JPH0880097A - 電動機のベクトル制御装置 - Google Patents
電動機のベクトル制御装置Info
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- JPH0880097A JPH0880097A JP6213372A JP21337294A JPH0880097A JP H0880097 A JPH0880097 A JP H0880097A JP 6213372 A JP6213372 A JP 6213372A JP 21337294 A JP21337294 A JP 21337294A JP H0880097 A JPH0880097 A JP H0880097A
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 常に出力可能な最大電圧で電圧制限を行なう
ことができる電動機のベクトル制御装置を提供するこ
と。 【構成】 電圧リミット演算部6において、現在の直流
電圧Vdcに基づき出力可能な電圧絶対値Vn を求め、こ
の電圧絶対値Vn と現在の励磁軸及びトルク軸指令電圧
V1d * ,V1q * とから次式により求めた励磁軸及びトル
ク軸リミット電圧V1d(lim),V1q(lim)を用いて励磁
軸及びトルク軸指令電圧V1d * ,V1q * をリミットする
ようにしたものである。
ことができる電動機のベクトル制御装置を提供するこ
と。 【構成】 電圧リミット演算部6において、現在の直流
電圧Vdcに基づき出力可能な電圧絶対値Vn を求め、こ
の電圧絶対値Vn と現在の励磁軸及びトルク軸指令電圧
V1d * ,V1q * とから次式により求めた励磁軸及びトル
ク軸リミット電圧V1d(lim),V1q(lim)を用いて励磁
軸及びトルク軸指令電圧V1d * ,V1q * をリミットする
ようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機のベクトル制御装
置に関し、特に電流制御演算部の出力信号である指令電
圧を制限する場合に用いて有用なものである。
置に関し、特に電流制御演算部の出力信号である指令電
圧を制限する場合に用いて有用なものである。
【0002】
【従来の技術】ベクトル制御法の実用化により誘導電動
機の高性能な制御が可能となり産業界において幅広く応
用されている。この誘導電動機のベクトル制御は、一次
電流を励磁分電流とトルク分電流とに分け、各々を独立
に制御することにより誘導電動機の高速応答及び高精度
制御を実現するものである。
機の高性能な制御が可能となり産業界において幅広く応
用されている。この誘導電動機のベクトル制御は、一次
電流を励磁分電流とトルク分電流とに分け、各々を独立
に制御することにより誘導電動機の高速応答及び高精度
制御を実現するものである。
【0003】この種のベクトル制御を実現する装置のう
ち電流制御形インバータを有する装置は、一般に、その
時の直流電圧から算出される出力可能な最大電圧よりも
指令電圧が超過した場合(以下、この状態を電圧飽和状
態と呼称する)に、電流制御演算部出力の指令電圧を制
限する電圧リミット演算部を有している。
ち電流制御形インバータを有する装置は、一般に、その
時の直流電圧から算出される出力可能な最大電圧よりも
指令電圧が超過した場合(以下、この状態を電圧飽和状
態と呼称する)に、電流制御演算部出力の指令電圧を制
限する電圧リミット演算部を有している。
【0004】すなわち、電流制御演算部では、励磁軸指
令電流i1d * 及び励磁軸検出電流i 1dと、トルク軸指令
電流i1q * 及びトルク軸検出電流i1qとがそれぞれ一致
するよう演算を行なって励磁軸指令電圧V1d * 及びトル
ク軸指令電圧V1q * を演算するが、これら励磁軸及びト
ルク軸指令電圧V1d * ,V1q * を電圧リミット演算部に
入力して電圧リミット処理を行なっている。
令電流i1d * 及び励磁軸検出電流i 1dと、トルク軸指令
電流i1q * 及びトルク軸検出電流i1qとがそれぞれ一致
するよう演算を行なって励磁軸指令電圧V1d * 及びトル
ク軸指令電圧V1q * を演算するが、これら励磁軸及びト
ルク軸指令電圧V1d * ,V1q * を電圧リミット演算部に
入力して電圧リミット処理を行なっている。
【0005】ここで、電圧リミット演算部におけるリミ
ット値の演算は次式(1),(2)に基づいて行なって
