JPH0875931A - プラスチック光ファイバ母材及びその製造方法 - Google Patents

プラスチック光ファイバ母材及びその製造方法

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JPH0875931A
JPH0875931A JP6210100A JP21010094A JPH0875931A JP H0875931 A JPH0875931 A JP H0875931A JP 6210100 A JP6210100 A JP 6210100A JP 21010094 A JP21010094 A JP 21010094A JP H0875931 A JPH0875931 A JP H0875931A
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JP
Japan
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optical fiber
core
fiber preform
clad
plastic optical
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JP6210100A
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Inventor
Takeshi Nonaka
毅 野中
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性良く線引することが可能なプラスチッ
ク光ファイバ母材、及びその製造方法を提供する。 【構成】 コアと、該コアより低い屈折率を有するクラ
ッドとからなり、且つ、該クラッド及びコアのGPC
(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)による重
量平均分子量が10, 000以上300, 000以下で
あるプラスチック光ファイバ母材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック光ファイバ
母材、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コアおよびクラッドが共にプラスチック
からなるプラスチック光ファイバは、光信号の送受を行
う装置間(例えば電子装置間)において、その伝送損失
が実質的に問題とされない程度の近距離の光伝送路とし
ては、ガラス光ファイバと比べてむしろ使い易いという
特徴を有している。加えて、プラスチック光ファイバ
は、通常はガラス光ファイバより低コストとすることが
可能であるために、近距離の光伝送路として多用されて
いる。このような特徴を有するプラスチック光ファイバ
は、特にLAN(local area network)、ISDN(in
tegrated service digital network)等の次世代通信網
構想において、その重要性が増してきている。
【0003】プラスチック光ファイバとしては、図1に
模式的に示すような屈折率分布を有する光ファイバ、す
なわちステップインデックス(SI)型光ファイバが実
用化されている。
【0004】また、このSI型光ファイバに比較して時
間当りの情報量を多量に送ることが可能(伝送容量が多
い)で、通信用としてより好適な特性を有する光ファイ
バとして、図2に模式的に示すような屈折率分布を有す
るグレーデッドインデックス(GI)型光ファイバも提
案されている。
【0005】従来においてプラスチック光ファイバ母材
を製造する方法としては、例えば特開平4−97302
号公報に記載されているように、クラッド材を重合した
後、反応性の異なる複数の材料を用いてコアを合成する
際に、いわゆる「ゲル効果」を利用することにより、プ
ラスチック光ファイバ母材を作製する方法が公知であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者の検討によれば、このような従来の方法により作製さ
れたプラスチック光ファイバ母材を用いた場合、線引の
際熱をかけても延伸しにくいという問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解消するプラスチック光ファイバ母材、及びその製
造方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、作業性良く線引する
ことが可能なプラスチック光ファイバ母材、及びその製
造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究の結
果、従来のプラスチック光ファイバ母材を線引する際の
作業性不良は、重合によりクラッドおよび/又はコアを
得る際の分子量の調整が不充分であったためであること
を見出した。
【0010】本発明のプラスチック光ファイバ母材の製
造方法は上記知見に基づくものであり、より詳しくは、
コアと、該コアより低い屈折率を有するクラッドとを含
むプラスチック光ファイバ母材を製造する方法であっ
て;中空回転体形状を有するクラッド中で、コア形成用
モノマーを重合させることにより、前記コアおよびクラ
ッドのGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー)による重量平均分子量が10, 000以上300,
000以下のプラスチック光ファイバ母材を形成するこ
とを特徴とするものである。
【0011】本発明によれば、更に、コアと、該コアよ
り低い屈折率を有するクラッドとからなり、且つ、該ク
ラッド及びコアのGPC(ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー)による重量平均分子量が10, 000以
上300, 000以下であることを特徴とするプラスチ
ック光ファイバ母材が提供される。
【0012】以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本
