JPH0880073A - 振動波モータ制御装置 - Google Patents

振動波モータ制御装置

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JPH0880073A
JPH0880073A JP6212830A JP21283094A JPH0880073A JP H0880073 A JPH0880073 A JP H0880073A JP 6212830 A JP6212830 A JP 6212830A JP 21283094 A JP21283094 A JP 21283094A JP H0880073 A JPH0880073 A JP H0880073A
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wave motor
vibration wave
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の先行技術としての振動波モータ制御
装置が特開昭59−106886号公報に開示されてい
るが、この先行技術によっても振動波モータの回転方向
が頻繁に反転する場合や、起動と停止を頻繁に繰り返す
場合には該モータを適切に制御することができなかっ
た。本発明は改善された振動波モータ制御装置を提供す
る。 【構成】 レンズ鏡筒に搭載された振動波モータ(24
はステータ、25はロータ)を制御するための制御装置
として、レンズマイコン1には制御回路USMBLK2
が設けられ、該制御回路は該振動波モータの残り駆動量
が所定値よりも小さくなったことに応じて該モータの振
動子に発生させる振動を進行波振動から定在波振動に切
り換えさせ、該定在波振動を該モータの運転の状況に応
じて保持させる機能を有している。従って、該モータが
頻繁に起動及び停止を繰り返す時にも該モータが駆動信
号に忠実に追従できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動波モータ制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】振動波モータは、低回転、高トルクで、
駆動音が殆ど発生せず、なおかつ、起動停止の応答性が
極めて早い等の特長を持っている為に、カメラ等のオー
トフォーカス駆動に実用化されている。一方、ビデオレ
ンズでは、いわゆるパワーズームと呼ばれるズーム駆動
をモータで行う事が広く行われており、この駆動にも振
動波モータの応用が可能である事は言うまでもない。
【0003】ビデオ等の動画の場合は、連続した画角変
化の効果が重要である為にモータを用いてスムーズに駆
動できるパワーズームは必須機能となっている。また、
ビデオ撮影の場合は一般的に録画と同時に録音も行う為
に、ズーム駆動に作動音の殆どしない振動波モータを用
いる事は非常にメリットが大きいと言える。そして、最
近は銀塩フィルムを用いたスティルカメラにもパワーズ
ームレンズは広く用いられる様になってきた。
【0004】ここで、ズームレンズの構造を簡単に説明
すると、ズームレンズは複数のレンズを複雑に動かして
焦点距離の変動に伴う収差補正とピント移動補正を行な
う必要がある為に、一般的には円筒に各移動レンズの軌
跡を切り欠いた円筒状のカムを用いて、カムを回転させ
る事により各レンズを所望の位置に移動させて補正を行
っている。
【0005】しかし、高倍率のズームレンズになる程、
機械的に収差やピント移動を補正する事が難しくなり、
特にズーミングによるピント移動は従来からの問題点と
なっている。
【0006】一方、昨今フォーカシングレンズをモータ
により駆動するオートフォーカスが一般化した為に、ズ
ーミングによるピント移動の補正の考えをさらに発展さ
せて、複雑なズームカムを簡略化して、そこで発生する
収差変動とピント移動をフォーカシングレンズや収差補
正レンズを電気的に駆動する事により補正する事も行わ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機械的
なカムを電気的にトレースするには、非常に細かな制御
を行う必要があり、またズーミングの途中でフォーカシ
ングレンズの駆動方向が逆転する事も発生する。図7は
この様子を示す図であり、図7の横軸は焦点距離を示
し、同図に於いて左が長焦点側(tele)、右が短焦
点側(wide)を示し、縦軸はフォーカシングレンズ
の移動量を示し、同図において上が無限方向(fa
r)、下が至近方向(near)をしめす。例えばte
leからwideにズーミングする場合のフォーカシン
グレンズの移動は、最初は至近距離側に移動しつつその
変化量は減少し、丁度中間のズーム位置にて移動方向が
逆転しさらにwide側に行くにつれて無限側に移動す
る事を示している。
【0008】同図の実線はフォーカシングレンズの理想
的な追従位置を示している。一方、モータを用いてフォ
ーカシングレンズを追従させる場合には、最終的には目
的位置にて駆動が終了するものの、図中点線で示した様
に、駆動中は理想駆動曲線に対してわずかながら追従遅
れが発生し、これを補正する動作が常に行われている。
特に駆動開始時はモータの起動に時間がかかる為に、最
初に動き出すa点や、駆動方向反転後のb点での追従が
悪くなってしまい、ファインダにて像がボケるのが判
り、見苦しいと言う問題があった。これは追従性の良い
振動波モータを用いた場合でも発生してしまう。
【0009】なお同図において、上のトレース軌跡はフ
ォーカシングレンズが無限スタートの場合のフォーカシ
ングレンズのトレース軌跡を示しており、下のトレース
軌跡はフォーカシングレンズが至近スタートの場合のト
レース軌跡を示している。
【0010】従来振動波モータの起動特性を改善するた
めの提案として、特開昭59−106886において、
起動前に振動波モータを定在波駆動する事が提案されて
いるが、この先行技術でも駆動方向が頻繁に反転する場
合や一旦停止した後にすぐ起動する場合などには適応で
きないという問題があった。
【0011】[発明の目的]本発明の目的は、駆動方向
が連続的に反転する場合や、繰り返して起動が行われる
場合においても駆動信号に対して高い応答性で振動波モ
