JPH0875596A - 風洞試験用スティング - Google Patents
風洞試験用スティングInfo
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- JPH0875596A JPH0875596A JP21581694A JP21581694A JPH0875596A JP H0875596 A JPH0875596 A JP H0875596A JP 21581694 A JP21581694 A JP 21581694A JP 21581694 A JP21581694 A JP 21581694A JP H0875596 A JPH0875596 A JP H0875596A
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Landscapes
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、風洞模型を風洞計測部に設置する
ための風洞試験用スティングに関する。従来のスティン
グが鋼製の一体成形でつくられているため、構造減衰率
が小さく、風洞模型に発生する振動を低減できず、風洞
試験が困難になる場合が生じていた。 【構成】 本発明では、スティングを、天秤を介して風
洞模型を装着する先端部、および風洞装置に連結する付
根部を具える鋼製の芯材と、芯材との間に間隔をあけ
て、芯材を被覆する外皮材と、芯材と外皮材との間に充
填される樹脂材で形成するようにした。これにより、風
洞模型に発生する振動は樹脂材によって低減し、振動の
発生し易い風洞模型による、振動の発生し易い高迎角で
の風洞試験ができるようになる。また、スティングの軽
量化により、固有振動数が高くなり、風洞模型に発生す
る振動との共振が回避でき、振動の発散増大を防止する
ことができる。
ための風洞試験用スティングに関する。従来のスティン
グが鋼製の一体成形でつくられているため、構造減衰率
が小さく、風洞模型に発生する振動を低減できず、風洞
試験が困難になる場合が生じていた。 【構成】 本発明では、スティングを、天秤を介して風
洞模型を装着する先端部、および風洞装置に連結する付
根部を具える鋼製の芯材と、芯材との間に間隔をあけ
て、芯材を被覆する外皮材と、芯材と外皮材との間に充
填される樹脂材で形成するようにした。これにより、風
洞模型に発生する振動は樹脂材によって低減し、振動の
発生し易い風洞模型による、振動の発生し易い高迎角で
の風洞試験ができるようになる。また、スティングの軽
量化により、固有振動数が高くなり、風洞模型に発生す
る振動との共振が回避でき、振動の発散増大を防止する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風洞試験に於て、風洞
模型を風洞計測部に設置するために使用するスティン
グ、特に制振機能を有する風洞試験用スティングに関す
る。
模型を風洞計測部に設置するために使用するスティン
グ、特に制振機能を有する風洞試験用スティングに関す
る。
【0002】
【従来の技術】航空機の開発試験の中に、実機と相似に
製作された風洞模型を使用し、実機特性を求める風洞模
型がある。通常の風洞試験では、図5に示すように、ス
ティング51の先端部56に天秤52を介して連結され
た風洞模型53に発生する空気力を天秤52により、風
洞模型53に設定されるX軸、Y軸、Z軸各方向の力、
およびこれらの各軸まわりの回転モーメントを計測し、
実機特性を求めるようにしている。また、スティング5
1は、前述の通り風洞模型53を先端部56に連結し、
風洞模型53を風洞計測部に設置するとともに、その後
端の付根部55を連結した風洞装置60を、上下動させ
ることによって、風洞の軸心方向に流れる気流Fに対す
る風洞模型53の迎角αを変更するようにしている。
製作された風洞模型を使用し、実機特性を求める風洞模
型がある。通常の風洞試験では、図5に示すように、ス
ティング51の先端部56に天秤52を介して連結され
た風洞模型53に発生する空気力を天秤52により、風
洞模型53に設定されるX軸、Y軸、Z軸各方向の力、
およびこれらの各軸まわりの回転モーメントを計測し、
実機特性を求めるようにしている。また、スティング5
1は、前述の通り風洞模型53を先端部56に連結し、
風洞模型53を風洞計測部に設置するとともに、その後
端の付根部55を連結した風洞装置60を、上下動させ
ることによって、風洞の軸心方向に流れる気流Fに対す
る風洞模型53の迎角αを変更するようにしている。
【0003】図6は、従来使用されている通常の円形ス
