JPH0880042A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH0880042A
JPH0880042A JP7146611A JP14661195A JPH0880042A JP H0880042 A JPH0880042 A JP H0880042A JP 7146611 A JP7146611 A JP 7146611A JP 14661195 A JP14661195 A JP 14661195A JP H0880042 A JPH0880042 A JP H0880042A
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Hideaki Abe
秀明 安倍
Shosuke Akisada
昭輔 秋定
Takio Maekawa
多喜夫 前川
Hideki Tamura
秀樹 田村
Satoru Inakagata
悟 田舎片
Hiroyasu Kitamura
浩康 北村
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定して発振を行い、かつ低コストにする。 【構成】 電源端子A,B間に、抵抗R8及びコンデン
サC2を接続し、その接続点を帰還巻線L3を介してF
ET1のゲートに接続する。FET1のドレインと電源
端子Bとの間に、抵抗R3,R4を直列接続する。FE
T1のゲートと電源端子Bとの間に、ダイオードD4及
びトランジスタQ1を接続し、トランジスタQ1のベー
スは、抵抗R3,R4の接続点に接続する。そして、F
ET1に流れる電流IDが増大すると、抵抗R4の両端
電圧によりトランジスタQ1がオンするので、電流IS3
によってコンデンサC2が放電し、バイアス電圧が過大
になることなく安定に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源より、半導体
素子を利用して交流電圧を発生させ、小型の高周波トラ
ンスまたは、結合用コイル等を介して負荷側に電力を供
給する電源装置に係り、特に、テレビ、ビデオ等のAV
機器、コードレス電話、通信機などの通信機器、電動歯
ブラシ、電動シェーバなど小物家電品、電動工具やアウ
トドア商品、車載機器などに応用して好適な電源装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例(特開平4−295284号公報) 図60に示すように、電源3より抵抗R8を通してコン
デンサC2を充電し、この電圧をFET1の閾値電圧以
上にして発振を開始させ、FET1が導通に近い期間、
コンデンサC2の電荷を抵抗R210、ダイオードD1
10、FET1を通して放電させることにより、電源3
の電圧、結合コイルまたは変圧器Tのギャップ等が変化
しても常にC級自励発振動作を安定に行わせるようにし
ている。これによって、従来の商用電源の変圧、整流、
平滑化による直流出力などの方式に比して、高周波で自
励発振動作のため、簡単かつ少ない部品点数で小型の電
源装置が実現されている。
【0003】従来例(特開平6−70461号公報) 図61に示すように、図60の従来例の回路におい
て、更に、FET1のソース、アースライン間に抵抗R
310,R320を直列接続し、FET1のゲートとア
ースライン間にトランジスタQ1を接続するとともに、
トランジスタQ1のベースを抵抗R310,R320の
接続点に接続している。従来例においては、電源投入
時にFET1のオン時間が長くなり、その間に流れる励
磁電流IDも大きくなるため、FET1がオフした時
に、1次巻線L1に蓄積されるエネルギーによって高レ
ベルのフライバック電圧が発生してFET1が破壊され
る虞れがある。しかし、上記構成によって、これを防止
している。
【0004】従来例の動作について説明する。コンデ
ンサC2の充電により得られるバイアス電圧がFET1
のスレショルド電圧に達するとFET1をオンさせる。
抵抗R210及びダイオードD110の直列回路からな
るバイアス制御回路は、FET1のオン期間中にバイア
ス電圧VG2がFET1のドレイン電圧VFより高くなる
と、バイアス制御回路、FET1を通してコンデンサC
2の電荷を放電させてバイアス電圧VG2を安定させ、発
振動作を安定させるようになっている。また、励磁電流
Dにより抵抗R310,R320間の電圧が上昇して
トランジスタQ1にベース電流が供給されると、トラン
ジスタQ1がオンし、これにより、FET1のゲート電
圧VGが低下して、FET1がオフにされる。このよう
に、電源投入時におけるFET1のオン時間を大幅に短
縮できるので、励磁電流IDによる蓄積エネルギーを適
量に抑制し、FET1のオフ後に発生するフライバック
電圧を低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来例の課題 バイアス電圧VG2は、電圧VFよりレベルが高いとき
に、抵抗R210、ダイオードD110を通して放電さ
れることによって、制御されている。電源投入時や負荷
レベルの急変等の過渡時には、共振回路に蓄積されるエ
ネルギー量が大きく変化するため、電圧VFのレベルが
大きく変化するが、電圧VFは制御されていないため、
バイアス電圧VG2のレベルも、これに伴って大きく変化
する。従って、バイアス電圧VG2が低下し過ぎてFET
1をオンすることができなくなり、共振が持続できなく
なって、間欠発振となってしまう場合がある。
【0006】例えば、電源投入時の初回のFET1のオ
ン期間は、バイアス電圧VG2が抵抗R210、ダイオー
ドD110を通して放電され、帰還巻線L3に誘起され
た電圧VGがFET1のスレショルド電圧Vth以下にな
るまでFET1のオンが継続する。このオン期間が長い
ために、図62に示すように、バイアス電圧VG2が低下
し過ぎて、次回のFET1のオン時に、電圧VGが十分
に上昇せず、電圧VFが減衰してしまい、安定した発振
が持続できなくなる。また、入力電源として商用電源を
使用した場合には、電圧VFのピーク電圧が、数百ボル
ト〜一千ボルト程度になるために、ダイオードD110
には、高耐圧素子を用いる必要があり、素子が高価にな
ってしまう。
【0007】また、図60に示した従来例の回路は、
電圧、電流共振型の自励発振回路になっているため、電
源電圧の変化に対して出力が大きく変化するという問題
を有している。しかしながら、一般的な電気機器では、
ほぼ一定の出力が得られることが望ましい。商用電源電
圧は、100V、120V、200V、240Vという
ように世界各国でその電圧値が大きく異なっている。従
って、商用電源を整流平滑して直流電圧を得るようにし
た電源装置を用いた電気機器を世界で使用可能とするた
めには、通常、電源の変動幅を±10%として設計する
ので、これらの電圧安定化回路等を追加しなければなら
ず、生産コストの大幅な増加を招くことになり、上記簡
易回路のメリットが失われてしまう。また、近年、接触
不良を改善するためや、水廻りで使用するために、無接
点で電磁誘導によって電力を伝送するようにした電動歯
ブラシ等が実用化されている。このような、非接触で分
離着脱して使うような電気機器は、特に簡易な回路構成
による小型化及び出力の安定化が望まれている。
【0008】従来例の課題 電源投入時に過大な励磁電流IDが流れてFET1が破
壊されないように、励磁電流IDが所定レベル以下でト
ランジスタQ1がオンするように抵抗R32の抵抗値が
設定されている。従って、定常状態での発振期間中に
は、トランジスタQ1は動作しないようになっている。
一方、上記バイアス制御回路によってバイアス電圧VG2
を安定させるようにしているが、従来例の場合と同様
に、ドレイン電圧VFが変化すると、これに伴ってバイ
アス電圧VG2も変化するため、FET1をオンできなく
なり、共振状態を持続できずに、発振が不安定になると
いう問題があった。
【0009】ところで、非接触で分離着脱して使用可能
な電気機器においては、負荷の有無や、正規の負荷が置
かれた場合と異物が置かれた場合とを判別し、確実かつ
低コストで電力電送を行なわせることが望まれるととも
に、異物が置かれた場合には異常発熱に対する防止策を
講じる必要もある。
【0010】本発明は、上記問題を解決するもので、安
定して発振を行い、かつ低コストの電源装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】また、本発明は、小型で、部品点数を削減
し、低コストで、入力電圧が大幅に変化しても出力をほ
ぼ一定に保つ電源装置を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、温度変動や、負荷の変化
等に関しても、発振振幅を一定にし、スイッチング素子
の耐圧を超えないようにする電源装置を提供することを
目的とする。
【0013】また、本発明は、負荷の有無乃至は正規の
負荷と異物とを判別し、適正な電力電送と電力損失の防
止を可能にする非接触式の電源装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、スイッチング素子と帰還巻線を有し、上
記スイッチング素子に直列接続されたトランスの1次巻
線とコンデンサとで構成される共振回路を自励発振させ
る自励発振回路と、上記帰還巻線を介して上記スイッチ
ング素子のスイッチング制御端に接続されるバイアス電
圧発生回路とを備え、電源が接続されるとトランスの2
次側に接続された負荷に電力を供給する電源装置におい
て、上記スイッチング素子に流れる電流が所定レベルに
達するとオンして、上記バイアス電圧発生回路のバイア
ス電圧を安定電圧に保持するスイッチング手段を備えた
ものである(請求項1)。
【0015】また、上記バイアス電圧発生回路はコンデ
ンサからなり、上記スイッチング手段は、オンしたとき
に上記コンデンサに蓄積された電荷を放電させるもので
ある(請求項2)。
【0016】また、上記スイッチング手段は、上記スイ
ッチング素子のスイッチング制御端に接続されている
(請求項3)。
【0017】また、本発明は、請求項3記載の電源装置
において、1の回路における電気信号からフィードバッ
ク信号を生成し、上記スイッチング手段に出力するフィ
ードバック回路を備えたものである(請求項4)。
【0018】また、上記フィードバック回路は、上記電
源の電圧レベルに応じたフィードバック信号を生成する
ものである(請求項5)。
【0019】また、上記フィードバック回路は、上記ト
ランスの1次側に生じる電気信号に応じたフィードバッ
ク信号を生成するものである(請求項6)。
【0020】また、上記フィードバック回路は、上記ト
ランスの2次側に生じる電気信号に応じたフィードバッ
ク信号を生成するものである(請求項7)。
【0021】また、上記フィードバック回路は、抵抗と
定電圧素子の少なくとも一方で構成されている(請求項
8)。
【0022】また、本発明は、請求項4記載の電源装置
において、上記スイッチング素子に流れる電流を検出す
る電流検出抵抗と、この電流検出抵抗と上記スイッチン
グ手段のスイッチング制御端との間に介設された抵抗と
を備え、上記フィードバック回路は、そのフィードバッ
ク信号が、上記スイッチング手段のスイッチング制御端
と上記抵抗との間に出力されるように構成されている
(請求項9)。
【0023】また、上記フィードバック回路は、上記共
振回路の共振電圧を一定にするものである(請求項1
0)。
【0024】また、上記フィードバック回路は、比例制
御と積分制御とを組み合わせた自動制御回路である(請
求項11)。
【0025】また、上記フィードバック回路は、上記1
次巻線に磁気結合された検出巻線と、この検出巻線の誘
起電圧を平滑するコンデンサと、このコンデンサに並列
に接続された抵抗とからなるものである(請求項1
2)。
【0026】また、上記フィードバック回路は、上記1
次巻線に磁気結合された検出巻線を備え、上記フィード
バック信号は、上記検出巻線のオン側から出力されてい
る(請求項13)。
【0027】また、本発明は、請求項1記載の電源装置
において、電流制御回路を具備し、出力をほぼ一定にす
るべく装置の一部の情報をフィードバックする回路を上
記電流制御回路に具備したものである(請求項14)。
【0028】また、本発明は、請求項14記載の電源装
置において、負荷側の状態信号を検出する検出回路と、
検出された信号に信号処理を施して上記フィードバック
する回路に導く信号処理回路とを備えたものである(請
求項15)。
【0029】また、上記信号処理回路は、検出された信
号を上記トランスを経由して1次側に伝達するものであ
る(請求項16)。
【0030】また、上記検出回路は、2次側負荷への出
力電流を検出したり(請求項17)、2次側負荷への出
力電圧を検出したり(請求項18)、あるいは2次側負
荷への出力を検出してもよい(請求項19)。
【0031】また、上記信号処理回路は、上記検出回路
で検出された検出信号を電圧−周波数変換する回路と、
上記トランスを経由して伝達されてきた信号を周波数−
電圧変換する回路とを備えたものである(請求項2
0)。
【0032】また、上記検出信号のトランスを経由して
行われる信号伝達は、トランスを介して行われる電力伝
送と並行して行われる(請求項21)。
【0033】また、本発明は、請求項16記載の電源装
置において、上記検出信号のトランスを経由して行われ
る信号伝達の期間と、トランスを介して行われる電力伝
送の期間とを交互に切り換える切換回路を備えたもので
ある(請求項22)。
【0034】また、上記トランスは、1次側と、負荷を
有する2次側とで着脱が可能であって、非接触で電力伝
送するものである(請求項23)。
【0035】また、本発明は、請求項23記載の電源装
置において、置かれた負荷が正規のものであるか否かを
検出する判別回路を備え、正規の負荷が置かれたときの
み2次側への電力供給を行うようになっている(請求項
24)。
【0036】また、上記判別回路は、負荷の判別を1次
側の情報で行ってもよく(請求項25)、あるいは負荷
の判別を2次側からの情報で行ってもよい(請求項2
6)。
【0037】また、上記1次側の情報は、インダクタン
スの変化(請求項27)を利用したものが好ましく、共
振周波数の変化(請求項28)、電流の変化(請求項2
9)、あるいは電圧の変化などである(請求項30)。
【0038】また、上記スイッチング素子をトランジス
タで構成し、上記トランジスタのベース、グランド間に
自己バイアスを与える自己バイアス回路を備えたもので
ある(請求項31)。
【0039】また、上記自己バイアス回路は、上記トラ
ンジスタのエミッタと、このエミッタに接続された電流
検出抵抗との間に介設されたものである(請求項3
2)。
【0040】また、上記自己バイアス回路は、上記トラ
ンジスタのベースに直列に接続されたものである(請求
項33)。
【0041】また、上記自己バイアス回路は、定電圧素
子である(請求項34)。
【0042】また、上記定電圧素子は、定電圧ダイオー
ドである(請求項35)。
【0043】また、上記定電圧素子は、ダイオードを複
数直列接続したものである(請求項36)。
【0044】また、本発明は、上記スイッチング素子を
トランジスタで構成し、上記トランジスタのオン期間を
上記自励発振回路のバイアス回路の充電電流の制御によ
り行うものである(請求項37)。
【0045】また、上記バイアス回路の充電電流の制御
は、抵抗値を切り換えることにより行うものである(請
求項38)。