ータを追従させることができる振動波モータ制御装置を
提供することである。具体的には、以下のように、各請
求項の発明の目的を明らかにする。
【0012】請求項1の発明は、電気−機械エネルギー
変換素子により表面に進行波振動を生じる振動子を具備
している振動波モータを制御するための振動波モータ制
御装置において、該振動波モータの残り駆動量を算出す
る残りの駆動量算出手段と、該残り駆動量算出手段の出
力から該残り駆動量が所定値よりも小さくなったことを
判別する判別手段と、該振動子表面に発生する進行波振
動を該判別手段の出力に応じて定在波振動に切り換える
振動切り換え手段と、該定在波振動の発生時間を制御す
る振動発生時間制御手段と、を有していることを特徴と
する振動波モータ制御装置を提供することを目的とす
る。
【0013】請求項2の発明は、電気−機械エネルギー
変換素子により表面に進行波振動を生じる振動子を具備
している振動波モータを制御するための振動波モータ制
御装置において、該振動波モータの残り駆動量を算出す
る残り駆動量算出手段と、該残り駆動量算出手段で算出
された残り駆動量と所定値とを比較する比較手段と、該
振動子表面に発生する振動を該比較手段の出力に応じて
進行波振動から定在波振動に切り換える振動切り換え手
段と、を有していることを特徴とする振動波モータ制御
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために請求項1の発明は、電気−機械エネルギー変
換素子により表面に進行波振動を生じる振動子を具備し
ている振動波モータを制御するための振動波モータ制御
装置において、該振動波モータの残り駆動量を算出する
残りの駆動量算出手段と、該残り駆動量算出手段の出力
から該残り駆動量が所定値よりも小さくなったことを判
別する判別手段と、該振動子表面に発生する進行波振動
を該判別手段の出力に応じて定在波振動に切り換える振
動切り換え手段と、該定在波振動の発生時間を制御する
振動発生時間制御手段と、を有していることを特徴とす
る振動波モータ制御装置を提供する。
【0015】本発明による振動波モータ制御装置では、
該モータの駆動停止後、引き続き次の駆動の開始が予想
される場合は該モータの振動子を定在波振動させたまま
に保持することにより繰り返し起動における該モータの
制御特性を改善したことを特徴とする。
【0016】前記課題を解決するために請求項2の発明
は、電気−機械エネルギー変換素子により表面に進行波
振動を生じる振動子を具備している振動波モータを制御
するための振動波モータ制御装置において、該振動波モ
ータの残り駆動量を算出する残り駆動量算出手段と、該
残り駆動量算出手段で算出された残り駆動量と所定値と
を比較する比較手段と、該振動子表面に発生する振動を
該比較手段の出力に応じて進行波振動から定在波振動に
切り換える振動切り換え手段と、を有していることを特
徴とする振動波モータ制御装置を提供する。
【0017】本発明によれば、連続的もしくは頻繁に駆
動方向が切り換えられる場合や短時間の停止の後に再起
動が繰り返される場合などにおいても駆動信号に対して
高い応答性で振動波モータを追従させることができる振
動波モータ制御装置が提供される。
【0018】
【実施例】以下に図を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0019】以下に示す実施例は、一眼レフカメラ用の
レンズ鏡筒に搭載された振動波モータの制御装置として
本発明を適用した場合であるが、本発明を他の機器の振
動波モータに適用できることは当然である。
【0020】〈実施例〉図1および図2は本発明の特長
を最も良く表す図面であり、図1は交換レンズ、図2は
カメラ本体を表す。
【0021】図1において1はレンズ側マイコン、2、
3はフォトインタラプタで、2はフォーカスレンズの移
動量を計測し、3は変倍レンズの移動量を計測する。
4、5は振動波モータ駆動回路で、図3において詳細に
説明する。6、7、8、9は抵抗で、7と9はフォトイ
ンタラプタ2、3の投光側LEDの電流設定用であり、
6、8は受光側のフォトトランジスタのエミッタとグラ
ンドを接続する。
【0022】10はDC/DCコンバータで、カメラか
ら供給される電池電圧を振動波モータ(USM)を駆動
できる電圧に昇圧する。11はトランジスタで、カメラ
からIC回路用電源として供給される電圧をアナログ系
の回路に供給するためのコントロールスイッチの働きを
し、マイコン1により制御される。12、13はパルス
板で、12はフォーカス駆動系の移動量すなわちフォー
カス調整筒38の回転量を前記のフォトインタラプタ2
で検出する為に、円板状の板に放射状のスリットを明け
てある。13は同様の構成でカム筒27に取付られ、変
倍光学系の移動量検出に用いる。20はレンズ固定筒で
マウント43によりカメラボディに接続される。21は
変倍用振動波モータ加圧リング、22は振動波モータを
加圧するバネ、23は圧電素子、24は変倍用振動波モ
ータのステータ、25は変倍用振動波モータのロータ、
26は振動吸収用のフェルト、27は前述のカム筒で、
カム筒後方ボール28、カム筒前方ボール29と共に、
変倍用振動波モータの加圧を受けると同時にカム筒27
を回転可能に保持する。
【0023】30はズームピン、31は変倍光学系保持
筒であり、カム筒27の回転によりカム筒の溝にかん合
したズームピン30が前後動し、それに伴い変倍光学系
保持筒31も前後動する。
【0024】32はフォーカス用振動波モータ加圧リン
グ、33は振動波モータを加圧するバネ、34は圧電素
子、35はフォーカス用振動波モータのステータ、36
はフォーカス用振動波モータのロータ、37は振動吸収
用のフェルト、38はフォーカス用回転筒で、フォーカ
ス回転筒後群ボール39、フォーカス回転筒前群ボール
40と共に、フォーカス用振動波モータの加圧を受ける
と同時にフォーカス回転筒38を回転可能に保持する。
41はフォーカスピン、42はフォーカス光学系保持筒
であり、フォーカス回転筒38の回転によりフォーカス
回転筒の溝にかん合したフォーカスピン41が前後動
し、それに伴いフォーカス光学系保持筒42が前後動す
る。
【0025】43はフォーカスブラシであり、フォーカ