ティング51の全体を表わしたものであるが、風洞試験
の目的によっては、図7に示す様な、先端部56と付根
部55の間を平たくした、平板スティング54を使用す
る場合もある。すなわち、スティングには、風洞模型5
3を風洞計測部に設置し、気流Fに対する風洞模型53
の迎角αを変角するほか、風洞模型53の後方の流れ
(後流)を、実機と相似の流れに整流して、後流の乱れ
により風洞模型53のまわりの流れが乱れ、実機特性と
異なる空気力が風洞模型53に発生させることがないよ
うにすることも目的としている。このため、スティング
先端部56後方の形状、大きさは強度上からの要求のほ
かに、後流を整流できる形状、大きさにする必要があ
る。
ティング51の全体を表わしたものであるが、風洞試験
の目的によっては、図7に示す様な、先端部56と付根
部55の間を平たくした、平板スティング54を使用す
る場合もある。すなわち、スティングには、風洞模型5
3を風洞計測部に設置し、気流Fに対する風洞模型53
の迎角αを変角するほか、風洞模型53の後方の流れ
(後流)を、実機と相似の流れに整流して、後流の乱れ
により風洞模型53のまわりの流れが乱れ、実機特性と
異なる空気力が風洞模型53に発生させることがないよ
うにすることも目的としている。このため、スティング
先端部56後方の形状、大きさは強度上からの要求のほ
かに、後流を整流できる形状、大きさにする必要があ
る。
【0004】また、このような、従来のスティング5
1,54は鋼製材料による一体成形で製作されているた
め構造減衰率は1%以下と低く、また、重量の大きいも
のとなっており、その先端部に取付けられる風洞模型の
固有振動数は小さいものとなっている。このため、風洞
模型53を気流Fに対し大きな迎角αに設定し、風洞模
型53が空力的に不安定となり、振動が発生した場合、
スティング51,54を含む支持系に、振動を減衰させ
る力がなく、また、風洞模型53の加振がスティング5
1,54の先端に取り付けられた風洞模型53の固有振
動数に近い振動数で行われるため、風洞模型53の振動
が発散し、風洞試験が不可能となる場合がある。
1,54は鋼製材料による一体成形で製作されているた
め構造減衰率は1%以下と低く、また、重量の大きいも
のとなっており、その先端部に取付けられる風洞模型の
固有振動数は小さいものとなっている。このため、風洞
模型53を気流Fに対し大きな迎角αに設定し、風洞模
型53が空力的に不安定となり、振動が発生した場合、
スティング51,54を含む支持系に、振動を減衰させ
る力がなく、また、風洞模型53の加振がスティング5
1,54の先端に取り付けられた風洞模型53の固有振
動数に近い振動数で行われるため、風洞模型53の振動
が発散し、風洞試験が不可能となる場合がある。
【0005】近年設計される航空機は、要求性能の特殊
性から、必ずしも、安定した形状のものではなく、その
風洞模型は、風洞試験において大きな振動が発生するも
のがある。このような、風洞模型を使って風洞試験を行
う場合、従来の上述したスティングによる支持では、こ
の振動を制する事が出来ない場合が多々発生している。
性から、必ずしも、安定した形状のものではなく、その
風洞模型は、風洞試験において大きな振動が発生するも
のがある。このような、風洞模型を使って風洞試験を行
う場合、従来の上述したスティングによる支持では、こ
の振動を制する事が出来ない場合が多々発生している。
【0006】また、航空機の超音速時の実機特性を求め
る超音速風洞試験においては、風洞始動時、風洞内に生
じるスターティングロードにより風洞模型53が加振さ
れ、風洞模型53に振動が発生し、風洞試験が不可能と
なることもある。
る超音速風洞試験においては、風洞始動時、風洞内に生
じるスターティングロードにより風洞模型53が加振さ
れ、風洞模型53に振動が発生し、風洞試験が不可能と
なることもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の従来
装置の不具合を解消し、風洞模型に振動が発生しても、
振動を減衰し、また、風洞模型の振動と共振することが
なく、発生した振動を発散させることのない、風洞試験
用スティングを提供することを課題とする。
装置の不具合を解消し、風洞模型に振動が発生しても、
振動を減衰し、また、風洞模型の振動と共振することが
なく、発生した振動を発散させることのない、風洞試験
用スティングを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の風洞
試験用スティングは、次の手段とした。 (1)天秤を固定する先端部、風洞装置と連結する付根
