JPH0879962A - 高圧負荷開閉器投入警報装置 - Google Patents

高圧負荷開閉器投入警報装置

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JPH0879962A
JPH0879962A JP6207792A JP20779294A JPH0879962A JP H0879962 A JPH0879962 A JP H0879962A JP 6207792 A JP6207792 A JP 6207792A JP 20779294 A JP20779294 A JP 20779294A JP H0879962 A JPH0879962 A JP H0879962A
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保彦 西川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地絡及び過電流事故時における各種開閉器の
投入ミスを防止して、電力会社への波及事故を回避す
る。 【構成】 地絡及び過電流事故時に、SOG制御回路2
により高圧負荷開閉器1が開放され、このSOG制御回
路による開放作動に連動するSOスイッチ2a及びGR
スイッチ2bの導通により、警報回路10に補助電源8
の電流が供給され警報回路内のリレー10aが作動して
警報が発せられ電力会社への波及事故の注意が促され
る。そして、電路遮断器3とMCCB9の投入操作後に
警報が解除可能になり、警報解除後に高圧負荷開閉器1
を投入するので、この投入時にSOG制御回路2は動作
電源の供給により制御状態におかれ波及事故が回避され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧負荷開閉器が開放
された後、この開閉器を再投入した際の電力会社への波
及事故を防止する警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、需要家の電気設備(受電側)の事
故に起因する電力会社(送電側)への波及事故を、自家
用電気工作物の受電用第1柱に高圧負荷開閉器を設置
し、この開閉器を開放することにより防止している。こ
の高圧負荷開閉器を備えた自家用電気設備の単線結線図
を図4に示す。高圧負荷開閉器101は、地絡事故や過
電流事故時に高圧負荷開閉器101を開放にする開閉器
制御回路102により制御されており、この開閉器制御
回路102の電源は、一般的に高圧負荷開閉器101の
負荷側に設けられた変圧器105の二次側より配線用遮
断器106を介して供給されている。
【0003】地絡又は過電流事故により開閉器制御回路
102が作動して高圧負荷開閉器101が開放となった
場合には、事故原因を解明し事故の適切な処置を行った
後、負荷側に近い方から順に各種遮断器を投入していく
必要がある。例えば、先ず配線用遮断器106を投入
し、次に、変圧器105の一次側に設けられたカットア
ウトスイッチ104を投入し、そして、高圧負荷開閉器
101とカットアウトスイッチ104の間に設けられた
真空遮断器103を投入し、最後に高圧負荷開閉器10
1を投入する。これにより、高圧負荷開閉器101の開
放後、この高圧負荷開閉器101を再投入したときに
は、開閉器制御回路102への電源が、真空遮断器10
3、カットアウトスイッチ104及び変圧器105を通
して供給され、高圧負荷開閉器101は開閉器制御回路
102により制御されることになるため、電力会社への
波及事故を回避することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、全ての遮断器の投入が行われていない
状態で高圧負荷開閉器101を投入した場合には、開閉
器制御回路102に電源が供給されないため制御動作を
行うことができず、高圧負荷開閉器101が開放状態に
移行しなかったときには電力会社への波及事故が生じる
恐れがある。また、事故の処置が不十分のままあるいは
原因不明のまま高圧負荷開閉器101を投入した場合に