ス回転軸38に取り付けられ、固定筒周上に取付けられ
たフォーカス位置エンコーダFENCの上を摺動し、フ
ォーカス回転筒の至近端部、無限端部を検出する。なお
フォーカス位置エンコーダFENCのF0およびF1は
マイコン1の入力ポートF0及びF1に接続されて、C
OM0はマイコン1の出力ポートCOM0に接続され
る。
【0026】44はズームブラシであり、カム筒27に
取り付けられ、固定筒周上に取り付けられたズームエン
コーダZENCの上を摺動し、カム筒27のワイド端
部、テレ端部を検出すると同時にワイド端、テレ端の間
を分割し、特定の焦点距離を示すズームエンコーダを構
成する。なお、ズームエンコーダZNECのZ0〜Z3
はマイコン1の入力ポートZ0〜Z3に接続されて、C
OM0はマイコン1の出力ポートCOM0に接続され
る。
【0027】t01〜t07はカメラ側とレンズを接続
するターミナルである。t01はIC用電源であるVD
D供給端子、t02はカメラレンズ間のシリアル通信の
同期を取る為のクロック端子、t03は同シリアル通信
のレンズ側へのデータの入力端子、t04は同シリアル
通信のレンズ側からのデータの出力端子、t05はIC
系のグランド端子、t06はUSM等の駆動系に電源を
供給する端子、t07はUSM等の駆動系のグランド端
子である。
【0028】S1はオートフォーカス/マニュアルフォ
ーカス切り換えスイッチ、S2はマニュアルフォーカス
時の至近方向駆動指示スイッチ、S3はマニュアルフォ
ーカス時の無限方向駆動指示スイッチ、S4はズーム駆
動の広角側駆動指示スイッチ、S5はズーム駆動の無限
側駆動指示スイッチである。
【0029】次に図1のレンズマイコン1の各端子を説
明する。
【0030】VDDは電源端子、CLKはカメラレンズ
間のシリアル通信の同期を取る為のクロック入力端子、
SBIは同シリアル通信のレンズ側へのデータの入力端
子、SBOは同シリアル通信のレンズ側からのデータの
出力端子、DGNDはIC系のグランド端子、CNTL
はDC/DCコンバータ10の出力電圧ON/OFF制
御端子、COM0は各SW(スイッチ)のグランドレベ
ルに相当する出力端子、WIDEは広角側ズーム駆動指
示スイッチ入力端子、TELEは望遠側ズーム駆動指示
スイッチ入力端子、FARはマニュアルフォーカス時の
無限方向駆動指示スイッチ入力端子、NEARは至近方
向駆動指示スイッチ入力端子、A/Mはオートフォーカ
ス/マニュアルフォーカスを指示スイッチ入力端子、F
1、F0はフォーカスエンコーダ入力端子、Z3、Z
2、Z1、Z0はズームエンコーダ入力端子、PC1は
フォーカスパルスエンコーダ入力端子、PC2はズーム
パルスエンコーダ入力端子、後述の回路USMBLK1
に接続するAinは後述の振動波モータのA相信号入力
端子、Sinは振動波モータの駆動状態モニタ電極すな
わちS相信号の入力端子、Aは振動波モータのA相駆動
信号出力端子、Bは振動波モータのB相信号出力端子、
後述の回路USMBLK2に接続するSin、Ain、
A、Bも同様である。E1ONはトランジスタ11のO
N/OFF制御出力端子である。
【0031】次に図2を参照してカメラ側の概略構成を
説明する。
【0032】図2において、100はカメラ側マイコ
ン、101はカメラ本体およびレンズのIC系の電圧を
安定化させる為のDC/DCコンバータ、102、10
3はモータドライバ、104はミラーアップ、シャッタ
ーチャージおよび巻き上げ用モータ、105は巻戻し用
モータである。
【0033】106は複数の光電変換素子を持つ測距用
センサで、センサ制御回路107により蓄積、読出し等
の制御が行われる。108はメインミラーで、レンズか
らの光線をファインダ側に反射する。またメインミラー
の中央部は一部がハーフミラーとなっており、メインミ
ラーを透過した光はサブミラー109により反射され
て、前述の測距用センサに光束を導く。110はフォー
カシングスクリーン、111はコンデンサレンズ、11
2はペンタプリズム、113はアイピース、114は測
光用光電変換素子である。
【0034】115は表示素子であり、プリズム116
により直角方向に光束が折り曲げられ、前述のアイピー
ス113側よりファインダ下部に表示される。
【0035】117はシャッタ、118はシャッタ駆動
回路であり、シャッタ先幕駆動用マグネット及びシャッ
タ後幕駆動用マグネットを制御する事によりシャッタ開
時間を制御できる。119はレンズ電源制御用スイッチ
ング用素子、120は電池、121はカメラマウント、
である。
【0036】S101は測光用測距開始スイッチ、S1
02はレリーズ開始スイッチであり、S103はレンズ
電源制御スイッチであり、図1のレンズマウント43が
カメラマウント121に正しく装着されるとスイッチS
103が閉じ、レンズ側に電源を供給する。
【0037】t01〜t07は前述のカメラ側とレンズ
を接続するカメラ側のターミナルである。
【0038】次に図2のカメラマイコン100の各端子
の説明をする。
【0039】VDDは電源端子、CLKはカメラレンズ
間のシリアル通信の同期を取る為のクロック入力端子、
SBOは同シリアル通信のカメラ側から見たデータ出力
端子、SBIは同シリアル通信のカメラ側から見たデー
タ入力端子、DGNDはIC系のグランド端子、CNT
0はレンズにパワー系電源を供給制御するスイッチング
素子119のON/OFF制御端子、CNT1はDC/
DCコンバータ101のON/OFF制御端子、S1は
測光測距開始スイッチの入力端子、S2はレリーズスイ
ッチの入力端子、MC2、MC3は巻き戻しモータ10
5の制御端子、MC0、MC1は巻き上げモータ104
の制御端子、SINは測光センサ114の入力端子、D
Oは表示素子115への表示データ出力端子、MG0は
シャッタ117の先幕駆動開始信号出力端子、MG1は
シャッタ117の後幕駆動開始信号出力端子、Clは測
光センサ106のデータ入力端子、COは測光センサ1
06の制御信号出力端子である。
【0040】次に図1のレンズマイコン1内の回路US
MBLK1およびUSMBLK2の内容を図3を用いて
説明する。同図において、201はD/Aコンバータ
で、その入力をレンズ用マイクロコンピュータ1の不図
示の内部8bitポートP00〜P07に接続し、8b
