JPH0878985A - 圧電共振子の製造方法 - Google Patents
圧電共振子の製造方法Info
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一定の共振特性を有する圧電共振子を安定し
て製造する。 【構成】 振動電極2,3を表裏面に設けた圧電体マザ
ーボード1に、レンズ等の集光手段を利用して集光され
たレーザビームLを走査しながら照射する。レーザビー
ムLによって圧電体マザーボード1は機械的ストレスが
かかることなくスムーズに切断され、端面5aが傾斜面
である圧電共振子5が切り出される。
て製造する。 【構成】 振動電極2,3を表裏面に設けた圧電体マザ
ーボード1に、レンズ等の集光手段を利用して集光され
たレーザビームLを走査しながら照射する。レーザビー
ムLによって圧電体マザーボード1は機械的ストレスが
かかることなくスムーズに切断され、端面5aが傾斜面
である圧電共振子5が切り出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電共振子、特に発振
回路やフィルタ回路等に使用される圧電共振子の製造方
法に関する。
回路やフィルタ回路等に使用される圧電共振子の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】例えば、面積振動モードにて振動
する圧電共振子において、スプリアスを低減するために
圧電共振子の端面を傾斜面にするとよいことが知られて
いる。従来、この傾斜面加工方法として、砥石による研
磨やダイヤモンドカッターによる切断があった。しかし
ながら、これらの方法は研磨や切断時に圧電共振子に機
械的ストレスがかかり、圧電共振子が割れたり、欠けた
り、チッピングし易く、スプリアスを安定して低減する
ことができなかった。この結果、量産した際に一定の共
振特性を有する圧電共振子が得られないという問題があ
った。
する圧電共振子において、スプリアスを低減するために
圧電共振子の端面を傾斜面にするとよいことが知られて
いる。従来、この傾斜面加工方法として、砥石による研
磨やダイヤモンドカッターによる切断があった。しかし
ながら、これらの方法は研磨や切断時に圧電共振子に機
械的ストレスがかかり、圧電共振子が割れたり、欠けた
り、チッピングし易く、スプリアスを安定して低減する
ことができなかった。この結果、量産した際に一定の共
振特性を有する圧電共振子が得られないという問題があ
った。
【0003】そこで、本発明の課題は、一定の共振特性
を有する圧電共振子を安定して製造することができる圧
電共振子の製造方法を提供することにある。
を有する圧電共振子を安定して製造することができる圧
電共振子の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係る圧電共振子の製造方法は、圧電
共振子の端面にレーザビームを走査しながら照射し、前
記端面を傾斜面とする工程を備えたことを特徴とする。
以上の方法により、レーザビームは圧電共振子に機械的
ストレスを与えることなく、圧電共振子の端面を傾斜面
とする。従って、圧電共振子に割れや欠けやチッピング
が生じず、スプリアスが安定して低減される。
するため、本発明に係る圧電共振子の製造方法は、圧電
共振子の端面にレーザビームを走査しながら照射し、前
記端面を傾斜面とする工程を備えたことを特徴とする。
以上の方法により、レーザビームは圧電共振子に機械的
ストレスを与えることなく、圧電共振子の端面を傾斜面
とする。従って、圧電共振子に割れや欠けやチッピング
が生じず、スプリアスが安定して低減される。
【0005】
【実施例】以下、本発明に係る圧電共振子の製造方法の
実施例について添付図面を参照して説明する。各実施例
は面積振動モードの圧電共振子を例にして説明するが、
面積振動モード以外の振動モード、例えば厚み振動モー
ドやすべり振動モードの圧電共振子であってもよいこと
は言うまでもない。
実施例について添付図面を参照して説明する。各実施例
は面積振動モードの圧電共振子を例にして説明するが、
面積振動モード以外の振動モード、例えば厚み振動モー
ドやすべり振動モードの圧電共振子であってもよいこと
は言うまでもない。
【0006】[第1実施例、図1〜図5]図1に示すよ
うに、広面積の圧電体マザーボード1の表裏面に振動電
極2,3を設ける。圧電体マザーボード1は、例えばP
ZT等のセラミックスや水晶、LiTaO3等からな
る。振動電極2,3はスパッタリング、蒸着、めっき、
スプレー、浸漬、印刷等の手段にて形成される。振動電
極2,3の材料としては、Au,Ag,Cu,Ni,P
d及びその合金等がある。
うに、広面積の圧電体マザーボード1の表裏面に振動電
極2,3を設ける。圧電体マザーボード1は、例えばP
ZT等のセラミックスや水晶、LiTaO3等からな
る。振動電極2,3はスパッタリング、蒸着、めっき、
