JPH0876129A - 液晶表示素子およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子およびその製造方法

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JPH0876129A
JPH0876129A JP20845394A JP20845394A JPH0876129A JP H0876129 A JPH0876129 A JP H0876129A JP 20845394 A JP20845394 A JP 20845394A JP 20845394 A JP20845394 A JP 20845394A JP H0876129 A JPH0876129 A JP H0876129A
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JP20845394A
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English (en)
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Hisao Yokokura
久男 横倉
Yasushi Iwakabe
靖 岩壁
Shuichi Ohara
周一 大原
Takao Miwa
崇夫 三輪
Yoshiaki Okabe
義明 岡部
Kishiro Iwasaki
紀四郎 岩崎
Hiroshi Sasaki
佐々木  洋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配向性が均一で表示むらのない液晶表示素子
と製造方法を提供する。 【構成】 ストライプ状電極4a及び配向膜11aを内
面に順次形成した基板1と、電極4aと直交する方向に
延びるストライプ状電極4b及び配向膜11aを内面に
順次形成した基板2と、基板1,2間に挟持された液晶
13と、基板1,2間の間隔を保つスペーサ3とを有す
る液晶表示素子であって、スペーサ3を、水現像可能な
ポジ感光性高分子(カルボキシル基をもつ重合体に塩基
発生剤を含む化合物)を加熱して基板2の配向膜11b
に固着させた生成物から構成し、かつ電極4a,4bの
交差域にある画素部の周辺を占めるブラックマトリック
ス層5領域に設けたものであり、またスペーサ3は、感
光性高分子を配向制御層上に形成、遮光性マスクを介し
て光露光、水現像、焼成して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子に係り、
特に液晶表示素子の基板間の間隔を一定に保つためのス
ペ−サ部材に、水現像可能なポジ感光性高分子を用いた
ことを特徴とする液晶表示素子およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のス−パ−ツイスト型液晶表示素子
は、液晶分子の長軸が2つの基板間で180度以上ねじ
るものであり、アクティブマトリクス型液晶表示素子
は、アクティブマトリクス型電極基板上で液晶を駆動さ
せるものである。これらの基板の間隔を一定に保持する
ため、スペ−サ粒子(ポリマ真球、無機球状シリカ)を
一般に100〜200個/mm2程度基板間に配置して
おり、そして液晶画面の振動や衝撃による不良、不鮮明
な画面の発生を少なくするためにスペ−サ粒子を配向制
御膜に強固に固着する必要がある。特開昭60−262
129号公報には配向制御膜部材にスペ−サ粒子を混入
した溶剤を基板上に形成し、スペ−サ粒子を配向制御層
で固定した基板により液晶表示素子を製造すること、特
開昭61−2129号公報には基板上に配向制御層の溶
剤が固化しない状態でスペ−サ粒子を散布し、溶剤の固
化によりスペ−サ粒子を固定し液晶表示素子を製造する
こと、特開昭63−44631号公報にはポリイミドを
塗布してラビングによる配向処理を施した後、200℃
以下の温度で軟化させる低温軟化高分子により被覆した