itのディジタル出力を電圧に変換する。202は電圧
周波数変換器(VCO)でD/Aコンバータ201の出
力電圧に応じた周波数(本実施例では振動波モータの駆
動周波数の32倍の周波数)を発生する。
【0041】203はDフリップフロップを5段直列に
接続した分周回路であり、内部構成を図4に示す。20
4、207は電力増幅器であり、内部構成を図6に示
す。205は15段のシフトレジスタであり、内部構成
を図5に示す。206はマルチプレクサであり、レンズ
マイコン1の不図示の内部出力ポートP10〜P13を
入力してQ0〜Q15迄の入力を選択する。208、2
09はコンパレータであり、208は振動波モータのA
相信号を所定のレベルでコンパレートし、209はS相
信号を所定レベルでコンパレートする。210は位相検
出器であり、A相コンパレート信号と、S相コンパレー
ト信号間の位相差を計測する。
【0042】211はEXORゲートで、レンズマイコ
ン1の不図示の内部出力ポートP14に接続され、振動
波モータの駆動方向を設定する。本実施例ではHでフォ
ーカスは至近方向、ズームはワイド方向、Lでフォーカ
スは無限方向、ズームはテレ方向にそれぞれ振動波モー
タが回転する。212、213はANDゲートで、同様
にレンズマイコン1の不図示の出力ポートに接続され、
Hで振動波モータ駆動、Lで振動波モータ駆動停止とな
る。
【0043】図4は前述の分周器203の内部構成図で
あり、Dフリップフロップを5段シリーズに接続する事
によりCKIN端子への入力を32分周してOUT端子
に出力する。
【0044】図5は前述のシフトレジスタ205の内部
構成図であり、Dフリップフロップ15段をクロック同
期でシリーズに接続している。
【0045】図6は前述の電力増幅器DRVの内部構成
図であり、221、222はFET、223はNPNト
ランジスタ、224はPNPトランジスタ、225、2
26、227は抵抗、228、229は保護ダイオー
ド、230はマッチングコイルである。
【0046】次に振動波モータについて図8を用いて説
明する。
【0047】図8は振動波モータのステータ24または
35の裏面上に配される電歪素子23または34の配置
状態を示す図である。図8中のA及びBはそれぞれ図示
の位相及び分極関係でステータ上に配される第1と第2
の電歪素子群である。Sは第1の電歪素子群Bに対して
45°位相がずれた位置に配されるセンサー用の電歪素
子である。これら電歪素子は、それぞれ単独のものを振
動体に付してもよいし、又、一体的に分極処理にて形成
してもよい。
【0048】図8において、A1 ,B1 は第1、第2の
電歪素子群に対する駆動電極を示し、電極Aに対して周
波電圧が印加されるとともに、電極Bに対して位相の異
なる周波電圧が印加されることで、ステータの表面に進
行性の振動波が形成される。
【0049】又、Sはセンサー用電歪素子S1に対する
センサー電極を示し、前記ステータの表面に前記振動波
が形成されると、この振動波の振動状態に応じてセンサ
ー用電極Sが周波電圧を出力し、センサー電極Sにて振
動子の振動が検出される。尚、振動波モータは共振状態
A電極への駆動電圧とセンサー電極からの出力電圧との
位相関係が特定の関係をしめす特性を有しており、電極
Aにて周波信号が印加される第1の電歪素子群Aとセン
サー用電歪素子S1との位置関係にて決定される。本実
施例の場合は正転状態では電極A、Sの信号波形の位相
が135°ずれた時に共振状態を示し、又、逆転の時に
は45°ずれた時に共振状態を示し、共振からずれる
程、上記位相差関係がずれる。
【0050】図9は前記振動波モータのA相−S相間の
位相特性を示した図であり、横軸に駆動周波数f、縦軸
にA相−S相間の位相差θを、縦軸2に回転数nをとっ
ている。同図に於て、位相差は上方に向かう程小さく、
回転数nは、上方に向かうほど高く、周波数fは右方が
高くなる。
【0051】振動波モータは駆動周波数を高い方から低
い方に走査していく事により、回転数は上昇すると同時
に、A相−S相の位相差θも小さくなる。しかしなが
ら、共振周波数f0を越えてさらに周波数を低くする
と、急激に回転が停止してしまい、位相差θも急激に変
動する。またこの特性は温度、負荷により左右にシフト
し、特に負荷が重くなった場合は図9の右方向にシフト
する特性を持っている。
【0052】次に前記実施例の作用を図10以降を用い
て順次説明する。なお本発明は振動波モータの駆動制御
に関するものであるので、レンズ側のマイコン1に於け
る動作を主に説明し、カメラ側のマイコン100に関す
る動作は省略する。
【0053】図10はレンズの初期化処理である。本実
施例のレンズに用いているエンコーダはズーム、フォー
カス共に分割の荒いアブソリュートエンコーダと、分割
の細かいインクリメンタルエンコーダを併用したもので
あるので細かい位置制御はインクリメンタルエンコーダ
により決定される。しかしながらインクリメンタルエン
コーダは相対的な位置しか判らないので、所定タイミン
グ(電池交換時、レンズ装着時、電源スイッチON時
等)で位置決めを行う必要がある。
【0054】[ステップ101]ズーム駆動モータをワ
イド方向の突き当たりまで駆動し、焦点距離をワイド端
に設定する。
【0055】[ステップ102]フォーカシングレンズ
を無限方向の突き当たりまで駆動し、フォーカシングレ
ンズを無限端に設定する。
【0056】[ステップ103]フォーカス駆動量検出
用インタラプタ2によって検出されるフォーカス駆動パ
ルスをカウントするレンズマイコン1内の不図示のフォ
ーカスパルスカウンタをリセットする。
【0057】[ステップ104]フォーカシングレンズ
の駆動目標位置を示すレンズマイコン1内の不図示のフ
ォーカス駆動目標カウンタをリセットする。
【0058】[ステップ105]ズーム駆動量検出用イ
ンタラプタ3によって検出されるズーム駆動パルスをカ
ウントするレンズマイコン1内の不図示のズームパルス
カウンタをリセットする。
【0059】[ステップ106]ズームレンズの駆動目
標位置を示すレンズマイコン1内の不図示のズーム駆動
目標カウンタをリセットする。
【0060】[ステップ107]フォーカスモータ停止
タイマーおよびズームモータ停止タイマを作動禁止モー
