室11が浅い場合または通路24の径が大きい場合
は、必ずしも傾斜させる必要がない。
1の内壁に沿って熱交換媒体としての冷却水14を導く
もので、熱交換媒体供給室11の乱流形成部を構成する
4つの隅角部15(15a〜15d)のうちの任意の1
つ、例えば15dに、その軸線を当該隅角部を形成する
互いに直交した2つの内壁面16a,16dのうちの一
方(16a)に沿って形成され、ベース部材4の外側面
に形成された媒体導入口23に通路24を介して接続さ
れている。通路24は、媒体入口12から熱交換媒体供
給室11内に導かれる熱交換媒体としての冷却水14が
熱交換媒体供給室11の深さ方向全体に行きわたるよう
斜めに形成されている。このため、媒体入口12は、内
壁面16aに沿った長円形の孔とされる。なお、本実施
例においては通路24を斜めに形成したが、熱交換媒体
供給室11が浅い場合または通路24の径が大きい場合
は、必ずしも傾斜させる必要がない。
【0015】前記媒体出口21は、熱交換媒体供給室1
1の底面中央に形成された円錐形の窪みからなり、その
底部においてベース部材4の肉厚内に形成された通路2
6の一端が接続され、この通路26の他端はベース部材
4の外側面に形成された媒体導出口27に連通されてい
る。
1の底面中央に形成された円錐形の窪みからなり、その
底部においてベース部材4の肉厚内に形成された通路2
6の一端が接続され、この通路26の他端はベース部材
4の外側面に形成された媒体導出口27に連通されてい
る。
【0016】このような構成において、媒体入口12か
ら熱交換媒体供給室11に供給される冷却水14は、媒
体入口12と平行な熱交換媒体供給室11の一内壁面1
6aに沿って進み、隅角部15aに到達すると、90°
方向転換されて内壁面16bに沿って進み、さらに隅角
部15bに当たると90°方向転換されて内壁面16c
に沿って進み、さらに隅角部15cに当たると、90°
方向転換されて内壁面16dに沿って進む。ここで、冷
却水14は、隅角部15a〜15dに当たって方向転換
されると、流れが乱されるため、図3に示すように渦巻
乱流、すなわち渦を巻くような流れとなって熱交換媒体
供給室11の中央に集まり、媒体出口13−通路26−
媒体導出口27を通って外部に排出される。したがっ
て、冷却水14の流れが円滑で、熱交換媒体供給室11
内に滞留することがなく、放熱体3を良好に冷却するこ
とができ、冷却効果を向上させることができる。特に本
発明においては、冷却水14を熱交換媒体供給室11に
形成した乱流形成部、すなわち隅角部15a〜15dに
よって乱流化させているので、入口側と出口側における
温度差が小さく、高い熱交換率を得ることができる。し
たがって、熱変形によりペルチェ素子の接合面に大きな
応力が生じず、電子冷却素子1自体さらには冷却体2、
放熱体3の破損を確実に防止することができる。また、
媒体出口13は、窪みからなり、冷却水14の排出を円
滑にする。
ら熱交換媒体供給室11に供給される冷却水14は、媒
体入口12と平行な熱交換媒体供給室11の一内壁面1
6aに沿って進み、隅角部15aに到達すると、90°
方向転換されて内壁面16bに沿って進み、さらに隅角
部15bに当たると90°方向転換されて内壁面16c
に沿って進み、さらに隅角部15cに当たると、90°
方向転換されて内壁面16dに沿って進む。ここで、冷
却水14は、隅角部15a〜15dに当たって方向転換
されると、流れが乱されるため、図3に示すように渦巻
乱流、すなわち渦を巻くような流れとなって熱交換媒体
供給室11の中央に集まり、媒体出口13−通路26−
媒体導出口27を通って外部に排出される。したがっ
て、冷却水14の流れが円滑で、熱交換媒体供給室11
内に滞留することがなく、放熱体3を良好に冷却するこ
とができ、冷却効果を向上させることができる。特に本
発明においては、冷却水14を熱交換媒体供給室11に
形成した乱流形成部、すなわち隅角部15a〜15dに
よって乱流化させているので、入口側と出口側における
温度差が小さく、高い熱交換率を得ることができる。し
たがって、熱変形によりペルチェ素子の接合面に大きな
応力が生じず、電子冷却素子1自体さらには冷却体2、
放熱体3の破損を確実に防止することができる。また、
媒体出口13は、窪みからなり、冷却水14の排出を円
滑にする。
【0017】図6は本発明の第2実施例を示す平面図で
ある。この実施例はベース部材4を電子冷却素子1の一
方の面、すなわち放熱面に直接接合固定し、放熱体を省
略した例を示す。なお、1Aはペルチェ素子、1Bはセ
ラミックからなるベルチェ基板で、これらによって電子
冷却素子1を構成している。その他の構成は上記実施例
と同様である。
ある。この実施例はベース部材4を電子冷却素子1の一
方の面、すなわち放熱面に直接接合固定し、放熱体を省
