JPH0875987A - カメラの測距装置及び自動焦点調節装置 - Google Patents

カメラの測距装置及び自動焦点調節装置

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JPH0875987A
JPH0875987A JP21308094A JP21308094A JPH0875987A JP H0875987 A JPH0875987 A JP H0875987A JP 21308094 A JP21308094 A JP 21308094A JP 21308094 A JP21308094 A JP 21308094A JP H0875987 A JPH0875987 A JP H0875987A
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JP
Japan
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distance
camera
subject
lens
detecting
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JP21308094A
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English (en)
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Yukio Uenaka
行夫 上中
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォーカスロック後にカメラの撮影光軸の方
向を変えることによって生じるピントずれ量を検出する
ことができる自動測距装置を提供すること。 【構成】測距回路6は、撮影レンズLの光軸上に存在す
る被写体までの距離を検出するための測距データをCP
U4に供給する。CPUは、この測距データに基づい
て、AFレンズ駆動回路に撮影レンズLの駆動をなさし
めるとともに、被写体までの距離を記憶する。この後、
カメラ20が回転すると、角速度検出回路3は第1及び
第2の角速度センサのデータをCPU4に入力する。C
PU4は、このデータに基づいてカメラ20の回転角度
を求め、記憶している被写体までの距離の余弦値を算出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の被写体までの距
離を検出するカメラの測距装置,及び特定の被写体に対
して撮影レンズのピントを合わせるカメラの自動焦点調
節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、測距装置を備えた自動焦点調
節装置をカメラに搭載することが行われている。この自
動測距装置の方式は、三角測量法を応用して直接被写体
までの距離(以下、「被写体距離」と言う。)を測る三
角測距法とフィルム面におけるデフォーカス量を測るT
TL(Through The Lens)方式とに分
類される。
【0003】後者の方式によれば、デフォーカス量はフ
ィルム面に対するピントずれの量を直接表しているの
で、最短撮影距離から無限遠までの全ての領域にわた
り、精密な焦点調節を行うことが可能となる。但し、こ
のデフォーカス量は、カメラ(一般的には、一眼レフカ
メラ)に装着されている撮影レンズの焦点距離等をパラ
メータとする演算により、容易に被写体距離に変換する
ことができるので、本質的には被写体距離を測る方式と
変わりがない。そのため、発明の概念を解り易くするた
めに、以下に示す課題の説明では、被写体距離を測るも
のとして説明する。
【0004】上記自動測距装置は、何れの方式の場合に
おいても、フレーム(カメラによって撮影される空間の
範囲のことを言う。以下同様。なお、この範囲はファイ
ンダ内に表示される)内の中央部分に設定した測距エリ
ア内に存在する被写体に対して測距を行う構造を有して
いた。これは、測距データを獲得する測光センサの精度
を上げるために、この測光センサにその反射光が入射す
る被写体の範囲を限定する必要があるからである。な
お、測距エリアをフレーム内に複数箇所配置した自動測
距装置も実現化されているが、測光エリアがフレーム内
の一部でしかないこと自体は同じである。
【0005】従って、ピントを合わせる対象である主要
被写体をフレーム内の偏った位置(測距エリア外)に配
置する構図の写真を撮る場合には、図10(a)に示す
ように、一旦主要被写体102を測距エリア101内に
配置して、測距及び焦点調節を行う。そして、図10
(b)に示すように、調節された焦点の状態を固定した
まま(フォーカスロック)カメラの撮影レンズの光軸
(以下、「撮影光軸」という。)の方向を変えることに
より、主要被写体102をフレーム100内で移動させ
る(フレーミング)。このようにして構図を確定した後
に、シャッタレリーズを行うのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
の撮影レンズは、像面湾曲が補正されている。そのた
め、カメラ内の同一平面(フィルム面)上に結像される
被写体の存在位置範囲は、撮影レンズの光軸に対して直
交する同一平面(以下、「合焦平面」と言う。)上とな
っている。そのため、フォーカスロック−フレーミング
を行うに際しては、以下のような問題が生じるのであ
る。
【0007】フォーカスロック−フレーミングを行う場
合の被写体距離及び合焦平面の関係を、図11に示す。
図11は、主要被写体Bに対してフォーカスロックを行
った後に、カメラOの撮影光軸γを水平方向に角度αだ
け回転させた状態を示す平面図である。
【0008】この図11に示す状態においては、主要被
写体Bに対して測距を行うことにより、被写体距離OB
が得られる。この被写体距離OBに基づいて焦点調節を
行う事により、“撮影光軸γ上の距離0Bの点において
撮影光軸γに直交する面が合焦平面となる”という状態
が得られる。
【0009】この状態でフォーカスロックして、フレー
ミングを行う。即ち、撮影光軸γを角度α回転させて、
方向OAに向ける。この撮影光軸γの回転に伴って、合
焦平面も回転する。つまり、回転後の撮影光軸δ上の距