おいても、開閉器制御回路102に電源が供給されない
こともあり、このときも波及事故となる恐れがある。
【0005】一般的には、各種遮断器の投入ミスを防止
するため、事故処置を記載した投入手順書を整備して周
知徹底しているものの、事故が発生し停電となった場合
には、早期に復旧しようとする意識が働き当該手順は必
ずしも遵守されず、人的ミスを完全に防止することは困
難である。したがって、高圧負荷開閉器の投入操作にお
いては、各種の投入ミスを確実に防止し、波及事故の発
生を未然に回避しなければならないという未解決の課題
がある。
【0006】そこで、本発明に係る波及事故防止装置に
おいては、上記未解決の課題を解決することを目的と
し、地絡及び過電流事故時における各種遮断器の再投入
ミスを防止し、電力会社への波及事故を回避することが
できる高圧負荷開閉器投入警報装置を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る高圧負荷開閉器投入警報装置は、送
電側及び受電側間に介挿された高圧負荷開閉器と、前記
受電側から供給される操作電源で作動し高圧負荷開閉器
の負荷側で地絡又は過電流を検出したときに前記高圧負
荷開閉器を開放させる開閉器制御手段と、前記操作電源
とは独立した補助電源で作動し、前記高圧負荷開閉器の
開放時に前記開閉器制御手段の作動に基づいて警報を発
する警報手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】そして、請求項2に係る高圧負荷開閉器投
入警報装置は、前記警報手段が、受電側の操作電源系統
に介挿された遮断器の投入操作完了後に警報の解除を可
能に構成されていることを特徴とする。また、請求項3
に係る高圧負荷開閉器投入警報装置は、送電側及び受電
側間に介挿された高圧負荷開閉器と、前記受電側から供
給される操作電源で作動し高圧負荷開閉器の負荷側で地
絡又は過電流を検出したときに前記高圧負荷開閉器を開
放させる開閉器制御手段と、前記受電側の操作電源系統
に介挿された遮断器と、前記操作電源とは独立した補助
電源で作動する警報手段とを備え、前記警報手段は、前
記開閉器制御手段の開放動作を検出する開放動作検出手
段と、前記遮断器の投入を検出する遮断器投入検出手段
とを有し、前記開放動作検出手段で開放動作を検出した
ときに警報の作動を開始し、且つ前記遮断器投入検出手
段で遮断器投入を検出しているときに警報の作動を停止
可能に構成されていることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項4に係る高圧負荷開閉器投
入警報装置は、前記警報手段が、前記開放動作検出手段
で開放動作を検出したときにセットされ、前記遮断器投
入検出手段で遮断器投入を検出している状態で警報解除
スイッチを操作したときにリセットされるリレーと、該
リレーのセット時に前記補助電源によって作動状態にな
り、リセット時に作動停止される警報器とを備えている
ことを特徴とする。
【0010】また、請求項5に係る高圧負荷開閉器投入
警報装置は、前記リレーが、当該リレー接点の機械的保
持機構を有することを特徴とする。また、請求項6に係
る高圧負荷開閉器投入警報装置は、前記補助電源が、蓄
電池を有することを特徴とする。また、請求項7に係る
高圧負荷開閉器投入警報装置は、前記警報手段が、前記
高圧負荷開閉器の近傍に設置されたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に係る発明によれば、地絡及び過電流
の事故発生時には、開閉器制御手段により高圧負荷開閉
器が開放になると共に開閉器制御手段の作動に基づいて
補助電源によって警報手段が作動し、例えばブザーや表
示灯により警報が発せられる。
【0012】そして、請求項2に係る発明によれば、地
絡及び過電流の事故発生時に遮断された遮断器を再投入
することにより警報手段の解除が可能になり、遮断器の
投入操作の後に自動的に警報が解除されたり、あるいは
遮断器の投入操作の後に更に例えば警報解除スイッチを
操作することにより警報が解除される。さらに、請求項