スプレー、浸漬、印刷等の手段にて形成される。振動電
極2,3の材料としては、Au,Ag,Cu,Ni,P
d及びその合金等がある。
【0007】マザーボード1は、一点鎖線Cに沿ってレ
ーザビームを走査することにより機械的ストレスがかか
ることなくスムーズに切断され、所定サイズの圧電共振
子5とされる。図2に示すように、レーザビームLはレ
ンズ等の集光手段を利用して集光される。すなわち、集
光手段の焦点をマザーボード1の裏面に設定する。レー
ザとしては、He−Neレーザ、CO2レーザ、Arイ
オンレーザ、Krイオンレーザ、Xeレーザ等のガスレ
ーザ、あるいはルビーレーザ、YAGレーザ等の固体レ
ーザが使用される。
ーザビームを走査することにより機械的ストレスがかか
ることなくスムーズに切断され、所定サイズの圧電共振
子5とされる。図2に示すように、レーザビームLはレ
ンズ等の集光手段を利用して集光される。すなわち、集
光手段の焦点をマザーボード1の裏面に設定する。レー
ザとしては、He−Neレーザ、CO2レーザ、Arイ
オンレーザ、Krイオンレーザ、Xeレーザ等のガスレ
ーザ、あるいはルビーレーザ、YAGレーザ等の固体レ
ーザが使用される。
【0008】集光手段の焦点は、マザーボード1の手前
の位置に設定してもよいし、マザーボード1の後方の位
置に設定してもよい。このように、集光手段の焦点を移
動させることにより、圧電共振子5の端面5aの傾斜角
を調整することができる。集光されたレーザビームLの
強度及び走査スピードを任意に設定して最適な加工条件
でレーザビームLをマザーボード1に照射する。例え
ば、PZTからなる板厚0.5mmのマザーボード1
に、4ワットの強度のYAGレーザビームを2mm/秒
の走査スピードで照射する。レーザビームLの調整は電
気的に正確に行なうことができるので、安定した加工を
行なうことができる。
の位置に設定してもよいし、マザーボード1の後方の位
置に設定してもよい。このように、集光手段の焦点を移
動させることにより、圧電共振子5の端面5aの傾斜角
を調整することができる。集光されたレーザビームLの
強度及び走査スピードを任意に設定して最適な加工条件
でレーザビームLをマザーボード1に照射する。例え
ば、PZTからなる板厚0.5mmのマザーボード1
に、4ワットの強度のYAGレーザビームを2mm/秒
の走査スピードで照射する。レーザビームLの調整は電
気的に正確に行なうことができるので、安定した加工を
行なうことができる。
【0009】図3に示すように、こうして得られた圧電
共振子5は端面5aが傾斜面とされている。そして、圧
電共振子5には割れや欠けやチッピングは発生していな
い。従って、スプリアスが安定して低減され、この圧電
共振子5を量産した際には一定の共振特性を有する圧電
共振子が得られる。次に、この圧電共振子5を使用した
ラダー型フィルタを例にして圧電共振子5の作用効果を
説明する。
共振子5は端面5aが傾斜面とされている。そして、圧
電共振子5には割れや欠けやチッピングは発生していな
い。従って、スプリアスが安定して低減され、この圧電
共振子5を量産した際には一定の共振特性を有する圧電
共振子が得られる。次に、この圧電共振子5を使用した
ラダー型フィルタを例にして圧電共振子5の作用効果を
説明する。
【0010】図4に示すように、ラダー型フィルタは、
略箱形状のケース11、2枚の圧電共振子5,9、入力
端子16、出力端子17、グランド端子18及びばね部
材20で構成されている。圧電共振子5,9はその中央
部にノードを有する面積振動モードにて振動する。圧電
共振子9は、圧電共振子5と同様の製造方法で製作さ
れ、圧電体基板6の表裏面に振動電極7,8を設けたも
のである。
略箱形状のケース11、2枚の圧電共振子5,9、入力
端子16、出力端子17、グランド端子18及びばね部
材20で構成されている。圧電共振子5,9はその中央
部にノードを有する面積振動モードにて振動する。圧電
共振子9は、圧電共振子5と同様の製造方法で製作さ
れ、圧電体基板6の表裏面に振動電極7,8を設けたも
のである。
【0011】ケース11は右側に開口部11aを有し、
その材料としては樹脂やセラミックス等が用いられてい
る。出力端子17は、電極片部17aと折曲げ加工して
二重に重ね合わされた電極片部17bと外部接続部17
cと突起17d,17eを備え、突起17eが圧電共振
子9の下面に圧接し、突起17dが圧電共振子5の上面
に圧接している。
その材料としては樹脂やセラミックス等が用いられてい
る。出力端子17は、電極片部17aと折曲げ加工して
二重に重ね合わされた電極片部17bと外部接続部17
cと突起17d,17eを備え、突起17eが圧電共振
子9の下面に圧接し、突起17dが圧電共振子5の上面
に圧接している。
【0012】入力端子16は電極片部16aと外部接続
部16bと突起16cを備え、突起16cが圧電共振子
5の下面に圧接している。グランド端子18は電極片部