いる。 V1d(lim)=(R1・i1d * +ω0 ・Lσ・i1q * ) ・・・・・・(1) V1q(lim)=(R1・i1q * −ω0 ・L1・i1d * ) ・・・・・・(2) 但し、 V1d(lim):励磁軸リミット電圧 Lσ:等価漏れインダクタンス V1q(lim):トルク軸リミット電圧 L1:一次インダクタンス ω0 :最高出力周波数 R1:一次抵抗 i1d * :励磁電流 i1q * :定格トルク電流
ット値の演算は次式(1),(2)に基づいて行なって
いる。 V1d(lim)=(R1・i1d * +ω0 ・Lσ・i1q * ) ・・・・・・(1) V1q(lim)=(R1・i1q * −ω0 ・L1・i1d * ) ・・・・・・(2) 但し、 V1d(lim):励磁軸リミット電圧 Lσ:等価漏れインダクタンス V1q(lim):トルク軸リミット電圧 L1:一次インダクタンス ω0 :最高出力周波数 R1:一次抵抗 i1d * :励磁電流 i1q * :定格トルク電流
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き電圧リミッ
ト演算部を有するベクトル制御装置においては、速度急
変等の過渡状態では位相がずれる場合があり、この状態
では上記式(1),(2)の理論式が現実には成立せ
ず、直流電圧Vdcに余裕がある場合でも励磁軸若しくは
トルク軸リミット電圧V1d,V1qの何れか一方の電圧が
早めにリミットされる場合がある。
ト演算部を有するベクトル制御装置においては、速度急
変等の過渡状態では位相がずれる場合があり、この状態
では上記式(1),(2)の理論式が現実には成立せ
ず、直流電圧Vdcに余裕がある場合でも励磁軸若しくは
トルク軸リミット電圧V1d,V1qの何れか一方の電圧が
早めにリミットされる場合がある。
【0007】さらに詳言すると、理論的に現在の直流電
圧Vdcから決定されるインバータの出力可能な最大電圧
Vmax は、図3で示すような円弧で示される。このと
き、式(1),(2)から算出される理論的な電圧ベク
トルの最大は、図3のV1 となり、励磁軸及びトルク軸
電圧の最大は図3のV1d,V1qとなる。つまりこの値以
上になると電圧リミットする。
圧Vdcから決定されるインバータの出力可能な最大電圧
Vmax は、図3で示すような円弧で示される。このと
き、式(1),(2)から算出される理論的な電圧ベク
トルの最大は、図3のV1 となり、励磁軸及びトルク軸
電圧の最大は図3のV1d,V1qとなる。つまりこの値以
上になると電圧リミットする。
【0008】しかし、電圧ベクトルの位相がずれて、V
1 からV′の位相となった場合、出力可能な電圧は、V
1 ″であるが、励磁軸電圧がV1dより大きくなるためリ
ミットされる。つまりV1 ′にリミットされてしまう。
1 からV′の位相となった場合、出力可能な電圧は、V
1 ″であるが、励磁軸電圧がV1dより大きくなるためリ
ミットされる。つまりV1 ′にリミットされてしまう。
【0009】このように、本来はV1 ″が出力されるべ
きであるのにV1 ′でリミットされることにより、出力
電圧を有効に利用することができなくなる。
きであるのにV1 ′でリミットされることにより、出力
電圧を有効に利用することができなくなる。
【0010】これは過渡状態あるいは定常的に位相ずれ
が発生した場合、出力可能電圧が狭められることにな
り、電圧飽和状態を早期に発生させる結果となる。いう
までもなく、電圧飽和状態に陥ると制御系は不安定なも
のとなる。
が発生した場合、出力可能電圧が狭められることにな
り、電圧飽和状態を早期に発生させる結果となる。いう
までもなく、電圧飽和状態に陥ると制御系は不安定なも
のとなる。
【0011】特にバッテリ駆動による電気自動車に上記
ベクトル制御装置を適用した場合、急加速による直流電
圧Vdcの低下が頻繁なため、一般産業用に較べて電圧飽
和状態がより発生し易く、この状態においては指令電流
を流すために必要な指令電圧が制御されて電流制御系が
不安定状態になる。また、速度センサレス制御方式にお
いては、推定速度誤差等にも影響し、制御不安定状態が
さらに助長される。
ベクトル制御装置を適用した場合、急加速による直流電
圧Vdcの低下が頻繁なため、一般産業用に較べて電圧飽
和状態がより発生し易く、この状態においては指令電流
を流すために必要な指令電圧が制御されて電流制御系が
不安定状態になる。また、速度センサレス制御方式にお
いては、推定速度誤差等にも影響し、制御不安定状態が
さらに助長される。
【0012】本発明は、上記従来技術に鑑み、常に出力
可能な最大電圧で電圧制限を行なうことができる電動機