スペ−サ粒子を均等に散布し液晶表示素子を製造するこ
と、特開昭61−196230号公報には、スペ−サが
感光性のないポリイミドをフォトレジスト剤を用いてパ
タ−ンニングするか、もしくはそれ自身が感光性ポリイ
ミド前駆体からパタ−ニングされたものを、セル厚が2
μm以下でスメクチック相のモノドメインを成長させ、
強誘電性液晶素子を作製する等の提案がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスペ−サ粒子
(ポリマ真球粒子、無機球状シリカ)を画素部、非画素
部に拘らず散布方式を用いた液晶表示素子では、以下に
示す種々の問題がある。まず、スペ−サ粒子を混入した
配向膜部材の溶剤を基板上に塗布する方法(フレキソ印
刷、グラビア印刷、スピンナ−)では、スペ−サ粒子の
存在により配向制御層が均一に塗布できず、そして配向
膜部材の溶剤中でスペ−サ粒子の凝集が生じ易くなり液
晶素子のセル厚みを均一に確保できないこと、画素部内
にもスペ−サ粒子が存在するためにコントラスト比が低
下するという問題がある。次に、配向制御層に固定され
るスペ−サ粒子の固着力はある程度の期待はできるが、
季節や温度又は振動の強さによっては十分でなく、弱い
もので非常に不安定なものである。特に、液晶が表示素
子に封入されていく際のスペ−サ粒子の移動に伴って発
生する表示むらが問題となっている。更に、配向制御層
によってスペ−サ粒子を固定した後、ラビング処理をす
るとスペ−サ粒子の存在で配向制御層が一様でなく配向
性が不均一になり易いこと、ラビング時にスペ−サ粒子
が脱落しやすいためその部分の配向に欠陥が生じる問題
もある。また、スペ−サ粒子の表面に接着層を形成して
基板上にスペ−サ粒子を固定する場合は、スペ−サ粒子
の間に凝集が生じ易く液晶層のセル厚み制御の均一性を
損なっている。一方、スペ−サが感光性のないポリイミ
ドをフォトレジスト剤を用いてパタ−ンニングもしくは
それ自身が感光性ポリイミド前駆体からパタ−ニングさ
れたものは、フォトレジストの塗布や剥離などの工程が
含まれ且つ有機溶剤の使用、プロセスの煩雑やレジスト
を介して転写することで、寸法精度の低下及び配向性が
不均一になる問題もある。そのため、微細加工工程の簡
略化や高精度化を図るには直接光で微細加工を行う必要
があり、その際ネガ型の感光性材料では有機溶剤による
露光部の膨潤が起こり高解像度の微細加工を行う上で不
利となり、水現像のポジ型感光性高分子のようなもので
ないと配向の不均一性が発生する課題がある。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためカルボ
キシル基の重合体に新たに塩基発生剤を含むポジ型の感
光性高分子を配向制御層上に形成し、遮光性マスクを介
して光露光、水現像処理を行いスペ−サのパタ−ンを形
成することを試みた。その結果、基板表面の配向制御層
上に良好なスペーサを設けることができた。
【0005】本発明は、スペ−サが均一に分布して配向
制御層の配向性が均一で、表示むらのない液晶表示素子
およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため下記の技術的手段が用いられる。その手段は
カルボキシル基を含む重合体に電磁波の照射により塩基
を発生する光塩基発生剤を含むことを特徴とするポジ型
感光性高分子を用いて水現像処理を行う手法である。特
に、スペ−サを非画素部のブラックマトリクス層の領域
に形成することによりコントラスト比を大きく向上する
ことが可能である。
【0007】例えば、前記塩基発生剤が一般式(Ι)
【0008】
【化2】
【0009】で表される化合物を使用される場合に、本
発明の効果がより高く発揮される。即ち、塩基発生剤の
化合物を含むことによりポリアミド酸分子の溶解度が、
塩基の存在によって大きく変化することを利用し達成さ
れる。従って、化学構造中にカルボン酸基を有するもの
であれば適用可能である。カルボン酸の数平均分子量と