離OBと同距離の点(A)において撮影光軸δに直交す
る面ACが合焦平面となる。
【0010】光軸γ,δの回転により、面ACは、主要
被写体Bが存在する面(撮影光軸δに直交する面)BD
よりも後方に位置することになる。従って、主要被写体
Bは、合焦平面ACから距離DAだけピントがずれてし
まうのである。
【0011】このように、従来の自動測距装置を用いた
カメラにおいてはフォーカスロック−フレーミングに伴
って主要被写体に対するピントずれが生じてしまってい
た。従って、撮影者は、このピントずれを受忍するか、
自動焦点調節モードから手動焦点調節モードに切り換え
てピントずれを修正しなければならなかったのである。
【0012】本発明は、上述した従来の測距装置の問題
点に鑑み、フォーカスロック後にカメラの撮影光軸の方
向を変えることによって生じるピントずれ量を検出する
ことができるカメラの測距装置を提供することを第1の
課題とする。
【0013】また、本発明は、フォーカスロック後にカ
メラの撮影光軸の方向を変えても主要被写体に対する合
焦状態を維持することができるカメラの自動焦点調節装
置を提供することを第2の課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の手段を採用した。即ち、本発明に
よるカメラの測距装置は、上記第1の課題を解決するた
めに、カメラの正面に存在する被写体までの距離を検出
する距離検出手段と、この距離検出手段によって検出さ
れた前記被写体までの距離を記憶する記憶手段と、この
記憶手段によって前記距離の記憶がなされた後における
前記カメラの回転角度を検出する角度検出手段と、前記
記憶手段によって記憶されている前記被写体までの距離
を前記角度検出手段によって検出された角度に応じて修
正する修正手段とを備えたことを特徴とする(請求項1
に対応)。
【0015】また、本発明によるカメラの自動測距装置
は、上記第2の課題を解決するために、被写体の像を結
像する撮影レンズと、この撮影レンズの正面に存在する
被写体までの距離を検出する距離検出手段と、この距離
検出手段によって検出された前記被写体までの距離を記
憶する記憶手段と、この記憶手段によって前記距離の記
憶がなされた後における前記カメラの回転角度を検出す
る角度検出手段と、前記記憶手段によって記憶されてい
る前記被写体までの距離を前記角度検出手段によって検
出された角度に応じて修正する修正手段と、この修正手
段によって修正された前記被写体までの距離に応じて前
記撮影レンズを駆動する駆動手段とを備えたことを特徴
とする(請求項7に対応)。
【0016】
【作用】距離検出手段は、カメラの正面に存在する被写
体までの距離を検出する。記憶手段は、この距離検出手
段によって検出された被写体までの距離を記憶する。角
度検出手段は、この記憶手段によって記憶された後にお
いてカメラが回転した場合には、その回転角度を検出す
る。修正手段は、記憶手段によって記憶された被写体ま
での距離を、角度検出手段によって検出された角度に応
じて修正する。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。各実施例の詳細な説明を行う前に、本発明の各
構成要件の概念を説明する。
【0018】〔距離検出手段〕距離検出手段とは測距手
段を含む概念である。距離検出手段としては、被写体ま
での距離を直接測る装置と、カメラの撮影レンズによっ
て結像される被写体像のフィルム面に対する光軸方向に
おける距離,即ちデフォーカス量を測る装置とに、大別
される。
【0019】前者の例としては、赤外線ビームを投光す
るとともにその反射光の入射角度を検出して三角測距法
による演算を施す方式がある。後者の例として、フィル
ム面の前後において被写体像のコントラストを検出して
被写体像の結像点を割り出すいわゆるコントラスト法式
や、撮影レンズの異なった複数位置から入射する被写体
からの光をフィルム面の後方で再結像させて、それら像
の位相差を検出することにより被写体像の結像点を割り
出すいわゆる位相差法式が挙げられる。
【0020】後者の場合には、デフォーカス量を測定す
るデフォーカス量測定手段とデフォーカス量を解消する
よう前記撮影レンズを駆動する駆動手段と、この駆動手
段によって駆動された前記撮影レンズの位置を検出する
レンズ位置検出手段とを備え、このレンズ位置検出手段
によって検出されたレンズ位置に応じて前記被写体まで
の距離を算出するようにしても良い(請求項2に対
応)。このようにすれば、複雑な演算が必要でなくなる
ので、カメラのCPU(中央演算処理装置)の負荷を軽
減することができる。
【0021】〔記憶手段〕この記憶手段は、いわゆるフ
ォーカスロックをするために、被写体までの距離を記憶
するものである。この記憶手段が記憶を実行する時点
は、被写体までの距離が一旦検出された時点としても良
いし、一旦検出された後でも検出を続行するカメラにあ
っては操作者がトリガ信号を発した時点としても良い。
【0022】〔角度検出手段〕角度検出手段は、前記カ
メラに設定した直交する2つの軸を夫々回転軸とする2
成分の回転角度を夫々検出するように構成することがで
きる(請求項3に対応)。このようにすれば、簡単な構
成のセンサによって、様々な方向に回転するカメラの回
転角度を検出することができる。この場合、カメラに対
する前記2つの軸の相対角度は特に問わないが、何れの
軸もカメラの撮影光軸に一致していないことが望ましい
(請求項4に対応)。一方の軸が撮影光軸に一致してし
まうと、撮影光軸を含む面内においてカメラの回転を検
出するセンサが一つだけになってしまうので、検出が不
完全になってしまうからである。
【0023】もっとも、直交する2つの軸に対して更に
直交する軸を備えているのならば、このような問題は一
切生じない。また、例えば、カメラの回転方向を水平方
向又は垂直方向の何れかに限っても良いのならば、回転
角度を検出するための軸を1つのみにしても良い。
【0024】角度を検出するセンサとしては、角度を求
めるためのパラメータが検出できるものである限り、何
でも良い。例えば、角度そのものを直接検出する角度セ
ンサであっても良いし、カメラの回転角速度を検出する
角速度センサであっても良いし、カメラの回転の角加速