【0046】また、上記バイアス回路の充電電流の制御
は、このバイアス回路に直列に挿入された電流制御素子
で行うものである(請求項39)。
【0047】また、上記電流制御素子は、外部制御電源
により充電電流の制御を行うようになされている(請求
項40)。
【0048】また、上記外部制御電源は、上記トランス
の誘導起電力で生成されるものである(請求項41)。
【0049】また、上記フィードバック回路は、電源投
入時に上記スイッチング手段への過大な電流の流入を阻
止するフィードバック信号を生成するものである(請求
項42)。
【0050】また、上記フィードバック回路は、負荷オ
ープンの間、上記スイッチング素子の発振を間欠動作さ
せるフィードバック信号を生成するものである(請求項
43)。
【0051】
【作用】請求項1記載の発明によれば、電源が接続さ
れ、スイッチング素子のスイッチング制御端にバイアス
電圧が印加されると、自励発振が開始され、トランスの
2次側に接続された負荷に電力が供給される。そして、
スイッチング素子に流れる電流が所定レベルに達する
と、スイッチング手段がオンし、バイアス電圧発生回路
のバイアス電圧が安定電圧に保持される。
【0052】また、請求項2記載の発明によれば、スイ
ッチング手段がオンすると、コンデンサに蓄積された電
荷が放電されて、バイアス電圧が安定電圧に保持され
る。
【0053】また、請求項3記載の発明によれば、スイ
ッチング手段がオンすると、スイッチング素子がオフに
されるので、スイッチング素子に流れる電流は、所定レ
ベルを超えることがない。
【0054】また、請求項4記載の発明によれば、1の
回路における電気信号からフィードバック信号が生成さ
れ、スイッチング手段に出力される。
【0055】また、請求項5記載の発明によれば、電源
の電圧レベルに応じたフィードバック信号がスイッチン
グ手段に出力されるので、電源の電圧レベルの変動に関
わりなく一定の電力が出力される。
【0056】また、請求項6記載の発明によれば、トラ
ンスの1次側に生じる電気信号に応じたフィードバック
信号がスイッチング手段に出力されるので、電源電圧や
負荷のレベル変動に関わりなく一定の電力が出力され
る。
【0057】また、請求項7記載の発明によれば、トラ
ンスの2次側に生じる電気信号に応じたフィードバック
信号がスイッチング手段に出力されるので、電源電圧や
負荷のレベル変動に関わりなく一定の電力が出力され
る。
【0058】また、請求項8記載の発明によれば、フィ
ードバック回路は、抵抗と定電圧素子の少なくとも一方
で構成されているので、簡易な回路構成の電源装置が得
られる。
【0059】また、請求項9記載の発明によれば、スイ
ッチング素子に流れる電流による電流検出抵抗の両端電
圧が抵抗を介してスイッチング手段のスイッチング制御
端に印加され、この印加電圧が所定レベルを超えると、
スイッチング手段がオンしてスイッチング素子がオフに
される。一方、フィードバック信号が、スイッチング手
段のスイッチング制御端と抵抗との間に出力されるの
で、フィードバック信号により、スイッチング手段のオ
ン、オフが制御される。
【0060】また、請求項10記載の発明によれば、共
振回路の共振電圧が一定にされるので、電源電圧や負荷
のレベル変動に関わりなく一定の電力が出力される。
【0061】また、請求項11記載の発明によれば、共
振回路の共振電圧に比例する出力が積分されて、スイッ
チング手段に出力される。例えば、共振回路の共振電圧
に比例した電圧が出力されると、この比例出力と基準値
とを比較してその差が出力され、この比較手段の出力が
積分されて、スイッチング手段に出力されるようにして
もよい。
【0062】また、請求項12記載の発明によれば、1
次巻線の誘起電圧に比例した電圧が検出巻線に誘起さ
れ、この検出巻線の誘起電圧がコンデンサで平滑され
る。このとき、負荷レベルの上昇などによって1次巻線
の誘起電圧が低下すると、コンデンサの電荷は抵抗によ
って放電される。従って、1次巻線の誘起電圧の低下に
遅延することなく、1次巻線の誘起電圧に応じたレベル
のフィードバック信号がスイッチング手段に出力され
る。
【0063】また、請求項13記載の発明によれば、1
次巻線の誘起電圧に比例した電圧が検出巻線に誘起され
る。この誘起電圧は、検出巻線のオン側からスイッチン
グ手段に出力されるので、スイッチング素子がオンした
ときに検出巻線の誘起電圧がスイッチング手段に出力さ
れる。従って、電源投入時には、検出巻線のオフ側から
出力する場合よりも、スイッチング手段が早くオンする
ことから、スイッチング素子のオン時間が長期化しな
い。これにより、安定した発振が持続されることとな
る。
【0064】また、請求項14記載の発明によれば、電
源装置の一部の情報が検出され、この検出情報がフィー
ドバックされて電流制御回路へ導かれ、これにより出力
がほぼ一定にされる。
【0065】また、請求項15記載の発明によれば、負
荷側の状態信号が検出回路で検出され、検出された信号
に信号処理回路で信号処理が施されてから上記フィード
バックする回路に導かれる。
【0066】また、請求項16記載の発明によれば、検
出回路で検出された信号は上記トランスを経由して1次
側に伝達される。
【0067】また、請求項17〜19記載の発明によれ
ば、上記検出回路では2次側負荷への出力電流が検出さ
れたり、2次側負荷への出力電圧が検出されたり、ある
いは2次側負荷への出力が検出され、それらの検出結果
がフィードバックされることにより電流、電圧及び出力
がそれぞれ一定化される。
【0068】また、請求項20記載の発明によれば、2
次側の検出回路で検出された検出信号は電圧−周波数変
換された後、トランスを経由して1次側に伝達され、そ
して1次側で周波数−電圧変換されて元に戻されること
で、トランスを介しての検出信号の伝達が行われる。
【0069】また、請求項21記載の発明によれば、ト
ランスの1次側から2次側への電力伝送と、トランスの
2次側から1次側への検出信号の信号伝達とが同時に行
われる。
【0070】また、請求項22記載の発明によれば、ト
ランスの1次側から2次側への電力伝送と、トランスの
2次側から1次側への検出信号の信号伝達とは切換回路
による切り換えに応じて交互に行われる。
【0071】また、請求項23記載の発明によれば、上
記トランスは、電源部や1次巻線を有する1次側と、2
次巻線と負荷を有する2次側とが着脱可能であり、2次
側の筐体が1次側の筐体の所定位置上に置かれることに
より非接触でも電力伝送が可能になる。
【0072】また、請求項24記載の発明によれば、1
次側の筐体の所定位置上に置かれた物が正規の負荷かど
うかが判別され、正規の負荷であれば2次側への電力供
給が行われる。
【0073】また、請求項25,26記載の発明によれ
ば、負荷の判別は、1次側の情報に基づいて行われ、あ
るいは2次側からの情報に基づいて行われる。
【0074】また、請求項27記載の発明によれば、上
記1次側の情報としてインダクタンスの変化に関する情
報、具体的には、請求項28〜30記載の発明のよう
に、共振周波数の変化、電流の変化、あるいは電圧の変
化に関する情報が採用され、これらの情報に基づいて適
正な負荷か否かの判別が行われる。
【0075】また、請求項31記載の発明によれば、上
記スイッチング素子としてトランジスタが採用される。
この場合、上記トランジスタのベース、グランド間に設
けられた自己バイアス回路から与えられる自己バイアス
により、動作電圧が高くされてFETと等価となり、ス
イッチング素子として機能する。
【0076】また、請求項32記載の発明によれば、自
己バイアス回路がトランジスタのエミッタと、このエミ
ッタに接続された電流検出抵抗との間に介設されるの
で、トランジスタの動作電圧が高くなる。
【0077】また、請求項33記載の発明によれば、自
己バイアス回路がトランジスタのベースに直列に接続さ
れるので、トランジスタの動作電圧が高くなる。
【0078】また、請求項34記載の発明によれば、定
電圧素子の電圧分だけトランジスタの動作電圧が高くな
る。
【0079】また、請求項35記載の発明によれば、定
電圧ダイオードの電圧分だけトランジスタの動作電圧が
高くなる。
【0080】また、請求項36記載の発明によれば、複
数のダイオードの順方向電圧を加算した電圧分だけトラ
ンジスタの動作電圧が高くなる。
【0081】また、請求項37記載の発明によれば、自
励発振回路に設けられたバイアス回路からの充電電流が
制御されることによりスイッチング素子として採用され
るトランジスタのオン期間が設定される。
【0082】また、請求項38記載の発明によれば、バ
イアス回路を流れる充電電流は、電流量を規制する抵抗
値を切り換えることにより制御され、これによりトラン
ジスタのオン期間が設定される。
【0083】また、請求項39記載の発明によれば、バ
イアス回路を流れる充電電流は、このバイアス回路に直
列に挿入された電流制御素子により制御され、これによ
りトランジスタのオン期間が設定される。
【0084】また、請求項40記載の発明によれば、上
記電流制御素子は外部制御電源に基づいて充電電流の制
御が行われ、これによりトランジスタのオン期間が設定
される。
【0085】また、請求項41記載の発明によれば、ト
ランスの誘導起電力を利用して外部制御電源が生成さ
れ、これにより充電電流の制御が行われる。
【0086】また、請求項42記載の発明によれば、電
源投入(電源ON)時に生成されるフィードバック信号
によって、その間のスイッチング手段への過大な電流の
流入(スイッチング手段への過電圧の印加)が防止され
る。
【0087】また、請求項43記載の発明によれば、負
荷オープンの間は、フィードバック信号によってスイッ
チング素子の発振が間欠動作される。
【0088】
【実施例】以下、本発明に係る電源装置の第1実施例に
ついて、図1、図2を用いて説明する。図1は電源装置
の第1実施例を示す回路図である。
【0089】電源Eは、例えば商用電源からの交流入力
を整流して、この電源装置に直流電源を供給するもの
で、電源端子A,B間に接続されるようになっている。
この電源装置は、自励発振のためにトランスの1次巻線
L1及びコンデンサC1からなる共振回路、スイッチン
グ用のFET1及び1次巻線L1と同一磁気回路上に巻
回され、相互インダクタンスM3で結合する帰還巻線L
3等を備えてなり、2次巻線L2に出力を送出するよう
になっている。
【0090】電源端子A,B間には、1次巻線L1及び
コンデンサC1からなる共振回路、ダイオード及び抵抗
からなる並列回路、スイッチング用のFET1及び抵抗
R3,R4が直列に接続されている。そして、FET1
のオン、オフにより1次巻線L1に流入する電流がスイ
ッチングされ、これにより2次巻線L2及び帰還巻線L
3に電圧が誘起されるようになっている。
【0091】また、電源端子A,B間には、起動用の抵
抗R8とバイアス電圧発生用のコンデンサC2とが直列
に接続され、抵抗R8を介して電源Eによりコンデンサ
C2が充電されるようになっている。抵抗R8とコンデ
ンサC2との接続点は、帰還巻線L3を介してFET1
のゲートに接続されており、コンデンサC2の充電電圧
によるバイアス電圧がFET1のスレショルド電圧に達
すると、FET1をオンさせるようになっている。
【0092】また、トランジスタQ1は、ベースが抵抗
R3,R4の接続点に、エミッタが電源端子Bに、コレ
クタがダイオードD4のカソードに接続され、ダイオー
ドD4のアノードがFET1のゲートに接続されてい
る。
【0093】一方、トランスの2次巻線L2には、ダイ
オードD1,D2を介して負荷E2が接続されており、
2次巻線L2に誘起された電力をダイオードD1,D2
により全波整流して、負荷E2に直流電源を供給するよ
うになっている。例えば、負荷E2が2次電池であれ
ば、充電電流が供給される。
【0094】次に、上記のように構成された回路の動作
について図2の波形図を用いて説明する。
【0095】電源Eが電源端子A,Bに接続されると、
まず、電圧VG、VG2が上昇し、電圧VGがFET1の閾
値に達すると、FET1はオンし始め、電流IDが流れ
始める。電流IDは、最初はコンデンサC1の充電電流
として流れ、その後コイル電流IL1に等しくなり、しだ
いに増加する。このとき、1次巻線L1と帰還巻線L3
間の相互インダクタンスM3により、帰還巻線L3にM
3・dIL1/dtの起電力が発生して、電圧VGは急激に
上昇し、FET1が完全にオンになって、電流IDは更
に増加する。
【0096】そして、抵抗R4(抵抗値をR4とする)
の両端電圧ID・R4がトランジスタQ1の閾値を超える
と、トランジスタQ1がオンし、期間T1間に電流IS3
が流れる。これにより、電圧VGのレベルが低下し、F
ET1の閾値以下になると、FET1がオフし始め、コ
イル電流IL1も減少し始める。これによって、帰還巻線
L3に誘起される電圧により、電圧VGは急激に低下
し、FET1は完全にオフになる。
【0097】FET1がオフになると、コンデンサC1
及び1次巻線L1からなる共振回路によって、コイル電
流IL1とトランス1次側の電圧VCとは、自由振動とな
るので、電圧VGも、コイル電流IL1によって再びFE
T1の閾値を超え始める。
【0098】このようにして、FET1のオン、オフが
繰り返され、コンデンサC2のバイアス電圧VG2が、電
流IS1による充電電流と、トランジスタQ1がオンした
ときに流れる電流IS3による放電電流とで平衡状態に達
したときに、安定発振状態になる。
【0099】ところで、トランジスタQ1は、ベース電
圧VBが抵抗R4の両端電圧ID・R4に等しいため、この
電圧がトランジスタQ1の閾値に達するとオンし、FE
T1は、トランジスタQ1がオンした直後にオフする。
【0100】すなわち、電流IDのピーク値がほぼ一定
のIDMAX2でオフする。電流IDは、コイル電流IL1にほ
ぼ等しいため、FET1がオフした直後に1次巻線L1
に蓄積されるエネルギーPLは、
【0101】
【数1】PL=1/2L1・IDMAX2 2 で表される。但し、1次巻線L1のインダクタンスをL
1とする。
【0102】一方、FET1がオフする直前におけるコ
ンデンサC1に蓄積されるエネルギーPCは、ほぼ、
【0103】
【数2】PC=1/2C1・E0 2 で表される。但し、コンデンサC1の容量をC1、電源
Eの電圧をE0とする。
【0104】従って、FET1がオフした後のコンデン
サC1及び1次巻線L1からなる共振回路における共振
による自由振動は、エネルギーP=PL+PCにより行わ
れる。このエネルギーPは、自由振動中に、トランス2
次側の負荷E2へ伝達される分と損失で熱に変化する分
とで消費されるため、次にFET1がオンになるときに
は、減少している。しかし、FET1がオンになると、
再び電流IDMAX2により1次巻線L1にエネルギーが補
充されるため、エネルギーの安定供給が実現できる。
【0105】このように、第1実施例によれば、FET
1のオフは、抵抗R4の両端電圧ID・R4、すなわち電
流IDで決定されるために、過渡時においても過大な電
流IDが流れることがない。従って、バイアス電圧VG2
が低下し過ぎることもなく安定しており、発振を安定し
て持続することができる。
【0106】また、トランジスタQ1などをFET1の
ゲート周辺で使用するために、安価で小型の低耐圧素子
を使用することができる。
【0107】次に、本発明に係る電源装置の第2実施例
について図3、図4を用いて説明する。図3は電源装置