のベクトル制御装置を提供することを目的とする。
可能な最大電圧で電圧制限を行なうことができる電動機
のベクトル制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、電動機に供給する1次電流を検出して三相
−二相変換を行ない、さらに出力周波数に同期して回転
する同期回転座標系の励磁軸検出電流及びトルク軸検出
電流に変換するとともに、電流制御演算部で、励磁軸指
令電流及び励磁軸検出電流とトルク軸指令電流及びトル
ク軸検出電流とがそれぞれ一致するよう演算を行なって
励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧を算出し、さらに
これら励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧を所定の座
標軸変換を行なってPWM演算部に入力し、このPWM
演算部の出力電流として上記電動機の1次電流を得る電
動機のベクトル制御装置において、現在の直流電圧から
出力可能な電圧絶対値Vn を算出するとともに、現在の
励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧から両者の電圧位
相θを算出し、これら電圧絶対値Vn 及び電圧位相θに
基づきV1d(lim)=Vn ・cos θ,V1q(lim)=V n ・
sin θの演算を行なうことにより励磁軸リミット値V1d
(lim)及びトルク軸リミット値V1q(lim)を算出し、こ
れら励磁軸リミット値V1d(lim)及びトルク軸リミット
値V1q(lim)を用いて励磁軸指令電圧及びトルク軸指令
電圧の電圧リミット処理を行なう電圧リミット演算部を
有することを特徴とする。
明の構成は、電動機に供給する1次電流を検出して三相
−二相変換を行ない、さらに出力周波数に同期して回転
する同期回転座標系の励磁軸検出電流及びトルク軸検出
電流に変換するとともに、電流制御演算部で、励磁軸指
令電流及び励磁軸検出電流とトルク軸指令電流及びトル
ク軸検出電流とがそれぞれ一致するよう演算を行なって
励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧を算出し、さらに
これら励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧を所定の座
標軸変換を行なってPWM演算部に入力し、このPWM
演算部の出力電流として上記電動機の1次電流を得る電
動機のベクトル制御装置において、現在の直流電圧から
出力可能な電圧絶対値Vn を算出するとともに、現在の
励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧から両者の電圧位
相θを算出し、これら電圧絶対値Vn 及び電圧位相θに
基づきV1d(lim)=Vn ・cos θ,V1q(lim)=V n ・
sin θの演算を行なうことにより励磁軸リミット値V1d
(lim)及びトルク軸リミット値V1q(lim)を算出し、こ
れら励磁軸リミット値V1d(lim)及びトルク軸リミット
値V1q(lim)を用いて励磁軸指令電圧及びトルク軸指令
電圧の電圧リミット処理を行なう電圧リミット演算部を
有することを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成の本発明によれば、現在の直流電圧V
dcに基づく電圧絶対値Vn を基準として励磁軸及びトル
ク軸指令電圧V1d * ,V1q * の電圧位相θを加味した最
大のリミット値により励磁軸及びトルク軸指令電圧V1d
* ,V1q * のリミットを行なうことができ、その分電圧
飽和状態は高い指令電圧でなければ出現しない。
dcに基づく電圧絶対値Vn を基準として励磁軸及びトル
ク軸指令電圧V1d * ,V1q * の電圧位相θを加味した最
大のリミット値により励磁軸及びトルク軸指令電圧V1d
* ,V1q * のリミットを行なうことができ、その分電圧
飽和状態は高い指令電圧でなければ出現しない。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
【0016】本実施例は電流制御形の速度センサレス方
式の誘導電動機のベクトル制御装置であり、その電圧リ
ミット演算部の構成に特徴を有するものである。
式の誘導電動機のベクトル制御装置であり、その電圧リ
ミット演算部の構成に特徴を有するものである。