略した例を示す。なお、1Aはペルチェ素子、1Bはセ
ラミックからなるベルチェ基板で、これらによって電子
冷却素子1を構成している。その他の構成は上記実施例
と同様である。
【0018】このような構成においても熱交換媒体供給
室11内に供給される冷却水14は渦巻乱流となるた
め、上記実施例と同様、電子冷却素子1の放熱面を効果
的に冷却することができる。また、本実施例において
は、冷却水14が電子冷却素子1の一方のペルチェ基板
1Bに直接接触しているので、冷却効率を向上させるこ
とができる。
室11内に供給される冷却水14は渦巻乱流となるた
め、上記実施例と同様、電子冷却素子1の放熱面を効果
的に冷却することができる。また、本実施例において
は、冷却水14が電子冷却素子1の一方のペルチェ基板
1Bに直接接触しているので、冷却効率を向上させるこ
とができる。
【0019】図7は本発明の第3実施例を示す電子冷却
素子ユニットの正面図、図8は同ユニットの冷却体を取
り除いた平面図、図9はベース部材の平面図、図10は
図8のIX−IX線断面図、図11は図8のX−X線断
面図である。なお、図中図1〜6と同一構成部材のもの
に対しては同一符号をもって示す。これらの図におい
て、本実施例は電子冷却素子1を同一平面上に縦6列、
横3列、合計18個所定の間隔をおいて配置し、これら
の電子冷却素子1を電気的に接続する共に、その両面に
前記冷却体2と放熱体3を共通に接合し、ベース部材4
の前記放熱体3との接合面中央に適宜深さを有する左右
2つの凹部からなる熱交換媒体供給室11,11を形成
したものである。各熱交換媒体供給室11は、同一の大
きさで、9個の電子冷却素子1を縦横3つずつ並べた大
きさと略同じ大きさの矩形凹部からなり、それぞれ媒体
入口12と媒体出口13を有している。各熱交換媒体供
給室11の隅角部15a〜15dは第1の乱流形成部を
形成している。
素子ユニットの正面図、図8は同ユニットの冷却体を取
り除いた平面図、図9はベース部材の平面図、図10は
図8のIX−IX線断面図、図11は図8のX−X線断
面図である。なお、図中図1〜6と同一構成部材のもの
に対しては同一符号をもって示す。これらの図におい
て、本実施例は電子冷却素子1を同一平面上に縦6列、
横3列、合計18個所定の間隔をおいて配置し、これら
の電子冷却素子1を電気的に接続する共に、その両面に
前記冷却体2と放熱体3を共通に接合し、ベース部材4
の前記放熱体3との接合面中央に適宜深さを有する左右
2つの凹部からなる熱交換媒体供給室11,11を形成
したものである。各熱交換媒体供給室11は、同一の大
きさで、9個の電子冷却素子1を縦横3つずつ並べた大
きさと略同じ大きさの矩形凹部からなり、それぞれ媒体
入口12と媒体出口13を有している。各熱交換媒体供
給室11の隅角部15a〜15dは第1の乱流形成部を
形成している。
【0020】前記媒体入口12は、左右の熱交換媒体供
給室11,11を仕切っている仕切壁30に沿った長円
形の孔とされる。
給室11,11を仕切っている仕切壁30に沿った長円
形の孔とされる。
【0021】前記媒体出口13は、熱交換媒体供給室1
1の底面中央に形成された逆台形状の窪みとされること
により、第2の乱流形成部を形成しており、その1つの
斜面にベース部材4の肉厚内に形成された通路26の一
端が開口し、他端はベース部材4の外側面に形成された
媒体導出口27に連通されている。
1の底面中央に形成された逆台形状の窪みとされること
により、第2の乱流形成部を形成しており、その1つの
斜面にベース部材4の肉厚内に形成された通路26の一
端が開口し、他端はベース部材4の外側面に形成された
媒体導出口27に連通されている。
【0022】このような構成において、媒体入口12か
ら熱交換媒体供給室11に供給される冷却水14は、仕
切壁30に沿って進み、隅角部15a,15b,15
c,15dに順次当たって方向転換されることにより、
流れが乱されるため、図9に示すように渦巻乱流となっ
て熱交換媒体供給室11の中央に集まり、媒体出口13
−通路26を通って媒体導出口27から外部に排出され
る。
ら熱交換媒体供給室11に供給される冷却水14は、仕
切壁30に沿って進み、隅角部15a,15b,15
c,15dに順次当たって方向転換されることにより、
流れが乱されるため、図9に示すように渦巻乱流となっ
て熱交換媒体供給室11の中央に集まり、媒体出口13
−通路26を通って媒体導出口27から外部に排出され
る。
【0023】ここで、図3および図4に示したように、
円錐形の窪みによって媒体出口13を構成した第1実施
例においては、冷却水14が媒体出口13の斜面に沿っ
て流れ込む際、定常流となって流れ込むため、媒体出口
13の中心部に図4に示すように空気柱32が形成さ
れ、これが断熱層となり、放熱体3の中央部の冷却効果