の第2実施例を示す回路図である。なお、第2実施例以
下では、第1実施例と同一物については同一符号を付し
説明を省略する。
【0108】第2実施例は、電源Eの電圧変化をフィー
ドバックすることにより、電流IDMAX2のレベルを変化
させるもので、電源端子A,B間に直列に抵抗R19,
R20が接続されるとともに、抵抗R19,R20の接
続点がトランジスタQ1のベースに接続されている。ま
た、トランジスタQ1のベースと抵抗R3,R4の接続
点との間に抵抗R5が介設されている。
【0109】次に、動作について図4の波形図を用いて
説明する。電流IDが0の状態において、電圧VBは、電
源Eの電圧レベルに比例した電圧、すなわち電源Eの電
圧が、抵抗R20と抵抗R4,R5との並列接続による
合成抵抗と、抵抗R19とによって分圧される電圧値V
B1になっている。この電圧値VB1がトランジスタQ1の
閾値以下であれば、トランジスタQ1はオフが維持され
る。そして、FET1がオンし、電流IDが流れ始める
と、電圧VB=VB1+ID・R4になる。この電圧VBがト
ランジスタQ1の閾値に達すると、トランジスタQ1が
オンする。
【0110】電圧値VB1は、電源Eの電圧レベルに比例
しているので、電源Eの電圧レベルが高くなると電圧値
B1が増大するため、より小さい電流IDでトランジス
タQ1がオンし、電源Eの電圧レベルが低くなると電圧
値VB1が低減するため、より大きい電流IDでオンす
る。従って、PCが増大すれば、PLを低減するように動
作する。抵抗R19,R20,R4,R5の各抵抗値を
適切な値に設定することにより、エネルギーP=PL
Cをほぼ一定にすることができ、その結果、出力電流
Oもほぼ一定にすることができる。
【0111】このように、第2実施例によれば、電源E
の電圧レベルが変化しても、トランス2次側の出力レベ
ルをほぼ一定にすることができる。
【0112】なお、図5に示すように、電源端子Aと抵
抗R19との間に、ツェナーダイオードZ12を接続す
るようにしてもよい。この場合には、電源Eの電圧レベ
ルの変化に対して電圧値VB1の変化量を大きくすること
ができる。従って、電源Eの電圧レベルが高い場合に、
出力レベルを抑制することが容易にできる。
【0113】また、図6に示すように、ダイオードD4
のアノードを、FET1のゲートに代えて、抵抗R8と
コンデンサC2との接続点に接続するようにしてもよ
い。この場合にも、図3の場合と同様の動作を行い、同
様の効果が得られる。
【0114】ここで、トランスの形状について説明す
る。第2実施例では、図3に示すように、それぞれU型
コアからなる1次コアK1、2次コアK2にコイルを巻
いて1次側、2次側を構成し、それぞれ異なる機器の内
部に配設されている。そして、1次コアK1と2次コア
K2とが対向するように互いに装着すると、各機器の筐
体などの絶縁物や空気、水を介して、電磁誘導によって
1次側から2次側に電力伝達が可能になっている。
【0115】次に、本発明に係る電源装置の第3実施例
について図7、図8を用いて説明する。図7は電源装置
の第3実施例を示す回路図である。
【0116】第3実施例は、トランス1次側の電圧、す
なわち共振電圧VCを一定に保つものである。この回路
は、第1実施例に加えて、トランスの1次巻線L1と同
一磁路上に新たに巻線L4を形成するとともに、この巻
線L4の誘起電圧を整流、平滑するダイオードD9及び
コンデンサC71と、この整流、平滑された直流電圧を
分圧する抵抗R1,R2とを備え、抵抗R1,R2の接
続点がトランジスタQ1のベースに接続されている。
【0117】次に、動作について図8の波形図を用いて
説明する。巻線L4の誘起電圧は、共振電圧VCに比例
する。また、トランジスタQ1のベースに印加される電
圧VB1は、巻線L4の誘起電圧に比例した電圧、すなわ
ち巻線L4の誘起電圧が、抵抗R2と抵抗R4,R5と
の並列接続による合成抵抗と、抵抗R1とによって分圧
される値になっている。従って、電圧VB1も共振電圧V
Cに比例する。
【0118】電源Eが電圧E01のとき、電流IDのピー
ク値をID1とする。この場合に、電源Eの電圧がE01
らE02に増大すると、共振電圧VCが増大し、電圧VB1
も増大する。従って、より小さい電流IDでトランジス
タQ1がオンするので、電流IDのピーク値は、ID1
らID2へ減少する。電流IDのピーク値が減少すると、
1次巻線L1に蓄積されるエネルギーが低下するので、
共振電圧VCが抑えられ、共振電圧VCのレベルがほぼ一
定に保持される。
【0119】また、この状態で、負荷E2のレベルが定
格負荷から無負荷に低下すると、共振回路からトランス
を介して負荷E2に伝達されるエネルギーが減少するの
で共振電圧VCの減衰も低下し、それまでよりも共振電
圧VCが増大する。共振電圧VCが増大すると、電圧VB1
も増大するので、電流IDのピーク値がID3に低下し、
1次巻線L1に蓄積されるエネルギーが低下して、共振
電圧VCの増大が抑えられ、共振電圧VCのレベルがほぼ
一定に保持される。
【0120】このように、第3実施例によれば、電源E
の電圧レベルが変動しても、共振電圧VCを一定にする
ことができる。従って、負荷E2のレベルが一定の場合
には、出力電流I0のレベルの安定化が図れる。
【0121】また、負荷E2のレベルが変動した場合で
も、共振電圧VCを一定にすることができるので、FE
T1等の耐圧レベルを超えないようにすることができ
る。従って、部品の電圧破壊や寿命の劣化などを防止で
きる。
【0122】また、共振電圧VCを一定にできるので、
例えば温度変化等により回路部品の定数が変化したり、
部品定数のばらつきが大きい場合でも、出力をほぼ一定
にすることができる。
【0123】また、本実施例のように、トランスの1次
側と2次側とが着脱式で、装着した状態で電磁誘導によ
り非接触で電力を伝送する場合に、装着状態によって共
振回路のインダクタンスが変化しても、共振電圧VC
一定にできるので、伝送する電力をほぼ一定にすること
ができる。
【0124】なお、図9に示すように、抵抗R2を取り
外し、整流、平滑された巻線L4の誘起電圧をツェナー
ダイオードZ20及び抵抗R1を介して、トランジスタ
Q1のベースに接続するようにしてもよい。この場合に
も、図7の場合と同様の動作を行うとともに、同様の効
果を得ることができる。
【0125】また、図10に示すように、図9のコンデ
ンサC71に並列に抵抗R71を接続するようにしても
よい。図10の回路において、無負荷状態から急に負荷
が接続された場合の動作について、図11の電圧波形図
を用いて説明する。
【0126】負荷が接続された瞬間に、トランスの2次
側にエネルギーが伝達されるために、共振電圧は減衰
し、巻線L4に誘起される電圧も低下する。このとき、
抵抗R71が接続されていない場合には、コンデンサC
71は徐々に放電するので、巻線L4の誘起電圧が整
流、平滑された電圧VXは、図11の破線で示すよう
に、徐々に低下する。この電圧VXの低下スピードが遅
いために、次にFET1がオンする時に、トランジスタ
Q1のベースに印加される電圧がまだ高く、十分に電流
Dを流すことができなくなる。従って、共振電圧がさ
らに減衰して、結果的に間欠発振となってしまう虞れが
ある。
【0127】しかし、抵抗R71をコンデンサC71に
並列接続すれば、放電ループができるので、共振電圧が
減衰し、巻線L4の誘起電圧が低下すると、電圧VX
抵抗R71を通して放電される。従って、負荷が急に接
続された場合でも、図11の実線で示すように、電圧V
Xがすばやく低下するので、次のFET1のオン時に
は、トランジスタQ1のベースに印加される電圧が低下
しているために、電流IDを十分に流すことができ、安
定した発振を継続することができる。
【0128】また、図12に示すように、図9におい
て、巻線L4は、オン側から出力を取り出すように、そ
の極性を設定するようにしてもよい。電源投入時の動作
について図13、図14の電圧波形図を用いて説明す
る。
【0129】まず、図12の場合とは逆に巻線L4をオ
フ側から出力を取り出すように、その極性を設定した場
合について図13を用いて説明する。
【0130】電源投入後、電圧VGが上昇し、FET1
の閾値電圧を超えるとFET1がオンする。FET1が
オンすると、電圧VFはGNDまで低下するが、巻線L
4はオフ側から出力を取り出しているために、FET1
がオンの期間には電圧VXは発生しない。FET1は、
電流IDが増大し、抵抗R4の両端電圧がトランジスタ
Q1の閾値を超えてトランジスタQ1がオンすると、オ
フになる。このFET1のオフ期間に電圧VXが発生す
る。
【0131】ここで、電源投入時には、巻線L4からト
ランジスタQ1のベースに印加される電圧が発生してい
ないので、オン期間が長くなるために、1次巻線L1に
蓄積されたエネルギーが大きくなり、電圧VFは大きく
跳ね上がる。従って、オフ期間の電圧VFに比例する巻
線L4の誘起電圧による電圧VXは大きくなり、トラン
ジスタQ1のベースに印加される電圧が大きくなり過ぎ
て、次のFET1のオン時に、十分な電流IDを流すこ
とができなくなり、間欠発振になる虞れがある。
【0132】次に、巻線L4をオン側から出力を取り出
すように、その極性を設定した場合について図14を用
いて説明する。
【0133】電源投入後、電圧VGが上昇し、FET1
の閾値電圧を超えるとFET1がオンする。FET1が
オンすると、巻線L4はオン側から出力を取り出してい
るために、電圧VXも同時に発生する。従って、抵抗R
4に発生する電圧と、電圧VXによるトランジスタQ1
のベースに印加される電圧とによって、図13の場合に
比べて、FET1は早くオフになる。
【0134】また、電圧VXは、電源EとGNDレベル
の電位差の割合で発生するために、図13のように、電
圧VFのピーク電圧とGNDレベルの電位差による場合
よりも、電圧レベルが低くなる。
【0135】従って、トランジスタQ1のベースに印加
される電圧も適切なレベルになり、次回のFET1のオ
ン時にも、十分なレベルの電流IDを流せるため、発振
を安定して持続することができる。
【0136】また、図15に示すように、図9と図7と
を組み合わせてもよい。図15は、図9において、電源
端子BとトランジスタQ1のベースとの間に、抵抗R2
を接続したものである。この場合は、電圧VXの変化に
対して電圧VB1の変化量を大きくすることができる。従
って、電圧VEのより大きいレベル変動に対応して、電
圧VCをほぼ一定に保持できる。
【0137】また、図16に示すように、図9と図3と
を組み合わせてもよい。図16は、図9において、電源
端子A,B間に直列に抵抗R19,R20を接続し、抵
抗R19,R20の接続点をトランジスタQ1のベース
に接続したものである。この場合は、電源Eのレベル変
動に直接対応するとともに、負荷E2のレベルが変動し
た場合でも、共振電圧VCを一定にすることができる。
従って、負荷E2のレベルが一定の場合には、出力電流
0のレベルの安定化が図れる。また、FET1の耐圧
レベルを超えないようにすることができる。
【0138】次に、本発明に係る電源装置の第4実施例
について図17を用いて説明する。図17は電源装置の
第4実施例を示す回路図である。
【0139】第4実施例も、トランス1次側の電圧
C、すなわち共振電圧を一定に保つものである。この
回路は、第1実施例に加えて、トランスの1次巻線L1
と同一の磁気回路上に形成された巻線L5と、この巻線
L5の誘起電圧を整流、平滑するダイオードD5及びコ
ンデンサC3と、この整流、平滑された直流電圧を分圧
する抵抗R6,R7とを備えている。
【0140】また、オペアンプOP1及び抵抗R81,
R9からなる非反転増幅回路を備え、オペアンプOP1
の−入力端子には、抵抗R10及びツェナーダイオード
Z30からなる基準電圧生成回路で生成された基準電圧
Yが抵抗R9を介して入力され、+入力端子には、抵
抗R6,R7で分圧された電圧が入力されている。オペ
アンプOP1の出力端子には、抵抗R11及びコンデン
サC4からなる積分回路が接続され、この積分回路の出
力は、抵抗R12を介してトランジスタQ1のベースに
接続されている。
【0141】次に、動作について説明する。動作中は、
オペアンプOP1によって、共振電圧VCに比例した電
圧VXが抵抗R6,R7により分圧された電圧VX1と、
基準電圧VYから抵抗R9を介して入力された電圧VX2
とが比較されるとともに、その差が増幅され、積分回路
を介してトランジスタQ1のベースに電圧VB1が印加さ
れる。
【0142】そして、安定状態から、負荷レベルの低下
などによって電圧VCが増大すると、電圧VXも増大し、
オペアンプOP1の入力電圧VX1と、入力電圧VX2との
間に電圧差が生じ、オペアンプOP1からは、この入力
差が0になるように上昇する出力電圧VX3が出力され
る。
【0143】積分回路の出力電圧VX4は、抵抗R11と
コンデンサC4の積分作用により、電圧VX3の上昇に比
して緩慢に増大する。従って、電圧VB1のレベルは徐々
に増大するので、電流IDは徐々に低下し、電圧VCが低
下することとなる。
【0144】このように、第4実施例によれば、比例、
積分制御により、共振電圧VCが、常に基準電圧VYに対
して等しい倍率の電圧になるように自動制御されるの
で、電圧VCを一定に保持することができる。
【0145】なお、図18に示すように、巻線L5を除
去するとともに、ダイオードD5のアノードをFET1
のソースに接続して、共振電圧VCに比例する電圧の代
用として、電圧VC1=VDS+ID・R4を利用するように
してもよい。但し、VDSはFET1のドレイン−ソース
電圧である。この場合にも、図17と同様の動作によっ
て、同様の効果を得ることができる。
【0146】次に、本発明に係る電源装置の第5実施例
について図19を用いて説明する。図19は電源装置の
第5実施例を示す回路図である。
【0147】第5実施例は、トランス2次側の出力電流
Oを一定に保つものである。この回路は、第1実施例
に加えて、トランスの2次巻線L2と同一磁路上に形成
された巻線L6と、この巻線L6に抵抗R15を介して
接続された1次巻線L7及び2次巻線L8からなり、巻
線L6の誘起電圧を伝達するトランスTL7と、この2
次巻線L8の誘起電圧を整流、平滑するダイオードD7
及びコンデンサC5とを備え、この整流、平滑された直
流電圧は、ツェナーダイオードZ20及び抵抗R1を介
して、トランジスタQ1のベースに入力されるようにな
っている。また、電源端子A,B間に直列に抵抗R1
9,R20が接続されるとともに、抵抗R19,R20
の接続点がトランジスタQ1のベースに接続されてい
る。
【0148】次に、動作について説明する。動作中は、
トランスの2次巻線L2の誘起電圧によって巻線L6に
電圧が誘起され、この電圧がトランスTL7を介して2
次巻線L8に誘起され、この誘起電圧がダイオードD7
及びコンデンサC5によって整流、平滑される。そし
て、この直流電圧がツェナーダイオードZ20及び抵抗
R1を介してトランジスタQ1のベースに印加される。
また、トランジスタQ1のベースには、電源Eが抵抗R
19,R20によって分圧された電圧が印加されてい
る。
【0149】そして、安定状態から、負荷レベルの低下
などによって、トランス2次側のダイオードD1,D2
に流れる電流IL2,IL3が増大すると、巻線L6に誘起
される電圧も増大するため、トランスTL7の2次巻線
L8に誘起される電圧も増大する。従って、トランジス
タQ1のベースに印加される電圧VB1が増大し、より早