発明を詳細に説明する。
【0013】(プラスチック光ファイバ母材)図3は、
本発明のプラスチック光ファイバ母材10の構成の一態
様を示す模式斜視図である。図3を参照して、光ファイ
バ母材10は、コア11と、該コア11より低い屈折率
を有するクラッド12とからなる。
【0014】本発明においては、光ファイバ母材10の
コア11とクラッド12とを構成する高分子の、GPC
(gel permeation chromatography )による重量平均分
子量が、10, 000以上300, 000以下である。
この重量平均分子量が10,000未満では、光ファイ
バ母材の線引の際の断線が生じ易くなり、線引すること
が困難となる。一方、該重量平均分子量が300, 0
00を越えると、該母材が加熱時にも硬くなり過ぎて良
好な線引を行うことが困難となる。線引の際の作業性の
点からは、上記重量平均分子量は、30, 000以上2
50, 000以下(更には50, 000以上200, 0
00以下)であることが好ましい。
【0015】本発明において、光ファイバ母材10のコ
ア11とクラッド12とを構成する高分子の重量平均分
子量は、例えば、以下のようにして測定することが可能
である。
【0016】<重量平均分子量の測定方法>平均分子量
を測定すべきプラスチック光ファイバ母材の全体を、テ
トラヒドロフラン(THF)に溶解して、濃度が0.1
mg/ml程度のTHF溶液とする。
【0017】このようにして得たTHF溶液を、必要に
応じてメンブレン・フィルター(例えば、ミリポア社の
メンブレン・フィルター)を通過させた後、GPC測定
系に導入してGPC分析を行い、該GPC分析結果に基
づき光ファイバ母材の重量平均分子量を求める。このG
PC分析の際には、例えば、以下の測定条件が好適に用
いられる。
【0018】 GPC装置:東ソー社製、商品名:HLC-8020 GPCカラム:東ソー社製、商品名:TSK gel 4000HXL TSK gel 2500HXL TSK gel 2000HXL(3本連結) (内径7.8mm×長さ300mm(1本当たり)) カラム槽温度:40℃ 移動相:THF 流量:1.0ml/min 検出器:RI(屈折率) データ処理装置:東ソー社製、商品名:CP-8000 本発明においては、コア11を構成する高分子の重量平
均分子量(MR )は、10, 000以上300, 000
以下であることが好ましい。また、クラッド12を構成
する高分子の重量平均分子量(MD )も、10, 000
以上300, 000以下であることが好ましい。このよ
うなコア11またはクラッド12の重量平均分子量も、
上記した母材10全体の重量平均分子量と同様に測定す
ることが可能である。
【0019】本発明においては、上記MR とMD との比
D /MR は、0.8〜1.2程度、更には0.9〜
1.1程度であることが好ましい。
【0020】本発明において、前記した特定の分子量を
得るための方法は特に制限されないが、例えば、コア1
1および/又はクラッド12の重合を、重合開始剤およ
び/又は重合反応を停止させる連鎖移動剤の存在下に行
うことにより、更には、該重合開始剤および/又は連鎖
移動剤の量を調整することにより、前記した特定の分子
量を得ることが好ましい。
【0021】本発明においては、図3に示すように、コ
ア部11の径D1 は、所望のGI型の分布が容易に得ら
れる点からは、クラッド径D2 の80%以上であること
が好ましく、更には85%以上(特に90%以上)であ
ることが好ましい。
【0022】(光ファイバ母材の製造方法)次に、上記
したような特定の分子量を有する光ファイバ母材10を
製造する方法(本発明の光ファイバ母材の製造方法)の
好ましい態様について説明する。
【0023】本発明の光ファイバ母材の製造方法におい
ては、クラッド部12に対応するプラスチック製中空回
転体中で、高屈折率ドーパントと、コア(形成)用モノ
マーとを少なくとも含む組成物を重合させることが好ま
しい。
【0024】このようなコア形成用の重合反応において
は、上記コア用モノマー由来のオリゴマーまたはポリマ
ー中における粘度上昇により、連鎖担体(chain carrie
r ;例えば、ポリマー成長ラジカル)の拡散が阻害され
る、いわゆる「ゲル効果」に基づき、上記コア用モノマ
ーが優先的に重合に供されるため、屈折率が低いポリマ
ーが先に(コア中心部から見て、より外部に)生成し、
図2に示すようなGI型屈折率分布を有するコア部11
を得ることが可能となる。すなわち、ゲル効果によっ
て、コアの重合はコア、クラッド界面から中心に向かっ
て進むが、この際、高屈折率ドーパントはモノマーより
も分子サイズが大きいために中心に集まることとなり、
これに基づきGI型の屈折率分布が形成される。
【0025】本発明においては、光ファイバ母材10と
しての上記した「特定の分子量」を得ることが可能であ
る限り、コア形成反応に用いるべき「クラッド部12」
は、コア部11とは別に用意してもよく、また、それ自
体を重合により得てもよい。クラッドを重合により形成
する場合、上記したコア形成反応は該クラッド形成反応
と別個に行ってもよく、クラッド形成反応と連続して行
ってもよい。
【0026】該クラッド部12は、例えば、中空の回転
体形状を有する容器内で重合反応を行うことにより得る
ことが可能である。
【0027】次に、クラッド12およびコア11をとも
に重合により形成する本発明の態様について、説明す
る。
【0028】まず最初に中空の円筒体(例えばガラス容
器)の中でクラッドを重合により形成する。より具体的
には、該中空円筒体の中に、クラッドを構成するモノマ
ー(有機低分子材料)と重合開始剤とを少なくとも含む
クラッド形成用組成物を注入し、中空円筒体を回転させ
つつクラッドを形成させる。該重合開始剤の使用量は、
クラッド形成用モノマー全体に対して、0.001〜
1.0重量部程度、更には0.01〜0.3重量部程度
(特に0.05〜0.15重量部程度)であることが好
ましい。該クラッド重合の際重合開始剤の使用量が1.
