JPH087906A - 燃料電池の水処理装置 - Google Patents

燃料電池の水処理装置

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JPH087906A
JPH087906A JP6132850A JP13285094A JPH087906A JP H087906 A JPH087906 A JP H087906A JP 6132850 A JP6132850 A JP 6132850A JP 13285094 A JP13285094 A JP 13285094A JP H087906 A JPH087906 A JP H087906A
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water treatment
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treatment system
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Hiroshi Horinouchi
洋 堀ノ内
Kunihiro Nishizaki
邦博 西崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メンテナンスコストを低減する。 【構成】 水処理系(L4)に連続式脱イオン装置(2
1)を組込み、連続式脱イオン装置の濃縮水排出に伴う
水処理系内の水量減少に対処する手段(L7、22、2
2a、26、32)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池の水処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料電池の水処理装置を、図2を
参照して説明する。全体を符号1で示す燃料電池は、燃
料電極2、空気電極3、電解質マトリクス36、冷却板
4を配設した単位セルの積層体からなり、電池冷却水系
L1の冷却水Aは、冷却水循環ポンプ5により冷却板4
から水蒸気分離器6を介して循環される。
【0003】水蒸気分離器6の水蒸気Cは改質器8に送
られ、原燃料OFの水蒸気改質に利用される。水蒸気改
質された原燃料OFは、燃料電池1において大部分が消
費され、残りは改質器8にて燃焼して水蒸気改質反応の
熱源となる。改質器8からの燃焼排ガスDは、空気電極
3の排気Gと合流し、凝縮器9に供給され、そこで凝縮
した水分は回収水タンク10に回収される。
【0004】一方、水蒸気発生によって電池冷却水系L
1を循環する冷却水中の不純物が濃縮するのを避けるた
め、ブローダウン水Bがブローダウン系L2、冷却用熱
交換器7を介して回収水タンク10に導かれる。
【0005】その回収水タンク10の回収水Eは、水処
理系L4によりポンプ入口フィルタ11、ポンプ12、
イオン交換樹脂入口フィルタ13を介しイオン交換樹脂
装置14で処理される。そして、イオン交換樹脂装置1
4で処理された処理水Fは、ポンプ15により、水蒸気
発生及びブローダウンにより失われた電池冷却水量の分
だけ水蒸気分離器6に送られ、残りは回収水タンク10
に戻される。
【0006】ここで、燃料電池1の絶縁及び防食のため
には、低電気伝導率の電池冷却水が必要である。この電
池冷却水を確保するために、従来の燃料電池の水処理装
置ではイオン交換樹脂を使用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、イオン交換樹
脂は、破過時等に交換することが必要なので、交換頻度
が高いとメンテナンスコストが大きくなる。これに対し
て、イオン交換樹脂を自動再生することも考えられる
が、この方法は、スペースの増大及び廃液の処理等の問
題がある。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
みて提案されたもので、メンテナンスコストを低減する
ことが出来る燃料電池の水処理装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点は、イオン交換樹脂が、除去したイオンをため込むこ
とにより生じるものである。これに対して本発明の燃料
電池の水処理装置は、連続式脱イオン装置を組み込むこ
とにより、その問題点を解決しようとするものである。
【0010】連続式脱イオン装置は、イオン交換膜と電
界とを用いることにより、2つの流路の水の一方から他
方へイオンを移動させ、連続的に脱イオン水とイオンの
濃縮された水とを生成する、という原理を用いている。
この場合、イオンは濃縮側の水と共に排出されるので、
イオン交換樹脂のような定期的な交換は必要ない。
【0011】ただし、イオンと同時に水を排出するの
で、その排水分だけは多めの水量を回収する必要があ
る。通常の燃料電池装置の安定した運転条件においては
連続式脱イオン装置の排水分程度の水量は余分に回収さ
れており問題がないが、外気温、燃料電池装置の出力と
いった運転条件の変動によって、凝縮器において回収さ
れる水量が一時的に減少し、水処理系の水量が不足する
可能性がある。
【0012】本発明の燃料電池の水処理装置は、水処理
系に連続式脱イオン装置と、該連続式脱イオン装置の濃
縮水排出に伴う水処理系内の水量減少に対処する手段を
設けている。
【0013】ここで、前記「連続式脱イオン装置の濃縮
水排出に伴う水処理系内の水量減少に対処する手段」
は、連続式脱イオン装置の排出系に、外部への排水系と
回収水タンクへの戻し系とに切換える三方弁を介装する