くトランジスタQ1がオンするので、FET1がより早
くオフになり、電流IDが低下するため、電圧VCが低下
して、2次側の電流IL2,IL3が一定に保たれる。
【0150】また、電源Eの電圧レベルが上昇すると、
抵抗R19,R20によって分圧された電圧が上昇す
る。従って、トランジスタQ1のベースに印加される電
圧VB1が増大し、より早くトランジスタQ1がオンする
ので、FET1がより早くオフになり、電流IDが低下
するため、電圧VCが低下して、2次側の電流IL2,I
L3が一定に保たれる。
【0151】このように、第5実施例によれば、2次側
の電流IL2,IL3の変動を検出し、これに応じて共振電
圧VCを一定に保持するようにしたので、電源Eの電圧
や負荷E2のレベルが変動しても、出力電流IOの安定
化を図ることができる。
【0152】また、共振電圧VCを一定にすることによ
り、FET1等の耐圧レベルを超えないようにすること
ができるので、部品の電圧破壊や寿命の劣化などを防止
できる。
【0153】また、共振電圧VCを一定にできるので、
例えば温度変化等により回路部品の定数が変化したり、
部品定数のばらつきが大きい場合でも、出力をほぼ一定
にすることができる。
【0154】また、本実施例のように、トランスの1次
側と2次側とが着脱式で、装着した状態で電磁誘導によ
り非接触で電力を伝送する場合に、装着状態によって共
振回路のインダクタンスが変化しても、2次側の電流I
L2,IL3の変動を検出して共振電圧VCを一定にするの
で、出力電流IOの安定化が図れる。
【0155】次に、本発明に係る電源装置の第6実施例
について図20を用いて説明する。図20は電源装置の
第6実施例を示す回路図である。
【0156】第6実施例は、第5実施例と同様に、トラ
ンス2次側の出力電流IOを一定に保つものである。こ
の回路は、第1実施例に加えて、トランスの2次巻線L
2と同一磁路上に形成された巻線L6と、この巻線L6
の誘起電圧を整流、平滑するダイオードD8及びコンデ
ンサC6と、コンデンサC6に並列接続された抵抗R1
2及び発光素子LDの直列回路とを備えている。発光素
子LDは、発光ダイオード等からなり、整流、平滑され
た直流電圧により電流が供給されると、電流レベルに応
じた光量で発光するものである。
【0157】また、電源端子A,B間に直列に、受光素
子P1及び抵抗R19,R20が接続されるとともに、
抵抗R19,R20の接続点がトランジスタQ1のベー
スに接続され、抵抗R20に並列に抵抗R13が接続さ
れている。受光素子P1は、例えばフォトトランジスタ
からなり、発光素子LDの光を受光するように構成さ
れ、受光量に応じた導電率で導通するものである。
【0158】次に、動作について説明する。動作中は、
トランスの2次巻線L2の誘起電圧によって巻線L6に
電圧が誘起され、この電圧が整流、平滑され、電流が供
給されて発光素子LDが発光し、その光が受光素子P1
に受光される。受光素子P1は、受光量に応じた導電率
で導通するので、トランジスタQ1のベースに印加され
る電圧VB1は、電源Eの電圧から受光素子P1のコレク
タ−エミッタ電圧VCEだけ減算した値が、抵抗R19と
抵抗R13,R20の合成抵抗とで分圧された値にな
る。
【0159】そして、安定状態から、負荷レベルの低下
などによって、2次側のダイオードD1,D2に流れる
電流IL2,IL3が増大すると、巻線L6に誘起される電
圧が上昇するので、発光素子LDに流れる電流が増大
し、その発光強度が上昇する。従って、受光素子P1の
コレクタ−エミッタ電圧VCEが低下するので、トランジ
スタQ1のベースに印加される電圧VB1が上昇する。こ
のため、トランジスタQ1がより早くオンし、FET1
がより早くオフになる。従って、電流IDが低減し、共
振電圧VCが低減するので、2次側の電流IL2,IL3
低下して、出力電流IOが安定化される。
【0160】このように、第6実施例によれば、2次側
の電流IL2,IL3の変動を検出し、これに応じて共振電
圧VCを一定に保持するようにしたので、電源Eの電圧
や負荷E2のレベルが変動しても、出力電流IOの安定
化を図ることができる。
【0161】また、共振電圧VCを一定にすることによ
り、FET1等の耐圧レベルを超えないようにすること
ができるので、部品の電圧破壊や寿命の劣化などを防止
できる。
【0162】また、共振電圧VCを一定にできるので、
例えば温度変化等により回路部品の定数が変化したり、
部品定数のばらつきが大きい場合でも、出力をほぼ一定
にすることができる。
【0163】また、本実施例のように、トランスの1次
側と2次側とが着脱式で、装着した状態で電磁誘導によ
り非接触で電力を伝送する場合に、装着状態によって共
振回路のインダクタンスが変化しても、2次側の電流I
L2,IL3の変動を検出して共振電圧VCを一定にするの
で、出力電流IOの安定化が図れる。
【0164】次に、非接触式の電源装置に対する周辺保
護回路について説明する。図21は、周辺保護回路の概
略を示す電源装置のブロック図である。全体構成につい
て説明すると、本装置は電源部と負荷部とが分離着脱可
能に構成されており、電源部は、接続可能にされた電源
E、自励発振回路部としての電流制御回路11、FET
1等のスイッチング素子12、共振回路13、1次コア
K1、1次コアK1に巻かれた1次巻線L1及びフィー
ドバック回路14を有するとともに、後述する信号処理
回路15を備える。負荷部側は、2次コアK2、2次コ
アK2に巻かれた2次巻線L2及び図略の整流平滑回
路、負荷E2を有するとともに、後述する信号検出回路
21及び信号処理回路22を備える。
【0165】なお、図21のブロック図は信号検出回路
21、信号処理回路15,22を除いて、例えば図3に
示す回路をブロックで表わしたものである。また、図2
1〜図32において、太線は電力の流れを示し、細線は
負荷状態信号の流れを示す。
【0166】信号検出回路21は出力電流I0のライン
に設けられ、負荷の状態を検出するものである。信号処
理回路22は信号検出回路21と2次巻線L2間に介設
され、検出された負荷状態を示す信号をトランスを経て
1次側に伝達可能な信号形態に変換するべく信号処理を
施すものである。信号処理回路15は、1次巻線L1と
フィードバック回路14間に介設され、2次側から伝達
されてきた負荷状態信号をフィードバックのための信号
に変換するものである。かかる周辺保護回路を設けるこ
とにより、負荷の状態が検出され、その検出信号が1次
側に伝達されて自励発振をフィードバック制御し、負荷
E2への出力の安定化が図れるようにしている。
【0167】図22は、図21に示す信号処理回路1
5,22をより具体的に示す電源装置のブロック図で、
電力伝送と負荷状態信号の伝達を同時に行わせるもので
ある。
【0168】図において、信号処理回路22はV−f変
換回路221及び波形整形回路222から構成されてい
る。V−f変換回路221は負荷側で負荷の状態信号と
して検出した電圧情報をVCO(電圧制御発振)等を利
用して電圧レベルに応じた、少なくとも電源側の共振周
波数とは異なる所要周波数帯の周波数信号に変換するも
のである。波形整形回路222はバンドパスフィルタ等
からなり、波形整形してトランスを通過容易な正弦波に
変換するものである。そして、得られた正弦波信号を2
次巻線L2から1次巻線L1に伝達させる。また、信号
処理回路15はリミッタ回路151、波形整形回路15
2及びf−V変換回路153から構成されている。1次
巻線L1に発生する電圧は正弦波状の電力波と2次側か
らの正弦波状の信号波との複合波となるため、リミッタ
回路151によって1次巻線電圧から上記信号波のみを
取り出す。波形整形回路152は取り出された正弦波信
号を矩形波に整形するものである。f−V変換回路15
3は矩形波のパルス周波数に応じた電圧信号に変換する
ものである。そして、得られた電圧信号はフィードバッ
ク回路14に導かれ、ここで、負荷の状態変化に応じて
2次側への出力が安定化するようにフィードバック制御
される。
【0169】図23は、図22に示す電源装置の他のブ
ロック図を示すもので、電力伝送と負荷状態信号の伝達
とを切り換えて行わせるもので、図22に示す構成に加
えて、切換回路SWが設けられている。切換回路SW
は、スイッチング素子12が動作して電力が1次側から
2次側へ伝送され期間は電力ラインに接続され、他の期
間は負荷状態信号ライン側に接続されるように交互乃至
は所要期間毎に切換えられるようになっている。
【0170】図24〜図26は、図21において、信号
検出回路21で検出される信号の形態毎のブロック図を
示すものである。図24は、出力電流I0を2次巻線L
2に直列接続された低抵抗等の電流検出回路21aから
検出するもので、これにより負荷側の出力電流を安定化
することができる。図25は、2次巻線L2の両端ある
いは負荷E2の両端電圧を電圧検出回路21bで検出す
るもので、これにより負荷側の出力電圧を安定化するこ
とができる。図26は電流と電圧の双方を検出し、かつ
その積を得る、あるいは公知の電力計等の原理による電
力検出回路21cで電力を検出するもので、これにより
負荷に安定した電力を出力供給することができる。
【0171】図27は、図24に示す出力電流I0の安
定化を図る電源装置の更に詳細なブロック構成図を示す
ものである。なお、図中、図22と同一物については同
一符号を付し説明を省略する。
【0172】負荷E2には、出力電流I0を検出する電
流検出回路としての抵抗R21及びコンデンサC10か
らなる並列回路が直列に接続されている。出力電流I0
は抵抗R21の両端電圧V1として検出され、上記V−
f変換回路221に入力された後、バンドパスフィルタ
等の波形整形回路222及びコンデンサC11を経て、
所定レベルV2の正弦波に変換されて2次巻線L2に導
かれる。コンデンサC12は1次巻線L1に対して直列
に接続され、2次側から伝達されてくる負荷状態信号で
ある正弦波信号を抽出するものである。増幅回路150
は抽出された正弦波信号を所要レベルに増幅するもの
で、増幅された正弦波信号は、前述のリミッタ回路15
1に導かれた後、波形整形回路152でレベルV3の矩
形波に整形され、更にf−V変換回路153で電圧V4
に変換されてフィードバック回路14に出力される。
【0173】フィードバック回路14はオペアンプOP
2,OP3が2段接続された構成を有し、オペアンプO
P2の−入力端子はf−V変換回路153の出力側に接
続され、出力端子はオペアンプOP3の−入力端子に接
続されている。一方、電源端子A,B間には抵抗R19
及びツェナーダイオードZ40の直列回路が接続されて
おり、基準電圧としてのツェナー電圧をオペアンプOP
2,OP3の+入力端子に導いている。そして、オペア
ンプOP3の出力端子はトランジスタQ1のベースに接
続され、フィードバックのためのバイアスとしての出力
電圧V5を出力するようにしている。
【0174】次に、動作について図28の波形図を用い
て説明する。今、負荷E2の状態、例えば負荷抵抗が小
さくなったとすると(T1時点)、この負荷抵抗の低下
は出力電流I0の増大として表われ、検出電圧V1がそ
れに応じて高くなる。このため、V−f変換回路221
及び波形整形回路222を経て得られる正弦波信号V2
は周波数の増加として表われる(信号V2参照)。そし
て、この正弦波信号V2が2次側から1次側に伝達さ
れ、コンデンサC12で抽出された後、波形整形回路1
52で矩形波信号V3に整形され、更にf−V変換回路
153で電圧V4として出力される。そして、正弦波信
号V2の周波数の増加は電圧V4の上昇として表われ
る。電圧V4が上昇すると、オペアンプOP2の出力が
低下するので、オペアンプOP3では出力電圧V5は上
昇することとなる。出力電圧V5が上昇すると、トラン
ジスタQ1のベース電圧が上昇し、より小さい電流ID
でトランジスタQ1がオンするので、その分、FET1
が早くオフになって電流IDのピーク値がIDMAX2からI
DMAX1へ低下することとなる。この結果、1次巻線L1
に蓄積されるエネルギーが低下するので、出力電流I0
は減少することとなる。逆に負荷E2の負荷抵抗が大き
くなった場合には、その変化分に応じて出力電圧V5が
低下し、FET1のオフが遅くなるので、1次巻線L1
に蓄積されるエネルギーが増大し、出力電流I0が増大
することとなる。このように、負荷E2の大きな変化に
対して、出力電流I0の変化をきわめて小さくする定電
流化機能が実現される。
【0175】次に、非接触で着脱分離式の電源装置に対
する他の周辺保護回路について説明する。この周辺保護
回路は、この種の電源装置においてトランスの2次側に
置かれた物が正規の負荷か否かを判断し、異物が置かれ
た場合には、あるいは無負荷の場合に、エネルギー供給
を停止乃至は極力小さくすることを目的とするものであ
る。すなわち、着脱分離型の電源装置の場合、トランス
の2次巻線L2と負荷E2とが一体となっている場合が
多い。従って、正規の負荷という場合には、2次巻線L
2の有無や負荷の有無に起因した影響を考慮すればよ
い。
【0176】ところで、トランスのインダクタンスは磁
気抵抗や巻線の巻数の関数として表わされる。また、こ
の種の電源装置では、トランスの2次コアK2や2次巻
線L2の位置が固定され難いため、1次コアK1や1次
巻線L1との相対載置位置によって磁気抵抗が変化す
る。また、2次側に正規の負荷が置かれた場合と、無負
荷や金属等の異物が置かれた場合でも、この磁気抵抗が
大きく異なり、1次側からみたインダクタンスの値が大
きく変化することとなる。このインダクタンス変化を利
用すると、簡易な検出手段で、それらの判別が可能とな
る。そこで、共振回路を1次側からみたインダクタンス
とコンデンサ容量とを利用して上記判別を行うようにし
た。今、インダクタンスをL0、コンデンサ容量をC0
すると、その周波数fは1/2π√(L0・C0)で示さ
れる。そこで、この周波数変化を検出する方法が考えら
れる。
【0177】また、この種の電源装置では、共振回路に
蓄積されたエネルギーが負荷E2へエネルギー伝送され
るが、正規の負荷に対して無負荷や金属異物では、イン
ダクタンスの差からエネルギーの伝送量が大きく異なる
ことから、共振電圧や共振電流の変化としても表われ
る。以下、かかるインダクタンスの差に起因する特質を
利用した種々の周辺保護回路について、図29〜図31
を用いて説明する。なお、各図中、図21と同一物につ
いては同一符号を付し説明を省略する。
【0178】図29は、共振周波数変化を利用した周辺
保護回路の概略を示す電源装置のブロック図である。周
波数検出回路17は共振回路に接続され、f−V変換回
路等を利用してその共振周波数を検出するものである。
【0179】図30は、共振電流変化を利用した周辺保
護回路の概略を示す電源装置のブロック図である。電流
検出回路18は共振回路に低抵抗を介在させ、その両端
に得られる電圧レベルから共振電流を検出するものであ
る。
【0180】図31は、共振電圧変化を利用した周辺保
護回路の概略を示す電源装置のブロック図である。電圧
検出回路19は共振回路の両端電圧を抽出可能になされ
たものである。
【0181】そして、検出されたインダクタンス、共振
周波数、共振電流あるいは共振電圧が、正規の負荷が接
続されている場合におけるそれらの適正な値の範囲内か
どうかを比較判別し、範囲内であれば正規の負荷である
として、自励発振動作を継続させ、適正範囲外であれ
ば、無負荷あるいは金属異物が置かれたと判断して自励