しては、レリ−フパタ−ンの機械特性を考慮した場合1
0000以上であることが望ましく、分子量の上限につ
いては特に制限はないが溶解性を考慮した場合は100
000以下が望ましい。ポリアミド酸はレリ−フ像を形
成した後に、低温加熱又は化学的にイミド化しポリイミ
ド、ポリイミドシロキサン、ポリアミドイミド等に変換
することによって、耐熱性、耐薬品性が良いレリ−フ像
を得ることができるため、液晶表示素子のスペ−サ部材
として優れた性能を発揮する。本発明で用いるポリアミ
ド酸はジアミンあるいはジヒドラジドと、テトラカルボ
ン酸及びその誘導体の反応によって得られる。テトラカ
ルボン酸誘導体としては、酸無水物、酸塩化物などがあ
る。酸無水物を用いると、反応性や副生成物などの点で
好ましい。本発明で用いられるジアミンと酸無水物誘導
体としては、特開昭61−181829号公報に記載の
化合物などが例として挙げられる。
【0010】具体的化合物としては、シクロヘキシルパ
ラトルエンスルホニルアミン、[[(3、5−ジメチル
ベンジル)オキシ]カルボニル]シクロヘキシルアミ
ン、[[(2、6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニ
ル]シクロヘキシルアミン、N−[[(2、6−ジニト
ロフェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニル]シク
ロヘキシルアミン、N−[[(2、6−ジニトロフェニ
ル)−1−(2′、6′−ジニトロフェニル)メトキシ]
カルボニル]シクロヘキシルアミン、N−[[(2−ニ
トロフェニル)−1−(2−ニトロフェニル)メトキシ]
カルボニル]シクロヘキシルアミン、[[(2−ニトロ
ベンジル)オキシ]カルボニル]シクロヘキシルアミ
ン、N−[[(2−ニトロフェニル)−1−メチルメトキ
シ]カルボニル]シクロヘキシルアミン、[[(2−ニ
トロベンジル)オキシ]カルボニル]ピペリジン、ビス
[[(2−ニトロベンジル)オキシ]カルボニル]ヘキサ
ン1、6−ジアミンなどが挙げられる。また、α−ケト
カルボン酸アンモニウム塩、フェニルグリオキシ酸アン
モニウム塩、4−メチルフェニルスルホンアミド、N−
シクロヘキシル−4−メチルフェニルスルホンアミドな
ども使用可能である。これらの化合物はいずれも電磁波
の照射により分解し塩基を発生する。特に、式(I)で
表される塩基発生剤は、発生効率が高く優れたスペ−サ
部材となる。構造式中R1で表される基はレリ−フパタ
−ン形成時の膜べりの点から、炭素数10以下の有機基
であることが望ましい。また、本発明で用いる光塩基発
生剤は上記の構造に拘らず、電磁波の照射によって水溶
性の脂肪族アミンを発生するものであれば用いることが
できる。本発明において、電磁波とは波長が10μm〜
1nm、好ましくは200〜900nmの光線を用いる
ことが望ましい。
【0011】本発明は、上記常法によって合成されたポ
リアミド酸と塩基発生剤を混合することによって達成さ
れ、増感剤との併用、各種アミン化合物からなる密着向
上剤、界面活性剤などとの併用が可能であることは言う
までもない。
【0012】光照射によって発生した塩基は、高分子中
のカルボン酸塩と反応し、高分子の溶解性を変化させ
る。即ち、塩基とカルボン酸が反応し塩を形成した部分
は水に対する溶解性が向上し、有機溶剤に対する溶解性
が低下する。これにより、極性の高い水を現像液として
用いた場合にポジ像が得られる。カルボン酸基と発生し
た塩基の結合は弱いため、低温のイミド化過程で容易に
脱離し優れた膜質のレリ−フパタ−ンを与えることが可
能となる。上記レリ−フパタ−ンは塩形成に基づくた
め、樹脂組成物中のカルボン酸と塩基発生剤の量が重要
となる。これらの配合量について検討した結果、カルボ
ン酸が全樹脂成分に対して20重量%以上とした場合に
良好なレリ−フパタ−ンが得られることが分かった。ま
た塩基発生剤の量が、カルボン酸に対して0.2から2.
