JPH0880123A - 土壌改良方法および改良土 - Google Patents

土壌改良方法および改良土

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JPH0880123A
JPH0880123A JP6244583A JP24458394A JPH0880123A JP H0880123 A JPH0880123 A JP H0880123A JP 6244583 A JP6244583 A JP 6244583A JP 24458394 A JP24458394 A JP 24458394A JP H0880123 A JPH0880123 A JP H0880123A
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JP
Japan
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soil
mixed
rock wool
water
compacted
Prior art date
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Pending
Application number
JP6244583A
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English (en)
Inventor
Hideo Sugimoto
英夫 杉本
Kozo Shioda
耕三 塩田
Daizo Kida
大三 喜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】土壌を締め固めた場合であっても植物の生育に
必要な有効水分量を確保することができる土壌改良方法
および改良土を提供する。 【構成】本発明の土壌改良方法においては、まず、繊維
質材料としてのロックウールを数mm程度の大きさにほ
ぐす(ステップ1)。次に、上述のロックウールをソイ
ルミキサー等を用いて所定の土に混入する(ステップ
2)。次に、ロックウールを混入した混合土を所定の厚
みになるように地表面上に盛土し(ステップ3)、次い
で、盛土した混合土をブルドーザー等で締め固めて、そ
の表面を平滑に仕上げる(ステップ4)。最後に、平滑
に仕上げた混合土の上に芝等を張る(ステップ5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土壌改良方法および改
良土に係り、特に、植物の生育に適した土壌に改良する
方法および改良土に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、オフィス、リゾート、住まい
等、あらゆる場面において快適な環境づくりが望まれて
おり、その一環として緑化に対する要求も高まってき
た。
【0003】ここで、造成された土地を緑化する場合に
は、ブルドーザー等を用いて地表面の土を締め固めなが
ら、当該地表面を造形することが多い。
【0004】一方、土が締め固まると、植物の根の伸張
が妨げられるほか、いわゆる有効水分量が減少して植物
の生育に適さない土壌になる。
【0005】図4は、土の水分特性曲線の一例を示した
グラフである。同図において、横軸は水ポテンシャル、
縦軸は体積含水率であり、正方形で示したデータは、締
め固めエネルギーpを110.25 kPaとしたときの値であ
り、同様に、菱形、白丸、三角で示した実験データはそ
れぞれ220.50 kPa、551.25 kPa、1234.80 kPa としたと
きの値である。なお、このエネルギーは、モールド内径
10cm、ランマー2.5 kgを利用し、落下高さと突き固め
層、回数を変化させることで管理した。表1にエネルギ
ーとの対応を示す。
【0006】
【表1】 ここで、水ポテンシャルとは、植物根の吸水の難易を評
価するための指標であり、土壌から水を吸引するのに必
要な力を水柱の高さ(cm)で表したものである。そし
て、植物が有効利用し易い範囲は、水ポテンシャルでい
えば、圃場容水量(30乃至60 cmH2O)から成長阻害
水分点(1000 cmH2O前後)の間、水ポテンシャルを
常用対数で表したpFでいえば、1.5〜1.8から3
前後の間であって、それより大きい範囲では、乾燥の度
合いが高すぎて植物が育ちにくく、それより小さい範囲
では水が重力によって流下するため、土壌に保持できな
い無効水といわれている。
【0007】図4をみると、締め固めエネルギーpが小
さい場合(110.25 kPa.220.5 kPa)には、水ポテンシャ
ルが高くなるにつれて体積含水率が低下するが、締め固
めエネルギーが大きくなると(551.25 kPa,1234.8 kPa
)、水ポテンシャルが高くなっても体積含水率があまり
低下しないことがわかる。
【0008】このことは、締め固めエネルギーが小さい
うちは、土壌中に連続間隙がかなりの割合で存在し、当
該連続間隙を通して土壌中の水分が移動する構造になっ
ているが、締め固めエネルギーが大きくなると、連続間