発振動作を停止させ、あるいは動作をオンオフさせる図
略のスイッチをオフにするようにする。適正な値は予め
設定記憶しておいてもよいし、あるいは比較手段に対す
る基準側の入力信号として発生可能にされているもので
もよい。
【0182】また、図32は、負荷側からの情報を利用
した周辺保護回路の概略を示す電源装置のブロック図で
ある。着脱分離型の電源装置は、電源部の筐体の上面適
所に負荷部の筐体を載置することで電磁結合可能にする
ものであることから、負荷信号検出回路20は、電源部
の筐体に負荷部の筐体が適正に載置されたときに対向す
る位置であって、負荷部筐体に磁石を、電源部側筐体に
マグネットスイッチを配設してなるものである。この構
成により、適正な負荷が置かれたときだけ、負荷信号検
出回路20のマグネットスイッチがオンすることで、適
正な負荷が載置されたことを確実に確認することができ
るようにしている。負荷信号検出回路20のマグネット
スイッチは自励発振動作をオンオフさせる図略のスイッ
チに接続されており、このマグネットスイッチがオンす
ると電源との接続を遮断して発振動作を停止するように
している。
【0183】図33は、図29に示す周波数検出回路1
7を用いた電源回路の1次側の詳細を示す回路ブロック
図である。なお、図中、図29と同一物については同一
符号を付し説明を省略する。
【0184】共振回路C1,L1の負極側とアース間に
は直列の分圧抵抗R22,R23が並列接続されてい
る。この抵抗R22,R23の接続点にはf−V変換回
路171が接続され、共振波形信号V11を分圧して取
り込み、その周波数に応じた電圧信号V12を出力す
る。比較回路172は正規の負荷が電源部の所定載置位
置にに適正に置かれた際に、共振回路の共振周波数の範
囲を電圧の設定範囲データVSとして持ち、この設定範
囲データVSと電圧信号V12とを比較し、設定範囲デ
ータVS外のときのみハイレベル信号V13を出力する
ものである。パルス発生回路173は比較回路172か
らハイレベル信号が入力される間、所定周期のパルス信
号V14を出力するものである。また、トランジスタQ
2はコンデンサC2の両端に並列接続され、ベース抵抗
R24を介してパルス発生回路173の出力側に接続さ
れている。
【0185】次に動作について、図34の波形図を用い
て説明する。今、正規の負荷が接続されたとすると、f
−V変換回路171からの出力電圧V12は設定範囲デ
ータVSの範囲内にあるから、比較回路172からは出
力されない。従って、パルス発生回路173からの出力
はローレベル状態にあり、この結果、トランジスタQ2
がオフのままとなる。トランジスタQ2がオフである
と、コンデンサC2の充電電圧とフィードバック回路1
4からのフィードバック信号とによって発振動作が継続
され、出力電流I0が負荷E2へ供給される。
【0186】一方、この状態で、正規の負荷E2が電源
部から取り外されたとすると、トランスの1次側からみ
たインダクタンスが低下するので、発振周波数が高くな
り、f−V変換回路171からの出力電圧V12が設定
範囲データVSの範囲を超える。このため、比較回路1
72から出力信号V13が送出され、パルス発生回路1
73からハイレベルのパルス信号V14が出力される。
この結果、トランジスタQ2はパルス出力期間中だけオ
ンとなって、コンデンサC2の充電電荷を放電するの
で、FET1のオンオフ動作が停止され、負荷への出力
電流I0の供給が停止される。また、パルス発生回路1
73の出力パルスの休止期間に、コンデンサC2は充電
されて、その間に発振が再開されるが、直ぐにパルス信
号V14が送出され、この結果、間欠発振動作が繰り返
される。従って、負荷がない場合や取り外された場合
に、1次側の電力損失を極力小さく抑える(省電力)こ
とができる。
【0187】次に、金属異物が置かれた場合、トランス
の1次側からみたインダクタンスの値が正規の負荷が置
かれた場合に比して大きくなると、発振周波数は低くな
って出力電圧V12は設定範囲データVSの範囲を下回
る。このため、比較回路172から出力信号V13が送
出され、パルス発生回路173からハイレベルのパルス
信号V14が出力される。この結果、トランジスタQ2
はパルス信号の送出期間と休止期間で、発振動作を間欠
駆動させるため、金属異物が置かれた場合でも、1次側
の電力損失を極力抑制(省電力)することができ、これ
によって金属異物の発熱が防止される。
【0188】次に、スイッチング素子を電圧駆動型のF
ET1に代えて電流駆動型のトランジスタを採用するた
めの回路構成について図35〜図39を用いて説明す
る。なお、これらの図中、図1と同一物については同一
符号を付し説明を省略する。
【0189】図35は、FET1を電流駆動型のトラン
ジスタQ3に置き換えた回路図である。電圧駆動型のF
ETを用いた場合、バイアス電圧VG2を抵抗R8とコン
デンサC2による充電電流IS1と放電電流IS3により得
るようにし、トランジスタQ1がオンした後にFET1
がオフすることを利用して、トランジスタQ1のオンタ
イミングがドレイン電流IDの値に連動できるようにし
て1次巻線L1を流れる電流を制御している。
【0190】一方、電流駆動型のトランジスタQ3を用
いた場合、図35に示すように、トランジスタQ3がオ
ンしている間、ベース電流IS2が流れ続けるため、トラ
ンジスタQ1でのベース制御機能が低下してくることに
なる。また、トランジスタQ3は入力電圧が約0.7V
と低い電圧でオンする。これに対し、トランジスタQ1
も同じ電圧でオンするものであるためトランジスタQ1
の機能が充分発揮できない。従って、トランジスタQ1
の機能を満足するためには、トランジスタQ3をFET
1の場合と等価な回路構成にする必要がある。この等価
とは、入力インピーダンスを大きくすることと、動作電
圧をFET1なみの数V程度にあげることである。
【0191】そこで、動作電圧を大きくするための対策
として、図36〜図39に示すように、トランジスタQ
3の入力に抵抗を挿入し、ベースやエミッタに自己バイ
アス電圧を与えるようにした。
【0192】図36は、第1対策例を示す回路図で、ト
ランジスタQ3のベースとダイオードD4のアノード間
に抵抗R25を挿入するとともに、図35に示す抵抗R
3に代えて定電圧素子としての定電圧ダイオードZ41
(自己バイアス回路)を設けたものである。この第1対
策例では、抵抗R25によりトランジスタQ3の入力イ
ンピーダンスを上げてベース電流IS2を抑制してベース
制御機能を確保するとともに、定電圧ダイオードZ41
によりトランジスタQ3の動作電圧を持ち上げて所望の
動作電圧を得るようにしてトランジスタQ1によるトラ
ンジスタQ3のオンオフ制御の確保を図っている。
【0193】図37は、第2対策例を示す回路図で、ト
ランジスタQ3のベースとダイオードD4のアノード間
に抵抗R25を挿入するとともに、図35に示す抵抗R
3に代えて定電圧素子としてのダイオードD10をトラ
ンジスタQ3のエミッタ側がアノードとなるように複数
個直列接続したものである。この第2対策例では、抵抗
R25によりトランジスタQ3の入力インピーダンスを
上げてベース電流IS2を抑制してベース制御機能を確
保するとともに、ダイオードD10の各順方向電圧分だ
けトランジスタQ3の動作電圧を持ち上げるようにして
いる。ダイオードD10を2個乃至は所要個数設けるこ
とで所望の動作電圧を得ることができる。
【0194】図38は、第3対策例を示す回路図で、ト
ランジスタQ3のベースとダイオードD4のアノード間
に、抵抗R25と、定電圧素子としてのダイオードD1
1を抵抗R25側がアノードとなるように複数個直列し
た回路とを直列接続したものである。この第3対策例で
は、抵抗R25によりトランジスタQ3の入力インピー
ダンスを上げてベース電流IS2を抑制してベース制御
機能を確保するとともに、ダイオードD11の各順方向
電圧分だけトランジスタQ3の動作電圧をトランジスタ
Q1に対して相対的に持ち上げるようにしている。ダイ
オードD11を2個乃至は所要個数設けることで所望の
動作電圧を得ることができる。
【0195】図39は、第4対策例を示す回路図で、ト
ランジスタQ3のベースとダイオードD4のアノード間
に、抵抗R25と、この抵抗R25側にアノードを接続
した定電圧素子としての定電圧ダイオードZ42とを直
列接続したものである。この第4対策例では、抵抗R2
5によりトランジスタQ3の入力インピーダンスを上げ
てベース電流IS2を抑制してベース制御機能を確保する
とともに、定電圧ダイオードZ42の定電圧分だけトラ
ンジスタQ3の動作電圧をトランジスタQ1に対して相
対的に持ち上げるようにしている。
【0196】図36〜図39に示す回路構成を採用する
ことで、FET1を用いた装置と同一の機能を得ること
ができ、コストダウンが図れる。また、MOS入力型の
トランジスタであるIGBT(アイソレートゲートバイ
ポーラトランジスタ)はFET1と等価であるため、そ
のまま使用することができる。このように、スイッチン
グ素子が種類で限定されず、FET、IGBTあるいは
トランジスタといった電圧駆動型素子も電流駆動型素子
も使用できるため、用途に応じて最適な素子を選択でき
るという利点がある。
【0197】ところで、スイッチング素子としてトラン
ジスタQ3を用いる場合、自励発振で定出力制御を行う
構成として、トランジスタQ3のオン時に流れるベース
電流IS2を積極的に利用することができる。
【0198】図40は、トランジスタQ3を用いて自励
発振動作を行う電源装置の回路図である。この回路は、
図35の回路からトランジスタQ1、ダイオードD4、
抵抗R5及び抵抗R3,R4を取り除いたものである。
この回路では、充電電流IS1と放電電流IS2とによって
トランジスタQ3のベースへのバイアス電圧VBが安定
するため自励発振が継続される。また、電源Eへの非回
生のためのダイオードD12がなくても自励発振は継続
する。
【0199】ところで、図40の回路では、充電電流I
S1が大きいほどバイアス電圧VBが上昇し、トランジス
タQ3のオン期間が長くなり、このオン期間が長くなる
と、1次巻線L1に蓄積されるエネルギーも増加する。
従って、この現象を利用してフィードバック回路14か
らこの充電電流IS1を制御することで出力制御を行うこ
とが可能となる。
【0200】図41〜図43は、図40の回路において
充電電流IS1を制御することにより1次巻線L1を流れ
る電流IL1、すなわち出力制御を行う電源装置の回路例
を示している。
【0201】図41の回路において、直列接続された抵
抗R8a〜R8dは図40の抵抗R8に相当するもの
で、この抵抗値をスイッチSW1で選択可能にすること
で、電源Eからの充電電流IS1を変化するようにしたも
のである。スイッチSW1は隣り合う抵抗との各接続点
に接続された固定接片s1〜s3と、コンデンサC2の
正極側に接続された可動接片s0とから構成され、フィ
ードバック回路14aからの選択信号によって切換え変
更されるようになされている。可動接片s0が固定接片
s1と接続されたときは、充電路は抵抗R8aのみとな
り、固定接片s2と接続されたときは、充電路は抵抗R
8aと抵抗R8bとなり、固定接片s3と接続されたと
きは、充電路は抵抗R8a,R8b及びR8cとなる。
なお、抵抗R8dは切換え時の保護用である。
【0202】上記構成において、信号検出回路21は負
荷の状態である出力電流I0を検出し、1次側のフィー
ドバック回路14aに帰還させる。フィードバック回路
14aは帰還量に応じたスイッチ選択信号を出力するよ
うになされており、出力電流I0が増大すると、充電路
の抵抗値を大きくするように、スイッチSW1の可動接
片s0を、例えば固定接片s1から固定接片s2に切り
換え、抵抗がR8aのみから抵抗R8aとR8bとにな
るようにして、放電電流IS1を減少させることにより1
次巻線L1を流れる電流IL1、すなわち出力電流I0
増大を抑制するようにしている。逆に、出力電流I0
減少すると、充電路の抵抗値を小さくするように、スイ
ッチSW1の可動接片s0を、例えば固定接片s3から
固定接片s2に切り換え、抵抗がR8a,R8b及びR
8cから抵抗R8aとR8bとになるようにして、放電
電流IS1を増大させることにより1次巻線L1を流れる
電流IL1、すなわち出力電流I0の減少を抑制するよう
にしている。
【0203】図42の回路において、トランジスタQ4
は抵抗R8とコンデンサC2の間に介設されている。ト
ランジスタQ4のベースはベース抵抗R26及びベース
電流調整用の可変抵抗R27を経てフィードバック回路
14bに接続されている。上記構成において、信号検出
回路21は負荷の状態である出力電流I0を検出し、1
次側のフィードバック回路14bに帰還させる。フィー
ドバック回路14bは帰還量に応じたレベル信号であっ
て、トランジスタQ4の能動領域レベルの信号を出力す
るようになされており、出力電流I0が増大すると、フ
ィードバック回路14bからの出力レベルを低下させて
トランジスタQ4の電圧降下分を大きくし、充電電流I
S1を減少させ、逆の場合には、フィードバック回路14
bからの出力レベルを上昇させてトランジスタQ4の電
圧降下分を小さくし、充電電流IS1を増大させ、かかる
充電電流IS1の増減制御によって1次巻線L1を流れる
電流IL1、すなわち出力電流I0の増減変動を抑制する
ようにしている。
【0204】図43の回路は、コンデンサC2への充電
電流として、充電電流IS1とは異なる別電源から電流I
S4を供給するようにして、トランス1次側の電圧を安定
化するようにしたものである。
【0205】この回路は、トランスの1次巻線L1と同
一磁路上に外部制御電源としての巻線L10を形成する
とともに、この巻線L10の誘起電圧を整流、平滑する
ダイオードD12及びコンデンサC13からなる1次側
の電圧を検出する手段を備えるとともに、この誘起され
た電圧が検出値として導かれるフィードバック回路14
cを備える。このフィードバック回路14cは以下の構
成を有している。すなわち、コンデンサC13の両端に
は定電圧ダイオードZ43と抵抗R28の直列回路が接
続されており定電圧ダイオードZ43のカソードに基準
電圧が得られるようにしている。電流制限素子としての
オペアンプOP4の+入力端子には、この定電圧が入力
され、−入力端子には、巻線L10の誘起電圧を平滑、
整流し、更に抵抗R29及びR30で分圧された分圧電
圧が入力されて、反転増幅器を構成している。オペアン
プOP4の出力端子からは、両入力端子の入力電圧差に
応じた電圧が出力VOPとして送出され、抵抗R31を経
てコンデンサC2の正極に充電電流IS4として入力され
るようになっている。なお、充電電流IS4は巻線L10
の誘起起電力を利用している。
【0206】上記構成において、次に、図44により動
作を説明する。今、電源投入後、電圧VCが一定になっ
た状態の、T10時点で電源Eの電圧がE01からE02
上昇したとすると、充電電流IS1が多少増加し、これに
伴って増大したIDMAX1により1次巻線L1に蓄積され
る電磁エネルギーが増大し、更に、コンデンサC1に蓄
積される静電エネルギーも増加するため、共振電圧VC
が上昇するとともに電流IL1も増大する。このため、巻
線L10に誘起される電圧が上昇してオペアンプOP4
の−入力端子の入力電圧が上昇するので、反転増幅器の
出力端子からの出力VOPが低下して充電電流IS4が減少
し、この結果、バイアス電圧VB2の上昇が抑制される。