3に係る発明によれば、地絡及び過電流により高圧負荷
開閉器が開放したときには、開放動作検出手段で開閉器
制御手段の開放動作を検出し、これにより警報の作動を
開始し、遮断された遮断器が再投入されたことを遮断器
投入検出手段で検出し、これにより警報の作動を停止可
能にする。
【0013】また、請求項4に係る発明によれば、警報
手段がリレーと警報器を備え、開放動作検出手段で開放
動作を検出したときにリレーがセットされ、例えばブザ
ー等の警報器が作動し、遮断器投入検出手段で遮断器投
入を検出している状態で警報解除スイッチを操作したと
きにリレーがリセットされ警報器が作動停止される。そ
して、請求項5に係る発明によれば、リレーがリレー接
点の機械的保持機構を有するので、リレー接点の閉路あ
るいは開路の作動時にリレーに励磁電流を供給し、その
後のリレー接点の状態は機械的機構により保持される。
【0014】また、請求項6に係る発明によれば、地絡
及び過電流による停電時に、高圧負荷開閉器投入警報装
置が蓄電池により作動される。また、請求項7に係る発
明によれば、警報手段が高圧負荷開閉器の近くに設置さ
れており、高圧負荷開閉器の投入の前に警報手段の解除
操作が促される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に、本発明に係る高圧負荷開閉器投入警報
装置が備えられた自家用電気設備の単線結線図を示す。
図示する如く、受電側となる自家用電気工作物の受電用
第1柱に送電側となる送電線DLからの電力を入力する
高圧負荷開閉器1を設置し、この高圧負荷開閉器1には
開閉器制御手段としての過電流蓄勢トリップ付き地絡ト
リップ形(SOG)制御回路2が接続され、このSOG
制御回路2により高圧負荷開閉器1の出力側に接続され
た電路の地絡又は過電流事故発生時に高圧負荷開閉器1
が開放に制御される。高圧負荷開閉器1の出力電力はキ
ュービクル(高圧受電設備)11内に供給され、過電流
時に電路を遮断する電路遮断器(CB)3、電路に流れ
る過電流を検出する変流器4及び降圧トランス5を介し
て配電所6a,6bと室内変電所7に送出される。
【0016】室内変電所7に設けられたトランス31の
2次側出力のうち一部はキュービクル11内に戻され、
高圧負荷開閉器投入警報装置の電源となる補助電源8に
供給されると共に、トランス31の2次側出力の電圧を
配線用遮断器(MCCB)9を介してSOG制御回路2
に操作用電源として供給される。ここで、SOG制御回
路2は、地絡事故時には高圧負荷開閉器1を即時開放さ
せ、過電流事故時には高圧負荷開閉器1の閉路を一旦保
持し、電路遮断器3の作動によりこれ以降の高圧電路が
遮断して停電となった後、SOG制御回路2への供給電
源の無電圧状態により自動的に高圧負荷開閉器1を開放
させ、また、過電流と地絡事故が重なったときには、過
電流事故動作を優先させて動作する。また、このSOG
制御回路2内にはSOG制御回路2による開放動作に連
動して作動し一瞬間閉じる接点を有する開放動作検出手
段としてのSOスイッチ2a及びGRスイッチ2bが並
列に接続されて備えられており、SOスイッチ2aは過
電流時に作動し、GRスイッチ2bは地絡時に作動す
る。
【0017】そして、補助電源8の出力は、SOスイッ
チ2a及びGRスイッチ2bを介して警報始動信号とし
て警報回路10に供給されると共に、遮断器投入検出手
段としての直列に接続されたCB連動スイッチ3a及び
MCCB連動スイッチ9aを介して警報解除許可信号と
して警報回路10に供給される。ここで、CB連動スイ
ッチ3aは電路遮断器3の投入操作による閉路に連動し
て、MCCB連動スイッチ9aはMCCB9の投入操作
による閉路に連動してその接点をそれぞれ閉路作動する
スイッチである。
【0018】補助電源8は、図2に示すように、トラン
ス31から入力された低圧交流電圧を直流電圧に変換す
る整流器8aと、この整流器8aの出力電圧で充電され
る例えば鉛蓄電池やアルカリ蓄電池等の蓄電池8bとを
有し、整流器8aの正出力側と蓄電池8bの正極側との