隙が減少しそれに代わって生じた独立間隙に土壌中の水
分が捕捉される構造に変化することを示唆している。
【0009】したがって、植物が有効に利用できる水分
量は、独立間隙に捕捉される分だけ、土壌を締め固めた
場合の方が少なくなる。そのため、ブルドーザーで整地
した場合には、草木等を植裁する場合でも地表面を15
cm程度耕耘する必要があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、緑化面
積が大きい場合には、かかる耕耘に多くの手間が必要に
なってくる。さらに、土に多量の礫を含む場合には、耕
耘によって表面に凹凸が生じ、芝を張るような場合には
芝の活着が悪くなるという問題を生じていた。
【0011】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、土壌を締め固めた場合であっても植物の生育
に必要な有効水分量を確保することができる土壌改良方
法および改良土を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の土壌改良方法は請求項1に記載したよう
に、ロックウール等の繊維質材料を所定の土に混入して
混合土をつくる工程と、当該混合土を所定の厚みに盛土
する工程と、盛土した混合土を締め固める工程とを含む
ものである。
【0013】また、本発明の改良土は請求項2に記載し
たように、ロックウール等の繊維質材料を所定の土に混
入して形成したものである。
【0014】
【作用】本発明の土壌改良方法においては、まず、ロッ
クウール等の繊維質材料を所定の土に混入する。次に、
繊維質材料を混入した混合土を所定の厚みに盛土し、次
いで、盛土した混合土をブルドーザー等で締め固める。
【0015】このように、予め繊維質材料を土に混入さ
せておいて土を締め固めるようにすると、土壌の有効水
分量は、繊維質材料を混入せずに締め固めた場合に比べ
て、例えば5倍程度増大する。
【0016】これは、繊維質材料が土粒子と絡まること
によって形成された連続間隙が締め固めによっても減少
しないためと考えられる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の土壌改良方法および改良土の
実施例について、添付図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本実施例に係る土壌改良方法の手
順を示したフローチャートである。
【0019】同図でわかるように、本実施例の土壌改良
方法においては、まず、繊維質材料としてのロックウー
ルを数mm乃至十数mmの大きさにほぐす(ステップ
1)。
【0020】ロックウールは、例えば、建築物の老朽化
に伴う増改築や設備系リフォームなどで発生した建設副
産物を有効利用するのがよい。
【0021】次に、上述のロックウールをソイルミキサ
ー等を用いて所定の土に混入する(ステップ2)。
【0022】なお、土についても、いわゆる産業廃棄物
の対象外となる建設残土を有効利用するのがよい。
【0023】次に、ロックウールを混入した混合土を所
定の厚みになるように地表面上に盛土し(ステップ
3)、次いで、盛土した混合土をブルドーザー等で締め
固めて、その表面を目的の形状に沿って仕上げる(ステ
ップ4)。
【0024】最後に、平滑に仕上げた混合土の上に芝等
を張る(ステップ5)。
【0025】図2は、ロックウールを混入した場合と混
入しない場合とを締め固めエネルギーpを551.25 kPaと
して比較した水分特性曲線であり、従来技術で説明した
と同様、横軸には水ポテンシャル、縦軸には体積含水率
をとってある。なお、ロックウールを混入する土には、
植裁工事等で利用される関東ローム系の表層土(黒ぼく
土)を使用し、混合比率は、容積比で1:1とした。
【0026】同図でわかるように、ロックウールを混入
せずに締め固めた場合(図中、正方形で示したデー
タ)、従来技術でも説明したように、水ポテンシャルが
高くなるにつれて体積含水率があまり低下せず、植物が
有効に利用できる土壌中の水分は、独立間隙に捕捉され
た分だけ少なくなっている。一方、予めロックウールを
土に混入させて土を締め固めた場合(図中、菱形で示し
たデータ)、水ポテンシャルが高くなるにつれて体積含
水率が低下し、土壌中の水分は、連続間隙を通して移動
可能な状態になっている。
【0027】これは、ロックウールが土粒子と絡まるこ
とによって連続間隙が形成され、さらにその連続間隙が
締め固めによっても減少しないためと考えられる。
【0028】ここで、植物が有効利用できる水ポテンシ
ャルの範囲、すなわち60乃至1000の範囲における
体積含水率の変化の度合いを有効水分量とみることがで
きるが、かかる観点で有効水分量の大きさを評価する
と、ロックウールを混入した場合の有効水分量は、ロッ
クウールを混入せずに締め固めた場合の有効水分量のお
よそ5乃至6倍程度となっている。
【0029】以上説明したように、従来のように土を締
め固めた場合には、締め固めエネルギーによって形成さ