【0207】逆に、電源Eの電圧が低下したときは、充
電電流IS1が多少減少し、これに伴って減少したI
DMAX1により1次巻線L1に蓄積される電磁エネルギー
が減少し、更に、コンデンサC1に蓄積される静電エネ
ルギーも減少するため、共振電圧VCが低下するととも
に電流IL1も減少する。このため、巻線L10に誘起さ
れる電圧が低下してオペアンプOP4の−入力端子の入
力電圧が低下するので、反転増幅器の出力端子からの出
力VOPが上昇して充電電流IS4が増大し、この結果、バ
イアス電圧VB2の低下が抑制され、このようにして電圧
Cが一定値に保持される。
【0208】次に、図17の電源装置の第4実施例を示
す回路の変形実施例について図45〜図51を用いて説
明する。図45は、第1変形実施例を示す回路図であ
る、なお、図中、図17と同一符号が付されたものは同
一物を示し説明は省略する。
【0209】この回路は、図17と同様、トランスの1
次巻線L1と同一の磁気回路上に形成された巻線L5
と、この巻線L5の誘起電圧を整流、平滑するダイオー
ドD5及びコンデンサC3と、この整流、平滑された直
流電圧を分圧する抵抗R6,R7とを備えている。ま
た、オペアンプOP1及び抵抗R81,R9からなる非
反転増幅回路を備え、オペアンプOP1の−入力端子に
は、抵抗R10及びツェナーダイオードZ30からなる
基準電圧生成回路で生成された基準電圧VYが抵抗R9
を介して入力され、+入力端子には、抵抗R6,R7で
分圧された電圧が抵抗R9’を介して入力されている。
オペアンプOP1の出力端子は、抵抗R12を介してト
ランジスタQ1のベースに接続されている。
【0210】次に、動作について説明する。動作中は、
オペアンプOP1によって、共振電圧VCに比例した電
圧VXが抵抗R6,R7により分圧され、抵抗R9’を
介して入力された電圧VX1と、基準電圧VYから抵抗R
9を介して入力された電圧VX2とが比較されるととも
に、その差が増幅されてトランジスタQ1のベースに電
圧VB1が印加される。
【0211】今、負荷レベルの低下などによって電圧V
Cが上昇すると、電圧VXが上昇してオペアンプOP2の
入力電圧VX1が上昇するためオペアンプOP1の出力電
圧VX3が上昇する。このため、トランジスタQ1のベー
ス電圧が上昇し、EFET1がより早くオフとなるため
電圧VCが低下することとなる。逆に電圧VCが低下する
と、電圧VXが低下してオペアンプOP1の入力電圧V
X1が低下するためオペアンプOP1の出力電圧VX3が低
下する。このため、トランジスタQ1のベース電圧が低
下し、EFET1がより遅くオフとなるため電圧VC
上昇し、このようにして電圧VCを一定に保持すること
ができる。
【0212】ところで、この回路では、電源投入時にF
ET1に過大電圧が発生する。図46は、この過大電圧
の発生を説明するための波形図である。図46におい
て、電源ONによって電圧VXが過渡的に立ち上がる
と、この電圧VXを抵抗R6,R7により分圧して得ら
れる電圧VX1も電圧VXの分圧比に応じた上昇カーブで
立ち上がる一方、−入力端子に印加される電圧VX2は電
圧VXがツェナー電圧に達した早い時点で得られる。と
ころで、オペアンプOP1の出力電圧VX3は、VX1>V
X2となるτ1時点まで得られないため、電圧VX1が上昇
カーブを有している分、その出力タイミングが遅れるこ
ととなり、この間、共振電圧VCが制御されず、過大電
圧を発生する。
【0213】図47は、巻線方向を異にする巻線L5の
働きを説明するための図で、(a),(b)はFET1
のオンで電圧を誘起する回路図及びその電圧波形図、
(c),(d)はFET1のオフで電圧を誘起する回路
図及びその電圧波形図である。
【0214】(a)では、(b)の電圧波形に示すよう
に、電源突入後、FET1が最初にオンした時点T1か
ら巻線L5に電圧VXが誘起される。これに対し、
(c)では、(d)の電圧波形に示すように、電源突入
後、FET1の最初のオンからオフに変化した時点T2
から巻線L5に電圧VXが誘起される。従って、(a)
に示す巻線方向の回路の方が、(c)に示す回路に比し
て電圧VXの立上りがより早いことが分かる。従って、
(a)の回路の方が電圧突入時の過大電圧の発生をより
効果的に防止できる。
【0215】図48は、第2変形実施例を示す回路図で
ある。なお、図中、図45と同一符号が付されたものは
同一物を示し説明は省略する。この回路は、図45に示
すツェナーダイオードZ30に並列にコンデンサC14
を接続したものである。
【0216】次に、図49を用いて、動作について説明
する。電源ONによって電圧VXが過渡的に立ち上がる
と、この電圧VXを抵抗R6,R7により分圧して得ら
れる電圧VX1も電圧VXの分圧比に応じた上昇カーブで
立ち上がる。−入力端子に印加される電圧VX2も抵抗1
0とコンデンサC14からなる充電回路によって過渡的
に立ち上がる。この充電回路は電圧VX2の立上り時点か
らVX1>VX2となるような時定数に設定されている。従
って、オペアンプOP2からはFET1の最初のオン時
点から出力電圧VX3が発生するため、トランジスタQ1
にフィードバックが働いて電圧VCが過電圧となること
が防止される。
【0217】図50は、第3変形実施例を示す回路図で
ある。なお、図中、図45と同一符号が付されたものは
同一物を示し説明は省略する。この回路は、図45に示
す抵抗R10とツェナーダイオードZ30の直列回路内
の抵抗R10側にツェナーダイオードZ31を挿入接続
したものである。このツェナーダイオードZ31は、ツ
ェナーダイオードZ30とZ31とのツェナー電圧の和
がオペアンプOP2の電源電圧に近い値になるようなツ
ェナー電圧を有するものが採用されている。
【0218】次に、図51を用いて動作について説明す
る。電源ONによって電圧VXが過渡的に立ち上がる
と、この電圧VXを抵抗R6,R7により分圧して得ら
れる電圧VX1も電圧VXの分圧比に応じた上昇カーブで
立ち上がる。一方、−入力端子に印加される電圧V
X2は、電圧VXがツェナーダイオードZ30とZ31と
のツェナー電圧の和のレベルに達するτ1時点までは出
力が得られず、この間、VX2の立ち上りが遅れることと
なる。従って、電圧VX1は、その立上り時点からVX1
X2となるため、オペアンプOP2からはFET1の最
初のオン時点から出力電圧VX3が発生することになるの
で、トランジスタQ1にフィードバックが働いて電圧V
Cが過電圧となることが防止される。
【0219】図52は、第4変形実施例を示す回路図で
ある。なお、図中、図45と同一符号が付されたものは
同一物を示し説明は省略する。この回路は、図45に示
すオペアンプOP2に対し、これと並列にオペアンプO
P20を接続するとともに、オペアンプOP2とは逆
に、オペアンプOP20の−入力端子に電圧VX1を、+
入力端子に電圧VX2を導くようにしている。また、オペ
アンプOP2の出力端子の抵抗R12とトランジスタQ
1間に、そのベースにカソードが接続されるようにダイ
オードD13を挿入するとともに、オペアンプOP20
の出力端子に抵抗R120とダイオードD14とを直列
接続し、このダイオードD14のカソードをトランジス
タQ1のベースに接続したものである。
【0220】以下、動作について説明する。図45に示
す回路では、図46の電圧波形図に示すように、オペア
ンプOP2からの出力電圧VX3は電源ON後のτ1時点
から得られるため、この立ち上がりの間に共振電圧VC
が過大となる問題がある。そこで、−入力端子への電圧
X1が+入力端子への入力電圧VX2以下である期間中、
オペアンプOP20から出力電圧VX3’を得るようにし
て、この出力電圧VX3’で電源ONからτ1時点までの
立ち上がり期間のフィードバック制御を行わせること
で、この間における電圧VCが過大となるのを防止して
いる。なお、ダイオードD13,D14は、オペアンプ
の一方から出力された出力電圧VX3、VX3’による電流
が、他方のオペアンプの出力端子側に流れ込むのを互い
に阻止するためのものである。
【0221】ところで、図48の回路は、前述したとお
り電源ONの立ち上がりから出力電圧VX3が得られるも
のであるが、瞬間的な停電(以下、瞬停という)が発生
した時には出力電圧VX3が直ちに得られず、電圧VC
過電圧になるという問題がある。
【0222】図53は、その動作を説明するための波形
図である。今、瞬停により電源OFFになり、共振電圧
Cが低下すると、これに伴って電圧VX1,VX2も低下
するが、このとき、電圧VX1は電圧VXの減少に比例し
て急激に低下する一方、電圧VX2はコンデンサC14が
設けられているため過渡的に低下して電源OFF後の時
点τ2で、VX1<VX2の状態となる。そして、この状態
で、電源が復帰すると、瞬停時のVX1<VX2の状態か
ら、各電圧VX1,VX2がコンデンサC3,C14により
過渡的に上昇することとなる。従って、電源復帰後、直
ぐにはVX1>VX2の状態にはなり得ず、その間、出力電
圧VX3が得られないこととなって電圧VCが過電圧とな
り、FET1に過電圧が印加されるという不都合が生じ
る。
【0223】以下、図54〜図57を用いて、上記瞬停
保護を図る電源装置の実施例について説明する。
【0224】図54は、その第1実施例を示す回路図で
ある。なお図中、図48の同一符号が付されたものは同
一物を示し説明は省略する。
【0225】この第1実施例は、図48の回路に示す抵
抗R9と抵抗R9’間に、アノードが抵抗R9側に向く
ようにしてダイオードD15を接続したものである。こ
のダイオードD15は、電圧VX2が電圧VX1に比してそ
の順方向電圧分以上には高くならないようにするもので
ある。
【0226】以下、動作について図55を用いて説明す
る。
【0227】瞬停により電源OFFになり、共振電圧V
Cが低下すると、これに伴って電圧VX1が比例的に低下
するとともに、電圧VX2もダイオードD15が設けられ
ているため電圧VX1に追随して低下することとなる。そ
して、瞬停が終了して電源が復帰すると、電圧VX1、V
X2はほぼ等しいレベルから立ち上がっていくため、図5
3の場合に比し、より短時間でVX1>VX2となり(τ4
時点)、この結果、電源復帰後の短時間で、出力電圧V
X3が得られ、電圧VCが過電圧となることが防止され
る。
【0228】図56は、第2実施例を示す回路図であ
る。なお図中、図48の同一符号が付されたものは同一
物を示し説明は省略する。
【0229】この第2実施例は、図48の回路に、電源
の電圧Eの低下を検出し、この電圧低下を検出してコン
デンサC14の電圧を低下させる検出制御回路を設けた
ものである。この検出制御回路は、電源の電圧Eを分圧
する直列接続された抵抗R32,R33、その接続点に
ベースが接続され、電源Eに抵抗R34を介してコレク
タが接続されたトランジスタQ5及びトランジスタQ5
のコレクタにベースが接続され、コンデンサC14の正
極にコレクタが接続されたトランジスタQ6とから構成
されている。分圧抵抗R32,R33は電源の電圧Eが
瞬停と見做せる程度の、あるレベルまで低下したときト
ランジスタQ5がオフに変化するような抵抗値を有する
ものである。
【0230】以下、動作について図57を用いて説明す
る。
【0231】瞬停により電源OFFとなって共振電圧V
Cが低下し始め、あるレベルまで低下すると、トランジ
スタQ5がオフに変化する。トランジスタQ5がオフに
変化すると、トランジスタQ6がオンし、コンデンサC
14から電荷が放電されるため、電圧VX2は電圧VX1
低下カーブに比して急激に低下することとなる。従っ
て、瞬停の期間中も、VX1>VX2の状態にあるため、出
力電圧VX3は引き続いて出力されている。そして、瞬停
が終了して電源が復帰しても、電圧VX1、VX2はVX1
X2の状態から立ち上がるため、そのまま出力電圧VX3
が得られており、電圧VCが過電圧となることが防止さ
れる。
【0232】なお、図48、図50では、電流IDによ
る抵抗R4両端の電圧に更に電圧VX3を加えた、いわば
両方の電圧でトランジスタQ1をオンタイミング制御す
るようにしているが、逆に、抵抗R4両端の電圧を基本
とし、これから電圧VX3を差し引く態様でトランジスタ
Q1のオンタイミングを制御する方式も採用可能であ
る。例えば、トランジスタQ1のベース、エミッタ間に
トランジスタ等を介在するとともに、出力電圧VX3が電
源ON時点のように巻線L5に電圧が発生していない時
や、巻線L5に大きな電圧が誘起される場合に零乃至は
低下するように、いわば負帰還動作させ、この零乃至は
低下した出力電圧VX3によって上記介在されたトランジ
スタをオフにするようにして、トランジスタQ1のオン
タイミングを抵抗R4の両端電圧によってFET1が最
も早くオフとなるようにするものである。逆に、巻線L
5に誘起される電圧が低下してきた場合には出力電圧V
X3が上昇して上記介在されたトランジスタが能動領域で
オンに近づく方に変化するようにすることでトランジス
タQ1のベース電圧を引き下げるように作用させればE
FET1がより遅くオフとなることで、電圧VCが上昇
し、このようにして電圧VCを一定に保持することがで
きる。
【0233】次に、図58は、図9に示す電源装置の回
路において電源投入時にスイッチング素子に過電圧が印
加されるのを防止するための回路図である。なお、図
中、図9と同一符号が付されたものは同一物を示し説明
は省略する。
【0234】この回路は、図9に示す回路において、抵
抗R4とアース間に介設された抵抗R41、この抵抗R
41に並列接続されたトランジスタQ8及びこのトラン
ジスタQ8のベースとアース間に接続されたコンデンサ
C41を設けるとともに、トランジスタQ8のベースを
抵抗R42を介して電源に接続したものである。
【0235】動作について説明すると、定常動作時に
は、電源Eからの電圧を受けてトランジスタQ8はオン
しており、抵抗R41は機能していない。この状態で、
スイッチング素子であるFET1を流れる電流IDによ
って抵抗R4に発生する電圧と巻線L4に誘起されたフ
ィードバック電圧とが得られ、これらの電圧によってト
ランジスタQ1のオン時点が決定され、この後にFET
1がオフになることで、FET1に印加される電圧VD
が設定される。ところが、電源ON時は、フィードバッ
ク分の電圧が存在しないため、上述のようにトランジス
タQ8がオンの状態のままであると、トランジスタQ1
のオン時点は、抵抗R4で発生する電圧のみで決定され
こととなるが、フィードバック電圧がない分、トランジ
スタQ1のオン時点が遅れることになり、この間、FE
T1に過電圧が印加される。このFET1に印加される
過電圧は、巻線L4の巻数や抵抗R1,R4,R5等の
抵抗値等の設定により左右されるため、その設定値の選
定には注意する必要がある。
【0236】そこで、図58の回路に示すように、トラ
ンジスタQ8のベースにコンデンサC41を設けること
で、電源ON時に、このコンデンサC41への充電時間
を利用し、トランジスタQ8が直ちにオンとならないよ
うにしている。すなわち、電源の立上り期間中、コンデ
ンサC41によってトランジスタQ8がオフに維持され
るため、抵抗R41が抵抗R4に直列に介入することと
なってトランジスタQ1が最も早くオンする状態とな
り、この結果、FET1に過電圧は印加されるのが防止
される。なお、図58に追加された回路構成は、図17
に示す回路にも適用可能であり、このようにすることで
電源ON時におけるFET1への過電圧の印加を防止す
ることができる。