部を後端に設けた鋼製の芯材、芯材との間に間隙を設け
て芯材を被覆し、外周面を先端部に取付けた風洞模型の
後流を整流するようにして、芯材と固着される鋼製の外
皮材、および芯材と外皮材の間に充填され、風洞模型に
発生し、芯材を介して伝達される振動を減衰する樹脂材
を設けた。
試験用スティングは、次の手段とした。 (1)天秤を固定する先端部、風洞装置と連結する付根
部を後端に設けた鋼製の芯材、芯材との間に間隙を設け
て芯材を被覆し、外周面を先端部に取付けた風洞模型の
後流を整流するようにして、芯材と固着される鋼製の外
皮材、および芯材と外皮材の間に充填され、風洞模型に
発生し、芯材を介して伝達される振動を減衰する樹脂材
を設けた。
【0009】また、他の本発明の風洞試験用スティング
は、次の手段とした。 (2)(1)項の芯材と同様な芯材、および芯材を被覆
し、外周面を先端に取付けた風洞模型の後流を整流する
とともに、風洞模型で発生し、芯材を介して伝達される
振動との共振を回避し、振動を減衰する繊維強化樹脂を
設けた。
は、次の手段とした。 (2)(1)項の芯材と同様な芯材、および芯材を被覆
し、外周面を先端に取付けた風洞模型の後流を整流する
とともに、風洞模型で発生し、芯材を介して伝達される
振動との共振を回避し、振動を減衰する繊維強化樹脂を
設けた。
【0010】
【作用】本発明の風洞試験用スティングでは、上記
(1)の手段により、 (1)風洞模型の高迎角設定等により、風洞模型に発生
し、芯材先端に入った振動荷重は、芯材と外皮材との間
隙に充填した樹脂を介し、外皮に伝達される。しかし、
この伝達の過程で、樹脂材の制振作用により振動エネル
ギーは、熱エネルギーに変換され、振動の大きさを低減
する制振効果が生じ、振動が発散するようなことはなく
なり、風洞試験に支障を及ぼすことはなくなる。また、
風洞模型の後流は、従来のスティングと同様に、実機と
相似な流れに整流できる。
(1)の手段により、 (1)風洞模型の高迎角設定等により、風洞模型に発生
し、芯材先端に入った振動荷重は、芯材と外皮材との間
隙に充填した樹脂を介し、外皮に伝達される。しかし、
この伝達の過程で、樹脂材の制振作用により振動エネル
ギーは、熱エネルギーに変換され、振動の大きさを低減
する制振効果が生じ、振動が発散するようなことはなく
なり、風洞試験に支障を及ぼすことはなくなる。また、
風洞模型の後流は、従来のスティングと同様に、実機と
相似な流れに整流できる。
【0011】また、他の本発明の風洞試験用スティング
では、上記(2)の手段により、 (2)風洞模型に発生し、芯材先端に入った振動荷重
は、芯材の表面を被覆した繊維強化樹脂の持つ制振作用
により、低減することができる。また、風洞模型の後流
を、実機の後流と相似に整流する従来のスティングと略
同じ形状を、芯材の表面に繊維強化樹脂を被覆すること
によって形成したので、整流効果が得られるほか、重量
が軽減されて、先端に取付けられる風洞模型の固有振動
数を高めることができ、風洞模型に発生する振動の共振
による振動発散を防止できる。
では、上記(2)の手段により、 (2)風洞模型に発生し、芯材先端に入った振動荷重
は、芯材の表面を被覆した繊維強化樹脂の持つ制振作用
により、低減することができる。また、風洞模型の後流
を、実機の後流と相似に整流する従来のスティングと略
同じ形状を、芯材の表面に繊維強化樹脂を被覆すること
によって形成したので、整流効果が得られるほか、重量
が軽減されて、先端に取付けられる風洞模型の固有振動
数を高めることができ、風洞模型に発生する振動の共振
による振動発散を防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の風洞試験用スティングの実施
例を図面にもとづき説明する。図1は本発明の風洞試験
用スティングの第1実施例を示す図で、図1(A)は分
解した状態を示す斜視図、図1(B)は図1(A)の組
立状態を示す斜視図、図1(C)は図1(B)の矢視A
−A断面図、図2は第2実施例を示す図で、図2(A)
は組立状態を示す斜視図、図2(B)は図2(A)の矢
視B−B断面図、図3は第3実施例を示す図で、図3
(A)は全体斜視図、図3(B)は図3(A)の矢視C
−C断面図、図4は第4実施例を示す図で、図4(A)
は全体斜視図、図4(B)は図4(A)の矢視D−D断
面図である。
例を図面にもとづき説明する。図1は本発明の風洞試験
用スティングの第1実施例を示す図で、図1(A)は分
解した状態を示す斜視図、図1(B)は図1(A)の組
立状態を示す斜視図、図1(C)は図1(B)の矢視A
−A断面図、図2は第2実施例を示す図で、図2(A)