0モル当量の場合に良好なレリ−フパタ−ンが得られる
ことが分かった。
【0013】
【作用】本発明の構成により、光照射によって発生した
塩基は、高分子中のカルボン酸基と反応し、高分子の水
に対する溶解性を変化させ、未露光部との間での現像を
可能にする。カルボン酸塩と生成した塩基あるいはカル
ボン酸基と塩基発生剤の結合は弱いためで容易に脱離し
優れた膜質のレリ−フパタ−ンを与える。本発明は、カ
ルボキシル基を含む重合体に新たに塩基発生剤を含むポ
ジ型の感光性高分子を配向制御層上に形成し、遮光性マ
スクを介して光露光、水現像処理を行ってスペ−サ部材
が矩形又は非球状の形状を有するパタ−ンを形成した。
その結果、基板表面の配向制御層上にスペ−サが均一に
分布し、且つスペ−サ同士の凝集が生じることもないた
め配向の不均一性が見られず、又、強固に固着されてい
るので液晶封入時のスペ−サの移動もなく表示むらが発
生しない液晶表示素子を与える。
【0014】
【実施例】以下、本発明の液晶表示素子を実施例によっ
て具体的に説明する。
【0015】〔実施例1〕図1は本発明の一実施例であ
る液晶表示素子の構成を示す平面図、第2図は図1のII
−II断面図である。この液晶表示素子は、互いに対向す
る第1の基板1および第2の基板2間にスペーサ3によ
って形成された内部空間に、液晶13を保持して構成さ
れている。さらに詳しくは、第1の基板1内面上にはブ
ラックマトリクス層5とその層5の面内に配列したカラ
ーフィルタ層8が、さらにブラックマトリクス層5およ
びカラーフィルタ層8を覆って順次に平坦化合層10、
電極4a、配向膜11aが設けられ、また基板1の外面
上に偏光板9a設けられている。一方、第2の基板2の
内面上にはストライプ状の電極4aおよび該電極4aを
覆う平らな配向膜11bが設けられ、また基板2の外面
上には位相板12および偏光板9bが順次に設けられて
いる。上記スペーサ3は配向膜11a,11b間に配置
され、また基板1,2の周辺部には液晶13を封じ込め
るシ−ル6が設けられている。
【0016】この液晶表示素子において、ブラックマト
リクス層5(斜線部)はカラーフィルタ層8でなる画素
電極周辺の透過光によるコントラスト低下を防ぎ、電極
4a,4bは液晶を駆動し、配向膜11a,11bは液
晶分子の配向性をコントロールし、偏光板9a,9bは
光の透過または遮断を制御し、平坦化層10はカラーフ
ィルタ層8の表面を覆って平坦性をもたせ、そして位相
板12は無彩色の表示をするためにそれぞれ設けられて
いる。
【0017】第1の基板1および第2の基板2には大き
さ270×200mm、厚さ1.1mmの透明なガラス
板を用いている。第2の基板2(透明基板2という)の
内面上には、ストライプ状のITO透明電極4bを形成
したあと、厚さ80nmのポリイミド樹脂層を印刷塗布
し、焼成し、ラビングロール14によりラビング処理を
施すことにより配向膜11bを形成した。一方、第1の
基板1(透明基板1という)の内面上には、例えば厚さ
100nmのクロム蒸着膜を形成し、ホトリソグラフィ
法により例えば巾40μm程度の非透過部を残し、10
0μm角以下の面積の画素部となる部分が孔となってあ
くようにエッチング除去して、ブラックマトリックス層
5を形成した後に、クロム蒸着膜の孔の部分、即ち画素
部となる部分を覆ってストライプ状のR、G、B3色の
カラ−フィルタ層8を形成した。更に、その上に厚さ1
μmのエポキシ樹脂からなる平坦化膜10を積層し、透
明基板1の場合と同様にして透明電極4aおよび配向膜
11aを形成した。
【0018】さらに基板2には、図3に示す方法により
スペーサ3を形成した。この方法はは、概して(a)配
向膜11bのラビング処理、(b)感光性高分子3′の
塗布、(c)露光、現像および焼成、(d)シール6の
印刷の各工程からなる。すなわち、基板2の配向膜11
bをラビング処理した後、配向膜11bの上に3、3
´、4、4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
(BPDA)1モル%とp−フェニレンジアミン1モル
%をN−メチル−2−ピロリドン中で10℃で6時間重
合反応させて、固形分含量10重量%のポリアミド酸溶
液を合成し、このポリアミド酸溶液にBPDAと当量の
[[(2、6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニ
ル]シクロヘキシルアミンを加えて液状の感光性高分子
(ポリイミド前駆体)を生成した。この液状の感光性高
分子3′を、スピンコ−ト法によって塗布し、100℃
で1時間乾燥し、遮光性マスクを介して高圧水銀灯の光
15で露光して、水中でポジ現像し、焼成をしたとこ