を低下させるという問題があったが、本実施例において
はこのような空気柱32の発生を効果的に防止すること
ができる。これは、媒体出口13を逆台形状に形成して
おくと、冷却水14が媒体出口13内にその斜面に沿っ
て流れ込む際に定常流であっても、その隅角部によって
方向転換され、互いにぶつかり合うことで非定常流、す
なわち乱流化されて媒体出口13の内部全体にゆきわた
ることから、空気柱の発生余地がなくなることによるも
のと思われる。この結果、入口側と出口側における温度
差がより小さく、高い熱交換率を得ることができ、冷却
効果を向上させることができる。したがって、熱変形に
よりペルチェ素子の接合面に大きな応力が生じず、電子
冷却素子1自体さらには冷却体2、放熱体3等の破損を
確実に防止することができる。
円錐形の窪みによって媒体出口13を構成した第1実施
例においては、冷却水14が媒体出口13の斜面に沿っ
て流れ込む際、定常流となって流れ込むため、媒体出口
13の中心部に図4に示すように空気柱32が形成さ
れ、これが断熱層となり、放熱体3の中央部の冷却効果
を低下させるという問題があったが、本実施例において
はこのような空気柱32の発生を効果的に防止すること
ができる。これは、媒体出口13を逆台形状に形成して
おくと、冷却水14が媒体出口13内にその斜面に沿っ
て流れ込む際に定常流であっても、その隅角部によって
方向転換され、互いにぶつかり合うことで非定常流、す
なわち乱流化されて媒体出口13の内部全体にゆきわた
ることから、空気柱の発生余地がなくなることによるも
のと思われる。この結果、入口側と出口側における温度
差がより小さく、高い熱交換率を得ることができ、冷却
効果を向上させることができる。したがって、熱変形に
よりペルチェ素子の接合面に大きな応力が生じず、電子
冷却素子1自体さらには冷却体2、放熱体3等の破損を
確実に防止することができる。
【0024】媒体出口13の形状としては、種々の形状
とすることが可能であり、また形状によっては、乱流化
機能を高めるため熱交換媒体供給室11の中心から偏心
させて形成することも可能である。形状としては正三角
形、正四角形、正五角形等の正多角形でもよく、また長
方形や異形の多角形であってもよい。この場合、乱流を
形成するための孔としては、正多角形のものより、長方
形または異形の多角形の方が乱流を形成し易い。正多角
形の場合は、その中心を熱交換媒体供給室11の中心か
ら偏心させて形成すると、前記中心から点対称でなくな
るため、実質的に異形の多角形となり、乱流化機能を増
大させることができる。また、円形孔、円錐孔の場合も
偏心させて設けると、同様に乱流形成部として機能させ
ることが可能である。
とすることが可能であり、また形状によっては、乱流化
機能を高めるため熱交換媒体供給室11の中心から偏心
させて形成することも可能である。形状としては正三角
形、正四角形、正五角形等の正多角形でもよく、また長
方形や異形の多角形であってもよい。この場合、乱流を
形成するための孔としては、正多角形のものより、長方
形または異形の多角形の方が乱流を形成し易い。正多角
形の場合は、その中心を熱交換媒体供給室11の中心か
ら偏心させて形成すると、前記中心から点対称でなくな
るため、実質的に異形の多角形となり、乱流化機能を増
大させることができる。また、円形孔、円錐孔の場合も
偏心させて設けると、同様に乱流形成部として機能させ
ることが可能である。
【0025】図12は本発明の第4実施例を示す断面図
である。この実施例は電子熱交換素子を用いない熱交換
器に適用した場合を示し、熱交換媒体供給室11を有す
るベース部材4と熱交換室40を有する伝熱部材41と
を接合し、熱交換媒体供給室11に供給される冷却水1
4と熱交換室40に供給される媒体(水、空気等)42
との間で熱交換を行うようにしたものである。ベース部
材4は、上記第3実施例で示したベース部材4と同様に
形成されている。伝熱部材41の熱交換室40は、熱交
換媒体供給室11と略同一の大きさを有し、その対向す
る側面に媒体導入口43と媒体導出口44が形成されて
いる。このような構成においても、上記第3実施例と同
様、入口側と出口側における温度差がより小さく、高い
熱交換率を得ることができる。
である。この実施例は電子熱交換素子を用いない熱交換
器に適用した場合を示し、熱交換媒体供給室11を有す
るベース部材4と熱交換室40を有する伝熱部材41と
を接合し、熱交換媒体供給室11に供給される冷却水1
4と熱交換室40に供給される媒体(水、空気等)42
との間で熱交換を行うようにしたものである。ベース部
材4は、上記第3実施例で示したベース部材4と同様に
形成されている。伝熱部材41の熱交換室40は、熱交
換媒体供給室11と略同一の大きさを有し、その対向す
る側面に媒体導入口43と媒体導出口44が形成されて