ドに設定する。
【0061】[ステップ108]フォーカス駆動モード
およびズーム駆動モードを停止中に設定する。
【0062】[ステップ109]初期設定処理を終了し
図11に示すメインルーチンに制御を移す。
【0063】次にメインルーチンの中に於けるズーミン
グ時の駆動処理を図11を用いて説明する。
【0064】[ステップ201]ズーム駆動方向設定ス
イッチの設定に応じて、処理を分岐する。すなわち図1
に示すズームスイッチS4(TELE)S5(WID
E)の組み合わせに応じて、TELEがオンしていれば
ステップ203に分岐し、WIDEがオンしていればス
テップ204に分岐し、両スイッチ共にオンまたはオフ
している場合はステップ202に分岐する。
【0065】[ステップ202]ズーム停止モードの場
合は、ズーム駆動加算量は0を設定する。
【0066】[ステップ203]TELE方向ズーム駆
動の場合はズーム駆動加算量は所定値+Kを設定する。
なお本発明ではTELE方向にズーム駆動する場合は駆
動量を+とし、WIDE方向に駆動する場合は駆動量を
−とする。
【0067】[ステップ204]ズーム停止タイマモー
ドおよびフォーカス停止タイマモードをenableに
設定する。
【0068】[ステップ205]WIDE方向ズーム駆
動の場合はズーム駆動加算量として所定値−Kを設定す
る。
【0069】[ステップ206]ズーム停止タイマーモ
ードおよびフォーカス停止タイマモードをenable
に設定する。
【0070】[ステップ207]前述の「ズーム駆動目
標カウンタ」にステップ202〜204で求めた加算量
を加え、その値を新たな「ズーム駆動目標カウンタ」と
して保存する。
【0071】[ステップ208]現在のズーム位置を示
す「ズームパルスカウンタ」を読み込む。
【0072】[ステップ209]ステップ207で求め
た「ズーム駆動目標カウンタ」からステップ208で求
めた「ズームパルスカウンタ」を減算し、「ズーム駆動
残量」を算出する。
【0073】[ステップ210]レンズマイコン1内に
は図7で示したズーム位置に対するフォーカシングレン
ズ位置を示す「フォーカシングレンズ位置テーブル」が
記憶されており、同テーブルの中より、ステップ208
で求めた「ズームパルスカウンタ」すなわち現在の焦点
距離をパラメータとしてフォーカシングレンズの目標位
置を求め「フォーカス駆動目標カウンタ」に保存する。
【0074】なお、図7ではフォーカシングレンズのト
レース曲線は、無限スタートの場合と、至近スタートの
場合の2種類のみ記憶しており、その中間位置では、両
テーブルを補間する事により求めている。
【0075】すなわちフォーカス駆動開始時の焦点距離
と、フォーカシングレンズの位置により図7のP点を求
め、無限スタートトレース曲線と至近スタートトレース
曲線との比m対nを計算し、以降焦点距離に応じて無限
スタートトレース曲線と至近スタートトレース曲線の間
をm対nに補間し、フォーカシングレンズの駆動目標位
置を演算する。
【0076】また、このテーブルは焦点距離の長いレン
ズあるいはズーム比の大きいレンズでは、より多くのト
レース曲線を記憶する事によりフォーカシング追従の精
度を上げる事ができる。
【0077】[ステップ211]現在のフォーカシング
レンズ位置を示す「フォーカスパルスカウンタ」を読み
込む。
【0078】[ステップ212]ステップ210で求め
た「フォーカス駆動目標カウンタ」からステップ208
で求めた「フォーカスパルスカウンタ」を減算し、「フ
ォーカス駆動残量」を算出する。
【0079】[ステップ213]ズーム駆動制御ルーチ
ンをコールしズーム駆動モータの制御を行う。
【0080】[ステップ214]フォーカス駆動制御ル
ーチンをフォーカス駆動モータの制御を行う。
【0081】以上のステップ201からステップ214
の動作を連続して行う事により、ズームとフォーカスモ
ータを制御を行う事ができる。
【0082】次に図12と図13を用いてフォーカス駆
動モータの制御を説明する。
【0083】[ステップ300]フォーカス駆動ルーチ
ンでは、先ず前述のステップ212で求めたフォーカス
駆動残量にもとずき、駆動残量が0であればステップ3
20に分岐し、駆動残量が0でなければステップ301
に分岐する。
【0084】[ステップ301]フォーカス駆動モード
に応じて「定在波モード」であればステップ302に、
「停止中」であればステップ303に、「進行波駆動
中」であればステップ309に分岐する。
【0085】[ステップ302]駆動方向すなわち駆動
残量が>0であれば至近方向駆動であるので、マイコン
1のP14をHに設定し、駆動残量<0であれば無限方
向駆動であるので、P14をLに設定する。
【0086】またP13〜P10を、MPX206の出
力が÷32分周器203の出力に対して90°位相が遅
れるように設定する。
【0087】[ステップ303]駆動モードが「停止
中」の場合もステップ302と同じ処理を行う。
【0088】[ステップ304]図9で説明した振動波
モータの初期起動周波数fmもしくは、幾分高めとなる
周波数を設定する為に、レンズマイコン1のP07〜P
00に所定値を設定する。なお、温度や負荷により振動
波モータに印加するべき最適周波数は変動するので、初
回起動時は設定可能な最も高い周波数に設定し、次回以
降は実際に振動波モータが駆動できた周波数を設定する
のが好ましい。
【0089】[ステップ305]DC/DCコンバータ
10が現在オンモードであればステップ308に分岐
し、オフモードであればステップ306に分岐する。
【0090】[ステップ306]レンズマイコン1のC
NTL端子をLにセットし、DC/DCコンバータを起
動する。
【0091】[ステップ307]DC/DCコンバータ
は動作開始してから所定の電圧を発生するまで遅れがあ
るので、起動完了するまで所定待ち時間をいれる。な
お、DC/DCコンバータの出力電圧HVをモニターし
て、所定の電圧になるまで待ち時間をいれる事でも可能
である。
【0092】[ステップ308]レンズマイコン1の内
部ポートP15をHに設定し振動波モータの駆動を開始
する。
【0093】[ステップ309]位相検出器210より
検出されたA相−S相間の位相差信号P23〜P20を