0重量部を越えると、重合速度が速すぎて発泡が生じ易
くなる。一方、重合開始剤の使用量が0.001重量部
未満では、生成した重合体の分子量が小さくなる傾向が
あり、母材の線引の際に断線し易くなり、線引が困難に
なる。
【0029】このクラッド形成の際の重合においては、
必要に応じて、連鎖移動剤を用いてもよい。この連鎖移
動剤の使用量は、クラッド形成用モノマー全体に対し
て、0.001〜1.0重量部程度、更には0.01〜
0.3重量部程度(特に0.05〜0.15重量部程
度)であることが好ましい。該クラッド重合の際連鎖移
動剤の使用量が1.0重量部を越えると、分子量が小さ
くなる傾向があり、母材の線引の際に断線し易くなり、
線引が困難となる。一方、連鎖移動剤の使用量が0.0
01重量部未満では、生成した重合体の分子量が大きく
なる傾向があり、母材が硬すぎて線引しにくくなる。
【0030】このクラッド形成の際に用いる中空円筒体
の内径は、形成されるべきプラスチックファイバ母材1
0の外径に依存する。重合によりクラッドを形成する
際、該中空円筒体の回転数は、10, 000rpm以下
(更には、100〜5000rpm程度、特に500〜
2000rpm程度)であることが好ましい。
【0031】次いで、上記重合により形成した管状のク
ラッドを上記中空円筒体状の容器から取り出し、該クラ
ッド中に、少なくともコア形成用モノマーと、屈折率の
高い低分子化合物(高屈折率ドーパント)と、重合開始
剤とを含むコア形成用組成物を注入してコア重合を行
う。
【0032】該重合開始剤の使用量は、コア形成用モノ
マー全体(後述する高屈折率ドーパントを用いる場合に
は、(モノマー+高屈折率ドーパント)の全体)に対し
て、0.001〜1.0重量部程度、更には0.01〜
0.3重量部程度(特に0.05〜0.15重量部程
度)であることが好ましい。該コア重合の際重合開始剤
の使用量が1.0重量部を越えると、重合速度が速すぎ
て発泡が生じ易くなる。一方、重合開始剤の使用量が
0.001重量部未満では、生成した重合体の分子量が
小さくなる傾向があり、母材の線引の際に断線し易くな
り、連続線引(線かけ)が困難になる。
【0033】このコア形成の際の重合においては、必要
に応じて、連鎖移動剤を用いてもよい。この連鎖移動剤
の使用量は、コア形成用モノマー全体(後述する高屈折
率ドーパントを用いる場合には、(モノマー+高屈折率
ドーパント)の全体)に対して、0.001〜1.0重
量部程度、更には0.01〜0.3重量部程度(特に
0.05〜0.15重量部程度)であることが好まし
い。該コア重合の際連鎖移動剤の使用量が1.0重量部
を越えると、分子量が小さくなる傾向があり、母材の線
引の際に断線し易くなって、線引が困難となる。一方、
連鎖移動剤の使用量が0.001重量部未満では、生成
した重合体の分子量が大きくなる傾向があり、母材が硬
すぎて線引しにくくなる。
【0034】このコア形成の際のクラッド(コア形成用
の容器として機能する)の回転数は、10, 000rp
m以下(更には、100〜5000rpm程度、特に5
00〜2000rpm程度)であることが好ましい。
【0035】(クラッド用重合体)本発明において、上
記クラッド12を構成すべき重合体A(屈折率:Na
としては、公知の透明な重合体を特に制限なく使用する
ことが可能であるが、例えば、メチルメタクリレートの
単独重合体(ポリメチルメタクリレート:PMMA)、
ポリカーボネート(PC);あるいは、メチルメタクリ
レートと他の単量体との透明な共重合体が使用可能であ
る。このような「他の単量体」としては、例えば、単官
能の(メタ)アクリレート類、フッ素化アルキル(メ
タ)アクリレート類、多官能(メタ)アクリレート類、
アクリル酸、メタクリル酸等のアクリル系単量体;スチ
レン、クロロスチレン等のスチレン系単量体が好適に使
用可能である。
【0036】上記した重合体の中でも、ポリメチルメタ
クリレート(屈折率n=1.490)、又はポリカーボネ
ート(n=1.59)が特に好適に使用可能である。
【0037】(コア用重合体)本発明において、上記コ
ア11を構成すべき重合体B(屈折率:Nb )として
は、上記クラッド用重合体と同様に、公知の透明な重合
体を特に制限なく使用することが可能であるが、例え
ば、メチルメタクリレートの単独重合体(ポリメチルメ
タクリレート:PMMA)、ポリカーボネート(P