ろ、未露光部をほとんど侵食することなく厚さ、線幅が
それぞれ5.5μmのポリイミド系のレリ−フパタ−ン
を得ることができた。なおスペーサ3は、基板2に代わ
って基板1側の配向膜11a上に設けてよいことは当然
である。
【0019】2枚の透明基板1,2をストライプ状に形
成された透明電極4a,4bがマトリクス交点を形成
し、スペ−サ3がブラックマトリクス層5と重なるよう
に挾んで直交配置してシ−ル印刷後、フッ素系を主体と
したSTN型の液晶13を注入したのちシール6に設け
た注入口7を封止して、ツイスト角が240度のSTN
液晶表示素子を作製した。その結果、配向の均一性が良
好で、表示むらの発生しない液晶表示素子を得た。
【0020】〔実施例2〕実施例1と同様にして作製し
た透明基板1,2のうち透明基板1の配向膜11a上
に、ピロメリット酸二無水物(PMDA)1モル%と
2、2−ビス(4−(p−アミノフェノキシ)フェニ
ル)プロパン0.7モル%、ジアミノシロキサン0.3
モル%をN−メチル−2−ピロリドン中で5℃で8時間
重合反応させて、固形分含量10重量%のポリアミド酸
溶液を合成し、このポリアミド酸溶液にPMDAと当量
の[[(2、6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニ
ル]シクロヘキシルアミンを加えた液状の感光性高分子
(ポリイミドシロキサン前駆体)を生成した。この液状の
感光性高分子をスピンコ−ト法によって塗布し、100
℃で1時間乾燥し、遮光性マスクを介して高圧水銀灯で
露光して、水中でポジ現像し、焼成したところ、未露光
部をほとんど侵食することなく厚さ、線幅が5.0μm
のポリイミドシロキサン系のレリ−フパタ−ンを得るこ
とができた。
【0021】上記2枚の透明基板をストライプ状に形成
された透明電極がマトリクス交点を形成し、スペ−サが
ブラックマトリクス層と重なるように挾んで直交配置し
てシ−ル印刷後、フッ素系を主体としたSTN型の液晶
を注入したのち注入口を封止してツイスト角が220度
のSTN液晶表示素子を作製した。その結果、配向の不
均一性もなく、表示むらの発生しない液晶表示素子を得
た。
【0022】〔実施例3〕実施例1と同様にして作製し
た透明基板1,2のうち透明基板2の配向膜11b上に
3、3´、4、4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物(BPDA)1モル%とイソフタル酸ジヒドラジド
1モル%をN−メチル−2−ピロリドン中で15℃で6
時間重合反応させて、固形分含量10重量%のポリヒド
ラジド酸溶液を合成し、このポリヒドラジド酸溶液にB
PDAと当量のN−[[(2、6−ジニトロフェニル)
−1−メチルメトキシ]カルボニル]シクロヘキシルア
ミンを加えて液状の感光性高分子(ポリアミドイミド前
駆体)を得た。この液状の感光性高分子をスピンコ−ト
法によって塗布し、100℃で1時間乾燥し、遮光性マ
スクを介して高圧水銀灯で露光して、水中でポジ現像
し、焼成をしたところ、未露光部をほとんど侵食するこ
となく厚さ、線幅が6.5μmのポリアミドイミド系の
レリ−フパタ−ンを得ることができた。
【0023】上記2枚の透明基板をストライプ状に形成
された透明電極がマトリクス交点を形成し、スペ−サが
ブラックマトリクス層と重なるように挾んで直交配置し
てシ−ル印刷後、フッ素系を主体としたSTN型の液晶
を注入したのち注入口を封止してツイスト角が200度
のSTN液晶表示素子を作製した。その結果、配向の不
均一性もなく、表示むらの発生しない液晶表示素子を得
た。
【0024】〔実施例4〕実施例1と同様にして、透明
基板1,2には大きさ300×200mm、厚さ1.1
mmのガラス板を用い、透明基板2の上には、アクティ
ブマトリックス(TFT)透明電極を形成したあと、厚
さ80nmのポリイミド樹脂層を印刷塗布し、焼成して
ラビング処理を施した配向膜11bを形成した。一方、
透明基板1の上には、厚さ100nmのクロム蒸着膜を
形成し、ホトリソグラフィ法により、例えば巾40μm
程度の非透過部が残り、大きさ100μm角以下の画素
部となる部分が孔となってあくようにエッチング除去し
た。次に、クロム蒸着膜の孔の部分、即ち画素部となる
部分を覆ってストライプ状のR、G、B3色のカラ−フ
ィルタ層を形成した。更に、その上に厚さ1μmのエポ
キシ樹脂からなる平坦化膜を積層し、透明基板2の場合
と同様にして透明電極4aおよび配向膜11aを形成す
る。その後、透明電極2の配向膜11b上に3、3´、
4、4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BP