は組立状態を示す斜視図、図2(B)は図2(A)の矢
視B−B断面図、図3は第3実施例を示す図で、図3
(A)は全体斜視図、図3(B)は図3(A)の矢視C
−C断面図、図4は第4実施例を示す図で、図4(A)
は全体斜視図、図4(B)は図4(A)の矢視D−D断
面図である。
【0013】図1に示す二重構造のスティングは、円形
スティングに適用するもので、芯材1、外皮材2、およ
び芯材1と外皮材2の間に充填される樹脂材3からな
る。
スティングに適用するもので、芯材1、外皮材2、およ
び芯材1と外皮材2の間に充填される樹脂材3からな
る。
【0014】芯材1は、先端に設けられ天秤を装着する
先端部4と、後端に設けられ風洞装置と連結する付根部
5とを設けた鋼製のもので、先端部4と付根部5との間
は矩形角状に形成されている。
先端部4と、後端に設けられ風洞装置と連結する付根部
5とを設けた鋼製のもので、先端部4と付根部5との間
は矩形角状に形成されている。
【0015】また、外皮材2は、同様に鋼製で、上面外
皮材2A、下面外皮材2Bからなる二ツ割形状にされて
おり、内部に芯材1を収容するための溝6が設けられて
いる。この溝6は芯材1を上面外皮材2A、下面外皮材
3Bで挟み込んだとき、外皮材2の内面と芯材1の外面
との間に、間隙ができる大きさのものとされている。ま
た、外皮材2の両側部には、上面外皮材2Aと下面外皮
材2Bを結合するための連結孔7が長手方向に等ピッチ
で設けられている。
皮材2A、下面外皮材2Bからなる二ツ割形状にされて
おり、内部に芯材1を収容するための溝6が設けられて
いる。この溝6は芯材1を上面外皮材2A、下面外皮材
3Bで挟み込んだとき、外皮材2の内面と芯材1の外面
との間に、間隙ができる大きさのものとされている。ま
た、外皮材2の両側部には、上面外皮材2Aと下面外皮
材2Bを結合するための連結孔7が長手方向に等ピッチ
で設けられている。
【0016】このような、芯材1と外皮材2を図1
(B)に示すような組立状態にするには、外皮材2の溝
6に樹脂材3を適量充填し、芯材1の上、および下方か
ら、上面外皮材2A、および下面外皮材2Bを芯材1の
取付場所に押し付け、外皮材2の両側部長手方向に設け
た連結孔7にボルト8を挿入して、締付けていく。これ
により、上面外皮材2Aと下面外皮材2Bは、内部に芯
材1を挿入した状態で一体化される。また、外皮材2の
溝6に充填された樹脂材3は、ボルト8の締付けととも
に、その流動性により、芯材1の外面と外皮材2の内面
の間の間隙を完全に埋め、余剰分は分割面9、および芯
材1と外皮材2の結合部から外部へ漏出する。この樹脂
材3の固化をまって、本実施例の二重構造のスティング
は完成する。
(B)に示すような組立状態にするには、外皮材2の溝
6に樹脂材3を適量充填し、芯材1の上、および下方か
ら、上面外皮材2A、および下面外皮材2Bを芯材1の
取付場所に押し付け、外皮材2の両側部長手方向に設け
た連結孔7にボルト8を挿入して、締付けていく。これ
により、上面外皮材2Aと下面外皮材2Bは、内部に芯
材1を挿入した状態で一体化される。また、外皮材2の
溝6に充填された樹脂材3は、ボルト8の締付けととも
に、その流動性により、芯材1の外面と外皮材2の内面
の間の間隙を完全に埋め、余剰分は分割面9、および芯
材1と外皮材2の結合部から外部へ漏出する。この樹脂
材3の固化をまって、本実施例の二重構造のスティング
は完成する。
【0017】次に、図2に示す二重構造のスティング
は、平板スティングに適用するもので、第1実施例と同
様に天秤を装着する先端部4、および風洞装置と連結す
る付根部を具えた芯材11、芯材11の平板部12を両
側から被覆する外皮材13、および芯材11と外皮材1
3の間に充填する樹脂材14とからなる。そして、平板
部12の両側から内面に形成した16に樹脂材14を充
填した外皮材13を取付け、外皮材13の長手方向、
上、下端部に設けた連結孔7にボルト8を通し、締付け
ることにより、図2(A)に示すように組立状態とな
る。また、樹脂材14は、図2(B)に示すように芯材
11(平板部)の外周面と外皮材13の内周面の間に均
等に充填された状態となる。
は、平板スティングに適用するもので、第1実施例と同
様に天秤を装着する先端部4、および風洞装置と連結す
る付根部を具えた芯材11、芯材11の平板部12を両
側から被覆する外皮材13、および芯材11と外皮材1
3の間に充填する樹脂材14とからなる。そして、平板
部12の両側から内面に形成した16に樹脂材14を充
填した外皮材13を取付け、外皮材13の長手方向、
上、下端部に設けた連結孔7にボルト8を通し、締付け