ことにより構成するのが好ましい。そして、回収水タン
クに水位検出手段を設け、該水位検出手段の検出結果に
応答して前記三方弁の切り換えを制御する制御手段を設
けるのが好ましい。これに加えて、前記三方弁が回収水
タンクへの戻し系に切り換えられたときに警報信号を出
力する手段を備えるのが好ましい。
【0014】また、前記「連続式脱イオン装置の濃縮水
排出に伴う水処理系内の水量減少に対処する手段」とし
て、凝縮器から回収水タンクへ供給される凝縮水流量を
制御する制御手段を設けるのが好ましい。そして、回収
水タンクには水位検出手段が設けられており、該検出手
段の出力は前記制御手段に伝達されるのが好ましい。さ
らに、回収水タンクへ供給される凝縮水流量が所定値以
下になったときに警報信号を出力する手段を備えるのが
好ましい。
【0015】ここで、前記制御手段としては、凝縮器冷
却水系に介装されるクーリングタワーの冷却能力を制御
して(例えば、クーリングタワーの冷却用ファンの回転
数を調節する等の手法による)、凝縮器冷却水の水温を
調節する方法を採用することが出来る。或いは、凝縮器
冷却水系に介装されたポンプの能力を調節したり、バイ
パス回路を設け且つそこを流れる水量を調節することに
より、凝縮器冷却水系の流量を制御し、以て凝縮器冷却
水の水温を調節する方法を採用することが出来る。
【0016】
【作用】上記のように構成された燃料電池の水処理装置
において、連続式脱イオン装置は、イオンの分離及び濃
縮を行い、イオン濃度が濃い側を(排水として)排出す
るが、イオン交換樹脂の様な「ため込み式」ではないの
で、交換作業を行うこと無く、長期間使用することが出
来る。しかも、イオン交換樹脂を自動再生する従来技術
とは異なり、スペースの増大や廃液処理等の問題を生じ
ることは無い。
【0017】ここで、水処理系に連続式脱イオン装置を
組み込んだ事により、例えば、外気温変動、(燃料電池
装置の)出力変動等の運転条件の変動によって、一時的
に、水処理系内の水量が減少する場合がある。水処理系
内の水量が減少すると、ポンプのキャビテーション等の
不都合が生じる可能性があり、或いは電池冷却水が無く
なり燃料電池装置が停止してしまう恐れがある。これに
対して、本願発明では、連続式脱イオン装置を組み込ん
だ事による水処理系内の水量減少に対処する手段を設け
ている。
【0018】回収水量が減少する場合には、連続式脱イ
オン装置の排水を外部に排出するのではなく、該排水を
回収水タンクに戻すことにより、水処理系内の水量を不
足させることなく、燃料電池装置の運転を継続すること
が出来る。この場合、連続式脱イオン装置の排水が循環
することになるため、水処理系で処理された水の水質は
低下するが、短時間或いは一時的なものであれば燃料電
池装置の運転には支障は無い。
【0019】また、回収水タンクの水位の低下等をセン
サ等の検出手段で検出することにより、水処理系内の水
の不足を検出し、その検出信号に基づいて前記三方弁の
切り換えをコントロールユニットにより制御して、上記
作業を自動的に行うことが出来る。
【0020】さらに、連続式脱イオン装置の排水を回収
水タンクに戻す側へ前記三方弁を切り換えた際に警報信
号を出力することにより、作業員によって自動的に或い
は、臨時に、水処理系へ外部から給水するべき時期を知
ることが出来る。
【0021】これに加えて本発明によれば、回収水量が
減少する場合には、凝縮装置の温度を下げることにより
飽和水蒸気圧を下げて、回収水量を増加して水処理系内
の水不足に対処し、以て燃料電池装置の運転を継続する
ことが可能である。この場合において、回収水タンクに
水位検出手段を設けたり、或いは回収水タンクへ供給さ
れる凝縮水流量が所定値以下になったときに警報信号を
出力する手段を備えていれば、水位検出手段の出力或い
は前記警報信号を出力する手段の出力を監視することに
より、作業員によって或いは自動的に、臨時に、水処理
系へ外部から給水するべき時期を知ることが出来るので
ある。
【0022】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0023】なお、図1において図2に対応する部分に
ついては、同じ符号を付して重複説明を省力する。
【0024】図1において、水処理系L4のポンプ12
の下流側には、自動逆洗式フィルタ20及び連続式脱イ
オン装置21が介装されている。その脱イオン装置21
の濃縮水排出側には、排出系L5が接続されている。こ
の排出系L5は、三方弁22により、外部への排水系L
6又は回収水タンク10への戻し系L7へ、選択的に切
換えられるようになっている。
【0025】凝縮器9の凝縮器冷却水系23にはクーリ
ングタワー30が介装され、クーリングタワー30の冷
却能力は冷却用ファン31の回転数を調節することによ
り制御される。また、回収水タンク10には、水位セン
サ24が設けられている。そして、水位センサ24、冷
却用ファン31は、それぞれコントロールユニット26
に接続されている。そして、このコントロールユニット
26には、三方弁22の作動部22aが接続されてお
り、これらの系L5〜L6及び部材22〜26により排
出手段が構成される。
【0026】次に、作用を説明する。
【0027】運転に際し、連続式脱イオン装置21は、
回収水のイオンを分離して濃縮する。コントロールユニ
ット26は、例えば水位センサ24からの水位信号に基
づき、水回収率が低く、水処理系を流れる水が不足する
状態になった場合には、三方弁22を戻し系L7側に切
換え、連続式脱イオン装置21の排水を回収水タンク1