【0017】図1に示すように、本実施例では、インバ
ータを内蔵するPWM演算部1の出力電流である誘導電
動機2の1次電流iu ,iv ,iw に基づき三相−二相
変換部3にて相数変換することにより、固定子座標系の
a相及びb相検出電流i1a,i1bを求め、さらに座標変
換部4にて出力周波数に同期して回転する同期回転座標
系の励磁軸及びトルク軸検出電流i1d,i1qに変換す
る。
ータを内蔵するPWM演算部1の出力電流である誘導電
動機2の1次電流iu ,iv ,iw に基づき三相−二相
変換部3にて相数変換することにより、固定子座標系の
a相及びb相検出電流i1a,i1bを求め、さらに座標変
換部4にて出力周波数に同期して回転する同期回転座標
系の励磁軸及びトルク軸検出電流i1d,i1qに変換す
る。
【0018】電流制御演算部5では、励磁軸指令電流i
1d * 及び励磁軸検出電流i1dと、トルク軸指令電流i1q
* 及びトルク軸検出電流i1qとがそれぞれ一致するよう
にPI制御を行なって励磁軸指令電圧V1d * とトルク軸
指令電圧V1q * を算出する。
1d * 及び励磁軸検出電流i1dと、トルク軸指令電流i1q
* 及びトルク軸検出電流i1qとがそれぞれ一致するよう
にPI制御を行なって励磁軸指令電圧V1d * とトルク軸
指令電圧V1q * を算出する。
【0019】電圧リミット演算部6は、上記励磁軸指令
電圧V1d * とトルク軸指令電圧V1q * とを入力して所定
の電圧リミット処理を行なう(その詳細については後述
する)。
電圧V1d * とトルク軸指令電圧V1q * とを入力して所定
の電圧リミット処理を行なう(その詳細については後述
する)。
【0020】座標変換部7は、電圧リミット処理を行な
った励磁軸及びトルク軸指令電圧V 1d * ,V1q * を固定
子座標系のa相及びb相指令電圧V1a * ,V1b * に変換
してPWM演算部1に供給する。
った励磁軸及びトルク軸指令電圧V 1d * ,V1q * を固定
子座標系のa相及びb相指令電圧V1a * ,V1b * に変換
してPWM演算部1に供給する。
【0021】磁束演算部8はa相及びb相検出電流
i1a,i1bと、a相及びb相指令電圧V 1a * ,V1b * に
基づきa相及びb相推定磁束λ2a # ,λ2b # を算出す
る。速度推定演算部9は、a相及びb相推定磁束
λ2a # ,λ2b # に基づき誘導電動機2の推定速度ωr #
を算出する。
i1a,i1bと、a相及びb相指令電圧V 1a * ,V1b * に
基づきa相及びb相推定磁束λ2a # ,λ2b # を算出す
る。速度推定演算部9は、a相及びb相推定磁束
λ2a # ,λ2b # に基づき誘導電動機2の推定速度ωr #
を算出する。
【0022】すべり演算部10は、励磁軸及びトルク軸
指令電流i1d * ,i1q * に基づきすべり角周波数指令値
ωs * を算出する。加算器11は推定速度ωr # と角周
波数指令値ωs * とを加算して電源角周波数ω0 を求
め、電流制御演算部5に供給する。位相演算部12は電
源角周波数ω0 を積分して基本位相角θ0 を算出する。
この基本位相角θ0 は座標変換部4,7で使用する単位
ベクトル(sin θ0 ,cos θ0 )を作り出すためのもの
である。
指令電流i1d * ,i1q * に基づきすべり角周波数指令値
ωs * を算出する。加算器11は推定速度ωr # と角周
波数指令値ωs * とを加算して電源角周波数ω0 を求
め、電流制御演算部5に供給する。位相演算部12は電
源角周波数ω0 を積分して基本位相角θ0 を算出する。
この基本位相角θ0 は座標変換部4,7で使用する単位
ベクトル(sin θ0 ,cos θ0 )を作り出すためのもの
である。
【0023】かかるベクトル制御装置においては、速度
センサレス方式で、すなわち速度推定演算部9で誘導電
動機2の速度を推定し乍ら所定のベクトル制御を行なう
が、このとき本実施例の電圧リミット演算部6では次の
様なリミット処理を行なうように構成してある。
センサレス方式で、すなわち速度推定演算部9で誘導電
動機2の速度を推定し乍ら所定のベクトル制御を行なう
が、このとき本実施例の電圧リミット演算部6では次の
様なリミット処理を行なうように構成してある。
【0024】 先ず、現在の直流電圧Vdcから出力可
能な電圧絶対値Vn を次式(3)に基づき算出する。 Vn =Vdc・K ・・・・・・(3) ここで、KはPWM変調方式によって決まる定数であ
る。