接続点から出力端子tpが導出され、整流器8aの負出
力側と蓄電池8bの負極側との接続点から出力端子tn
が導出されている。蓄電池8bは、定常時には充電が行
われ停電時には高圧負荷開閉器投入警報装置の電源とな
る。ここで、蓄電池8bは、後述するブザー10b及び
表示灯10hを48時間以上連続して作動できる容量を
有している。
【0019】警報回路10は、図2に示すように、補助
電源8の出力端子tp,tnにそれぞれ接続される正極
端子ts1及び負極端子th1を有し、これら正極端子
ts1と負極端子th1間には、直列に接続されたリレ
ー接点K1とブザー10bと、直列に接続されたリレー
接点K2と表示灯10hとが並列に接続され、リレー1
0aのセット端子10sがSOG制御回路2より警報始
動信号が入力される始動信号端子tsに接続され、リレ
ー10aのリセット端子10rが警報解除信号をリレー
10aに与える警報解除スイッチPBの一端に接続さ
れ、この他端は警報解除許可信号が供給される解除信号
端子tkに接続され、リレー10aのコモン端子10c
が負極端子th1に接続される構成となっている。な
お、リレー10aはリレー接点が機械的保持機構により
保持されるため、励磁電流により作動した後は励磁電流
が無くてもリレー接点K1,K2の接触は保持される。
【0020】また、始動信号端子tsには並列に構成さ
れたSOスイッチ2a及びGRスイッチ2bの一端が接
続され、この他端は正極端子ts1と同一電圧レベルの
端子ts2(ts3)に接続されている。さらに、解除
信号端子tkには直列に接続されたMCCB連動スイッ
チ9a及びCB連動スイッチ3aの一端が接続され、こ
の他端は正極端子ts1と同一電圧レベルの端子ts4
に接続されている。
【0021】上記のように接続される高圧負荷開閉器投
入警報装置1の概略構成図を図3に示す。受電用第1柱
33に、高圧負荷開閉器1、SOG制御回路2及び警報
回路10がそれぞれ設置され、キュービクル11内に、
蓄電池8bを有する補助電源8と、電路遮断器3及びM
CCB9にそれぞれ付設されたCB用連動スイッチ3a
及びMCCB用連動スイッチ9aとが設けられている。
【0022】そして、図1の単線結線図には、上述した
機器の他に以下の各種機器類が接続されている。即ち、
高圧負荷開閉器1と電路遮断器3の間には電力需給用計
器用変成器(PCT)12が備えられ、PCT12には
受電電圧計、力率計、電力計及び電流計等の各種計器類
が接続されて測定が行われており、PCT12と電路遮
断器3との間の電路には、断路器13を介して避雷器1
4が接続されると共に、フューズ15を介して計器用変
圧器16が接続されている。電路遮断器3の出力側には
電路に流れる過電流を検出する変流器4が設けられ、変
流器4には過電流の検出に基づいて電路遮断器3を開放
する過電流継電器(OCR)18が接続されており、O
CR18と計器用変圧器16の間に各種計測器類が接続
されている。また、降圧トランス5の2次側には高圧カ
ットアウト20を介して地絡保護の零相電圧検出用の接
地コンデンサ21が接続されると共に、降圧トランス5
の2次側出力は配電所6a,6b及び室内変電所7に供
給される。
【0023】各配電所6a,6bには、電路に遮断器2
5が設けられ、遮断器25の出力の電路に流れる過電流
を検出する変流器26と、変流器26により作動して遮
断器25を開放に作動させる過電流継電器27と、電路
の地絡電流を検出して同じく遮断器25を開放させる地
絡継電器28とが備えられている。室内変電所7には、
キュービクル11から供給された電力の過電流に対する
保護を行う高圧カットアウト29と、同じく過電流の保
護を行うヒューズ付きの高圧交流負荷開閉器30が備え
られ、供給された電力は高圧カットアウト29を通して
トランス31の1次側に入力され2次側から低圧の電力
が出力される。また、供給された電力は高圧交流負荷開
閉器30を通してトランス32の1次側に入力されその
2次側から低圧の電力が出力される。さらに、前述した
ようにトランス31の2次側がキュービクル11内の補