18aと外部接続部18bと突起18cを備え、突起1
8cが圧電共振子9の上面に圧接している。以上の圧電
共振子5,9及び端子16〜18をケース11に収容す
る。ばね部材20は、圧電共振子5,9と端子16〜1
8間に適度の圧接力を発生させるべく、ケース11と端
子16の間に挟まれる。次に、ケース11の開口部11
aの段部に絶縁紙22をセットした後、ケース11の開
口部11aに熱硬化性樹脂等の封止用シール剤25を充
填、硬化させる。
部16bと突起16cを備え、突起16cが圧電共振子
5の下面に圧接している。グランド端子18は電極片部
18aと外部接続部18bと突起18cを備え、突起1
8cが圧電共振子9の上面に圧接している。以上の圧電
共振子5,9及び端子16〜18をケース11に収容す
る。ばね部材20は、圧電共振子5,9と端子16〜1
8間に適度の圧接力を発生させるべく、ケース11と端
子16の間に挟まれる。次に、ケース11の開口部11
aの段部に絶縁紙22をセットした後、ケース11の開
口部11aに熱硬化性樹脂等の封止用シール剤25を充
填、硬化させる。
【0013】図5は得られたラダー型フィルタの電気等
価回路図である。入力端子16と出力端子17の間に直
列に接続した圧電共振子5と、並列に接続した圧電共振
子9とがラダー構造をなしている。圧電共振子5,9
は、レーザ加工によって割れや欠けやチッピングを発生
させることなく、その端面5a,9aが傾斜面とされて
いるので、従来のラダー型フィルタと比較してスプリア
スが低減され、共振特性が優れたラダー型フィルタが得
られる。
価回路図である。入力端子16と出力端子17の間に直
列に接続した圧電共振子5と、並列に接続した圧電共振
子9とがラダー構造をなしている。圧電共振子5,9
は、レーザ加工によって割れや欠けやチッピングを発生
させることなく、その端面5a,9aが傾斜面とされて
いるので、従来のラダー型フィルタと比較してスプリア
スが低減され、共振特性が優れたラダー型フィルタが得
られる。
【0014】[第2実施例、図6及び図7]図6に示す
ように、前記第1実施例で説明した圧電体マザーボード
1に対して、斜め方向からレーザビームLを照射してマ
ザーボード1を切断し、図7に示した圧電共振子30を
切り出す。レーザビームLは略平行光である。得られた
圧電共振子30は、端面30aが傾斜面とされ、割れや
欠けやチッピングは発生しない。この圧電共振子30
は、前記第1実施例の圧電共振子5と同様の作用効果を
奏する。
ように、前記第1実施例で説明した圧電体マザーボード
1に対して、斜め方向からレーザビームLを照射してマ
ザーボード1を切断し、図7に示した圧電共振子30を
切り出す。レーザビームLは略平行光である。得られた
圧電共振子30は、端面30aが傾斜面とされ、割れや
欠けやチッピングは発生しない。この圧電共振子30
は、前記第1実施例の圧電共振子5と同様の作用効果を
奏する。
【0015】[他の実施例]なお、本発明に係る圧電共
振子の製造方法は前記実施例に限定するものではなく、
その要旨の範囲内で種々に変形することができる。特
に、前記実施例は、マザーボードを利用して圧電共振子
の切出し工程と端面を傾斜面にする工程を同時に行なう
という量産に適した方法について説明した。しかしなが
ら、単品状態で製造してもよいことは言うまでもない。
すなわち、マザーボードから切り出された製品サイズの
圧電共振子の端面(圧電共振子の表面に対して垂直な端
面で、未だ傾斜面となっていない端面)にレーザビーム
を照射して端面を切断、溶融あるいはエッチングして傾
斜面にしてもよい。
振子の製造方法は前記実施例に限定するものではなく、
その要旨の範囲内で種々に変形することができる。特
に、前記実施例は、マザーボードを利用して圧電共振子
の切出し工程と端面を傾斜面にする工程を同時に行なう
という量産に適した方法について説明した。しかしなが
ら、単品状態で製造してもよいことは言うまでもない。
すなわち、マザーボードから切り出された製品サイズの
圧電共振子の端面(圧電共振子の表面に対して垂直な端
面で、未だ傾斜面となっていない端面)にレーザビーム
を照射して端面を切断、溶融あるいはエッチングして傾
斜面にしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、圧電共振子の端面にレーザビームを走査しなが
ら照射し、この端面を傾斜面とするので、加工時には圧
電共振子に機械的ストレスがかからず、割れや欠けやチ
ッピングが生じない。このため、スプリアスが安定して
低減され、圧電共振子を量産した際には一定の共振特性
を有する圧電共振子が得られる。
よれば、圧電共振子の端面にレーザビームを走査しなが
ら照射し、この端面を傾斜面とするので、加工時には圧
電共振子に機械的ストレスがかからず、割れや欠けやチ
ッピングが生じない。このため、スプリアスが安定して