C);あるいは、メチルメタクリレートと他の単量体と
の透明な共重合体が使用可能である。このような「他の
単量体」としては、例えば、単官能の(メタ)アクリレ
ート類、フッ素化アルキル(メタ)アクリレート類、多
官能(メタ)アクリレート類、アクリル酸、メタクリル
酸等のアクリル系単量体;スチレン、クロロスチレン等
のスチレン系単量体が好適に使用可能である。
【0038】上記した重合体の中でも、ポリメチルメタ
クリレート(屈折率n=1.490)、又はポリカーボネ
ート(n=1.59)が特に好適に使用可能である。
【0039】本発明においては、コア11を構成する材
料としては、クラッド−コア間における接着性を考慮す
れば、クラッド12の材料と同質のものを用いることが
好ましい。より具体的には、このような態様において
は、コアを構成するベースポリマーとして、クラッド材
の成分(モノマー等)を90%以上(更には95%以
上)含む材料を用いることが好ましい(ここでは、高屈
折率化合物は含まれない。)。
【0040】このような態様において、コアを形成する
材料としては、上記クラッドを形成する材料たる重合体
Aと同質である重合体が好ましく用いられる。ここに、
「同質」とは、コアの重合体Bを構成するモノマーが、
クラッドの重合体Aを構成するモノマーと実質的に共通
であることをいい、より具体的には、コアの重合体Bを
構成するモノマーの90モル%以上(好ましくは95モ
ル%以上)が、クラッドの重合体Aを構成するモノマー
と同一であることをいう。
【0041】共重合体(2種以上のモノマーを含む)の
場合、コア、クラッドに共通するモノマーをM1 および
2 とし、クラッドのモノマー構成を{M1 (a1
ル)+M2 (b1 モル)}、コアのモノマー構成(ベー
スポリマーを意味する。高屈折率化合物は含まれない)
を{M1 (a2 モル)+M2 (b2 モル)}とすると、
0.9≦(a2 +b2 )/(a1 +b1 )≦1.1、更
には0.95≦(a2 +b2 )/(a1 +b1 )≦1.
0であることが好ましい。
【0042】コアを構成する材料の融点は、クラッドを
構成する材料の融点とほぼ等しいことが好ましい。より
具体的には、コア材料の融点をmR とし、クラッド材の
融点をmD とすると、|mR −mD |(絶対値)は、1
0℃以下(すなわち、(mR−mD )の値が±10℃以
内)であることが好ましい。
【0043】(高屈折率ドーパント)本発明において、
上記した重合体Bの屈折率(Nb )より高い屈折率を有
する材料(高屈折率ドーパント)としては、該重合体の
屈折率より高い屈折率(Nc)を有する材料を特に制限
なく使用可能である。
【0044】所望の屈折率分布を与え、且つ、上記重合
体Bと安定に共存することが可能である限り、高屈折率
ドーパントの分子量は特に制限されない。また、該高屈
折率ドーパント自体が重合性の官能基(例えば、ビニル
基CH2 =CH−等の不飽和重合性基)を有していても
よい。すなわち、高屈折率ドーパントは単量体ないしは
その混合物であってもよく、またオリゴマーないしポリ
マーであってもよい。
【0045】コアを構成する重合体Bの屈折率Nb と、
上記高屈折率ドーパントの屈折率(Nc )との差の絶対
値|Nc −Nb |は、0.01以上であることが好まし
く、0.02以上(特に、0.03以上)であることが
更に好ましい。
【0046】本発明において、上記重合体Bをポリメチ
ルメタクリレート(PMMA)(Na =n=1.49)と
した場合に、該重合体Bとの組合せにおいて好適に使用
可能な高屈折率ドーパントの具体例としては、例えばフ
タル酸ブチルベンジルエステル(Nb =n=1.53
6)、酢酸2−フェニルエチル(n=1.51)、フタル
酸ジメチル(n=1.515)、ジフェニルスルフィド
(n=1.635)、安息香酸ビニル(n=1.577)、
ベンジルメタクリレート(n=1.568)、フタル酸ジ
アリル(n=1.518)等を例示することができる。上
記した具体例中、安息香酸ビニル、ベンジルメタクリレ
ート、フタル酸ジアリルは重合性の官能基を有する高屈
折率ドーパントである。
【0047】好適なGI型屈折率分布を形成可能である
限り、高屈折率ドーパントの使用量は特に制限されない
が、通常、コア形成用モノマー全体(モノマー+高屈折
率ドーパント)に対して、10〜50重量部程度(更に