いる。このような構成においても、上記第3実施例と同
様、入口側と出口側における温度差がより小さく、高い
熱交換率を得ることができる。
【0026】図13は本発明の第5実施例を示す断面図
である。この実施例は上記第4実施例と同様に電子熱交
換素子を用いない熱交換器に適用したもので、多数のフ
ィン45aを有する伝熱部材45をベース部材4の冷却
面に接合固定し、ファン47によって媒体42を伝熱部
材45内に導くようにしたものである。その他の構成は
上記実施例と同様である。このような構成においても、
上記第4実施例と同様、入口側と出口側における温度差
がより小さく、高い熱交換率を得ることができる。
である。この実施例は上記第4実施例と同様に電子熱交
換素子を用いない熱交換器に適用したもので、多数のフ
ィン45aを有する伝熱部材45をベース部材4の冷却
面に接合固定し、ファン47によって媒体42を伝熱部
材45内に導くようにしたものである。その他の構成は
上記実施例と同様である。このような構成においても、
上記第4実施例と同様、入口側と出口側における温度差
がより小さく、高い熱交換率を得ることができる。
【0027】なお、上記実施例においては何れも熱交換
媒体として冷却水を用いた場合について説明したが、本
発明はこれに何等特定されるものではなく、フロン等の
気体を使用することも可能である。また、第1、第2実
施例においては電子冷却素子1に流す電流の向きを切り
換えると、電子冷却素子を電子熱交換素子として使用す
ることができる。また、本発明は種々の変形、変更が可
能であり、例えば熱交換媒体供給室11を四角以外の多
角形にしてもよいことは勿論である。さらにまた、図1
に示した実施例においてはベース部材4側に熱交換媒体
供給室11を形成した場合を示したが、放熱体3側に設
けてもよい。
媒体として冷却水を用いた場合について説明したが、本
発明はこれに何等特定されるものではなく、フロン等の
気体を使用することも可能である。また、第1、第2実
施例においては電子冷却素子1に流す電流の向きを切り
換えると、電子冷却素子を電子熱交換素子として使用す
ることができる。また、本発明は種々の変形、変更が可
能であり、例えば熱交換媒体供給室11を四角以外の多
角形にしてもよいことは勿論である。さらにまた、図1
に示した実施例においてはベース部材4側に熱交換媒体
供給室11を形成した場合を示したが、放熱体3側に設
けてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る熱交換
装置によれば、一面が熱交換部に接して配置されるベー
ス部材を備え、このベース部材は、前記熱交換部に近接
する部分に形成されかつ第1の乱流形成部を有する多角
形状の熱交換媒体供給室と、この熱交換媒体供給室内に
熱交換媒体を導くためにこの熱交換媒体供給室の中心か
ら離れた位置に形成された媒体入口と、前記熱交換媒体
供給室の中央付近に形成された媒体出口とを有している
ので、熱交換媒体供給室の面積が広くても媒体入口から
供給された冷却媒体を第1の乱流形成部により乱流化し
て媒体出口に円滑かつ確実に導くことができる。また、
本発明においては、冷却水を乱流化させているので、入
口側と出口側における温度差が小さく、高い熱交換率を
得ることができる。したがって、熱変形によりペルチェ
素子の接合面に大きな応力が生じず、電子冷却素子自体
さらには冷却体や放熱体などの中間部材の破損を確実に
防止することができる。また、構造が簡単でベース部材
の製作も容易である。また、本発明においては、媒体出
口を偏心した円形または円錐孔あるいは多角形の窪みと
することにより第2の乱流形成部としているので、乱流
形成効果が大きく、中心部に空気柱が発生するのを防止
し、入口側と出口側の温度差をより一層小さくすること
ができる。さらに、媒体出口が多角形の場合、その形状
によっては熱交換媒体供給室の中心からずらして設ける
と、乱流形成効果を大きくすることができる。
装置によれば、一面が熱交換部に接して配置されるベー
ス部材を備え、このベース部材は、前記熱交換部に近接
する部分に形成されかつ第1の乱流形成部を有する多角
形状の熱交換媒体供給室と、この熱交換媒体供給室内に
熱交換媒体を導くためにこの熱交換媒体供給室の中心か
ら離れた位置に形成された媒体入口と、前記熱交換媒体
供給室の中央付近に形成された媒体出口とを有している
ので、熱交換媒体供給室の面積が広くても媒体入口から
供給された冷却媒体を第1の乱流形成部により乱流化し
て媒体出口に円滑かつ確実に導くことができる。また、
本発明においては、冷却水を乱流化させているので、入
口側と出口側における温度差が小さく、高い熱交換率を
得ることができる。したがって、熱変形によりペルチェ
素子の接合面に大きな応力が生じず、電子冷却素子自体