助電源8に接続される。また、各トランス31、32の
2次側には電圧計及び電流計が配されており、運転状況
の点検が行われる。
【0024】次に、本実施例の動作を説明する。図2を
参照して地絡事故の場合と過電流事故の場合について説
明する。先ず、地絡事故の場合には、SOG制御回路2
により瞬時に高圧負荷開閉器1が開放し、SOG制御回
路2の作動に伴って連動するGRスイッチ2bの接点が
閉じる。これにより、リレー10aのセット端子10s
に電流が供給されリレー10aのセット用コイルに励磁
電流が流れ、リレー接点K1及びK2がそれぞれ閉じて
ブザー10bにより警報音が発せられと共に表示灯10
hが点灯し、事故が発生したことを知らせる。このと
き、リレー10aの機械的保持機構によりリレー接点K
1及びK2は閉じた状態を保持する。
【0025】そして、警報回路10を解除するには、事
故原因を解明し処置を施した後、電路遮断器3とMCC
B9を人為的操作によって閉路にする。これにより、C
B用連動スイッチ3a及びMCCB用連動スイッチ9a
が閉じられ、さらに、電柱に高圧負荷開閉器1とともに
設置された警報回路10の警報解除スイッチPBを操作
する。この結果、リレー10aのリセット端子10rに
電流が供給されリセット用コイルに励磁電流が流れ、リ
レー接点K1及びK2が開放し機械的保持機構により開
放状態が保持されて警報音が停止し表示灯が消灯する。
そして、警報回路10を解除した後、警報回路10の近
傍に設置された高圧負荷開閉器1を投入することによ
り、SOG制御回路2の動作電源が電路遮断器3とMC
CB9とを介して供給され、高圧負荷開閉器1はSOG
制御回路2による制御状態におかれる。この結果、高圧
負荷開閉器1の出力がたとえ地絡状態であってもSOG
制御回路2による制御が行われ、電力会社への波及事故
が回避される。
【0026】因みに、CB連動スイッチ3a及び/又は
MCCB連動スイッチ9aを閉じないときには、高圧負
荷開閉器1の投入時にSOG制御回路2に動作電源が供
給されず高圧負荷開閉器1が制御状態におかれていない
ため、地絡事故の処置が不十分な状態で高圧負荷開閉器
1を投入した場合には電力会社への波及事故に拡大する
恐れがある。
【0027】過電流事故の場合には、電路遮断器3の開
放によりMCCB9への電源供給が絶たれ、無電圧状態
になったSOG制御回路2によって高圧負荷開閉器1が
開放される。このとき、SOG制御回路2の作動に伴っ
て連動するSOスイッチ2aの接点が閉じ、補助電源8
によりリレー10aのセット端子10sに電流が供給さ
れセット用コイルに励磁電流が流れ、上記の地絡事故時
と同様にリレー接点K1及びK2のそれぞれの接点が閉
じてブザー10b及び表示灯10hにより警報が発せら
れる。警報回路10を解除する場合にも、上記の地絡事
故時と同様に、事故原因を解明し対策を施した後、電路
遮断器3とMCCB9を人為的操作によって閉路にし、
警報解除スイッチPBを操作することにより警報が解除
される。この後、警報回路10の近傍に設置された高圧
負荷開閉器1を投入することにより、高圧負荷開閉器1
はSOG制御回路2による制御状態におかれ、電力会社
への波及事故が回避される。
【0028】このように、本実施例においては、地絡及
び過電流事故時に高圧負荷開閉器が開放され、警報回路
の作動により電力会社への波及事故へと拡大しないよう
注意が促される。また、補助電源が充電機能を有してい
るので、通常時の充電により地絡及び過電流事故時には
確実に警報が発せられる。そして、警報回路を解除して
高圧負荷開閉器を投入する場合に、高圧負荷開閉器の出
力側に設置された電路遮断器及びMCCBを投入した後
でなければ警報を解除できない。このため、電路遮断器
3及びMCCB9を投入しない状態で高圧負荷開閉器を
投入したために波及事故に至るという投入操作ミスを防
止することができる。さらに、警報回路が高圧負荷開閉
器の傍に設置されているため、警報を解除した後でなけ
れば高圧負荷開閉器を投入してはならないということが
徹底され、投入操作ミスを更に防止することが可能とな
る。また、リレーが機械的保持機構を有しているため、