度を検出する角加速度センサであっても良い。角速度セ
ンサを用いる場合には、角速度センサによって検出され
た角速度を時間積分する積分手段を備えれば、角度を算
出することができる(請求項5に対応)。また、角加速
度センサを用いる場合には、角加速度センサによって検
出された角加速度を時間で二重積分する積分手段を備え
れば、角度を算出することができる。
【0025】〔修正手段〕修正手段は、前記記憶手段に
よって記憶された前記被写体までの距離に対する前記角
度による余弦値を算出するように構成することができる
(請求項6,8に対応)。
【0026】また、修正手段は、撮影レンズが駆動手段
によって既に駆動されている場合には、修正された被写
体までの距離から既に駆動されている撮影レンズの駆動
量に対応する距離を減算した距離を、出力するように構
成しても良い。
【0027】〔駆動手段〕駆動手段は、前記撮影レンズ
の光軸上における前記修正された被写体までの距離の位
置に前記撮影レンズのピントを合わせるよう前記撮影レ
ンズを駆動する構成とすることができる(請求項9に対
応)。この場合に駆動するレンズは、撮影レンズ全体で
あっても良いし、撮影レンズの一部である焦点調節レン
ズ(フォーカスレンズ)のみであっても良い。
【0028】駆動手段が撮影レンズを駆動するのは、修
正手段によって修正された被写体までの距離が最終的に
求められた時点以降であっても良い。また、距離検出手
段によって被写体までの距離が検出された時点におい
て、その検出された距離に応じて撮影レンズを駆動する
とともに、修正手段によって被写体までの距離の修正値
が算出された時点において、修正分だけの距離を駆動す
るようにしても良い。
【0029】後者の場合には、カメラの回転が検出され
る都度、それに合わせて修正分の距離の駆動がなされて
も良いし、シャッタレリーズ直前に、修正分の距離の駆
動がまとめてなされても良い。
【0030】
【実施例1】以下、図面に基づいて本発明の第1実施例
を説明する。本実施例は、本発明による測距装置及び自
動焦点調節装置をTTL位相差検出方式の自動焦点調節
装置として具体化し、一眼レフカメラシステムに適用し
た例を示すものである。
【0031】<実施例の概略構成>本実施例による一眼
レフシステムは、図2に示すように、カメラボディ20
と、このカメラボディ20に対して交換自在に装着され
ている交換レンズ30とから構成されている。そして、
被写体からの光は、交換レンズ30に内蔵された撮影レ
ンズLによって、カメラボディ20内に配置されたフィ
ルム面又はその近傍に結像される。この被写体からの光
は、撮影準備時においては、ファインダ21に導かれ
る。従って、撮影者は、このファインダを覗くことによ
り、撮影レンズLによって撮影されるフレームを確認す
ることができる。
【0032】<実施例の制御原理>本実施例においてフ
ォーカスロック後のフレーミングに伴うピントずれ量を
検出するための原理を、図10乃至図13を用いて説明
する。図10及び図12は、カメラのファインダから観
察されるフレーム100及び主要被写体102の状態を
示している。なお、測距エリア表示101は、カメラボ
ディ20内の測距センサ5(図1参照)によって測距さ
れる被写体の範囲を示している。
【0033】最初に、図10(a)に示すように、主要
被写体102が測距エリア表示101内に入るようにカ
メラの方向を調節する。すると、カメラの撮影光軸(レ
ンズLの光軸)は、図11においてγで示すように、カ
メラ位置Oから主要被写体位置Bの方向を向く。この状
態で測距を行い、フォーカスロックをしながら図10
(b)に示すようにフレーミングを行う。フレーミング
の結果、レンズLの撮影光軸は角度α回転し、図11に
おいてδで示すように、カメラ位置Oから点Aの方向を
向く。この時の合焦平面は、上述した通り、距離OB=
距離OAの関係にある点Aにおいて撮影光軸δに直交す
る面ACである。
【0034】一方、このフレーミング後の構図において
主要被写体102にピントを合わせるためには、撮影光
軸δに直交し,且つ主要被写体位置Bを含む面BDを、
合焦平面としなければならない。この面BDを合焦平面
とするには、カメラ位置Oから面BDと撮影光軸δとの
交点Dまでの距離ODを算出して、この算出結果を撮影
時における被写体距離(以下、「撮影距離」と言う。)
として用い、点Dにピントが合うように撮影レンズLを
駆動すれば良い。距離ODを算出するには、図11に示
される幾何学的関係に従い、以下の計算を実行する。
【0035】 OA=OB OD=OB・cosα=OA・cosα ……(1) なお、カメラボディ20がTTL方式の自動測距装置及
び自動焦点調節装置を備えている場合には、測距と同時
に焦点調節が行われる。従って、フォーカスロック後で
あるならば、合焦平面は面ACとなっている。従って、
距離DAを算出し、この算出結果に応じて合焦平面が面
BDになるように撮影レンズLを駆動しても良い。距離
DAを測定するには、以下の計算を実行する。
【0036】 DA=OB−OD =OB−OB・cosα=OB(1−cosα) ……(2) 式(1)及び式(2)から明らかなように、フォーカス
ロック時における被写体距離OBの他に、フォーカスロ
ック後における撮影光軸の回転角度αを検出すれば、ピ
ントずれ量を算出できる。
【0037】以上は、水平方向にフレーミングした場合
における説明であるが、実際にフレーミングを行う際に
は、撮影光軸の水平方向への回転角度αに加えて、垂直
方向への回転角度βをも考慮する必要がある。図12
は、この場合におけるフレーミングを説明する図であ
る。
【0038】図12において、主要被写体位置がBで示
され、フォーカスロック時におけるフレーム100aが
破線で示されている。この状態から主要被写体をフレー
ムの右上側に配置するフレーミングを行う。このフレー
ミング後のフレーム100bが実線で示されている。フ
レーミング後においては、撮影光軸は点Aを向くことに
なる。
【0039】図11に対応する図13に示すように、フ
レーミング後の構図において主要被写体位置Bにピント
を合わせるためには、撮影光軸δに直交し,且つ主要被
写体位置Bを含む面BEF(一点鎖線で表示)を、合焦
平面としなければならない。この面BEFを合焦平面と