さらには冷却体や放熱体などの中間部材の破損を確実に
防止することができる。また、構造が簡単でベース部材
の製作も容易である。また、本発明においては、媒体出
口を偏心した円形または円錐孔あるいは多角形の窪みと
することにより第2の乱流形成部としているので、乱流
形成効果が大きく、中心部に空気柱が発生するのを防止
し、入口側と出口側の温度差をより一層小さくすること
ができる。さらに、媒体出口が多角形の場合、その形状
によっては熱交換媒体供給室の中心からずらして設ける
と、乱流形成効果を大きくすることができる。
【図1】 本発明を電子冷却装置に適用した場合の第1
実施例を示す電子冷却素子ユニットの正面図である。
実施例を示す電子冷却素子ユニットの正面図である。
【図2】 同ユニットの平面図である。
【図3】 ベース部材の平面図である。
【図4】 図2のIV−IV線断面図である。
【図5】 図2のV−V線断面図である。
【図6】 本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図7】 本発明の第3実施例を示す電子冷却素子ユニ
ットの正面図である。
ットの正面図である。
【図8】 同ユニットの冷却体を取り除いた平面図であ
る。
る。
【図9】 ベース部材の平面図である。
【図10】 図8のX−X線断面図である。
【図11】 図8のXI−XI線断面図である。
【図12】 本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図13】 本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図14】 ペルチェ効果を説明するための図である。
1…電子冷却素子(電子熱交換素子)、1A…ペルチェ
素子、1B…ペルチェ基板、2…冷却体、3…放熱体、
4…ベース部材、10…電子冷却素子ユニット、11…
熱交換媒体供給室、12…媒体入口、13…媒体出口、
14…冷却水、15a〜15d…乱流形成部。
素子、1B…ペルチェ基板、2…冷却体、3…放熱体、
4…ベース部材、10…電子冷却素子ユニット、11…
熱交換媒体供給室、12…媒体入口、13…媒体出口、
14…冷却水、15a〜15d…乱流形成部。
Claims (13)
- 【請求項1】 一面が熱交換部に接して配置されるベー
ス部材を備え、このベース部材は、前記熱交換部に近接
する部分に形成されかつ第1の乱流形成部を有する多角
形状の熱交換媒体供給室と、この熱交換媒体供給室内に
熱交換媒体を導くためにこの熱交換媒体供給室の中心か
ら離れた位置に形成された媒体入口と、前記熱交換媒体
供給室の中央付近に形成された媒体出口とを有すること
を特徴とする熱交換装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の熱交換装置において、前
記熱交換部は、対向した冷却面と放熱面とからなる2つ
の伝熱面を半導体素子を介して備えるペルチェ効果を利
用した電子熱交換素子を含み、前記熱交換部は、前記伝
熱面のいずれか一つであることを特徴とする熱交換装
置。 - 【請求項3】 請求項2記載の熱交換装置において、前
記ベース部材と前記熱交換素子との間には、冷却体ある
いは放熱体となる中間部材が配置されていることを特徴
とする熱交換装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のうちのいずれか一つに記
載の熱交換装置において、前記媒体入口は、前記熱交換
媒体供給室の内壁に沿って媒体を導く方向に開口してい
ることを特徴とする熱交換装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のうちのいずれか一つに記
載の熱交換装置において、前記媒体出口は、断面逆台形
状のくぼみを有することを特徴とする熱交換装置。 - 【請求項6】 一面が熱交換部に接して配置されるベー
ス部材とを備え、このベース部材は、前記熱交換部に近
接する部分に形成されかつ第1の乱流形成部を有する多
角形状の熱交換媒体供給室と、この熱交換媒体供給室内
に熱交換媒体を導くためにこの熱交換媒体供給室の中心
から離れた位置に形成された媒体入口と、前記熱交換媒
体供給室の中央付近に形成されかつ熱交換媒体をさらに
乱流化させる第2の乱流形成部となる形状を持った媒体
出口とを有することを特徴とする熱交換装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の熱交換装置において、前
記熱交換部は、対向した冷却面と放熱面とからなる2つ
の伝熱面を半導体素子を介して備えるペルチェ効果を利
用した電子熱交換素子を含み、前記熱交換部は、前記伝
熱面のいずれか一つであることを特徴とする熱交換装
置。 - 【請求項8】 請求項6記載の熱交換装置において、前