警報作動時の消費電力の低減を図ることができ警報を長
時間発することが容易となる。
【0029】なお、警報回路内にキープリレーを用いて
警報の発生と解除を行っているが、SOスイッチ及びG
Rスイッチの接点が継続して接触する構造の場合には、
これらの接点によるセット端子への入力励磁電流が、リ
セット端子への入力励磁電流より優先的に作用するリレ
ーを用いることが望ましい。また、リレーの代わりに半
導体素子を用いて構成することもできる。例えば、一の
NPNトランジスタのベース端子にSOスイッチ及びG
Rスイッチからの警報始動信号を入力し、コレクタ端子
をブザー等を介して正極端子ts1に接続し、エミッタ
端子を負極端子th1に接続する構成として始動信号端
子に高レベルの電圧を入力して警報を発生させ、他のN
PNトランジスタで一のNPNトランジスタをオフにす
ることにより警報を解除する構成としてもよい。
【0030】また、遮断器投入検出手段としてのCB連
動スイッチ3a及びMCCB連動スイッチ9aは、実施
例では、それぞれ電路遮断器3及びMCCB9の各遮断
器に連動して作動するスイッチで構成されているが、こ
れに限定されることなく、各遮断器の電路に設けた変流
器によって検出された電流に応じて開閉するスイッチで
構成してもよい。また、CB連動スイッチ3a及びMC
CB連動スイッチ9aの代わりに、電路遮断器3及びM
CCB9の開閉動作によりオン・オフ作動する半導体ス
イッチを用いてもよい。
【0031】また、実施例では、警報解除スイッチPB
を介して警報を解除する信号をリレーのリセット端子に
入力しているが、警報解除スイッチPBを省いて解除の
信号を直接リセット端子に入力してもよい。この場合に
は電路遮断器3及びMCCB9の投入操作により自動的
に警報が解除される。また、本実施例においては、リレ
ーに励磁電流を通電することによりリレー接点が閉じる
リレーを用いているが、地絡事故時等にGRスイッチ等
が開き、且つ、再投入時にCB連動スイッチ等が開く構
造のスイッチを適用した場合には、実施例とは逆に、励
磁電流が通電されているときにリレー接点が開き、励磁
電流が遮断されたときにリレー接点が閉じる構造のリレ
ーを用いることができる。
【0032】また、本実施例では、補助電源及びMCC
Bをキュービクル内に設けたが、これに限定されること
なく室内変電所内に設けてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1において
は、地絡及び過電流事故時に、高圧負荷開閉器が開放さ
れると共に警報手段が作動して警報が発せられ、電力会
社への波及事故へと拡大しないよう注意を促すという効
果が発揮される。そして、請求項2においては、警報手
段を解除して高圧負荷開閉器を再投入する場合に、高圧
負荷開閉器の出力側に設置された遮断器を投入した後で
なければ警報が解除されない。このため、遮断器を投入
しない状態で高圧負荷開閉器を投入したために波及事故
に至るという投入操作ミスを回避することができる。
【0034】さらに、請求項3においては、開放動作検
出手段で検出された信号により警報の作動を開始し、遮
断器投入検出手段で検出された信号により警報の作動を
停止可能にしている。このため、地絡及び過電流事故時
の警報の発生と、遮断器を投入した後の警報の解除を確
実に行うことができる。さらに、請求項4においては、
警報器による警報の発生と解除をリレーを用いて切替え
ているので、簡単な構成で警報手段を実現することがで
きる。
【0035】また、請求項5においては、リレーが機械
的保持機構を有しているため、警報作動時の消費電力の
低減を図ることができ、小型の蓄電池を用いることがで
きると共に警報を長時間発することが容易となる。さら
に、請求項6においては、補助電源が蓄電池を有してい
るので、通常時の充電により補助電源はいつでも作動状
態に移行でき、地絡及び過電流事故時には確実に警報が
発せられるという効果を有する。
【0036】さらに、請求項7においては、警報手段が
高圧負荷開閉器の近傍に設置されているため、警報を解