するには、カメラ位置Oから面BEFと撮影光軸δとの
交点Fまでの距離OFを算出して、この算出結果を撮影
距離として用い、点Fにピントが合うように撮影レンズ
Lを駆動すれば良い。距離OFを算出するには、図13
に示される幾何学的関係に従い、以下の計算を実行す
る。
【0040】 OA=OB OE=OB・cosβ=OA・cosβ OF=OE・cosα =OB・cosα・cosβ=OA・cosα・cosβ ……(3) なお、カメラボディ20がTTL方式の自動測距装置及
び自動焦点調節装置を備えている場合には、フォーカス
ロック後であるならば、合焦平面は面ACGとなってい
る。従って、距離FAを算出し、この算出結果に応じて
合焦平面が面BEFになるように撮影レンズLを駆動す
るようにしても良い。距離FAを測定するには、以下の
計算を実行する。
【0041】 FA=OB−OF =OB−OB・cosα・cosβ=OB(1−cosα・cosβ) ……(4) 式(3)及び式(4)から明らかなように、フォーカス
ロック時における被写体距離OBの他に、フォーカスロ
ック後における撮影光軸の回転角度を垂直方向成分β及
び水平方向成分αに分解して検出すれば、ピントズレ量
を検出できる。なお、垂直成分及び水平成分とは、カメ
ラボディ20を基準とした相対的な方向成分である。
【0042】次に、各方向における角度の成分α,βの
求め方について説明する。近年、角速度を検出すること
ができるジャイロセンサが小型化されている。このジャ
イロセンサは、それ自身の軸を中心に回転すると、その
回転面内における回転角の成分を検出することができる
特性を有している。本実施例におけるカメラボディ20
には、直交する2方向に向けた二つのジャイロセンサ
が、角速度センサ(第1の角速度センサ1,第2の角速
度センサ)として内蔵されている。即ち、図2に示すよ
うに、第1の角速度センサ1は、カメラボディ20の垂
直方向(図2における上下方向)に設定した軸を中心と
する水平方向回転の角速度を検出するように配置されて
いる。また、第2の角速度センサ2は、カメラボディ2
0の幅方向(図2における左右方向)に設定した軸を中
心とする垂直方向回転の角速度を検出するように配置さ
れている。
【0043】この第1の角速度センサ1からは、角速度
Xが出力される。出力された角速度Xを下記式(5)に
従って時間積分すれば、その積分時間中におけるカメラ
ボディ20の水平方向面内での回転角度の成分αを求め
ることができる。
【0044】
【数1】
【0045】但し、角速度を入力するサンプリング時間
を角速度の単位と同じ単位時間とすれば、上記回転速度
の成分αは、下記式(6)に示すように、各サンプリン
グ時間毎に得られる角速度Xの総和として求められる。
【0046】
【数2】
【0047】同様の計算を行うことにより、第2の角速
度センサ2から出力される角速度Yに基づいて、カメラ
ボディ20の垂直方向面内での回転角度の成分βを求め
ることができる。
【0048】<実施例の内部構成>本実施例によるカメ
ラシステムの内部構成を図1に示す。 〔交換レンズ〕交換レンズ30は、撮影レンズL及びR
OM(リードオンリーメモリ)8を内蔵している。
【0049】この撮影レンズLは、被写体の像をカメラ
ボディ内で結像させる。そして、撮影レンズLは、光軸
方向に進退することにより、カメラボディ内に設置され
たフィルムに対する合焦平面を進退させる。換言すれ
ば、特定被写体の像を、フィルム面及びその前後で進退
させる。
【0050】ROM8は、交換レンズ30に内蔵されて
いる図示せぬ絞り機構の最大絞り値及び開放絞り値,撮
影レンズLの焦点距離,Kバリュー,並びに、図3に示
すパルス数−撮影距離特性についてのデータ,等を格納
している。
【0051】〔カメラボディ〕カメラボディ20は、C
PU4と、このCPU4に夫々接続された角速度検出回
路5,測距回路6,AF(オートフォーカス)レンズ駆
動回路7,インタラプタ11,パルスカウンタ9,測光
スイッチSW1,レリーズスイッチSW2,並びに、メ
インスイッチSW3及び電源Vを内蔵している。
【0052】CPU4は、カメラシステム全体の制御を
行う処理装置である。カメラボディ20に交換レンズ3
0を装着した時には、交換レンズ30内に内蔵されてい
るROM8が、CPU4に接続される。そして、CPU
4は、ROM8との間で通信を行うことにより、ROM
8に格納されているデータを読み込むのである。
【0053】メインスイッチSW3は、電池VからCP
U4に対する電源電圧Vccの供給を断続する。角速度
検出回路3は、第1の角速度センサ1及び第2の角速度
センサ2からの出力値X,Yを入力し、これをアナログ
/ディジタル変換してCPU4に出力する回路である。
CPU4は、この出力X,Yを積分する積分手段として
の機能を有する。これら、第1及び第2の角速度センサ
1,2,角速度検出回路3,並びにCPU4により、角
度検出手段が構成される。
【0054】測距回路6は、撮影レンズLによって結像
された被写体像のフィルム面に対するデフォーカス量
を、位相差検出方式によって検知する回路である。その
ために、この測距回路6には測距センサ5からのデータ
が入力している。この測距センサ5は、撮影レンズLの
異なった2位置から夫々カメラボディ20内に入射して
来る被写体からの光を、フィルム面等価面近傍における
結像後に各々再結像させて、2つのセンサアレイにてそ
れらの像形を各々検出するセンサである。これら被写体
像のセンサアレイ上における結像位置は、デフォーカス
量に応じて変化する性質を有している。測距回路6は、
これらセンサアレイに対して受光(電荷蓄積)及びデー
タ読み出しの指示を行い、読み出された受光データをア
ナログ/デジタル変換してCPU4に入力するのであ
る。
【0055】なお、CPU4は、この測距回路6からの
出力(2つのセンサアレイにより受光された像形を表す
信号)に応じて、被写体像の結像位置のずれ量を検出す
る。そして、このずれ量に基づいて、フィルム面に対す
る被写体像のデフォーカス量を算出するのである。これ
ら測距センサ5,測距回路6,及びCPU4によって距
離検出手段が構成される。
【0056】AFレンズ駆動回路7は、CPU4から出
力される駆動開始信号に従って、AFモータ10を駆動