DA)と当量の2、2−ビス(4−(p−アミノフェノ
キシフェニル)ヘキサフルオロプロパン1モル%をN−
メチル−2−ピロリドン中で10℃で6時間重合反応さ
せて、固形分含量10重量%のポリヒドラジド酸溶液を
合成し、このポリヒドラジド酸溶液にBPDAと当量の
N−[[(2、6−ジニトロフェニル)−1−(2´、
6´−ジニトロフェニル)メトキシ]カルボニル]シク
ロヘキシルアミンを加えて液状の感光性高分子(ポリア
ミドイミド前駆体)を得た。この液状の感光性高分子を
スピンコ−ト法によって塗布し、100℃で1時間乾燥
し、遮光性マスクを介して高圧水銀灯で露光して、水中
でポジ現像し、焼成をしたところ、未露光部をほとんど
侵食することなく厚さ、線幅が6.0μmのポリアミド
イミド系のレリ−フパタ−ンを得ることができた。
【0025】上記2枚の透明基板をストライプ状に形成
されたアクティブマトリックス電極、透明電極がマトリ
クス交点を形成し、スペ−サがブラックマトリクス層と
重なるように挾んで直交配置してシ−ル印刷後、フッ素
系を主体としたTFT型の液晶を注入したのち注入口を
封止してツイスト角が90度のTFT液晶表示素子を作
製した。その結果、配向の不均一性もなく、表示むらの
発生しない液晶表示素子を得た。
【0026】〔実施例5〕実施例1と同様にして作製し
たアクティブマトリックス(TFT)電極と透明電極基
板2の配向膜上11bに3、3´、4、4´−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)1モル%
とm−フェニレンジアミンをN−メチル−2−ピロリド
ン中で5℃で6時間重合反応させて、固形分含量10重
量%のポリアミド酸溶液を合成し、このポリアミド酸溶
液にBTDAと当量のN−[[(2−ニトロフェニル)−
1−(2´−ニトロフェニル)メトキシ]カルボニル]シ
クロヘキシルアミンを加えて液状の感光性高分子(ポリ
イミド前駆体)を生成した。この液状の感光性高分子を
スピンコ−ト法によって塗布し、100℃で1時間乾燥
し、遮光性マスクを介して高圧水銀灯で露光して、水中
でポジ現像し、焼成をした。その結果、未露光部をほと
んど侵食することなく厚さ、線幅が5.5μmのポリイ
ミド系のレリ−フパタ−ンを得ることができた。
【0027】上記2枚のストライプ状に形成されたアク
ティブマトリックス電極、透明電極がマトリクス交点を
形成し、スペ−サがブラックマトリクス層と重なるよう
に挾んで直交配置してシ−ル印刷後、フッ素系を主体と
したTFT型の液晶を注入した、注入口を封止してツイ
スト角が90度のTFT液晶表示素子を作製した。その
結果、配向の不均一性もなく、表示むらの発生しない液
晶表示素子を得た。
【0028】〔実施例6〕実施例1と同様にして作製し
たアクティブマトリックス(TFT)電極と透明電極基
板2の配向膜11b上に3、3´、4、4´−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)1モル%と
1、5−ジアミノナフタレン1モル%をN−メチル−2
−ピロリドン中で10℃で6時間重合反応させて、固形
分含量10重量%のポリアミド酸溶液を合成し、このポ
リアミド酸溶液にBPDAと当量のN−[[(2、6−
ジニトロフェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニ
ル]シクロヘキシルアミンを加えて液状の感光性高分子
(ポリイミド前駆体)を得た。この感光性高分子をスピン
コ−ト法によって塗布し、100℃で1時間乾燥し、遮
光性マスクを介して高圧水銀灯で露光して、水中でポジ
現像し、焼成したところ、未露光部をほとんど侵食する
ことなく厚さ、線幅が5.5μmのポリイミド系のレリ
−フパタ−ンを得ることができた。
【0029】上記2枚の透明基板をストライプ状に形成
されたアクティブマトリックス電極、透明電極がマトリ
クス交点を形成し、スペ−サがブラックマトリクス層と
重なるように挾んで直交配置してシ−ル印刷後、フッ素
系を主体としたTFT型の液晶を注入したのち注入口を
封止してツイスト角が80度のTFT液晶表示素子を作
製した。その結果、配向の不均一性もなく、表示むらの
発生しない液晶表示素子を得た。
【0030】〔実施例7〕実施例1と同様に作製した透
明基板1,2の配向膜上に3、3´、4、4´−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)1モル%と
4、4′−ジアミノジフェニルメタン1モル%をN−メ
チル−2−ピロリドン中で10℃で6時間重合反応させ
て、固形分含量10重量%のポリアミド酸溶液を合成
し、このポリアミド酸溶液にBPDAと当量の