記第2の乱流形成部は、前記熱交換媒体供給室の中心か
ら偏心した位置に形成された円形孔であることを特徴と
する熱交換装置。 - 【請求項9】 請求項6記載の熱交換装置において、前
記第2の乱流形成部は、前記熱交換媒体供給室の中心か
ら偏心した位置に形成された多角形状孔であることを特
徴とする熱交換装置。 - 【請求項10】 請求項6記載の熱交換装置において、
前記第2の乱流形成部は、前記熱交換媒体供給室の略中
心に形成された多角形状の孔であることを特徴とする熱
交換装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の熱交換装置におい
て、前記熱交換媒体供給室の略中心に形成された多角形
状の孔は、点対称でない多角形状であることを特徴とす
る熱交換装置。 - 【請求項12】 請求項6〜10のうちのいずれか一つ
に記載の熱交換装置において、前記媒体出口は、断面逆
台形状のくぼみを有することを特徴とする熱交換装置。 - 【請求項13】 請求項6〜10のうちのいずれか一つ
に記載の熱交換装置において、前記媒体入口は、前記熱
交換媒体供給室の内壁に沿って媒体を導く方向に開口し
ていることを特徴とする熱交換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22147994A JP3460865B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-09-16 | 熱交換装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15363594 | 1994-07-05 | ||
| JP6-153635 | 1994-07-05 | ||
| JP22147994A JP3460865B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-09-16 | 熱交換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0875303A true JPH0875303A (ja) | 1996-03-19 |
| JP3460865B2 JP3460865B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=26482196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22147994A Expired - Fee Related JP3460865B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-09-16 | 熱交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3460865B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10246531A (ja) * | 1997-03-03 | 1998-09-14 | Eco Touenteii One:Kk | 熱電変換装置 |
| JP2010514225A (ja) * | 2006-12-18 | 2010-04-30 | アメリカン パワー コンバージョン コーポレイション | 熱電制御冷蔵室アセンブリ |
| EP2813786A3 (en) * | 2011-04-05 | 2015-01-07 | Koolkwic Limited | Cooling apparatus |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP22147994A patent/JP3460865B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10246531A (ja) * | 1997-03-03 | 1998-09-14 | Eco Touenteii One:Kk | 熱電変換装置 |
| JP2010514225A (ja) * | 2006-12-18 | 2010-04-30 | アメリカン パワー コンバージョン コーポレイション | 熱電制御冷蔵室アセンブリ |
| EP2813786A3 (en) * | 2011-04-05 | 2015-01-07 | Koolkwic Limited | Cooling apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3460865B2 (ja) | 2003-10-27 |
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