除した後でなければ高圧負荷開閉器を投入してはならな
いということが徹底され、請求項2との相乗効果により
投入操作ミスを更に回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る高圧負荷開閉器投入警報装置が
備えられた自家用電気設備の単線結線図である。
【図2】本発明に係る一実施例を示す回路図である。
【図3】本発明に係る実施例の概略構成図である。
【図4】従来の自家用電気設備の単線結線図である。
【符号の説明】
1 高圧負荷開閉器 2 SOG制御回路 2a SOスイッチ 2b GRスイッチ 3 電路遮断器(CB) 3a CB用連動スイッチ 8 補助電源 9 配線用遮断器(MCCB) 9a MCCB用連動スイッチ 10 警報回路 10a リレー 10s セット端子 10r リセット端子 10c コモン端子 10b ブザー 10h 表示灯 K1,K2 リレー接点 PB 警報解除スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電側及び受電側間に介挿された高圧負
    荷開閉器と、前記受電側から供給される操作電源で作動
    し高圧負荷開閉器の負荷側で地絡又は過電流を検出した
    ときに前記高圧負荷開閉器を開放させる開閉器制御手段
    と、前記操作電源とは独立した補助電源で作動し、前記
    高圧負荷開閉器の開放時に前記開閉器制御手段の作動に
    基づいて警報を発する警報手段とを備えたことを特徴と
    する高圧負荷開閉器投入警報装置。
  2. 【請求項2】 前記警報手段は、受電側の操作電源系統
    に介挿された遮断器の投入操作完了後に警報の解除を可
    能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の高
    圧負荷開閉器投入警報装置。
  3. 【請求項3】 送電側及び受電側間に介挿された高圧負
    荷開閉器と、前記受電側から供給される操作電源で作動
    し高圧負荷開閉器の負荷側で地絡又は過電流を検出した
    ときに前記高圧負荷開閉器を開放させる開閉器制御手段
    と、前記受電側の操作電源系統に介挿された遮断器と、
    前記操作電源とは独立した補助電源で作動する警報手段
    とを備え、前記警報手段は、前記開閉器制御手段の開放
    動作を検出する開放動作検出手段と、前記遮断器の投入
    を検出する遮断器投入検出手段とを有し、前記開放動作
    検出手段で開放動作を検出したときに警報の作動を開始
    し、且つ前記遮断器投入検出手段で遮断器投入を検出し
    ているときに警報の作動を停止可能に構成されているこ
    とを特徴とする高圧負荷開閉器投入警報装置。
  4. 【請求項4】 前記警報手段は、前記開放動作検出手段
    で開放動作を検出したときにセットされ、前記遮断器投
    入検出手段で遮断器投入を検出している状態で警報解除
    スイッチを操作したときにリセットされるリレーと、該
    リレーのセット時に前記補助電源によって作動状態にな
    り、リセット時に作動停止される警報器とを備えている
    ことを特徴とする請求項3記載の高圧負荷開閉器投入警
    報装置。
  5. 【請求項5】 前記リレーが、当該リレー接点の機械的
    保持機構を有することを特徴とする請求項4に記載の高
    圧負荷開閉器投入警報装置。
  6. 【請求項6】 前記補助電源は、蓄電池を有することを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の高圧負荷
    開閉器投入警報装置。
  7. 【請求項7】 前記警報手段が、前記高圧負荷開閉器の
    近傍に設置されたことを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれかに記載の高圧負荷開閉器投入警報装置。
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