読み込み、位相差が振動波モータの共振周波数近傍を示
していれば、図9で説明した様に振動波モータが急停止
する危険性があるので、駆動周波数を上げる為にステッ
プ313に分岐し、共振周波数より高い状態であればス
テップ310に分岐する。
【0094】[ステップ310]現在の駆動残量によ
り、振動波モータの駆動目標速度を算出する。本実施例
ではレンズマイコン1内の不図示のROMにテーブルと
して持っているが、最適速度を演算して求めてもよい。
【0095】[ステップ311]ステップ310で求め
た目標速度と、インタラプタ2より検出されるパルスの
間隔に基ずく現在の振動波モータの速度を比較し、目標
速度よりも早ければ減速する為にステップ313に分岐
し、遅ければ加速する為にステップ312に分岐し、目
標速度を達成しているもしくは、目標速度近傍の所定幅
にあれば、現在の状態を維持し、メインルーチンに戻
る。
【0096】[ステップ311]駆動周波数を所定値下
げてメインルーチンに戻る。
【0097】[ステップ313]駆動周波数を所定値上
げてメインルーチンに戻る。
【0098】[ステップ320]ステップ300より分
岐してきて、停止タイマモードがdisableであれ
ばメインルーチンに戻り、enableであればステッ
プ321に分岐する。
【0099】[ステップ321]駆動停止タイマ起動中
の場合すなわち振動波モータが定在波モードで駆動待機
中の場合は、ステップ322に分岐し、停止中の場合定
在波モードを設定する為にはステップ329に分岐す
る。
【0100】[ステップ322]駆動停止タイマがカウ
ントアップしている、すなわち駆動終了後の定在波駆動
モードを終了する場合は、ステップ323に分岐し、カ
ウントアップしていない、すなわち定在波待機モードが
所定時間以内であれば、定在波待機モードを持続し、メ
インルーチンに戻る。
【0101】[ステップ323]駆動停止タイマを停止
する。
【0102】[ステップ324]レンズマイコン1内の
ポートP15をLに設定し、振動波モータの定在波駆動
を停止する。
【0103】[ステップ325]他のモータすなわちズ
ームモータが駆動中であればステップ327に分岐す
る。
【0104】[ステップ326]他のモータが駆動して
いない場合はDC/DCコンバータをオフする。
【0105】[ステップ327]駆動停止タイマモード
をdisableに設定し、メインルーチンに戻る。
【0106】[ステップ329]ステップ321にて駆
動停止タイマが停止中の場合は定在波待機モードに設定
する為に駆動停止タイマを起動する。
【0107】[ステップ330]÷32分周器203の
出力とマルチプレクサー206の出力信号が同相になる
すなわち定在波駆動モードになる様にレンズマイコン1
のP10〜P13に所定値を設定してメインルーチンに
戻る。
【0108】なおズーム駆動制御に関しては、フォーカ
ス駆動制御と同じ方法で制御出来るので説明は省略す
る。
【0109】
【発明の効果】以上説明した様に、振動波モータの駆動
終了後の所定時間の間は定在波モードを維持する事によ
り、連続して振動波モータを起動する場合に振動波モー
タの起動特性を改善できる効果を持つものである。
【0110】〈第2の実施例〉第1の実施例では振動波
モータの駆動終了後所定時間の間は定在波駆動モードを
維持し、振動波モータを駆動待機させて、振動波モータ
の起動特性を改善するものであるが、第2の実施例で
は、同じ第1の実施例と同じハードウエア構成の中で、
ズーム作動スイッチを押し続けている場合で、振動波モ
ータが連続して駆動される事が予想される場合は振動波
モータを定在波モードで待機させる例である。
【0111】図14は図10と同様なレンズの初期化処
理である。
【0112】[ステップ401]ズーム駆動モータをワ
イド方向に突き当たりまで駆動し、焦点距離をワイド端
に設定する。
【0113】[ステップ402]フォーカシングレンズ
を無限方向に突き当たりまで駆動し、フォーカシングレ
ンズを無限端に設定する。
【0114】[ステップ403]フォーカス駆動量検出
用インタラプタ2によって検出されるフォーカス駆動パ
ルスをカウントするレンズマイコン1内の不図示のフォ
ーカスパルスカウンタをリセットする。
【0115】[ステップ404]フォーカシングレンズ
の駆動目標位置を示すレンズマイコン1内の不図示のフ
ォーカス駆動目標カウンタをリセットする。
【0116】[ステップ405]ズーム駆動量検出用イ
ンタラプタ3によって検出されるズーム駆動パルスをカ
ウントするレンズマイコン1内の不図示のズームパルス
カウンタをリセットする。
【0117】[ステップ406]ズームレンズの駆動目
標位置を示すレンズマイコン1内の不図示のズーム駆動
目標カウンタをリセットする。
【0118】[ステップ407]フォーカスモータ停止
タイマおよびズームモータ停止タイマを作動禁止モード
に設定する。
【0119】[ステップ408]初期設定処理を終了し
図15に示すメインルーチンに制御を移す。
【0120】次にメインルーチンの中に於けるズーミン
グ時の駆動処理を図15を用いて説明する。
【0121】[ステップ501]ズーム駆動方向設定ス
イッチの設定に応じて、処理を分岐する。すなわち図1
に示すズームスイッチS4(TELE)S5(WID
E)の組み合わせに応じて、TELEがオンしていれば
ステップ503に分岐し、WIDEがオンしていればス
テップ504に分岐し、両スイッチ共にオンまたはオフ
している場合はステップ502に分岐する。
【0122】[ステップ502]ズーム停止モードの場
合は、ズーム駆動加算量は0を設定する。
【0123】[ステップ503]TELE方向ズーム駆
動の場合はズーム駆動加算量は所定値+Kを設定する。
なお本発明ではTELE方向にズーム駆動する場合は駆
動量を+とし、WIDE方向に駆動する場合は駆動量を
−とする。
【0124】[ステップ505]WIDE方向ズーム駆
動の場合はズーム駆動加算量として所定値−Kを設定す
る。
【0125】[ステップ507]前述の「ズーム駆動目
標カウンタ」にステップ502〜204で求めた加算量
を加え、その値を新たな「ズーム駆動目標カウンタ」と
して保存する。
【0126】[ステップ508]現在のズーム位置を示