は20〜40重量部程度)であることが好ましい。
【0048】(開始剤)クラッド、コア重合の際に必要
に応じて使用される重合開始剤は、上記したプラスチッ
ク母材としての重量平均分子量10, 000〜300,
000を与える限り特に制限されず、公知の重合開始剤
から適宜選択して使用することが可能である。
【0049】本発明においては、より具体的には例え
ば、アゾ系化合物または過酸化物が好適に使用可能であ
る。該アゾ系化合物としては、例えば、アゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)等が挙げられる。一方、上記
過酸化物としては、無機系または有機系のいずれも使用
可能であるが、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ジ
ーtert−ブチルパーオキサイド等が挙げられる。
【0050】(連鎖移動剤)クラッド、コア重合の際に
必要に応じて使用される連鎖移動剤は、上記したプラス
チック母材としての重量平均分子量10, 000〜30
0, 000を与える限り特に制限されず、公知の連鎖移
動剤から適宜選択して使用することが可能である。この
ような公知の連鎖移動剤としては、例えば、ベンゼン、
イソプロピルベンゼン等の芳香族炭化水素;クロロホル
ム、四塩化炭素等のハロゲン化物;ブチルメルカプタン
等のメルカプト系化合物(−SH基を有する化合物)が
挙げられる。
【0051】本発明においては、これらの中でも、メル
カプト系化合物が好ましく用いられ、ブチルメルカプタ
ン(n−C4 9 SH)、アミルメルカプタン(n−C
5 11SH)が特に好ましく用いられる。
【0052】(線引方法)次に、上記光ファイバ母材1
0を光ファイバに線引する方法について図4の模式断面
図を参照しつつ説明する。図4は、プラスチック光ファ
イバ線引装置を示す模式断面図である。
【0053】図4を参照して、線引用炉本体41内に
は、ヒータ42及び炉心管43が設けられている。この
ような線引装置を用いた場合、炉本体41の上部開口部
41aから光ファイバ用樹脂母材(プリフォーム)10
が挿入され、加熱炉41内で加熱され、溶融されて所定
の外径を有するプラスチック光ファイバ46に線引ない
し紡糸される。このように線引きされたプラスチック光
ファイバ46は、炉41の下部開口部41bから引き出
され、その後、外径測定器(モニター)44によって光
ファイバ46の外径が測定されつつ、該光ファイバ46
は巻取り装置45により巻き取られる。
【0054】以下、実施例、比較例により本発明を更に
具体的に説明する。
【0055】
【実施例】実施例1 中空円筒形状のガラス管(内径:20mm、外径:23
mm、長さ:400mm)を用意し、水平に保持した該
ガラス管中に、クラッド形成用モノマーたるメチルメタ
クリレート(MMA)100重量部と、重合開始剤たる
アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.1重量部
と、連鎖移動剤たるブチルメルカプタン(n−C4 9
SH)0.1重量部とからなるクラッド形成用組成物を
25ml注入し、ガラス管の両端をビニールテープでシ
ールした。次いで、該ガラス管を3500rpmで回転
させながら、70℃で12時間加熱を行い、上記モノマ
ーを重合させてポリメチルメタクリレート(PMMA)
クラッドを形成した。
【0056】上記で形成したクラッド外側の上記ガラス
管を壊して取り除いた後、得られたクラッド管を水平に
保持し、該クラッド管の中に、メチルメタクリレート7
0重量部と、高屈折率ドーパントたるジフェニルスルフ
ィド30重量部と、重合開始剤たるアゾビスイソブチロ
ニトリル0.1重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカ
プタン0.1重量部とからなるコア形成用組成物100
mlを注入し、ビニールテープでシールドした後、35
00rpmで回転させながら、70℃で12時間加熱を
行い、上記モノマーを重合させてポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)からなるコアを形成して、プラスチッ
ク光ファイバ母材を得た。
【0057】このようにして作製された母材の全体を、
テトラヒドロフラン(THF)に溶解して、濃度が0.