【0237】次に、図59は、図9に示す電源装置の回
路において負荷がオープンになった場合に発振を停止さ
せるための回路図である。なお、図中、図9と同一符号
が付されたものは同一物を示し説明は省略する。
【0238】この回路は、ツェナーダイオードZ220
及び抵抗R1の直列回路からなるフィードバック路に対
して、並列にツェナーダイオードZ50を接続して第2
のフィードバック路を設けたものである。
【0239】動作について説明すると、定常動作時は、
図58に示す回路の動作で説明したように、巻線L4に
誘起されたフィードバック電圧によってトランジスタQ
1のオン時点が決定され、この後にFET1がオフにな
ることで、FET1に印加される電圧VDが設定され
る。ところで、負荷が開いた場合、非接触の場合あるい
は2次側負荷が取り除かれた場合等(負荷オープン)に
は、共振電圧VCが上昇し、巻線L4に誘起される電圧
レベルが上昇する。この巻線L4の上昇電圧はツェナー
ダイオードZ220及び抵抗R1を経てベース電流を供
給し、トランジスタQ1のオンタイミングを早め、FE
T1のオフ時点をより早くして電圧VCのレベルを抑制
する。しかし、上記負荷オープンのような場合、FET
1の発振を停止する必要がある。
【0240】そこで、図59の回路に示すように、第2
のフィードバック路としてツェナーダイオードZ50を
設けるとともに、そのツェナー電圧として、上記負荷オ
ープン時に巻線L4に誘起される高電圧より多少低いレ
ベルを有するものが採用される。そして、負荷オープン
の状態になると、ツェナーダイオードZ50がオンし
て、巻線L4に誘起された高い電圧から直接(抵抗R1
のような抵抗が介在することなく)、ベース電流が供給
されるのでトランジスタQ1が完全にオンし、この結
果、FET1がオフ状態に維持される。FET1の発振
が停止すると、電圧VCが減衰して巻線L4の誘起電圧
が低下してくる一方、抵抗R8を経てコンデンサC2が
徐々に充電されてくるため、発振が再開されるが、発振
が再開されても、負荷オープンの状態が継続している
と、電圧VCが再び高レベルとなるため、前述と同様に
FET1のオフが維持され、かかる動作を繰り返すこと
で負荷オープンの状態にある期間中、間欠発振動作を行
わせ、1次電流を低減させ、損失を極力抑制することが
できる。なお、図59に追加された回路構成は、図17
に示す回路にも適用可能であり、このようにすることで
負荷オープン時における電力損失を抑制することが可能
となる。
【0241】なお、本発明は、更に、以下の変形例を採
用することができる。
【0242】(1)上記各実施例では、トランスは、1
次側と2次側に分けたものを用いて説明しているが、高
次の巻線を有するものを用いても、同様の効果を得るこ
とができる。
【0243】(2)トランスは、コアが1次側と2次側
とで共通の一体型、1次側と2次側間でギャップを有す
るもの、1次側コアと2次側コアとが完全に分離された
非接触の電磁誘導によるもののいずれを用いても、同様
の効果を得ることができる。
【0244】(3)トランスの2次側の負荷E2は、2
次電池に限られず、モータなどの他の負荷であっても、
同様の効果を得ることができる。また、2次巻線L2の
出力は、ダイオードD1,D2を用いてセンタタップに
より全波整流しているが、コイルやコンデンサ等を用い
る他の整流平滑手段により整流、平滑するようにして
も、同様の効果を得ることができる。
【0245】(4)上記各実施例において、トランスの
同一磁路に形成された巻線L4,L5や、巻線L8,L
10は、ダイオード1個の半波整流とコンデンサインプ
ット型の平滑回路を用いて整流平滑を行っているが、全
波整流などの他の整流平滑方式を用いても、同様の効果
を得ることができる。
【0246】(5)上記各実施例において、コア分離型
のトランスはU−Uコア形状を用いたが、分離着脱して
使用するものであれば、ポットコア型、C−Cコア型、
コアレス型や、その他の形状であっても、同様の効果を
得ることができる。
【0247】(6)上記各実施例では、各回路素子を単
純化された構成で説明したが、同様の動作をするもので
あれば、これらの素子の配置や順序を変更したり、他の
素子を直列や並列に接続して組み合わせたものであって
も、同様の効果を得ることができる。
【0248】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、スイッチング素子に流れる電流が所定レベルに
達するとオンして、バイアス電圧発生回路のバイアス電
圧を安定電圧に保持するスイッチング手段を備えたの
で、バイアス電圧発生回路のバイアス電圧を安定電圧に
保持することができる。
【0249】また、請求項2の発明によれば、スイッチ
ング手段がオンしたときにコンデンサに蓄積された電荷
を放電するようにしたので、バイアス電圧を安定電圧に
保持することができる。
【0250】また、請求項3の発明によれば、スイッチ
ング手段は、スイッチング素子のスイッチング制御端に
接続されているので、スイッチング素子に流れる電流が
所定レベルに達すると、スイッチング素子がオフにされ
るため、スイッチング素子に流れる電流の制御を行うこ
とができ、スイッチング素子に過大な電流が流れること
を防止することができる。
【0251】また、請求項4の発明によれば、1の回路
における電気信号から生成されたフィードバック信号に
基づいてスイッチング手段を制御するようにしたので、
出力をほぼ一定に保つことができる。
【0252】また、請求項5の発明によれば、電源の電
圧レベルに応じたフィードバック信号を生成するように
したので、電源の異なる電圧レベルに対しても、出力を
ほぼ一定に保つことができる。
【0253】また、請求項6の発明によれば、トランス
の1次側に生じる電気信号に応じたフィードバック信号
を生成するようにしたので、負荷や電源電圧のレベル等
が変動しても、トランスの1次側の出力をほぼ一定に保
つことができる。従って、スイッチング素子への過電圧
の印加などを防止できるので、素子の電圧破壊や寿命の
短縮化などを防止することができる。また、負荷への出
力をほぼ一定に保つことができる。
【0254】また、請求項7の発明によれば、トランス
の2次側に生じる電気信号に応じたフィードバック信号
を生成するようにしたので、負荷や電源電圧のレベル等
が変動しても、トランスの2次側の出力をほぼ一定に保
つことができる。従って、負荷に対して常に一定の電力
を供給することができる。
【0255】また、請求項9の発明によれば、1の回路
における電気信号から生成されたフィードバック信号に
基づいて、スイッチング手段のオン、オフを制御するよ
うにしたので、出力をほぼ一定に保つことができる。
【0256】また、請求項10の発明によれば、共振回
路の共振電圧を一定にするようにしたので、負荷や電源
電圧のレベル等が変動しても、共振電圧をほぼ一定に保
つことができる。従って、スイッチング素子への過電圧
の印加などを防止できるので、素子の電圧破壊や寿命の
短縮化などを防止することができる。
【0257】また、請求項11の発明によれば、比例制
御と積分制御とを組み合わせた自動制御回路により共振
回路の共振電圧を一定にするようにしたので、負荷や電
源電圧のレベル等が変動しても、共振電圧をほぼ一定に
保つことができる。
【0258】また、請求項12の発明によれば、負荷レ
ベルの上昇等によりトランスの1次側の出力が低下した
ときに、コンデンサの電荷を抵抗を通して放電するよう
にしたので、フィードバック回路の検出巻線は、出力低
下から遅延することなく、トランスの1次巻線の出力に
応じた信号を出力することができる。従って、負荷や電
源電圧等のレベル変動に対応して、トランスの1次側の
出力をほぼ一定に保つことができる。
【0259】また、請求項13の発明によれば、フィー
ドバック信号を検出巻線のオン側から出力するようにし
たので、電源投入の直後からスイッチング手段にフィー
ドバック信号を出力することができる。従って、発振を
安定に継続できる。
【0260】また、請求項14の発明によれば、電流制
御回路を具備し、出力をほぼ一定にするべく装置の一部
の情報をフィードバックする回路を上記電流制御回路に
具備したので、負荷の状態によらず、出力をほぼ一定に
することができる。
【0261】また、請求項15の発明によれば、負荷側
の状態信号を検出する検出回路と、検出された信号に信
号処理を施して上記フィードバックする回路に導く信号
処理回路とを備えたので、2次側の負荷の状態を直接検
出することにより、一層的確に出力のほぼ一定化が可能
となる。
【0262】また、請求項16の発明によれば、検出さ
れた信号をトランスを経由して1次側に伝達する構成と
したので、伝達回路を別途設ける必要が無く、装置の小
型化とコストダウンが図れる。
【0263】また、請求項17〜19の発明によれば、
検出回路として、2次側負荷への出力電流を検出するも
の、2次側負荷への出力電圧を検出するもの、また2次
側負荷への出力を検出するものを設けるようにしたの
で、それぞれ一定化する対象、用途に応じた回路を構成
することができる。
【0264】また、請求項20の発明によれば、検出信
号を電圧−周波数変換する回路と、トランスを経由して
伝達されてきた信号を周波数−電圧変換する回路とを備
えたので、トランスを電力伝送用と共に検出信号伝達用
として兼用できる。
【0265】また、請求項21の発明によれば、検出信
号の伝達と電力伝送とを並行して行い得る構成とするこ
とで、迅速的確な負荷状態の検出が可能となる。
【0266】また、請求項22の発明によれば、検出信
号の伝達の期間と電力伝送の期間とを交互に切り換える
切換回路を備えたので、検出信号を1次側で、より確実
に得ることができる。
【0267】また、請求項23の発明によれば、トラン
スを、1次側と、負荷を有する2次側とで着脱可能であ
って、非接触で電力伝送する構成としたので、本装置を
幅広い応用機器に適用させることができる。
【0268】また、請求項24の発明によれば、置かれ
た負荷が正規のものであるか否かを検出する判別回路を
備え、正規の負荷が置かれたときのみ2次側への電力供
給を行うようにしたので、負荷無しや異物が置かれた際
の電力損失を防止し、さらに異物の不測の発熱を確実に
防止できる。
【0269】また、請求項25の発明によれば、負荷の
判別を1次側の情報で行うようにしたので、負荷側との
情報の授受を行う構成を付設する必要がなく、構成が簡
素化される。
【0270】また、請求項26の発明によれば、負荷の
判別を2次側からの情報で行うようにしたので、確実な
判別が可能となる。
【0271】また、請求項27〜30の発明によれば、
1次側の情報として、インダクタンス変化の情報、すな
わち共振周波数の変化、電流の変化、あるいは電圧の変
化を利用し得ることで、負荷の判別方法を適用装置、用
途に応じて、また種々の制約条件に対して選択的採用が
可能となる。
【0272】また、請求項31〜33の発明によれば、
トランジスタのベース、グランド間に自己バイアスを与
える自己バイアス回路を備えることで、スイッチング素
子に代えてトランジスタをも採用可能にしたので、スイ
ッチング素子の選択性を広げ、またコストダウンが可能
となる。
【0273】また、請求項34〜36の発明によれば、
上記自己バイアス回路を簡易な素子で実現することがで
きる。
【0274】また、請求項37の発明によれば、スイッ
チング素子に代えてトランジスタをも採用可能にすると
ともに、このトランジスタのオン期間を自励発振回路の
バイアス回路の充電電流の制御により行うようにしたの
で、負荷の変動に対しても出力をほぼ一定に保ことがで
きる。
【0275】また、請求項38の発明によれば、抵抗値
の切り換えによりバイアス回路の充電電流の制御を行う
ようにしたので、簡易な構成で充電電流の制御が可能と
なる。
【0276】また、請求項39の発明によれば、バイア
ス回路に直列に挿入された電流制御素子でバイアス回路
の充電電流の制御を行うようにしたので、簡易な構成で
充電電流の制御が可能となる。
【0277】また、請求項40の発明によれば、上記電
流制御素子による充電電流の制御を外部制御電源で行う
ようしたので、確実な制御が可能となる。
【0278】また、請求項41の発明によれば、上記外
部制御電源をトランスの誘導起電力で生成するようにし
たので別途の電源を付設する必要が無く、装置の小型化
とコストダウンが図れる。
【0279】また、請求項42の発明によれば、上記フ
ィードバック回路により、電源投入時に上記スイッチン
グ手段への過大な電流の流入を阻止するフィードバック
信号を生成するようにしたので、スイッチング手段の確
実な保護が図れる。
【0280】また、請求項43の発明によれば、上記フ
ィードバック回路により、負荷オープンの間、スイッチ
ング素子の発振を間欠動作させるフィードバック信号を
生成するようにしたので、この間の電力損失の防止が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源装置の第1実施例を示す回路
図である。
【図2】第1実施例の動作を示す波形図である。
【図3】本発明に係る電源装置の第2実施例を示す回路
図である。
【図4】第2実施例の動作を示す波形図である。
【図5】第2実施例の変形例を示す回路図である。
【図6】第2実施例の別の変形例を示す回路図である。
【図7】本発明に係る電源装置の第3実施例を示す回路
図である。
【図8】第3実施例の動作を示す波形図である。
【図9】第3実施例の変形例を示す回路図である。
【図10】第3実施例の別の変形例を示す回路図であ
る。
【図11】図10の回路の動作を示す電圧波形図であ
る。
【図12】図9の変形例を示す回路図である。
【図13】図12の回路の動作を説明する波形図であ
る。
【図14】図12の回路の動作を説明する波形図であ
る。
【図15】第3実施例の別の変形例を示す回路図であ
る。
【図16】第3実施例の別の変形例を示す回路図であ
る。
【図17】本発明に係る電源装置の第4実施例を示す回
路図である。
【図18】第4実施例の変形例を示す回路図である。
【図19】本発明に係る電源装置の第5実施例を示す回
路図である。
【図20】本発明に係る電源装置の第6実施例を示す回
路図である。
【図21】周辺保護回路の概略を示す電源装置のブロッ
ク図である。
【図22】図21に示す信号処理回路をより具体的に示
す電源装置のブロック図で、電力伝送と負荷状態信号の
伝達を同時に行わせるものである。
【図23】図22に示す電源装置の他のブロック図で、
電力伝送と負荷状態信号の伝達とを切り換えて行わせる
ものである。
【図24】信号検出回路で検出される信号の形態毎のブ
ロック図を示すもので、出力電流を検出するものであ
る。
【図25】信号検出回路で検出される信号の形態毎のブ
ロック図を示すもので、電圧を検出するものである。
【図26】信号検出回路で検出される信号の形態毎のブ
ロック図を示すもので、電力を検出するものである。
【図27】図24に示す出力電流の安定化を図る電源装
置の更に詳細なブロック構成図を示すものである。
【図28】動作を説明するための波形図である。
【図29】共振周波数変化を利用した周辺保護回路の概
略を示す電源装置のブロック図である。
【図30】共振電流変化を利用した周辺保護回路の概略
を示す電源装置のブロック図である。
【図31】共振電圧変化を利用した周辺保護回路の概略
を示す電源装置のブロック図である。
【図32】負荷側からの情報を利用した周辺保護回路の
概略を示す電源装置のブロック図である。