する。なお、この駆動開始信号には、AFモータ10を
正転させるか逆転させるかについての情報も含まれてい
る。なお、AFレンズ駆動回路7は、CPU4から撮影
レンズLを無限遠位置に移動させる旨の指令があった時
には、この撮影レンズLが無限遠端に達するまでAFモ
ータ10を駆動する。
【0057】AFモータ10は、DCモータであり、A
Fレンズ駆動回路によって正転方向又は逆転方向に回転
する。なお、このDCモータ10と撮影レンズLとの間
は、図示せぬ減速ギヤ列,カメラボディ20及び交換レ
ンズ30の相方のマウント面に配置されたカップリン
グ,カム環等を介して、連結されている。よって、撮影
レンズLは、AFモータ10の回転に応じて光軸方向に
進退するのである。これらCPU4,AFレンズ駆動回
路7,及びAFモータ10により、駆動手段が構成され
ている。
【0058】このAFモータ10に連結されている上述
の減速ギヤ列には、回転軸を中心とする黒色の放射状縞
模様が描かれた透明円盤(図示省略)が配設されてい
る。インタラプタ11は、その発受光素子間にこの円盤
の周辺部が介在するように配置されている。そのため、
インタラプタ11は、この円盤が回転するとパルスを出
力するのである。なお、インタラプタ11は、円盤の回
転方向に応じてそのパルス発生パターンを異にしてい
る。従って、以上の構成により、このインタラプタ11
から出力されるパルスは、AFモータの回転量及び回転
方向を示すことになるのである。このパルスがAFの制
御単位駆動量に対応するように、予め減速ギヤ列の減速
比及び円盤の縞数が設定されていることは、言うまでも
ない。
【0059】インタラプタ11が出力するパルスは、C
PU4及びパルスカウンタ9に入力される。CPU4
は、このパルスの数及び発生パターンによって、AFモ
ータ10の駆動制御,従って撮影レンズLの進退制御を
行っているのである。
【0060】パルスカウンタ9は、CPU4による制御
とは非同期に、パルスのカウントを行っている。即ち、
パルスカウンタ9は、CPU4からクリア指令が出力さ
れた場合には、そのカウント値iをクリアする。その後
は、インタラプタ11から正転方向(撮影レンズLが最
短撮影距離側へ移動する方向)のパルスを受信すると、
そのカウント値iをカウントアップし、逆転方向(撮影
レンズLが無限遠端側へ移動する方向)のパルスを受信
すると、そのカウント値iをカウントダウンする。従っ
て、このパルスカウンタ9のカウント値iは、その時点
における、撮影レンズLの無限遠位置からの移動量に対
応している。このパルスカウンタ9のカウント値iは、
CPU4によって随時読み取られる。これらインタラプ
タ11及びパルスカウンタ9により、レンズ位置検出手
段が構成されている。
【0061】測光スイッチSW1は、カメラボディ20
の外面に設けられたシャッタボタン27の押下の一段目
に連動する。また、レリーズスイッチSW2は、同じく
シャッタボタン27の押下の二段目に連動する。
【0062】図示は省略したが、CPU4には、被写体
輝度を測定する測光回路,フィルム感度を設定するDX
接点,交換レンズ30内に内蔵されている絞りを駆動す
る絞り制御回路,カメラボディ20内に設けられた光路
切換えのためのミラーを昇降させるミラー制御回路,フ
ィルム面への露光時間を管理するシャッタ制御回路,等
が接続されている。
【0063】CPU4は、これらの各回路からのデータ
に基づいて、撮影レンズLを適切な合焦位置に移動させ
るとともに、ミラーアップ,絞り込み,シャッタの開,
ミラーダウン,絞りの開放といった一連の露光動作を制
御するのである。
【0064】<実施例のソフト構成>次に、フォーカス
ロック−フレーミングに伴うズレ量の検出及び補正を含
む自動焦点調節を行うために、CPU4において実行さ
れる制御の内容を、説明する。
【0065】〔メイン処理〕図4は、メインスイッチS
W3をONしてから撮影が完了するまでの全般的な制御
を行うためのメイン処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【0066】このメイン処理は、メインスイッチSW3
がONされることによりスタートする。そして、最初の
ステップS101において、AFレンズ駆動回路7に対
して、撮影レンズLを無限遠端まで駆動する旨の指示を
行う。同時に、パルスカウンタ9に対して、そのカウン
ト値iをクリアする旨の指示を行う。
【0067】次のステップS102では、測光スイッチ
SW1がONされたかどうかをチェックする。測光スイ
ッチSW1がONされていない場合には、このステップ
S102のチェックを繰り返す。測光スイッチSW1が
ONされた時には、処理がステップS103に進む。
【0068】このステップS103では、図示せぬ測光
回路及びDX接点からのデータ(BV値,SV値)に基
づき、所定のアペックス演算が実行されて、適当なシャ
ッタ速度値(TV値),及び絞り値(AV値)が決定さ
れる。
【0069】次のステップS104では、測距演算処理
のサブルーチン(図5)が呼び出される(距離検出手段
に相当)。この測距演算処理のサブルーチンでは、測距
回路6から測距データ(測距センサ5内の2つのセンサ
アレイにおいて各々受光された像形を表すデータ)を入
力し(ステップS201)、その測距データに基づいて
所定の演算を施すことによりデフォーカス量を算出する
(ステップS202)(デフォーカス量測定手段に相
当)。なお、この時点において撮影レンズLは無限遠端
位置に存在するので、主要被写体が有限距離にある限
り、デフォーカス量は後ピン状態を示す事になる。便宜
上、その場合におけるデフォーカス量の極性を正とする
(これに対して、前ピン状態の場合の極性を負とす
る)。
【0070】測距演算のサブルーチン(ステップS10
4)から処理が戻ると、続くステップ105では、合焦
か否かの判定を行う。この合焦判定は、ステップS10
4において算出したデフォーカス量が所定の合焦幅内に
収まっているか否かによって行われる。
【0071】ステップS105にて合焦でないと判定し
た場合には、続くステップS106においてAFレンズ
駆動処理のサブルーチン(図6)が呼び出される(駆動
手段に相当)。
【0072】このAFレンズ駆動処理に入って最初のス
テップS301では、AFモータ10を駆動して撮影レ