1mg/ml程度のTHF溶液とし、下記のGPC測定
系に導入してGPC分析を行い、該GPC分析結果に基
づき光ファイバ母材の重量平均分子量を求めたところ、
該分子量は200, 000であった。
【0058】<GPC測定条件> GPC装置:東ソー社製、商品名:HLC-8020 GPCカラム:東ソー社製、商品名:TSK gel 4000HXL TSK gel 2500HXL TSK gel 2000HXL (3本連結) (内径7.8mm×長さ300mm(1本当たり)) カラム槽温度:40℃ 移動相:THF 流量:1.0ml/min 検出器:RI(屈折率) データ処理装置:東ソー社製、商品名:CP-8000 上記で作製したGI型の屈折率分布を有するプラスチッ
ク光ファイバプリフォーム10を、図4に示すような線
引装置を用いて線引し、光ファイバを作製した。この線
引の際には、炉芯管内温度を200℃に設定し線引炉4
1に該プリフォーム10を挿入し、線速10m/min
で線引を行い、外径650μm、長さ100mの全プラ
スチック光ファイバ(POF)を作製した。
【0059】このようにして作製した光ファイバの半径
方向の屈折率分布をNFP法(測定装置:ヨーク社製、
商品名:FCM−1000)により測定したところ、図
5のグラフ(横軸は、コア中心からの距離を、光ファイ
バの半径を1とした相対値で示す。)に示すようなGI
型の屈折率分布が得られた。
【0060】更に、該光ファイバの伝送損失を測定した
ところ、波長650nmで200dB/kmであった。
【0061】この伝送損失評価においては、光源として
波長0.658μmのレーザダイオード(LD)を使用
し、オペレックス社製の分光器(商品名:FML−10
0波長損失測定器、含パワーメータ)を用いてカットバ
ック法による伝送損失評価を行った(このカットバック
法については、大久保勝彦「ISDN時代の光ファイバ
技術」、理工学社、1989年、第(3−15)〜(3
−16)頁を参照することができる)。
【0062】実施例2 中空の円筒状ガラス管に注入すべきクラッド形成用モノ
マー組成物として、メチルメタクリレート100重量部
と、重合開始剤たるベンゾイルパーオキサイド(BP
O)0.1重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカプタ
ン0.1重量部とからなる組成物を用いた以外は、実施
例1と同様の方法によりPMMAからなるクラッド管を
形成し、且つ、該PMMA製のクラッド管中に注入すべ
きコア形成用モノマー組成物として、メチルメタクリレ
ート80重量部と、高屈折率ドーパントたるジフェニル
スルフィド20重量部と、重合開始剤たるBPOの0.
1重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカプタン0.1
重量部とからなる組成物を用いた以外は、実施例1と同
様の方法によりGI型の屈折率分布を有するPMMA製
のコアを形成して、プラスチック光ファイバ母材を得
た。
【0063】上記により作製された光ファイバ母材の重
量平均分子量を、実施例1と同様の方法で測定したとこ
ろ、150, 000であった。
【0064】上記母材を、実施例1と同様の方法により
線引して光ファイバを得た。このようにして作製した光
ファイバは、実施例1で得た光ファイバとほぼ同様の屈
折率分布を有していた。更に、この光ファイバの伝送損
失を実施例1と同様の方法により測定したところ、波長
650nmで200dB/kmであった。
【0065】実施例3 中空の円筒状ガラス管に注入すべきクラッド形成用モノ
マー組成物として、メチルメタクリレート100重量部
と、重合開始剤たるアゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)0.1重量部と、連鎖移動剤たるアミルメルカプ
タン(n−C511SH)0.15重量部とからなる組
成物を用いた以外は、実施例1と同様の方法によりPM
MAからなるクラッド管を形成し、且つ、該PMMA製
のクラッド管中に注入すべきコア形成用モノマー組成物
として、メチルメタクリレート60重量部と、高屈折率
ドーパントたるジフェニルスルフィド40重量部と、重
合開始剤たるアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
0.1重量部と、連鎖移動剤たるアミルメルカプタン
(n−C5 11SH)0.15重量部とからなる組成物
を用いた以外は、実施例1と同様の方法によりGI型の
屈折率分布を有するPMMA製のコアを形成して、プラ
スチック光ファイバ母材を得た。
【0066】上記により作製された光ファイバ母材の重
量平均分子量を、実施例1と同様の方法で測定したとこ
ろ、50, 000であった。
【0067】上記母材を、実施例1と同様の方法により
線引して光ファイバを得た。このようにして作製した光
ファイバは、実施例1で得た光ファイバとほぼ同様の屈
折率分布を有していた。更に、この光ファイバの伝送損
失を実施例1と同様の方法により測定したところ、波長
650nmで200dB/kmであった。
【0068】比較例1 中空の円筒状ガラス管に注入すべきクラッド形成用モノ
マー組成物として、メチルメタクリレート100重量部
と、重合開始剤たるアゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)0.2重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカプ
タン0.1重量部とからなる組成物を用いた以外は、実
施例1と同様の方法によりPMMAからなるクラッド管
を形成し、且つ、該PMMA製のクラッド管中に注入す
べきコア形成用モノマー組成物として、メチルメタクリ
レート70重量部と、高屈折率ドーパントたるジフェニ
ルスルフィド30重量部と、重合開始剤たるアゾビスイ
ソブチロニトリル0.2重量部と、連鎖移動剤たるブチ
ルメルカプタン0.1重量部とからなる組成物を用いた
以外は、実施例1と同様の方法によりGI型の屈折率分
布を有するPMMA製のコアを形成して、プラスチック
光ファイバ母材を得たが、作製された母材には、図6の
模式斜視図に示すように気泡13の発生が見られた。
【0069】上記により作製された光ファイバ母材の重