す「ズームパルスカウンタ」を読み込む。
【0127】[ステップ509]ステップ507で求め
た「ズーム駆動目標カウンタ」からステップ508で求
めた「ズームパルスカウンタ」を減算し、「ズーム駆動
残量」を算出する。
【0128】[ステップ510]レンズマイコン1内に
は図7で示したズーム位置に対するフォーカシングレン
ズ位置を示す「フォーカシングレンズ位置テーブル」が
記憶されており、同テーブルの中より、ステップ508
で求めた「ズームパルスカウンタ」すなわち現在の焦点
距離をパラメータとしてフォーカシングレンズの目標位
置を求め「フォーカス駆動目標カウンタ」に保持する。
なお、フォーカシングレンズの目標位置の算出法は第1
の実施例で説明したので省略する。
【0129】[ステップ511]現在のフォーカシング
レンズ位置を示す「フォーカスパルスカウンタ」を読み
込む。
【0130】[ステップ512]ステップ510で求め
た「フォーカス駆動目標カウンタ」からステップ508
で求めた「フォーカスパルスカウンタ」を減算し、「フ
ォーカス駆動残量を算出する。
【0131】[ステップ513]ズーム駆動制御ルーチ
ンをコールしズーム駆動モータの制御を行う。
【0132】[ステップ514]フォーカス駆動制御ル
ーチンをコールしフォーカス駆動モータの制御を行う。
【0133】以上のステップ501からステップ514
の動作を連続して行う事により、ズームとフォーカスモ
ータの制御を行う事ができる。
【0134】次に図16と図17を用いてフォーカス駆
動モータの制御を説明する。
【0135】[ステップ600]フォーカス駆動ルーチ
ンでは、先ず前述のステップ512で求めたフォーカス
駆動残量にもとずき、駆動残量が0であればステップ6
20に分岐し、駆動残量が0でなければステップ601
に分岐する。
【0136】[ステップ601]フォーカス駆動モード
に応じて「定在波モード」であればステップ602に、
「停止中」であればステップ603に、「進行波駆動
中」であればステップ609に分岐する。
【0137】[ステップ602]駆動方向すなわち駆動
残量が>0であれば至近方向駆動であるので、マイコン
1のP14をHに設定し、駆動残量<0であれば無限方
向駆動であるので、P14をLに設定する。
【0138】またP13〜P10を、MPX206の出
力が分周器203の出力に対して90°位相が遅れるよ
うに設定する。
【0139】[ステップ603]駆動モードが「停止
中」の場合もステップ602と同じ処理を行う。
【0140】[ステップ604]図9で説明した振動波
モータの初期起動周波数fmもしくは、幾分高めとなる
周波数を設定する為に、レンズマイコン1のP07〜P
00に所定値を設定する。なお、温度や負荷により振動
波モータに印加するべき最適周波数は変動するので、初
回起動時は設定可能な最も高い周波数に設定し、次回以
降は実際に振動波モータが駆動できた周波数を設定する
のが好ましい。
【0141】[ステップ605]DC/DCコンバータ
10が現在オンモードであれば、ステップ608に分岐
し、オフモードであればステップ606に分岐する。
【0142】[ステップ606]レンズマイコン1のC
NTL端子をLにセットし、DC/DCコンバータを起
動する。
【0143】[ステップ607]DC/DCコンバータ
は動作開始してから所定の電圧を発生するまで遅れがあ
るので、起動完了するまで所定待ち時間をいれる。な
お、DC/DCコンバータの出力電圧HVをモニターし
て、所定の電圧になるまで待ち時間をいれる事でも可能
である。
【0144】[ステップ608]レンズマイコン1の内
部ポートP15をHに設定し振動波モータの駆動を開始
する。
【0145】[ステップ609]位相検出器210によ
り検出されたA相−S相間の位相差信号P23〜P20
を読み込み、位相差が振動波モータの共振周波数近傍を
示していれば、図9で説明した様に振動波モータが急停
止する危険性があるので、駆動周波数を上げる為にステ
ップ613に分岐し、共振周波数より高い安定状態であ
ればステップ610に分岐する。
【0146】[ステップ610]現在の駆動残量より、
振動波モータの駆動目標速度を算出する。本実施例では
レンズマイコン1内の不図示のROMにテーブルとして
持っているが、最適速度を演算して求めてもよい。
【0147】[ステップ611]ステップ610で求め
た目標速度と、インタラプタ2より検出されるパルスの
間隔に基ずく現在の振動波モータの速度を比較し、目標
速度よりも早ければ減速する為にステップ613に分岐
し、遅ければ加速する為にステップ612に分岐し、目
標速度を達成しているもしくは、目標速度近傍の所定幅
にあれば、現在の状態を維持し、メインルーチンに戻
る。
【0148】[ステップ612]駆動周波数を所定値下
げてメインルーチンに戻る。
【0149】[ステップ613]駆動周波数を所定値上
げてメインルーチンに戻る。
【0150】[ステップ620]ステップ600より分
岐してきて、駆動残量が0であるのにズームSWが押さ
れている場合はステップ622に分岐し、押されていな
い場合はステップ621に分岐する。
【0151】[ステップ621]レンズマイコン1内の
ポートP15をLに設定し、振動波モータの定在波駆動
を停止する。
【0152】[ステップ622]÷32分周器203の
出力とマルチプレクサー206の出力信号が同相になる
すなわち定在波駆動モードになる様にレンズマイコン1
のP10〜P13に所定値を設定する。
【0153】[ステップ623]他のモータすなわちズ
ームモータが駆動中であればステップ627に分岐す
る。
【0154】[ステップ624]他のモータが駆動して
いない場合はDC/DCコンバータをオフする。
【0155】[ステップ625]メインルーチンに戻
る。
【0156】なおズーム駆動制御に関しては、同様にフ
ォーカス駆動制御と同じ方法で制御出来るので説明は省
略する。また第2の実施例では、ズーミング中のフォー
カスレンズの追従動作に関して説明したが、例えばカメ
ラのオートフォーカスに動作において、フォーカシング
モードがコンティニュアスモード、すなわちシャッター
ボタンを押している間はオートフォーカスを追従させ続
ける時に合焦時でフォーカス振動波モータを駆動してい