ンズLを進退させるためのレンズ駆動パルス数jを、セ
ットする。このレンズ駆動パルス数jは、以下の演算を
実行することによって算出される。
【0073】 j=デフォーカス量×K ……(7) ここで、Kは、ROM8に格納されているKバリューの
ことである。このKバリューは、撮影レンズLの構成及
び焦点距離等によって定まる固有値であり、単位デフォ
ーカス量当たりのレンズ駆動量(レンズ駆動パルス数)
を示す。つまり、撮影レンズLによって結像された被写
体像を像面において単位距離だけ移動させるために必要
なAFモータ10の駆動量(レンズ駆動パルス数)を表
しているのである。
【0074】次のステップS302では、AFレンズ駆
動回路7に対して、レンズ駆動(AFモータ10の駆
動)を開始する旨の指示を行う。ステップS302の指
示を行うと、続くステップS303において、インタラ
プタ11から送信されるパルス数nをカウントする。そ
して、カウントしたパルス数nがステップS301にて
セットしたレンズ駆動パルス数jに達することを待つ。
【0075】ステップS303にてパルス数nがレンズ
駆動パルス数jに達した場合には、続くステップS30
4において、AFレンズ駆動回路7に対して、レンズ駆
動(AFモータ10の駆動)を停止する旨の指示を行
う。
【0076】続くステップS305では、ステップS3
03にてカウントしたパルス数nをクリアする。その後
で、このサブルーチンをリターンする。処理がAFレン
ズ駆動処理サブルーチン(ステップS106)からメイ
ン処理に戻ると、ステップS104の測距処理が再実行
される。そして、ステップS105にて合焦であると判
定されない限り、このステップS104乃至ステップS
106のループが繰り返される。ステップS105にて
合焦であると判定された場合には、処理はステップS1
07に進む。この場合、測光スイッチSW1がONであ
ってレリーズスイッチSW2がOFFである限り、たと
え主要被写体が測距エリア101から外れたとしても、
撮影レンズLの駆動は行われない。その意味で、「フォ
ーカスロックが掛けられた」ということができる。
【0077】ステップS107では、パルスカウンタ9
のカウント値i,及び、ROM8に格納されているパル
ス数−撮影距離特性を用いることにより、現在の撮影距
離(撮影レンズLから合焦平面までの距離)を求める。
このパルス数−撮影距離特性について詳しく説明する。
上述したようにパルスカウンタ9のカウント値iは、撮
影レンズLの無限遠位置からの変位量に対応している。
但し、その対応の仕方は、撮影レンズLの焦点距離,レ
ンズ構成,等により様々である。そのため、各交換レン
ズ30毎に、その対応の仕方を示すパルス数−撮影距離
特性のデータを備えているのである。このパルス数−撮
影距離特性のデータの一例を図3に示す。この特性は、
関数の形で格納されていても良いし、各パルス数毎に対
応する撮影距離が格納されるようになっていても良い。
なお、撮影距離の単位はm(メートル)である。ステッ
プS107では、パルスカウンタ9のカウント値iによ
ってこのパルス数−撮影距離特性を参照し、対応する撮
影距離を求めるのである。そして、求めた現在撮影距離
を、変数OBにセットする(記憶手段に相当)。さら
に、角度を表す変数α,βを、初期値である0に設定す
る。
【0078】続くステップS108では、角度検出処理
のサブルーチン(図7)が呼び出される(角度検出手段
に相当)。この角度検出処理に入って最初のステップS
401では、角速度検出回路3から、第1の角速度セン
サ1にて測定された角速度データX,及び第2の角速度
センサ2にて測定された角速度データYを入力する。
【0079】続くステップS402では、水平方向面内
における角度の成分を示す変数αに、角速度Xを加算す
る。また、垂直方向面内における角度の成分を示す変数
βに、角速度Yを加算する。この処理は、式(6)に対
応する。なお、角速度X,Y,及び角度α,βは、回転
の方向が逆になった場合には、極性が負になる。
【0080】続くステップS403では、ステップS1
07にてフォーカスロック時の撮影距離を設定した変数
OBと、ステップS402にて設定した変数α及びβと
から、式(3)を実行する。そして、撮影光軸の回転後
において主要被写体位置Bに合焦平面を合致させるため
の撮影距離OFを算出する(修正手段に相当)。その後
で、このサブルーチンをリターンする。
【0081】処理が角度検出サブルーチン(ステップS
108)からメイン処理に戻ると、ステップS109が
実行される。ステップS109では、CPU3の処理が
一律に1ms(ミリ秒)待機させられる。これは、角度
検出処理のサブルーチン(ステップS110)を単位時
間(1ms)間隔で実行するために付加された処理であ
る。
【0082】ステップS103にて1msの待機が完了
すると、ステップS110において角度検出サブルーチ
ン(図7)が再実行される。処理が角度検出サブルーチ
ン(ステップS110)から戻ると、ステップS111
を実行する。
【0083】ステップS111では、測光スイッチSW
1がONのままであるかどうかをチェックする。これ
は、フォーカスロックが維持されているかどうかをチェ
ックする処理である。そして、測光スイッチSW1がO
FFされた場合には、処理がステップS102に戻る。
測光スイッチSW1がONのままである場合には、ステ
ップS112において、レリーズスイッチSW2がON
されたかどうかをチェックする。レリーズスイッチSW
2がONされていない場合には、処理がステップS10
9に戻されて、ステップS109乃至ステップS112
のループが繰り返される。このループを繰り返している
途中でレリーズスイッチSW2がONされた時には、処
理がステップS112からステップS113に進む。
【0084】ステップS113では、駆動量算出処理の
サブルーチン(図8)が呼び出される(駆動手段に相
当)。この駆動量算出処理に入って最初のステップS5
01では、ステップS403を最後に実行した結果とし
て算出されている撮影距離OFに対応するパルス数を、
ROM8から読み込んだパルス数−撮影距離特性に基づ
いて、求める。そして、このパルス数を、変数mに設定
する。
【0085】次のステップS502では、ステップS5