能な電圧絶対値Vn を次式(3)に基づき算出する。 Vn =Vdc・K ・・・・・・(3) ここで、KはPWM変調方式によって決まる定数であ
る。
【0025】 現在の励磁軸及びトルク軸指令電圧V
1d * ,V1q * から電圧位相θを次式(4)に基づき算出
する。 θ= tan-1(V1q * /V1d * ) ・・・・・・(4)
1d * ,V1q * から電圧位相θを次式(4)に基づき算出
する。 θ= tan-1(V1q * /V1d * ) ・・・・・・(4)
【0026】 式(3),(4)により求めた電圧絶
対値Vn 及び電圧位相θを用いて次式(5),(6)に
より励磁軸及びトルク軸リミット電圧V1d(lim),V1q
(lim)を算出する。 V1d(lim)=Vn ・cos θ ・・・・・・(5) V1q(lim)=Vn ・sin θ ・・・・・・(6)
対値Vn 及び電圧位相θを用いて次式(5),(6)に
より励磁軸及びトルク軸リミット電圧V1d(lim),V1q
(lim)を算出する。 V1d(lim)=Vn ・cos θ ・・・・・・(5) V1q(lim)=Vn ・sin θ ・・・・・・(6)
【0027】このようにして求めた式(5),(6)の
励磁軸及びトルク軸リミット電圧V 1d(lim),V1q(li
m)を用いて励磁軸及びトルク軸指令電圧V1d * ,V1q
* をリミットする。
励磁軸及びトルク軸リミット電圧V 1d(lim),V1q(li
m)を用いて励磁軸及びトルク軸指令電圧V1d * ,V1q
* をリミットする。
【0028】なお、現在の直流電圧Vdcは、例えばバッ
テリの端子電圧等、電源の端子電圧を検出することによ
り供給される。
テリの端子電圧等、電源の端子電圧を検出することによ
り供給される。
【0029】したがって、本実施例によれば、図2に示
すように、電圧リミット演算部6では、現在の出力すべ
き励磁軸及びトルク軸指令電圧V1d * ,V1q * と同位相
で且つ現在の直流電圧Vdcでの出力可能な最大電圧にて
励磁軸及びトルク軸指令電圧V1d * ,V1q * をリミット
する。
すように、電圧リミット演算部6では、現在の出力すべ
き励磁軸及びトルク軸指令電圧V1d * ,V1q * と同位相
で且つ現在の直流電圧Vdcでの出力可能な最大電圧にて
励磁軸及びトルク軸指令電圧V1d * ,V1q * をリミット
する。
【0030】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、現在の出力すべき励磁軸及びト
ルク軸指令電圧と同位相で、且つ現在の直流電圧での出
力可能な最大電圧にてリミットするので、過渡時等の電
圧位相がずれた場合にでも、常に有効に最大電圧を出力
することができる。この結果、電圧飽和状態が従来より
発生しにくくなるので制御の安定化を図ることができ
る。
うに、本発明によれば、現在の出力すべき励磁軸及びト
ルク軸指令電圧と同位相で、且つ現在の直流電圧での出
力可能な最大電圧にてリミットするので、過渡時等の電
圧位相がずれた場合にでも、常に有効に最大電圧を出力
することができる。この結果、電圧飽和状態が従来より
発生しにくくなるので制御の安定化を図ることができ
る。
【0031】特に速度センサレス方式の場合には、推定
速度誤差等に対する影響も小さくなり、その分当該方式
でのベクトル制御における安定性が向上する。
速度誤差等に対する影響も小さくなり、その分当該方式
でのベクトル制御における安定性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック線図。
【図2】上記実施例の電圧リミット演算部における処理
を説明するためのベクトル図。
を説明するためのベクトル図。
【図3】従来技術に係る電圧リミット演算部における処
理を説明するためのベクトル図。
理を説明するためのベクトル図。
1 PWM演算部 2 誘導電動機 3 三相−二相変換部 4,7 座標変換部 5 電流制御演算部 6 電圧リミット演算部 8 磁束演算部 9 速度推定演算部 10 すべり演算部 11 加算器 12 位相演算部 i1d 励磁軸検出電流 i1q トルク軸検出電流 i1d * 励磁軸指令電流 i1q * トルク軸指令電流 V1d * 励磁軸指令電圧 V1q * トルク軸指令電圧 Vn 電圧絶対値 Vdc 直流電圧 θ 電圧位相
Claims (2)
- 【請求項1】 電動機に供給する1次電流を検出して三
相−二相変換を行ない、さらに出力周波数に同期して回
転する同期回転座標系の励磁軸検出電流及びトルク軸検