ない場合でも、カメラの撮影待機時は振動波モータを定
在波モードで待機させ続ける事によりオートフォーカス
の追従性を高める事にも応用できる。
【0157】
【発明の効果】以上説明した様に第2の実施例では振動
波モータの駆動が連続して発生する場合に、振動波モー
タの駆動が不要な場合でも定在波モードを維持する事に
より、振動波モータの追従特性を改善できる効果を持つ
ものである。
【0158】〈発明と実施例との対応〉請求項1及び2
に記載した「残り駆動量算出手段」、「判別手段」、
「比較手段」、「振動切り換え手段」、「振動発生時間
制御手段」は実施例1及び2において説明した振動波モ
ータ制御回路USMBLK1及びUSMBLK2を含む
レンズマイコン1に設けられているものであり、それら
の総合機能は図12及び図13と図16及び図17のフ
ローチャートに示されている。
【0159】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、振動波モータ
の駆動終了後の所定時間の間は該モータの振動子に定在
波振動を発生させ続けることにより該モータを連続して
起動させる場合の起動特性を改善することができる。
【0160】請求項2の発明によれば、該モータの駆動
方向を連続的に反転させる場合には該モータの再起動が
不要な場合であっても該モータの振動子に定在波振動を
発生させ続けることにより、該モータの追従特性を改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動波モータ制御装置を装備したレン
ズ鏡筒の構成を示した概略図。
【図2】該レンズ鏡筒に装着されたカメラ本体の構成を
示した図。
【図3】図1に示した振動波モータ駆動回路USMBL
K1,USMBLK2及びUSMDRV1,USMDR
V2の内容を示した概略図。
【図4】図3に示した分周回路203の構成を示した
図。
【図5】図3に示したシフトレジスタ205の構成を示
した図。
【図6】図3に示した電力増幅回路204及び207の
内容を示した図。
【図7】振動波モータをフォーカスレンズ及びズームレ
ンズの駆動源として使用しているカメラにおいて該振動
波モータの起動特性と該レンズの実際の移動位置との対
応を示した図。
【図8】振動波モータの振動子に取り付けられる圧電素
子の電極配置を示した図。
【図9】振動波モータの振動子に印加する駆動信号の周
波数及び位相差と該モータの回転数との関係を示す振動
波モータ駆動特性図。
【図10】本発明の第一実施例の振動波モータ制御装置
を装備したカメラの制御回路の初期動作のフローチャー
ト。
【図11】図10の動作に続くメインルーチンを示した
図。
【図12】該振動波モータ(フォーカスモータ)に対す
る制御動作を示したフローチャート。
【図13】該振動波モータの停止前後の制御動作を示す
フローチャート。
【図14】本発明の第二実施例の振動波モータ制御装置
を装備したカメラの制御回路の初期動作のフローチャー
ト。
【図15】図14の動作に続くメインルーチンを示した
図。
【図16】フォーカス用振動波モータの駆動制御のフロ
ーチャート。
【図17】該振動波モータの停止前後の制御動作のフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…レンズマイコン 100…カメラマ
イコン 2、3…インタラプタ 10、101…D
C/DCコンバータ 12、13…パルス板 4、5…振動波モ
ータ駆動回路 6〜9…抵抗 11…トランジス
タ 20…レンズ固定筒 21…変倍用振動
波モータ加圧リング 22…皿バネ 23…圧電素子 24…ステータ 25…ロータ 26…フェルト 27…カム筒 28、29…ボール 30…ズームピン 31…変倍光学系保持筒 32…加圧リング 33…皿バネ 34…圧電素子 35…ステータ 36…ロータ 37…フェルト 38…フォーカス
回転筒 39、40…ボール 41…フォーカス
ピン 42…フォーカス光学系保持筒 43…フォーカス
ブラシ 44…ズームブラシ 102、103…
モータドライバ 104、105…モータ 106…測距用セ
ンサ 107…センサ制御回路 108…メインミ
ラー 109…サブミラー 110…フォーカ
シングスクリーン 111…コンデンサレンズ 112…ペンタプ
リズム 113…アイピース 114…測光用光
電変換素子 115…表示素子 116…プリズム 117…シャッター 118…シャッタ
ー駆動回路 119…レンズ電源制御用スイッチング素子 120…電池

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気−機械エネルギー変換素子により表
    面に進行波振動を生じる振動子を具備している振動波モ
    ータを制御するための振動波モータ制御装置において、 該振動波モータの残り駆動量を算出する残りの駆動量算
    出手段と、該残り駆動量算出手段の出力から該残り駆動
    量が所定値よりも小さくなったことを判別する判別手段
    と、該振動子表面に発生する進行波振動を該判別手段の
    出力に応じて定在波振動に切り換える振動切り換え手段
    と、該定在波振動の発生時間を制御する振動発生時間制
    御手段と、を有していることを特徴とする振動波モータ
    制御装置。
  2. 【請求項2】 電気−機械エネルギー変換素子により表
    面に進行波振動を生じる振動子を具備している振動波モ
    ータを制御するための振動波モータ制御装置において、 該振動波モータの残り駆動量を算出する残り駆動量算出
    手段と、該残り駆動量算出手段で算出された残り駆動量
    と所定値とを比較する比較手段と、該振動子表面に発生
    する振動を該比較手段の出力に応じて進行波振動から定
    在波振動に切り換える振動切り換え手段と、を有してい
    ることを特徴とする振動波モータ制御装置。
JP21283094A 1994-09-06 1994-09-06 振動波モータ制御装置 Expired - Fee Related JP3332598B2 (ja)

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