01にて設定した変数mから、現在におけるパルスカウ
ンタ9のカウンタ値iを減算して、減算の結果をレンズ
駆動パルス数jにセットする。その後、このサブルーチ
ンをリターンする。
【0086】処理が駆動量算出処理サブルーチン(ステ
ップS113)からメイン処理に戻ると、ステップS1
14が実行される。ステップS114では、ステップS
113にて算出した駆動パルス数(j)に基づいて、撮
影距離OFの点に合焦平面が合致するように、撮影レン
ズLを駆動する(修正手段に相当)。この駆動は、実際
には、図6に示す通常のAFレンズ駆動処理のサブルー
チンにおけるステップS302乃至ステップS305を
利用して、実行される。続くステップS115において
は、レリーズのための一連の処理が実行される。この一
連の処理とは、ミラーをアップして、ステップS103
にて求めたAV値に応じて交換レンズ30に内蔵されて
いる絞りを絞り込んで、ステップS103にて求めたT
V値に応じてシャッタを開閉して、ミラーダウンすると
ともに絞りを開放することである。
【0087】以上の処理が完了すると、処理はステップ
S102に戻り、次の撮影のために測光スイッチSW1
のチェックとなる。なお、この図4に示すメイン処理
は、メインスイッチSW3がOFFされると、終了す
る。
【0088】<実施例の作用>以上のように構成される
本実施例によれば、メインスイッチSW3がONされる
と、ステップS101が実行されて、撮影レンズLが無
限遠端に移動される。
【0089】次に、フレーム100aの測距エリア内に
主要被写体を入れて、測光スイッチSW1をONする。
すると、ステップS104乃至ステップS106の処理
が実行される結果、この主要被写体位置Bに合焦平面が
合致するように、撮影レンズLが無限遠端から最短撮影
位置側に向かって適当量駆動される。撮影レンズLが駆
動された量は、パルスカウンタ9のカウント値iとし
て、常時管理される。従って、CPU4は、合焦時にお
ける撮影レンズLの位置を認識することができる。
【0090】主要被写体位置Bが合焦平面に合致した時
のパルスカウンタ9のカウント値は、交換レンズ30の
ROM8から読み込まれたパルス−撮影距離特性を参照
することにより、主要被写体位置Bまでの撮影距離OB
に変換される(ステップS107)。
【0091】この状態においてはフォーカスロックがな
されているので、測光スイッチSW1をOFFしない限
り、及びレリーズスイッチSW2をONしない限り、撮
影レンズLが駆動されることがない。従って、主要被写
体を測距エリア101から外して、フレーミングを行う
ことができる。
【0092】このフレーミングをするために撮影レンズ
Lの光軸を回転させると、ステップS108,又はステ
ップS110が実行されることにより、回転角度の水平
方向成分α,及び垂直方向成分βの累積値が記憶され
る。この光軸の回転方向が逆になった場合にはこれらの
値α,βから漸次戻り量が減算される。従って、この値
α,βは、常に、フォーカスロック時における光軸γに
対する現時点における光軸δの角度を示していることに
なる。
【0093】このように、如何にフレーミングを行った
としても、フォーカスロック時における撮影距離OB,
及び現在の角度成分α,βは、常に認識されている。従
って、任意の構図にてレリーズスイッチSW2をONす
れば、ステップS113が実行されることにより、その
時点における主要被写体を含む面(光軸δに直交する
面)までの撮影距離OFが算出される。そして、ステッ
プS114が実行されることにより、ピントズレの修正
がなされるのである。
【0094】このように、本実施例においては、フォー
カスロック−フレーミングによって主要被写体に対する
ピントズレが生じても、このピントズレの量を自動的に
検出することができる。そして、このピントズレを修正
するために自動的に撮影レンズLが駆動されて、主要被
写体にピントが合うようになる。
【0095】
【第2実施例】本発明の第2実施例は、第1実施例にお
けるメイン処理(図4)における処理の順番を変更した
例である。即ち、本第2実施例は、第1実施例における
ステップS113及びステップS114を、ステップS
111とステップS112との間に実行するのと等価で
ある。即ち、第1実施例におけるステップS112,S
113,S114が、夫々、第2実施例におけるステッ
プS612,S613,S614に対応している。この
ように対応しているステップ同士の処理内容は、同じで
ある。また、第2実施例のメイン処理(図9)の他のス
テップにおける処理は、第1実施例のメイン処理(図
4)における各処理(ステップ番号の下二桁を同じくす
るステップの処理)と同じなので、その説明を省略す
る。また、サブルーチン(図5〜図8)も、第1実施例
と同様に実施される。
【0096】本第2実施例におけるフォーカスロックの
概念は、第1実施例のものよりも広義である。即ち、本
第2実施例においては、一旦合焦と判断されるとその時
点における主要被写体までの距離が記憶され、それと無
関係な被写体への合焦動作が行われなくなることを、フ
ォーカスロックとしている。
【0097】本第2実施例においてもフォーカスロック
がなされると、フォーカスロック時における撮影距離O
Bが記憶される。その後フレーミングがなされると、ス
テップS608,又はステップS610が実行されるこ
とにより、フォーカスロック時における光軸γに対する
現時点における光軸δの水平方向角度成分α,及び垂直
方向角度成分βが、常に記憶される(ステップS40
2)。そして、現時点において主要被写体Bを含む面
(光軸δに直交する面)の撮影距離OFが計算される
(ステップS403)。
【0098】但し、本第2実施例では、角度検出処理を
実行した後で、現在の合焦平面から撮影距離OFに存す
る平面までのレンズ駆動パルス数(j)を直ちに計算す
る(ステップS613)。そして、計算結果に応じた撮
影レンズLの駆動を、直ちに実行するのである(ステッ
プS614)。
【0099】以上のように、本第2実施例においては、
ステップS613の駆動量算出処理,及びステップS6
14のAFレンズ駆動処理が、ステップS612のレリ
ーズスイッチSW2ONチェックの処理の前に実行され
る。従って、ステップS605において合焦であると判