0に戻す。これにより、回収水の不足を解消する。或い
は、冷却用ファン31の回転数を増加して、凝縮器冷却
水系23の水温を降温せしめ、凝縮器9で凝縮される水
量を増加して、水処理系内の水不足を解消することも可
能である。
【0028】ここで、コントロールユニット26内には
警報信号出力手段32(例えばセンサ)が設けられてお
り、該警報信号出力手段32は、三方弁22を戻し系L
7側へ切り換えた時に図示しない警報手段(警報ラン
プ、ブザー等)に対して警報信号を出力する。この警報
信号がどの程度の期間に亘って出力されるのかを監視す
れば、水処理系の水不足が一時的なものであるのか、長
期的なものであるのかが判断可能である。そして、長期
的な水不足である、と判断される場合には、作業員によ
って或いは自動的に、水処理系の外部から給水すれば良
い。
【0029】また、凝縮器9で凝縮される水量を増加し
て水処理系内の水不足の解消を図る場合には、前記警報
信号出力手段32は、系L10を介して回収水タンク1
0へ供給される凝縮水流量が所定値以上になったときに
警報信号を出力する様に構成する。そして、この出力を
監視すれば、水処理系の水不足が一時的なものであるの
か、長期的なものであるのかが判断可能である。なお、
凝縮水流量の「所定値」は、個々の燃料電池装置の構
造、運転条件等により、ケース・バイ・ケースで定めら
れる数値である。
【0030】図示の実施例はあくまでも例示であり、本
発明の技術的範囲を限定する趣旨のものでないことを付
記する。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0032】(1) 連続式脱イオン装置は、交換無し
で長期間使用可能であるため、メンテナンスコストを低
減することができる。
【0033】(2) 水処理系に水不足が発生しても、
燃料電池装置の運転が停止してしまう事態を防止するこ
とが出来る。
【0034】(3) 三方弁が回収水タンクへの戻し系
に切り換えられたとき、或いは、回収水タンクへ供給さ
れる凝縮水流量が所定値以上になったときに警報信号を
出力する手段を備えれば、水処理系に外部から給水する
必要があることを検出することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す系図。
【図2】従来装置の一例を示す系図。
【符号の説明】
A・・・冷却水 AR・・・空気 B・・・ブローダウン水 C・・・水蒸気 D・・・燃焼排ガス E・・・回収水 F・・・処理水 G・・・空気電極排気 OF・・・原燃料 L1・・・電池冷却水系 L2・・・ブローダウン系 L4・・・水処理系 L5・・・濃縮水排出系 L6・・・排水系 L7・・・戻し系 L10・・・凝縮水を回収水タンクへ供給する系 1・・・燃料電池 2・・・燃料電極 3・・・空気電極 4・・・冷却板 5・・・冷却水循環ポンプ 6・・・水蒸気分離器 7・・・熱交換器 8・・・改質器 9・・・凝縮器 10・・・回収水タンク 11・・・ポンプ入口フィルタ 12、15・・・ポンプ 13・・・イオン交換樹脂入口フィルタ 13A・・・フィルタ 14・・・イオン交換樹脂装置 21・・・連続式脱イオン装置 22・・・三方弁 22a・・・作動部 23・・・凝縮器冷却水系 24・・・水位センサ 26・・・コントロールユニット 30・・・クーリングタワー 31・・・冷却用ファン 32・・・警報信号出力手段 36・・・電解質マトリクス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水処理系に連続式脱イオン装置と、該連
    続式脱イオン装置の濃縮水排出に伴う水処理系内の水量
    減少に対処する手段を設けたことを特徴とする燃料電池
    の水処理装置。
  2. 【請求項2】 連続式脱イオン装置の濃縮水排出系に、
    外部への排水系と回収水タンクへの戻し系とに切換える
    三方弁を介装した請求項1に記載の燃料電池の水処理装
    置。
  3. 【請求項3】 回収水タンクに水位検出手段を設け、該
    水位検出手段の検出結果に応答して前記三方弁の切り換
    えを制御する制御手段を設けた請求項2に記載の燃料電
    池の水処理装置。
  4. 【請求項4】 前記三方弁が回収水タンクへの戻し系に
    切り換えられたときに警報信号を出力する手段を備えた
    請求項2または3のいずれか一方に記載の燃料電池の水
    処理装置。
  5. 【請求項5】 凝縮器から回収水タンクへ供給される凝
    縮水流量を制御する制御手段を設けることにより水処理
    系内の水量減少に対処した請求項1に記載の燃料電池の
    水処理装置。
  6. 【請求項6】 回収水タンクに水位検出手段を設け、該
    水位検出手段の出力を前記制御手段に伝達する請求項5
    に記載の燃料電池の水処理装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005183109A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料電池発電システム及びその運転方法
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JP2017174608A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 大阪瓦斯株式会社 燃料電池システム

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