れた独立間隙に捕捉された分だけ植物が有効に利用でき
る水分は少なくなってしまうが、ロックウールを混入し
てから締め固める本実施例の土壌改良方法によれば、締
め固めエネルギーpが高い条件(551.25kPa )であって
も、連続間隙構造が維持され、有効水分量は多くなる。
したがって、例えば、晴天が続いている場合に灌漑すべ
き水量は、従来よりもずっと少なくて済む。
【0030】また、締め固めによる有効水分量の低下を
回避するために従来必要であった耕耘が不要となるの
で、多くの労力を省くことができるとともに、耕耘によ
って地表面に凹凸が生じることも少ない。
【0031】また、例えば黒ぼく土を用いる場合には、
転圧によって有効水分量が減少しやすい欠点を本実施例
の土壌改良方法で改善し、有機質に富むという長所を存
分に発揮させることができる。
【0032】また、ロックウールは、建設副産物をリサ
イクルすることによって入手することができるし、ロッ
クウールと混ぜる土は、建設発生土(残土)から入手す
ることができるので、環境問題の上からも好ましい土壌
改良方法といえる。
【0033】なお、ケイ酸カルシウムボード(SC)や
パーライトボード(PL)の粉砕品(5mm以下)がそ
の多孔質性のために高ポテンシャル域で保水性が高く、
従来から土壌改良に利用されているのに比べて、図3
(a) でわかるように、繊維質のロックウール(RW)
は、高ポテンシャル域での保水性が低いため、地盤改良
の材料としてはあまり注目されていなかった。
【0034】しかし、本発明の実証実験を重ねた結果、
土壌を締め固めたときに植物が有効利用できる水分量を
どれだけ確保できるかという性能においては、図3(b)
でよくわかるように、ロックウールの方がむしろ上述の
材料よりも優れていることが明らかになった。
【0035】本実施例では、繊維系材料としてロックウ
ールを用いたが、土粒子と絡まって連続間隙を形成可能
な材料であれば何でもよい。例えば、吸音材として使用
されるグラスウールを用いてもよい。
【0036】また、本実施例では、混合割合を1:1と
したが、確保すべき有効水分量の大きさに応じて混合割
合を任意に調整することができる。
【0037】また、本実施例では、ロックウールを混入
した混合土を地表面上に盛土するようにしたが、盛土さ
れた建設発生土の上にロックウールを散布し、これを耕
耘機等で混合するようにしてもよい。
【0038】また、本実施例を所定の人工地盤上の土壌
に適用できることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の土壌改良方
法は請求項1に記載したように、ロックウール等の繊維
質材料を所定の土に混入して混合土をつくる工程と、当
該混合土を所定の厚みに盛土する工程と、盛土された混
合土を締め固める工程とを含むので、土壌を締め固めた
場合であっても植物の生育に必要な有効水分量を確保す
ることができる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る土壌改良方法の手順を示したフ
ローチャート。
【図2】ロックウールを混入した土の水分特性と混入し
ない土の水分特性とを比較したグラフ。
【図3】(a) はロックウールの水分特性を他の保温廃材
と比較したグラフ、(b) はそれらを土に混入した場合の
土の水分特性を示したグラフ。
【図4】締め固めた土の水分特性を示したグラフ。
【符号の説明】
2 混入工程 3 盛土工程 4 締め固め工程

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックウール等の繊維質材料を所定の土
    に混入して混合土をつくる工程と、 当該混合土を所定の厚みに盛土する工程と、 盛土した混合土を締め固める工程とを含むことを特徴と
    する土壌改良方法。
  2. 【請求項2】 ロックウール等の繊維質材料を所定の土
    に混入して形成したことを特徴とする改良土。
JP6244583A 1994-09-13 1994-09-13 土壌改良方法および改良土 Pending JPH0880123A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103749104A (zh) * 2014-02-25 2014-04-30 青岛大学 一种用于种植草坪的植生纱线以及生产工艺及其织成品
CN104025862A (zh) * 2014-06-12 2014-09-10 四川农业大学 混种富集植物提高牛膝菊修复果园镉污染土壤能力的方法
CN104025863A (zh) * 2014-06-17 2014-09-10 四川农业大学 施用超富集植物提高牛膝菊修复镉污染土壤能力的方法
CN104082024A (zh) * 2014-07-21 2014-10-08 镇江润祥园林科技发展有限公司 一种在阴地环境下粗茎早熟禾的栽培方法

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Effective date: 20041209