【図33】図29に示す周波数検出回路を用いた電源回
路の1次側の詳細を示す回路ブロック図である。
【図34】動作を説明するための波形図である。
【図35】FETを電流駆動型のトランジスタに置き換
えた回路図である。
【図36】第1対策例を示す回路図である。
【図37】第2対策例を示す回路図である。
【図38】第3対策例を示す回路図である。
【図39】第4対策例を示す回路図である。
【図40】トランジスタを用いて自励発振動作を行う電
源装置の回路図である。
【図41】図40の回路において充電電流IS1を制御す
ることにより1次巻線を流れる電流、すなわち出力制御
を行う電源装置の回路図である。
【図42】図40の回路において充電電流IS1を制御す
ることにより1次巻線を流れる電流、すなわち出力制御
を行う電源装置の他の回路図である。
【図43】図40の回路において充電電流IS1を制御す
ることにより1次巻線を流れる電流、すなわち出力制御
を行う電源装置の更に他の回路図例である。
【図44】動作を説明するための波形図である。
【図45】図17の電源装置の第4実施例を示す回路の
第1変形実施例を示す回路図である。
【図46】過大電圧の発生を説明するための波形図であ
る。
【図47】巻線方向を異にする巻線L5の働きを説明す
るための図で、(a),(b)はFET1のオンで電圧
を誘起する回路図及びその電圧波形図、(c),(d)
はFET1のオフで電圧を誘起する回路図及びその電圧
波形図である。
【図48】図17の電源装置の第4実施例を示す回路の
第2変形実施例を示す回路図である。
【図49】動作を説明するための波形図である。
【図50】図17の電源装置の第4実施例を示す回路の
第3変形実施例を示す回路図である。
【図51】動作を説明するための波形図である。
【図52】図17の電源装置の第4実施例を示す回路の
第4変形実施例を示す回路図である。
【図53】電圧VCが過電圧になる動作を説明するため
の波形図である。
【図54】瞬停保護を図る電源装置の第1実施例を示す
回路図である。
【図55】動作を説明するための波形図である。
【図56】瞬停保護を図る電源装置の第2実施例を示す
回路図である。
【図57】動作を説明するための波形図である。
【図58】図9に示す電源装置の回路において電源投入
時にスイッチング素子に過電圧が印加されるのを防止す
るための回路図である。
【図59】図9に示す電源装置の回路において負荷がオ
ープンになった場合に発振を停止させるための回路図で
ある。
【図60】従来の電源装置の例を示す回路図である。
【図61】従来の電源装置の例を示す回路図である。
【図62】従来例の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 FET(スイッチング素子) OP1〜OP4,OP20 オペアンプ A,B 電源端子 C1〜C6,C10〜C14,C41,C71 コンデ
ンサ D1,D2,D4,D5,D7〜D15 ダイオード E 電源 E2 負荷 L1 1次巻線 L2 2次巻線 L3 帰還巻線 L4,L5,L6 巻線(検出巻線) L7,L8,L10 巻線 K1 1次コア K2 2次コア LD 発光素子 P1 受光素子 Q1,Q2 トランジスタ(スイッチング手段) Q3 トランジスタ(スイッチング素子) Q4〜Q6,Q8 トランジスタ R1〜R14,R19,R20〜R34,R41,R4
2,R71,R81,R120,R8a〜R8d 抵抗 Z12,Z20,Z30,Z31,Z40〜Z42,Z
50,Z220 ツェナーダイオード 11 電流制御回路 12 スイッチング素子 13 共振回路 14,14a〜14c フィードバック回路 15 信号処理回路 150 増幅回路 151 リミッタ回路 152 波形整形回路 153 f−V変換回路 SW 切換回路 17 周波数検出回路 171 f−V変換回路 172 比較回路 173 パルス発生回路 18 電流検出回路 19 電圧検出回路 20 負荷信号検出回路 21 信号検出回路 21a 電流検出回路 21b 電圧検出回路 21c 出力検出回路 22 信号処理回路 221 V−f変換回路 222 波形整形回路 SW1 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 秀樹 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 田舎片 悟 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 北村 浩康 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子と帰還巻線を有し、上
    記スイッチング素子に直列接続されたトランスの1次巻
    線とコンデンサとで構成される共振回路を自励発振させ
    る自励発振回路と、上記帰還巻線を介して上記スイッチ
    ング素子のスイッチング制御端に接続されるバイアス電
    圧発生回路とを備え、電源が接続されるとトランスの2
    次側に接続された負荷に電力を供給する電源装置におい
    て、上記スイッチング素子に流れる電流が所定レベルに
    達するとオンして、上記バイアス電圧発生回路のバイア
    ス電圧を安定電圧に保持するスイッチング手段を備えた
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 上記バイアス電圧発生回路はコンデンサ
    からなり、上記スイッチング手段は、オンしたときに上
    記コンデンサに蓄積された電荷を放電させるものである
    ことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 上記スイッチング手段は、上記スイッチ
    ング素子のスイッチング制御端に接続されていることを
    特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電源装置において、1の
    回路における電気信号からフィードバック信号を生成
    し、上記スイッチング手段に出力するフィードバック回
    路を備えたことを特徴とする電源装置。
  5. 【請求項5】 上記フィードバック回路は、上記電源の
    電圧レベルに応じたフィードバック信号を生成するもの
    であることを特徴とする請求項4記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 上記フィードバック回路は、上記トラン
    スの1次側に生じる電気信号に応じたフィードバック信
    号を生成するものであることを特徴とする請求項4記載
    の電源装置。
  7. 【請求項7】 上記フィードバック回路は、上記トラン
    スの2次側に生じる電気信号に応じたフィードバック信
    号を生成するものであることを特徴とする請求項4記載
    の電源装置。
  8. 【請求項8】 上記フィードバック回路は、抵抗と定電
    圧素子の少なくとも一方で構成されていることを特徴と
    する請求項5〜7のいずれかに記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の電源装置において、上記
    スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出抵抗
    と、この電流検出抵抗と上記スイッチング手段のスイッ
    チング制御端との間に介設された抵抗とを備え、上記フ
    ィードバック回路は、そのフィードバック信号が、上記
    スイッチング手段のスイッチング制御端と上記抵抗との
    間に出力されるように構成されていることを特徴とする
    電源装置。
  10. 【請求項10】 上記フィードバック回路は、上記共振
    回路の共振電圧を一定にするものであることを特徴とす
    る請求項6記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 上記フィードバック回路は、比例制御
    と積分制御とを組み合わせた自動制御回路であることを
    特徴とする請求項10記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 上記フィードバック回路は、上記1次
    巻線に磁気結合された検出巻線と、この検出巻線の誘起
    電圧を平滑するコンデンサと、このコンデンサに並列に
    接続された抵抗とからなるものであることを特徴とする
    請求項6記載の電源装置。
  13. 【請求項13】 上記フィードバック回路は、上記1次
    巻線に磁気結合された検出巻線を備え、上記フィードバ
    ック信号は、上記検出巻線のオン側から出力されている
    ことを特徴とする請求項6記載の電源装置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の電源装置において、電
    流制御回路を具備し、出力をほぼ一定にするべく装置の
    一部の情報をフィードバックする回路を上記電流制御回
    路に具備していることを特徴とする電源装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の電源装置において、
    負荷側の状態信号を検出する検出回路と、検出された信
    号に信号処理を施して上記フィードバックする回路に導
    く信号処理回路とを備えたことを特徴とする電源装置。
  16. 【請求項16】 上記信号処理回路は、検出された信号
    を上記トランスを経由して1次側に伝達するものである
    ことを特徴とする請求項15記載の電源装置。
  17. 【請求項17】 上記検出回路は、2次側負荷への出力
    電流を検出するものであることを特徴とする請求項15
    記載の電源装置。
  18. 【請求項18】 上記検出回路は、2次側負荷への出力
    電圧を検出するものであることを特徴とする請求項15
    記載の電源装置。
  19. 【請求項19】 上記検出回路は、2次側負荷への出力
    を検出するものであることを特徴とする請求項15記載
    の電源装置。
  20. 【請求項20】 上記信号処理回路は、上記検出回路で
    検出された検出信号を電圧−周波数変換する回路と、上
    記トランスを経由して伝達されてきた信号を周波数−電
    圧変換する回路とを備えることを特徴とする請求項16
    記載の電源装置。
  21. 【請求項21】 上記検出信号のトランスを経由して行
    われる信号伝達は、トランスを介して行われる電力伝送
    と並行して行われることを特徴とする請求項16記載の
    電源装置。
  22. 【請求項22】 請求項16記載の電源装置において、
    上記検出信号のトランスを経由して行われる信号伝達の
    期間と、トランスを介して行われる電力伝送の期間とを
    交互に切り換える切換回路を備えたことを特徴とする電
    源装置。
  23. 【請求項23】 上記トランスは、1次側と、負荷を有
    する2次側とで着脱が可能であって、非接触で電力伝送
    するものであることを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の電源装置において、
    置かれた負荷が正規のものであるか否かを検出する判別
    回路を備え、正規の負荷が置かれたときのみ2次側への
    電力供給を行うようになっていることを特徴とする電源
    装置。
  25. 【請求項25】 上記判別回路は、負荷の判別を1次側
    の情報で行うものであることを特徴とする請求項24記
    載の電源装置。
  26. 【請求項26】 上記判別回路は、負荷の判別を2次側
    からの情報で行うものであることを特徴とする請求項2
    4記載の電源装置。
  27. 【請求項27】 上記1次側の情報は、インダクタンス
    の変化であることを特徴とする請求項25記載の電源装
    置。
  28. 【請求項28】 上記1次側の情報は、共振周波数の変
    化であることを特徴とする請求項27記載の電源装置。
  29. 【請求項29】 上記1次側の情報は、電流の変化であ
    ることを特徴とする請求項27記載の電源装置。
  30. 【請求項30】 上記1次側の情報は、電圧の変化であ
    ることを特徴とする請求項27記載の電源装置。
  31. 【請求項31】 上記スイッチング素子をトランジスタ
    で構成し、上記トランジスタのベース、グランド間に自
    己バイアスを与える自己バイアス回路を備えたものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  32. 【請求項32】 上記自己バイアス回路は、上記トラン
    ジスタのエミッタと、このエミッタに接続された電流検
    出抵抗との間に介設されたことを特徴とする請求項31
    記載の電源装置。
  33. 【請求項33】 上記自己バイアス回路は、上記トラン
    ジスタのベースに直列に接続されたことを特徴とする請
    求項31記載の電源装置。
  34. 【請求項34】 上記自己バイアス回路は、定電圧素子
    であることを特徴とする請求項32又は33記載の電源
    装置。
  35. 【請求項35】 上記定電圧素子は、定電圧ダイオード
    であることを特徴とする請求項34記載の電源装置。
  36. 【請求項36】 上記定電圧素子は、ダイオードを複数
    直列接続したものであることを特徴とする請求項34記
    載の電源装置。
  37. 【請求項37】 上記スイッチング素子をトランジスタ
    で構成し、上記トランジスタのオン期間を上記自励発振
    回路のバイアス回路の充電電流の制御により行うもので
    あることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  38. 【請求項38】 上記バイアス回路の充電電流の制御
    は、抵抗値を切り換えることにより行うものであること
    を特徴とする請求項37記載の電源装置。
  39. 【請求項39】 上記バイアス回路の充電電流の制御
    は、このバイアス回路に直列に挿入された電流制御素子
    で行うものであることを特徴とする請求項37記載の電
    源装置。
  40. 【請求項40】 上記電流制御素子は、外部制御電源に
    より充電電流の制御を行うようになされていることを特
    徴とする請求項39記載の電源装置。
  41. 【請求項41】 上記外部制御電源は、上記トランスの
    誘導起電力で生成されるものであることを特徴とする請
    求項40記載の電源装置。
  42. 【請求項42】 上記フィードバック回路は、電源投入
    時に上記スイッチング手段への過大な電流の流入を阻止
    するフィードバック信号を生成するものであることを特
    徴とする請求項6記載の電源装置。
  43. 【請求項43】 上記フィードバック回路は、負荷オー
    プンの間、上記スイッチング素子の発振を間欠動作させ
    るフィードバック信号を生成するものであることを特徴
    とする請求項6記載の電源装置。
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