量平均分子量を、実施例1と同様の方法で測定したとこ
ろ、400000であった。
【0070】上記母材を、実施例1と同様の方法により
線引して光ファイバを得た。このようにして作製した光
ファイバは、実施例1で得た光ファイバとほぼ同様の屈
折率分布を有していた。更に、この光ファイバの伝送損
失を実施例1と同様の方法により測定したところ、波長
650nmで400dB/kmであった。
【0071】比較例2 中空の円筒状ガラス管に注入すべきクラッド形成用モノ
マー組成物として、メチルメタクリレート100重量部
と、重合開始剤たるアゾビスイソブチロニトリル0.1
重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカプタン0.2重
量部とからなる組成物を用いた以外は、実施例1と同様
の方法によりPMMAからなるクラッド管を形成し、且
つ、該PMMA製のクラッド管中に注入すべきコア形成
用モノマー組成物として、メチルメタクリレート80重
量部と、高屈折率ドーパントたるジフェニルスルフィド
20重量部と、重合開始剤たるアゾビスイソブチロニト
リル0.1重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカプタ
ン0.2重量部とからなる組成物を用いた以外は、実施
例1と同様の方法によりGI型の屈折率分布を有するP
MMAからなるコアを形成して、プラスチック光ファイ
バ母材を得た。
【0072】このようにして作製された光ファイバ母材
の重量平均分子量を、実施例1と同様の方法で測定した
ところ、8, 000であった。
【0073】このようにして作製された母材を、実施例
1と同様の方法により線引して光ファイバを得ようとし
たが、線引時の加熱により該母材が柔らかくなり過ぎ
て、種落し(初期線引の操作)の際断線してしまうた
め、線引することが出来なかった。
【0074】比較例3 中空の円筒状ガラス管に注入すべきクラッド形成用モノ
マー組成物として、メチルメタクリレート100重量部
と、重合開始剤たるアゾビスイソブチロニトリル0.0
3重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカプタン0.1
重量部とからなる組成物を用いた以外は、実施例1と同
様の方法によりPMMAからなるクラッド管を形成し、
且つ、該PMMA製のクラッド管中に注入すべきコア形
成用モノマー組成物として、メチルメタクリレート60
重量部と、高屈折率ドーパントたるジフェニルスルフィ
ド40重量部と、重合開始剤たるアゾビスイソブチロニ
トリル0.03重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカ
プタン0.1重量部とからなる組成物を用いた以外は、
実施例1と同様の方法によりGI型の屈折率分布を有す
るPMMA製のコアを形成して、プラスチック光ファイ
バ母材を得た。
【0075】上記により作製された光ファイバ母材の重
量平均分子量を、実施例1と同様の方法で測定したとこ
ろ、7, 000であった。
【0076】上記母材を、実施例1と同様の方法により
線引して光ファイバを得ようとしたが、比較例1の場合
と同様に、線引時の加熱により該母材が柔らかくなり過
ぎて、種落し(初期線引の操作)の際断線してしまうた
め、線引することが出来なかった。
【0077】比較例4 中空の円筒状ガラス管に注入すべきクラッド形成用モノ
マー組成物として、メチルメタクリレート100重量部
と、重合開始剤たるアゾビスイソブチロニトリル0.1
重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカプタン0.03
重量部とからなる組成物を用いた以外は、実施例1と同
様の方法によりPMMAからなるクラッド管を形成し、
且つ、該PMMA製のクラッド管中に注入すべきコア形
成用モノマー組成物として、メチルメタクリレート70
重量部と、高屈折率ドーパントたるジフェニルスルフィ
ド30重量部と、重合開始剤たるアゾビスイソブチロニ
トリル0.1重量部と、連鎖移動剤たるブチルメルカプ
タン0.03重量部とからなる組成物を用いた以外は、
実施例1と同様の方法によりGI型の屈折率分布を有す
るPMMA製のコアを形成して、プラスチック光ファイ
バ母材を得た。
【0078】上記により作製された光ファイバ母材の重
量平均分子量を、実施例1と同様の方法で測定したとこ
ろ、500, 000であった。
【0079】上記母材を、実施例1と同様の方法により
線引して光ファイバを得ようとしたが、比較例1の場合
と同様に、線引時に加熱しても該母材が硬過ぎて、種落
し(初期線引の操作)を行うことが出来なかった。
【0080】上記実施例・比較例において示されたよう
に、プラスチック光ファイバ母材を作製するに際して、
(例えば、クラッド重合及びコア重合における重合開始
剤および/又は連鎖移動剤の量を調整して)これらを構
成するポリマーの重量平均分子量を10, 000以上3
00, 000以下とすることにより、プリフォーム中に
気泡が入ることもなく、しかも容易に線引可能なプリフ
ォームを作製できることが判明した。
【0081】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、コア
と、該コアより低い屈折率を有するクラッドとからな
り、該クラッド及びコアのGPC(ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー)による重量平均分子量が、1
0, 000以上300, 000以下であることを特徴と
するプラスチック光ファイバ母材が提供される。
【0082】また、本発明によれば、コアと、該コアよ
り低い屈折率を有するクラッドとを含むプラスチック光
ファイバ母材を製造する方法であって;中空回転体形状
を有するクラッド中で、コア形成用モノマーを重合させ
ることにより、前記コアおよびクラッドのGPC(ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー)による重量平均
分子量が10, 000以上300, 000以下であるプ
ラスチック光ファイバ母材を形成することを特徴とする
プラスチック光ファイバ母材の製造方法が提供される。