[[(2、6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニ
ル]シクロヘキシルアミンを加えて感光性高分子(ポリ
イミド前駆体)を得た。この感光性高分子をスピンコ−
ト法によって塗布し、100℃で1時間乾燥し、遮光性
マスクを介して高圧水銀灯で露光して、水中で現像、焼
成をしたところ、未露光部をほとんど侵食することなく
厚さ、線幅が6.0μmのポリイミド系のレリ−フパタ
−ンを得ることができた。
【0031】上記2枚の透明基板をストライプ状に形成
された透明電極がマトリクス交点を形成し、スペ−サの
配置がブラックマトリクス層に拘らず形成され挾んで直
交配置後シ−ル印刷して、フッ素系を主体としたSTN
型の液晶を注入したのち注入口を封止してツイスト角が
250度のSTN液晶表示素子を作製した。その結果、
配向の不均一性もなく、表示むらの発生しない液晶表示
素子を得た。
【0032】〔比較例1〕実施例1と同様にして作製し
た透明基板1,2のうち透明基板2の配向膜11b上
に、ジビニルベンゼンを主成分とするポリマ粒子を水ま
たはアルコ−ルを分散媒としてスペ−サの散布密度10
0〜200個/mm2で散布し、その基板を120℃の
ホットプレ−ト上で10分間加熱した。その後、上記2
枚の透明基板をストライプ状に形成された透明電極がマ
トリクス交点を形成し、スペ−サの散布された基板の面
を対向させ、一方の基板に印刷形成されたシ−ル剤によ
り、上下の基板を貼りあわせ、フッ素系を主体としたS
TN型の液晶を注入したのち注入口を封止してツイスト
角が240度のSTN液晶表示素子を作製した。その結
果、スペ−サ部材の凝集が生じて点状の配向欠陥が発生
すると共に、液晶注入の際にスペ−サ部材が移動して表
示むらが発生した。
【0033】〔比較例2〕実施例1と同様にして作製し
た透明基板1,2のうち透明基板2の配向膜11b上
に、SiO2を主成分とするシリカ粒子のスペ−サを散
布密度200〜300個/mm2で散布し、その基板を
120℃のホットプレ−ト上で10分間加熱した。その
後、上記2枚の透明基板をストライプ状に形成されたア
クティブマトリックス電極、透明電極がマトリクス交点
を形成し、スペ−サの散布された基板の面を対向させ、
一方の基板に印刷形成されたシ−ル剤により、上下の基
板を貼りあわせ、フッ素系を主体としたTFT型の液晶
を注入したのち注入口を封止してツイスト角が90度の
TFT液晶表示素子を作製した。その結果、スペ−サ部
材の凝集が生じて点状の配向欠陥が発生すると共に、液
晶注入の際にスペ−サ部材が移動して表示むらが発生し
た。
【0034】〔比較例3〕実施例1と同様にして作製し
た透明基板1,2のうち透明基板2の配向膜11b上に
ネガ型の架橋反応を用いた特開昭49−112241号
公報記載のピロメリット酸誘導体から誘導される感光性
ポリアミド酸をスピンコ−ト法によって塗布し、100
℃で1時間乾燥し、遮光性マスクを介して高圧水銀灯で
露光して、有機溶剤でネガ現像し、焼成をしたところ、
露光部で膨潤が起こり5.5μmのレリ−フパタ−ンの
微細加工処理が得られなかった。更に、STN液晶表示
素子を作製しても配向不良が発生した。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、二つの基板間に液晶を
挾持し、基板間の間隔をスペーサで保つ液晶表示素子に
おいて、スペーサを、各基板の内面に形成された配向制
御層上のいずれかに設け、前駆体として水現像可能なポ
ジ感光性高分子を用い、その生成物を固着させて形成す
るので、スペーサを配向制御層上に高精度のパターンで
均一に分布して設けることができ、液晶封入時のスペ−
サの移動もなく、配向性が均一で表示むらのない液晶表
示素子を得ることができる。そして最終的には表示品質
と製品の歩留まりを大きく向上し低コスト化を達成する
ことができる。またスペーサを画素部周辺のブラックマ
トリックス層の領域に設けることによりコントラスト比
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液晶表示素子の平面図であ
る。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本発明の液晶表示素子の製造方法を示す工程図
である。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第2の偏光板 3 スペ−サ 4a,4b 電極 5 ブラックマトリックス層 6 シ−ル 7 液晶注入口 8 カラ−フィルタ層 9a,9b 偏光板 10 平坦化層 11a,11b 配向膜 12 位相板 13 液晶 14 ラビングロ−ル 15 水銀灯光