低減され、圧電共振子を量産した際には一定の共振特性
を有する圧電共振子が得られる。
【図1】本発明に係る圧電共振子の製造方法の第1実施
例を示す斜視図。
例を示す斜視図。
【図2】第1実施例のレーザビーム加工の状態を示す断
面図。
面図。
【図3】第1実施例の圧電共振子の外観を示す斜視図。
【図4】第1実施例の圧電共振子を使用したラダー型フ
ィルタを示す一部断面図。
ィルタを示す一部断面図。
【図5】図4に示したラダー型フィルタの電気等価回路
図。
図。
【図6】本発明に係る圧電共振子の製造方法の第2実施
例を示す断面図。
例を示す断面図。
【図7】第2実施例の圧電共振子の外観を示す斜視図。
1…圧電体マザーボード 2,3,7,8…振動電極 5,9…圧電共振子 5a,9a…端面 6…圧電体基板 30…圧電共振子 30a…端面 L…レーザビーム
Claims (1)
- 【請求項1】 圧電共振子の端面にレーザビームを走査
しながら照射し、前記端面を傾斜面とする工程を備えた
ことを特徴とする圧電共振子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21542294A JPH0878985A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 圧電共振子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21542294A JPH0878985A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 圧電共振子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0878985A true JPH0878985A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16672079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21542294A Pending JPH0878985A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 圧電共振子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0878985A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002101923A1 (en) * | 2001-06-11 | 2002-12-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Piezoelectric vibrator and filter using the same |
| JP2010034712A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Citizen Finetech Miyota Co Ltd | 水晶片の製造方法 |
| JP2010050687A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Kyocera Kinseki Corp | 水晶片の外形調整方法 |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP21542294A patent/JPH0878985A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002101923A1 (en) * | 2001-06-11 | 2002-12-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Piezoelectric vibrator and filter using the same |
| US6836055B2 (en) | 2001-06-11 | 2004-12-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Piezoelectric vibrator and filter using the same |
| JP2010034712A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Citizen Finetech Miyota Co Ltd | 水晶片の製造方法 |
| JP2010050687A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Kyocera Kinseki Corp | 水晶片の外形調整方法 |
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