ることにより、図2(A)に示すように組立状態とな
る。また、樹脂材14は、図2(B)に示すように芯材
11(平板部)の外周面と外皮材13の内周面の間に均
等に充填された状態となる。
【0018】次に、図3は芯材21の外周面に、炭素繊
維強化プラスチック(CFRP)、又はガラス繊維強化
プラスチック(GFRP)等の繊維強化樹脂22をロー
ビングで巻き付け、外皮材2を芯材1に取付けた第1実
施例のスティング形状と同形状にしたものである。すな
わち、本実施例では芯材21とCFRP、又はGFRP
のみでスティングを形成している。
維強化プラスチック(CFRP)、又はガラス繊維強化
プラスチック(GFRP)等の繊維強化樹脂22をロー
ビングで巻き付け、外皮材2を芯材1に取付けた第1実
施例のスティング形状と同形状にしたものである。すな
わち、本実施例では芯材21とCFRP、又はGFRP
のみでスティングを形成している。
【0019】次に、図4は平板スティングの芯材31の
平板部32両側部を切削して凹所を形成し、この凹所
に、前記GFRP、又はCFRPで作製した外皮33を
接着したものである。
平板部32両側部を切削して凹所を形成し、この凹所
に、前記GFRP、又はCFRPで作製した外皮33を
接着したものである。
【0020】本実施例は上述のように構成されるので、
図1,図2に示す第1、および第2実施例においては、
芯材1,11の先端部4に天秤を介して取付けられた風
洞模型に発生した振動荷重は芯材1,11を介して、外
皮材2,12に伝達されるが、芯材1,11と外皮材
2,13の間に充填された樹脂材3,14の制振作用に
より、熱エネルギーに変換され低減する。これらの実施
例においては、前記した従来の一体型スティングに比較
して、4〜5倍の構造減衰率が得られる。また、鋼製の
芯材1,11と外皮材2,13により、空力荷重に耐え
る風洞内の模型設置が可能になるとともに、スティング
の外形形状を、従来のものと同様に、風洞模型の後流を
実機と相似の流れにすることができる。
図1,図2に示す第1、および第2実施例においては、
芯材1,11の先端部4に天秤を介して取付けられた風
洞模型に発生した振動荷重は芯材1,11を介して、外
皮材2,12に伝達されるが、芯材1,11と外皮材
2,13の間に充填された樹脂材3,14の制振作用に
より、熱エネルギーに変換され低減する。これらの実施
例においては、前記した従来の一体型スティングに比較
して、4〜5倍の構造減衰率が得られる。また、鋼製の
芯材1,11と外皮材2,13により、空力荷重に耐え
る風洞内の模型設置が可能になるとともに、スティング
の外形形状を、従来のものと同様に、風洞模型の後流を
実機と相似の流れにすることができる。
【0021】また、図3、図4に示す、第3、および第
4実施例においては、芯材21,31の表面に、繊維強
化樹脂22,32を取付ける事により重量軽減が出来、
先端に取付けられる風洞模型の固有振動数が上り、風洞
模型に発生する振動との共振が回避できると同時に、繊
維強化樹脂が持つ緩衝効果より制振出来る。さらに、ス
ティングの組立状態における外形形状は、従来のスティ
ングと略同じ形状にでき、風洞模型の後流を実機のもの
と相似でき、正確な実機特性を求めることができる。
4実施例においては、芯材21,31の表面に、繊維強
化樹脂22,32を取付ける事により重量軽減が出来、
先端に取付けられる風洞模型の固有振動数が上り、風洞
模型に発生する振動との共振が回避できると同時に、繊
維強化樹脂が持つ緩衝効果より制振出来る。さらに、ス
ティングの組立状態における外形形状は、従来のスティ
ングと略同じ形状にでき、風洞模型の後流を実機のもの
と相似でき、正確な実機特性を求めることができる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の風洞試験用
スティングによれば、請求項1に示す構成により (1)風洞模型に発生し、芯材先端に入った振動荷重
は、芯材と外皮材との間に充填した樹脂材により、振動
エネルギーが熱エネルギーに変換され低減する。これに
より、高速、および高迎角における風洞試験ができると
ともに、振動低減により風洞試験データの精度が向上す
る。
スティングによれば、請求項1に示す構成により (1)風洞模型に発生し、芯材先端に入った振動荷重
は、芯材と外皮材との間に充填した樹脂材により、振動
エネルギーが熱エネルギーに変換され低減する。これに
より、高速、および高迎角における風洞試験ができると
ともに、振動低減により風洞試験データの精度が向上す
る。
【0023】また、風洞模型の後流は、従来スティング
と同様に、実機と相似の後流とすることができ、この面