出電流に変換するとともに、電流制御演算部で、励磁軸
指令電流及び励磁軸検出電流とトルク軸指令電流及びト
ルク軸検出電流とがそれぞれ一致するよう演算を行なっ
て励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧を算出し、さら
にこれら励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧を所定の
座標軸変換を行なってPWM演算部に入力し、このPW
M演算部の出力電流として上記電動機の1次電流を得る
電動機のベクトル制御装置において、 現在の直流電圧から出力可能な電圧絶対値Vn を算出す
るとともに、現在の励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電
圧から両者の電圧位相θを算出し、これら電圧絶対値V
n 及び電圧位相θに基づきV1d(lim)=Vn ・cos θ,
V1q(lim)=V n ・sin θの演算を行なうことにより励
磁軸リミット値V1d(lim)及びトルク軸リミット値V1q
(lim)を算出し、これら励磁軸リミット値V1d(lim)及
びトルク軸リミット値V1q(lim)を用いて励磁軸指令電
圧及びトルク軸指令電圧の電圧リミット処理を行なう電
圧リミット演算部を有することを特徴とする電動機のベ
クトル制御装置。 - 【請求項2】 [請求項1]のベクトル制御装置は、上
記1次電流を三相−二相変換して得るa相検出電流及び
b相検出電流と、上記電圧リミット演算部の出力信号で
ある励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧をそれぞれ座
標変換して得るa相指令電圧及びb相指令電圧とに基づ
き電動機の速度を推定する速度センサレス方式のもので
あることを特徴とする電動機のベクトル制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6213372A JPH0880097A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 電動機のベクトル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6213372A JPH0880097A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 電動機のベクトル制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880097A true JPH0880097A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16638102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6213372A Pending JPH0880097A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 電動機のベクトル制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0880097A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100588719B1 (ko) * | 2004-08-30 | 2006-06-12 | 엘지전자 주식회사 | 리니어 압축기의 제어장치 및 제어방법 |
| JP2009284684A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | ベクトル制御装置 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP6213372A patent/JPH0880097A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100588719B1 (ko) * | 2004-08-30 | 2006-06-12 | 엘지전자 주식회사 | 리니어 압축기의 제어장치 및 제어방법 |
| JP2009284684A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | ベクトル制御装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010417 |