【0083】これにより、外観上(ファイバ母材中の気
泡の発生等の)問題がなく、線引時の作業性にも優れた
プラスチック光ファイバ母材であって、しかも伝送特性
に優れた光ファイバを与える光ファイバ母材を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステップインデックス(SI)型ファイバの屈
折率分布を示す模式図である。
【図2】グレーデッドインデックス(GI)型ファイバ
の屈折率分布を示す模式図である。
【図3】本発明のプラスチック光ファイバ母材の一態様
を示す模式斜視図である。
【図4】本発明のプラスチック光ファイバ母材の線引に
使用可能な線引装置の一例を示す模式断面図である。
【図5】実施例1で作製した光ファイバの半径方向の屈
折率分布を示すグラフである。
【図6】比較例1で作製したプラスチック光ファイバ母
材の外観を示す模式斜視図である。
【符号の説明】
10…プラスチック光ファイバ母材、11…コア、12
…クラッド、13…母材中に発生した気泡、41…線引
炉本体、41a…線引炉本体の上部開口部、42…ヒー
タ、43…炉心管、44…光ファイバ外径モニター、4
5…巻取装置、46…光ファイバ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと、該コアより低い屈折率を有する
    クラッドとを含むプラスチック光ファイバ母材を製造す
    る方法であって、 中空回転体形状を有するクラッド中で、コア形成用モノ
    マーを重合させることにより、前記コアおよびクラッド
    のGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)
    による重量平均分子量が10, 000以上300, 00
    0以下のプラスチック光ファイバ母材を形成することを
    特徴とするプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  2. 【請求項2】 中空回転体形状を有する容器中でクラッ
    ド形成用モノマーを重合させることにより、前記クラッ
    ドを形成する請求項1記載のプラスチック光ファイバ母
    材の製造方法。
  3. 【請求項3】 連鎖移動剤の存在下に、前記クラッド及
    びコア重合を行う請求項2記載のプラスチック光ファイ
    バ母材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記連鎖移動剤が、メルカプト系化合物
    である請求項3記載のプラスチック光ファイバ母材の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記連鎖移動剤がブチルメルカプタンで
    ある請求項4記載のプラスチック光ファイバ母材の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 重合開始剤の存在下に、前記クラッド及
    びコア重合を行う請求項2記載のプラスチック光ファイ
    バ母材の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記重合開始剤がアゾ系化合物または過
    酸化物である請求項6記載のプラスチック光ファイバ母
    材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記重合開始剤が、アゾビスイソブチロ
    ニトリル(AIBN)、ベンゾイルパーオキサイド、ま
    たはジーtert−ブチルパーオキサイドである請求項7記
    載のプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記連鎖移動剤を、前記クラッド形成用
    モノマーまたはコア形成用モノマー全体(100重量
    部)に対して、0.05重量部以上0.15重量部以下
    の量比で用いる請求項3記載のプラスチック光ファイバ
    母材の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記重合開始剤を、前記クラッド形成
    用モノマーまたはコア形成用モノマー全体(100重量
    部)に対して、0.05重量部以上0.15重量部以下
    の量比で用いる請求項6記載のプラスチック光ファイバ
    母材の製造方法。
  11. 【請求項11】 コア重合の際に、前記コア形成用モノ
    マーの単独重合体より高い屈折率を有する高屈折率ドー
    パントを共存させ、ゲル効果に基づき中心部に向かって
    屈折率が増大するコア屈折率分布を形成することによ
    り、グレーデッドインデックス(GI)型プラスチック
    光ファイバ母材を得る請求項1ないし10のいずれかに
    記載のプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  12. 【請求項12】 コアと、該コアより低い屈折率を有す
    るクラッドとからなり、且つ、該クラッド及びコアのG
    PC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)によ
    る重量平均分子量が10, 000以上300, 000以
    下であることを特徴とするプラスチック光ファイバ母
    材。
  13. 【請求項13】 前記コアの中心部に向かって屈折率が
    増大するグレーデッドインデックス(GI)型屈折率分
    布が形成されている請求項12記載のプラスチック光フ
    ァイバ母材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007199420A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Fujifilm Corp プラスチック光ファイバ素線の製造方法及びプラスチック光ファイバ素線、並びに光伝送体。
CN115923213A (zh) * 2022-11-30 2023-04-07 安徽大学 聚合物螺旋光纤及其制备方法和应用

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