からも風洞試験データの精度を向上させることができ
る。また、他の本発明の風洞試験用スティングによれ
ば、請求項2に示す構成より、 (2)上記(1)と同様の効果が得られるほか、スティ
ングの先端に取付けられる風洞模型の固有振動数を高め
ることができるので、風洞模型に発生する振動が発散す
るようなことはなく、風洞試験の自由度が増す。
と同様に、実機と相似の後流とすることができ、この面
からも風洞試験データの精度を向上させることができ
る。また、他の本発明の風洞試験用スティングによれ
ば、請求項2に示す構成より、 (2)上記(1)と同様の効果が得られるほか、スティ
ングの先端に取付けられる風洞模型の固有振動数を高め
ることができるので、風洞模型に発生する振動が発散す
るようなことはなく、風洞試験の自由度が増す。
【図1】本発明の風洞試験用スティングの第1実施例を
示す図で、図1(A)は分解した状態を示す斜視図、図
1(B)は図1(A)の組立状態を示す斜視図、図
(C)は図1(B)の矢視A−A断面図。
示す図で、図1(A)は分解した状態を示す斜視図、図
1(B)は図1(A)の組立状態を示す斜視図、図
(C)は図1(B)の矢視A−A断面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す図で、図2(A)は
組立状態を示す斜視図、図2(B)は図2(A)の矢視
B−B断面図。
組立状態を示す斜視図、図2(B)は図2(A)の矢視
B−B断面図。
【図3】本発明の第3実施例を示す図で、図3(A)は
全体斜視図、図3(B)は図3(A)の矢視C−C断面
図。
全体斜視図、図3(B)は図3(A)の矢視C−C断面
図。
【図4】図4は第4実施例を示す図で、図4(A)は全
体斜視図、図4(B)は図4(A)の矢視D−D断面
図。
体斜視図、図4(B)は図4(A)の矢視D−D断面
図。
【図5】スティングに風洞模型をセットした状態を示
す、一部断面図による側面図。
す、一部断面図による側面図。
【図6】従来の円形スティングを示す斜視図。
【図7】従来の平板スティングを示す斜視図である。
1,11,21,31 芯材 2,13 外皮材 3,14 樹脂材 4 先端部 5 付根部 6,16 溝部 7 取付孔 8 ボルト 9 分割面 12,32 平板部 22,23 繊維強化樹脂
Claims (2)
- 【請求項1】 空力特性を計測する風洞模型を天秤を介
して連結し、風洞計測部に設置する風洞試験用スティン
グにおいて、前記天秤を固着する先端部、および風洞装
置と連結する付根部を設けた鋼製の芯材と、間隙を設け
て前記芯材を被覆し、前記風洞模型の後流を整流する鋼
製の外皮材と、前記芯材と外皮材の間に充填し、前記芯
材の振動を減衰する樹脂材とからなることを特徴とする
風洞試験用スティング。 - 【請求項2】 空力特性を計測する風洞模型を天秤を介
して連結し、風洞計測部に設置する風洞試験用スティン
グにおいて、前記天秤を固着する先端部、および風洞装
置と連結する付根部を設けた鋼製の芯材と、前記芯材を
被覆し前記風洞模型の後流を整流するとともに、前記芯
材の振動を減衰する繊維強化樹脂からなることを特徴と
する風洞試験用スティング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21581694A JPH0875596A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 風洞試験用スティング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21581694A JPH0875596A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 風洞試験用スティング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0875596A true JPH0875596A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16678736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21581694A Withdrawn JPH0875596A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 風洞試験用スティング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0875596A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002021097A1 (en) * | 2000-09-07 | 2002-03-14 | Bae Systems Plc | Wind tunnel testing |