フロントページの続き (72)発明者 三輪 崇夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 岡部 義明 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 岩崎 紀四郎 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 佐々木 洋 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれストライプ状電極および該電極
    を覆う配向制御層を内面に形成された第1の基板および
    第2の基板と、内面を対向させた両基板間に挟持された
    ネマチック液晶組成物と、両基板間の間隔を保つスペー
    サとを有する液晶表示素子において、スペーサは、水現
    像可能なポジ感光性高分子を加熱して第1の基板または
    第2の基板いずれかの配向制御層に固着させた生成物か
    らなることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 ストライプ状の第1電極および該第1電
    極を覆う配向制御層を内面に形成された第1の基板と、
    第1電極と直交する方向に延びるストライプ状の第2電
    極および該第2電極を覆う配向制御層を内面に形成され
    た第2の基板と、内面を対向させた両基板間に挟持され
    たネマチック液晶組成物と、両基板間の間隔を保つスペ
    ーサとを有する液晶表示素子において、スペーサは、水
    現像可能なポジ感光性高分子を加熱して第1の基板また
    は第2の基板いずれかの配向制御層に固着させた生成物
    からなり、かつ第1電極と第2電極が上下重なり合って
    形成する交差部分である画素部周辺のブラックマトリッ
    クス層の領域に設けられたことを特徴とする液晶表示素
    子。
  3. 【請求項3】 前記感光性高分子がポジ型のポリイミド
    前駆体であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の液晶表示素子。
  4. 【請求項4】 前記感光性高分子がポジ型のポリイミド
    シロキサン前駆体であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の液晶表示素子。
  5. 【請求項5】 前記感光性高分子がポジ型のポリアミド
    イミド前駆体あることを特徴とする請求項1または2に
    記載の液晶表示素子。
  6. 【請求項6】 前記感光性高分子が下記の一般式(Ι)
    で示す塩基発生剤を含むことを特徴とする請求項3,4
    または5に記載の液晶表示素子。 【化1】
  7. 【請求項7】 ス−パ−ツイスト液晶表示素子であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  8. 【請求項8】 アクティブマトリックス液晶表示素子で
    あることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  9. 【請求項9】 それぞれストライプ状電極および該電極
    を覆う配向制御層を内面に形成された第1の基板および
    第2の基板と、内面を対向させた両基板間に挟持された
    ネマチック液晶組成物と、両基板間の間隔を保つスペー
    サとを有する液晶表示素子の製造方法において、スペー
    サを、第1の基板または第2の基板いずれかの配向制御
    層上に水現像可能なポジ感光性高分子を塗布し、乾燥
    し、所定パターンの遮光性マスクを介して光露光し、水
    現像し、焼成することにより、生成することを特徴とす
    る液晶表示素子の製造方法。
JP20845394A 1994-09-01 1994-09-01 液晶表示素子およびその製造方法 Pending JPH0876129A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018142021A (ja) * 1999-07-06 2018-09-13 株式会社半導体エネルギー研究所 液晶表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018142021A (ja) * 1999-07-06 2018-09-13 株式会社半導体エネルギー研究所 液晶表示装置

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