定したとしても、フレーミングを行った結果、撮影光軸
の方向が変わる都度、ピントズレの修正がなされる。従
って、一眼レフカメラにおいてファインダ21を覗きな
がらフレーミングを行う場合でも、フレーミングの途中
でピントがずれることによって主要被写体が見にくくな
ることがない。
【0100】
【発明の効果】以上のように構成した本発明によるカメ
ラの測距装置によれば、フォーカスロック後にカメラの
撮影光軸の方向を変えることによって生じるピントずれ
量を検出することができる。
【0101】また、以上のように構成した本発明による
自動焦点調節装置によれば、フォーカスロック後にカメ
ラの撮影光軸の方向を変えても主要被写体に対する合焦
状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例によるカメラシステムの
内部回路を示すブロック図
【図2】 本発明の第1実施例によるカメラシステムの
正面図
【図3】 図1のROM8に格納されているパルス数−
撮影距離特性を示すグラフ
【図4】 本発明の第1実施例において実施されるメイ
ン処理を示すフローチャート
【図5】 図4のステップS104において実施される
測距演算処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図6】 図4のステップS106において実施される
AFレンズ駆動処理のサブルーチンを示すフローチャー
【図7】 図4のステップS108及びステップS11
0においていて実施される角度検出処理のサブルーチン
を示すフローチャート
【図8】 図4のステップS113において実施される
駆動量算出処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図9】 本発明の第2実施例において実施されるメイ
ン処理を示すフローチャート
【図10】 フォーカスロック−フレーミングを行う際
におけるファインダ内のフレームの状態を説明する説明
【図11】 撮影光軸と合焦平面との関係を平面的に示
す説明図
【図12】 斜め方向にフレーミングした状態を示す説
明図
【図13】 撮影光軸と合焦平面との関係を立体的に示
す説明図
【符号の説明】
1 第1の角速度センサ 2 第2の角速度センサ 3 角速度検出回路 5 測距センサ 6 測距回路 7 AFレンズ駆動回路 9 パルスカウンタ 10 AFモータ 11 インタラプタ L 撮影レンズ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの正面に存在する被写体までの距離
    を検出する距離検出手段と、 この距離検出手段によって検出された前記被写体までの
    距離を記憶する記憶手段と、 この記憶手段によって前記距離の記憶がなされた後にお
    ける前記カメラの回転角度を検出する角度検出手段と、 前記記憶手段によって記憶されている前記被写体までの
    距離を前記角度検出手段によって検出された角度に応じ
    て修正する修正手段とを備えたことを特徴とするカメラ
    の測距装置。
  2. 【請求項2】前記カメラは撮影レンズを備え、 前記距離検出手段は、この撮影レンズによって結像され
    た被写体像のフィルム面に対するデフォーカス量を測定
    するデフォーカス量測定手段と、測定されたデフォーカ
    ス量を解消するよう前記撮影レンズを駆動する駆動手段
    と、この駆動手段によって駆動された前記撮影レンズの
    位置を検出するレンズ位置検出手段とを備えるととも
    に、このレンズ位置検出手段によって検出されたレンズ
    位置に応じて前記被写体までの距離を算出することを特
    徴とする請求項1記載のカメラの測距装置。
  3. 【請求項3】前記角度検出手段は、前記カメラに設定し
    た直交する2つの軸を夫々回転軸とする2成分の回転角
    度を夫々検出することを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラの測距装置。
  4. 【請求項4】前記2つの軸は、何れも、前記カメラの撮
    影光軸方向と一致していないことを特徴とする請求項3
    記載のカメラの測距装置。
  5. 【請求項5】前記角度検出手段は、前記カメラの回転に
    おける角速度を検出する角速度センサと、この角速度セ
    ンサによって検出された角速度を時間積分する積分手段
    とからなることを特徴とする請求項1記載のカメラの測
    距装置。
  6. 【請求項6】前記修正手段は、前記記憶手段によって記
    憶された前記被写体までの距離に対する前記角度による
    余弦値を算出することを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラの測距装置。
  7. 【請求項7】被写体の像を結像する撮影レンズと、 この撮影レンズの正面に存在する被写体までの距離を検
    出する距離検出手段と、 この距離検出手段によって検出された前記被写体までの
    距離を記憶する記憶手段と、 この記憶手段によって前記距離の記憶がなされ後におけ
    る前記カメラの回転角度を検出する角度検出手段と、 前記記憶手段によって記憶されている前記被写体までの
    距離を前記角度検出手段によって検出された角度に応じ
    て修正する修正手段と、 この修正手段によって修正された前記被写体までの距離
    に応じて前記撮影レンズを駆動する駆動手段とを備えた
    ことを特徴とするカメラの自動焦点調節装置。
  8. 【請求項8】前記修正手段は、前記記憶手段によって記
    憶された前記被写体までの距離に対する前記角度による
    余弦値を算出することを特徴とする請求項7記載のカメ
    ラの自動焦点調節装置。
  9. 【請求項9】前記駆動手段は、前記撮影レンズの光軸上
    における前記修正された被写体までの距離の位置に前記
    撮影レンズのピントを合わせるよう前記撮影レンズを駆
    動することを特徴とする請求項7又は8記載のカメラの
    自動焦点調節装置。
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