| CN110057534A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-07-26 | 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 | 一种天平与通气式支杆的连接装置及连接方法 |
| CN110160738A (zh) * | 2019-03-21 | 2019-08-23 | 北京机电工程研究所 | 用于翼面风洞试验的整流装置、设计方法及翼身融合装置 |
| CN112304561A (zh) * | 2020-10-23 | 2021-02-02 | 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 | 一种高速风洞内式天平短舱支撑试验装置 |
| CN112304562A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-02-02 | 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 | 一种用于高超声速风洞的测力测热整体式模型装置 |
| CN113884273A (zh) * | 2021-08-30 | 2022-01-04 | 中国航天空气动力技术研究院 | 一种同时测量气动力和表面热流的风洞试验标模 |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP21581694A patent/JPH0875596A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002021097A1 (en) * | 2000-09-07 | 2002-03-14 | Bae Systems Plc | Wind tunnel testing |
| CN110160738A (zh) * | 2019-03-21 | 2019-08-23 | 北京机电工程研究所 | 用于翼面风洞试验的整流装置、设计方法及翼身融合装置 |
| CN110160738B (zh) * | 2019-03-21 | 2020-10-23 | 北京机电工程研究所 | 用于翼面风洞试验的整流装置、设计方法及翼身融合装置 |
| CN110057534A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-07-26 | 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 | 一种天平与通气式支杆的连接装置及连接方法 |
| CN110057534B (zh) * | 2019-05-24 | 2023-11-24 | 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 | 一种天平与通气式支杆的连接装置及连接方法 |
| CN112304561A (zh) * | 2020-10-23 | 2021-02-02 | 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 | 一种高速风洞内式天平短舱支撑试验装置 |
| CN112304562A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-02-02 | 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 | 一种用于高超声速风洞的测力测热整体式模型装置 |
| CN112304562B (zh) * | 2020-10-30 | 2022-02-25 | 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 | 一种用于高超声速风洞的测力测热整体式模型装置 |
| CN113884273A (zh) * | 2021-08-30 | 2022-01-04 | 中国航天空气动力技术研究院 | 一种同时测量气动力和表面热流的风洞试验标模 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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